JP7373654B2 - 複数の患者モニタからの患者モニタリングデータの視覚的表現の提供 - Google Patents

複数の患者モニタからの患者モニタリングデータの視覚的表現の提供 Download PDF

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Description

本発明は、患者を監視(モニタリング)する分野に関し、特に、患者モニタリンデータの取り扱いに関する。
ある臨床環境、例えば、集中治療室又は新生児集中治療室において、被験者又は患者の生理学的データを自律的に監視するために、患者モニタが日常的に使用されている。患者モニタは、患者モニタリングデータを生成するように適応し、この患者モニタリングデータは、生理学的データ及び/又はその生理学的データから取得されるデータを有することができる。
患者モニタが警報データを生成することはある程度一般的であり、この警報データは、警報事象が発生したかどうかを示し、警報事象は、患者又は患者モニタが望ましくない状態に入ったことを示すものである。例えば、警報事象は、被験者の心拍数又はSpOレベルの低下、バッテリーレベルの低下又は患者モニタの故障を示す。
通例、患者モニタリングデータ(及び特に警報データ)の視覚的表現は、例えばVGA(Video Graphics Array)ケーブルを介するような、有線又は他の電気的接続を介して、患者モニタの残りの部分に直接接続される2次元のスクリーンによって、患者モニタにより提供される。
患者モニタから有線又は無線チャネルを介して更新情報を受信する追加のユーザインターフェース、例えばタブレット又は携帯電話を提供又は利用することも知られている。これらユーザインターフェースは、前記視覚的表現をミラーリングする、及び/又は患者モニタリングデータに関する追加の情報を提供することにより、患者モニタの2次元のスクリーンを補完する。一般的に、これらユーザインターフェースは、患者モニタが患者モニタリングデータの更新をユーザインターフェースに送ることにより動作する。
患者モニタリングシステムの柔軟性及び有用性を増大させることが現在望まれる。介護者/臨床医に提供される警報又は警告の数を減らすことも望まれる。
本発明は、請求項により規定される。
本発明の一態様による例によれば、患者モニタリングシステムのためのユーザインターフェースが提供される。このユーザインターフェースは、各々が異なる患者を監視するように適応する複数の患者モニタにより生成される患者モニタリングデータの視覚的表現を表示するように適応する。
前記ユーザインターフェースは、夫々の患者モニタから、これら夫々の患者モニタにより生成される患者モニタリングデータを受信するために、夫々の通信経路を介して2つ以上の患者モニタと双方向に通信するように適応する通信モジュール、視覚的出力を生成するための2次元の表示スクリーンに結合可能である、ユーザが知覚可能な出力を提供するための出力モジュール、及びユーザインターフェースの処理器を有し、前記ユーザインターフェースの処理器は、前記通信モジュールから、各々の患者モニタから受信される患者モニタリングデータを取得し、前記ユーザインターフェースと通信している各々の患者モニタにより生成される患者モニタリングデータの視覚的表現を提供するように前記2次元の表示スクリーンを制御し、前記ユーザインターフェースの状態及びこのユーザインターフェースに結合される前記表示スクリーンの状態を監視し、並びに前記ユーザインターフェースの状態を示すユーザが知覚可能な出力を提供するように、前記出力モジュールを制御するように適応する。前記通信モジュールは、少なくとも1つの他のユーザインターフェースと通信するように適応し、ユーザインターフェースは、通信モジュールを使用して、前記少なくとも1つの他のユーザインターフェースから患者モニタリングデータを受信するようにさらに適応し、前記ユーザインターフェースの処理器は、前記少なくとも1つの他のユーザインターフェースから取得される患者モニタリングデータの視覚的表現をさらに提供することが可能であるように、前記2次元の表示スクリーンを制御するように適応する。
従って、本発明は、2つ以上の患者モニタにより生成される患者モニタリングデータの視覚的表現を確実に提供することができるユーザインターフェースを提供する。これは、複数の患者モニタの患者モニタリングデータを提供するために必要とされるユーザインターフェース及び/又は表示スクリーンの数を減らし、それによりコストを削減することを意味する。
提案されるユーザインターフェースは、このユーザインターフェースが通信することができない患者モニタからも患者モニタリングデータを取得することができる。すなわち、提案されるユーザインターフェースは、別のユーザインターフェースからの患者モニタリングデータを渡されることができる。別のユーザインターフェースから前記ユーザインターフェースに渡される患者モニタリングデータは、さらに別のユーザインターフェースから受信した患者モニタリングデータを有することができる。従って、患者モニタリングデータは、患者モニタから始まり、ユーザインターフェースで終わるチェーンに送られる(1つ以上の他のユーザインターフェースが前記チェーンに沿って患者モニタリングデータを転送する)。
ユーザインターフェースが複数の患者モニタからの患者モニタリングデータを表示することを可能にすることは、患者モニタリングシステムの柔軟性を高めることも可能にし、患者モニタ及び視覚的表現の新しい構成を可能にする(例えば、視覚的表現が別個の部屋において患者モニタに提供されることを可能にする)。
ユーザインターフェースと患者モニタとの間における双方向通信は、安定した接続が構成されることを可能にし、それにより、患者モニタが、信頼できる有線接続を介して視覚的表現を表示するためのスクリーンを有するか、又は別の方法でそのスクリーンに直結(hardwired)される必要性を回避する一方、患者モニタリングデータは、依然として臨床医が見るために利用可能であることを保証する。言い換えると、信頼できない可能性のある通信経路、例えば、患者モニタリングシステムの操作者では少なくとも部分的に制御できない通信経路が使用されることができる。
ユーザインターフェースの状態を監視及び表示することは、ユーザインターフェースが機能していないことを臨床医/ユーザに通知できることを意味する。これは、機能不全がユーザに通知され、これらの機能不全が、ユーザに患者又は患者モニタを手動で確認するように促し、それにより、臨床医が気付くことなく、患者又は患者モニタが望ましくない状態に入るのを防ぐという意味で、ユーザインターフェースが"信頼できる"できることを保証する。
幾つかの実施形態において、前記通信モジュールは、各々の患者モニタとユーザインターフェースとの間における通信経路の状態を監視するようにさらに適応し、前記ユーザインターフェースの処理器は、各々の患者モニタとユーザインターフェースとの間における前記通信経路の状態を示すユーザが知覚可能な出力を提供するように、出力モジュールを制御するように適応する。
前記通信経路の状態を監視することは、前記患者モニタと前記ユーザインターフェースとの間における通信が信頼できることを保証する。特に、臨床医は、通信経路の機能不全に対処することが可能であり、例えば、手動で患者を確認する。従って、その通信経路の状態のユーザが知覚可能な出力を提供することは、(例えば、ユーザインターフェースが、接続の状態を確認せずに、患者モニタリングデータがユーザインターフェースに送られると、単に動作する場合のように)患者が気付かれずに臨床的に望ましくない状態に入るというリスクを減らす。
幾つかの実施形態において、前記通信モジュールは、夫々の患者モニタと前記ユーザインターフェースとの間における各々の通信経路の状態、及び/又は各々の患者モニタの状態を監視するように適応し、前記ユーザインターフェースの処理器は、夫々の患者モニタと前記ユーザインターフェースとの間における各々の通信経路、及び/又は各々の患者モニタの状態を示すユーザが知覚可能な出力を提供するように、出力モジュールを制御するように適応する。
任意選択で、前記通信モジュールは、少なくとも1つのユーザインターフェースと通信するように適応し、ユーザインターフェースは、前記通信モジュールを使用して、1つ以上の患者モニタから受信される患者モニタリングデータを少なくとも1つの他のユーザインターフェースに送信するように適応する。
従って、患者モニタリングデータは、異なるユーザインターフェース間で共有されることができる。これは、例えば、ユーザインターフェースが、自分の範囲外の患者モニタの患者モニタリングデータの視覚的表現を表示することが可能であるため、患者モニタリングシステム全体の柔軟性が向上する。この手法は、本明細書に記載及び説明されるように、通信経路の機能不全に対する複数の代替策(fall back position)も提供する。
任意選択で、前記通信モジュールは、ユーザインターフェースと他の各々のユーザインターフェースとの間における通信経路の状態を監視するように適応し、前記ユーザインターフェースの処理器は、前記ユーザインターフェースと前記他の各々のユーザインターフェースとの間における各々の通信経路の状態を示すユーザが知覚可能な出力を提供するように、前記出力モジュールを制御するように適応する。
別の実施形態において、ユーザインターフェースは、例えば、前記出力モジュールの一部である2次元の表示スクリーンをさらに含む。
本発明の一態様による例によれば、本明細書に説明される何れかのユーザインターフェース及び複数の患者モニタを有する患者モニタリングシステムが提供され、前記複数の患者モニタの各々は、夫々の患者の生理学的データに応答する患者モニタリングデータを生成し、通信経路を介して前記生成される患者モニタリングデータを前記ユーザインターフェースに送信するように適応する。
実施形態において、各々の患者モニタは、患者モニタとユーザインターフェースとの間における通信経路の状態を監視し、前記監視される状態が、前記患者モニタと前記ユーザインターフェースとの間における通信経路は、前記患者モニタリングデータを前記ユーザインターフェースにうまく搬送することができないことを示すのに応答して、異なる通信経路を介して異なるユーザインターフェースに患者モニタリングデータの送信を開始するように適応する。
実施形態において、各々の患者モニタは、可聴出力モジュールをさらに有し、ここで、前記患者モニタの処理器は、前記監視される状態が、前記患者モニタと前記ユーザインターフェースとの間における通信経路は、前記患者モニタリングデータを前記ユーザインターフェースにうまく搬送することができることを示すのに応答して、前記可聴出力モジュールが、前記患者モニタリングデータに応答する如何なる可聴出力も生成しないように適応する。
任意選択において、各々の患者モニタは、可聴出力モジュールをさらに有し、ここで、前記患者モニタの処理器は、前記監視される状態が、前記患者モニタと前記ユーザインターフェースとの間における通信経路は、前記患者モニタデータを前記ユーザインターフェースにうまく搬送できないことを示すのに応答して、前記可聴出力モジュールを制御して、前記患者モニタリングデータに応答する第1の可聴出力を提供するように適応する。
実施形態において、各々の患者モニタは、可聴出力モジュールをさらに有し、ここで、前記患者モニタの処理器は、前記監視される状態が、前記患者モニタと前記ユーザインターフェースとの間における通信経路は、前記患者モニタリングデータを前記ユーザインターフェースにうまく搬送できないことを示すのに応答して、通信経路の機能不全を示す第2の可聴出力を提供するように、前記可聴出力モジュールを制御するように適応する。
各々の患者モニタは、好ましくは、前記患者モニタリングデータの視覚的表現を提供するための如何なる2次元のスクリーンも持たない、及び/又は任意選択で、有線の通信経路を介して、2次元のスクリーンを持つ装置と通信することができないように構成される。
本発明の一態様によれば、複数の患者モニタにより生成される患者モニタリングデータの視覚的表現を表示するように、2次元のスクリーンに結合可能な出力モジュールを有するユーザインターフェースを制御する方法が提供される。
前記方法は、各々の患者モニタから、夫々の患者モニタにより生成される患者モニタリングデータを受信するために、夫々の通信経路を介して2つ以上の患者モニタと双方向に通信するステップ、前記ユーザインターフェースと通信している各々の患者モニタにより生成される患者モニタリングデータの視覚的表現を提供するように、出力モジュールの2次元の表示スクリーンを制御するステップ、前記ユーザインターフェース及び前記2次元の表示スクリーンの状態を監視するステップ、及び前記ユーザインターフェースの状態を示すユーザが知覚可能な出力を提供するように、前記出力モジュールを制御するステップを有する。
前記方法は、少なくとも1つの他のユーザインターフェースにより取得される患者モニタリングデータを受信するために、前記少なくとも1つの他のユーザインターフェースと通信するステップ、及び前記少なくとも1つの他のユーザインターフェースから取得される前記患者モニタリングデータの視覚的表現をさらに提供するように、前記2次元の表示スクリーンを制御するステップをさらに有する。
本発明の一態様による例によれば、そのプログラムが処理システム上で実行されるとき、本明細書に記載される方法を実施するためのコード手段を有するコンピュータプログラムが提供される。
本発明のこれら及び他の態様は、以下に記載される実施形態から明らかになり、これらを参照して説明される。
本発明をより良く理解するため、及び本発明がどのように実施されるかをより明確に示すために、単なる例として、添付の図面が参照される。
図1は、本発明の実施形態による患者モニタリングシステムを示す。 図2は、本発明の別の実施形態による患者モニタリングシステムを示す。 図3は、本発明の実施形態において使用するための患者モニタを示す。 図4は、実施形態による患者モニタリングシステムを示す。 図5は、実施形態による患者モニタリングシステムのための使用事例のシナリオを示す。 図6は、本発明の一実施形態に従う方法を示す。
本発明は、図面を参照して説明される。
詳細な説明及び特定の例は、前記装置、前記システム及び前記方法の例示的な実施形態を示しているが、これらは、単に例示を目的としたものであり、本発明の範囲を限定することを意図したものではないことを理解されたい。本発明の装置、システム及び方法のこれら及び他の特徴、態様、並びに利点は、以下の説明、添付の特許請求の範囲及び添付の図面からより良く理解される。図面は単に概略的なものであり、一定の縮尺で描かれていないことを理解されたい。同じ又は類似の部分を示すために、図面全体を通じて同じ参照番号が使用されることを理解されたい。
本発明は、複数の異なる患者モニタにより生成される患者モニタリングデータの視覚的表現を提供することが可能である患者モニタリングシステムのためのユーザインターフェースを提供する。前記ユーザインターフェースは、患者モニタリングデータを取得するために、患者モニタと双方向に通信する。実施形態は、複数の患者モニタ及びこれら患者モニタにより生成される患者モニタリングデータを表示するための少なくとも1つのユーザインターフェースを有する患者モニタリングシステムも提供する。前記ユーザインターフェースは、自分自身の状態を監視し、その状態を示す出力を提供する。
実施形態は、より柔軟な臨床環境を提供するために、患者が夫々の患者モニタにより監視される臨床環境において用いられることができる。
図1は、本発明の第1の実施形態による、ユーザインターフェース110及び複数のモニタ151-154を有する患者モニタリングシステム1を示す。当然であるが、このユーザインターフェース110自身は、患者モニタリングシステム1全体と同様に、本発明の一実施形態を示す。
ユーザインターフェース110は、通信モジュール111、好ましくは2次元の表示スクリーン112Aを有する出力モジュール112、及び少なくともユーザインターフェースの処理器113を有する。ユーザインターフェース110は、2つ以上の患者モニタにより取得される患者モニタリングデータの視覚的表現を提供するように適応する。
前記出力モジュールは、この出力モジュールの一体部分である表示スクリーン112Aを持つように示されているが、出力モジュール112を有するユーザインターフェース110が、別個のユニットの形式で、外部の表示スクリーンに結合され得ることも当業者は理解している。
各々の患者モニタ151-154は、患者の1つ以上の生理学的特性を監視し、ユーザインターフェースにより視覚的に示される患者モニタリングデータを生成するように適応する。この生成される患者モニタリングデータは、各々の患者モニタ151-154によって、夫々の通信経路を介してユーザインターフェースに送信される。例示的な患者モニタのより詳細な説明は、後述される。
分かり易くするために、単一の患者モニタにより生成される患者モニタリングデータは、"患者モニタリングデータのインスタンス(実例)"又は"患者モニタリングデータの一部"と呼ぶ。これは、適切である場合、異なる患者モニタにより生成される患者モニタリングデータを互いに区別するのに役立つ。
従って、ユーザインターフェース110は、複数の患者モニタと通信し、これら複数の患者モニタは、患者モニタの"第1の組"を形成することができる。示される例において、4つの患者モニタ151-154は、各々が夫々の通信経路を用いてユーザインターフェース110に患者モニタリングデータを送信する。
特に、ユーザインターフェース110の通信モジュール111は、第1の組の各々の患者モニタ151-154から(患者モニタリングデータを含む)通信を受信するように適応する。
ユーザインターフェース110と患者モニタ151-154との間の通信は、双方向であり、すなわち、ユーザインターフェースは、各々接続される患者モニタに入力を提供する、及びその逆もすることができる。
患者モニタとユーザインターフェースとの間における、前記通信経路を介した通信は、MDDL(medical device data language)を用いて、又は患者モニタとユーザインターフェースとの間にTCP(Transmission Control Protocol)リンクを確立することにより、符号化又はフォーマット処理される。当業者には、データを符号化又はフォーマット処理する他の適切な方法は明らかである。
好ましい実施形態において、前記通信経路は、無線の通信経路であるため、ユーザインターフェースと患者モニタとの間の通信は無線である。
(それを介して通信が行われる)患者モニタとユーザインターフェースとの間における通信経路の少なくとも一部(例えば、一部又は全部)が無線チャネルを介して行われる場合、通信は無線であると考えられる。
何れかの適切な無線通信プロトコル又は技術が使用されることができる。通信するために患者モニタ及びユーザインターフェースが使用する適切な無線通信プロトコルは、例えば、赤外線リンク、Zigbee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、例えばIEEE 802.11規格に従うような無線LANプロトコル、及び2G、3G又は4Gの電気通信プロトコル等を含む。当業者には他の形式も容易に明らかである。
無線通信が使用されるとき、無線の通信経路は、例えば、近距離無線通信(NFC)、Bluetooth(登録商標)又はZigBee(登録商標)プロトコルを用いて、患者モニタとユーザインターフェースとの間に直接的な通信リンクを提供する。他の実施形態において、この無線の通信経路は、Wi-Fi技術を用いて確立されるようなパーソナルエリアネットワーク又はローカルエリアネットワークである(しかし、広域ネットワークを有さない)。さらに他の実施形態において、前記通信経路は、広域ネットワーク、例えばインターネットを有する。
患者モニタ151-154からユーザインターフェース110への通信は、(その例が後述される)患者モニタにより生成される患者モニタリングデータを含む。従って、そのような通信は、患者モニタ151-154が、前記患者モニタリングデータをユーザインターフェースに効果的にストリーミングすることを可能にし得る。
ユーザインターフェース110(の処理器113)は、各々接続される患者モニタ151-154から患者モニタリングデータを取得し、各々の患者モニタから取得される患者モニタリングデータの視覚的表現(例えば、波形及び/又は数値表現の形式で)を表示するようにスクリーン112Aを制御する。適切な視覚的表現の一例が図1に示される。
このようにして、患者モニタリングデータの異なるインスタンス/部分の視覚的表現が、表示スクリーンにより表示される。従って、これにより、複数の異なる患者の患者モニタリングデータを同じ表示スクリーン上に表示することができる。これは、複数の異なる患者の患者モニタリングデータの視覚的表現を提供するために必要とされるユーザインターフェースの数を減らし、その結果、コストを減らす。
当業者には、患者モニタリングデータの複数の異なるインスタンスを表示する様々な異なる方法は、明らかである。
例えば、患者モニタリングデータの各インスタンスは、それ自身のウィンドウにおいて、全体的な視覚的表現内に示されてもよい。従って、各々の患者モニタ(及び故に患者)は、ユーザインターフェースにより表示される全体的な視覚的表現の異なる部分に関連付けられることができる。この実施形態が図1に示され、この図において、ユーザインターフェース110と通信する4つの患者モニタ151-154の各々は、スクリーン112A上に表示される患者モニタリングデータの視覚的表現の別々の象限に関連付けられている。
別の例として、前記視覚的表現において、第1の患者の患者モニタリングデータは、(例えば、比較を目的に)第2の患者の患者モニタリングデータと重畳されることができる。これは、例えば、異なる患者の生理学的データを共通の軸にプロットすることを有する。
幾つかの例において、出力モジュール112は、音声出力を生成するためのスピーカ112Bをさらに有する。(前記スピーカが、以下に述べる他の目的のために、代わりに又は付加的に使用されることができたとしても) ユーザインターフェース110の処理器113は、患者モニタリングデータに応答して、スピーカ112Bを制御することができる。当然であるが、前記スピーカは、I2Sインターフェース、デジタルオーディオパス、デジタル-アナログ変換器(DAC)及び増幅器等を介して制御されてもよい。
本発明は、ユーザインターフェースが、例えば表示スクリーン及び/又はスピーカに結合される別個のユニットの信頼できる機能を保証する限り、表示スクリーン及びスピーカを持つ如何なる装置も、複数の患者の警報管理のための能動装置になることを可能にする。これは、その状態の確認に、結合される前記ユニットの状態を確認するステップを含むユーザインターフェースにより達成される。本解決法の利点は、ユーザインターフェース機能を備える如何なる表示スクリーンも可能にすることである。通常、患者モニタの表示スクリーンは、厳格な医療要件に準拠する必要があり、その場合、表示スクリーンの視覚化機能(コントラスト、アクティブピクセル等)は、数年ではないにしても、数ヶ月間、常に使用可能である必要がある。この要件は、患者モニタリングシステムの価格を上げる。本発明は、表示スクリーンに厳格な要件を課すのではなく、生理学的データが監視され、ユーザインターフェースにセルフチェック状態機能を提供することを可能にする代替の解決法を有利に提供する。このセルフチェック状態機能は、ディスプレイの品質が医学的に課したしきい値を下回るとすぐにユーザに通知するディスプレイの視覚性能の監視も含む。
患者モニタリングデータは、少なくとも、夫々の患者モニタにより監視される患者の生理学的データに応答するが、他のパラメータ又は変数に応答することもできる。患者モニタにより患者モニタリングデータを生成する方法は、当業者に周知であり、その例は、後により詳細に説明される。
前記患者モニタリングデータは、患者モニタ及び/又はその患者モニタと通信する何れかの患者センサの状態に応答するデータも有する。例えば、患者モニタリングデータは、(例えば、心拍数を監視するための)電極が患者と電気的に接続された状態であるかどうかの表示を有することができる。
患者モニタリングデータは、警報事象の発生又は存在を示す警報データを有することができる。
上述したように、警報事象は、患者又は患者モニタが、望ましくない状態に入ったことの表示である。例えば、警報事象は、被験者の心拍数或いはSpOレベルが低い、バッテリーレベルが低い、リード線が切断された又は患者モニタの故障を示すことができる。特に、測定される生理学的パラメータのレベルが、所定のしきい値を超える(例えば、最大しきい値を超えるか、又は最小しきい値を下回る)場合、警報事象が発生する。
当業者には、警報データを生成する方法は、容易に明らかであり、その例は後述される。
そのような例において、ユーザインターフェースは、患者モニタリングデータの何れかのインスタンス/部分において警報事象が検出されるとき、スクリーン112A上に警告の視覚的表現を表示する(例えば、赤色光又は感嘆符のような警告記号を選択的に表示する)ことができる。ユーザインターフェースが、音声出力を生成するためのスピーカ112Bを有する実施形態において、前記処理器は、警報事象に応答する音声警告を生成するように前記スピーカを制御することができる(例えば、警報事象が起きた場合は、速いビープ音或いは連続的なビープ音、又は警報事象が起こらない場合は、無音)。視覚/音声警告は、(例えば、警報を引き起こした患者及び/又は生理学的パラメータを識別するような)警報の作動に関する情報を含むことができる。
幾つかの例において、出力モジュール112は、警報事象の特徴的な識別を提供するのを支援するために、警報事象の発生を視覚的に示すことができる専用の(すなわち、スクリーン112Cとは別の)警告灯出力112Cをさらに有する。
各々の患者モニタにより生成される患者モニタリングデータは、この患者モニタリングデータの視覚的表現が提供されるように、ユーザインターフェースの処理器によって扱われるのに適するようにフォーマット処理される。
例えば、患者モニタリングデータは、ユーザインターフェースの処理器によって視覚的表現に処理されるための生データ(例えば、生の生理学的データ又は生の警報事象)としてフォーマット処理されてもよい。そのような実施形態において、ユーザインターフェースは、各々の患者モニタから患者モニタリングデータを受信し、各々の患者モニタの患者モニタリングデータの視覚的表現を提供するように2次元のスクリーンを制御するための表示データを生成するように適応する。
他の例において、患者モニタリングデータは、(2次元の表示スクリーン上に視覚的表現を規定するデータである)表示データとしてフォーマット処理されてもよい。これは、各々の患者モニタが、ユーザインターフェースによってそのスクリーン上に提供される患者モニタリングデータのインスタンスの視覚的表現の(一部の)外観を制御することを可能にする。これは、ユーザインターフェースに要求される処理能力を減らす。
このようにして、各々の患者モニタがユーザインターフェース110のスクリーンにより表示される視覚的表現を制御又は規定するので、この視覚的表現は、患者モニタ151-154の患者モニタリングデータに関する情報を提供する。
2つ以上の患者モニタから取得される患者モニタリングデータの視覚的表現を提供するために単一のユーザインターフェースを使用することは、被験者を監視するのに必要なユーザインターフェースの数を減らす。それは、例えば、修理及び/又は充電のためにユーザインターフェースがオフラインにすることを可能にする(そのユーザインターフェースの責任が別のユーザインターフェースに引き継がれるので)ことにより、患者モニタリングシステム全体の柔軟性も増大させる。
このように患者モニタリングデータの視覚的表現を提供するためにユーザインターフェースを使用することは、患者モニタ自身がそのような視覚的表現を提供する必要性も取り除く。従って、高価となる可能性がある又は気難しいスクリーンを持たない患者モニタが提供されることができる。
ユーザインターフェースは、自分の状態(すなわち、自身の状態)を監視するようにも適応する。このようにして、ユーザインターフェースは、(例えば、バッテリーレベル、ソフトウェアエラー、出力モジュールの状態等の確認のような)自分自身の機能を独立して監視するように適応する。
電子装置(例えば、ユーザインターフェース)状態を監視する方法、すなわち、電子装置内における不具合の発生を検出する方法は、当業者には周知である。
特定の例において、ユーザインターフェースは、自分自身の状態を監視するために、例えばウォッチドッグ(watchdog)タイマのような、ソフトウェア及び/又はハードウェアのウォッチドッグを使用する。ウォッチドッグは、状態の表示が提供されることを保証するように動作する。特に、不具合の有無が検出される。従って、ウォッチドッグは、ユーザインターフェースが信頼できることを保証する。特に、ウォッチドッグは、"フェイルセーフ(fail-safe)"モードで動作するので、システム又は電子装置の機能不全が、このユーザインターフェースの操作者により気付かれる。
ユーザインターフェース110の状態を監視する幾つかの方法は、出力モジュール112、例えば、スピーカ又は可聴出力モジュールの状態を監視するステップを有する。出力モジュールの機能不全は、電子装置の機能不全を示す。
出力モジュール112がスピーカ又は可聴出力モジュールを有する例において、ある状態を監視する方法は、不可聴の試験信号を提供するように、前記スピーカ又は可聴出力モジュールを制御するステップ、及びこの試験信号の周波数で信号の大きさを得るために、測定回路を使用するステップを有する。この大きさは、前記スピーカ又は可聴出力モジュールの機能/状態、及びホスト装置(すなわち、ユーザインターフェース又は患者モニタ)との電気的な接続に関する情報を取得するのに使用されることができる。
例えば、前記測定回路は、可聴出力モジュールの信号経路にある交流電流を測定するように適応することができる。これは、前記可聴出力モジュールの回路における前記試験信号を、例えば、分路抵抗器(shunt resistor)によって簡単に測定することを可能にする。その代わりに、可聴出力が、他の手段によって、例えば、マイクロフォン或いは光学センサを用いて、又は可聴出力モジュールの供給電流を測定することによって間接的に、測定されることができる。
これは、スピーカ又は可聴出力モジュールの状態が正確に評価されることを可能にして、ユーザインターフェース又は患者モニタ全体の状態を監視するという態様を潜在的に形成する。
幾つかの例において、前記不可聴の試験信号は、スピーカ又は可聴出力モジュールの正常な音声信号の上に追加されてもよい。このようにして、正常な音声信号は、影響を受けず、不可聴の試験信号によって、環境が邪魔されない。
当業者は、ユーザインターフェース又は患者モニタの状態を監視するとき、他の出力モジュールが同様の方法で監視され得ることを理解している。例えば、出力モジュールを監視することは、(例えば、この出力要素が短絡したかどうかを検出するために)出力要素の電圧降下を監視することを有する。
ユーザインターフェース100は、決定された自分(ユーザインターフェース)の状態に応答して、出力モジュールを制御するように適応する。特に、ユーザが知覚可能な出力は、決定されたユーザインターフェースの状態に基づいて制御されてもよい。
ユーザインターフェース100の状態を示すことは、例えば、そのユーザインターフェースが完全に機能しなくなった(例えば、電力が失われた)場合は、ユーザが知覚可能な出力を提供しない、不具合が検出されない場合は、第1のユーザが知覚可能な出力(例えば、可聴音無し又は緑色光)を提供する、及び/又は少なくとも1つの不具合が検出される場合は、第2のユーザが知覚可能な出力(例えば、可聴音又は赤色光)を提供することを有する。
制御されるユーザが知覚可能な出力は、出力モジュールの利用可能な要素に依存している。例えば、出力モジュールがスピーカを有する場合、ユーザが知覚可能な出力は、ユーザインターフェースの状態に依存して、異なる可聴出力を提供する(又は可聴出力を提供しない)ことができる。
ユーザインターフェース110は、ユーザインターフェース110と夫々の患者モニタ150との間における各々の通信経路の状態を独立して監視するように適応することができる。
特に、各々の通信経路が機能していないかどうか、及び/又は通信経路が各々の患者モニタからの患者モニタリングデータをうまく搬送する/ストリーミングすることができないかどうかを、独立して決定するように適応する。言い換えると、通信経路は、各々の通信経路が患者モニタからの患者モニタリングデータを搬送するのに十分に安定しているかどうかを各々決定する。この情報の搬送の失敗は、例えば、((通信経路が無線である場合)ユーザインターフェース110が圏外に行った、ユーザインターフェースが機能していない(例えば、バッテリー切れ)、又は通信経路が帯域飽和している、例えば、同じ周波数帯域内で他の患者モニタからの送信のような過剰なトラフィック/ノイズが原因である可能性がある。
好ましい実施形態において、各々の通信経路が、所定の時間期間内に患者モニタからユーザインターフェースに患者モニタリングデータをうまく搬送することができるかどうかを決定し、それにより通信経路の状態を決定するように適応することができる。この所定の時間期間の長さは、好ましくは、例えば、臨床的に許容可能なガイドラインに従って、患者の望ましくない状態に応答してユーザが知覚可能な警報を生成するための許容遅延以上である。例えば、この所定時間の長さは、0.1秒~3秒の範囲にある、例えば0.1秒~1秒でもよい。
ユーザインターフェース110は、通信モジュール111を用いて通信経路190の状態を監視することもできる。
通信経路の状態を監視する方法は、当業者に知られており、一般的に、通信経路の種類、構造、形式又はプロトコルに依存している。
簡単な例として、通信経路の状態は、ハンドシェイク(handshake)プロトコルを開始する、又は通信経路にある他の装置にピンを打つ(pinging)ことにより確認される。この他の装置からの応答が確認され(例えば、通信経路における時間差(ラグ)が確認され)、この応答が通信経路の状態を決定するために使用される。
別の例において、ある通信プロトコルは、定期的な間隔で(ある量の)情報を転送することを有する。前記定期的な間隔内に情報が受信されたかどうかを決定することにより、通信の状態が確認され、ここで、通信の失敗は、通信経路の悪化、すなわち状態の変化を示す。
さらに別の例において、通信プロトコルは、(例えば、患者モニタからユーザインターフェースへ又はその反対の)タイムスタンプ付き通信(timestamping communication)を有する。通信経路の状態は、(タイムスタンプから)所定の時間時間内にタイムスタンプ付きの通信が受信されたかどうかを決定することにより確認されることができ、この所定の時間期間は、行われる通信に対する予想される時間の長さとすることができる。この所定の時間期間内に前記通信を受信できないことは、通信経路の悪化、すなわち状態の変化を示す。
ユーザインターフェース110は、独立して決定された前記通信経路の状態に応答して、1つ以上のユーザが知覚可能な出力(例えば、視覚的、聴覚的又は触覚的出力)を制御するように適応する。ユーザインターフェース110は、前記状態を、出力モジュール112を用いて、例えば、2次元の表示スクリーン112A、(任意選択の)スピーカ112B、(出力モジュール112の任意の部分を形成する)専用の光出力112Dを介して、示すことができる。
モジュールの状態を示すことは、例えば、前記通信経路が患者モニタリングデータを搬送するのに十分に安定している場合は、ユーザが知覚可能な出力を提供しない(例えば、可聴出力がない又は視覚的表現がない)こと、及びその通信経路が患者モニタリングデータを搬送するのに十分に安定していないと決定される場合は、ユーザが知覚可能な出力(例えば、可聴出力又は特定の視覚的表現の存在)を提供することを有する。
言い換えると、前記通信経路の状態に応じて、少なくとも1つのユーザが知覚可能な出力が制御される。状態を示す他の方法、及びユーザが知覚可能な出力を提供するための適切なモジュールは、当業者には明らかである。
ユーザインターフェースは、通信する各々の患者インターフェースの状態を監視するように適応することができる。
患者モニタの状態を確認することは、他の装置の状態を監視する何れかの既知の方法に従って、例えば、ハートビート(heartbeat)プロトコルを用いて、又は患者モニタから状態情報を繰り返し要求することにより行われてもよい。ユーザインターフェースは、監視される他の装置の状態に応答してユーザが知覚可能な出力を提供するようにさらに適応してもよい。ユーザインターフェースは、出力モジュールを使用して、このユーザが認識可能な出力を提供することができる。これは、装置の機能不全についてのユーザの認識を改善する。
図2は、本発明の第2の実施形態による患者モニタリングシステム2を示す。患者モニタリングシステム2は、第1のユーザインターフェース110、第2のユーザインターフェース120及び複数の患者モニタ151-158を有する。
各々のユーザインターフェース110、120は、幾つかの追加の機能を用いて、(図1に示される)第1の実施形態のユーザインターフェースと実質的に同じように動作する。従って、第1のユーザインターフェース110及び第2のユーザインターフェース120は共に、通信モジュール111、121、少なくとも2次元の表示スクリーン112A、122Aを有する出力モジュール112、122、及びユーザインターフェースの処理器113、123を有する。
第1のユーザインターフェース110は、患者モニタの第1の組151-154から患者モニタリングデータを受信する。第2のユーザインターフェース120は、患者モニタの第2の組155-158から患者モニタリングデータを受信する。
患者モニタ151-158は、例えば、患者モニタとユーザインターフェースとの間の信号強度に基づいて、どのユーザインターフェース110、120と通信するかを選択するように適応する。他の例において、各々の患者モニタは、特定のユーザインターフェースと手動で(例えば、鍵交換機構(key exchange mechanism)を用いて)ペアになってもよい。
ユーザインターフェース110、120は、夫々の通信モジュール111、121を用いて、別の通信経路190を介して互いに通信するようにさらに適応する。この通信経路190は、上述した何れかの通信経路として具現化することができる。
特に、ユーザインターフェース110、120は、各々が、通信経路を介して、患者モニタリングデータを他のユーザインターフェースに渡すように適応する。従って、第1のユーザインターフェース110は、患者モニタリングデータを第2のユーザインターフェース120に送信及びその反対にも送信するように適応する。同様に、第1のユーザインターフェース110は、第2のユーザインターフェース120から患者モニタリングデータを受信及びその反対からも受信するように適応する。
ユーザインターフェースにより渡される患者モニタリングデータは、好ましくは、関連する患者モニタから夫々のユーザインターフェースによって取得される、又は少なくともそれに応答する患者モニタリングデータである。当然であるが、ユーザインターフェースにより渡される患者モニタリングデータは、さらに別のユーザインターフェースから受信される患者モニタリングデータ、又はそれに応答するデータを有することができる。従って、患者モニタリングデータは、患者モニタから始まり、ユーザインターフェースで終わるチェーンに送られる(1つ以上のユーザインターフェースが前記チェーンに沿って患者モニタリングデータを転送する)。
示される例において、第1のユーザインターフェース110は、患者モニタの第1の組151-154から取得/受信した患者モニタリングデータを(第2のユーザインターフェース120に)渡し、及び第2のユーザインターフェース120は、患者モニタの第2の組155-158から取得/受信した患者モニタリングデータを(第1のユーザインターフェース110に)渡す。
各々のユーザインターフェース110、120のユーザインターフェースの処理器113、123は、夫々の表示スクリーン112A、122Aを制御して、他のユーザインターフェース120、110から取得される患者モニタリングデータの視覚的表現をさらに提供するように適合する。従って、ユーザインターフェースの処理器113、123は、他のユーザインターフェース120、110から取得される患者モニタリングデータの視覚的表現を提供するように、自分の表示スクリーン112A、122Aを制御することができる。
従って、表示スクリーン112A、122Aにより表示される視覚的表現は、そのユーザインターフェースと通信している患者モニタ、及び他のユーザインターフェースと通信している患者モニタにより生成される患者モニタリングデータの視覚的表現とすることができる。
従って、患者モニタリングデータは、異なるユーザインターフェース間で共有されるので、ユーザインターフェースは、他のユーザインターフェースと通信して、患者モニタにより生成される患者モニタリングデータの視覚的表現を表示することができる。これは、患者モニタリングシステム全体の柔軟性を向上させる。
幾つかの実施形態において、各々のユーザインターフェース110、120は、自分自身と、他のユーザインターフェースとの間にある通信経路の状態を監視するように適応する。通信経路の状態を監視する方法は、上述されている。
幾つかの実施形態において、各々のユーザインターフェース110、120は、通信先の各々のユーザインターフェース120、110の状態を監視するように適応することができる。別の装置の状態を監視する方法は、患者モニタの状態を監視するユーザインターフェースに関連して上述され、ここで使用するように適応することができる。
各々のユーザインターフェースの処理器は、自分の出力モジュール112、122を制御して、前記ユーザインターフェースと各々の他のユーザインターフェースとの間にある各々の通信経路190の状態を示すユーザが知覚可能な出力、及び/又は各々の他のユーザインターフェースの状態を示すユーザが知覚可能な出力を提供するように適応する。ユーザが知覚可能な出力の提供は、患者モニタとユーザインターフェースとの間にある通信経路の(任意の)状態と同様の方法で提供されてもよい。例えば、ユーザが知覚可能な出力は、2次元の表示スクリーン112A、122A、(任意の)スピーカ、及び/又は(出力モジュール112、122の任意の部分を形成する)専用の光出力を介して提供されてもよい。
この第2の実施形態において、各々のユーザインターフェースが患者モニタリングデータを送信及び受信する方法が説明されている。しかしながら、当業者は、例えば、ユーザインターフェースが患者モニタリングデータを送信する(及び受信しない)のみ、又はその反対のみに適応するように、ユーザインターフェースの異なる設定が有利に使用され得ることを理解している。
ある例において、第1のユーザインターフェースは、患者モニタのみから患者モニタリングデータを受信することができるのに対し、第2のユーザインターフェースは、第1のユーザインターフェース及び患者モニタから患者モニタリングデータを受信することができる。
別の例において、第1のユーザインターフェースは、患者モニタ及び第2のユーザインターフェースから患者モニタリングデータを受信し、第2のユーザインターフェースは、患者モニタ、第1のユーザインターフェース及び第3のユーザインターフェースから患者モニタリングデータを受信し、並びに第3のユーザインターフェースは、患者モニタのみから患者モニタリングデータを受信する。
当然であるが、ユーザインターフェースにより(別のユーザインターフェースから)受信した全ての患者モニタリングデータが画面によって視覚的に示されることは必須ではない。例として、幾つかの患者モニタリングデータは、例えば、他のユーザインターフェースが関連する患者モニタの範囲外である場合、又は、多すぎる患者モニタ、例えば、>4或いは>8がそのユーザインターフェースに患者モニタリングデータを送信している場合、表示のために別のユーザインターフェースに転送されてもよい。
しかしながら、各々の患者モニタにより送信される患者モニタリングデータの視覚的表現は、少なくとも1つのユーザインターフェースによって表示されるべきことは明らかである。
幾つかのユーザインターフェースは、ユーザが、(全ての受信した患者モニタリングデータの)どの患者モニタリングデータがスクリーンによって視覚的に示されるかを選択することを可能にするように構成されてもよい。
幾つかのユーザインターフェースは、ユーザが、他の患者モニタ又はユーザインターフェースからの追加の患者モニタリングデータを要求することを可能にするように構成されてもよい。そのような要求に応答して、ユーザインターフェースは、そのような患者モニタリングデータを取得するために、他の患者モニタ及び/又はユーザインターフェースと連絡を取ろうとすることができる。
従って、当業者は、患者モニタリングデータが異なるユーザインターフェース間で共有される、患者モニタリングシステムの様々な構成が達成され得ることを理解している。
第1の実施形態を参照して、ユーザインターフェースが、自分の状態、並びに任意選択で、自分と各々の患者モニタとの間にある通信経路の状態、及び/又は通信先の各々の患者モニタの状態を監視する方法は、上述されている。
ユーザインターフェースが、自身と、通信先の他の各々のユーザインターフェースとの間にある通信経路の状態、及び/又は通信先の各々のユーザインターフェースの状態を監視するように適応する方法も説明されている。
ユーザインターフェースは、機能不全である或いは機能不全ではない(すなわち、その状態が"機能している"又は"機能してない"状態を示しているかどうか)、自分自身、通信経路、患者モニタ又は他のユーザインターフェースを含むこれらの状態の何れかに応答して、特定の行動を行うように適応することができる。
例えば、ユーザインターフェースは、自身と患者モニタとの間にある通信経路が、患者モニタリングデータをうまく搬送することができないと決定することに応答して、特定の行動を実行するように適応することができる。この例において、これらの特定の行動は、ユーザインターフェース120が通信できない患者モニタから、その他のユーザインターフェースが患者モニタリングデータを取得し、転送するために、別のユーザインターフェース110に要求を(例えば、通信経路190を介して)送信することを有する。
当然であるが、故に、ユーザインターフェースは、示される患者モニタと通信しようと試みることを使用することによって、別のユーザインターフェースからそのような要求を受信し、それに応じて行動するように適応することができる。ユーザが追加の患者モニタリングデータの要求をユーザインターフェースに提供することができる場合、同様の処理が行われる。
別の例において、ユーザインターフェースは、このユーザインターフェースが以前に通信していた患者モニタと連絡を取ろうとすることにより、別のユーザインターフェース(又はそれとの通信経路)の状態に関して検出した機能不全に応答するように適応することができる。これは、(通信経路の機能不全を引き起こす)ユーザインターフェースの機能不全によって、もはや関連する患者モニタの患者モニタリングデータがユーザに表示されなくなることがないことを保証する。
従って、患者モニタリングシステムの要素内の機能不全に対応するより柔軟性のある患者モニタリングシステムを提供することができる。
患者モニタは、同様に、自分自身、通信経路及び/又はユーザインターフェースの状態を監視し、その状態の変化に反応又は応答するように適応することができる。これにより、患者モニタリングシステムの柔軟性及び応答性がさらに向上する。
そのような可能な患者モニタリングシステムをより良く理解するために、患者モニタリングシステムの患者モニタの様々な実施形態及び患者モニタへの適応例が、図3を参照して以下に説明される。図3は、患者モニタリングシステムの第1又は第2の実施形態において使用するための患者モニタ350の実施形態を示す。
患者モニタ350は、通信システム351、入力モジュール352、(任意選択の)二次警報モジュール353及び患者モニタの処理器354を有する。患者モニタ350は、患者の1つ以上の生理学的特性を監視し、ユーザインターフェースに送信するための患者モニタリングデータを生成するように適応する。
患者モニタリングデータは、少なくとも、夫々の患者モニタにより監視される患者の生理学的データに応答するが、他のパラメータ又は変数に応答することもできる。
生理学的データに応答して患者モニタリングデータを生成する幾つかの方法は、患者モニタの入力モジュール352において、患者センサ(例えば、心拍数モニタ及びパルスオキシメータ等)から1つ以上の生理学的データストリームを受信することを含む。患者モニタ350(の処理器354)は、そのような情報を受信し、表示するための患者モニタリングデータを生成するように適応する。
幾つかの実施形態において、患者モニタは、モニタ自体が患者の生理学的データを直接取得するための1つ以上の患者センサを有する、例えば、カメラ、心拍数モニタ、呼吸数モニタ、パルスオキシメータ及び血圧モニタ等の1つ以上を有することができる。他の実施形態において、これらは、患者モニタとは別個の要素でもよい。
従って、患者モニタリングデータは、例えば、患者の生理学的情報(例えば、心拍数、呼吸数、SpOレベル、体温及び尿量等)を有することができる。生理学的情報は、例えば、患者の何れかのバイタルサイン、患者の他の何れかの兆候/症状、又は患者の或いは患者に施される治療装置の他の何れかの測定可能な量(例えば、点滴内に残っている量又はペースメーカの現在のバッテリーレベル)に関する情報を有することができる。
患者モニタリングデータは、警報事象の発生又は存在を示す警報データを有する。この警報データは、好ましくは、少なくとも、患者モニタにより監視される患者の生理学的データに応答する。幾つかの実施形態において、前記警報データは、患者モニタ及び/又はその患者モニタに生理学的データを提供するセンサの状態に応答する。
一例において、警報データは、取得される生理学的データの値を1つ以上の所定のしきい値と比較することにより生成される。例えば、警報データは、(患者モニタにより監視される)被験者の心拍数が第1の所定の値を下回る又は第2の所定の値を越える場合、警報事象の発生を示してもよい。
患者モニタは、ユーザインターフェースのスクリーンにより表示される(ために処理される)のに適するように、患者モニタリングデータをフォーマット処理するように適応することができる。
第1の実施形態を参照して、ユーザインターフェースが、各々の患者モニタ、及び/又は自分と各々の患者モニタとの間にある通信経路の状態を監視するように適応する方法が上述されている。
幾つかの実施形態において、各々の患者モニタは、(ユーザインターフェースを参照して上述したのと同様の方法を使用する)ユーザインターフェース(又はその各々)、及び/又は自身とユーザインターフェースとの間にある通信経路の状態を監視する類似の処理を行うように適応する。これは、患者モニタ350の通信システム351により行われることができる。患者モニタは、同様の方法で、視覚的出力、聴覚的出力又は触覚的出力の1つ以上を提供することができる二次警報モジュール353を用いて、前記状態を示すことができる。好ましくは、前記二次警報モジュールは、患者モニタがスクリーンを持つ必要を無くすためのスピーカである又はスピーカを有する。従って、患者モニタは、スクリーンを持たなくてもよい。
例として、前記二次警報モジュールは、可聴警報を生成するためのスピーカ353Aを有することができる。別の例において、二次警報モジュール353は、視覚的警報を生成するための専用の可視出力(例えばランプ)353Bを有することができる。
患者モニタは、前記監視される状態が、ユーザインターフェースは機能していない、又は通信経路は、患者モニタリングデータをユーザインターフェースに搬送することができない、或いは他の方法で送信することができないことを示すのに応答して特定の動作を行うように適応する。
従って、幾つかの実施形態において、患者モニタは、ユーザインターフェースが機能している、及び/又は通信経路が患者モニタリングデータを接続されるユーザインターフェースに搬送することが可能であるとの決定に応答して、可聴出力を抑制/消音/防止するように適応する。従って、ユーザインターフェースが、可聴出力を作動させる自分自身のユーザが知覚可能な出力をデータ上に提供することができるとき、患者モニタにおいて可聴警報が抑制されることができる。
特に、患者モニタは、ユーザインターフェースが機能している、及び/又は通信経路が患者モニタリングデータを接続されるユーザインターフェースに搬送することが可能であるとの決定に応答して、可聴出力を抑制/消音/防止するように適応することができ、ここで、前記患者モニタリングデータは警報データを有している。
幾つかの臨床コンプライアンスガイドラインは、警報事象(例えば、患者の心拍数が所定の値を下回ること)に応答して、可聴警報の生成を必要とする。
そのようなシナリオにおいて、前記患者モニタは、ユーザインターフェースが機能している、及び/又は通信経路が(警報データを有する)患者モニタリングデータを搬送することが可能であり、ユーザインターフェースが患者モニタリングデータに応答して可聴出力を提供するように適応するスピーカを有すること、に応答して可聴出力を抑制するように適応することができる。これは、臨床コンプライアンスガイドラインが安全であることを可能にする一方、患者モニタ、すなわち患者の近傍において出力される可聴警報の数を減らす。
ユーザインターフェースがスピーカを持つかどうかを確認することは、例えば、ユーザインターフェースの種類又はラベルを識別することによって、及び/又はスピーカの存在を問い合わせるためにユーザインターフェースにクエリを送信することによって、行われてもよい。
他の例において、患者モニタは、ユーザインターフェースが機能している、及び/又は通信経路が(警報データを有する)患者モニタリングデータを搬送することが可能であり、ユーザインターフェースが患者モニタリングデータに応答して可聴出力を提供するように適応するスピーカを有すること、に応答して、特定の警報事象(例えば、重要ではない警報事象)に対する可聴出力は抑制するが、他の警報事象(例えば、重要な警報事象)に対する可聴出力は抑制しないように適応する。これは、患者の状態が急速に悪化する場合にはバックアップオプションを提供する一方、警報の総数を減らすことを依然として可能にする。
これらの利点は、例えば、介護者が別個の(観察)部屋にいることを可能にする一方、患者モニタリングデータが介護者に供給されること、又は患者モニタリングデータを提供できないことがある場合、介護者が気付くことの何れかを保証することのような、フレキシブルな使用事例がサポートされることを可能にする。
患者モニタは、自分自身の状態を監視する、すなわち、自分自身の機能を独立して監視(例えば、バッテリーレベル、ソフトウェアエラー及び出力モジュールの状態等を確認)するように適応することができる。電子装置の状態を監視する方法は、ユーザインターフェースに関連して上述されている。
患者モニタは、ユーザインターフェース、ユーザインターフェースとの通信経路、及び/又は患者モニタ自身において、障害がある(又は障害がない)と決定することに応答して、特定の動作を行うように適応する。そのような実施形態の数例、可聴出力等を抑制することは、上述されている。
上述したことから、実施形態は、ユーザインターフェース及び/又は患者モニタが、通信経路、通信先の他の装置及び/又は自分自身の状態を監視することを可能にすることは明らかである。これは、例えば、自分自身、少なくとも1つの他のユーザインターフェース(及び/又はその通信経路)及び/又は患者モニタ(及び/又はその通信経路)の状態を監視し、その決定に応答して動作することができるユーザインターフェースを含んでもよい。これは、例えば、自分自身及び/又は少なくとも1つのユーザインターフェース(及び/又はその通信経路)を監視し、その決定に応答して動作することができる患者モニタを含んでもよい。
この手法は、異なる装置が、患者モニタリングシステムの異なる要素が機能していない及び/又は機能していることに応答することを可能にすることによって、患者モニタリングシステム全体において柔軟にする。
この手法の幾つかの例が、図4を参照して理解される。
図4は、患者モニタリングシステム2の第2の実施形態のシナリオを示し、このシナリオにおいて、患者モニタの第2の組155-158の各々と第2のユーザインターフェースとの間における通信経路が、患者モニタリングデータを各々の患者モニタから第2のユーザインターフェースに搬送する又は他の方法で送信することができない。
このシナリオは、例えば、第2のユーザインターフェースが機能していない(例えば、技術的な故障又は第2のユーザインターフェースのバッテリー切れ)によるか、又は第2のユーザインターフェースが(無線の通信経路の)圏外に移動することにより起こる。
通信経路は、患者モニタリングデータを第2のユーザインターフェースにうまく搬送することができないことを決定すること(又は、第2のユーザインターフェース自身が機能していないことを検出すること)に応答して、第2の組にある患者モニタ155-158が、例えば、他のユーザインターフェースとの新しい通信経路を設定することにより、別のユーザインターフェース110と連絡を取ろうとすることができる。示される例において、この別のユーザインターフェースは、第1のユーザインターフェース110である。
例えば、ユーザインターフェースが自分のサービスを通知している場合、各々の患者モニタは、機能している全てのユーザインターフェースを分かるように構成されてもよい。
このとき、患者モニタ155-158は、自分の患者モニタリングデータを第1のユーザインターフェース110に送信する。次に、第1のユーザインターフェース110は、患者モニタの第2の組155-158から追加の患者モニタリングデータを受信する。
この処理は、第1のユーザインターフェース110に患者モニタの登録を必要とする。2つの装置を一緒に登録する方法(例えば、ペアリング)は、当技術分野で周知である。別のユーザインターフェースへの登録は、ユーザインターフェース又はその通信経路が機能していないことに応答して行われてもよいし、又は事前に行われてもよい(例えば、患者モニタが複数の異なるユーザインターフェースに登録されてもよい)。
幾つかの実施形態において、第1のユーザインターフェース110は、患者モニタの第2の組から直接受信した患者モニタリングデータの視覚的表現を表示するように適応する。この実施例が図4に示される。この行動方針は、第1のユーザインターフェースが別のユーザインターフェースと通信できない場合(例えば、ユーザインターフェースが別のユーザインターフェースと通信できるように構成されていない場合、又はユーザインターフェースが別のユーザインターフェースと連絡が取れないことが原因)であっても、行うことができる。
他の実施形態において、第1のユーザインターフェースにより行われる動作は、第1のユーザインターフェースが、例えば第2のユーザインターフェースのような、別のユーザインターフェースと通信できるかどうかに依存してもよい。従って、前記動作は、第1のユーザインターフェースと他の各々のユーザインターフェースとの間における監視される通信経路の状態に依存する。
ある例において、第1のユーザインターフェース110と第2のユーザインターフェース120との間における監視される通信経路の状態が、その通信経路は患者モニタリングデータを搬送することが可能であることを示すのに応答して、第1のユーザインターフェース110は、(患者モニタの第2の組から取得した)患者モニタリングデータを第2のユーザインターフェース120に転送することができる。
当然であるが、第1のユーザインターフェース110は、自分のスクリーン112Aを用いて、(前記第2の組から取得した)この患者モニタリングデータの視覚的表現を表示することもできる。しかしながら、そのデータがうまく転送される場合、これは必須ではない。
第1のユーザインターフェース110と第2のユーザインターフェース120との間における監視される通信経路の状態が、その通信経路は患者モニタリングデータを搬送することができることを示すのに応答して、第1のユーザインターフェース110は、患者モニタの第2の組から受信した患者モニタリングデータの視覚的表現を単に表示することができる。
従って、患者モニタの第2の組155-158の患者モニタリングデータは、少なくとも1つのユーザインターフェースによって表示され、それにより、患者モニタデータは、臨床医が見る及び監視するために利用可能であることを保証する。従って、これは、患者が気付くことなく、患者が臨床的に望ましくない状態に入ることを回避する。
好ましくは、第1のユーザインターフェース110は、第1のインスタンスにおいて、患者モニタの第2の組からの患者モニタリングデータを第2のユーザインターフェースに転送しようとすることに適応する。患者モニタの第2の組からの患者モニタリングデータは、例えば、(例えば、ヘッダ情報において)本来は第2のユーザインターフェースのためであった表示を有し、これらは第1のユーザインターフェースによって処理されることができる。当然であるが、そのような表示を挿入するために、それに応じて、患者モニタが適応してもよい。
患者モニタが第2のユーザインターフェースとの接続が切れ(すなわち、通信経路が故障する)、別のユーザインターフェースと連絡を取ることができない場合、患者モニタは、自分が(例えば、二次警報モジュール353を用いて)ユーザ知覚可能な出力を生成することができる。このユーザが知覚可能な出力は、ユーザインターフェースとの接続が失敗したことを示す場合がある。別の実施形態において、ユーザが知覚可能な出力は、患者モニタリングデータに応答するので、患者モニタ自身が、その患者モニタリングデータに対して臨床医に警告する責任を引き継ぐ。
ユーザインターフェース(例えば、第2のユーザインターフェース)との接続が切れた場合、患者モニタが、どのように別のユーザインターフェースとの連絡を取り始めるように適応するかが説明される。そのような実施形態において、患者モニタは、本来のユーザインターフェースが再び連絡可能になったかどうかを識別するために、この本来のユーザインターフェースとの接続を(バックグラウンドで)監視するように適応することができる。次いで、患者モニタは、本来のユーザインターフェースが利用可能になったとき/場合、この本来のインターフェースに戻るように切り替えることができる。当然であるが、患者モニタは、本来のユーザインターフェースに戻るように切り替わることを他のユーザインターフェースに示すことができる。
当然であるが、本明細書に記載される如何なる患者モニタも、患者モニタが生成する患者モニタリングデータを、2つ以上のユーザインターフェース又は他の装置に提供するように適応することができる。単なる例として、患者モニタは、患者モニタリングデータを中央システム又はステーションに提供することができる。
患者モニタ及び/又はユーザインターフェースは、万が一通信経路又は装置が故障した場合、どのバックアップ手段が利用可能であるかについて(例えば、万が一ユーザインターフェースが故障した場合、患者モニタリングデータを転送するための別のユーザインターフェースの利用可能性)の情報を交換するために、互いに通信するように適応することができる。これは、装置又は通信経路が故障した場合、患者モニタ及び/又はユーザインターフェースが連係することを可能にする。
幾つかの実施形態において、各々の装置は、前記利用可能なバックアップ手段に基づいて、そのユーザが知覚可能な出力を制御する。例えば、別のユーザインターフェースがバックアップとして利用可能である場合、患者モニタが第1のユーザインターフェースと通信できないことが、(患者モニタによる)可聴警報を作動させなくてもよいのに対し、何れかのユーザインターフェースと通信できないことが、(患者モニタによる)可聴警報を作動させてもよい。
図5は、本発明の一実施形態による患者モニタリングシステム500の使用事例のシナリオを示す。
患者モニタリングシステム500は、複数の異なる患者モニタ150及び複数の異なるユーザインターフェース110を有する。この示されるシナリオにおいて、ユーザインターフェースは、異なる患者モニタの複数/組と通信することができるように適応し、各々の患者モニタは、夫々のベッド540(すなわち、特定の患者)に関連付けられる。
患者モニタ150は、第1の部屋505(例えば、集中治療室)に位置決められる。ユーザインターフェース110は、臨床医550が割り当てられることができる第2の別個の部屋506(例えば、観察室)に位置決められる。
各々の患者モニタ150は、上述したように、ユーザインターフェース110と通信する。これは、例えば警報データのような、患者モニタリングデータが、患者モニタがある部屋とは別の部屋505に送信することを可能にする。次に、これは、警報又は他のユーザ知覚可能な出力を、各々の患者モニタ150において抑制することを可能にして(代わりに、これらがユーザインターフェースにより提供されてもよく)、より静かな第1の部屋505をもたらす。これは、第1の部屋505にいる患者のストレス及び/又は臨床医の警報疲労を大幅に減らすことができるのに対し、適切なデータが依然として(第2の部屋505内にいる)臨床医550に提供されることを保証する。
従って、提案される患者モニタシステムは、患者モニタリングデータをユーザインターフェースに確実に転送することによって、患者のストレスを減らし、警報疲労を減らすことを可能にする一方、患者モニタリングデータの転送の失敗がユーザに通知されることを保証する。
当然であるが、幾つかの実施形態において、ユーザインターフェースは、単一の患者モニタ150とのみ通信するモードで動作可能であることが理解される。このシナリオが図5に示されている。しかしながら、本発明の実施形態に従って、ユーザインターフェースが、2つ以上の患者モニタと通信することが可能である、及び好ましくは、1つ以上の他のユーザインターフェースと通信することも可能であることは明らかである。
図6は、本発明の一実施形態による方法600を示す。
ユーザインターフェースを制御するための方法600は、複数の患者モニタにより生成される患者モニタリングデータの視覚的表現を表示するために、2次元の表示スクリーンを持つ出力モジュールを有する。
前記方法は、各々の患者モニタから、各々の患者モニタにより生成される患者モニタリングデータを受信するために、夫々の通信経路を介して2つ以上の患者モニタと双方向に通信するステップ601を有する。
前記方法は、ユーザインターフェースと通信して、各々の患者モニタにより生成される患者モニタリングデータの視覚的表現を提供するように、前記出力モジュールの2次元の表示スクリーンを制御するステップ602をさらに有する。
任意選択で、前記方法は、少なくとも1つの他のユーザインターフェースによって取得される患者モニタリングデータを受信するために、前記少なくとも1つの他のユーザインターフェースと通信するステップ603を有してもよい。
前記ステップ602は、前記少なくとも1つの他のユーザインターフェースから取得される患者モニタリングデータの視覚的表現をさらに提供するように、前記2次元の表示スクリーンを制御するステップを有するように適応してもよい。
前記方法600は、ユーザインターフェースの状態を監視するステップ604、及び前記ユーザインターフェースの状態を示すユーザが知覚可能な出力を提供するように出力モジュールを制御するステップ605をさらに有する。これらのステップの適切な例は、上述している。
上述した実施形態の何れにおいても、ユーザインターフェースは、如何なる患者モニタから物理的に取り外される、又は取り外し可能であるように構成されることが理解される。幾つかの実施形態において、例えば、ユーザインターフェースは、充電のために、又は(より正確かつ最新の患者モニタリング情報を保証するために)臨床医が患者モニタにより監視される患者の世話をしているとき、患者モニタに取り付け可能でもよい。
当業者は、本明細書に記載される如何なる方法も実行するための処理システムを開発することが容易にできる。従って、フローチャートの各ステップは、処理システムにより行われる異なる動作を表し、前記処理システムの夫々のモジュールにより行われることができる。
従って、実施形態は、処理システムを利用することができる。前記処理システムは、必要とされる様々な機能を行うために、ソフトウェア及び/又はハードウェアを用いて、様々な方法で実施される。処理器は、前記必要される機能を行うために、ソフトウェア(例えば、マイクロコード)を用いてプログラムされる1つ以上のマイクロプロセッサを用いる処理システムの一例である。しかしながら、処理システムは、処理器を使用しても又はしなくても実施されることができ、幾つかの機能を行うための専用ハードウェアと、他の機能を行うための処理器(1つ以上のプログラムされるマイクロプロセッサ及び関連する回路)との組み合わせとして実施されてもよい。
本開示の種々の実施形態に用いられる処理システムの構成要素の例は、これらに限定されないが、従来のマイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)及びFPGA(field-programmable gate array)を含む。
様々な実施において、処理器又は処理システムは、例えば揮発性及び不揮発性のコンピュータメモリの1つ以上の記憶媒体、例えばRAM、PROM、EPROM及びEEPROMに関連付けられてもよい。前記記憶媒体は、1つ以上の処理器及び/又は処理システム上で実行されるとき、前記必要とされる機能を行う1つ以上のプログラムで符号化されてもよい。様々な記憶媒体は、処理器或いは処理システム内に取り付けられてもよいし、又は記憶媒体に記憶された1つ以上のプログラムが処理器又は処理システムに読み込まれるように搬送可能でもよい。
開示される方法は、好ましくは、コンピュータで実施される方法であることが理解される。そのようなものとして、そのプログラムが処理システム、例えば、コンピュータ上で実行されるとき、記載された如何なる方法も実施するためのコード手段を有するコンピュータプログラムの概念も提案される。従って、一実施形態によるコンピュータプログラムのコードの異なる部分、行又はブロックは、本明細書に記載される如何なる方法も行うために、処理システム又はコンピュータにより実行されることができる。幾つかの代替の実装形態において、ブロック図又はフローチャートに述べられる機能が、図面に述べられる順序とは異なる順序で行われてもよい。例えば、連続して示される2つのブロックが、実際には略同時に実行されてもよいし、又はこれらブロックが、含まれる機能に依存して、時には逆の順序で実行されてもよい。
開示される実施形態に対する変形例は、図面、本開示及び添付の特許請求の範囲の検討によって、請求される本発明を実施する当業者により理解及び実施され得る。請求項において、"有する"という用語は、他の要素又はステップを排除するものではなく、要素が複数あることを述べなくても、その要素が複数あることを排除するものではない。ある特定の方法が互いに異なる従属請求項に挙げられているという単なる事実は、これらの方法の組み合わせが有利に使用され得ないことを示さない。コンピュータプログラムが上述される場合、例えば、他のハードウェアと一緒に或いはその一部として供給される光学記憶媒体又はソリッドステート媒体のような適切な媒体上に記憶/分配されてもよいが、例えばインターネット又は他の有線若しくは無線電話通信システムを介するような、他の形式で配布されてもよい。"に適応する"という用語が請求項又は明細書に用いられる場合、この"適応する"という用語は、"ように構成される"という用語と同様であることを意味する。請求項における如何なる参照符号も、その範囲を限定すると解釈されるべきではない。

Claims (13)

  1. 各々が異なる患者を監視するように適応する複数の患者モニタにより生成される患者モニタリングデータの視覚的表現を表示するように適応する患者モニタリングシステムのためのユーザインターフェースにおいて、前記ユーザインターフェースは、
    各々の前記患者モニタから、夫々の前記患者モニタにより生成される患者モニタリングデータを受信するために、2つ以上の前記患者モニタと夫々の通信経路を介して双方向に通信するように適応する通信モジュール、
    ユーザが知覚可能な出力を提供するための出力モジュールであり、視覚的出力を生成するための2次元の表示スクリーンに結合可能である前記出力モジュール、
    前記ユーザインターフェースの処理器
    を有し、前記ユーザインターフェースの処理器は、
    各々の前記患者モニタから受信される前記患者モニタリングデータを、前記通信モジュールから取得し、
    前記ユーザインターフェースと通信している各々の前記患者モニタにより生成される前記患者モニタリングデータの視覚的表現を提供するように、前記2次元の表示スクリーンを制御し、
    前記ユーザインターフェース及び前記2次元の表示スクリーンの状態を監視し、並びに
    前記ユーザインターフェースの状態を示すユーザが知覚可能な出力を提供するように、前記出力モジュールを制御する
    ように適応し、
    前記通信モジュールは、少なくとも1つの他のユーザインターフェースと通信するように適応し、
    前記ユーザインターフェースは、前記通信モジュールを使用して、前記少なくとも1つの他のユーザインターフェースから前記患者モニタリングデータを受信するようにさらに適応し
    前記ユーザインターフェースの処理器は、前記少なくとも1つの他のユーザインターフェースから取得される前記患者モニタリングデータの視覚的表現をさらに提供することができるように、前記2次元の表示スクリーンを制御するように適応する、及び
    各々の患者モニタは、夫々の前記患者モニタと前記ユーザインターフェースとの間における通信経路が、前記患者モニタリングデータを前記ユーザインターフェースにうまく搬送することができないとの判断に応答して、異なる通信経路を介して、前記患者モニタリングデータを前記少なくとも1つの他のユーザインターフェースに送信することを開始するように適応する
    ユーザインターフェース。
  2. 前記通信モジュールは、各々の前記患者モニタと前記ユーザインターフェースとの間における前記通信経路の状態を監視するようにさらに適応し、及び
    前記インターフェースの処理器は、各々の前記患者モニタと前記ユーザインターフェースとの間における前記通信経路の状態を示すユーザが知覚可能な出力を提供するように、前記出力モジュールを制御するように適応する、
    請求項1に記載のユーザインターフェース。
  3. 前記通信モジュールは、各々の前記患者モニタと前記ユーザインターフェースとの間における各々の前記通信経路の状態、及び/又は各々の前記患者モニタの状態を監視するように適応し、並びに
    前記インターフェースの処理器は、各々の前記患者モニタと前記ユーザインターフェースとの間における各々の前記通信経路の状態、及び/又は各々の前記患者モニタの状態を示すユーザが知覚可能な出力を提供するように、前記出力モジュールを制御するように適応する、
    請求項2に記載のユーザインターフェース。
  4. 前記ユーザインターフェースは、前記通信モジュールを使用して、1つ以上の前記患者モニタから受信される前記患者モニタリングデータを、前記少なくとも1つの他のユーザインターフェースに送信するように適応する、
    請求項1乃至3の何れか一項に記載のユーザインターフェース。
  5. 前記通信モジュールは、前記ユーザインターフェースと各々の他のユーザインターフェースとの間における通信経路の状態を監視するように適応し、及び
    前記インターフェースの処理器は、前記ユーザインターフェースと前記各々の他のユーザインターフェースとの間における各々の前記通信経路の状態を示すユーザが知覚可能な出力を提供するように、前記出力モジュールを制御するように適応する、
    請求項1に記載のユーザインターフェース。
  6. 前記2次元の表示スクリーンを更に有する請求項1乃至5の何れか一項に記載のユーザインターフェース。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載のユーザインターフェース及び複数の患者モニタを有する患者モニタリングシステムにおいて、前記複数の患者モニタは、各々が、
    夫々の患者の生理学的データに応答する患者モニタリングデータを生成し、及び
    前記生成される患者モニタリングデータを、前記通信経路を介して前記ユーザインターフェースに送信する
    ように適応する、患者モニタリングシステム。
  8. 各々の前記患者モニタは、
    前記患者モニタと前記ユーザインターフェースとの間における前記通信経路の状態を監視し、及び
    前記監視される状態が、前記患者モニタと前記ユーザインターフェースとの間における前記通信経路は、前記患者モニタリングデータを前記ユーザインターフェースにうまく搬送することができないことを示すのに応答して、異なる通信経路を介して、前記患者モニタリングデータを異なるユーザインターフェースに送信することを開始する
    ように適応する、請求項7に記載の患者モニタリングシステム。
  9. 各々の前記患者モニタは、可聴出力モジュールをさらに有し、
    前記患者モニタの処理器は、前記監視される状態が、前記患者モニタと前記ユーザインターフェースとの間における前記通信経路は、前記患者モニタリングデータを前記ユーザインターフェースにうまく搬送することができることを示すのに応答して、前記可聴出力モジュールが、前記患者モニタリングデータに応答する如何なる可聴出力も生成しないように適応する、
    請求項7又は8に記載の患者モニタリングシステム。
  10. 各々の前記患者モニタは、可聴出力モジュールをさらに有し、
    前記患者モニタの処理器は、前記監視される状態が、前記患者モニタと前記ユーザインターフェースとの間における前記通信経路は、前記患者モニタリングデータを前記ユーザインターフェースにうまく搬送することができないことを示すに応答して、前記患者モニタリングデータに応答する第1の可聴出力を提供するように、前記可聴出力モジュールを制御するように適応する、
    請求項7乃至9の何れか一項に記載の患者モニタリングシステム。
  11. 各々の前記患者モニタは、可聴出力モジュールをさらに有し、
    前記患者モニタの処理器は、前記監視される状態が、前記患者モニタと前記ユーザインターフェースとの間における前記通信経路は、前記患者モニタリングデータを前記ユーザインターフェースにうまく搬送することができないことを示すに応答して、前記通信経路が機能していないことを示す第2の可聴出力を提供するように、前記可聴出力モジュールを制御するように適応する、
    請求項7乃至10の何れか一項に記載の患者モニタリングシステム。
  12. 各々の前記患者モニタは、前記患者モニタリングデータの視覚的表現を提供するための如何なる2次元の表示スクリーンも持たない、及び/又は有線の通信経路を介して、2次元の表示スクリーンを持つ装置と通信することができないように構成される、請求項7乃至11の何れか一項に記載の患者モニタリングシステム。
  13. 複数の患者モニタにより生成される患者モニタリングデータの視覚的表現を表示するように、2次元の表示スクリーンに結合可能な出力モジュールを有するユーザインターフェースを制御する方法において、前記方法は、
    各々の前記患者モニタから、夫々の前記患者モニタにより生成される患者モニタリングデータを受信するために、夫々の通信経路を介して2つ以上の患者モニタと双方向に通信するステップ、
    前記ユーザインターフェースと通信している各々の前記患者モニタにより生成される前記患者モニタリングデータの視覚的表現を提供するように、前記出力モジュールの前記2次元の表示スクリーンを制御するステップ、
    前記ユーザインターフェース及び前記2次元の表示スクリーンの両方の状態を監視するステップ、
    前記ユーザインターフェースの状態を示すユーザが知覚可能な出力を提供するように、前記出力モジュールを制御するステップ、
    少なくとも1つの他のユーザインターフェースにより取得される患者モニタリングデータを受信するために、前記少なくとも1つの他のユーザインターフェースと通信するステップ、及び
    前記少なくとも1つの他のユーザインターフェースから取得される前記患者モニタリングデータの視覚的表現をさらに提供するように、前記2次元の表示スクリーンを制御するステップ
    を有し、
    各々の患者モニタは、夫々の前記患者モニタと前記ユーザインターフェースとの間における通信経路が、前記患者モニタリングデータを前記ユーザインターフェースにうまく搬送することができないとの判断に応答して、異なる通信経路を介して、前記患者モニタリングデータを前記少なくとも1つの他のユーザインターフェースに送信することを開始するように適応する
    方法。
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