JP7373347B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、情報処理装置に関し、特に、情報処理装置で実行された処理内容や動作状態等を記録したログ情報を、ネットワークを介して情報管理装置に送信する機能を有する情報処理装置に関する。
従来から、情報処理装置に相当する画像形成装置が利用されているが、近年、書類の印刷機能や複製機能に加えて、書類の読取(スキャン)機能や、ファクシミリ機能、ネットワーク接続機能なども有する多機能な複合機が利用されている。
機能が多様化することにより、搭載するソフトウエアの構成が複雑化したため、機能停止等の問題が発生した場合に、どのソフトウエアに不具合があるかを特定することが困難な場合がある。
今日の画像形成装置では、発生した問題点を迅速に解決するために、画像形成装置で実行された処理内容や動作状態等からなるログ情報を、ハードディスク等の記憶装置に記憶することが行われている。この記憶されたログ情報の内容は、不具合のあるソフトウエアの特定や、発生した問題点を解決するために利用される。
また、特許文献1には、制御ファームウエアが出力する動作ログを記憶し、自動的に動作ログを、ネットワークを介して外部装置に転送する画像処理装置であって、サービスコールなどの致命的なエラー発生時、用紙搬送部での紙詰まり、特定のキー入力検知などを転送開始条件として予め登録しておき、登録された転送開始条件に該当する事象が発生した場合に、自動的に、外部装置にログ転送を開始し、転送停止のトリガ事象が発生した場合に、外部装置へのログ転送を自動的に停止させる画像処理装置が記載されている。
特開2010-287108号公報
しかし、今日では、画像形成装置の記憶装置に記憶されたログ情報の情報量は非常に膨大な量となってきている。
膨大な量のログ情報を外部装置に転送する場合、そのログ情報の転送が完了するまでに、長時間を要し、ネットワークの帯域をほとんど専有する場合もある。
多機能な複合機では、ファックスサービス、行政サービス、ネットワークを利用した印刷サービスやファイル送信サービス等のネットワークを利用した機能が利用されているが、上記のログ情報を外部装置に転送する処理によってネットワークの帯域をほとんど専有していた場合には、ユーザが、複合機のファックスサービス等のネットワークを利用した機能を利用しようとしても、その機能を利用できない場合がある。
また、ユーザが複合機でネットワークを利用した機能を利用しているときに、転送開始条件に該当する事象が発生した場合に、自動的に外部装置にログ転送を開始してしまうと、ユーザが利用していた機能が中断されたり、その機能の処理が遅延したりする場合もあり、ユーザに不便をかけることになる。
画像形成装置等の情報処理装置が、膨大な量のログ情報を外部装置に転送する場合には、画像形成装置等において、ユーザが利用している機能に影響を与えることなく、できるだけ迅速に効率よく、大量のログ情報を転送することが望まれる。
そこで、この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであり、ネットワークを介して情報処理装置で取得されたログ情報を情報管理装置に送信する場合に、情報処理装置を利用するユーザが実行している機能に影響を与えることなく、迅速に効率よく、ログ情報を送信することが可能な情報処理装置を提供することを課題とする。
この発明は、動作状況を含むログ情報を取得するログ情報取得部と、取得したログ情報を分割して、複数のログファイルを生成するログファイル生成部と、ネットワークを介して、前記ログファイルを情報管理装置に順次送信するログ送信部と、ログ情報を情報管理装置に送信させることを停止させる送信停止条件が発生しているか否かを判定する停止条件判定部と、制御部とを備え、前記送信停止条件には、実行可能な機能のうち、ネットワークを介した通信を伴う機能の実行が開始されたこと、および、機能の実行開始に関連した状況が発生したことが含まれ、所定の送信許可条件が発生した場合に、前記ログ送信部が、前記生成されたログファイルを送信し、前記送信停止条件のいずれかが発生した場合に、前記制御部が、前記ログ送信部によるログファイルの送信を停止させることを特徴とする情報処理装置を提供するものである。
また、情報処理装置の近傍に存在する人物を検知する人体検知部をさらに備え、前記送信停止条件に、前記人体検知部によって人物を検知したことが含まれ、前記ログ送信部がログファイルを送信しているときに、前記人体検知部によって人物を検知した場合に、前記ログ送信部によるログファイルの送信を停止させることを特徴とする。
また、表示部と、前記表示部に表示されている画面の種類を検出する表示画面検出部をさらに備え、前記送信停止条件に、前記検出された画面の種類が、機能を開始させるために表示される機能実行画面に相当するものであることが含まれ、前記ログ送信部がログファイルを送信しているときに、前記表示部に、前記機能実行画面が表示された場合に、前記ログ送信部によるログファイルの送信を停止させることを特徴とする。
また、表示部と、前記表示部に表示されている画面の種類を検出する表示画面検出部をさらに備え、前記送信許可条件に、前記検出された画面の種類が、実行する機能を選択するための初期画面に相当するものであることが含まれ、前記表示部に、前記初期画面が表示されている場合に、前記ログ送信部が、前記生成されたログファイルを送信することを特徴とする。
また、前記送信停止条件のいずれかが発生したときに、送信中のログファイルLが存在する場合、その送信中のログファイルLの送信を継続し、前記ログファイルLの送信が完了した後に、その後に送信すべきログファイルの送信を停止させることを特徴とする。
また、前記機能の実行開始に関連した状況には、情報処理装置の近傍に存在する人物を検知したこと、情報処理装置の機能を選択するための初期画面以外の画面が表示されていること、情報処理装置の機能を実行させる入力操作がされたことのいずれかが含まれることを特徴とする。
また、ネットワークを介した通信を伴う機能には、ファックス送信サービス、行政サービス、ファイル転送サービスのいずれか1つ以上の機能が含まれることを特徴とする。
また、前記機能実行画面には、複写機能を実行させることが可能なコピー画面、ファックス機能を実行させることが可能なファックス画面が含まれることを特徴とする。
また、動作モードが、消費電力を抑制する省エネモードに移行すべきか否かを監視する省エネ監視部と、動作モードを、省エネモードに移行させる省エネ移行部とをさらに備え、前記省エネ監視部によって、省エネモードに移行すべきと判断されたときに、前記ログ送信部がログファイルを送信している場合、前記制御部が、そのログファイルの送信を継続し、省エネモードに移行することを保留することを特徴とする。
また、前記省エネ監視部によって、省エネモードに移行すべきと判断されたときに、送信待ち状態のログファイルが存在する場合は、前記制御部が、省エネモードに移行することを保留し、前記送信待ち状態のすべてのログファイルの送信が完了した後に、前記省エネ移行部が動作モードを省エネモードに移行させることを特徴とする。
また、前記省エネモードに移行することを要求する情報を受信したときにおいて、前記ログ送信部がログファイルを送信している場合、または、送信待ち状態のログファイルが存在する場合は、省エネモードに移行することを保留し、前記送信中のログファイルの送信を継続し、前記送信中のログファイルおよび前記送信待ち状態のすべてのログファイルの送信が完了した後に、前記省エネ移行部が動作モードを省エネモードに移行させ、前記ログ送信部がログファイルを送信しておらず、前記送信待ち状態のログファイルも存在しない場合は、前記省エネ移行部が動作モードを省エネモードに移行させることを特徴とする。
また、この発明は、情報処理装置のログ情報送信制御方法であって、動作状況を含むログ情報を取得するログ情報取得ステップと、取得したログ情報を分割して、複数のログファイルを生成するログファイル生成ステップと、所定の送信許可条件が発生した場合に、ネットワークを介して、前記ログファイルを情報管理装置に順次送信するログ送信ステップと、ログ情報を情報管理装置に送信させることを停止させる送信停止条件が発生しているか否かを判定する停止条件判定ステップと、前記送信停止条件が発生した場合に、前記ログファイルの送信を停止させるステップとを備え、前記送信停止条件には、実行可能な機能のうち、ネットワークを介した通信を伴う機能の実行が開始されたこと、および、機能の実行開始に関連した状況が発生したことが含まれることを特徴とする情報処理装置のログ情報送信制御方法を提供するものである。
この発明によれば、動作状況を含むログ情報を取得し、取得したログ情報を分割して、複数のログファイルを生成し、送信停止条件には、実行可能な機能のうち、ネットワークを介した通信を伴う機能の実行が開始されたこと、および、機能の実行開始に関連した状況が発生したことが含まれ、所定の送信許可条件が発生した場合に、生成されたログファイルを送信し、前記送信停止条件のいずれかが発生した場合に、ログファイルの送信を停止させるので、ネットワークを介して情報処理装置で取得されたログ情報を情報管理装置に送信する場合に、情報処理装置を利用するユーザが実行している機能に影響を与えることなく、迅速に効率よく、ログ情報を送信することができる。
この発明の画像形成装置の一実施例の構成ブロック図である。 この発明の機能制御装置の一実施例の構成ブロック図である。 この発明の画像形成装置の記憶部に記憶される情報の一実施例の説明図である。 この発明の画像形成装置において、人体検知状態と、ログファイルの送信状態との関係を示した一実施例の説明図である。 この発明の画像形成装置において、表示部に表示される画面と、ログファイルの送信状態との関係を示した一実施例の説明図である。 この発明の画像形成装置において、人体検知時におけるログ送信制御処理の一実施例のフローチャートである。 この発明の画像形成装置において、人体検知時におけるログ送信制御処理の一実施例のフローチャートである。 この発明の画像形成装置において、検出された表示画面に対応したログ送信制御処理の一実施例のフローチャートである。 この発明の画像形成装置において、省エネ移行に対応したログ送信制御処理の一実施例のフローチャートである。 この発明の画像形成装置において、省エネ移行に対応したログ送信制御処理の一実施例のフローチャートである。
以下、図面を使用して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の実施例の記載によって、この発明が限定されるものではない。
以下に示すこの発明の情報処理装置の実施形態では、情報処理装置に含まれる画像形成装置に関する実施形態について、説明する。
この発明の実施形態は、画像形成装置の他に、たとえば、多数の商品を収納した自動販売装置、POS装置、駐車場などの発券機、料金収集装置、券売機、設置型大型ゲーム機など、料金を徴収して所定の商品を販売したり、所定のサービス機能を実行したりする情報処理装置においても、適用することができる。
<画像形成装置の構成>
図1に、この発明の画像形成装置の一実施例の構成ブロック図を示す。
画像形成装置(以下、MFP:Multifunction Peripheral、複合機とも呼ぶ)1は、画像データを処理する装置であり、たとえば、複写機能、印刷機能、原稿読取機能(スキャン機能)、原稿編集機能、FAX機能、通信機能などを備えた電子機器である。
図1において、この発明の画像形成装置(MFP)1は、主として、制御部11、操作部12、表示部13、通信部14、画像処理部15、ログ情報取得部16、ログファイル生成部17、人体検知部18、表示画面検出部19、省エネ監視部20、省エネ移行要求検出部21、省エネ移行部22、ログ送信部23、停止条件判定部24、送信判定部25、記憶部50を備える。
制御部11は、操作部や画像処理部などの各構成要素の動作を制御する部分であり、主として、CPU、ROM、RAM、I/Oコントローラ、タイマー等からなるマイクロコンピュータによって実現される。
CPUは、ROM等に予め格納された制御プログラムに基づいて、各種ハードウェアを有機的に動作させて、この発明の画像処理機能、ログ情報取得機能、ログ送信機能などを実行する。
また、上記構成要素のうち、ログ情報取得部16、ログファイル生成部17、省エネ監視部20、停止条件判定部24、送信判定部25は、CPUが、所定のプログラムに基づいてそれぞれの処理を実行する機能ブロックである。
操作部12は、画像形成装置の利用者が所定の入力操作をするための入力装置である。
たとえば、文字などの情報の入力や、機能の選択入力をする部分であり、キーボード、マウス、タッチパネルなどが用いられる。
また、たとえば、コピーなどを実行しようとするユーザは、操作部12によって、コピーする枚数等の設定項目を入力し、あるいは、表示部に表示されるメッセージを確認して、タッチパネル等を利用して所定の入力操作をすることによって、コピーに必要な設定項目を選択入力する。
また、ユーザが、コピーなどの機能を実行中に、その動作を中断させたい場合は、所定の「機能停止」キーを入力することにより、実行していた機能を停止させる。
表示部13は、情報を表示する部分であり、各機能の実行に必要な情報や、機能の実行の結果などを、利用者に知らせるために表示する。たとえば、LCD、有機ELディスプレイなどが用いられ、操作部12としてタッチパネルが用いられる場合は、表示部とタッチパネルとが重ね合わせて配置される。
表示部13には、たとえば、画像形成装置の印刷機能や、原稿読取機能等を実行するのに必要な情報や設定項目、ユーザに対する問合せメッセージ、現在の動作状態を示す情報、ログの送信状態に関する情報などが、文字、記号、画像、アイコン等を用いて、表示される。
通信部14は、ネットワーク2を介して、情報管理装置3(以下、サーバ、SVとも呼ぶ)など、他の情報通信機器と通信をする部分である。
たとえば、ネットワークに接続されたサーバSV3から、画像データを受信する。あるいは、画像形成装置で生成された画像データを、サーバSV3に送信する。
また、画像形成装置で生成されたログファイルを、サーバSV3に送信する。
あるいは、後述する機能制御装置PC4が画像形成装置MFP1に接続されている場合は、機能制御装置PC4から、省エネ移行要求等の情報を受信する。
ネットワークとしては、LAN、インターネットなどのWAN、その他の専用回線などが利用され、通信形態は、有線通信と無線通信のどちらでもよい。
画像処理部15は、画像形成装置本来の機能を実行する部分であり、所定の情報を入力し、入力された情報から画像情報を形成して出力する画像形成機能を実行する。
画像処理部15は、主に、所定の画像情報を入力する画像入力部、入力された画像データを印刷等することのできる情報に変換したり印刷情報を形成したりする画像形成部、形成された印刷情報等を印刷用紙等に出力する画像出力部などからなる。
画像入力部は、画像情報を画像形成装置に入力する部分であり、たとえば、画像や文字図形等が記載された原稿などの情報を入力する。
画像入力部としては、情報が印刷された原稿を読み取るスキャナ(読取装置)を用いる。
また、画像形成装置には、読み取る原稿を載置する載置台が備えられ、載置台の所定の読み取り領域内に、原稿を載置する。
たとえば、印刷画像が記載された原稿が載置台に載置された場合、その原稿をスキャナで読み取り、印刷画像の電子データを、記憶部50に記憶する。
原稿を読み取ること以外に、画像情報を入力する方法は種々の方法がある。
たとえば、USBメモリやハードディスクなどの外部の記憶装置を接続するインタフェースが、画像入力部に該当する。
入力したい印刷画像などの電子データファイルを、USBメモリなどの外部の記憶装置に保存しておき、USBメモリ等をUSB端子などの入力インタフェースに接続し、操作部12で所定の入力操作を行うことによって、USBメモリ等に保存された所望の電子データファイルを読み出して、記憶部50に、電子データとして記憶してもよい。
また、インターネットなどのネットワークを介して、印刷画像を予め記憶したパソコンなどの情報処理装置やサーバに接続して、データ通信によって、印刷画像などを受信してもよい。さらに、通信機能を有するカメラで、印刷画像が記載された用紙を撮影し、無線通信によってカメラと接続し、撮影された印刷画像を受信してもよい。
また、画像形成装置は、画像情報の入力に関して、読み取る原稿が載置台に載置されたことを検出する光学センサや、USBメモリ等の外部記憶装置が画像形成装置に接続されたことを検出する機構を有する。
画像形成部は、たとえば、画像データを記録用紙に印刷する場合、一般的に、帯電、露光、現像、転写、クリーニング、除電、及び定着の各工程を連続的に実施して、画像データを記録用紙に形成する。
現像工程では、トナーカートリッジからトナーを現像装置に補給し、帯電した感光体ドラムの表面に形成された静電潜像が現像され、静電潜像に対応したトナー像が形成される。
感光体ドラムの表面に形成されたトナー像は転写装置によって記録用紙上に転写され、その後、定着装置によって加熱されることにより記録用紙上に定着させられる。
画像出力部は、形成された画像データを出力する部分であり、たとえば、プリンタに相当し、所定の印刷用紙(紙媒体)に、編集後の印刷画像を、印刷して出力する。
ただし、画像データの出力は、印刷に限るものではなく、USBメモリなどの外部の記憶装置への画像データの記憶や、インターネットなどのネットワークを介して他の情報処理装置やサーバへの画像データの送信でもよい。
ログ情報取得部16は、画像形成装置の動作状態等を含むログ情報を取得する部分である。
ログ情報とは、画像形成装置の動作状況、メンテナンス状況、トラブル発生状況などを、時刻情報や設定値などとともに記憶した情報である。
たとえば、実行された機能と、操作内容と、その機能の実行時刻とからなる実行機能情報、トラブルが発生した場合の画像形成装置の動作内容とトラブル発生時刻とからなるトラブル情報、実行時の各種設定内容と実行する機能と実行条件とからなる課金情報が、ログ情報として取得され、記憶部50に記憶される。
ログファイル生成部17は、取得したログ情報を分割して、複数のログファイルを生成する部分である。
記憶部50に記憶されているログ情報をサーバ3SVに送信するために、送信可能な形態のログファイルを生成する。
たとえば、記憶されているログ情報は、膨大なサイズの情報となっている場合があるので、所定の比較的小さなサイズのファイルに分割する。
記憶されているすべてのログ情報を1つのファイルで送信しようとすると、たとえば数時間という長時間を要する場合もあり、ログ情報の送信の優先順位が高い場合、そのログ情報の送信中に、ユーザが画像形成装置のファックス機能を利用しようとしても、ファックス機能の実行が長時間待たされる場合や、実行できない場合もある。
そこで、ログ情報を、画像形成装置本来の機能の実行に大きな問題を与えない程度のサイズを持つファイルに分割する。
たとえば、記憶されているログ情報のサイズが100Mバイトである場合、ログ情報の1つのログファイルが1Mバイト程度になるように、分割する。この場合、ログ情報が100個のログファイルに分割されて、これらのログファイルが順次サーバSVに送信される。
1つのログファイルの送信を完了するのに、たとえば10秒間かかる場合、ログファイルの送信中に、ユーザによって画像形成装置のファックス機能が利用された場合、最大10秒間待てば、ログファイルの送信を一時中断して、ファックス機能を実行できる。
また、常にログ情報を記憶している場合は、所定の単位時間内に記憶されたログ情報ごとに、1つのファイルに分割してもよい。
たとえば、ログ情報が、ログ情報の記憶時刻と対応付けて記憶されている場合、ログ情報を10分ごとに分割し、その10分間のログ情報を、1つのログファイルとして生成する。
もし、60分間のログ情報が記憶されていた場合、そのログ情報が、6つのログファイルに分割され、これらの6つのログファイルが順次サーバSVに送信される。
このように、記憶部に記憶された大量のログ情報を、比較的小さなサイズのログファイルに分割してサーバに送信するようにすれば、ログ情報の送信中にユーザによって画像形成装置の所定の機能が利用された場合であっても、所定の機能の実行にほとんど支障を与えることなく、ログ情報の効率的な送信ができる。
ログ情報の分割方法は、一定サイズごと、あるいは、単位時間ごとに限るものではなく、たとえば、ジョブ種、装置の使用率などに基づいて、ログ情報を分割してもよい。
人体検知部18は、情報処理装置の近傍に存在する人物を検知する部分であり、たとえば、画像形成装置を利用しにきた人体を検知する。
ユーザが画像形成装置の近傍に近づき、画像形成装置の操作部12を操作できる位置に、所定時間以上ユーザが居る場合、そのユーザを人物として検知する。
後述する装置停止条件に、人体検知部18によって人物を検知したことが含まれる。
人体検知部18としては、たとえば、赤外線センサーやカメラ等の人感センサーを利用し、画像形成装置の操作部が配置される前面パネルに人感センサーを取り付ければよい。
また、人体検知部18を中心とした所定の半径を持つ半円状の領域を人体検知領域とし、この半円状領域の中に、たとえば、3秒以上継続して人体が検知された場合に、人体検知有りと判断し、その他の場合には、人体検知無しと判断する。
後述するように、ログ送信部23がログファイルを送信しているときに、人体検知部18によって、人物を検知した場合(人体検知有りと判断された場合)、ユーザが画像形成装置を利用しにきたと判断し、ログ送信部によるログファイルの送信を停止させる。
また、実際に送信中の1つのログファイルの送信が終了した後に、その後送信する予定であった送信待ち状態のログファイルの送信を一時中断してもよい。
すなわち、ユーザが画像形成装置を利用する可能性のある場合は、ログファイルの送信を一時中断し、ユーザが選択した機能の実行に影響を及ぼさないようにする。
ログファイルの送信を一時中断した後、人体検知無しと判断された場合は、中断していたログファイルの送信を再開する。
表示画面検出部19は、表示部13に現在表示されている画面の種類を検出する部分である。
表示部13に表示することが可能な画面の種類が複数個ある場合、たとえば、表示画面ごとに、識別名称や画面番号を予め付与しておき、現在、表示部13に表示されている画面の識別名称や画面番号を、現在表示画面情報52として、記憶する。
この記憶された現在表示画面情報を確認することにより、現在表示されている画面が、どの識別名称等を持つ画面であるかを特定する。
たとえば、現在、画像形成装置の「初期画面」が表示されている場合、現在表示画面情報52として、初期画面に対応する画面番号(たとえばDS01)を記憶し、表示画面検出部19は、画面番号(DS01)に対応する初期画面が、現在表示されていることを検出する。
また、後述するように、送信停止条件に、検出された画面の種類が、機能を開始させるために表示される機能実行画面に相当するものであることが含まれ、ログ送信部23がログファイルを送信しているときに、表示部13に機能実行画面が表示された場合に、ログ送信部23によるログファイルの送信を停止させる。
この機能実行画面には、複写機能を実行させることが可能なコピー画面、ファックス機能を実行させることが可能なファックス画面、コンテンツを印刷するコンテンツプリント画面、読み取った画像をサーバへ格納するネットワークスキャン画面、行政サービス画面などが含まれる。
たとえば、画像形成装置を利用しようとするユーザが、コピー機能の実行を開始させることが可能な機能実行画面(コピー画面)を表示させた場合には、実際にコピー機能を実行させる可能性が高くなったと考えられるので、送信中のログファイルの送信を停止させる。
このように、ログファイルの送信を停止させることにより、実行しようとしている機能の実行に、影響を与えないようにすることができる。
また、後述するように、送信許可条件に、検出された画面の種類が、実行する機能を選択するための初期画面に相当するものであることが含まれ、表示部13に初期画面が表示されている場合に、ログ送信部23が、生成されたログファイルを送信するようにしてもよい。
初期画面は、画像形成装置で実行する機能を選択するための画面であり、実行する機能はまだ決まっておらず、すぐに機能が実行される可能性が少ないと考えられるので、初期画面の表示状態では、ログファイルを送信しても、機能の実行に影響を与えることはない。
省エネ監視部20は、画像形成装置の動作モードを監視する部分であり、特に、現在の動作モードが、消費電力を抑制する省エネモードであるか否かを判断し、さらに、動作モードが、省エネモードに移行すべきか否かを監視する。
この発明では、特に、省エネ監視部20によって、省エネモードに移行すべきと判断されたときに、ログ送信部23がログファイルを送信している場合、制御部11が、そのログファイルの送信を継続し、省エネモードに移行することを保留する。
また、省エネ監視部20によって、省エネモードに移行すべきと判断されたときに、送信待ち状態のログファイルが存在する場合は、制御部11が、省エネモードに移行することを保留し、送信待ち状態のすべてのログファイルの送信が完了した後に、省エネ移行部22が動作モードを省エネモードに移行させる。
画像形成装置の動作モードには、たとえば、通常動作モード、省エネモード、待機モード、メンテナンスモード、デモモードなど種々のモードが存在するが、所定の動作モード移行条件に基づいて、現在の動作モードが移行される。
たとえば、画像形成装置の機能が実行されていない状態や、操作入力がされない状態が、所定時間以上継続した場合には、通常動作モードから省エネモードに移行し、動作モード情報54として、省エネモードに相当する情報を記憶する。
また、省エネモードで動作する時間帯(省エネ時間帯)を予め設定しておき、現在時刻が省エネ時間帯になった場合は、省エネモードに移行し、動作モード情報として、省エネモードに相当する情報を記憶する。
省エネモードは、画像形成装置をいわゆる節電状態とするので、コピー等の画像形成装置の機能をすぐに起動できる状態ではなく、コピー等の機能を起動させるために相当の時間がかかる状態であり、節電状態とするために、現像や定着などの画像処理機能を停止させ、通信機能を動作させる必要のあるログ情報の送信機能も停止させられる。
したがって、省エネモードに移行する場合は、原則として、ログ情報の送信を実行中であっても、ログ情報の送信機能が停止させられる。
しかし、画像形成装置がほとんど利用されない夜間の数時間が省エネ時間帯として予め設定されている場合において、ログ情報を送信中に、この夜間の省エネモードに移行してしまうと、しばらくログ情報の送信が行われなくなる。
そこで、この発明では、省エネモードに移行しようとする場合において、ログ情報を送信している状態である場合には、そのログ情報の送信を継続し、省エネモードへの移行を遅らせる。省エネモードに移行しようとする場合は、たとえば、画像形成装置がほとんど利用されない夜間になったか、あるいは、省エネモードに移行することが要求された場合が多いと考えられるので、節電効果は減少するが、ログ情報の送信を継続し、省エネモードへの移行を遅らせても、ユーザによる画像形成装置の利用に影響を及ぼすことは少ないと考えられる。
省エネ移行要求検出部21は、後述する機能制御装置PC4から、省エネ移行要求を受信したか否かをチェックする部分である。
省エネ移行要求を受信した場合は、原則として、省エネモードに移行されるが、省エネ監視部20によって、ログ情報が現在送信中であるか、あるいは、送信待ち状態のログファイルが存在することを検出した場合は、省エネモードへの移行を保留し、たとえば、送信すべきログ情報の送信がすべて完了した後に、省エネモードに移行する。
すなわち、省エネモードに移行することを要求する情報を受信したときにおいて、ログ送信部23がログファイルを送信している場合、または、送信待ち状態のログファイルが存在する場合は、省エネモードに移行することを保留し、送信中のログファイルの送信を継続し、送信中のログファイルおよび送信待ち状態のすべてのログファイルの送信が完了した後に、省エネ移行部22が動作モードを省エネモードに移行させる。
一方、ログ送信部23がログファイルを送信しておらず、送信待ち状態のログファイルも存在しない場合は、省エネモードに移行することを要求する情報を受信したときに、省エネ移行部22が動作モードを省エネモードに移行させる。
省エネ移行部22は、画像形成装置の動作モードを、省エネモードに移行させる処理をする部分である。
省エネモードに移行させる場合、たとえば、操作部や表示部への電源供給を中止し、画面表示を消去して、通信機能も停止させ、人体検知、印刷装置、HDDなどの記録媒体等の機能も停止させる。
また、現在時刻が省エネ時間帯になった場合や、機能制御装置PC4から省エネ移行要求を受信した場合の他に、サーバセンターなどから省エネ移行を要求された場合などに、原則として、省エネモードに移行させる処理をする。
ただし、上記したように、ログ情報の送信中であって省エネモードへの移行を遅延させる場合は、送信すべきログ情報の送信がすべて完了した後に、省エネモードに移行させる処理をする。
ログ送信部23は、ネットワーク2を介して、ログ情報を情報管理装置(サーバSV)3に、順次、送信する部分である。
上記したように、ログ情報を分割したログファイルを生成した後、後述するような所定の送信許可条件が発生した場合に、ログ送信部23が、生成された複数のログファイルを、サーバSVに、順次、送信する。
また、ログ情報を分割したログファイルごとに、ファイル名と、送信状態フラグを設定し、ログファイルの送信状態を管理する。
たとえば、後述するように、送信待ち状態のログファイルには、送信状態フラグとして、送信待ちを意味する情報(たとえば、2)を設定し、送信が完了したログファイルには、送信状態フラグとして、送信済みを意味する情報(たとえば、0)を設定する。
停止条件判定部24は、ログ情報を情報管理装置(サーバSV)に送信させることを停止させる条件(送信停止条件)が発生しているか否かを判定する部分である。
送信停止条件には、たとえば、画像形成装置において、実行可能な機能のうち、ネットワークを介した通信を伴う機能の実行が開始されたこと、および、機能の実行開始に関連した状況が発生したことが含まれる。
ネットワークを介した通信を伴う機能には、ファックス送信サービス、行政サービス、ファイル転送サービス、印刷サービスなどのうち、いずれか1つ以上の機能が含まれる。
また、機能の実行開始に関連した状況には、情報処理装置の近傍に存在する人物を検知したこと、情報処理装置の機能を選択するための初期画面以外の画面が表示されていること、情報処理装置の機能を実行させる入力操作がされたことのいずれかが含まれる。
また、上記したような通信機能、人体検知、画面表示の他にも、たとえば、メンテナンスの機能が実行された場合、操作使用予約、アップデートなどの場合に、ログ情報の送信を停止させる条件(送信停止条件)が発生していると判定してもよい。
このような送信停止条件のいずれかが発生した場合に、制御部11が、ログ送信部によるログ情報のサーバへの送信を停止させる。原則として、実際に送信中の1つのログファイルも、送信途中で送信を中断させる。
ただし、ログ情報を分割した各ログファイルが、ファイルサイズが比較的小さく、送信時間がたとえば数秒程度というように短い場合は、その送信を継続してもよい。
すなわち、上記した送信停止条件のいずれかが発生したときに、実際に送信中のログファイルLが存在する場合、その送信中のログファイルLの送信を継続し、ログファイルLの送信が完了した後に、その後に送信すべきログファイルの送信を停止させる。
各ログファイルの送信にかかる時間が短い場合は、そのログファイルの送信が完了するのを待っても、ユーザの選択した機能の実行に与える影響は少なく、実際に送信中の1つのログファイルの送信を途中で中断した場合は、その中断したログファイルを再送する必要があるが、その送信中のログファイルの送信を完了させることにより、再送する必要はなく、ログ情報全体の送信効率が低下することがないようにすることができる。
送信判定部25は、ログファイルの送信状態を判定し、ログファイルごとに送信状態フラグを設定する部分である。
たとえば、ログファイルが、送信待ち状態であるか、送信中であるか、送信済みか、送信中断状態かを判定し、その状態を、送信状態フラグに設定する。
また、上記した送信停止条件が発生した場合に、実際に送信中の1つのログファイルの送信を途中で中断するか、あるいは、その1つのログファイルの送信は継続し、その送信が完了した後に、その後の待ち状態のログファイルの送信を中断させるかを判定する。
記憶部50は、この発明の画像処理装置の各機能を実行するために必要な情報やプログラムを記憶する部分であり、ROM、RAM、フラッシュメモリなどの半導体記憶素子、HDD、SSDなどの記憶装置、その他の記憶媒体が用いられる。
記憶部50には、たとえば、ログファイル51、現在表示画面情報52、人体検知情報53、動作モード情報54、省エネ移行情報55などが記憶される。
図3に、この発明の画像形成装置の記憶部に記憶される情報の一実施例の説明図を示す。
ログファイル51は、取得したログ情報を、サーバに送信する形式に変換したものであり、各ログファイルは、ログ情報を所定の大きさに分割することにより、生成される。
サーバに送信されるログ情報は、複数個のログファイルから構成される。
ログファイル51は、それぞれファイル名が付与されて記憶部に記憶される。
また、ログファイルごとに、サーバへの送信に関して、そのログファイルが現在どのような状態であるかを示す送信状態フラグを、ファイル名に対応付けて記憶する。
図3(a)に、ログファイル(LGF)51の一実施例を示す。
ここでは、ログファイル(LGF)は、ファイル名と、送信状態フラグ(SDF)とからなるものを示しているが、分割されたログ情報の内容も対応付けて記憶されている。
また、送信状態フラグSDFは、4つの送信状態からなるものとし、各ログファイルには、これらのいずれかの送信状態が設定されているものとする。
図3(a)に示すように、送信状態フラグSDFは、「送信済み」、「送信中」、「送信待ち」、「送信中断(キャンセル)」のいずれかの送信状態が設定されているものとする。
たとえば、図3(a)のログファイルLG001は、「送信済み」のファイルであり、その送信状態フラグSDFには、ゼロが設定されている。「送信済み」のファイルは、すでに、サーバに送信されたことを意味する。
また、ログファイルLG002は、「送信中」のファイルであり、その送信状態フラグSDFには、1が設定されている。「送信中」のファイルは、現在、サーバに送信している途中であることを意味する。
ログファイルLG003は、「送信待ち」のファイルであり、その送信状態フラグSDFには、2が設定されている。「送信待ち」のファイルは、まだサーバに送信されていないことを意味する。取得されたログ情報が分割され、生成された直後のログファイルは、原則として、「送信待ち」に設定される。
ログファイルLG004は、「送信中断」のファイルであり、その送信状態フラグSDFには、3が設定されている。「送信中断」のファイルは、もともと「送信待ち」のファイルであったが、所定のログ情報の送信停止条件が発生したために、「送信中断」に設定が変更されたファイルであること、または、「送信中」のファイルであったが、所定のログ情報の送信停止条件が発生したために、「送信中断」に設定が変更されたファイルであることを意味する。送信停止条件が発生した状態は、たとえば、人体を検知している状態や、コピー機能など所定の機能を実行させるための画像が表示された状態である。
送信停止条件が解消すると、「送信中断」のファイルは、「送信待ち」のファイルに戻る。
各ログファイルの送信状態フラグSDFは、「送信中断」の状態にならないものとすると、ログファイルが生成された後に、「送信待ち」に設定され、その後「送信中」に変更されて、サーバへの送信が完了すると、「送信済み」に設定される。
「送信済み」に設定されたログファイルは、必要に応じて、記憶部から消去してもよい。
現在表示画面情報52は、現在、表示部13に表示されている画面を識別する情報である。
図3(b)に、現在表示画面情報(HDS)52の一実施例を示す。
ここでは、画面番号と、その画面番号が意味する表示画面の内容(画面名称)を示している。
たとえば、画面番号DS01は、初期画面(ポータル画面とも呼ぶ)を意味する。現在表示画面情報52に、DS01が記憶されている場合、現在の表示部13には、初期画面が表示されている。
初期画面は、たとえば、画像形成装置が起動された場合に、最初に表示される画面であり、画像形成装置が持つ主要な機能を選択するための画面である。
初期画面が表示されている状態では、まだ実行すべき機能が選択されていない状態であり、たとえば、ユーザによって、初期画面に表示された「コピー」、「スキャン」、「ファックス」、「ファイル送信」、「コンテンツプリント」、「行政サービス」などのうち、いずれかの機能を選択入力することにより、選択された機能を実行するための表示画面に切り替えられる。
このように、初期画面が表示されている状態では、画像形成装置の機能が実行されていないので、後述するように、「送信待ち」のログファイルが存在する場合は、ログファイルのサーバへの送信を行う。
一方、図3(b)に示した他の表示画面が表示されている場合は、「送信待ち」のログファイルが存在しても、ログファイルのサーバへの送信は行わないものとする。
図3(b)において、画面番号DS02の「コピー画面」、画面番号DS03の「ファックス画面」、画面番号DS04の「写真サービス画面」、画面番号DS05の「コンテンツサービス画面」のいずれかが、現在表示画面情報52に設定されている場合は、ユーザによって、所望の機能を実行しようとしている状態と考えられるので、その機能の実行に影響を与えないようにするために、サーバに、ログファイルを送信しないものとする。
また、初期画面から「コピー画面」などの初期画面以外の画面に、表示が変化した場合に、送信中のログファイルがある場合、その送信中のログファイルの送信が完了するまで、送信を継続してもよい。この場合、送信中のログファイルの送信が完了した後に、ログファイルのサーバへの送信を中断する。
なお、表示画面は、図3(b)に示した5つの画面に限るものではなく、他の表示画面がある場合は、新たに、画面番号とともに設定すればよい。
また、上記のように、初期画面のみを、ログファイルをサーバに送信を行うことができる表示画面としたが、これに限るものではない、
初期画面以外に、ログファイルをサーバに送信してもよい表示画面があれば、その表示画面について、ログファイルをサーバに送信を行う表示画面として設定してもよい。
この場合、画面番号と、画面名称と、ログファイルのサーバへの送信可否とを対応付けて記憶すればよい。
人体検知情報53は、人体検知部18により検知されている現在の状態を示す情報である。たとえば、現在、人体検知部18により人体が検知されている状態であり、その人体検知状態が、所定時間(たとえば、10秒)以上継続している場合、人体検知情報53に、人体が検知されていることを示す情報(たとえば、1)が、設定される。
一方、人体が検知されなくなった状態が、所定時間(たとえば、30秒)以上継続している場合は、人体検知情報53に、人体が検知されていないことを示す情報(たとえば、0)が、設定される。
動作モード情報54は、画像形成装置の現在の動作モードを記憶した情報である。
図3(c)に、動作モード情報(MD)54の一実施例を示す。
たとえば、図3(c)に示すように、現在の動作モードが、「通常モード」の場合は、動作モード情報54に、10が設定される。
現在の動作モードが、「省エネモード」の場合は、動作モード情報54に、11が設定される。
省エネ移行情報55は、「省エネモード」の移行に関係する情報であり、たとえば、省エネモードの時間帯(開始時刻と終了時刻)、入力操作や機能が実行されなくなった後から省エネモードに移行するまでの時間、省エネレベル、解除方法などが予め記憶される。
また、省エネモードへの移行判定や、ログ情報の送信の可否を判定するための情報も記憶され、たとえば、図3(d)と図3(e)に示すように、省エネ移行中フラグ(PST)や、省エネ移行可フラグ(PSE)が記憶される。
省エネ移行中フラグ(PST)は、現在は「省エネモード」ではないが、省エネモードに移行しようとしている準備段階(移行中と呼ぶ)であるか否かを示す情報である。
図3(d)に、省エネ移行中フラグ(PST)の一実施例を示す。
たとえば、省エネ移行中フラグ(PST)に、20が設定されている場合は、省エネ移行中でないこと(移行なし)を意味し、21が設定されている場合は、省エネ移行中であること(移行中)を意味する。
省エネモードに移行しようとしている準備段階であるとき、たとえば、ログ情報を送信中であり、「送信待ち」のログファイルが存在している状態の場合がある。
上記したように、省エネモードに移行してしまうと、ログ情報の送信も停止してしまうので、残りのログファイルの送信が完了するのを待つために、省エネ移行中フラグ(PST)を移行中(21)に設定して、すぐに省エネモードに移行しないようにする。
すなわち、省エネ移行中フラグ(PST)が移行中(21)に設定された状態では、ログ情報の送信が行われる。
一方、残りのログファイルの送信が完了した場合、省エネ移行中フラグ(PST)が、移行中(21)から、移行なし(20)に変更される。
すなわち、省エネ移行中フラグ(PST)が移行なし(20)に設定された状態では、ログ情報の送信が行われていない状態である。
図3(e)に、省エネ移行可フラグ(PSE)の一実施例を示す。
省エネ移行可フラグ(PSE)は、省エネモードに移行することを許可するか、又は禁止(不可)するかを示す情報である。
たとえば、省エネ移行可フラグ(PSE)に、30が設定されている場合は、省エネモードに移行することを禁止すること(移行不可)を意味し、31が設定されている場合は、省エネモードに移行することを許可すること(移行許可)を意味する。
省エネ移行可フラグ(PSE)が、移行不可(30)に設定されている場合、省エネモードに移行することが要求されている場合や、省エネモードの時間帯になった場合でも、省エネモードには入らない。
一方、省エネ移行可フラグ(PSE)が、移行許可(31)に設定されている場合に、省エネモードに移行することが要求された場合や、省エネモードの時間帯になった場合は、省エネモードに入る。
<機能制御装置の構成>
図2に、この発明の機能制御装置の一実施例の構成ブロック図を示す。
機能制御装置(以下、アプリケーションボックス、PCとも呼ぶ)4は、画像形成装置で実行可能な機能の選択、課金処理、画像形成装置の動作モードの設定、省エネモードへの移行管理、メンテナンス処理、アップデート処理、設定切り替えなどを行う装置である。
機能制御装置PCは、画像形成装置MFP1と通信可能に接続されるか、あるいは、画像形成装置MFPに内蔵してもよい。または、画像形成装置自体が、機能制御装置PCに相当する機能を最初から備えてもよい。
また、機能制御装置PC4は、ネットワークを介して、情報管理装置SV3に接続される。
機能制御装置PCと画像形成装置MFPとが接続されている場合、画像形成装置MFPで取得したログ情報は、一旦、機能制御装置PCに送信され、機能制御装置PCにおいて、ログ情報を分割したログファイルを生成し、機能制御装置PCから情報管理装置SVに、ネットワークを介して、ログファイルを送信してもよい。
また、画像形成装置MFPで、取得したログ情報を分割してログファイルの生成までを行い、生成したログファイルを機能制御装置PCに送信して、機能制御装置PCから情報管理装置SVに、ネットワークを介して、ログファイルを送信してもよい。
あるいは、機能制御装置PCでは、画像形成装置で実行可能な機能の選択、課金処理、画像形成装置の動作モードの設定、省エネモードへの移行管理を行うが、ログ情報の取得、
ログファイルの生成および送信機能は、画像形成装置で行うようにしてもよい。
図2において、この発明の機能制御装置PC4は、主として、制御部71、操作部72、表示部73、通信部74、省エネ移行要求部75、機能実行部76、記憶部77を備える。
制御部71は、機能制御装置PCの操作部や通信部などの各構成要素の動作を制御する部分であり、主として、CPU、ROM、RAM、I/Oコントローラ、タイマー等からなるマイクロコンピュータによって実現される。
CPUは、ROM等に予め格納された制御プログラムに基づいて、各種ハードウェアを有機的に動作させて、機能制御装置PCの省エネ移行要求機能、ログ送信機能などを実行する。
また、機能制御装置PCで、画像形成装置の省エネモードへの移行管理を行う場合、動作モードの時間管理も機能制御装置PCで行い、たとえば、現在時刻が予め設定された省エネモードの時間帯に入った場合、ユーザによる入力操作が所定時間以上なかった場合などにおいて、自動的に、画像形成装置に対して、省エネ移行要求を行ってもよい。
操作部72は、画像形成装置によって実行されるアプリケーションプログラムの利用者が所定の入力操作をするための入力装置である。
たとえば、文字などの情報の入力や、機能の選択入力をする部分であり、キーボード、マウス、タッチパネルなどが用いられる。
また、たとえば、画像形成装置が設置された店舗等の店舗担当者が、省エネモードに移行させたい場合は、店舗担当者が所定の「省エネ移行」キーを入力操作することにより、画像形成装置に対して、省エネ移行要求を行ってもよい。
表示部73は、情報を表示する部分であり、各機能の実行に必要な情報や、機能の実行の結果などを、利用者に知らせるために表示する。たとえば、LCD、有機ELディスプレイなどが用いられ、操作部72としてタッチパネルが用いられる場合は、表示部とタッチパネルとが重ね合わせて配置される。
表示部73には、たとえば、画像形成装置の印刷機能や、原稿読取機能等を実行するのに必要な情報や設定項目、ユーザに対する問合せメッセージ、現在の動作状態を示す情報、ログの送信状態に関する情報などが、文字、記号、画像、アイコン等を用いて、表示される。
通信部74は、ネットワーク2を介して、情報管理装置SV3など、他の情報通信機器と通信をする部分である。
たとえば、ネットワークに接続されたサーバSV3から、画像データを受信する。あるいは、画像形成装置で生成された画像データを、サーバSV3に送信する。
また、画像形成装置で生成されたログファイルを、サーバSV3に送信する。
また、機能制御装置PC4が画像形成装置MFP1に接続されている場合、画像形成装置MFPに、省エネ移行要求を送信する。
ネットワークとしては、LAN、インターネットなどのWAN、その他の専用回線などが利用され、通信形態は、有線通信と無線通信のどちらでもよい。
省エネ移行要求部75は、画像形成装置MFPに、省エネ移行要求を送信する部分である。省エネ移行要求は、画像形成装置MFPの動作モードを、省エネモードに変更するように要求する情報である。
省エネ移行要求を画像形成装置に送信した場合、原則として、画像形成装置は、省エネモードに入る。ただし、上記したように、画像形成装置が、省エネ移行要求を受信したときに、ログ情報の送信をしている場合は、そのログ情報の送信が完了するまで、省エネモードに入ることを、遅延させてもよい。
機能実行部76は、操作部72等によって要求された機能を実行するように、画像形成装置に対して、機能の実行に必要な情報を与える部分である。
画像形成装置に機能の実行に必要な情報を与えることによって、画像形成装置によって、ユーザが選択した機能が実行される。
記憶部77は、機能制御装置PCの各機能を実行するために必要な情報やプログラムを記憶する部分であり、ROM、RAM、フラッシュメモリなどの半導体記憶素子、HDD、SSDなどの記憶装置、その他の記憶媒体が用いられる。
記憶部77には、たとえば、上記したログファイル51、現在表示画面情報52、動作モード情報54などを記憶してもよい。
<ログファイルの送信制御の条件>
上記したように、この発明の画像形成装置では、ログ情報を取得し、取得したログ情報を分割して、複数のログファイルを生成した後、ログファイルを、順次、サーバに送信する。
ただし、画像形成装置で実行される機能に影響を与えないように、ログファイルを、サーバに送信することが好ましい。
以下に、ログファイルの送信制御をするときの条件の実施例について、説明する。
(ログファイルを、サーバに送信しない条件:送信禁止条件)
画像形成装置が次のような状態にある場合(送信禁止条件が成立する場合)は、ログファイルを、サーバに送信しないようにする。
条件A1:画像形成装置で、ネットワークを利用した機能を実行中の場合
たとえば、ファックス送信サービス、行政サービス、ネットワークを利用した印刷サービス、ネットワークを利用したファイル送信サービス等のネットワークを利用した機能を実行している場合、「送信待ち」のログファイルが存在しても、ログファイルを、サーバに送信しないようにする。
条件A2:画像形成装置で、担当者によるメンテナンスをしている場合
たとえば、画像形成装置の部品調整、部品交換、発生したトラブルの除去などをしている場合、「送信待ち」のログファイルが存在しても、ログファイルを、サーバに送信しないようにする。
条件A3:サーバがログファイルを受信できない場合
たとえば、サーバがメンテナンス中である場合や、通信経路がダウンしている場合に、「送信待ち」のログファイルが存在しても、ログファイルを、サーバに送信しないようにする。
(ログファイルの送信を停止させる条件:送信停止条件)
ログファイルをサーバに送信している途中において、画像形成装置が次のような状態になった場合(送信停止条件が成立する場合)は、ログファイルの送信を停止させる。
ただし、実際に送信中の1つのログファイルについては、送信を完了し、その後に送信する予定のログファイルの送信を停止させてもよい。
条件B1:人体検知をした場合
たとえば、ユーザが画像形成装置の正面位置に来て、一定時間以上存在していた場合に、ログファイルの送信を停止させる。
条件B2:操作部による入力操作がされた場合
たとえば、ユーザが画像形成装置の操作部を利用して、機能を選択する操作や、機能の実行を開始させる操作をした場合に、ログファイルの送信を停止させる。
条件B3:初期画面以外の表示画面が表示された場合
たとえば、コピー機能などを実行させるための画面が表示された場合は、ログファイルの送信を停止させる。
ただし、初期画面以外に、ログファイルの送信を停止させない表示画面Wが予め設定されている場合において、その表示画面Wが表示されている場合は、ログファイルの送信を停止させないようにしてもよい。
条件B4:画像形成装置で、ネットワークを利用した機能が実行された場合
たとえば、ファックス送信サービス、行政サービス、ネットワークを利用した印刷サービス、ネットワークを利用したファイル送信サービス等のネットワークを利用した機能の実行が開始された場合、ログファイルの送信を停止させる。
条件B5:画像形成装置で、機能の実行を継続できないようなトラブルが発生した場合
たとえば、画像形成装置での紙詰まり、部品の故障などのトラブルが発生した場合、ログファイルの送信を停止させる。
ただし、通信機能が正常であり、発生したトラブルが、致命的なエラーで緊急の対応が必要な場合は、そのトラブル発生時と発生直前のログ情報も含めて、ログファイルの送信を継続してもよい。
また、通信機能にトラブルが発生している場合は、ログ情報の送信はできないが、ログ情報の取得については、継続して行うことが好ましい。
条件B6:機能制御装置でトラブルが発生している場合
たとえば、機能制御装置でエラーが発生している場合や、ネットワークがダウンしている場合、ログファイルの送信を停止させる。
(ログファイルの送信を実行させる条件:送信許可条件)
画像形成装置が次のような状態になった場合(送信許可条件が成立する場合)は、ログファイルの送信を開始させる。
条件C1:人体検知をしなくなった場合
たとえば、画像形成装置を利用するユーザの人体検知をしていた状態から、人体検知をしない状態に変化し、人体検知をしない状態が一定時間以上経過した場合に、ログファイルの送信を開始させる。
条件C2:操作部による入力操作がされなくなった場合
たとえば、画像形成装置の操作部を利用した入力操作がされなくなった状態が、一定時間以上経過した場合に、ログファイルの送信を開始させる。
条件C3:初期画面が表示された場合
たとえば、初期画面を表示させる入力操作がされ、初期画面を表示した状態が、一定時間以上経過した場合に、ログファイルの送信を開始させる。
条件C4:ログ送信要求があった場合
たとえば、ユーザによって、ログの送信を要求する入力操作がされた場合、現在記憶されているログ情報から、ログファイルを生成して、ログファイルの送信を開始させる。
条件C5:通信機能以外の重要なトラブルが発生した場合
たとえば、画像形成装置の現像、搬送、定着などの機能に、重要なトラブルが発生した場合、その重要なトラブルが発生した時と発生直前のログ情報も含めて、ログファイルの送信を開始させる。
条件C6:画像形成装置の利用が少ない時間帯になった場合
たとえば、現在時刻が午後10時から午前6時に属している場合など、画像形成装置の利用が少ない時間帯が分かっている場合に、その利用が少ない時間帯を予め設定しておき、
現在時刻が画像形成装置の利用が少ない時間帯に入った場合に、ログファイルの送信を開始させる。
条件C7:画像形成装置や機能制御装置でアップデートが実施される場合
たとえば、画像形成装置や機能制御装置でアップデートが予約されており、直前の情報などを保存しておく必要がある場合、ログファイルの送信を開始させる。
(ログファイルの送信を継続させる条件:送信継続条件)
ログファイルをサーバに送信している途中において、画像形成装置が次のような状態になった場合(送信継続条件が成立する場合)は、ログファイルの送信を継続させる。
条件D1:省エネモードに入る場合
たとえば、ログファイルをサーバに送信中に、省エネモードに入ることを要求された場合に、省エネモードに入らずに、ログファイルの送信を継続させる。
送信待ちのログファイルが存在する場合は、その送信待ちのログファイルをすべて送信した後に、省エネモードに入る。
条件D2:画像形成装置の利用が少ない時間帯になった場合
たとえば、ログファイルをサーバに送信中に、現在時刻が、予め設定された画像形成装置の利用が少ない時間帯(たとえば、午後10時から午前6時)に入った場合に、ログファイルの送信を継続させる。
条件D3:サーバ側で予定されているメンテナンス時刻が近い時間帯になった場合
たとえば、ログファイルをサーバに送信中に、現在時刻がサーバ側で予定されているメンテナンス時刻に近づいた場合、現在時刻が予め設定された画像形成装置の利用が多い時間帯などであったとしても、ログファイルの送信を継続させる。
メンテナンス時刻になり、自動的にメンテナンスが開始されると、ログファイルの送信が禁止される場合がある。そこで、ログファイルの送信ができなくなる前に、ログファイルの送信を完了することが好ましいので、上記のようにログファイルの送信を継続させる。
条件D4:送信するログファイルの容量が小さい場合
たとえば、ログファイルをサーバに送信中に、現在時刻が予め設定された画像形成装置の利用が多い時間帯などに入ったとしても、送信するログファイルの容量が小さく、残りのログファイルの送信に係る時間が、比較的短い場合(たとえば、約1分後に、ログファイルの送信が終了できる可能性がある場合)、ログファイルの送信を継続させる。
条件D5:画像形成装置や機能制御装置でアップデートが実施される場合
たとえば、画像形成装置や機能制御装置でアップデートが予約されており、直前の情報などを保存しておく必要がある場合、ログファイルの送信を継続させる。
<人体検知状態の変化に対応したログファイルの送信制御の実施例>
図4に、人体検知状態と、ログファイルの送信状態との関係を示した一実施例の説明図を示す。
画像形成装置の近傍にユーザがいない状態を人体非検知状態と呼び、画像形成装置の近傍にユーザが存在する状態を人体検知状態と呼ぶ。
人体非検知状態の場合は、送信すべきログファイルがあれば、順次、サーバに送信する。
人体検知状態になった場合は、ユーザが、画像形成装置を利用する可能性があると考えて、実行されるであろう機能に支障をあたえないようにするために、ログファイルの送信を一時中断する。ただし、この実施例では、現在送信中の1つのログファイルの送信は継続し、送信を完了させる。
図4(a-1)に、人体非検知状態における4つのログファイルLGFの送信状態フラグSDFを示す。
ここで、ログファイルLG001の送信状態フラグSDFが、すでに送信を完了したことを示す「送信済み(0)」であったとする。
また、ログファイルLG002の送信状態フラグSDFが、現在送信をしている状態を示す「送信中(1)」であったとする。
ログファイルLG003とLG004の送信状態フラグSDFについては、まだ送信をしていない状態を示す「送信待ち(2)」であったとする。
図4(a-2)は、図4(a-1)の状態からしばらく時間が経過し、ログファイルLG002の送信が完了した後で、まだ人体非検知状態である場合を示している。
図4(a-2)において、ログファイルLG002の送信が完了したため、ログファイルLG002の送信状態フラグSDFが、「送信済み(0)」に変化している。
また、図4(a-2)においては、ログファイルLG003の送信が開始されたとすると、ログファイルLG003の送信状態フラグSDFが、「送信中(1)」に変化する。
図4(b-1)は、図4(a-1)の状態から、ユーザが画像形成装置に接近し、人体検知状態に変化した場合を示している。
図4(a-1)では「送信待ち(2)」であったログファイルLG003とLG004の送信を一時的に中断するために、図4(a-2)において、ログファイルLG003とLG004の送信状態フラグSDFを、送信を中断することを示す「送信中断(3)」に設定する。
ログファイルLG002が送信中であれば、その送信は継続するので、ログファイルLG002の送信状態フラグSDFは、「送信中(1)」のままである。
図4(b-2)は、図4(b-1)の状態からしばらく時間が経過し、ログファイルLG002の送信が完了した後で、まだ人体検知状態である場合を示している。
図4(b-2)において、ログファイルLG002の送信が完了したため、ログファイルLG002の送信状態フラグSDFが、「送信済み(0)」に変化している。
ただし、まだ人体検知状態であるので、ログファイルLG003とLG004の送信状態フラグSDFは、「送信中断(3)」のままであり、ログファイルLG003の送信は開始されない。
図4(c-1)は、図4(b-1)の状態から、ユーザが画像形成装置から離れ(離間し)たため、人体非検知状態に変化した場合を示している。
ログファイルLG002の送信は完了したとする。
人体非検知状態に変化したので、画像形成装置が利用されなくなったと判断し、中断していたログファイルの送信を再開する。
図4(c-1)において、ログファイルLG002の送信が完了したため、ログファイルLG002の送信状態フラグSDFが、「送信済み(0)」に変化している。
また、ログファイルLG003とLG004の送信状態フラグSDFを、「送信中断(3)」から、「送信待ち(2)」に戻す。さらに、直ちに、「送信待ち(2)」となったログファイルLG003の送信を開始し、ログファイルLG003の送信状態フラグSDFを、「送信中(1)」に設定する。図4(c-1)では、ログファイルLG003が送信中の場合を示している。
図4(c-2)は、図4(c-1)の状態からしばらく時間が経過し、ログファイルLG003の送信が完了した後で、まだ人体非検知状態である場合を示している。
図4(c-2)において、ログファイルLG003の送信が完了したため、ログファイルLG003の送信状態フラグSDFが、「送信済み(0)」に変化している。
また、図4(c-2)において、ログファイルLG004の送信が開始されたとすると、ログファイルLG004の送信状態フラグSDFが、「送信中(1)」に変化する。
以上のように、人体検知状態と人体非検知状態の変化に対応して、ログファイルの送信状態フラグSDFの設定を変化させることにより、ログファイルの送信制御をしているので、ログファイルの送信が、ユーザが実行しようとしている機能の実行に影響を与えることがないようにできる。
人体検知の有無は、上記したように、送信停止条件の1つであるが、その他の送信停止条件についても、同様に、送信状態フラグSDFの設定を変化させることにより、ログファイルの送信制御をすることができる。
<表示画面の変化に対応したログファイルの送信制御の実施例>
図5に、表示部に表示される画面と、ログファイルの送信状態との関係を示した一実施例の説明図を示す。
表示部に表示される画面のうち、初期画面が表示されている状態では、送信すべきログファイルがあれば、順次、サーバに送信するものとする。
ただし、初期画面以外の画面が表示されている状態に変化した場合は、ユーザが選択した画像形成装置の機能が実行される可能性があると考えて、実行されるであろう機能に支障をあたえないようにするために、ログファイルの送信を一時中断する。ただし、この実施例では、現在送信中の1つのログファイルの送信は継続し、送信を完了させる。
この実施例では、ユーザの入力操作により、初期画面以外の画面として、コピー機能を実行させるためのコピー画面が表示される場合について説明する。
図5(d-1)に、初期画面を表示している状態における4つのログファイルLGFの送信状態フラグSDFを示す。
ここで、ログファイルLG001の送信状態フラグSDFが、すでに送信を完了したことを示す「送信済み(0)」であったとする。
また、ログファイルLG002の送信状態フラグSDFが、現在送信をしている状態を示す「送信中(1)」であったとする。
ログファイルLG003とLG004の送信状態フラグSDFについては、まだ送信をしていない状態を示す「送信待ち(2)」であったとする。
図5(d-2)は、図5(d-1)の状態から、ユーザがコピー機能を選択する入力操作をして、コピー画面が表示された場合を示している。
コピー画面が表示された場合は、コピー機能が実行される可能性があると判断し、ログファイルの送信を中断する。
図5(d-1)では「送信待ち(2)」であったログファイルLG003とLG004の送信を一時的に中断するために、図5(d-2)において、ログファイルLG003とLG004の送信状態フラグSDFを、送信を中断することを示す「送信中断(3)」に設定する。
ログファイルLG002が送信中であれば、その送信は継続するので、ログファイルLG002の送信状態フラグSDFは、「送信中(1)」のままである。
図5(d-3)は、図5(d-2)の状態からしばらく時間が経過し、ログファイルLG002の送信が完了した後で、まだコピー画面が表示された状態である場合を示している。
図5(d-3)において、ログファイルLG002の送信が完了したため、ログファイルLG002の送信状態フラグSDFが、「送信済み(0)」に変化している。
ただし、まだコピー画面が表示された状態であるので、ログファイルLG003とLG004の送信状態フラグSDFは、「送信中断(3)」のままであり、ログファイルLG003の送信は開始されない。
図5(d-4)は、図5(d-3)の状態から、ユーザが初期画面を表示させる入力操作をして、あるいは所定の時間が経過して、初期画面が表示された場合を示している。
初期画面が表示された場合は、コピー機能など画像形成装置のどの機能も実行されていない状態であると判断し、中断していたログファイルの送信を再開する。
図5(d-4)では、ログファイルLG003とLG004の送信状態フラグSDFを、「送信中断(3)」から、「送信待ち(2)」に戻す。さらに、直ちに、「送信待ち(2)」となったログファイルLG003の送信を開始し、ログファイルLG003の送信状態フラグSDFを、「送信中(1)」に設定する。図5(d-4)では、ログファイルLG003が送信中の場合を示している。
この後、初期画面が表示された状態であれば、ログファイルLG003の送信が完了した場合、ログファイルLG003の送信状態フラグSDFを、「送信済み(0)」に設定し、「送信待ち(2)」となっていたログファイルLG004の送信を開始し、ログファイルLG004の送信状態フラグSDFを、「送信中(1)」に設定する。
以上のように、表示部に表示される画面の変化に対応して、ログファイルの送信状態フラグSDFの設定を変化させることにより、ログファイルの送信制御をしているので、ログファイルの送信が、ユーザが実行しようとしている機能の実行に影響を与えることがないようにできる。
<実施例1:人体検知時におけるログ送信制御処理の説明>
ここでは、人体検知に対応して行われるログ送信制御の一実施例の処理内容について説明する。
図6と図7に、人体検知時におけるログ送信制御処理の一実施例のフローチャートを示す。
図6では、主として、人体検知がされていない場合の処理について示し、図7では、人体検知がされた場合の処理について示す。
図6のステップS1において、ログ情報取得部16が、画像形成装置のログ情報を取得して、記憶部50に記憶する。
ステップS2において、ログ情報を送信する要求があるか否かをチェックする。
ログ情報を送信する要求がある場合は、ステップS3に進み、そうでない場合は、ステップS1に戻る。
たとえば、店舗担当者によって、ログ情報送信を要求する入力操作がされたか否かをチェックする。あるいは、ログ情報を送信する時間帯が予め決められている場合は、現在時刻がその時間帯に属するか否かをチェックする。
また、記憶部50に記憶されたログ情報の容量が、所定の容量を超えた場合に、ログ情報を送信する要求をする場合は、ログ情報の容量が所定の容量を超えるか否かをチェックする。
また、特に、ログ情報を送信する要求がされることがなく、1つ以上のログ情報が、記憶部50に記憶された場合に、そのログ情報を自動的に送信するように設定されている場合は、ステップS2の判断がされることなく、ステップS3に進む。
ステップS3において、ログファイル生成部17が、ログ情報を送信するために、所定の基準でログ情報を分割し、ログファイルを生成する。
ここで、ログファイルごとに、ファイル名を付与し、ファイル名に対応する送信状態フラグSDFに、「送信待ち」を意味する「2」をセットする。
ステップS4において、人体検知部18が、人体検知の有無をチェックする。
たとえば、人体を検知した場合、人体検知情報53に、人体検知有りを意味する1をセットする。一方、人体を検知していない場合、人体検知情報53に、人体検知無しを意味する0をセットする。
ただし、画像形成装置を利用しにきたユーザを検知し、単に画像形成装置の近傍を通過するだけの人体を検知しないようにするために、人体検知があった後、所定の期間を通して人体検知が継続するか否かをチェックし、その期間内で人体検知が継続している場合に、人体検知有りと判断し、その他の場合には、人体検知無しと判断してもよい。
ステップS5において、人体検知有りと判断された場合は、図7のステップS31に進み、人体検知無しと判断された場合は、ステップS6に進む。
ステップS6において、送信中断状態のログファイルが存在するか否かをチェックする。
送信中断状態のログファイルが存在するか否かは、ログファイルごとに設定されている送信状態フラグSDFに、「送信中断」を意味する「3」が記憶されているか否かをチェックする。
送信中断状態のログファイルが1つでも存在する場合は、ステップS11に進み、1つも存在しない場合は、ステップS7に進む。
ステップS7において、送信待ち状態のログファイルが存在するか否かをチェックする。
送信待ち状態のログファイルが存在するか否かは、ログファイルごとに設定されている送信状態フラグSDFに、「送信待ち」を意味する「2」が記憶されているか否かをチェックする。
送信待ち状態のログファイルが1つでも存在する場合は、ステップS8に進み、1つも存在しない場合は、ステップS1に戻る。
ステップS8において、ログ送信部23が、送信待ち状態のログファイルを、サーバに送信する処理を開始する。
送信待ち状態のログファイルが1つだけ存在する場合は、通信部14によって、そのログファイルをサーバに送信する。
複数の送信待ち状態のログファイルが存在する場合は、送信待ち状態のログファイルを1つ選択し、通信部14によって、選択したログファイルをサーバに送信する。
また、送信しようとするログファイルに設定されている送信状態フラグSDFに、「送信中」を意味する「1」をセットする。
ステップS9において、送信中になっているログファイルが送信完了になったか否かをチェックする。
たとえば、通信部14から、そのログファイルの送信が完了したことを示す通知があるか否かをチェックする。
ログファイルが送信完了になった場合は、ステップS10に進み、そうでない場合は、ステップS9を繰り返す。
ステップS10において、1つのログファイルの送信が完了したので、そのログファイルに対応する送信状態フラグSDFに、「送信済み」を意味する「0」をセットする。
その後、ステップS4に戻る。
ステップS11において、人体検知無しと判断されているので、送信中断状態のログファイルを、送信待ちの状態に戻すために、送信中断状態のログファイルに設定されている送信状態フラグSDFに、「送信待ち」を意味する「2」をセットし、ステップS4に戻る。
図7のステップS31において、人体検知有りと判断されているので、送信待ち状態のログファイルを、送信中断の状態にするために、まず、送信待ち状態(送信状態フラグSDF=2)のログファイルが存在するか否かをチェックする。
送信待ち状態のログファイルが1つ以上存在する場合は、ステップS32に進み、1つも存在しない場合は、ステップS33に進む。
ステップS32において、送信待ち状態のすべてのログファイルに設定されている送信状態フラグSDFに、「送信中断」を意味する「3」をセットする。
ステップS33において、送信中状態(送信状態フラグSDF=1)のログファイルが存在するか否かをチェックする。
送信中状態(送信状態フラグSDF=1)のログファイルが存在する場合は、ステップS34に進み、そうでない場合は、図6のステップS4に戻る。
ステップS34において、送信中状態のログファイルの送信が完了したか否かをチェックする。
送信が完了した場合は、ステップS35に進み、そうでない場合は、ステップS34を繰り返す。
ここで、人体検知有りと判断されているので、ユーザによって機能が実行される可能性があるが、人体検知有りと判断された時点で、送信中状態のログファイルについては、その送信を中断させることなく、送信を継続させて完了させる。
ステップS35において、送信中状態の1つのログファイルの送信が完了したので、そのログファイルに対応する送信状態フラグSDFに、「送信済み」を意味する「0」をセットする。その後、ステップS4に戻る。
以上のように、人体検知状態の変化に対応して、ログファイルの送信制御をしているので、ログファイルの送信が、ユーザが実行しようとしている機能の実行に影響を与えることがないようにすることができる。
<実施例2:表示画面に対応したログ送信制御処理の説明>
図8に、検出された表示画面に対応したログ送信制御処理の一実施例のフローチャートを示す。
図8において、図6に示したステップと同様の処理をするステップには、同一の番号を付与している。
表示画面のうち、初期画面が表示されている場合のみが、ログ情報を送信でき、その他の画面が表示されている場合は、ログ情報を送信しないものとする。
図8のステップS1において、図6と同様に、ログ情報取得部16が、画像形成装置のログ情報を取得して、記憶部50に記憶し、ステップS2において、ログ情報を送信する要求があるか否かをチェックする。
ログ情報を送信する要求がある場合は、ステップS3に進み、そうでない場合は、ステップS1に戻る。
特に、ログ情報を送信する要求がされることがなく、1つ以上のログ情報が、記憶部50に記憶された場合に、そのログ情報を自動的に送信するように設定されている場合は、ステップS2の判断がされることなく、ステップS3に進む。
ステップS3において、ログファイル生成部17が、ログ情報を送信するために、所定の基準でログ情報を分割し、ログファイルを生成する。
ここで、ログファイルごとに、ファイル名を付与し、ファイル名に対応する送信状態フラグSDFに、「送信待ち」を意味する「2」をセットする。
ステップS41において、表示画面検出部18が、現在表示画面情報52を利用して、表示部13に現在表示されている画面の種類をチェックする。
ステップS42において、初期画面が現在表示されているか否かをチェックし、現在、初期画面が表示されている場合は、ステップS6に進む。
一方、現在、初期画面以外の画面が表示されている場合は、図7のステップS31に進む。
図7のステップS31に進んだ後の処理は、上記したステップS31からステップS35までの処理と同様であり、送信待ちのログファイルがあれば、その送信待ちのログファイルを送信中断状態に設定し、送信中のログファイルがあれば、そのログファイルが送信完了となるまで送信を継続する。この図7のステップS31に進んだ後の処理についての詳細な説明は省略する。
また、初期画面が表示されている場合のステップS6以降の処理は、図6に示した処理と同様である。
すなわち、ステップS6において、送信中断状態のログファイルが存在するか否かをチェックし、送信中断状態のログファイルが1つでも存在する場合は、ステップS11に進み、1つも存在しない場合は、ステップS7に進む。
また、ステップS7において、送信待ち状態のログファイルが存在するか否かをチェックし、送信待ち状態のログファイルが1つでも存在する場合は、ステップS8に進み、1つも存在しない場合は、ステップS1に戻る。
ステップS8において、ログ送信部23が、送信待ち状態のログファイルを、サーバに送信する処理を開始する。複数の送信待ち状態のログファイルが存在する場合は、送信待ち状態のログファイルを1つ選択し、通信部14によって、選択したログファイルをサーバに送信する。
また、送信しようとするログファイルに設定されている送信状態フラグSDFに、「送信中」を意味する「1」をセットする。
ステップS9において、送信中になっているログファイルが送信完了になったか否かをチェックし、ログファイルが送信完了になった場合は、ステップS10に進み、そうでない場合は、ステップS9を繰り返す。
ステップS10において、1つのログファイルの送信が完了したので、そのログファイルに対応する送信状態フラグSDFに、「送信済み」を意味する「0」をセットし、その後、ステップS4に戻る。
ステップS11において、現在、初期画面が表示されているので、送信中断状態のログファイルを、送信待ちの状態に戻すために、送信中断状態のログファイルに設定されている送信状態フラグSDFに、「送信待ち」を意味する「2」をセットし、ステップS4に戻る。
以上のように、表示部に表示される画面の変化に対応して、ログファイルの送信制御をしているので、ログファイルの送信が、ユーザが実行しようとしている機能の実行に影響を与えることがないようにすることができる。
<実施例3:省エネ移行に対応したログ送信制御処理の説明>
図9と図10に、画像形成装置における省エネ移行に対応したログ送信制御処理の一実施例のフローチャートを示す。
ここでは、機能制御装置PCから画像形成装置MFPに、省エネ移行要求が送信された場合に、省エネモードに移行するものとする。
また、省エネモードに移行する際に、サーバに送信すべきログ情報がある場合は、省エネモードへの移行を一時保留し、そのログ情報を送信完了した後に、省エネモードに移行するものとする。
以下の実施例において、画像形成装置の動作モードは、当初、省エネモードではなく、省エネ移行中フラグPSTと省エネ移行可フラグPSEの初期状態は、PST=20(移行なし)と、PSE=30(不可)に設定されているものとする。
図9のステップS51において、省エネ移行可フラグPSEが、「許可(31)」に設定されているか否かをチェックし、省エネ移行可フラグPSE=31(許可)の場合、ステップS65に進み、省エネ移行可フラグPSE=30(不可)の場合、ステップS52に進む。
ステップS65において、省エネモードに移行する処理をする。たとえば、表示部への電源供給を中止して画面表示を消去し、ヒーターやモーターなどの停止、設定値の保存などをする。
ステップS66において、省エネ移行可フラグPSEを、30(不可)にセットし、省エネ移行中フラグPSTを、20(移行なし)にセットし、処理を終了する。
ステップS52において、省エネ移行中フラグPSTが、「移行中(21)」に設定されているか否かをチェックし、省エネ移行中フラグPST=21(移行中)の場合、図10のステップS71に進み、省エネ移行中フラグPST=20(移行なし)の場合、ステップS53に進む。
ステップS53において、機能制御装置PCから送信される省エネ移行要求の受信チェックをする。
ステップS54において、省エネ移行要求が受信された場合、ステップS61に進み、そうでない場合は、ステップS55に進む。
ステップS55において、ステップS6と同様に、送信中断状態のログファイルが存在するか否かをチェックする。
送信中断状態のログファイルが存在するか否かは、ログファイルごとに設定されている送信状態フラグSDFに、「送信中断」を意味する「3」が記憶されているか否かをチェックする。
送信中断状態のログファイルが1つでも存在する場合は、ステップS60に進み、1つも存在しない場合は、ステップS56に進む。
ステップS56において、ステップS7と同様に、送信待ち状態のログファイルが存在するか否かをチェックする。
送信待ち状態のログファイルが存在するか否かは、ログファイルごとに設定されている送信状態フラグSDFに、「送信待ち」を意味する「2」が記憶されているか否かをチェックする。
送信待ち状態のログファイルが1つでも存在する場合は、ステップS57に進み、1つも存在しない場合は、ステップS51に戻る。
ステップS57において、ログ送信部23が、送信待ち状態のログファイルを、サーバに送信する処理を開始する。
送信待ち状態のログファイルが1つだけ存在する場合は、通信部14によって、そのログファイルをサーバに送信する。
複数の送信待ち状態のログファイルが存在する場合は、送信待ち状態のログファイルを1つ選択し、通信部14によって、選択したログファイルをサーバに送信する。
また、送信しようとするログファイルに設定されている送信状態フラグSDFに、「送信中」を意味する「1」をセットする。
ステップS58において、送信中になっているログファイルが送信完了になったか否かをチェックする。
たとえば、通信部14から、そのログファイルの送信が完了したことを示す通知があるか否かをチェックする。
ログファイルが送信完了になった場合は、ステップS59に進み、そうでない場合は、ステップS58を繰り返す。
ステップS59において、1つのログファイルの送信が完了したので、そのログファイルに対応する送信状態フラグSDFに、「送信済み」を意味する「0」をセットする。
その後、ステップS51に戻る。
ステップS60において、省エネモードへの移行は要求されていないので、送信中断状態のログファイルを、送信待ちの状態に戻すために、送信中断状態のログファイルに設定されている送信状態フラグSDFに、「送信待ち」を意味する「2」をセットし、ステップS51に戻る。
ステップS61において、省エネモードへの移行要求が受信されたので、すぐに省エネモードへ移行してもよいかどうかを判断するために、まず、送信待ち状態(送信状態フラグSDF=2)のログファイルが存在するか否かをチェックする。
送信待ち状態のログファイルが1つ以上存在する場合は、ステップS64に進み、1つも存在しない場合は、ステップS62に進む。
ステップS62において、送信中状態(送信状態フラグSDF=1)のログファイルが存在するか否かをチェックする。
送信中状態(送信状態フラグSDF=1)のログファイルが存在する場合は、ステップS64に進み、そうでない場合は、ステップS63に進む。
ステップS63において、省エネ移行可フラグPSEを、許可にセットし(PSE=31)、その後、ステップS51に戻る。
ステップS63に進んだ場合は、省エネモードへの移行要求があったときに、送信中および送信待ち状態のログファイルがないので、省エネモードに移行する。
ステップS64において、省エネ移行中フラグPSTを、移行中にセットし(PST=21)、その後、ステップS51に戻る。
ステップS64に進んだ場合は、送信中または送信待ち状態のログファイルが存在するので、省エネモードへの移行要求があっても、省エネモードへの移行を保留する。
図10のステップS71において、送信待ち状態(送信状態フラグSDF=2)のログファイルが存在するか否かをチェックする。
送信待ち状態のログファイルが1つ以上存在する場合は、ステップS72に進み、1つも存在しない場合は、ステップS75に進む。
ステップS71に進んだ場合は、省エネ移行中フラグPSTが移行中に設定されている状態なので、送信中および送信待ち状態のログファイルがあれば、そのログファイルの送信を継続し、省エネモードに移行するのを保留する。送信中および送信待ち状態のすべてのログファイルの送信が完了した後に、省エネモードに移行する。
ステップS72において、ステップS57と同様に、ログ送信部23が、送信待ち状態のログファイルを、サーバに送信する処理を開始する。
送信待ち状態のログファイルが1つだけ存在する場合は、通信部14によって、そのログファイルをサーバに送信する。
複数の送信待ち状態のログファイルが存在する場合は、送信待ち状態のログファイルを1つ選択し、通信部14によって、選択したログファイルをサーバに送信する。
また、送信しようとするログファイルに設定されている送信状態フラグSDFに、「送信中」を意味する「1」をセットする。
ステップS73において、ステップS58と同様に、送信中になっているログファイルが送信完了になったか否かをチェックする。
ログファイルが送信完了になった場合は、ステップS74に進み、そうでない場合は、ステップS73を繰り返す。
ステップS74において、1つのログファイルの送信が完了したので、そのログファイルに対応する送信状態フラグSDFに、「送信済み」を意味する「0」をセットする。
その後、残りの送信待ち状態のログファイルが存在するか否かをチェックするために、ステップS71に戻る。
ステップS75において、送信中状態(送信状態フラグSDF=1)のログファイルが存在するか否かをチェックする。
送信中状態(送信状態フラグSDF=1)のログファイルが存在する場合は、ステップS73に進み、そうでない場合は、ステップS76に進む。
ステップS73に進んだ場合は、送信中状態のログファイルの送信が完了するのを待つことになる。
ステップS76において、送信中および送信待ち状態にあるログファイルがなくなったので、省エネ移行可フラグPSEを、許可にセットし(PSE=31)、ステップS51に戻る。 この場合は、送信中および送信待ち状態にあったすべてのログファイルの送信が完了したので、その後、省エネモードに移行することになる。
以上のように、省エネモードへの移行が要求された場合、その要求があった時点で、送信中および送信待ち状態にあるログファイルが存在しなければ、すぐに、省エネモードに移行する。
一方、省エネモードへの移行要求があった時点で、送信中または送信待ち状態にあるログファイルが存在する場合は、そのログファイルの送信を継続し、省エネモードに移行するのを保留し、送信中および送信待ち状態のすべてのログファイルの送信が完了した後に、省エネモードに移行する。
このように、省エネモードに移行しようとする場合に、送信中または送信待ち状態にあるログファイルを送信した後に、省エネモードに移行するので、送信すべき一部のログファイルが画像形成装置に残った状態で、サーバに送信されない状態となってしまうことを防止できる。
たとえば、省エネモードに移行する時間帯として、夜間の数時間が設定されている場合、省エネモードに移行してしまうと、その夜間の数時間は、ログファイルの送信もできなくなるが、省エネモードに移行する前に、送信中または送信待ち状態にあるすべてのログファイルを送信するので、長時間、送信すべき一部のログファイルがサーバに送信されない状態となることを防止でき、サーバ側では、省エネモードの移行中において、すべてのログファイルを利用した画像形成装置のログ情報の分析と管理ができる。
この発明の好ましい態様には、上述した複数の態様のうちの何れかを組み合わせたものも含まれる。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
1 画像形成装置(MFP)、
2 ネットワーク、
3 情報管理装置(SV)、
4 機能制御装置(PC)、
11 制御部、
12 操作部、
13 表示部、
14 通信部、
15 画像処理部、
16 ログ情報取得部、
17 ログファイル生成部、
18 人体検知部、
19 表示画面検出部、
20 省エネ監視部、
21 省エネ移行要求検出部、
22 省エネ移行部、
23 ログ送信部、
24 停止条件判定部、
25 送信判定部、
50 記憶部、
51 ログファイル、
52 現在表示画面情報、
53 人体検知情報、
54 動作モード情報、
55 省エネ移行情報、
71 制御部、
72 操作部、
73 表示部、
74 通信部、
75 省エネ移行要求部、
76 機能実行部、
77 記憶部

Claims (11)

  1. 動作状況を含むログ情報を取得するログ情報取得部と、
    取得したログ情報を分割して、複数のログファイルを生成するログファイル生成部と、
    ネットワークを介して、前記ログファイルを情報管理装置に順次送信するログ送信部と、
    ログ情報を情報管理装置に送信させることを停止させる送信停止条件が発生しているか否かを判定する停止条件判定部と、
    制御部とを備え、
    前記送信停止条件には、実行可能な機能のうち、ネットワークを介した通信を伴う機能の実行が開始されたこと、および、機能の実行開始に関連した状況が発生したことが含まれ、
    所定の送信許可条件が発生した場合に、前記ログ送信部が、前記生成されたログファイルを送信し、
    前記送信停止条件のいずれかが発生したときに、送信中のログファイルが存在する場合、前記ログ送信部による送信中のログファイルの送信を継続し、前記送信中のログファイルの送信が完了した後に、前記制御部が、その後に送信すべきログファイルの送信を停止させることを特徴とする情報処理装置。
  2. 情報処理装置の近傍に存在する人物を検知する人体検知部をさらに備え、
    前記送信停止条件に、前記人体検知部によって人物を検知したことが含まれ、
    前記ログ送信部がログファイルを送信しているときに、前記人体検知部によって人物を検知した場合に、前記ログ送信部によるログファイルの送信を停止させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 表示部と、前記表示部に表示されている画面の種類を検出する表示画面検出部をさらに備え、
    前記送信停止条件に、前記検出された画面の種類が、機能を開始させるために表示される機能実行画面に相当するものであることが含まれ、
    前記ログ送信部がログファイルを送信しているときに、前記表示部に、前記機能実行画面が表示された場合に、前記ログ送信部によるログファイルの送信を停止させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 表示部と、前記表示部に表示されている画面の種類を検出する表示画面検出部をさらに備え、
    前記送信許可条件に、前記検出された画面の種類が、実行する機能を選択するための初期画面に相当するものであることが含まれ、
    前記表示部に、前記初期画面が表示されている場合に、前記ログ送信部が、前記生成されたログファイルを送信することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記機能の実行開始に関連した状況には、
    情報処理装置の近傍に存在する人物を検知したこと、情報処理装置の機能を選択するための初期画面以外の画面が表示されていること、情報処理装置の機能を実行させる入力操作がされたことのいずれかが含まれることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 前記ネットワークを介した通信を伴う機能には、ファックス送信サービス、行政サービス、ファイル転送サービスのいずれか1つ以上の機能が含まれることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の情報処理装置。
  7. 前記機能実行画面には、複写機能を実行させることが可能なコピー画面、ファックス機能を実行させることが可能なファックス画面が含まれることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  8. 動作モードが、消費電力を抑制する省エネモードに移行すべきか否かを監視する省エネ監視部と、
    動作モードを、省エネモードに移行させる省エネ移行部とをさらに備え、
    前記省エネ監視部によって、省エネモードに移行すべきと判断されたときに、前記ログ送信部がログファイルを送信している場合、
    前記制御部が、そのログファイルの送信を継続し、省エネモードに移行することを保留することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の情報処理装置。
  9. 前記省エネ監視部によって、省エネモードに移行すべきと判断されたときに、送信待ち状態のログファイルが存在する場合は、
    前記制御部が、省エネモードに移行することを保留し、前記送信待ち状態のすべてのログファイルの送信が完了した後に、前記省エネ移行部が動作モードを省エネモードに移行させることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  10. 前記省エネモードに移行することを要求する情報を受信したときにおいて、
    前記ログ送信部がログファイルを送信している場合、または、送信待ち状態のログファイルが存在する場合は、省エネモードに移行することを保留し、前記送信中のログファイルの送信を継続し、前記送信中のログファイルおよび前記送信待ち状態のすべてのログファイルの送信が完了した後に、前記省エネ移行部が動作モードを省エネモードに移行させ、
    前記ログ送信部がログファイルを送信しておらず、前記送信待ち状態のログファイルも存在しない場合は、前記省エネ移行部が動作モードを省エネモードに移行させることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  11. 情報処理装置のログ情報送信制御方法であって、
    動作状況を含むログ情報を取得するログ情報取得ステップと、
    取得したログ情報を分割して、複数のログファイルを生成するログファイル生成ステップと、
    所定の送信許可条件が発生した場合に、ネットワークを介して、前記ログファイルを情報管理装置に順次送信するログ送信ステップと、
    ログ情報を情報管理装置に送信させることを停止させる送信停止条件が発生しているか否かを判定する停止条件判定ステップと、
    前記送信停止条件が発生したときに、送信中のログファイルが存在する場合、前記ログ送信ステップにおける送信中のログファイルの送信を継続し、前記送信中のログファイルの送信が完了した後に、その後に送信すべきログファイルの送信を停止させるステップとを備え、
    前記送信停止条件には、実行可能な機能のうち、ネットワークを介した通信を伴う機能の実行が開始されたこと、および、機能の実行開始に関連した状況が発生したことが含まれることを特徴とする情報処理装置のログ情報送信制御方法。
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