JP7372906B2 - 非連続または不連続チャネルを使用した正確な無線周波数位置特定のためのシステムおよび方法 - Google Patents

非連続または不連続チャネルを使用した正確な無線周波数位置特定のためのシステムおよび方法 Download PDF

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Description

関連出願
本出願は、2017年8月23日に出願された米国特許出願第15/684,895の利益を主張し、その内容全体は参照により本明細書に組み込まれる。
本発明の実施形態は、不連続または不連続チャネルを使用した正確な無線周波数位置特定のためのシステムおよび方法に関する。
家庭用電化製品およびコンピュータ業界では、無線センサネットワークが長年にわたって研究されてきた。典型的な無線センサネットワークでは、1つ以上のセンサが無線と組み合わせて実装され、ネットワーク内に配備された1つ以上のセンサノードからのデータの無線収集を可能にする。各センサノードは1つ以上のセンサを含むことができ、センサノードの動作に電力を供給するための無線機と電源を含む。屋内無線ネットワーク内のノードの位置検出は、多くのアプリケーションで有用かつ重要である。
無線周波数測定を使用して実行される三角測量に基づく位置特定は、3次元空間内の無線装備オブジェクトの位置を特定するための魅力的な方法である。RFベースの位置特定は、様々な方法で実行され得る。複数のオブジェクトペア間の距離は、個々のペアの距離に基づく三角測量を介して3次元空間内の相対位置を計算できるように特定する必要がある。例示的な実装には、ハブと複数のセンサノードが含まれる。なお、ハブがノードに置き換えられる可能性があり、実際、1つ以上のノードがハブに置き換えられる場合がある。距離は、RF通信を介したすべての個々のペア間の無線周波数技術を使用して推定される。使用されている無線チャネルの中央で周波数応答を測定することは困難である(例えば、WiFiではチャネルの中央に1MHzのギャップがある)。距離推定では、ギャップによって帯域幅が半分に減少するか、ギャップを無視すると、これは距離推定に誤差を導入する。
距離が推定されると、三角測量を使用して、各オブジェクトの3次元空間内での相対位置を特定できる。少なくとも2つのオブジェクトの位置が実空間で既知の場合、ネットワーク内の各オブジェクトの絶対位置を特定できる。実際、ネットワーク内で1つのオブジェクト(ハブなど)の位置が、少なくとも1つの他のノードへの角度経路と共に既知の場合は、ネットワーク内の各オブジェクトの絶対位置を再度特定できる。
したがって、オブジェクトペア間の距離測定は、RFベースの位置特定における重要なステップである。距離の推定は、様々な方法で実行できる。通信の信号強度(RSSI:Signal strength of communication)をペア間で測定し、信号減衰の既知のモデルに基づいて距離を推定するために使用できる。飛行時間(TOF:Time of Flight)は、オブジェクト間で送信される信号について測定でき、距離は既知の伝搬遅延モデルに基づいて推定できる。さらに、信号強度の角度変動の分解能に基づいて、到来角(AOA:Angle of arrival)を推定できる。これらのうち、RSSIは減衰の変動により誤差を起こしやすいことが多く、そのため、距離推定ではTOFほど魅力的ではない。
本発明の一実施形態について、ネットワークアーキテクチャ内の無線ノードの位置を特定するためのシステムおよび方法が本明細書で開示される。一例では、無線ネットワークアーキテクチャ内のノードの位置特定方法は、無線デバイスを有する第1の無線ノードの処理ロジックを用いて、無線デバイスを有する第2の無線ノードからRF信号を受信することと、第1の無線ノードを用いて、RF信号の第1の周波数チャネルの第1のチャネル状態情報を測定することと、第1および第2の周波数チャネルが非連続または不連続チャネルであるRF信号の第2の周波数チャネルの第2のチャネル状態情報を第1の無線ノードを用いて測定することとを含む。不連続性は、例えば、チャネル状態情報の欠落周波数、または個別の測定インスタンス間の位相オフセットが原因である可能性がある。方法は、位相整合のない第1および第2のチャネル状態情報に基づいて、第1および第2の無線ノード間の遅延プロファイル推定を特定することをさらに含む。
別の一例では、無線ネットワークアーキテクチャ内のノードの位置特定のためのシステムは、1つ以上の処理ユニットと、RF信号を含む無線ネットワークアーキテクチャ内で通信を送受信するためのRF回路とを備えた無線デバイスを有する第1の無線ノードと、無線ネットワークアーキテクチャ内の第1の無線ノードとの双方向通信を可能にする1つ以上の処理ユニットおよびRF回路を備えた無線デバイスを有する第2の無線ノードとを含む。第1の無線ノードの1つ以上の処理ユニットは、第2の無線ノードからのRF信号を受信し、RF信号の第1の周波数チャネルの第1のチャネル状態情報を測定し、第1および第2の周波数チャネルが非連続または不連続チャネルであるRF信号の第2の周波数チャネルの第2のチャネル状態情報を測定し、位相整合なしで第1および第2のチャネル状態情報に基づいて、第1および第2の無線ノード間の遅延プロファイル推定を特定するための命令を実行するように構成される。
本発明の実施形態の他の構成および利点は、添付の図面および以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
本発明の実施形態は、添付図面の図に限定ではなく例として示されており、同様の参照番号は同様の要素を示す。
一実施形態に係る無線ノードの例示的なシステムを示す。 一実施形態に係る、通信用の複数のハブを有する非対称ツリーおよびメッシュネットワークアーキテクチャを備えたシステムを示す。 一実施形態に係る飛行時間測定システムを示す。 一実施形態に係る飛行時間測定システムのブロック図を示す。 一実施形態に係る、ノードの位置推定を特定するための遅延プロファイル推定の方法を示す。 一実施形態に係る、ノードの位置推定を特定するための遅延プロファイル推定の方法を示す。 一実施形態に係る、非連続または不連続チャネルを使用するノードの位置特定のための図600を示す。 一実施形態に係る、非連続または不連続チャネルを使用するノードの位置特定のための図700aを示す。 一実施形態に係る、非連続または不連続チャネルを使用するノードの位置特定のための図700bを示す。 一実施形態に係る、不連続チャネル応答を使用するノードの位置特定の図700cを示す。 一実施形態に係る、電力コンセント用のオーバーレイ1500として実装されるハブの例示的な一実施形態を示す。 一実施形態に係る、電力コンセントのオーバーレイとして実装されるハブのブロック図の分解図の例示的な一実施形態を示す。 一実施形態に係る、コンピュータシステム、機器、または通信ハブ内に配備するためのカードとして実装されるハブの例示的な一実施形態を示す。 一実施形態に係る、コンピュータシステム、機器、または通信ハブ内に配備するためのカードとして実装されるハブ964のブロック図の例示的な一実施形態を示す。 一実施形態に係る、機器(例えば、スマート洗濯機、スマート冷蔵庫、スマートサーモスタット、他のスマート器具など)内に実装されるハブの例示的な一実施形態を示す。 一実施形態に係る、機器(例えば、スマート洗濯機、スマート冷蔵庫、スマートサーモスタット、他のスマート機器など)内に実装されるハブ1684のブロック図の分解図の例示的な一実施形態を示す。 一実施形態に係るセンサノードのブロック図を示す。 一実施形態に係るハブを有するシステムまたは機器1800のブロック図を示す。
本明細書では、非連続または不連続チャネルを利用することによる正確な無線周波数位置特定のためのシステムおよび方法を開示する。一例では、無線ネットワークアーキテクチャ内のノードの位置特定方法は、無線デバイスを有する第1の無線ノードの処理ロジックを用いて、無線デバイスを有する第2の無線ノードからRF信号を受信することと、第1の無線ノードを用いて、RF信号の第1の周波数チャネルの第1のチャネル状態情報を測定することと、第1および第2の周波数チャネルが非連続または不連続チャネルであるRF信号の第2の周波数チャネルの第2のチャネル状態情報を第1の無線ノードを用いて測定することとを含む。方法は、位相整合のない第1および第2のチャネル状態情報に基づいて、第1および第2の無線ノード間の遅延プロファイル推定を特定することをさらに含む。
無線センサネットワークの様々なアプリケーションでは、ネットワーク内のセンサノードの位置を特定することが望ましい場合がある。例えば、そのような情報は、セキュリティカメラ、運動センサ、温度センサ、および当業者には明らかな他のそのようなセンサなどのセンサの相対位置を推定するために使用され得る。そして、この情報を使用して、温度のマップ、運動経路、マルチビュー画像キャプチャなどの拡張情報を生成できる。したがって、特に屋内環境において、無線ネットワーク内のノードの正確で、低電力で、コンテキストを意識した位置特定を可能にする位置特定システムおよび方法が望まれる。この目的のために、屋内環境には、同様の問題(例えば、近くの壁の存在など)が存在する可能性のある建物やその他の構造物の周辺地域など、屋内に近い環境も含まれると想定される。
無線センサネットワークは、家、アパート、オフィス、商業ビルを含む屋内環境、および駐車場、歩道、庭園などの近くの外部の位置で使用するために説明されている。無線センサネットワークはまた、電源を備えたあらゆるタイプの建物、構造物、エンクロージャ、乗り物、ボートなどでも使用できる。センサシステムは、長い通信距離を維持しながら、センサノードの良好な電池寿命を提供する。
本発明の実施形態は、屋内環境内における位置検出のためのシステム、装置、および方法を提供する。参照により本明細書に組み込まれる、2015年8月19日に出願された米国特許出願第14/830,668号は、RFベースの位置特定の技術を開示する。具体的には、システム、装置、および方法は、位置特定が必要な場合の経路長推定のための周期的なメッシュベースの構成との通信にツリーネットワーク構造を主に使用する無線センサネットワーク内で位置特定を実行する。無線センサネットワークは、位置特定の精度を向上させると同時に、位置特定に高周波を使用し、通信により低い周波数を使用することで、屋内通信の良好な質を提供する。
ツリー状の無線センサネットワークは、無線信号受信機能に関連する電力要件の低減により、多くのアプリケーションにとって魅力的である。例示的なツリー状のネットワークアーキテクチャは、2015年1月29日に出願された米国特許出願第14/607,045号、2015年1月29日に出願された米国特許出願第14/607,047号、2015年1月29日に出願された米国特許出願第14/607,048号、および2015年1月29日に出願された米国特許出願第14/607,050号に記載されており、これらは参照により全体として本明細書に組み込まれる。
よく使用される別の種類の無線ネットワークは、メッシュネットワークである。このネットワークでは、1つ以上のネイバー間で通信が行われ、その後、マルチホップアーキテクチャを使用してネットワークに沿って情報が渡される。これは、情報がより短い距離で送信されるため、送信電力要件を低減するために使用できる。一方、マルチホップ通信方式を有効にするには受信無線機を頻繁にオンにする必要があるため、受信無線機の電力要件が増加する可能性がある。
無線ネットワーク内のノード間の信号の飛行時間の使用に基づいて、信号伝搬の速度が比較的一定であるという事実を活用することにより、無線ネットワーク内のノードの個々のペア間の距離を推定することができる。本ネットワークアーキテクチャの実施形態は、経路長の複数のペアを測定し、三角測量を実行し、次いで三次元空間内の個々のノードの相対位置を推定することを可能にする。
図1は、一実施形態に係る無線ノードの例示的なシステムを示す。この例示的なシステム100は、無線ノード110~116を含む。ノードは、通信120-130と双方向に通信する(例えば、ノード識別情報、センサデータ、ノードステータス情報、同期情報、位置特定情報、無線センサネットワークに関するその他の情報、飛行時間(TOF)通信など)。飛行時間測定の使用に基づいて、ノードの個々のペア間の経路長を推定できる。例えば、ノード110と111の間の個々の飛行時間の測定は、ノード110からノード111へ既知の時間に信号を送信することにより達成され得る。ノード111は、信号を受信し、通信120の信号の受信のタイムスタンプを記録し、そして例えば、リターン信号の送信のタイムスタンプと共に、リターン信号をAに送り返すことができる。ノード110は信号を受信し、受信のタイムスタンプを記録する。これらの2つの送信および受信のタイムスタンプに基づいて、ノード110と111間の平均飛行時間を推定できる。このプロセスを複数回かつ複数の非連続または不連続周波数チャネルで繰り返して、周波数帯域幅を増やして精度を改善し、特定の周波数でのチャネル品質の低下による劣化を排除または軽減できる。一連の経路長は、様々なノードペアに対してこのプロセスを繰り返すことで推定できる。例えば、図1では、経路長は、TOF 150~160である。次に、幾何モデルを使用して、三角測量のようなプロセスに基づいて個々のノードの相対位置を推定できる。
この三角測量プロセスは、ノードとハブ間の経路長のみを測定できるため、ツリー状のネットワークでは実行できない。そのため、これによって、ツリーネットワークの位置特定機能が制限される。位置特定を可能にしながらツリーネットワークのエネルギーの利点を維持するために、本発明の一実施形態では、通信のためのツリーネットワークは、位置特定のためのメッシュ状ネットワーク機能と組み合わされる。メッシュ状のネットワーク機能で位置特定が完了すると、ネットワークはツリー状の通信に戻り、ノードとハブ間の飛行時間のみが定期的に測定される。これらの飛行時間が比較的一定に保たれていれば、ネットワークはノードが移動せず、メッシュベースの位置特定を再実行しようとしているエネルギーを無駄にしないと推測する。一方、ツリーネットワークで経路長の変化が検出されると、ネットワークはメッシュベースのシステムに切り替わり、ネットワーク内の各ノードの位置を特定するために再度三角測量を行う。
図2は、一実施形態に係る、通信用の複数のハブを有する非対称ツリーおよびメッシュネットワークアーキテクチャを備えたシステムを示す。システム700は、無線制御デバイス711を有する中央ハブ710、無線制御デバイス721を有するハブ720、無線制御デバイス783を有するハブ782、および無線制御デバイスnを有するハブnを含む追加のハブを含む。図示されていない追加のハブは、中央ハブ710、他のハブと通信することができるか、または追加の中央ハブとすることができる。各ハブは、他のハブおよび1つ以上のセンサノードと双方向に通信する。ハブはまた、デバイス780(クライアントデバイス、モバイルデバイス、タブレットデバイス、コンピューティングデバイス、スマート機器、スマートテレビなど)を含む他のデバイスと双方向に通信するように設計されている。
センサノード730、740、750、760、770、788、792、n、およびn+1(または終端ノード)はそれぞれ、無線デバイス731、741、751、761、771、789、793、758、および753を含む。センサノードは、上位レベルのハブまたはノードとのアップストリーム通信のみがあり、別のハブまたはノードとのダウンストリーム通信がない場合、終端ノードである。各無線デバイスには、ハブまたは他のセンサノードとの双方向通信を可能にするための送信機と受信機(またはトランシーバ)を備えたRF回路が含まれる。
一実施形態では、中央ハブ710は、ハブ720、782、ハブn、デバイス780、およびノード760および770と通信する。これらの通信には、無線非対称ネットワークアーキテクチャ内の通信722、724、774、772、764、762、781、784、786、714、および712が含まれる。無線制御デバイス711を有する中央ハブは、ノードのグループおよび各グループに対して保証された時間信号を割り当てることを含む無線非対称ネットワークアーキテクチャを制御および監視するために、他のハブに通信を送信し、他のハブから通信を受信するように構成される。
ハブ720は、中央ハブ710と通信し、センサノード730、740、および750とも通信する。これらのセンサノードとの通信には、通信732、734、742、744、752、および754が含まれる。例えば、ハブ720の観点から、通信732はハブによって受信され、通信734はセンサノードに送信される。センサノード730の観点から、通信732はハブ720に送信され、通信734はハブから受信される。
一実施形態では、中央ハブ(または他のハブ)は、ノード760および770をグループ716に、ノード730、740、および750をグループ715に、ノード788および792をグループ717に、ノードnおよびn+1をグループnに割り当てる。別の一例では、グループ716および715は単一のグループに結合される。
図1~図2に示すアーキテクチャを使用することで、長い電池寿命を必要とするノードは、通信に費やされるエネルギーを最小限に抑え、ツリー階層の上位レベルのノードは、利用可能なエネルギー源を使用して実装されるか、その代わりに、より高い容量を提供する電池を使用するか、より短い電池寿命を提供することができる。電池で動作する終端ノードでの長い電池寿命の達成を促進するために、それらのノードとそれらの上位レベルの相当物(以下、最下位レベルハブと呼ぶ)間の通信は、最下位レベルのハブと終端ノードとの間で最小限の送受信トラフィックが発生するように確立され得る。
一実施形態では、ノードは、ほとんどの時間(例えば、時間の90%超、時間の95%超、時間の約98%または99%超)を低エネルギーの非通信状態で費やす。ノードが起動して通信状態に入ると、ノードはデータを最低レベルのハブに送信するように動作可能になる。このデータには、ノード識別情報、センサデータ、ノードステータス情報、同期情報、位置特定情報、および無線センサネットワークに関するその他のそのような情報が含まれる。
RFに基づいて2つのオブジェクト間の距離を特定するには、測距測定を実行する(つまり、RF通信を使用してオブジェクトのペア間の距離を推定する)。これを実現するために、1つのデバイスから別のデバイスにRF信号が送信される。図3は、一実施形態に係る飛行時間測定システムを示す。図3に示すように、送信デバイス310はRF信号312を送信し、受信デバイス320はRF信号312を受信する。ここで、例示的な無線ネットワークでは、デバイス310はハブまたはノードであってもよく、デバイス320もハブまたはノードであってもよい。
図4は、一実施形態に係る飛行時間測定システムのブロック図を示す。受信デバイス(例えば、デバイス320)は、送信デバイス(例えば、デバイス310)からの送信を受信し、RF信号412を処理して、粗分解能推定器440を使用して少なくとも1つの粗推定値442と、精密分解能推定器450を使用して無線による2つのデバイス間の伝搬遅延の少なくとも1つの精密推定値452を生成する。次いで、システム400は、コンバイナ460を利用して、粗時間推定値442と精密時間推定値452とを組み合わせて、正確な飛行時間測定値470を生成する。図4に示すように、その後、この飛行時間測定値470に光速度を掛けて距離を計算できる。
図5Aおよび図5Bは、一実施形態に係る、ノードの位置推定を特定するための遅延プロファイル推定の方法を示す。方法500の動作は、処理回路または処理ロジックを含む無線デバイス、ハブの無線制御デバイス(例えば、装置)、またはシステムによって実行され得る。処理ロジックには、ハードウェア(回路、専用ロジックなど)、ソフトウェア(汎用コンピュータシステムまたは専用マシンまたはデバイス上で実行されるものなど)、または両方の組み合わせが含まれ得る。一実施形態では、ハブは方法500の動作を実行する。
動作501では、無線周波数(RF)回路および少なくとも1つのアンテナを有するハブは、無線ネットワークアーキテクチャ(例えば、無線非対称ネットワークアーキテクチャ)内の複数のセンサノードに通信を送信する。動作502では、RF回路およびハブの少なくとも1つのアンテナは、各々が無線ネットワークアーキテクチャ内のハブのRF回路との双方向通信を可能にする送信機および受信機を備えた無線デバイスを有する複数のセンサノードから通信を受信する。動作503では、無線制御デバイスを有するハブ(またはノード)の処理ロジックは、最初に、センサノードの無線ネットワークを、ある期間(例えば、所定の期間、位置特定に十分な期間など)、第1のネットワークアーキテクチャ(例えば、メッシュベースのネットワークアーキテクチャ)として構成させる。動作504で、ハブ(またはノード)の処理ロジックは、測定値が利用できない、または破損した測定値がある周波数で区切られた複数の周波数帯域からのチャネル周波数応答測定値(例えば、チャネル状態情報)を使用して少なくとも2つのノード(またはすべてのノード)の位置特定のための遅延プロファイル推定を特定するために飛行時間および信号強度技術の少なくとも一方を利用する。動作506では、遅延プロファイル推定のために、ハブ(またはノード)の処理ロジックは、別のノードから受信されるRF信号の第1のチャネルのチャネル周波数応答測定値を有する第1のチャネル状態情報を測定する。動作508では、遅延プロファイル推定のために、ハブ(またはノード)の処理ロジックは、第1および第2のチャネルが非連続または不連続チャネルであるRF信号の第2のチャネルのチャネル周波数応答測定値を有する第2のチャネル状態情報を測定する。動作510では、遅延プロファイル推定のために、ハブ(またはノード)の処理ロジックは、第1、第2、および第3のチャネルが非連続または不連続チャネルであるRF信号の第3のチャネルのチャネル周波数応答測定値を有する第3のチャネル状態情報を測定する。遅延プロファイル推定の場合、ハブ(またはノード)の処理ロジックは、第1、第2、第3、および追加チャネルが非連続または不連続チャネルであるRF信号の追加チャネルの追加チャネル状態情報を測定できる。
動作512では、ハブ(またはノード)の処理ロジックは、位相整合なしの第1、第2、および第2のチャネル状態情報の少なくとも2つに基づいて、別のノードから受信したRF信号の遅延プロファイル推定を特定する。動作513では、ハブ(またはノード)の処理ロジックは、遅延プロファイル推定を使用して、少なくとも2つのノード(例えば、ハブと別のノード、他の2つのノード)間の距離および少なくとも2つのノードの位置を特定する。
動作514では、少なくとも2つのネットワークセンサノードの位置特定が完了すると、ハブ(またはノード)の処理ロジックは、飛行時間測定が発生しているならば、飛行時間測定を終了し、少なくとも2つのノードとの通信の信号強度の監視を続ける。同様に、少なくとも2つのノードは、ハブとの通信の信号強度を監視できる。
動作516では、ハブ(またはノード)の処理ロジックは、位置特定の完了時に第2のネットワークアーキテクチャ(例えば、ツリーベースまたはツリー状のネットワークアーキテクチャ(またはメッシュベースの特徴のないツリーアーキテクチャ))で無線ネットワークを構成する。動作518では、ハブ(またはノード)の処理ロジックは、信号強度の持続的な変化が発生するかどうかを示す少なくとも1つのセンサノード(またはハブ)からの情報を受信することができる。次に、動作520では、ハブ(またはノード)の処理ロジックは、(単独で、または少なくとも1つのセンサノードから受信した情報に基づいて)特定のノードへの信号強度に持続的な変化があったかどうかを判定する。そうである場合、方法は、動作503に戻り、ハブの処理ロジックは、ある期間、ネットワークを第1のネットワークアーキテクチャとして構成し、本明細書で開示される飛行時間および信号強度技術のうちの少なくとも一方(例えば、飛行時間および信号強度技術)に対して、非連続または不連続チャネルを用いて動作504で位置特定の再トリガーを行う。そうでない場合、特定のノードの信号強度の持続的な変化がない場合、方法は動作516に戻り、ネットワークは第2のネットワークアーキテクチャを有し続ける。
受信機によって測定されたチャネル周波数応答は、指数の合計(a1*e^(j*w*t1+j*p1)+a2*e^(j*w*t2+j*p2)+…)として表現でき、それぞれが反射のために遅延した送信信号によって作成されるため、送信機と受信機の間に長い経路が発生する。一部のアプリケーションでは、2つのデバイス間の遅延プロファイルを正確に推定することが重要である。連続N点周波数応答測定値[h(1)、h(2)…h(N)]から各e^(j*w*t)成分を取得する方法は知られており、
e^(j*w*t1)..e^(j*w*tk)は、行列積のk個の固有値である。
Figure 0007372906000001
ここで、-1の累乗は行列の擬似逆行列を示す。
残りの指数関数は解くことができる:
Figure 0007372906000002
遅延プロファイル推定の精度は、帯域幅、または周波数応答測定に存在するサンプル数に比例する。使用されている無線チャネルの中央で周波数応答を測定することは困難である(例えば、WiFiではチャネルの中央に1MHzのギャップがある)。したがって、無線チャネルの半分に基づいて周波数応答を測定すると、帯域幅が半分に削減されるか、または無線チャネルのギャップが無視されると、これは推定に誤差を導入する。
従来の技術を使用して、位置特定に望まれる精度に達するのに十分な広いチャネル帯域幅を取得することは不可能な場合がある。一例では、いくつかの狭い帯域幅のチャネルを結合しようとすると、これらのチャネルは連続しない場合がある。連続するチャネルが見つかった場合でも、未知のローカルな発振器位相でランダムな回数測定が行われるため、これらのチャネルは後で位相調整する必要がある。上記の問題はすべて、チャネルのギャップ(例えば、チャネル中心)をスキップし、位相調整なしで非連続または不連続のチャネルを結合できる新しい非連続または不連続の方法(例えば、方法500)を導入することで解決できる。
e^(j*w*t1)..e^(j*w*tk)は、この新しい行列積のk個の固有値である。
Figure 0007372906000003
ここで、m()およびn()は、図6~7に示すように、これらの測定間に周波数または位相のギャップがある2つの行セクションを作成する2セットの測定値である。Lは、推定の信号対雑音比を管理するために選択される。測定セットの数は2つに限定されない。残りの指数関数は、従来技術と同様に解くことができるが、測定値n()またはm()のいずれかを使用する。
Figure 0007372906000004
遅延プロファイル推定法は、測定値が利用できない、または破損した測定値のある周波数で分離された複数の周波数ブロックからのチャネル周波数応答測定値(例えば、チャネル状態情報)を使用する。第1の例では、方法は、推定器で使用可能な個別の周波数ブロック(例えば、図6のチャネル621~622、チャネル641~642)と同じ数の個別の行セクションと、最初の測定で左上隅から始まり、最後の測定で右下隅で終了するセクションの対角線にその対応する周波数ブロックからのすべての測定値を含む各セクションとを有する第1の行列を使用する。周波数ブロックの各行セクションには、1行内の測定回数(例えば、列数)よりも多くの行が含まれる。
第2の例では、第1の行列から最後の列を削除して第2の行列を形成し、第1の行列から第1の列を削除して第3の行列を形成し、その後、第2の行列の擬似逆行列と第3の行列を乗算する。
第3の例では、第2と第3の行列の積のk個の固有値の位相を使用して、周波数応答測定間の周波数分離に対する遅延を示す。
第4の例では、遅延プロファイルで一定数の遅延を想定して、1行の長さが生成される。
第5の例では、1行の長さは、ハブ(またはノード)の受信機によって報告された信号品質に基づいている。
第6の例では、列のk個の固有値のそれぞれを含む第4の行列を最初に形成し、各固有値を0から始まり周波数ブロックのうちの1つの中の測定回数まで増加する行によって示される値でべき乗することにより、遅延の振幅と位相を推定する。次に、この方法は、その周波数ブロックからの測定ベクトルに、第4の行列の擬似逆行列を乗算する。
第7の例では、位相と振幅の推定値が各周波数ブロックに対して個別に生成され、その後、振幅推定値が平均化されてより正確な結果が得られる。
図6は、一実施形態に係る、非連続または不連続チャネルを使用するノードの位置特定のための図600を示す。図600は、水平軸上に非連続または不連続の周波数チャネル621~622を有する周波数帯域620と、非連続または不連続の周波数チャネル641~642を有する周波数帯域640とを示す。測定値m(m、m、…m)は、チャネル621から取得される。測定値n(n、n、…n)は、チャネル642から取得される。チャネル622および641では信号が見つからないか、または信号は品質が低いと判定されていない。測定値n()およびm()は、チャネル621および642から取得され、個々のチャネルで形成された行列よりも大きい第1の行列を生成する。一例では、第1の行列は、個々のチャネル621~642の同等の行列のサイズの2倍である。周波数帯域620および640は、周波数が(例えば、2.4GHzおよび5GHz)WiFi周波数帯域に類似しているか、または異なる周波数帯域を有し得る。
図7Aは、一実施形態に係る、非連続または不連続チャネルを使用するノードの位置特定のための図700aを示す。図700は、水平軸上に非連続または不連続な周波数応答721~722を有する周波数チャネル720を示す。測定値m(m、m、…m)は周波数範囲721から取得され、測定値n(n、n、…n)は周波数範囲722から取得される。一例では、周波数チャネル720は、個々の部分721および722の周波数範囲のサイズの約2倍である。周波数帯域720は、WiFi周波数帯域と周波数が類似(例えば、5GHzまたは2.4GHz)することができ、または異なる周波数帯域を有することができる。
図7Bは、一実施形態に係る、非連続または不連続チャネルを使用するノードの位置特定のための図700bを示す。図700bは、水平軸上の周波数チャネル721b~722bを示す。測定値m(m、m、…m)はチャネル721bから取得され、測定値n(n、n、…n)はチャネル722bから取得される。一例では、m()とn()からの測定値の合計は、個々の測定値のサイズの2倍である。
図7Cは、一実施形態に係る、不連続チャネル応答を使用するノードの位置特定の図700cを示す。図700cは、水平軸上に周波数チャネル721c~722cを示す。測定値m(m、m、…m)はチャネル721cから取得され、測定値n(n、n、…n)はチャネル722cから取得される。測定値は、異なる瞬間に取得されるか、または異なるデバイスによって取得され、2つのチャネル応答にランダムな位相が生じる。
本明細書で説明するハブとノード間の通信は、無線周波数を使用した直接無線通信、家、アパート、商業ビルなどの中での電気配線に信号を変調することで達成される電力線通信、802.11a、802.11b、802.11n、802.11acなどの標準WiFi通信プロトコルおよび当業者には明らかな他のそのようなWifi通信プロトコルを使用したWiFi通信、GPRS、EDGE、3G、HSPDA、LTEなどのセルラー通信および当業者には明らかな他のセルラー通信プロトコル、Bluetooth通信、Zigbeeなどの周知の無線センサネットワークプロトコルを使用した通信、および当業者には明らかな他の有線ベースまたは無線通信スキームを含むが、これらに限定されない様々な手段を使用して達成できる。
終端ノードとハブ間の無線周波数通信の実装は、非連続通信または不連続通信の組み合わせを含む様々な方法で実装できる。
ハブがノードよりも大きいか、利用可能な電力が大きいようなネットワークが非対称である実施形態において、ハブに複数のアンテナを使用して、ノードとの通信の到来角を推定することが有利な場合がある。これは、本明細書で開示される他の位置特定技術と組み合わせて使用され、位置特定の精度を改善し、および/または反射された伝送経路が存在することを識別することができる。同様に、ノードの一部またはすべてで複数のアンテナを使用して、位置特定の目的でノード間またはハブとノード間の送受信に関して同様の利点を実現することもできる。
ハブは、本発明の実施形態に係る多くの方法で物理的に実装されてもよい。図9Aは、一実施形態に係る、電力コンセント用のオーバーレイ1500として実装されるハブの例示的な一実施形態を示す。オーバーレイ1500(例えば、フェースプレート)は、ハブ1510と、ハブをコンセント1502に結合する接続1512(例えば、通信リンク、信号線、電気接続など)を含む。代替的に(または追加的に)、ハブはコンセント1504に結合される。オーバーレイ1500は、安全性および美観を目的として、コンセント1502および1504を覆うかまたは囲む。
図9Bは、一実施形態に係る、電力コンセント用のオーバーレイとして実装されるハブ1520のブロック図の分解図の例示的な一実施形態を示す。ハブ1520は、周期的に方向を反転させる交流(AC)を一方向のみに流れる直流(DC)に変換する電源整流器1530を含む。電源整流器1530は、接続1512(例えば、通信リンク、信号線、電気接続など)を介してコンセント1502からACを受け取り、ACをDCに変換して、接続1532(例えば、通信リンク、信号線、電気接続など)を介してコントローラ回路1540に電力を供給し、接続1534(例えば、通信リンク、信号線、電気接続など)を介してRF回路1550に電力を供給する。コントローラ回路1540は、メモリ1542を含むか、または、本明細書で説明されるような無線非対称ネットワークの位置特定を形成、監視、および実行するためのハブの動作を制御するためのコントローラ回路1540の処理ロジック1544(例えば、1つ以上の処理ユニット)によって実行される命令を格納するメモリに結合される。RF回路1550は、(1または複数の)アンテナ1552を介して無線センサノードと双方向通信を送受信するためのトランシーバまたは別個の送信機1554および受信機1556機能を含むことができる。RF回路1550は、接続1534(例えば、通信リンク、信号線、電気接続など)を介してコントローラ回路1540と双方向に通信する。ハブ1520は、無線制御デバイス1520とすることができるか、またはコントローラ回路1540、RF回路1550、および(1または複数の)アンテナ1552の組み合わせは、本明細書で説明されるような無線制御デバイスを形成することができる。
図10Aは、一実施形態に係る、コンピュータシステム、機器、または通信ハブに配備するためのカードとして実装されるハブの例示的な一実施形態を示す。カード1662は、矢印1663で示されるように、システム1660(例えば、コンピュータシステム、機器、または通信ハブ)に挿入することができる。
図10Bは、一実施形態に係る、コンピュータシステム、機器、または通信ハブに配備するためのカードとして実装されるハブ1664のブロック図の例示的な一実施形態を示す。ハブ1664は、接続1674(例えば、通信リンク、信号線、電気接続など)を介してコントローラ回路1668に電力(例えば、DC電源)を供給し、接続1676(例えば、通信リンク、信号線、電気接続など)を介してRF回路1670に電力を供給する電源1666を含む。コントローラ回路1668は、メモリ1661を含むか、または本明細書で説明されるような無線非対称ネットワークの位置特定を形成、監視、および実行するためのハブの動作を制御するためのコントローラ回路1668の処理ロジック1663(例えば、1つ以上の処理ユニット)によって実行される命令を格納するメモリに結合される。RF回路1670は、(1または複数の)アンテナ1678を介して無線センサノードと双方向通信を送受信するためのトランシーバまたは別個の送信機1675および受信機1677機能を含むことができる。RF回路1670は、接続1672(例えば、通信リンク、信号線、電気接続など)を介してコントローラ回路1668と双方向に通信する。ハブ1664は、無線制御デバイス1664とすることができるか、またはコントローラ回路1668、RF回路1670、および(1または複数の)アンテナ1678は組み合わせて、本明細書で説明されるような無線制御装置を形成することができる。
図10Cは、一実施形態に係る、機器(例えば、スマート洗濯機、スマート冷蔵庫、スマートサーモスタット、他のスマート機器など)内に実装されたハブの例示的な一実施形態を示す。機器1680(例えば、スマート洗濯機)は、ハブ1682を含む。
図10Dは、一実施形態に係る、機器(例えば、スマート洗濯機、スマート冷蔵庫、スマートサーモスタット、他のスマート機器など)内に実装されたハブ1684のブロック図の分解図の例示的な一実施形態を示す。ハブは、接続1696(例えば、通信リンク、信号線、電気接続など)を介してコントローラ回路1690に電力(例えば、DC電源)を供給し、接続1698(例えば、通信リンク、信号線、電気接続など)を介してRF回路1692に電力を供給する電源1686を含む。コントローラ回路1690は、メモリ1691を含むか、または本明細書で説明されるような無線非対称ネットワークの位置特定を形成、監視、および実行するためのハブの動作を制御するためのコントローラ回路1690の処理ロジック1688(例えば、1つ以上の処理ユニット)によって実行される命令を格納するメモリに結合される。RF回路1692は、(1または複数の)アンテナ1699を介して無線センサノードと双方向通信を送受信するためのトランシーバまたは別個の送信機1694および受信機1695機能を含むことができる。RF回路1692は、接続1689(例えば、通信リンク、信号線、電気接続など)を介してコントローラ回路1690と双方向に通信する。ハブ1684は、無線制御装置1684とすることができるか、またはコントローラ回路1690、RF回路1692、および(1または複数の)アンテナ1699を組み合わせて、本明細書で説明されるような無線制御デバイスを形成することができる。
一実施形態では、無線非対称ネットワークアーキテクチャを提供するための装置(例えば、ハブ)は、命令を格納するメモリと、無線非対称ネットワークアーキテクチャ内で通信を確立および制御するための命令を実行するハブの処理ロジック(例えば、1つ以上の処理ユニット、処理ロジック1544、処理ロジック1663、処理ロジック1688、処理ロジック1763、処理ロジック1888)と、無線非対称ネットワークアーキテクチャ内で通信を送受信するための複数のアンテナ(例えば、(1または複数の)アンテナ1552、(1または複数の)アンテナ1678、(1または複数の)アンテナ1699、アンテナ1311、1312、1313など)を含む無線周波数(RF)回路(例えば、RF回路1550、RF回路1670、RF回路1692、RF回路1890)とを含む。RF回路と複数のアンテナは、無線非対称ネットワークアーキテクチャ内の装置のRF回路との双方向通信を可能にする送信機と受信機(またはトランシーバの送信機と受信機の機能)を備えた無線デバイスをそれぞれ有する複数のセンサノード(例えば、ノード1、ノード2)に通信を送信する。
一例では、装置は主電源によって電力を供給され、複数のセンサノードはそれぞれ電池源によって電力を供給されて無線ネットワークアーキテクチャを形成する。
リチウムイオン、リチウムポリマー、リン酸リチウムなどのリチウムベースの化学物質、および当業者には明らかな他のそのような化学物質を含む、様々な電池を無線センサノード内で使用できる。使用できる追加の化学物質には、ニッケル水素、標準アルカリ電池の化学物質、銀亜鉛および亜鉛空気電池の化学物質、標準炭素亜鉛電池の化学物質、鉛酸電池の化学物質、または当業者に明らかであるような他の化学物質が含まれる。
本発明はまた、本明細書に記載の動作を実行するための装置に関する。この装置は、必要な目的のために特別に構築されてもよいし、またはコンピュータ内に保存されたコンピュータプログラムによって選択的に起動または再構成される汎用コンピュータを備えてもよい。そのようなコンピュータプログラムは、フロッピーディスク、光ディスク、CD-ROM、および光磁気ディスク、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カードまたは光カード、または電子命令の保存に適したあらゆるタイプの媒体を含む任意のタイプのディスクなどが挙げられるが、それらに限定されないコンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよい。
本明細書で提示されるアルゴリズムおよびディスプレイは、特定のコンピュータまたは他の装置に本質的に関連するものではない。本明細書の教示に従って、様々な汎用システムをプログラムと共に使用することができるか、または必要な方法操作を実行するためにより特化した装置を構築することが便利であることが判明する場合がある。
図11は、一実施形態に係るセンサノードのブロック図を示す。センサノード1700は、接続1774(例えば、通信リンク、信号線、電気接続など)を介してコントローラ回路1720に電力(例えば、DC電源)を供給する電源1710(例えば、エネルギー源、電池源、一次セル、充電式セルなど)を含み、接続1776(例えば、通信リンク、信号線、電気接続など)を介してRF回路1770に電力を供給し、接続1746(例えば、通信リンク、信号線、電気接続など)を介して検知回路1740に電力を供給する。コントローラ回路1720は、メモリ1761を含むか、または本明細書で説明されているような無線非対称ネットワークを形成および監視するためのセンサノードの動作を制御するためのコントローラ回路1720の処理ロジック1763(例えば、1つ以上の処理ユニット)によって実行される命令を格納するメモリに結合される。RF回路1770(例えば、通信回路)は、(1または複数の)ハブおよびオプションの無線センサノードとの(1または複数の)アンテナ1778を介した双方向通信を送受信するためのトランシーバまたは別個の送信機1775および受信機1777機能を含むことができる。RF回路1770は、接続1772(例えば、電気接続)を介してコントローラ回路1720と双方向に通信する。検知回路1740は、(1または複数の)画像センサと回路1742、(1または複数の)水分センサと回路1743、(1または複数の)温度センサと回路、(1または複数の)湿度センサと回路、(1または複数の)空気質センサと回路、(1または複数の)光センサと回路、(1または複数の)運動センサと回路1744、(1または複数の)音声センサと回路1745、(1または複数の)磁気センサと回路1746、および(1または複数の)センサと回路nなどを含む様々なタイプの検知回路および(1または複数の)センサを含む。
本明細書で開示される無線位置特定技術は、他の感知された情報と組み合わされて、ネットワーク全体の位置特定精度を改善し得る。例えば、1つ以上のノードにカメラが含まれる無線センサでは、キャプチャされた画像を画像処理および機械学習の手法で使用して、監視されているセンサノードが同じシーンを見ているかどうか、したがって同じ部屋にある可能性があるかどうかを判定できる。周期的な照明と光検出器を使用することで、同様の利点を実現できる。照明をストロボし、光検出器を使用して検出することにより、光路の存在を検出でき、ストロボと検出器の間に不透明な壁がないことを示す可能性がある。他の実施形態では、磁気センサをセンサノードに統合し、監視されているセンサノードの向きを検出するためのコンパスとして使用することができる。次に、この情報を位置特定情報と共に使用して、センサが壁、床、天井、またはその他の位置にあるかどうかを判定できる。
一例では、各センサノードは画像センサを含むことができ、家の各周囲壁は1つ以上のセンサノードを含む。ハブは、位置特定情報と共に画像データおよび任意で方向データを含むセンサデータを分析して、各センサノードの絶対位置を特定する。次に、ハブは、ユーザーの建物の各部屋の3次元画像を構築できる。壁、窓、ドアなどの位置を有するフロアプランを生成できる。イメージセンサは、家の保全性の問題(例えば、水、屋根の漏れなど)を示し得る反射の変化を示す画像をキャプチャする場合がある。
図12は、一実施形態に係るハブを有するシステム1800のブロック図を示す。システム1800は、無線非対称ネットワークアーキテクチャのハブ1882または中央ハブを含むか、またはそれと統合される。システム1800(例えば、コンピューティングデバイス、スマートTV、スマート機器、通信システムなど)は、あらゆるタイプの無線デバイス(例えば、携帯電話、無線電話、タブレット、コンピューティングデバイス、スマートTV、スマート機器など)と無線通信の送受信用に通信することができる。システム1800は、コントローラ1820および処理ユニット1814を含む処理システム1810を含む。処理システム1810は、ハブ1882、入力/出力(I/O)ユニット1830、無線周波数(RF)回路1870、オーディオ回路1860、1つ以上の画像またはビデオをキャプチャするための光学デバイス1880、システム1800用の運動データ(例えば、三次元の)を特定するためのオプションの運動ユニット1844(例えば、加速度計、ジャイロスコープなど)、電力管理システム1840、および機械アクセス可能な非一時的媒体1850と、1つ以上の双方向通信リンクまたは信号線1898、1818、1815、1816、1817、1813、1819、1811を介してそれぞれ通信する。
ハブ1882は、接続1885(例えば、通信リンク、信号線、電気接続など)を介してコントローラ回路1884に電力(例えば、DC電源)を提供し、RF回路1890に接続1887(例えば、通信リンク、信号線、電気接続など)を介して電力を提供する電源1891を含む。コントローラ回路1884は、メモリ1886を含むか、または本明細書で説明されるような無線非対称ネットワークを形成および監視するためのハブの動作を制御するためのコントローラ回路1884の処理ロジック1888(例えば、1つ以上の処理ユニット)によって実行される命令を格納するメモリに結合される。RF回路1890は、無線センサノードまたは他のハブとの(1または複数の)アンテナ1896を介した双方向通信を送受信するためのトランシーバまたは別個の送信機(TX)1892および受信機(RX)1894機能を含み得る。RF回路1890は、接続1889(例えば、通信リンク、信号線、電気接続など)を介してコントローラ回路1884と双方向に通信する。ハブ1882は、無線制御デバイス1884またはコントローラ回路1884、RF回路1890、および(1または複数の)アンテナ1896とすることができ、組み合わせて、本明細書で説明するような無線制御デバイスを形成することができる。
システムのRF回路1870および(1または複数の)アンテナ1871またはハブ1882のRF回路1890および(1または複数の)アンテナ1896は、無線リンクまたはネットワークを介して本明細書で説明するハブまたはセンサノードの1つ以上の他の無線デバイスに情報を送受信するために使用される。オーディオ回路1860は、オーディオスピーカー1862およびマイクロフォン1064に結合され、音声信号を処理するための既知の回路を含む。1つ以上の処理ユニット1814は、コントローラ1820を介して1つ以上の機械アクセス可能な非一時的媒体1850(例えば、コンピュータ可読媒体)と通信する。媒体1850は、1つ以上の処理ユニット1814によって使用されるコードおよび/またはデータを格納できる任意のデバイスまたは媒体(例えば、記憶装置、記憶媒体)とすることができる。媒体1850には、キャッシュ、メインメモリ、および2次メモリを含むがこれらに限定されないメモリ階層を含めることができる。
媒体1850またはメモリ1886は、本明細書で説明される方法論または機能のいずれか1つ以上を実施する1つ以上の命令セット(またはソフトウェア)を格納する。ソフトウェアは、オペレーティングシステム1852と、無線非対称ネットワークアーキテクチャを確立、監視、および制御するためのネットワークサービスソフトウェア1856と、通信モジュール1854と、アプリケーション1858(例えば、家または建物のセキュリティアプリケーション、家または建物の完全性アプリケーション、開発者アプリケーション等)とを含み得る。ソフトウェアはまた、デバイス1800によるその実行中に、媒体1850、メモリ1886、処理ロジック1888内、または処理ユニット1814内に、完全にまたは少なくとも部分的に存在してもよい。図18に示すコンポーネントは、1つ以上の信号処理および/または特定用途向け集積回路を含む、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせ内に実装されてもよい。
通信モジュール1854は、他のデバイスとの通信を可能にする。I/Oユニット1830は、異なるタイプの入出力(I/O)デバイス1834(例えば、ディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ、陰極線管(CRT)、ユーザー入力を受信して出力を表示するためのタッチディスプレイデバイスまたはタッチスクリーン、オプションの英数字入力デバイス)と通信する。
一実施形態では、無線ネットワークアーキテクチャ内のノードの位置特定方法は、無線デバイスを有する第1の無線ノードの処理ロジックを用いて、無線デバイスを有する第2の無線ノードからRF信号を受信することと、第1の無線ノードを用いて、RF信号の第1の周波数チャネルの第1のチャネル状態情報を測定することと、第1および第2の周波数チャネルが非連続または不連続チャネルであるRF信号の第2の周波数チャネルの第2のチャネル状態情報を第1の無線ノードを用いて測定することと、位相整合のない第1および第2のチャネル状態情報に基づいて、第1および第2の無線ノード間の遅延プロファイル推定を特定することとを含む。
一例では、遅延プロファイル推定は、第1および第2の周波数チャネル間の周波数帯域ギャップに関するチャネル状態情報なしで特定される。
別の一例では、方法は、第1、第2、および第3の周波数チャネルが非連続または不連続チャネルであるRF信号の第3の周波数チャネルの第3のチャネル状態情報を第1の無線ノードを用いて測定することを含む。
別の一例では、方法は、遅延プロファイル推定を使用して、第1および第2の無線ノード間の距離を特定することを含む。
別の一例では、第1および第2の無線ノード間の遅延プロファイル推定を特定することは、各行がそのチャネルのチャネル状態情報の一部を含む各個別周波数チャネルに対して個別の行セクションを有する第1の行列を生成することを含む。
別の一例では、第1および第2の無線ノード間の遅延プロファイル推定を特定することは、第1の行列から最後の列を削除することにより第2の行列を生成し、第1の行列から第1の列を削除することにより第3の行列を生成し、その後、第2の行列の擬似逆行列と第3の行列を掛け合わせることを含む。
別の一例では、第2および第3の行列の積のk個の固有値の位相が、第1および第2のチャネル情報間の周波数分離に対する遅延を示すために使用される。
別の一例では、遅延の振幅および位相は、列にk個の固有値のそれぞれを含む第4の行列を最初に形成し、各固有値をゼロから始まり、第1または第2のチャネル状態情報の1つの周波数ブロック内の測定回数まで増加する行によって示される値でべき乗し、次いで、その周波数ブロックからの測定ベクトルに第4の行列の擬似逆行列を乗算することによって推定される。
別の一例では、位相および振幅推定は、第1および第2のチャネル状態情報の周波数ブロックのそれぞれに対して別々に生成される。
一実施形態では、無線ネットワークアーキテクチャ内のノードの位置特定のためのシステムは、1つ以上の処理ユニットと、RF信号を含む無線ネットワークアーキテクチャ内で通信を送受信するためのRF回路とを備えた無線デバイスを有する第1の無線ノードと、無線ネットワークアーキテクチャ内の第1の無線ノードとの双方向通信を可能にする1つ以上の処理ユニットおよびRF回路を備えた無線デバイスを有する第2の無線ノードとを含む。第1の無線ノードの1つ以上の処理ユニットは、第2の無線ノードからのRF信号を受信し、RF信号の第1の周波数チャネルの第1のチャネル状態情報を測定し、第1および第2の周波数チャネルが非連続または不連続チャネルであるRF信号の第2の周波数チャネルの第2のチャネル状態情報を測定し、位相整合なしで第1および第2のチャネル状態情報に基づいて、第1および第2の無線ノード間の遅延プロファイル推定を特定するための命令を実行するように構成される。
別の一例では、遅延プロファイル推定は、第1および第2のチャネル間の周波数帯域ギャップに関するチャネル状態情報なしで特定される。
別の一例では、第1の無線ノードの1つ以上の処理ユニットは、第1、第2、および第3のチャネルが非連続または不連続チャネルであるRF信号の第3の周波数チャネルの第3のチャネル状態情報を測定するための命令を実行するように構成される。
別の一例では、第1の無線ノードの1つ以上の処理ユニットは、遅延プロファイル推定を使用して第1および第2の無線ノード間の距離を特定するための命令を実行するように構成される。
別の一例では、第1および第2の無線ノード間の遅延プロファイル推定は、各行がそのチャネルのチャネル状態情報の一部を含む各個別周波数チャネルに対して個別の行セクションを有する第1の行列を生成することにより特定される。
別の一例では、第1および第2の無線ノード間の遅延プロファイル推定は、第1の行列から最後の列を削除することにより第2の行列を生成し、第1の行列から第1の列を削除することにより第3の行列を生成し、その後、第2の行列の擬似逆行列と第3の行列を掛け合わせることにより特定される。
別の一例では、第2および第3の行列の積のk個の固有値の位相が、第1および第2のチャネル状態情報間の周波数分離に対する遅延を示すために使用される。
一実施形態では、装置は、命令を保存するためのメモリと、無線ネットワークアーキテクチャ内で複数のセンサノードを制御し、複数のセンサノードの位置を特定するための命令を実行する1つ以上の処理ユニットと、送信機と受信機を備えた無線デバイスをそれぞれ有する複数のセンサノードと通信を送受信する無線周波数(RF)回路であって、無線ネットワークアーキテクチャ内の装置のRF回路との双方向通信を可能にするRF回路とを含む。装置の1つ以上の処理ユニットは、センサノードからRF信号を受信し、RF信号の第1の周波数チャネルの第1のチャネル状態情報を測定し、第1および第2の周波数チャネルが非連続または不連続チャネルであるRF信号の第2の周波数チャネルの第2のチャネル状態情報を測定し、位相整合のない第1および第2のチャネル状態情報に基づいて、装置とセンサノード間の遅延プロファイル推定を特定するための命令を実行するように構成される。
一例では、遅延プロファイル推定は、第1および第2のチャネル間の周波数帯域ギャップに関するチャネル状態情報なしで特定される。
別の一例では、装置の1つ以上の処理ユニットは、第1、第2、および第3のチャネルが非連続または不連続チャネルであるRF信号の第3の周波数チャネルの第3のチャネル状態情報を測定するための命令を実行するように構成される。
別の一例では、第1の無線ノードの1つ以上の処理ユニットは、遅延プロファイル推定を使用して第1および第2の無線ノード間の距離を特定するための命令を実行するように構成される。
別の一例では、第1および第2の無線ノード間の遅延プロファイル推定は、各個別周波数チャネルに対して個別の行セクションを有する第1の行列を生成することにより特定される。
別の一例では、第1および第2の無線ノード間の遅延プロファイル推定は、第1の行列から最後の列を削除することにより第2の行列を生成し、第1の行列から第1の列を削除することにより第3の行列を生成し、その後、第2の行列の擬似逆行列と第3の行列を掛け合わせることにより特定される。
別の一例では、第2および第3の行列の積のk個の固有値の位相が、第1および第2のチャネル状態情報間の周波数分離に対する遅延を示すために使用される。
前述の明細書では、本発明をその特定の例示的な実施形態を参照して説明した。しかしながら、本発明のより広い主旨および範囲から逸脱することなく、様々な修正および変更がそれになされ得ることは明らかであろう。したがって、明細書および図面は、制限的な意味ではなく、例示的な意味で見なされるべきである。

Claims (23)

  1. 無線ネットワークアーキテクチャにおける複数のノードの位置特定方法であって、
    無線デバイスを有する第1の無線ノードの処理ロジックを用いて、無線デバイスを有する第2の無線ノードからRF信号を受信すること、
    前記第1の無線ノードを用いて、前記RF信号の第1の周波数チャネルの第1のチャネル状態情報を測定すること、
    前記第1の無線ノードを用いて、前記RF信号の第2の周波数チャネルの第2のチャネル状態情報を測定すること、
    を含み、
    前記第1の周波数チャネルと前記第2の周波数チャネルとが、非連続又は不連続チャネルである、前記RF信号の異なるチャネルであり、
    さらに、当該方法が、
    前記第1の周波数チャネルと前記第2の周波数チャネルとを含む1組の周波数チャネルのチャネル状態情報を表す1組の行列を生成することにより、位相整合のない前記第1のチャネル状態情報及び前記第2のチャネル状態情報に基づいて、前記第1の無線ノードと前記第2の無線ノードとの間の遅延プロファイル推定を決定すること、
    を含む方法。
  2. 前記遅延プロファイル推定が、前記第1の周波数チャネルと前記第2の周波数チャネルとの間の周波数帯域ギャップに対するチャネル状態情報を用いることなく決定される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の無線ノードを用いて、前記RF信号の第3の周波数チャネルの第3のチャネル状態情報を測定すること、をさらに含み、
    前記第1の周波数チャネルと、前記第2の周波数チャネルと、前記第3の周波数チャネルとが、非連続又は不連続チャネルである、請求項1に記載の方法。
  4. 前記遅延プロファイル推定を使用して、前記第1の無線ノードと前記第2の無線ノードとの間の距離を決定すること、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記1組の行列を生成することにより前記第1の無線ノードと前記第2の無線ノードとの間の遅延プロファイル推定を決定することが、別々の周波数チャネルの各々について、1つの個別の行セクションを有する第1の行列であって、各行が前記周波数チャネルに対応するチャネル状態情報の一部を含む第1の行列、を生成すること、を含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記1組の行列を生成することにより前記第1の無線ノードと前記第2の無線ノードとの間の遅延プロファイル推定を決定することが、
    前記第1の行列から最後の列を削除することにより第2の行列を生成すること、
    前記第1の行列から第1の列を削除することにより第3の行列を生成すること、
    この後、前記第2の行列の擬似逆行列と前記第3の行列とを掛け合わせること、
    を含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記第2の行列と前記第3の行列との積のk個の固有値の位相が、前記第1のチャネル状態情報と前記第2のチャネル状態情報との間の周波数分離に対する遅延を示すために使用される、請求項6に記載の方法。
  8. 前記遅延の振幅及び位相は、
    1つの列に前記k個の固有値の各々を含む第4の行列を最初に形成すること、
    各固有値を、0から始まり、前記第1のチャネル状態情報又は前記第2のチャネル状態情報の1つの周波数ブロックにおける測定値の数まで増加する行によって示される値でべき乗すること、
    この後、その周波数ブロックからの測定ベクトルに前記第4の行列の擬似逆行列を乗算すること、
    によって推定される、請求項7に記載の方法。
  9. 前記位相及び前記振幅の推定は、前記第1のチャネル状態情報及び第2のチャネル状態情報の前記周波数ブロックの各々に対して別々に生成される、請求項8に記載の方法。
  10. 無線ネットワークアーキテクチャにおける複数のノードの位置特定のためのシステムであって、
    1又はそれ以上の処理ユニットと、RF信号を含む前記無線ネットワークアーキテクチャにおける通信を送受信するためのRF回路と、を備えた無線デバイスを有する第1の無線ノードと、
    前記無線ネットワークアーキテクチャにおいて前記第1の無線ノードとの双方向通信を可能にする1又はそれ以上の処理ユニット及びRF回路を備えた無線デバイスを有する第2の無線ノードと、
    を具備し、
    前記第1の無線ノードの前記1又はそれ以上の処理ユニットが、命令を実行して、
    前記第2の無線ノードからの前記RF信号を受信し、
    前記RF信号の第1の周波数チャネルの第1のチャネル状態情報を測定し、
    前記RF信号の第2の周波数チャネルの第2のチャネル状態情報を測定し、
    1組の周波数チャネルのチャネル状態情報を表す1組の行列を生成することにより、位相整合のない前記第1のチャネル状態情報及び前記第2のチャネル状態情報に基づいて、前記第1の無線ノードと前記第2の無線ノードとの間の遅延プロファイル推定を決定する、
    ように構成され、
    前記第1の周波数チャネルと前記第2の周波数チャネルとが、非連続又は不連続チャネルである、前記RF信号の異なるチャネルである、システム。
  11. 前記遅延プロファイル推定が、前記第1の周波数チャネルと前記第2の周波数チャネルとの間の周波数帯域ギャップに対するチャネル状態情報を用いることなく決定される、請求項10に記載のシステム。
  12. 前記第1の無線ノードの前記1又はそれ以上の処理ユニットが、命令を実行して、
    前記RF信号の第3の周波数チャネルの第3のチャネル状態情報を測定する、ように構成され、
    前記第1の周波数チャネルと、前記第2の周波数チャネルと、前記第3の周波数チャネルとが、非連続又は不連続チャネルである、請求項10に記載のシステム。
  13. 前記第1の無線ノードの前記1又はそれ以上の処理ユニットが、命令を実行して、前記遅延プロファイル推定を使用して前記第1の無線ノードと前記第2の無線ノードとの間の距離を決定する、ように構成される、請求項10に記載のシステム。
  14. 前記1組の行列を生成することによる前記第1の無線ノードと前記第2の無線ノードとの間の前記遅延プロファイル推定は、別々の周波数チャネルの各々について、1つの個別の行セクションを有する第1の行列であって、各行が前記周波数チャネルに対応するチャネル状態情報の一部を含む第1の行列、を生成することにより決定される、請求項10に記載のシステム。
  15. 前記1組の行列を生成することによる前記第1の無線ノードと前記第2の無線ノードとの間の前記遅延プロファイル推定は、前記第1の行列から最後の列を削除することにより第2の行列を生成すること、前記第1の行列から第1の列を削除することにより第3の行列を生成すること、この後、前記第2の行列の擬似逆行列と前記第3の行列とを掛け合わせること、により決定される、請求項14に記載のシステム。
  16. 記第2の行列と前記第3の行列との積のk個の固有値の位相が、前記第1のチャネル状態情報と前記第2のチャネル状態情報との間の周波数分離に対する遅延を示すために使用される、請求項15に記載のシステム。
  17. 装置であって
    命令を記憶するためのメモリと、
    無線ネットワークアーキテクチャにおいて複数のセンサノードを制御し、該複数のセンサノードの位置を決定するための命令を実行する1又はそれ以上の処理ユニットと、
    前記複数のセンサノードに通信を送信しかつ該複数のセンサノードから通信を受信する無線周波数(RF)回路であって、該複数のセンサノードの各々が、送信機及び受信機を備えた無線デバイスを有して、前記無線ネットワークアーキテクチャにおいて当該装置の前記RF回路との双方向通信を可能にする、RF回路と、
    を具備し、
    当該装置の前記1又はそれ以上の処理ユニットが、命令を実行して、
    或るセンサノードからRF信号を受信し、
    前記RF信号の第1の周波数チャネルの第1のチャネル状態情報を測定し、
    前記RF信号の第2の周波数チャネルの第2のチャネル状態情報を測定し、
    1組の周波数チャネルのチャネル状態情報を表す1組の行列を生成することにより、位相整合のない前記第1のチャネル状態情報及び前記第2のチャネル状態情報に基づいて、当該装置と前記或るセンサノードとの間の遅延プロファイル推定を決定する、
    ように構成され、
    前記第1の周波数チャネルと前記第2の周波数チャネルとが、非連続又は不連続チャネルである、前記RF信号の異なるチャネルである、装置。
  18. 前記遅延プロファイル推定は、前記第1の周波数チャネルと前記第2の周波数チャネルとの間の周波数帯域ギャップに対するチャネル状態情報を用いることなく決定される、請求項17に記載の装置。
  19. 当該装置の前記1又はそれ以上の処理ユニットが、命令を実行して、
    前記RF信号の第3の周波数チャネルの第3のチャネル状態情報を測定する、ように構成され、
    前記第1の周波数チャネルと、前記第2の周波数チャネルと、前記第3の周波数チャネルとが、非連続又は不連続チャネルである、請求項17に記載の装置。
  20. 当該装置の前記1又はそれ以上の処理ユニットが、命令を実行して、
    前記遅延プロファイル推定を使用して当該装置と前記或るセンサノードとの間の距離を決定する、ように構成される、請求項17に記載の装置。
  21. 当該装置と前記或るセンサノードとの間の前記遅延プロファイル推定が、別々の周波数チャネルの各々について1つの個別の行セクションを有する第1の行列を生成することにより決定される、請求項17に記載の装置。
  22. 当該装置と前記或るセンサノードとの間の遅延プロファイル推定が、前記第1の行列から最後の列を削除することにより第2の行列を生成すること、前記第1の行列から第1の列を削除することにより第3の行列を生成すること、この後、前記第2の行列の擬似逆行列と前記第3の行列とを掛け合わせること、により決定される、請求項21に記載の装置。
  23. 前記第2の行列と前記第3の行列との積のk個の固有値の位相が、前記第1のチャネル状態情報と前記第2のチャネル状態情報との間の周波数分離に対する遅延を示すために使用される、請求項22に記載の装置。
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