JP7370835B2 - 硬化性組成物及びその硬化膜 - Google Patents
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Description
1. (A)(メタ)アクリロイル基を有するポリオール、(B)ブロックイソシアネート化合物及び(C)ラジカル重合開始剤を含むことを特徴とする硬化性組成物。
2. 前記ポリオールの(メタ)アクリル当量が200g/mol以上である、請求項1に記載の組成物。
3. 前記ポリオールの水酸基価が80mgKOH/g以上である、請求項1又は2に記載の組成物。
4. 請求項1~3のいずれかに記載の組成物を光重合反応及び熱重合反応により重合させてなる硬化膜。
5. 物品表面の少なくとも一部が請求項4に記載の硬化膜で被覆されている物品。
6. 表面の少なくとも一部が硬化膜で被覆されている物品を製造する方法であって、
(1)請求項1~3のいずれかに記載の硬化性組成物の塗膜を基材表面の少なくとも一部に形成する工程、
(2)前記組成物を光重合させることによって硬化膜前駆体及び基材を含む積層体を得る工程、
(3)前記積層体を成形しながら前記硬化膜前駆体を熱重合させることによって硬化膜を有する成形体を得る工程、
を含むことを特徴とする耐擦傷性物品の製造方法。
10b 硬化膜
10 シート状物(積層シート)
20 金型
A 最延伸領域
本発明の硬化性組成物(本発明組成物)は、(A)(メタ)アクリロイル基を有するポリオール、(B)ブロックポリイソシアネート化合物及び(C)ラジカル重合開始剤を含むことを特徴とする。
本発明は、本発明組成物を光重合反応及び熱重合反応により重合させてなる硬化膜(本発明硬化膜)も包含する。
このように、光重合反応させることによって、主としてA成分中の(メタ)アクリロイル基どうしによる架橋が進行する結果、硬化膜前駆体を得ることができる。
本発明は、物品表面の少なくとも一部が本発明硬化膜で被覆されている物品(被覆物品)を包含する。
塗膜形成工程では、本発明組成物の塗膜を基材表面の少なくとも一部に形成する。
光重合工程では、本発明組成物を光重合させることによって硬化膜前駆体及び基材を含む積層体を得る。
成形工程では、積層体を成形しながら前記硬化膜前駆体を熱重合させることによって硬化膜を有する成形体を得る。
表1に示す各成分(単位はg)を均一に混合することによって塗工液を調製した。なお、表1中のブロックイソシアネート化合物及び(メタ)アクリロイル基を有するポリオールの配合量は、それら成分を溶解させる溶剤の量も含んでいる。例えば、実施例1のタケネートB-890の配合量「2.78」は、1.67gのブロックイソシアネート化合物と1.11gの溶剤との合計量であり、SMP-360APの配合量「2.00g」は1.00gの(メタ)アクリロイル基を有するポリオールと1.00gの溶剤との合計量である。
(1)タケネートB-842N:製品名「タケネートB-842N」(三井化学社製、ブロックイソシアネート、再生イソシアネート9.7wt%、イソシアネート当量433g/mol、固形分濃度70%(酢酸ブチル、石油ナフサ混合溶媒)、ブロック剤:メチルエチルケトンオキシム)
(2)タケネートB-890:製品名「タケネートB-890」(三井化学社製、ブロックイソシアネート、再生イソシアネート7.1wt%、イソシアネート当量592g/mol、固形分濃度60%(イソブチルアルコール、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、酢酸エチル、混合溶媒)、ブロック剤:メチルエチルケトンオキシム)
(3)SMP-250AP:製品名「SMP-250AP」(共栄社化学社製、アクリル当量240~260g/mol、水酸基価225mgKOH/g、分子量20000~30000、固形分濃度50%(プロピレングリコールモノメチルエーテル溶媒))
(4)SMP-360AP:製品名「SMP-360AP」(共栄社化学社製、アクリル当量350~370g/mol、水酸基価158mgKOH/g、分子量20000~30000、固形分濃度50%(プロピレングリコールモノメチルエーテル溶媒))
(5)SMP-550AP:製品名「SMP-250AP」(共栄社化学社製、アクリル当量540~560g/mol、水酸基価103mgKOH/g、分子量20000~30000、固形分濃度50%(プロピレングリコールモノメチルエーテル溶媒))
(6)オレスターQ155:製品名「オレスターQ155」(三井化学社製、アクリロイル基非含有、水酸基価78mgKOH/g、固形分濃度50%(酢酸ブチル溶媒))
(7)IC-184:製品名「Irgacure 184」(BASFジャパン社製、光重合開始剤)
(8)MEK:メチルエチルケトン(有機溶剤)
各実施例及び比較例で得られた塗工液を用いて硬化膜を作製した。具体的には、基材としてポリカーボネート(PC)/ポリメチルメタクリレート(PMMA)複合フィルム(製品名「ユーピロン・フィルムDF02U」(PMMA/PCフィルム、厚み300μm、三菱ガス化学株式会社製)を用い、PMMA側に塗工液をバーコーターにより塗布した後、80℃で1分間乾燥した。次いで、塗膜に対して紫外線を照射した。紫外線照射の条件は、紫外線照射装置(アイグラフィックス株式会社製、空冷水銀ランプ、「アイキュアーライトH06-L41」を用いて主波長365nm(他の波長254nm,303nm,313nm)、照度800mW/cm2、積算光量500mJ/cm2とした。このようにして「PC/PMMA/厚み3μmの硬化膜前駆体」からなる積層フィルムを得た。
次いで、得られた積層フィルムを真空成形によって成形を行った。図1に示すように、積層フィルム10を金型20上に配置し、加熱雰囲気下で真空引きすることにより積層フィルム10を金型20に密着させることによって容器状の成形体を作製した。加熱温度は、約160℃とした。前記金型としては、各積層フィルムに対して金型A(30mm×30mm×4mm)と金型B(30mm×30mm×3mm)の2種を用いた。これにより、金型Aによる成形体A、金型Bによる成形体Bの2つの成形体をそれぞれ作製した。
このようにして得られた各積層フィルム又は各硬化膜(成形体)について、以下の物性をそれぞれ測定した。その結果も併せて表1に示す。なお、前記の基材単体(紫外線照射も熱処理も施されていないもの)を用いて同様に測定した結果も「参考例1」として表1に併せて示す。
積層フィルムの塗膜表面の性状を手指で触り、そのベタつき具合を調べた。硬化が不十分で塗膜がベタついている場合を「×」とし、ベタつきが全くない場合を「○」とした。
得られた成形体(各成形体A,B)を目視にて観察し、クラックの有無を調べた。成形体A及びBのいずれにもクラックが認められない場合を「○」とし、成形体A及びBのどちらか(特に成形体A)にクラックが認められる場合を「△」とし、成形体A及びBのいずれにもクラックが認められる場合を「×」とした。
成形体の硬化膜の面をスチールウール(番手:#0000)で250g/cm2の荷重をかけて10往復擦り、傷の入り具合を評価した。評価は、擦傷前後のヘーズの変化量を求めて行った。ヘーズは、ヘーズ計(製品名日本電色工業株式会社製NDH5000)を用いて測定し、下記式に基づいて変化量(%)を算定した。
変化量(%)=Hb-Ha
(ただし、Haは擦傷前のヘーズ値(=0.4)、Hbは擦傷後のヘーズ値を示す。)
成形体の硬化膜表面に市販の日焼け止めクリーム(製品名「ニュートロジーナ」ジョンソン・エンド・ジョンソン社製)0.15gを1cm2の面積に均質に塗り、80℃で1時間放置した後、硬化膜表面の日焼け止めクリームを乾いた布で拭き取った後の硬化膜表面が透明から白化している程度を目視にて確認した。変化が認められないもの(硬化膜が透明のままであるもの)を「○」とし、一部に白化が認められるものを「△」とし、全体にわたって白化が認められたものを「×」とした。
Claims (4)
- 表面の少なくとも一部が硬化膜で被覆されている物品を製造する方法であって、
(1)(A)(メタ)アクリロイル基を有するポリオール、(B)ブロックイソシアネート化合物及び(C)ラジカル重合開始剤を含み、前記(A)成分は(メタ)アクリロイル当量350~600g/mol及び水酸基価80~250mgKOH/gであり、前記(B)成分のイソシアネート基と(A)成分の水酸基とのモル比が1:0.5~1.5である硬化性組成物の塗膜を基材表面の少なくとも一部に形成する工程、
(2)前記組成物を光重合させることによって硬化膜前駆体及び基材を含む積層体を得る工程、
(3)前記積層体を成形しながら前記硬化膜前駆体を熱重合させることによって硬化膜を有する成形体を得る工程、
を含むことを特徴とする物品の製造方法。 - 成形する方法が、真空成形、圧空成形又はプレス成形である、請求項1に記載の製造方法。
- 熱重合を120~180℃の範囲内で行う、請求項1又は2に記載の製造方法。
- 基材がプラスチックスである、請求項1~3のいずれかに記載の製造方法。
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