JP7370831B2 - 画像読取ユニット、画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像読取ユニット、画像読取装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、対象物から画像情報を読み取る画像読取ユニット、シートから画像情報を読み取る画像読取装置、及び、シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
ドキュメントスキャナや複写機に用いられる画像読取ユニットは、原稿に向けて光を照射し、原稿からの反射光を撮像素子に結像して光電変換することで、原稿から画像情報を読み取る。撮像素子として電荷結合素子(CCD)を用いる場合、画像読取ユニットの筐体内に配置された複数の反射部材により、原稿からの反射光を繰り返し反射しながら撮像素子に導くための正規光路が形成される。正規光路を辿らずに撮像素子に到達する光(迷光)が存在すると、読み取った画像情報にノイズが生じる現象(フレア)や、画像の二重映り(ゴースト)が発生する恐れがある。
迷光を低減するため、従来、筐体を黒色に形成する、或いは原稿からの反射光以外の光をできる限り取り入れないように筐体の密閉性を高めるなどの対策が取られている。特許文献1には、光源からの光を原稿に向けて照射する導光部材と、導光部材の近傍で原稿からの光を反射する第1反射ミラーと、の間に遮光部を設けて、第1反射ミラーを経由せずに走査ユニットの内部に侵入しようとする光を遮る構成が記載されている。
特開2016-5090号公報
迷光を低減する手法として、反射部材の反射面の周囲に遮光部材を配置して、正規光路から外れた光線を遮光部材によって遮ることが考えられる。しかしながら、追加で遮光部材を配置することによるコストの増大や装置の大型化が懸念される。
そこで、本発明は、簡素な構成により、迷光を低減することを目的とする。
本発明の一態様は、対象物に光を照射する照明部と、前記照明部によって照射され対象物によって反射された反射光を光電変換して、対象物の画像情報を読み取る読取部と、前記読取部を保持し、対象物によって反射された光が通過する入口を備えた筐体と、前記入口を通過した光を反射する反射面を有し、対象物からの反射光を前記読取部に導く光路を形成する反射部材と、を備え、前記筐体には、前記読取部の主走査方向において第1の幅を有する第1部分と、前記主走査方向において第1の幅より狭い第2の幅を有する第2部分とが、前記主走査方向に交差する方向に隣接した形状を有する開口部が設けられ、前記反射部材は、前記反射面の少なくとも一部が前記開口部を介して前記筐体の内側に露出するように、前記開口部に対して前記筐体の外側に保持されている、ことを特徴とする画像読取ユニットである。
本発明の他の一態様は、対象物に光を照射する照明部と、前記照明部によって照射され対象物によって反射された反射光を光電変換して、対象物の画像情報を読み取る読取部と、前記読取部を保持し、対象物によって反射された光が通過する入口を備えた筐体と、前記入口を通過した光を反射する第1反射面を有し、対象物からの反射光を前記読取部に導く光路を形成する第1反射部材と、前記入口を通過した光を反射する第2反射面を有し、前記第1反射部材と共に前記光路を形成する第2反射部材と、を備え、前記筐体は、第1開口部が形成された第1壁部と、第2開口部が形成され、前記読取部の主走査方向に垂直な副走査方向において前記第1壁部と対向する第2壁部と、を含み、前記第1反射部材は、前記第1反射面の少なくとも一部が前記第1開口部を介して前記筐体の内側に露出するように、前記第1開口部に対して前記筐体の外側に保持され、前記第2反射部材は、前記第2反射面の少なくとも一部が前記第2開口部を介して前記筐体の内側に露出するように、前記第2開口部に対して前記筐体の外側に保持されている、ことを特徴とする画像読取ユニットである。
本発明によれば、簡素な構成により、迷光を低減することができる。
本開示の実施形態に係るプリンタの概略図。 画像読取装置のスキャナ本体を示す概略図。 スキャナユニットの断面構成を示す概略図。 第2ミラーの取付方法について説明するための斜視図。 ボックスフレームに取り付けられた第2ミラーを示す斜視図。 第2ミラー及びその周辺の構成を示す概略図。 参考例と本実施形態との比較を行うための図。 ボックスフレームに取り付けられた第3ミラーを示す斜視図。 第2ミラー及び第3ミラーの反射領域の位置関係を示す模式図(a)、及び本実施形態の変形例を示す図(b)。 第2ミラーと第1開口部との配置関係を示す図。
以下、本発明を実施するための例示的な形態について、図面を参照しながら説明する。
まず、本実施形態の画像形成装置であるプリンタ101の概略構成について図1を参照しながら説明する。プリンタ101は、図1に示すように、プリンタ本体101Aと、画像読取装置103と、を備えている。プリンタ本体101Aの上方に配置された画像読取装置103は、詳しくは後述するように、本体ユニット30とADF1とを備え、原稿Dを光学的に走査して画像情報を読み取る。「ADF」は自動原稿給送装置(Auto Document Feeder)を表す。原稿Dとは、用紙及び封筒等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート等のプラスチックフィルム、布などのシートである。画像読取装置103によって電気信号に変換された画像情報は、プリンタ本体101Aに設けられた制御部132へと転送される。
プリンタ本体101Aは、記録媒体であるシートPに画像を形成する画像形成部133と、画像形成部133にシートPを給送するシート給送部134と、を有している。シート給送部134は、互いに異なるサイズのシートを収納可能なシート収納部137a、137b、137c、137dを備えている。各シート収納部に収納されたシートは、ピックアップローラ112によって繰り出され、フィードローラ113a及びリタードローラ113bによって1枚ずつ分離されて、対応する搬送ローラ対131へと受け渡される。そして、シートPは、シート搬送路に沿って配置された複数の搬送ローラ対131に順に受け渡されることで、レジストレーションローラ対136へと搬送される。
なお、ユーザによって手差しトレイ137eに載置されたシートPは、給送ローラ138によってプリンタ本体101Aの内部に給送され、レジストレーションローラ対136へと搬送される。レジストレーションローラ対136は、シートPの先端を停止させて斜行を補正すると共に、画像形成部133によるトナー像の形成プロセスである作像動作の進行に合わせてシートPの搬送を再開する。
シートPに画像を形成する画像形成部133は、感光体である感光ドラム121を備えた電子写真方式の画像形成ユニットである。感光ドラム121は、シートPの搬送方向に沿って回転可能であり、感光ドラム121の周囲には帯電器118、露光装置123、現像器124、転写帯電器125、分離帯電器126、及びクリーナ127が配置されている。帯電器118は感光ドラム121の表面を一様に帯電させ、露光装置123は画像読取装置103等から入力される画像情報に基づいて感光ドラム121を露光し、ドラム上に静電潜像を形成する。
現像器124は、トナーを含む現像剤を収容しており、感光ドラム121に帯電したトナーを供給することで静電潜像をトナー像に現像する。感光ドラム121に担持されたトナー像は、転写帯電器125が形成するバイアス電界により、レジストレーションローラ対136から搬送されるシートPに転写される。トナー像を転写されたシートPは、分離帯電器が形成するバイアス電界によって感光ドラム121から離間し、定着前搬送部128によって定着部129へ向けて搬送される。なお、シートPに転写されずに感光ドラム121に残留した転写残トナー等の付着物はクリーナ127によって除去され、感光ドラム121は次の作像動作に備える。
定着部129に搬送されたシートPは、ローラ対に挟持されて搬送されながら、トナー像の加圧及び加熱を含む定着処理を受ける。これによってトナーが溶融し、その後固着することにより、シートPに画像が定着する。画像出力が完了している場合、定着画像が得られたシートPは、排出ローラ対116を介して、プリンタ本体101Aの外方に突出した排出トレイ130に排出される。両面印刷においてシートPの裏面に画像を形成する場合、定着部129を通過したシートPは、反転部139によって表面と裏面とを入れ替えられ、両面搬送部140によってレジストレーションローラ対136へと搬送される。そして、画像形成部133によって再び画像を形成されたシートPは、排出トレイ130に排出される。
上記の画像形成部133は画像形成手段の一例であり、例えばインクジェット方式の画像形成ユニットやオフセット印刷方式の印刷機構を画像形成手段として用いてもよい。
(画像読取装置)
次に、図1~図3を参照して、画像読取装置103の構成を説明する。図1に示すように、ADF1は、原稿給送トレイ2に載置された原稿Dを原稿排出トレイ3に向けて搬送する。ADF1は、本体ユニット30に対して開閉可能であり、本体ユニット30はプリンタ本体101Aに対して固定されている。
本体ユニット30は、図2に示すように、外装部材を兼ねるフレーム30aを有し、フレーム30aの上面には原稿台ガラス31及びプラテンガラス31aが配置されている。原稿台ガラス31は本実施形態の載置台である。フレーム30aの内部には、本実施形態の画像読取ユニットであるスキャナユニット50が保持されている。スキャナユニット50は、モータによって駆動される不図示のワイヤ又はベルトによって、原稿台ガラス31に対して平行に移動可能に構成されている。
スキャナユニット50は、図3に示すようにCCD(Charge Coupled Devices、電荷結合素子)方式の画像読取ユニットである。スキャナユニット50は、ボックスフレーム51、照明ユニット52、第1ミラー53、第2ミラー54、第3ミラー55、第4ミラー56、第5ミラー57、レンズユニット58、及びCCD基板59を有している。CCD基板59には、撮像素子の例であるCCD59aが主走査方向に沿って配列されている。照明ユニット52は本実施形態の照明部であり、CCD59aは本実施形態の読取部である。なお、ここでは撮像素子の例としてCCD59aを例示したが、CMOS(相補性金属酸化膜半導体)を用いた撮像素子を用いることもできる。
照明ユニット52は、スキャナユニット50のボックスフレーム51の上部に取り付けられている。照明ユニット52は、照明フレーム52aと、不図示の発光素子(例えば、発光ダイオード)と、2つのライトガイドユニット60L、60Rを有している。発光素子が発した光L1、L2は、ライトガイドユニット60L、60Rによって主走査方向に均一に拡散された状態で、画像情報の読み取りを行う対象物としての原稿Dに照射される。ボックスフレーム51とともにスキャナユニット50の筐体(フレーム)を構成する照明フレーム52aは、入口(開口部)701を備える。なお、対象物からの反射光をスキャナユニット50の内部に受け入れる入口701は、筐体の開口部に限らず、ガラス等の透明部材で構成してもよい。
ライトガイドユニット60L、60Rから照射された光が読取面上で集中する位置を「原稿照射位置F」とする。ただし、副走査方向とは主走査方向に垂直な方向であり、本実施形態ではスキャナユニット50が原稿台ガラス31の下方で移動する際の移動方向である。また、読取面とは、主走査方向及び副走査方向に垂直な高さ方向(被写界深度方向)においてスキャナユニット50が高い精度で画像情報の読み取りを行うことが可能な所定の高さ(光学系の物点位置)に広がる仮想平面である。本実施形態における読取面は、例えば、原稿台ガラスに静置された状態の原稿Dの下面に相当する。
原稿Dによって反射された光は、入口(開口部)701を介してスキャナユニット50の内側へ進む。入口701を介してスキャナユニット50の内側に進んだ光は、ミラー53~57によって反射される。5つのミラー53~57及びレンズユニット58は、原稿Dからの反射光をCCD基板59に導く光路を形成している。反射部材の例である各ミラー53~57は、例えば、ガラス等の支持体にアルミニウムの蒸着膜を形成することで反射面としたものが用いられる。原稿照射位置Fにおいて原稿Dによって反射された反射光(光線L3)は、第1ミラー53、第2ミラー54、第3ミラー55、第4ミラー56、第5ミラー57及びレンズユニット58を経由して、CCD59aに結像する。
CCD59aは、光線L3を受光して原稿Dの画像を表す電気信号へと光電変換する。CCD59aによって読み取られた原稿Dの画像情報は、プリンタ本体101Aの制御部132へと伝送され、画像形成部133による画像形成に用いられる。
以下、原稿Dによって反射された散乱光の内、原稿照射位置Fから第1ミラー53、第2ミラー54、第3ミラー55、第4ミラー56、第5ミラー57及びレンズユニット58を辿ってCCD59aに至る光の経路を「正規光路」とする。図3に図示された光線L3は、原稿照射位置Fから正規光路を辿ってCCD59aに至る光束を代表する光線である。また、正規光路から外れた経路でCCD59aに到達する光を迷光とする。このような迷光の例は、原稿照射位置Fに対向するスキャナユニット50の入口701(ライトガイドユニット60R、60Lの間の開口部)以外の部位からスキャナユニット50の内部に侵入する光線である。また、原稿照射位置Fに対向するスキャナユニット50の開口部を通過した後、いずれかのミラーの反射領域から外れてボックスフレーム51によって散乱した光線も迷光となり得る。
ボックスフレーム51の内部の空間は、上部を照明ユニット52の照明フレーム52aによって覆われ、下部を下カバー63によって覆われている。また、主走査方向に見て、CCD59aは、ボックスフレーム51に設けられた凹部とCCD基板59の基板本体59bとによって囲まれた空間に配置されている。
さらに、ボックスフレーム51には後述の第1開口部51b及び第2開口部51dが設けられており、各開口部はそれぞれ第2ミラー54及び第3ミラー55によって塞がれている。従って、本実施形態の第2ミラー54及び第3ミラー55は、ボックスフレーム51、照明ユニット52の照明フレーム52a、下カバー63及び基板本体59bと共に、スキャナユニット50の内側と外側とを隔てる外殻の一部を構成している。スキャナユニット50の内側とは、正規光路及び読取部が収容される空間である。ただし、図示した筐体の構成は一例に過ぎず、形状や配置は適宜変更可能である。
このように構成された画像読取装置103は、ADF1により原稿Dを給送しながら原稿画像を走査する流し読みモードと、原稿台ガラス31に載置された原稿Dを走査する固定読みモードとによって、原稿Dとしてのシートから画像情報を読み取る。
流し読みモードは、原稿給送トレイ2に載置された原稿Dを装置が検出した場合、又はプリンタ本体101Aの操作パネル等によってユーザが明示的に指示した場合に選択される。この場合、スキャナユニット50がプラテンガラス31aの下方にある状態で、搬送装置の例であるADF1が原稿給送トレイ2に載置された原稿Dを1枚ずつ給送し、スキャナユニット50は搬送される原稿Dから画像情報を読み取る。つまり、流し読みモードでは、位置が固定されたスキャナユニット50に対して原稿Dが副走査方向に搬送されることで原稿Dが走査される。
一方、固定読みモードは、原稿台ガラス31に載置された原稿Dを装置が検出した場合又はプリンタ本体101Aの操作パネル等によってユーザが明示的に指示した場合に選択される。固定読みモードの場合には、ユーザは、まずADF1を開いて原稿台ガラス31に原稿Dを載置し、ADF1を閉じることで原稿Dを原稿台ガラス31に位置決めする。そして、スキャナユニット50が、原稿台ガラス31に沿って移動しながら、原稿台ガラス31に載置された原稿Dから画像情報を読み取る。つまり、固定読みモードでは、位置が固定された原稿に対してスキャナユニット50が副走査方向に移動しながら原稿Dを走査する。
なお、スキャナユニット50は、流し読みモード又は固定読みモードの一方のみを実行可能な画像読取装置に搭載してもよい。また、ADF1の内部にスキャナユニット50を追加で配置して、ADF1が搬送する原稿の両面から2つのスキャナユニットによって画像情報を読み取るようにしてもよい。
(第2ミラー)
以下、スキャナユニット50に配置されるミラーの取付け構造について説明する。まず、反射部材の例である第2ミラー54について説明する。ボックスフレーム51は、図4に示すように、副走査方向における一方の側壁部51aに第1開口部51bを備えている。第1開口部51bは、スキャナユニット50の内側から外側に貫通する穴であり、主走査方向に延びる矩形状に形成されている。つまり、副走査方向から見たとき、第1開口部51bの主走査方向の開口幅は、高さ方向の開口幅より大きい。
第2ミラー54は、ボックスフレーム51に対して、矩形状の第1開口部51bの全域を塞ぐように、ボックスフレーム51の外側から取り付けられている。本実施形態では、第2ミラー54は、金属製の板バネである固定部材61、61によって、主走査方向の両端部をボックスフレーム51に固定されている。他のミラー(53、55、56、57)についても同様の固定方法が用いられている。しかしながら、反射部材の取付け方法はこれに限らず、例えば接着剤を用いて第2ミラー54をボックスフレーム51に固定してもよい。
図5に示すように、第2ミラー54の反射面54aは、第1開口部51bを介してスキャナユニット50の内側に露出する。第1開口部51bは、正規光路を辿る光線L3は第2ミラー54の反射面54aに到達するが、正規光路から外れた光線L4は反射面54aに到達しないような形状に設定される。即ち、光線L3は反射面54aで反射されて第3ミラー55に到達するが、光線L4は、黒色のボックスフレーム51に吸収されて第3ミラー55には到達しない。なお、ボックスフレーム51は、光を遮る部材で構成されている。従って、ボックスフレーム51の第1開口部51bを囲む部分は、正規光路から外れた光線L4を遮光してCCD59aに到達することを許可しない遮光機能を有している。
また、図5及び図6に示すように、第2ミラー54は、スキャナユニット50の内側から見て、第1開口部51bの内側の領域全体を反射面54aによって覆うように配置されている。具体的には、第2ミラー54の反射面54aは、矩形状の第1開口部51bを包含する矩形状である。
このように構成すると、スキャナユニット50の外部から第1開口部51bに向かって光線L5が入射する場合でも、光線L5は第2ミラー54の反射面54aによってスキャナユニット50の外部に反射される。即ち、光線L5がスキャナユニット50の内部に侵入しないため、CCD59aには到達しない。また、スキャナユニット50の内側から見て、反射面54aは第1開口部51bの周縁に囲まれているため、スキャナユニット50の外部から第1開口部51bの周囲に向かって来る光線は黒色のボックスフレーム51に吸収される。従って、スキャナユニット50の筐体に第1開口部51bを設けて、筐体の外部から第2ミラー54を取り付ける構成において、第1開口部51bを介して迷光が侵入することを抑制することができる。つまり、スキャナユニット50の筐体の一部を、反射部材の近傍で迷光を遮るものとして利用することにより、簡素な構成で迷光を低減することが可能となっている。
さらに、本実施形態では、スキャナユニット50の内側から見て第1開口部51bの周縁の少なくとも一部が反射面54aの周縁の内側に位置するように(つまり、第1開口部51bを形成する周壁が反射面54aとオーバーラップするように)構成されている。つまり、第1開口部51bを形成する、ボックスフレーム51の一部である周壁は、スキャナユニット50の内側から見て第2ミラー54の反射面54aとオーバーラップする。ここで、第1開口部51bを形成する周壁は、図3~図6に示すように上リブ201、下リブ202、第1側壁203及び第2側壁204によって構成される。上リブ201及び下リブ202は、それぞれ第1開口部51bの高さ方向における上側及び下側の周壁であり、第2ミラー54の長手方向(主走査方向)に沿って延びている。第1側壁203及び第2側壁204は、それぞれ第1開口部51bの長手方向における一方側及び他方側の周壁であり、第2ミラー54の長手方向の端に対応した位置において高さ方向に沿って延びている。
上リブ201、下リブ202、第1側壁203、第2側壁204の各々は凹部51uの内面から突出している。また、上リブ201、下リブ202、第1側壁203、第2側壁204の各々はスキャナユニット50の内側から第2ミラー54の反射面54aに垂直な方向に見て反射面54aとオーバーラップしている。図10は、スキャナユニット50の内側から第2ミラー54を見た図である。図10において点線は第2ミラー54の反射面54aの外縁を示している。図10において、実線は第1開口部51bの周縁を示している。
このような構成により、反射面54aとボックスフレーム51との隙間を介して侵入する迷光を効果的に抑制できる。なお、反射面54aが第1開口部51bの周囲でボックスフレーム51の外側の面に当接していると好適であるが、迷光を十分に遮蔽できる範囲であれば反射面54aとボックスフレーム51との間の微小な隙間は許容される。
図3及び図6に示すように、ボックスフレーム51には、第2ミラー54の取付け部位となる凹部51uが設けられている。凹部51uは、主走査方向に交差する方向(特に、本実施形態では副走査方向)においてスキャナユニット50の外側から内側に向かって(つまり、図中左から右に向かって)凹んだ凹形状である。第1開口部51bは凹部51uの底部に形成されている。また、第2ミラー54がボックスフレーム51に取り付けられた状態で、第2ミラー54は凹部51uに収容される。
図7の上部に参考例として示すように、第2ミラー54の全体を、スキャナユニット50の筐体の内部に配置することも考えられるが、このような構成では、本実施形態に比べてスキャナユニット50が大型化してしまう。つまり、この参考例では、副走査方向の一方側の側壁部51aが、副走査方向から見て第2ミラー54の全体を覆っている必要があるため、主走査方向から見て側壁部51aと第2ミラー54とが副走査方向に並ぶ位置関係となる。従って、側壁部51aを他方の側壁部に近付けようとすると第2ミラー54も移動させる必要があるが、第2ミラー54の位置変更は正規光路の変更を伴うため、例えば正規光路が短くなることで所望の被写界深度が得られない等の影響が生じる。このため、単に小型化を目的として側壁部51aの位置を変更することは難しい場合がある。
これに対し、図7の下部に示すように、本実施形態では、第2ミラー54が側壁部51aと共にスキャナユニット50の副走査方向における側面部分を構成している。従って、第2ミラー54の位置を変更することなく側壁部51aの位置を変更することが可能となり、参考例と同じ正規光路を有する構成であったとしても、副走査方向におけるスキャナユニット50の幅を小さくすることが可能となる。図示した例では、参考例に比べて側壁部51aがΔWだけ副走査方向におけるスキャナユニット50の中央側に寄っている。スキャナユニット50を小型化すると、材料費の削減、スキャナユニット50を移動させる駆動系の負荷低減による耐久性向上及び消費電力の低減が可能となる。また、ADF1や本体ユニット30においてスキャナユニット50を配置するための要求スペースが小さくなるため、画像読取装置の小型化にも繋がる。
なお、スキャナユニット50の筐体に設けられた第1開口部51bに対して外側から第2ミラー54を取り付ける構成において、第2ミラー54を筐体の凹部51uに収容することは、迷光を抑制する上でも有効である。即ち、図6に示すように、第2ミラー54の反射面54aとボックスフレーム51との対向部分に向かう光線の一部L6は、凹部51uの周壁又はその周囲の側壁部51aによって遮られる。
(第3ミラー)
次に、反射部材の他の例である第3ミラー55について説明する。ボックスフレーム51は、図8に示すように、副走査方向における他方側(第1開口部51bとは反対側)の側壁部51cに第2開口部51dを有している。第2開口部51dは、スキャナユニット50の内側から外側に貫通する穴である。副走査方向から見たとき、第2開口部51dの主走査方向の開口幅は、高さ方向の開口幅より大きい。
第3ミラー55は、第2開口部51dに対してスキャナユニット50の筐体の外側に取り付けられる。第3ミラー55の取り付け方法は第2ミラーと同様であり、例えば金属製の板バネを用いた固定部材によってボックスフレーム51に固定されている。第2ミラー54と同じく、スキャナユニット50の内側から見たとき、第2開口部51dの開口領域の全体が第3ミラー55の反射面55aによって覆われている。従って、スキャナユニット50の外部から第2開口部51dに向かって光線が入射する場合でも、第3ミラー55の反射面55aによってスキャナユニット50の外部に反射されるため、迷光とはならない。また、図3に示すように、ボックスフレーム51には、第3ミラー55の取付け部位となる凹部51vが設けられ、第2開口部51dは凹部51vの底部に形成される点、及び、第3ミラー55が凹部51vに収容される点も第2ミラー54と同様である。
図3及び図8に示すように、ボックスフレーム51は、第2開口部51dの周壁を構成する第1上リブ301、第2上リブ302、下リブ303、第1側壁304及び第2側壁305を備えている。第1上リブ301及び第2上リブ302は第2開口部51dの高さ方向における上側の周壁であり、下リブ303は第2開口部51dの高さ方向における下側の周壁であり、いずれも第3ミラー55の長手方向(主走査方向)に沿って延びている。第1側壁304及び第2側壁305は、それぞれ第2開口部51dの長手方向における一方側及び他方側の周壁であり、第3ミラー55の長手方向の端に対応した位置において高さ方向に沿って延びている。なお、第1上リブ301及び第2上リブ302は、長手方向に関して後述する第3ミラー55の2回目の反射領域552(図9(a)参照)の両側に設けられている。
第1上リブ301、第2上リブ302、下リブ303、第1側壁304、第2側壁305の各々は凹部51vの内面から突出している。また、第1上リブ301、第2上リブ302、下リブ303、第1側壁304、第2側壁305の各々はスキャナユニット50の内側から第3ミラー55の反射面55aに垂直な方向に見て反射面55aとオーバーラップしている。
ここで、第2開口部51dの開口形状は、図8に示すように、主走査方向の幅が異なる2つの部分が隣接した凸字状(上下が反転したT字状)の形状を有している。つまり、図8における第2開口部51dの下側の領域(第1部分)の主走査方向の幅(第1の幅)に比べて、上側の領域(第2部分)の主走査方向の幅(第2の幅)が小さく設定されている。第3ミラー55の反射面55aは、凸字状の開口領域の全体を包含する大きさの矩形状である。
本実施形態では、図3及び図8に示すように、正規光路を辿る光線L3は第2ミラー54と第3ミラー55との間でそれぞれ2回反射される。また、本実施形態では縮小光学系を採用しており、正規光路の主走査方向の幅は、レンズユニット58に近付くにつれて縮小する。
つまり、図9(a)に示すように、第2ミラー54の1回目の反射領域541、第3ミラー55の1回目の反射領域551、第2ミラー54の2回目の反射領域542、第3ミラー55の2回目の反射領域552は、この順に主走査方向の幅が狭くなっていく。ただし、第2ミラー54の1回目の反射領域541とは、正規光路を辿って第1ミラー53によって反射された反射光が入射する反射面54aの領域である。第3ミラー55の1回目の反射領域551とは、正規光路を辿って第2ミラー54によって1回目に反射された反射光が入射する反射面55aの領域である。第2ミラー54の2回目の反射領域542とは、正規光路を辿って第3ミラー55によって1回目に反射された反射光が入射する反射面54aの領域である。第3ミラー55の2回目の反射領域552とは、正規光路を辿って第2ミラー54によって2回目に反射された反射光が入射する反射面55aの領域である。
図3に示すように、正規光路において2回目に第2ミラー54から第3ミラー55に向かう経路は、1回目に第2ミラー54から第3ミラー55に向かう経路よりも上方を通る。従って、第2開口部51dを凸字状として、上側の領域の幅を狭く、下側の領域を広く設定することにより、正規光路を辿る光の反射領域を確保しつつ、反射面55aの不要な領域を覆い隠すことが可能となる。
つまり、図8に示すように、1回目に第2ミラー54に反射されて正規光路を辿る光線L3a、及び、2回目に第2ミラー54に反射されて正規光路を辿る光線L3bは、いずれも第3ミラー55の反射面55aに入射して反射される。これに対し、主走査方向において正規光路から外れた位置に入射する光線L4は、黒色のボックスフレーム51に吸収されて第3ミラー55によって反射されないため、CCD59aに到達しない。このように、1つの反射面の異なる領域(図9(a)の551、552)に対して正規光路を辿る光線が複数回反射する構成において、反射面が露出する開口部の形状を、縮小光学系における正規光路の幅の縮小を見込んで必要最小限のものとしている。これにより、正規光路から外れた潜在的な迷光を効果的に遮光できる。
なお、縮小光学系における正規光路の幅の縮小を見込んで開口部の形状を設定する点は、同一の開口部に限らず、第1開口部51bと第2開口部51dとの関係にも適用される。つまり、図9(a)に示すように、本実施形態では、第2ミラー54の1回目の反射領域541よりも第3ミラー55の1回目の反射領域551の方が、主走査方向の幅が狭くなる。そして、第2開口部51dの周縁の内、反射領域551と主走査方向に並ぶ部分d1、d1は、主走査方向に関して第2ミラー54の1回目の反射領域541の範囲の内側に配置される。これにより、主走査方向に関して反射領域551の外側に逸れて入射する光を効果的に遮光することができる。
同様に、第2ミラー54の2回目の反射領域542よりも第3ミラー55の2回目の反射領域552の方が、主走査方向の幅が狭くなる。そして、第2開口部51dの周縁の内、反射領域552と主走査方向に並ぶ部分d2、d2は、主走査方向に関して第2ミラー54の2回目の反射領域542の範囲の内側に配置される。これにより、主走査方向に関して反射領域552の外側に逸れて入射する光を効果的に遮光することができる。
第2ミラー54を本実施形態の第1反射部材とするとき、第3ミラー55は本実施形態の第2反射部材である。この場合、反射面54aは第1反射面であり、反射面55aは第2反射面である。第2ミラー54の1回目の反射領域541を本実施形態の第1領域とするとき、第3ミラー55の1回目の反射領域551は、縮小光学系において第1領域の下流側に配置される本実施形態の第2領域である。また、第2ミラー54及び第3ミラー55の2回目の反射領域542、552は、それぞれ第1領域及び第2領域の他の例である。
(その他の実施形態)
上記の実施形態では、第2ミラー54及び第3ミラー55に対応する開口部をスキャナユニット50の筐体に設けているが、他の反射部材に対応する開口部を配置してもよい。例えば、第1ミラー53、第4ミラー56及び第5ミラー57の少なくとも1つに対応する開口部を設けて、スキャナユニット50の筐体の外側から取り付けたミラーの反射面が開口部を介して筐体の内側に露出するようにしてもよい。また、上記の実施形態において、第2ミラー54及び第3ミラー55のいずれか一方に対応する開口部を省略した形態で本技術を実施することも可能である。これらの例においても、筐体の内側から見たとき、反射面が開口部の周縁によって囲まれているように構成することで、簡素な構成で迷光を低減することが可能である。
なお、上記の実施形態では、筐体の内側から見たとき、第1開口部51bの全域が第2ミラー54の反射面54aによって覆われ、第2開口部51dの全域が第3ミラー55の反射面55aによって覆われるものとして説明した。しかしながら、例えば図9(b)に示すように第1開口部51bの開口領域の一部(51e)が第2ミラー54の反射面54aの外側に突出するような位置関係であってもよい。この場合、例えば第2ミラー54をボックスフレームに取り付けた後に、開口領域の突出部51eと反射面54aとの隙間をゴム等の部材62で埋めることにより、第1開口部51bの遮光性が確保される。この場合でも、第1開口部51bが筐体の内側から見て反射面54aを囲むように設けられていることにより、少なくとも突出部51e以外の部分において、画像読取ユニットの筐体に遮光機能を持たせることができる。
また、開口部に対して筐体の外側に保持される反射部材について、反射面とは反対側の面に、可視光線に対する遮光性が高い塗料や被膜によって遮光層を形成してもよい。この場合、スキャナユニット50の外部から開口部に向かって来る光線L5(図6参照)の大部分は遮光層によって吸収又は反射され、上記の実施形態とは異なって反射面には到達しない。しかしながら、このような構成によっても簡素な構成で迷光を低減することが可能である。
また、上記の実施形態では画像形成装置に組み付けられた画像読取装置103について説明したが、単独で使用可能な画像読取装置に対しても本技術を適用可能である。さらに、上記の実施形態で説明した画像読取ユニットは、原稿としてのシートから画像情報を読み取るものに限らず、他の目的で画像情報を読み取る装置としても適用可能である。例えば、画像形成装置において、画像濃度や画像の位置及び歪みの調整を行うために記録媒体に形成された画像を読み取る装置として用いることができる。また、紙幣の真贋判定装置や物流倉庫において荷仕分けを自動化する装置など、画像形成装置以外で画像情報を読み取って利用する装置にも適用可能である。
1…搬送装置(ADF)/31…載置台(原稿台ガラス)/50…画像読取ユニット(スキャナユニット)/51…筐体(ボックスフレーム)/51b…開口部、第1開口部/51d…開口部、第2開口部/51u、51v…凹部/52…照明部(照明ユニット)/54…反射部材、第1反射部材(第2ミラー)/54a…反射面、第1反射面/541、542…第1領域(反射領域)/55…反射部材、第2反射部材(第3ミラー)/551、552…第2領域(反射領域)/55a…反射面、第2反射面/59a…読取部(CCD)/101…画像形成装置(プリンタ)/103…画像読取装置/133…画像形成手段(画像形成部)/701…入口

Claims (12)

  1. 対象物に光を照射する照明部と、
    前記照明部によって照射され対象物によって反射された反射光を光電変換して、対象物の画像情報を読み取る読取部と、
    前記読取部を保持し、対象物によって反射された光が通過する入口を備えた筐体と、
    前記入口を通過した光を反射する反射面を有し、対象物からの反射光を前記読取部に導く光路を形成する反射部材と、を備え、
    前記筐体には、前記読取部の主走査方向において第1の幅を有する第1部分と、前記主走査方向において第1の幅より狭い第2の幅を有する第2部分とが、前記主走査方向に交差する方向に隣接した形状を有する開口部が設けられ、
    前記反射部材は、前記反射面の少なくとも一部が前記開口部を介して前記筐体の内側に露出するように、前記開口部に対して前記筐体の外側に保持されている、
    ことを特徴とする画像読取ユニット。
  2. 前記筐体の内側から見て、前記開口部の内側の領域全体が前記反射面に覆われている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取ユニット。
  3. 前記筐体の内側から見て、前記開口部の周縁の少なくとも一部が前記反射面の周縁の内側に位置する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取ユニット。
  4. 記筐体には、前記筐体の前記反射部材が配置される側の壁部の一部が前記筐体の外側から内側に向かって凹んだ凹部が設けられ、
    前記開口部は前記凹部の底部に形成され、
    前記反射部材は前記凹部に収容された状態で前記筐体に保持されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取ユニット。
  5. 前記反射部材は、正規の光路に沿って前記読取部に向かうときに前記主走査方向における光路の幅が狭くなるように構成された縮小光学系の一部であり、
    前記反射部材及び前記開口部は、正規の光路に沿って前記読取部に向かうときに、前記開口部の前記第1部分において前記反射面に反射された光が、その後、前記開口部の前記第2部分において前記反射面に反射されるように配置されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像読取ユニット。
  6. 前記開口部を第1開口部とし、前記反射部材を第1反射部材とし、前記反射面を第1反射面としたとき、
    光を反射する第2反射面を有し、対象物からの反射光を前記読取部に導く光路を形成する第2反射部材と、
    前記筐体に設けられ、前記筐体の内側から外側に貫通する第2開口部と、をさらに備え、
    前記第2反射部材は、前記第2反射面の少なくとも一部が前記第2開口部を介して前記筐体の内側に露出するように、前記第2開口部に対して前記筐体の外側に保持されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像読取ユニット。
  7. 前記第1反射部材及び前記第2反射部材は、正規の光路に沿って前記読取部に向かうときに前記主走査方向における光路の幅が狭くなるように構成された縮小光学系の一部であり、正規の光路に沿って前記第1反射面の第1領域に反射された光が前記第2反射面の第2領域に入射するように配置され、
    前記主走査方向における前記第2開口部の周縁の内、前記第2領域と前記主走査方向に並ぶ部分は、前記主走査方向における前記第1領域の両端部の内側に位置する、
    ことを特徴とする請求項に記載の画像読取ユニット。
  8. 対象物に光を照射する照明部と、
    前記照明部によって照射され対象物によって反射された反射光を光電変換して、対象物の画像情報を読み取る読取部と、
    前記読取部を保持し、対象物によって反射された光が通過する入口を備えた筐体と、
    前記入口を通過した光を反射する第1反射面を有し、対象物からの反射光を前記読取部に導く光路を形成する第1反射部材と、
    前記入口を通過した光を反射する第2反射面を有し、前記第1反射部材と共に前記光路を形成する第2反射部材と、を備え、
    前記筐体は、第1開口部が形成された第1壁部と、第2開口部が形成され、前記読取部の主走査方向に垂直な副走査方向において前記第1壁部と対向する第2壁部と、を含み、
    前記第1反射部材は、前記第1反射面の少なくとも一部が前記第1開口部を介して前記筐体の内側に露出するように、前記第1開口部に対して前記筐体の外側に保持され、
    前記第2反射部材は、前記第2反射面の少なくとも一部が前記第2開口部を介して前記筐体の内側に露出するように、前記第2開口部に対して前記筐体の外側に保持されている、
    ことを特徴とする画像読取ユニット。
  9. 前記筐体の内側から見て、前記第1開口部の内側の領域全体が前記第1反射面に覆われ、前記第2開口部の内側の領域全体が前記第2反射面に覆われている、
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像読取ユニット。
  10. 前記筐体には、前記第1壁部の一部が前記副走査方向において前記筐体の外側から内側に向かって凹んだ第1凹部と、前記第2壁部の一部が前記副走査方向において前記筐体の外側から内側に向かって凹んだ第2凹部と、が設けられ、
    前記第1開口部は前記第1凹部の底部に形成され、
    前記第2開口部は前記第2凹部の底部に形成され、
    前記第1反射部材は前記第1凹部に収容された状態で前記筐体に保持され、
    前記第2反射部材は前記第2凹部に収容された状態で前記筐体に保持されている、
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載の画像読取ユニット。
  11. シートを搬送する搬送装置、及び、シートが載置される載置台の少なくとも一方と、
    シートから画像情報を読み取る請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像読取ユニットと、を備える、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  12. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像読取ユニットと、
    シートに画像を形成する画像形成手段と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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