JP7370770B2 - 機能素子、機能素子の製造方法、機能素子の製造装置、制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents

機能素子、機能素子の製造方法、機能素子の製造装置、制御プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、機能素子、および機能素子の製造に関する。
有機EL素子は、EL発光能をもつ有機低分子又は有機高分子で発光層を形成した素子であり、自発光のため視野角が広く、耐衝撃性に優れるなど、ディスプレイ素子として優れた特徴を有している。
有機EL素子の製造方法として、真空蒸着法、インクジェット法、印刷法、ディスペンス法などが広く研究されている。中でも、インクジェット法は、真空蒸着法等に比べて製造装置を小型化でき、材料利用効率も優れるため、量産に適した技術であると期待されている。一般に、有機EL素子を製造するには、電極、発光層、中間層などの多数の層を積層する必要があるが、量産性を高めるには、なるべく多くの層をインクジェット法により製造するのが望ましいといえる。
例えば特許文献1に記載の有機EL素子の製造方法では、有機EL発光素子を含んだインク塗布後の乾燥工程において、水平に配置された基体と対向する位置に排気装置を配置し、揮発した溶媒雰囲気を吸引し排気する方法が提案されている。
特開2014-199806号公報
図9は特許文献1のような、エアーを吹き付ける乾燥工程を有する製造方法において生じる課題を説明する図である。図9(a)はバンクと基材とからなる容量部にインクを付与した際の図、図9(b)は気流発生装置により気流を発生させ乾燥させている状態である。図9(a)より、気流を発生させる前は、インクの膜厚は均一である。しかしながら図9(b)より、付与されるインクは非常に微量であり、気流をインクに吹き付けると、気流を吹き付ける方向によってはインクの膜厚に偏りが生じてしまう。そして偏りが生じたままインクが乾燥してしまうため、乾燥後のインクの膜厚に偏りが生じ、発光層に膜厚ムラが発生するという課題があった。
上記課題を鑑み本発明において、基体に、第1バンクと、第2バンクと、が形成された機能素子であって、前記第1バンクと、前記第2バンクと、前記基体とからなる容量部を備えており、所定の方向から見た前記容量部の断面において、前記第1バンクと前記基体とがなす第1の角度と、前記第2バンクと前記基体とがなす第2の角度とが異なっている、こと特徴とする機能素子を採用した。
本発明によれば、気流によりインクを乾燥させる際、インクの膜厚に偏りが生じることを低減することができる。
実施形態における表示装置100の平面図である。 実施形態における製造装置1000の模式図である。 実施形態におけるバンク7の形状を示した図である。 実施形態におけるバンク7の断面図である。 実施形態における容量部30にインク8を付与した際の断面図である。 図5の状態から気流4を吹き付けた際の断面図である。 実施形態における機能素子の製造を示した図である。 比較例を説明する図である。 従来の課題を説明する図である。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための形態につき説明する。なお、以下に示す実施形態はあくまでも一例であり、細部の構成については本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更できる。また、本実施形態で取り上げる数値は参考数値であって本発明を限定するものではない。
以下の説明では機能素子としてトップエミッション型の有機EL素子を挙げ、その構造と製造方法を説明するが、本発明の実施形態はこの例に限るものではなく、他の型の有機EL素子や、有機EL素子以外の機能素子、およびその製造方法に適用可能である。
(第1の実施形態)
図1は、機能素子としての有機EL素子を多数備えた本実施形態にかかる表示装置100の模式的な平面図である。図1ではXYZ座標系のある方向から見たXY平面図である。なお以下の図面において、図中の矢印X、Y、Zは表示装置100全体の座標系を示す。基体6の上面には、赤色発光有機EL素子(R)、緑色発光有機EL素子(G)、青色発光有機EL素子(B)が、表示画素60として規則的に配列形成されている。図示の便宜のため、7×9のRGBトリプレットのみを示しているが、実際には非常に多数の表示画素が基体6に配列形成され得る。また、有機EL素子の発光色は赤色、緑色、青色に限定されるわけではなく、各色の配列規則もこの例に限られるものではない。
図2は、本実施形態における機能素子としての有機EL素子の製造装置1000を示した概略図である。製造装置1000は、不図示のインク吐出機から吐出された液体のインク8を乾燥させる気流4を吹き出す気流発生装置500を備えている。インク8は上記で述べた発光有機EL素子を含んでおり、表示画素60としての働きを行う。気流発生装置500は、気流4を供給する気流供給経路3、気流4を吹き出す供給口20を備えた気流供給ヘッド2を有している。また気流発生装置500を矢印P方向に移動させるための移動手段1を備えている。
基体6には各発光有機EL素子を含むインク8をそれぞれ隔絶して保持しておくためのバンク7が複数形成されており、図2ではインク8が各バンク7と基体6とで形成される容量部に保持されている状態とする。
図2より、気流4は、不図示のエアータンクから気流供給経路3を介して供給され、気流供給ヘッド2の供給口20から基体6に向かって、供給口20の中心線Cと基体6の表面とがなす仰角5に沿って吹き付けられる。供給口20は仰角5を可変できるよう、基体6に対する中心線Cの角度を変更する駆動部を備えている。
気流供給経路3は、継手を介して気流供給ヘッド2に配管が接続される。気流4はエアータンクの開閉弁で供給開始及び停止を行い、気流発生装置500の位置あるいは時間で供給開始および停止の制御を行う。気流の供給開始および停止、供給口20の制御はシーケンサやPC等を用いて行うことで所定の位置に気流4を吹き付けることが可能となる。また不図示の流量調整弁をエアータンクに設けることにより、供給量の調整も行える機構とした。
移動手段1は、ガイド機構と駆動機構と制御装置で構成される。ガイド機構には直動ガイドやエアスライドが用いられる。駆動機構には、ボールねじとモータの組み合わせや、リニアモータが用いられる。気流発生装置500の位置の制御には、モータにセンサを設けて位置を監視する方法や、シーケンサを用いて位置を制御する方法が用いられる。また、駆動機構にモータを用いていることから、気流発生装置500の移動速度を一定速移動あるいは、位置により変速、停止する制御も可能となる。
本実施形態では気流発生装置500が基体6の平面に対して平行な方向である矢印Pの方向に移動する構成としている。これは基体6が大型である場合、気流発生装置500を移動させた方が好適であるためである。基体6がある程度小型である場合、基体6を移動させても良い。
図3は本実施形態のバンク7の形状を説明する図である。図3(a)はバンク7のXY平面図である。図3(b)はバンク7のYZ平面図であり、図3(a)の線分BBを-Z方向に切断した際の断面図である。図3(c)はバンク7のXZ平面図であり、図3(a)における線分AAを-Z方向に切断した断面図である。図3(b)においてYZ平面におけるバンク7の断面図は長方形の形状としている。図3(c)においてXZ平面におけるバンク7の断面図は台形形状とする。
図4はバンク7XZ平面の断面の詳細図である。図4において底角である角度αは気流4の上流側、換言すると図2において供給口20に近い側の角度である。また底角である角度βは気流4の下流側、換言すると図2において供給口20から遠い側の角度である。本実施形態では角度αが角度βよりも大きい角度となる形状となるようバンク7を形成している。
図5は、各バンク7と基体6で形成される、インク8を保持しておくための容量部30の詳細図である。図5では説明をわかりやすくするため各バンク7を気流発生装置500に近い方をバンク7a、遠い方をバンク7bと呼称する。図4で説明したバンク7の形状により、容量部30において、バンク7aと基体6とがなす角度β’が、バンク7bと基体6とがなす角度α’よりも大きくすることができる。これによりインク8とバンク7aとの界面における張力を、インク8とバンク7bとの界面における張力より大きくすることができる。
よってインク8において気流発生装置500に近い方、言い換えると気流4の上流側にインク8の偏りを生じさせることができる。もちろん気流4を吹き付ける方向により、どちらか一方の角度側に偏りを生じてさせても良い。このインク8の偏りをHとする。
図6は図5の状態から、気流発生装置500より気流4を発生させた状態である。仰角5は、90度より大きく、180度より小さくなるように供給口20により制御される。気流4を吹き出した際、気流4は偏りHに最初に吹き付けられる。これにより、インク8が乾燥する前に偏りHが気流4の下流側へ流され、偏りHが解消される。これにより偏りを生じさせることなくインク8を気流4により乾燥させることができ、乾燥後のインク8の膜厚ムラを低減することができる。
図7は本実施形態における機能素子の製造方法を示す図である。まず図7(a)より、事前に表面のゴミや酸化膜が除去洗浄された、基体としてのガラス基板13にレジスト材料14を塗布する。レジスト材料には市販の数μm~100μm程度の膜厚が作成できるように粘度調整されたSiOやPIを用いた。レジスト材料の塗布は、スピンコータやスプレーコータ等が用いられる。ガラス基板13とレジスト材料14の間には、不図示の接続電極、TFT、プラグ、絶縁層が形成されるものとする。
レジスト材料14を塗布後、図7(b)より、ガラス基板13とマスク16とのパターンを位置合わせし、レジスト材料14に紫外線15を照射してマスク16のパターンを転写する。紫外線15を照射することで、マスク16によりレジスト材料14は露光領域17と非露光領域18の2つの領域ができる。
露光後、図7(c)より、現像により露光領域17を除去し、ベーキング、熱架橋を行うことでバンク7を形成し、容量部30を形成する。露光にはマスクを基板に密着させて露光する密着露光と、露光装置を用いてレンズ光学系による縮小投影ステップ露光やミラー光学系による等倍スキャン露光が用いられる。本実施例では、密着露光を用い、マスクのパターンを、バンク7が図4で述べた形状となるよう設計し露光を行った。マスクは複数用意しデフォーカスさせることでバンク7を所定の形状となるように露光を行ってもよいし、あるいは投影露光を用いてもよい。露光の光源は紫外線を用い、その波長はレジスト材料14の感光波長により決定する。
現像及びベーク後、図7(d)より、インク塗布ヘッド19によりインク8を所定の位置に滴下する。また、図7(d)において、制御装置200はインク塗布ヘッド19の動作を制御する制御部である。制御装置200は、インク塗布ヘッド19の動作を制御するためのコンピュータで、内部には、CPU、ROM、RAM、I/Oポート等を備えている。
ROMには、インク塗布ヘッド19の基本動作プログラムが記憶されている。機能素子の製造にかかるインクの付与動作をはじめとする各種処理を実行するためのプログラムは、他の動作プログラムと同様にROMに記憶させておくことができる。あるいは、ネットワークを介して外部からRAMにロードしてもよい。あるいは、プログラムを記録したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体を介して、RAMにロードしてもよい。
制御装置200のI/Oポートは外部のコンピュータをはじめとする外部機器やネットワークと接続されている。制御装置200は、例えば製造する機能素子の種類、位置、配列、インクの吐出条件等の機能素子の製造に必要なデータの入出力を、I/Oポートを介して外部のコンピュータとの間で行うことができる。
制御装置200は、インク塗布ヘッド19、不図示の主走査器、副走査器、等と接続され、電気信号のやりとりを行うことができる。制御装置200は、これら各部の動作を制御し、インク塗布ヘッド19の走査、インク塗布ヘッド19の各ノズルからのインクの吐出、等を含めインクの塗布全般に関する処理を実行する。
また、インク8を滴下する前に、容量部30に、例えばAg、Au、Cu、Al、Ni等の導電性微粒子を溶媒に分散した液を塗布し、必要に応じて焼成することで下部電極を形成しておくものとする。
尚、ノズルから吐出するインクについて説明するならば、例えば発光層を形成する場合であれば、所望の発光色に応じた蛍光性有機化合物若しくは燐光性有機化合物を、キシレン等の有機系溶媒に溶解させた有機溶媒系インクを用いることができる。発光層用の有機溶媒系インクには、ゲスト材料、ホスト材料などの複数の材料が含まれていてもよい。インクに含まれる発光材料としては、高分子材料、中分子材料または低分子材料などが挙げられ、塗布型に用いられ得る発光材料であれば特に限定されない。例えば、ポリフルオレン、ポリフルオレンの共重合体、ポリフェニレンビニレンなどの高分子材料、オリゴフルオレンなどの中分子材料が挙げられる。
また、フルオレン系、ピレン系、フルオランテン系、アントラセン系などの縮合多環化合物、イリジウムを含む金属錯体などの低分子材料も挙げられる。発光層は、好適には、ポリパラフェニレンビニレン誘導体、ポリチオフェン誘導体、ポリパラフェニレン誘導体、ポリシラン誘導体、ポリアセチレン誘導体、ポリフルオレン誘導体、ポリビニルカルバゾール誘導体などの高分子系材料を含み得る。
赤色の発光層を形成するには、例えばゲスト材料として赤色燐光発光イリジウム金属錯体を、ホスト材料としてポリフルオレンを含有する赤色発光層用インクを用いる。また、緑色の発光層を形成するには、例えばゲスト材料としてフルオランテン系の縮合多環化合物を、ホスト材料としてのポリフルオレンを含有する緑色発光層用インクを用いる。また、青色の発光層を形成するには、例えばゲスト材料としてピレン系の縮合多環化合物を、ホスト材料としてのオリゴフルオレンを含有する青色発光層用インクを用いる。
図5で述べたようにインク8は、バンクの形状により偏りが生じた状態で容量部に付与される。
そして図7(e)より、気流発生装置500を用いて気流4によるインク8の乾燥を行う。気流発生装置500も上述した制御装置200に接続されており、移動手段1を用いて走査、供給口20による気流4の制御がなされるものとする。インク8の付与工程と気流4による乾燥工程は3回繰返し行うことで、3色(RGB)塗布を行う。また本実施形態では、例えば赤のインクがすべての容量部30に塗布されたら気流4を吹き付け、次に青のインク、緑のインクというように塗布と乾燥を行うようにした。しかしながら、各インクの1つの容量部30に塗布されたら瞬時に乾燥させるというように、容量部30の1つ1つにおいて塗布と乾燥を繰り返しても良い。以上により、インク8が乾燥する前に偏りが気流4の下流側へ流され、偏りが解消される。これにより偏りを生じさせることなくインク8を気流4により乾燥させることができ、インク8の膜厚ムラが低減された機能素子を製造することができる。
(実施例)
図7で説明した製造方法を用い、実際に機能素子の製造を行った。以下具体的な数値を用いて詳述する。基体6としてのガラス基板13はG8.5世代の2200×2400mmのガラス基板を用いた。レジスト材料14は顔料にカーボンブラックを含む材料を用い、高さ2~5μm、底部幅10μm、バンク間距離100μmのバンク7を形成した。紫外線15の露光量及び波長は使用するレジスト材料14により異なるが、本実施例では露光量は100mJ/cm、波長350~450nmとした。
マスク16は図5で説明した角度β’の方が、角度α’よりも大きい角度となるように、事前に最適なマスク形状を検討し、決定したものを使用した。現像は現像液を使用し100秒間行った。インク塗布ヘッド19はピエゾ素子を用いた方式のインクジェットを用いた。ピエゾ素子に駆動電圧を印加する、ノズルから液滴を吐出される。インク塗布ヘッド19のノズルは約320μm間隔で80個配置した。
気流発生装置500の移動速度は気流4との相対速度が0.1m/sとなるように移動速度の設定と気流4の流量の調整を行った。移動速度の設定は、市販のシーケンサとサーボコントローラーを組合わせて構成した。
乾燥後のインク付与部の断面観察を行った結果、乾燥前は図5のように上流側のバンクにインクが濡れあがり厚膜となるが、気流を吹き付け乾燥させたことにより、インク膜厚の膜厚分布がほぼ均一な結果となった。
(比較例)
図8は比較例として、実施例1で述べた形成方法の中で、気流を吹き付ける際の仰角を、基体の平面に対し平行に吹き付けを実施した際の図である。
乾燥後のインク付与部の断面観察を行った結果、乾燥前は図5のように上流側のバンクにインクが濡れあがり厚膜となる。しかし、気流の吹き付けによるインクの偏りの解消がうまく行われず、気流吹き付け時は不均一な膜厚となる。インク膜厚の膜厚分布が不均一のままとなる結果となった。
上述した製造方法の処理手順は具体的には製造装置の制御部により実行されるものとして説明した。上述した機能を実行可能なソフトウェアの制御プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。例えば、制御プログラムを供給するための記録媒体としては、HDD、外部記憶装置、記録ディスク等を用いてもよい。
なお本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で多くの変形が可能である。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されない。
1 移動手段
2 気流供給ヘッド
3 気流供給経路
4 気流
5 仰角
6 基体
7 バンク
7a 第1バンク
7b 第2バンク
8 インク
13 ガラス基板
14 レジスト材料
15 紫外線
16 マスク
17 露光領域
18 非露光領域
19 インク塗布ヘッド
20 供給口
30 容量部
60 表示画素
100 表示装置
200 制御装置
500 気流発生装置
1000 製造装置

Claims (20)

  1. 基体の上に、第1バンクと、第2バンクと、第3バンクと、が第1の方向において並んで形成された機能素子であって、
    前記第1バンクと、前記第2バンクと、前記基体とで画定された第1容量部と、
    前記第2バンクと、前記第3バンクと、前記基体とで画定された第2容量部と、
    を備えており、
    前記第1の方向に交差する第2の方向から見た前記第1容量部の断面において、前記第1バンクと前記基体とがなす第1の角度が、前記第2バンクと前記基体とがなす第2の角度よりも大きく、
    前記第2の方向から見た前記第2容量部の断面において、前記第2バンクと前記基体とがなす第3の角度が、前記第3バンクと前記基体とがなす第4の角度よりも大き
    前記第1容量部および第2容量部には、乾燥したインクが付与されており、
    前記第1の方向において、前記第1バンクと前記第2バンクとの間に前記第1容量部が位置しており、前記第2バンクと前記第3バンクとの間に前記第2容量部が位置しており、前記第1容量部と前記第2容量部との間に前記第2バンクが位置しており、
    前記第1容量部に付与された前記インクの前記基体とは反対側の表面と、前記第1容量部に付与された前記インクと前記第1バンクとの界面と、がなす第5の角度は、前記第1容量部に付与された前記インクの前記基体とは反対側の表面と、前記第1容量部に付与された前記インクと前記第2バンクとの界面と、がなす第6の角度よりも小さい、
    こと特徴とする機能素子。
  2. 請求項1に記載の機能素子において、
    前記第1バンクの前記第1容量部の側の第1の底角の大きさが、前記第2バンクの前記第1容量部側の第2の底角の大きさよりも小さい、
    ことを特徴とする機能素子。
  3. 請求項2に記載の機能素子において、
    前記第2バンクの前記第2容量部の側の第3の底角の大きさが、前記第2バンクの前記第1容量部側の前記第2の底角の大きさよりも小さい
    ことを特徴とする機能素子。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の機能素子において、
    前記第3の角度は、前記第2の角度よりも大きい、
    ことを特徴とする機能素子。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の機能素子において、
    前記第1容量部は、前記第2の方向において、前記基体の上の第4バンクと第5バンクとで画定されており、前記第1の方向から見た前記第1容量部の断面において、前記第4バンクと前記基体とがなす第の角度および前記第5バンクと前記基体とがなす第の角度が、前記第1の角度より小さい、
    ことを特徴とする機能素子。
  6. 請求項2または3に記載の機能素子において、
    前記第5の角度が、前記第1の底角の大きさよりも小さい
    ことを特徴とする機能素子。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載の機能素子において、
    前記第1容量部には発光材料が付与されており、
    前記第2容量部には発光材料が付与されている、
    ことを特徴とする機能素子。
  8. 請求項7に記載の機能素子において、
    前記第1容量部に付与された前記発光材料の発光色と、前記第2容量部に付与された前記発光材料の発光色とが異なっている、
    ことを特徴とする機能素子。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の機能素子において、
    前記機能素子が有機EL素子である、
    ことを特徴とする機能素子。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の機能素子を用いた表示装置。
  11. 機能素子の製造方法であって、
    基体の上に、第1バンクと第2バンクとを形成し、前記基体と、前記第1バンクと、前記第2バンクとで画定された容量部を形成する形成工程と、
    前記容量部にインクを付与する付与工程と、
    気流発生装置により気流を発生させ、前記インクを前記気流により乾燥させる乾燥工程と、を備え、
    前記形成工程では、前記容量部の断面において、前記第1バンクと前記基体とがなす第1の角度が、前記第2バンクと前記基体とがなす第2の角度よりも大きくなるように、前記第1バンクと前記第2バンクとを形成し、
    前記乾燥工程では、前記第1バンクが前記第2バンクよりも前記気流の上流側に位置する、
    ことを特徴とする製造方法。
  12. 請求項11に記載の製造方法において、
    前記付与工程にて、前記第1バンクと前記第2バンクとの間に前記インクが付与される、
    ことを特徴とする製造方法。
  13. 請求項11または12に記載の製造方法において、
    前記形成工程では、前記第1バンクの前記容量部の側の底角の大きさが、前記第2バンクの前記容量部の側の底角の大きさよりも小さくなるように前記第1バンクと前記第2バンクが形成される、
    ことを特徴とする製造方法。
  14. 請求項11から13のいずれか1項に記載の製造方法において、
    前記付与工程にて、前記インクが液体の状態で前記容量部に付与された際、当該インクにおいて前記第1バンク側に偏りが生じる、
    ことを特徴とする製造方法。
  15. 請求項11から14のいずれか1項に記載の製造方法において、
    前記乾燥工程では、
    前記基体に対して前記気流発生装置の気流を吹き付ける角度のうち、仰角が90度より大きく180度より小さい、
    ことを特徴とする製造方法。
  16. 請求項15に記載の製造方法において、
    前記角度は、前記気流発生装置の前記気流の供給口により制御される、
    ことを特徴とする製造方法。
  17. 請求項11から16のいずれか1項に記載の製造方法において、
    前記乾燥工程では、前記基体の全体に前記気流を吹き付ける、
    ことを特徴とする製造方法。
  18. 請求項11から16のいずれか1項に記載の製造方法において、
    前記乾燥工程では、前記容量部ごとに前記気流を吹き付ける、
    ことを特徴とする製造方法。
  19. 請求項14に記載の製造方法において、
    前記乾燥工程では、前記偏りが生じた側から気流を吹き付ける、
    ことを特徴とする製造方法。
  20. 請求項11から19のいずれか1項に記載の製造方法において、
    前記インクは発光材料を含む、
    ことを特徴とする製造方法。
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