JP7370482B2 - 電源システム及び電源ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、電源システム及び電源ユニットに係り、さらに詳しくは、任意に接続された2以上の電源ユニットにより構成され、各電源ユニットが協働して共有の負荷に対し直流電源を供給する電源システムに関する。
2以上の電源ユニットにより構成され、共通の負荷に対し各電源ユニットから直流電源を供給する電源システムが知られている(例えば、特許文献1及び2)。この種の電源システムでは、2以上の電源ユニットを接続することにより、様々な特性の電源装置を実現することができる。例えば、電気自動車、パワーコンディショナーなどの動作テストにおいて、バッテリー、ソーラーパネルなどをシミュレートする模擬電源として、このような電源システムが使用されている。
2以上の電源ユニットを接続した電源システムでは、電源ユニット間における負荷バランスが崩れる場合があることが知られている。このため、この種の電源システムでは、電源ユニット間のバランス調整を行うことが必要になる。
特許文献1の電源システムは、3個の電源ユニットを並列接続して構成される定電圧源である。各電源ユニットでは、出力電圧のフィードバック制御が行われている。また、全ての電源ユニットの平均出力電流を用いて、各電源ユニットにおける電圧制御を補正することにより、バランス調整を行っている。
特許文献2の電源システムは、3個の電源ユニットを直列接続して構成される定電流源であり、1個の電源ユニットがマスター、他の電源ユニットがスレーブとして動作する。マスターの電源ユニットでは、出力電流のフィードバック制御が行われる一方、スレーブの電源ユニットでは、マスターの出力電圧に基づくフィードフォワード制御が行われる。
特開2009-148032号 特開2014-147196号
従来の電源システムは、2以上の電源ユニットを接続して構成することができる。しかし、電源ユニットの接続形態や、電源システムの動作モードに応じて、電源ユニット間の信号配線を異ならせる必要があり、また、各電源ユニットの制御方法も異ならせる必要がある。このため、従来の電源システムは、2以上の電源ユニットを任意に接続し、任意の動作モードで使用することが容易ではないという問題があった。例えば、電源ユニット間のバランス調整について十分な知識を有するユーザが、必要に応じて電源ユニット間に必要な信号配線を行うとともに、電源ユニットごとの制御処理を決定しなければならないという問題があった。
また、2以上の電源ユニット間で出力開始タイミングのずれが生じた場合、出力開始時の動作が不安定化するという問題があった。特に、電源ユニット間において出力開始指令をデジタル通信で伝達した場合、無視できない出力開始タイミングのずれが生じうるという問題があった。
さらに、電源システムの出力動作中に、2以上の電源ユニットのいずれかに不具合が発生した場合、電源ユニット間のバランスが崩れ、残っている電源ユニットに過大な負荷がかかり、破損するおそれがあるという問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、2以上の電源ユニットを任意に接続し、任意の動作モードで使用することができる電源システムを提供することを目的とする。また、ユーザ自身が容易に構築することができる電源システムを提供することを目的とする。また、このような電源システムに用いられる電源ユニットを提供することを目的とする。
本発明の第1の実施態様による電源システムは、任意に接続可能な2以上の電源ユニットにより構成され、2以上の電源ユニットにより構成され、前記電源ユニットが協働して共有の負荷に対し直流電源を供給する電源システムである。上記電源ユニットは、外部から入力される交流電源を直流電源に変換する電源主回路と、出力電流を検出する電流検出部と、出力電圧を検出する電圧検出部と、定電流動作又は定電圧動作を選択的に示す動作モード情報、及び、目標電流又は目標電圧のうち前記動作モード情報に対応する一方を目標値として書き換え可能に保持するパラメータ記憶部と、前記出力電流又は前記出力電圧のうち前記動作モード情報に対応する一方が前記目標値と一致するように前記電源主回路を制御する制御部と、前記出力電流又は前記出力電圧の他方をバランス情報として送信するバランス情報送信部と、他の前記電源ユニットから前記出力電流又は前記出力電圧の他方をバランス情報として受信するバランス情報受信部とを備え、前記制御部が、自ユニットおよび前記他の電源ユニットのバランス情報に基づいて、前記電源主回路を制御し、前記他の電源ユニットとのバランス調整を行うように構成される。
上記構成を採用することにより、2以上の電源ユニットを直列、並列又直並列の任意に接続することができ、動作モードとして定電流動作又は定電圧動作を任意に指定することにより、所望の電源システムを容易に実現することができる。
本発明の第2の実施態様による電源システムは、上記構成に加えて、前記パラメータ記憶部が、バランス調整の参照先となる前記他の電源ユニットを識別するためのバランス調整先情報を書き換え可能に保持し、前記バランス情報送信部が、自ユニットのバランス情報をバス通信方式のユニット間通信線へ送信し、前記バランス情報受信部が、前記バランス調整先情報に基づいて、前記ユニット間通信線から前記バランス情報を選択的に受信するように構成される。
上記構成を採用することにより、2以上の電源ユニットをユニット間通信線で接続することにより、バランス調整を行うことができ、バランス調整のための特別な配線を行う必要がない。このため、電源システムを容易に構築することができる。また、ユニット構成を容易に変更し、あるいは、動作モードを容易に変更することができる。
本発明の第3の実施態様による電源システムは、上記構成に加えて、定電流動作時には、自ユニットに対して直列に接続される他の電源ユニットを前記バランス調整の参照先とする一方、定電圧動作時には、自ユニットに対して並列接続される他の電源ユニットを前記バランス調整の参照先とするように構成される。
上記構成を採用することにより、ユニット構成及び動作モードに応じて、バランス調整の参照先が決定することができる。
本発明の第4の実施態様による電源システムは、上記構成に加えて、前記バランス調整先情報が、ユーザ操作に基づいて制御端末により生成され、前記電源ユニットへ送信されるように構成される。
上記構成を採用することにより、バランス調整について十分な知識を有しないユーザであっても、ユニット構成及び動作モードを任意に指定し、所望の電源システムを容易に実現することができる。
本発明の第5の実施態様による電源ユニットは、他の電源ユニットと直列又は並列に接続され、前記他の電源ユニットと協働して共有の負荷に対し直流電源を供給する電源ユニットにおいて、外部から入力される交流電源を直流電源に変換する電源主回路と、出力電流を検出する電流検出部と、出力電圧を検出する電圧検出部と、定電流動作又は定電圧動作を選択的に示す動作モード情報、及び、目標電流又は目標電圧のうち前記動作モード情報に対応する一方を目標値として書き換え可能に保持するパラメータ記憶部と、前記出力電流又は前記出力電圧のうち前記動作モード情報に対応する一方が前記目標値と一致するように前記電源主回路を制御する制御部と、前記出力電流又は前記出力電圧の他方をバランス情報として送信するバランス情報送信部と、他の前記電源ユニットから前記出力電流又は前記出力電圧の他方をバランス情報として受信するバランス情報受信部とを備え、前記制御部は、自ユニットおよび前記他の電源ユニットのバランス情報に基づいて、前記電源主回路を制御し、前記他の電源ユニットとのバランス調整を行うように構成される。
本発明によれば、2以上の電源ユニットを任意に接続し、任意の動作モードで使用することができる電源システムを提供することができる。また、ユーザ自身が容易に構築することができる電源システムを提供することができる。また、このような電源システムに用いられる電源ユニットを提供することができる。
本発明の実施の形態1による電源システム100の概略構成の一例を示した図である。 電源ユニット10~13の詳細構成の一例を示した図である。 電源システム100におけるバランス調整の要否を示す図表である。 並列CCセットアップについての説明図である。 直列CCセットアップについての説明図である。 直列CVセットアップについての説明図である。 並列CVセットアップについての説明図である。 直並列CCセットアップについての説明図である。 直並列CVセットアップについての説明図である。 同期処理部35の詳細構成の一例を示した図である。 電源システム100の出力開始動作の一例を示したタイミングチャートである。 マスターユニットMUの動作の一例を示したフローチャートである。 スレーブユニットSUの動作の一例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態2による電源システム100の動作の一例を示したタイミングチャートである。 本発明の実施の形態2による電源システム100の動作の他の例を示したタイミングチャートである。
実施の形態1.
(1)電源システム100の概要
図1は、本発明の実施の形態1による電源システム100の概略構成の一例を示した図である。電源システム100は、電力系統から供給される交流電源21を所望の直流電源に変換し、負荷22に供給する電源装置である。
電源システム100は、出力線PoLを介して負荷22に接続された2以上の電源ユニット10~13により構成される。各電源ユニット10~13は、制御端末20からの制御パラメータPrに基づいて、外部から供給される交流電力を直流電力に変換し、負荷22に直流電源を供給する。また、制御端末20からの制御パラメータPrに基づいて、電源ユニット10~13間においてバランス調整を行う。
各電源ユニット10~13は、同一の構成を有する装置であり、ユニークな識別番号0~3が予め対応づけられている。識別番号は、電源ユニット10~13が互いを識別するためのユニット識別情報UIDである。電源ユニット10~13は、ユニット間通信線UCLにそれぞれ接続され、ユニット識別情報UIDを用いて、任意の電源ユニット10~13間で通信することができる。また、電源ユニット10~13は、一対の絶縁通信線ZCLに接続され、出力開始タイミングを同期させることができる。
電源ユニット10~13のうち、予め定められた1つがマスターユニットMU、その他がスレーブユニットSUであり、マスターユニットMUのみが制御端末20に接続される。例えば、一番若い識別番号0が対応づけられた電源ユニット10がマスターユニットMUであり、端末通信線TCLを介して、制御端末20から制御パラメータPrを受信する。一方、それ以外の電源ユニット11~13がスレーブユニットSUであり、ユニット間通信線UCLを介して、マスターユニットMUから制御パラメータPrを受信する。なお、マスターユニットMU及びスレーブユニットSUは、出力開始前のデータ通信における各電源ユニット10~13の機能を示すものであり、出力開始後の各電源ユニット10~13は、マスターユニットMU及びスレーブユニットSUの区別なく動作する。
制御端末20は、電源システム100を制御する装置であり、電源ユニット10~13の制御パラメータPrを生成し、マスターユニットMUへ送信する。制御パラメータPrは、例えば、ユーザ操作に基づいて生成及び出力される。例えば、専用プログラムをインストールしたPCを制御端末20として用いることができる。
端末通信線TCLは、制御端末20及びマスターユニットMU間のデータ通信に使用される有線又は無線の通信路である。制御端末20との通信には、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)パケットを送受信するパケット通信
方式を採用することができ、LAN(Local Area Network)やインターネットを介して接続することもできる。
ユニット間通信線UCLは、電源ユニット10~13間のデータ通信に使用される有線の通信路である。ユニット間通信には、例えば、CAN(Controller Area Network)規
格のようなマルチマスターバス通信方式が採用され、任意の電源ユニット10~13から任意の電源ユニット10~13へデータを送信することができる。
絶縁通信線ZCLは、出力開始を示すトリガー信号を伝達する有線の通信路であり、フォトカプラを介在させ、電源ユニット10~13から絶縁された一対の信号線により構成される。一対の絶縁通信線ZCLは、導通状態又は非導通状態を遷移可能であり、トリガー信号は、一対の絶縁通信線ZCL間を一定の時間幅で導通させるパルス信号であり、マスターユニットMU(電源ユニット10)から全てのスレーブユニットSU(電源ユニット11~13)へ伝達される。
(2)電源ユニット10~13
図2は、電源ユニット10~13の詳細構成の一例を示した図である。電源ユニット10~13は、電源主回路30、電圧検出部301、電流検出部302、端末通信部31、ユニット間通信部32、PWM駆動部33、パラメータ記憶部34、同期処理部35及び制御部36を備える。
A)電源主回路30
電源主回路30は、入力端子Piを介して電力系統から入力される交流電力を直流電力に変換し、出力端子Poを介して負荷22へ出力する回路である。電源主回路30の動作は、制御パラメータPrに基づいて制御される。具体的には、動作モードが定電流動作(CC:Constant Current)であれば、出力電流が目標値Crに一致するように動作し、定電圧動作(CV:Constant Voltage)であれば、出力電圧Voが目標値Crに一致するように制御される。目標値Crは、定電流動作における目標電流Iref又は定電圧動作における目標電圧Vrefである。
電源主回路30は、交流電力及び直流電力を双方向に変換することができる双方向電源(回生電源)であり、交流電圧を直流電圧に変換して負荷22にエネルギーを供給する力行動作を行うだけでなく、負荷22の状況に応じて、直流電圧を交流電圧に変換して負荷22からエネルギーを吸収する回生動作も行うこともできる。
電源主回路30は、交流電圧を直流電圧に変換するAC/DCコンバータ40と、入出力間を絶縁する絶縁トランス41と、出力電圧Voを制御する昇降圧DC/DCコンバータ42とにより構成される。
AC/DCコンバータ40は、交流電力及び直流電力を双方向に変換することができる双方向変換器であり、例えば、スリーステートのスイッチング素子を用いて構成することができる。
絶縁トランス41は、1次側と2次側の間において絶縁を確保しつつ直流電力を双方向に伝達することができる双方向DC/DCコンバータであり、トランス412と、トランス412の1次側に接続されたDC/ACコンバータ411と、トランス412の2次側に接続されたAC/DCコンバータ413とにより構成される。AC/DCコンバータ40から入力される直流は、DC/ACコンバータ411で交流に変換され、トランス412を通過した後、AC/DCコンバータ413で再び直流に変換される。トランス412を通過する交流を高周波にすることにより、小型のトランスを用いて絶縁することができ、装置全体を小型化することができる。
昇降圧DC/DCコンバータ42は、制御パラメータPrに基づいて、出力電圧Voを制御する双方向DC/DCコンバータであり、例えば、スイッチング回路421及びインダクタンス422で構成されるチョッパー回路を用いることができる。スイッチング回路421は、直列接続された2つのスイッチング素子で構成され、インダクタンス422の一端は、当該2つのスイッチング素子の接続点に接続される。2つのスイッチング素子は、PWM駆動部33からのPWM信号に基づいて、一方がオンで他方がオフとなる状態と、一方がオフで他方がオンとなる状態を交互に繰り返すように動作し、そのデューティー比に応じた出力電圧Voを生成する。
B)電圧検出部301、電流検出部302
電圧検出部301は、電源主回路30の出力電圧Voを検出する手段である。電圧検出部301の検出値は、検出電圧Vdetとして制御部36に入力される。電流検出部302は、電源主回路30の出力電流Ioを検出する手段である。電流検出部302の検出値は、検出電流Idetとして制御部36に入力される。
C)端末通信部31
端末通信部31は、端末通信線TCLを介して、制御端末20と通信するパケット通信手段である。マスターユニットMUの端末通信部31は、制御パラメータPrを制御端末20から受信し、制御部36へ出力する。スレーブユニットSUの端末通信部31は使用されず、マスターユニットMUの端末通信部31は、マスターユニットMUの制御パラメータPrだけでなく、スレーブユニットSUの制御パラメータPrも取得する。
D)ユニット間通信部32
ユニット間通信部32は、ユニット間通信線UCLを介して、電源ユニット10~13間でデータ通信を行うための手段である。ユニット間通信では、任意の電源ユニット10~13が、ユニット間通信線UCL上に送信データを出力することができる。送信データには、送信元又は送信先のユニット識別情報UIDが含まれ、各電源ユニット10~13は、ユニット間通信線UCL上の送信データを監視し、送信元又は送信先のユニット識別情報UIDに基づいて自ユニットに必要なデータを選択的に受信する。
スレーブユニットSUの制御パラメータPrは、ユニット間通信により、マスターユニットMUからスレーブユニットSUへ送信される。また、各電源ユニット10~13で検出された検出電流Idet及び検出電圧Vdetは、バランス情報Biとして、ユニット間通信により、他の電源ユニット10~13へ送信される。
E)PWM駆動部33
PWM駆動部33は、制御部36が生成する駆動信号Drに基づいて、PWM(Pulse Wide Modulation)信号を生成し、スイッチング回路421へ出力する。このため、電源
主回路30は、駆動信号Drに応じた電圧を出力する。
F)パラメータ記憶部34
パラメータ記憶部34は、制御部36が参照する各種パラメータを記憶する記憶手段であり、制御端末20から受信した制御パラメータPrを保持する。制御パラメータPrには、動作モード情報Cm、目標値Cr及びバランス調整先情報Cbが含まれる。
動作モード情報Cmは、電源システム100の制御方法として、定電流動作(CC)又は定電圧動作(CV)を示すパラメータであり、各電源ユニット10~13に共通のパラメータである。目標値Crは、定電流動作(CC)時における目標電流Iref及び定電圧動作(CV)時における目標電圧Vrefである。バランス調整先情報Cbは、バランス調整を行う際に参照する1又は2以上の他の電源ユニット10~13の識別番号である。バランス調整先情報Cbは、制御端末20において、ユーザがユニット構成及び動作モードを指定することにより、自動的に生成される。このため、ユーザは、バランス調整を意識することなく、電源システム100を構築することができる。
G)同期処理部35
同期処理部35は、電源ユニット10~13の動作タイミングを同期させるための手段であり、絶縁通信端子Z1,Z2を介して、電源出力の開始タイミングを一致させるためのトリガー信号TGを送受信する。
同期処理部35は、絶縁通信線ZCLに対しトリガー信号TGを出力することができ、絶縁通信線ZCL上のトリガー信号を検知することができる。トリガー信号TGは、一対の絶縁通信線ZCLの導通状態に対応するパルス信号として出力される。このため、全ての電源ユニット10~13においてトリガー信号TGを迅速に検出することができるとともに、高いノイズ耐性を有し、誤動作を抑制することができる。
マスターユニットMUの同期処理部35は、制御部36からトリガー送信信号sTGが入力されると、一対の絶縁通信線ZCLにトリガー信号TGを出力する。一方、マスターユニットMU及びスレーブユニットSUの各同期処理部35は、絶縁通信線ZCLを監視し、トリガー信号TGを検出すれば、トリガー検出信号rTGを制御部36へ出力する。
H)制御部36
制御部36は、検出電圧Vdet又は検出電流Idetに基づいて、駆動信号Drを生成し、PWM駆動部33を介して、電源主回路30を制御する。また、端末通信部31及びユニット間通信部32を制御し、制御端末20及び他の電源ユニット10~13とのデータ通信を行う。さらに、同期処理部35を制御し、電源ユニット10~13間における出力開始タイミングの同期制御を行う。
(3)バランス調整
図3は、バランス調整の要否を示す図表である。2以上の電源ユニット10~13で構成される電源システム100は、ユニット構成及び動作モードの組み合わせにより、電源ユニット10~13間のバランス調整の要否が決まる。ユニット構成とは、電源システム100内における電源ユニット10~13の接続形態を意味する。
動作モードが定電流動作(CC)の場合、各電源ユニット10~13の制御対象はそれぞれの出力電流Ioであり、動作モードが定電圧動作(CV)の場合、各電源ユニット10~13の制御対象はそれぞれの出力電圧Voである。また、2以上の電源ユニット10~13を直列接続した場合、各電源ユニット10~13の出力電流Ioは同じ値になり、2以上の電源ユニット10~13を並列接続した場合、各電源ユニット10~13の出力電圧Voは同じ値になる。このため、出力電流Io又は出力電圧Voが、各電源ユニット10~13の制御対象となり、かつ、電源ユニット10~13間で同じ値になるようなユニット構成と動作モードの組み合わせを採用した場合、バランス調整が必要になる。
2以上の電源ユニット10~13が並列接続され、定電流動作(CC)を行う電源システム100の場合(並列CCセットアップ)、各電源ユニット10~13における制御対象は出力電流Ioであるが、任意の電源ユニット10~13における出力電流Ioの制御誤差が他の電源ユニット10~13における出力電流Ioの制御に影響を与えることはない。このため、電源ユニット10~13間におけるバランス調整は不要である。
2以上の電源ユニット10~13が直列接続され、定電流動作(CC)を行う電源システム100の場合(直列CCセットアップ)、各電源ユニット10~13における制御対象は出力電流Ioであり、任意の電源ユニット10~13における出力電流Ioの誤差が他の電源ユニット10~13における出力電流Ioに影響を与える。このため、電源ユニット10~13間におけるバランス調整が必要になる。
2以上の電源ユニット10~13が並列接続され、定電圧動作(CV)を行う電源システム100の場合(並列CVセットアップ)、各電源ユニット10~13における制御対象は出力電圧Voであり、任意の電源ユニット10~13における出力電圧Voの誤差が他の電源ユニット10~13における出力電圧Voに影響を与える。このため、電源ユニット10~13間におけるバランス調整が必要になる。
2以上の電源ユニット10~13が直列接続され、定電圧動作(CV)を行う電源システム100の場合(直列CVセットアップ)、各電源ユニット10~13における制御対象は出力電圧Voであり、任意の電源ユニット10~13における出力電圧Voの誤差が他の電源ユニット10~13における出力電圧Voに影響を与えない。このため、電源ユニット10~13間におけるバランス調整は不要である。
(4)基本的なユニット構成についての動作説明
図4~図7は、電源システム100の基本的なユニット構成と、その制御方法の一例を示した図である。以下では、これらの図を用いて、バランス調整を含む具体的な制御方法について説明する。
A)並列CCセットアップ
図4は、2以上の電源ユニット10,11を並列接続し、定電流源として使用する並列CCセットアップについての説明図である。図中の(a)には、電源システム100のユニット構成が示され、(b)には、各電源ユニット10,11内における電源主回路30の制御処理が示されている。
図4(a)に示した通り、電源ユニット10,11は、並列に接続され、共通の負荷22に接続されている。各電源ユニット10,11は、いずれも動作モード情報Cmとして定電流動作(CC)が予め指定され、目標値Crとして目標電流Irefが予め与えられる。並列接続された各電源ユニット10,11が電流Irefをそれぞれ出力することにより、負荷22に電流Iref×2を供給することができる。なお、バランス調整は不要であるため、バランス調整先情報Cbは指定されない。なお、各電源ユニット10,11の目標電流Irefは、異なる値を指定することもできる。
図4(b)に示した通り、制御部36は、検出電流Idetに基づくPI制御を行って、出力電流Ioを目標電流Irefに一致させる駆動信号Drを生成する。具体的には、目標電流Irefと検出電流Idetの差分Idifを求め、PI処理61を行うことにより駆動信号Drを生成し、PWM駆動部33へ出力する。PI処理61は、差分Idifに所定の係数をかけた比例項と、差分Idifの積分値に所定の係数をかけた積分項の和を求める演算であり、これらの係数を選択することにより、所望の応答性及び安定性を有するフィードバック制御を行うことができる。
電源ユニット10,11を並列接続し、それぞれが定電流動作(CC)を行っている場合、一方の電源ユニット10(11)における制御誤差が、他方の電源ユニット11(10)の動作に影響を与えることはない。このため、電源ユニット10,11間のバランス調整は不要である。例えば、電源ユニット10において電流検出部302が僅かな誤差を含む検出電流Idetを生成する場合、電源ユニット10の出力電流Ioにも僅かな誤差が生じる。しかし、この誤差が電源ユニット11の動作に影響を与えることはなく、電源ユニット10,11間のバランスが大きく崩れることはない。従って、このような電源システム100の場合には、バランス調整を行う必要はない。
B)直列CCセットアップ
図5は、2以上の電源ユニット10,11を直列接続し、定電流源として使用する直列CCセットアップについての説明図である。図中の(a)には、電源システム100のユニット構成が示され、(b)には、各電源ユニット10,11内における電源主回路30の制御処理が示されている。
図5(a)に示した通り、電源ユニット10,11は、直列に接続され、共通の負荷22に接続されている。各電源ユニット10,11は、動作モード情報Cmとして定電流動作(CC)が予め指定され、目標値Crとして同一の目標電流Irefが予め与えられる。直列接続された各電源ユニット10,11が電流Irefをそれぞれ出力することにより、負荷22に電流Irefを供給することができる。この電源システム100では、電源ユニット10,11間のバランス調整が必要であるため、バランス調整先情報Cbとして、他の電源ユニットが指定される。
直列接続した電源ユニット10,11の出力電流Ioは常に一致する。このため、各電源ユニット10,11が、バランス調整を行うことなく、それぞれ独立して定電流動作(CC)を行った場合、一方の電源ユニット10(11)における僅かな制御誤差が、他方の電源ユニット11(10)の動作に影響を与え、電源ユニット10,11間のバランスが大きく崩れる原因になる。
例えば、電源ユニット10の電流検出部302が、実際の出力電流Ioよりも僅かに小さな値を検出電流Idetとして生成する場合、電源ユニット10では、出力電流Ioを目標電流Irefよりも僅かに大きな値にする制御が行われる。このとき、電源ユニット11の出力電流Ioも同じ値になるため、電源ユニット11では、出力電流Ioを減少させる制御が行われる。このような制御が繰り返されることにより、電源ユニット10の出力電圧Voが過大になり、電源ユニットの11の出力電圧Voが過小になって、電源ユニット10,11間のバランスが大きく崩れることになる。しかも、電流検出部302の校正を入念に行ったとしても、電源ユニット10間におけるばらつきを完全に排除することはできないことから、電源ユニット10,11間のバランス調整が必要になる。
図5(b)に示した通り、制御部36は、検出電流Idetに基づくPI制御と、検出電圧Vdetに基づくバランス調整とを行って、駆動信号Drを生成する。図4(b)の制御処理と比較すれば、バランス調整処理62を有する点で異なる。バランス調整処理62は、バランス調整先の検出電圧Vdet'と、自ユニットの検出電圧Vdetとの差に
基づいて調整量Ajを求め、調整量Ajに基づいて駆動信号Drを補正する処理である。
直列接続されている他の電源ユニット10,11をバランス調整先とし、2以上のバランス調整先がある場合、それぞれの検出電圧Vdet'の平均を求める平均演算621を
行い、この平均値と、自ユニットの検出電圧Vdetとの差分Vdifを求め、PI処理622を行うことにより、調整量Ajを求める。この調整量Ajを図4(b)の駆動信号Drに加えることにより、バランス調整後の駆動信号Drが生成される。つまり、バランス調整先と自ユニットとの間の検出電圧の差分Vdifが減少するように駆動信号Drを補正することにより、バランスが大きく崩れるのを防止する。
バランス調整先の検出電圧Vdet'は、ユニット間通信部32がバランス情報Biと
して受信する。3以上の電源ユニットが直列接続されている場合、自ユニットを除く2以上の電源ユニットがバランス調整先情報Cbとして予め指定され、2以上の検出電圧Vdet'を受信し、その平均演算621が行われる。ただし、図5の電源システム100は
、2つの電源ユニット10,11のみで構成されるため、平均演算621は省略される。なお、平均演算621の対象に自ユニットの検出電圧Vdetも含めることもできる。この場合には、2つの電源ユニット10,11のみで構成される場合でも、平均演算621が行われる。
C)直列CVセットアップ
図6は、2以上の電源ユニット10,11を直列接続し、定電圧源として使用する直列CVセットアップについての説明図である。図中の(a)には、電源システム100のユニット構成が示され、(b)には、各電源ユニット10,11内における電源主回路30の制御処理が示されている。
図6(a)に示した通り、電源ユニット10,11は、直列に接続され、共通の負荷22に接続されている。各電源ユニット10,11は、いずれも動作モード情報Cmとして定電圧動作(CV)が予め指定され、目標値Crとして目標電圧Vrefが予め与えられる。直列接続された各電源ユニット10,11が電圧Vrefをそれぞれ出力することにより、負荷22に電圧Vref×2を供給することができる。なお、バランス調整は不要であるため、バランス調整先情報Cbは指定されない。なお、各電源ユニット10,11の目標電圧Vrefは、異なる値を指定することもできる。
図6(b)に示した通り、制御部36は、検出電圧Vdetに基づくPI制御により目標電流Irefを求め、さらに検出電流Idetに基づくPI制御を行うことにより、出力電圧Voを目標電圧Vrefに一致させる駆動信号Drを生成する。具体的には、目標電圧Vrefと検出電圧Vdetの差分Vdifを求め、PI処理63を行うことにより目標電流Irefを求める。次に、目標電流Irefと検出電流Idetの差分Idifを求め、PI処理61を行うことにより駆動信号Drを生成し、PWM駆動部33へ出力する。
電源ユニット10,11を直列接続し、それぞれが定電圧動作(CV)を行っている場合、一方の電源ユニット10(11)における制御誤差が、他方の電源ユニット11(10)の動作に影響を与えることはない。このため、電源ユニット10,11間のバランス調整は不要である。例えば、電源ユニット10において電圧検出部301が僅かな誤差を含む検出電圧Vdetを生成する場合、電源ユニット10の出力電圧Voにも僅かな誤差が生じる。しかし、この誤差が電源ユニット11の動作に影響を与えることはなく、電源ユニット10,11間のバランスが大きく崩れることはない。従って、このような電源システム100の場合には、バランス調整を行う必要はない。
D)並列CVセットアップ
図7は、2以上の電源ユニット10,11を並列接続し、定電圧源として使用する並列CVセットアップについての説明図である。図中の(a)には、電源システム100のユニット構成が示され、(b)には、各電源ユニット10,11内における電源主回路30の制御処理が示されている。
図7(a)に示した通り、電源ユニット10,11は、並列に接続され、共通の負荷22に接続されている。各電源ユニット10,11は、動作モード情報Cmとして定電圧動作(CV)が予め指定され、目標値Crとして同一の目標電圧Vrefが予め与えられる。並列接続された各電源ユニット10,11が電圧Vrefをそれぞれ出力することにより、負荷22に電圧Vrefを供給することができる。この電源システム100では、電源ユニット10,11間のバランス調整が必要であるため、バランス調整先情報Cbとして、他の電源ユニットが指定される。
並列接続した電源ユニット10,11の出力電圧Voは常に一致する。このため、各電源ユニット10,11が、バランス調整を行うことなく、それぞれ独立して定電圧動作(CV)を行った場合、一方の電源ユニット10(11)における僅かな制御誤差が、他方の電源ユニット11(10)の動作に影響を与え、電源ユニット10,11間のバランスが大きく崩れる原因になる。
例えば、電源ユニット10の電圧検出部301が、実際の出力電圧Voよりも僅かに小さな値を検出電圧Vdetとして生成する場合、電源ユニット10では、出力電圧Voを目標電圧Vrefよりも僅かに大きな値にする制御が行われる。このとき、電源ユニット11の出力電圧Voも同じ値になるため、電源ユニット11では、出力電圧Voを減少させる制御が行われる。このような制御が繰り返されることにより、電源ユニット10が最大電流を供給し、電源ユニット11が最大電流を吸収するようになり、電源ユニット10,11間のバランスが大きく崩れることになる。このため、電源ユニット10,11間のバランス調整が必要になる。
図7(b)に示した通り、制御部36は、検出電圧Vdet及び検出電流Idetに基づくPI制御と、検出電流Idetに基づくバランス調整とを行って、駆動信号Drを生成する。図6(b)の制御処理と比較すれば、バランス調整処理65を有する点で異なる。バランス調整処理65は、バランス調整先の検出電流Idet'と、自ユニットの検出
電流Idetとの差に基づいて調整量Ajを求め、調整量Ajに基づいて駆動信号Drを補正する処理である。
並列接続されている他の電源ユニット10,11をバランス調整先とし、2以上のバランス調整先がある場合、それぞれの検出電流Idet'の平均を求める平均演算651を
行い、この平均値と、自ユニットの検出電流Idetとの差分Idifを求め、PI処理652を行って、調整量Ajを求める。この調整量Ajを目標電圧Vrefに加えることにより、電源ユニット間のバランス調整を行っている。つまり、バランス調整先と自ユニットとの間における検出電流の差分Idifが減少するように駆動信号Drを補正することにより、バランスが大きく崩れるのを防止する。
バランス調整先の検出電流Idet'は、ユニット間通信部32がバランス情報Biと
して受信する。3以上の電源ユニットが並列接続されている場合、自ユニットを除く2以上の電源ユニットがバランス調整先情報Cbとして予め指定され、2以上の検出電流Idet'を受信し、その平均演算651が行われる。ただし、図7の電源システム100は
、2つの電源ユニット10,11のみで構成されるため、平均演算651は省略される。なお、平均演算651の対象に自ユニットの検出電流Idetも含めることもできる。この場合には、2つの電源ユニット10,11のみで構成される場合でも、平均演算651が行われる。
(5)より複雑なユニット構成についての動作説明
図8及び図9は、電源システム100のより複雑なユニット構成と、その制御方法の一例を示した図である。上記(3)及び(4)では、直列接続又は並列接続のみの基本的なユニット構成を有する電源システム100について説明したが、本発明は、任意のユニット構成からなる電源システムに適用することができる。以下では、より複雑なユニット構成を有する電源システム100の例について、バランス調整を含む具体的な制御方法について説明する。
A)直並列CCセットアップ
図8は、4個の電源ユニット10~13を直並列に接続し、定電流源として使用する直並列CCセットアップについての説明図である。なお、ここでいう直並列とは、直列接続と並列接続が混在する3以上の電源ユニットの接続形態を指すものとする。
図8に示したユニット構成は、電源ユニット10,11の直列回路と、電源ユニット12,13の直列回路とが並列に接続され、共通の負荷22に接続されている。各電源ユニット10~13は、いずれも動作モード情報Cmとして定電流動作(CC)が予め指定され、目標値Crとして目標電流Irefが予め与えられる。
同一の直列回路に属する2つの電源ユニットは、直列CCセットアップに相当し、バランス調整を行う必要がある。一方、直列回路間は、並列CCセットアップに相当し、バランス調整を行う必要がない。このため、電源ユニット10,11の一方には、バランス調整先情報Cbとして他方が互いに指定される。同様にして、電源ユニット12,13の一方には、バランス調整先情報Cbとして他方が互いに指定される。そして、各電源ユニット10~13の制御部36では、図5(b)に示した制御処理が行われる。
B)直並列CVセットアップ
図9は、4個の電源ユニット10~13を直並列に接続し、定電圧源として使用する直並列CVセットアップについての説明図である。
図9に示したユニット構成は、図8のユニット構成と同一である。各電源ユニット10~13は、いずれも動作モード情報Cmとして定電圧動作(CV)が予め指定され、目標値Crとして同一の目標電圧Vrefが予め与えられる。
同一の直列回路に属する2つの電源ユニットは、直列CVセットアップに相当し、バランス調整を行う必要がない。一方、直列回路間は、並列CVセットアップに相当し、バランス調整を行う必要がある。このため、各電源ユニット10~13は、バランス調整先情報Cbとして、自ユニットとは異なる直列回路に属する電源ユニットが指定される。つまり、各電源ユニット10,11には、電源ユニット12及び13の両方がバランス調整先情報Cbとして指定され、各電源ユニット12,13には、電源ユニット10及び11の両方がバランス調整先情報Cbとして指定される。そして、各電源ユニット10~13の制御部36では、図7(b)に示した制御処理が行われる。
(6)同期処理部35の詳細構成
図10は、同期処理部35の詳細構成の一例を示した図である。同期処理部35は、2つの絶縁通信端子Z1,Z2を有し、2以上の電源ユニット10~13は、一対の絶縁通信線ZCLを用いて、端子Z1同士、端子Z2同士がそれぞれ接続されている。同期処理部35は、一対の絶縁通信線ZCL間を導通させることによりトリガー信号を送出し、また、絶縁通信線ZCL間の導通状態を検知することにより、トリガー信号を受信する。
同期処理部35は、2つのフォトカプラ51,52を備える。フォトカプラ51は、トリガー信号を送出するための送信用フォトカプラであり、フォトカプラ52は、トリガー信号を受信するための受信用フォトカプラである。
送信用フォトカプラ51は、制御部36からのトリガー送信信号sTGにより駆動される発光素子511と、発光素子511の発光時に端子Z1,Z2間を導通させる受光素子512とを備える。トリガー送信信号sTGが入力されていないとき、端子Z1,Z2間は非導通になる一方、制御部36からトリガー送信信号sTGが入力されているとき、端子Z1,Z2間が導通する。
受信用フォトカプラ52は、一対の絶縁通信線ZCL間の導通により駆動される発光素子521と、発光素子521の発光時にトリガー受信信号rTGを出力する受光素子522とを備える。このため、一対の絶縁通信線ZCL間が非導通であるとき、トリガー受信信号rTGは出力されない一方、一対の絶縁通信線ZCL間が導通しているとき、トリガー受信信号rTGが制御部36へ出力される。
全ての電源ユニット10~13の端子Z1,Z2は、一対の絶縁通信線ZCLを介してそれぞれ接続され、送信用フォトカプラ51の受光素子512が並列接続されている。このため、いずれか1つの電源ユニット10~13からトリガー信号が送信されると、一対の絶縁通信線ZCLが導通する。受信用フォトカプラ52の発光素子521は、送信用フォトカプラ51の受光素子512と直列に接続され、一対の絶縁通信線ZCL間における導通又は非導通の状態を検出し、トリガー受信信号rTGを生成する。
図11は、電源システム100の出力開始動作の一例を示したタイミングチャートである。図中の(a)は、マスターユニットMU内のトリガー送信信号sTG、(b)及び(c)は各電源ユニット10~13のトリガー受信信号rTG及び駆動信号Drである。ここでは、動作モードが定電圧(CV)動作であり、出力電圧Voを目標電圧Vrefに一致させるように出力制御が行われる。また、出力開始時には、所定の時間又は変化率で出力電圧Voを変化させた後に目標電圧Vrefに到達させるソフトスタート制御が行われている。マスターユニットMU及びスレーブユニットSUは、いずれもトリガー受信信号rTGに基づいて電源出力を開始する。
マスターユニットMUは、ユニット間通信部32が、制御パラメータPrを全てのスレーブユニットSUへ送信した後、制御部36がトリガー送信信号sTGを生成し、同期処理部35が、絶縁通信線ZCLへトリガー信号を出力する。トリガー送信信号sTGは、所定幅のパルス信号として生成される。
マスターユニットMU及びスレーブユニットSUでは、一対の絶縁通信線ZCLが導通すれば、同期処理部35がトリガー受信信号rTGを生成し、制御部36へ出力する。制御部36は、トリガー受信信号rTGに基づいて駆動信号Drの出力を開始し、電源主回路30が電源出力を開始する。トリガー受信信号rTGは、トリガー送信信号sTGと同様のパルス信号であり、トリガー送信信号sTGよりも遅延時間tDだけ遅れる。遅延時間tDは、主にフォトカプラ51,52の遅延時間であり、数十マイクロ秒程度である。このため、制御部36による制御周期、例えば250マイクロ秒と比べても十分に短い時間であり、無視することができる。
ここで、ユニット間通信線UCLを介したデジタル通信により、電源ユニット10~13間で出力開始指令を伝達した場合、通信時間は、遅延時間tDよりも遥かに長くなるとともに、通信時間にばらつきが生じる。このため、電源ユニット10~13の出力開始タイミングに有意なずれが生じ、出力開始時の動作が不安定になるという問題がある。これに対し、絶縁通信線ZCLを介してトリガー信号を迅速に伝送することにより、電源出力の開始タイミングをほぼ同期させることができ、出力開始時における動作を安定化することができる。全く同様にして、出力中に目標値を変更する場合にも、絶縁通信線ZCLを介してトリガー信号を伝送することにより、電源ユニット10~13の出力変更タイミングをほぼ同期させることができ、出力変更時における動作を安定化することができる。
また、トリガー信号を導通又は非導通の状態として伝達することにより、ノイズ耐性を向上させ、誤動作を防止することができる。さらに、フォトカプラを介在させることにより、ノイズ耐性をさらに向上させることができる。
なお、フォトカプラ51,52の遅延時間tDは、極めて短い時間であるため、マスターユニットMUでは、トリガー受信信号rTGではなく、トリガー送信信号sTGに基づいて、駆動信号Drを出力することもできる。
(7)出力開始時の動作
図12のステップS101~S106は、マスターユニットMUの動作の一例を示したフローチャートである。このフローチャートは、制御端末20からのデータ送信要求により開始される。
端末通信部31が、端末通信線TCLを介して、制御端末20から制御パラメータPrを受信する(ステップS101)。受信データのうち、マスターユニット用の制御パラメータPrはパラメータ記憶部34に格納され、スレーブユニット用の制御パラメータPrは、ユニット間通信部32が、ユニット間通信線UCLを介して、各スレーブユニットSUへ送信する(ステップS102)。制御パラメータPrを受信した各スレーブユニットSUは、マスターユニットMUへデータ受信の確認返信を送信する。
ユニット間通信部32は、各スレーブユニットSUから確認返信を受信する。全てのスレーブユニットSUから確認返信を受信した後、同期処理部35が、絶縁通信線ZCLにトリガー信号TGを送信する(ステップS103、S104)。当該トリガー信号TGを同期処理部35が受信すれば、制御部36が駆動信号Drを生成し、電源主回路30が出力を開始する(ステップS105、S106)。
図13のステップS201~S204は、スレーブユニットSUの動作の一例を示したフローチャートである。このフローチャートは、マスターユニットMUからの制御パラメータPrの送信により開始される。
ユニット間通信部32が、マスターユニットMUから制御パラメータPrを受信する(ステップS201)。受信した制御パラメータPrは、パラメータ記憶部34に格納され、マスターユニットMUに対し、受信の確認返信を送信する(ステップS202)。その後、同期処理部35がトリガー信号TGを受信すれば、制御部36が駆動信号Drを生成し、電源主回路30が出力を開始する(ステップS203、S204)。
実施の形態2.
上記実施の形態では、絶縁通信線ZCLを介して、電源出力を開始するためのトリガー信号TGを伝送する電源システム100の例について説明した。これに対し、本実施の形態では、絶縁通信線ZCLを介して、電源出力を停止させるためのエラー信号ERを送信する例について説明する。
電源システム100が負荷22に電源を供給しているときに、2以上の電源ユニット10~13のいずれかに故障が発生した場合、例えば、異常な温度上昇が検出された場合に、他の電源ユニット10~13に過大な負荷がかかり、正常な電源ユニット10~13を損傷するおそれがある。このため、電源出力中の電源ユニット10~13のいずれかに故障が発見された場合、全ての電源ユニット10~13の出力動作を迅速に停止させることが望ましい。そこで、絶縁通信線ZCLを用いて、故障した電源ユニット10~13から正常動作な電源ユニット10~13へエラー信号ERを伝送することにより、全ての電源ユニット10~13の出力を迅速に停止させる。エラー信号ERは、トリガー信号TGと区別可能な信号として送信される。
図14は、本発明の実施の形態2による電源システム100の動作の一例を示したタイミングチャートである。図中の(a)~(d)には、電源ユニット10~13の同期処理部35が、絶縁通信線ZCLへ送信する信号が示され、(e)には、各電源ユニット10~13の駆動信号Drが示されている。電源システム100の構成は、図9に示した4つの電源ユニット10~13の直並列CVセットアップと同一であるため、重複する説明を省略する。
トリガー信号TGは、マスターユニットMUのみが送信する信号であるのに対し、エラー信号ERは、マスターユニットMU又はスレーブユニットSUにかかわらず、任意の電源ユニット10~13が送信できる信号である。また、トリガー信号TGは、出力開始のための信号であり、出力開始前に送信されるのに対し、エラー信号ERは、出力を停止するための信号であって、出力中に送信される。エラー信号ERは、トリガー信号とは区別可能な信号として出力される。
トリガー信号TGとエラー信号ERは、信号出力時間を異ならせることにより区別される。例えば、エラー信号ERのパルス幅wERは、トリガー信号TGのパルス幅wTGよりも長く、絶縁通信線ZCL上にいずれかの信号が出力された場合、その継続時間に基づいて、トリガー信号TG又はエラー信号ERのいずれであるのかを判別することができる。
マスターユニットMU(UID=0)が、トリガー信号TGを出力した場合、各スレーブユニットSU(UID=1~3)は、信号継続時間がwTGであることから、その信号がトリガー信号TGであると判別することができ、各電源ユニット10~13の制御部36が駆動信号Drを生成し、電源出力が開始される。
電源出力中のスレーブユニットSU(UID=2)に故障が発生した場合、当該電源ユニット13からエラー信号が出力される。この信号の継続時間がwERであることから、その信号がエラー信号ERであると判別することができ、各電源ユニット10~13の制御部36が駆動信号Drの生成を停止し、電源出力が停止する。
図15は、本発明の実施の形態2による電源システム100の動作の他の例を示したタイミングチャートである。図中の(a)~(d)には、電源ユニット10~13の同期処理部35が、絶縁通信線ZCLへ送信する信号が示され、(e)には、各電源ユニット10~13の駆動信号Drが示されている。
トリガー信号TGとエラー信号ERは、パルス信号の連続出力回数を異ならせることにより区別される。例えば、トリガー信号TG及びエラー信号ERを構成するパルス信号の幅は同一であるが、トリガー信号TGが、十分な時間間隔をあけて送信される単一パルスであるのに対し、エラー信号ERは、2つのパルス信号が短いインターバル時間tBを挟んで連続出力される。
トリガー信号TG及びエラー信号ERを受信する電源ユニット10~13は、1つのパルス信号を検出した後、さらにインターバル時間tBを経過した後に、トリガー信号TG又はエラー信号ERのいずれであるのかを判別することができる。
本実施の形態によれば、絶縁通信線ZCLを介して、トリガー信号TGだけでなく、エラー信号も伝送することができる。このため、いずれかの電源ユニット10~13に故障が発生した場合に、全ての電源ユニットの出力を迅速に停止させることができ、正常な電源ユニットを損傷するのを防止することができる。また、エラー信号ERをトリガー信号TGと区別可能な信号として電源ユニット10~13間で伝送することにより、安価に実現することができる。
100 電源システム
10~13 電源ユニット
20 制御端末
21 交流電源
22 負荷
30 電源主回路
301 電圧検出部
302 電流検出部
31 端末通信部
32 ユニット間通信部
33 PWM駆動部
34 パラメータ記憶部
35 同期処理部
36 制御部
41 絶縁トランス
412 トランス
421 スイッチング回路
422 インダクタンス
42 昇降圧DC/DCコンバータ
51 送信用フォトカプラ
52 受信用フォトカプラ
61 PI処理
62 バランス調整処理
65 バランス調整処理
Aj 調整量
Bi バランス情報
Pr 制御パラメータ
Cm 動作モード情報
Cr 目標値
Cb バランス調整先情報
Dr 駆動信号
Idet 検出電流
Idif 差分
Io 出力電流
Iref 目標電流
Vdet 検出電圧
Vdif 差分
Vo 出力電圧
Vref 目標電圧
MU マスターユニット
SU スレーブユニット
TCL 端末通信線
UCL ユニット間通信線
ZCL 絶縁通信線
TG トリガー信号
rTG トリガー受信信号
sTG トリガー送信信号
ER エラー信号

Claims (5)

  1. 任意に接続可能な2以上の電源ユニットにより構成され、前記電源ユニットが協働して共有の負荷に対し直流電源を供給する電源システムにおいて、
    上記電源ユニットは、
    外部から入力される交流電源を直流電源に変換する電源主回路と、
    出力電流を検出する電流検出部と、
    出力電圧を検出する電圧検出部と、
    定電流動作又は定電圧動作を選択的に示す動作モード情報、及び、目標電流又は目標電圧のうち前記動作モード情報に対応する一方を目標値として書き換え可能に保持するパラメータ記憶部と、
    前記出力電流又は前記出力電圧のうち前記動作モード情報に対応する一方が前記目標値と一致するように前記電源主回路を制御する制御部と、
    前記出力電流又は前記出力電圧の他方をバランス情報として送信するバランス情報送信部と、
    他の前記電源ユニットから前記出力電流又は前記出力電圧の他方をバランス情報として受信するバランス情報受信部とを備え、
    前記制御部は、自ユニットおよび前記他の電源ユニットのバランス情報に基づいて、前記電源主回路を制御し、前記他の電源ユニットとのバランス調整を行うことを特徴とする電源システム。
  2. 前記パラメータ記憶部は、バランス調整の参照先となる前記他の電源ユニットを識別するためのバランス調整先情報を書き換え可能に保持し、
    前記バランス情報送信部は、自ユニットのバランス情報をバス通信方式のユニット間通信線へ送信し、
    前記バランス情報受信部は、前記バランス調整先情報に基づいて、前記ユニット間通信線から前記バランス情報を選択的に受信することを特徴とする請求項1に記載の電源システム。
  3. 定電流動作時には、自ユニットに対して直列に接続される他の電源ユニットを前記バランス調整の参照先とする一方、定電圧動作時には、自ユニットに対して並列接続される他の電源ユニットを前記バランス調整の参照先とすることを特徴とする請求項2に記載の電源システム。
  4. 前記バランス調整先情報は、ユーザ操作に基づいて制御端末により生成され、前記電源ユニットへ送信されることを特徴とする請求項2に記載の電源システム。
  5. 他の電源ユニットと直列又は並列に接続され、前記他の電源ユニットと協働して共有の負荷に対し直流電源を供給する電源ユニットにおいて、
    外部から入力される交流電源を直流電源に変換する電源主回路と、
    出力電流を検出する電流検出部と、
    出力電圧を検出する電圧検出部と、
    定電流動作又は定電圧動作を選択的に示す動作モード情報、及び、目標電流又は目標電圧のうち前記動作モード情報に対応する一方を目標値として書き換え可能に保持するパラメータ記憶部と、
    前記出力電流又は前記出力電圧のうち前記動作モード情報に対応する一方が前記目標値と一致するように前記電源主回路を制御する制御部と、
    前記出力電流又は前記出力電圧の他方をバランス情報として送信するバランス情報送信部と、
    他の前記電源ユニットから前記出力電流又は前記出力電圧の他方をバランス情報として受信するバランス情報受信部とを備え、
    前記制御部は、自ユニットおよび前記他の電源ユニットのバランス情報に基づいて、前記電源主回路を制御し、前記他の電源ユニットとのバランス調整を行うことを特徴とする電源ユニット。
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