JP7370354B2 - 使い捨て着用物品 - Google Patents
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Description
<第1の態様>
装着者の肌に接する肌接触領域を含むトップシートを有し、
前記トップシートは不織布であり、
前記肌接触領域は、水及びグリセリンを含む親水性ローションが含有されたローション含有領域を有しており、
前記ローション含有領域は、30mm以上のMD方向の寸法、及び5mm以上のCD方向の寸法を有し、
前記ローション含有領域の表面水分率が3~10%であり、
前記親水性ローションの水分活性値が0.8以下であり、
前記親水性ローションは防腐剤を含有しない、
ことを特徴とする使い捨て着用物品。
本使い捨て着用物品は、水を含む親水性ローションを用いる場合において、グリセリンを含有させ、表面水分率を十分に確保しつつ、親水性ローションの水分活性値を低く抑えたところに特徴を有するものであり、防腐剤を含有せずとも微生物の繁殖が抑制され、保存性が良好となるものである。
なお、ローション含有領域の寸法が小さ過ぎると、摩擦軽減効果が局所的になり、着用者の肌を保護する意義が少ないものとなる。
前記トップシートは、繊度1~3dtex、目付け10~30g/m2、厚み0.4~1.4mmの短繊維不織布である、
第1の態様の使い捨て着用物品。
水を含む親水性ローションを短繊維不織布からなるトップシートに塗布した場合、製造後において親水性ローションが吸収体側に移行しやすく、予想よりもトップシートに親水性ローションが保持されにくいため、摩擦軽減効果が予想よりも低下することが考えられる。これに対して、本態様のように、親水性ローションと短繊維不織布のトップシートとの組合せにおいて、繊維の細い不織布を採用すると、繊維の細さが表面の摩擦軽減に寄与し、親水性ローションによる摩擦軽減効果と相まって、全体としての摩擦軽減効果が向上する。また、繊維が細いことにより親水性ローションの保持性も向上し、これによっても摩擦軽減効果が向上する。
前記短繊維不織布は、疎水性樹脂の繊維に親水化剤が塗布された親水化繊維の不織布である、
第2の態様の使い捨て着用物品。
短繊維不織布としては疎水性樹脂の繊維を用いたものが低コストであるため好ましいが、そのままでは、水を含む親水性ローションの保持性に乏しいものとなる。よって、この場合、親水化剤を用いた親水化繊維の短繊維不織布を用い、短繊維不織布における親水性ローションの保持性を高めることが好ましい。
前記親水性ローションの温度20℃での粘度が150~400mPa・sである、
第2又は3の態様の使い捨て着用物品。
短繊維不織布としては疎水性樹脂の繊維を用いたものが低コストであるため好ましいが、そのままでは、水を含む親水性ローションの保持性に乏しいものとなる。よって、親水性ローションの粘度を本態様の範囲内とし、短繊維不織布における親水性ローションの保持性を高めることが好ましい。
前記親水性ローションは、前記グリセリン70~90重量%、及び水10~30重量%を含むものであり、
前記ローション含有領域は、単位面積当たりの前記親水性ローションの含有量が5~15g/m2である、
第1~4のいずれか1つの態様の使い捨て着用物品。
親水性ローションの組成及びローション含有領域におけるローション含有量は適宜定めることができるが、本態様の範囲内であることが好ましい。
(吸収体)
吸収体56は、排泄液を吸収し、保持する部分であり、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。繊維目付けとしては、綿状パルプや短繊維を積繊する場合は、例えば100~300g/m2程度とすることができ、フィラメント集合体の場合は、例えば30~120g/m2程度とすることができる。合成繊維の場合の繊度は、例えば、1~16dtex、好ましくは1~10dtex、さらに好ましくは1~5dtexである。
吸収体56には、その一部又は全部に高吸収性ポリマー粒子を含有させることができる。高吸収性ポリマー粒子とは、「粒子」以外に「粉体」も含む。高吸収性ポリマー粒子としては、この種の吸収性物品に使用されるものをそのまま使用できる。高吸収性ポリマー粒子の粒径は特に限定されないが、例えば500μmの標準ふるい(JIS Z8801-1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)、及びこのふるい分けでふるい下に落下する粒子について180μmの標準ふるい(JIS Z8801-1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)を行ったときに、500μmの標準ふるい上に残る粒子の割合が30重量%以下で、180μmの標準ふるい上に残る粒子の割合が60重量%以上のものが望ましい。
高吸収性ポリマー粒子の抜け出しを防止するため、あるいは吸収体56の形状維持性を高めるために、吸収体56は包装シート58で包んでなる吸収要素50として内蔵させることができる。包装シート58としては、ティッシュペーパ、特にクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMMS(スパンボンド/メルトブローン/メルトブローン/スパンボンド)不織布が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレンなどを使用できる。繊維目付けは、5~40g/m2、特に10~30g/m2のものが望ましい。
トップシート30は、前後方向では製品前端から後端まで延び、幅方向WDでは吸収体56よりも側方に延びているが、例えば後述する起き上がりギャザー60の起点が吸収体56の側縁よりも幅方向WDの中央側に位置する場合等、必要に応じて、トップシート30の幅を吸収体56の全幅より短くする等、適宜の変形が可能である。
トップシート30を透過した液を速やかに吸収体へ移行させるために、トップシート30より液の透過速度が速い、中間シート(「セカンドシート」とも呼ばれている)40を設けることができる。この中間シート40は、液を速やかに吸収体へ移行させて吸収体による吸収性能を高め、吸収した液の吸収体からの「逆戻り」現象を防止するためのものである。中間シート40は省略することもできる。
液不透過性シート11は、特に限定されるものではないが、透湿性を有するものが好ましい。液不透過性シート11としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性シートを好適に用いることができる。また、液不透過性シート11としては、不織布を基材として防水性を高めたものも用いることができる。
外装不織布12は液不透過性シート11の裏側全体を覆い、製品外面を布のような外観とするものである。外装不織布12の繊維目付けは10~50g/m2、特に15~30g/m2であると好ましいが、これに限定されるものではない。外装不織布12は省略することもでき、その場合には液不透過性シート11を製品の側縁まで延ばすことができる。
トップシート30上を伝わって横方向に移動する排泄物を阻止し、いわゆる横漏れを防止するために、表面の幅方向WDの両側には、装着者の肌側に立ち上がる起き上がりギャザー60が設けられていると好ましい。もちろん、起き上がりギャザー60は省略することもできる。
図示例のテープタイプ使い捨ておむつは、吸収体56の前側及び後側にそれぞれ延出する、吸収体56を有しない一対のエンドフラップEFと、吸収体56の両方の側縁よりも側方にそれぞれ延出する、吸収体56を有しない一対のサイドフラップSFとを有している。サイドフラップSFは、図示例のように、吸収体56を有する部分から連続する本体シート(外装不織布12等)からなるものであっても、他の素材を取り付けて形成してもよい。
各サイドフラップSFには、糸ゴム等の細長状弾性部材からなるサイド弾性部材64が前後方向LDに沿って伸長された状態で固定されており、これにより各サイドフラップSFの脚周り部分が平面ギャザーとして構成されている。サイド弾性部材64は、図示例のように、ギャザーシート62の接合部分のうち接合始端近傍の幅方向の外側において、ギャザーシート62と液不透過性シート11との間に設けるほか、サイドフラップSFにおける液不透過性シート11と外装不織布12との間に設けることもできる。サイド弾性部材64は、図示例のように各側で複数本設ける他、各側に1本のみ設けることもできる。もちろん、サイド弾性部材64(平面ギャザー)は省略することもできる。
本テープタイプ使い捨ておむつは、製品の前後方向の中央よりも前側に離れた位置で、左右両側に突出する前ウイング80を有している。前ウイングは省略する(つまり、製品の最も幅の狭い部分から製品の前端まで幅が変化しない形状とする)こともできる。
本テープタイプ使い捨ておむつは、製品の前後方向の中央よりも後側に離れた位置で、左右両側に突出する後ウイング81を有している。
前ウイング80と後ウイング81との間における製品の両方の側縁は、例えば、前後方向LDに対する鋭角側交差角が±2度未満の方向を中心として、当該中心と直交する方向に±5mmの幅の範囲を通るほぼ直線状の部分を有することができる。前ウイング80と後ウイング81との間における製品の両方の側縁は、波状や弧状をなしていてもよい(図示略)し、図示例のように直線状であってもよい。
図示例のように、サイドフラップSFの側部を凹状に切除することにより、前ウイング80の下縁から、前ウイング80と後ウイング81との間における製品の両方の側縁を経て後ウイング81の下縁に至る凹状縁の全体を形成することができる。この場合、サイドフラップSFの積層構造により前ウイング80及び後ウイング81の積層構造が決まり、図示例ではギャザーシート62及び外装不織布12により前ウイング80及び後ウイング81が形成される。図示しないが、サイドフラップSFから側方に突出する前延長シートを設け、前ウイング80の全体又は先端側の一部を前延長シートにより形成してもよい。同様に、サイドフラップSFから側方に突出する後延長シートを設け、後ウイング81の全体又は先端側の一部を後延長シートにより形成してもよい。前延長シート及び後延長シートとしては各種の不織布を用いることができる。
後ウイング81には、着用時に腹側部分Fと着脱可能に連結される連結部13Aを備えている。すなわち、着用に際しては、後ウイング81の両側部を装着者の腹側に持込み、後ウイング81の連結部13Aを腹側部分Fの外面に連結する。連結部13Aとしては、メカニカルファスナー(面ファスナー)のフック材(雄材)を設ける他、粘着剤層を設けてもよい。フック材は、その連結面に多数の係合突起を有するものであり、係合突起の形状としては、レ字状、J字状、マッシュルーム状、T字状、ダブルJ字状(J字状のものを背合わせに結合した形状のもの)等、公知のあらゆる形状を採用することができる。
トップシート30は、疎水性のホットメルト接着剤31を介して、トップシート30の裏側に配置された裏側の部材に接着されていると好ましい。これに代えて、又はこれとともに、トップシート30及びその裏側に配置された裏側の部材の少なくとも一方の溶着により、トップシート30がその裏側に配置された裏側の部材に接合されていてもよい。トップシート30固定領域は、少なくとも孔配列領域の全体にわたる限り、それ以外の領域まで(例えばトップシート30の全体)及んでいても、孔配列領域のみとなっていてもよい。裏側の部材は、図示例の場合、中間シート40、包装シート58、及び液不透過性シート11となっているが、これに限定されるものではない。
トップシート30の肌接触領域は、図7、図10、及び図11に示すように水を含む親水性ローションが含有されたローション含有領域32を有する。ローション含有領域の寸法が小さ過ぎると、摩擦軽減効果が局所的になり、着用者の肌を保護する意義が少ないものとなるため、ローション含有領域32は、30mm以上のMD方向(図示例では前後方向LD)の寸法32L、及び5mm以上のCD方向(図示例では幅方向WD)の寸法32Wを有していることが好ましい。ローション含有領域32のMD方向の寸法32Lは、50mm以上であるとより好ましく、100mm以上であると特に好ましい。ローション含有領域32のMD方向の寸法32Lの上限は製品全長Yであるが、これよりも短くてもよい。ローション含有領域32のCD方向の寸法32Wは、10mm以上であるとより好ましい。ローション含有領域32のCD方向の寸法32Wの上限はトップシート30の幅方向WDの寸法であるが、これよりも短くてもよい。
表1~3に示す各種のトップシートのサンプルについて、平均摩擦係数MIU、表面水分率、水分活性値等の各種特性を測定した。サンプル1~10は製品に組み立てる前の不織布に親水性ローションを塗布したもの又は塗布しなかったものであり、サンプル11~15は市販製品からトップシートを取り外したものである。また、各トップシートの表面を手で前後方向に撫でて、滑らかさ及びしっとり感を、サンプル5と比べて三段階(◎…非常に優れる、△…サンプル5よりは優れる、×…同程度)で評価した。
明細書中の以下の用語は、明細書中に特に記載が無い限り、以下の意味を有するものである。
(1)20倍のレンズにセットし、ピントを調節する。穴が4×6入るように不織布の位置を調整する。
(2)孔の領域の明るさを指定し、孔の面積を計測する。
(3)「計測・コメント」の「面積計測」の色抽出をクリックする。孔の部分をクリックする。
(4)「一括計測」をクリックし、「計測結果ウィンドを表示」にチェックを入れ、CSVデータで保存をする。
また、トップシートにおけるローション含有領域のCD方向の寸法がセンサの寸法(10mm)未満のときには、図12(a)に示すように、トップシート30をローション含有領域32の側縁に沿って切断して、ローション含有領域32のみの供試体300(センサ100よりも幅が狭い)を作成し、この供試体について図12(b)に示すようにセンサ100の中心を供試体300のCD方向の中心に合わせて測定を行う。なお、1回の測定の度に、センサ100の表面に付着した親水性ローションを十分に拭き取ってから次の測定を行う。
また、ローション含有領域を目視で特定できない場合、適宜の方法でローション含有領域を特定することができる。例えば、ローション含有領域32の位置が同一の供試体を必要数(測定用及び位置特定用)用意し、位置特定用の供試体のトップシート30におけるローション含有領域32を、適宜の着色剤で周囲と異なる色に着色し、着色位置を定規や適宜の画像測定装置を用いて特定した後、測定用の供試体において位置特定用の供試体で特定した着色位置と同一の位置をローション含有領域32として測定を実施することができる。ローション含有領域32を着色できるものとしては、株式会社タセトの水漏れ発色現像剤「モレミールW」を好適に用いることができる。ローション含有領域32のMD方向の寸法32L及びCD方向の寸法32Wを測定する場合、及び後述する表面水分率の測定等にも、この方法でローション含有領域32を特定することができる。
Claims (3)
- 装着者の肌に接する肌接触領域を含むトップシートを有し、
前記トップシートは、繊度1~3dtex、目付け10~30g/m2、厚み0.4~1.4mmの短繊維不織布であり、
前記短繊維不織布は、疎水性樹脂の繊維に親水化剤が塗布された親水化繊維の不織布であり、
前記肌接触領域は、水及びグリセリンを含む親水性ローションが前記短繊維不織布に塗布されたローション含有領域を有しており、
前記親水性ローションは、前記グリセリン70~90重量%、及び水10~30重量%を含むものであり、
前記ローション含有領域は、30mm以上のMD方向の寸法、及び5mm以上のCD方向の寸法を有し、
前記ローション含有領域は、単位面積当たりの前記親水性ローションの含有量が5~15g/m2であり、
前記ローション含有領域の表面水分率が4~10%であり、
前記親水性ローションの温度20℃での粘度が150~400mPa・sであり、
前記親水性ローションの水分活性値が0.8以下であり、
前記親水性ローションは防腐剤を含有しない、
ことを特徴とする使い捨て着用物品。 - 装着者の肌に接する肌接触領域を含むトップシートを有し、
前記トップシートは、繊度1~3dtex、目付け10~30g/m 2 、厚み0.4~1.4mmの短繊維不織布であり、
前記短繊維不織布は、疎水性樹脂の繊維に親水化剤が塗布された親水化繊維の不織布であり、
前記肌接触領域は、水及びグリセリンを含む親水性ローションが前記短繊維不織布に含有されたローション含有領域を有しており、
前記親水性ローションは、前記グリセリン70~90重量%、及び水10~30重量%を含むものであり、
前記ローション含有領域は、30mm以上のMD方向の寸法、及び5mm以上のCD方向の寸法を有し、
前記ローション含有領域は、単位面積当たりの前記親水性ローションの含有量が5~15g/m 2 であり、
前記ローション含有領域の表面水分率が4~10%であり、
前記親水性ローションの水分活性値が0.8以下であり、
前記親水性ローションは防腐剤を含有しておらず、
前記トップシートは、表裏に貫通する孔が所定のパターンで配列された孔配列領域を有する有孔不織布であり、
前記肌接触領域は、前記ローション含有領域、前記孔配列領域、並びにこれらローション含有領域と孔配列領域とが重複した重複領域とを有しており、
前記トップシートは、少なくとも前記孔配列領域の全体にわたり、疎水性のホットメルト接着剤を介して、前記トップシートの裏側に配置された裏側の部材に接着されており、
前記パターンは、前後方向に続く一重の波状又は鎖状をなすように並んだ孔の群が、幅方向に間隔を空けて並ぶとともに、幅方向に隣り合う前記孔の群の間に、前後方向に沿って真直ぐに連続する無孔部分を有するパターンであり、
幅方向に隣り合う孔の群は、前後方向の位相が同一又は異なっており、
前記親水性ローションは縦縞状に塗布されており、
前記親水性ローションの塗布幅、及び前記親水性ローションの塗布間隔のそれぞれは、前記孔の幅方向の寸法より長く、かつ前記孔の群における孔の単位配列部分の幅よりも短い、
ことを特徴とする使い捨て着用物品。 - 前記親水性ローションの温度20℃での粘度が150~400mPa・sである、
請求項2記載の使い捨て着用物品。
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