JP7368268B2 - 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、画像形成装置及び画像形成装置の制御方法に関する。
画像形成装置は、トナーカートリッジからトナーを受け取り、感光ドラムにトナー像を形成する画像形成プロセスを行う。画像形成装置は、感光ドラムのトナー像を印刷媒体に転写する。
画像形成装置は、トナーカートリッジから画像形成装置にトナーを送り出すスクリュー(送出機構)を駆動させる為のモータ(トナー補給モータ)の駆動量(トナー補給モータカウント値)に基づいて、トナーカートリッジ内のトナー残量を推測する。画像形成装置は、トナー補給モータカウント値がニアエンプティ閾値以上になった場合、トナーカートリッジ内のトナーが残り少ないことを示すトナーニアエンプティを検出する。
また、画像形成装置は、トナーカートリッジからトナーを受け取る現像器内のトナー濃度を検出するトナー濃度センサを備える。画像形成装置は、トナー濃度が低下したことが検出された場合、トナー補給モータによりトナーを補給させる。画像形成装置は、トナー補給モータを動作させてもトナー濃度が復帰しない場合、トナーカートリッジ内のトナーが空であることを示すトナーエンプティを検出する。
例えば、トナーカートリッジの送出機構の異常、トナーカートリッジのトナーの補給口をふさぐシール材がついたままである状態、またはトナーカートリッジ内が保管時に高温になってトナーが固まっている状態などのトナー容器補給異常が生じる場合がある。このようなトナー容器補給異常が生じている場合も、トナー補給モータを動作させてもトナー濃度が復帰しない状態になる。しかしながら、トナーエンプティが検出されるまで、ユーザがトナー容器補給異常が生じていることに気づかない可能性があるという課題がある。
特開2005-173088号公報
本発明が解決しようとする課題は、トナーカートリッジにおけるトナーの補給異常を検出する画像形成装置及び画像形成装置の制御方法を提供することである。
一実施形態に係る画像形成装置は、感光ドラムと、露光器と、現像器と、トナー濃度センサと、トナー補給モータと、プロセッサとを具備する。露光器は、画像データに基づいて前記感光ドラムを露光する。現像器は、トナーカートリッジから供給されたトナーにより前記感光ドラム上にトナー像を形成させる。トナー濃度センサは、前記現像器内のトナー濃度を検出する。トナー補給モータは、前記トナー濃度に基づいて、前記トナーカートリッジから前記現像器にトナーを補給させる。プロセッサは、前記画像データの画素値の積算値である画素カウント値と前記トナー補給モータの駆動時間の積算値であるトナー補給モータカウント値とに基づき算出されたトナー補給率と、前記画像データの印字率と、に基づいて、トナー容器補給異常を検出する。
図1は、一実施形態に係る画像形成装置の構成例について説明する為の図である。 図2は、一実施形態に係る画像形成部の一部の構成例について説明する為の図である。 図3は、第1の実施形態に係る画像形成装置の動作の例について説明する為の説明図である。 図4は、第1の実施形態に係る画像形成装置の動作の例について説明する為の説明図である。 図5は、第1の実施形態に係る画像形成装置の動作の例について説明する為の説明図である。 図6は、第1の実施形態に係る画像形成装置の動作の例について説明する為の説明図である。 図7は、第2の実施形態に係る画像形成装置の動作の例について説明する為の説明図である。
以下、一実施形態に係る画像形成装置及び画像形成装置の制御方法について図面を参照して説明する。
図1は、一実施形態に係る画像形成装置1の構成例について説明する為の説明図である。
画像形成装置1は、例えば、印刷媒体などの記録媒体を搬送しながら画像形成等の各種処理を行うマルチファンクションプリンタ(MFP)である。画像形成装置1は、例えば、印刷媒体などの記録媒体を搬送しながら画像形成等の各種処理を行うLEDアレイを走査する固体走査方式のプリンタ(例えばLEDプリンタ)である。
例えば、画像形成装置1は、トナーカートリッジ2からトナーを受け取り、受け取ったトナーにより印刷媒体に画像を形成する構成を備える。トナーは、単色のトナーであってもよいし、例えばシアン、マゼンダ、イエロー、及びブラック等の色のカラートナーであってもよい。
図1に示されるように、画像形成装置1は、筐体11、通信インタフェース12、システムコントローラ13、表示部14、操作インタフェース15、複数の用紙トレイ16、排紙トレイ17、搬送部18、画像形成部19、及び定着器20を備える。
筐体11は、画像形成装置1の本体である。筐体11は、通信インタフェース12、システムコントローラ13、表示部14、操作インタフェース15、複数の用紙トレイ16、排紙トレイ17、搬送部18、画像形成部19、及び定着器20を収容する。
通信インタフェース12は、他の機器と通信する為のインターフェースである。通信インタフェース12は、例えば、上位装置(外部機器)との通信に用いられる。通信インタフェース12は、例えば、LANコネクタなどとして構成される。また、通信インタフェース12は、Bluetooth(登録商標)またはWi-fi(登録商標)などの規格に従って他の機器と無線通信を行うものであってもよい。
システムコントローラ13は、画像形成装置1の制御を行う。システムコントローラ13は、例えば、プロセッサ21、及びメモリ22を備える。
プロセッサ21は、演算処理を実行する演算素子である。プロセッサ21は、例えばCPUである。プロセッサ21は、メモリ22に記憶されているプログラムなどのデータに基づいて種々の処理を行う。プロセッサ21は、メモリ22に格納されているプログラムを実行することにより、種々の動作を実行可能な制御部として機能する。
メモリ22は、プログラム及びプログラムで用いられるデータなどを記憶する記憶媒体である。また、メモリ22は、ワーキングメモリとしても機能する。すなわち、メモリ22は、プロセッサ21の処理中のデータ、及びプロセッサ21が実行するプログラムなどを一時的に格納する。
プロセッサ21は、メモリ22に記憶されているプログラムを実行することにより、種々の情報処理を行う。例えば、プロセッサ21は、例えば、通信インタフェース12を介して外部機器から取得した画像に基づいて、印刷ジョブを生成する。プロセッサ21は、生成した印刷ジョブを、メモリ22に格納する。
印刷ジョブは、印刷媒体Pに形成する画像を示す画像データを含む。画像データは、1枚の印刷媒体Pに画像を形成する為のデータであってもよいし、複数枚の印刷媒体Pに画像を形成する為のデータであってもよい。さらに、印刷ジョブは、カラー印刷かモノクロ印刷かを示す情報を含む。
また、プロセッサ21は、メモリ22に記憶されているプログラムを実行することにより、搬送部18、画像形成部19、及び定着器20の動作を制御するコントローラ(エンジンコントローラ)として機能する。即ち、プロセッサ21は、搬送部18による印刷媒体Pの搬送の制御、画像形成部19による印刷媒体Pへの画像の形成の制御、及び定着器20による印刷媒体Pへの画像の定着などを制御する。
なお、画像形成装置1は、エンジンコントローラをシステムコントローラ13とは別に備える構成であってもよい。この場合、エンジンコントローラが、搬送部18による印刷媒体Pの搬送の制御、画像形成部19による印刷媒体Pへの画像の形成の制御、及び定着器20による印刷媒体Pへの画像の定着の制御などを行う。また、この場合、システムコントローラ13は、エンジンコントローラにおける制御に必要な情報をエンジンコントローラに供給する。
表示部14は、システムコントローラ13または図示されないグラフィックコントローラなどの表示制御部から入力される映像信号に応じて画面を表示するディスプレイを備える。例えば、表示部14のディスプレイには、画像形成装置1の種々の設定の為の画面、及びトナー残量などの情報が表示される。
操作インタフェース15は、図示されない操作部材に接続されている。操作インタフェース15は、操作部材の操作に応じた操作信号をシステムコントローラ13に供給する。操作部材は、例えば、タッチセンサ、テンキー、電源キー、用紙フィードキー、種々のファンクションキー、またはキーボードなどである。タッチセンサは、ある領域内において指定された位置を示す情報を取得する。タッチセンサは、表示部14と一体にタッチパネルとして構成されることにより、表示部14に表示された画面上のタッチされた位置を示す信号をシステムコントローラ13に入力する。
複数の用紙トレイ16は、それぞれ印刷媒体Pを収容するカセットである。用紙トレイ16は、筐体11の外部から印刷媒体Pを供給可能に構成されている。例えば、用紙トレイ16は、筐体11から引き出し可能に構成されている。
排紙トレイ17は、画像形成装置1から排出された印刷媒体Pを支持するトレイである。
次に、画像形成装置1の印刷媒体Pを搬送する構成について説明する。
搬送部18は、画像形成装置1内で印刷媒体Pを搬送する機構である。図1に示されるように、搬送部18は、複数の搬送路を備える。例えば、搬送部18は、給紙搬送路31及び排紙搬送路32を備える。
給紙搬送路31及び排紙搬送路32は、それぞれ図示されない複数のモータ、複数のローラ、及び複数のガイドにより構成される。複数のモータは、システムコントローラ13の制御に基づいて、軸を回転させることにより、軸の回転に連動するローラを回転させる。複数のローラは、回転することにより印刷媒体Pを移動させる。複数のガイドは、印刷媒体Pの搬送方向を制御する。
給紙搬送路31は、用紙トレイ16から印刷媒体Pを取り込み、取り込んだ印刷媒体Pを画像形成部19に供給する。給紙搬送路31は、各用紙トレイに対応したピックアップローラ33を備える。各ピックアップローラ33は、それぞれ用紙トレイ16の印刷媒体Pを給紙搬送路31に取り込む。
排紙搬送路32は、画像が形成された印刷媒体Pを、筐体11から排出する搬送路である。排紙搬送路32によって排出された印刷媒体Pは、排紙トレイ17により支持される。
次に、画像形成部19について説明する。
画像形成部19は、印刷媒体Pに画像を形成する構成である。具体的には、画像形成部19は、プロセッサ21により生成された印刷ジョブに基づいて、印刷媒体Pに画像を形成する。
画像形成部19は、複数の装填部41、複数のプロセスユニット42、複数の露光器43、及び転写機構44を備える。画像形成部19は、プロセスユニット42毎に、装填部41及び露光器43をそれぞれ備える。なお、複数のプロセスユニット42、複数の装填部41、及び複数の露光器43は、それぞれ同じ構成である為、1つのプロセスユニット42、1つの装填部41、1つの露光器43を例に挙げて説明する。
図2は、画像形成部19の一部の構成の例について説明する為の説明図である。
まず、装填部41に装着されるトナーカートリッジ2について説明する。
図2に示されるように、トナーカートリッジ2は、トナー収容容器51、トナー送出機構52、及びメモリ53を備える。
トナー収容容器51は、トナーを収容する容器である。
トナー送出機構52は、トナー収容容器51内のトナーを送り出す機構である。トナー送出機構52は、例えば、トナー収容容器51内に設けられ、回転することによりトナーを送り出すスクリューである。
メモリ53は、種々の制御用データを予め記憶している。メモリ53は、例えば図示されないICチップ内に組み込まれてトナーカートリッジ2に搭載される。メモリ53に記憶されている制御用データは、例えば、「識別コード」、「トナー補給モータカウント値」、及び「ニアエンプティ閾値」などである。「識別コード」は、トナーカートリッジ2の種類及び型番などを示す。「トナー補給モータカウント値」は、トナーカートリッジ2を後述するトナー補給モータにより駆動した駆動時間の積算値である。「ニアエンプティ閾値」は、トナーカートリッジ2内のトナーの残量が少ないか否かを画像形成装置1に判定させる為の閾値である。
次に、トナーカートリッジ2が装着される装填部41について説明する。
図2に示されるように、装填部41は、それぞれトナーが充填されたトナーカートリッジ2が装着されるモジュールである。複数の装填部41は、トナーカートリッジ2が装着される空間と、トナー補給モータ61と、をそれぞれ備える。また、複数の装填部41は、トナーカートリッジ2のメモリ53と、システムコントローラ13とを接続する図示されない通信インタフェースをそれぞれ備える。
トナー補給モータ61は、プロセッサ21の制御に基づいて、トナーカートリッジ2のトナー送出機構52を駆動する。トナー補給モータ61は、装填部41にトナーカートリッジ2が装填された場合、トナーカートリッジ2のトナー送出機構52と接続される。トナー補給モータ61は、プロセッサ21の制御に基づいて、通電されることにより軸を回転させ、トナーカートリッジ2のトナー送出機構52を駆動する。トナー補給モータ61は、トナー送出機構52を駆動することにより、トナー収容容器51内のトナーを後述する現像器に供給させる。
次に、プロセスユニット42について説明する。
プロセスユニット42は、トナー像を形成する構成である。例えば、複数のプロセスユニット42は、トナーの種類ごとに設けられる。例えば、複数のプロセスユニット42は、シアン、マゼンダ、イエロー、及びブラック等のカラートナーにそれぞれ対応する。具体的には、各プロセスユニット42には、異なる色のトナーを有するトナーカートリッジ2が接続される。
図2に示されるように、プロセスユニット42は、感光ドラム71、クリーナ72、帯電チャージャ73、及び現像器74を備える。
感光ドラム71は、円筒状のドラムと、ドラムの外周面に形成された感光層とを備える感光体である。感光ドラム71は、図示されない駆動機構によって一定の速度で回転する。
クリーナ72は、感光ドラム71の表面に残留したトナーを除去する。
帯電チャージャ73は、感光ドラム71の表面を一様に帯電させる。例えば、帯電チャージャ73は、帯電ローラを用いて、感光ドラム71に電圧を印加することにより、感光ドラム71を一様な負極性の電位に帯電させる。帯電ローラは、感光ドラム71に対して所定の圧力を加えた状態で、感光ドラム71の回転によって回転する。
現像器74は、トナーを感光ドラム71に付着させる装置である。現像器74は、現像剤容器81、撹拌機構82、現像ローラ83、ドクターブレード84、及びオートトナーコントロール(ATC)センサ85などを備える。
現像剤容器81は、トナーとキャリアとを含む現像剤を収容する容器である。現像剤容器81は、トナーカートリッジ2からトナー送出機構52によって送り出されたトナーを受け取る。キャリアは、現像器74の製造時に現像剤容器81内に収容される。
撹拌機構82は、図示されないモータにより駆動され、現像剤容器81内のトナーとキャリアとを撹拌する。
現像ローラ83は、現像剤容器81内で回転することにより、表面に現像剤を付着させる。
ドクターブレード84は、現像ローラ83の表面と所定の間隔を隔てて配置された部材である。ドクターブレード84は、回転する現像ローラ83の表面に付着した現像剤の一部を除去する。これにより、現像ローラ83の表面に、ドクターブレード84と現像ローラ83の表面との間隔に応じた厚さの現像剤の層が形成される。
ATCセンサ85は、例えば、コイルを有し、コイルに生じた電圧値を検出する磁束センサである。ATCセンサ85の検出電圧は、現像剤容器81内のトナーからの磁束の密度により変化する。即ち、ATCセンサ85は、現像剤容器81内のトナーのキャリアに対する濃度比(単にトナー濃度と称する)に応じた電圧を検出する。システムコントローラ13は、ATCセンサ85の検出電圧に基づき、現像剤容器81内のトナー濃度を判断することができる。
次に、露光器43について説明する。
露光器43は、複数の発光素子を備える。露光器43は、発光素子から光を、帯電した感光ドラム71に照射することにより、感光ドラム71上に潜像を形成する。発光素子は、例えば発光ダイオード(LED)、またはレーザダイオード(LD)などである。1つの発光素子は、感光ドラム71上の1点に光を照射するように構成されている。複数の発光素子は、感光ドラム71の回転軸と平行な方向である主走査方向に配列されている。
露光器43は、主走査方向に配列された複数の発光素子により感光ドラム71上に光を照射することにより、感光ドラム71上に1ライン分の潜像を形成する。さらに、露光器43は、回転する感光ドラム71に連続して光を照射することにより、複数ラインの潜像を形成する。
上記の構成において、帯電チャージャ73により帯電された感光ドラム71の表面に、露光器43から光が照射されると、静電潜像が形成される。現像ローラ83の表面に形成された現像剤の層が感光ドラム71の表面に近接すると、現像剤に含まれるトナーが、感光ドラム71の表面に形成された潜像に付着する。これにより、感光ドラム71の表面にトナー像が形成される。
次に、転写機構44について説明する。
転写機構44は、感光ドラム71の表面に形成されたトナー像を、印刷媒体Pに転写する構成である。
図1及び図2に示されるように、転写機構44は、例えば、1次転写ベルト91、2次転写対向ローラ92、複数の1次転写ローラ93、及び2次転写ローラ94を備える。
1次転写ベルト91は、2次転写対向ローラ92及び複数の巻付ローラに巻き付けられた無端ベルトである。1次転写ベルト91は、内側の面(内周面)が2次転写対向ローラ92及び複数の巻付ローラに接触し、外側の面(外周面)がプロセスユニット42の感光ドラム71と対向する。
2次転写対向ローラ92は、図示されないモータによって回転する。2次転写対向ローラ92は、回転することにより、1次転写ベルト91を所定の搬送方向に搬送する。複数の巻付ローラは、自由に回転可能に構成されている。複数の巻付ローラは、2次転写対向ローラ92による1次転写ベルト91の移動に従って回転する。
複数の1次転写ローラ93は、プロセスユニット42の感光ドラム71に1次転写ベルト91を接触させる構成である。複数の1次転写ローラ93は、複数のプロセスユニット42の感光ドラム71に対応するように設けられている。具体的には、複数の1次転写ローラ93は、それぞれ対応するプロセスユニット42の感光ドラム71と、1次転写ベルト91を挟んで対向する位置に設けられている。1次転写ローラ93は、1次転写ベルト91の内周面側に接触し、1次転写ベルト91を感光ドラム71側に変位させる。これにより、1次転写ローラ93は、1次転写ベルト91の外周面を感光ドラム71に接触させる。
2次転写ローラ94は、1次転写ベルト91と対向する位置に設けられる。2次転写ローラ94は、1次転写ベルト91の外周面に接触し、且つ圧力を加える。これにより、2次転写ローラ94と1次転写ベルト91の外周面とが密着する転写ニップが形成される。2次転写ローラ94は、転写ニップを印刷媒体Pが通過する場合、転写ニップを通過する印刷媒体Pを1次転写ベルト91の外周面に押し当てる。
2次転写ローラ94及び2次転写対向ローラ92は、回転することにより、給紙搬送路31から供給された印刷媒体Pを挟んだ状態で搬送する。これにより、印刷媒体Pが転写ニップを通過する。
上記の構成において、1次転写ベルト91の外周面が感光ドラム71に接触すると、感光ドラムの表面に形成されたトナー像が1次転写ベルト91の外周面に転移する。図1に示されるように、画像形成部19が複数のプロセスユニット42を備える場合、1次転写ベルト91は、複数のプロセスユニット42の感光ドラム71からトナー像を受け取る。1次転写ベルト91の外周面に転写されたトナー像は、1次転写ベルト91によって、2次転写ローラ94と1次転写ベルト91の外周面とが密着した転写ニップまで搬送される。転写ニップに印刷媒体Pが存在する場合、1次転写ベルト91の外周面に転写されたトナー像は、転写ニップにおいて、印刷媒体Pに転写される。
次に、画像形成装置1の定着に関する構成について説明する。
定着器20は、印刷媒体Pに転写されたトナーを溶融させ、トナー像を定着させる。定着器20は、システムコントローラ13の制御に基づいて動作する。定着器20は、印刷媒体Pに熱を与える加熱部材と、印刷媒体Pに圧力を与える加圧部材とを備える。例えば、加熱部材は、例えばヒートローラ95である。また、例えば、加圧部材は、プレスローラ96である。
ヒートローラ95は、図示されないモータにより回転する定着用回転体である。ヒートローラ95は、中空状に金属で形成された芯金と、芯金の外周上に形成された弾性層とを有する。ヒートローラ95は、中空状に形成された芯金の内側に配置されたヒータにより、高温に熱される。ヒータは、例えばハロゲンヒーターである。また、ヒータは、電磁誘導により芯金を熱するインダクションヒーティング(IH)ヒータであってもよい。
プレスローラ96は、ヒートローラ95に対向する位置に設けられる。プレスローラ96は、所定の外径で金属により形成された芯金と、芯金の外周上に形成された弾性層とを有する。プレスローラ96は、図示されないテンション部材から加わる応力によって、ヒートローラ95に対して圧力を加える。プレスローラ96からヒートローラ95に圧力が加わることにより、プレスローラ96とヒートローラ95とが密着したニップ(定着ニップ)が形成される。プレスローラ96は、図示されないモータにより回転する。プレスローラ96は、回転することにより、定着ニップに進入した印刷媒体Pを移動させるとともに、印刷媒体Pをヒートローラ95に押し当てる。
上記の構成により、ヒートローラ95及びプレスローラ96は、定着ニップを通過する印刷媒体Pに対して、熱及び圧力を加える。これにより、定着ニップを通過した印刷媒体Pにトナー像が定着する。定着ニップを通過した印刷媒体Pは、排紙搬送路32に導入され、筐体11の外部に排出される。なお、定着器20は、上記の構成に限定されない。定着器20は、フィルム状部材を介してトナー像が転写された印刷媒体Pに熱を与え、トナーを溶融させ定着させるオンデマンド方式で構成されていてもよい。
次に、システムコントローラ13による画像形成装置1の制御について説明する。
図3は、システムコントローラ13によるトナー補給に関する処理について説明する為のフローチャートである。
プロセッサ21は、トナーカートリッジ2が交換されたか否か判断する(ACT11)。例えば、プロセッサ21は、装填部41の蓋があけられた場合、トナーカートリッジ2が交換されたと判断する。また、トナーカートリッジ2に固有のIDが記憶されている場合、トナーカートリッジ2のIDが変わった場合にトナーカートリッジ2が交換されたと判断してもよい。また、プロセッサ21は、他の如何なる手段により、トナーカートリッジ2の交換を検出する構成であってもよい。
プロセッサ21は、トナーカートリッジ2が交換されていないと判断した場合(ACT11、NO)、後述のACT13の処理に移行する。
また、プロセッサ21は、トナーカートリッジ2が交換されたと判断した場合(ACT11、YES)、トナーカートリッジ2のメモリ53からデータを読み込む(ACT12)。例えば、プロセッサ21は、トナーカートリッジ2のメモリ53から「識別コード」、「トナー補給モータカウント値」、及び「ニアエンプティ閾値」などを読み込み、システムコントローラ13のメモリ22に記憶する。
例えば、トナーカートリッジ2のメモリ53において、アドレス「B001」に「識別コード」が記憶され、アドレス「B002」に「トナー補給モータカウント値」が記憶され、アドレス「B003」に「ニアエンプティ閾値」が記憶されているとする。この場合、プロセッサ21は、メモリ22のアドレス「A001」に「識別コード」を記憶し、アドレス「A002」に「トナー補給モータカウント値」を記憶し、アドレス「A003」に「ニアエンプティ閾値」を記憶する。
また、プロセッサ21は、画像形成装置1の電源がオンされた場合、ウォーミングアップ動作を実行する。プロセッサ21は、ウォーミングアップ動作の実行時に、トナーカートリッジ2のメモリ53から「識別コード」、「トナー補給モータカウント値」、及び「ニアエンプティ閾値」などを読み込み、メモリ22に記憶してもよい。
プロセッサ21は、ATCセンサ85の検出電圧に基づいて、現像剤容器81内のトナー濃度を確認する(ACT13)。
プロセッサ21は、トナー補給を行うか否か判断する(ACT14)。プロセッサ21は、ACT13において確認した現像剤容器81内のトナー濃度と、予め設定された基準濃度とに基づいて、トナー補給を行うか否か判断する。例えば、プロセッサ21は、トナー濃度が基準濃度よりも所定値以上低い場合、トナー補給動作をトナー補給モータ61に実行させると判断する。
プロセッサ21は、トナー補給を行わないと判断した場合(ACT14、NO)、後述するACT18の処理に移行する。
また、プロセッサ21は、トナー補給を行うと判断した場合(ACT14、YES)、トナー補給パターンを決定する(ACT15)。例えば、プロセッサ21は、トナー濃度と基準濃度との差分に応じて、トナー補給モータ61の駆動時間の異なる複数のトナー補給パターンのうち、1つを決定する。
具体的には、プロセッサ21は、トナー濃度[%]-基準濃度[%]>-0.3[%]
である場合、トナー補給を行わないと判断する。
また、プロセッサ21は、-0.3≧トナー濃度[%]-基準濃度[%]>-0.6[%]である場合、第1の補給パターンでトナー補給を行うと判断する。第1の補給パターンは、所定時間トナー補給モータ61を駆動させるトナー補給パターンである。
また、プロセッサ21は、-0.6≧トナー濃度[%]-基準濃度[%]>-0.9[%]である場合、第2の補給パターンでトナー補給を行うと判断する。
第2の補給パターンは、第1の補給パターンよりも長い時間トナー補給モータ61を駆動させるトナー補給パターンである。
また、プロセッサ21は、-0.9≧トナー濃度[%]-基準濃度[%]>-1.2[%]である場合、第3の補給パターンでトナー補給を行うと判断する。第3の補給パターンは、第2の補給パターンよりも長い時間トナー補給モータ61を駆動させるトナー補給パターンである。
また、プロセッサ21は、-1.2≧トナー濃度[%]-基準濃度[%]>-1.5[%]である場合、第4の補給パターンでトナー補給を行うと判断する。第4の補給パターンは、第3の補給パターンよりも長い時間トナー補給モータ61を駆動させるトナー補給パターンである。
また、プロセッサ21は、-1.5≧トナー濃度[%]-基準濃度[%]である場合、第5の補給パターンでトナー補給を行うと判断する。第5の補給パターンは、第4の補給パターンよりも長い時間トナー補給モータ61を駆動させるトナー補給パターンである。なお、第5の補給パターンは、現像剤容器81内のトナー濃度が著しく低い為、長時間トナー補給モータ61を駆動させる強制補給のトナー補給パターンである。第5の補給パターンは、例えば、トナー濃度[%]-基準濃度[%]が、-1.5%以上になるまで継続してトナー補給動作を行わせるパターンであってもよい。
プロセッサ21は、決定したトナー補給パターンを用いてトナー補給動作を実行する(ACT16)。即ち、プロセッサ21は、決定したトナー補給パターンに応じて、トナーカートリッジ2のトナー送出機構52を駆動するように、トナー補給モータ61を制御する。
プロセッサ21は、トナー補給モータ61の駆動量(駆動時間)をカウントし、トナー補給モータカウント値として積算する(ACT17)。トナー補給モータカウント値は、上記したように、システムコントローラ13のメモリ22のアドレス「A002」に記憶されている情報である。プロセッサ21は、トナー補給モータ61を駆動する毎に、駆動時間をカウントし、メモリ22のアドレス「A002」の値にカウントした値を加算する。これにより、システムコントローラ13のメモリ22のトナー補給モータカウント値は、トナー補給モータ61の駆動時間が逐次積算される。
プロセッサ21は、処理を終了するか否か判断する(ACT18)。例えば、プロセッサ21は、画像形成装置1の動作を終了する操作が行われた場合、処理を終了すると判断する。
プロセッサ21は、処理を終了しないと判断した場合(ACT18、NO)、ACT11の処理に移行する。これにより、プロセッサ21は、ACT11乃至ACT18の処理を繰り返し実行する。
また、プロセッサ21は、処理を終了すると判断した場合(ACT18、YES)、システムコントローラ13のメモリ22のアドレス「A002」の値を、トナーカートリッジ2のメモリ53のアドレス「B002」に書き込み、図3の処理を終了する。これにより、最新のトナー補給モータカウントが、トナーカートリッジ2のメモリ53に保持される。
図4は、システムコントローラ13による画素カウント値の積算について説明する為のフローチャートである。
システムコントローラ13のプロセッサ21は、印刷実行がされる毎に、図4の処理を実行する。例えば、プロセッサ21は、1枚の印刷が実行される毎に図4の処理を実行する構成であってもよいし、1つの印刷ジョブが完了する毎に図4の処理を実行する構成であってもよいし、複数枚の印刷が実行される毎に図4の処理を実行する構成であってもよい。本例では、プロセッサ21は、印刷実行がされる毎に、図4の処理を実行するものとする。
プロセッサ21は、印刷を実行するか否か判断する(ACT21)。
プロセッサ21は、印刷を実行しないと判断した場合(ACT21、NO)、後述するACT24の処理に移行する。
プロセッサ21は、印刷を実行すると判断した場合(ACT21、YES)、印刷用の画像データに基づいて、印刷を実行させる(ACT22)。即ち、プロセッサ21は、印刷媒体Pに画像を形成するように、搬送部18、画像形成部19、及び定着器20を制御する。
プロセッサ21は、印刷に用いた画像データの画素値をカウントし、積算し、画素カウント値を算出する(ACT23)。画像データの画素値は、色毎に印刷されるドットの数に対応する。より詳細には、画像データの画素値は、露光器43が感光体ドラム71に描く画素の数に対応する。即ち、プロセッサ21は、トナーカートリッジ2の対応する色毎に、印刷されるドットの数を画素カウント値として積算する。例えば、プロセッサ21は、メモリ22の所定の領域に、画素カウント値を記憶する。プロセッサ21は、印刷を実行し、画素値をカウントする毎に、メモリ22の所定の領域の画素カウント値にカウントした画素値を加算する。これにより、システムコントローラ13のメモリ22の画素カウント値は、印刷に応じて、トナーの各色毎に逐次積算される。なお、プロセッサ21がカウントし積算する画素値は、上記のように印刷するドット数に限られず、少なくとも画像データに基づいて使用されるトナーの量が反映されるものであれば、如何なるものであってもよい。
プロセッサ21は、処理を終了するか否か判断する(ACT24)。例えば、プロセッサ21は、画像形成装置1の動作を終了する操作が行われた場合、処理を終了すると判断する。
プロセッサ21は、処理を終了しないと判断した場合(ACT24、NO)、ACT21の処理に移行する。これにより、プロセッサ21は、ACT21乃至ACT24の処理を繰り返し実行する。
また、プロセッサ21は、処理を終了すると判断した場合(ACT24、YES)、図4の処理を終了する。
(第1の実施形態)
次に、第1の実施形態に係る画像形成装置1におけるトナー容器補給異常の判定に関する処理について説明する。画像形成装置1は、画素カウント値及びトナー補給モータカウント値に基づき、トナーカートリッジ2のトナー容器補給異常と、トナーエンプティとを判定する。
図5は、システムコントローラ13によるトナー容器補給異常及びトナーエンプティの判定について説明する為のフローチャートである。
システムコントローラ13のプロセッサ21は、予め設定された処理区間が終了する毎に、図5の処理を実行する。処理区間は、印刷枚数、画素カウント値、またはトナー補給モータカウント値によって決定される処理の単位である。
例えば、処理区間は、予め設定された印刷枚数によって決定される区間である。具体的には、プロセッサ21は、50枚印刷を行う毎に、図5の処理を実行するように構成されている。
なお、処理区間は、画素カウント値が予め設定された値だけ増加するまでの区間であってもよい。この場合、プロセッサ21は、画素カウント値が予め設定された値だけ増加する毎に、図5の処理を実行する。
また、例えば、処理区間は、トナー補給モータカウントが予め設定された値だけ増加するまでの区間であってもよい。この場合、プロセッサ21は、トナー補給モータカウントが予め設定された値だけ増加する毎に、図5の処理を実行する。
プロセッサ21は、予め設定された処理区間が終了したか否か判断する(ACT31)。なお、本例では、処理区間は、印刷枚数によって決定されるものとして説明する。この場合、プロセッサ21は、予め設定された印刷枚数(例えば50枚)の印刷を実行したか否か判断する。
プロセッサ21は、予め設定された処理区間が終了していないと判断した場合(ACT31、NO)、後述するACT41の処理に移行する。
プロセッサ21は、予め設定された処理区間が終了したと判断した場合(ACT31、YES)、処理区間における画素カウント値の増加分を算出する(ACT32)。即ち、プロセッサ21は、予め設定された印刷枚数(例えば50枚)の印刷中における画素カウント値の増加分を算出する。
また、プロセッサ21は、処理区間におけるトナー補給モータカウント値の増加分を算出する(ACT33)。即ち、プロセッサ21は、予め設定された印刷枚数(例えば50枚)の印刷中におけるトナー補給モータカウント値の増加分を算出する。
プロセッサ21は、画素カウント値の増加分と、トナー補給モータカウント値の増加分とに基づいて、トナー補給率を算出する(ACT34)。即ち、プロセッサ21は、処理区間が終了する毎に、トナー補給率を算出する。
トナー補給率は、処理区間におけるトナー使用量とトナー補給量との比率である。トナー使用量は、画素カウント値から推測することができる。トナー補給量は、トナー補給モータ61の駆動時間から推測することができる。プロセッサ21は、処理区間における画素カウント値の増加分と、トナー補給モータカウント値の増加分とに基づいて、トナー補給率を算出する。具体的には、プロセッサ21は、画素カウント値の増加分を、トナー補給モータカウント値の増加分で割った値を、トナー補給率として算出する。即ち、トナー補給率は、画素カウント値に対するトナー補給モータカウント値の比である。
プロセッサ21は、画像データの印字率の平均値を算出する(ACT35)。印字率は、画像の単位面積あたりに画像形成装置1により印刷可能なドット数に対して、画像データに基づき印刷するドット数の比率である。印字率における、画像の単位面積は、例えば、印刷媒体Pに対応する面積である。例えば、プロセッサ21は、処理区間中に印刷に用いた複数の画像データの印字率をそれぞれ算出し、印字率の平均値を算出する。なお、プロセッサ21は、印字率の平均値ではなく、印字率の中央値などを算出する構成であってもよい。
プロセッサ21は、算出した画像データの印字率の平均値に基づいて、トナー補給率と比較される閾値であるトナー補給率閾値を決定する(ACT36)。プロセッサ21は、印字率の平均値と、予め設定された制御テーブルとに基づいて、トナー補給率閾値を決定する。
トナー補給率閾値は、処理区間における画像データの印字率の増加に応じて増加するトナー補給率の閾値である。図6は、トナー補給率閾値の例について説明する為の説明図である。図6の横軸は、印字率を示す。図6の縦軸は、トナー補給率を示す。図6のグラフ97は、トナー補給率閾値を示す。図6に示されるように、トナー補給率閾値は、処理区間における画像データの印字率の増減に応じて増減する値である。例えば、トナー補給率閾値は、印字率に比例する値である。
上記のように、プロセッサ21は、現像剤容器81内のトナー濃度が基準濃度を所定値以上下回った場合、差分に応じた補給パターンでトナー補給モータ61を駆動し、トナーカートリッジ2からトナーを補給させる。トナー濃度と基準濃度との差分が同じ(同等の範囲内)である場合、補給パターンがほぼ同じになる為、トナー補給モータカウント値の増加分に差が生じない。しかしながら、画像データからカウントした画素カウント値は、画像データの印字率によって変化する。例えば、印字率が低い状態でトナー濃度が基準濃度を所定値以上下回った場合であっても、トナー補給モータ61の駆動量に変化が生じない。この為、トナー補給モータカウント値が過剰に積算される。即ち、印字率が低い状態である場合、トナー補給率も低下する。この為、トナー補給率閾値は、印字率が低い場合に低くなり、印字率が高い場合に高くなるように設定されている。
制御テーブルは、印字率とトナー補給率閾値との関係を示す情報である。例えば、制御テーブルは、印字率毎にトナー補給率閾値が対応付けられたテーブルとして構成される。即ち、制御テーブルは、印字率に応じてトナー補給率閾値が設定されたものである。また、制御テーブルは、印字率の上限と下限とから定まる複数の範囲毎に、トナー補給率閾値が対応付けられたテーブルとして構成されていてもよい。また、制御テーブルは、画像データの印字率とトナー補給率閾値との比例関係を示す関数として構成されていてもよい。
制御テーブルは、例えば、システムコントローラ13のメモリ22に予め保存されている。また、制御テーブルは、トナーカートリッジ2のメモリ53に保存されていてもよい。この場合、プロセッサ21は、例えば、図3のACT12のタイミング、または、他のタイミングで、トナーカートリッジ2のメモリ53から制御テーブルを読み出し、メモリ22に保存する。
プロセッサ21は、決定したトナー補給率閾値と、算出したトナー補給率とを比較し、トナー補給率がトナー補給率閾値以上であるか否か判断する(ACT37)。
プロセッサ21は、トナー補給率がトナー補給率閾値以上であると判断した場合(ACT37、YES)、後述するACT41の処理に移行する。
プロセッサ21は、トナー補給率がトナー補給率閾値未満であると判断した場合(ACT37、NO)、トナー補給モータカウント値が、予め設定されたトナー補給モータ閾値以上であるか否か判断する(ACT38)。
トナー補給モータ閾値は、トナー補給モータカウント値、即ち、トナー補給モータ61の駆動時間の積算値と比較される閾値である。トナー補給モータ閾値は、例えば、システムコントローラ13のメモリ22に予め保存されている。また、トナー補給モータ閾値は、例えば、ニアエンプティ閾値であってもよい。即ち、トナー補給モータ閾値は、トナーカートリッジ2のメモリ53に予め保存されていた値がシステムコントローラ13のメモリ22に記憶されたものであってもよい。
プロセッサ21は、トナー補給モータカウント値が、予め設定されたトナー補給モータ閾値未満であると判断した場合(ACT38、NO)、トナー容器補給異常と判断する(ACT39)。
トナー容器補給異常は、トナーカートリッジ2の異常の為、トナー補給モータを動作させてもトナーカートリッジ2からトナーが補給されない状態である。トナーカートリッジ2の異常は、例えば、トナーカートリッジ2のトナー送出機構52の異常、トナーカートリッジ2のトナーの補給口をふさぐシール材がついたままである状態、またはトナーカートリッジ2内が保管時に高温になってトナーが固まっている状態(固着状態)などがある。このようなトナー容器補給異常が生じている場合、トナー補給モータ61を動作させてもトナーカートリッジ2からトナーが補給されない為、現像剤容器81内のトナー濃度が復帰しない。
上記のように、プロセッサ21は、トナー補給モータカウント値がまだ少ない(トナー補給モータ閾値未満である)にも関わらず、トナー補給率がトナー補給率閾値未満である場合、トナー容器補給異常と判断する。例えば、プロセッサ21は、トナー容器補給異常が生じていることを示す情報を、表示部14のディスプレイに表示させる。これにより、プロセッサ21は、トナー送出機構52の異常、トナーカートリッジ2のトナーの補給口をふさぐシール材、トナーカートリッジ2内のトナーの固着などを確認することを、ユーザに促すことができる。
また、プロセッサ21は、トナー補給モータカウント値が、予め設定されたトナー補給モータ閾値以上であると判断した場合(ACT38、YES)、トナーエンプティと判断する(ACT40)。
トナーカートリッジ2内のトナーが残り少なくなってくると、トナー補給率が徐々に低下する。これは、トナーカートリッジ2内のトナーの減少によって、トナーカートリッジ2のトナー送出機構52の駆動量当たりのトナー供給量が低下し、同じ量のトナーを供給する為のトナー補給モータ61の駆動時間が長くなるためである。
プロセッサ21は、トナー補給モータカウント値が十分に増加した(トナー補給モータ閾値以上である)状態で、トナー補給率がトナー補給率閾値未満である場合、トナーカートリッジ2内に残っていないトナーエンプティであると判断する。例えば、プロセッサ21は、トナーエンプティであることを示す情報を、表示部14のディスプレイに表示させる。これにより、プロセッサ21は、トナーカートリッジ2内にトナーが残っていないことを、ユーザに報知することができる。
また、プロセッサ21は、ACT40とは別に、ATCセンサ85の検出結果に基づくトナーエンプティの判定を行う。例えば、プロセッサ21は、トナー濃度と基準濃度との差分が予め設定された値以上(例えば差分<-1.5%)であり、強制補給を行ってもトナー濃度が復帰しない場合、トナーエンプティと判定する。プロセッサ21は、例えば、ATCセンサ85の検出結果に基づくトナーエンプティの判定と、ACT40におけるトナーエンプティの判定とのいずれか、または両方に基いて、トナーエンプティを確定してもよい。
プロセッサ21は、処理を終了するか否か判断する(ACT41)。例えば、プロセッサ21は、画像形成装置1の動作を終了する操作が行われた場合、処理を終了すると判断する。
プロセッサ21は、処理を終了しないと判断した場合(ACT41、NO)、ACT31の処理に移行する。これにより、プロセッサ21は、ACT31乃至ACT41の処理を繰り返し実行する。
また、プロセッサ21は、処理を終了すると判断した場合(ACT41、YES)、図5の処理を終了する。
上記したように、第1の実施形態の画像形成装置1のシステムコントローラ13のプロセッサ21は、画像データの画素値の積算値である画素カウント値と、トナー補給モータ61の駆動時間の積算値であるトナー補給モータカウント値とに基づき、トナー補給率を算出する。プロセッサ21は、算出したトナー補給率と、画像データの印字率と、に基づいて、トナー容器補給異常を検出する。
このような構成によると、画像形成装置1は、印字率を考慮し、且つトナー補給率に基づいて、トナーカートリッジ2からトナーが補給されていない状態を早期に検出することができる。この結果、画像形成装置1は、トナー送出機構52の異常、トナーカートリッジ2のトナーの補給口をふさぐシール材、トナーカートリッジ2内のトナーの固着などを確認することを、ユーザに促すことができる。
また、プロセッサ21は、トナー補給モータカウント値が予め設定されたトナー補給モータ閾値(例えばニアエンプティ閾値)未満であり、且つトナー補給率がトナー補給率閾値未満である場合、トナー容器補給異常を検出する。また、プロセッサ21は、トナー補給モータカウント値が予め設定されたトナー補給モータ閾値以上であり、且つトナー補給率がトナー補給率閾値未満である場合、トナーエンプティを検出する。
このような構成によると、画像形成装置1は、トナーカートリッジ2からトナーが補給されていない状態が、トナーカートリッジ2のトナーの枯渇によるものなのか、トナーカートリッジ2の異常によるものなのかを判別することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る画像形成装置1におけるトナー容器補給異常の判定に関する処理について説明する。第1の実施形態と第2の実施形態とは、ハードウエアの構成に差異が無いため、制御内容の差異について説明する。
図7は、第2の実施形態のシステムコントローラ13によるトナー容器補給異常及びトナーエンプティの判定について説明する為のフローチャートである。
プロセッサ21は、予め設定された処理区間が終了したか否か判断する(ACT51)。
プロセッサ21は、予め設定された処理区間が終了していないと判断した場合(ACT51、NO)、後述するACT63の処理に移行する。
プロセッサ21は、予め設定された処理区間が終了したと判断した場合(ACT51、YES)、処理区間における画素カウント値の増加分を算出する(ACT52)。
また、プロセッサ21は、処理区間におけるトナー補給モータカウント値の増加分を算出する(ACT53)。
プロセッサ21は、画素カウント値の増加分と、トナー補給モータカウント値の増加分とに基づいて、トナー補給率を算出する(ACT54)。
プロセッサ21は、画像データの印字率の平均値を算出する(ACT55)。
プロセッサ21は、算出した画像データの印字率の平均値に基づいて、トナー補給率と比較される閾値であるトナー補給率閾値を決定する(ACT56)。
プロセッサ21は、決定したトナー補給率閾値と、算出したトナー補給率とを比較し、トナー補給率がトナー補給率閾値以上であるか否か判断する(ACT57)。
プロセッサ21は、トナー補給率がトナー補給率閾値以上であると判断した場合(ACT57、YES)、後述するACT63の処理に移行する。
プロセッサ21は、トナー補給率がトナー補給率閾値未満であると判断した場合(ACT57、NO)、トナー補給モータカウント値が、予め設定されたトナー補給モータ閾値(中間カウンタ閾値)以上であるか否か判断する(ACT58)。
中間カウンタ閾値は、トナー補給モータ閾値の一つであり、トナー補給モータカウント値、即ち、トナー補給モータ61の駆動時間の積算値と比較される閾値である。中間カウンタ閾値は、例えば、システムコントローラ13のメモリ22に予め保存されている。また、中間カウンタ閾値は、例えば、トナーカートリッジ2のメモリ53に予め保存されていた値がシステムコントローラ13のメモリ22に記憶されたものであってもよい。例えば、システムコントローラ13のプロセッサ21は、トナーカートリッジ2が交換された場合、または電源がオンされた場合に、トナーカートリッジ2のメモリ53から中間カウンタ閾値を読み込み、メモリ22に記憶する。
プロセッサ21は、トナー補給モータカウント値が、中間カウンタ閾値未満であると判断した場合(ACT58、NO)、トナー容器補給異常(封止用のシール材が除去されていない)と判断する(ACT59)。この場合、プロセッサ21は、トナー容器補給異常が生じていることを示す情報、または、封止用のシール材を除去することを促す情報を、表示部14のディスプレイに表示させる。これにより、プロセッサ21は、トナーカートリッジ2のトナーの補給口をふさぐシール材を確認することを、ユーザに促すことができる。
プロセッサ21は、トナー補給モータカウント値が、中間カウンタ閾値以上であると判断した場合(ACT58、YES)、トナー補給モータカウント値が、予め設定されたトナー補給モータ閾値(ニアエンプティ閾値)以上であるか否か判断する(ACT60)。
プロセッサ21は、トナー補給モータカウント値が、ニアエンプティ閾値未満であると判断した場合(ACT60、NO)、トナー容器補給異常、即ちトナーカートリッジ2のトナー送出機構52に異常がある、またはトナーカートリッジ2内のトナーが固まっている状態(固着状態)であると判断する(ACT61)。この場合、プロセッサ21は、トナーカートリッジ2のトナー送出機構52に異常がある、またはトナーカートリッジ2内のトナーが固まっている状態(固着状態)であることを示す情報を、表示部14のディスプレイに表示させる。これにより、プロセッサ21は、トナー送出機構52の異常、またはトナーカートリッジ2内のトナーの固着状態を確認することを、ユーザに促すことができる。
また、プロセッサ21は、トナー補給モータカウント値が、ニアエンプティ閾値以上であると判断した場合(ACT60、YES)、トナーエンプティと判断する(ACT62)。この場合、プロセッサ21は、トナーエンプティであることを示す情報を、表示部14のディスプレイに表示させる。これにより、プロセッサ21は、トナーカートリッジ2内にトナーが残っていないことを、ユーザに報知することができる。
プロセッサ21は、処理を終了するか否か判断する(ACT63)。例えば、プロセッサ21は、画像形成装置1の動作を終了する操作が行われた場合、処理を終了すると判断する。
プロセッサ21は、処理を終了しないと判断した場合(ACT63、NO)、ACT51の処理に移行する。これにより、プロセッサ21は、ACT51乃至ACT63の処理を繰り返し実行する。
また、プロセッサ21は、処理を終了すると判断した場合(ACT63、YES)、図7の処理を終了する。
上記したように、第2の実施形態の画像形成装置1のシステムコントローラ13のプロセッサ21は、トナー補給モータカウント値が予め設定された中間カウンタ閾値未満であり、且つトナー補給率がトナー補給率閾値未満である場合、トナー容器補給異常と判断する。さらに、プロセッサ21は、シール材を除去することをユーザに促す。これにより、トナーカートリッジ2のトナーの補給口に封止用のシール材がついたままであることを、早期にユーザに報知することができる。
また、プロセッサ21は、トナー補給モータカウント値が予め設定された中間カウンタ閾値以上ニアエンプティ閾値未満であり、且つトナー補給率がトナー補給率閾値未満である場合、トナー容器補給異常と判断する。さらに、プロセッサ21は、トナーカートリッジ2のトナー送出機構52の確認、またはトナーカートリッジ2内のトナーの固着の確認をユーザに促す。これにより、トナーカートリッジ2における異常が発生していることを、早期にユーザに報知することができる。
なお、トナー補給モータ閾値は、さらに細分化されていてもよい。これにより、より種々の状況をユーザに報知する、またはユーザに確認を促す項目を増やすことができる。
なお、上述の各実施の形態で説明した機能は、ハードウエアを用いて構成するに留まらず、ソフトウエアを用いて各機能を記載したプログラムをコンピュータに読み込ませて実現することもできる。また、各機能は、適宜ソフトウエア、ハードウエアのいずれかを選択して構成するものであっても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…画像形成装置、2…トナーカートリッジ、11…筐体、12…通信インタフェース、13…システムコントローラ、14…表示部、15…操作インタフェース、16…用紙トレイ、17…排紙トレイ、18…搬送部、19…画像形成部、20…定着器、21…プロセッサ、22…メモリ、31…給紙搬送路、32…排紙搬送路、33…ピックアップローラ、41…装填部、42…プロセスユニット、43…露光器、44…転写機構、51…トナー収容容器、52…トナー送出機構、53…メモリ、61…トナー補給モータ、71…感光ドラム、72…クリーナ、73…帯電チャージャ、74…現像器、81…現像剤容器、82…撹拌機構、83…現像ローラ、84…ドクターブレード、85…ATCセンサ、91…1次転写ベルト、92…2次転写対向ローラ、93…1次転写ローラ、94…2次転写ローラ、95…ヒートローラ、96…プレスローラ。

Claims (5)

  1. 感光ドラムと、
    画像データに基づいて前記感光ドラムを露光する露光器と、
    トナーカートリッジから供給されたトナーにより前記感光ドラム上にトナー像を形成させる現像器と、
    前記現像器内のトナー濃度を検出するトナー濃度センサと、
    前記トナー濃度に基づいて、前記トナーカートリッジから前記現像器にトナーを補給させるトナー補給モータと、
    前記画像データの画素値の積算値である画素カウント値と前記トナー補給モータの駆動時間の積算値であるトナー補給モータカウント値とに基づき算出されたトナー補給率と、前記画像データの印字率と、に基づいて、トナー容器補給異常を検出するプロセッサと、
    を具備する画像形成装置。
  2. 前記プロセッサは、
    所定の処理区間における前記画素カウント値の増加分と前記トナー補給モータカウント値の増加分とに基づき前記トナー補給率を算出し、
    前記処理区間における前記画像データの印字率に基づいてトナー補給率閾値を決定し、
    前記トナー補給率が前記トナー補給率閾値未満である場合、トナー容器補給異常を検出する、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記プロセッサは、
    前記トナー補給モータカウント値が予め設定されたトナー補給モータ閾値未満であり、且つ前記トナー補給率が前記トナー補給率閾値未満である場合、トナー容器補給異常を検出し、
    前記トナー補給モータカウント値が予め設定されたトナー補給モータ閾値以上であり、且つ前記トナー補給率が前記トナー補給率閾値未満である場合、トナーエンプティを検出する、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記トナー補給率閾値は、前記処理区間における前記画像データの印字率が低い場合に低くなり、印字率が高い場合に高くなる値である請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 感光ドラムと、画像データに基づいて前記感光ドラムを露光する露光器と、トナーカートリッジから供給されたトナーにより前記感光ドラム上にトナー像を形成させる現像器と、前記現像器内のトナー濃度を検出するトナー濃度センサと、前記トナー濃度に基づいて、前記トナーカートリッジから前記現像器にトナーを補給させるトナー補給モータと、プロセッサと、を具備する画像形成装置の制御方法であって、
    前記プロセッサは、前記画像データの画素値の積算値である画素カウント値と前記トナー補給モータの駆動時間の積算値であるトナー補給モータカウント値とに基づき算出されたトナー補給率と、前記画像データの印字率と、に基づいて、トナー容器補給異常を検出する
    画像形成装置の制御方法。
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