JP7367457B2 - セキュリティーシステム及び電子機器 - Google Patents

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本発明は、セキュリティーシステム及び電子機器に関し、特に、電子機器に保存されている機密情報の漏洩を防止する技術に関する。
複写機や複合機等の電子機器には、個人情報等の機密性の高い情報が保存されている場合がある。そのため、情報漏洩の対策が必要となる。下記の特許文献1には、印刷データを送信元から相手先に送信するときに、機密性の高い情報が漏洩することを防止する技術が記載されている。下記の特許文献2には、操作に関わる権限の無いユーザーが画像形成装置の近くにいる場合に、情報漏洩対策処理(情報の閲覧を防止する処理や警告表示)を実行することが記載されている。
特開2009-157883号公報 特開2019-075744号公報
近年、複合機等の小型化が進み、持ち運びが容易になっている。言い換えれば、悪意のある者は、複合機等を簡単に他の場所に移動することができる。上記の特許文献1,2に記載の技術によれば、情報の閲覧をある程度防止できるが、機器が盗まれてしまうと電子機器を自由に操作されてしまうため、情報漏洩の効果が十分ではない。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、電子機器からの機密情報の漏洩をより効果的に防止可能にすることを目的とする。
本発明の一局面に係るセキュリティーシステムは、電子機器と、当該電子機器と通信可能な信号送信機と、を備えるセキュリティーシステムであって、前記信号送信機は、第1近距離無線通信部と、予め定められた信号を、前記第1近距離無線通信部を介して、その周囲に繰り返して送信する信号送信部と、を備え、前記電子機器は、第2近距離無線通信部と、前記第2近距離無線通信部が前記信号を受信していない場合、前記機密情報の漏洩を防止するための予め定められた漏洩防止処理を実行し、前記第2近距離無線通信部が前記信号を受信している場合には、前記漏洩防止処理を実行しない第1処理実行部と、を備える。
また、本発明の一局面に係る電子機器は、信号送信機と近距離無線通信が可能な第2近距離無線通信部と、前記第2近距離無線通信部が前記信号送信機から予め定められた信号を受信していない場合、前記機密情報の漏洩を防止するための予め定められた漏洩防止処理を実行し、前記第2近距離無線通信部が前記信号送信機から前記予め定められた信号を受信している場合には、前記漏洩防止処理を実行しない第1処理実行部と、を備える。
本発明によれば、電子機器が信号送信機から予め定められた信号を受信できず、本来設置されているはずの場所から移動している可能性が高い(盗まれている可能性がある)場合に、予め定められた漏洩防止処理が実行されるので、当該状態にある電子機器からの機密情報の漏洩を防止することが可能になる。
本発明の一実施形態に係るセキュリティーシステムを構成する電子機器の一例としての画像形成装置及び信号送信機の主要内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。 第1実施形態に係る画像形成装置で行われる処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るセキュリティーシステムの全体を示す図である。 第2実施形態に係るセキュリティーシステムを構成する電子機器の一例としての画像形成装置及び信号送信機の主要内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。 第2実施形態に係る画像形成装置で行われる処理の一例示すフローチャートである。 第2実施形態に係る信号送信機で行われる処理の一例を示すフローチャートである。 第3実施形態に係るセキュリティーシステムを構成する電子機器の一例としての画像形成装置の主要内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。 第3実施形態に係るセキュリティーシステムを構成する管理装置としてのサーバーの主要内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。 第4実施形態に係るセキュリティーシステムの全体を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る電子機器及びセキュリティーシステムについて図面を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係るセキュリティーシステムを構成する、電子機器の一例としての画像形成装置及び信号送信機の主要内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。
信号送信機2は、例えばBeacon送信機であり、第1近距離無線通信部21及び信号送信部22を含んで構成される。例えば、信号送信機2は、企業の室内に配設されている。画像形成装置1は、信号送信機2と通信可能な範囲内に設置される。本実施形態では、信号送信機2としてBeacon送信機が用いられる例を説明する。
第1近距離無線通信部21は、近距離無線通信を可能にする通信インターフェイスであり、例えば、Bluetooth(登録商標)に基づく通信インターフェイスである。
信号送信部22は、例えば、IC(集積回路)からなり、予め定められた信号SG1を、第1近距離無線通信部21を介して、その周囲に繰り返して送信する制御を行う。
画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、及びファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えた複合機であり、制御ユニット10、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12、記憶装置71、定着部13、給紙部14、操作部47、ネットワーク通信部91、及び第2近距離無線通信部81を含んで構成されている。
画像形成装置1で原稿読取動作が行われる場合について説明する。原稿給送部6により原稿読取部5へ供給された原稿、又は図略のコンタクトガラス上に載置されている原稿の画像を、原稿読取部5が光学的に読み取り、そして画像データを生成する。原稿読取部5により生成された画像データは、図略の画像メモリー等に保存される。
画像形成装置1で画像形成動作が行われる場合について説明する。原稿読取動作により生成された画像データや、画像メモリー等に記憶されている画像データ、ネットワーク接続された外部装置としてのコンピューターから受信した画像データ等に基づいて、画像形成部12が、給紙部14から給紙される記録媒体としての記録紙にトナー像を形成する。
記憶装置71は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)等であり、各種の制御プログラムを記憶すると共に、各種情報を記憶する。なお、記憶装置71に記憶される情報には、個人情報等の機密情報が含まれる。
定着部13は、画像形成部12によりトナー像が形成された記録紙を加熱及び加圧して、トナー像を記録紙に定着させるものであり、定着処理が施された記録紙は図略の排出トレイに排出される。給紙部15は、給紙カセットを備える。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理について、操作者から、画像形成動作実行指示等の指示を受け付ける。操作部47は、操作者への操作案内等を表示する表示部473を備えている。
表示部473は、例えば、LCD(liquid crystal display)等からなり、タッチパネルを備える。タッチパネルは、表示部473の画面に表示されるボタン又はキーに操作者が触れることに基づいて、操作者が触れた位置に対応する操作指示を受け付ける。
ネットワーク通信部91は、ローカルエリア内、又はインターネット上の外部装置と種々のデータの送受信を行う通信インターフェイスである。
第2近距離無線通信部81は、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信を行う通信インターフェイスである。第2近距離無線通信部81は、画像形成装置1と通信可能な範囲内に配設されている信号送信機2から送信される信号SG1を受信する。
制御ユニット10は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及び専用のハードウェア回路を含んで構成される。プロセッサーは、例えばCPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、又はMPU(Micro Processing Unit)等である。制御ユニット10は、制御部100と、操作受付部101と、第1処理実行部102と、を備えている。更に、制御ユニット10は、メモリー110を備えている。
制御ユニット10は、記憶装置71等に記憶されている制御プログラムに従った上記プロセッサーによる動作により、制御部100、操作受付部101、及び第1処理実行部102として機能するものである。但し、制御部100等は、制御ユニット10による制御プログラムに従った動作によらず、それぞれハードウェア回路により構成することも可能である。以下、特に触れない限り、各実施形態について同様である。
制御部100は、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。制御部100は、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12、記憶装置71、定着部13、給紙部14、操作部47、ネットワーク通信部91、及び第2近距離無線通信部81と接続され、これら各部の駆動制御等を行う。
操作受付部101は、操作部47を介したユーザーからの操作入力を受け付ける。操作受付部101は、操作部47が備えるハードキーに対するユーザー操作を受け付け、更には、表示部473に表示されている操作画面に対するユーザー操作(タッチ操作)を、表示部473が有するタッチパネルを介して受け付ける。
メモリー110は、不揮発性メモリー等であり、画像形成部12による画像形成時、又は原稿読取部5による原稿読取時等に一時的に画像データを記憶する。
第1処理実行部102は、第2近距離無線通信部81が信号送信機2から送信される信号SG1を受信していない場合、予め指定された機密情報の漏洩を防止するための予め定められた漏洩防止処理を実行する。一方、第1処理実行部102は、第2近距離無線通信部81が信号SG1を受信している場合には、上記漏洩防止処理を実行しない。当該漏洩防止処理としては、メモリー110又は記憶装置71に保存されている上記機密情報を消去する処理や、画像形成装置1に対して、パスワード入力操作を除いて一切の操作を禁止する処理が挙げられる。
例えば、第1処理実行部102による漏洩防止処理の実行により「一切の操作を禁止する処理」が実行されているときに、制御部100が、操作受付部101が入力を受け付けたパスワードが正規のものであると判断した場合、画像形成装置1に対する部分的な使用を可能とする。但し、制御部100は、機密情報へのアクセスは禁止したままとする。また、使用可能とする機能については、ユーザーが操作受付部101を介して事前に設定できるようにし、制御部100は、ユーザーによる設定内容を記憶装置71に記憶させておき、当該設定内容に基づいて、画像形成装置1の使用を制限する。
次に、第1実施形態に係る画像形成装置1で行われる処理P1の一例について、図2に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理P1は、信号送信機2からの信号SG1の送信に応じて定期的に実行される。
まず、制御部100は、第2近距離無線通信部81が信号送信機2から送信される信号SG1を受信したか否かを判断する(S1)。制御部100が、第2近距離無線通信部81が信号SG1を受信したと判断した場合(S1でYES)、処理P1を終了する。すなわち、第1処理実行部102は、第2近距離無線通信部81が信号SG1を受信している場合には、上記漏洩防止処理を実行しない。
一方、制御部100が、第2近距離無線通信部81が信号SG1を受信していないと判断した場合(S1でNO)、第1処理実行部102が、上記漏洩防止処理を実行する(S2)。この後、処理P1は終了する。例えば、第2近距離無線通信部81が信号SG1を受信していないときは、信号送信機2との通信可能範囲内から画像形成装置1が移動しており、画像形成装置1が盗まれた可能性があるためである。
上記第1実施形態によれば、信号送信機2から送信される信号SG1を第2近距離無線通信部81が受信していない(画像形成装置1が盗まれた可能性がある)場合、上記漏洩防止処理が実行されるので、盗まれた画像形成装置1からの機密情報の漏洩を防止することが可能となる。
ところで、第2近距離無線通信部81が信号送信機2から送信される信号SG1を受信しない理由としては、画像形成装置1が移動させられた場合だけでなく、信号送信機2や第2近距離無線通信部81の故障が考えられる。
そのため、第2近距離無線通信部81が信号SG1を受信していないと判断しただけで、記憶装置71に保存されている機密情報を消去すると、ユーザーは当該機密情報を記憶装置71に保存し直さなければならず、不便である。
そこで、別の実施形態として、第1処理実行部102は、第2近距離無線通信部81が上記信号を受信していない状態が予め定められた回数発生するまでは上記漏洩防止処理(例えば機密情報を消去)を実行せず、第2近距離無線通信部81が上記信号を受信していない状態が当該予め定められた回数発生したときに上記漏洩防止処理を実行するようにしてもよい。例えば、第1処理実行部102は、電源オン(上記信号を受信していない状態の発生)の1回目では、画像形成装置1が本来設置されるべき場所に存在しないことを示す警告メッセージを表示部473に表示し、電源オンの2回目では、画像形成装置1に対する操作を制限する処理を行い、電源オンの3回目で、上記漏洩防止処理として機密情報を消去する処理を行う。
図3は、第2実施形態に係るセキュリティーシステムの全体を示す図である。図4は、第2実施形態に係るセキュリティーシステムを構成する電子機器としての画像形成装置及び信号送信機の主要内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。
セキュリティーシステム11は、インターネット等のネットワーク上に存在する画像形成装置1と、信号送信機2と、管理装置としてのサーバー3と、を含んで構成されている。画像形成装置1と、信号送信機2と、サーバー3とは、ネットワークを通じて互いに接続されて通信可能である。
図4に示した画像形成装置1は、図1に示した画像形成装置とは、制御ユニット10が応答部103を備える点で相違し、図4に示した信号送信機2は、図1に示した信号送信機とは、ネットワーク通信部23及び情報送信部24を更に備える点で相違する。
応答部103は、第2近距離無線通信部81が信号送信機2から送信される信号SG1を受信すると、信号SG1に対する応答信号SG2を、第2近距離無線通信部81を介して発信する制御を行う。
画像形成装置1(応答部103)から発信された応答信号SG2は、画像形成装置1と通信可能範囲内に配設されている信号送信機2(第1近距離無線通信部21)によって受信される。
信号送信機2においては、ネットワーク通信部23は、ローカルエリア内、又はインターネット上の外部装置と種々のデータの送受信を行う通信インターフェイスである。
情報送信部24は、例えば、IC(集積回路)からなり、第1近距離無線通信部21による応答信号SG2の受信状況を示す情報を、ネットワーク通信部23を介し、ネットワークを通じてサーバー3に送信する制御を行う。
画像形成装置1が、信号送信機2との通信可能範囲内の位置を本来存在すべき場所として、当該位置に設置されている場合、画像形成装置1は信号SG1に対する応答信号SG2を送信するので、信号送信機2(第1近距離無線通信部21)は応答信号SG2を受信できるはずである。
すなわち、信号送信機2が信号SG1の送信後、画像形成装置1から応答信号SG2を受信できた場合、画像形成装置1は本来存在すべき場所に設置されているといえる。一方、信号送信機2が信号SG1の送信後、画像形成装置1から応答信号SG2を受信できなかった場合、画像形成装置1は本来存在すべき場所に設置されていない可能性が高いといえる。
次に、第2実施形態に係る画像形成装置1で行われる処理P2の一例について、図5に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理P2も、信号送信機2からの信号SG1の送信に応じて定期的に実行される。
まず、制御部100は、第2近距離無線通信部81が信号送信機2から送信される信号SG1を受信したか否かを判断する(S11)。制御部100が、第2近距離無線通信部81が信号SG1を受信したと判断した場合(S11でYES)、応答部103は、信号SG1に対する応答信号SG2を、第2近距離無線通信部81を介して発信する(S12)。この後、処理P2を終了する。
一方、制御部100が、第2近距離無線通信部81が信号SG1を受信していないと判断した場合(S11でNO)、制御部100が、第2近距離無線通信部81が信号SG1を受信していない(画像形成装置1が移動させられ、信号送信機2に近い場所に存在していない可能性が高い)と判断した場合(S11でNO)、画像形成装置1が盗まれた可能性があるので、第1処理実行部102が、上記漏洩防止処理を実行し(S13)、処理P2を終了する。
続いて、図5に示した処理に伴って、第2実施形態に係る信号送信機2で行われる処理P3の一例について、図6に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理P3は、予め定められた時間(例えば20秒)毎に定期的に実行される。
信号送信部22は、信号SG1を、第1近距離無線通信部21を介して送信(発信)する(S21)。そして、情報送信部24は、第1近距離無線通信部21が画像形成装置1から送信されてくる応答信号SG2を受信したか否かを判断する(S22)。
情報送信部24は、第1近距離無線通信部21が応答信号SG2を受信したと判断した場合(S22でYES)、この受信時の日時情報を、内蔵されている計時部(図示せず)から取得し、取得した日時情報と、画像形成装置1からの応答があった旨を示す情報とを一緒に、ネットワーク通信部23を介してネットワークを通じてサーバー3に送信する(S23)。この後、処理P3を終了する。
一方、情報送信部24は、S21での信号SG1の送信後一定期間(例えば、3秒)経過しても、第1近距離無線通信部21が応答信号SG2を受信しなかったと判断した場合(S22でNO)、この一定時間経過時の日時情報を上記計時部から取得し、取得した日時情報と一緒に、画像形成装置1からの応答がなかった旨を示す情報とを、ネットワーク通信部23を介し、ネットワークを通じてサーバー3に送信する(S24)。この後、処理P3を終了する。
上記第2実施形態によれば、信号送信機2から送信された信号SG1に対する画像形成装置1の応答状況を示す情報がサーバー3に送信されるので、信号送信機2での応答信号SG2の受信履歴をサーバー3で保存することが可能となる。これにより、サーバー3で画像形成装置1の状況を管理することが可能となる。また、上記情報は定期的にサーバー3に送信されることになるので、サーバー3には最新の情報が保存される。
また、例えば、サーバー3は、上記情報が示す画像形成装置1からの応答がない旨から、画像形成装置1が盗難された可能性があると判定する、あるいは、応答がなくなった日時に基づいて、盗難されたと予想される日時を判定することが可能になる。なお、ここで「予想」としたのは、必ずしも盗難ではなく、画像形成装置1の電源が単にオフされている場合や故障等が考えられるからである。
また、信号送信機2と画像形成装置1との信号のやり取りにおいて、上記のようにBluetoothを用いることで、信号送信機2は画像形成装置1までの距離及び相対的な方向を検知することができる。すなわち、信号送信機2は、画像形成装置1から受信する信号に基づいて、当該画像形成装置1の位置情報を取得することが可能となる。このため、信号送信機2は、情報送信部24から、画像形成装置1からの応答がある旨と一緒に画像形成装置1の位置情報をサーバー3に送信してもよい。これにより、サーバー3は、画像形成装置1の位置についても管理可能になる。
図7は、第3実施形態に係るセキュリティーシステムを構成する電子機器の一例としての画像形成装置の主要内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。図8は、第3実施形態に係るセキュリティーシステムを構成する管理装置としてのサーバーの主要内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。第3実施形態に係るセキュリティーシステムの全体構成は、図3に示したものと同様である。
セキュリティーシステム11は、インターネット等のネットワーク上に存在する画像形成装置1と、信号送信機2と、更に、管理装置としてのサーバー3と、を含んで構成されている。なお、第3実施形態では、画像形成装置1と、サーバー3は、ネットワークを通じて互いに接続されて通信が可能とされている。
図7に示した画像形成装置1は、図4に示した画像形成装置に加え、制御ユニット10が第2処理実行部104を更に備える点で相違する。図4に示した構成と同様の構成は説明を省略する。第3実施形態では、信号送信機2は、第1近距離無線通信部21が画像形成装置1から応答信号SG2を受信したとき、上記のように当該画像形成装置1までの距離及び相対的な方向を検知して、情報送信部24から、当該画像形成装置1についての、当該検知した距離及び方向を示す位置情報をサーバー3に送信する。
サーバー3は、画像形成装置1を管理するサーバーである。サーバー3は、制御ユニット31と、ネットワーク通信部32と、記憶装置33と、を備える。
ネットワーク通信部32は、ローカルエリア内、又はインターネット上の外部装置と種々のデータの送受信を行う通信インターフェイスである。
記憶装置33は、HDD又はSSD等であり、各種の制御プログラムを記憶すると共に、各種情報を記憶する。
制御ユニット31は、プロセッサー、RAM、ROM、及び専用のハードウェア回路を含んで構成される。プロセッサーは、例えばCPU、ASIC、又はMPU等である。制御ユニット31は、制御部310と、取得部311と、指令送信部312と、第1判断部313と、を備えている。
制御ユニット31は、記憶装置33に記憶されている制御プログラムに従った上記プロセッサーによる動作により、制御部310、取得部311、指令送信部312、及び第1判断部313として機能するものである。
制御部310は、サーバー3の全体的な動作制御を司る。制御部310は、ネットワーク通信部32及び記憶装置33と接続され、これら各部の駆動制御等を行う。
取得部311は、ネットワーク通信部32を介し、ネットワークを通じて上記位置情報を信号送信機2から取得する制御を行う。
指令送信部312は、取得部311が取得した位置情報に基づいて、当該位置情報が示す位置に応じた、画像形成装置1に保存されている機密情報の漏洩を防止する予め定められた漏洩防止処理(具体例は上述した漏洩防止処理と同様)を画像形成装置1に実行させる指令信号を、ネットワーク通信部32を介し、ネットワークを通じて画像形成装置1に送信する。
第1判断部313は、取得部311が取得した上記位置情報に基づいて、予め設定された位置(例えば、画像形成装置1の正規ユーザーが使用するオフィス)から画像形成装置1が移動したか否かを判断する。当該予め設定された位置は、サーバー3と通信可能な各画像形成装置1について、記憶装置33が記憶している。
指令送信部312は、第1判断部313により画像形成装置1が当該画像形成装置1についての上記予め設定された位置から移動したと判断された場合に、上記指令信号を画像形成装置1に送信する。
画像形成装置1の第2処理実行部104は、ネットワーク通信部91が受信した上記指令信号に従って、当該指令信号が示す漏洩防止処理を実行する。
上記第3実施形態によれば、画像形成装置1が予め設定された位置から移動する(画像形成装置1が盗まれた可能性が高い)と、サーバー3から画像形成装置1に指令信号が送信されるので、画像形成装置1の電源がオンにされて当該画像形成装置1がネットワークに繋がる状態になったとき、上記指令信号に従った漏洩防止処理が画像形成装置1において実行される。従って、画像形成装置1が盗まれても当該画像形成装置1から機密情報が漏洩することを防止可能となる。
また、上記第3実施形態では、第1判断部313が、予め設定された位置から画像形成装置1が移動したと判断した場合、サーバー3が画像形成装置1に対して指令信号を送信しているが、別の実施形態として、制御ユニット31が、上記位置情報に基づいて、予め設定された安全エリアに画像形成装置1が存在するか否かを判断する第2判断部を備え、指令送信部312が、上記第2判断部によって安全エリアに画像形成装置1が存在しないと判断された場合に、上記指令信号を画像形成装置1に送信するようにしてもよい。
例えば、企業等では、複数のオフィスや工場等が存在することが多いので、その敷地内を安全エリアとして事前に記憶装置33に設定しておき、第2判断部が上記位置情報及び当該安全エリアに基づいて、安全エリアに画像形成装置1が存在するか否かを判断する。
更に別の実施形態として、制御ユニット31が、予め設定された危険エリアに画像形成装置1が存在するか否かを判断する第3判断部を備え、指令送信部312は、上記第3判断部が上記位置情報に基づいて危険エリアに画像形成装置1が存在すると判断した場合、指令信号を画像形成装置1に送信するようにしてもよい。例えば、違法な輸出に使用される可能性のある港や倉庫を危険エリアとして事前に記憶装置33に設定することで、機密情報が海外に流れるのを防止する。
また、上記第3実施形態では、取得部311が、画像形成装置1の存在する位置情報を取得する場合について説明しているが、第4実施形態としては、取得部311が、信号送信機2を介して、画像形成装置1の存在する環境情報を、信号送信機2を介して画像形成装置1から取得するようにし、第4判断部により当該環境情報に基づいて画像形成装置1が危険エリアにあると判断されたときに指令送信部312が、取得部311が取得した上記環境情報に基づいて、当該環境情報が示す環境に応じた、機密情報の漏洩を防止するための予め定められた漏洩防止処理を画像形成装置1に実行させる指令信号を、ネットワーク通信部32を介し、ネットワークを通じて画像形成装置1に送信するようにしてもよい。
例えば、画像形成装置1が通常の使用状態ではあり得ない高温多湿な環境に存在する場合、画像形成装置1が盗まれ、運搬されている可能性が高いと考えられるので、指令送信部312は、第4判断部により画像形成装置1が危険エリアにあると判断されたとき、上記指令信号を画像形成装置1に送信する。なお、環境情報については、画像形成装置1に温度検出センサー又は湿度検出センサーを設置し、制御部100による制御の下で、これらセンサーから得られた情報をネットワーク通信部91が、画像形成装置1からネットワークを通じてサーバー3に送信する。
なお、第4実施形態として、信号送信機2を介さず、画像形成装置1のネットワーク通信部91が、上記位置情報又は環境情報を、ネットワークを通じて、サーバー3に送信し、サーバー3がこれら情報を受信するようにしてもよい。この場合、セキュリティーシステム11に信号送信機2は不要である(図9参照)。
本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。また、上記実施形態では、本発明に係る電子機器の一例として画像形成装置を用いて説明しているが、これは一例に過ぎず、他の電子機器でもよい。また、図1乃至図9を用いて説明した上記実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
2 信号送信機
3 サーバー
11 セキュリティーシステム
12 画像形成部
21 第1近距離無線通信部
22 信号送信部
23,32,91 ネットワーク通信部
24 情報送信部
81 第2近距離無線通信部
102 第1処理実行部
103 応答部
104 第2処理実行部
311 取得部
312 指令送信部
313 第1判断部

Claims (5)

  1. 電子機器と、当該電子機器と通信可能な信号送信機と、を備えるセキュリティーシステムであって、
    前記信号送信機は、
    第1近距離無線通信部と、
    予め定められた信号を、前記第1近距離無線通信部を介して、その周囲に繰り返して送信する信号送信部と、を備え、
    前記電子機器は、
    第2近距離無線通信部と、
    前記第2近距離無線通信部が前記信号を受信していない場合、機密情報の漏洩を防止するための予め定められた漏洩防止処理を実行し、前記第2近距離無線通信部が前記信号を受信している場合には、前記漏洩防止処理を実行しない第1処理実行部と、を備え
    更に、前記電子機器は、
    前記第2近距離無線通信部が前記信号を受信すると、前記信号に対する応答信号を、前記第2近距離無線通信部を介して発信する応答部を備え、
    前記信号送信機は、
    ネットワークを通じて、前記電子機器を管理する管理装置とデータ通信を行うネットワーク通信部と、
    前記第1近距離無線通信部による前記応答信号の受信状況を示す情報を、前記ネットワーク通信部を介して前記管理装置に送信する情報送信部と、を備え、
    前記電子機器を管理する管理装置を更に備え、
    前記信号送信機は、
    前記情報送信部が、前記ネットワーク通信部を介して、前記電子機器の存在する位置情報又は環境情報を前記電子機器から得て前記管理装置に送信し、
    前記管理装置は、
    ネットワークを通じて外部とデータ通信を行う管理側ネットワーク通信部と、
    前記管理側ネットワーク通信部を介し、前記ネットワークを通じて前記電子機器の存在する位置情報又は環境情報を前記信号送信機から取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記位置情報又は前記環境情報に基づいて、前記位置情報が示す位置又は前記環境情報が示す環境に応じた、予め定められた漏洩防止処理を前記電子機器に実行させる指令信号を、前記管理側ネットワーク通信部を介し、前記ネットワークを通じて前記電子機器に送信する指令送信部と、を備え、
    前記電子機器は、
    前記ネットワークを通じて前記管理装置とデータ通信を行う機器側ネットワーク通信部と、
    前記機器側ネットワーク通信部が前記管理装置から受信した前記指令信号に従って、当該指令信号が示す前記漏洩防止処理を実行する第2処理実行部と、を備える、セキュリティーシステム。
  2. 前記管理装置は、前記取得部が取得した前記位置情報に基づいて、予め設定された位置から前記電子機器が移動したか否かを判断する第1判断部を更に備え、
    前記指令送信部は、前記第1判断部が前記位置から前記電子機器が移動したと判断した場合、前記指令信号を前記電子機器に送信する請求項に記載のセキュリティーシステム。
  3. 前記管理装置は、前記取得部が取得した前記位置情報に基づいて、予め設定された安全エリアに前記電子機器が存在するか否かを判断する第2判断部を更に備え、
    前記指令送信部は、前記第2判断部が前記安全エリアに前記電子機器が存在しないと判断した場合、前記指令信号を前記電子機器に送信する請求項に記載のセキュリティーシステム。
  4. 前記管理装置は、予め設定された危険エリアに前記電子機器が存在するか否かを判断する第3判断部を更に備え、
    前記指令送信部は、前記第3判断部が前記危険エリアに前記電子機器が存在すると判断した場合、前記指令信号を前記電子機器に送信する請求項に記載のセキュリティーシステム。
  5. 前記電子機器は、記録媒体に画像を形成する画像形成部を備える画像形成装置である請求項1乃至請求項のいずれかに記載のセキュリティーシステム。
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