JP7367411B2 - 画像照会装置及びプログラム - Google Patents

画像照会装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7367411B2
JP7367411B2 JP2019164142A JP2019164142A JP7367411B2 JP 7367411 B2 JP7367411 B2 JP 7367411B2 JP 2019164142 A JP2019164142 A JP 2019164142A JP 2019164142 A JP2019164142 A JP 2019164142A JP 7367411 B2 JP7367411 B2 JP 7367411B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
registered
matching
registered image
storage unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019164142A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021043608A (ja
Inventor
昌希 内田
直之 伊藤
拓也 生駒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2019164142A priority Critical patent/JP7367411B2/ja
Publication of JP2021043608A publication Critical patent/JP2021043608A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7367411B2 publication Critical patent/JP7367411B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Collating Specific Patterns (AREA)

Description

本発明は、画像照会装置及びプログラムに関する。
従来、銀行の口座開設や、保険の申込み等で用いられる申込書類には、押印欄が設けられていることが多い。そのため、申込時に、申込者が所有している印鑑を、申込書類に押下することが行われている。そして、銀行口座からの支払時や、保険の請求申請時に、請求申請者は、申込時に押印した印鑑を用いて請求申請書類を作成して提出する。銀行や保険会社等の請求申請を受け付ける側においては、請求申請書類に押印された印影と、申込書類に押印され事前に登録された印影とが同じであるかを確認することによって、申込者と同じ者が請求申請をしたものであるか否かを確認する。このように、印鑑を用いての本人の確認は、様々な場面で行われており、印影の照会業務の効率化が求められている。
そこで、押印対象に押された印影である照合対象印影と予め登録された印影である照合元印影とが一致するか否かを判定する印影照合装置において、前記押印対象の印影が表された面である印影面のイメージデータを取得するイメージデータ取得手段と、前記印影面のイメージデータから前記照合対象印影の色を有するイメージデータのみを抽出するイメージ抽出手段と、前記イメージ抽出手段によって抽出されたイメージデータの中から前記照合元印影の大きさを有すると認められる範囲のイメージデータを照合対象印影のイメージデータとして取り出す照合対象特定手段と前記照合元印影のイメージデータと前記照合対象印影のイメージデータとを対比して両者が一致するか否かを判定する判定手段とを備えたことを特徴とする印影照合装置が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開平11-96362号公報
特許文献1に記載されている印影照合装置は、押印対象に押された印影である照合対象印影と予め登録された印影である照合元印影とが一致するか否かを判定するものであった。つまり、人によるチェックなしに、自動的に一致及び不一致を判定するものである。しかし、印影は、印鑑を押印する際の押印圧や、朱肉の付け具合等によって変化する。また、近年は、機械を用いて印鑑が作成されるものが多くなっており、類似する形状の印鑑も多い。そのため、印影の照会を完全に自動化することは、現実的ではない。
そこで、本発明は、オペレータによる印影の照会業務を効率的に行わせるための画像照会装置及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
第1の発明は、複数の登録画像を記憶した登録画像記憶部と、入力画像から印影情報が抽出された照合対象画像と、前記登録画像記憶部に記憶された前記複数の登録画像とを照合した結果算出された画像の一致度合いと、照合結果データとを含む照合結果画面データを生成する結果画面生成手段と、前記結果画面生成手段により生成された前記照合結果画面データを出力する照合結果出力手段と、を備える画像照会装置である。
第2の発明は、第1の発明の画像照会装置において、前記照合対象画像及び前記登録画像の一部領域である比較対象領域ごとに一致率を算出し、算出した一致率に応じて、前記登録画像に対して前記比較対象領域を強調した画像である加工画像を生成する加工画像生成手段を備え、前記照合結果データは、前記照合対象画像と、前記加工画像生成手段により生成した前記加工画像とを含む、画像照会装置である。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明の画像照会装置において、前記登録画像記憶部は、前記複数の登録画像を全方向に回転させた回転画像を、一の登録画像を基準とした回転角度に対応させて記憶する、画像照会装置である。
第4の発明は、第1の発明から第3の発明までのいずれかの画像照会装置において、前記結果画面生成手段は、前記一致度合いが閾値以上の前記照合結果データを含む前記照合結果画面データを生成する、画像照会装置である。
第5の発明は、第1の発明から第4の発明までのいずれかの画像照会装置において、前記入力画像を受け付ける入力画像受付手段と、前記入力画像受付手段により受け付けた前記入力画像の色に基づいて前記印影情報を抽出する印影抽出手段と、を備える、画像照会装置である。
第6の発明は、第1の発明から第5の発明までのいずれかの画像照会装置において、前記登録画像記憶部に記憶された前記複数の登録画像の各々に対応付けて、各登録画像に対応する個人を特定する情報である登録個人特定情報を記憶する個人特定情報記憶部と、前記入力画像に対応する個人を特定する情報である入力個人特定情報を受け付ける個人特定情報受付手段と、前記個人特定情報受付手段により受け付けた前記入力個人特定情報に基づいて前記個人特定情報記憶部を検索し、前記入力個人特定情報に一致する前記登録個人特定情報があった場合に、前記登録個人特定情報に対応付けられた前記登録画像を、前記登録画像記憶部から抽出する対象登録画像抽出手段と、を備え、前記結果画面生成手段は、前記照合対象画像と前記対象登録画像抽出手段により抽出された前記登録画像とを照合した前記照合結果データを強調表示した、前記照合結果画面データを生成する、画像照会装置である。
第7の発明は、第6の発明の画像照会装置において、前記結果画面生成手段は、前記照合対象画像と前記対象登録画像抽出手段により抽出された前記登録画像とを照合した前記照合結果データのみを含む、前記照合結果画面データを生成する、画像照会装置である。
第8の発明は、第1の発明から第5の発明までのいずれかの画像照会装置において、前記登録画像記憶部は、前記登録画像が示す文字データを、前記登録画像に対応付けて記憶し、前記入力画像に対して文字認識処理を行ってテキストデータを抽出するテキスト生成手段と、前記テキスト生成手段により抽出された前記テキストデータに基づいて前記登録画像記憶部を検索し、前記テキストデータに一致する文字データが対応付けられた前記登録画像を、前記登録画像記憶部から抽出する絞込画像抽出手段と、を備え、前記結果画面生成手段は、前記照合対象画像と、前記絞込画像抽出手段により抽出された前記登録画像とを照合して、前記照合結果画面データを生成する、画像照会装置である。
第9の発明は、第1の発明から第8の発明までのいずれかの画像照会装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、オペレータによる印影の照会業務を効率的に行わせるための画像照会装置及びプログラムを提供することができる。
本実施形態に係る画像照会システムの全体構成及び画像照会装置の機能ブロックを示す図である。 本実施形態に係る画像照会装置の画像照会処理を示すフローチャートである。 図2の続きである。 本実施形態に係る画像照会装置での表示例を示す図である。 本実施形態に係る画像照会装置での他の表示例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図を参照しながら説明する。なお、これは、あくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
(実施形態)
<画像照会システム100>
図1は、本実施形態に係る画像照会システム100の全体構成及び画像照会装置1の機能ブロックを示す図である。
画像照会システム100は、例えば、銀行等の金融機関、生命保険や損害保険等の保険会社等で使用するものである。画像照会システム100では、スキャナ6を用いて照合対象である書類に押印された印鑑の印影を画像化する。そして、画像照会システム100では、画像照会装置1が、スキャナ6から受け付けた画像(入力画像)と、予め登録された印影画像(登録画像)との一致度合いを分かりやすく可視化する。
図1に示すように、画像照会システム100は、画像照会装置1と、スキャナ6とを備える。画像照会装置1と、スキャナ6とは、例えば、通信線によって通信可能に接続されている。なお、画像照会装置1と、スキャナ6とは、通信可能に接続されていなくてもよく、その場合には、例えば、記憶媒体等を用いて、スキャナ6が読み取って得た画像を、画像照会装置1に受け渡せばよい。
<画像照会装置1>
画像照会装置1は、スキャナ6から受け付けた画像に対して画像処理を行って、予め登録済の複数の印影画像である登録画像との一致度合いを可視化する処理を行う装置である。
画像照会装置1は、制御部10と、記憶部20と、表示部26と、入力部27と、通信インタフェース部29とを備える。
制御部10は、画像照会装置1の全体を制御する中央処理装置(CPU)である。制御部10は、記憶部20に記憶されているオペレーティングシステム(OS)やアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部10は、入力画像受付部11(入力画像受付手段)と、個人特定情報受付部12(個人特定情報受付手段)と、印影抽出部13(印影抽出手段)と、対象登録画像抽出部14(対象登録画像抽出手段)と、画像照合部15と、加工画像生成部16(加工画像生成手段)と、結果画面生成部17(結果画面生成手段)と、照合結果出力部18(照合結果出力手段)とを備える。
入力画像受付部11は、印影の照合に用いる画像を、スキャナ6から受け付ける。受け付ける画像は、請求申請時に作成した請求申請書類に押下された印鑑の印影を画像化したものである。
個人特定情報受付部12は、請求申請者が請求申請書類に記載した内容の少なくとも一部であって、個人を特定可能な情報である個人特定情報(入力個人特定情報)を、例えば、入力部27を介して受け付ける。又は、個人特定情報受付部12は、文字認識によって自動的に個人特定情報を抽出してもよい。ここで、個人特定情報は、例えば、請求申請者の氏名であり、その他、住所、性別、電話番号等を含んでもよい。また、個人特定情報は、例えば、預金口座番号や、保険証書番号等であってもよい。
印影抽出部13は、入力画像受付部11が受け付けた印影の照合に用いる入力画像から印影情報を抽出し、照合対象画像を生成する。例えば、請求申請書類の印鑑押印欄に「印」等の文字が印刷されており、「印」の文字上に押印する場合に、印影の照合に用いる画像は、印鑑の印影の他に、「印」の文字をも含んでいる場合が多いが、印影の照合に用いる画像は、印鑑の印影が朱色である場合が多い一方、「印」の文字は、黒や灰色等である場合が多い。そのため、印影抽出部13は、画像の色に基づいて、例えば、朱色及び朱色に類似する色の画像だけを抽出し、抽出した画像である印影情報を、照合対象画像にする。印影抽出部13による処理を行うことによって、照合対象画像を、「印」の文字等を含まない、印鑑の印影のみにできる。
対象登録画像抽出部14は、登録画像記憶部22に記憶された複数の登録画像から、個人特定情報受付部12が受け付けた個人特定情報に対応付けられた登録画像がある場合に、その登録画像を、対象登録画像として抽出する。
画像照合部15は、印影抽出部13により印影情報が抽出された照合対象画像と、登録画像記憶部22に記憶された複数の登録画像とを照合する。画像照合部15は、例えば、照合対象画像と、照合する1つの登録画像とについて、まず、位置及び向きを変更しながら、テンプレートマッチングを行って画素値の差分から一致度合いを算出し、その最大値を用いて一致及び不一致を判定する。また、画像照合部15は、例えば、ディープラーニングにより生成された学習済みモデルを用いて判定することもできる。この場合、学習済みモデルは、個人毎に対応付けられた複数の登録画像をそれぞれ学習し、該当する学習済みモデルに照合対象となる画像を入力することで一致度合いを算出することが可能である。
加工画像生成部16は、画像照合部15による照合結果として、照合する1つの登録画像に対して不一致度合の影響が大きい領域(比較対象領域)を強調させた加工画像を生成する。そして、不一致の部分について、不一致の度合いに応じて、色による強調をする。例えば、ヒートマップとして、不一致の度合いが低い箇所は、青色にし、不一致の度合い箇所は、赤色にする等、不一致の度合いを特徴量として、色や濃度を用いて強調する。この場合、一致の箇所は、特段の処理を行わない。
結果画面生成部17は、画像照合部15が算出した一致度合いと、照合結果データとを含む照合結果画面データを生成する。ここで、一致度合いは、100%を完全一致とした場合の確信度であり、0%から100%までの範囲で表されるものである。また、照合結果データは、照合対象画像と、加工画像生成部16により生成された加工画像とを含む。
さらに、一致度合いの低いものは他人の登録印影である可能性が高く、正解を絞り込みやすくするために、結果画面生成部17は、閾値以上の一致度合いである照合結果データに限定した照合結果画面データを生成してもよい。
照合結果出力部18は、結果画面生成部17が生成した照合結果画面データを、表示部26に出力する。
記憶部20は、制御部10が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶領域である。
ここで、コンピュータとは、制御部、記憶装置等を備えた情報処理装置をいい、画像照会装置1は、制御部10、記憶部20等を備えた情報処理装置であり、コンピュータの概念に含まれる。
記憶部20は、プログラム記憶部21と、登録画像記憶部22と、個人特定情報記憶部23とを備える。
プログラム記憶部21は、各種プログラムを記憶する記憶領域である。プログラム記憶部21は、プログラム21aを記憶している。プログラム21aは、画像照会装置1の制御部10が実行する各種機能を行うためのプログラムである。
登録画像記憶部22は、照合に用いる印影情報の画像(印影画像)を記憶する記憶領域である。登録画像記憶部22には、予め印影画像が登録されている。登録画像記憶部22に記憶された印影画像は、例えば、申込書類に押印された印鑑の印影である。そして、この印影画像は、例えば、「印」等の不要な文字が除かれたものであり、登録画像という。なお、申込書類に押印された印鑑の印影画像から不要なものを除く処理は、上述の印影抽出部13と同じ処理によって行うことができる。
登録画像記憶部22は、1つの印影画像をベースにして、全方向に回転させた回転画像を記憶してもよい。また、ディープラーニングを用いる場合は、学習済みモデルが記憶される。
個人特定情報記憶部23は、個人特定情報(登録個人特定情報)を記憶する記憶領域である。個人特定情報記憶部23は、個人を特定する識別情報に対応付けて、個人ごとに個人特定情報が記憶される。また、登録画像記憶部22に記憶された印影画像には、それぞれ対応する個人が特定可能なように対応する個人特定情報が対応付けられて記憶されている。
表示部26は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置である。
入力部27は、例えば、キーボードやマウス等の入力装置である。
通信インタフェース部29は、通信線を経由してスキャナ6との間の通信を行うためのインタフェースである。
<スキャナ6>
スキャナ6は、例えば、MFP(MultiFunction Peripheral)であり、請求申請書類の押印欄をスキャンして(読み取って)、画像を生成する装置である。スキャナ6は、生成した画像を、印影の照合に用いる画像として画像照会装置1に送信する。スキャナ6は、図示しないが、制御部、記憶部、読取部、通信インタフェース部等を備える。
<処理の説明>
次に、画像照会装置1を用いた画像の照会処理について説明する。
図2及び図3は、本実施形態に係る画像照会装置1の画像照会処理を示すフローチャートである。
図4は、本実施形態に係る画像照会装置1での表示例を示す図である。
以下に説明する処理は、1つの請求申請書類に押印された印影に関する処理である。よって、複数の請求申請書類に関して処理をする場合には、画像照会装置1は、請求申請書類ごとに本処理を繰り返し行うことになる。
図2のステップS(以下、単に「S」という。)11において、画像照会装置1の制御部10(入力画像受付部11)は、スキャナ6から印影の照合に用いる画像である入力画像を受け付ける。
S12において、制御部10(個人特定情報受付部12)は、入力部27を介して入力画像に対応する個人特定情報を受け付ける。
S13において、制御部10(印影抽出部13)は、S11で受け付けた入力画像から印影情報を抽出して照合対象画像を生成する。
S14において、制御部10(対象登録画像抽出部14)は、S12で受け付けた個人特定情報に基づいて登録画像記憶部22を検索し、対象登録画像を抽出してもよい。ここで、制御部10は、S12で受け付けた個人特定情報に対応する対象登録画像が登録画像記憶部22に記憶されていない場合には、抽出できずに本処理を終了する。その場合には、制御部10は、次に説明するS15及びS16の処理を行わず、図3のS17に処理を移す。
S15において、制御部10(画像照合部15)は、S13の処理によって抽出した印影情報である照合対象画像と、S14の処理によって抽出した対象登録画像とを照合し、両画像の一致度合いを算出する。また、制御部10は、照合対象画像と、対象登録画像とで異なる部分領域の箇所(比較対象領域)を検出し、一致度合いを判定する。
S16において、制御部10(加工画像生成部16)は、対象登録画像に対して照合対象画像との不一致度合の影響が大きい箇所を強調させた加工画像を生成する。
図3のS17において、制御部10は、対象登録画像を除く登録画像を、登録画像記憶部22から1つ抽出する。
S18において、制御部10(画像照合部15)は、S13の処理によって抽出した印影情報である照合対象画像と、S17の処理によって抽出した1つの登録画像とを照合し、両画像の一致度合いを算出する。また、制御部10は、照合対象画像と登録画像とで異なる箇所を検出し、一致度合いを判定する。
S19において、制御部10(加工画像生成部16)は、登録画像に対して照合対象画像との不一致度合の影響が大きい箇所を強調させた加工画像を生成する。
S20において、制御部10は、登録画像記憶部22に記憶された全ての登録画像について処理をしたか否かを判断する。全ての登録画像について処理をした場合(S20:YES)には、制御部10は、処理をS21に移す。他方、全ての登録画像について処理をしていない場合(S20:NO)には、制御部10は、処理をS17に移し、未処理の登録画像を、登録画像記憶部22から1つ抽出して、画像の照合処理(S18)及び加工画像の生成処理(S19)を行う。
S21において、制御部10(結果画面生成部17)は、照合結果画面データを生成する。照合結果画面データは、照合対象画像と、対象登録画像を加工した加工画像とを含み、両画像の一致率を含む。また、照合結果画面データは、照合対象画像と、複数の登録画像の各々を加工した加工画像とを含み、照合対象画像と各々の登録画像との一致率を含む。
S22において、制御部10(照合結果出力部18)は、S21で生成した照合結果画面データを、表示部26に出力する。その後、制御部10は、本処理を終了する。なお、個人特定情報を用いて対象登録画像を特定した後に、一致度合いを判定する処理について説明を行ったが、これに限定されない。例えば、個人特定情報を用いずに入力された判定対象となる画像との一致度合いについて登録されている全データとの照合を行い、結果を出力することも可能である。
図4は、S22の処理によって表示部26に表示された照合結果画面40の例を示す。
照合結果画面40は、照合対象画像領域41と、対象登録画像領域43と、登録画像領域46とを含む。
照合対象画像領域41は、照合対象画像42を表示させるための領域である。
対象登録画像領域43は、登録画像記憶部22に記憶された登録画像のうち、照合対象画像42に係る個人特定情報と同一の個人特定情報に対応付けられた登録画像を加工した加工画像44と、一致率表示部45とを含む。
図4に示す例では、照合対象画像42には、一部の画像が欠落した欠落箇所42aがある。他方、登録画像は、一部が欠落しているものではない。そのため、照合対象画像42の欠落箇所42aに対応する対応箇所44aが、不一致であることが分かりやすく示すように、色付けがされている。ここで、対応箇所44aは、ヒートマップによる出力がされている。ヒートマップとは、不一致部分を直観的に理解できるように、一致度合いを色で分けて表示することによって可視化する手法である。
同様に、登録画像領域46には、対象登録画像を除く、照合した登録画像を加工した加工画像と一致率とが対応付けられた照合結果データ46a、46b、46cを含む。なお、制御部10は、一致率の高い順に照合結果データ46aから46cとして並べるようにしてもよい。
この照合結果画面40によって、オペレータは、請求申請書類に押印された入力印が登録画像記憶部22に登録された登録画像である登録印と同じであるか否かを、一致率や加工画像を見ながら確認ができる。よって、オペレータは、一致率と、異なる箇所とを重点的に見ることができ、不自然な印影か否かをオペレータが確認するための支援ができる。なお、表示する登録画像は、複数候補が記憶されている場合には予め設定された代表画像を表示してもよいし、ランダムでいずれかの画像を表示することも可能である。
(他の表示例)
図4では、複数の登録画像との照合結果を表示するものを例に説明した。しかし、照合対象画像と、対象登録画像との照合結果のみを表示するようにしてもよい。
図5は、本実施形態に係る画像照会装置1での他の表示例を示す図である。
図5に示す照合結果画面50は、照合対象画像領域51と、対象登録画像領域57と、一致率表示領域59とを含む。照合結果画面50は、図4に示す照合結果画面40のうち、登録画像領域46を除くものである。
照合対象画像領域51は、照合対象画像52を表示させるための領域である。そして、照合対象画像52は、一部の画像が欠落した欠落箇所52aがある。
対象登録画像領域57は、登録画像記憶部22に記憶された登録画像のうち、照合対象画像52に係る個人特定情報と同一の個人特定情報に対応付けられた登録画像を加工した加工画像58を表示させるための領域である。加工画像58は、照合対象画像52の欠落箇所52aに対応する対応箇所58aが、不一致であることが分かりやすく示すように、色付けがされている。
一致率表示領域59は、照合対象画像52と、登録画像との一致率を表示するための領域である。
このように、照合結果画面50は、照合対象画像52と、照合対象画像52と照合する登録画像の加工画像58とのみを、一致率と共に表示する。よって、照合対象である登録画像のみと照合するのでよい場合には、有用である。
なお、図5に示す照合結果画面50を出力するものであれば、図3のS17からS20までの処理は不要である。
このように、本実施形態の画像照会装置1によれば、以下のような効果がある。
(1)照合対象画像と、登録画像記憶部22に記憶された登録画像との一致度合い及び照合結果データを、表示部26に表示させる。よって、表示部26を参照するオペレータに、照合結果を効率的に判断しやすい仕組みを提供できる。
(2)照合対象画像と照合した登録画像について、不一致箇所を加工した加工画像を出力する。よって、照合対象画像との比較がしやすい態様で表示させることができる。
(3)登録画像記憶部22は、登録画像を全方向に回転させた回転画像を記憶し、照合時には、回転画像を用いることで、照合処理をしやすいものにできる。
(4)照合結果として、一致率が閾値以上のものに限定して出力する。よって、照合対象画像と全く異なる登録画像については、出力させることがなく、効率的な出力をすることができる。
(5)受け付けた入力画像が有する色に基づいて比較に用いる照合対象画像を抽出する。よって、色によって、比較に用いる印影情報である照合対象画像を、簡単に抽出できる。
(6)照合対象画像の個人特定情報に対応付けられた登録画像を抽出して、強調表示するので、特定した登録画像との照合結果を、確認しやすいものにできる。また、その他の登録画像との照合結果も出力するので、例えば、類似した偽造印があった場合に、その印鑑の印影との比較も出力できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)本実施形態では、登録画像記憶部に記憶された全ての登録画像を対象にしたものを例に説明したが、これに限定されない。例えば、登録画像記憶部に登録画像と共に、画像が表す文字列(文字データ)を予め登録しておく。そして、画像照会装置の制御部(テキスト生成手段)は、OCR(Optical character recognition)を用いた文字認識処理により、画像から文字列(テキストデータ)を抽出する。その後、制御部(絞込画像抽出手段)は、当該文字列と同様の文字列を有する登録画像のみを対象にしてもよい。そのようにすれば、照合する対象の登録画像を、照合に有効なものに制限でき、効率がよいものにできる。
(2)本実施形態では、印鑑の印影を照合するものを例に説明したが、これに限定されない。例えば、サインや指紋等、正しいもの(本人のもの)であることの証明に用いる他のものであってもよい。
1 画像照会装置
6 スキャナ
10 制御部
11 入力画像受付部
12 個人特定情報受付部
13 印影抽出部
14 対象登録画像抽出部
15 画像照合部
16 加工画像生成部
17 結果画面生成部
18 照合結果出力部
20 記憶部
21a プログラム
22 登録画像記憶部
23 個人特定情報記憶部
26 表示部
27 入力部
40、50 照合結果画面
100 画像照会システム

Claims (8)

  1. 複数の登録画像を記憶した登録画像記憶部と、
    入力画像から印影情報が抽出された照合対象画像と、前記登録画像記憶部に記憶された登録画像とを照合し、両画像の一致度合いを算出する手段と、
    前記照合対象画像及び各登録画像の間で異なる一部領域である比較対象領域を検出して一致度合いを判定し、判定した不一致度合いを特徴量として各登録画像の前記比較対象領域をヒートマップを用いて強調した加工画像を生成する加工画像生成手段と、
    算出した前記両画像の一致度合いと、前記照合対象画像及び前記加工画像生成手段により生成した前記加工画像を含む照合結果データとを含む照合結果画面データを生成する結果画面生成手段と、
    前記結果画面生成手段により生成された前記照合結果画面データを出力する照合結果出力手段と、
    を備える画像照会装置。
  2. 請求項1に記載の画像照会装置において、
    前記登録画像記憶部は、登録画像を全方向に回転させた回転画像を、一の登録画像を基準とした回転角度に対応させて記憶する、画像照会装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の画像照会装置において、
    前記結果画面生成手段は、前記複数の登録画像のうち前記両画像の一致度合いが閾値以上の各登録画像についての前記照合結果データと、前記両画像の一致度合いと、を含む前記照合結果画面データを生成する、画像照会装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の画像照会装置において、
    前記入力画像を受け付ける入力画像受付手段と、
    前記入力画像受付手段により受け付けた前記入力画像の色に基づいて前記印影情報を抽出する印影抽出手段と、
    を備える、画像照会装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の画像照会装置において、
    前記登録画像記憶部に記憶された登録画像に対応付けて、各登録画像に対応する個人を特定する情報である登録個人特定情報を記憶する個人特定情報記憶部と、
    前記入力画像に対応する個人を特定する情報である入力個人特定情報を受け付ける個人特定情報受付手段と、
    前記個人特定情報受付手段により受け付けた前記入力個人特定情報に基づいて前記個人特定情報記憶部を検索し、前記入力個人特定情報に一致する前記登録個人特定情報があった場合に、前記登録個人特定情報に対応付けられた前記登録画像を、前記登録画像記憶部から抽出する対象登録画像抽出手段と、
    を備え、
    前記算出する手段は、前記照合対象画像と前記対象登録画像抽出手段により抽出された前記登録画像とを照合し、両画像の一致度合いを算出する、画像照会装置。
  6. 請求項5に記載の画像照会装置において、
    前記結果画面生成手段は、前記照合対象画像と前記対象登録画像抽出手段により抽出された前記登録画像とを照合した前記照合結果データのみを含む、前記照合結果画面データを生成する、画像照会装置。
  7. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の画像照会装置において、
    前記登録画像記憶部は、登録画像が示す文字データを、登録画像に対応付けて記憶し、
    前記入力画像に対して文字認識処理を行ってテキストデータを抽出するテキスト生成手段と、
    前記テキスト生成手段により抽出された前記テキストデータに基づいて前記登録画像記憶部を検索し、前記テキストデータに一致する文字データが対応付けられた前記登録画像を、前記登録画像記憶部から抽出する絞込画像抽出手段と、
    を備え、
    前記算出する手段は、前記照合対象画像と、前記絞込画像抽出手段により抽出された前記登録画像とを照合し、両画像の一致度合いを算出する、画像照会装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の画像照会装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
JP2019164142A 2019-09-10 2019-09-10 画像照会装置及びプログラム Active JP7367411B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019164142A JP7367411B2 (ja) 2019-09-10 2019-09-10 画像照会装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019164142A JP7367411B2 (ja) 2019-09-10 2019-09-10 画像照会装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021043608A JP2021043608A (ja) 2021-03-18
JP7367411B2 true JP7367411B2 (ja) 2023-10-24

Family

ID=74862343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019164142A Active JP7367411B2 (ja) 2019-09-10 2019-09-10 画像照会装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7367411B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000030059A (ja) 1998-07-08 2000-01-28 Oki Electric Ind Co Ltd 印鑑照合支援方法および装置
JP2003323553A (ja) 2003-03-05 2003-11-14 Hitachi Ltd 帳票処理方法およびシステム
JP2006092402A (ja) 2004-09-27 2006-04-06 Oki Electric Ind Co Ltd 印鑑照合システムおよび承認用端末
JP2007334680A (ja) 2006-06-15 2007-12-27 Oki Electric Ind Co Ltd 営業店端末および営業店システム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1196362A (ja) * 1997-09-17 1999-04-09 Fujitsu Ltd 印影照合装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000030059A (ja) 1998-07-08 2000-01-28 Oki Electric Ind Co Ltd 印鑑照合支援方法および装置
JP2003323553A (ja) 2003-03-05 2003-11-14 Hitachi Ltd 帳票処理方法およびシステム
JP2006092402A (ja) 2004-09-27 2006-04-06 Oki Electric Ind Co Ltd 印鑑照合システムおよび承認用端末
JP2007334680A (ja) 2006-06-15 2007-12-27 Oki Electric Ind Co Ltd 営業店端末および営業店システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021043608A (ja) 2021-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9946865B2 (en) Document authentication based on expected wear
US20190213408A1 (en) Document authenticity determination
CN110287971B (zh) 数据验证方法、装置、计算机设备及存储介质
US11023708B2 (en) Within document face verification
WO2021212658A1 (zh) Ocr图像样本生成、印刷体验证方法、装置、设备及介质
JP2017522635A (ja) ユーザー認証方法、これを実行する装置及びこれを保存した記録媒体
US20160379186A1 (en) Element level confidence scoring of elements of a payment instrument for exceptions processing
CN110427972B (zh) 证件视频特征提取方法、装置、计算机设备和存储介质
Abramova et al. Detecting copy–move forgeries in scanned text documents
CN112699646A (zh) 数据处理方法、装置、设备及介质
JP5659505B2 (ja) 真贋判定装置及び真贋判定方法
US10867170B2 (en) System and method of identifying an image containing an identification document
US10049350B2 (en) Element level presentation of elements of a payment instrument for exceptions processing
JP7367411B2 (ja) 画像照会装置及びプログラム
CN107016320B (zh) 一种基于中文词库提高图片密级识别准确率的方法
CN112541744A (zh) 开户数据处理方法、装置、计算机设备及存储介质
TW202117589A (zh) 表單內容辨識系統及其方法
KR20200071798A (ko) 정보무늬 판독방법, 장치 및 프로그램
Bogahawatte et al. Online Digital Cheque Clearance and Verification System using Block Chain
US20230419715A1 (en) Detection of physical tampering on documents
EP4266264A1 (en) Unconstrained and elastic id document identification in an rgb image
KR102609220B1 (ko) 신분 위변조 검증 서버 및 이를 이용한 신분 위변조 검증 방법
US20230133702A1 (en) System, Method, and Computer Program Product for Sensitive Data Obfuscation
US20240112486A1 (en) Fake Signature Detection
US20230298369A1 (en) Systems and methods for identifying a presence of a completed document

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230621

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230912

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230925

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7367411

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150