JP7366317B2 - ばね要素、アクチュエータおよびばね要素の製造方法 - Google Patents

ばね要素、アクチュエータおよびばね要素の製造方法 Download PDF

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Description

本開示は、負荷が加えられると変形し、負荷を除くと元の形状に回復するばねを有するばね要素、アクチュエータおよびばね要素の製造方法に関する。
ばねは、材料の弾性変形を利用した部品であり、負荷が加えられた際に変形しても除荷すれば元の形状に回復する。ばねの種類には、コイルばね、皿ばね、板ばねなどがある。特許文献1には、外形が200nmであり、内径が100nmである磁性遷移金属を含む金属または合金からなるコイルばねの製造方法が開示されている。
特開2018-193607号公報
しかしながら、特許文献1に記載の先行技術で製造されるコイルばねは、コイルばねを圧縮した場合に素線同士が接触するために大きな変位が得られないという問題があった。圧縮した場合に大きな変位を得ることができるばねとして、板のたわみを利用する板ばねがある。しかし、板ばねで大きな可逆変形範囲を得るには板を大きくしなければならず、板ばねを設置するために広いスペースが必要となるという問題があった。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、従来のコイルばねに比して大きな可逆変形範囲を有しながら、設置のためのスペースを従来の板ばねに比して抑えることができるばね要素を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係るばね要素は、複数の板状の板ばねを有するばね部と、板ばねの第1方向の両端に接続される板状の支持部および負荷部と、を備える。板ばねは、複数のシート状部材が厚さ方向に積層して構成される。複数のシート状部材同士は、分子間力で結合されている。
本開示に係るばね要素は、従来のコイルばねに比して大きな可逆変形範囲を有しながら、設置のためのスペースを従来の板ばねに比して抑えることができるという効果を奏する。
実施の形態1に係るばね要素の構成の一例を模式的に示す斜視図 実施の形態1に係るばね要素の板ばねの構成の一例を模式的に示す斜視図 グラフェンの原子構造の一例を示す平面図 グラフェンの原子構造の一例を示す側面図 二硫化モリブデンの原子構造の一例を示す平面図 二硫化モリブデンの原子構造の一例を示す側面図 実施の形態1に係るばね要素の構成の一例を示す断面図 図7に示されるばね要素の効果を説明する図 図7に示されるばね要素の効果を説明する図 実施の形態1に係るばね要素の構成の他の例を模式的に示す断面図 実施の形態2に係るアクチュエータの構成の一例を模式的に示す図 実施の形態2に係るアクチュエータの構成の他の例を模式的に示す図 実施の形態2に係るアクチュエータの構成の他の例を模式的に示す図 実施の形態2に係るアクチュエータの構成の他の例を模式的に示す図
以下に、本開示の実施の形態に係るばね要素、アクチュエータおよびばね要素の製造方法を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るばね要素の構成の一例を模式的に示す斜視図である。ばね要素10は、ばね部11と、ばね部11に接続される板状の支持部12および負荷部13と、を備える。
ばね部11は、複数の板状の板ばね11aを有する。板ばね11aの厚さ方向に垂直な面は、支持部12のばね部11と接続される面である接続面12aおよび負荷部13のばね部11と接続される面である接続面13aと予め定められた角度で接続される。一例では、板ばね11aの厚さ方向に垂直な面は、支持部12の接続面12aおよび負荷部13の接続面13aと直交するように接続される。
図2は、実施の形態1に係るばね要素の板ばねの構成の一例を模式的に示す斜視図である。それぞれの板ばね11aは、複数のシート状部材11bがシート状部材11bの厚さ方向に積層された構成を有する。板ばね11aを構成する複数のシート状部材11bの厚さに垂直な面は、互いに平行となるように配置される。積層されたシート状部材11b同士は、従来の板ばねの材料で使用される鉄などにみられる金属結合で結合されているのではなく、互いに分子間力で結合されている。
シート状部材11bの材料は、原子の二次元的結合構造を持つ二次元材料である場合もある。二次元材料の一例は、グラフェン、六方晶窒化ホウ素、二硫化モリブデン、テルル化モリブデン、セレン化インジウムおよびテルル化スズの群から選択される少なくとも1つの材料である。図3は、グラフェンの原子構造の一例を示す平面図であり、図4は、グラフェンの原子構造の一例を示す側面図である。グラフェン100は、同一平面内で炭素原子110が六角形となるように共有結合で結びついてシート状となったものである。上記したように、隣接するグラフェン100の層間は分子間力によって結合されている。
図5は、二硫化モリブデンの原子構造の一例を示す平面図であり、図6は、二硫化モリブデンの原子構造の一例を示す側面図である。二硫化モリブデン層120は、同一平面内でモリブデン原子130が三角形となるように配置されたモリブデン層130aの上下に、硫黄原子140が三角形となるように配置された硫黄層140aが1層ずつ配置されてシート状となっている。シートに垂直な方向から見た場合に、モリブデン層130aの三角形と、硫黄層140aの三角形と、によって六角形が形成されるように、モリブデン層130aと硫黄層140aとが配置される。モリブデン層130aのモリブデン原子130と硫黄層140aの硫黄原子140との間は共有結合で結びついて、1層の二硫化モリブデン層120が形成される。隣接する二硫化モリブデン層120の層間は、分子間力によって結合されている。
このように、各シート状部材11bのシートを構成する原子は、従来の板ばねの材料で使用される鉄などにみられる金属結合ではなく共有結合で結合しており、面内方向の剛性が高く、面外方向の曲げに対しては柔軟な材料である。
図1に戻り、支持部12は、ばね部11を支持する部材である。支持部12は、ばね部11と接続される接続面12aと、接続面12aと反対側の面である支持面12bと、を有する板状の部材である。一例では、支持部12は、接続面12aと支持面12bとが一対の平行な面を有する形状を有する。支持部12の支持面12bが、ばね要素10を支持する対象物と接触するように、ばね要素10が対象物に支持される。
負荷部13は、ばね部11に負荷をかける負荷部材とばね部11との間に設けられる部材である。板状の板ばね11aの支持部12が接続される部位と対向する部位に、負荷部13は設けられる。すなわち、図1の例では、支持部12および負荷部13は、板ばね11aの第1方向である延在方向の両端に接続される。負荷部13は、ばね部11と接続される接続面13aと、接続面13aと反対側の面である負荷面13bと、を有する板状の部材である。一例では、負荷部13は、接続面13aと負荷面13bとが一対の平行な面を有する形状を有する。負荷部13の負荷面13bに、負荷部材が接触するようにばね要素10が設けられる。
以下に、ばね部11の変形メカニズムについて説明する。負荷部13の負荷面13bに負荷面13bに対して角度をなして、負荷面13bから負荷部13の接続面13aに向かう成分を持つ荷重が加えられるものとする。この場合には、板ばね11aを構成する積層された複数のシート状部材11bは分子間力による結合によって結合された状態のまま、曲げの外側では引張ひずみが生じ、曲げの内側では圧縮ひずみが生じて、板ばね11aが変形する。この状態からさらに大きな負荷を加えると、板ばね11aを構成する積層された複数のシート状部材11b間の分子間力による結合が切れて、シート状部材11b間でのすべりもしくは剥離、またはシート状部材11b内でのしわが発生することで板ばね11aが変形する。一度、分子間力による結合が切れると、シート状部材11b間はエネルギ的に不安定な状態となり、すべりに対する抵抗力がほぼ0になる。
その後、負荷部13に加えられていた荷重が取り除かれると、板ばね11aに蓄えられていたひずみエネルギが駆動力となって板ばね11aの変形が回復し、負荷をかける前の位置まで戻るとシート状部材11b同士に分子間力による結合が再び形成される。これによって、負荷部13に加えられていた荷重が取り除かれた後には、ばね部11の変形が回復する。このように、シート状部材11bが積層されてできた板ばね11aは、板ばね11aの曲げの内側となる面が接触するまで板ばね11aを変形させても接した面間のエネルギ状態は不安定であり、容易に分離され上記した変形のメカニズムによって可逆的に変形する。このため、ばね要素10の可逆変形範囲は、従来に比して大きくなる。
シート状部材11bの材料がグラフェンであり、負荷部13の負荷面13bに負荷面13bに対して角度をなして、負荷面13bから接続面13aに向かう成分を持つ荷重が加えられる場合を説明する。この場合、シート状部材11bの層間に生じるせん断応力が600MPaを超えるまで、またはシート状部材11bの法線方向に生じる垂直応力が2000MPaを超えるまでは、曲げの外側では引張ひずみが生じ、曲げの内側では圧縮ひずみが生じて、板ばね11aが変形する。そして、層間に生じるせん断応力が600MPa以上になると、分子間力による結合が切れて層間でのすべりが生じ、またシート状部材11bの法線方向に生じる垂直応力が2000MPa以上になると分子間力による結合が切れて剥離が生じることで、板ばね11aが変形する。シート状部材11bの層間ですべりまたは剥離が生じると、これに伴ってシート状部材11b内でしわが発生することがある。その後、負荷部13に加えられた荷重が取り除かれると、シート状部材11bに蓄積されたひずみエネルギとグラフェンが有するすべりによって生じる面エネルギとを駆動力とした自発的な復元力によって変形が戻る。さらに、シート状部材11b間の分子間力による結合が再び形成されることで、板ばね11aの変形は回復する。
実施の形態1に係るばね要素10は、ばね部11、支持部12および負荷部13がそれぞれ別の材料で構成されていてもよいし、同一の材料で構成されていてもよい。図7は、実施の形態1に係るばね要素の構成の一例を示す断面図である。図7に示される例では、ばね要素10のばね部11、支持部12および負荷部13が同一材料で構成される場合を示している。板ばね11aを構成するシート状部材11bが、支持部12との接続面12aから反対の支持面12bまで、および負荷部13との接続面13aから反対の負荷面13bまでを貫通している。そして、支持部12および負荷部13の配置位置において、板ばね11aの積層方向と同一方向にシート状部材11bを積層することによって、負荷部13および支持部12が構成されている。つまり、支持部12および負荷部13は、板ばね11aの延在方向の両端部で、シート状部材11bを厚さ方向に積層して、ばね部11と一体的に構成される。
図8および図9は、図7に示されるばね要素の効果を説明する図である。図8に示されるように、凹凸を有する設置面50に、ばね要素10を固定する場合を説明する。この場合、図9に示されるように、設置する際に支持部12を構成するシート状部材11bが互いにすべることで支持部12の形状が設置面50の形状に倣うようになる。このような形状によって、負荷部13に荷重が加えられた際には、支持部12および設置面50での応力集中が解消される。このため、ばね要素10が大きな荷重に耐えられるようになるという効果、すなわち大きな変位に耐えられるようになるという効果を有する。
図10は、実施の形態1に係るばね要素の構成の他の例を模式的に示す断面図である。図10では、板ばね11aに予め定められた深さの切欠部15が設けられる。ここで、板ばね11aを構成するシート状部材11bのうち、板ばね11aの厚さ方向に垂直な面のうち1つの面から連続する予め定められた層数のシート状部材11bは、1つの孔を有する。そして、予め定められた層数のシート状部材11bが、孔の位置が重なるように積層される。このとき、シート状部材11bの孔が隣接するシート状部材11bで一部または全部が、すなわち少なくとも一部が重なるように配置される。孔が重なった部分が切欠部15となる。孔の形状の一例は、円形、三角形、四角形である。孔の大きさは、シート状部材11bの厚さ方向に垂直な面の内の1つの面を成すシート状部材11bから板ばね11aの内側の層まで傾斜的に大きさが大きくなっていてもよいし、または小さくなっていてもよい。
図10に示される切欠部15を有するばね要素10の負荷部13に荷重が加えられると、板ばね11aは切欠部15がある面を凹にして変形するようになる。この結果、切欠部15がない場合と比べて、板ばね11aの変形の形状を制御することができる。
次に、図7に示されるばね要素10の製造方法について説明する。製造するばね要素10よりも大きく、少なくとも一部でシート状部材11bが同一方向に積層されている母材が準備される。この母材のシート状部材11bが同一方向に積層している領域内で、集束イオンビーム(Focused Ion Beam:FIB)装置を用いてばね部11、支持部12および負荷部13以外の部分を除去することによって、ばね要素10が製造される。具体的には、シート状部材11bの厚さ方向と平行または垂直であり、支持部12および負荷部13の接続面12a,13aと平行な方向からイオンビームを照射し、照射したイオンで母材の原子をはじき飛ばすことでばね要素10の構成要素以外の部分を除去する。イオンビームのイオンの一例は、ガリウムイオン、ネオンイオン、ヘリウムイオンである。
ばね要素10がグラフェンで構成されている場合には、母材には、高配向性熱分解グラファイト(Highly Oriented Pyrolytic Graphite:HOPG)などが使用される。HOPGは、炭化水素ガスを熱分解、沈積させて熱分解炭素を生成し、さらに応力をかけながら高温熱処理することで得られる。
実施の形態1に係るばね要素10は、複数の板状の板ばね11aで構成されるばね部11と、板ばね11aの対向する2つの端部に接続される板状の支持部12および負荷部13と、を有し、板ばね11aは、複数のシート状部材11bが厚さ方向に積層して構成され、複数のシート状部材11b同士は分子間力で結合されている。予め定められた大きさよりも負荷部13に荷重が加えられたときに板ばね11aを構成するシート状部材11b間の分子間力による結合が切れて、シート状部材11b間でのすべりもしくは剥離、またはシート状部材11b内でのしわが発生することでばね部11が変形する。また、負荷を除去する除荷時には、負荷時にシート状部材11bに蓄積されたひずみエネルギによって変形が戻るとともに、シート状部材11b間の分子間力による結合が再び形成されることで変形が回復する。このように、従来のコイルばねに比して大きな可逆変形範囲を有するばね要素10を得ることができるという効果を有する。また、従来の板ばねでは、大きな可逆変形範囲を得るためには板を大きくしなければならず、板ばねを設置するために広いスペースが必要となっていた。しかし、実施の形態1にかかるばね要素10では板ばね11aは、面内方向の剛性が高く、面外方向の曲げに対しては柔軟な複数のシート状部材11b間が分子間力で結合された構成を有する。このため、サイズに関わらず、大きな可逆変形範囲を有する板ばね11aを構成することができる。この結果、ばね要素10を設置するためのスペースを従来の板ばねに比して抑えることができるという効果を有する。
実施の形態2.
実施の形態2では、実施の形態1で説明したばね要素10を用いたアクチュエータについて説明する。
図11は、実施の形態2に係るアクチュエータの構成の一例を模式的に示す図である。アクチュエータ20Aは、ばね部11A、支持部12Aおよび負荷部13Aを有するばね要素10Aと、支持部12Aの支持面12bに設けられる電極21と、負荷部13Aの負荷面13bに設けられる電極22と、電極21,22間に電圧を印加する電源23と、電源23と電極21,22との間を電気的に接続する導線24と、を備える。図11では、ばね要素10A、ばね部11A、支持部12Aおよび負荷部13Aのそれぞれは、実施の形態1のばね要素10、ばね部11、支持部12および負荷部13に対応する。ただし、ばね部11A、支持部12Aおよび負荷部13Aは、絶縁材料によって構成される。電極21,22は導電性材料によって構成される。電極21は、第1電極に対応し、電極22は、第2電極に対応する。導線24は、導電性材料によって構成され、抵抗が小さいものであることが好ましい。電源23は、直流電源でもよいし、交流電源でもよい。図11では、支持部12Aおよび負荷部13Aのそれぞれに接続される電極21,22の数は1個である場合が示されているが、複数個でもよい。
図11に示されるアクチュエータ20Aにおいて、電源23を稼働させて支持部12Aに接続されている電極21と負荷部13Aに接続されている電極22との間に電圧を印加すると、静電気によってばね部11Aを圧縮する向きの力が電極21,22間に発生する。電圧の大きさによって発生する力の大きさは変化し、発生する力の大きさによってばね部11Aの変形量は変化する。電極21,22間の電圧を0にすると、静電気力は消失し、ばね部11Aを構成する板ばね11aの復元力によってばね部11Aの形状が変形する前の初期状態に回復する。
図12は、実施の形態2に係るアクチュエータの構成の他の例を模式的に示す図である。なお、図11と同一の構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。アクチュエータ20Bは、ばね部11B、支持部12Bおよび負荷部13Bを有するばね要素10Bと、支持部12Bの支持面12bに設けられる絶縁層25と、負荷部13Bの負荷面13bに設けられる絶縁層26と、絶縁層25に接続される電極21と、絶縁層26に接続される電極22と、電極21,22間に電圧を印加する電源23と、電源23と電極21,22との間を電気的に接続する導線24と、を備える。図12では、ばね要素10B、ばね部11B、支持部12Bおよび負荷部13Bのそれぞれは、実施の形態1のばね要素10、ばね部11、支持部12および負荷部13に対応する。ただし、ばね部11B、支持部12Bおよび負荷部13Bは、導電性材料によって構成される。絶縁層25は、第1絶縁層に対応し、絶縁層26は、第2絶縁層に対応する。
図12の例では、絶縁層25,26は、支持部12Bおよび負荷部13Bの面積よりも大きい場合が示されている。絶縁層25の支持部12Bと接続する面とは反対側の面で、ばね要素10Bが配置される配置位置に対応する位置ではない部分に、複数の電極21が設けられる。絶縁層26の負荷部13Bと接続する面とは反対側の面で、ばね要素10Bが配置される配置位置に対応する位置ではない部分に、複数の電極22が設けられる。なお、図12では、支持部12Bおよび負荷部13Bのそれぞれに接続される電極21,22の数が2個である場合を示したが、3個以上であってもよいし、1個であってもよい。また、図12では、ばね要素10Bの配置位置に重ならないように電極21,22が設けられる場合が示されているが、ばね要素10の配置位置に重なるように電極21,22が設けられていてもよい。
図12に示されるアクチュエータ20Bにおいて、電源23を稼働させて、絶縁層25を介して支持部12Bに接続されている電極21と、絶縁層26を介して負荷部13に接続されている電極22と、の間に電圧を印加すると、静電気によってばね部11Bを圧縮する向きの力が電極21,22間に発生する。電圧の大きさによって発生する力の大きさは変化し、発生する力の大きさによってばね部11Bの変形量は変化する。電極21,22間の電圧を0にすると、静電気力は消失し、ばね部11Bを構成する板ばね11aの復元力によってばね部11Bの形状が変形する前の初期状態に回復する。
図13は、実施の形態2に係るアクチュエータの構成の他の例を模式的に示す図である。なお、図11と同一の構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。アクチュエータ20Cは、ばね部11C、支持部12Cおよび負荷部13Cを有するばね要素10Cと、支持部12Cの支持面12bに設けられる電極21と、負荷部13Cの負荷面13bに設けられる電極22と、電極21,22間に電圧を印加する電源23と、電源23と電極21,22との間を電気的に接続する導線24と、を備える。図13では、ばね要素10C、ばね部11C、支持部12Cおよび負荷部13Cのそれぞれは、実施の形態1のばね要素10、ばね部11、支持部12および負荷部13に対応する。ただし、ばね部11Cは、導電性材料によって構成され、支持部12Cおよび負荷部13Cは、絶縁材料によって構成される。支持部12の支持面12bで、ばね部11Cすなわち板ばね11aが配置されない部分に電極21が設けられる。負荷部13の負荷面13bで、板ばね11aが配置されない部分に電極22が設けられる。なお、これは一例であり、支持部12の支持面12bで、板ばね11aが配置される部分に電極21が設けられ、負荷部13の負荷面13bで、板ばね11aが配置される部分に電極22が設けられていてもよい。
図13に示されるアクチュエータ20Cにおいて、電源23を稼働させて支持部12Cに接続されている電極21と負荷部13に接続されている電極22との間に電圧を印加すると、静電気によってばね部11Cを圧縮する向きの力が電極21,22間に発生する。電圧の大きさによって発生する力の大きさは変化し、発生する力の大きさによってばね部11Cの変形量は変化する。電極21,22間の電圧を0にすると、静電気力は消失し、ばね部11Cを構成する板ばね11aの復元力によってばね部11Cの形状が変形する前の初期状態に回復する。
図14は、実施の形態2に係るアクチュエータの構成の他の例を模式的に示す図である。なお、図11と同一の構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。アクチュエータ20Dは、ばね部11D、支持部12Dおよび負荷部13Dを有するばね要素10Dと、支持部12Dと負荷部13Dとの間に電圧を印加する電源23と、電源23と支持部12Dとの間および電源23と負荷部13Dとの間を電気的に接続する導線24と、を備える。図14では、ばね要素10D、ばね部11D、支持部12Dおよび負荷部13Dのそれぞれは、実施の形態1のばね要素10、ばね部11、支持部12および負荷部13に対応する。ただし、ばね部11Dは、絶縁材料によって構成され、支持部12Dおよび負荷部13Dは、導電性材料によって構成される。また、支持部12Dおよび負荷部13Dが、実施の形態1の電極21,22の機能も有している。
図14に示されるアクチュエータ20Dにおいて、電源23を稼働させて支持部12Dと負荷部13Dとの間に電圧をかけると、静電気によってばね部11Dを圧縮する向きの力が支持部12Dと負荷部13Dとの間に発生する。電圧の大きさによって発生する力の大きさは変化し、発生する力の大きさによってばね部11Dの変形量は変化する。支持部12Dおよび負荷部13Dの間の電圧を0にすると、静電気力は消失し、ばね部11Dを構成する板ばね11aの復元力によってばね部11Dの形状が変形する前の初期状態に回復する。
実施の形態2のアクチュエータ20A,20B,20C,20Dでは、ばね部11A,11B,11C,11D、支持部12A,12B,12C,12Dおよび負荷部13A,13B,13C,13Dを有するばね要素10A,10B,10C,10Dの支持部12A,12B,12C,12Dおよび負荷部13A,13B,13C,13Dとの間に電圧を印加して、電圧の大きさによって板ばね11aを変形させるようにした。支持部12A,12B,12C,12Dと負荷部13A,13B,13C,13Dとの間に予め定められた値以上の圧縮する向きの力が加えられたときに板ばね11aを構成するシート状部材11b間の分子間力による結合が切れて、シート状部材11b間でのすべりもしくは剥離またはシート状部材11b内でしわが発生することで板ばね11aが変形する。また、支持部12A,12B,12C,12Dと負荷部13A,13B,13C,13Dとの間の圧縮する向きの力を除去すると、圧縮時にシート状部材11bに蓄積されたひずみエネルギによって変形が戻るとともに、シート状部材11b間の分子間力による結合が再び形成されることで変形が回復する。このように、従来のコイルばねを用いた場合に比して大きな可逆変形範囲を有するアクチュエータ20A,20B,20C,20Dを得ることができるという効果を有する。また、従来の板ばねでは、大きな可逆変形範囲を得るためには板を大きくしなければならず、板ばねを設置するために広いスペースが必要となっていた。しかし、実施の形態2に係るアクチュエータ20A,20B,20C,20Dの板ばね11aは、面内方向の剛性が高く、面外方向の曲げに対しては柔軟な複数のシート状部材11b間が分子間力で結合された構成を有する。このため、サイズに関わらず、大きな可逆変形範囲を有する板ばね11aを構成することができる。この結果、ばね要素10A,10B,10C,10Dを設置するためのスペースを従来の板ばねに比して抑えることができ、従来に比してサイズを小さくしながら大きな可逆変形範囲を有するアクチュエータ20A,20B,20C,20Dを得ることができるという効果を有する。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
10,10A,10B,10C,10D ばね要素、11,11A,11B,11C,11D ばね部、11a 板ばね、11b シート状部材、12,12A,12B,12C,12D 支持部、12a,13a 接続面、12b 支持面、13,13A,13B,13C,13D 負荷部、13b 負荷面、15 切欠部、20A,20B,20C,20D アクチュエータ、21,22 電極、23 電源、24 導線、25,26 絶縁層、50 設置面、100 グラフェン、110 炭素原子、120 二硫化モリブデン層、130 モリブデン原子、130a モリブデン層、140 硫黄原子、140a 硫黄層。

Claims (14)

  1. 複数の板状の板ばねを有するばね部と、
    前記板ばねの第1方向の両端に接続される板状の支持部および負荷部と、
    を備え、
    前記板ばねは、複数のシート状部材が厚さ方向に積層して構成され、
    前記複数のシート状部材同士は、分子間力で結合されていることを特徴とするばね要素。
  2. 前記板ばねを構成する前記複数のシート状部材の前記厚さ方向に垂直な面は、互いに平行であり、
    前記板ばねの前記厚さ方向に垂直な面は、前記負荷部および前記支持部と予め定められた角度で接続されることを特徴とする請求項1に記載のばね要素。
  3. 前記ばね部と前記負荷部および前記支持部とは、同一材料で構成され、
    前記支持部および前記負荷部は、前記板ばねの前記第1方向の両端部で、前記シート状部材を前記厚さ方向に積層して、前記ばね部と一体的に構成されることを特徴とする請求項1または2に記載のばね要素。
  4. 前記板ばねを構成する前記シート状部材のうち、前記板ばねの前記厚さ方向に垂直な面のうち1つの面から予め定められた層数の前記シート状部材は、1つの孔を有し、
    予め定められた層数の前記シート状部材は、前記孔の位置の少なくとも一部が重なるように積層されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載のばね要素。
  5. 前記シート状部材は、二次元材料であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載のばね要素。
  6. 前記二次元材料は、グラフェン、六方晶窒化ホウ素、二硫化モリブデン、テルル化モリブデン、セレン化インジウムおよびテルル化スズの群から選択される少なくとも1つの材料であることを特徴とする請求項5に記載のばね要素。
  7. 請求項1から5のいずれか1つに記載のばね要素と、
    前記支持部に接続される第1電極と、
    前記負荷部に接続される第2電極と、
    前記第1電極および前記第2電極と導線を介して接続される電源と、
    を備え、
    前記ばね部、前記支持部および前記負荷部は絶縁材料によって構成されることを特徴とするアクチュエータ。
  8. 請求項1から5のいずれか1つに記載のばね要素と、
    前記支持部の前記ばね部が接続されている面とは反対側の面に接続される絶縁材料からなる第1絶縁層と、
    前記第1絶縁層に接続される第1電極と、
    前記負荷部の前記ばね部が接続されている面とは反対側の面に接続される絶縁材料からなる第2絶縁層と、
    前記第2絶縁層に接続される第2電極と、
    前記第1電極および前記第2電極と導線を介して接続される電源と、
    を備え、
    前記ばね部、前記支持部および前記負荷部は、導電性材料によって構成されることを特徴とするアクチュエータ。
  9. 前記第1絶縁層は、前記支持部よりも大きい面積を有し、
    前記第2絶縁層は、前記負荷部よりも大きい面積を有し、
    前記第1電極は、前記支持部の配置位置に対応する位置以外の前記第1絶縁層に設けられ、
    前記第2電極は、前記負荷部の配置位置に対応する位置以外の前記第2絶縁層に設けられることを特徴とする請求項8に記載のアクチュエータ。
  10. 請求項1から5のいずれか1つに記載のばね要素と、
    前記支持部に接続される第1電極と、
    前記負荷部に接続される第2電極と、
    前記第1電極および前記第2電極と導線を介して接続される電源と、
    を備え、
    前記ばね部は、導電性材料によって構成され、
    前記支持部および前記負荷部は絶縁材料によって構成されることを特徴とするアクチュエータ。
  11. 前記第1電極は、前記ばね部の配置位置に対応する位置以外の前記支持部に設けられ、
    前記第2電極は、前記ばね部の配置位置に対応する位置以外の前記負荷部に設けられることを特徴とする請求項10に記載のアクチュエータ。
  12. 請求項1から5のいずれか1つに記載のばね要素と、
    前記支持部および前記負荷部と導線を介して接続される電源と、
    を備え、
    前記ばね部は、絶縁材料によって構成され、
    前記支持部および前記負荷部は、導電性材料によって構成されることを特徴とするアクチュエータ。
  13. 複数の板状の板ばねを有するばね部と、
    前記板ばねの第1方向の両端に接続される板状の支持部および負荷部と、
    を備え、
    前記板ばねは、複数のシート状部材が厚さ方向に積層して構成され、
    前記複数のシート状部材同士は、分子間力で結合されているばね要素の製造方法であって、
    前記シート状部材が積層された母材から、前記ばね部、前記支持部および前記負荷部以外の部分を除去することを特徴とするばね要素の製造方法。
  14. 前記母材は、高配向性熱分解グラファイトであることを特徴とする請求項13に記載のばね要素の製造方法。
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