JP7365644B2 - 相席支援方法、相席支援プログラム及び相席支援システム - Google Patents

相席支援方法、相席支援プログラム及び相席支援システム Download PDF

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Description

本発明は、飲食店で異なる属性を有するユーザ同士の相席を支援したり促進したりするための方法やプログラム、システムなどに関する。
従来から飲食店において、異なるタイミングで来店した利用客同士が同一のテーブルを囲んで飲食や会話を楽しむ、いわゆる相席形式のサービス提供をおこなう業態が知られている。世代や環境、仕事などにとらわれずに様々な人と出会うことができるようにすることで、利用客に対し、多様な人間関係の構築に資する機会を提供している。
そしてこのような業態の事業運営を補強促進するものとして、従来から様々な技術が用いられてきた。例えば特許文献1には、男女間で相席をするためのサービスに関連して、男性の人数に応じて請求金額を算出するシステムに関する技術が開示されている。
そして同文献においては、上記特徴に関連して、ユーザのプロフィール(趣味など)に関する情報を登録しておき、他のユーザからの提供要求に応じてプロフィールを提供可能にするための技術も開示されている。このような技術を用いることで、相席となったユーザ同士が互いのプロフィールを知ることができ、会話のきっかけとすることができるとされている。
特開2018-060442号
しかしながら、特許文献1に記載されている先行技術は、ユーザ自らが登録したプロフィールが登録されているに過ぎず、その真偽が不明確であればそのような情報が会話のきっかけになるかどうかはわからない。
また、登録内容が虚偽であったり過剰表現であったりした場合には、当該記載内容を信じた相席相手ユーザのサービス利用満足度が低下したり、場合によってはクレーム等に発展する可能性もあった。つまり従来技術は、必ずしも事業者にとって、事業運営を補強促進するに資するものとは言えなかった。
以上のような課題を解決すべく、本発明は、飲食店内で異なる属性を有するユーザ同士を相席させる際に用いる方法であって、ある属性のユーザから、他の属性のユーザであって過去に相席したユーザの評価を受け付ける評価受付ステップと、受け付けた評価を評価されたユーザと紐づけて取得する評価取得ステップと、取得した評価に応じて当該ユーザに対し飲食店来店へのインセンティブを提供するためのインセンティブ提供ステップと、をコンピュータを用いて実行する相席支援方法などを提案する。
また、上記方法に関連して、評価受付ステップにおいて、相席が終了する前後の所定時間内に評価を受け付ける時間制御サブステップを有する相席支援方法なども提案する。
さらに上記各方法に関連して、ユーザの飲食店利用状況に関する情報である利用状況情報を取得する利用状況情報取得ステップをさらに有し、インセンティブ提供ステップにおいて、取得した評価とともに、利用状況情報をも用いてインセンティブを提供する状況依存サブステップを有する相席支援方法なども提案する。
また上記各方法に関連して、評価取得ステップにおいて、相席したユーザからの評価とともに飲食店の管理する端末からの評価をも取得する店舗評価取得サブステップを有する相席支援方法なども提案する。
加えて上記各方法に関連して、評価受付ステップにおいて、相席したユーザが一の属性を有する複数人であった場合に、当該複数人のユーザに対してまとめて一の評価を受け付ける包括評価サブステップを有し、評価取得ステップは、複数人に対しまとめて受け付けた評価を、個々のユーザと紐づけて取得する配分取得サブステップを有する相席支援方法なども提案する。
そして同時に、上記各方法を実現するための相席支援プログラムや、相席支援システムなどに関する発明も提案する。
主に以上のような構成をとる本発明によって、店舗利用者に安心して相席相手と会話ができる環境を提供し、繰り返し店舗を利用しやすくする動機を提供することができるようになる。
本発明の相席支援システムの概要を示す図 実施形態1の相席支援システムの機能ブロックの一例を示す図 実施形態1の相席支援システムの機能的な各構成をまとめて一のハードウェアとして実現した際の構成の一例を示す概略図 実施形態1の相席支援システムにおける処理の流れの一例を示す図 実施形態2の相席支援システムの機能ブロックの一例を示す図 実施形態2の相席支援システムにおける処理の流れの一例を示す図 実施形態3の相席支援システムの機能ブロックの一例を示す図 実施形態3の相席支援システムにおける処理の流れの一例を示す図 実施形態4の相席支援システムの機能ブロックの一例を示す図 実施形態4の相席支援システムにおける処理の流れの一例を示す図 実施形態5の相席支援システムの機能ブロックの一例を示す図 実施形態5の相席支援システムにおける処理の流れの一例を示す図
まず図1を示す。図1は本発明の概要を示す図である。本図に示されているように、本発明は飲食店内で異なる属性を有するユーザ同士を相席させる際に用いるものであり、飲食店が管理するサーバ0131と、当該飲食店を利用する顧客(ユーザ)が管理する端末0101、0102とが、ネットワークを介して情報を送受信することによって実現されうる。場合によっては、飲食店の卓上等にユーザが操作可能に設置されているタブレット等の端末0111、0112や、飲食店が管理する端末0121もまた、これらのネットワークを介して情報の送受信を行うことがあり、ユーザは、飲食店が発行するアプリケーションプログラムを、自身の管理する端末0101、0102にインストールすることなどにより、かかる通信を円滑に行い得る。
以下、本発明の各実施形態について図面とともに説明する。まず実施形態と請求項の相互の関係は、以下のとおりである。まず、実施形態1は主に請求項1、5、6などに対応する。実施形態2は主に請求項などに対応する。実施形態3は主に請求項などに対応する。実施形態4は主に請求項などに対応する。実施形態5は主に請求項などに対応する。
なお、本発明はこれらの実施形態に何ら限定されるものではなく、技術常識に従って特許請求の範囲の各請求項に記載の技術的思想を有し、その要旨を逸脱しない範囲内において、様々な態様で実施し得る。
<<実施形態1>>
<概要>
図2は、本実施形態の相席支援システムの機能ブロックの一例を示す図である。同図において示されているように、本実施形態の「相席支援システム」0200は、「評価受付部」0201と、「評価取得部」0202と、「インセンティブ提供部」0203と、を有する。
なお、以下で詳しく説明する相席支援システムは、その機能の一又は複数の機能を複数の装置にて実現するようにも構成され得るものであって、その機能ブロックは、いずれもハードウェア又はソフトウェアとして実現され得る。コンピュータを用いるものを例にすれば、CPUやメインメモリ、GPU、TPU、画像メモリ、バス、二次記憶装置(ハードディスクや不揮発性メモリ)、キーボードやマイク、タッチパネル、タッチパネルをタッチするための電子ペンなどの各種入力デバイス、スピーカ、ディスプレイその他各種出力デバイス、その他の外部周辺装置などのハードウェア構成部、またその外部周辺装置用のインターフェース、通信用インターフェース、それらのハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他のアプリケーションプログラムなどが挙げられる。
そしてメインメモリ上に展開したプログラムに従った演算処理によって、入力デバイスやその他インターフェースなどから入力されメモリやハードウェア上に保持されているデータなどが加工、蓄積されたり、前記各ハードウェアやソフトウェアを制御するための命令が作成されたりする。ここで、上記プログラムは、モジュール化された複数のプログラムとして実現されてもよいし、2以上のプログラムをクラウドコンピューティングその他の方法により組み合わせて一のプログラムとして実現されても良い。
<機能的構成>
「評価受付部」0201は、ある属性のユーザから、他の属性のユーザであって過去に相席したユーザの評価を受け付けるように構成されている。ここでユーザはまず、属性とともに識別されることとなっており、具体的には、ユーザ自身による情報の入力を受け付けることにより、その属性と紐づけて登録されていることが考えられる。
ここでユーザと属性の紐づけについてもう少し具体的に説明する。例えばユーザは、飲食店利用に際して事前又は事後に、自らの操作する端末を通じて当該飲食店の管理するサーバに対してアクセスすることにより、「ユーザ登録」「会員登録」などの位置づけで、自らを識別するための情報を入力したり、加除修正や削除したりすることが可能である。例えば、氏名や連絡先(電話番号、メールアドレス、SNSのアカウント又はIDなど)、年齢(年代)、誕生日、性別、職業、業態、勤務先、役職、年収、出身地、趣味、特技などの情報が入力される情報として考えられる。
また、外部のアプリケーションとAPIなどの構成を通じて情報の送受信を行い、当該外部のアプリケーション利用と関連した情報をユーザの属性として取得してもよい。具体的には、上述した各種の情報のほか、SNSにおけるフォロワー数や投稿時に付与したハッシュタグに関する情報などを取得することが考えられる。
また、免許証や健康保険証その他の身分証明書に関する情報を取得可能に構成することも可能で、当該構成を採用しておけば、来店時等の本人確認を容易にすることができる。
これらの情報は、飲食店の管理するサーバにて、ユーザと紐づけて保持され、ユーザによる来店時に、ユーザの管理する端末と情報の送受信をすることにより、来店したユーザの本人確認などに用いることができる。
当該構成を採用することにより、年齢制限があったり会員制であったりする飲食店においては、来店時の煩雑な属性確認作業の省力化に資するほか、一定範囲において飲食店が把握可能な構成とすることにより、経営分析のための参考資料として活用することが可能になる。
そして、ここで入力される情報の一又は複数の要素をもって、当該ユーザの属性とすることが考えられる。例えば、「年代が20代」「性別が男性」「出身地が岩手県」「業態がアパレル」のように一の要素である場合もあれば「20代の女性」「キャンプが趣味のスポーツ選手」などのように複数の要素をもって属性としてもよい。いずれにしても、これらの要素をもってユーザの属性とすることにより、複数のユーザを、属性を介してグルーピングすることができ、後述する相席の際のマッチング判断の要素として用いることができるようになる。
ここで、本発明が用いられる飲食店における相席に関する処理の一例についても説明する。ユーザが飲食店に来店すると、飲食店に設けられたビーコンが当該ユーザの所有する端末との通信を通じてユーザの来店を認識する。そのうえで、当該来店したユーザと異なる属性を有し、当該時点で飲食店内にいるユーザの有無やその人数、属性に関する情報を取得し、それらの情報に基づいて、当該来店したユーザと相席するようレコメンドをする。例えば、店内に女性という属性のユーザがそれぞれ2名、3名の単位ですでに来客しており、男性という属性のユーザが3名の単位で来客した場合には、同人数である3名の女性ユーザと相席するようにレコメンドする、といった具合である。
レコメンドの結果は、当該来店したユーザの端末に対し送信されてもよいし、飲食店の管理する端末に送信され、飲食店スタッフがユーザ同士の相席をセッティングしてもよい。
また、ユーザ同士の相席は必ずしも、上記のようなコンピュータを用いた処理によって実現されなくてもよい。飲食店スタッフの店内状況の把握に基づき、例えば相席している時間が長時間に及んでいるユーザ同士を交替させ、新たに来店した、交替させたユーザと同じ属性のユーザを新たな相席相手としてレコメンドするような場合もあってよい。ただしここでいう相席している時間については、あらかじめ飲食店の管理する端末を通じて計測をし、当該計測結果をスタッフが把握可能にしていることが望ましい。当該構成を採用することで、属性のみにとらわれず、様々なユーザ同士の相席がレコメンドでき、多様な出会いの機会を提供することが可能になる。
「過去に相席したユーザの評価を受け付ける」とは、すでに相席という状況が生まれたことのあるユーザの評価に限って評価を受け付けることを意味しており、例えば現在相席をしている最中のユーザの評価を受け付けることも可能である。なのでたとえば、いったん相席が始まったが、その後化粧室に行くと言って離席したままのユーザについても、ここでいう評価を受け付けることが可能である。
ユーザの評価方法については適宜の方法が考えられるが、例えば「よい」「普通」「悪い」「すごく悪い」などのように、シンプルな内容の評価をそれぞれ多くとも5個程度に分けて、ラジオボタンやドロップダウンリスト、チェックボックスといったユーザインタフェースにて表示し、当該表示からユーザの選択に応じた評価の入力を受け付けるような構成が望ましい。当該構成を採用することで、ユーザが手軽にユーザの評価を行うことができ、文章記入や複数項目の評価の入力を受け付けるような構成に比べ、評価の離脱リスクを低減し、より幅広くユーザの評価を取得することができる。
なお、本発明が実施される飲食店においては、すでに述べたようにいったん相席が終了した後も、間断を置かずに新たなユーザ同士の組み合わせで相席の機会を設けることも可能である。そこで上記のような単純明快な評価入力受付の構成を採用することにより、新たな相席のマッチングが行われるわずかな時間のなかで評価の入力を受け付けることができる。
いっぽう、シンプルな評価入力が好ましくない状況もありうるため、そのような状況に応じた構成を別途採用することも考えられる。たとえば、「すごく悪い」といったように、ネガティブな度合いが強い評価内容を受け付ける場合には、その評価を行った理由が重要な場合が多い。安易にネガティブな評価がなされると、評価対象のユーザを不当に貶めようとする悪質なユーザに本発明が悪用される可能性があるためである。
そこでこのような場合に対応するため、ネガティブな評価を受け付ける際には、評価理由をも評価として受け付けるコメント付き評価受付手段を有することが望ましい。評価理由は、あらかじめ用意された複数の選択肢(一方的な話ばかりで会話が成立しない、会話しようとしないなどネガティブな評価をした理由として考えられる事項と紐づけられたもの)から任意の選択を受け付ける場合もあれば、自由記載を受け付ける場合があってもよい。当該構成を採用することで、極端な評価についてはその理由も含めなければ受け付けることができず、ネガティブな評価をされたユーザが単に心証を害するのではなく、その原因を顧みることができるようになる。また、飲食店側もそのような評価理由を把握可能にすることで、場合によっては評価対象となったユーザによる店舗利用の在り方を検討することができる。
なお、評価を受け付ける具体的な態様は様々考えられ、大きくはユーザ自らの管理する端末を用いる場合と、飲食店の管理する端末を用いる場合とが考えられる。まずユーザ自らの管理する端末を用いる場合は、スマートフォン等の端末にインストールされたアプリケーションを起動し、当該アプリを通じて評価の入力を行う。飲食店の管理する端末を用いる場合は、相席をしたテーブルやレジなどに備置されたタブレット等の端末にインストールされたアプリケーションを通じて評価の入力を行う。
そしてこれらの方法により入力された評価は、ネットワークを介して飲食店の管理するサーバに送信され、評価として受け付けられる。このとき評価を受け付けた日時や入力を受け付けた端末を識別するためのID、入力したユーザを識別するための情報なども取得し、上記表かとともに送信されることが望ましい。当該構成を採用することにより評価したユーザの特定が可能になり、評価の分析に用いることができる。
「評価取得部」0202は、受け付けた評価を評価されたユーザと紐づけて取得するように構成されている。上述のように、ユーザは、自らその属性などの情報を入力し、当該情報と紐づけて自らの情報を登録し、飲食店来店時の顧客管理と関連付けて利用される場合がある。評価取得部にて取得する評価は相席相手から取得する客観的な情報であり、ユーザ自身が入力した情報に加えて客観的な情報をも関連付けて取得、保持することで、当該ユーザに関する多様な分析が可能になる。
ここで具体的な分析の一態様について説明する。例えば、飲食店に初めて来店し不慣れなユーザに対しては、評価の高いユーザを選択抽出して相席相手としてマッチング処理することが考えられる。また、評価が芳しくないユーザについては、ユーザ同士ではなく、飲食店のスタッフが相席相手としてマッチング処理することなどが考えられる。このように、相席した結果を踏まえて出力される評価は、その後に当該ユーザが来店した際の相席の際に分析の上考慮することができ、当該構成を採用することで、好適なマッチングを通じたユーザの満足度向上を図ることができる。
なお、取得した評価は当該紐づけられたユーザが視認可能に表示させる構成を採用することもできる。具体的には、評価取得部にて評価を取得すると、当該評価の内容を、紐づけられたユーザとともに保存されている連絡先情報などをもとに視認可能に表示出力することが考えられる。このとき、すでに説明した評価理由を共に出力することも可能であるが、評価を行ったユーザを識別特定可能な情報は表示対象には含めないことが望ましい。評価相手を識別可能とすることで、評価に対する逆恨みや評価理由の変更を迫られたり、個別の連絡を強要されたりする可能性があり、そのようなユーザ間のトラブルを回避するためである。
例えば、評価取得後一定時間の経過後(例えば退店したタイミングや1日経過後)に当該表示出力がなされる構成を採用することにより、相席相手からどのような評価を受けたのか、なぜそのような評価を受けたのかを顧みるきっかけとすることができる。
ちなみに、評価表示の態様としては、受け付けた評価(例えば「よい」「悪い」「すごく悪い」など)をそのまま表示するのではなく、別の態様に変換したうえで表示する場合があってもよい。例えば、受け付けた評価を所定のルールに基づいて数値化し、当該数値を表示出力するような構成である。また、過去に受け付けた評価をまとめて表示出力する構成も考えられ、これらを組み合わせて例えば、過去に受け付けた評価を数値化し、当該数値を表示出力するような構成も考えられる。当該構成を採用すれば、相席後の評価に応じた数値の変化を見ることで評価の良し悪しを把握しやすくすることができ、ユーザに対し、当該数値が改善(向上)するように今後も相席の機会を積極活用しようというモチベーションを与えることができる。
ちなみに、評価をされたユーザの管理する端末上で評価を表示可能にする構成のほか、相席相手に対し、評価の全部又は一部を表示可能にする構成があってもよい。例えば、相席相手としてマッチングされたユーザ同士が会話を楽しんでいる間に、当該マッチング相手であるユーザの過去の評価に関する情報の全部又は一部を表示可能に出力するような構成が考えられる。この構成を採用すると、ユーザは、相席相手がトイレなどで一時離席しているようなタイミングで、当該相席相手の過去の評価を確認することができ、その内容に応じてその後の会話内容に反映させたりすることができ、もし芳しくない評価内容である場合には、スタッフを介するなどして相席相手を交替させ、相互にとってより好適な相席相手とのマッチングをし直す契機とすることができる。
「インセンティブ提供部」0203は、取得した評価に応じて当該ユーザに対し飲食店来店へのインセンティブを提供するための処理を行うように構成されている。ここでいう「飲食店来店へのインセンティブ」とは、飲食店で利用可能な割引や商品との交換、サービスの無償提供などが請けられるクーポンの発行や、飲食店混雑時にも事前予約が行列に並ぶことなく優先的に入場できるようなファストパス機能、相席相手を優先的に選択できる機能など、ユーザの飲食店来店の誘因となる種々の機能を意味している。
インセンティブは複数提供されてユーザによる選択を受け付けることも可能であるし、評価内容に応じて飲食店より指定されたインセンティブを提供することも可能である。当該構成を採用することにより、ユーザにとって来店を促進する好適なインセンティブ提供を選択することができる。
インセンティブは、取得した評価に応じて提供される。ここでいう「取得した評価に応じて」とは、評価がポジティブな内容である場合にはポジティブなインセンティブを提供し、ネガティブな内容である場合にはインセンティブを提供しないか、評価が向上するための別のインセンティブを提供することが考えられる。
ポジティブなインセンティブとは、上述するように来店を促進するような内容であることが通常であるが、評価が向上するためのインセンティブとは様々な態様のものが考えられる。具体的には、相席相手にポジティブな評価をもらえるためのアドバイスなどの情報を提供するようなことが考えられる。ネガティブな評価についてもインセンティブを付与可能とする構成を採用することにより、評価されたユーザに、評価内容にかかわらず、その内容を踏まえて次回以降も来店しようという動機を提供することが可能になる。
なお、取得した評価と提供するインセンティブの種類や量などとの相関関係は、所定のルールによって適宜設定することが可能である。例えば「『よい』の評価が5つたまれば、1ドリンク無料チケットプレゼント」や、「『大変よい』の評価が3つたまれば、休日優先入場チケットプレゼント」といった具合に、評価の数に応じてインセンティブを提供するパターンもあれば、「『悪い』の評価を連続3回以上つかなかった場合には連続回数が2回更新されるごとに相席相手の優先交換クーポンをプレゼント」などといった具合に、ネガティブな評価がつかないことを重視してインセンティブを提供するパターンもありうる。
ここでインセンティブ付与の具体的な態様の一例について詳述する。インセンティブは、上記所定のルールに応じて提供することが確定したら、提供対象のユーザの連絡先に対し、所定のインセンティブが提供可能であるとの事実を通知する。そしてかかる通知を受信したユーザから、自らの管理する端末に対し、インセンティブの提供を受けることを希望する旨の情報を受信すると、通知内容に応じたインセンティブに関する情報を出力する。ユーザは次回以降飲食店に来店する際に、所定のインセンティブが付与された旨の情報を自身の端末に表示させてスタッフに提示することなどによって、当該インセンティブの内容を享受することが可能となる。
なお、より簡便なインセンティブ付与の一例についても説明する。この場合には、評価を取得すると、当該評価内容が、飲食店の管理する端末に送信され、当該送信された端末にて表示された評価内容を受け、店内での具体的なドリンクサービス等の特典を与えたり、会計時の割引等のインセンティブを提供したりする。すなわち、この場合における「ユーザに対し飲食店来店へのインセンティブを提供する」とは、具体的な特典等のインセンティブを付与するための情報を飲食店の管理する端末に送信する処理を意味する。
<具体的な構成>
ここで図3を示す。同図は本実施形態の相席支援システムの機能的な各構成をまとめて一のハードウェアとして実現した際の構成の一例を示す概略図である。各装置はいずれも、それぞれ各種演算処理を実行するための「CPU」0301と、「記憶装置(記憶媒体)」0302と、「メインメモリ」0303と、「入力インターフェース」0304、「出力インターフェース」0305、「ネットワークインターフェース」0306と、を備え、入出力インターフェースを介して、例えば「タッチパネル」0307、「ディスプレイ」0308などの外部周辺装置と情報の送受信を行う。また、ネットワークインターフェースを介して複数の「ユーザ端末」0309や「飲食店端末」0310などの外部装置と情報の送受信を行う場合があってもよい。このネットワークインターフェースの具体的な態様は有線、無線を問わず、また、通信方法も直接、間接を問わない。よって特定の外部装置ないし同装置の利用者と紐づけられた第三者の管理するサーバとの間で情報の送受信を行ういわゆるクラウドコンピューティングの形式を採用することも可能である。
記憶装置には以下で説明するような各種プログラムが格納されており、CPUはこれら各種プログラムをメインメモリのワーク領域内に読み出して展開、実行する。なお、これらの構成は、「システムバス」0399などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う(以上の構成の基本的な構成は、以下で説明する他の装置のいずれについても同様である。
(評価受付部の具体的な構成)
評価受付部は、コンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、具体的には、CPUが記憶装置から「評価受付プログラム」0320をメインメモリに読み出して実行し、一の属性を有するユーザの管理する端末から、過去に相席をしたことのある他の属性を有するユーザの評価を受け付ける。
なお評価受付部における処理に先立ち、ユーザごとに自身に関する属性についての情報の入力を受付け、当該入力内容をそれぞれ、ユーザを識別するIDであるユーザIDと紐づけてメインメモリの所定のアドレスに格納しておくような構成とすることが望ましい。そうすることで、その後の処理をユーザIDや他の情報と紐づけて記録し、利用しやすくすることができる。
(評価取得部の具体的な構成)
評価取得部は、コンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、具体的には、評価受付プログラムの実行により評価を受け付けると、CPUが記憶装置から「評価取得プログラム」0330をメインメモリに読み出して実行し、当該受け付けた評価を評価されたユーザと紐づけてメインメモリの所定のアドレスに格納する。
(インセンティブ提供部の具体的な構成)
インセンティブ提供部は、コンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成されている。具体的には、CPUが記憶装置から「インセンティブ提供プログラム」0340をメインメモリに読み出して実行し、特定のユーザと紐づいて評価取得プログラムの実行により得られた評価に応じ、当該ユーザに対し飲食店来店へのインセンティブを提供するための処理を行う。
<処理の流れ>
図4は、本実施形態の相席支援システムにおける処理の流れの一例を示す図である。同図の処理の流れは以下のステップからなる。最初にステップS0401では、ある属性のユーザから、他の属性のユーザであって過去に相席したユーザの評価を受け付ける(評価受付ステップ)。そしてステップS0402では、受け付けた評価を評価されたユーザと紐づけて取得(評価取得ステップ)し、ステップS0403では、取得した評価に応じて当該ユーザに対し飲食店来店へのインセンティブを提供する(インセンティブ提供ステップ)。
<効果>
以上の構成を採用する相席支援システムを利用することにより、店舗利用者に安心して相席相手と会話ができる環境を提供し、繰り返し店舗を利用しやすくする動機を提供することができるようになる。
<<実施形態2>>
<概要>
本実施形態の相席支援システムは、基本的には実施形態1に記載の相席支援システムの技術的特徴と同様であるが、相席が終了する前後の所定時間内に評価を受け付ける点を更なる特徴として備えている。
<機能的構成>
図5は、本実施形態の相席支援システムを一のコンピュータ(装置)で実現した場合の機能ブロックの一例を示す図である。同図において示されているように、本実施形態の「相席支援システム」0500は、「評価受付部」0501と、「評価取得部」0502と、「インセンティブ提供部」0503と、を有し、評価受付部は「時間制御手段」0511をさらに有する。基本的な構成は、実施形態1の図2を用いて説明した相席支援システムと共通するため、以下では相違点である「時間制御手段」0511の機能について説明する。
「時間制御手段」0511は、評価受付部において、相席が終了する前後の所定時間内に評価を受け付けるように構成される。「相席が終了する」とは、いちどマッチングした異なる属性のユーザ同士が相席をしたあとで、相席相手を交替させるか、相席をせずに飲食を楽しむか、あるいは会計を済ませて退店するかなどのように、それまでの相席相手との交流の時間を何らかの目的で終了することを意味する。
どのようにして「相席が終了する」と判断するかについては、当該終了の態様によりいくつかの方法が考えられる。相席相手の交替や相席せず飲食を楽しむような場合であれば、従前の相席相手のどちらかが確定的に離席したと飲食店が認識したタイミングが考えられる。飲食店が相席相手の交替を促すような場合には特に、相席相手の確定的な離席のタイミングを把握することが可能なので、当該タイミングをもって相席が終了したと判断し、その旨の情報を、飲食店のスタッフの管理する端末を通じて取得するような構成が考えられる。会計を済ませて退店する場合においても、当該会計処理を行ったタイミングをもって相席が終了したと判断する構成が考えられる。このような構成を採用することで、一度評価を入力したのちに、再度同じ相手との相席の交流が長時間にわたって続くという事象を回避することができる。
時間制御手段は、相席終了に近接した時間内で評価を受け付けるように構成することを特徴としており、そのため「相席が終了する前後の所定時間内」とは、比較的短時間であることが望ましい。一例としては、相席が終了する前後10分以内に評価を受け付けるような構成が考えられる。このように相席終了に近接した時間内で評価を受け付けることにより、ユーザが直感的に感じたリアルな評価を取得することができる。
なお、相席が終了する前に評価を受け付ける構成について説明する。先ほど説明したように、相席終了が飲食店スタッフの管理のもとでコントロールされる場合には、ユーザはそのタイミングを計ることが困難なケースが多い。そこでこのような場合には、あらかじめユーザからの評価をどのタイミングで受け付けることが可能としつつも、結果として相席が終了する前後の所定時間内の枠外で受け付けた評価については、その受付を無効とする処理を行い、改めて評価の受付を促すような構成とすることが考えられる。
また、相席終了が飲食店スタッフではなく、ユーザの積極的な働きかけによりコントロールされる場合もありうる。すなわち、ユーザの一方が相席終了乃至相席相手の交替を望む旨の情報としての相席終了希望情報をスタッフに伝えるような場合である。このような場合には、相席終了希望情報が発信された時点をもって「相席が終了する前後の所定時間」の始期と判断することも可能である。当該構成を採用することにより、様々なケースに対応した感度の高い評価取得が可能になる。
なお、上記のようなリアルな評価の取得が好ましいとの観点から、評価の内容として又は評価に付随して当該評価対象となるユーザに関するコメントを入れるような複雑な処理は排除することが望ましい。当該構成を採用することで、コメント入力の最中に次の相席相手とマッチングするなどして、評価入力途中で作業が中断しそのまま評価が取得できない、といった事象を回避することができる。
<具体的な構成>
本実施形態の相席支援システムを構成する各装置のハードウェア構成は、基本的には、図3を用いて説明した実施形態1の相席支援システムにおけるハードウェア構成と同様である。そこで以下については、これまで説明していない「時間制御手段」の具体的な処理について説明する。
(時間制御手段の具体的な構成)
時間制御手段は、具体的にはコンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、評価受付プログラムの実行に際し、CPUが記憶装置から「時間制御サブプログラム」をメインメモリに読み出して実行し、相席が終了する前後の所定時間内かどうかを計測判断し、当該時間内に受け付けた評価を受け付ける処理を行う。
<処理の流れ>
図6は、本実施形態の相席支援システムにおける処理の流れの一例を示す図である。同図の処理の流れは以下のステップからなる。最初にステップS0601ではまず、相席が終了する前後の所定時間内にあるかどうかを判断し、当該時間内であるとの判断結果である場合には、ステップS0602以下の処理に移行する。時間外であるとの判断結果である場合には、その後の処理を行わない。
ステップS0602では、ある属性のユーザから、他の属性のユーザであって過去に相席したユーザの評価を受け付ける(評価受付ステップ)。そしてステップS0603では、受け付けた評価を評価されたユーザと紐づけて取得(評価取得ステップ)し、ステップS0604では、取得した評価に応じて当該ユーザに対し飲食店来店へのインセンティブを提供する(インセンティブ提供ステップ)。
<効果>
本実施形態の相席支援システムを用いることにより、実施形態1の相席支援システムを用いる場合とは別途、実際の相席による会話等の実態をより踏まえた評価を受け付けることが可能になる。
<<実施形態3>>
<概要>
本実施形態の相席支援システムは、基本的には実施形態1や2に記載の相席支援システムの技術的特徴と同様であるが、ユーザの飲食店利用状況に関する情報である利用状況情報を取得し、取得した評価とともに利用状況情報をも用いてインセンティブを提供する点を特徴としている。
<機能的構成>
図7は、本実施形態の相席支援システムを一のコンピュータ(装置)で実現した場合の機能ブロックの一例を示す図である。同図において示されているように、本実施形態の「相席支援システム」0700は、「評価受付部」0701と、「評価取得部」0702と、「インセンティブ提供部」0703と、「利用状況情報取得部」0704とを有し、インセンティブ提供部は「状況依存手段」0713をさらに有する。基本的な構成は、実施形態1の図2を用いて説明した相席支援システムと共通するため、以下では相違点である「利用状況情報取得部」0704と「状況依存手段」0713の機能について説明する。
「利用状況情報取得部」0704は、ユーザの飲食店利用状況に関する情報である利用状況情報を取得するように構成されている。具体的には、一又は複数の相手と相席をしていた時間(相席時間)や、誰とも相席をしていなかった時間、来店頻度、利用金額、来店人数などの飲食店利用に関する情報を利用状況情報として取得することが考えられる。
利用状況情報取得の態様としては、飲食店が管理する端末にて適宜該当する一又は複数の情報を取得することが考えられる。ユーザ同士を好適に相席させるためには、種々のユーザ管理システムを用いることが考えられ、当該システムを通じてユーザの種々の飲食店利用時間や利用金額等の情報をリアルタイムで取得することができる。また、会計時に用いるPOSレジなどのコンピュータを通じた情報の取得も考えられ、これら複数の端末を通じて種々の利用状況情報を取得する構成ももちろん採用可能である。
そして、それらの管理システムを通じて取得した利用状況情報と、相席相手から取得した評価とをともにユーザと紐づけて取得するような態様が考えられる。より具体的にいえば、いったん相席相手から取得した評価を飲食店の管理システムにおける管理サーバに送信し、当該評価と管理システムを通じて得た利用状況情報とをともに、本発明において用いるユーザに関する情報管理のためのサーバに対して送信する構成が考えられる。もちろん、相席相手からの評価と、管理システムを通じて得た利用状況情報とがそれぞれ、本発明において用いられるサーバに各種の情報を送信する構成であってももちろんよく、どのような経路を経て各種の情報が取得されるかは特に問わない。
このように来店する曜日や時間帯などといった情報をユーザと紐づけて利用状況情報として取得することにより、飲食店が経営分析のための用いることができるようになったり、ユーザ自身も飲食店利用の事実及びその内容をあとから振り返ったりすることができるようになっている。
「状況依存手段」0713は、インセンティブ提供部において、取得した評価とともに、利用状況情報をも用いてインセンティブを提供するように構成されている。評価のみによってインセンティブを提供する場合との差異との関係で言えば、例えば、「『よい』の評価が5つたまり、かつ、相席時間の平均時間が1時間を超過しているユーザには、1ドリンク無料チケットプレゼント」や、「『大変よい』の評価が3つたまっており、かつ、1か月に2回以上の来店頻度のユーザには、休日優先入場チケットプレゼント」といった具合に、評価の数と利用状況とに応じてインセンティブを提供するパターンもあれば、「『悪い』の評価が連続2回以上つき、かつ、相席をせずに飲食していた時間が1回の来店あたり60分を超える場合には、次回以降相席しやすくなるポイントをまとめたメッセージを送信する」などといった具合に、ネガティブな評価がついた場合の改善策をアドバイスするインセンティブを提供するパターンもありうる。
<具体的な構成>
本実施形態の相席支援システムを構成する各装置のハードウェア構成は、基本的には、図3を用いて説明した実施形態1の相席支援システムにおけるハードウェア構成と同様である。そこで以下については、これまで説明していない「利用状況情報取得部」と「状況依存手段」の具体的な処理について説明する。
(利用状況情報取得部の具体的な構成)
利用状況情報取得部は、具体的にはコンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、CPUが記憶装置から「利用状況情報取得プログラム」をメインメモリに読み出して実行し、ユーザの飲食店利用状況に関する情報である利用状況情報を取得する処理を行い、メインメモリの特定のユーザと紐づく所定のアドレスに格納する。
(状況依存手段の具体的な構成)
状況依存手段は、具体的にはコンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、インセンティブ提供プログラムの実行に際し、利用状況情報をも読みだしたうえでCPUが記憶装置から「状況依存サブプログラム」をメインメモリに読み出して実行し、取得した評価とともに利用状況情報をも用いてインセンティブを提供する処理を行う。
<処理の流れ>
図8は、本実施形態の相席支援システムにおける処理の流れの一例を示す図である。同図の処理の流れは以下のステップからなる。最初にステップS0801ではまず、ユーザの飲食店利用状況に関する情報である利用状況情報を取得する(利用状況情報取得ステップ)。なお、利用状況取得ステップは、以後の処理のいずれの段階においても適宜処理することが可能であり、そのタイミング及び処理回数の限定は特に問わない。
次にステップS0802では、ある属性のユーザから、他の属性のユーザであって過去に相席したユーザの評価を受け付ける(評価受付ステップ)。そしてステップS0803では、受け付けた評価を評価されたユーザと紐づけて取得(評価取得ステップ)し、ステップS0804では、取得した評価とともに、利用状況情報をも用いて当該ユーザに対し飲食店来店へのインセンティブを提供する(状況依存インセンティブ提供ステップ)。
<効果>
本実施形態の相席支援システムを用いることにより、実施形態1や2の相席支援システムを用いる場合に比べて、より飲食店の利用実態に即したインセンティブの付与が可能となり、個々のユーザに対して具体的な来店促進提案としてのインセンティブ付与が可能になる。
<<実施形態4>>
<概要>
本実施形態の相席支援システムは、基本的には実施形態1から3に記載の相席支援システムの技術的特徴と同様であるが、相席したユーザからの評価とともに飲食店の管理する端末からの評価をも取得する点を特徴としている。
<機能的構成>
図9は、本実施形態の相席支援システムを一のコンピュータ(装置)で実現した場合の機能ブロックの一例を示す図である。同図において示されているように、本実施形態の「相席支援システム」0900は、「評価受付部」0901と、「評価取得部」0902と、「インセンティブ提供部」0903と、とを有し、評価取得部は「店舗評価取得手段」0912をさらに有する。基本的な構成は、実施形態1の図2を用いて説明した相席支援システムと共通するため、以下では相違点である「店舗評価取得手段」0912の機能について説明する。
「店舗評価取得手段」0912は、評価取得部において、相席したユーザからの評価とともに飲食店の管理する端末からの評価をも取得するように構成されている。ここでは、ユーザに対する評価をおこなう主体として、相席相手のほか飲食店が想定されているが、ここでいう飲食店による評価については、相席相手との会話が弾んだかどうかなどのように、「相席相手としての評価」というよりも、客観的にみて「相席による飲食店利用サービスをうまく活用しているかの評価」といった側面から行われることが想定される。具体的には、「相席相手からの交替要請が多いか少ないか」「交替要請が来るまでの時間が長いか短いか」といった定量的な情報に基づく評価の場合もあれば、「店舗内の雰囲気を壊さないかどうか」「他のユーザやスタッフに迷惑をかけていないか」などといった定性的な情報に基づく評価の場合もある。
以上のような評価のうち、定量的な情報に基づくものについては、相席したユーザからの評価や、利用状況情報によって評価することも可能であるが、一定程度定性的な評価をも含めることで、飲食店において提供する相席サービスというサービス全体の提供を踏まえた、より好適なインセンティブの付与が可能になる。具体的に言えば、(相席相手からではなく)他のユーザからクレームが来たユーザについては、他の要素が同じ評価を受けているユーザに対する場合に比べて、インセンティブ提供の質や内容を劣後させる、といったような仕組みが考えられる。
なお、飲食店の管理する端末からの評価取得のタイミングは、店舗スタッフの手間を省力化する観点から、会計時に受け付けるような構成とすることが望ましい。評価項目も「good「soso」「bad」などのようにシンプルなものにして、当該項目をタップすることで評価を受け付けるような簡易な構成とすることが望ましい。接客業はただでさえ業務量が多いため、上記のようなシンプルな構成にすることによって、店舗スタッフからの評価取得のハードルを下げ、よりユーザの利用実態に即したインセンティブ提供のための情報として活用可能にすることができる。
<具体的な構成>
本実施形態の相席支援システムを構成する各装置のハードウェア構成は、基本的には、図3を用いて説明した実施形態1の相席支援システムにおけるハードウェア構成と同様である。そこで以下については、これまで説明していない「店舗評価取得手段」の具体的な処理について説明する。
(店舗評価取得手段の具体的な構成)
店舗評価取得手段は、具体的にはコンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、評価取得プログラムの実行に際しCPUが記憶装置から「店舗評価取得サブプログラム」をメインメモリに読み出して実行し、相席したユーザからの評価とともに飲食店の管理する端末からの評価をも取得し、メインメモリの所定のアドレスに格納する。
<処理の流れ>
図10は、本実施形態の相席支援システムにおける処理の流れの一例を示す図である。同図の処理の流れは以下のステップからなる。最初にステップS1001では、ある属性のユーザから、他の属性のユーザであって過去に相席したユーザの評価を受け付ける(評価受付ステップ)。そしてステップS1002では、受け付けた評価を評価されたユーザと紐づけて取得(評価取得ステップ)し、ステップS1003では、飲食店の管理する端末からも同一ユーザに対する評価を取得する(店舗評価取得サブステップ)。なおステップS1002とステップS1003の処理の順番は、相互に入れ替わってもよい。
その後ステップS1004では、取得した評価に応じて当該ユーザに対し飲食店来店へのインセンティブを提供する(状況依存インセンティブ提供ステップ)。
<効果>
本実施形態の相席支援システムを用いることにより、実施形態1ないし3の相席支援システムを用いる場合に比べて、他のユーザにとって必ずしも好ましくないユーザに対するインセンティブ付与の形態を他のユーザに比べて劣後させるなどの方法を通じて来店意欲を削ぐなどし、良質なユーザに対するサービス提供を持続的に可能にさせることができる。
<<実施形態5>>
<概要>
本実施形態の相席支援システムは、基本的には実施形態1から4に記載の相席支援システムの技術的特徴と同様であるが、相席したユーザが一の属性を有する複数人であった場合に、当該複数人のユーザに対してまとめて一の評価を受付け、複数人に対しまとめて受け付けた評価を、個々のユーザと紐づけて取得するユーザの飲食店利用状況に関する情報である利用状況情報を取得し、受け付けた評価とともに利用状況情報をも用いてインセンティブを提供する点を特徴としている。
<機能的構成>
図11は、本実施形態の相席支援システムを一のコンピュータ(装置)で実現した場合の機能ブロックの一例を示す図である。同図において示されているように、本実施形態の「相席支援システム」1100は、「評価受付部」1101と、「評価取得部」1102と、「インセンティブ提供部」1103と、を有し、評価受付部は「包括評価手段」1111を、評価取得部は「配分取得手段」1112をそれぞれさらに有する。基本的な構成は、実施形態1の図2を用いて説明した相席支援システムと共通するため、以下では相違点である「包括評価手段」1111と「配分取得手段」1112の機能について説明する。
「包括評価手段」1111は、評価受付部において、相席したユーザが一の属性を有する複数人であった場合に、当該複数人のユーザに対してまとめて一の評価を受け付けるように構成されている。ここでいう「相席したユーザが一の属性を有する複数人であった場合」とは、例えば性別のみを属性とした場合には、「男性ユーザ3名」と「女性ユーザ3名」とが相席をした場合といった状況を意味している。相席をする際には、複数のグループが席を同じくすることによって会話がはずんだり、新たな出会いの機会となったりするため、多くの場合、ここでいうような複数人同士による相席が生じる。
そして本実施形態においては、これら複数人がまとめて一の属性を有する場合に、当該複数人に対してまとめて評価を受け付ける構成を技術的特徴として備えている。すなわち、上述の例でいえば、「男性ユーザ3名に対してまとめて『good』の評価を受け付ける」、「女性ユーザ3名に対してまとめて『普通』の評価を受け付ける」といった具合である。
すでに説明してきたように、相席相手のユーザの評価を入力するには、入力途中の離脱や、より近々の間隔に基づいた評価が重要になるため、できる限りスピーティーな評価の受付が望ましい。そのようななかでいちどに複数のユーザに対する評価を個別に入力しなければならないとなることは、飲食店としては避けたい事態である。また、個々の相席相手を識別できないような場合には、そもそも個々の相席相手を特定しての評価を受け付けること自体が困難である。そこで上記のような課題を克服するために包括評価手段のような構成を設けることで、簡易迅速にかつ確実に相席相手の評価を受け付けるようにすることが可能になる。
「配分取得手段」1112は、評価取得部において、複数人に対しまとめて受け付けた評価を、個々のユーザと紐づけて取得するように構成されている。包括評価手段を通じて受け付けた評価は、結局のところ個々のユーザに対して紐づけられる必要があり、配分取得手段においては、かかる個々のユーザに対する評価のための処理を行う。具体的には、まとめて受け付けた評価内容と同じ内容の評価を、個々のユーザに対してそれぞれ紐づけて取得する。
ここで個々のユーザに対してそれぞれ評価を紐づける前提として、複数のユーザから個々のユーザを識別するための処理について説明する。来店時にユーザがアプリを起動するなどして、自身が来店した旨の情報を飲食店の管理するサーバ等に対して送信しておけば、その後のマッチングの際や会計時等を通じて顧客管理を行うことが可能であり、関連する処理として上記まとめて取得した評価を個々のユーザに割り振る処理を行うことが可能である。
また、上述したアプリの起動がなかったり、そもそもそのような管理を望まないユーザについては、他の管理可能なユーザとともにまとめて評価をされた場合であっても、当該ユーザに対しては、評価を割り振ることが困難であり、かかる処理は行わない。いずれにせよ、いったんまとめて受け付けた評価を配分する構成を採用することで、ユーザに特段の負荷を課すことなく、円滑に評価を受け付けることが可能になる。
<具体的な構成>
本実施形態の相席支援システムを構成する各装置のハードウェア構成は、基本的には、図3を用いて説明した実施形態1の相席支援システムにおけるハードウェア構成と同様である。そこで以下については、これまで説明していない「包括評価手段」と「配分取得手段」の具体的な処理について説明する。
(包括評価手段の具体的な構成)
包括評価手段は、具体的にはコンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、相席したユーザが一の属性を有する複数人であるとの情報を取得した場合には、評価受付プログラムの実行に際してCPUが記憶装置から「包括評価サブプログラム」をメインメモリに読み出して実行し、当該複数人のユーザに対してまとめて一の評価を受け付ける処理を行う。
(配分取得手段の具体的な構成)
配分取得手段は、具体的にはコンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、評価取得プログラムの実行に際しCPUが記憶装置から「配分取得サブプログラム」をメインメモリに読み出して実行し、複数人に対しまとめて受け付けた評価を、個々のユーザと紐づけて取得しメインメモリの所定のアドレスに格納する。
<処理の流れ>
図12は、本実施形態の相席支援システムにおける処理の流れの一例を示す図である。同図の処理の流れは以下のステップからなる。最初にステップS1201では、相席したユーザが一の属性を有する複数人であるかどうかを判断する。ここでの内容が複数人であるとの判断結果である場合には、ステップS1202以下の処理に移行する。単数であるとの判断結果である場合には、ステップS1212以下の処理に移行する。
ステップS1202では、ある属性のユーザから、他の属性のユーザであって過去に相席した一の属性を有する複数人のユーザに対してまとめて一の評価を受け付ける(包括評価サブステップ)。そしてステップS1203では、複数人に対しまとめて受け付けた評価を、当該複数人を構成する個々のユーザと紐づけて取得し(配分取得サブステップ)し、ステップS1204では、取得した評価に応じて当該ユーザに対し飲食店来店へのインセンティブを提供する(インセンティブ提供ステップ)。
ステップS1212では、ある属性のユーザから、他の属性のユーザであって過去に相席したユーザの評価を受け付ける(評価受付ステップ)。そしてステップS1213では、受け付けた評価を評価されたユーザと紐づけて取得(評価取得ステップ)し、ステップS1204では、取得した評価に応じて当該ユーザに対し飲食店来店へのインセンティブを提供する(インセンティブ提供ステップ)。
<効果>
本実施形態の相席支援システムを用いることにより、実施形態1から4に記載の相席支援システムを用いる場合に比べて、相席サービスを利用する多くのケースにおいてユーザに特段の負荷を課すことなく、円滑に評価を受け付けることが可能になる。
0200・・・相席支援システム、0201・・・評価受付部、0202・・・評価取得部、0203・・・インセンティブ提供部

Claims (6)

  1. 飲食店内で異なる属性を有するユーザ同士を相席させる際に用いる方法であって、
    ある属性のユーザから、他の属性のユーザであって過去に相席したユーザの評価を受け付ける評価受付ステップと、
    受け付けた評価を評価されたユーザと紐づけて取得する評価取得ステップと、
    取得した評価に応じて当該ユーザに対し飲食店来店へのインセンティブを提供するためのインセンティブ提供ステップと、
    をコンピュータを用いて実行する相席支援方法であって、
    評価受付ステップは、相席が終了する前後10分以内に評価を受け付ける時間制御サブステップを有する相席支援方法。
  2. ユーザの飲食店利用状況に関する情報である利用状況情報を取得する利用状況情報取得ステップをさらに有し、
    インセンティブ提供ステップは、受け付けた評価とともに、利用状況情報をも用いてインセンティブを提供する状況依存サブステップを有する請求項に記載の相席支援方法。
  3. 評価取得ステップは、相席したユーザからの評価とともに飲食店の管理する端末からの評価をも取得する店舗評価取得サブステップを有する請求項1または2に記載の相席支援方法。
  4. 評価受付ステップは、相席したユーザが一の属性を有する複数人であった場合に、当該複数人のユーザに対してまとめて一の評価を受け付ける包括評価サブステップを有し、
    評価取得ステップは、複数人に対しまとめて受け付けた評価を、個々のユーザと紐づけて取得する配分取得サブステップを有する請求項1からのいずれか一に記載の相席支援方法。
  5. 飲食店内で異なる属性を有するユーザ同士を相席させる際に用いるプログラムであって、
    ある属性のユーザから、他の属性のユーザであって過去に相席したユーザの評価を受け付ける評価受付ステップと、
    受け付けた評価を評価されたユーザと紐づけて取得する評価取得ステップと、
    取得した評価に応じて当該ユーザに対し飲食店来店へのインセンティブを提供するためのインセンティブ提供ステップと、
    をコンピュータに実行させる相席支援プログラムであって、
    評価受付ステップは、相席が終了する前後10分以内に評価を受け付ける時間制御サブステップをコンピュータに実行させる相席支援プログラム。
  6. 飲食店内で異なる属性を有するユーザ同士を相席させる際に用いるシステムであって、
    ある属性のユーザから、他の属性のユーザであって過去に相席したユーザの評価を受け付ける評価受付部と、
    受け付けた評価を評価されたユーザと紐づけて取得する評価取得部と、
    取得した評価に応じて当該ユーザに対し飲食店来店へのインセンティブを提供するためのインセンティブ提供部と、
    を有する相席支援システムであって、
    評価受付部は、相席が終了する前後10分以内に評価を受け付ける時間制御手段を有する相席支援システム
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【女性は無料】1人で相席できる "THE SINGLE(ザ・シングル)"|業界初・1対1限定の上質な出会いをプロデュース,[online],THE SINGLE,2020年08月15日,[2023年09月11日検索],<https://web.archive.org/web/20200814191315/https://single-aiseki.com/lady/>

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