JP7363009B2 - 電気集塵装置用の電源制御システム、電気集塵装置、及び、その運転方法 - Google Patents
電気集塵装置用の電源制御システム、電気集塵装置、及び、その運転方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7363009B2 JP7363009B2 JP2021043234A JP2021043234A JP7363009B2 JP 7363009 B2 JP7363009 B2 JP 7363009B2 JP 2021043234 A JP2021043234 A JP 2021043234A JP 2021043234 A JP2021043234 A JP 2021043234A JP 7363009 B2 JP7363009 B2 JP 7363009B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrostatic precipitator
- output
- power supply
- control
- voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
(i) 前記電源の出力電圧の値が、所定の閾値以下となった場合に、低電圧検出信号が出力される。
(ii) 前記低電圧検出信号が出力されている間、前記電源からの出力を遮断した後に前記電気集塵機本体に該出力を再投入する制御が、所定周期毎に繰り返し実行される。
(iii) 前記低電圧検出信号の出力が開始したとき、計時動作が開始され、計時時間が第1の所定時間になったとき、異常放電消去信号が出力され、前記電源の出力を完全に遮断する制御が実行される。
(iA) 前記電源の出力電圧の値が、所定の閾値以下となった場合に、低電圧検出信号が出力され、該低電圧検出信号が出力されると、タイマは計時動作を開始する。
(iiA) 前記タイマによる計時時間が第1の所定時間を経過したときに、異常放電消去信号が出力され、前記電源の出力を完全に遮断する制御が実行される。但し、前記タイマによる計時動作の継続中に、前記電源の出力電圧の値が、所定の閾値以上に回復している時間が第2の所定時間以上継続した場合には、計時動作を停止しタイマによる計時時間を0Sにリセットする。
(iiiA) 前記回復している時間が、前記第2の所定時間以下の場合は、回復とみなさず、計時動作を継続し、タイマによる計時時間が前記第1の所定時間になったとき、異常放電消去信号が出力され、前記電源の出力を完全に遮断する制御が実行される。
本発明の電気集塵装置は、本発明独自の電源制御システムを電気集塵機本体に設置することにより構成することができる。
電気集塵装置10を構成する電気集塵機本体1は、上部ケーシング11、側部ケーシングとしても機能する集塵極12、下部ケーシング13、及び、架構14と、を有する。上部ケーシング11、集塵極12、及び、下部ケーシング13が、上方からその順番で組合されることによって、電気集塵機本体1の筺体が構成される。電気集塵機本体1の筺体は、通常、架構14により、地上から所定距離だけ上方に離間して固定されている。
電気集塵機本体1と組合せて、電気集塵装置10を構成することができる、電気集塵装置用の電源制御システム2について、その詳細を説明する。
電源制御システム2を構成する電源21は、図2に示す通り、スイッチング素子として絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)を備える直流高電圧電源211、プログラムによって絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)の動作を制御する電圧制御部212、及び、プログラム言語によるプログラム用コマンドを外部から入力することができるプログラム用コマンド入力部213を備える。
制御コマンド発信器22は、図2に示す通り、プログラム言語にはよらない自然言語等からなる一次コマンド(指令)を入力可能な一次コマンド入力部223、一次コマンドをプログラム用コマンド(プログラム言語で記述された指令)に変換するプログラム用コマンド生成部222、及び、このプログラム用コマンドを、電源21に備えられているプログラム用コマンド入力部213に向けて出力するプログラム用コマンド出力部221を、含んで構成されている。
上述した構成からなる電気集塵装置10の基本動作及び運転方法について説明する。電気集塵装置10においては、直流高電圧発生部211A(図4、図6)から発生された負極の直流高電圧が、直流高電圧入力部211B(図4、図6)を介して、直流高電圧として放電極(電極ロッド123及び放電線124)に印加される。そして、直流高電圧の値が上昇すると、放電極と、その周囲を囲む集塵極12の「室」の各側面との間に負コロナ放電が発生し、その結果、放電極から、集塵極12の「室」の各側面の各々に向かう方向に負イオンが移行すると共に、同方向にイオン風が発生する。
(i) 直流高電圧電源211の出力電圧の値が、所定の閾値(一例として、24kV)以下となった場合に、低電圧検出信号が出力される。
(ii) 上記低電圧検出信号が出力されている間、直流高電圧電源211からの出力を遮断した後に、上記出力を電気集塵機本体1に再投入する制御が、所定周期毎に繰り返し実行される(一例として、450mS毎に、20mS間出力を遮断後に再投入する制御)。
(iii) 上記の低電圧検出信号の出力が開始したとき、計時動作が開始され、計時時間が第1の所定時間(一例として、8S)になったとき、異常放電消去信号が出力され、その結果、直流高電圧電源211の出力を完全に遮断する制御が実行される。
(iA) 直流高電圧電源211の出力電圧の値が、所定の閾値(一例として、24kV)以下となった場合に、低電圧検出信号が出力され、低電圧検出信号が出力されると、タイマは計時動作を開始する。
(iiA) タイマによる計時時間が第1の所定時間(一例として、8S)を経過したときに、異常放電消去信号が出力され、その結果、直流高電圧電源211の出力を完全に遮断する制御が実行される。但し、タイマによる計時動作の継続中に、直流高電圧電源211の出力電圧の値が、所定の閾値(一例として、24kV)以上に回復している時間が第2の所定時間(一例として、600mS)以上継続した場合には、計時動作を停止しタイマによる計時時間を0Sにリセットする。
(iiiA) 上記の「回復している時間」が、上記の第2の所定時間(一例として、600mS)以下の場合は、回復とみなさず、計時動作を継続し、タイマによる計時時間が所定時間(一例として、8S)になったとき、異常放電消去信号が出力され、その結果、直流高電圧電源211の出力を完全に遮断する制御が実行される。
11 上部ケーシング
12 集塵極(側部ケーシング)
121 上部グリッド
122 下部グリッド
123 電極ロッド
124 放電線
125 ウェイト
126 上向きスプレーノズル
127 洗浄用配管
13 下部ケーシング
14 架構
151 ブスダクト
152 ブスバー
153 碍子室
154 保護抵抗
156 壁貫通碍子
157 閉止板
158 支持碍子
G1 ダストを含有する排ガス
G2 ダストが除去された排ガス
2 電源制御システム
21 電源
211 直流高電圧電源
211A 直流高電圧発生部
211B 直流高電圧入力部
211C 高電圧出力端子
212 電圧制御部
213 プログラム用コマンド入力部
22 制御コマンド発信器
221 プログラム用コマンド出力部
222 プログラム用コマンド生成部
223 一次コマンド入力部
224 コマンド入力部
225 コマンド出力部
231 出力側整流器
232 変圧器
233 スイッチング素子(IGBT)
234 入力側整流器
235 交流電源
236 荷電方式切り替え手段
C1 電力変換回路
10 電気集塵装置
Claims (5)
- 電気集塵装置用の電源制御システムであって、
電源と、前記電源とは離間して配置される制御コマンド発信器と、を備え、
前記電源は、
スイッチング素子として絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)を備える直流高電圧電源と、
前記制御コマンド発信器に入力された一次コマンドに従って、前記直流高電圧電源からの荷電方式について連続荷電と間欠荷電とを切り替える電圧制御及び前記間欠荷電が行われる際の荷電時間と非荷電時間の組合せを変更する電圧制御を実行するプログラムがインストールされていて、前記プログラムによって前記絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)の動作を制御する電圧制御部と、
前記プログラムに前記動作を実行させるコマンドであってプログラム言語によるプログラム用コマンドを外部から入力することができるプログラム用コマンド入力部と、を備えてなり、
前記制御コマンド発信器は、前記プログラム言語に翻訳される前段階の自然言語又は記号による一次コマンドを入力可能な一次コマンド入力部と、該一次コマンドを前記プログラム用コマンドに変換するプログラム用コマンド生成部と、該プログラム用コマンドを、前記プログラム用コマンド入力部に向けて出力するプログラム用コマンド出力部と、を有する、
電源制御システム。 - 請求項1に記載の電源制御システムと、電気集塵機本体と、を備える、電気集塵装置。
- 請求項2に記載の電気集塵装置の運転方法であって、
下記(i)乃至(iii)の処理を順次行う処理フローにより、異常放電消去処理を行う、電気集塵装置の運転方法。
(i) 前記電源の出力電圧の値が、所定の閾値以下となった場合に、低電圧検出信号が出力される。
(ii) 前記低電圧検出信号が出力されている間、前記電源からの出力を遮断した後に前記電気集塵機本体に該出力を再投入する制御が、所定周期毎に繰り返し実行される。
(iii) 前記低電圧検出信号の出力が開始したとき、計時動作が開始され、計時時間が第1の所定時間になったとき、異常放電消去信号が出力され、前記電源の出力を完全に遮断する制御が実行される。 - 更に、下記(iA)乃至(iiiA)の処理を併せて順次行う処理フローにより、異常放電消去処理を行う、請求項3に記載の電気集塵装置の運転方法。
(iA) 前記電源の出力電圧の値が、所定の閾値以下となった場合に、低電圧検出信号が出力され、該低電圧検出信号が出力されると、タイマは計時動作を開始する。
(iiA) 前記タイマによる計時時間が第1の所定時間を経過したときに、異常放電消去信号が出力され、前記電源の出力を完全に遮断する制御が実行される。但し、前記タイマによる計時動作の継続中に、前記電源の出力電圧の値が、所定の閾値以上に回復している時間が第2の所定時間以上継続した場合には、計時動作を停止しタイマによる計時時間を0Sにリセットする。
(iiiA) 前記回復している時間が、前記第2の所定時間以下の場合は、回復とみなさず、計時動作を継続し、タイマによる計時時間が前記第1の所定時間になったとき、異常放電消去信号が出力され、前記電源の出力を完全に遮断する制御が実行される。 - 請求項3又は4に記載の電気集塵装置の運転方法であって、
前記電源に対する、前記異常放電消去処理のための電圧制御を含む全ての電圧制御を、前記制御コマンド発信器からの遠隔通信によって行う、
電気集塵装置の運転方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020064740 | 2020-03-31 | ||
JP2020064740 | 2020-03-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021159912A JP2021159912A (ja) | 2021-10-11 |
JP7363009B2 true JP7363009B2 (ja) | 2023-10-18 |
Family
ID=78001954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021043234A Active JP7363009B2 (ja) | 2020-03-31 | 2021-03-17 | 電気集塵装置用の電源制御システム、電気集塵装置、及び、その運転方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7363009B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20130206001A1 (en) | 2010-06-18 | 2013-08-15 | Alstom Technology Ltd | Method to control the line distoration of a system of power supplies of electrostatic precipitators |
JP2013252477A (ja) | 2012-06-06 | 2013-12-19 | Sumitomo Metal Mining Engineering Co Ltd | 電気集塵装置用の電源制御装置及び方法 |
JP2020011208A (ja) | 2018-07-19 | 2020-01-23 | 住友金属鉱山エンジニアリング株式会社 | 電気集塵装置及びその運転方法 |
-
2021
- 2021-03-17 JP JP2021043234A patent/JP7363009B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20130206001A1 (en) | 2010-06-18 | 2013-08-15 | Alstom Technology Ltd | Method to control the line distoration of a system of power supplies of electrostatic precipitators |
JP2013252477A (ja) | 2012-06-06 | 2013-12-19 | Sumitomo Metal Mining Engineering Co Ltd | 電気集塵装置用の電源制御装置及び方法 |
JP2020011208A (ja) | 2018-07-19 | 2020-01-23 | 住友金属鉱山エンジニアリング株式会社 | 電気集塵装置及びその運転方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021159912A (ja) | 2021-10-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4829503B2 (ja) | 除電器 | |
CN203494655U (zh) | 一种高效静电集尘装置 | |
CN105750087A (zh) | 空气净化器及其防积尘装置及方法 | |
JP5950322B2 (ja) | 湿式電気集塵装置 | |
JP2013198848A (ja) | 湿式電気集塵装置 | |
JP7363009B2 (ja) | 電気集塵装置用の電源制御システム、電気集塵装置、及び、その運転方法 | |
JP2009039593A (ja) | 電気集塵機 | |
JP7311224B2 (ja) | 電気集塵装置及びその運転方法 | |
CN108477137A (zh) | 一种一体式太阳能电击型驱鸟器 | |
CN205145964U (zh) | 一种半干法脉冲等离子体烟气净化系统 | |
JP2649340B2 (ja) | 極短パルス高電圧加電式ガス浄化装置 | |
KR20180041877A (ko) | 합성가스 정제를 위한 습식전기집진장치 및 습식전기집진방법 | |
JP5487504B2 (ja) | 電気集塵機用の電源制御装置及び方法 | |
CN203140157U (zh) | 室外空气除尘器 | |
Dinelli et al. | Enhanced precipitation efficiency of electrostatic precipitators by means of impulse energization | |
KR102173407B1 (ko) | 코로나 방전을 이용한 공기 정화 시스템 | |
CN204953444U (zh) | 一种空气离子风刀 | |
CN103915820B (zh) | 一种油烟净化装置的打火检测电路及其控制方法 | |
JPH10202144A (ja) | トンネル用電気集じん機 | |
CN204841948U (zh) | 一种防滴漏管道 | |
CN206604335U (zh) | 一种室外空气净化器 | |
KR200230805Y1 (ko) | 전기집진기의 방전극의 구조 | |
CN209254986U (zh) | 一种无上阴极框架的电除尘器 | |
CN207857134U (zh) | 一种具有检修功能的高压电源及运用该高压电源的净化器 | |
CN2158304Y (zh) | 预置计数、数字显示高压静电除尘器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230411 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20230411 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230606 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230807 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230905 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230914 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7363009 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |