JP7362346B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7362346B2
JP7362346B2 JP2019149066A JP2019149066A JP7362346B2 JP 7362346 B2 JP7362346 B2 JP 7362346B2 JP 2019149066 A JP2019149066 A JP 2019149066A JP 2019149066 A JP2019149066 A JP 2019149066A JP 7362346 B2 JP7362346 B2 JP 7362346B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
flow path
tube
recording
liquid chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019149066A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021030467A (ja
Inventor
心 現田
一生 鈴木
寛史 平
紗衣 茂木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2019149066A priority Critical patent/JP7362346B2/ja
Publication of JP2021030467A publication Critical patent/JP2021030467A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7362346B2 publication Critical patent/JP7362346B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

本開示は、記録装置に関する。
記録ヘッドの主走査方向への移動と記録媒体の搬送とを繰り返すことで記録動作が行われる、いわゆるシリアル式のインクジェット記録装置がある。特許文献1には、シリアル式のインクジェット記録装置において、回収側インク室と供給側インク室とインク循環装置とを有するインクジェットヘッドが記載されている。特許文献1において、回収側インク室、供給側インク室、およびインク循環装置は、インクジェットヘッドの上方にインクジェットヘッドと一体に形成されている。インク循環装置は、インク循環ポンプおよび圧力センサを有しており、インク循環ポンプを駆動することで、ノズルを経てインク室間でインクを循環させることが記載されている。
特開2016-52769号公報
特許文献1に記載の技術は、インクジェットヘッドと一体に形成されているインク循環装置を有しており、インク循環装置には、インク循環ポンプおよび圧力センサなど多数の部品が用いられている。このため、特許文献1に記載の技術を用いてノズル付近のインクを循環させようとすると、記録ヘッドの構成が複雑化したり、装置の制御が複雑化したりする虞がある。
本開示は、インクジェット記録装置において、簡易な構成で吐出口付近のインクを移動させることを目的とする。
本開示の一態様に係る記録装置は、インクを収容するタンクと、インクを吐出する吐出口とインクが充填される圧力室とを有し、往復走査する記録ヘッドと、前記タンクから前記記録ヘッドへインクを供給することが可能な第1流路と、前記タンクから前記記録ヘッドへインクを供給することが可能な、前記第1流路とは異なる第2流路と、を備える記録装置であって、前記記録ヘッドは、前記第1流路との接続部を有する第1液室と、前記圧力室を介して前記第1液室と連通し、かつ、前記第2流路との接続部を有する第2液室と、を有し、前記第2流路は、前記記録ヘッドの走査方向において前記第1流路と反対方向から前記記録ヘッドに接続され、前記第1流路、前記第2流路および前記記録ヘッドによって環状の流路が形成されることを特徴とする。
本開示によれば、インクジェット記録装置において、簡易な構成で吐出口付近のインクを移動させることができる。
記録装置の外観を示す概略斜視図。 インクタンクから記録ヘッドまでのインクの経路を示す図。 記録装置の制御構成の概略を示すブロック図。 記録ヘッド内の液室を説明する図。 記録ヘッドの断面斜視図。 キャリッジの移動に伴う慣性力を説明する図。 記録動作中の非吐出時間の長さにおける吐出速度の変化を示す図。 インク供給経路とインクの移動例とを示す図。 インク供給経路とインクの移動例とを示す図。 容積可変部に関する他の形態を示す図。
以下、本開示に係る実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は本開示を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが必須のものとは限らない。なお、同一の構成については、同じ符号を付して説明する。
なお、この明細書において、「記録」とは、文字または図形等の有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、もしくはパターン等を形成する場合、または、記録媒体の加工を行う場合も表すものとする。
「インク」(「液体」という場合もある)とは、上記「記録」の定義と同様広く解釈されるべきものである。従って、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、もしくはパターン等の形成、記録媒体の加工、または、インクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
<<第1実施形態>>
本実施形態では、記録ヘッドの主走査方向への移動と、主走査方向に交差する方向(以下、副走査方向という)への記録媒体の搬送とを繰り返すことで記録動作が行われる、いわゆるシリアル式のインクジェット記録装置を説明する。そして、インクジェット記録装置(以下、単に記録装置という)において、吐出口付近のインクを移動させる形態を説明する。
まず、吐出口付近のインクを移動させることが求められていることの背景を概略的に説明する。記録装置の記録ヘッドは、圧力室に配されているエネルギー発生素子(記録素子)を駆動させることで吐出口からインクを吐出させるように構成されている。なお、エネルギーを与える方法としては、電気熱変換素子(ヒータ)や圧電素子等を用いることができる。圧力室に充填されたインクが、エネルギー発生素子を駆動することで吐出口から吐出される。
記録動作中に吐出口からインクが吐出されていない時間が続くと、吐出口におけるインクと外気との界面であるメニスカスにおいて、インクの蒸発成分が蒸発する。このため、吐出口付近のインクの濃度および粘度が高くなり、吐出口が目詰まりしやすくなる。このような現象を抑制するために、一般的に、シリアル式の記録装置では、記録ヘッドを往復移動させるときに、記録媒体の記録範囲外に吐出口からインクを吐出させて、吐出口付近で特性が変化したインクを排出させる処理が行われている。この処理は、予備吐出処理(またはフラッシング処理)と呼ばれる。予備吐出処理は、数往復につき1回実行され、より高画質を求める場合には、1往復に1回実行され、最大では、往路と復路とのそれぞれにつき、1回実行されている。このような予備吐出処理は、記録速度を低下させてしまい、記録時間を余分に生じさせてしまう要因となる。また、画像の記録に用いられないインクを消費してしまう。さらには、予備吐出によって排出された廃インクを処理する構成も必要となる。
本実施形態では、吐出口付近におけるインクを吐出口から移動させる例を説明する。これにより、吐出口付近のインクの蒸発成分が蒸発することを抑制できるので、予備吐出処理を行わなくても吐出口付近のインクの増粘を抑制することができる。本実施形態では、シリアル式の記録ヘッドの特性を利用して吐出口付近のインクを移動させる。より詳細には、記録ヘッドの往復走査時において、記録ヘッドに連通しているチューブ内に生じる圧力変動を利用して、吐出口付近におけるインクを移動させる例を説明する。即ち、吐出口付近のインクを移動させるためのポンプ等の循環機構を備えることなく、簡易な構成で吐出口付近のインクの増粘を抑制する例を説明する。
<記録装置の外観>
図1は、本実施形態における記録装置100の外観を示す概略斜視図である。記録装置100は、記録ヘッド101を有する。記録ヘッド101は、複数配列された吐出口を有し、各吐出口の列毎に異なる色のインクを吐出することが可能である。記録ヘッド101は、供給流路として機能する供給チューブ102を介してインクタンク103と連通している。インクタンク103は、記録装置100の所定の位置に固定して設置されている。記録ヘッド101の各インク色の吐出口列には、各色用の供給チューブ102を介してインクタンク103から各色のインクが供給される。吐出口からインクが吐出されると、インクタンク103から記録ヘッド101にインクが供給される。
記録ヘッド101は、キャリッジ104に着脱可能に搭載されている。キャリッジ104は、記録動作時に、ガイドシャフト107に沿って座標軸Xの主走査方向に往復移動する。記録ヘッド101は、キャリッジ104の移動に伴い、キャリッジ104と一体に主走査方向に移動する。記録媒体105は、搬送ローラ106によって座標軸Y方向の副走査方向に搬送される。記録動作を行わない待機時においては、キャップ108によって記録ヘッド101の吐出口がキャップされる。キャップ108によって記録ヘッド101の吐出口がキャップされる位置が、記録ヘッド101の待機位置である。
キャリッジ104は、記録ヘッド101と共にX方向に沿って往復移動する。具体的には、キャリッジ104は、X方向に沿って配置されたガイドシャフト107に沿って移動可能に支持されると共に、ガイドシャフト107と略平行に移動する不図示の無端ベルトに固定されている。無端ベルトは、キャリッジモータ(CRモータ)の駆動力によって往復運動し、それによってキャリッジ104をX方向に往復移動させる。
<インク経路>
図2は、図1における+Y方向から記録装置100を見た概略図である。図2は、装置本体の定位置に配されたインクタンク103から記録ヘッド101までのインクの経路を示している。
インクタンク103を含むインク供給システム203は、中空管204およびバッファ室205を有し、記録装置100本体の所定の位置に保持固定されている。供給チューブ102は、インク流路として用いられる。供給チューブ102は、開閉可能な開閉弁202を介してインク供給システム203に接続されている。供給チューブ102は、柔軟性(可撓性)を有する材料で形成されており、X方向にキャリッジ104を往復移動させつつ記録ヘッド101にインクを供給することが可能である。供給チューブ102は、流路を形成する第1チューブ102aおよび第2チューブ102bを含むものである。即ち、この例においては、供給チューブ102は、第1チューブ102aと、第2チューブ102bとを総称しているものである。開閉弁202は、第1チューブ102aおよび第2チューブ102bにそれぞれ配されている。
図2の例では、1色のインクのインクタンク103を含むインク経路の例を示している。インクタンク103は、インクの供給及び回収を兼ねたタンクである。インクタンク103から、第1チューブ102aおよび第2チューブ102bに接続する中空管204がそれぞれ配されている。尚、インクタンク103は、記録ヘッド101により記録が行われる記録領域(記録媒体105の通過領域)のX方向におけるほぼ中央に配置されることが好ましい。これにより、第1チューブ102aと第2チューブ102bとが、左右対称の這いまわし構成となっている。これは、吐出口401のメニスカス面で特性の変化したインクを移動させるために、記録ヘッド101の往路走査と復路走査とにおいてチューブ内に圧力が均一に得られるようにするためである。インク移動の詳細は、後述する。
尚、第1チューブ102aおよび第2チューブ102bは、後述する記録ヘッド101内の液室にそれぞれ接続可能である。また、第1チューブ102aおよび第2チューブ102bは、キャリッジ104の移動方向に略平行な区間を有するように配置されている。図2に示すように第1チューブ102a、記録ヘッド101、および第2チューブ102bによって、環状の流路が形成されている。図1および図2で示す供給チューブ102の配置は、一例であり、この限りではない。
次に、インクタンク103からインクを供給する方法を説明する。インクタンク103は、記録装置100本体に対して着脱可能に搭載されている。インクタンク103は、中空管204によって、供給チューブ102と接続されている。供給チューブ102中には、流路を開閉可能な開閉弁202が備えられている。開閉弁202は、記録装置100の電源がONになると開き、電源がOFFになると閉じるように構成されている。つまり、記録動作が行われているときには、開閉弁202は開いた状態となっている。なお、電源がONになった後も開閉弁202が閉じていて、記録命令が記録装置100に入力された場合に開閉弁202が開くように構成されていてもよい。インクタンク103は、バッファ室205と連通するように細管206により接続されている。インクタンク103と細管206との接続位置は、インクタンク103と中空管204との接続位置と同様に、インクタンク103において略下方である。バッファ室205は、インクタンク103と連通するよう中空管204と同様の細管206により接続されている。バッファ室205は、インクタンク103と接続されている一方で、大気開放のための連通管207と接続されている。これにより、インクタンク103の内圧と大気圧とのバランスを取っている。尚、バッファ室205とインクタンク103とを接続する細管206は、インクタンク103とバッファ室205とを連通しつつ、インクタンク103内のインク蒸発を最小限にすべく、十分流路が狭い構成を成している。
<ブロック図>
図3は、本実施形態の記録装置100の制御構成の概略を示すブロック図である。CPU301は、ROM302に格納されたシステム制御を司るプログラムをRAM312に読み出して実行し、実行したプログラムに従ってシステム全体を制御する。RAM312は、CPU301が実行する処理に必要なプログラムおよび入力データなどを一時的に格納する作業領域として用いられる。
また、CPU301は、クリーニング部304および搬送ユニット303等の動作を制御する。搬送ユニット303は、搬送ローラ106の駆動を制御する。また、CPU301は、駆動回路307、2値化回路308、および画像処理部309を通じて、記録ヘッド101の記録動作を制御する。画像処理部309は、入力された記録すべきカラー画像データに対して所定の画像処理を施す。画像処理部309は、例えば、入力されたRGB各色成分の画像データによって再現される色域を、記録装置によって再現される色域内に写像するためのデータ変換を実行する。画像処理部309は、変換したデータに基づき、各データが示す色を再現するインクの組み合わせに対応した色分解データであるCMYK各成分濃度データを求める処理を行い、各色に分解された色分解データのそれぞれに対して階調変換を行う。
2値化回路308は、画像処理部309によって変換された多値の濃度画像データに対してハーフトーン処理などを行った後、2値データ(ビットマップデータ)に変換する。駆動回路307は、2値化回路308によって得られた2値データなどに従い、記録ヘッド101によるインクの吐出動作を実行させる。CPU301は、記録ヘッド101の記録動作と対応して、搬送ユニット303で記録媒体105を搬送させる制御を行い、記録媒体105に画像が記録される。
<記録ヘッドの液室>
図4は、記録ヘッド101内の液室を説明する図である。図4(a)は、本実施形態の記録ヘッド101の概略断面図である。紙面の奥行方向に各吐出口401が配列されている。記録ヘッド101の内部の圧力室408内には、エネルギー発生素子であるヒータ407が配されている。ヒータ407にパルス状の電力を加えることによって発泡が生じ、インク滴が吐出口401から吐出される。
記録ヘッド101は、吐出口401を挟む第1液室402および第2液室403の二つの液室を有する。第1液室402は、流路を構成する第1チューブ102aに接続している液室である。即ち、第1液室402は、第1チューブ102aとの接続部を有している。第2液室403は、吐出口401に対して第1液室402の反対側に位置する液室である。第2液室403は、流路を構成する第2チューブ102bに接続している液室である。即ち、第2液室403は、第2チューブ102bとの接続部を有している。流路404は、各吐出口401と第1液室402とを接続している流路である。流路405は、各吐出口401と第2液室403とを接続している流路である。
第2液室403は、容積可変部406を備えている。容積可変部406は、液室内の容積を変化させることができる部材である。容積可変部406は、例えば蛇腹状の伸縮部材と、その伸縮部材が接合された液室内壁であって、その伸縮部材によって移動可能な液室内壁と、を含んでよい。また、容積可変部406は、ゴム状の伸縮部材でもよい。このように、容積可変部406には、圧力に応じて伸縮する機構または可撓性の部材が用いられている。例えば、第1液室402から第2液室403の方向へ加圧が働いた際に、容積可変部406が変化し、第2液室403の容積が拡張される。これにより、往復走査によって揺動するインクを吐出口401から溢れさせずに一時的に第2液室403に収容することが可能となる。なお、この例では、容積可変部406を備えている例を示しているが、本実施形態では、容積可変部406を備えていなくてもよい。
図5は、吐出口401が形成されている面から見た、記録ヘッド101の断面斜視図である。各吐出口401は、列状に配されている。流路404及び流路405は、各吐出口401に対して配されている。第1液室402及び第2液室403は、吐出口列に沿って延在している。つまり、第1液室402のインクは、流路404を通り、各吐出口401を通過したのち流路405を通って第2液室403で合流することが可能である。記録ヘッド101は、複数色のインクを有しており、吐出口401の列は、複数配列されている。
<キャリッジの移動に伴う慣性力の説明>
図6は、キャリッジ104の移動に伴う慣性力を説明する図である。供給チューブ102(第1チューブ102a、第2チューブ102b)を介してインクタンク103と連結されている記録ヘッド101は、キャリッジ104と一体となり主走査方向である図1のX軸方向を左右に往復移動する。即ち、図6においてキャリッジ104は、左右に往復移動する。なお、キャリッジ104の往復移動は、記録動作時に行われてもよいし、記録動作を行わないときに行われてもよい。
図6(a)は、キャリッジ104が主走査方向の左端側に移動したときの第1チューブ102aおよび第2チューブ102bの配置の概略図である。左端側とは、図1および図6(a)において、+X方向の側であり、図6(a)の紙面において左端側のことである。キャリッジ104が、主走査方向の左端側で加減速を行うと、第1チューブ102aおよび第2チューブ102bのインクに慣性力が生じる。より詳細には、第1チューブ102aから記録ヘッド101、および、記録ヘッド101から第2チューブ102bへと向かう方向に慣性力が発生する。即ち、図6(a)の左側へ向かう方向に慣性力が発生する。この慣性力は、流路全体から見て、記録ヘッド101から第2チューブ102bを介してインクタンク103へと向かう方向に発生する。前述したように、開閉弁202は、開放状態となっており、第1チューブ102aおよび第2チューブ102bと連通するインクタンク103は、大気開放されている。このため、図6(a)に示すように慣性力が生じると、図6(b)に示すように、インクは、第1チューブ102aから第1液室402、圧力室408、第2液室403と流れる。そして、第2液室403から第2チューブ102bを介してインクタンク103の方向に流れる。このとき、第2液室403においては、容積可変部406によって、第2液室403の容積が拡張し、加圧によって流れてきたインクを収容することができる。このため、インクは、加圧によって吐出口401から漏れ出さず、第1液室402から第2液室403の方向に流れる。尚、容積可変部406を備えていない場合、インクは第2チューブ102bを介してインクタンク103へと流れる。このため、いずれの場合においても吐出口401からインクが漏れ出ない。
図6(c)は、キャリッジ104が主走査方向の右端側に移動したときの第1チューブ102aおよび第2チューブ102bの配置の概略図である。右端側とは、図1および図6(c)において、-X方向の側であり、図6(c)の紙面において右端側のことである。キャリッジ104が、主走査方向の右端側で加減速を行うと、第1チューブ102aおよび第2チューブ102b内のインクに慣性力が生じる。より詳細には、第2チューブ102bから記録ヘッド101、および、記録ヘッド101から第1チューブ102aへと向かう方向に慣性力が発生する。即ち、図6(c)の右側へ向かう方向に慣性力が発生する。この慣性力は、流路全体から見て、記録ヘッド101から第1チューブ102aを介してインクタンク103へと向かう方向に発生する。前述したように、開閉弁202は、開放状態となっており、第1チューブ102aおよび第2チューブ102bと連通するインクタンク103は、大気開放されている。このため、図6(c)に示すように慣性力が生じると、図6(d)に示すように、インクは、第2チューブ102bから第2液室403、圧力室408、第1液室402と流れる。そして、第1液室402から第1チューブ102aを介してインクタンク103の方向に流れる。
図6(a)から図6(d)で説明したように、キャリッジ104が左右端で加減速走査することによって、吐出口401付近におけるインクが往復移動する。つまり、循環用のポンプ等を用いることなく、吐出口401付近におけるインクを移動させることが可能となる。
尚、容積可変部406は、キャリッジ104の加減速で発生し得る最大の圧力変動分に相応して拡張可能であってよい。例えば図1のような供給チューブ102の配置の記録装置100である場合、発生し得る最大の圧力変動とは、最大スキャン幅で走査するときである。容積可変部406は、最大の圧力変動分以上に拡張可能であってよい。
<インクの移動の説明>
次に、吐出口401付近のインクが移動することで生じる現象を説明する。前述したように、吐出口401のインクと外気との界面であるメニスカスでインクの蒸発成分が蒸発する。インクの蒸発成分は、インクの温度が高いほど多く蒸発しやすい。また、インクの蒸発成分は、外気である空気の湿度が低いほど蒸発しやすい。このように、吐出口401付近のインクは、特性が変化し、吐出精度が低下したり、吐出口401に目詰まりして吐出ができなかったりする虞がある。
特性が変化したインクが滞留している吐出口401を回復させるためには、吐出口401に滞留しているインクを、特性の変化していないインクに入れ替えることが求められる。特性の変化したインクは、粘度および濃度が高くなり、正常なインクの吐出に比べて吐出速度が遅くなり、記録媒体への着弾位置が所望の着弾位置からずれることで記録画像の画質劣化要因となる。また、吐出するインクの体積が変化したり記録濃度が高くなったりして記録画像の画質劣化要因となる。このため、所望のインク吐出を維持するために、吐出口401付近においてメニスカスでの蒸発により特性の変化したインクを、吐出口401付近(少なくともメニスカス部)から移動させることが求められる。
本実施形態においては、上述したように、キャリッジ104の往復移動に伴って吐出口401付近のインクが移動することで、吐出口401付近で増粘しているインクが、増粘していないインクと混ざって緩和されることになる。
図7は、記録動作中の非吐出時間の長さにおける吐出速度の変化を示す。図7は、吐出口401付近に慣性力による流れを一定間隔で発生させた場合と、流れを全く発生させない場合とにおいて、吐出速度をそれぞれ実際に測定した結果を表した図である。測定は、記録ヘッド101を固定した状態で、任意の駆動パルスを付与し一定の周波数で連続吐出を行うことができる吐出観察治具を用いたものである。吐出した液滴を異なる発光ディレイのストロボで撮影し、液滴の位置の差から速度に換算している。吐出口401付近でインクの流れが無い場合、非吐出時間が長くなると吐出口401付近のインクが蒸発するので吐出速度が急峻に遅くなり、最終的には蒸発が進行して増粘し不吐出状態となる(図7の点線参照)。一方、本実施形態の記録装置100において、キャリッジ104の往復走査によって吐出口401付近でインクが往復移動している場合は、吐出口401付近に滞留したインクの蒸発の進行を抑制している。このため、吐出速度の低下が進むことなく正常な吐出状態を維持することが可能となっている(図7の実線参照)。
以上説明したように、本実施形態においては、キャリッジ104が左右端で加減速走査する際に吐出口401付近にインクの流れを起こすことで、インクの特性変化を抑制することができる。このように、シリアル式の特性であるキャリッジ104の往復移動を利用することで、循環ポンプ等を用いらずに吐出口401付近のインクを移動させることができる。また、吐出口401付近のインクを移動させることでインクの特性変化を抑制することができるので、前述したような、走査間に行われる予備吐出動作を実施せずに済む。このため、予備吐出処理をせずに連続記録動作を行うことができるので、記録時間を短縮することができる。また、予備吐出に伴うインク消費を低減することができる。また、本実施形態の記録装置100によれば、予備吐出処理をしても正常吐出が困難であった高粘度のインクなどを使用することができるようになり、インクの自由度が向上した記録装置100を提供することができる。
尚、吐出により消費されたインクは、インクタンク103から第1チューブ102aおよび第2チューブ102bの両方を通じて、適宜記録ヘッド101に供給されることになる。
本実施形態で説明した記録装置100は、シリアル式の記録装置であればいずれのものにも適用することができる。尚、大判印刷などのように大型の記録物を記録する記録装置の場合、往復移動に要する時間も長くなるので、吐出に用いられない吐出口401付近のインクの特性が変化しやすい。本実施形態で説明した構成を用いると、大型の記録装置において、特に連続記録動作を行う際の記録時間を大幅に短縮することができる。尚、本実施形態の記録装置100は、予備吐出処理を行わずに連続記録動作を行うことが可能であることを説明したが、本実施形態の記録装置100において予備吐出処理を行うこと自体はもちろん可能である。
<<第2実施形態>>
第1実施形態では、キャリッジ104の往復移動によって、第1チューブ102aおよび第2チューブ102b内に作用する圧力が均一となるような例を説明した。具体的には、チューブ内のインクを移動させるための十分な圧力が、往路と復路で均一に得られるよう、第1チューブ102aおよび第2チューブ102bを左右対称の這いまわし構成にしていた。即ち、第1チューブ102aと、第2チューブ102bとの長さが略同等、かつ、左右対称の這いまわしである。このため、記録ヘッド101走査によりインクに働く慣性力が略同等となる。このような第1実施形態で説明した構成の場合、キャリッジ104の往復移動によって吐出口401付近のインクが揺動するものの、移動量は、略同等となる。本実施形態では、キャリッジ104の往復移動によって、インクが徐々に一方向に移動する例を説明する。
図8は、本実施形態におけるインク供給経路とインクの移動例とを示す図である。図8(a)は、本実施形態における記録装置100のインクタンク103から記録ヘッド101までのインク供給流路を示す図である。本実施形態では、第1チューブ102aおよび第2チューブ102b内のインクを移動させるための十分な圧力を確保しつつ、第1チューブ102aまたは第2チューブ102bのどちらか一方の流速を、他方の流速よりも速くする。そして、吐出口のインクのメニスカス面が破壊されない範囲の圧力で、全体としてインクを一方向に移動させる例を説明する。
このように積極的にインクを一方向に移動させる理由を説明する。一例として、ユーザーの記録に伴う使用色が特定の色に偏る、あるいは、記録マスク等を用いることでインクを吐出する吐出口と吐出しない吐出口とが存在する記録モード等のように、吐出に用いられない吐出口が存在する記録形態がある。ここで、吐出口401付近において特性の変化したインクの往路走査での移動量と、復路走査での移動量とが略同等となる場合、吐出口401のメニスカスで蒸発して特性の変化したインクが、復路走査で再び吐出口401周辺に戻ってくることが考えられる。この結果、吐出口401で吐出されるインクの吐出状態が安定しない虞がある。
本実施形態では、インクタンク103に連結される第1チューブ102aと、第2チューブ102bとの流路抵抗を異ならせる。この結果、記録ヘッド101の往路走査によるインク移動量と、復路走査によるインク移動量とを相対的に異ならせる。
ここで、直管のチューブの流路抵抗ΔP(圧力損失)は、Lをチューブ長さ、dをチューブ管径、ρを密度とし、流速をvとすると、下記の式1によって表される。
Figure 0007362346000001
層流の場合、λは、レイノルズ数Reとすると、下記として表される。
Figure 0007362346000002
上記の式(1)から、チューブ長さLが短く、チューブ管径dが大きいほどチューブ内のインクの圧力損失が小さくなることがわかる。逆に、チューブ長さLが長く、チューブ管径dが小さいほど、チューブ内のインクの圧力損失が大きくなることがわかる。
本実施形態では、流路抵抗を異ならせる一態様として、第1チューブ102aと、第2チューブ102bとのインクが通る部分の断面積(チューブ管径)を異なせている。より具体的には、第2チューブ102bの断面積(チューブ管径)が、第1チューブ102aの断面積(チューブ管径)よりも小さいものを用いる。
これにより、第2チューブ102b内を流れるインクの流路抵抗ΔPより、第1チューブ102a内を流れるインクの流路抵抗ΔPの方が、相対的に小さくなる。従って、記録ヘッド101の右端側反転時のインク移動量は、左端側反転時のインク移動量よりも相対的に大きくなる。
図8(b)は、本実施形態における吐出口401周辺の流路において、記録ヘッド101(キャリッジ104)の往復走査に伴うインクの移動状態を表す模式図である。図8(b)においては、吐出口401周辺の流路404および流路405を、小領域に分割した模式図を示している。そして、吐出口401付近における特性の変化したインクの単位移動量ごとの移動(揺動)の様子を示している。図8(b)では、記録ヘッド101が-X方向から+X方向に反転するとき(即ち、右端部)のインクの移動量と、+X方向から-X方向に反転するとき(即ち、左端部)のインクの移動量とを示している。
記録ヘッド101が-X方向から+X方向に反転するとき、吐出口401付近のインクは、第2液室403から第1液室402の方向に移動する。このため、図8(b)において特性が変化したインク(以下、特性変化インクという)は、図の右側に移動する。一方、+X方向から-X方向に反転するとき、インクは、第1液室402から第2液室403の方向に移動する。このため、図8(b)において特性変化インクは、図の左側に移動する。ここで、上述したように、第1チューブ102aの方が、第2チューブ102bよりも圧力損失が相対的に小さい。このため、図8(b)に示すように、両者の移動量に差が発生する。そして、図8(b)に示す通り、記録ヘッド101の往復走査の繰返しに伴い、徐々に特性変化インクが第1液室402側に移動していく。即ち、吐出口401には、第2液室403から、特性の変化の少ないインクが継続して供給されることになる。つまり、記録ヘッド101の往復走査を繰り返すことで、徐々に全体として一方向にインクを移動させていくことができる。
このように、吐出口401付近の特性変化インクを、第1チューブ102a側により積極的に移動させることで、特性変化インクが吐出口401周辺に再び戻ってくることを抑制することができる。さらに、流路全体のインクの流れを俯瞰すると、搖動しながらも全体としては一方向にインクを移動させることができるので、吐出口401周辺には、特性の変化の少ないインクの供給を継続的に行うことが可能となる。
なお、本実施形態では、第1チューブ102aのチューブ径を第2チューブ102bのチューブ径よりも大きくすることで流路抵抗を異ならせる例を示したが、これに限られない。第1チューブ102aと第2チューブ102bとの長さLに差を設けてもよい。第1チューブ102aおよび第2チューブ102bのいずれか一方に圧力損失を与えるフィルターを流路上に設けてもよい。あるいは、第1チューブ102aおよび第2チューブ102bのいずれか一方に、流量を制限する弁等を設けてもよい。また、容積可変部406で変化する容積量を調整することで第1チューブ102aまたは第2チューブ102bに流れる流量を調整してもよい。
尚、本実施形態では、第1チューブ102aの流路抵抗を第2チューブ102bの流路抵抗より相対的に小さくすることで、第1チューブ102a側に特性変化インクを積極的に移動させる例を説明した。しかしながら、この例に限られず、逆に、第2チューブ102b側に特性変化インクを移動させる構成としてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、吐出口401付近におけるインクを、全体として一方向に移動させることで、特性が変化したインクが吐出口401付近に滞留することを抑制することができる。
<<第3実施形態>>
第1実施形態および第2実施形態においては、1つのインクタンクに第1チューブ102aおよび第2チューブ102bが接続され、第1チューブ102aおよび第2チューブ102bが記録ヘッド101の液室に接続される例を説明した。本実施形態では、第1チューブ102aに接続するインクタンクと、第2チューブ102bに接続するインクタンクとを別々に用意する例を説明する。
図9は、図8は、本実施形態におけるインク供給経路とインクの移動例とを示す図である。図9(a)は、本実施形態における記録装置100のインクタンクから記録ヘッドまでのインク供給流路を示す図である。本実施形態では、第1チューブ102aには、第1インクタンク103aが接続され、第2チューブ102bには、第2インクタンク103bが接続されている。なお、図9(a)は、1色分のインクの供給経路を示している。インクタンクの構成自体は、第1実施形態で説明した例と同様である。また、図9(a)では、第2実施形態と同様に、第1チューブ102aのチューブ径が、第2チューブ102bのチューブ径よりも大きい例を示している。
第2実施形態で説明した形態の場合、吐出口401のメニスカス面の特性変化インクは、第1チューブ102aに移動するが、記録ヘッド101の走査を繰り返し行うと、第1チューブ102aから再びインクタンク103に移動することになる。つまり、記録動作を継続していく過程で、徐々にインクタンク103内において特性変化インクの比率が高まる。このため、当初インクタンク103に格納されていたインクの濃度よりも濃いインクが貯留されることになる。このような濃度が高くなったインクが、記録ヘッド101の繰り返しの走査により、第2チューブ102bから記録ヘッド101に供給されると、初期のインク濃度よりも相対的に濃いインクが吐出されることになる。この結果、ユーザーの所望の色濃度と異なる結果になる虞がある。
本実施形態では、第1チューブ102aに接続する第1インクタンク103aと、第2チューブ102bに接続する第2インクタンク103bとを、各々別のタンクとする。また、第1チューブ102aおよび第2チューブ102bのチューブ径を異ならせている。このような構成によれば、記録ヘッド101の走査を繰り返した場合に、インクの供給と回収とが個別のタンクでそれぞれ行われることになる。
図9(b)は、本実施形態における吐出口周辺の流路において、キャリッジ104の記録ヘッドの往復走査に伴うインクの移動状態を表す模式図である。記録ヘッド101の往復走査によるインクの動きは、第2実施形態で説明した例と同様であるので、ここでの説明は省略する。
以上説明したように、本実施形態によれば、吐出口401付近の特性変化インクは、第1チューブ102aを通って第1インクタンク103aに回収されることになる。このため、インクを供給する第2インクタンク103bと別のタンクにインクを回収することになるので、記録ヘッド101には、特性の変化の少ないインクが継続して供給されることになる。また、吐出口401付近に滞留したインクの蒸発の進行を抑制し、かつ、吐出速度の低下が進むことなく正常な吐出状態を維持することが可能となる。
<<その他の実施形態>>
以上説明した各実施形態においては、第2液室403に容積可変部406が設けられている例を説明したが、この例に限られない。図10は、容積可変部406に関する他の形態を示す図である。図10(a)は、第1液室402および第2液室403のいずれにも容積可変部406が設けられていない例を示している。図10(b)は、第1液室402および第2液室403のいずれにも容積可変部406が設けられている例を示している。第1チューブ102aおよび第2チューブ102bのいずれも、大気開放されているインクタンク103に接続されるので、容積可変部406がない場合であっても、吐出口401からインクが漏れ出さずに済む。
101 記録ヘッド
102a 第1チューブ
102b 第2チューブ
103 インクタンク
104:キャリッジ
401:吐出口

Claims (13)

  1. インクを収容するタンクと、
    インクを吐出する吐出口とインクが充填される圧力室とを有し、往復走査する記録ヘッドと、
    前記タンクから前記記録ヘッドへインクを供給することが可能な第1流路と、
    前記タンクから前記記録ヘッドへインクを供給することが可能な、前記第1流路とは異なる第2流路と、
    を備える記録装置であって、
    前記記録ヘッドは、
    前記第1流路との接続部を有する第1液室と、
    前記圧力室を介して前記第1液室と連通し、かつ、前記第2流路との接続部を有する第2液室と、
    を有し、
    前記第2流路は、前記記録ヘッドの走査方向において前記第1流路と反対方向から前記記録ヘッドに接続され、前記第1流路、前記第2流路および前記記録ヘッドによって環状の流路が形成されることを特徴とする記録装置。
  2. 前記第1流路および前記第2流路は、柔軟性のある部材によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記柔軟性のある部材は、チューブであることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記タンクは、前記記録ヘッドにより記録が行われる記録領域においてほぼ中央に配置されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の記録装置。
  5. 前記第1流路の流路抵抗と前記第2流路の流路抵抗とが異なることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の記録装置。
  6. 前記第1流路および前記第2流路は、一方のチューブ管径が他方のチューブ管径よりも大きいことを特徴とする請求項に記載の記録装置。
  7. 前記第1流路および前記第2流路は、一方のチューブ長さが他方のチューブ長さよりも小さいことを特徴とする請求項またはに記載の記録装置。
  8. 前記タンクは、
    前記第1流路と接続する第1タンクと、
    前記第2流路と接続する第2タンクとを含むことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の記録装置。
  9. 前記第1液室は、前記第1液室の容積を変化させる容積可変部をさらに有することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の記録装置。
  10. 前記第2液室は、前記第2液室の容積を変化させる容積可変部をさらに有することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の記録装置。
  11. 前記タンクは、前記記録装置の所定の位置に固定されていることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の記録装置。
  12. 前記タンクは、前記記録ヘッドが往復走査するときに、大気開放されていることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の記録装置。
  13. 前記記録ヘッドを搭載し往復移動するキャリッジを備えることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の記録装置。
JP2019149066A 2019-08-15 2019-08-15 記録装置 Active JP7362346B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019149066A JP7362346B2 (ja) 2019-08-15 2019-08-15 記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019149066A JP7362346B2 (ja) 2019-08-15 2019-08-15 記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021030467A JP2021030467A (ja) 2021-03-01
JP7362346B2 true JP7362346B2 (ja) 2023-10-17

Family

ID=74676975

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019149066A Active JP7362346B2 (ja) 2019-08-15 2019-08-15 記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7362346B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006103347A (ja) 2001-06-26 2006-04-20 Brother Ind Ltd インクジェット記録装置
JP2015066690A (ja) 2013-09-26 2015-04-13 エスアイアイ・プリンテック株式会社 液体噴射ユニット及び液体噴射装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006103347A (ja) 2001-06-26 2006-04-20 Brother Ind Ltd インクジェット記録装置
JP2015066690A (ja) 2013-09-26 2015-04-13 エスアイアイ・プリンテック株式会社 液体噴射ユニット及び液体噴射装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021030467A (ja) 2021-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8070261B2 (en) Liquid ejection head and image forming apparatus
JP5381678B2 (ja) 画像形成装置
US8777349B2 (en) Image forming apparatus including recording head for ejecting liquid droplets
JP4613625B2 (ja) 液体噴射装置
JP2016159514A (ja) 液体吐出装置、及び液体吐出ヘッドの異物排出方法
US7328982B2 (en) Liquid droplet discharge head, liquid droplet discharge device, and image forming apparatus
JP5776148B2 (ja) 画像形成装置
JP2006224312A (ja) インクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタ用インクカートリッジ
JP7056271B2 (ja) 液体を吐出する装置
EP3023251A1 (en) Liquid ejecting apparatus, control method of liquid ejecting head, and control method of liquid ejecting apparatus
JP2006175744A (ja) 記録装置、及び記録方法
JP2007144787A (ja) インクジェット記録装置
JP7418995B2 (ja) 記録装置
JP7362346B2 (ja) 記録装置
JP2000025251A (ja) インクジェット記録装置
JP6377547B2 (ja) インクジェットヘッドのヘッドユニットおよびインクジェットプリンタ
JP2006264170A (ja) 液体搬送管および画像形成装置
JP2011104916A (ja) 液体噴射装置
JP7379015B2 (ja) 記録装置および記録装置の制御方法
JP5212192B2 (ja) 画像形成装置
JP2021100808A (ja) 記録装置および記録装置の制御方法
JP2022006474A (ja) 記録装置および記録装置の制御方法
JP2021100809A (ja) 記録装置および記録装置の制御方法
JP2022006983A (ja) 記録装置および記録装置の制御方法
JP2021024146A (ja) 液体吐出装置、液体吐出方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220815

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230627

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231004

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7362346

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151