JP7362099B2 - 屋根用除雪用具 - Google Patents

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本発明は、屋根の雪下ろしに用いる屋根用除雪用具に関する。
降雪量の多い地域では、屋根の積雪で家屋が倒壊するおそれがある。そのため、屋根の雪下ろしが行われている。雪下ろしは、屋根の積雪を軒下に下す作業である。雪下ろしでは、雪かき用の手動利器例えばスコップやショベルなどを使用していた。
しかし、雪かき用の手動利器を用いて軒下まで雪を運ぶ雪下ろし作業は、重労働であった。また、軒付近における雪下ろし作業は、作業者が屋根から滑落する危険を伴うものであった。特に、勾配の大きい屋根では、滑落する危険性が高かった。
雪下ろし作業の重労働及び軒付近での屋根からの滑落を回避でき、屋根に積もった雪を軒下まで運搬できる、波板を略U字状に保持する波板保持具が提供されている(例えば、特許文献1)。
特許第6132271号
特許文献1の波板保持具は、波板を屈曲させて略U字状に保持する波板保持具である。波板保持具を装着して略U字状に保持された波板を屋根の積雪面に設置することにより、積雪面に雪の滑走路を形成することができる。これにより、雪の滑走路に投げ入れた雪を軒下まで運搬できることから、雪下ろし作業を軽減できる。また、軒付近での雪下ろし作業がなくなり、屋根からの滑落を回避できる。
しかし、特許文献1の波板保持具を用いて波板を略U字状に保持する場合、波板に波板保持具を取り付ける必要がある。U字状に形成した波板は持ち運び難く、また、U字状の波板を傾かないよう屋根の積雪面上に固定する必要があり、積雪のある屋根に設置し難いものであった。
本発明は、上述の問題を解決するものであって、屋根の積雪面に容易に設置できる屋根用除雪用具を提供することを目的とする。
本発明の屋根用除雪用具は、屋根の積雪面に敷いて設置するものであって、投入する雪の重みで湾曲する矩形の雪の滑走板と、雪の滑走板の左右に設ける板材である滑走板保持部材と、板材の滑走板保持部材の貫通孔に挿し込んで滑走板保持部材の滑走を防止するストッパー部材とを備え、板材の滑走板保持部材の上面に雪の滑走板を取付け、板材の滑走板保持部材を敷設・固定することにより、屋根の積雪面上に設けられる雪の滑走板に屋根の雪を投入した際に雪が滑走する溝部を形成するようにしたものである。
また、雪の滑走板が波板であるようにしたものである。
本発明の屋根用除雪用具は、屋根の積雪面に敷いて設置するものであり、屋根の積雪面上に雪の滑走板を支持し、雪の滑走板に雪を投入することにより、積雪面に雪の滑走路を形成する。従来のように、除雪用具の設置前に屋根の積雪面にU字状の雪の滑走路を形成する必要がないことから、屋根の上での除雪用具の設置作業が極めて容易になる。
また、雪の滑走板に雪を投げ入れることにより、雪を軒下まで運搬できることから、雪かき用の手動利器を用いて軒下まで雪を運ぶ雪下ろし作業を軽減でき、屋根からの滑落も回避できる。
屋根の積雪面に設置した本発明の屋根用除雪用具の平面図である。 図1のA-A断面図である。 本発明の屋根用除雪用具を使用した雪下ろし作業図である。 ストッパー部材を表わす図である。
本発明の屋根用除雪用具は、雪下ろし作業の省力化を実現するものである。
本発明の屋根用除雪用具を図に基づいて説明する。図1は、屋根の積雪面に設置した本発明の屋根用除雪用具の平面図である。図2は、図1のA-A断面図であり、図(a)は屋根用除雪用具の設置状態図、図(b)は雪の滑走路を表す図である。図3は、本発明の屋根用除雪用具を使用した雪下ろし作業図である。図4は、ストッパー部材を表わす図であり、図(a)はストッパー部材を屋根の側面側から見た図、図(b)は図(a)のB-B拡大断面図(ストッパー部材を屋根の上流側から見た図)である。
本発明の屋根用除雪用具10は、勾配のある屋根の積雪面12に敷いて設置するものである(図1、図3)。屋根用除雪用具10は、雪の滑走板14と滑走板保持部材16とを備えるものである。
雪の滑走板14は、雪を載せると、雪の重み(荷重)で湾曲するようになっている。滑走板14としては、矩形のポリ塩化ビニル製やポリカーボネート製の波板(断面が波型の合成樹脂製の板、海鼠板)が好ましい。波板の滑走板14は、雪が投入されると、投入された雪の重みにより湾曲し、屋根の積雪面12に雪の滑走路(図2(b)の溝18)を形成する。
また、波板の滑走板14は、容易に二つ折りにできることから、屋根用除雪用具10の持ち運びを容易にすることができる。
なお、滑走板14は、上例の波板に限るものではない。雪の重さで湾曲し、雪の滑走を妨げない素材であれば足りる。
滑走板保持部材16は、矩形の雪の滑走板14の左右に設けられている板材である(図1、図3)。雪の滑走板14の左右の端部は、板材の滑走板保持部材16に固定されている。
屋根の積雪面12に屋根用除雪用具10を敷いて設置する際、滑走板保持部材16は、屋根の積雪面12上に雪の滑走板14を支持するように屋根の積雪面12に配置する(図2(a))。屋根用除雪用具10の設置状態を表わす図2(a)では、雪の滑走板14は、板材の滑走板保持部材16の上面に取付けられ、屋根の積雪面12上に支持された状態で設けられている。
雪の滑走板14が屋根の積雪面12上に支持された状態で(図2(a))、雪の滑走板14に雪12a(手動利器で除雪された雪)を投入すると、積雪面12上に支持された雪の滑走板14は、雪12aの重みで湾曲し、溝部18を形成する(図2(b))。雪12aの重みで形成される溝部18は投入された雪12aの滑走路となり、溝部18を通じて雪12aが屋根の下流(軒下)に運搬される(図3) 。
投入された雪12aが雪の滑走板14を滑走し屋根の軒下に運搬されると、すなわち、雪の滑走板14に雪12aが無くなると、雪の滑走板14が屋根の積雪面12上に支持された状態に戻る(図2(a))。
なお、本実施例では、雪の滑走板14を固定する滑走板保持部材16に板材を用いたが、これに限るものではない。滑走板保持部材16は、屋根の積雪面12に配置(設置)できるものであり、屋根の積雪面12上に雪の滑走板14を支持することができるものであればよい。
屋根用除雪用具10は、屋根の積雪面12に敷いて設置されるものであり、従来のU字状の雪の滑走路を形成する除雪用具と比較して、除雪用具の高さが極めて低い。本実施例の滑走板保持部材16は板材であることから、屋根用除雪用具10の高さはほぼゼロである。したがって、手動利器で除雪した雪12aを雪の滑走板14に投入するために費やす労力は、高さのある従来のU字状の滑走路を形成する除雪用具に比べて極めて少ない。また、雪の滑走板14は、滑走板保持部材16によって屋根の積雪面12上に支持された状態にあり、雪の滑走板14に雪12aを容易に投入することができる。
以上のように、本発明の屋根用除雪用具は、屋根の積雪面上に支持される雪の滑走板に雪を投入することにより、積雪面に雪の滑走路を形成するものである。すなわち、本発明の屋根用除雪用具を屋根の積雪面上に敷いて設置する作業(屋根の積雪面上に雪の滑走板を支持する作業)のみで、積雪面に雪の滑走路を形成することができる。これにより、従来除雪の作業前に行われていた、積雪面に雪の滑走路を形成するために必要な種々の作業を省略でき、雪の滑走板に雪を投入することも容易であることから、雪下ろし作業の労力を軽減することができる。
また、本発明の屋根用除雪用具を屋根の軒まで敷いて設置することにより、軒下まで除雪した雪を運搬することができることから、軒付近での雪下ろし作業が不要となり、軒付近における雪下ろし作業の危険を回避できる。
勾配の大きい屋根や積雪面12が滑り易い状態にある屋根に屋根用除雪用具10を設置する場合、滑走板保持部材16が積雪面12を滑走するおそれがある。この場合、滑走板保持部材16の滑走を防止するストッパー部材を設ける。たとえば、ストッパー部材として、積雪面12に滑走板保持部材16を固定するための固定手段20を設ける(図1、図4)。図1及び図4に示す固定手段20は、滑走板保持部材16に形成する貫通穴20aと、貫通穴20aから積雪面12に挿し込む杭状の部材20bとからなるものである。図4の杭状の部材20bは、テーパ―状に形成した板材である(図4(b))。図1の貫通穴20aは、図4のテーパ―状に形成した板材20bを積雪面12に向けて挿し込むことができる大きさに形成されている。板材20bはその広い面が下流を向くように設置する。これにより、滑走板保持部材16の滑走を防止することができる。なお、ストッパー部材は、固定手段20に限るものではなく、滑走板保持部材16の滑走を防止することができる他の滑走防止手段であってもよい。
10 屋根用除雪用具
12 積雪面
12a 雪
14 雪の滑走板
16 滑走板保持部材
20 ストッパー部材

Claims (2)

  1. 屋根の積雪面に敷いて設置するものであって、投入する雪の重みで湾曲する矩形の雪の滑走板と、雪の滑走板の左右に設ける板材である滑走板保持部材と、板材の滑走板保持部材の貫通孔に挿し込んで滑走板保持部材の滑走を防止するストッパー部材とを備え、板材の滑走板保持部材の上面に雪の滑走板を取付け、板材の滑走板保持部材を敷設・固定することにより、屋根の積雪面上に設けられる雪の滑走板に屋根の雪を投入した際に雪が滑走する溝部を形成することを特徴とする屋根用除雪用具。
  2. 雪の滑走板が波板であることを特徴とする請求項1に記載の屋根用除雪用具。
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