JP7361954B2 - 電圧センサおよび電力変換装置 - Google Patents

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Description

本開示は、電圧センサおよび電力変換装置に関する。
電気鉄道車両には、架線を通して変電所から供給された直流電力を所望の交流電力に変換し、変換した交流電力を電動機に供給する電力変換装置が搭載されているものがある。この種の電力変換装置の一例が特許文献1に開示されている。この電力変換装置は、直流電力から交流電力への変換を行って交流電力をモータに供給するインバータと、インバータの一次端子間に接続されたフィルタコンデンサと、を備える。
電力変換装置はさらに、フィルタコンデンサに印加される電圧を測定する電圧センサと、モータに流れる電流を測定する電流センサと、を備える。インバータの制御を行うために、電力変換装置は、運転台からの運転指令、電圧センサが測定した電圧値、および電流センサが測定した電流値に基づいて変調率を算出し、変調率に基づいてインバータが有するスイッチング素子を制御する制御装置を備える。
特開2005-27499号公報
振動を受ける環境に設けられる電力変換装置、例えば、鉄道車両に搭載される電力変換装置においては、電圧センサの構成要素が振動を受けて損傷することを防ぐため、電圧センサとして、基板に正極入力端子、負極入力端子、および正極入力端子と負極入力端子との間の電位差を測定する測定回路が形成されていて、基板が固定されている電圧センサを用いることが好ましい。鉄道車両の走行時の振動によって基板が振動することを防ぐために、基板の四隅は、固定部材によって電力変換装置の筐体に固定されることが好ましい。
電圧センサは、フィルタコンデンサの一端に接続されているブスバーとフィルタコンデンサの他端に接続されているブスバーとの電位差を測定することで、フィルタコンデンサに印加される電圧を測定することができる。電圧センサの正極入力端子は、フィルタコンデンサの一端に接続されているブスバーに電線によって接続され、負極入力端子は、フィルタコンデンサの他端に接続されているブスバーに電線によって接続される。各電線は、基板を筐体に固定する固定部材とは離隔した位置に配設される。
換言すれば、電圧センサは、基板の四隅を筐体に固定する固定部材と、固定部材とは離隔した位置に配設され、正極入力端子および負極入力端子のそれぞれを対応するブスバーに接続する電線とを必要とする。このため、電圧センサの構造が複雑となり、製造工程が煩雑となる。この課題は、鉄道車両に搭載される電力変換装置が備える電圧センサに限られず、振動を受ける環境に設置される装置が備える電圧センサについて起こり得る。
本開示は上述の事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構造の電圧センサおよび電力変換装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示の電圧センサは、第1ブスバーと第2ブスバーとの電位差を測定する電圧センサであって、基板と、第1接続部材と、第2接続部材と、第1支持部材と、を備える。基板には、第1電極、第2電極、および第1電極と第2電極との電位差を測定することにより第1ブスバーと第2ブスバーとの電位差を測定する測定回路が形成される。第1接続部材は、第1電極を第1ブスバーに電気的に接続し、かつ、基板を第1ブスバーに固定する。第2接続部材は、第2電極を第2ブスバーに電気的に接続し、かつ、基板を第2ブスバーに固定する。第1支持部材は、第1ブスバーおよび第3ブスバーを互いに電気的に接続し、かつ、第1ブスバーおよび第3ブスバーを支持する。第1支持部材は、第1ブスバーおよび第3ブスバーが固定され、第1ブスバーおよび第3ブスバーを互いに電気的に接続する第1導電部材と、絶縁体で形成され、第1導電部材を覆う第1絶縁部材と、を有する。第1接続部材は、第1電極を第1導電部材に電気的に接続する。
本開示の電圧センサは、第1電極を第1ブスバーに電気的に接続し、かつ、基板を第1ブスバーに固定する第1接続部材と、第2電極を第2ブスバーに電気的に接続し、かつ、基板を第2ブスバーに固定する第2接続部材とを備える。この結果、基板の四隅を筐体に固定する固定部材と、固定部材とは離隔した位置に配設され、正極入力端子および負極入力端子のそれぞれを対応するブスバーに接続する電線とを設けることが不要となるため、電圧センサおよび電圧センサを備える電力変換装置の構造を簡易化することが可能となる。
実施の形態1に係る電力変換装置の回路図 実施の形態1に係る電圧センサの斜視図 実施の形態1に係る電圧センサの図2のIII-III線での矢視断面図 実施の形態1に係る電圧センサの図2のIV-IV線での矢視断面図 実施の形態2に係る電圧センサの斜視図 実施の形態2に係る第1支持部材の斜視図 実施の形態2に係る第1支持部材の斜視図 実施の形態2に係る第1支持部材の斜視図 実施の形態2に係る第1支持部材の斜視図 実施の形態2に係る電圧センサの図5のX-X線での矢視断面図 実施の形態2に係る第2支持部材の斜視図 実施の形態2に係る第2支持部材の斜視図 実施の形態2に係る第2支持部材の斜視図 実施の形態2に係る第2支持部材の斜視図 実施の形態2に係る電圧センサの図5のXV-XV線での矢視断面図 実施の形態に係る電圧センサの変形例の断面図 実施の形態に係る第1支持部材の変形例の斜視図
以下、本開示の実施の形態に係る電圧センサおよび電力変換装置について図面を参照して詳細に説明する。なお図中、同一または同等の部分には同一の符号を付す。
(実施の形態1)
車両に搭載される電力変換装置を例にして、実施の形態1に係る電力変換装置40および電力変換装置40が備える電圧センサ1について説明する。
図1に示す電力変換装置40は、直流電力を三相交流電力に変換する直流-三相変換装置であり、正極入力端子41aと、負極入力端子41bと、出力端子42a,42b,42cとを備える。各出力端子42a,42b,42cはそれぞれ、三相交流電力のU相、V相、W相に対応している端子である。
電力変換装置40は、図示しない電源から供給される直流電力を、負荷61を駆動するための電力に変換して、変換した電力を負荷61に供給する電力変換部44と、電力変換部44の電源に近い端子間に接続されるフィルタコンデンサFC1と、フィルタコンデンサFC1に印加される電圧の値を測定する電圧センサ1と、電力変換部44が有するスイッチング素子を制御する制御部51と、を備える。
正極入力端子41aと負極入力端子41bの間には、高電圧が印加される。高電圧とは、例えば、直流では400V以上、1500V以下の電圧であり、交流では実効値が200V以上、1000V以下の電圧を示すものとする。
正極入力端子41a、負極入力端子41b、および出力端子42a,42b,42cはそれぞれ、電力変換部44にブスバーで電気的に接続される。フィルタコンデンサFC1、電力変換部44、電力変換部44に接続されるブスバーを含む高電圧が印加される回路を主回路43とする。
電力変換装置40の各部について以下に説明する。
正極入力端子41aは、図示しない電源に電気的に接続される。電源は、例えば、電力供給線から電力を取得する集電装置である。電力供給線は、例えば、架線または第三軌条である。集電装置は、例えば、パンタグラフまたは集電靴である。正極入力端子41aは、接触器、フィルタリアクトル等を介して、集電装置に電気的に接続されることが好ましい。負極入力端子41bは、接地される。
出力端子42a,42b,42cはそれぞれ、例えば三相誘導電動機である負荷61の入力端子に接続される。
電力変換部44の一対の一次端子は、正極入力端子41aおよび負極入力端子41bに電気的に接続される。電力変換部44の三相交流電力のU相、V相、W相に対応する3つの二次端子は、電力変換装置40の出力端子42a,42b,42cに電気的に接続される。電力変換部44は、制御部51によってオンオフが制御される複数のスイッチング素子を有する。複数のスイッチング素子として、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)が用いられる。複数のスイッチング素子のオンオフが制御部51によって制御されることで、電力変換部44は、電力変換を行う。詳細には、電力変換部44は、一次端子を介して供給される直流電力を負荷61に供給するための三相交流電力に変換し、三相交流電力を二次端子から出力する。
電力変換部44の一次端子の一方と正極入力端子41aとを接続するブスバーを第1ブスバー45aとし、電力変換部44の一次端子の他方と負極入力端子41bとを接続するブスバーを第2ブスバー45bとする。第1ブスバー45aおよび第2ブスバー45bは、銅、アルミニウム等の導電体で形成される板状部材である。
フィルタコンデンサFC1の一端は第1ブスバー45aに接続され、他端は第2ブスバー45bに接続される。第1ブスバー45aおよび第2ブスバー45bのそれぞれに接続されたフィルタコンデンサFC1は、図示しない電源から供給される直流電力によって充電される。上述したように正極入力端子41aと図示しない電源との間の回路に設けられるフィルタリアクトルおよびフィルタコンデンサFC1が形成するフィルタによって、高調波成分が低減される。
電圧センサ1の一端は第1ブスバー45aに接続され、他端は第2ブスバー45bに接続される。第1ブスバー45aおよび第2ブスバー45bのそれぞれに接続された電圧センサ1は、第1ブスバー45aに接続された電極と第2ブスバー45bに接続された電極との電位差を測定する。電圧センサ1の一端は、フィルタコンデンサFC1の一端が接続されている第1ブスバー45a上の接続点と電位が一致するとみなせる位置で第1ブスバー45aに接続される。電圧センサ1の他端は、フィルタコンデンサFC1の他端が接続されている第2ブスバー45b上の接続点と電位が一致するとみなせる位置で第2ブスバー45bに接続される。このため、電圧センサ1が測定した電位差は、フィルタコンデンサFC1の端子間電圧である。
制御部51は、電圧センサ1から測定値を取得し、図示しない運転台から運転指令を取得し、図示しない電流センサから負荷61に流れる電流の測定値を取得する。運転指令は、鉄道車両の加速度を指示する力行指令または鉄道車両の減速度を指示するブレーキ指令を含む。制御部51は、電圧センサ1の測定値、運転指令、および電流センサの測定値から、変調率を算出する。そして、制御部51は、変調率に従って電力変換部44のPWM(Pulse Width Modulation)制御を行う。この結果、電力変換部44が、上述したように直流電力から三相交流電力への電力変換を行う。
電力変換装置40の構造の簡易化を可能とする電圧センサ1の構造について以下に説明する。
図2に示すように、電圧センサ1は、第1電極14、第2電極15、および第1電極14と第2電極15との電位差を測定する測定回路16が形成される基板11と、第1電極14を第1ブスバー45aに電気的に接続し、かつ、基板11を第1ブスバー45aに固定する第1接続部材12と、第2電極15を第2ブスバー45bに電気的に接続し、かつ、基板11を第2ブスバー45bに固定する第2接続部材13と、を備える。
実施の形態1では、図2のIII-III線での矢視断面図である図3に示すように、第1接続部材12は、第1電極14を第1ブスバー45aに電気的に接続する第1カラー17と、基板11を第1ブスバー45aに固定する第1締結部材18と、を有する。図2のIV-IV線での矢視断面図である図4に示すように、第2接続部材13は、第2電極15を第2ブスバー45bに電気的に接続する第2カラー19と、基板11を第2ブスバー45bに固定する第2締結部材20と、を有する。図2から図4において、Z軸は鉛直方向を示す。基板11の主面の法線方向をY軸方向とする。X軸は、Y軸およびZ軸のそれぞれに直交する。
筐体10は、主回路43を含む電力変換装置40の構成要素を収容する。実施の形態1では、筐体10に、電力変換部44、フィルタコンデンサFC1、第1ブスバー45a、第2ブスバー45b、電圧センサ1、および制御部51が収容される。筐体10は、鉄道車両の予想される最大振動を受けても変形しない程度以上の剛性と強度を有する。例えば、筐体10は、鉄、アルミニウム等の金属部材で形成される。
基板11は、対向する第1主面11aと第2主面11bとを有する。図2に示すように、基板11は、第2主面11bが第1ブスバー45aおよび第2ブスバー45bに面する向きで筐体10に固定される。詳細には、基板11は、第1電極14および第2電極15から離隔した位置で、絶縁体で形成される基板固定部材46によって、筐体10に直接的に固定される。実施の形態1では、第1主面11aの鉛直方向上端に第1電極14および第2電極15が形成され、基板11は、鉛直方向下端で2つの基板固定部材46によって筐体10に直接的に固定される。
基板固定部材46は、鉄道車両の予想される最大振動を受けても変形しない程度以上の剛性と強度を有することが好ましい。例えば、基板固定部材46は、筐体10と同じ金属部材に絶縁処理を施すことで形成されればよい。
第1電極14は、フィルタコンデンサFC1の一端が接続されている第1ブスバー45a上の接続点と電位が一致するとみなせる位置で第1ブスバー45aに接続される。
第1電極14は、図3に示すように第1主面11aから第2主面11bまで基板11を貫通する筒状の形状を有する導電体で形成される。第1電極14の形状は、第1カラー17に当接することが可能な形状を有する。実施の形態1では、第1電極14の第2主面11bに近い一端は、第1カラー17の端面と面接触が可能な形状を有する。第1電極14は、基板11が第1ブスバー45aに固定された状態で、第1カラー17から受ける応力によって変形しない程度以上の剛性と強度を有することが好ましい。
第2電極15は、フィルタコンデンサFC1の他端が接続されている第2ブスバー45b上の接続点と電位が一致するとみなせる位置で第2ブスバー45bに接続される。
第2電極15は、図4に示すように第1主面11aから第2主面11bまで基板11を貫通する筒状の形状を有する導電体で形成される。第2電極15の形状は、第2カラー19に当接することが可能な形状を有する。実施の形態1では、第2電極15の第2主面11bに近い一端は、第2カラー19の端面と面接触が可能な形状を有する。第2電極15は、基板11が第2ブスバー45bに固定された状態で、第2カラー19から受ける応力によって変形しない程度以上の剛性と強度を有することが好ましい。
図2に示すように、測定回路16は、第1主面11aに形成される。測定回路16は、例えば、抵抗素子、トランス、ノイズフィルタ等を有する。
図3に示すように、第1カラー17は、貫通孔17aが形成された筒状の形状を有する導電体で形成される。例えば、第1カラー17は、銅で形成され、円筒の形状を有する。第1カラー17が第1電極14および第1ブスバー45aのそれぞれに当接することで、第1ブスバー45aが第1カラー17を介して第1電極14に電気的に接続される。
第1締結部材18は、第1カラー17の貫通孔17aに挿通される。貫通孔17aに挿通された第1締結部材18は、第1カラー17が第1電極14および第1ブスバー45aに当接した状態で基板11を第1ブスバー45aに固定する。第1カラー17が第1電極14および第1ブスバー45aに当接した状態で基板11が第1ブスバー45aに固定されることで、第1ブスバー45aが基板11に向かって移動することが抑制される。
第1締結部材18は、例えば、一端にねじ頭が形成され、側面にねじ切り加工が施されたボルトである。第1締結部材18は、第1電極14を貫通し、第1カラー17の貫通孔17aを通って、第1ブスバー45aの固定孔47aに挿通されて、ナット18aで固定される。第1ブスバー45aの固定孔47aは、第1ブスバー45aの主面に直交する方向に第1ブスバー45aを貫通する貫通孔である。詳細には、第1締結部材18のねじ頭および第1ブスバー45aに、第1電極14および第1カラー17が挟まれて、第1締結部材18がナット18aで締め上げられる。この結果、第1電極14が第1カラー17を介して第1ブスバー45aに電気的に接続され、基板11が第1ブスバー45aに固定される。第1締結部材18は、第1ブスバー45aとの間に第1電極14および第1カラー17を挟むため、第1カラー17より硬度および剛性の高い部材、例えば鉄で形成されることが好ましい。
第1締結部材18を鉄で形成する場合、第1締結部材18の導電率は第1カラー17より低いことが好ましい。第1カラー17を例えば銅で形成して、第1カラー17の導電率を第1締結部材18の導電率より高くすることで、第1ブスバー45aから第1カラー17を介して第1電極14に電流が流れる。銅製の第1カラー17に電流が流れることによる第1カラー17の発熱量は、鉄製の第1締結部材18に電流が流れることによる第1締結部材18の発熱量より小さい。換言すれば、銅製の第1カラー17と鉄製の第1締結部材18を設けることで、第1接続部材12の発熱量の増大を抑制することができる。
図4に示すように、第2カラー19は、貫通孔19aが形成された筒状の形状を有する導電体で形成される。例えば、第2カラー19は、銅で形成され、円筒の形状を有する。第2カラー19が第2電極15および第2ブスバー45bのそれぞれに当接することで、第2ブスバー45bが第2電極15に電気的に接続される。
第2締結部材20は、第2カラー19の貫通孔19aに挿通される。貫通孔19aに挿通された第2締結部材20は、第2カラー19が第2電極15および第2ブスバー45bに当接した状態で基板11を第2ブスバー45bに固定する。第2カラー19が第2電極15および第2ブスバー45bに当接した状態で基板11が第2ブスバー45bに固定されることで、第2ブスバー45bが基板11に向かって移動することが抑制される。
第2締結部材20は、例えば、一端にねじ頭が形成され、側面にねじ切り加工が施されたボルトである。第2締結部材20は、第2電極15を貫通し、第2カラー19の貫通孔19aを通って、第2ブスバー45bの固定孔47bに挿通されて、ナット20aで固定される。第2ブスバー45bの固定孔47bは、第2ブスバー45bの主面に直交する方向に第2ブスバー45bを貫通する貫通孔である。詳細には、第2締結部材20のねじ頭および第2ブスバー45bに、第2電極15および第2カラー19が挟まれて、第2締結部材20がナット20aで締め上げられる。この結果、第2電極15が第2カラー19を介して第2ブスバー45bに電気的に接続され、基板11が第2ブスバー45bに固定される。第2締結部材20は、第2ブスバー45bとの間に第2電極15および第2カラー19を挟むため、第2カラー19より硬度および剛性の高い部材、例えば鉄で形成されることが好ましい。
第2締結部材20を鉄で形成する場合、第2締結部材20の導電率は第2カラー19より低いことが好ましい。第2カラー19を例えば銅で形成して、第2カラー19の導電率を第2締結部材20の導電率より高くすることで、第2電極15から第2カラー19を介して第2ブスバー45bに電流が流れる。銅製の第2カラー19に電流が流れることによる第2カラー19の発熱量は、鉄製の第2締結部材20に電流が流れることによる第2締結部材20の発熱量より小さい。換言すれば、銅製の第2カラー19と鉄製の第2締結部材20を設けることで、第2接続部材13の発熱量の増大を抑制することができる。
上述したように第1ブスバー45aが第1電極14に電気的に接続され、第2ブスバー45bが第2電極15に電気的に接続されると、測定回路16は、第1ブスバー45aと第2ブスバー45bとの電位差を測定することができる。上述したように、第1電極14が第1ブスバー45aに接続され、第2電極15が第2ブスバー45bに接続されているため、第1電極14の電位は、フィルタコンデンサFC1の一端の電位に一致し、第2電極15の電位は、フィルタコンデンサFC1の他端の電位に一致するとみなせる。すなわち、測定回路16は、両端子が第1ブスバー45aおよび第2ブスバー45bに接続されているフィルタコンデンサFC1の端子間電圧の値を測定することができる。
以上説明した通り、実施の形態1に係る電圧センサ1は第1電極14を第1ブスバー45aに電気的に接続し、かつ、基板11を第1ブスバー45aに固定する第1接続部材12と、第2電極15を第2ブスバー45bに電気的に接続し、かつ、基板11を第2ブスバー45bに固定する第2接続部材13と、を備える。このため、基板の四隅を筐体に固定する固定部材と、固定部材とは離隔した位置に配設され、基板の各電極を対応するブスバーに接続する電線を必要とする電圧センサに比べて、電圧センサ1の構造および製造工程は簡易である。この結果、電圧センサ1を備える電力変換装置40の構成および製造工程は簡易である。
(実施の形態2)
第1電極14および第2電極15をブスバーに電気的に接続し、基板11をブスバーに固定する方法は上述の例に限られない。複数のブスバーを互いに電気的に接続し、かつ、複数のブスバーを支持する支持部材を用いて、第1電極14および第2電極15をブスバーに電気的に接続し、かつ、基板11を支持部材に固定する電圧センサ2について実施の形態2で説明する。
図5に示すように、電圧センサ2は、第1ブスバー45aおよび第3ブスバー45cを電気的に接続し、かつ、第1ブスバー45aおよび第3ブスバー45cを支持する第1支持部材21と、第2ブスバー45bおよび第4ブスバー45dを電気的に接続し、かつ、第2ブスバー45bおよび第4ブスバー45dを支持する第2支持部材22と、を備える。第1支持部材21および第2支持部材22は、筐体10に収容されて筐体10に固定されることで、筐体10に支持される。筐体10に支持される第1支持部材21が第1ブスバー45aおよび第3ブスバー45cを支持し、筐体10に支持される第2支持部材22が第2ブスバー45bおよび第4ブスバー45dを支持することで、鉄道車両の走行時における各ブスバーの振動が抑制される。
実施の形態2では、正極入力端子41aは、第1ブスバー45a、第3ブスバー45c、および第1ブスバー45aと第3ブスバー45cを互いに電気的に接続する第1支持部材21を介して、電力変換部44の一次端子の一方に接続される。負極入力端子41bは、第2ブスバー45b、第4ブスバー45d、および第2ブスバー45bと第4ブスバー45dを互いに電気的に接続する第2支持部材22を介して、電力変換部44の一次端子の他方に接続される。
図6および図7に示すように、第1支持部材21は、第1ブスバー45aおよび第3ブスバー45cを互いに電気的に接続する第1導電部材23と、第1導電部材23の外面を覆って第1導電部材23と筐体10とを絶縁する第1絶縁部材24と、を有する。
第1導電部材23は、端部23a,23bが露出した状態で外面が第1絶縁部材24に覆われる。第1導電部材23は、導電体、例えば銅で形成されている。実施の形態2では、第1導電部材23は折り曲げられた柱状の形状を有する。詳細には、第1導電部材23は、Z軸方向に延在する柱状部分と、Y軸方向に延在する柱状部分を有する。
第1導電部材23の端部23aに第1ブスバー45aが当接した状態で、締結部材25aによって第1ブスバー45aが端部23aに固定される。締結部材25aは、例えば、金属部材で形成される。図6から第1ブスバー45aおよび第3ブスバー45cの記載を省略した図8に示すように、端部23aに第1ブスバー45aを固定するためのZ軸方向に延びる固定孔26aが形成される。第1ブスバー45aには、実施の形態1と同様に固定孔47aが形成されている。
第1ブスバー45aの固定孔47aを貫通した締結部材25aが端部23aに形成された固定孔26aに挿入されて固定されることで、第1ブスバー45aが第1導電部材23の端部23aに固定される。例えば、締結部材25aは、一端にねじ頭が形成され、側面にねじ切り加工が施されたボルトであり、固定孔26aは、締結部材25aに嵌合するねじ穴である。締結部材25aを第1ブスバー45aの固定孔47aに通して固定孔26aに挿入し、締め上げることで、第1ブスバー45aが端部23aに固定される。
図7に示すように、第1導電部材23の端部23bに第3ブスバー45cが当接した状態で、締結部材25bによって第3ブスバー45cが端部23bに固定される。締結部材25bは、例えば、金属部材で形成される。図7から第1ブスバー45aおよび第3ブスバー45cの記載を省略した図9に示すように、端部23bに第3ブスバー45cを固定するためのY軸方向に延びる固定孔26bが形成される。図5のX-X線での矢視断面図である図10に示すように、第3ブスバー45cには、第3ブスバー45cの主面に直交する方向に第3ブスバー45cを貫通する貫通孔である固定孔47cが形成される。
第3ブスバー45cの固定孔47cを貫通した締結部材25bが端部23bに形成された固定孔26bに挿入されて固定されることで、第3ブスバー45cが第1導電部材23に固定される。例えば、締結部材25bは、一端にねじ頭が形成され、側面にねじ切り加工が施されたボルトであり、固定孔26bは、締結部材25bに嵌合するねじ穴である。締結部材25bを第3ブスバー45cの固定孔47cに通して固定孔26bに挿入し、締め上げることで、第3ブスバー45cが端部23bに固定される。
図6および図8に示すように、第1導電部材23の端部23aに、基板11を固定するためのY軸方向に延びる固定孔26cが形成される。固定孔26cは、締結部材25aが挿入される固定孔26aに連通しない位置に形成される。図10に示すように、第1接続部材12が有する第1締結部材18は、第1電極14を貫通し、第1カラー17に挿通された状態で固定孔26cに挿入されて固定されることで、基板11を第1導電部材23に固定する。例えば、第1締結部材18は、一端にねじ頭が形成され、側面にねじ切り加工が施されたボルトであり、固定孔26cは、第1締結部材18に嵌合するねじ穴である。第1締結部材18を第1カラー17の貫通孔17aに通して固定孔26cに挿入し、締め上げることで、基板11が端部23aに固定される。
第1カラー17は、第1電極14および第1導電部材23のそれぞれに当接している。換言すれば、第1導電部材23は第1カラー17を介して第1電極14に電気的に接続される。このため、第1導電部材23によって互いに電気的に接続されている第1ブスバー45aおよび第3ブスバー45cは、第1導電部材23を介して第1電極14に電気的に接続される。
第1絶縁部材24は、絶縁体、例えば、合成樹脂で形成されている。第1絶縁部材24は、電力変換装置40が搭載される車両の予想される最大振動を受けても変形しない程度以上の剛性と強度を有することが好ましい。実施の形態2では、第1絶縁部材24の一部は、Z軸方向に延びる第1導電部材23の外面を覆う柱状の形状を有する。第1絶縁部材24の他の一部は、Y軸方向に延びる第1導電部材23の外面を覆い、Z軸方向に直交する断面において多角形とみなせる形状を有する。
絶縁性を有する第1絶縁部材24は筐体10に固定されていて、筐体10に支持されている。第1絶縁部材24が第1導電部材23の外面を覆うことで、第1導電部材23と第1導電部材23に接続されている第1ブスバー45aおよび第3ブスバー45cは、筐体10から絶縁される。この結果、第1支持部材21は、第1ブスバー45aおよび第3ブスバー45cを、筐体10から絶縁した状態で支持することが可能となる。
図11および図12に示すように、第2支持部材22は、第2ブスバー45bおよび第4ブスバー45dを互いに電気的に接続する第2導電部材27と、第2導電部材27の外面を覆って第2導電部材27と筐体10とを絶縁する第2絶縁部材28と、を有する。
第2導電部材27は、端部27a,27bが露出した状態で外面が第2絶縁部材28に覆われる。第2導電部材27は、導電体、例えば銅で形成されている。実施の形態2では、第2導電部材27は折り曲げられた柱状の形状を有する。詳細には、第2導電部材27は、Z軸方向に延在する柱状部分と、Y軸方向に延在する柱状部分を有する。
第2導電部材27の端部27aに第2ブスバー45bが当接した状態で、締結部材29aによって第2ブスバー45bが端部27aに固定される。締結部材29aは、例えば、金属で形成される。図11から第2ブスバー45bおよび第4ブスバー45dの記載を省略した図13に示すように、端部27aに第2ブスバー45bを固定するためのZ軸方向に延びる固定孔30aが形成される。
第2ブスバー45bの固定孔47bを貫通した締結部材29aが端部27aに形成された固定孔30aに挿入されて固定されることで、第2ブスバー45bが第2導電部材27の端部27aに固定される。例えば、締結部材29aは、一端にねじ頭が形成され、側面にねじ切り加工が施されたボルトであり、固定孔30aは、締結部材29aに嵌合するねじ穴である。締結部材29aを第2ブスバー45bの固定孔47bに通して固定孔30aに挿入し、締め上げることで、第2ブスバー45bが端部27aに固定される。
図12に示すように、第2導電部材27の端部27bに第4ブスバー45dが当接した状態で、締結部材29bによって第4ブスバー45dが端部27bに固定される。締結部材29bは、例えば、金属部材で形成される。図12から第2ブスバー45bおよび第4ブスバー45dの記載を省略した図14に示すように、端部27bに第4ブスバー45dを固定するためのY軸方向に延びる固定孔30bが形成される。図5のXV-XV線での矢視断面図である図15に示すように、第4ブスバー45dには、第4ブスバー45dの主面に直交する方向に第4ブスバー45dを貫通する貫通孔である固定孔47dが形成される。
第4ブスバー45dの固定孔47dを貫通した締結部材29bが端部27bに形成された固定孔30bに挿入されて固定されることで、第4ブスバー45dが第2導電部材27に固定される。例えば、締結部材29bは、一端にねじ頭が形成され、側面にねじ切り加工が施されたボルトであり、固定孔30bは、締結部材29bに嵌合するねじ穴である。締結部材29bを第4ブスバー45dの固定孔47dに通して固定孔30bに挿入し、締め上げることで、第4ブスバー45dが端部27bに固定される。
図11および図13に示すように、第2導電部材27の端部27aに、基板11を固定するためのY軸方向に延びる固定孔30cが形成される。固定孔30cは、締結部材29aが挿入される固定孔30aに連通しない位置に形成される。図15に示すように、第2接続部材13が有する第2締結部材20は、第2電極15を貫通し、第2カラー19に挿通された状態で固定孔30cに挿入されて固定されることで、基板11を第2導電部材27に固定する。例えば、第2締結部材20は、一端にねじ頭が形成され、側面にねじ切り加工が施されたボルトであり、固定孔30cは、第2締結部材20に嵌合するねじ穴である。第2締結部材20を第2カラー19の貫通孔19aに通して固定孔30cに挿入し、締め上げることで、基板11が端部27aに固定される。
第2カラー19は、第2電極15および第2導電部材27のそれぞれに当接している。換言すれば、第2導電部材27は第2カラー19を介して第2電極15に電気的に接続される。このため、第2導電部材27によって互いに電気的に接続されている第2ブスバー45bおよび第4ブスバー45dは、第2導電部材27を介して第2電極15に電気的に接続される。
第2絶縁部材28は、絶縁体、例えば、合成樹脂で形成されている。第2絶縁部材28は、電力変換装置40が搭載される車両の予想される最大振動を受けても変形しない程度以上の剛性と強度を有することが好ましい。実施の形態2では、第2絶縁部材28の一部は、Z軸方向に延びる第2導電部材27の外面を覆う柱状の形状を有する。第2絶縁部材28の他の一部は、Y軸方向に延びる第2導電部材27の外面を覆い、Z軸方向に直交する断面において多角形とみなせる形状を有する。
絶縁性を有する第2絶縁部材28は筐体10に当接していて、筐体10に支持されている。第2絶縁部材28が第2導電部材27の外面を覆うことで、第2導電部材27と第2導電部材27に接続されている第2ブスバー45bおよび第4ブスバー45dは、筐体10から絶縁される。この結果、第2支持部材22は、第2ブスバー45bおよび第4ブスバー45dを、筐体10から絶縁した状態で支持することが可能となる。
上述したように第1導電部材23が第1電極14に電気的に接続され、第2導電部材27が第2電極15に電気的に接続されると、測定回路16は、第1導電部材23と第2導電部材27との電位差を測定することができる。第1導電部材23と第2導電部材27との電位差は、第3ブスバー45cと第4ブスバー45dの電位差に一致するとみなすことができる。すなわち、測定回路16は、両端子が第3ブスバー45cおよび第4ブスバー45dのそれぞれに接続されているフィルタコンデンサFC1の端子間電圧の値を測定することができる。
以上説明した通り、実施の形態2に係る電圧センサ2は、第1電極14を、第1ブスバー45aおよび第3ブスバー45cを互いに電気的に接続する第1導電部材23に電気的に接続し、かつ、基板11を第1導電部材23に固定する第1接続部材12を備える。電圧センサ2はさらに、第2電極15を、第2ブスバー45bおよび第4ブスバー45dを互いに電気的に接続する第2導電部材27に電気的に接続し、かつ、基板11を第2導電部材27に固定する第2接続部材13を備える。このため、基板の四隅を筐体に固定する固定部材と、固定部材とは離隔した位置に配設され、基板の各電極を対応するブスバーに接続する電線を必要とする電圧センサに比べて、電圧センサ2の構造および製造工程は簡易である。この結果、電圧センサ2を備える電力変換装置40の構成および製造工程は簡易である。
基板11を筐体10に固定し、さらに基板11を第1導電部材23および第2導電部材27に固定することで、基板11が受ける振動は低減される。
本開示は、上述の実施の形態に限られない。上述の実施の形態は組み合わせることが可能である。一例として、正極入力端子41aは第1ブスバー45aによって電力変換部44の一次端子の一方に接続され、負極入力端子41bは第2ブスバー45bおよび第4ブスバー45dによって電力変換部44の一次端子の他方に接続されてもよい。この場合、電圧センサ1が備える基板11に形成された第1電極14は、正極入力端子41aと電力変換部44とを接続する第1ブスバー45aに接続されればよい。基板11に形成された第2電極15は、第2ブスバー45bおよび第4ブスバー45dとを支持する第2支持部材22が備える第2導電部材27に接続されればよい。
実施の形態1では、基板11の鉛直方向下部を基板固定部材46によって筐体10に固定したが基板固定部材46を設けなくてもよい。また基板11の鉛直方向下部を、嵌合、接着等の任意の手法で筐体10に固定することが可能である。
図16に示すように電圧センサ3が備える第1支持部材21は、支持部材固定部材48によって筐体10に直接的に固定される。第1支持部材21と同様の構造を有する第2支持部材22も同様に、支持部材固定部材48によって筐体10に直接的に固定される。
図16に示す第1支持部材21が有する第1絶縁部材24には、図17に示すように、支持部材固定部材48が挿入される挿入孔31aが形成されている保持部材31が埋め込まれている。保持部材31は、電力変換装置40が搭載される車両の予想される最大振動を受けても変形しない程度以上の剛性と強度を有することが好ましい。例えば、保持部材31は、筐体10と同じ金属部材で形成されればよい。
図3の例では基板11は、基板固定部材46によって筐体10に直接固定されているが、基板11は筐体10と別体に形成され、筐体10に固定されている任意の形状の固定フレームに固定されてもよい。この場合、基板固定部材46によって、基板11は固定フレームに固定されればよい。固定フレームは、電力変換装置40が搭載される車両の予想される最大振動を受けても変形しない程度以上の剛性と強度を有する。例えば、固定フレームは、筐体10と同じ金属部材で形成されている。
電圧センサ1-3の接続位置は、上述の例に限られない。一例として、電圧センサ1-3は、電力変換部44の各二次端子に接続されているブスバーに接続されてもよい。
電圧センサ1-3は、電力変換装置40に限られず、ブスバーを備える任意の電子機器に搭載可能である。詳細には、電圧センサ1-3は、任意の電子機器が備えるブスバーに取り付けられて、任意のブスバー間の電位差を測定することができる。電圧センサ1-3の測定対象は直流電圧に限られず、交流電圧を測定することも可能である。
第1接続部材12の構造および形状は、第1電極14を第1ブスバー45aに電気的に接続し、基板11を第1ブスバー45aに固定することができる構造および形状であれば任意である。一例として、第1接続部材12は、第1締結部材18と、基板11および第1ブスバー45aに当接するスペーサと、を備えてもよい。この場合、第1電極14は、第1締結部材18を介して、第1ブスバー45aに電気的に接続される。第2接続部材13についても同様である。
第1電極14の形状は、上述の例に限られず、第1カラー17に当接することが可能な形状であれば、任意である。一例として、第1電極14の第2主面11bに近い端部は、第1カラー17と嵌合し、底面が平らな凹部の形状を有してもよい。第2電極15についても同様である。
第1導電部材23の形状は、上述の例に限られず、第1ブスバー45aおよび第3ブスバー45cを取り付けることができる形状であれば任意である。一例として、第1導電部材23は、角柱の形状を有してもよい。第2導電部材27についても同様である。
第1絶縁部材24の形状は、第1導電部材23と筐体10とを絶縁することができる形状であれば、任意である。第2絶縁部材28の形状は、第2導電部材27と筐体10とを絶縁することができる形状であれば、任意である。一例として、第1絶縁部材24は、第1導電部材23と同様に、折り曲げられた柱状の形状を有してもよい。他の一例として、第1絶縁部材24は、第1導電部材23の延伸方向に直交する両端面のみを露出してもよい。この場合、第1絶縁部材24を貫通し、第1導電部材23に形成された固定孔26cに連通する固定孔が第1絶縁部材24に形成されればよい。
基板11を第1ブスバー45aおよび第2ブスバー45bに固定する方法は、上述の例に限られず、車両の予想される最大振動を受けても、基板11と第1ブスバー45aおよび第2ブスバー45bとの位置関係が変化しない程度に固定できる方法であれば任意である。一例として、第1締結部材18をかしめることで、基板11を第1ブスバー45aに固定してもよい。
基板11を第1導電部材23および第2導電部材27に固定する方法は、上述の例に限られず、車両の予想される最大振動を受けても、基板11と第1導電部材23および第2導電部材27との位置関係が変化しない程度に固定できる方法であれば任意である。一例として、第1締結部材18を接着剤によって第1導電部材23に接着させることで、基板11を第1導電部材23に固定してもよい。
電力変換部44は、上述の例に限られず、電源から供給される電力を負荷61に供給するための電力に変換する任意の電力変換回路である。一例として、電力変換部44は、DC(Direct Current:直流)-DCコンバータでもよい。
基板固定部材46および支持部材固定部材48のそれぞれの数は上述の例に限られず、基板11の大きさ、重量等によって任意に定められる。
電力変換装置40は、鉄道車両に限られず、自動車、船舶、航空機等の任意の移動体に搭載することが可能である。
本開示は、本開示の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この開示を説明するためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。すなわち、本開示の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の開示の意義の範囲内で施される様々な変形が、この開示の範囲内とみなされる。
1,2,3 電圧センサ、10 筐体、11 基板、11a 第1主面、11b 第2主面、12 第1接続部材、13 第2接続部材、14 第1電極、15 第2電極、16 測定回路、17 第1カラー、17a,19a 貫通孔、18 第1締結部材、18a,20a ナット、19 第2カラー、20 第2締結部材、21 第1支持部材、22 第2支持部材、23 第1導電部材、23a,23b,27a,27b 端部、24 第1絶縁部材、25a,25b,29a,29b 締結部材、26a,26b,26c,30a,30b,30c,47a,47b,47c,47d 固定孔、27 第2導電部材、28 第2絶縁部材、31 保持部材、31a 挿入孔、40 電力変換装置、41a 正極入力端子、41b 負極入力端子、42a,42b,42c 出力端子、43 主回路、44 電力変換部、45a 第1ブスバー、45b 第2ブスバー、45c 第3ブスバー、45d 第4ブスバー、46 基板固定部材、48 支持部材固定部材、51 制御部、61 負荷、FC1 フィルタコンデンサ。

Claims (7)

  1. 第1ブスバーと第2ブスバーとの電位差を測定する電圧センサであって、
    第1電極、第2電極、および前記第1電極と前記第2電極との電位差を測定することにより前記第1ブスバーと前記第2ブスバーとの電位差を測定する測定回路が形成される基板と、
    前記第1電極を前記第1ブスバーに電気的に接続し、かつ、前記基板を前記第1ブスバーに固定する第1接続部材と、
    前記第2電極を前記第2ブスバーに電気的に接続し、かつ、前記基板を前記第2ブスバーに固定する第2接続部材と、
    前記第1ブスバーおよび第3ブスバーを互いに電気的に接続し、かつ、前記第1ブスバーおよび前記第3ブスバーを支持する第1支持部材と、を備え、
    前記第1支持部材は、
    前記第1ブスバーおよび前記第3ブスバーが固定され、前記第1ブスバーおよび前記第3ブスバーを互いに電気的に接続する第1導電部材と、
    絶縁体で形成され、前記第1導電部材を覆う第1絶縁部材と、を有し
    前記第1接続部材は、前記第1電極を前記第1導電部材に電気的に接続する、
    圧センサ。
  2. 前記第1接続部材は、
    筒状の形状を有する導電体で形成される第1カラーと、
    前記第1カラーに挿通されて、前記第1カラーが前記第1電極および前記第1ブスバーに当接した状態で前記基板を前記第1ブスバーに固定する第1締結部材と、を有する、
    請求項1に記載の電圧センサ。
  3. 前記第1カラーの導電率は、前記第1締結部材の導電率より高い、
    請求項2に記載の電圧センサ。
  4. 前記第1接続部材は、前記基板を前記第1導電部材に固定する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の電圧センサ。
  5. 供給された電力を、負荷に供給するための電力に変換して、変換した電力を前記負荷に供給する主回路と、
    請求項1からのいずれか1項に記載の電圧センサと、
    前記主回路および前記電圧センサを収容する筐体と、
    を備える電力変換装置。
  6. 絶縁体で形成され、前記電圧センサが備える前記基板を前記筐体に固定する基板固定部材をさらに備える、
    請求項に記載の電力変換装置。
  7. 供給された電力を、負荷に供給するための電力に変換して、変換した電力を前記負荷に供給する主回路と、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の電圧センサと、
    前記主回路および前記電圧センサを収容する筐体と、
    前記電圧センサが備える前記第1支持部材を前記筐体に固定する支持部材固定部材と、
    を備える電力変換装置。
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