JP2021197831A - 電気ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】電気部品の昇温の抑制された電気ユニットを提供する。【解決手段】車載システムにおいて、電気ユニットは、インバータ、樹脂モジュール及びインバータハウジングを有している。樹脂モジュールは、複数の相バスバと、これらの中央部を被覆する端子台650と、を備えている。インバータハウジングは、インバータと樹脂モジュールを収納する収納空間を備えている。収納空間は、端子台650と、第2隔壁679と、によって、インバータと相バスバの一端420aそれぞれを収納する大空間と、ステータバスバと接続される相バスバの他端420bを収納する小空間と、に分けられている。【選択図】図7

Description

本明細書に記載の開示は、電気部品を有する電気ユニットに関するものである。
特許文献1に示されるように、電子部品群とバスバがケースに収容された電力変換装置が知られている。
特開2011−167056号公報
特許文献1に示される電力変換装置では、バスバに高圧ケーブルが接続される。この高圧ケーブルにおけるバスバとの接続部位でジュール熱が発生する。このジュール熱の熱伝達や熱輻射などによって、電子部品群(電気部品)が昇温する虞がある。
本開示の目的は、電気部品の昇温の抑制された電気ユニットを提供することである。
本開示の一態様による電気ユニットは、電気部品(410)と、
一端(420a)に電気部品が接続され、他端(420b)に外部端子(501〜503)が接続される複数の導電部(421〜423)、および、複数の導電部それぞれの中央部を被覆する絶縁性の樹脂部(650)を備える樹脂モジュール(420)と、
電気部品と樹脂モジュールそれぞれを収納する収納空間を備える筐体(671,672)、および、収納空間の少なくとも一部を、電気部品と導電部の一端の設けられる第1領域と導電部の他端の設けられる第2領域とに、樹脂部とともに分ける分断壁(677)を備えるケース(670)と、を有する。
これによれば、外部端子(501〜503)における導電部(421〜423)の他端(420b)との接続部位が第2領域に位置する。この第2領域と電気部品(410)の設けられる第1領域との間に樹脂部(650)と分断壁(677)とが位置する。そのため、通電などによって外部端子で発生した熱の電気部品(410)への伝熱が樹脂部(650)と分断壁(677)とによって抑制される。これにより電気部品(410)の昇温が抑制される。
なお、上記の括弧内の参照番号は、後述の実施形態に記載の構成との対応関係を示すものに過ぎず、技術的範囲を何ら制限するものではない。
車載システムを示す回路図である。 機電一体型ユニットを説明するための模式図である。 電力変換装置の下面図である。 電力変換装置の部分拡大斜視図である。 図3に示すV−V線に沿う断面図である。 相ステータバスバの取付け状態を示す断面図である。 図3に示すVII−VII線に沿う断面図である。
以下、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。
各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせが可能である。また、特に組み合わせに支障が生じなければ、組み合わせが可能であることを明示していなくても、実施形態同士、実施形態と変形例、および、変形例同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
<車載システム>
先ず、図1に基づいて電力変換装置400の適用される車載システム100を説明する。この車載システム100は電気自動車用のシステムを構成している。車載システム100はバッテリ200と機電一体型ユニット300を有する。機電一体型ユニット300は電力変換装置400とモータ500を有する。
また車載システム100は図示しない複数のECUを有する。これら複数のECUはバス配線を介して相互に信号を送受信している。複数のECUは協調して電気自動車を制御している。複数のECUの制御により、バッテリ200のSOCに応じたモータ500の力行と回生が制御される。SOCはstate of chargeの略である。ECUはelectronic control unitの略である。
なお、ECUは、少なくとも1つの演算処理装置(CPU)と、プログラムおよびデータを記憶する記憶媒体としての少なくとも1つのメモリ装置(MMR)と、を有する。ECUはコンピュータで読み取り可能な記憶媒体を備えるマイクロコンピュータによって提供される。記憶媒体はコンピュータによって読み取り可能なプログラムを非一時的に格納する非遷移的実体的記憶媒体である。記憶媒体は半導体メモリまたは磁気ディスクなどによって提供され得る。以下、車載システム100の構成要素を個別に概説する。
バッテリ200は複数の二次電池を有する。これら複数の二次電池は直列接続された電池スタックを構成している。この電池スタックのSOCがバッテリ200のSOCに相当する。二次電池としてはリチウムイオン二次電池、ニッケル水素二次電池、および、有機ラジカル電池などを採用することができる。
電力変換装置400はバッテリ200とモータ500との間の電力変換を行う。電力変換装置400はバッテリ200の直流電力を交流電力に変換する。電力変換装置400はモータ500の発電(回生)によって生成された交流電力を直流電力に変換する。電力変換装置400が電気ユニットに相当する。
モータ500は図示しない電気自動車の車軸に連結されている。モータ500の回転エネルギー(動力)は車軸を介して電気自動車の走行輪に伝達される。逆に、走行輪の回転エネルギーは車軸を介してモータ500に伝達される。
モータ500は電力変換装置400から供給される交流電力によって力行する。これにより推進力が走行輪に付与される。またモータ500は走行輪から伝達される回転エネルギーによって回生する。この回生で発生した交流電力は、電力変換装置400によって直流電力に変換される。この直流電力がバッテリ200に供給される。また直流電力は電気自動車に搭載された各種電気負荷にも供給される。
<電力変換装置>
次に電力変換装置400を説明する。電力変換装置400はインバータ410と樹脂モジュール420を備えている。インバータ410はバッテリ200の直流電力を交流電力に変換する。この交流電力がモータ500に供給される。またインバータ410はモータ500で生成された交流電力を直流電力に変換する。この直流電力がバッテリ200に供給される。樹脂モジュール420はインバータ410とモータ500とを接続している。なお電力変換装置400は、入力電圧を昇圧若しくは降圧するコンバータを備えていてもよい。
図1に示すように電力変換装置400にはNバスバ401とPバスバ402が含まれている。これらNバスバ401とPバスバ402にバッテリ200が接続される。Nバスバ401はバッテリ200の負極に接続される。Pバスバ402はバッテリ200の正極に接続される。
樹脂モジュール420にはU相バスバ421、V相バスバ422、および、W相バスバ423が含まれている。これらU相バスバ421、V相バスバ422、および、W相バスバ423を介して、インバータ410とモータ500とが電気的に接続されている。これら相バスバが導電部に相当する。図1では各種バスバの接続部位を白丸で示している。これら接続部位は例えばボルトや溶接などによって電気的に接続されている。
<インバータ>
インバータ410は平滑コンデンサ430とスイッチ群440を有する。平滑コンデンサ430とスイッチ群440それぞれにNバスバ401とPバスバ402が電気的に接続されている。インバータ410が電気部品に相当する。スイッチ群440が電子素子に相当する。
スイッチ群440はU相スイッチモジュール441〜W相スイッチモジュール443を備えている。これら3相のスイッチモジュールそれぞれはハイサイドスイッチ451とローサイドスイッチ452を有する。また3相のスイッチモジュールそれぞれはハイサイドダイオード451aとローサイドダイオード452aを有する。これらスイッチとダイオードは封止樹脂によって被覆保護されている。
本実施形態では、ハイサイドスイッチ451とローサイドスイッチ452としてnチャネル型のIGBTを採用している。図1に示すようにハイサイドスイッチ451のエミッタ電極とローサイドスイッチ452のコレクタ電極とが接続されている。これによりハイサイドスイッチ451とローサイドスイッチ452とが直列接続されている。
また、ハイサイドスイッチ451のコレクタ電極にハイサイドダイオード451aのカソード電極が接続されている。ハイサイドスイッチ451のエミッタ電極にハイサイドダイオード451aのアノード電極が接続されている。これによりハイサイドスイッチ451にハイサイドダイオード451aが逆並列接続されている。
同様にして、ローサイドスイッチ452のコレクタ電極にローサイドダイオード452aのカソード電極が接続されている。ローサイドスイッチ452のエミッタ電極にローサイドダイオード452aのアノード電極が接続されている。これによりローサイドスイッチ452にローサイドダイオード452aが逆並列接続されている。
上記したようにスイッチは封止樹脂によって被覆保護されている。この封止樹脂から、ハイサイドスイッチ451のコレクタ電極、ハイサイドスイッチ451とローサイドスイッチ452との間の中点、および、ローサイドスイッチ452のエミッタ電極それぞれに接続された端子の先端が露出されている。ハイサイドスイッチ451とローサイドスイッチ452それぞれのゲート電極に接続された端子の先端が封止樹脂から露出されている。以下においてはこれら端子を、コレクタ端子450a、中点端子450c、エミッタ端子450b、および、ゲート端子450dと示す。
図1に示すようにコレクタ端子450aはPバスバ402に接続される。エミッタ端子450bはNバスバ401に接続される。係る電気的な接続によりハイサイドスイッチ451とローサイドスイッチ452とがPバスバ402からNバスバ401へ向かって順に直列接続されている。
U相スイッチモジュール441の中点端子450cはU相バスバ421に接続されている。V相スイッチモジュール442の中点端子450cはV相バスバ422に接続されている。W相スイッチモジュール443の中点端子450cはW相バスバ423に接続されている。
モータ500はU相ステータコイル、V相ステータコイル、および、W相ステータコイルを有する。U相ステータコイルにU相ステータバスバ501が接続されている。V相ステータコイルにV相ステータバスバ502が接続されている。W相ステータコイルにW相ステータバスバ503が接続されている。これら相ステータバスバが外部端子に相当する。
このU相ステータバスバ501にU相バスバ421が接続されている。V相ステータバスバ502にV相バスバ422が接続されている。W相ステータバスバ503にW相バスバ423が接続されている。これによりインバータ410とモータ500とが電気的に接続されている。
U相スイッチモジュール441〜W相スイッチモジュール443に含まれるハイサイドスイッチ451とローサイドスイッチ452それぞれのゲート端子450dはゲートドライバに接続されている。
ゲートドライバは上記の複数のECUのうちの一部とともに、図1に示す回路基板470に含まれている。ECUは制御信号を生成し、それをゲートドライバに出力する。ゲートドライバは制御信号を増幅し、それをゲート端子450dに出力する。これによりハイサイドスイッチ451とローサイドスイッチ452はECUによって開閉制御される。なお、ゲートドライバを搭載する基板とECUを搭載する基板とは別体でもよい。
ECUは制御信号としてパルス信号を生成している。ECUはこのパルス信号のオンデューティ比と周波数を調整している。このオンデューティ比と周波数は後述の電流センサ460や図示しない回転角センサの出力などに基づいて決定される。
モータ500が力行する場合、ECUからの制御信号の出力によって3相のスイッチモジュールの備えるハイサイドスイッチ451とローサイドスイッチ452それぞれがPWM制御される。これにより電力変換装置400で3相交流が生成される。この3相交流が3つの相バスバと3つの相ステータバスバを介して3つの相ステータコイルに入力される。これにより3つの相ステータコイルで三相回転磁界が発生する。この三相回転磁界とモータ500のロータから発生される磁界の相互作用によって、ロータに回転トルクが発生する。
走行輪の回転エネルギーによってモータ500が発電(回生)する場合、ECUは例えば制御信号の出力を停止する。これにより発電によって生成された交流電力が3相のスイッチモジュールの備えるダイオードを通る。この結果、交流電力が直流電力に変換される。
なお、U相スイッチモジュール441〜W相スイッチモジュール443それぞれの備えるスイッチ素子の種類としては特に限定されず、例えばMOSFETを採用することもできる。そしてこれら3相のスイッチモジュールに含まれるスイッチやダイオードなどの半導体素子は、Siなどの半導体、および、SiCなどのワイドギャップ半導体によって製造することができる。半導体素子の構成材料としては特に限定されない。
また、3相のスイッチモジュールが備えるハイサイドスイッチ451とローサイドスイッチ452それぞれの数は単数に限定されない。3相のスイッチモジュールの少なくとも1つは並列接続された複数のハイサイドスイッチ451や並列接続された複数のローサイドスイッチ452を備えてもよい。並列接続されるスイッチの数は、スイッチの定格電流と電力変換装置400に求められる通電可能な電流量などに基づいて決定することができる。
<電流センサ>
電力変換装置400はこれまでに説明した構成要素の他に、樹脂モジュール420に設けられる電流センサ460を有する。電流センサ460はU相磁電変換部461、V相磁電変換部462、および、W相磁電変換部463を有する。これら3つの磁電変換部は磁気平衡方式であり、3つの相バスバそれぞれを流れる電流を検出する。これら3つの磁電変換部がセンサ部に相当する。
電流センサ460は上記構成要素の他に配線基板464と信号端子465を有する。配線基板464に3つの磁電変換部が搭載されている。信号端子465は配線基板464に設けられた磁電変換部と回路基板470とを電気的に接続する機能を果たしている。信号端子465が出力端子に相当する。
<電力変換装置の機械的構成>
次に、電力変換装置400の機械的構成を説明する。それに当たって、以下においては互いに直交の関係にある3方向を、x方向、y方向、z方向と示す。図面においては「方向」の記載を省略して、単に、x、y、zと図示している。x方向が横方向に相当する。y方向が縦方向に相当する。z方向が起立方向に相当する。
電力変換装置400はこれまでに説明した電力変換回路の構成要素の他に、図2と図3に示すコンデンサケース610、冷却器630、端子台650、および、インバータハウジング670を有する。
なお、図2では電力変換装置400を部分断面図で示している。図3ではコンデンサケース610を冷却器630、端子台650、および、インバータハウジング670と比べて模式的に示している。
コンデンサケース610は絶縁性の樹脂材料から成る。コンデンサケース610に平滑コンデンサ430が収納されている。コンデンサケース610にNバスバ401とPバスバ402それぞれの一部が収納されている。
冷却器630にはU相スイッチモジュール441〜W相スイッチモジュール443が収納されている。冷却器630はこれら3相のスイッチモジュールを冷却する機能を果たしている。
端子台650は絶縁性の樹脂材料から成る。端子台650に3つの相バスバと複数の信号端子465それぞれの中央部がインサート成形されている。そして端子台650に3つの磁電変換部の搭載された配線基板464が設けられている。3つの相バスバと3つの磁電変換部とはz方向で対向配置されている。樹脂モジュール420に端子台650と3つの相バスバが含まれている。端子台650が樹脂部に相当する。
インバータハウジング670は空気よりも高透磁率の高透磁率材料で形成されている。具体的に言えば、インバータハウジング670はアルミナなどの金属材料で形成されている。
インバータハウジング670は開口を有する箱形状を成している。インバータハウジング670にコンデンサケース610、冷却器630、および、端子台650それぞれが収納されている。x方向において、コンデンサケース610と端子台650との間に冷却器630が位置している。
インバータハウジング670にコンデンサケース610と端子台650それぞれがボルト止めされている。インバータハウジング670に冷却器630が図示しないバネ体によって押し付けられている。係る機械的な連結構成のため、インバータハウジング670とそれに収納された各種電気機器は積極的に熱伝導可能になっている。
<機電一体型ユニット>
図2に示すようにインバータハウジング670はモータ500を収納するモータハウジング510に連結される。これにより機電一体型ユニット300が構成されている。なおモータハウジング510にはモータ500とともに変速機が収納されてもよい。
インバータハウジング670とモータハウジング510はz方向で並んでいる。インバータハウジング670はモータハウジング510よりも電動車両の天板側に設けられる。そのため、電動車両が水平面にある場合、インバータハウジング670はモータハウジング510よりも鉛直方向において上側に設けられる。
<冷却器>
図3と図4に示すように冷却器630は配給管631、排出管632、および、複数の中継管633を有する。配給管631と排出管632は複数の中継管633を介して連結されている。配給管631に冷媒が供給される。この冷媒は複数の中継管633を介して配給管631から排出管632へと流れる。
配給管631と排出管632はそれぞれy方向に延びている。配給管631と排出管632はx方向で離間している。複数の中継管633それぞれは配給管631から排出管632へと向かってx方向に沿って延びている。配給管631における外部から冷媒の供給される供給口と、排出管632における中継管633から供給された冷媒を外部に排出する排出口とはx方向で離間して並んでいる。
複数の中継管633はy方向で離間して並んでいる。隣り合う2つの中継管633の間に空隙が構成されている。これら複数の空隙それぞれにU相スイッチモジュール441〜W相スイッチモジュール443が個別に設けられている。これによりパワーモジュールが構成されている。
これら3相のスイッチモジュールそれぞれの主面が中継管633と接触している。図示しないバネ体から付与される付勢力によって複数の中継管633がy方向に圧縮される。これにより空隙のy方向の幅が狭められている。
空隙のy方向の幅が狭められたことで、3相のスイッチモジュールそれぞれと中継管633との接触面積が増大されている。3相のスイッチモジュールそれぞれで発生した熱が中継管633を介して冷媒に積極的に放熱される。
また、バネ体の付勢力によって冷却器630はインバータハウジング670に押し付けられている。これにより冷却器630とインバータハウジング670とは積極的に熱伝導可能になっている。
<端子台>
図4に示すように端子台650は基部651、フランジ部652、コネクタ部653、および、蓋部654を有する。これら基部651、フランジ部652、および、コネクタ部653それぞれは樹脂材料によって一体的に連結されている。蓋部654は基部651にボルト止めされている。
基部651はy方向を長手方向とする略直方体形状を成している。そのために基部651はx方向に並ぶ第1側面651aと第2側面651b、y方向に並ぶ第1端面と第2端面、および、z方向に並ぶ上面と下面を有する。
図3と図4に示すように基部651の第1端面と第2端面それぞれにフランジ部652が一体的に連結されている。これら2つのフランジ部652には金属製のカラーがインサート成形されている。カラーはz方向に開口する環状を成している。このカラーの中空にボルトの軸部が通される。この軸部の先端がインバータハウジング670に締結される。これにより端子台650がインバータハウジング670に固定される。
基部651の上面にコネクタ部653が一体的に連結されている。コネクタ部653は上面から離間する態様でz方向に延びている。
コネクタ部653と基部651に複数の信号端子465がインサート成形されている。信号端子465はz方向に延びている。信号端子465の一端はコネクタ部653の先端面から露出されている。この信号端子465の一端が回路基板470にはんだ付けされる。信号端子465の他端は基部651の下面から露出されている。この信号端子465の他端が配線基板464にはんだ付けされる。
基部651にはU相バスバ421〜W相バスバ423の中央部がインサート成形されている。これら3つの相バスバは端子台650よりも剛性の高い銅やアルミニウムなどの金属材料から成る。これら3つの相バスバは平板形状の金属板をプレス加工することで製造される。これら3つの相バスバの一端420aが第1側面651aから突出している。これら3つの一端420aはy方向で離間して並んでいる。
基部651にインサート成形された3つの相バスバそれぞれの中央部はy方向に延びている。これら3つの相バスバの他端420bが第2側面651bから突出している。これら3つの他端420bはy方向で離間して並んでいる。
これら3つの他端420bそれぞれは第2側面651bから離間する態様でx方向に延びた後、屈曲して、z方向において下面から上面に向かって延びている。これら3つの他端420bにおけるz方向に延びる部位にボルト孔420cが形成されている。ボルト孔420cの径は、3つの他端420bの隣接間隔よりも長くなっている。
基部651の下面に配線基板464が設けられる。配線基板464は熱カシメなどによって基部651に固定される。この配線基板464に搭載された3つの磁電変換部のz方向への投影領域に3つの相バスバそれぞれの中央部が位置している。これにより3つの相バスバそれぞれを流れる電流から発せられる磁界成分が3つの磁電変換部それぞれを透過する。蓋部654はこの配線基板464を覆う態様で基部651の下面側にボルト止めされる。なお、蓋部654はなくともよい。
以下においては表記を簡単とするために、蓋部654における基部651との対向面の裏側を下面650dと示す。基部651の上面に符号を付与して、上面650cと示す。
<インバータハウジング>
インバータハウジング670は空気よりも高透磁率の高透磁率材料で形成されている。具体的に言えば、インバータハウジング670はアルミナや鉄などの金属材料で形成されている。
インバータハウジング670は天壁671と側壁672を有する。これら天壁671と側壁672が筐体に含まれている。
天壁671はz方向に並ぶ内天面671aと外天面671bを有する。天壁671はz方向の厚さの薄い平板形状を成している。
側壁672は内天面671aの縁に沿って、z方向まわりの周方向で環状に延びている。側壁672の内側面672aとそれによって囲まれた内天面671aとによって収納空間が構成されている。この収納空間にコンデンサケース610、冷却器630、および、端子台650が収納されている。
細分化して説明すると、側壁672はx方向で離間して並ぶ第1壁673と第2壁674、および、y方向で離間して並ぶ第3壁675と第4壁676を備えている。第1壁673、第3壁675、第2壁674、および、第4壁676が順に周方向で並んで連結されている。これにより側壁672は周方向で環状を成している。
これら側壁672の備える4つの壁の先端側で収納空間の開口が区画されている。インバータハウジング670がモータハウジング510に組付けられると、この開口がモータハウジング510によって閉塞される。
図2に示すように回路基板470は収納空間の外に設けられる。回路基板470はインバータハウジング670の外天面671b側に設けられる。
例えば図4に示すように、天壁671には内天面671aと外天面671bとに開口する複数の通し孔671cが形成されている。この通し孔671cを介して、収納空間から外天面671b側の上方に向かって、冷却器630に収納されたスイッチモジュールのゲート端子450dと樹脂モジュール420の信号端子465それぞれが延びている。これらゲート端子450dと信号端子465それぞれの先端側が回路基板470のスルーホールに挿入されるとともに、回路基板470にはんだ付けされる。なお、天壁671の外天面671b側に、回路基板470を保護するためのカバーが設けられてもよい。
上記したように冷却器630に収納されたスイッチモジュールの封止樹脂からコレクタ端子450a、エミッタ端子450b、中点端子450c、および、ゲート端子450dそれぞれの先端が露出されている。これら4つの端子それぞれはz方向に延びている。ただし、コレクタ端子450a、エミッタ端子450b、および、中点端子450cそれぞれとゲート端子450dとは延長方向が逆向きになっている。コレクタ端子450a、エミッタ端子450b、および、中点端子450cそれぞれはインバータハウジング670の開口側に向かって延びている。これに対してゲート端子450dは、上記したように天壁671の通し孔671cに向かって延びている。
図3に示すように、x方向で離間して並ぶ第1壁673と第2壁674との間にコンデンサケース610、冷却器630、および、端子台650が位置している。コンデンサケース610は第1壁673側に位置し、端子台650は第2壁674側に位置している。冷却器630はコンデンサケース610と端子台650との間に位置している。
図示しないが、コンデンサケース610から冷却器630に向かってPバスバ402とNバスバ401が延びている。冷却器630に収納されたスイッチモジュールのコレクタ端子450aとPバスバ402とがレーザ溶接される。エミッタ端子450bとNバスバ401とがレーザ溶接される。
また、例えば図4に示すように、端子台650から冷却器630に向かって3つの相バスバの一端420aが延びている。これら3つの一端420aと3つのスイッチモジュールそれぞれの中点端子450cとが個別にレーザ溶接される。以上に示したレーザ溶接によって電力変換回路が構成されている。
3つの相バスバの他端420bは端子台650の第2側面651bから飛び出た後に屈曲し、z方向において天壁671に向かって延びている。図5に示すように3つの他端420bにおけるz方向に延びる部位はy方向に離間して並んでいる。
<隔壁>
図5と図7に示すように、インバータハウジング670は収納空間を概略的に複数の空間に区分けするための隔壁677を有する。隔壁677は天壁671の内天面671aからz方向に起立している。隔壁677はz方向まわりの周方向に延びる側壁672の内側面672aの異なる2点に連結されている。詳しく言えば、隔壁677は延長方向の異なる第2壁674と第4壁676それぞれの内側面672aに連結されている。これにより側壁672によって囲まれる収納空間が隔壁677によって2つに区分けされている。隔壁677が分断壁に相当する。
これら2つに区分けされた空間をその大きさに応じて大空間および小空間とすると、大空間にコンデンサケース610と冷却器630、および、端子台650の第1側面651aから飛び出した相バスバの一端420aが位置している。端子台650は大空間と小空間との間に位置し、隔壁677とz方向で並んでいる。小空間に端子台650の第2側面651bから飛び出した相バスバの他端420bが位置している。大空間が第1領域に相当する。小空間が第2領域に相当する。
隔壁677は大空間の一部を区画する第1対向面677aと小空間の一部を区画する第2対向面677bとを有している。第1対向面677aは第1壁673と第3壁675それぞれの内側面672aと離間しつつ対向している。第2対向面677bは第2壁674と第4壁676それぞれの内側面672aと離間しつつ対向している。
図3において破線で概略的に示すように、隔壁677は第2壁674からx方向に延びた後に第4壁676に向かってy方向に延びている。以下においては説明を簡便とするために、隔壁677におけるx方向に延びる部位を第1隔壁678、y方向に延びる部位を第2隔壁679と示す。
第1隔壁678の先端側は、第2隔壁679の先端側よりも、z方向の位置がインバータハウジング670の開口側に位置している。インバータハウジング670がモータハウジング510に組付けられると、第1隔壁678の先端側とモータハウジング510の外壁面510aとの離間距離はほぼゼロになる。しかしながら、第2隔壁679の先端側とモータハウジング510の外壁面510aとの離間距離はほぼゼロにはならない。両者の間に隙間が生じる。この隙間に端子台650が設けられる。
図7に示すように、第2隔壁679の先端側と端子台650の上面650cとの間の離間距離はほぼゼロになっている。インバータハウジング670がモータハウジング510に組付けられると、端子台650の下面650dとモータハウジング510の外壁面510aとの間の離間距離もほぼゼロになる。
以上に示した構成のため、大空間と小空間とは隔壁677と端子台650とによって隔てられている。図2と図7に大空間と小空間とを隔てる境界線BLを一点鎖線で示す。
図7に示すように、端子台650は境界線BL上に位置するものの、その大部分は大空間に位置している。端子台650の第2側面651bと第2隔壁679の第2対向面677bとのx方向の離間距離が、第1側面651aと第1対向面677aとのx方向の離間距離よりも短くなっている。
端子台650に設けられる配線基板464は大空間に位置している。そのために配線基板464に搭載されたU相磁電変換部461〜W相磁電変換部463も大空間に位置している。
上記したように端子台650のコネクタ部653と基部651に複数の信号端子465がインサート成形されている。このコネクタ部653と信号端子465それぞれも大空間に位置している。
図4に示すように、コネクタ部653と信号端子465それぞれは第2隔壁679とy方向で並んでいる。コネクタ部653と信号端子465それぞれは第2隔壁679を介して相バスバの他端420b側とy方向で並んでいる。
<小空間>
図5と図7に示すように、小空間の概略的な形状は、以下に示す各面によって形作られている。小空間のx方向の形状は第2隔壁679の第2対向面677bおよび端子台650の第2側面651bと、これらとx方向で並ぶ第2壁674の内側面672aとによって形作られている。小空間のy方向の形状は第1隔壁678の第2対向面677bと、これとy方向で並ぶ第4壁676の内側面672aとによって形作られている。小空間のz方向の形状は内天面671aにおける、x方向とy方向それぞれで並ぶ上記各面の間の領域によって形作られている。
<区画壁>
図3と図5に示すように、本実施形態のインバータハウジング670は天壁671の内天面671aからz方向に起立する区画壁680を有する。区画壁680は第2壁674から第2隔壁679に向かってx方向に延びている。
区画壁680は小空間内で第4壁676と第1隔壁678との間に位置している。第4壁676の内側面672aがy方向において区画壁680の第1区画面680aと対向している。第1隔壁678の第2対向面677bがy方向において区画壁680の第2区画面680bと対向している。
U相バスバ421〜W相バスバ423それぞれの他端420bは、第1隔壁678の第2対向面677bと区画壁680の第2区画面680bとの間でy方向に並んでいる。これら3つの他端420bの間、他端420bと第2対向面677bとの間、および、他端420bと第2区画面680bとの間それぞれに隙間が形成されている。また、他端420bと内天面671aとの間に隙間が形成されている。これら各隙間に対して、他端420bに形成されたボルト孔420cの径が長くなっている。
3つの他端420bそれぞれに形成されたボルト孔420cと第2隔壁679とはx方向で対向配置されている。この第2隔壁679における3つのボルト孔420cそれぞれとx方向で並ぶ位置にナット681が設けられている。
ナット681はx方向に開口するねじ孔を有し、このねじ孔の壁面にねじ溝が形成されている。3つのナット681のねじ孔と3つのボルト孔420cそれぞれとはx方向で個別に並んでいる。
インバータハウジング670がモータハウジング510に組付けられると、図6と図7に示すように、小空間の中にU相ステータバスバ501〜W相ステータバスバ503それぞれの先端側が挿入される。小空間の中で、ステータバスバ、相バスバ、ナット681がx方向で順に並ぶ。
3つのステータバスバそれぞれにはx方向に貫通する固定孔500cが形成されている。これら3つのステータバスバの固定孔500c、3つの相バスバのボルト孔420c、および、3つのナット681のねじ孔それぞれがx方向で順に並ぶ。
これらx方向に並ぶ3つの孔に1つのボルト520の軸部が通される。そしてボルト520の軸部の先端側がねじ孔のねじ溝に締結される。これにより相バスバの他端420bとステータバスバの先端側とがボルト520の頭部とナット681との間で挟持される。この結果、相バスバとステータバスバとが機械的および電気的に接続される。
なお、図示しないが、第2壁674における小空間を構成する部位には、上記のボルト520を小空間に挿入するための窓が形成されている。第2壁674の内側面672aにおけるこの窓の開口領域とステータバスバとの間のx方向の長さは、ボルト520のx方向の長さよりも短くなっている。
<作用効果>
これまでに説明したように、インバータハウジング670の収納空間は隔壁677と端子台650とによって大空間と小空間とに隔てられている。大空間にコンデンサケース610、冷却器630、および、端子台650から露出したU相バスバ421〜W相バスバ423それぞれの一端420a側が設けられている。小空間にU相バスバ421〜W相バスバ423それぞれの他端420b側が設けられている。この他端側にU相ステータバスバ501〜W相ステータバスバ503それぞれの先端側がボルト止めされる。
係る構成のため、通電などによって相ステータバスバで発生した小空間側の熱が、コンデンサケース610と冷却器630の収納された大空間側へ熱伝達や熱輻射などによって伝熱することが抑制される。これによりコンデンサケース610に収納された平滑コンデンサ430や冷却器630に収納されたスイッチ群440の昇温が抑制される。インバータ410の昇温が抑制される。
上記したように、大空間に冷却器630が収納されている。そのため、例え相ステータバスバで発生した熱が隔壁677と端子台650を介して小空間から大空間に伝熱したとしても、その熱によるスイッチ群440の昇温が抑制される。スイッチ群440の備える3相のスイッチモジュールに含まれるスイッチやダイオードなどの半導体素子の昇温が抑制される。
また、コンデンサケース610は冷却器630よりも小空間から離間している。コンデンサケース610と小空間との間に冷却器630が位置している。そのため、例え相ステータバスバで発生した熱が隔壁677と端子台650を介して小空間から大空間に伝熱したとしても、その熱によってコンデンサケース610に収納された平滑コンデンサ430が昇温することが抑制される。
端子台650にU相磁電変換部461〜W相磁電変換部463が設けられている。端子台650はz方向において隔壁677との離間距離がほぼゼロな程度に近接配置されている。隔壁677はインバータハウジング670の天壁671から起立しており、インバータハウジング670と冷却器630とが積極的に熱伝導可能になっている。
これによれば、相ステータバスバで発生した熱によるインバータハウジング670の昇温が抑制される。隔壁677の昇温が抑制される。この隔壁677に近接配置される端子台650の昇温が抑制される。そしてこの端子台650に設けられた3つの磁電変換部の昇温が抑制される。これにより電流の検出精度の低下が抑制される。
小空間に設けられた相ステータバスバで発生した熱は小空間を構成する各部位に伝熱した後、大空間を構成する各部位に伝熱する。この熱は小空間側から大空間側に伝わる間に拡散する。
本実施形態では、端子台650の大部分が大空間に設けられている。端子台650に設けられた3つの磁電変換部も大空間に設けられている。そのために相ステータバスバからの伝熱による磁電変換部の昇温が抑制される。
信号端子465と相バスバの他端420bとの間に第2隔壁679が位置している。これによれば、相ステータバスバで発生した熱が信号端子465に熱伝達や熱輻射などによって伝熱することが抑制される。
小空間の中でy方向に並ぶU相バスバ421〜W相バスバ423それぞれの他端420bの間、他端420bと第2対向面677bとの間、および、他端420bと第2区画面680bとの間それぞれに隙間がある。また他端420bと内天面671aとの間に隙間が形成されている。これら各隙間に対して、ボルト孔420cの径が長くなっている。そのためにこれら各隙間の長さはボルト孔420cに通されるボルト520の軸部の径よりも短くなっている。
これによれば、相ステータバスバと相バスバとをボルト止めする際の不手際などによって、ボルト520の軸部が上記した各隙間に入り込むことが抑制される。
また、第2壁674の内側面672aにおけるボルト520を挿入するための窓の開口領域とステータバスバとの間のx方向の長さは、ボルト520のx方向の長さよりも短くなっている。
これによれば、相ステータバスバと相バスバとをボルト止めする際の不手際などによって、ボルト520が小空間の中に落ちることが抑制される。
インバータハウジング670はモータ500の収納されたモータハウジング510に組付けられる。インバータハウジング670はモータハウジング510よりも鉛直方向において上側に設けられる。
そのために小空間と大空間とは隔壁677と端子台650を介して水平方向で並ぶ。相ステータバスバで発生した熱は鉛直方向において天壁671側へ積極的に熱伝達しようとする。係る構成のため、相ステータバスバで発生した熱がコンデンサケース610と冷却器630の収納された大空間側に熱伝達することが抑制される。
隔壁677を備えるインバータハウジング670は空気よりも高透磁率の高透磁率材料で形成されている。これによれば、通電によって相ステータバスバで発生した電磁ノイズが、大空間に収納されたインバータ410を透過することが抑制される。また、この電磁ノイズが信号端子465を透過することが抑制される
(その他の変形例)
本実施形態では電気自動車の車載システム100に含まれる電力変換装置400に電気ユニットが採用される例を示した。しかしながら電気ユニットの採用としては上記例に限定されない。電気ユニットはハイブリット自動車、トラック、ドローン、および、家電製品などに適宜採用することができる。
本実施形態では相バスバのインサート成形された端子台650にU相磁電変換部461〜W相磁電変換部463の搭載された配線基板464が設けられる例を示した。しかしながら端子台650に磁電変換部の搭載された配線基板464が設けられていなくともよい。すなわち、端子台650に電流を検出するための構成要素が設けられていなくともよい。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態が本開示に示されているが、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
100…車載システム、200…バッテリ、300…機電一体型ユニット、400…電力変換装置、410…インバータ、420…樹脂モジュール、420a…一端、420b…他端、421…U相バスバ、422…V相バスバ、423…W相バスバ、440…スイッチ群、461…U相磁電変換部、462…V相磁電変換部、463…W相磁電変換部、464…配線基板、465…信号端子、500…モータ、501…U相ステータバスバ、502…V相ステータバスバ、503…W相ステータバスバ、510…モータハウジング、630…冷却器、650…端子台、670…インバータハウジング、671…天壁、671a…内天面、672…側壁、672a…内側面、677…隔壁、677b…第2対向面、678…第1隔壁、679…第2隔壁、680…区画壁、680a…第1区画面、680b…第2区画面

Claims (11)

  1. 電気部品(410)と、
    一端(420a)に前記電気部品が接続され、他端(420b)に外部端子(501〜503)が接続される複数の導電部(421〜423)、および、複数の前記導電部それぞれの中央部を被覆する絶縁性の樹脂部(650)を備える樹脂モジュール(420)と、
    前記電気部品と前記樹脂モジュールそれぞれを収納する収納空間を備える筐体(671,672)、および、前記収納空間の少なくとも一部を、前記電気部品と前記導電部の一端の設けられる第1領域と前記導電部の他端の設けられる第2領域とに、前記樹脂部とともに分ける分断壁(677)を備えるケース(670)と、を有する電気ユニット。
  2. 前記電気部品は電力変換回路に含まれる電子素子(440)を備え、
    前記電子素子を冷却する冷却器(630)が前記第1領域に設けられている請求項1に記載の電気ユニット。
  3. 前記樹脂部にはセンサ部(461〜463)が設けられ、
    前記分断壁は前記筐体に一体的に連結され、
    前記冷却器は前記筐体と熱伝導可能になっている請求項2に記載の電気ユニット。
  4. 前記樹脂部は前記第1領域と前記第2領域との間に位置するとともに、一部が前記第1領域に位置しており、
    前記センサ部は前記樹脂部における前記第1領域に位置する部位に設けられている請求項3に記載の電気ユニット。
  5. 前記センサ部に電気的に接続された出力端子(465)と前記導電部の他端との間に前記分断壁の一部が位置している請求項4に記載の電気ユニット。
  6. 前記筐体は、天壁(671)、および、前記天壁の内天面(671a)から環状に起立して、前記内天面側の内側面(672a)によって前記収納空間を囲む側壁(672)を有し、
    前記分断壁が前記内天面に沿って延びるとともに前記内側面の異なる2点に連結され、前記分断壁の先端側に前記樹脂部が設けられることで、前記収納空間の少なくとも一部が前記第1領域と前記第2領域とに分けられている請求項1〜5いずれか1項に記載の電気ユニット。
  7. 複数の前記導電部それぞれの他端は前記第1領域と前記第2領域の並ぶ横方向と前記分断壁の前記内天面から起立する起立方向それぞれに交差する縦方向で隣り合って並び、
    複数の前記導電部それぞれの他端に前記横方向に貫通するボルト孔が形成され、
    前記ケースと複数の前記導電部それぞれとの前記縦方向および前記起立方向の隙間、および、複数の前記導電部の前記縦方向の隙間それぞれは、前記ボルト孔の径よりも短い請求項6に記載の電気ユニット。
  8. 前記筐体が車両の走行輪に動力を付与するモータ(500)の収納されたハウジング(510)に組付けられることで、前記側壁の先端側で区画される前記筐体の開口が閉塞される請求項6または請求項7に記載の電気ユニット。
  9. 前記ケースは前記ハウジングよりも前記車両の天板側に位置する請求項8に記載の電気ユニット。
  10. 前記外部端子は前記モータのステータコイルに電気的に接続されている請求項8または請求項9に記載の電気ユニット。
  11. 前記筐体は空気よりも高透磁率の高透磁率材料で形成されている請求項1〜10いずれか1項に記載の電気ユニット。
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