JP7360508B1 - 玩具の可動構造 - Google Patents
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Abstract
Description
前記第3可動部は、前記第1可動部と前記第2可動部との接続間隔が変更可能に連結されている、ものである。
前記第1可動部は、前記第2方向に延びる柱状部を有し、
前記第3可動部は、その一端側が前記柱状部の周りに設けられた旋回盤の外周面に沿って旋回可能に連結され、且つ他端側が前記第2可動部に設けられた係合孔に対して摺動可能に連結されている、ものである。
前記旋回盤の旋回面は、前記第2方向に対して傾斜している、ものせある。
前記第3可動部は、少なくとも前記一端側が前記旋回盤を挟み込むように係合する一対の部材にて構成されている、ものである。
前記第3可動部は、両端が軸支され、且つ長手方向の途中に伸縮可能なシリンダ構造を備えている、ものである。
前記第1可動部は、前記第2方向に延びる柱状部を有し、
前記第3可動部は、前記柱状部を挟む位置に一対設けられている、ものである。
前記第1可動部は、前記第3可動部の一端に接触可能なストッパ部によって旋回範囲が規制されている、ものである。
前記第1可動部は、一対設けられ、
前記一対の第1可動部は、それぞれの一方端において、前記第1方向に延びる軸にて貫通され、
前記一対の第1可動部は、所定角度の範囲で相対移動可能に設けられ、
前記第3可動部、及び前記第2可動部は、前記一対の第1可動部に夫々対応して設けられ、
前記一対の第1可動部の夫々に対応する前記第3可動部、及び前記2可動部は、前記第1方向に延びる前記軸に対して独立して回動可能である、ものである。
前記一対の第1可動部には、互いに接触して互いの移動角を制限する可動範囲ストッパが設けられている、ものである。
前記玩具は、胴体又は足首を有し、
前記第2可動部は、前記胴体側若しくは前記足首側の取付部材である、ものである。
図1に示すように、玩具100は、頭部101、胴体部102(胴体)、及び尾部103を有し、胴体部102には、4つの肢脚部105が取付けられた仮想ロボットを模した玩具である。例えば、玩具100は、仮想上の武装や装甲を着脱して変更可能な戦闘兵器を模して機械的構造を有している。玩具100において、肢脚部105に後述する可動構造1が適用されている。なお、各肢脚部105の取付け部分の外側(図中において上端側)には、例えば、前後に揺動可能な武装部材104などが取付けられている。
旋回盤13には、外周面に円周方向に沿ったガイド溝13gが設けられている。したがって、第3可動部30は、ガイド溝13gに環状突壁33aが嵌合して柱状部12の周りに摺動可能に連結される。
図6に示すように、回動軸線CL1よりも上側においては、第3可動部30は、第2可動部20と第1可動部10とを結ぶ上側の脚軸線CL4に対し、図中において、左上側から右下側に向かって、前述した傾斜θを有した状態で連結するように設けられている。一方、回動軸線CL1よりも下側の第3可動部30は、第2可動部20と第1可動部10とを結ぶ上側の脚軸線CL4に対し、図中において、左下側から右上側に向かって、前述した傾斜θを有した状態で連結するように設けられている。このようにして、回動軸線CL1を有する部分が、例えば、脚部(前脚)の上下略中央の関節部分として構成されている。
脚部を旋回させるねじれ動作は、上下の第2可動部20(図示では上側の片方のみ図示)に対して第1可動部10が回動する場合で、この動作について説明する。
第1可動部10が回動する前の状態では、例えば、図7に示すように、先端球状部32bが係合孔22の最深側(上側)に位置している。そして、第1可動部10が左右の何れかの方向に回転(図中の矢印A方向の回転)する。この回転によって、脚軸線CL4に対して傾斜して設けられている旋回盤13が回転すると、当該旋回盤13は、その最上端に位置しる最上端部位13tが若干下側へ移動する。この旋回盤13の動きによって、第3可動部30は、下方に移動(図中の一点鎖線にて示した矢印B方向に移動)する。この下方への移動に伴って、先端球状部32bは、係合孔22内において開口側(図中において下側)に移動する。また、先端球状部32bが移動したときには、第3可動部30の本体胴部31も回転移動することで、突軸32aは、係合孔22に対して回転した分だけ当初の位置に比べて傾斜した状態となる。
脚部を旋回させるねじれ動作を行う場合、図8に示すように、第1可動部10を、第2可動部20に対して相対的に回転させる。すなわち、脚部を上方から見た場合、回動軸線CL2に対して回動軸線CL1が交差する向きに旋回させる。この回転に際して、第3可動部30は、旋回盤13に引きずられるように第1可動部10と共に回転する。しかし、第3可動部30は、第1可動部10とは回転移動のズレを起こして摩擦力が増大し、移動量が徐々に小さくなって第1可動部10よりも先に回転が停止する。したがって、第1可動部10の回転量の制限、すなわち、ねじれ動作の制限は、第1可動部10と第3可動部30との摩擦力によって設定することが可能である。また、この回転による摩擦力が小さいときには、第3可動部30に対して第1可動部10の相対移動量が大きくなるが、この場合、図8に示すように、第1可動部10側に設けられたストッパ15と、本体胴部31の端面31eと、が当接してねじれ動作量(旋回範囲)を規制することができる。
上述の如く構成された可動構造1において、関節部分の屈伸動作以外に、例えば、図9に示すように、脚部のねじれ動作を行うことができる。この場合、図示の脚部を上方から見て回動軸線CL2の向きに対して、回動軸線CL1を反時計回り方向に旋回させる。また、足首部分の回動軸線CL3についても、上方から見て更に反時計回りの方向に旋回するように捻った状態とすることができる。このように、胴体部102に対して上下2つの第1可動部10を共に開く方ように回転することで、足部40が、胴体部102に対して大きく開かれる。また、図9に示す状態とは逆に、足部40を内側(胴体部102側)に曲げるような動きもできる。更に、上下の第1可動部10を異なった方向に回転させた場合には、より複雑なねじれ状態を表現することができる。
胴体接続部50は、図10に示すように、一端の取付部54が胴体部102に取付けられた横連結部52と、横連結部52の他端の支軸部55に回動可能に軸支された縦連結部51と、を備えている。そして、縦連結部51の連結孔56には、上側の第2可動部20uの支軸20cが連結される。横連結部52は、例えば、回動軸部52cを有する胴体側連結部52aと、回動軸部52cが嵌入される嵌合孔52dを有する脚側連結部52bと、を有している。そして、脚側連結部52bは、胴体側連結部52aに対して回動軸部52c周りに回転可能に接続される。胴体接続部50がこのように構成されていることで、図11に示すように、前脚部は、胴体部102に対して、横方向(左側方向)に大きく開く動作ができる。
図12に示す左後脚の場合、前脚と異なる点は、胴体接続部60の構造、上下一対の第1可動部10の連結向き、及び足部40の足首連結部46の長さ等が異なる。それ以外の部分については、前述した前脚と同じ構成である。例えば、後脚の場合、上下一対の第1可動部10は、連結箇所が上側の第2可動部20よりも前方側に位置し、前脚の場合とは胴体部102の向きに対する前後が反転した構成となっている。また、胴体接続部60については、前脚の場合のようにリンク構造とはなっておらず、胴体部102の略前後方向に延びる一本の支持部材にて構成されている。このように構成された後脚においては、その動作は、図11に示した開き動作以外の動作については、前脚の動作と同様な動作をすることができる。
図13は、可動構造1における第3可動部30の変形例を示す一部断面で示す側面図であり、図14は、図13に示す第3可動部30の概略斜視図である。
10 第1可動部
14 第1の軸
12 柱状部
13 旋回盤
15 ストッパ
18 可動範囲ストッパ
20 第2可動部
22 係合孔
30 第3可動部
30L、30R 一対の分割部材(一対の部材)
32 第3可動部の他端側
33 第3可動部の一端側
Claims (6)
- 第1方向に延びる軸周りに回動可能な第1可動部と、
第3方向に延びる軸周りに回動可能な第2可動部と、
前記第1可動部および前記第2可動部に対して回動可能に接続される第3可動部と、を備え、
前記第1可動部は、前記第3可動部と共に前記第2可動部に対し、前記第1方向に交差する第2方向に延びる軸回りに回動可能であり、
前記第1可動部は、前記第2方向に延びる柱状部を有し、
前記第3可動部は、その一端側が前記柱状部の周りに設けられた旋回盤の外周面に沿って旋回可能に連結され、且つ他端側が前記第2可動部に設けられた係合孔に対して摺動可能に連結されており、
前記旋回盤の旋回面は、前記第2方向に対して傾斜している、玩具。 - 請求項1に記載の玩具であって、
前記第3可動部は、少なくとも前記一端側が前記旋回盤を挟み込むように係合する一対の部材にて構成されている、玩具。 - 請求項1又は2に記載の玩具であって、
前記第1可動部は、前記第3可動部の一端に接触可能なストッパ部によって旋回範囲が規制されている、玩具。 - 請求項1又は2に記載の玩具であって、
前記第1可動部は、第1部材および第2部材を備え、
前記第1部材および前記第2部材は、前記第1方向に延びる軸周りに所定角度の範囲で回動可能に設けられ、
前記第3可動部、及び前記第2可動部は、前記第1部材および前記第2部材の夫々に対応して設けられ、
前記第1部材および前記第2部材の夫々に対応して設けられた前記第3可動部、及び前記第2可動部は、前記第1方向に延びる前記軸に対して独立して回動可能である、玩具。 - 請求項4に記載の玩具であって、
前記第1部材および前記第2部材には、互いに接触して互いの移動角を制限する可動範囲ストッパが設けられている、玩具。 - 請求項4に記載の玩具であって、
前記玩具は、胴体又は足首を有し、
前記第2可動部は、前記胴体側若しくは前記足首側の取付部材である、玩具。
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