JP7360322B2 - 異常検知センサの形成方法及び異常検知センサ - Google Patents

異常検知センサの形成方法及び異常検知センサ Download PDF

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Description

本発明は、構造物の異常を検知する異常検知センサの形成方法及び異常検知センサに関する。
特許文献1では、被締結部品に締結したボルトが脱落するのを未然に防ぐためにボルトの緩みを検知する構成が提案されている。この構成では、緩み検知タグの接着面がボルトと被締結部材とに跨って貼り付けられる。そして、被締結部品に対してボルトが緩むと、緩み検知タグのベースシートが破断して導体が断線し、ボルトの緩みを検知できる。
特許文献2では、構造物の破損の発生を検出する構成が提案されている。この構成では、異常検知センサの接着面が構造物の破損可能性のある領域に貼り付けられる。構造物に破損が発生すると、異常検知センサのベースシートが破断して検知回路が断線し、破損の発生を検知できる。
特開2019-78611号公報 特開2019-148527号公報
特許文献1の緩み検知タグや特許文献2の異常検知センサのような異常検知センサが貼り付けられる面(構造物の表面)に凹凸がある場合には、異常検知センサのベースシートを構造物の表面に貼り付ける際に、当該凹凸にベースシートが正確に追従しないことが発生し得る。他方、当該凹凸にベースシートが追従し易いようにベースシートの柔軟性を上げると、構造物に貼り付けられるベースシートに皺が発生し易くなる。そのように構造物への異常検知センサの貼り付けが正確でない場合には、異常検知の精度が低下することになる。
そこで本発明は、構造物の表面に凹凸がある場合でも、異常検知の精度低下を防止することを目的とする。
本発明の一態様に係る異常検知センサの形成方法は、構造物の異常を検知する異常検知センサの形成方法であって、一対の端子を含むRFIDユニットを前記構造物に固定する第1工程と、前記一対の端子が露出するように前記構造物の表面に絶縁塗料を塗布してベースコートを形成する第2工程と、前記ベースコートの表面に前記RFIDユニット及び前記構造物の両方にわたって導電液を所定形状に塗布し、前記ベースコートの前記表面上に前記一対の端子と接続された電気回路を形成する第3工程と、を備える。
本発明の一態様に係る異常検知センサは、構造物の異常を検知する異常検知センサであって、前記構造物に固定され、一対の端子を含むRFIDユニットと、前記一対の端子が露出するように前記構造物の表面に絶縁塗料を塗布して形成されたベースコートと、前記ベースコートの表面上において前記RFIDユニット及び前記構造物の両方にわたって形成され、前記一対の端子に接続される電気回路と、を備える。
前記方法及び前記構成によれば、構造物の表面に絶縁塗料を塗布することでベースコートを形成するので、ベースコートが構造物の表面の凹凸に正確に追従する。そのため、構造物に異常(例えば、破損、ボルト緩み等)が発生した場合に、当該異常がベースコートを介して電気回路に設計通りに伝達される。
本発明によれば、構造物の表面に凹凸がある場合でも、異常検知の精度低下を防止できる。
図1は、第1実施形態に係る異常検知システムの模式図である。 図2は、図1に示す異常検知センサの使用状態を示す断面図である。 図3は、図2に示す異常検知センサの形成手順を説明する斜視図である。 図4は、図2に示す異常検知センサの形成手順を説明する斜視図である。 図5は、図2に示す異常検知センサの形成手順を説明する斜視図である。 図6は、図2に示す異常検知センサの形成手順を説明する斜視図である。 図7は、図2に示す異常検知センサの形成手順を説明する斜視図である。 図8は、第2実施形態の異常検知センサの使用状態を示す断面図である。 図9は、図8に示す異常検知センサの形成手順を説明する斜視図である。 図10は、図8に示す異常検知センサの形成手順を説明する斜視図である。 図11は、図8に示す異常検知センサの形成手順を説明する斜視図である。 図12は、図8に示す異常検知センサの形成手順を説明する斜視図である。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る構造物10の異常検知システム1の模式図である。図1に示すように、異常検知システム1は、構造物10に振動等が作用することで発生する構造物10の異常をRFID(Radio frequency identifier)を利用して自動で検知し、構造物10の保守負担を軽減するためのものである。構造物10に発生する異常は、例えば、構造物10における被締結部品を締結する締結部材の緩み、構造物10の破損(疲労亀裂、ボルト破断、部品外れ、重要機器の蓋外れ等)等である。構造物10は、鉄道車両、航空機、船舶等の輸送機器、橋梁等の定置構造物等を含む。異常検知システム1は、複数の異常検知センサ11、RFIDリーダ2、データ処理装置3、サーバ4、及び、データベース5を備える。複数の異常検知センサ11は、構造物10の応力集中し易い箇所に形成される。
RFIDリーダ2は、異常検知センサ11の後述するRFIDチップ32のID情報及び検知情報を含む信号を非接触で読み取る。RFIDリーダ2は、構造物10の近傍に設置されたものでもよいし、作業者が所持するポータブル式のものでもよい。データ処理装置3は、RFIDリーダ2が読み取った信号を処理し、ネットワークN(例えば、インターネット)を介してサーバ4に送信する。
なお、ネットワークはインターネットに限定されるものでなく、LANやWAN、衛星通信回線、携帯電話網など、その他各種通信ネットワークでもよい。データベース5には、後述するRFIDチップ32のID情報とRFIDチップ32が設置された構造物10上の位置を示す位置情報との間の対応関係が予め保存されている。サーバ4は、データベース5を参照しながらデータ処理装置3から受信した信号を演算処理し、その演算結果を管理センターに送信する。サーバ4の処理データは、データベース5に蓄積保存される。
図2は、図1に示す異常検知センサ11の使用状態を示す断面図である。図2に示すように、第1実施形態の構造物10は、被締結部品Fと、被締結部品Fに締結されたボルトB(締結部材)とを備える。被締結部品F及びボルトBは、金属からなる。被締結部品Fの座面Fa(外表面)は、例えば凹凸を有する粗面である。ボルトBは、頭部Ba及び軸部Bbを有する。頭部Baは、軸部Bbの一端に設けられ、軸部Bbよりも大径の六角柱形状を有する。軸部Bbは、その外周面に雄ネジが形成されている。なお、締結部材は、ボルト以外にナット等でもよい。
異常検知センサ11は、RFIDユニット21と、ベースコート22と、検知回路23(電気回路)と、トップコート24とを備える。RFIDユニット21は、絶縁スペーサ31と、RFIDチップ32と、アンテナ回路33とを有する。
絶縁スペーサ31は、非導電性の樹脂からなる。絶縁スペーサ31は、ボルトBに対して実質的に相対回転不能にボルトBの頭部Baに固定(例えば、接着)される。具体的には、絶縁スペーサ31は、ボルトBの頭部Baの表面に固定される平板である。絶縁スペーサ31の固定は接着剤によるものに限らず、ボルトBの頭部Baと実質的に相対回転不能に固定されていればよく、例えば圧着や嵌合されていてもよい。
RFIDチップ32は、絶縁スペーサ31の上面に搭載される。RFIDチップ32は、自己のID情報と、一対の端子32a同士が導通しているか否かを示す検知情報とを記憶している。RFIDチップ32の一対の端子32aも絶縁スペーサ31の上面に設けられる。アンテナ回路33は、RFIDチップ32に電気的に接続された状態で絶縁スペーサ31の上面に設けられる。絶縁スペーサ31の厚みT1は、RFIDチップ32の厚みT2よりも大きい。
ベースコート22は、非導電性を有する。ベースコート22は、RFIDチップ32の一対の端子32aが露出するように、RFIDユニット21の表面及び被締結部品Fの座面Faに絶縁塗料を塗布することで形成されている。ベースコート22の外表面は、被締結部品Fの座面Faよりも平滑である。
検知回路23(タンパー検知回路)は、ベースコート22から露出した一対の端子32a同士を電気的に接続する。検知回路23の両端は、一対の端子32aにそれぞれ接続され、一対の端子32aと共に閉回路を構成する。検知回路23は、絶縁スペーサ31と被締結部品Fとの両方にわたってベースコート22の表面上に形成されている。図2の例では、検知回路23は、ベースコート22において、絶縁スペーサ31に対応する位置からボルトBの頭部Baの側面に対応する部分を通って座面Faに対応する位置に到達する。
RFIDチップ32は、検知回路23が断線すると自己の検知情報が書き換えられるように構成されている。即ち、RFIDチップ32は、自己のID情報と、自己に接続された検知回路23が断線されているか否かを示す検知情報とを記憶している。例えば、RFIDチップ32は、検知回路22が断線している状態では検知情報として「0」を記憶し、検知回路23が断線していない状態では検知情報として「1」を記憶する。アンテナ回路33は、RFIDチップ32に電気的に接続されている。RFIDチップ32は、アンテナ回路33を介して受信した信号に基づいて起電し、アンテナ回路33を介してID情報及び検知情報を外部に無線で送信する。
トップコート24は、非導電性を有する。トップコート24は、少なくとも検知回路23及び一対の端子32aを覆っている。例えば、トップコート24は、RFIDユニット21、ベースコート22及び検知回路23の全体を覆う。その場合、トップコート24の端縁が被締結部品Fの座面Faに到達するようにしてもよい。トップコート24の材料は、ベースコート22の材料とは異なっている。異常検知センサ11の使用環境に応じてトップコート24の材料を選択することで、異常検知センサ11の耐久性を高めることが可能になる。
例えば、機械的負荷に対する異常検知センサ11の耐久性を高めることを望む場合には、トップコート24の硬度がベースコート22の硬度よりも高くなるようにトップコート24の材料を選択することができる。また、異常検知センサ11の耐食性及び耐熱性を高めることが望まれる場合には、トップコート24がフッ素樹脂を含むようにトップコート24の材料を選択できる。
以下、前述した異常検知センサ11の形成手順について説明する。図3乃至7は、図2に示す異常検知センサ11の形成手順を説明する斜視図である。先ず、図3に示すように、被締結部品Fに締結されたボルトBの頭部Baに接着させて被締結部品Fの座面Faに固定(例えば、接着)させるRFIDユニット21を準備する。RFIDユニット21は、絶縁スペーサ31と、絶縁スペーサ31の上面に搭載されたRFIDチップ32及びアンテナ回路33とを有する。本実施形態の絶縁スペーサ31はボルトBの頭部Baと同一又は相似な形状(例えば、六角形)だが、他の形状(例えば、円形、楕円、角形等)でもよい。
次いで、図4に示すように、RFIDユニット21の絶縁スペーサ31をボルトBの頭部Baに被せ、絶縁スペーサ31の下面を頭部Baの上面に接着させる。なお、RFIDユニット21はボルトBの頭部Baの上面に取り付けられるが、ボルトBの頭部Baの側面に設けられていてもよい。次いで、図5に示すように、一対の端子32aが露出するように、被締結部品Fの座面Fa及びRFIDユニット21の表面に絶縁塗料をインクジェット法により塗布してベースコート22を形成する。インクジェット法を用いることで、RFIDチップ32の一対の端子32aを露出させる形状にベースコート22を容易かつ正確に印刷することができる。なお、一対の端子32aをマスクした状態で絶縁塗料をスプレーにより噴き付けることでベースコート22を形成してもよい。
次いで、図6に示すように、ベースコート22の表面においてRFIDユニット21及び被締結部品Fの両方にわたって導電液をインクジェット法により所定形状に塗布し、ベースコート22の表面上に一対の端子32aと接続された検知回路23を形成する。インクジェット法を用いることで、所定形状の検知回路23をベースコート22上に容易かつ正確に印刷できる。検知回路23は、絶縁スペーサ31(及びボルトBの頭部Ba)と座面Faとにわたって配置される。即ち、検知回路23の一部は、ボルトBと一体化され、検知回路23の他部は、座面Faと一体化される。
最後に、図7に示すように、絶縁スペーサ31、RFIDチップ32及び検知回路23を覆うようにベースコート22及びRFIDユニット21にインクジェット法により絶縁塗料を塗布してトップコート24を形成する。これにより、トップコート24の形状追従性及び密着性が高くなり、検知回路23等の機械的安定性が向上する。なお、絶縁塗料をスプレーにより噴き付けることでトップコート24を形成してもよい。
以上に説明した形態によれば、被締結部品Fの座面Faに絶縁塗料を塗布することでベースコート22を形成するので、ベースコート22が座面Faの凹凸に正確に追従する。そのため、ボルトBに緩みが発生した場合に、頭部Baと一体に回転する絶縁スペーサ31が座面Faに対して相対回転することで、その相対回転による捩れ力がベースコート22を介して検知回路23に設計通りに伝達され、検知回路23が断線する。よって、被締結部品Fの座面Faに凹凸がある場合でも、ボルトBの緩み検知の精度低下を防止できる。
また、被締結部品Fが導電性材料(例えば、金属)により形成されている場合あっても、10のボルトBとRFIDチップ32との間に絶縁スペーサ31が介在し、かつ、ボルトBの頭部BaからRFIDチップ32までの距離が離れるため、RFIDチップ32の電気的性能を良好に保つことができる。そして、絶縁スペーサ31の厚みT1がRFIDチップ32の厚みT2よりも大きく、絶縁スペーサ31の高さがRFIDチップ32の高さよりも大きいので、RFIDチップ32をボルトBから十分に離すことができ、RFIDチップ32の電気的性能の安定性を高めることができる。
(第2実施形態)
図8は、第2実施形態の異常検知センサ111の使用状態を示す断面図である。なお、第1実施形態と共通する構成については同一符号を付して説明を省略する。図8に示すように、第2実施形態の構造物110は、金属製の第1部品F1及び第2部品F2が溶接部Wにより互いに接合されてなる。溶接部Wの表面は、第1部品F1及び第2部品F2の各表面よりも凹凸が大きい粗面である。なお、第1部品F1及び第2部品F2は、互いに面一でなくてもよく、角度をなして接続されていてもよい。
異常検知センサ111は、RFIDユニット121と、ベースコート22と、検知回路23(電気回路)と、トップコート24とを備える。RFIDユニット121は、絶縁スペーサ131と、RFIDチップ32と、アンテナ回路33とを有する。絶縁スペーサ131は、非導電性の樹脂からなる。絶縁スペーサ131は、第1部品F1の表面に固定(例えば、接着)される平板である。RFIDチップ32及びアンテナ回路33は、絶縁スペーサ131の上面に設けられる。絶縁スペーサ131の厚みT1は、RFIDチップ32の厚みT2よりも大きい。
ベースコート22は、RFIDチップ32の一対の端子32aが露出するように構造物110の表面及びRFIDユニット121の表面に絶縁塗料を塗布することで形成されている。検知回路23は、ベースコート22から露出した一対の端子32a同士を電気的に接続する。検知回路23は、絶縁スペーサ131と構造物110との両方にわたってベースコート22の表面上に形成され、溶接部Wを被覆している。即ち、検知回路23は、溶接部Wを跨ぐように配置されている。トップコート24は、例えば、RFIDユニット121、ベースコート22及び検知回路23の全体を覆う。
以下、前述した異常検知センサ111の形成手順について説明する。図9乃至12は、図8に示す異常検知センサ111の形成手順を説明する斜視図である。先ず、図9に示すように、RFIDユニット121を準備し、RFIDユニット121の絶縁スペーサ131を第1部品F1の表面に固定する。次いで、図10に示すように、一対の端子32aが露出するように、溶接部Wを含む構造物110の表面及びRFIDユニット121の表面に絶縁塗料をインクジェット法により塗布してベースコート22を形成する。
次いで、図11に示すように、ベースコート22の表面においてRFIDユニット121及び構造物110の両方にわたって導電液をインクジェット法により所定形状に塗布し、ベースコート22の表面上に一対の端子32aと接続された検知回路23を形成する。検知回路23は、溶接部Wに交差して溶接部W上を通過するように第1部品F1及び第2部品F2に形成されている。即ち、検知回路23の一部は、第1部品F1と一体化され、検知回路23の他部は、第2部品F2と一体化される。最後に、図12に示すように、絶縁スペーサ131、RFIDチップ32及び検知回路23を覆うようにベースコート22及びRFIDユニット121にインクジェット法により絶縁塗料を塗布してトップコート24を形成する。
以上に説明した形態によれば、構造物110の表面に絶縁塗料を塗布することでベースコート22を形成するので、ベースコート22が溶接部Wの凹凸に正確に追従する。そのため、溶接部Wに亀裂が発生した場合に、第1部品F1と第2部品F2とが互いに相対変位することで、その相対変位による応力がベースコート22を介して検知回路23に設計通りに伝達され、検知回路23が断線する。よって、構造物110の溶接部Wがある場合に、溶接部Wの亀裂検知の精度低下を防止できる。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、その構成を変更、追加、又は削除することができる。例えば、構造物の表面は、金属ではなく絶縁樹脂であってもよく、その場合には絶縁スペーサを省略してもよい。また、異常時(ボルト緩み時または溶接部の亀裂時)に断線する電気回路は、検知回路の代わりにアンテナ回路としてもよい。即ち、異常時にアンテナ回路が断線することで、RFIDリーダがRFIDチップと通信できる状態のときに構造物が正常であると判断できる構成としてもよい。
1 異常検知システム
10,110 構造物
11,111 異常検知センサ
21,121 RFIDユニット
22 ベースコート
23 検知回路
24 トップコート
31,131 絶縁スペーサ
32 RFIDチップ
32a 端子
32 RFIDチップ
33 アンテナ回路
B ボルト(締結部材)
F 被締結部品

Claims (10)

  1. 構造物の異常を検知する異常検知センサの形成方法であって、
    一対の端子を含むRFIDチップを有するRFIDユニットを前記構造物に固定する第1工程と、
    前記一対の端子が露出するように前記構造物の表面に絶縁塗料を塗布してベースコートを形成する第2工程と、
    前記ベースコートの表面に前記RFIDユニット及び前記構造物の両方にわたって導電液を所定形状に塗布し、前記ベースコートの前記表面上に前記一対の端子と接続された電気回路を形成する第3工程と、を備える、異常検知センサの形成方法。
  2. 前記RFIDユニットは、絶縁スペーサと、前記絶縁スペーサの表面上に搭載された前記一対の端子を含む前記RFIDチップと、を有し、
    前記第1工程では、前記RFIDユニットの前記絶縁スペーサを前記構造物に固定する、請求項1に記載の異常検知センサの形成方法。
  3. 前記RFIDユニットは、前記絶縁スペーサの高さが前記RFIDチップの高さよりも大きく構成されている、請求項2に記載の異常検知センサの形成方法。
  4. 前記第3工程では、インクジェット法により前記ベースコートの表面に前記導電液を塗布する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の異常検知センサの形成方法。
  5. 前記第2工程では、インクジェット法により前記構造物の前記表面に前記絶縁塗料を塗布する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の異常検知センサの形成方法。
  6. 少なくとも前記電気回路及び前記一対の端子を覆うようにトップコートを形成する第4工程を更に備える、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の異常検知センサの形成方法。
  7. 前記第4工程では、インクジェット法により前記ベースコート及び前記RFIDユニットに絶縁塗料を塗布する、請求項6に記載の異常検知センサの形成方法。
  8. 前記第4工程では、前記トップコートの硬度が前記ベースコートの硬度よりも高くなるように前記トップコートの前記材料を選択する、請求項6又は7に記載の異常検知センサの形成方法。
  9. 前記第4工程では、前記トップコートがフッ素樹脂を含むように前記トップコートの前記材料を選択する、請求項6又は7に記載の異常検知センサの形成方法。
  10. 構造物の異常を検知する異常検知センサであって、
    前記構造物に固定され、一対の端子を含むRFIDユニットと、
    前記一対の端子が露出するように前記構造物の表面に絶縁塗料を塗布して形成されたベースコートと、
    前記ベースコートの表面上において前記RFIDユニット及び前記構造物の両方にわたって形成され、前記一対の端子に接続される電気回路と、を備える、異常検知センサ。
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