JP7360222B1 - プログラム、情報処理装置、製造方法、情報処理方法 - Google Patents

プログラム、情報処理装置、製造方法、情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】顧客に対するキャンセル料を請求するメッセージを簡単に作成するプログラム、情報処理装置、製造方法、情報処理方法を提供する。【解決手段】プログラムは、キャンセル料金の請求を効率的に行う情報処理システムのサーバの請求部に、外部の事業者が運営する予約管理サービスから、複数の予約情報を取得する予約取得ステップにおいて取得した複数の予約情報のうち、当該予約にかかる内容を充足しなかった所定の予約情報の選択操作を受け付ける予約選択ステップ及び選択した所定の予約情報の予約を行った顧客情報を特定する顧客特定ステップを含む予約情報取得ステップと、選択した所定の予約情報と、特定した顧客情報と、に基づき、所定の予約情報に対するキャンセル料を請求するメッセージを作成するメッセージ作成ステップと、作成したメッセージを、特定した顧客情報に基づき特定される顧客へ通知するメッセージ通知ステップと、を実行させる。【選択図】図9

Description

本開示は、プログラム、情報処理装置、製造方法、情報処理方法に関する。
宿泊施設、レストラン等の施設予約をオンラインで行う技術が知られている。
特許文献1には、ノーショーやドタキャンによる損害を抑えることができ、電話での予約受付が多い店舗にも導入が容易な予約管理システムが開示されている。
特開2019-204262号公報
顧客に対するキャンセル料を請求するメッセージを簡単に作成することができていないという課題がある。
そこで、本開示は、上記課題を解決すべくなされたものであって、その目的は、顧客に対するキャンセル料を請求するメッセージを簡単に作成する技術を提供することである。
プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、プロセッサが、外部の事業者が運営する予約管理サービスから、複数の予約に関する予約情報を取得する予約取得ステップと、予約取得ステップにおいて取得した、複数の予約情報のうち、当該予約にかかる内容を充足しなかった所定の予約情報の選択操作を受け付ける予約選択ステップと、予約選択ステップにおいて選択された所定の予約情報の予約を行った顧客に関する顧客情報を特定する顧客特定ステップと、予約選択ステップにおいて選択された所定の予約情報と、顧客特定ステップにおいて特定された顧客情報と、に基づき、所定の予約情報に対するキャンセル料を請求するメッセージを作成する作成ステップと、作成ステップにおいて作成されたメッセージを、顧客特定ステップにおいて特定された顧客情報に基づき特定される顧客へ通知する通知ステップと、を実行するプログラム。
本開示によれば、顧客に対するキャンセル料を請求するメッセージを簡単に作成することができる。
システム1の機能構成を示すブロック図である。 サーバ10の機能構成を示すブロック図である。 ユーザ端末20の機能構成を示すブロック図である。 ユーザテーブル1012のデータ構造を示す図である。 予約テーブル1013のデータ構造を示す図である。 請求テーブル1014のデータ構造を示す図である。 予約取得処理の動作を示すフローチャートである。 予約提示処理の動作を示すフローチャートである。 請求処理の動作を示すフローチャートである。 予約提示処理の動作を示す画面例である。 請求処理における連携内容ページを示す画面例である。 請求処理における請求作成ページを示す画面例である。 請求処理において顧客へ通知される請求メッセージの一例を示す図である。 コンピュータ90の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。実施形態を説明する全図において、共通の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。なお、以下の実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態に示される構成要素のすべてが、本開示の必須の構成要素であるとは限らない。また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。
<システム1の構成>
本開示におけるシステム1は、施設予約および施設予約のキャンセル料金の請求を効率的に行うための情報処理サービスを提供するための情報処理システムである。
システム1は、ネットワークNを介して接続された、PMS501、OTA511、サイトコントローラ521、サーバ10、ユーザ端末20の情報処理装置を備える。
図1は、システム1の機能構成を示すブロック図である。
図2は、サーバ10の機能構成を示すブロック図である。
図3は、ユーザ端末20の機能構成を示すブロック図である。
各情報処理装置は演算装置と記憶装置とを備えたコンピュータにより構成されている。コンピュータの基本ハードウェア構成および、当該ハードウェア構成により実現されるコンピュータの基本機能構成は後述する。PMS501、OTA511、サイトコントローラ521、サーバ10、ユーザ端末20のそれぞれについて、後述するコンピュータの基本ハードウェア構成およびコンピュータの基本機能構成と重複する説明は省略する。
<PMS501の構成>
PMS501(プロパティ・マネジメント・システム)は、施設の社内システムとして、予約管理機能、フロント管理機能、顧客管理機能、データ集計、分析機能等の情報処理サービスを提供するシステムである。例えば、PMS501は、innto、HOTEL SMART、Airhost PMSなどを含む。通常、施設は社内システムとして1つのPMSシステムと契約し利用することが一般的である。
<OTA511の構成>
OTA511(オンライン旅行代理店)は、インターネット上で顧客から施設予約を受け付ける予約管理サービスを提供するシステムである。宿泊、レストラン予約等の予約内容に応じて複数の事業者が異なるサービスを提供している。例えば、宿泊施設に関するOTA511は、じゃらん、楽天トラベル、一休.comなどを含む。
通常、施設は1つのOTAと契約し利用することが一般的である。
<サイトコントローラ521の構成>
サイトコントローラ521は、複数のOTAを介して顧客から受け付ける施設予約を一元管理する情報処理サービスを提供するシステムである。施設は、施設の稼働率向上のために複数の異なるOTAを利用することが一般的であるが、施設の在庫・料金管理、予約管理、料金体型の設定等の作業を個別のOTA毎に行う場合、煩雑な作業が発生し、ダブルブッキング等のミスが生じやすい。施設は、サイトコントローラ521を使用することにより効率的に予約管理等を行うことができる。例えば、サイトコントローラ521は、手間いらず、TLリンカーン、楽通withなどを含む。
通常、施設は複数のOTAシステムと契約し利用することが一般的である。
PMS501、OTA511、サイトコントローラ521は、それぞれインターネットを介したクラウドサービスとして提供されることが一般的である。施設の従業員等は、インターネットを介して各システムにアクセスすることによりサービスの提供を受けることができる。
また、施設等の利用を希望する顧客は、OTAを介して施設予約を行うことができる。また、OTAに記憶された顧客の施設予約に関する情報は、サイトコントローラにより取得され、PMSにも反映される。一つの同じ施設予約に関する情報は、PMS、OTA、サイトコントローラ等に記憶される。同じ施設予約に関する情報は、後述する予約番号というユニークな番号により紐付けられる。
<サーバ10の構成>
サーバ10は、施設予約等のキャンセル料金の請求を効率的に行うための情報処理サービスを提供する情報処理装置である。具体的には、サーバ10は、インターネットに接続されている。同様にインターネットに接続された複数のPMS501、502・・・、複数のOTA511、512・・・、複数のサイトコントローラ521、522・・・等(詳細は後述する)から、宿泊施設、レストラン、その他任意の役務、サービスの提供のために行われる施設予約に関する予約情報を取得することが可能である。本開示では、一例として宿泊施設、レストラン等の予約管理サービスを一例として説明するが、施設を必要としないスキルシェア、習い事等の予約管理サービスに対しても適用可能である。
具体的に、サーバ10は、複数のPMS501、502・・・、複数のOTA511、512・・・、複数のサイトコントローラ521、522・・・等の予約管理サービスが提供するAPI(Application Programming Interface)エンドポイントへアクセスしたり、施設を管理する従業員等が予約管理サービスから取得したCSV等のデータをアップロードしたり、その他、Webクローラ等のロボットによるスクレイピングにより予約管理サービスから各種情報を自動または手動で取得することができる。
予約管理サービスは、施設が運営する自社サイト等から予約を受け付ける予約システム(予約エンジン)、主に飲食店等の施設特有のニーズに応じた予約管理機能を有する電子予約を管理する予約台帳システム、予約システムおよび予約台帳システムを含み顧客管理機能を有する予約顧客管理システム等を含む。また、本開示は一例として、サーバ10と宿泊施設等における複数の予約管理サービスとが接続される例を一例として説明するが、宿泊施設以外の予約管理サービスにおいてはPMS等の予約管理システムを要さない場合もある。本開示は、顧客の予約に関する情報を記憶することが可能な任意の予約管理サービス等に対して適用可能である。
サーバ10は、記憶部101、制御部104を備える。
<サーバ10の記憶部101の構成>
サーバ10の記憶部101は、アプリケーションプログラム1011、ユーザテーブル1012、予約テーブル1013、請求テーブル1014を備える。
アプリケーションプログラム1011は、サーバ10の制御部104を各機能ユニットとして機能させるためのプログラムである。
アプリケーションプログラム1011は、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションを含む。
ユーザテーブル1012は、サービスを利用する会員ユーザ(以下、ユーザ)の情報を記憶し管理するテーブルである。本開示においては、施設等を管理運営する従業者等が、本開示にかかる情報処理サービスのユーザとなる。
ユーザは、サービスの利用登録を行うことで、当該ユーザの情報がユーザテーブル1012の新しいレコードに記憶される。これにより、ユーザは本開示にかかるサービスを利用できるようになる。
ユーザテーブル1012は、ユーザIDを主キーとして、ユーザID、ユーザ名、ユーザデータ、サービスデータ、連携予約サービスのカラムを有するテーブルである。
図4は、ユーザテーブル1012のデータ構造を示す図である。
ユーザIDは、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を記憶する項目である。ユーザ識別情報は、ユーザごとにユニークな値が設定されている項目である。
ユーザ名は、ユーザの氏名を記憶する項目である。ユーザ名は、氏名ではなく、ニックネームなど任意の文字列を設定しても良い。
ユーザデータは、ユーザの情報を記憶する項目である。
ユーザデータは、ユーザの氏名、住所、連絡先等の情報を含む。
ユーザデータは、ユーザが顧客に対して提供する施設の情報を含んでも良い。例えば、ユーザデータは、施設名、施設住所、施設連絡先等の情報を含む。
サービスデータは、ユーザが顧客に対して提供するサービスの情報を記憶する項目である。
サービスデータは、ユーザが顧客に対して提供するサービスの種類、サービスの内容、サービスの料金、キャンセルした際のキャンセルポリシー等の情報を含む。
・サービスの種類は、宿泊、飲食、交通機関(飛行機、電車、バス等)、習い事等のサービスの種類を特定する情報を含む。複数のサービスの種類を含んでも良い。
・サービスの内容は、宿泊プラン、飲食時のメニュー、コース、交通機関の移動区間、座席種別等のサービスの内容を特定する情報を含む。複数のサービスの内容を含んでも良い。
・サービスの料金は、サービスの内容ごとの料金を含む。サービスの料金は、予約日時(平日、祝祭日)、時間帯(早朝、日中、夜間)に応じて複数の料金が設定されていても良い。なお、予約日時はサービスが提供される日時である。
・キャンセルポリシーは、予約をキャンセルした際に顧客に対して適用される義務を規定する情報を含む。例えば、顧客が予約をキャンセルした場合において、予約日時が所定の時期的要件を満たしている場合(例えば、顧客が予約日時から所定期間以内にキャンセルを行った場合など)には、顧客はユーザに対してサービスの料金の一部または全部をキャンセル料として支払う義務等が規定された項目である。
サービスデータは、ユーザが顧客に対して提供する施設の情報を含んでも良い。例えば、サービスデータは、施設名、施設住所、施設連絡先等の情報を含む。
連携予約サービスは、ユーザが利用しているPMS、サイトコントローラ、OTA等の予約管理サービスを特定する情報を記憶する項目である。具体的に、ユーザが利用している予約管理サービスを識別するための予約管理サービス識別情報(予約管理サービスID)が記憶される。なお、ユーザは、サーバ10が提供する不図示の管理画面等において、連携予約サービスの内容を編集することができる。
予約テーブル1013は、施設の予約に関する情報(予約情報)を記憶し管理するためのテーブルである。
予約テーブル1013は、予約IDを主キーとして、予約ID、予約管理サービスID、ユーザID、予約番号、施設予約データ、顧客データ、キャンセルデータ、優先度、更新日時のカラムを有するテーブルである。
図5は、予約テーブル1013のデータ構造を示す図である。
予約IDは、予約を識別するための予約識別情報を記憶する項目である。予約IDは、予約情報ごとにユニークな値が設定されている項目である。
予約管理サービスIDは、予約管理サービスを識別するためのサービス識別情報を記憶する項目である。
具体的に、サービス識別情報は、複数のPMS501、502・・・、複数のOTA511、512・・・、複数のサイトコントローラ521、522・・・のそれぞれを識別するための文字列である。
ユーザIDは、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を記憶する項目である。
予約番号は、予約情報を特定するための番号を記憶する項目である。具体的に、
施設予約データは、施設予約の内容に関する情報を記憶する項目である。
施設予約情報は、施設等の利用予定日時、希望する利用プラン、利用人数、利用料金等の情報を含む。
顧客データは、施設予約を行った顧客に関する情報(顧客情報)を記憶する項目である。
顧客情報は、顧客の氏名、顧客の住所、顧客の連絡先(電話番号、メールアドレス、SNSのID)を含む。顧客情報は、性別、年齢等の顧客属性に関する情報を含んでも良い。
キャンセルデータは、予約情報に対するキャンセル情報を記憶する項目である。
キャンセル情報は、予約識別情報により特定される予約情報がキャンセルされたことを示す情報、キャンセル日時、適用されるキャンセルポリシー、キャンセル料金等の情報を含む。
優先度は、予約情報の優先度に関する情報を記憶する項目である。
更新日時は、予約情報の更新日時を記憶する項目である。
請求テーブル1014は、予約情報に対するキャンセル料の請求に関する情報(請求情報)を記憶し管理するためのテーブルである。
請求テーブル1014は、予約ID、請求日時、請求データ、請求金額、入金データのカラムを有するテーブルである。
図6は、請求テーブル1014のデータ構造を示す図である。
予約IDは、顧客がキャンセルした予約情報を識別するための予約識別情報を記憶する項目である。
請求日時は、後述する請求処理により顧客に対してキャンセル料金を請求するメッセージを送信した日時を記憶する項目である。
請求データは、キャンセル料の請求に関する情報を記憶する項目である。
請求データは、1または複数の請求日時、請求日時における請求ごとの通知手段(電話、メール、SMS等)、請求日時における請求ごとに通知メッセージの内容等の文字列情報を含む。請求データは、キャンセル料金を請求するメッセージの内容を含んでも良い。
請求金額は、キャンセル料金に関する情報を記憶する項目である。
入金データは、顧客からキャンセル料金の入金があった際の情報を記憶する項目である。
入金データは、入金日時、入金金額等の情報を含む。
<サーバ10の制御部104の構成>
サーバ10の制御部104は、ユーザ登録制御部1041、取得部1042、提示部1043、請求部1044を備える。制御部104は、記憶部101に記憶されたアプリケーションプログラム1011を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
ユーザ登録制御部1041は、本開示に係るサービスの利用を希望するユーザの情報をユーザテーブル1012に記憶する処理を行う。
ユーザテーブル1012に記憶される情報は、ユーザが任意の情報処理端末からサービス提供者が運営するウェブページなどを開き、所定の入力フォームに情報を入力しサーバ10へ送信する。ユーザ登録制御部1041は、受信した情報をユーザテーブル1012の新しいレコードに記憶し、ユーザ登録が完了する。これにより、ユーザテーブル1012に記憶されたユーザはサービスを利用することができるようになる。
ユーザ登録制御部1041によるユーザ情報のユーザテーブル1012への登録に先立ち、サービス提供者は所定の審査を行いユーザによるサービス利用可否を制限しても良い。
ユーザIDは、ユーザを識別できる任意の文字列または数字で良く、ユーザが希望する任意の文字列または数字、もしくはユーザ登録制御部1041が自動的に任意の文字列または数字を設定しても良い。
取得部1042は、予約取得処理を実行する。詳細は後述する。
提示部1043は、予約提示処理を実行する。詳細は後述する。
請求部1044は、請求処理を実行する。詳細は後述する。
<ユーザ端末20の構成>
ユーザ端末20は、サービスを利用するユーザが操作する情報処理装置である。ユーザ端末20は、例えば、スマートフォン、タブレット等の携帯端末でもよいし、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCであってもよい。また、HMD(Head Mount Display)、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。
ユーザ端末20は、記憶部201、制御部204、入力装置206、出力装置208を備える。
<ユーザ端末20の記憶部201の構成>
ユーザ端末20の記憶部201は、ユーザID2011、アプリケーションプログラム2012を備える。
ユーザID2011はユーザのアカウントIDである。ユーザは、ユーザ端末20からユーザID2011を、サーバ10へ送信する。サーバ10は、ユーザID2011に基づきユーザを識別し、本開示にかかるサービスをユーザに対して提供する。なお、ユーザID2011には、ユーザ端末20を利用しているユーザを識別するにあたりサーバ10から一時的に付与されるセッションIDなどの情報を含む。
アプリケーションプログラム2012は、記憶部201に予め記憶されていても良いし、通信IFを介してサービス提供者が運営するウェブサーバ等からダウンロードする構成としても良い。
アプリケーションプログラム2012は、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションを含む。
アプリケーションプログラム2012は、ユーザ端末20に記憶されているウェブブラウザアプリケーション上で実行されるJavaScript(登録商標)などのインタープリター型プログラミング言語を含む。
<ユーザ端末20の制御部204の構成>
ユーザ端末20の制御部204は、入力制御部2041、出力制御部2042を備える。制御部204は、記憶部201に記憶されたアプリケーションプログラム2012を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
<ユーザ端末20の入力装置206の構成>
ユーザ端末20の入力装置206は、カメラ2061、マイク2062、位置情報センサ2063、モーションセンサ2064、タッチデバイス2065を備える。
<ユーザ端末20の出力装置208の構成>
ユーザ端末20の出力装置208は、ディスプレイ2081、スピーカ2082を備える。
<システム1の動作>
以下、システム1の各処理について説明する。
図7は、予約取得処理の動作を示すフローチャートである。
図8は、予約提示処理の動作を示すフローチャートである。
図9は、請求処理の動作を示すフローチャートである。
図10は、予約提示処理の動作を示す画面例である。
図11は、請求処理における連携内容ページを示す画面例である。
図12は、請求処理における請求作成ページを示す画面例である。
図13は、請求処理において顧客へ通知される請求メッセージの一例を示す図である。
<予約取得処理>
予約取得処理は、予約管理サービスから予約に関する予約情報を取得する処理である。
<予約取得処理の概要>
予約取得処理は、ユーザ情報を特定し、当該ユーザが利用している予約管理サービスから施設予約データ、顧客データ、キャンセルデータ等を取得し、予約情報を記憶する一連の処理である。
具体的に、サーバ10の取得部1042は、所定期間ごとにユーザごとに、当該ユーザが利用している外部の予約管理サービスから予約情報を取得する。サーバ10の取得部1042は、取得した予約情報を、ユーザを特定するためのユーザ識別情報と関連付けてサーバ10の予約テーブル1013に記憶する。
サーバ10の取得部1042は、定期的に予約取得処理を実行する。なお、予約取得処理は、サービスを利用するユーザによる入力操作に応じて実行される構成としても良い。また、後述する予約提示処理、請求処理に先立って、自動的に実行される構成としても構わない。
予約取得処理により、ユーザごとに、外部の異なる事業者が運営する複数の予約管理サービスから取得した予約番号、施設予約データ、顧客データ、キャンセルデータを関連付けて予約テーブル1013に記憶することができる。これにより、外部の異なる事業者が運営する複数の予約管理サービスに分散されて記憶されている予約情報を、予約テーブル1013に集約し、一元管理することができる。
なお、外部の異なる事業者が運営する複数の前記予約管理サービスは、少なくともプロパティ・マネジメント・システム、サイトコントローラ、および、オンライン・トラベル・エージェント・システムを含む。
<予約取得処理の詳細>
以下に、予約取得処理の詳細を説明する。
ステップS101において、サーバ10の取得部1042は、ユーザテーブル1012を検索することによりユーザID、ユーザデータ、サービスデータ、連携予約サービスを含むユーザ情報を取得する。サーバ10の取得部1042は、取得したユーザ情報ごとに、以下に説明するステップS102以降の処理を実行する。
なお、サーバ10の取得部1042は、取得したユーザデータ、サービスデータに応じて予約取得処理を実行する頻度を変化させても良い。例えば、サーバ10の取得部1042は、ユーザデータ、サービスデータに応じて優先度を算定し、当該優先度に基づき予約取得処理の実行頻度を変化させる。例えば、サーバ10の取得部1042は、優先度が高いほど短い期間ごとに外部の予約取得処理を実行する。これにより、外部の予約管理サービスに記憶された予約情報と、サーバ10の予約テーブル1013に記憶された予約情報との同期をより保つことができる。
本開示においては、簡単のため所定の1のユーザ(所定ユーザIDにより特定される)に対する予約取得処理を以下に説明する。なお、ステップS102以降の処理は、ユーザテーブル1012に記憶された他のユーザ情報に対しても同様に実行される。
ステップS102において、サーバ10の取得部1042は、外部の異なる事業者が運営する複数の予約管理サービスから、複数の予約に関する予約情報を取得する予約取得ステップを実行する。
具体的に、サーバ10の取得部1042は、ステップS101において取得した連携サービスの項目に含まれる、ユーザが利用する予約管理サービスの予約管理サービスIDを取得する。具体的に、ユーザが自身の施設予約を管理するために利用(契約)しているPMS、サイトコントローラ、OTA等の予約管理サービスを特定するための文字列を取得し特定する。通常、1のユーザは、1のPMS、1のサイトコントローラ、複数のOTAと契約していることが一般的である。
サーバ10の取得部1042は、取得した予約管理サービス識別情報に基づき、不図示のデータベース等を参照して、予約管理サービスごとにアクセスするためのAPIエンドポイントを特定する。サーバ10の取得部1042は、取得したAPIエンドポイントへ、所定ユーザID、または、所定ユーザIDに基づき特定される予約管理サービスごとのユーザID等を含む予約情報を取得するためのリクエストを送信する。予約管理サービスは、リクエストに対するレスポンスとして予約番号、施設予約データ、顧客データ、キャンセルデータを送信する。これにより、サーバ10の取得部1042は、予約管理サービスIDごとに、外部の予約管理サービスから予約番号、施設予約データ、顧客データ、キャンセルデータを取得することができる。
なお、サーバ10の取得部1042は、複数のPMS、複数のサイトコントローラ、または、複数のOTA等の、外部の異なる事業者が運営する複数の予約管理サービスから、複数の予約に関する予約情報を取得することが可能であれば足りる。同時に複数のPMS、複数のサイトコントローラ、および複数のOTA等の、すべての種類の外部の異なる事業者が運営する複数の予約管理サービスから複数の予約に関する予約情報を取得できる必要はない。任意の2以上の予約管理サービスから予約情報を取得することができれば十分である。
予約取得ステップにおいて取得する予約情報は、予約に関する予約金額、予約日時およびキャンセル日時の情報を含んでも良い。
具体的に、サーバ10の取得部1042が取得する施設予約データは、予約に関する予約金額として利用料金等の情報、予約日時を含む。また、サーバ10の取得部1042が取得するキャンセルデータは、キャンセル日時の情報を含む。具体的に、OTA等の予約管理サービスにおいては、顧客はOTA等にアクセスすることにより、顧客が過去に予約した予約情報をキャンセルすることができる。その場合、OTA等は、キャンセルに係る情報をキャンセルデータとして記憶し、蓄積する。サーバ10の取得部1042は、OTA等に記憶し,蓄積されたキャンセルデータを取得することができる。なお、キャンセルデータは、顧客による入力操作に限らず、ユーザが顧客による連絡を受け付けてPMS、サイトコントローラ、OTA等にキャンセルデータを直接入力しても良い。また、サービス利用に現れないノーショウによるキャンセルの場合においても、ユーザがPMS、サイトコントローラ、OTA等にキャンセルデータを直接入力しても良い。
なお、ユーザは、ユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、本開示にかかるサーバ10へアクセスすることにより、予約テーブル1013のキャンセルデータを編集しても良い。例えば、サービス利用に現れないノーショウの場合には、ユーザは、ユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、予約テーブル1013のノーショウにかかる予約情報のレコードに含まれるキャンセルデータの項目にキャンセル情報を入力する。これにより、顧客の予約した予約情報に対するキャンセル手続きを行うことができる。
ステップS102において、サーバ10の取得部1042は、予約取得ステップにおいて取得した複数の予約情報に関するキャンセル条件を規定したキャンセルポリシーを取得する規約取得ステップを実行する。
具体的に、サーバ10の取得部1042が取得するキャンセルデータは、施設予約データをキャンセルした際に適用されるキャンセル条件が規定されたキャンセルポリシーを含む。
サーバ10の取得部1042は、キャンセルポリシーを、予約管理サービスごとに取得する必要はなく、PMS、サイトコントローラ等の所定の予約管理サービスから取得し、当該取得したキャンセルポリシーをOTA等の他の予約管理サービスに対して用いても良い。
サーバ10の取得部1042は、キャンセルポリシーを、ステップS101において取得したサービスデータに含まれるキャンセルポリシーから取得しても良い。この場合、ユーザは予め、本開示にかかるサーバ10が提供するユーザ管理画面へアクセスし、自身の管理する施設のキャンセルポリシーを入力および編集し、ユーザテーブル1012のサービスデータの項目に予め記憶しておく。
また、ユーザは、ユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、予約情報ごとのキャンセルデータを編集することにより、キャンセルポリシーを入力および編集しても構わない。
本開示において、PMS、サイトコントローラ、複数あるOTA等のそれぞれの予約管理サービスが提供するAPIエンドポイントから施設予約データ、顧客データ、キャンセルデータを取得する構成を一例として開示したが、これに限られない。例えば、サイトコントローラのAPIエンドポイントを介して、PMS、複数あるOTA等の予約管理サービスから施設予約データ、顧客データ、キャンセルデータを取得しても良い。この場合も、外部の異なる事業者が運営する複数の予約管理サービスから、複数の予約に関する予約情報を取得する場合に含まれる。
また、ユーザが、ユーザ端末20の入力装置206により、ウェブブラウザアプリケーション等を操作することにより、PMS、サイトコントローラ、複数あるOTA等が提供する各ウェブサイトへアクセスし、予約番号、施設予約データ、顧客データ、キャンセルデータが記憶されたCSVファイル等のファイルをダウンロードする。ユーザは、ユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、ダウンロードしたファイルをサーバ10が提供する不図示のアップロードページからアップロードすることによりサーバ10へ送信しても良い。この場合も、サーバ10の取得部1042は、PMS、サイトコントローラ、複数あるOTA等のそれぞれの予約管理サービスから施設予約データ、顧客データ、キャンセルデータを取得することができる。
その他、サーバ10の取得部1042は、APIエンドポイントを介さずに、サーバ10の記憶部101に記憶されたWebスクレイピングプログラムを実行することにより、PMS、サイトコントローラ、複数あるOTA等のそれぞれの予約管理サービスから施設予約データ、顧客データ、キャンセルデータを取得する構成としても構わない。また、ユーザが、ユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、予約テーブル1013に予約番号、施設予約データ、顧客データ、キャンセルデータ等を取得する構成としても良い。
ステップS103において、サーバ10の取得部1042は、予約管理サービスID、ステップS101において特定した所定ユーザID、予約管理サービスIDにより特定される予約管理サービスから取得した予約番号、施設予約データ、顧客データ、キャンセルデータを、それぞれ、予約テーブル1013の新たなレコードの予約管理サービスID、ユーザID、施設予約データ、顧客データ、キャンセルデータの項目に記憶する。このとき、予約IDは自動的に採番される。
サーバ10の取得部1042は、予約管理サービスIDに基づき特定される優先度を、新たに作成したレコードの優先度の項目に記憶しても良い。例えば、本開示においては、PMS、サイトコントローラ、OTAの順番に高い優先度を割り当てる。なお、優先度は、複数のPMS、複数のサイトコントローラ、複数のOTAごとに異なる優先度を割り当てても構わない。その場合においても、PMS、サイトコントローラ、OTAの優先度の順番は変わらないことが好適である。優先度が高い予約管理サービスほど、記憶されている予約情報の信頼性が高いためである。
なお、本開示において外部の予約管理サービスからすべての予約情報を取得する場合を一例として開示したが、サーバ10の取得部1042は、キャンセルデータと関連付けられている予約情報のみを取得する処理を実行しても構わない。具体的に、サーバ10の取得部1042は、外部の予約管理サービスから、顧客からキャンセルを受け付けた予約情報、サービス利用に現れないノーショウの予約情報の予約情報のみを取得し、他の予約情報を取得しない構成としても良い。これにより、顧客に対してキャンセル料の請求を行う予約情報のみを取得することができ通信量を減らすことができる。
<予約提示処理>
予約提示処理は、予約取得処理により取得した予約情報をユーザに対して提示する処理である
<予約提示処理の概要>
予約提示処理は、ユーザに対して予約提示画面を表示し、ユーザがユーザIDを入力すると、当該ユーザが管理する予約情報を取得し、予約情報を一覧表示する一連の処理である
<予約提示処理の詳細>
以下に、予約提示処理の詳細を説明する。
ステップS301において、ユーザは、ユーザ端末20の入力装置206を操作し、ブラウザアプリケーション等を実行し、予約提示処理を実行するためのウェブページ(予約提示ページ)のURL等を入力することにより予約提示ページD1を開く。ユーザ端末20の制御部204は、予約提示ページを開くためのユーザID2011を含むリクエストをサーバ10へ送信する。
ステップS302において、サーバ10の提示部1043は、リクエストを受信するとユーザID2011に基づき、予約テーブル1013の予約IDの項目を検索し複数の予約情報を取得する。
ステップS303において、サーバ10の提示部1043は、予約取得ステップにおいて取得した複数の予約情報を一覧提示する一覧提示ステップを実行する。
具体的に、サーバ10の提示部1043は、取得した予約情報に基づき予約提示ページを生成しユーザ端末20へ送信する。ユーザ端末20の制御部204は、予約提示ページをユーザ端末20のディスプレイ2081に表示し、提示する。
なお、サーバ10の提示部1043は、外部の予約管理サービスから取得した予約情報のうち、キャンセルデータと関連付けられている予約情報のみを、予約提示ページに一覧表示し、キャンセルデータと関連付けられていない予約情報を予約提示ページに表示しないものとしても良い。
図10は、予約提示処理における予約提示画面の画面例である。ユーザ端末20のディスプレイ2081には、予約提示ページD1が表示される。予約提示ページD1は、予約提示画面D11を含む。予約提示画面D11は、請求ボタンD110、ユーザが契約している予約管理サービスの一覧D111、現在表示している予約管理サービスの名称D112、予約取得処理により名称D112の予約管理サービスから取得した予約情報D121、D122を含む。予約情報D121、D122はそれぞれ、請求ボタンD1211、D1221、キャンセル料金D1212、D1222を含む。
ユーザは、ユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、請求ボタンD110を押下することにより、請求処理を実行することができる。このとき、ユーザは予約テーブル1013に記憶された情報を用いずに、ユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、手動で請求処理を実行する。請求処理の詳細は後述する。
予約管理サービスの一覧D111は、取得した予約情報の予約管理サービスIDから重複を除き、不図示のテーブル等を参照して予約管理サービスの名称を一覧表示することにより作成される。
ユーザは、ユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、予約管理サービスの一覧D111から予約情報の表示を希望する所定の予約管理サービスを選択する。ユーザ端末20の制御部204は、ユーザによるユーザ端末20の入力装置206の操作に応じて、選択された予約管理サービスの名称D112を予約提示ページD1に提示する。また、ユーザ端末20の制御部204は、取得した予約情報のうち、選択された所定の予約管理サービスIDを含むレコードを、予約情報D121、D122に一覧して提示する。
また、ユーザ端末20の制御部204は、予約情報D121、D122の予約IDを含む請求情報を取得するためのリクエストをサーバ10へ送信する。サーバ10の提示部1043はリクエストに含まれる予約IDに基づき、請求テーブル1014の予約IDの項目を検索し、予約情報D121、D122に関連付けられた請求情報を取得する。サーバ10の提示部1043は、取得した請求情報をユーザ端末20へ送信する。
ユーザ端末20の制御部204は、取得した請求情報に応じて請求ボタンD1211、D1221の表示態様を変化させる。具体的に、予約情報に応じた請求情報が存在しない場合には、請求ボタンD1211に「この予約を請求する」とのラベルを表示し、ユーザにより押下可能な態様で提示する。予約情報に応じた請求情報が存在する場合には、請求ボタンD1221に「請求済み」とのラベルを表示し、ユーザにより押下不可能な態様で提示する。なお、予約情報に応じた請求情報が存在する場合においても、改めて請求処理を実行することも考えられるため、ボタンの色をグレー等の目立たない色にしつつ、ユーザにより押下可能な態様で提示しても良い。
ユーザは、ユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、請求ボタンD1211を押下することにより、当該請求ボタンD1211に関連付けられた予約情報D121に対する請求処理を実行することができる。請求処理の詳細は後述する。
ステップS303において、サーバ10の提示部1043は、予約取得ステップにおいて選択した複数の予約情報の予約金額、予約日時、キャンセル日時およびキャンセルポリシーに基づき、複数の予約情報のキャンセル料金を算定する算定ステップを実行する。
具体的に、サーバ10の提示部1043は、取得した予約情報に含まれる、施設予約データ、キャンセルデータに基づき、予約情報ごとに当該予約情報のキャンセル料金を算定しても良い。例えば、サーバ10の提示部1043は、施設予約データに含まれる利用料金に基づき、予約日時およびキャンセル日時を比較しキャンセルポリシーに基づき特定されるキャンセル料金が発生する場合には、キャンセル料金を算定する。キャンセルポリシーにおいて、当日キャンセルでは100%のキャンセル料、前日キャンセルでは70%のキャンセル料、3日前以内のキャンセルでは50%のキャンセル料が規定されている場合において、顧客が予約日時当日にキャンセルまたはサービス利用に現れないノーショウの場合には、施設予約データに含まれる利用料金をキャンセル料金として算定する。顧客が予約前日にキャンセルした場合は、施設予約データに含まれる利用料金の70%をキャンセル料金として算定する。顧客が予約3日前以内にキャンセルした場合は、施設予約データに含まれる利用料金の50%をキャンセル料金として算定する。
サーバ10の取得部1042は、キャンセル料金をユーザ端末20へ送信する。ユーザ端末20の制御部204は、受信したキャンセル料金D1212、D1222を算定対象の予約情報と関連付けて、予約情報D121、D122へ一覧表示する。
ステップS303において、サーバ10の提示部1043は、算定ステップにおいて算定されたキャンセル料金に基づき、作成ステップにおいてキャンセル料を請求するメッセージを作成する候補となる予約情報候補を提示する候補提示ステップを実行する。
具体的に、ユーザ端末20の制御部204は、キャンセル料金がゼロ円以上として算定された予約情報を、後述する請求処理を実行するための予約情報候補としてユーザ端末20のディスプレイ2081に表示しても良い。例えば、ユーザ端末20の制御部204は、請求ボタンD1211、D1221を強調表示することにより、請求処理を実行するための予約情報候補としてユーザ端末20のディスプレイ2081に表示する。その他、ユーザ端末20の制御部204は、ユーザ端末20のディスプレイ2081に予約情報候補を一覧表示するためのポップアップダイアログ等に表示することにより提示しても良い。これにより、ユーザはキャンセル料が発生する顧客を見落とさずに請求処理を実行することができる。
なお、ユーザ端末20の制御部204は、キャンセル料金が所定金額以上の予約情報候補を識別可能な態様で強調表示しても良い。具体的に、キャンセル料金が所定金額以上の予約情報D121の背景を、他の予約情報D122とは異なる背景色、文字色、フォント、描画スタイル等の識別可能な態様で予約提示画面D11に描画しても良い。例えば、ユーザ端末20の制御部204は、キャンセル料金が2000円以上の予約情報候補を識別可能な態様で表示する。その他、ユーザ端末20の制御部204は、予約情報候補をキャンセル料金の金額の順番に降順に並べて予約提示画面D11に描画しても良い。
これにより、多数の予約情報候補がある場合においても、ユーザはキャンセル料金の順番に請求処理を実行することができる。キャンセル料金の小さな予約情報候補ではなく、キャンセル料金の大きな予約情報候補に対して優先的に請求処理を実行することができる。ユーザは取得した複数の予約情報のうち、キャンセル料金を考慮して、キャンセル料を請求するメッセージを作成する顧客または予約情報を特定することができる。
ステップS303において、一覧提示ステップは、外部の異なる事業者が運営する複数の予約管理サービスから取得した予約情報のうち、重複した予約情報を識別可能な態様で一覧提示するステップを実行しても良い。
具体的に、サーバ10の取得部1042は、ステップS302において予約テーブル1013から取得した複数の予約情報のうち、同一の予約番号を有する異なる予約情報のレコードを重複した予約情報として特定する。例えば、サーバ10の取得部1042は、複数の予約情報に含まれる予約番号の個数をカウントし、カウント数が2以上の予約番号の予約情報を重複した予約情報とする。具体的には、本開示においては、PMS、サイトコントローラ、複数のOTAから、同一の予約番号を有する異なる予約情報を取得し、予約テーブル1013に記憶されていることが想定される。
サーバ10の取得部1042は、重複した予約情報D121の背景を、他の予約情報D122とは異なる背景色、文字色、フォント、描画スタイル等の識別可能な態様で予約提示画面D11に描画する。
これにより、PMS、サイトコントローラ、OTA等の、外部の事業者が運営する複数の予約管理サービスにおいて重複して記憶された同一の予約に関する予約情報を一覧提示する場合において、ユーザは重複している予約情報を容易に識別することができる。例えば、重複した予約情報に基づき、顧客に対して重複したキャンセル料を請求するメッセージを送付してしまうことを避けることができる。
ステップS303において、一覧提示ステップは、外部の異なる事業者が運営する複数の予約管理サービスから取得した予約情報のうち、重複した予約情報を除外して一覧提示するステップを実行する。
具体的に、サーバ10の取得部1042は、ステップS302において予約テーブル1013から取得した複数の予約情報のうち、同一の予約番号を有する複数の重複する予約情報のうち、1の予約情報を除いて他の予約情報を除外して、予約情報D121、D122を予約提示画面D11に一覧提示する。
これにより、PMS、サイトコントローラ、OTA等の、外部の事業者が運営する複数の予約管理サービスにおいて重複して記憶された同一の予約に関する予約情報を一覧提示する場合において、ユーザは重複している予約情報を除外して確認することができる。例えば、重複した予約情報に基づき、顧客に対して重複したキャンセル料を請求するメッセージを送付してしまうことを避けることができる。
一覧提示ステップは、重複した複数の予約情報のうち、予約情報の取得元である予約管理サービスに応じて特定される1の予約情報のみを提示するステップを実行する。具体的に、重複した複数の予約情報のうち、プロパティ・マネジメント・システム、サイトコントローラ、および、オンライン・トラベル・エージェント・システムの優先度の順番に応じて、最も優先度が高い1の予約情報のみを提示する。
例えば、サーバ10の取得部1042は、予約管理サービスIDとしてPMS、サイトコントローラ、OTAにかかる旅行管理サービスを特定する予約管理サービスIDを含む、予約番号が重複する複数の予約情報を取得する場合を想定する。この場合、サーバ10の取得部1042は、予約管理サービスIDがPMSにかかる予約情報ではない、予約管理サービスIDがサイトコントローラ、OTAにかかる予約情報を削除する。サーバ10の取得部1042は、予約管理サービスIDが、PMSにかかる予約管理サービスの予約情報D121、D122を予約提示画面D11に一覧提示する。
これにより、外部の事業者が運営する複数の予約管理サービスの優先度に応じて、所定の1の予約情報のみをユーザに対して提示することができる。顧客は取得した最新の予約情報に応じて、キャンセル料を請求するメッセージを作成することができる。
ステップS303において、一覧提示ステップは、複数の予約情報のうち、予約を行った顧客からのキャンセル料金の入金がなされた予約情報を除外して一覧提示するステップを実行しても良い。
具体的に、サーバ10の取得部1042は、ステップS302において予約テーブル1013から取得した複数の予約情報に含まれる予約IDに基づき、請求テーブル1014の予約IDの項目を検索し、入金データを取得する。サーバ10の取得部1042は、複数の予約情報のうち、入金データに顧客からキャンセル料金の入金があったことを示す情報が記憶されているレコードを除外して予約情報D121、D122を予約提示画面D11に一覧提示する。
これにより、顧客からキャンセル料金の入金があった予約情報を除外して一覧提示することができる。既にキャンセル料金の入金があった予約情報に対して、キャンセル料を請求するメッセージを送付してしまうことを避けることができる。
ステップS303において、一覧提示ステップは、外部の異なる事業者が運営する複数の予約管理サービスから取得した予約情報のうち、重複した予約情報のうち少なくとも1の予約情報に対して顧客からのキャンセル料金の入金がなされている場合には重複した予約情報の全部を除外して一覧提示するステップを実行しても良い。
具体的に、サーバ10の取得部1042は、ステップS302において予約テーブル1013から取得した複数の予約情報のうち、同一の予約番号を有する複数の重複する予約情報のうち、1の予約情報の予約IDに対応する請求情報の入金データに顧客からキャンセル料金の入金があったことを示す情報が記憶されている場合は、当該レコードも除外して予約情報D121、D122を予約提示画面D11に一覧提示する。
これにより、重複した複数の予約情報がある場合においても、ユーザは、少なくとも1の予約情報に対するキャンセル料金の入金がなされている、重複した複数の予約情報を容易に識別することができる。既にキャンセル料金の入金があった予約情報に対して、キャンセル料を請求するメッセージを送付してしまうことを避けることができる。
ステップS303において、一覧提示ステップは、外部の異なる事業者が運営する複数の予約管理サービスから取得した予約情報のうち、重複した予約情報のうち少なくとも1の予約情報に対して顧客からのキャンセル料金の入金がなされている場合には重複した予約情報を識別可能な態様で一覧提示するステップを実行しても良い。
具体的に、サーバ10の取得部1042は、ステップS302において予約テーブル1013から取得した複数の予約情報のうち、同一の予約番号を有する複数の重複する予約情報のうち、1の予約情報の予約IDに対応する請求情報の入金データに顧客からキャンセル料金の入金があったことを示す情報が記憶されている場合は、当該予約情報D121の背景を、他の予約情報D122とは異なる背景色、文字色、フォント、描画スタイル等の識別可能な態様で予約提示画面D11に描画しても良い。
これにより、重複した複数の予約情報がある場合においても、ユーザは、少なくとも1の予約情報に対するキャンセル料金の入金がなされている、重複した複数の予約情報を容易に識別することができる。既にキャンセル料金の入金があった予約情報に対して、キャンセル料を請求するメッセージを送付してしまうことを避けることができる。
ステップS303において、一覧提示ステップは、外部の異なる事業者が運営する複数の予約管理サービスから取得した予約情報のうち、重複した予約情報のうち少なくとも2以上の予約情報に対して算定されたキャンセル料金の金額が一致しない場合には、2以上の予約情報を識別可能な態様で一覧提示するステップを実行する。
具体的に、サーバ10の取得部1042は、ステップS302において予約テーブル1013から取得した複数の予約情報のうち、同一の予約番号を有する複数の重複する予約情報のそれぞれに対して、施設予約データ、キャンセルデータに基づき、予約情報事のキャンセル料金を算定する。サーバ10の取得部1042は、算定された複数の予約情報のキャンセル料金を比較し、一致しない場合には当該予約情報D121、D122を、他の予約情報とは異なる背景色、文字色、フォント、描画スタイル等の識別可能な態様で予約提示画面D11に描画する。
また、ユーザ端末20の制御部204は、複数の重複する予約情報のそれぞれに対して算定されたキャンセル料金が一致しない場合には、一致しないことをポップアップダイアログ等に表示することにより提示しても良い。
これにより、重複した複数の予約情報がある場合において、ユーザは、複数の予約情報間でキャンセル料金の金額の不整合がある予約情報を容易に識別することができる。誤ったキャンセル料金の金額でキャンセル料を請求するメッセージを送付してしまうことを避けることができる。
<請求処理>
請求処理は、予約取得処理により取得した予約情報に対するキャンセル料金の請求を行うための処理である。
<請求処理の概要>
請求処理は、予約提示処理により一覧表示された予約情報のうち、メッセージを送付する予約情報を選択し、選択された予約情報を取得し、請求金額を算定し、メッセージを作成し、顧客に対してメッセージを送信し、顧客に対してメッセージを通知する一連の処理である
<請求処理の詳細>
以下に、請求処理の詳細を説明する。
ステップS501において、サーバ10の請求部1044は、予約取得ステップにおいて取得した、複数の予約情報のうち、予約にかかる内容を充足しなかった所定の予約情報の選択操作を受け付ける予約選択ステップを実行する。予約選択ステップは、一覧提示ステップにより一覧提示した複数の予約情報に対する選択操作を受け付けるステップを実行する。
具体的に、ユーザは、ユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、予約提示画面D11に描画された請求ボタンD1211を押下する。ユーザ端末20の制御部204は、請求ボタンD1211に対応する予約情報D121の予約IDを含む、予約情報の詳細を表示させるウェブページ(連携内容ページ)を表示させるリクエストをサーバ10へ送信する。これにより、サーバ10の請求部1044は、顧客により予約がキャンセルされた予約情報またはサービス利用に現れないノーショウ等の予約に係る内容を充足しなかった所定の予約情報の選択操作を受け付ける。サーバ10の請求部1044は、受信した予約IDに基づき、予約テーブル1013の予約IDの項目を検索し予約情報を取得する。サーバ10の請求部1044は、受信した予約IDに基づき、請求テーブル1014の予約IDの項目を検索し請求情報を取得する。
サーバ10の請求部1044は、リクエストを受信すると連携内容ページを生成しユーザ端末20へ送信する。ユーザ端末20の制御部204は、連携内容ページをユーザ端末20のディスプレイ2081に表示し、提示する。
図11は、連携内容ページの画面例である。ユーザ端末20のディスプレイ2081には、連携内容ページD2が表示される。連携内容ページD2は、キャンセル料金D201、請求ステータスD202、メッセージボタンD203、編集ボタンD204、施設予約データに基づく施設予約情報D211、顧客データに基づく顧客情報D212、請求情報D213を含む。
施設予約情報D211は、予約情報に含まれる予約番号、予約管理サービスIDに基づき特定される予約サイト、施設予約データに含まれる予約日時、予約金額、チェックイン日、チェックアウト日、予約情報がキャンセルデータを含んでいる場合にキャンセルデータに含まれるキャンセル日時を含む。
ステップS502において、サーバ10の請求部1044は、予約選択ステップにおいて選択された所定の予約情報の予約を行った顧客に関する顧客情報を特定する顧客特定ステップを実行する。顧客特定ステップにおいて特定される顧客情報は、予約を行った顧客の氏名および連絡先に関する情報を含む。
具体的に、顧客情報D212は、顧客データに含まれる顧客番号、予約者名(予約を行った顧客の氏名)、電話番号、メールアドレス等の連絡先に関する情報、施設予約データに含まれる宿泊人数等の情報を含む。なお、顧客データは、施設予約データに含まれていても構わない。
ステップS502において、サーバ10の請求部1044は、予約選択ステップにおいて選択された所定の予約情報の予約金額、予約日時、キャンセル日時およびキャンセルポリシーに基づき、キャンセル料金を算定する算定ステップを実行する。
具体的に、キャンセル料金D201は、施設予約データ、キャンセルデータに基づき算定される。なお、キャンセル料金D201の算定は、予約提示処理のステップS303におけるキャンセル料金の算定と同様であるため説明を省略する。請求ステータスD202は、選択された予約情報に関連付けられた請求情報が存在しない場合には「未請求」、存在する場合には「請求済」の文字列が表示される。また、請求情報が存在する場合には、請求日時、請求金額等の付帯情報を表示しても良い。
なお、ステップS502においてキャンセル料金の算定は必須ではなく任意である。具体的に、ステップS503においてキャンセル料金をユーザにより入力させ、当該入力されたキャンセル料金を含む請求情報が請求テーブル1014の請求金額の項目記憶されている場合は、当該請求テーブル1014に記憶された請求金額の項目を、キャンセル料金D201に表示しても良い。
サーバ10の請求部1044は、取得した請求情報に含まれる請求日時、請求情報を識別するための請求情報識別情報(請求ID)を請求情報D213に表示する。
ユーザは、ユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、メッセージボタンD203を押下する。ユーザ端末20の制御部204は、連携内容ページに表示された予約IDを含む、請求メッセージを作成するためのページ(請求作成ページ)を表示させるためのリクエストをサーバ10へ送信する。
なお、ユーザはユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、編集ボタンD204を押下することにより、連携内容ページD2に表示された施設予約情報D211、顧客情報D212、請求情報D213を編集することができる。ユーザ端末20の制御部204は、編集内容をサーバ10へ送信する。サーバ10の請求部1044は、受信した情報に基づき、予約テーブル1013、請求テーブル1014の対応する値を更新する。これにより、ユーザは、ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示された連携内容ページD2を編集することができる。その他、ユーザは、ユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、予約テーブル1013に記憶された施設予約データ、顧客データ、キャンセルデータ等を編集できる構成としても良い。
ステップS503において、サーバ10の請求部1044は、リクエストを受信すると予約IDに基づき予約テーブル1013の予約IDの項目を検索し、予約管理サービスID、予約番号、施設予約データ、顧客データ、キャンセルデータを含む予約情報を取得する。
ステップS503において、サーバ10の取得部1042は、予約選択ステップにおいて選択された所定の予約情報に関するキャンセル条件を規定したキャンセルポリシーを取得る規約取得ステップを実行する。
具体的に、サーバ10の請求部1044は、キャンセルデータに含まれるキャンセルポリシーを取得する。
サーバ10の請求部1044は、予約情報を受信すると請求作成ページを生成しユーザ端末20へ送信する。ユーザ端末20の制御部204は、請求作成ページをユーザ端末20のディスプレイ2081に表示し、提示する。
図12は、請求処理における請求作成画面の画面例である。ユーザ端末20のディスプレイ2081には、請求作成ページD3が表示される。請求作成ページD3は、入力欄である請求先名D301、請求金額D302を含む請求先・請求金額情報、電話番号D311、メールアドレスD312を含む連絡先情報、請求に使用する言語D321、予約サイト名D331、予約番号D332、チェックイン日D333、チェックアウト日D334、宿泊料金D335、メモ欄D341、送信ボタンD351を含む。
ステップS504において、サーバ10の請求部1044は、予約選択ステップにおいて選択された所定の予約情報と、顧客特定ステップにおいて特定された顧客情報と、に基づき、所定の予約情報に対するキャンセル料を請求するメッセージを作成する作成ステップを実行する。作成ステップは、算定ステップにおいて算定されたキャンセル料金を含む、所定の予約情報の予約を行った顧客に対してキャンセル料を請求するメッセージを作成するステップである。なお、サーバ10の請求部1044は、算定ステップにおいて算定されたキャンセル料金をユーザに対して提示する料金提示ステップを実行しても良い。
具体的に、ユーザはユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、請求作成ページD3に含まれる各入力欄を入力および編集することにより、ステップS501において選択した予約情報において、顧客に対してキャンセル料を請求するメッセージを作成することができる。
サーバ10の請求部1044は、ステップS502において取得した予約情報に基づき、請求作成ページD3の入力欄の値が入力された状態で請求作成ページを生成し、ユーザ端末20へ送信しても良い。ユーザ端末20の制御部204は、請求作成ページD3の入力欄の値を予約情報に基づく値で入力された状態でユーザ端末20のディスプレイ2081に表示し、提示する。
具体的に、サーバ10の請求部1044は、顧客データに含まれる顧客指名を請求先名D301に、施設予約データおよびキャンセルデータに基づき算定されたキャンセル料金を請求金額D302に、顧客データに含まれる顧客の電話番号、メールアドレスをそれぞれ、電話番号D311、メールアドレスD312に、顧客データに顧客の使用する言語が含まれる場合には当該言語を言語D321に、予約管理サービスIDに基づき特定される予約サイト名を予約サイト名D331に、予約番号を予約番号D332に、施設予約データに含まれるチェックイン日時、チェックアウト日時をそれぞれ、チェックイン日D333、チェックアウト日D334に、施設予約データに含まれる利用料金を宿泊料金D335に、その他、施設予約データ、顧客データ、キャンセルデータ等に含まれる付帯的な情報、キャンセルポリシー等をメモ欄D341へ入力した状態で請求作成ページD3を生成し、ユーザ端末20へ送信する。なお、請求金額D302の算定は、予約提示処理のステップS303におけるキャンセル料金の算定と同様であるため説明を省略する。
これにより、ユーザは、請求作成ページD3の入力欄に対する煩雑な入力作業を省略することができるとともに、入力間違いを抑制することができる。
ユーザは、ユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、送信ボタンD351を押下する。これにより、ユーザ端末20の制御部204は、請求作成ページD3の入力欄に入力された情報を含む、所定の予約情報の予約を行った顧客に対してキャンセル料を請求するメッセージを送信するリクエストをサーバ10へ送信する。
なお、本開示では、ステップS502における連携内容ページD2の表示、ステップS503におけるキャンセル料金の算定処理が行われる構成としたが、ステップS502、ステップS503をスキップし、連携内容ページD2ではなく請求作成ページD3が表示され、ステップS504から実行される構成としても構わない。また、連携内容ページD2は、予約情報D121、D122のそれぞれに対して設けられた「詳細情報」を見るためのボタン等の押下により表示される構成としても良い。
ステップS504において、作成ステップは、算定ステップにおいて算定されたキャンセル料金に基づき、自動的にキャンセル料を請求するメッセージを作成するステップを実行しても良い。
本開示において、サーバ10の請求部1044は、予約情報に基づきユーザが請求情報を編集可能な請求作成ページD3を生成し、ユーザが入力および編集可能な態様で、ユーザ端末20のディスプレイ2081に提示する構成を一例として開示したが、ステップS504におけるユーザによるメッセージの作成を省略しても構わない。
即ち、サーバ10の請求部1044は、予約情報に基づき請求作成ページD3の入力欄にかかる入力値が入力されたものとしてメッセージを自動的に作成しても良い。これにより、ユーザはキャンセル料金を計算することなく、顧客に対するキャンセル料を請求するメッセージを簡単に作成することができる。
ステップS505において、サーバ10の請求部1044は、リクエストを受信すると請求作成ページD3の入力欄の値に基づき、顧客に対してキャンセル料を請求するメッセージを生成し、当該メッセージを電話番号D311、メールアドレスD312などの顧客の連絡先へ送信する。具体的に、メッセージには、顧客に対して請求金額D302により特定されるキャンセル料金を請求する文書が含まれる。
サーバ10の請求部1044は、予約ID、送信日時、送信先(電話番号D311、メールアドレスD312等)の情報を含むメッセージ、請求金額D302を、それぞれ、請求テーブル1014の予約ID、請求日時、請求データ、請求金額の新たなレコードに記憶する。これにより、顧客に対して請求処理が行われたことが請求テーブル1014に記憶される。
また、請求作成ページD3の入力欄に入力された情報は、請求テーブル1014の請求データの項目に記憶しても良い。
ステップS506において、サーバ10の請求部1044は、作成ステップにおいて作成されたメッセージを、顧客特定ステップにおいて特定された顧客情報に基づき特定される顧客へ通知する通知ステップを実行する。
具体的に、顧客の有する情報処理端末はサーバ10からメッセージを受信すると、メッセージ内容を顧客に対して表示し、提示する。これにより、サーバ10の請求部1044により生成された、予約を行った顧客に対してキャンセル料を請求するメッセージが顧客に対して提示される。
図13は、請求処理において顧客へ通知される請求メッセージの一例を示す図である。請求メッセージD4は、件名、差出人の情報(ユーザの名称、メールアドレス、住所等)、宛先の氏名、名称、キャンセル料金を請求する文書を含む。
メッセージを受領した顧客は、銀行振込、クレジットカード等の決済手段によりキャンセル料金を支払うことができる。顧客がキャンセル料金を支払うと、サーバ10の請求部1044は、請求テーブル1014の該当するレコードの入金データの項目に入金日時、入金金額等の情報を記憶する。これにより、請求情報に対して顧客から入金があったことが記憶される。
なお、入金情報はサーバ10の請求部1044ではなく、ユーザによるユーザ端末20の入力装置206の操作により入力される構成としても構わない。
ステップS506において、通知ステップは、通知ステップにおいて顧客へメッセージを通知した後、所定期間経過後に顧客からのキャンセル料金の入金がなされていない場合に、顧客に対して改めてメッセージを通知するステップを実行しても。
具体的に、サーバ10の請求部1044は、請求テーブル1014の入金データの項目を検索し、顧客からキャンセル料金の入金がなされていない請求日時を含む請求情報を取得する。サーバ10の請求部1044は、取得した請求情報の請求日時の項目を参照し、現在日時から所定期間以上前の請求情報を特定する。例えば、1週間以上前の請求情報を提示する。
サーバ10の請求部1044は、特定した請求情報に基づき、予約を行った顧客に対してキャンセル料を請求するメッセージを改めて送信することにより、顧客に対してキャンセル料金の支払いを催促しても良い。また、メッセージの送信は自動的に行われる構成としても構わない。これにより、ユーザは煩わしい再送作業等を行わずに、入金していない顧客に対する請求作業を改めて行うことができる。
サーバ10の請求部1044は、請求テーブル1014においてメッセージを改めて送信したレコードの請求日時の項目に、再送日時を記憶し更新する。また、請求情報を新たに請求テーブル1014の新たなレコードに記憶しても良い。
<コンピュータの基本ハードウェア構成>
図14は、コンピュータ90の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。コンピュータ90は、プロセッサ901、主記憶装置902、補助記憶装置903、通信IF991(インタフェース、Interface)を少なくとも備える。これらは通信バス921により相互に電気的に接続される。
プロセッサ901とは、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアである。プロセッサ901は、演算装置、レジスタ、周辺回路等から構成される。
主記憶装置902とは、プログラム、及びプログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものである。例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。
補助記憶装置903とは、データ及びプログラムを保存するための記憶装置である。例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等である。
通信IF991とは、有線又は無線の通信規格を用いて、他のコンピュータとネットワークを介して通信するための信号を入出力するためのインタフェースである。
ネットワークは、インターネット、LAN、無線基地局等によって構築される各種移動通信システム等で構成される。例えば、ネットワークには、3G、4G、5G移動通信システム、LTE(Long Term Evolution)、所定のアクセスポイントによってインターネットに接続可能な無線ネットワーク(例えばWi-Fi(登録商標))等が含まれる。無線で接続する場合、通信プロトコルとして例えば、Z-Wave(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等が含まれる。有線で接続する場合は、ネットワークには、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等により直接接続するものも含む。
なお、各ハードウェア構成の全部または一部を複数のコンピュータ90に分散して設け、ネットワークを介して相互に接続することによりコンピュータ90を仮想的に実現することができる。このように、コンピュータ90は、単一の筐体、ケースに収納されたコンピュータ90だけでなく、仮想化されたコンピュータシステムも含む概念である。
<コンピュータ90の基本機能構成>
コンピュータ90の基本ハードウェア構成(図14)により実現されるコンピュータの機能構成を説明する。コンピュータは、制御部、記憶部、通信部の機能ユニットを少なくとも備える。
なお、コンピュータ90が備える機能ユニットは、それぞれの機能ユニットの全部または一部を、ネットワークで相互に接続された複数のコンピュータ90に分散して設けても実現することができる。コンピュータ90は、単一のコンピュータ90だけでなく、仮想化されたコンピュータシステムも含む概念である。
制御部は、プロセッサ901が補助記憶装置903に記憶された各種プログラムを読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って処理を実行することにより実現される。制御部は、プログラムの種類に応じて様々な情報処理を行う機能ユニットを実現することができる。これにより、コンピュータは情報処理を行う情報処理装置として実現される。
記憶部は、主記憶装置902、補助記憶装置903により実現される。記憶部は、データ、各種プログラム、各種データベースを記憶する。また、プロセッサ901は、プログラムに従って記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置902または補助記憶装置903に確保することができる。また、制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ901に、記憶部に記憶されたデータの追加、更新、削除処理を実行させることができる。
データベースは、リレーショナルデータベースを指し、行と列によって構造的に規定された表形式のテーブル、マスタと呼ばれるデータ集合を、互いに関連づけて管理するためのものである。データベースでは、表をテーブル、マスタ、表の列をカラム、表の行をレコードと呼ぶ。リレーショナルデータベースでは、テーブル、マスタ同士の関係を設定し、関連づけることができる。
通常、各テーブル、各マスタにはレコードを一意に特定するための主キーとなるカラムが設定されるが、カラムへの主キーの設定は必須ではない。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ901に、記憶部に記憶された特定のテーブル、マスタにレコードを追加、削除、更新を実行させることができる。
また、記憶部に、データ、各種プログラム、各種データベースを記憶させることにより、本開示にかかる情報処理装置、情報処理システムが製造されたものとして捉えることができる。
なお、本開示におけるデータベース、マスタは、情報が構造的に規定された任意のデータ構造体(リスト、辞書、連想配列、オブジェクトなど)を含み得る。データ構造体には、データと、任意のプログラミング言語により記述された関数、クラス、メソッドなどを組み合わせることにより、データ構造体と見なし得るデータも含むものとする。
通信部は、通信IF991により実現される。通信部は、ネットワークを介して他のコンピュータ90と通信を行う機能を実現する。通信部は、他のコンピュータ90から送信された情報を受信し、制御部へ入力することができる。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ901に、受信した情報に対する情報処理を実行させることができる。また、通信部は、制御部から出力された情報を他のコンピュータ90へ送信することができる。
<付記>
以上の各実施形態で説明した事項を以下に付記する。
(付記1)
プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、プロセッサが、外部の事業者が運営する予約管理サービスから、複数の予約に関する予約情報を取得する予約取得ステップ(S102)と、予約取得ステップにおいて取得した、複数の予約情報のうち、当該予約にかかる内容を充足しなかった所定の予約情報の選択操作を受け付ける予約選択ステップ(S501)と、予約選択ステップにおいて選択された所定の予約情報の予約を行った顧客に関する顧客情報を特定する顧客特定ステップ(S502)と、予約選択ステップにおいて選択された所定の予約情報と、顧客特定ステップにおいて特定された顧客情報と、に基づき、所定の予約情報に対するキャンセル料を請求するメッセージを作成する作成ステップ(S504)と、作成ステップにおいて作成されたメッセージを、顧客特定ステップにおいて特定された顧客情報に基づき特定される顧客へ通知する通知ステップ(S506)と、を実行するプログラム。
これにより、施設運営者等は、顧客から受け付けた予約情報のうち、キャンセルまたはノーショウ等により予約にかかる内容を充足しなかった予約情報に対して、顧客に対するキャンセル料を請求するメッセージを簡単に作成することができる。
(付記2)
予約取得ステップ(S102)は、外部の異なる事業者が運営する複数の予約管理サービスから予約情報を取得するステップであり、プロセッサが、予約取得ステップにおいて取得した複数の予約情報を一覧提示する一覧提示ステップ(S303)と、を実行し、予約選択ステップ(501)は、一覧提示ステップにより一覧提示した複数の予約情報に対する選択操作を受け付けるステップである、付記1記載のプログラム。
これにより、複数の予約管理サービスに分散されて記憶されている予約情報を一元管理することができる。
顧客に対するキャンセル料を請求するメッセージを取得した予約情報に基づきシームレスに作成することができる。
(付記3)
外部の異なる事業者が運営する複数の予約管理サービスは、少なくともプロパティ・マネジメント・システム、サイトコントローラ、および、オンライン・トラベル・エージェント・システムを含む、付記2記載のプログラム。
これにより、PMS、サイトコントローラ、OTA等の、それぞれ異なる役割や階層を有する外部の事業者が運営する複数の予約管理サービスに分散されて記憶されている予約情報を一元管理することができる。
顧客に対するキャンセル料を請求するメッセージを取得した予約情報に基づきシームレスに作成することができる。
(付記4)
一覧提示ステップ(S303)は、外部の異なる事業者が運営する複数の予約管理サービスから取得した予約情報のうち、重複した予約情報を識別可能な態様で一覧提示するステップである、付記3記載のプログラム。
これにより、PMS、サイトコントローラ、OTA等の、外部の事業者が運営する複数の予約管理サービスにおいて重複して記憶された同一の予約に関する予約情報を一覧提示する場合において、ユーザは重複している予約情報を容易に識別することができる。例えば、重複した予約情報に基づき、顧客に対して重複したキャンセル料を請求するメッセージを送付してしまうことを避けることができる。
(付記5)
一覧提示ステップ(S303)は、外部の異なる事業者が運営する複数の予約管理サービスから取得した予約情報のうち、重複した予約情報を除外して一覧提示するステップである、付記3記載のプログラム。
これにより、PMS、サイトコントローラ、OTA等の、外部の事業者が運営する複数の予約管理サービスにおいて重複して記憶された同一の予約に関する予約情報を一覧提示する場合において、ユーザは重複している予約情報を除外して確認することができる。例えば、重複した予約情報に基づき、顧客に対して重複したキャンセル料を請求するメッセージを送付してしまうことを避けることができる。
(付記6)
一覧提示ステップ(S303)は、重複した複数の予約情報のうち、予約情報の取得元である予約管理サービスに応じて特定される1の予約情報のみを提示するステップである、付記5記載のプログラム。
これにより、PMS、サイトコントローラ、OTA等の、外部の事業者が運営する複数の予約管理サービスにおいて重複して記憶された同一の予約に関する予約情報を一覧提示する場合において、ユーザは予約情報の取得元である外部の予約管理サービスに応じて特定される1の予約情報のみの提示を受けることができる。例えば、重複した予約情報に基づき、顧客に対して重複したキャンセル料を請求するメッセージを送付してしまうことを避けることができる。
(付記7)
一覧提示ステップ(S303)は、重複した複数の予約情報のうち、プロパティ・マネジメント・システム、サイトコントローラ、および、オンライン・トラベル・エージェント・システムの優先度の順番に応じて、最も優先度が高い1の予約情報のみを提示するステップである、付記6記載のプログラム。
これにより、外部の事業者が運営する複数の予約管理サービスの優先度に応じて、所定の1の予約情報のみをユーザに対して提示することができる。
顧客は取得した最新の予約情報に応じて、キャンセル料を請求するメッセージを作成することができる。
(付記8)
一覧提示ステップ(S303)は、複数の予約情報のうち、予約を行った顧客からのキャンセル料金の入金がなされた予約情報を除外して一覧提示するステップである、付記3記載のプログラム。
これにより、顧客からキャンセル料金の入金があった予約情報を除外して一覧提示することができる。
既にキャンセル料金の入金があった予約情報に対して、キャンセル料を請求するメッセージを送付してしまうことを避けることができる。
(付記9)
一覧提示ステップ(S303)は、外部の異なる事業者が運営する複数の予約管理サービスから取得した予約情報のうち、重複した予約情報のうち少なくとも1の予約情報に対して顧客からのキャンセル料金の入金がなされている場合には当該重複した予約情報の全部を除外して一覧提示するステップである、付記8記載のプログラム。
これにより、重複した複数の予約情報がある場合においても、少なくとも1の予約情報に対するキャンセル料金の入金がなされている場合には、当該重複した複数の予約情報の全部を除外して一覧提示することができる。
既にキャンセル料金の入金があった予約情報に対して、キャンセル料を請求するメッセージを送付してしまうことを避けることができる。
(付記10)
一覧提示ステップ(S303)は、外部の異なる事業者が運営する複数の予約管理サービスから取得した予約情報のうち、重複した予約情報のうち少なくとも1の予約情報に対して顧客からのキャンセル料金の入金がなされている場合には当該重複した予約情報を識別可能な態様で一覧提示するステップである、付記8記載のプログラム。
これにより、重複した複数の予約情報がある場合においても、ユーザは、少なくとも1の予約情報に対するキャンセル料金の入金がなされている重複した複数の予約情報を容易に識別することができる。
既にキャンセル料金の入金があった予約情報に対して、キャンセル料を請求するメッセージを送付してしまうことを避けることができる。
(付記11)
一覧提示ステップ(S303)は、外部の異なる事業者が運営する複数の予約管理サービスから取得した予約情報のうち、重複した予約情報のうち少なくとも2以上の予約情報に対して算定されたキャンセル料金の金額が一致しない場合には、当該2以上の予約情報を識別可能な態様で一覧提示するステップである、付記8記載のプログラム。
これにより、重複した複数の予約情報がある場合において、ユーザは、複数の予約情報間でキャンセル料金の金額の不整合がある予約情報を容易に識別することができる。
誤ったキャンセル料金の金額でキャンセル料を請求するメッセージを送付してしまうことを避けることができる。
(付記12)
顧客特定ステップ(S502)において特定される顧客情報は、予約を行った顧客の氏名および連絡先に関する情報を含み、予約取得ステップ(S102)において取得する予約情報は、予約に関する予約金額、予約日時およびキャンセル日時の情報を含む、付記1記載のプログラム。
これにより、顧客に対するキャンセル料を請求するメッセージを簡単に作成することができる。
(付記13)
プロセッサが、予約選択ステップにおいて選択された所定の予約情報に関するキャンセル条件を規定したキャンセルポリシーを取得する規約取得ステップ(S503)と、予約選択ステップにおいて選択された所定の予約情報の予約金額、予約日時、キャンセル日時およびキャンセルポリシーに基づき、キャンセル料金を算定する算定ステップ(S503)と、を実行し、作成ステップ(S504)は、算定ステップにおいて算定されたキャンセル料金を含む、所定の予約情報の予約を行った顧客に対してキャンセル料を請求するメッセージを作成するステップである、付記12記載のプログラム。
これにより、予約情報、顧客情報、キャンセルポリシーに基づき容易にキャンセル料金を算定することができるとともに、顧客に対するキャンセル料を請求するメッセージを簡単に作成することができる。
(付記14)
プロセッサが、算定ステップにおいて算定されたキャンセル料金をユーザに対して提示する料金提示ステップ(S504)と、を実行し、作成ステップ(S504)は、ユーザが、料金提示ステップにおいて提示されたキャンセル料金に基づき、キャンセル料を請求するメッセージを作成するステップである、付記13記載のプログラム。
これにより、ユーザは顧客に対するキャンセル料金を簡単に計算することができる。
(付記15)
作成ステップ(S504)は、算定ステップにおいて算定されたキャンセル料金に基づき、自動的にキャンセル料を請求するメッセージを作成するステップである、付記13記載のプログラム。
これにより、ユーザはキャンセル料金を計算することなく、顧客に対するキャンセル料を請求するメッセージを簡単に作成することができる。
(付記16)
プロセッサが、予約取得ステップにおいて取得した複数の予約情報に関するキャンセル条件を規定したキャンセルポリシーを取得する規約取得ステップ(102)と、予約取得ステップにおいて選択した複数の予約情報の予約金額、予約日時、キャンセル日時およびキャンセルポリシーに基づき、複数の予約情報のキャンセル料金を算定する算定ステップ(S303)と、算定ステップにおいて算定されたキャンセル料金に基づき、作成ステップにおいてキャンセル料を請求するメッセージを作成する候補となる予約情報候補を提示する候補提示ステップ(S303)と、を実行する、付記1記載のプログラム。
これにより、ユーザは取得した複数の予約情報のうち、キャンセル料金を考慮して、キャンセル料を請求するメッセージを作成する顧客または予約情報を特定することができる。
(付記17)
通知ステップ(S506)は、通知ステップにおいて顧客へメッセージを通知した後、所定期間経過後に顧客からのキャンセル料金の入金がなされていない場合に、顧客に対して改めてメッセージを通知するステップである、付記1記載のプログラム。
これにより、キャンセル料を請求するメッセージを一度送信したものの、キャンセル料金の入金が確認できなかった顧客に対して、改めてキャンセル料を請求するメッセージを送信することができる。
(付記18)
プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置であって、プロセッサが、付記1から17のいずれか記載のプログラムを実行する、情報処理装置。
これにより、施設運営者等は、顧客から受け付けた予約情報のうち、キャンセルまたはノーショウ等により予約にかかる内容を充足しなかった予約情報に対して、顧客に対するキャンセル料を請求するメッセージを簡単に作成することができる。
(付記19)
プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置を含む情報処理システムの製造方法であって、情報処理装置に、付記1から17のいずれか記載のプログラムを提供することを含む、情報処理システムの製造方法。
これにより、施設運営者等は、顧客から受け付けた予約情報のうち、キャンセルまたはノーショウ等により予約にかかる内容を充足しなかった予約情報に対して、顧客に対するキャンセル料を請求するメッセージを簡単に作成することができる。
(付記20)
プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータにより実行される情報処理方法であって、コンピュータが、付記1から17のいずれか記載のプログラムを実行する、情報処理方法。
これにより、施設運営者等は、顧客から受け付けた予約情報のうち、キャンセルまたはノーショウ等により予約にかかる内容を充足しなかった予約情報に対して、顧客に対するキャンセル料を請求するメッセージを簡単に作成することができる。
1 システム、501 PMS、5011 記憶部、5014 制御部、5016 入力装置、5018 出力装置、511 OTA、5111 記憶部、5114 制御部、5116 入力装置、5118 出力装置、521 サイトコントローラ、5211 記憶部、5214 制御部、5216 入力装置、5218 出力装置、10 サーバ、101 記憶部、104 制御部、106 入力装置、108 出力装置、20 ユーザ端末、201 記憶部、204 制御部、206 入力装置、208 出力装置


Claims (21)

  1. プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記プロセッサが、
    外部の事業者が運営する予約管理サービスから、複数の予約に関する予約情報を取得する予約取得ステップと、
    前記予約取得ステップにおいて取得した、前記複数の予約情報のうち、予約情報がキャンセルされたことを示すキャンセルデータと関連付けられていない1または複数の予約情報を提示せずに、前記キャンセルデータと関連付けられた1または複数の予約情報を提示する一覧提示ステップと、
    前記一覧提示ステップにおいて提示された前記1または複数の予約情報のうち、所定の予約情報の選択操作を受け付ける予約選択ステップと、
    前記予約選択ステップにおいて選択された前記所定の予約情報の予約を行った顧客に関する顧客情報を特定する顧客特定ステップと、
    前記予約選択ステップにおいて選択された前記所定の予約情報と、前記顧客特定ステップにおいて特定された前記顧客情報と、に基づき、前記所定の予約情報に対するキャンセル料を請求するメッセージを作成する作成ステップと、
    前記作成ステップにおいて作成された前記メッセージを、前記顧客特定ステップにおいて特定された前記顧客情報に基づき特定される顧客へ通知する通知ステップと、を実行し、
    前記予約選択ステップは、前記一覧提示ステップにおいて提示された前記1または複数の予約情報のうち、キャンセル料の請求が行われたことを示す請求情報と関連付けられた予約情報に対する選択を受け付けずに、キャンセル料の請求が行われたことを示す請求情報と関連付けられていない前記所定の予約情報に対する選択操作を受け付けるステップである、
    プログラム。
  2. 前記プロセッサが、
    前記作成ステップにおいて前記メッセージを作成した後に、前記所定の予約情報に対してキャンセル料の請求が行われたことを示す請求情報を関連付けて記憶する請求記憶ステップと、
    を実行し、
    前記予約選択ステップは、前記1または複数の予約情報のうち、前記請求記憶ステップにおいて請求情報と関連付けられて記憶された予約情報に対する選択を受け付けずに、前記請求記憶ステップにおいて請求情報と関連付けられて記憶されていない前記所定の予約情報に対する選択操作を受け付けるステップである、
    請求項1記載のプログラム。
  3. 前記予約取得ステップは、外部の異なる事業者が運営する複数の前記予約管理サービスから前記予約情報を取得するステップであ
    請求項1記載のプログラム。
  4. 前記外部の異なる事業者が運営する複数の前記予約管理サービスは、少なくともプロパティ・マネジメント・システム、サイトコントローラ、および、オンライン・トラベル・エージェント・システムを含む、請求項記載のプログラム。
  5. 前記一覧提示ステップは、外部の異なる事業者が運営する複数の前記予約管理サービスから取得した前記予約情報のうち、同一の予約番号を有する重複した予約情報を識別可能な態様で一覧提示するステップである、請求項3記載のプログラム。
  6. 前記一覧提示ステップは、外部の異なる事業者が運営する複数の前記予約管理サービスから取得した前記予約情報のうち、同一の予約番号を有する重複した予約情報を除外して一覧提示するステップである、請求項3記載のプログラム。
  7. 前記一覧提示ステップは、前記重複した複数の前記予約情報のうち、前記予約情報の取得元である前記予約管理サービスに応じて特定される1の予約情報のみを提示するステップである、請求項6記載のプログラム。
  8. 前記予約取得ステップは、前記予約管理サービスを特定するためのサービス識別情報を取得するステップを含み、
    前記一覧提示ステップは、前記重複した複数の前記予約情報のうち、前記サービス識別情報に基づき、プロパティ・マネジメント・システム、サイトコントローラ、および、オンライン・トラベル・エージェント・システムの優先度の順番に応じて、最も優先度が高い1の予約情報のみを提示するステップである、請求項7記載のプログラム。
  9. 前記一覧提示ステップは、前記複数の予約情報のうち、予約を行った前記顧客からのキャンセル料金の入金がなされた予約情報を除外して一覧提示するステップである、請求項3記載のプログラム。
  10. 前記一覧提示ステップは、外部の異なる事業者が運営する複数の前記予約管理サービスから取得した前記予約情報のうち、同一の予約番号を有する重複した予約情報のうち少なくとも1の予約情報に対して前記顧客からのキャンセル料金の入金がなされている場合には当該重複した予約情報の全部を除外して一覧提示するステップである、請求項9記載のプログラム。
  11. 前記一覧提示ステップは、外部の異なる事業者が運営する複数の前記予約管理サービスから取得した前記予約情報のうち、同一の予約番号を有する重複した予約情報のうち少なくとも1の予約情報に対して前記顧客からのキャンセル料金の入金がなされている場合には当該重複した予約情報を識別可能な態様で一覧提示するステップである、請求項9記載のプログラム。
  12. 前記一覧提示ステップは、外部の異なる事業者が運営する複数の前記予約管理サービスから取得した前記予約情報のうち、同一の予約番号を有する重複した予約情報のうち少なくとも2以上の予約情報に対して算定されたキャンセル料金の金額が一致しない場合には、当該2以上の予約情報を識別可能な態様で一覧提示するステップである、請求項3記載のプログラム。
  13. 前記顧客特定ステップにおいて特定される前記顧客情報は、前記予約を行った顧客の氏名および連絡先に関する情報を含み、
    前記予約取得ステップにおいて取得する前記予約情報は、前記予約に関する予約金額、予約日時およびキャンセル日時の情報を含む、請求項1記載のプログラム。
  14. 前記プロセッサが、
    前記予約選択ステップにおいて選択された前記所定の予約情報に関するキャンセル条件を規定したキャンセルポリシーを取得する規約取得ステップと、
    前記予約選択ステップにおいて選択された前記所定の予約情報の予約金額、予約日時、キャンセル日時および前記キャンセルポリシーに基づき、キャンセル料金を算定する算定ステップと、を実行し、
    前記作成ステップは、前記算定ステップにおいて算定された前記キャンセル料金を含む、前記所定の予約情報の予約を行った顧客に対してキャンセル料を請求する前記メッセージを作成するステップである、請求項13記載のプログラム。
  15. 前記プロセッサが、
    前記算定ステップにおいて算定された前記キャンセル料金をユーザに対して提示する料金提示ステップと、を実行し、
    前記作成ステップは、前記ユーザが、前記料金提示ステップにおいて提示された前記キャンセル料金に基づき、キャンセル料を請求する前記メッセージを作成するステップである、請求項14記載のプログラム。
  16. 前記作成ステップは、前記算定ステップにおいて算定された前記キャンセル料金に基づき、自動的にキャンセル料を請求する前記メッセージを作成するステップである、請求項14記載のプログラム。
  17. 前記プロセッサが、
    前記予約取得ステップにおいて取得した前記複数の予約情報に関するキャンセル条件を規定したキャンセルポリシーを取得する規約取得ステップと、
    前記予約取得ステップにおいて選択した前記複数の予約情報の予約金額、予約日時、キャンセル日時および前記キャンセルポリシーに基づき、前記複数の予約情報のキャンセル料金を算定する算定ステップと、
    前記算定ステップにおいて算定された前記キャンセル料金に基づき、前記作成ステップにおいてキャンセル料を請求するメッセージを作成する候補となる予約情報候補を提示する候補提示ステップと、を実行する、請求項1記載のプログラム。
  18. 前記通知ステップは、前記通知ステップにおいて前記顧客へ前記メッセージを通知した後、所定期間経過後に前記顧客からのキャンセル料金の入金がなされていない場合に、前記顧客に対して改めてメッセージを通知するステップである、請求項1記載のプログラム。
  19. プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行される方法であって、前記プロセッサが、請求項1から請求項18のいずれかに係る発明において実行される全てのステップを実行する方法。
  20. 制御部と、記憶部とを備える情報処理装置であって、前記制御部が、請求項1から請求項18のいずれかに係る発明において実行される全てのステップを実行する情報処理装置。
  21. 請求項1から請求項18のいずれかに係る発明において実行される全てのステップを実行する手段を備えるシステム。
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