JP7359602B2 - ジアミン化合物及びその製造方法 - Google Patents
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Description
[1]
下記一般式(1):
R3及びR4は、それぞれ独立に、置換若しくは非置換の炭素数1~20の脂肪族炭化水素基、置換若しくは非置換の炭素数6~24の芳香族環基、置換若しくは非置換の炭素数4~24のヘテロ芳香族環基、又はハロゲン原子を表し、
R5及びR6は、それぞれ独立に、水素原子、置換若しくは非置換の炭素数1~20の脂肪族炭化水素基、置換若しくは非置換の炭素数6~24の芳香族環基、又は置換若しくは非置換の炭素数4~24のヘテロ芳香族環基を表し、かつ
n1及びn2は、それぞれ独立に、0又は1の整数であり、但し、n1とn2が同時に0となることはない。}
で表されるジアミン化合物。
[2]
前記一般式(1)において、R5及びR6が、水素原子である、項目1に記載のジアミン化合物。
[3]
前記一般式(1)において、n1及びn2が、1であり、かつR3及びR4が、置換又は非置換の炭素数6~24の芳香族環基である、項目1又は2に記載のジアミン化合物。
[4]
前記一般式(1)において、R1及びR2が、メチル基である、項目1~3のいずれか一項に記載のジアミン化合物。
[5]
前記一般式(1)において、R1及びR2が、トリフルオロメチル基である、項目1~3のいずれか一項に記載のジアミン化合物。
[6]
項目1~5のいずれか一項に記載のジアミン化合物を単量体として用いる重合反応により得られる高分子重合体組成物。
[7]
項目1~5のいずれか一項に記載のジアミン化合物に由来する構成単位を含むポリイミド前駆体。
[8]
酸二無水物化合物に由来する構成単位をさらに含む、項目7に記載のポリイミド前駆体。
[9]
前記酸二無水物化合物が、4,4’-(ヘキサフルオロイソプロピリデン)ジフタル酸無水物、5-(2,5-ジオキソテトラヒドロ-3-フラニル)-3-メチル-シクロヘキセン-1,2ジカルボン酸無水物、ピロメリット酸二無水物、1,2,3,4-ベンゼンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’-ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、2,2’,3,3’-ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’―ジフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物、2,2’,3,3’-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、メチレン-4,4’-ジフタル酸二無水物、1,1-エチリデン-4,4’-ジフタル酸二無水物、2,2-プロピリデン-4,4’-ジフタル酸二無水物、1,2-エチレン-4,4’-ジフタル酸二無水物、1,3-トリメチレン-4,4’-ジフタル酸二無水物、1,4-テトラメチレン-4,4’-ジフタル酸二無水物、1,5-ペンタメチレン-4,4’-ジフタル酸二無水物、4,4’-オキシジフタル酸二無水物、チオ-4,4’-ジフタル酸二無水物、スルホニル-4,4’-ジフタル酸二無水物、1,3-ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)ベンゼン二無水物、1,3-ビス(3,4-ジカルボキシフェノキシ)ベンゼン二無水物、1,4-ビス(3,4-ジカルボキシフェノキシ)ベンゼン二無水物、1,3-ビス[2-(3,4-ジカルボキシフェニル)-2-プロピル]ベンゼン二無水物、1,4-ビス[2-(3,4-ジカルボキシフェニル)-2-プロピル]ベンゼン二無水物、ビス[3-(3,4-ジカルボキシフェノキシ)フェニル]メタン二無水物、ビス[4-(3,4-ジカルボキシフェノキシ)フェニル]メタン二無水物、2,2-ビス[3-(3,4-ジカルボキシフェノキシ)フェニル]プロパン二無水物、2,2-ビス[4-(3,4-ジカルボキシフェノキシ)フェニル]プロパン二無水物、ビス(3,4-ジカルボキシフェノキシ)ジメチルシラン二無水物、1,3-ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン二無水物、2,3,6,7-ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,4,5,8-ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,2,5,6-ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、3,4,9,10-ペリレンテトラカルボン酸二無水物、2,3,6,7-アントラセンテトラカルボン酸二無水物、1,2,7,8-フェナントレンテトラカルボン酸二無水物、エチレンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4-ブタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4-シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物、シクロヘキサン-1,2,3,4-テトラカルボン酸二無水物、シクロヘキサン-1,2,4,5-テトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’-ビシクロヘキシルテトラカルボン酸二無水物、カルボニル-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、メチレン-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、1,2-エチレン-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、1,1-エチリデン-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、2,2-プロピリデン-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、オキシ-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、チオ-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、スルホニル-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、ビシクロ[2,2,2]オクト-7-エン-2,3,5,6-テトラカルボン酸二無水物、rel-[1S,5R,6R]-3-オキサビシクロ[3,2,1]オクタン-2,4-ジオン-6-スピロ-3’-(テトラヒドロフラン-2’,5’-ジオン)、4-(2,5-ジオキソテトラヒドロフラン-3-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-1,2-ジカルボン酸無水物、エチレングリコール-ビス-(3,4-ジカルボン酸無水物フェニル)エーテル、4,4’-ビフェニルビス(トリメリット酸モノエステル酸無水物)、及び9,9’-ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)フルオレン二無水物から成る群から選択される少なくとも1つの化合物である、項目8に記載のポリイミド前駆体。
[10]
前記ジアミン化合物とは異なる第二ジアミン化合物に由来する構成単位をさらに含む、項目7~9のいずれか一項に記載のポリイミド前駆体。
[11]
前記第二ジアミン化合物が、ジアミノジフェニルスルホン、p-フェニレンジアミン、m-フェニレンジアミン、4,4’-ジアミノジフェニルスルフィド、3,4’-ジアミノジフェニルスルフィド、3,3’-ジアミノジフェニルスルフィド、4,4’-ジアミノビフェニル、3,4’-ジアミノビフェニル、3,3’-ジアミノビフェニル、4,4’-ジアミノベンゾフェノン、3,4’-ジアミノベンゾフェノン、3,3’-ジアミノベンゾフェノン、4,4’-ジアミノジフェニルメタン、3,4’-ジアミノジフェニルメタン、3,3’-ジアミノジフェニルメタン、1,4-ビス(4-アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3-ビス(4-アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3-ビス(3-アミノフェノキシ)ベンゼン、ビス〔4-(4-アミノフェノキシ)フェニル〕スルホン、4,4-ビス(4-アミノフェノキシ)ビフェニル、4,4-ビス(3-アミノフェノキシ)ビフェニル、ビス〔4-(4-アミノフェノキシ)フェニル〕エーテル、ビス〔4-(3-アミノフェノキシ)フェニル〕エーテル、1,4-ビス(4-アミノフェニル)ベンゼン、1,3-ビス(4-アミノフェニル)ベンゼン、9,10-ビス(4-アミノフェニル)アントラセン、2,2-ビス(4-アミノフェニル)プロパン、2,2-ビス(4-アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2-ビス〔4-(4-アミノフェノキシ)フェニル)プロパン、2,2-ビス〔4-(4-アミノフェノキシ)フェニル)ヘキサフルオロプロパン、及び1,4-ビス(3-アミノプロピルジメチルシリル)ベンゼン、9,9-ビス(4-アミノフェニル)フルオレン(BAFL)、及びジアミノ(ポリ)シロキサンから成る群から選択される少なくとも1つの化合物である、項目7~10のいずれか一項に記載のポリイミド前駆体。
[12]
前記ポリイミド前駆体が、下記一般式(2):
で表される構造単位をさらに含む、項目7~11のいずれか一項に記載のポリイミド前駆体。
[13]
項目7~12のいずれか一項に記載のポリイミド前駆体がイミド化されたポリイミド。
[14]
前記ポリイミドが、下記一般式(2):
で表される構造単位をさらに含む、項目13に記載のポリイミド。
[15]
項目7~12のいずれか一項に記載のポリイミド前駆体及び/又は項目13若しくは14に記載のポリイミドと、
溶媒と、
を含む樹脂組成物。
[16]
項目13又は14に記載のポリイミドを含むポリイミドフィルム。
[17]
項目13若しくは14に記載のポリイミド及び/又は項目16に記載のポリイミドフィルムを含むフレキシブルディスプレイ。
[18]
支持体の表面上に、項目15に記載の樹脂組成物を塗布する塗布工程と、
前記樹脂組成物を加熱してポリイミドフィルムを形成する膜形成工程と、
前記ポリイミドフィルムを前記支持体から剥離する剥離工程と
を含むポリイミドフィルムの製造方法。
[19]
前記剥離工程に先立って、又は前記剥離工程中に、前記支持体側から前記ポリイミドフィルムにレーザーを照射する照射工程を更に含む、項目18に記載のポリイミドフィルムの製造方法。
[20]
支持体の表面上に、項目15に記載の樹脂組成物を塗布する塗布工程と、
前記樹脂組成物を加熱してポリイミドフィルムを形成する膜形成工程と、
前記ポリイミドフィルム上に素子を形成する素子形成工程と、
前記素子が形成された前記ポリイミドフィルムを前記支持体から剥離する剥離工程と、
を含むフレキシブルディスプレイの製造方法。
[21]
前記塗布工程は、前記樹脂組成物のスリットコートにより行われる、項目20に記載のフレキシブルディスプレイの製造方法。
[22]
下記一般式(3):
Y1及びY2は、それぞれ独立に、アミノ基、又はニトロ基を表し、
R1及びR2は、それぞれ独立に、置換若しくは非置換の炭素数1~20の脂肪族炭化水素基、又は置換若しくは非置換の炭素数6~24の芳香族環基を表し、
R5及びR6は、それぞれ独立に、水素原子、置換若しくは非置換の炭素数1~20の脂肪族炭化水素基、置換若しくは非置換の炭素数6~24の芳香族環基、又は置換若しくは非置換の炭素数4~24のヘテロ芳香族環基を表す。}
で表される含窒素・ハロゲン芳香族化合物を原料又は中間物質として用いて、下記一般式(1):
R3及びR4は、それぞれ独立に、置換若しくは非置換の炭素数1~20の脂肪族炭化水素基、置換若しくは非置換の炭素数6~24の芳香族環基、置換若しくは非置換の炭素数4~24のヘテロ芳香族環基、又はハロゲン原子を表し、
R5及びR6は、それぞれ独立に、水素原子、置換若しくは非置換の炭素数1~20の脂肪族炭化水素基、置換若しくは非置換の炭素数6~24の芳香族環基、又は置換若しくは非置換の炭素数4~24のヘテロ芳香族環基を表し、
n1及びn2は、それぞれ独立に、0以上1以下の数であり、かつn1+n2は、1以上である。}
で表されるジアミン化合物を製造する方法。
本明細書中、「~」とは、その両端の数値を上限値、及び下限値として含む意味である。また、本明細書中、各数値範囲の上限値、及び下限値は任意に組み合わされることができる。
本実施形態に係るジアミン化合物は、下記一般式(1):
R3及びR4は、それぞれ独立に、置換若しくは非置換の炭素数1~20の脂肪族炭化水素基、置換若しくは非置換の炭素数6~24の芳香族環基、置換若しくは非置換の炭素数4~24のヘテロ芳香族環基、又はハロゲン原子を表し、
R5及びR6は、それぞれ独立に、水素原子、置換若しくは非置換の炭素数1~20の脂肪族炭化水素基、置換若しくは非置換の炭素数6~24の芳香族環基、又は置換若しくは非置換の炭素数4~24のヘテロ芳香族環基を表し、かつ
n1及びn2は、それぞれ独立に、0又は1の整数であり、但し、n1とn2が同時に0となることはない。}
で表される。
(ア)PI主鎖中に導入された剛直な準ロッドライク構造によりヤング率などの機械強度を向上させることができる。
(イ)準ロッドライク構造に由来する複数の置換基R1~R6がPI側鎖として導入され、PI分子全体が球状に近付くことにより、PIフィルムの固有複屈折及びレタデーション(Rth)を低減させることができる。
(ウ)準ロッドライク構造に由来するジアミン化合物の側鎖がアミノ基側に配向していること、および複数の置換基R1~R6がPI側鎖として導入されているため、イミド構造とそれに隣接する主鎖を構成する芳香族環、およびビフェニル構造を構成する芳香族環が同平面上に存在する確率が低くなるため、PIフィルムの黄色度を抑制することができる。
R3は、置換若しくは非置換の炭素数1~20の脂肪族炭化水素基、置換若しくは非置換の炭素数6~24の芳香族環基、置換若しくは非置換の炭素数4~24のヘテロ芳香族環基、又はハロゲン原子を表し、かつ
R5及びR6は、それぞれ独立に、水素原子、置換若しくは非置換の炭素数1~20の脂肪族炭化水素基、置換若しくは非置換の炭素数6~24の芳香族環基、又は置換若しくは非置換の炭素数4~24のヘテロ芳香族環基を表す。}
で表されるジアミン化合物である。
R3及びR4は、それぞれ独立に、置換若しくは非置換の炭素数1~20の脂肪族炭化水素基、置換若しくは非置換の炭素数6~24の芳香族環基、置換若しくは非置換の炭素数4~24のヘテロ芳香族環基、又はハロゲン原子を表し、かつ
R5及びR6は、それぞれ独立に、水素原子、置換若しくは非置換の炭素数1~20の脂肪族炭化水素基、置換若しくは非置換の炭素数6~24の芳香族環基、又は置換若しくは非置換の炭素数4~24のヘテロ芳香族環基を表す。}
で表されるジアミン化合物である。
Y=-CH3、-CF3、フェニル基、又はモノ-、ジ-、トリ-、テトラ(2,3,4,5;2,3,5,6;若しくは2,4,5,6)-若しくはペンタ-フルオロフェニル基
本実施形態に係るジアミン化合物の製造方法としては、例えば、予備的に行うことができるハロゲン化反応と、カップリング反応と、所望により行われる還元反応とが挙げられる。
下記一般式(S1):
R1及びR2は、それぞれ独立に、置換若しくは非置換の炭素数1~20の脂肪族炭化水素基、又は置換若しくは非置換の炭素数6~24の芳香族環基を表し、
R5及びR6は、それぞれ独立に、水素原子、置換若しくは非置換の炭素数1~20の脂肪族炭化水素基、置換若しくは非置換の炭素数6~24の芳香族環基、又は置換若しくは非置換の炭素数4~24のヘテロ芳香族環基を表す。}
で表される化合物とハロゲン化剤とを用いて、下記一般式(3):
Y1及びY2は、それぞれ独立に、アミノ基、又はニトロ基を表し、
R1及びR2は、それぞれ独立に、置換若しくは非置換の炭素数1~20の脂肪族炭化水素基、又は置換若しくは非置換の炭素数6~24の芳香族環基を表し、
R5及びR6は、それぞれ独立に、水素原子、置換若しくは非置換の炭素数1~20の脂肪族炭化水素基、置換若しくは非置換の炭素数6~24の芳香族環基、又は置換若しくは非置換の炭素数4~24のヘテロ芳香族環基を表す。}
で表される含窒素・ハロゲン芳香族化合物を得ることができる。
一般式(3)で表される含窒素・ハロゲン芳香族化合物をカップリング反応の原料又は中間物質として用いて、下記一般式(I-A):
R1及びR2は、それぞれ独立に、置換若しくは非置換の炭素数1~20の脂肪族炭化水素基、又は置換若しくは非置換の炭素数6~24の芳香族環基を表し、
R3及びR4は、それぞれ独立に、置換若しくは非置換の炭素数1~20の脂肪族炭化水素基、置換若しくは非置換の炭素数6~24の芳香族環基、置換若しくは非置換の炭素数4~24のヘテロ芳香族環基、又はハロゲン原子を表し、
R5及びR6は、それぞれ独立に、水素原子、置換若しくは非置換の炭素数1~20の脂肪族炭化水素基、置換若しくは非置換の炭素数6~24の芳香族環基、又は置換若しくは非置換の炭素数4~24のヘテロ芳香族環基を表し、かつ
n1及びn2は、それぞれ独立に、0又は1の整数であり、但し、n1とn2が同時に0となることはない。}
で表される化合物を製造することができる。
で表されるボロン酸構造体を挙げることができる。
一般式(I-A)で表される化合物について、R1とR2の一方又は両方がニトロ基である場合には、還元処理を行うことによって所定のジアミン化合物、例えば一般式(1)で表されるジアミン化合物を得ることができる。ニトロ基の還元は、限定されるものではないが、例えば接触還元法などにより行われることができる。還元処理において使用可能な触媒としては、限定されるものではないが、例えば、パラジウム炭素(Pd/C)、抱水ヒドラジン(NH2NH2・H20)などが挙げられる。
本実施形態に係るポリイミド前駆体は、
(ア)上記で説明されたジアミン化合物(以下、第一ジアミン化合物と呼ばれる場合がある)に由来する構成単位と、
(イ)所望により、酸二無水物化合物に由来する構成単位と、
(ウ)所望により、第一ジアミン化合物とは異なる第二ジアミン化合物に由来する構成単位と、
を含む。
R3及びR4は、それぞれ独立に、置換若しくは非置換の炭素数1~20の脂肪族炭化水素基、置換若しくは非置換の炭素数6~24の芳香族環基、置換若しくは非置換の炭素数4~24のヘテロ芳香族環基、又はハロゲン原子を表し、
R5及びR6は、それぞれ独立に、水素原子、置換若しくは非置換の炭素数1~20の脂肪族炭化水素基、置換若しくは非置換の炭素数6~24の芳香族環基、又は置換若しくは非置換の炭素数4~24のヘテロ芳香族環基を表し、かつ
n1及びn2は、それぞれ独立に、0又は1の整数であり、但し、n1とn2が同時に0となることはない。)
で表される2価の基を示し、P2は4価の有機基を示し、そしてpは正の整数を示す。}
で表される繰り返し単位を含む。
で表される構成単位をさらに含むことが好ましい。
第二ジアミン化合物は、ジアミノジフェニルスルホン(例えば、4,4’-ジアミノジフェニルスルホン、3,3’-ジアミノジフェニルスルホンなど)、p-フェニレンジアミン、m-フェニレンジアミン、4,4’-ジアミノジフェニルスルフィド、3,4’-ジアミノジフェニルスルフィド、3,3’-ジアミノジフェニルスルフィド、4,4’-ジアミノビフェニル、3,4’-ジアミノビフェニル、3,3’-ジアミノビフェニル、4,4’-ジアミノベンゾフェノン、3,4’-ジアミノベンゾフェノン、3,3’-ジアミノベンゾフェノン、4,4’-ジアミノジフェニルメタン、3,4’-ジアミノジフェニルメタン、3,3’-ジアミノジフェニルメタン、1,4-ビス(4-アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3-ビス(4-アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3-ビス(3-アミノフェノキシ)ベンゼン、ビス〔4-(4-アミノフェノキシ)フェニル〕スルホン、4,4-ビス(4-アミノフェノキシ)ビフェニル、4,4-ビス(3-アミノフェノキシ)ビフェニル、ビス〔4-(4-アミノフェノキシ)フェニル〕エーテル、ビス〔4-(3-アミノフェノキシ)フェニル〕エーテル、1,4-ビス(4-アミノフェニル)ベンゼン、1,3-ビス(4-アミノフェニル)ベンゼン、9,10-ビス(4-アミノフェニル)アントラセン、2,2-ビス(4-アミノフェニル)プロパン、2,2-ビス(4-アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2-ビス〔4-(4-アミノフェノキシ)フェニル)プロパン、2,2-ビス〔4-(4-アミノフェノキシ)フェニル)ヘキサフルオロプロパン、1,4-ビス(3-アミノプロピルジメチルシリル)ベンゼン、9,9-ビス(4-アミノフェニル)フルオレン(BAFL)、及びジアミノ(ポリ)シロキサンから成る群から選択される少なくとも1つであることができる。
酸二無水物化合物は、4,4’-(ヘキサフルオロイソプロピリデン)ジフタル酸無水物、5-(2,5-ジオキソテトラヒドロ-3-フラニル)-3-メチル-シクロヘキセン-1,2ジカルボン酸無水物、ピロメリット酸二無水物、1,2,3,4-ベンゼンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’-ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、2,2’,3,3’-ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’-ジフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物、2,2’,3,3’-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、メチレン-4,4’-ジフタル酸二無水物、1,1-エチリデン-4,4’-ジフタル酸二無水物、2,2-プロピリデン-4,4’-ジフタル酸二無水物、1,2-エチレン-4,4’-ジフタル酸二無水物、1,3-トリメチレン-4,4’-ジフタル酸二無水物、1,4-テトラメチレン-4,4’-ジフタル酸二無水物、1,5-ペンタメチレン-4,4’-ジフタル酸二無水物、4,4’-オキシジフタル酸二無水物、チオ-4,4’-ジフタル酸二無水物、スルホニル-4,4’-ジフタル酸二無水物、1,3-ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)ベンゼン二無水物、1,3-ビス(3,4-ジカルボキシフェノキシ)ベンゼン二無水物、1,4-ビス(3,4-ジカルボキシフェノキシ)ベンゼン二無水物、1,3-ビス[2-(3,4-ジカルボキシフェニル)-2-プロピル]ベンゼン二無水物、1,4-ビス[2-(3,4-ジカルボキシフェニル)-2-プロピル]ベンゼン二無水物、ビス[3-(3,4-ジカルボキシフェノキシ)フェニル]メタン二無水物、ビス[4-(3,4-ジカルボキシフェノキシ)フェニル]メタン二無水物、2,2-ビス[3-(3,4-ジカルボキシフェノキシ)フェニル]プロパン二無水物、2,2-ビス[4-(3,4-ジカルボキシフェノキシ)フェニル]プロパン二無水物、ビス(3,4-ジカルボキシフェノキシ)ジメチルシラン二無水物、1,3-ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン二無水物、2,3,6,7-ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,4,5,8-ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,2,5,6-ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、3,4,9,10-ペリレンテトラカルボン酸二無水物、2,3,6,7-アントラセンテトラカルボン酸二無水物、1,2,7,8-フェナントレンテトラカルボン酸二無水物、エチレンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4-ブタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4-シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物、シクロヘキサン-1,2,3,4-テトラカルボン酸二無水物、シクロヘキサン-1,2,4,5-テトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’-ビシクロヘキシルテトラカルボン酸二無水物、カルボニル-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、メチレン-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、1,2-エチレン-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、1,1-エチリデン-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、2,2-プロピリデン-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、オキシ-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、チオ-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、スルホニル-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、ビシクロ[2,2,2]オクト-7-エン-2,3,5,6-テトラカルボン酸二無水物、rel-[1S,5R,6R]-3-オキサビシクロ[3,2,1]オクタン-2,4-ジオン-6-スピロ-3’-(テトラヒドロフラン-2’,5’-ジオン)、4-(2,5-ジオキソテトラヒドロフラン-3-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-1,2-ジカルボン酸無水物、エチレングリコール-ビス-(3,4-ジカルボン酸無水物フェニル)エーテル、4,4’-ビフェニルビス(トリメリット酸モノエステル酸無水物)、及び9,9’-ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)フルオレン二無水物から成る群から選択される少なくとも1つであることができる。
ただし、ポリイミド前駆体を得るために用いられる酸成分は、上記酸二無水物とは異なる酸成分(その他の酸成分)を含んでよい。その他の酸成分は、一種を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
その他の酸成分としては、ジカルボン酸が挙げられる。すなわち、本実施形態に係るポリイミド前駆体はポリアミドイミド前駆体であってよい。このようなポリイミド前駆体から得られるフィルムは、機械伸度、ガラス転移温度等の諸性能が良好である場合がある。ジカルボン酸としては、芳香環を有するジカルボン酸、及び脂環式ジカルボン酸が挙げられる。特に炭素数が8~36の芳香族ジカルボン酸、及び炭素数が6~34の脂環式ジカルボン酸から成る群より選択される少なくとも一つの化合物が挙げられる。ここでいう炭素数には、カルボキシル基に含まれる炭素の数も含む。
本実施形態に係る樹脂組成物は、上記で説明されたポリイミド前駆体及び/又はそれから得られるポリイミドと、溶媒と、所望により追加の成分とを含む。
樹脂組成物は溶媒を含む。溶媒としては、ポリイミド前駆体の溶解性が良好で、かつ樹脂組成物の溶液粘度を適切に制御できるものが好ましく、例えば、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、及び/又はγ-ブチロラクトン(GBL)が好ましい。NMPとGBLとの混合溶媒を用いる場合、NMPとGBLとの質量比は、例えば、NMP:GBL(質量比)=10:90~90:10であってよい。
樹脂組成物は、ポリイミド前駆体、及び溶媒に加えて、追加の成分を更に含んでよい。追加の成分としては、例えば、界面活性剤が挙げられる。
樹脂組成物は、界面活性剤を更に含むことにより、樹脂組成物の塗布性の向上を図り易くなる。具体的には、塗工膜におけるスジの発生を防ぎ易くなる。
このような界面活性剤は、例えば、シリコーン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、これら以外の非イオン界面活性剤等を挙げることができる。シリコーン系界面活性剤としては、例えば、オルガノシロキサンポリマーKF-640、642、643、KP341、X-70-092、X-70-093(商品名、信越化学工業社製);SH-28PA、SH-190、SH-193、SZ-6032、SF-8428、DC-57、DC-190(商品名、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製);SILWET L-77,L-7001,FZ-2105,FZ-2120,FZ-2154,FZ-2164,FZ-2166,L-7604(商品名、日本ユニカー社製);DBE-814、DBE-224、DBE-621、CMS-626、CMS-222、KF-352A、KF-354L、KF-355A、KF-6020、DBE-821、DBE-712(Gelest)、BYK-307、BYK-310、BYK-378、BYK-333(商品名、ビックケミー・ジャパン製);グラノール(商品名、共栄社化学社製)等が挙げられる。フッ素系界面活性剤としては、例えば、メガファックF171、F173、R-08(大日本インキ化学工業株式会社製、商品名);フロラードFC4430、FC4432(住友スリーエム株式会社、商品名)等が挙げられる。これら以外の非イオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンウラリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル等が挙げられる。
以上説明した樹脂組成物を製造するための、製造方法の一例は、以下のとおりである。
本実施形態に係るポリイミド前駆体は、酸成分、及びジアミン成分を含む重縮合成分を重縮合反応させることにより合成することができる。酸成分、及びジアミン成分については、上記説明のとおりである。重縮合反応は、適当な溶媒中で行うことが好ましい。具体的には、例えば、溶媒に所定量のジアミン成分を溶解させた後、得られたジアミン溶液に、酸成分を所定量添加し、撹拌する方法が挙げられる。
エーテル、及びグリコール系溶媒としては、例えば、1,2-ジメトキシエタン、ビス(2-メトキシエチル)エーテル、1,2-ビス(2-メトキシエトキシ)エタン、ビス[2-(2-メトキシエトキシ)エチル]エーテル、テトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン等が挙げられる。
これらの溶媒は、単独で又は2種類以上混合して用いてもよい。
ポリイミド前駆体を合成したときに用いた溶媒と、樹脂組成物に含有させる溶媒とが同一の場合には、合成したポリイミド前駆体溶液をそのまま樹脂組成物として使用することができる。必要に応じて、室温(25℃)~80℃の温度範囲で、ポリイミド前駆体に更なる溶媒、及び追加の成分の1種以上を添加して、攪拌混合することにより、樹脂組成物を調整してよい。この攪拌混合は、撹拌翼を備えたスリーワンモータ(新東化学株式会社製)、自転公転ミキサー等の適宜の装置を用いて行うことができる。必要に応じて樹脂組成物を40℃~100℃に加熱してよい。
本実施形態に係るポリイミドは、本実施形態に係るポリイミド前駆体又は樹脂組成物を熱または化学イミド化することにより得ることができる。すなわち、本実施形態に係るポリイミドは、下記一般式(8):
R3及びR4は、それぞれ独立に、置換若しくは非置換の炭素数1~20の脂肪族炭化水素基、置換若しくは非置換の炭素数6~24の芳香族環基、置換若しくは非置換の炭素数4~24のヘテロ芳香族環基、又はハロゲン原子を表し、
R5及びR6は、それぞれ独立に、水素原子、置換若しくは非置換の炭素数1~20の脂肪族炭化水素基、置換若しくは非置換の炭素数6~24の芳香族環基、又は置換若しくは非置換の炭素数4~24のヘテロ芳香族環基を表し、かつ
n1及びn2は、それぞれ独立に、0又は1の整数であり、但し、n1とn2が同時に0となることはない。)
で表される2価の基を示し、P2は4価の有機基を示し、そしてpは2以上の正の整数を示す。}
で表される繰り返し単位を含む。本実施形態に係る樹脂組成物について述べた好ましい態様は、本実施形態に係るポリイミドについても適用することができる。また、本実施形態に係る樹脂組成物を用いて、本実施形態に係るポリイミドフィルム(以下、ポリイミド樹脂膜ともいう)を提供することができる。
・支持体の表面上に、本実施形態に係る樹脂組成物を塗布する塗布工程と;
・所望により、樹脂組成物を乾燥させる乾燥工程;
・樹脂組成物を加熱してポリイミド樹脂膜を形成する膜形成工程と;
・ポリイミド樹脂膜を支持体から剥離する剥離工程と;
を含む。
塗布工程では、支持体の表面上に樹脂組成物を塗布する。支持体は、その後の膜形成工程(加熱工程)における加熱温度に対する耐熱性を有し、かつ剥離工程における剥離性が良好であれば特に限定されない。支持体としては、例えば、ガラス基板、例えば無アルカリガラス基板;シリコンウェハー;PET(ポリエチレンテレフタレート)、OPP(延伸ポリプロピレン)、ポリエチレングリコールテレフタレート、ポリエチレングリコールナフタレート、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンスルホン、ポリフェニレンスルフィド等の樹脂基板;ステンレス、アルミナ、銅、ニッケル等の金属基板等が挙げられる。
塗布工程に続いて乾燥工程を行ってもよく又は乾燥工程を省略して直接次の膜形成工程(加熱工程)に進んでもよい。乾燥工程は、樹脂組成物中の有機溶剤除去の目的で行われる。乾燥工程を行う場合、例えば、ホットプレート、箱型乾燥機、コンベヤー型乾燥機等の適宜の装置を使用することができる。乾燥工程の温度は、好ましくは80~200℃、より好ましくは100~150℃である。乾燥工程の実施時間は、好ましくは1分~10時間、より好ましくは3分~1時間である。上記のようにして、支持体上にポリイミド前駆体を含有する塗膜が形成される。
続いて、膜形成工程(加熱工程)を行う。加熱工程は、上記塗膜中に含まれる有機溶剤の除去を行うとともに、塗膜中のポリイミド前駆体のイミド化反応を進行させ、ポリイミド樹脂膜を得る工程である。この加熱工程は、例えば、イナートガスオーブン、ホットプレート、箱型乾燥機、コンベヤー型乾燥機等の装置を用いて行うことができる。この工程は乾燥工程と同時に行っても、両工程を逐次的に行ってもよい。
剥離工程では、支持体上のポリイミド樹脂膜を、例えば室温(25℃)~50℃程度まで冷却した後に剥離する。この剥離工程としては、例えば下記の(1)~(4)の態様が挙げられる。
この方法(2)と方法(1)のレーザー照射とを併用してもよい。
上記樹脂組成物から得られる、本実施形態に係るポリイミドフィルムは、例えば、フレキシブルデバイスの製造において、薄膜トランジスタ(TFT)基板、カラーフィルタ基板、タッチパネル基板、透明導電膜(ITO:Indium Thin Oxide)の基板として好適に使用することができる。本実施形態に係るポリイミドフィルムを適用可能なフレキシブルデバイスとしては、例えば、フレキシブルディスプレイ用TFTデバイス、フレキシブル太陽電池、フレキシブルタッチパネル、フレキシブル照明、フレキシブルバッテリー、フレキシブルプリント基板、フレキシブルカラーフィルター、スマートフォン向け表面カバーレンズ等を挙げることができる。
本実施形態に係るポリイミドフィルムは、フレキシブルディスプレイに好適に用いることができる。ここで、フレキシブルディスプレイとしてのポリイミドフィルムに要求される特性、特に、ヤング率、レタデーション、及び耐熱性について述べる。
下記スキーム1に従って反応を行なった。
1H NMR (DMSO-d6, RT) δ[ppm]=7.26(s,2H),7.16(s, 2H),及び5.88(s,4H).
下記スキーム2に従って反応を行なった。
1H NMR (DMSO-d6,RT) δ[ppm]=7.48-7.42(m,2H),7.37(m,2H),7.17(s,2H),6.90(s,2H),及び5.32(s,4H)
≪測定、及び評価方法≫
<レタデーション(Rth)>
ポリイミド前駆体を含む樹脂組成物を、表面にアルミニウム蒸着層を設けた6インチシリコンウェハー基板に、加熱イミド化処理後の膜厚が10μmになるようにスピンコートし、100℃にて6分間プリベークした。その後、縦型キュア炉(光洋リンドバーグ社製、型式名VF-2000B)を用いて、庫内の酸素濃度が10質量ppm以下になるように調整し、400℃で30分間の加熱イミド化処理を施し、ポリイミドフィルムが形成されたウェハーを作製した。次に、該ウェハーのポリイミドフィルムを希塩酸水溶液に一晩浸してフィルム片を剥離し、乾燥させた。得られたポリイミドフィルムを試料として、位相差複屈折測定装置(王子計測機器社製、KOBRA-WR)を用いて測定した。測定光の波長は589nmとした。そして、膜厚10μmの厚さに換算して用いた。
ポリイミド前駆体を含む樹脂組成物を、表面にアルミニウム蒸着層を設けた6インチシリコンウェハー基板に、加熱イミド化処理後の膜厚が10μmになるようにスピンコートし、100℃にて6分間プリベークした。その後、縦型キュア炉(光洋リンドバーグ社製、型式名VF-2000B)を用いて、庫内の酸素濃度が10質量ppm以下になるように調整して、400℃で30時間の加熱イミド化処理を施し、ポリイミドフィルムが形成されたウェハーを作製した。次に、ダイシングソー(株式会社ディスコ製 DAD 3350)を用いて該ウェハーのポリイミドフィルムに3mm幅の切れ目を入れた後、希塩酸水溶液に一晩浸してフィルム片を剥離し、乾燥させた。これを、長さ50mmにカットし、サンプルとした。
上記サンプルにつき、TENSILON(オリエンテック社製 UTM-II-20)を用いて、試験速度40mm/min、初期加重0.5fsにてヤング率を測定した。
ポリイミド前駆体を含む樹脂組成物を、4インチガラス基板に、加熱イミド化処理後の膜厚が10μmになるようにスピンコートし、100℃にて6分間プリベークした。その後、縦型キュア炉(光洋リンドバーグ社製、型式名VF-2000B)を用いて、庫内の酸素濃度が10質量ppm以下になるように調整し、400℃で30分間の加熱イミド化処理を施し、ポリイミドフィルムが形成されたウェハーを作製した。上記サンプルにつき、日本電色工業(株)製(Spectrophotometer:SE600)にてD65光源を用いて黄色度(YI)値(膜厚10μm換算)を測定した。
撹拌棒付き500mLセパラブルフラスコに、窒素ガスを導入しながら、4,4’-ジアミノ-5,5’-ジフェニル-2,2’-ビス(トリフルオロメチル)ビフェニル(2.3g)を投入し、ジアミンの全質量の4倍の質量の重合溶媒(NMP)を加えた。
次に上記セパラブルフラスコに滴下ロートをセットし、その滴下ロートに窒素ガスを導入しながら酸二無水物としてPMDA(1.1g)並びに酸二無水物の4倍の質量の重合溶媒(NMP)を加え、そして、室温にて小型の撹拌羽根で撹拌した。
続いて、オイルバスを用いて反応系を80℃に昇温し、4時間撹拌した。その後、オイルバスを外して室温に戻し、透明なポリアミド酸のNMP溶液(以下、ワニス1とも記す)を得た。得られたワニス1は冷凍庫(設定-20℃、以下同じ。)で保管し、評価をする際は解凍して使用した。
このワニス1を使用して上記各方法で作成したポリイミドフィルムの各物性を測定した。その結果、レタデーションは50nm、ヤング率は3.8GPa、黄色度は23.7となった。
撹拌棒付き500mLセパラブルフラスコに、窒素ガスを導入しながら、4,4’-ジアミノ-5,5’-ジフェニル-2,2’-ビス(トリフルオロメチル)ビフェニル(2.2g)及び両末端アミン変性メチルフェニルシリコーンオイル(Mw=4,400)(0.8g)を投入し、ジアミンの全質量の4倍の質量の重合溶媒(NMP)を加えた。
次に上記セパラブルフラスコに滴下ロートをセットし、その滴下ロートに窒素ガスを導入しながら酸二無水物としてPMDA(1.1g)並びに酸二無水物の4倍の質量の重合溶媒(NMP)を加え、そして、室温にて小型の撹拌羽根で撹拌した。
続いて、オイルバスを用いて反応系を80℃に昇温し、4時間撹拌した。その後、オイルバスを外して室温に戻し、透明なポリアミド酸のNMP溶液(以下、ワニス2とも記す)を得た。得られたワニス2は冷凍庫(設定-20℃、以下同じ。)で保管し、評価をする際は解凍して使用した。
このワニス2を使用して上記各方法で作成したポリイミドフィルムの各物性を測定した。その結果、レタデーションは40nm、ヤング率は3.3GPa、黄色度は20.3となった。
酸二無水物
PMDA:ピロメリット酸二無水物
BPDA:3,3’,4,4’-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物
ODPA:4,4’-オキシジフタル酸二無水物
6FDA:4,4’-(ヘキサフルオロイソプロピリデン)ジフタル酸無水物
CpODA:ノルボルナン-2-スピロ-2’-シクロペンタノン-5’-スピロ-2’’-ノルボルナン-5,5’’,6,6’’-テトラカルボン酸二無水物
ジアミン
TFMB:2,2’-ビス(卜リフルオロメチル)ペンジジン
Br2-TFMB:4,4’-ジアミノ-5,5’-ジブロモ-2,2’-ビス(トリフルオロメチル)ビフェニル
Ph2-TFMB:4,4’-ジアミノ-5,5’-ジフェニル-2,2’-ビス(トリフルオロメチル)ビフェニル
Claims (20)
- 前記一般式(1)において、R5及びR6が、水素原子である、請求項1に記載のジアミン化合物。
- 前記一般式(1)において、R1及びR2が、メチル基である、請求項1又は2に記載のジアミン化合物。
- 前記一般式(1)において、R1及びR2が、トリフルオロメチル基である、請求項1又は2に記載のジアミン化合物。
- 請求項1~4のいずれか一項に記載のジアミン化合物を単量体として用いる重合反応により得られる高分子重合体組成物。
- 請求項1~4のいずれか一項に記載のジアミン化合物に由来する構成単位を含むポリイミド前駆体。
- 酸二無水物化合物に由来する構成単位をさらに含む、請求項6に記載のポリイミド前駆体。
- 前記酸二無水物化合物が、4,4’-(ヘキサフルオロイソプロピリデン)ジフタル酸無水物、5-(2,5-ジオキソテトラヒドロ-3-フラニル)-3-メチル-シクロヘキセン-1,2ジカルボン酸無水物、ピロメリット酸二無水物、1,2,3,4-ベンゼンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’-ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、2,2’,3,3’-ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’―ジフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物、2,2’,3,3’-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、メチレン-4,4’-ジフタル酸二無水物、1,1-エチリデン-4,4’-ジフタル酸二無水物、2,2-プロピリデン-4,4’-ジフタル酸二無水物、1,2-エチレン-4,4’-ジフタル酸二無水物、1,3-トリメチレン-4,4’-ジフタル酸二無水物、1,4-テトラメチレン-4,4’-ジフタル酸二無水物、1,5-ペンタメチレン-4,4’-ジフタル酸二無水物、4,4’-オキシジフタル酸二無水物、チオ-4,4’-ジフタル酸二無水物、スルホニル-4,4’-ジフタル酸二無水物、1,3-ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)ベンゼン二無水物、1,3-ビス(3,4-ジカルボキシフェノキシ)ベンゼン二無水物、1,4-ビス(3,4-ジカルボキシフェノキシ)ベンゼン二無水物、1,3-ビス[2-(3,4-ジカルボキシフェニル)-2-プロピル]ベンゼン二無水物、1,4-ビス[2-(3,4-ジカルボキシフェニル)-2-プロピル]ベンゼン二無水物、ビス[3-(3,4-ジカルボキシフェノキシ)フェニル]メタン二無水物、ビス[4-(3,4-ジカルボキシフェノキシ)フェニル]メタン二無水物、2,2-ビス[3-(3,4-ジカルボキシフェノキシ)フェニル]プロパン二無水物、2,2-ビス[4-(3,4-ジカルボキシフェノキシ)フェニル]プロパン二無水物、ビス(3,4-ジカルボキシフェノキシ)ジメチルシラン二無水物、1,3-ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン二無水物、2,3,6,7-ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,4,5,8-ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,2,5,6-ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、3,4,9,10-ペリレンテトラカルボン酸二無水物、2,3,6,7-アントラセンテトラカルボン酸二無水物、1,2,7,8-フェナントレンテトラカルボン酸二無水物、エチレンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4-ブタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4-シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物、シクロヘキサン-1,2,3,4-テトラカルボン酸二無水物、シクロヘキサン-1,2,4,5-テトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’-ビシクロヘキシルテトラカルボン酸二無水物、カルボニル-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、メチレン-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、1,2-エチレン-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、1,1-エチリデン-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、2,2-プロピリデン-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、オキシ-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、チオ-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、スルホニル-4,4’-ビス(シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸)二無水物、ビシクロ[2,2,2]オクト-7-エン-2,3,5,6-テトラカルボン酸二無水物、rel-[1S,5R,6R]-3-オキサビシクロ[3,2,1]オクタン-2,4-ジオン-6-スピロ-3’-(テトラヒドロフラン-2’,5’-ジオン)、4-(2,5-ジオキソテトラヒドロフラン-3-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-1,2-ジカルボン酸無水物、エチレングリコール-ビス-(3,4-ジカルボン酸無水物フェニル)エーテル、4,4’-ビフェニルビス(トリメリット酸モノエステル酸無水物)、及び9,9’-ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)フルオレン二無水物から成る群から選択される少なくとも1つの化合物である、請求項7に記載のポリイミド前駆体。
- 前記ジアミン化合物とは異なる第二ジアミン化合物に由来する構成単位をさらに含む、請求項6~8のいずれか一項に記載のポリイミド前駆体。
- 前記第二ジアミン化合物が、ジアミノジフェニルスルホン、p-フェニレンジアミン、m-フェニレンジアミン、4,4’-ジアミノジフェニルスルフィド、3,4’-ジアミノジフェニルスルフィド、3,3’-ジアミノジフェニルスルフィド、4,4’-ジアミノビフェニル、3,4’-ジアミノビフェニル、3,3’-ジアミノビフェニル、4,4’-ジアミノベンゾフェノン、3,4’-ジアミノベンゾフェノン、3,3’-ジアミノベンゾフェノン、4,4’-ジアミノジフェニルメタン、3,4’-ジアミノジフェニルメタン、3,3’-ジアミノジフェニルメタン、1,4-ビス(4-アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3-ビス(4-アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3-ビス(3-アミノフェノキシ)ベンゼン、ビス〔4-(4-アミノフェノキシ)フェニル〕スルホン、4,4-ビス(4-アミノフェノキシ)ビフェニル、4,4-ビス(3-アミノフェノキシ)ビフェニル、ビス〔4-(4-アミノフェノキシ)フェニル〕エーテル、ビス〔4-(3-アミノフェノキシ)フェニル〕エーテル、1,4-ビス(4-アミノフェニル)ベンゼン、1,3-ビス(4-アミノフェニル)ベンゼン、9,10-ビス(4-アミノフェニル)アントラセン、2,2-ビス(4-アミノフェニル)プロパン、2,2-ビス(4-アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2-ビス〔4-(4-アミノフェノキシ)フェニル)プロパン、2,2-ビス〔4-(4-アミノフェノキシ)フェニル)ヘキサフルオロプロパン、及び1,4-ビス(3-アミノプロピルジメチルシリル)ベンゼン、9,9-ビス(4-アミノフェニル)フルオレン(BAFL)、及びジアミノ(ポリ)シロキサンから成る群から選択される少なくとも1つの化合物である、請求項9に記載のポリイミド前駆体。
- 請求項6~11のいずれか一項に記載のポリイミド前駆体がイミド化されたポリイミド。
- 請求項6~11のいずれか一項に記載のポリイミド前駆体及び/又は請求項12若しくは13に記載のポリイミドと、
溶媒と、
を含む樹脂組成物。 - 請求項12又は13に記載のポリイミドを含むポリイミドフィルム。
- 請求項12若しくは13に記載のポリイミド及び/又は請求項15に記載のポリイミドフィルムを含むフレキシブルディスプレイ。
- 支持体の表面上に、請求項14に記載の樹脂組成物を塗布する塗布工程と、
前記樹脂組成物を加熱してポリイミドフィルムを形成する膜形成工程と、
前記ポリイミドフィルムを前記支持体から剥離する剥離工程と
を含むポリイミドフィルムの製造方法。 - 前記剥離工程に先立って、又は前記剥離工程中に、前記支持体側から前記ポリイミドフィルムにレーザーを照射する照射工程を更に含む、請求項17に記載のポリイミドフィルムの製造方法。
- 支持体の表面上に、請求項14に記載の樹脂組成物を塗布する塗布工程と、
前記樹脂組成物を加熱してポリイミドフィルムを形成する膜形成工程と、
前記ポリイミドフィルム上に素子を形成する素子形成工程と、
前記素子が形成された前記ポリイミドフィルムを前記支持体から剥離する剥離工程と、
を含むフレキシブルディスプレイの製造方法。 - 前記塗布工程は、前記樹脂組成物のスリットコートにより行われる、請求項19に記載のフレキシブルディスプレイの製造方法。
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