JP7358964B2 - センサ付き軸受および計測システム - Google Patents
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Description
車軸軸受の異常診断を行う異常診断装置として、例えば特許文献1に記載の技術がある。この技術は、1回転ごとに1パルスが出力される回転同期信号をトリガとして振動データのサンプリングを行い、その振動データを処理して車軸軸受の異常診断を行う技術である。
そこで、本発明は、省電力化および小型化を実現することができる計測システム、およびそれを利用したセンサ付き軸受を提供することを目的とする。
このように、計測に必要なときだけONするように第1のセンサのON、OFFを切り替えることが可能であるため、省電力化を実現することができる。また、デバイス内部で生成した信号をトリガとすることができるので、筐体外部からの信号入力が不要であり、小型化を実現することができる。したがって、例えば軸受の内輪と外輪との狭い空間にも格納可能であり、同一筐体でセンサデバイスを構築することが可能になる。
この場合、軸受の動作1サイクルごとに発生するパルス信号を利用して、自動的に第1のセンサによる計測を開始することができる。そのため、計測者側の手間を省くことができ、省人化を実現することができる。
また、上記のセンサ付き軸受において、前記待機時間は、前記第1のセンサのウェイクアップ時間よりも長く設定されていてもよい。この場合、第1のセンサをオン状態に切り替える制御が行われた後、当該センサが確実に立ち上がってから計測を開始することができる。例えば第1のセンサが複数種類のセンサを含む場合であっても、すべてのセンサが確実に立ち上がってから計測を開始することができ、適切な計測が可能となる。
また、上記のセンサ付き軸受において、前記第2のセンサは、ホールセンサであってもよい。この場合、簡易な構成で適切に軸受の動作1サイクルごとにパルス信号を出力することができる。
さらに、上記のセンサ付き軸受において、前記第2のセンサの更新周期は、前記軸受の動作1サイクルの周期よりも短くてもよい。この場合、第2のセンサは、軸受の動作1サイクルごとに適切にパルス信号を出力することができる。したがって、信号検出もれを防止することができ、適切なタイミングで第1のセンサを制御することができる。
さらに、上記のセンサ付き軸受は、前記軸受の外輪と内輪との相対的な回転に基づいて発電し、前記第1のセンサ、前記第2のセンサおよび前記制御部に電力を供給する発電部をさらに備えていてもよい。この場合、外部からの電源供給が不要な自己発電機能を有するセンサ付き軸受において、消費電力を抑えつつ、軸受に関する物理量を計測することができる。
このように、計測に必要なときだけONするように第1のセンサのON、OFFを切り替えることが可能であるため、省電力化を実現することができる。また、デバイス内部で生成した信号をトリガとすることができるので、計測システム外部からの信号入力が不要であり、小型化を実現することができる。したがって、例えば小型のデバイス筐体にも格納可能であり、同一筐体でセンサデバイスを構築することが可能になる。
なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。
本実施形態における計測システムは、センサデバイス内部で発生する信号をトリガとして、回転機器に関する物理量を計測する計測用センサを必要なときだけオン状態とするともに、自動的に当該センサによる計測を開始することができるシステムである。
この計測システムは、例えば、センサ付き軸受に適用することができる。当該センサ付き軸受は、軸受と、軸受に関する物理量を検出する第1のセンサと、軸受の動作1サイクルごとにパルス信号を出力する第2のセンサと、を備える。また、当該センサ付き軸受は、パルス信号をトリガとして、第1のセンサをオン状態として計測を開始させ、第1のセンサによる計測が終了した後に当該第1のセンサをオフ状態に制御する制御部を備える。ここで、上記物理量は、軸受の回転角度や軸受の振動を示す加速度等とすることができる。つまり、第1のセンサは、軸受の外輪に対する内輪の相対的な回転角度を検出する角度センサや、軸受の振動を検出する加速度センサとすることができる。また、第2のセンサは、例えば、1回転ごとに原点位置信号(Z相信号)を出力するホールセンサとすることができる。
ここでは、計測システム200が、軸受に関する物理量として軸受の振動(加速度)と位置(回転角度)と示す計測データを取得する場合について説明する。
計測システム200は、制御部210と、計測部220と、を備える。
制御部210は、マイクロコンピュータ(マイコン)により構成することができる。制御部210は、CPU211を備える。また、制御部210は、内部メモリを備えることもできる。計測部220は、加速度センサ221と、角度センサ222と、ホールセンサ223と、を備える。加速度センサ221および角度センサ222は、軸受に関する物理量を計測するための計測用センサ(第1のセンサ)である。ホールセンサ223は、原点検出用のZ相信号であるパルス信号を出力するZ相検出センサ(第2のセンサ)である。
なお、制御部210は、DMAコントローラ(Direct Memory Access Controller:DMAC)を備えていてもよい。この場合、DMACは、DMAトリガを入力すると、CPU211を介さずに、加速度センサ221および角度センサ222がそれぞれ保持する最新の計測値(センサデータ)を内部メモリ等に転送するDMA転送を行う。このようにDMA転送によりデータ取得およびデータ格納を行うことで、CPU211の負荷を軽減することができる。
また、計測用センサ221、222から取得した計測データは、制御部210の外部に設けられた外部メモリに保存するようにしてもよい。外部メモリは、例えばSRAM等により構成することができる。なお、外部メモリは、NAND型またはNOR型のフラッシュメモリ等であってもよい。
この図2に示す処理は、例えばユーザが電源をオン状態とするなど、制御部210に電力が供給されたタイミングで開始される。なお、図2に示す処理が開始される前は、加速度センサ221および角度センサ222はオフ状態である。
まずステップS1において、CPU211は、加速度センサ221および角度センサ222を初期化する。
ステップS3では、CPU211は、計測用センサ221および222に電力を供給するよう制御して、計測用センサ221および222をオン状態にする。
ステップS5では、CPU211は、計測用センサ221および222による計測を開始する。
そして、CPU211は、計測開始から上記の計測時間tmが経過していないと判定した場合には、そのまま計測を継続し、計測開始から上記の計測時間tmが経過したと判定した場合には、ステップS7に移行する。
ステップS8では、CPU211は、メモリに保存された計測データを外部へ送信し、図2の処理を終了する。
なお、連続して計測を行う場合には、ステップS8において計測データを送信した後、ステップS2に戻ってもよい。この場合、ステップS8において計測データを送信した後、ステップS2に戻るまでの間に、所定の待機時間を設けてもよい。
上述した図2に示す処理が開始され、CPU211による計測用センサの初期化が完了すると、CPU211はZ相の入力待機状態となる。そして、図3の時刻T1においてZ相を検出すると、これをZ相認識1回目として、各計測用センサ(センサ1、センサ2)をオン状態にする。すると、各計測用センサは、それぞれ所定のウェイクアップ時間tto1、tto2を経て、計測可能な状態へ移行する(ステップ1)。
計測用センサによる計測は、所定の計測時間tm継続して行う。つまり、CPU211は、計測開始(時刻T2)から計測時間tmが経過した時刻T3において計測を終了し、計測用センサをオフ状態とする。そして、CPU211は、計測データを外部装置に送信する。
ここで、図4に示すように、Z相検出センサ(ホールセンサ223)の更新周期は、軸受の動作1サイクルの周期(Z相が入力されるべき周期)よりも十分に短く設定されているものとする。
Z相検出センサの更新周期は、Z相がHレベルになる条件をみたしているかどうかを確認する周期であり、この周期が軸受の動作1サイクルの周期よりも長く設定されていると、Z相を取り漏らしてしまうことになる。したがって、Z相検出センサの更新周期は、可能な限り短いものを選ぶとZ相信号の検出漏れのリスクを抑えることができるため、好ましい。ただし、更新周期が短いほど、Z相検出センサの消費電力は増加するので、使用条件に応じて適宜選定するものとする。つまり、省電力化の観点においては、単純に更新周期の短いZ相検出センサを選定すればよいわけではないことに注意が必要である。
また、デバイス内部で生成した信号をトリガとすることができるので、別途外部からのトリガ信号の入力が不要であり、そのための外部端子との接続コネクタが不要となるため、小型化を実現することができる。したがって、小型のデバイス筐体であっても同一筐体内に計測システム200を格納することが可能である。
このように、省電力化、デバイス小型化、計測開始自動化(省人化)を実現することができるので、異常発生源の近くにデバイスを配置することができ、ノイズの影響を抑えた診断が可能になる
さらに、回転機器における既存のZ相検出センサからのZ相信号(原点検出信号)をトリガとして使用するので、トリガ信号を新たに用意する必要がない。
さらに、Z相検出センサの更新周期は、軸受の動作1サイクルの周期よりも短く設定する。これにより、Z相検出センサは、軸受の動作1サイクルごとに適切にパルス信号を出力することができる。したがって、信号検出もれを防止することができ、適切なタイミングで計測用センサを制御することができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
図5および図6は、上述した計測システム200を備えるセンサ付き軸受1の構成を示す分解斜視図である。図5は、センサ付き軸受1をカバー10側から見た図であり、図6は、センサ付き軸受1を軸受120側から見た図である。
センサ付き軸受1は、センサ付き発電ユニット100と、軸受120と、を備える。センサ付き発電ユニット100は、軸受120の一方の側面に取り付けられる。センサ付き発電ユニット100は、カバー10と、コイル基板20と、回転部30と、回路基板40と、を備える。センサ付き発電ユニット100が有する基板は、ポッティング剤などにより保護されている。なお、センサ付き発電ユニット100は、基板上の電子回路の保護を目的として、バックカバーを備えていてもよい。この場合、バックカバーは、例えば、センサ付き発電ユニット100における軸受120に対向する面側(図5および図6の回転部30と軸受120との間)に設置することができる。
また、ここでは、センサ付き軸受1は、図5および図6に示すようにセンサ付き発電ユニット100と軸受120とが別体である軸受-センサ別体型デバイスである場合について説明するが、軸受側に追加工を施し、軸受にカバーを圧入するなどして軸受-センサ一体型デバイスとしてもよい。
このカバー10の軸受120と対向する側の面には、図6に示すように、回路基板40が取り付けられている。回路基板40は、電源基板41と、センサ基板42とを備える。電源基板41およびセンサ基板42は、例えばカバー10に開けられた雌ねじ穴に、黄銅など非磁性材料のボルトが締結することで、当該カバー10に固定される。この場合、ボルトは、カバー10に取り付けられた状態で、カバー10から突出しない長さを有する。なお、電源基板41およびセンサ基板42は、必要に応じて任意に分割または一体化することができる。
図7は、カバー10とコイル基板20の構成例を示す平面図である。コイル基板20は、フレキシブル基板21と、フレキシブル基板21に設けられたコイルパターン23と、フレキシブル基板21に設けられた複数のヨーク25と、を有する。なお、ヨーク25の設置は任意である。フレキシブル基板21の平面視による形状は、回転軸Axを中心とする正円のリング状である。コイルパターン23は、フレキシブル基板21の厚さ方向に積層された複数の平面コイルを有する。平面コイルとは、絶縁体の所定の面上にパターニングされて設けられた導電体のパターンである。本実施形態においては、導電体のパターンが絶縁体の複数の面上に形成されている。これに限られず、導電体のパターンが絶縁体の1つの面上に形成されていてもよい。コイルパターン23のターン数は平面コイルの積層数に比例する。本実施形態では、センサ付き発電ユニット100の用途によって、平面コイルの積層数を変化させ発電量を調整してもよい。
また、コイルパターン23は、平面視で、回転軸Axを中心とする円の円周方向に沿って凹凸が交互に並ぶように延設されている。この凹凸の凹部にヨーク25が1つずつ配置されている。コイルパターン23は、後述するエンコーダマグネットの磁気変化を検出できる位置に角度センサを配置するため、一部円形を欠けさせる形状となってもかまわない。
磁気トラック31は、基材33の一方の面側に設けられている。基材33は、磁気トラック31の外形よりも大きく、Z相用小型磁石36は、基材33の一方の面側において磁気トラック31よりも外周側に設けられている。なお、Z相用小型磁石36およびそれに対応するホールセンサ444を含むセンサ基板42は、磁気トラック31の内側に配置されていてもよい。
取付け治具35は、基材33の他方の面側に固定されている。取付け治具35は、基材33の他方の面側から、基材33の中央に位置する貫通した開口部を通って、基材33の一方の面側に突き出ている。基材33の一方の面側はカバー10と対向する面側である。基材33の他方の面側は軸受120と対向する面側である。
なお、磁気トラック31は、基材33に対して着脱可能な構成であってもよい。また、磁気トラック31は、軸受120に設けられていてもよい。この場合、例えば、磁気トラック31は、軸受120に形成された溝に圧入されていてもよい。
また、磁気トラック31における隣り合うN極31NとS極31Sとの中心間の距離は、コイル基板20における隣り合うヨーク25の中心間の距離と同じ長さになっている。
電源基板41は、整流回路43aを備える。この整流回路431は、電源部43(図7参照)に含まれる。
発電部50は、単相交流電力を発電して整流回路431に出力する。整流回路431は、発電部50で発電された単相交流電力を全波整流して直流電力へと変換する。整流回路431としてダイオードブリッジが例示されるが、本実施形態はこれに限定されない。整流回路431から出力された直流電力は、不図示の平滑回路により平滑化され安定した電源となる。その後、不図示の蓄電回路および蓄電器に蓄電される。蓄電器に蓄電された直流電力は、不図示の定電圧出力回路により一定電圧に調整された後、センサ基板42に出力される。
加速度センサ441および角度センサ443は、DC-DCコンバータ452を介して電源基板41から供給される直流電力を使用して、加速度や回転角度を検出する。DC-DCコンバータ452は、マイコン451が備えるCPUの制御下で、加速度センサ441および角度センサ443に電源基板41から供給される直流電力を供給する。
なお、角度センサ443の種類は、インクリメンタル型であってもよいし、アブソリュート型であってもよい。
ここで、マイコン451は、図1の制御部210に対応している。また、センサ44が図1の計測部220に対応している。
なお、本実施形態では、センサ付き軸受1と外部装置とが無線通信を行う場合について説明したが、センサ付き軸受1と外部装置との間で通信可能な構成であれば、その通信規格は問わない。つまり、センサ付き軸受1から外部装置へのデータ送信は、有線通信により行ってもよい。
このように、自己発電機能を有するデータ無線送信型のセンサ付き軸受1に適用した計測システム200は、自己発電機能により生成された微小な電力を用いて、所望のタイミングで適切に軸受に関する物理量を計測し、外部装置へ無線送信することが可能である。
なお、ここでは、自己発電機能を有するセンサ付き軸受1に適用する場合について説明したが、電源は外部給電であってもよい。
図9は、センサ付き軸受1を備えるペルトン水車300の構成を示す図である。
ペルトン水車300は、羽根車(ランナ)311を備える。ランナ311の外周には、多数個の羽根(バケット)312が設けられている。
また、ペルトン水車300は、複数個(図9では、2個)のノズル321を備える。各ノズル321内には、ニードル弁322が進退移動可能に配置されている。ニードル弁322によってノズル321の開度を制御し、ノズル321の先端から水を噴射すると、羽根312がその水を受け、羽根車311が回転する。ペルトン水車300は、この羽根車311の回転によって発電する。
したがって、ペルトン水車300の軸受部に上述したセンサ付き軸受1を設置して、軸受の振動と回転位置(角度)とを対応付けた計測データを取得し、取得した計測データを解析することで、どの羽根311に異常が発生しているかを特定することができる。例えば、4番目の羽根312に異常が発生していると特定された場合、異常が発生している4番目の羽根312のみを修理、交換することができ、メンテナンスのコストを低減させることができる。
上記実施形態においては、Z相検出センサとしてホールセンサを用いる場合について説明したが、Z相検出センサの種類は上記に限定されない。Z相検出センサは、回転機器の動作1サイクル(1回転)ごとに1パルスを出力するセンサであればよく、例えば光学式フォトセンサを用いることもできる。
また、上記実施形態においては、軸受に関する物理量として、軸受の振動を示す加速度や軸受の回転位置(角度)を用いる場合について説明したが、物理量は振動(加速度)や位置(角度)に限定されない。例えば、物理量を計測する計測用センサとして、軸受において生じる摩擦音を検出する超音波センサを用いることもできる。
例えば、上述したセンサ付き軸受1をロボットアームの関節部に適用した場合、ロボットアームがどの角度であるときに振動が発生するかを特定することができる。したがって、この場合には、振動が発生しない軌道を描いてアーム先端が移動するようにティーチングするようにしてもよい。
また、上記の計測システムの構成は、回転機器に限って適用されるものではなく、動作部を有する機器、例えば直動機構にも適用可能である。直動機構に適用した場合、その機器に関する物理量として水平方向の位置等を計測することができる。
Claims (10)
- 軸受と、
前記軸受に関する物理量を計測する第1のセンサと、
前記軸受の動作1サイクルごとにパルス信号を出力する第2のセンサと、
前記第2のセンサが出力する前記パルス信号をトリガとして、前記第1のセンサをオン状態に制御して計測を開始させ、前記第1のセンサによる計測が終了した後に当該第1のセンサをオフ状態に制御する制御部と、を備えることを特徴とするセンサ付き軸受。 - 前記制御部は、
前記第2のセンサが出力する前記パルス信号を1回目に検出したとき、前記第1のセンサをオン状態に制御し、
前記第2のセンサが出力する前記パルス信号を2回目に検出したとき、前記第1のセンサによる計測を開始することを特徴とする請求項1に記載のセンサ付き軸受。 - 前記制御部は、
前記1回目に前記パルス信号を検出してから所定の待機時間が経過した後に、前記2回目の前記パルス信号を検出することを特徴とする請求項2に記載のセンサ付き軸受。 - 前記待機時間は、前記第1のセンサのウェイクアップ時間よりも長く設定されていることを特徴とする請求項3に記載のセンサ付き軸受。
- 前記第2のセンサは、Z相信号を出力するZ相検出センサであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のセンサ付き軸受。
- 前記第2のセンサは、ホールセンサであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のセンサ付き軸受。
- 前記第2のセンサの更新周期は、前記軸受の動作1サイクルの周期よりも短いことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のセンサ付き軸受。
- 前記第1のセンサは、前記軸受の振動を計測する加速度センサ、および前記軸受の外輪に対する内輪の相対的な回転角度を計測する角度センサの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のセンサ付き軸受。
- 前記軸受の外輪と内輪との相対的な回転に基づいて発電し、前記第1のセンサ、前記第2のセンサおよび前記制御部に電力を供給する発電部をさらに備えることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のセンサ付き軸受。
- 動作部を有する機器に関する物理量を計測する第1のセンサと、
前記動作部の動作1サイクルごとにパルス信号を出力する第2のセンサと、
前記第2のセンサが出力する前記パルス信号をトリガとして、前記第1のセンサをオン状態に制御して計測を開始させ、前記第1のセンサによる計測が終了した後に当該第1のセンサをオフ状態に制御する制御部と、を備えることを特徴とする計測システム。
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