JP7357278B2 - 電動工具、電動工具の制御方法及びプログラム - Google Patents

電動工具、電動工具の制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は一般に電動工具、電動工具の制御方法及びプログラムに関し、より詳細には、インパクト機構を備える電動工具、電動工具の制御方法及びプログラムに関する。
特許文献1に記載のインパクト回転工具(電動工具)は、インパクト機構と、打撃検出部と、制御部と、電圧検出部とを備える。インパクト機構は、ハンマを有し、モータ出力によって出力軸に打撃衝撃を加える。これにより、インパクト回転工具は、ねじ(締付部材)の締付を行う。打撃検出部は、インパクト機構による打撃を検出する。制御部は、打撃検出部の検出結果に基づいてモータの回転を停止させる。
特開2017-132021号公報
特許文献1記載のインパクト回転工具では、インパクト機構が出力軸に打撃衝撃を加えているときであって、モータの回転数が大きい場合等には、締付部材に加えられる締付トルクに関して、時間ごとのばらつきが大きくなることがある。そのため、締付トルクの制御の精度が、必要な水準に達しない可能性があった。
本開示は、締付トルクの制御の精度を向上させることができる電動工具、電動工具の制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る電動工具は、モータと、インパクト機構と、出力軸と、トルク測定部と、締付トルク演算部と、制御部と、を備える。前記インパクト機構は、前記モータから動力を得て打撃力を発生させる。前記出力軸は、先端工具を保持する。前記先端工具は、締付部材に締め付ける力又は緩める力を加える。前記出力軸は、前記インパクト機構によって軸回りの回転打撃が加えられる。前記トルク測定部は、前記出力軸に加えられるトルクを測定トルクとして測定する。前記締付トルク演算部は、前記トルク測定部で測定された前記測定トルクに基づいて前記締付部材に加えられる締付トルクを演算する。前記制御部は、前記モータの動作を制御する。前記制御部は、減速機能を有する。前記制御部は、前記減速機能において、前記締付トルク演算部で演算された前記締付トルクに応じて、前記モータの回転数を第1の回転数から、第2の回転数に変更する。前記第2の回転数は、前記第1の回転数よりも小さい。前記制御部は、前記第1の回転数と前記第2の回転数との比を変更する機能を有する。
本開示の別の一態様に係る電動工具は、モータと、インパクト機構と、出力軸と、トルク測定部と、締付トルク演算部と、制御部と、を備える。前記インパクト機構は、前記モータから動力を得て打撃力を発生させる。前記出力軸は、先端工具を保持する。前記先端工具は、締付部材に締め付ける力又は緩める力を加える。前記出力軸は、前記インパクト機構によって軸回りの回転打撃が加えられる。前記トルク測定部は、前記出力軸に加えられるトルクを測定トルクとして測定する。前記締付トルク演算部は、前記トルク測定部で測定された前記測定トルクに基づいて前記締付部材に加えられる締付トルクを演算する。前記制御部は、前記モータの動作を制御する。前記制御部は、減速機能を有する。前記制御部は、前記減速機能において、前記締付トルク演算部で演算された前記締付トルクに応じて、前記モータの回転数を第1の回転数から、第2の回転数に変更する。前記第2の回転数は、前記第1の回転数よりも小さい。前記制御部は、前記減速機能において、前記締付トルクと前記インパクト機構の打撃回数とに応じて、前記モータの回転数を前記第1の回転数から前記第2の回転数に変更する。
本開示の更に別の一態様に係る電動工具は、モータと、インパクト機構と、出力軸と、トルク測定部と、締付トルク演算部と、制御部と、を備える。前記インパクト機構は、前記モータから動力を得て打撃力を発生させる。前記出力軸は、先端工具を保持する。前記先端工具は、締付部材に締め付ける力又は緩める力を加える。前記出力軸は、前記インパクト機構によって軸回りの回転打撃が加えられる。前記トルク測定部は、前記出力軸に加えられるトルクを測定トルクとして測定する。前記締付トルク演算部は、前記トルク測定部で測定された前記測定トルクに基づいて前記締付部材に加えられる締付トルクを演算する。前記制御部は、前記モータの動作を制御する。前記制御部は、減速機能を有する。前記制御部は、前記減速機能において、前記締付トルク演算部で演算された前記締付トルクに応じて、前記モータの回転数を第1の回転数から、第2の回転数に変更する。前記第2の回転数は、前記第1の回転数よりも小さい。前記制御部は、前記減速機能を実行する第1のモードと、前記モータの回転数を前記第1の回転数に維持する第2のモードと、を有する。
本開示の一態様に係る電動工具の制御方法は、モータと、インパクト機構と、出力軸と、トルク測定部と、を備える電動工具の制御方法である。前記インパクト機構は、前記モータから動力を得て打撃力を発生させる。前記出力軸は、先端工具を保持する。前記先端工具は、締付部材に締め付ける力又は緩める力を加える。前記出力軸は、前記インパクト機構によって軸回りの回転打撃が加えられる。前記トルク測定部は、前記出力軸に加えられるトルクを測定トルクとして測定する。前記電動工具の制御方法は、演算ステップと、減速ステップと、比変更ステップと、を備える。演算ステップでは、前記トルク測定部で測定された前記測定トルクに基づいて前記締付部材に加えられる締付トルクを演算する。前記減速ステップでは、前記演算ステップで演算された前記締付トルクに応じて、前記モータの回転数を第1の回転数から、第2の回転数に変更する。前記第2の回転数は、前記第1の回転数よりも小さい。前記比変更ステップでは、前記第1の回転数と前記第2の回転数との比を変更する。
本開示の別の一態様に係る電動工具の制御方法は、モータと、インパクト機構と、出力軸と、トルク測定部と、を備える電動工具の制御方法である。前記インパクト機構は、前記モータから動力を得て打撃力を発生させる。前記出力軸は、先端工具を保持する。前記先端工具は、締付部材に締め付ける力又は緩める力を加える。前記出力軸は、前記インパクト機構によって軸回りの回転打撃が加えられる。前記トルク測定部は、前記出力軸に加えられるトルクを測定トルクとして測定する。前記電動工具の制御方法は、演算ステップと、減速ステップと、を備える。演算ステップでは、前記トルク測定部で測定された前記測定トルクに基づいて前記締付部材に加えられる締付トルクを演算する。前記減速ステップでは、前記演算ステップで演算された前記締付トルクに応じて、前記モータの回転数を第1の回転数から、第2の回転数に変更する。前記第2の回転数は、前記第1の回転数よりも小さい。前記減速ステップでは、前記締付トルクと前記インパクト機構の打撃回数とに応じて、前記モータの回転数を前記第1の回転数から前記第2の回転数に変更する。
本開示の更に別の一態様に係る電動工具の制御方法は、モータと、インパクト機構と、出力軸と、トルク測定部と、を備える電動工具の制御方法である。前記インパクト機構は、前記モータから動力を得て打撃力を発生させる。前記出力軸は、先端工具を保持する。前記先端工具は、締付部材に締め付ける力又は緩める力を加える。前記出力軸は、前記インパクト機構によって軸回りの回転打撃が加えられる。前記トルク測定部は、前記出力軸に加えられるトルクを測定トルクとして測定する。前記電動工具の制御方法は、演算ステップと、減速ステップと、を備える。演算ステップでは、前記トルク測定部で測定された前記測定トルクに基づいて前記締付部材に加えられる締付トルクを演算する。前記減速ステップでは、前記演算ステップで演算された前記締付トルクに応じて、前記モータの回転数を第1の回転数から、第2の回転数に変更する。前記第2の回転数は、前記第1の回転数よりも小さい。前記電動工具の制御方法は、前記減速ステップを実行する第1のモードと、前記モータの回転数を前記第1の回転数に維持する第2のモードと、を有する。
本開示の一態様に係るプログラムは、前記電動工具の制御方法を、1以上のプロセッサに実行させるためのプログラムである。
本開示は、締付トルクの制御の精度を向上させることができるという利点がある。
図1は、一実施形態に係る電動工具の概略図である。 図2は、同上の電動工具の動作例を示すフローチャートである。 図3は、同上の電動工具の動作例を示すグラフである。
以下、実施形態に係る電動工具1、電動工具1の制御方法及びプログラムについて、図面を用いて説明する。ただし、下記の実施形態は、本開示の様々な実施形態の1つに過ぎない。下記の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、下記の実施形態において説明する各図は、模式的な図であり、図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
(1)概要
本実施形態の電動工具1は、インパクト工具である。電動工具1は、例えば、インパクトドライバ又はインパクトレンチとして用いられる。本実施形態では、代表例として、電動工具1が締付部材30(例えば、ねじ)を締める又は緩めるためのインパクトドライバとして用いられる場合について説明する。
電動工具1は、図1に示すように、モータ15と、インパクト機構17と、出力軸21と、トルク測定部41と、締付トルク演算部43と、制御部44と、を備える。インパクト機構17は、モータ15から動力を得て打撃力を発生させる。出力軸21は、先端工具28を保持する。先端工具28は、締付部材30に締め付ける力又は緩める力を加える。出力軸21には、インパクト機構17によって軸回りの回転打撃が加えられる。トルク測定部41は、出力軸21に加えられるトルクを測定トルクとして測定する。締付トルク演算部43は、トルク測定部41で測定された測定トルクに基づいて締付部材30に加えられる締付トルクを演算する。制御部44は、モータ15の動作を制御する。制御部44は、減速機能を有する。制御部44は、減速機能において、締付トルク演算部43で演算された締付トルクに応じて、モータ15の回転数を第1の回転数から、第2の回転数に変更する。第2の回転数は、第1の回転数よりも小さい。
本実施形態の電動工具1によれば、制御部44の減速機能により、モータ15の回転数が第1の回転数から第2の回転数へと変化するようにモータ15が減速することで、時間ごとの締付トルクのばらつきが低減する。そのため、締付トルクの制御に精度が要求される場合に、制御部44の減速機能によりモータ15を減速させることで、締付トルクの制御の精度を向上させることができる。また、過大な締付トルクが締付部材30に加わる可能性を低減できる。
(2)詳細
図1に示すように、電動工具1は、電源32と、モータ15と、モータ回転測定部27と、駆動伝達部18と、インパクト機構17と、出力軸21と、ソケット23と、先端工具28と、を備えている。また、電動工具1は、トリガボリューム29と、トルク測定部41と、加速度センサ42と、締付トルク演算部43と、制御部44と、ケース45と、を備えている。
インパクト機構17は、モータ15から動力を得て打撃力を発生させる打撃動作を行う。インパクト機構17は、出力軸21と連結されている。出力軸21は、モータ15から伝達された駆動力により回転する部分である。ソケット23は、出力軸21に固定されており、先端工具28が着脱自在に取り付けられる部分である。先端工具28は、出力軸21と一緒に回転する。電動工具1は、モータ15の駆動力で出力軸21を回転させることで、先端工具28を回転させる。すなわち、電動工具1は、先端工具28をモータ15の駆動力で駆動する工具である。先端工具28(ビットとも言う)は、例えば、ドライバビット又はドリルビット等である。各種の先端工具28のうち用途に応じた先端工具28が、ソケット23に取り付けられて用いられる。なお、出力軸21に直接に先端工具28が装着されてもよい。
なお、本実施形態の電動工具1はソケット23を備えることで、先端工具28を用途に応じて交換可能であるが、先端工具28が交換可能であることは必須ではない。例えば、電動工具1は、特定の先端工具28のみ用いることができる電動工具であってもよい。
本実施形態の先端工具28は、締付部材30(ねじ)を締める又は緩めるためのドライバビットである。すなわち、出力軸21は、ねじを締める又は緩めるためのドライバビットを保持し、モータ15から動力を得て回転する。以下では、電動工具1によりねじを締める場合について説明する。ねじの種類は特に限定されず、例えば、ボルト、ビス又はナットであってよい。図1に示すように、本実施形態の締付部材30は、木ねじである。締付部材30は、頭部301と、円筒部302と、ねじ部303と、を有している。円筒部302の両端に、頭部301とねじ部303とがつながっている。頭部301には、先端工具28に適合するねじ穴(例えば、十字穴)が形成されている。ねじ部303には、ねじ山が形成されている。
先端工具28は、締付部材30と嵌合する。すなわち、先端工具28は、締付部材30の頭部301のねじ穴に挿入される。この状態で、先端工具28は、モータ15に駆動されて回転し、締付部材30を回転させる。これにより、締付部材30は、ねじ締め対象の部材(例えば、木材)に締め付けられる(埋め込まれる)。すなわち、先端工具28は、締付部材30に締め付ける力(又は緩める力)を加える。
電源32は、モータ15を駆動する電流を供給する。電源32は、例えば、電池パックである。電源32は、例えば、1又は複数の2次電池を含む。
モータ15は、例えば、ブラシレスモータである。また、モータ15は、例えば、交流モータである。モータ回転測定部27は、モータ15の回転角を測定する。モータ回転測定部27としては、例えば、光電式エンコーダ又は磁気式エンコーダを採用することができる。制御部44は、モータ回転測定部27で測定されたモータ15の回転角を時間微分することにより、モータ15の回転数を求める。制御部44は、求めた回転数に基づいてモータ15の動作を制御する。例えば、制御部44は、モータ15の回転数をフィードバック制御する。
モータ15は、先端工具28を駆動する駆動源である。モータ15は、回転動力を出力する回転軸16を有している。回転軸16は、駆動伝達部18に接続されている。駆動伝達部18は、モータ15の回転動力を調整して所望のトルクを出力する。駆動伝達部18は、出力部である駆動軸22を備えている。駆動軸22は、インパクト機構17に接続されている。
インパクト機構17は、駆動伝達部18を介して受け取ったモータ15の回転動力を出力軸21に伝達する。インパクト機構17は、ハンマ19と、アンビル20と、ばね24と、を備えている。ハンマ19は、駆動伝達部18の駆動軸22にカム機構を介して取り付けられている。アンビル20はハンマ19に結合されており、ハンマ19と一体に回転する。ばね24は、ハンマ19をアンビル20側に押している。アンビル20は、出力軸21と一体に形成されている。なお、アンビル20は、出力軸21とは別体に形成されて出力軸21に固定されていてもよい。
出力軸21に所定の大きさ以上の負荷(トルク)がかかっていない場合には、インパクト機構17は、モータ15の回転動力により出力軸21を連続的に回転させる。すなわち、この場合には、カム機構により連結された駆動軸22とハンマ19とが一体に回転し、さらにハンマ19とアンビル20とが一体に回転するので、アンビル20と一体に形成された出力軸21が回転する。
一方で、出力軸21に所定の大きさ以上の負荷がかかった場合には、インパクト機構17は、打撃動作を行う。インパクト機構17は、打撃動作において、モータ15の回転動力をパルス状のトルクに変換してインパクト力を発生する。すなわち、打撃動作では、ハンマ19は、駆動軸22との間のカム機構による規制を受けながら、ばね24に抗して後退する(つまり、アンビル20から離れる)。ハンマ19の後退によりハンマ19とアンビル20との結合が外れた時点で、ハンマ19は回転しながら前進して(つまり、出力軸21側へ移動して)アンビル20に回転方向の打撃力を加え、出力軸21を回転させる。つまり、インパクト機構17は、アンビル20を介して出力軸21に軸(出力軸21)周りの回転打撃を加える。インパクト機構17の打撃動作では、ハンマ19がアンビル20に回転方向の打撃力を加える動作が繰り返される。ハンマ19が前進と後退とを1回ずつ行う間に、打撃力が1回発生する。
トリガボリューム29は、モータ15の回転を制御するための操作を受け付ける操作部である。トリガボリューム29を引く操作により、モータ15のオンオフを切替可能である。また、トリガボリューム29を引く操作の引込み量で、出力軸21の回転速度、つまりモータ15の回転速度を調整可能である。上記引込み量が大きいほど、モータ15の回転速度が速くなる。制御部44は、トリガボリューム29を引く操作の引込み量に応じて、モータ15を回転又は停止させ、また、モータ15の回転速度を制御する。この電動工具1では、先端工具28がソケット23に取り付けられる。そして、トリガボリューム29への操作によってモータ15の回転速度が制御されることで、先端工具28の回転速度が制御される。
トルク測定部41は、出力軸21に加えられるトルクを測定する。トルク測定部41は、例えば、ねじり歪みの検出が可能な磁歪式歪みセンサである。磁歪式歪みセンサは、出力軸21にトルクが加わることにより発生する歪みに応じた透磁率の変化を、出力軸21の近傍の非回転部分に設置したコイルで検出し、歪みに比例した電圧信号を出力する。
加速度センサ42は、出力軸21に取り付けられている。加速度センサ42は、出力軸21の周方向の加速度を測定し、加速度に比例した電圧信号を出力する。なお、加速度センサ42は、出力軸21の角加速度を測定する構成であってもよい。
ケース45は、締付トルク演算部43及び制御部44を収容している。
締付トルク演算部43及び制御部44は、例えば、マイクロコントローラにより構成される。すなわち、締付トルク演算部43及び制御部44は、1以上のプロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムを含んでいる。1つのマイクロコントローラが締付トルク演算部43及び制御部44の両方を構成していてもよいし、締付トルク演算部43を構成するマイクロコントローラと制御部44を構成するマイクロコントローラとがそれぞれ設けられていてもよい。
締付トルク演算部43は、トルク測定部41で測定されたトルク(測定トルク)に基づいて締付部材30に加えられるトルク(締付トルク)を演算する。締付トルク演算部43は、少なくともインパクト機構17が出力軸21に回転打撃を加えているときに、締付トルクの演算を行う。締付トルクの演算は、所定の時間(例えば、1ミリ秒)ごとに行われる。締付トルク演算部43は、例えば、[数1]により、締付トルクを求める。
[数1]
T1=T2×C1-I1×a1×C2+C3
T1は締付トルク、T2は測定トルク、C1~C3は補正係数、I1は出力軸21の先端部とソケット23と先端工具28とを合わせたものの慣性モーメント、a1は出力軸21の角速度である。出力軸21の先端部は、より詳細には、出力軸21のうちトルク測定部41よりも先端側の領域である。出力軸21の角速度a1は、加速度センサ42の測定値に基づいて、締付トルク演算部43により求められる。
(3)動作
制御部44は、モータ15の動作を制御する。より詳細には、制御部44は、電源32からモータ15に供給される電流を制御することで、モータ15の回転数を制御する。上述したように、制御部44は、例えば、モータ15の回転数をフィードバック制御する。
制御部44は、次のような減速機能を有している。制御部44は、減速機能において、締付トルク演算部43で演算された締付トルクに応じて、モータ15の回転数を第1の回転数から、第2の回転数に変更する。第2の回転数は、第1の回転数よりも小さい。
より詳細には、制御部44は、減速機能において、締付トルク演算部43で演算された締付トルクがトルク閾値Th1(図3参照)を超えると、モータ15の回転数を第1の回転数から第2の回転数に変更する。さらに、制御部44は、減速機能において、締付トルク演算部43で演算された締付トルクが、目標トルクTh2(図3参照)に到達すると、モータ15を停止させる。目標トルクTh2は、トルク閾値Th1よりも大きい。トルク閾値Th1及び目標トルクTh2は、締付トルク演算部43及び制御部44を構成するコンピュータシステムのメモリに予め記録されている。
また、制御部44は、第1のモードと、第2のモードと、を有している。第1のモードでは、制御部44は、減速機能を実行する。第2のモードでは、制御部44は、減速機能を実行しない。第2のモードでは、制御部44は、締付トルク演算部43で演算された締付トルクに依らず、モータ15の回転数を第1の回転数に維持する。
電動工具1は、例えば、第1のモードと第2のモードとを切り替えるための操作を受け付けるユーザインターフェースを備えている。ユーザインターフェースは、例えば、釦、スライドスイッチ又はタッチパネル等である。ユーザインターフェースに対するユーザの操作に応じて、制御部44は、第1のモードと第2のモードとを切り替える。
あるいは、電動工具1は、例えば、第1のモードと第2のモードとを切り替えるための信号の入力を受け付ける受信部を備えている。受信部は、電動工具1の外部装置から上記信号を受信し、これに応じて、制御部44は、第1のモードと第2のモードとを切り替える。外部装置と受信部との間の通信方式は、無線通信であってもよいし、有線通信であってもよい。
電動工具1と同様の機能は、電動工具1の制御方法、(コンピュータ)プログラム、又はプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。一態様に係るプログラムは、上記の電動工具1の制御方法を1以上のプロセッサに実行させるためのプログラムである。以下では、電動工具1の制御方法の一例を説明することで、電動工具1の動作例を説明する。まずは、制御部44のモードが第1のモードのときの電動工具1の動作例を説明する。
一態様に係る電動工具1の制御方法は、モータ15と、インパクト機構17と、出力軸21と、トルク測定部41と、を備える電動工具1の制御方法である。インパクト機構17は、モータ15から動力を得て打撃力を発生させる。出力軸21は、先端工具28を保持する。先端工具28は、締付部材30に締め付ける力又は緩める力を加える。出力軸21には、インパクト機構17によって軸回りの回転打撃が加えられる。トルク測定部41は、出力軸21に加えられるトルクを測定トルクとして測定する。
図2は、電動工具1の制御方法の一例を示すフローチャートである。電動工具1の制御方法は、演算ステップST4と、減速ステップ(ステップST6、ST7)と、を備える。演算ステップST4では、トルク測定部41で測定された測定トルクに基づいて締付部材30に加えられる締付トルクを演算する。減速ステップ(ステップST6、ST7)では、演算ステップST4で演算された締付トルクに応じて、モータ15の回転数を第1の回転数から、第2の回転数に変更する。第2の回転数は、第1の回転数よりも小さい。
以下、電動工具1の制御方法の一例について、より詳細に説明する。まず、作業者は、トリガボリューム29を引き込む操作をする(ステップST1)。これにより、モータ15が回転する。作業者がトリガボリューム29を最大の引込量まで引き込んでいると、モータ15の回転数は、第1の回転数となる。出力軸21に所定の大きさ以上の負荷がかかると、インパクト機構17は、打撃動作を開始する(ステップST2)。トルク測定部41は、出力軸21に加えられるトルクを測定トルクとして測定する(ステップST3)。締付トルク演算部43は、演算ステップST4を実行して、締付トルクを演算する。モータ15の回転数が第1の回転数の場合(ステップST5:YES)、制御部44は、減速ステップ(ステップST6、ST7)を実行する。まず、ステップST6では、締付トルクをトルク閾値Th1と比較する。締付トルクがトルク閾値Th1以下であると(ステップST6:NO)、ステップST3に戻る。締付トルクがトルク閾値Th1を超えると(ステップST6:YES)、制御部44は、モータ15の回転数を第1の回転数から、第2の回転数に変更する(ステップST7)。また、ステップST5において、モータ15の回転数が第1の回転数ではなく第2の回転数である場合(ステップST5:NO)、制御部44は、締付トルクを目標トルクTh2と比較する。締付トルクが目標トルクTh2未満であると(ステップST8:NO)、ステップST3に戻る。締付トルクが目標トルクTh2に到達すると(ステップST8:YES)、制御部44は、モータ15を停止させる(ステップST9)。
図3は、インパクト機構17が出力軸21に回転打撃を加えているときにおける、締付トルク演算部43で演算される締付トルクの時間変化を表す。図3では、締付トルクは正規化されている。具体的には、図3では、モータ15が等速回転するときの締付トルクを0として表されている。つまり、図3には、モータ15が等速回転するときの締付トルクに対する増分が示されている。
図3において、f1は、モータ15の回転数が第1の回転数の場合の締付トルクの瞬時値を表す。H1は、時間を独立変数としており、瞬時値f1の近似関数である。より詳細には、近似関数H1は、例えば、瞬時値f1を多項式近似した関数である。
f2は、モータ15の回転数が第2の回転数の場合の締付トルクの瞬時値を表す。H2は、時間を独立変数としており、瞬時値f2の近似関数である。より詳細には、近似関数H2は、例えば、瞬時値f2を多項式近似した関数である。
制御部44は、締付トルクの瞬時値と近似関数の値とのうち、少なくとも一方に応じて、モータ15の回転数を制御する。つまり、制御部44は、モータ15の回転数が第1の回転数の場合は、瞬時値f1と近似関数H1の値とのうち少なくとも一方に応じて、モータ15の回転数を制御する。制御部44は、モータ15の回転数が第2の回転数の場合は、瞬時値f2と近似関数H2の値とのうち少なくとも一方に応じて、モータ15の回転数を制御する。ここでは、一例として、制御部44が締付トルクの近似関数H1又は近似関数H2を求め、近似関数H1の値又は近似関数H2の値に応じてモータ15の回転数を制御する場合について説明する。すなわち、制御部44は、減速機能において、締付トルクに基づいて、締付トルクと時間との関係を表す近似関数H1、H2を求める。制御部44は、近似関数H1、H2の値に応じて、モータ15の回転数を第1の回転数から第2の回転数に変更する。
図3では、一例として、第1の回転数は15500[rpm]であり、第2の回転数は10500[rpm]である。一例として、トルク閾値Th1は70[N・m]であり、目標トルクTh2は80[N・m]である。
インパクト機構17が出力軸21に回転打撃を加えているとき(以下、「打撃動作時」と言う)に、作業者が電動工具1のトリガボリューム29を最大の引込量まで引き込んでいると、モータ15の回転数は、第1の回転数となる。打撃動作の開始(時点t0)から時間が経過するにつれて、近似関数H1の値は増加する。
時点t1において、近似関数H1の値は、トルク閾値Th1を超える。すると、制御部44は、モータ15の回転数を第1の回転数から第2の回転数に変更する。つまり、制御部44は、モータ15を減速させる。これにより、時点t1以降では、締付トルクに対応する近似関数はH1からH2へ変わる。つまり、締付トルクの瞬時値と近似関数の値とが小さくなる。
モータ15の回転数が第2の回転数の状態では、制御部44は、締付トルクの近似関数H2がトルク閾値Th1を超えても、モータ15の回転数を低下させない。モータ15の回転数が第2の回転数の状態で、時点t3において、近似関数H2の値が目標トルクTh2に到達する。すると、制御部44は、モータ15を停止させる。
以上では、制御部44のモードが第1のモードのときの動作を説明したが、制御部44のモードが第2のモードのときは、制御部44は、モータ15の回転数を第1の回転数に維持する。そして、締付トルクの近似関数H1の値は、時点t1と時点t3との間の時点t2において、目標トルクTh2に到達する。
ここで、モータ15の回転数が小さいほど、単位時間あたりの近似関数の値の増加量は小さい。図3を参照すると、モータ15の回転数が第2の回転数の場合の目標トルクTh2付近での近似関数H2の傾きは、モータ15の回転数が第1の回転数の場合の目標トルクTh2付近での近似関数H1の傾きよりも小さい。つまり、モータ15の回転数が第2の回転数の場合は、第1の回転数の場合と比較して、目標トルクTh2付近において締付トルクの近似関数H2の値がゆっくりと増加する。そのため、締付トルクの近似関数H2の値が目標トルクTh2に到達してから、近似関数H2の値の増加量が比較的小さいうちに、モータ15を停止させることができる。つまり、モータ15の回転数を第1の回転数から第2の回転数へと変更することで、近似関数H2の値が目標トルクTh2を大きく超える可能性を低減させることができる。言い換えると、締付部材30に目標トルクTh2を大きく超える締付トルクがかかる可能性を低減させることができる。
また、モータ15の回転数が小さいほど、締付トルクの瞬時値のばらつきは小さい。そのため、瞬時値f1よりも瞬時値f2の方が、ばらつきは小さい。つまり、図3では瞬時値f1、f2はパルスの繰り返しからなる形状をしているが、瞬時値f2を構成するパルスは、瞬時値f1を構成するパルスよりも振幅が小さい。このように、モータ15を第1の回転数から第2の回転数へ変更(減速)することで、締付トルクの瞬時値のばらつきが小さくなるので、締付トルクの制御の精度を高めることができる。
さらに、締付トルクの瞬時値のばらつきを小さくすることで、締付トルクの瞬時値f2が目標トルクTh2を大きく超える可能性を低減させることができる。
また、モータ15の回転数を最初から第2の回転数とする場合と比較して、打撃動作の開始当初(時点t0から時点t1まで)の締付トルクを大きくすることができる。これにより、締付部材30の締付けに要する作業時間を短縮できる。
(変形例1)
以下、変形例1に係る電動工具1について、図3を用いて説明する。実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
本変形例1の制御部44は、減速機能において、締付トルクとインパクト機構17の打撃回数とに応じて、モータ15の回転数を第1の回転数から第2の回転数に変更する。打撃回数は、ある基準時点(ここでは、打撃を開始する時点t0)からの、ハンマ19がアンビル20を叩いた回数として求められる。
制御部44は、ある基準時点から所定時間が経過すると(ここでは、時点t0と時点t1との間の時点t4において)、次のような処理を行う。制御部44は、時点t0から時点t4までの間の瞬時値f1に基づいて、近似関数H1を求める。これにより、少なくとも近似関数H1の値が目標トルクTh2に到達する時点t2までの締付トルクを表す近似関数H1が求められる(推定される)。
制御部44は、近似関数H1をインパクト機構17の打撃回数と対応付ける。つまり、制御部44は、インパクト機構17において打撃が発生する周期に基づいて、近似関数H1の値と打撃回数との関係を求める。そして、制御部44は、近似関数H1に基づいて、近似関数H1の値が目標トルクTh2に到達するときの打撃回数(以下、「最終打撃回数」と称す)を算出(推定)する。制御部44は、最終打撃回数から所定値を引いて求められる打撃回数(以下、「差分打撃回数」と称す)に対して近似関数H1において対応する締付トルクを、トルク閾値Th1として定める。例えば、最終打撃回数が50回であり、所定値が10回である場合に、制御部44は、近似関数H1において打撃回数が40回のときの締付トルクを、トルク閾値Th1として定める。
なお、制御部44は、近似関数H1を、時間に対する関数ではなく、インパクト機構17の打撃回数に対する関数として求めてもよい。
また、制御部44は、打撃回数が上記の差分打撃回数に達した場合又は差分打撃回数を所定回数以上上回った場合であって、近似関数H1の値がトルク閾値Th1に一度も達していない場合に、所定の制御をしてもよい。所定の制御は、例えば、モータ15を停止させる、又は、電動工具1の異常を報知する等である。
(変形例2)
以下、変形例2に係る電動工具1について説明する。実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
本変形例2の制御部44は、第1の回転数と第2の回転数との比を変更する機能を有する。制御部44は、第1の回転数と第2の回転数とのうち少なくとも一方を変更することで、第1の回転数と第2の回転数との比を変更する。
電動工具1は、例えば、第1の回転数と第2の回転数との比を変更するための操作を受け付けるユーザインターフェースを備えている。ユーザインターフェースは、例えば、釦、スライドスイッチ又はタッチパネル等である。ユーザインターフェースに対するユーザの操作に応じて、制御部44は、第1の回転数と第2の回転数との比を変更する。
あるいは、電動工具1は、例えば、第1の回転数と第2の回転数との比を変更するための信号の入力を受け付ける受信部を備えている。受信部は、電動工具1の外部装置から上記信号を受信し、これに応じて、制御部44は、第1の回転数と第2の回転数との比を変更する。外部装置と受信部との間の通信方式は、無線通信であってもよいし、有線通信であってもよい。
第1の回転数と第2の回転数との比を、複数の値の中から選択可能であってもよいし、無段階に変更可能であってもよい。
本変形例2によれば、必要に応じて、第1の回転数と第2の回転数との比を変更することができる。例えば、締付トルクの制御に要求される精度の高低に応じて、第1の回転数と第2の回転数との比を変更することができる。すなわち、比較的高い精度が要求される場合は、「第1の回転数/第2の回転数」により表される比を大きくし、比較的低い精度でよい場合は、「第1の回転数/第2の回転数」により表される比を小さくすればよい。
(実施形態のその他の変形例)
以下、実施形態のその他の変形例を列挙する。以下の変形例は、適宜組み合わせて実現されてもよい。また、以下の変形例は、上述の各変形例と適宜組み合わせて実現されてもよい。
本開示における電動工具1は、少なくとも締付トルク演算部43及び制御部44の構成として、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における締付トルク演算部43及び制御部44としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。ここでいうIC又はLSI等の集積回路は、集積の度合いによって呼び方が異なっており、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又はULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれる集積回路を含む。さらに、LSIの製造後にプログラムされる、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はLSI内部の接合関係の再構成若しくはLSI内部の回路区画の再構成が可能な論理デバイスについても、プロセッサとして採用することができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。ここでいうコンピュータシステムは、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを含む。したがって、マイクロコントローラについても、半導体集積回路又は大規模集積回路を含む1ないし複数の電子回路で構成される。
また、締付トルク演算部43及び制御部44の各々における複数の機能が、1つの筐体内に集約されていることは締付トルク演算部43及び制御部44に必須の構成ではなく、締付トルク演算部43及び制御部44の各々の構成要素は、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。また、締付トルク演算部43及び制御部44が、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。さらに、締付トルク演算部43及び制御部44の少なくとも一部の機能、例えば、締付トルク演算部43の少なくとも一部の機能がクラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。
本開示における2値間の比較において、「以上」としているところは、2値が等しい場合、及び2値の一方が他方を超えている場合との両方を含む。ただし、これに限らず、ここでいう「以上」は、2値の一方が他方を超えている場合のみを含む「より大きい」と同
義であってもよい。つまり、2値が等しい場合を含むか否かは、基準値等の設定次第で任意に変更できるので、「以上」か「より大きい」かに技術上の差異はない。同様に、「以下」においても「未満」と同義であってもよく、「以下」か「未満」かに技術上の差異はない。
モータ15は、ブラシレスモータに限定されず、ブラシモータであってもよい。
モータ15は、交流モータに限定されず、直流モータであってもよい。
制御部44は、モータ15の回転数を、3段階以上に変更してもよい。制御部44は、モータ15の回転数を、無段階に変更してもよい。
制御部44は、モータ15の回転数を第1の回転数から第2の回転数へ変更する際に、モータ15の回転数を時間経過に伴って減少させてもよい。
制御部44は、モータ15の回転数を第1の回転数から第2の回転数へ変更するだけではなく、例えば、次のような制御をしてもよい。制御部44は、モータ15の回転数が第3の回転数以上の場合に、条件に応じてモータ15の回転数を、より小さい回転数へ変更してもよい。第3の回転数は、第2の回転数よりも大きく第1の回転数以下の値である。条件は、例えば、実施形態において制御部44がモータ15の回転数を第1の回転数から第2の回転数へ変更する条件と同じである。また、モータ15の回転数を変更する前の時点のモータ15の回転数の値ごとに、変更後の回転数が異なっていてもよいし、常に第2の回転数へ変更してもよい。
一変形例において、制御部44は、モータ15の回転数が上記の第3の回転数以上の状態では、制御部44は、締付トルクがトルク閾値Th1を超えると、モータ15の回転数を低下させる。制御部44は、モータ15の回転数が第3の回転数未満の状態では、締付トルクがトルク閾値Th1を超えても、モータ15の回転数を低下させない。
実施形態では、第1の回転数とは、トリガボリューム29が最大の引込量で引き込まれた場合のモータ15の回転数であるが、第1の回転数は、これに限らない。第1の回転数は、トリガボリューム29が最大の引込量よりも小さい所定の引込量だけ引き込まれた場合のモータ15の回転数であってもよい。
制御部44は、近似関数H1に基づいて近似関数H1の値が目標トルクTh2に到達する時点を算出(推定)し、近似関数H1において、この時点から所定の時間を引いた時点の締付トルクを、トルク閾値Th1として定めてもよい。
近似関数H1、H2の値は、瞬時値f1、f2を多項式近似した値に限定されない。多項式近似に代えて、例えば、線形近似、対数近似、又は、累乗近似が採用されてもよい。また、瞬時値f1、f2を時間平均した値が、近似関数H1、H2の値として用いられてもよい。近似関数H1、H2は、曲線形の関数であってもよいし、直線形の関数であってもよい。
制御部44は、締付トルクの近似関数H1、H2の値をトルク閾値Th1及び目標トルクTh2と比較することに限定されず、締付トルクの瞬時値f1、f2を、トルク閾値Th1及び目標トルクTh2のうち少なくとも一方と比較してもよい。そして、制御部44は、比較結果に基づいてモータ15の動作を制御してもよい。
制御部44は、トリガボリューム29の引込み量によらずにモータ15の回転数を制御してもよい。すなわち、本開示の電動工具1では、制御部44は、締付トルクが目標トルクTh2を大きく超えることのないように自動的にモータ15の回転数を制御するので、トリガボリューム29に対する作業者の操作によりモータ15の回転数が調整されなくてもよい。
トルク測定部41は、磁歪式歪みセンサに限定されない。トルク測定部41は、例えば、抵抗式歪みセンサであってもよい。抵抗式歪みセンサは、出力軸21の表面に貼り付けられる。抵抗式歪みセンサは、出力軸21の歪みを測定する。すなわち、抵抗式歪みセンサは、出力軸21にトルクが加わることにより発生する歪みに応じた電気抵抗値を、電圧信号に変換し、測定結果として出力する。
先端工具28は、電動工具1の構成に含まれていなくてもよい。
(まとめ)
以上説明した実施形態等から、以下の態様が開示されている。
第1の態様に係る電動工具(1)は、モータ(15)と、インパクト機構(17)と、出力軸(21)と、トルク測定部(41)と、締付トルク演算部(43)と、制御部(44)と、を備える。インパクト機構(17)は、モータ(15)から動力を得て打撃力を発生させる。出力軸(21)は、先端工具(28)を保持する。先端工具(28)は、締付部材(30)に締め付ける力又は緩める力を加える。出力軸(21)は、インパクト機構(17)によって軸回りの回転打撃が加えられる。トルク測定部(41)は、出力軸(21)に加えられるトルクを測定トルクとして測定する。締付トルク演算部(43)は、トルク測定部(41)で測定された測定トルクに基づいて締付部材(30)に加えられる締付トルクを演算する。制御部(44)は、モータ(15)の動作を制御する。制御部(44)は、減速機能を有する。制御部(44)は、減速機能において、締付トルク演算部(43)で演算された締付トルクに応じて、モータ(15)の回転数を第1の回転数から、第2の回転数に変更する。第2の回転数は、第1の回転数よりも小さい。
上記の構成によれば、制御部(44)の減速機能により、モータ(15)の回転数が第1の回転数から第2の回転数へと変化するようにモータ(15)が減速することで、時間ごとの締付トルクのばらつきが低減する。そのため、締付トルクの制御に精度が要求される場合に、制御部(44)の減速機能によりモータ(15)を減速させることで、締付トルクの制御の精度を向上させることができる。
また、第2の態様に係る電動工具(1)では、第1の態様において、制御部(44)は、減速機能において、締付トルク演算部(43)で演算された締付トルクがトルク閾値(Th1)を超えると、モータ(15)の回転数を第1の回転数から第2の回転数に変更する。
上記の構成によれば、締付トルクがトルク閾値(Th1)を超えると、モータ(15)が減速することで、時間ごとの締付トルクのばらつきが低減する。そのため、締付トルクのばらつきに起因して締付トルクが過大となる可能性を低減できる。
また、第3の態様に係る電動工具(1)では、第2の態様において、制御部(44)は、減速機能において、締付トルク演算部(43)で演算された締付トルクが、目標トルク(Th2)に到達すると、モータ(15)を停止させる。目標トルク(Th2)は、トルク閾値(Th1)よりも大きい。
上記の構成によれば、締付トルクが目標トルク(Th2)に到達すると、モータ(15)が停止するので、締付トルクが過大となる可能性を低減できる。
また、第4の態様に係る電動工具(1)では、第1~3の態様のいずれか1つにおいて、制御部(44)は、減速機能において、締付トルクに基づいて、締付トルクと時間との関係を表す近似関数(H1、H2)を求め、近似関数(H1、H2)の値に応じて、モータ(15)の回転数を第1の回転数から第2の回転数に変更する。
上記の構成によれば、締付トルクの瞬時値(f1、f2)のパルス的な変動の影響を低減できる。
また、第5の態様に係る電動工具(1)では、第1~4の態様のいずれか1つにおいて、制御部(44)は、第1の回転数と第2の回転数との比を変更する機能を有する。
上記の構成によれば、必要に応じて、第1の回転数と第2の回転数との比を変更することができる。
また、第6の態様に係る電動工具(1)では、第1~5の態様のいずれか1つにおいて、制御部(44)は、減速機能において、締付トルクとインパクト機構(17)の打撃回数とに応じて、モータ(15)の回転数を第1の回転数から第2の回転数に変更する。
上記の構成によれば、制御部(44)が締付トルクのみを用いてモータ(15)の減速の可否を判断する場合と比較して、より細かな判断ができる。
また、第7の態様に係る電動工具(1)では、第1~6の態様のいずれか1つにおいて、制御部(44)は、減速機能を実行する第1のモードと、モータ(15)の回転数を第1の回転数に維持する第2のモードと、を有する。
上記の構成によれば、必要に応じて、制御部(44)が減速機能を実行するか否かを切り替えることができる。
第1の態様以外の構成については、電動工具(1)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
また、第8の態様に係る電動工具(1)の制御方法は、モータ(15)と、インパクト機構(17)と、出力軸(21)と、トルク測定部(41)と、を備える電動工具(1)の制御方法である。インパクト機構(17)は、モータ(15)から動力を得て打撃力を発生させる。出力軸(21)は、先端工具(28)を保持する。先端工具(28)は、締付部材(30)に締め付ける力又は緩める力を加える。出力軸(21)は、インパクト機構(17)によって軸回りの回転打撃が加えられる。トルク測定部(41)は、出力軸(21)に加えられるトルクを測定トルクとして測定する。電動工具(1)の制御方法は、演算ステップ(ST4)と、減速ステップ(ステップ(ST5、ST6))と、を備える。演算ステップ(ST4)では、トルク測定部(41)で測定された測定トルクに基づいて締付部材(30)に加えられる締付トルクを演算する。減速ステップでは、演算ステップ(ST4)で演算された締付トルクに応じて、モータ(15)の回転数を第1の回転数から、第2の回転数に変更する。第2の回転数は、第1の回転数よりも小さい。
上記の構成によれば、締付トルクの制御に精度が要求される場合に、制御部(44)の減速機能によりモータ(15)を減速させることで、締付トルクの制御の精度を向上させることができる。
また、第9の態様に係るプログラムは、第8の態様に係る電動工具(1)の制御方法を、1以上のプロセッサに実行させるためのプログラムである。
上記の構成によれば、締付トルクの制御に精度が要求される場合に、制御部(44)の減速機能によりモータ(15)を減速させることで、締付トルクの制御の精度を向上させることができる。
上記態様に限らず、実施形態に係る電動工具(1)の種々の構成(変形例を含む)は、電動工具(1)の制御方法及びプログラムにて具現化可能である。
1 電動工具
15 モータ
17 インパクト機構
21 出力軸
28 先端工具
30 締付部材
41 トルク測定部
43 締付トルク演算部
44 制御部
H1、H2 近似関数
Th1 トルク閾値
Th2 目標トルク

Claims (10)

  1. モータと、
    前記モータから動力を得て打撃力を発生させるインパクト機構と、
    締付部材に締め付ける力又は緩める力を加える先端工具を保持し、前記インパクト機構によって軸回りの回転打撃が加えられる出力軸と、
    前記出力軸に加えられるトルクを測定トルクとして測定するトルク測定部と、
    前記トルク測定部で測定された前記測定トルクに基づいて前記締付部材に加えられる締付トルクを演算する締付トルク演算部と、
    前記モータの動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記締付トルク演算部で演算された前記締付トルクに応じて、前記モータの回転数を第1の回転数から、前記第1の回転数よりも小さい第2の回転数に変更する減速機能を有し、
    前記制御部は、前記第1の回転数と前記第2の回転数との比を変更する機能を有する、
    電動工具。
  2. モータと、
    前記モータから動力を得て打撃力を発生させるインパクト機構と、
    締付部材に締め付ける力又は緩める力を加える先端工具を保持し、前記インパクト機構によって軸回りの回転打撃が加えられる出力軸と、
    前記出力軸に加えられるトルクを測定トルクとして測定するトルク測定部と、
    前記トルク測定部で測定された前記測定トルクに基づいて前記締付部材に加えられる締付トルクを演算する締付トルク演算部と、
    前記モータの動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記締付トルク演算部で演算された前記締付トルクに応じて、前記モータの回転数を第1の回転数から、前記第1の回転数よりも小さい第2の回転数に変更する減速機能を有し、
    前記制御部は、前記減速機能において、前記締付トルクと前記インパクト機構の打撃回数とに応じて、前記モータの回転数を前記第1の回転数から前記第2の回転数に変更する、
    電動工具。
  3. モータと、
    前記モータから動力を得て打撃力を発生させるインパクト機構と、
    締付部材に締め付ける力又は緩める力を加える先端工具を保持し、前記インパクト機構によって軸回りの回転打撃が加えられる出力軸と、
    前記出力軸に加えられるトルクを測定トルクとして測定するトルク測定部と、
    前記トルク測定部で測定された前記測定トルクに基づいて前記締付部材に加えられる締付トルクを演算する締付トルク演算部と、
    前記モータの動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記締付トルク演算部で演算された前記締付トルクに応じて、前記モータの回転数を第1の回転数から、前記第1の回転数よりも小さい第2の回転数に変更する減速機能を有し、
    前記制御部は、前記減速機能を実行する第1のモードと、前記モータの回転数を前記第1の回転数に維持する第2のモードと、を有する、
    電動工具。
  4. 前記制御部は、前記減速機能において、前記締付トルク演算部で演算された前記締付トルクがトルク閾値を超えると、前記モータの回転数を前記第1の回転数から前記第2の回転数に変更する、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の電動工具。
  5. 前記制御部は、前記減速機能において、前記締付トルク演算部で演算された前記締付トルクが、前記トルク閾値よりも大きい目標トルクに到達すると、前記モータを停止させる、
    請求項4に記載の電動工具。
  6. 前記制御部は、前記減速機能において、前記締付トルクに基づいて、前記締付トルクと時間との関係を表す近似関数を求め、前記近似関数の値に応じて、前記モータの回転数を前記第1の回転数から前記第2の回転数に変更する、
    請求項1~5のいずれか一項に記載の電動工具。
  7. モータと、
    前記モータから動力を得て打撃力を発生させるインパクト機構と、
    締付部材に締め付ける力又は緩める力を加える先端工具を保持し、前記インパクト機構によって軸回りの回転打撃が加えられる出力軸と、
    前記出力軸に加えられるトルクを測定トルクとして測定するトルク測定部と、を備える電動工具の制御方法であって、
    前記トルク測定部で測定された前記測定トルクに基づいて前記締付部材に加えられる締付トルクを演算する演算ステップと、
    前記演算ステップで演算された前記締付トルクに応じて、前記モータの回転数を第1の回転数から、前記第1の回転数よりも小さい第2の回転数に変更する減速ステップと、
    前記第1の回転数と前記第2の回転数との比を変更する比変更ステップと、を備える、
    電動工具の制御方法。
  8. モータと、
    前記モータから動力を得て打撃力を発生させるインパクト機構と、
    締付部材に締め付ける力又は緩める力を加える先端工具を保持し、前記インパクト機構によって軸回りの回転打撃が加えられる出力軸と、
    前記出力軸に加えられるトルクを測定トルクとして測定するトルク測定部と、を備える電動工具の制御方法であって、
    前記トルク測定部で測定された前記測定トルクに基づいて前記締付部材に加えられる締付トルクを演算する演算ステップと、
    前記演算ステップで演算された前記締付トルクに応じて、前記モータの回転数を第1の回転数から、前記第1の回転数よりも小さい第2の回転数に変更する減速ステップと、を備え
    前記減速ステップでは、前記締付トルクと前記インパクト機構の打撃回数とに応じて、前記モータの回転数を前記第1の回転数から前記第2の回転数に変更する、
    電動工具の制御方法。
  9. モータと、
    前記モータから動力を得て打撃力を発生させるインパクト機構と、
    締付部材に締め付ける力又は緩める力を加える先端工具を保持し、前記インパクト機構によって軸回りの回転打撃が加えられる出力軸と、
    前記出力軸に加えられるトルクを測定トルクとして測定するトルク測定部と、を備える電動工具の制御方法であって、
    前記トルク測定部で測定された前記測定トルクに基づいて前記締付部材に加えられる締付トルクを演算する演算ステップと、
    前記演算ステップで演算された前記締付トルクに応じて、前記モータの回転数を第1の回転数から、前記第1の回転数よりも小さい第2の回転数に変更する減速ステップと、を備え、
    前記電動工具の制御方法は、前記減速ステップを実行する第1のモードと、前記モータの回転数を前記第1の回転数に維持する第2のモードと、を有する、
    電動工具の制御方法。
  10. 請求項7~9のいずれか一項に記載の電動工具の制御方法を、1以上のプロセッサに実行させるための、
    プログラム。
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