JP7356624B1 - リニアモータおよび工作機械 - Google Patents

リニアモータおよび工作機械 Download PDF

Info

Publication number
JP7356624B1
JP7356624B1 JP2023547444A JP2023547444A JP7356624B1 JP 7356624 B1 JP7356624 B1 JP 7356624B1 JP 2023547444 A JP2023547444 A JP 2023547444A JP 2023547444 A JP2023547444 A JP 2023547444A JP 7356624 B1 JP7356624 B1 JP 7356624B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
linear motor
axis direction
cooling pipe
slider
magnet plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2023547444A
Other languages
English (en)
Inventor
亮太 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DMG Mori Co Ltd
Original Assignee
DMG Mori Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DMG Mori Co Ltd filed Critical DMG Mori Co Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP7356624B1 publication Critical patent/JP7356624B1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Linear Motors (AREA)

Abstract

リニアモータ(100)は、複数の磁石(12)が第1方向に並べて設けられている磁石板(10)と、磁石板(10)に対して第1方向にスライド可能に構成されたスライダ(50)と、磁石板(10)との対向側とは反対側におけるスライダ(50)の面部に設けられている冷却配管(56)とを備える。当該面部には、溝(G)と突条(R)とが第1方向において交互に形成されている。各溝(G)は、磁石板(10)の表面と平行でかつ第1方向と直交する第2方向に延在している。各突条(R)は、第2方向に延在している。冷却配管(56)は、各溝(G)を蛇行するようにスライダ(50)に配管されている。第2方向の少なくとも一方側において、各突条(R)の第1端部(E1)の全部、または、第1方向における第1端部(E1)の中心部を除く第1端部(E1)の一部は、第2方向におけるスライダ(50)の両端面よりも内側に位置している。

Description

本開示は、リニアモータおよび工作機械に関する。
特開2014-042423号公報(特許文献1)は、リニアモータに関する発明を開示している。当該リニアモータは、固定子として機能する界磁部と、可動子として機能する電機子とを備える。電機子は、コアと、コイルと、冷却パイプとを有する。電機子は、コイルに電流を流すことで電磁誘導作用に伴う駆動力を発生させ、界磁部上を移動する。
コアは、電機子の本体を成す部材である。コアの内部には、短手方向に貫通している収容穴が複数形成されている。冷却パイプは、各収容穴を蛇行するように配管されている。その結果、冷却パイプは、短手方向においてコアからはみ出している。
特開2014-042423号公報
冷却パイプが短手方向においてコアから大きくはみ出すと、短手方向におけるリニアモータのサイズが大きくなる。したがって、短手方向におけるリニアモータのサイズをより小さくするための技術が望まれている。
本開示の一例では、工作機械に用いられるリニアモータが提供される。上記リニアモータは、複数の磁石が第1方向に並べて設けられている磁石板と、複数のコイルが上記第1方向に並べて設けられており、上記磁石板に対して上記第1方向にスライド可能に構成されたスライダと、上記磁石板との対向側とは反対側における上記スライダの面部に設けられている冷却配管とを備える。上記面部には、溝と突条とが上記第1方向において交互に形成されている。複数の上記溝の各々は、上記磁石板の表面と平行でかつ上記第1方向と直交する第2方向に延在している。複数の上記突条の各々は、上記第2方向に延在している。上記冷却配管は、複数の上記溝を蛇行するように上記スライダに配管されている。上記第2方向における複数の上記突条の各々の両端部の内の、上記冷却配管の曲げ部が沿っている側の端部を第1端部とした場合、上記第2方向の少なくとも一方側において、上記第1端部の全部、または、上記第1方向における上記第1端部の中心部を除く上記第1端部の一部は、上記第2方向における上記スライダの両端面よりも内側に位置している。
本開示の一例では、上記第2方向の両側において、上記第1端部の全部、または、上記第1方向における上記第1端部の中心部を除く上記第1端部の一部は、上記両端面よりも内側に位置している。
本開示の一例では、上記両端部の内の、上記冷却配管の曲げ部が沿っていない側の端部を第2端部とした場合、上記第2端部は、上記第1方向および上記第2方向の両方に直交する第3方向から見て、上記両端面のいずれか一方と同じ位置にある。
本開示の一例では、上記冷却配管の各曲げ部は、上記第1方向および上記第2方向の両方に直交する第3方向から見て、上記両端面よりも外側に位置している。
本開示の一例では、上記第1方向および上記第2方向の両方に直交する第3方向から見て、上記第2方向における上記冷却配管の端部は、上記第2方向における上記複数のコイルの端部と重なっている。
本開示の一例では、上記第2方向における上記冷却配管の幅は、上記第2方向における上記複数のコイルの各幅よりも長い。
本開示の他の例では、工作機械が提供される。上記工作機械は、上記リニアモータと、ワークまたは工具を回転可能に保持するための主軸とを備える。上記リニアモータは、上記主軸の位置を移動するために用いられている。
本開示の他の例では、工作機械が提供される。上記工作機械は、上記リニアモータと、ワークを載置するためのテーブルとを備える。上記リニアモータは、上記テーブルを駆動するために用いられている。
本開示の他の例では、工作機械が提供される。上記工作機械は、上記リニアモータと、部材を搬送するためのローダとを備える。上記リニアモータは、上記ローダを駆動するために用いられている。
本発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解される本発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
実施の形態に従うリニアモータを斜め方向から表わす斜視図である。 スライダをZ軸方向から表わした図である。 図2に示されるIII-III線に沿ったスライダの断面図である。 図2に示されるIV-IV線に沿ったスライダの断面図である。 スライダコアをZ軸方向から表わした図である。 図5に示されるVI-VI線に沿ったスライダコアの断面図である。 図5に示されるVII-VII線に沿ったスライダコアの断面図である。 図5~図7に示されるスライダコアに対して冷却配管を設けた図である。 比較例に従うスライダコアに対して冷却配管を設けた図である。 変形例1に従うスライダコアをZ軸方向から表わした図である。 変形例2に従うスライダコアをZ軸方向から表わした図である。 変形例3に従うスライダコアをZ軸方向から表わした図である。 冷却配管をZ軸方向から表わした図である。 ティースに巻かれている1つのコイルをZ軸方向から表わした図である。 工作機械の装置構成の一例を示す図である。 工作機械の装置構成の他の例を示す図である。 工作機械の装置構成の他の例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明に従う各実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらについての詳細な説明は繰り返さない。なお、以下で説明される各実施の形態および各変形例は、適宜選択的に組み合わされてもよい。
<A.リニアモータ100>
まず、図1を参照して、リニアモータ100の概要について説明する。図1は、実施の形態に従うリニアモータ100を斜め方向から表わす斜視図である。
図1に示されるように、リニアモータ100は、磁石板10と、スライダ50とを含む。
磁石板10は、固定子として機能する。磁石板10には、複数の磁石12が並べられている。説明の便宜のために、以下では、磁石12が並べられている方向をX軸方向(第1方向)とも称する。磁石板10の表面と平行でかつX軸方向と直交する方向をY軸方向(第2方向)とも称する。X軸方向およびY軸方向の両方に直交する方向をZ軸方向(第3方向)とも称する。
複数の磁石12の各々は、X軸方向において所定の間隔を空けて磁石板10上に配置されている。磁石12の各々は、永久磁石である。磁石12の各々は、隣接する磁石12と極性が反対になるように磁石板10上に設けられている。一例として、一の磁石12の表面がN極で、当該一の磁石12の裏面がS極であったとする。この場合、当該一の磁石12の隣に配置されている磁石12については、表面がS極で、裏面がN極となる。
スライダ50は、可動子として機能する。スライダ50は、複数のコイル52を有する。複数のコイル52は、X軸方向に並べてスライダ50に設けられている。コイル52の各々は、スライダ50に形成されている後述のティース53(図3参照)に長円状に巻かれている。
複数のコイル52は、複数の磁石12と対向するようにスライダ50に設けられている。異なる言い方をすれば、複数のコイル52は、Z軸方向から見て複数の磁石12と重なるようにスライダ50に設けられている。
スライダ50は、複数のコイル52に交流電流を印加することにより発生する磁場を複数の磁石12に作用させることで推力を受け、磁石板10上をX軸方向にスライドする。交流電流は、たとえば、コイル52に電気的に接続される電源(図示しない)から供給される。
<B.スライダ50>
次に、図2~図4を参照して、上述のスライダ50についてさらに詳細に説明する。図2は、スライダ50をZ軸方向から表わした図である。図3は、図2に示されるIII-III線に沿ったスライダ50の断面図である。図4は、図2に示されるIV-IV線に沿ったスライダ50の断面図である。
スライダ50は、その外観を成す筐体60を有する。筐体60は、たとえば、樹脂製である。筐体60の内部には、スライダコア51と、複数のコイル52と、冷却配管56と、固定用部材58とが収容されている。
スライダコア51は、たとえば、電磁鋼板で構成されている。また、スライダコア51には、複数のティース53が形成されている。
ティース53の各々は、スライダコア51の下面(すなわち、磁石板10と対向側の面部)から磁石板10に向けて突き出ている。異なる言い方をすれば、複数のティース53は、上述の磁石板10と対向しており、Z軸方向から見て磁石板10と重なるようにスライダコア51に形成されている。また、ティース53の各々は、Y軸方向に延在している。
ティース53は、X軸方向の最も外側に位置するティースであって、コイル52が巻かれていない補助ティース53Aと、補助ティース53Aの内側に位置するティースであって、コイル52が巻かれているコイル用ティース53Bとを含む。コイル用ティース53Bには、コイル52が長円状に巻かれている。
コイル用ティース53Bには、Y軸方向に延在している貫通孔Hが形成されている。貫通孔Hには、固定用部材58が挿入される。固定用部材58には、Z軸方向においてねじ穴が形成されているとともに、スライダコア51にはZ軸方向に対して固定用部材58のねじ穴と連通する貫通孔Hが形成されている。
固定用部材58の形状は、任意である。一例として、固定用部材58の形状は、直方体形状の角材であってもよいし、円柱形状であってもよいし、その他の形状であってもよい。
固定用部材58は、スライダコア51とは異なる種類の部材で構成される。一例として、スライダコア51が積層鋼鈑で構成されているのに対して、固定用部材58は、積層鋼鈑以外の金属で構成される。一例として、固定用部材58は、鉄で構成されてもよいし、その他の種類の金属で構成されてもよい。
冷却配管56は、磁石板10との対向側とは反対側の面部に設けられる。冷却配管56は、冷媒の流入口と、冷媒の流出口とを有する。当該流入口と当該流出口とは、冷却器(図示しない)に繋げられている。冷媒は、冷却配管56の流入口から冷却配管56の流出口まで流れ、スライダ50を冷却する。流出口に到達した冷媒は、冷却器に送られ、冷やされる。その後、冷やされた冷媒は、冷却配管56の流入口に再び送られる。このように、冷媒は、スライダコア51の上面を循環することでスライダ50から排熱する。冷媒は、たとえば、水などを含む液体である。
冷却配管56は、たとえば、熱伝導性の良い金属管で構成される。一例として、冷却配管56は、銅管で構成されてもよいし、アルミニウム管で構成されてもよいし、ステンレス鋼管で構成されてもよい。
なお、図3には、冷却配管56の断面形状が円形である例が示されているが、冷却配管56の断面形状は、任意である。冷却配管56の断面形状は、たとえば、多角形であってもよいし、その他の形状であってもよい。
<C.スライダコア51>
次に、図5~図9を参照して、上述のスライダコア51についてさらに詳細に説明する。図5は、スライダコア51をZ軸方向から表わした図である。図6は、図5に示されるVI-VI線に沿ったスライダコア51の断面図である。図7は、図5に示されるVII-VII線に沿ったスライダコア51の断面図である。
磁石板10との対向側とは反対側におけるスライダコア51の面部には、溝Gと突条RとがX軸方向において交互に形成されている。
各溝Gは、X軸方向において等間隔に形成されている。また、各溝Gは、Y軸方向に延在している。上述の冷却配管56は、各溝Gを蛇行するように配管される。Y軸方向における各溝Gの長さは、Y軸方向におけるスライダコア51の長さと同じである。異なる言い方をすれば、Y軸方向における溝Gの両端部は、Z軸方向から見て、Y軸方向におけるスライダコア51の両端面と同じ位置にある。
なお、図7には、溝Gの断面形状が半円である例が示されているが、溝Gの断面形状は、任意である。一例として、当該断面形状は、多角形であってもよいし、その他の形状であってもよい。
各突条Rは、X軸方向において等間隔に形成されている。また、各突条Rは、Y軸方向に延在している。さらに、各突条Rは、磁石板10との対向側とは反対側にスライダコア51から突き出ている。隣合う2つの突条Rにより、1つの溝Gが構成される。
以下では、各突条RのY軸方向における両端部の内の、上述の冷却配管56の曲げ部が沿っている側の端部を「端部E1」とも称する。冷却配管56の曲げ部は、Y軸方向の一方側から他方側に曲げられているU字部分の配管を表わす。また、各突条RのY軸方向における両端部の内の、冷却配管56の曲げ部が沿っていない側の端部を「端部E2」と称する。冷却配管56は溝Gに沿って蛇行するように配置されているため、端部E1,E2のそれぞれはX軸方向において交互に現れる。
本実施の形態においては、各突条Rの端部E1は、Y軸方向におけるスライダ50の両端面よりも内側に位置している。図5の例では、各端部E1は、スライダ50の端面から距離「ΔD」だけ離れた所に位置している。これにより、冷却配管56の曲げ部は、スライダコア51のより内側に配管され得る。その結果、Y軸方向における冷却配管56の幅が小さくなり、Y軸方向におけるリニアモータ100のサイズが小さくなる。
図8は、図5~図7に示されるスライダコア51に対して冷却配管56を設けた図である。図9は、比較例に従うスライダコア51Xに対して冷却配管56を設けた図である。
図8を参照して、突条Rの端が削られたスライダコア51に対して冷却配管56が配管される場合、冷却配管56の曲げ部は、スライダコア51のより内側に配管され得る。その結果、Y軸方向におけるリニアモータ100の幅は、「ΔY1」となる。
図9を参照して、突条Rの端が削られていないスライダコア51Xに対して冷却配管56が配管される場合、冷却配管56の曲げ部は、Y軸方向におけるスライダコア51Xの両端面から大きくはみ出してしまう。その結果、Y軸方向におけるリニアモータ100のサイズは、「ΔY0」となる。図9に示される幅「ΔY0」は、図8に示される幅「ΔY1」よりも大きい。
このように、冷却配管56の曲げ部が沿っている側の端部E1がスライダコア51の内側に形成されることで、Y軸方向における冷却配管56の幅が小さくなる。結果として、Y軸方向におけるリニアモータ100のサイズが小さくなる。
一方で、冷却配管56の曲げ部が沿っていない側の突条Rの端部E2は、削られていてもよいし、削られていなくてもよい。図5~図8の例では、端部E2は、削られていない。この場合、突条Rの端部E2は、X軸方向から見て、Y軸方向におけるスライダコア51の両端面のいずれか一方と同じ位置にある。異なる言い方をすれば、端部E2は、Y軸方向におけるスライダコア51の端面と同一平面を構成する。突条Rの一端のみを削る構成が採用されることで、切削箇所が減る。
好ましくは、冷却配管56は、コイル52の冷却効果を維持可能な範囲でY軸方向において小型化される。一例として、冷却配管56は、その曲げ部がY軸方向におけるスライダコア51の両端面よりも外側に位置するように配管される。異なる言い方をすれば、冷却配管56の各曲げ部は、Y軸方向においてスライダコア51からはみ出すように配管される。この場合、冷却配管56は、その曲げ部の外周面が当該両端面の外側に位置し、その曲げ部の内周面が当該両端面の内側に位置するように配管される。
また、コイル52は、その端部がY軸方向におけるスライダコア51の両端面よりも外側に位置するように設けられる。異なる言い方をすれば、コイル52は、Y軸方向においてスライダコア51からはみ出すようにスライダコア51に設けられている。Y軸方向における冷却配管56の端部(すなわち、曲げ部)は、Z軸方向から見て、Y軸方向におけるコイル52の端部と重なっている。これにより、冷却配管56は、コイル52の端部を含めて冷却することができる。結果として、発生した熱に伴うリニアモータ100の性能の低下が抑制される。
<D.変形例1>
次に、図10を参照して、上述のスライダコア51の変形例について説明する。図10は、変形例1に従うスライダコア51AをZ軸方向から表わした図である。
上述の図5に示される突条Rにおいては、端部E1は、Y軸方向の両側において、スライダコア51Aの両端面の内側に位置していた。これに対して、本変形例に従うスライダコア51Aにおいては、端部E1は、Y軸方向の片側においてのみスライダコア51Aの両端面の内側に位置している。
このような場合でも、冷却配管56の片側の曲げ部をスライダコア51のより内側に配管することができ、Y軸方向におけるリニアモータ100のサイズが小さくなる。
<E.変形例2>
次に、図11を参照して、上述のスライダコア51のさらなる変形例について説明する。図11は、変形例2に従うスライダコア51BをZ軸方向から表わした図である。
上述の図5に示される突条Rにおいては、冷却配管56の曲げ部が沿っていない側の端部E2が削られていなかった。これに対して、本変形例に従うスライダコア51Bにおいては、突条Rの端部E2が削られている。
より具体的には、各突条Rの端部E2は、Y軸方向におけるスライダ50の両端面よりも内側に位置している。好ましくは、スライダコア51Bの端面から端部E2までの距離「ΔD」は、スライダコア51Bの端面から端部E1までの距離「ΔD」と等しい。これにより、スライダコア51Bの形状がX軸を基準に略対称となる。その結果、リニアモータ100の動作が安定する。
<F.変形例3>
次に、図12を参照して、上述のスライダコア51のさらなる変形例について説明する。図12は、変形例3に従うスライダコア51CをZ軸方向から表わした図である。
上述の図5に示される突条Rにおいては、端部E1の全部がY軸方向におけるスライダコア51の両端面よりも内側に位置していた。これに対して、本変形例に従うスライダコア51Cにおいては、X軸方向における端部E1の一部のみが当該両端面よりも内側に位置している。
より具体的には、X軸方向における端部E1の中心部は、Z軸方向から見て、Y軸方向におけるスライダコア51の端面と同じ位置にある。すなわち、当該中心部は、Y軸方向におけるスライダコア51の端面と同一平面を構成する。一方で、当該中心部を除く端部E1の残り部分は、Y軸方向におけるスライダコア51の両端面の内側に位置している。
このように、端部E1の中心部以外が削られるような場合であっても、冷却配管56の曲げ部をスライダコア51のより内側にすることができる。その結果、Y軸方向におけるリニアモータ100のサイズが小さくなる。
一例として、端部E1は、面取りされている。好ましくは、端部E1は、その外周面が冷却配管56の曲げ部の内周面に沿うようにR面取りされる。
なお、端部E1の面取り方法は、R面取りに限定されず、他の面取り方法が採用されてもよい。一例として、端部E1は、C面取りされてもよい。
また、図12では、端部E1の中心部がスライダコア51の端面と同一平面を構成する例について説明を行なったが、面取りされた端部E1の全部がY軸方向におけるスライダコア51の両端面の内側に位置していてもよい。
<G.好適な削り量>
上述のように、各突条Rの端部E1は、Y軸方向におけるスライダ50の両端面よりも内側に位置するように当該端面から距離「ΔD」(図5参照)だけ削られている。以下では、図13および図14を参照して、当該距離「ΔD」の好適な値について説明する。
図13は、上述の冷却配管56をZ軸方向から表わした図である。図14は、ティース53に巻かれている1つのコイル52をZ軸方向から表わした図である。
図13に示されるように、Y軸方向における冷却配管56の直線部分の長さを「S」とする。また、当該直線部分以外における冷却配管56の長さを「X」とする。この場合、Y軸方向における冷却配管56の全長は、「S+X」となる。
図14に示されるように、Y軸方向におけるスライダコア51の長さを「L」とする。「L」は、スライダコア51の積厚に相当する。また、Y軸方向におけるティース53とコイル52と離間距離を「E」とする。さらに、Y軸方向におけるスライダコア51の長さを「L」とする。さらに、Y軸方向におけるコイル52の端部の幅を「A」とする。
冷却配管56がコイル52を十分に冷却するために、Y軸方向における冷却配管56の幅は、Y軸方向におけるコイル52の幅よりも長いことが好ましい。そのため、Y軸方向における冷却配管56の全長「S+X」は、以下の式(1)を満たすことが好ましい。
S+X≧L+2(A+E)・・・(1)
また、突条Rの削り量に相当する上述の距離「ΔD」は、以下の式(2)で表される。
ΔD=(L-S)/2・・・(2)
上記式(1),(2)より、距離「ΔD」は、以下の式(3)を満たすことが好ましい。
ΔD=(L-S)/2≦X/2-A-E・・・(3)
これにより、Y軸方向における冷却配管56の幅は、Y軸方向におけるコイル52の各幅よりも長くなる。また、冷却配管56は、Y軸方向において距離「ΔD」の分短くなる。結果として、冷却配管56によるコイル52の冷却効果が維持されつつ、Y軸方向におけるリニアモータ100のサイズが小さくなる。
<H.リニアモータ100の応用例>
次に、図15~図17を参照して、上述のリニアモータ100の応用例について説明する。リニアモータ100は、たとえば、工作機械内の様々な部品を駆動するために用いられ得る。
ここでいう「工作機械」とは、ワークを加工する機能を備えた種々の装置を包含する概念である。工作機械200は、横形のマシニングセンタであってもよいし、立形のマシニングセンタであってもよい。あるいは、工作機械200は、旋盤であってもよいし、付加加工機であってもよいし、その他の切削機械や研削機械であってもよい。
リニアモータ100が工作機械内で使用される場合には、固定子として機能する磁石板10が工作機械内の不動部品に取り付けられる。一方で、可動子として機能するスライダ50は、工作機械内における駆動対象の部品に取り付けられる。この場合、ボルトが駆動対象の部品を通されるとともに、当該ボルトは、スライダ50内に形成されている上述の固定用部材58に形成されているねじ穴に嵌められる。これにより、駆動対象の部品がスライダ50に固定される。
(H1.主軸)
まず、図15を参照して、リニアモータ100を主軸の駆動に応用する例について説明する。図15は、工作機械200の装置構成の一例を示す図である。
リニアモータ100は、たとえば、ワークまたは工具を回転可能に保持するための主軸250の位置を移動するために用いられる。主軸250は、ワークを回転するためのワーク主軸であってもよいし、工具を回転するための工具主軸であってもよい。
説明の便宜のために、以下では、主軸250を基準とする座標系をX'軸,Y'軸およびZ'軸で表わす。X'軸、Y'軸およびZ'軸は、互いに直交している。
図15に示されるように、工作機械200は、制御部200Aと、駆動部240Aと、主軸250とを含む。
制御部200Aは、たとえば、CNC(Computer Numerical Control)装置である。CNC装置は、少なくとも1つの集積回路によって構成される。集積回路は、たとえば、少なくとも1つのCPU(Central Processing Unit)、少なくとも1つのMPU(Micro Processing Unit)、少なくとも1つのASIC(Application Specific Integrated Circuit)、少なくとも1つのFPGA(Field Programmable Gate Array)、またはそれらの組み合わせなどによって構成される。制御部200Aは、加工プログラムなど各種プログラムを実行することで駆動部240Aの動作を制御する。
駆動部240Aは、主軸250を駆動するための機構である。駆動部240Aの装置構成は、任意である。駆動部240Aは、単体の駆動ユニットで構成されてもよし、複数の駆動ユニットで構成されてもよい。図15の例では、駆動部240Aは、モータドライバ241A~241Cと、リニアモータ242A~242Cと、エンコーダ243A~243Cとで構成されている。リニアモータ242A~242Cの各々は、上述のリニアモータ100に対応する。
モータドライバ241Aは、主軸250のX'軸方向における駆動を制御する。モータドライバ241Aは、制御部200Aから制御信号の入力を受け、当該制御信号に応じた電流をリニアモータ242Aに出力する。
より具体的には、制御部200Aは、目標位置を含む制御信号をモータドライバ241Aに逐次的に出力する。モータドライバ241Aは、エンコーダ243Aのフィードバック信号から主軸250の実位置を算出し、当該実位置と当該目標位置との差分が小さくなるようにリニアモータ242Aに電流を出力する。これにより、モータドライバ241Aは、X'軸方向の任意の位置に主軸250を移動する。
モータドライバ241Bは、主軸250のY'軸方向における駆動を制御する。モータドライバ241Bは、制御部200Aから制御信号の入力を受け、当該制御信号に応じた電流をリニアモータ242Bに出力する。
より具体的には、制御部200Aは、目標位置を含む制御信号をモータドライバ241Bに逐次的に出力する。モータドライバ241Bは、エンコーダ243Bのフィードバック信号から主軸250の実位置を算出し、当該実位置と当該目標位置との差分が小さくなるようにリニアモータ242Bに電流を出力する。これにより、モータドライバ241Bは、Y'軸方向の任意の位置に主軸250を移動する。
モータドライバ241Cは、主軸250のZ'軸方向における駆動を制御する。モータドライバ241Cは、制御部200Aから制御信号の入力を受け、当該制御信号に応じた電流をリニアモータ242Cに出力する。
より具体的には、制御部200Aは、目標位置を含む制御信号をモータドライバ241Cに逐次的に出力する。モータドライバ241Cは、エンコーダ243Cのフィードバック信号から主軸250の実位置を算出し、当該実位置と当該目標位置との差分が小さくなるようにリニアモータ242Cに電流を出力する。これにより、モータドライバ241Cは、Z'軸方向の任意の位置に主軸250を移動する。
(H2.テーブル)
次に、図16を参照して、リニアモータ100をテーブルの駆動に応用する例について説明する。図16は、工作機械200の装置構成の他の例を示す図である。
リニアモータ100は、たとえば、工作機械内に設けられているテーブル260を駆動するために用いられる。テーブル260は、加工対象のワークを載置するための台である。
図16に示されるように、工作機械200は、制御部200Aと、駆動部240Bと、テーブル260とを含む。
駆動部240Bは、テーブル260を駆動するための機構である。駆動部240Bの装置構成は、任意である。駆動部240Bは、単体の駆動ユニットで構成されてもよし、複数の駆動ユニットで構成されてもよい。図16の例では、駆動部240Bは、モータドライバ241D,241Eと、リニアモータ242D,242Eと、エンコーダ243D,243Eとで構成されている。リニアモータ242D,242Eの各々は、上述のリニアモータ100に対応する。
モータドライバ241Dは、テーブル260のX'軸方向における駆動を制御する。モータドライバ241Dは、制御部200Aから制御信号の入力を受け、当該制御信号に応じた電流をリニアモータ242Dに出力する。
より具体的には、制御部200Aは、目標位置を含む制御信号をモータドライバ241Dに逐次的に出力する。モータドライバ241Dは、エンコーダ243Dのフィードバック信号からテーブル260の実位置を算出し、当該実位置と当該目標位置との差分が小さくなるようにリニアモータ242Dに電流を出力する。これにより、モータドライバ241Dは、X'軸方向の任意の位置にテーブル260を移動する。
モータドライバ241Eは、テーブル260のY'軸方向における駆動を制御する。モータドライバ241Eは、制御部200Aから制御信号の入力を受け、当該制御信号に応じた電流をリニアモータ242Eに出力する。
より具体的には、制御部200Aは、目標位置を含む制御信号をモータドライバ241Eに逐次的に出力する。モータドライバ241Eは、エンコーダ243Eのフィードバック信号からテーブル260の実位置を算出し、当該実位置と当該目標位置との差分が小さくなるようにリニアモータ242Eに電流を出力する。これにより、モータドライバ241Eは、Y'軸方向の任意の位置にテーブル260を移動する。
(H3.ローダ)
次に、図17を参照して、リニアモータ100をローダの駆動に応用する例について説明する。図17は、工作機械200の装置構成の他の例を示す図である。
リニアモータ100は、たとえば、部材を搬送するためのローダ270を駆動するために用いられる。当該部材は、加工前または加工後のワークであってもよいし、工具であってもよい。
図17に示されるように、工作機械200は、制御部200Aと、駆動部240Cと、ローダ270とを含む。
駆動部240Cは、ローダ270を駆動するための機構である。駆動部240Cの装置構成は、任意である。駆動部240Cは、単体の駆動ユニットで構成されてもよし、複数の駆動ユニットで構成されてもよい。図17の例では、駆動部240Cは、モータドライバ241F,241G,241Hと、リニアモータ242F,242G,242Hと、エンコーダ243F,243G,243Hとで構成されている。リニアモータ242F,242G,242Hの各々は、上述のリニアモータ100に対応する。
モータドライバ241Fは、ローダ270のX'軸方向における駆動を制御する。モータドライバ241Fは、制御部200Aから制御信号の入力を受け、当該制御信号に応じた電流をリニアモータ242Fに出力する。
より具体的には、制御部200Aは、目標位置を含む制御信号をモータドライバ241Fに逐次的に出力する。モータドライバ241Fは、エンコーダ243Fのフィードバック信号からローダ270の実位置を算出し、当該実位置と当該目標位置との差分が小さくなるようにリニアモータ242Fに電流を出力する。これにより、モータドライバ241Fは、X'軸方向の任意の位置にローダ270を移動する。
モータドライバ241Gは、ローダ270のY'軸方向における駆動を制御する。モータドライバ241Gは、制御部200Aから制御信号の入力を受け、当該制御信号に応じた電流をリニアモータ242Gに出力する。
より具体的には、制御部200Aは、目標位置を含む制御信号をモータドライバ241Gに逐次的に出力する。モータドライバ241Gは、エンコーダ243Gのフィードバック信号からローダ270の実位置を算出し、当該実位置と当該目標位置との差分が小さくなるようにリニアモータ242Gに電流を出力する。これにより、モータドライバ241Gは、Y'軸方向の任意の位置にローダ270を移動する。
モータドライバ241Hは、ローダ270のZ'軸方向における駆動を制御する。モータドライバ241Hは、制御部200Aから制御信号の入力を受け、当該制御信号に応じた電流をリニアモータ242Hに出力する。
より具体的には、制御部200Aは、目標位置を含む制御信号をモータドライバ241Hに逐次的に出力する。モータドライバ241Hは、エンコーダ243Hのフィードバック信号からローダ270の実位置を算出し、当該実位置と当該目標位置との差分が小さくなるようにリニアモータ242Hに電流を出力する。これにより、モータドライバ241Hは、Z'軸方向の任意の位置にローダ270を移動する。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
10 磁石板、12 磁石、50 スライダ、51 スライダコア、51A スライダコア、51B スライダコア、51C スライダコア、51X スライダコア、52 コイル、53 ティース、53A 補助ティース、53B コイル用ティース、56 冷却配管、58 固定用部材、60 筐体、100 リニアモータ、200 工作機械、200A 制御部、240A 駆動部、240B 駆動部、240C 駆動部、241A モータドライバ、241B モータドライバ、241C モータドライバ、241D モータドライバ、241E モータドライバ、241F モータドライバ、241G モータドライバ、241H モータドライバ、242A リニアモータ、242B リニアモータ、242C リニアモータ、242D リニアモータ、242E リニアモータ、242F リニアモータ、242G リニアモータ、242H リニアモータ、243A エンコーダ、243B エンコーダ、243C エンコーダ、243D エンコーダ、243E エンコーダ、243F エンコーダ、243G エンコーダ、243H エンコーダ、250 主軸、260 テーブル、270 ローダ。

Claims (9)

  1. 工作機械に用いられるリニアモータであって、
    複数の磁石が第1方向に並べて設けられている磁石板と、
    複数のコイルが前記第1方向に並べて設けられており、前記磁石板に対して前記第1方向にスライド可能に構成されたスライダと、
    前記磁石板との対向側とは反対側における前記スライダの面部に設けられている冷却配管とを備え、
    前記面部には、溝と突条とが前記第1方向において交互に形成されており、
    複数の前記溝の各々は、前記磁石板の表面と平行でかつ前記第1方向と直交する第2方向に延在しており、
    複数の前記突条の各々は、前記第2方向に延在しており、
    前記冷却配管は、複数の前記溝を蛇行するように前記スライダに配管されており、
    前記第2方向における複数の前記突条の各々の両端部の内の、前記冷却配管の曲げ部が沿っている側の端部を第1端部とした場合、前記第2方向の少なくとも一方側において、
    前記第1端部の全部、または、前記第1方向における前記第1端部の中心部を除く前記第1端部の一部は、前記第2方向における前記スライダの両端面よりも内側に位置している、リニアモータ。
  2. 前記第2方向の両側において、前記第1端部の全部、または、前記第1方向における前記第1端部の中心部を除く前記第1端部の一部は、前記両端面よりも内側に位置している、請求項1に記載のリニアモータ。
  3. 前記両端部の内の、前記冷却配管の曲げ部が沿っていない側の端部を第2端部とした場合、前記第2端部は、前記第1方向および前記第2方向の両方に直交する第3方向から見て、前記両端面のいずれか一方と同じ位置にある、請求項1または2に記載のリニアモータ。
  4. 前記冷却配管の各曲げ部は、前記第1方向および前記第2方向の両方に直交する第3方向から見て、前記両端面よりも外側に位置している、請求項1または2に記載のリニアモータ。
  5. 前記第1方向および前記第2方向の両方に直交する第3方向から見て、前記第2方向における前記冷却配管の端部は、前記第2方向における前記複数のコイルの端部と重なっている、請求項1または2に記載のリニアモータ。
  6. 前記第2方向における前記冷却配管の幅は、前記第2方向における前記複数のコイルの各幅よりも長い、請求項1または2に記載のリニアモータ。
  7. 請求項1または2に記載のリニアモータと、
    ワークまたは工具を回転可能に保持するための主軸とを備え、
    前記リニアモータは、前記主軸の位置を移動するために用いられている、工作機械。
  8. 請求項1または2に記載のリニアモータと、
    ワークを載置するためのテーブルとを備え、
    前記リニアモータは、前記テーブルを駆動するために用いられている、工作機械。
  9. 請求項1または2に記載のリニアモータと、
    部材を搬送するためのローダとを備え、
    前記リニアモータは、前記ローダを駆動するために用いられている、工作機械。
JP2023547444A 2023-02-02 2023-02-02 リニアモータおよび工作機械 Active JP7356624B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023003353 2023-02-02

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP7356624B1 true JP7356624B1 (ja) 2023-10-04

Family

ID=88198231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023547444A Active JP7356624B1 (ja) 2023-02-02 2023-02-02 リニアモータおよび工作機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7356624B1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012515518A (ja) 2009-01-13 2012-07-05 ティーエム4・インコーポレーテッド 電気機械のための液体冷却装置
JP2015216793A (ja) 2014-05-12 2015-12-03 住友重機械工業株式会社 リニアモータ用電機子
CN113612351A (zh) 2021-06-29 2021-11-05 臻驱科技(上海)有限公司 驱动电机的冷却结构及方法、油冷型电机、汽车

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012515518A (ja) 2009-01-13 2012-07-05 ティーエム4・インコーポレーテッド 電気機械のための液体冷却装置
JP2015216793A (ja) 2014-05-12 2015-12-03 住友重機械工業株式会社 リニアモータ用電機子
CN113612351A (zh) 2021-06-29 2021-11-05 臻驱科技(上海)有限公司 驱动电机的冷却结构及方法、油冷型电机、汽车

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8446054B2 (en) Periodic magnetic field generation device, and linear motor and rotary motor using the same
Wang et al. Analysis and design optimization of an improved axially magnetized tubular permanent-magnet machine
US6841911B2 (en) Machine tool
JP4473088B2 (ja) リニアモータ
US6705408B2 (en) Power tool with a linear motor
JP2010130871A (ja) リニアモータ
WO2018154944A1 (ja) モータ
EP1816725A1 (en) Permanent magnet assembly for electric machines and actuators, method for their design and electric machines and actuators
Lavrinovicha et al. Comparison of permanent magnet synchronous motor and synchronous reluctance motor based on their torque per unit volume
JP2003209963A (ja) リニアモータ
JP7356624B1 (ja) リニアモータおよび工作機械
JP2007189837A (ja) シリンダ形リニアモータおよびそのガイド装置
WO2018154943A1 (ja) モータ
JP4280590B2 (ja) 外転型ハイブリッドステッピングモータ
JP2003244930A (ja) 駆動装置
Asai et al. Mathematical Modeling of Semicircular Linear Motor Based on Vector Potential With Landen's Transformation
Ahmed et al. Detent force reduction for a novel transverse flux permanent magnet linear synchronous motor without compromising stroke length
CN112636486B (zh) 电机及机器人
Balkovoi et al. Design of direct linear drives for manufacturing
JP2007151275A (ja) ステッピングモータ
Xu et al. Analysis of the end-effects in double stator linear-rotary permanent magnet motor with long mover
JP7472388B1 (ja) 工作機械
JP2003134791A (ja) 永久磁石形同期リニアモータ
Zhilichev Analytic solutions of magnetic field problems in slotless permanent magnet machines
Kiani et al. Distribution of electromagnetic forces in separately excited dc and ac induction machines

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230804

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230804

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20230804

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230922

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7356624

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150