JP7354353B1 - ネイル施術方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ジェルネイルを施した爪の清潔さを保ちつつ継続的にジェルネイルを楽しむことを可能にする。【解決手段】ネイル施術方法として、爪10に設けられたネイル装飾部12の少なくとも一部を除去して、爪10の表面側に、光硬化性樹脂を含有するジェルネイル剤を含むネイル施術を行うリペア工程と、指の先端部よりも先端側に自爪11が露出されてなる爪裏部13の先端側を削る裏削り工程とを含む。前記裏削り工程では、爪裏部13に、自爪11よりもネイル装飾部12が先端側に伸びるように積層した裏削り面15を形成する。さらに、爪裏部13にジェルネイル剤を塗布し、光照射により硬化させて爪裏ネイル部20を形成する。【選択図】図10

Description

本発明は、ジェルネイル剤を用いたネイル施術方法に関する。
手や足の爪を装飾する手法として、マニキュアのほか、光硬化性樹脂を含有するジェルネイル剤を塗布して施術するジェルネイルも知られている。硬化したジェルネイル剤はマニキュア等のラッカーエナメルに比べて硬く、傷もつきにくい。そのため、ジェルネイルはその光沢や発色を長期間保つことができ、爪の保護にも役立ち、美しくなった爪に満足感を得られることから、広く好まれている。
例えば特許文献1には、ジェルネイルの一般的な施術方法が開示されている。通常、爪の表面や爪先の形状を整えた後、ベースジェル、カラージェル、トップジェルの順に、塗布と光硬化とを繰り返す。また、前回のジェルネイルの施術から例えば数週間の経過後、新たなデザインのジェルネイルを施術する際には、前回のジェルネイルを爪の表面に残さないように完全に除去してから行うことが開示されている。
特開2017-93966号公報
しかしながら、前回のジェルネイルの施術から時間が経過するにつれて、爪の表面からはジェルネイルが剥がれやすくなり、爪とジェルネイルとの間に隙間ができることがある。ジェルネイルの明らかな剥がれだけでなく、目に見えない小さな隙間であったとしても、その部分には汚れや細菌等が入り込みやすくなってしまうという問題点がある。
本発明は、このような実情にかんがみてなされたものであり、その目的とするところは、ジェルネイルの剥がれを抑制し得ること、ジェルネイルを施した爪の清潔さを保ち得ること、および手を使う作業を行いやすく継続的にジェルネイルを楽しみ得ることのうちの少なくとも1つを可能にする新たなネイル施術方法を提供することにある。
前記の目的を達成するための本発明の解決手段は、光硬化性樹脂を含有するジェルネイル剤を用いるネイル施術方法であって、施術対象の爪は、先端部が指の先端部よりも長く伸びた自身の爪である自爪の表面に、前記ジェルネイル剤を用いたネイル施術によるネイル装飾部が設けられ、前記爪の裏面側は、前記指の先端部よりも先端側に前記自爪が露出されてなる爪裏部を有しており、前記ネイル装飾部の少なくとも一部を除去して、前記爪の表面側に前記ジェルネイル剤を含むネイル施術を行うリペア工程と、前記爪裏部の先端側を削る裏削り工程とを含み、前記裏削り工程で、前記爪裏部に、前記ネイル装飾部が前記自爪よりも先端側に伸びる裏削り面を形成することを特徴としている。
また、前記構成を有するネイル施術方法において、前記爪の先端部側を除去して前記爪の長さを調整する長さ調整工程をさらに含み、前記長さ調整工程では、前記爪の先端部に、前記ネイル装飾部と前記自爪との積層端面が露出するように前記先端部の少なくとも一部を除去し、前記裏削り工程を、前記長さ調整工程より後に行うことが好ましい。
また、前記構成を有するネイル施術方法において、前記長さ調整工程では、前記爪の先
端部を削り、または切ることが好ましい。
また、前記構成を有するネイル施術方法において、前記リペア工程は、前記長さ調整工程で露出させた前記積層端面を覆うように前記ジェルネイル剤を塗布し、光照射により硬化させる工程を含むことが好ましい。
また、前記構成を有するネイル施術方法において、前記裏削り工程の後、前記爪裏部にネイル施術を行って爪裏ネイル部を形成する爪裏施術工程をさらに含むことが好ましい。
また、前記構成を有するネイル施術方法において、前記爪裏施術工程では、前記爪裏部の少なくとも先端側に前記爪裏ネイル部を形成し、前記裏削り面を前記爪裏ネイル部により覆うことが好ましい。
また、前記構成を有するネイル施術方法において、前記爪裏施術工程では、前記爪裏部にネイルグルーを塗布し、硬化促進剤を用いて硬化させて前記爪裏ネイル部を形成することが好ましい。
また、前記構成を有するネイル施術方法において、前記爪裏施術工程では、前記爪裏部に前記ジェルネイル剤を塗布し、光照射により硬化させて前記爪裏ネイル部を形成してもよい。
その場合、前記爪裏施術工程では、前記ジェルネイル剤として透明色のクリアジェルを塗布し、光照射により硬化させて前記爪裏ネイル部としてクリア層を形成する工程を含むことが好ましい。
また、前記ジェルネイル剤としてカラージェル、または粉体もしくは微小片を含む混合ジェルを塗布し、光照射により硬化させて、前記爪裏ネイル部としてカラー層を形成する工程を含んでもよい。
また、前記構成を有するネイル施術方法において、前記爪裏施術工程では、前記爪裏ネイル部と前記指の先端部との間に、前記自爪が露出する非施術部を設けることが好ましい。
本発明によれば、ジェルネイルを施した爪の清潔さを保ちつつ継続的にジェルネイルを楽しむことを可能が可能となる。
本発明の実施形態に係るネイル施術方法を行う爪の一例を示す説明図である。 図1に示す爪の構成を模式的に示す断面図である。 前記ネイル施術方法における長さ調整工程を行った後の爪を模式的に示す断面図である。 図3に示す爪を指先側から見た説明図である。 前記ネイル施術方法における裏削り工程を示す説明図である。 前記裏削り工程での爪の構成を模式的に示す断面図である。 前記裏削り工程を行った後の爪を爪裏側から見て示す説明図である。 前記裏削り工程を行った後の爪の構成を模式的に示す断面図である。 前記ネイル施術方法における爪裏施術工程の一工程を爪裏側から見て示す説明図である。 図9の次工程を爪裏側から見て示す説明図である。 図10に示す爪の構成を模式的に示す断面図である。 図10の次工程を爪裏側から見て示す説明図である。 前記爪裏施術工程を行った後の爪の構成を模式的に示す断面図である。
本発明の実施形態に係るネイル施術方法について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るネイル施術方法を行う爪10の一例を示す説明図であり、図2は、図1に示す爪10の構成を模式的に示す断面図である。
なお、以下の説明において、通常「爪」と呼ばれる部分である爪甲については自爪11と称し、ネイル施術を受ける人の自身の爪(爪甲)である自爪11と、その自爪11の表面にジェルネイル剤でネイル施術されているネイル装飾部12との両方を含めて爪10ということとする。
本実施形態に係るネイル施術方法は、光硬化性樹脂を含有するジェルネイル剤を用いるものであり、既に自爪11の表面にネイル装飾部12が設けられている。そして、ネイル装飾部12のネイルデザインを変更したい場合や、自爪11が伸びてきた場合に、本実施形態に係るネイル施術方法を行う。
図1に示すように、例えば、施術前の爪10は、その先端部101が指30の先端部(31)よりも長く伸びている。図2に示すように、爪10の裏面側は、指30の先端部31よりも先端側に、自爪11の裏面である爪裏部13が露出されている。自爪11の表面には、ジェルネイル剤を用いてネイル施術されたネイル装飾部12が設けられている。ネイル装飾部12が施術されてから時間経過したことにより自爪11が伸び、爪元102とネイル装飾部12との間に自爪11が一部露出している。
なお、ネイル装飾部12は、図示するように、なだらかな山状の表面を有する形状であるに限らず、例えば種々の装飾パーツ等を用いたアートが施されて、立体的な凹凸形状を有していてもよい。
(長さ調整工程)
本実施形態に係るネイル施術方法は、爪10の長さを調整する長さ調整工程を含む。図2に示すように、例えば長さ調整ラインAに示される長さとなるように、爪10の少なくとも一部を除去して、爪10の長さを調整する。長さ調整は、ファイルまたはエメリーボードと呼ばれる専用のヤスリ等の調整用具を用いて、爪10の長さおよび形状を整えることにより行う。
この場合、ネイル装飾部12が設けられている爪10の先端側に、調整用具をあてがい、自爪11およびネイル装飾部12をともに削り取って、指30の長さ方向に交差する長さ調整ラインAに沿うように除去する。
図3は、本実施形態に係るネイル施術方法の長さ調整工程後の爪10を模式的に示す断面図であり、図4は、図3に示す爪10を指先側から見た説明図である。図示するように、長さ調整工程で、ネイル装飾部12と自爪11とをともに除去したことで、図1に示した爪10の先端部101が除去され、図3および図4に示すように、ネイル装飾部12と自爪11とが積層されて見える積層端面14が形成される。
(リペア工程)
次いで、自爪11の表面に設けられているネイル装飾部12の少なくとも一部を除去し
て、爪10の表面側にジェルネイル剤を含むネイル施術を行う(リペア工程)。ネイル装飾部12は、通常、光硬化性樹脂を含有するジェルネイル剤であってクリアジェルとも呼ばれるベースジェルを用いたベース層の上に、ジェルネイルのデザインの主要部分となるカラー層を形成し、そのカラー層の上にクリアジェル(トップジェルともいう)を塗布して硬化させたトップコート層を設けて、形成されている。
リペア工程では、このようなネイル装飾部12のベース層の大部分を自爪11の上に残し、カラー層とトップコート層とを除去することで、新たなデザインのネイル装飾部12を形成する。これらの層の除去は、ネイルマシンと呼ばれる種々の切削器やエメリーボード等を用いて行う。なお、トップコート層はベース層と同様のクリアジェルからなるので、自爪11に残してもよい。ベース層を自爪11に残すことで、自爪11と切削器が接触したり自爪11が薄くなったりするおそれがなく、自爪11を傷めることなくデザインを変更することが可能となる。
また、リペア工程は、長さ調整工程で形成した積層端面14を覆うようにジェルネイル剤を塗布し、専用のUVライトまたはLEDライトを用いて特定波長の光を照射してジェルネイル剤を硬化させる工程を含む。ジェルネイル剤は、クリアジェル、またはカラージェルのいずれであってもよく、両方であってもよい。積層端面14がジェルネイル剤で覆われ、光硬化されることで、積層端面14を保護することができ、自爪11とネイル装飾部12との間に隙間ができたり、自爪11からネイル装飾部12が剥がれたりすることを防ぐことができる。そのため、爪10の先端側に汚れが付着しにくくなり、指先を清潔に保つことが可能となる。
なお、ジェルネイル剤には硬さの異なるハードジェルとソフトジェルとがあるが、本発明方法では光硬化性樹脂を含有するジェルネイル剤であれば、どのようなジェルネイル剤を用いてもよい。爪10の長さをだすために、ネイルチップ等の人工爪を装着した状態であってもよく、その場合にあっては装着された人工爪を含めて自爪11として上記の施術を行うことができる。また、本発明方法は、手指の爪10だけではなく、足指の爪に対しても同様に施術可能であることは言うまでもない。
(裏削り工程)
図5は、本実施形態に係るネイル施術方法における裏削り工程を示す説明図、図6は、裏削り工程での爪10を模式的に示す断面図、図7は、裏削り工程を行った後の爪10を爪裏側から見て示す説明図、図8は、裏削り工程を行った後の爪10を模式的に示す断面図である。
例示の形態に係るネイル施術方法では、リペア工程に続けて、爪裏部13の先端側を削る裏削り工程を行う。この裏削り工程では、図6に例示するように、指30の長さ方向とほぼ平行となる裏削りラインBに沿うように爪裏部13を除去する。
裏削り工程では、まず、ネイルマシンと呼ばれる種々の切削器を爪10の先端部101の爪裏(爪裏部13)にあてがって爪裏部13の一部を削る。次いで、図5に示すように、ファイルまたはエメリーボードと呼ばれる専用のヤスリ等の裏削り具40を、爪裏部13側にあてがって、裏削りラインBに沿うように爪裏部13の一部を削り取る。このとき、ネイルマシンによって爪裏部13の面に生じた段差が滑らかになるように、裏削り具40を爪裏部13の真下にあてがって削ることが好ましい。
これにより、図7および図8に示すように、爪10を指の腹側から見た時に、自爪11よりもネイル装飾部12が先端側に伸びて見え、自爪11とネイル装飾部12とが積層している裏削り面15を形成する。裏削り工程は、次に行う爪裏施術工程の準備工程とする
ことができ、施術面としての裏削り面15を設けることができる。
このような裏削り工程は、長さ調整工程よりも後に行うことが好ましい。また、裏削り工程は、リペア工程の後に行うことが好ましい。ただし、このような裏削り工程を、リペア工程と並行して、またはリペア工程の途中で行ってもよい。
(爪裏施術工程)
図9~図13は、本実施形態に係るネイル施術方法の爪裏施術工程を示し、図9は、爪裏施術工程の一工程を爪裏側から見て示す説明図、図10は、図9の次工程を爪裏側から見て示す説明図、図11は、図10に示す爪裏部13を模式的に示す断面図、図12は、図10の次工程を爪裏側から見て示す説明図、図13は、爪裏施術工程を終えた爪10を模式的に示す断面図である。
本実施形態に係るネイル施術方法では、裏削り工程の後、爪裏部13にネイル施術を行って爪裏ネイル部20を形成する(爪裏施術工程)。
図9に示すように、爪裏部13の少なくとも先端側に、ネイルグルー211をブラシ50で塗布し、アクティベーターを用いて硬化させる。ブラシ50にはネイルグルー211の容器に付帯されているブラシを用いることができる。
このとき、ネイルグルー211を、爪裏部13の先端側の裏削り面15の全体を覆うように塗布する。また、指30の先端部31にはネイルグルー211が付着しないようにし、指30の先端部31寄りから爪裏部13の先端部方向に向かって塗布し、自爪11が露出する部分を残すようにする。
ネイルグルー211には、ネイルチップ(人工爪または付け爪)を自爪に接着する際に利用される、一般的にネイルグルーと称される透明色の接着剤を使用することができる。また、ネイルグルー211とともに、硬化時間を短縮するためにアクティベーター(硬化促進剤)を、ネイルグルー211に噴霧する。アクティベーターは、ミストタイプのものが好ましい。アクティベーターを併用することでネイルグルー211の発熱を抑えることができるとともに、ネイルグルー211を短時間で硬化させることができる。
ネイルグルー211には、例えば、2-シアノアクリル酸エチル、ポリメチルメタアクリレート、およびヒドロキノンを含有する透明色のジェル状接着剤を好適に用いることができる。ネイルグルー211の具体例としては、「ネイルアートグルー(NAG-1)、ビューティーネイラー社製」等が挙げられ、アクティベーターの具体例としては、「NFS・NEOジェルアクチベーター、TAT社製」等が挙げられる。
爪裏部13には、ネイルグルー211が硬化することで透明色のクリア層21が形成される。これにより、図10および図11に示すように、裏削り工程によって爪裏部13に形成されていた裏削り面15を被覆するように、クリア層21からなる爪裏ネイル部20を形成できる。指30の先端部31にはネイルグルー211が付着しないように施術したことにより、この爪裏ネイル部20と、指30の先端部31との間は、わずかに間隔が設けられており、自爪11の裏面が露出した状態の露出部(非施術部)Gが設けられる。
なお、ネイルグルー211は透明色のジェル状接着剤であれば前記のものに限られず、またアクティベーターにあってもネイルグルー211の硬化を促進させるものであれば前記のものに限定されない。
また、爪裏施術工程においてはネイルグルー211等を用いるに限られず、爪裏部13
にジェルネイル剤を塗布し、光照射により硬化させて爪裏ネイル部20を形成してもよい。例えば、爪裏部13の裏削り面15を覆い、かつ指30の先端部31に付着させないようにクリアジェルをブラシ50で塗布し、光硬化させて、クリア層21および非施術部Gを形成してもよい。クリアジェルは、光硬化性樹脂を含有する透明色のジェルネイル剤であり、硬化させることで透明色のクリア層21を形成することができる。また、クリア層21にかえて、ジェルネイル剤としてカラージェル、または粉体もしくは微小片を含む混合ジェルを塗布し、光照射により硬化させて、爪裏ネイル部20としてのカラー層を形成してもよい。
さらに、図12および図13に示すように、爪裏ネイル部20として、クリア層21に重ねてカラー層22を設けてもよい。すなわち、爪裏施術工程では、ジェルネイル剤として透明色のクリアジェルを塗布し、光照射により硬化させて爪裏ネイル部20のクリア層21を形成する工程と、ジェルネイル剤としてカラージェル、または粉体もしくは微小片を含む混合ジェルを塗布し、光照射により硬化させて、爪裏ネイル部20のカラー層22を形成する工程とを行ってもよい。カラー層22を形成する際にも、カラー層22(爪裏ネイル部20)と、指30の先端部31との間にはわずかに間隔を設けて、自爪11が露出している露出部Gを設ける。
爪裏部13に爪裏ネイル部20を形成することで、指30の先端部31よりも長く伸びた爪裏部13を美しく見せ、爪裏部13を保護しつつ清潔に保つことが可能となる。爪裏ネイル部20と指30の先端部31との間には露出部Gがあるので、施術中だけでなく施術後においても指30に負担がかからず、長期間にわたり快適にジェルネイルを楽しむことができる。
なお、爪裏施術工程としては、クリア層21だけを形成してもよいし、カラー層22だけを形成してもよい。したがって、クリア層21かカラー層22のいずれか一層からなる単層構造とされても、爪裏ネイル部20はクリア層21とカラー層22を含む複層構造とされてもよい。
以上のように施術することで、爪10の先端部101の積層端面14も、爪裏部13の裏削り面15も、ともに硬化した層で被覆されて一体化されるので、自爪11からネイル装飾部12が剥がれにくくなり、自爪11とネイル装飾部12との間に隙間が形成されるのを防ぐことができる。そのため、汚れが入り込む部分が発生しにくくなり、長期間にわたってネイル施術した爪10の清潔さを保つことが可能となる。その結果、爪10を衛生的に育成しつつ、継続的にジェルネイルを楽しむことが可能となる。
また、爪裏部13は爪裏施術工程の前に裏削り工程によって裏削り面15が設けられて、爪10の先端側ほど厚みが薄くなっている。そのため、長さを有する爪10であっても手を使う作業を行いやすくなり、美しくなった爪10とともに快適に日常生活を送ることができる。
なお、本発明の技術的範囲は、前記実施の形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲に基づくものとされる。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
本発明は、爪を装飾するジェルネイルの施術方法として好適に利用可能である。
10 爪
101 先端部
102 爪元
11 自爪
12 ネイル装飾部
13 爪裏部
14 積層端面
15 裏削り面
20 爪裏ネイル部
21 クリア層
211 ネイルグルー
22 カラー層
30 指
31 先端部
40 裏削り具
50 ブラシ
A 長さ調整ライン
B 裏削りライン
G 露出部(非施術部)

Claims (11)

  1. 光硬化性樹脂を含有するジェルネイル剤を用いるネイル施術方法であって、
    施術対象の爪は、先端部が指の先端部よりも長く伸びた自身の爪である自爪の表面に、前記ジェルネイル剤を用いたネイル施術によるネイル装飾部が設けられ、
    前記爪の裏面側は、前記指の先端部よりも先端側に前記自爪が露出されてなる爪裏部を有しており、
    前記ネイル装飾部の少なくとも一部を除去して、前記爪の表面側に前記ジェルネイル剤を含むネイル施術を行うリペア工程と、
    前記爪裏部の先端側を削る裏削り工程とを含み、
    前記裏削り工程では、前記爪裏部に、前記ネイル装飾部が前記自爪よりも先端側に伸びる裏削り面を形成しており、
    前記裏削り面に硬化した層を形成し、前記爪の表面側から裏面側にかけて硬化した層で被覆することを特徴とするネイル施術方法。
  2. 請求項1に記載のネイル施術方法において、
    前記爪の先端部側を除去して前記爪の長さを調整する長さ調整工程をさらに含み、
    前記長さ調整工程では、前記爪の先端部に、前記ネイル装飾部と前記自爪との積層端面が露出するように前記先端部の少なくとも一部を除去し、
    前記裏削り工程を、前記長さ調整工程より後に行うことを特徴とするネイル施術方法。
  3. 請求項2に記載のネイル施術方法において、
    前記長さ調整工程では、前記爪の先端部を削り、または切ることを特徴とするネイル施術方法。
  4. 請求項2に記載のネイル施術方法において、
    前記リペア工程は、前記長さ調整工程で露出させた前記積層端面を覆うように前記ジェルネイル剤を塗布し、光照射により硬化させる工程を含むことを特徴とするネイル施術方法。
  5. 請求項1に記載のネイル施術方法において、
    前記裏削り工程の後、前記爪裏部にネイル施術を行って爪裏ネイル部を形成する爪裏施術工程をさらに含むことを特徴とするネイル施術方法。
  6. 請求項5に記載のネイル施術方法において、
    前記爪裏施術工程では、前記爪裏部の少なくとも先端側に前記爪裏ネイル部を形成し、前記裏削り面を前記爪裏ネイル部により覆うことを特徴とするネイル施術方法。
  7. 請求項5または6に記載のネイル施術方法において、
    前記爪裏施術工程では、前記爪裏部にネイルグルーを塗布し、硬化促進剤を用いて硬化させて前記爪裏ネイル部を形成することを特徴とするネイル施術方法。
  8. 請求項5または6に記載のネイル施術方法において、
    前記爪裏施術工程では、前記爪裏部に前記ジェルネイル剤を塗布し、光照射により硬化させて前記爪裏ネイル部を形成することを特徴とするネイル施術方法。
  9. 請求項8に記載のネイル施術方法において、
    前記爪裏施術工程では、前記ジェルネイル剤として透明色のクリアジェルを塗布し、光照射により硬化させて前記爪裏ネイル部としてクリア層を形成する工程を含むことを特徴とするネイル施術方法。
  10. 請求項8に記載のネイル施術方法において、
    前記ジェルネイル剤としてカラージェル、または粉体もしくは微小片を含む混合ジェルを塗布し、光照射により硬化させて、前記爪裏ネイル部としてカラー層を形成する工程を含むことを特徴とするネイル施術方法。
  11. 請求項5または6に記載のネイル施術方法において、
    前記爪裏施術工程では、前記爪裏ネイル部と前記指の先端部との間に、前記自爪が露出する露出部を設けることを特徴とするネイル施術方法。
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