JP7349624B2 - 自律走行型掃除機、自律走行型掃除機の制御方法、及び、プログラム - Google Patents

自律走行型掃除機、自律走行型掃除機の制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、所定の空間を自律的に走行して掃除する自律走行型掃除機、自律走行型掃除機の制御方法、及び、プログラムに関する。
従来、自律走行型掃除機(ロボット掃除機ともいう)が床面のゴミを吸引しながら走行した場合、吸引によって床面が上方に持ち上げられるため、床面に悪影響を与えるときがある。そこで、床面への悪影響を低減させる自律走行型掃除機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、自律走行型掃除機が畳の上を走行する場合、畳目に沿うように走行する技術が開示されている。これによれば、畳への悪影響を軽減できる。
特開2007-319485号公報
ところで、自律走行型掃除機が絨毯を掃除する際に、いろいろな方向に走行して掃除すると、絨毯の毛並み(以下、絨毯目ともいう)が揃わず、掃除の出来栄え(言い換えると、絨毯の見た目)が悪くなるという問題がある。
本発明は、絨毯目が揃うように掃除できる自律走行型掃除機等を提供する。
本発明の一態様に係る自律走行型掃除機は、所定の空間を自律走行して掃除する自律走行型掃除機であって、底面に吸込口を有する本体部と、前記本体部に配置され、前記吸込口を介してゴミを吸引する吸引部と、前記本体部に配置され、前記自律走行型掃除機を走行させる駆動部と、ゴミを集めるためのブラシを駆動する清掃部と、前記所定の空間に配置された絨毯の絨毯目に関する情報である掃除情報を取得する掃除情報取得部と、前記所定の空間における前記自律走行型掃除機の自己位置を検出する自己位置検出部と、前記所定の空間の地図を示す地図情報を取得する地図情報取得部と、前記掃除情報と、前記自己位置と、前記地図情報とに基づいて、前記吸引部、前記駆動部、及び、前記清掃部を制御することで、前記自律走行型掃除機に前記所定の空間を走行させ掃除させる制御部と、を備える。
また、本発明の一態様に係る自律走行型掃除機の制御方法は、所定の空間を自律走行して掃除する自律走行型掃除機の制御方法であって、前記所定の空間に配置された絨毯の絨毯目に関する情報である掃除情報を取得する掃除情報取得ステップと、前記自律走行型掃除機の自己位置を検出する自己位置検出ステップと、前記所定の空間の地図を示す地図情報を取得する地図情報取得ステップと、前記掃除情報と、前記自己位置と、前記地図情報とに基づいて、前記自律走行型掃除機に前記所定の空間を走行させ掃除させる制御ステップと、を含む。
また、本発明の一態様に係るプログラムは、所定の空間を自律走行する自律走行型掃除機の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記所定の空間に配置された絨毯の絨毯目に関する情報である掃除情報を取得する掃除情報取得ステップと、前記自律走行型掃除機の自己位置を検出する自己位置検出ステップと、前記所定の空間の地図を示す地図情報を取得する地図情報取得ステップと、前記掃除情報と、前記自己位置と、前記地図情報とに基づいて、前記自律走行型掃除機を走行させ掃除させる制御ステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
なお、本発明は、上記プログラムを記録したコンピュータによって読み取り可能なCD-ROM等の非一時的な記録媒体として実現されてもよい。また、本発明は、そのプログラムを示す情報、データ又は信号として実現されてもよい。そして、それらプログラム、情報、データ及び信号は、インターネット等の通信ネットワークを介して配信されてもよい。
本発明の一態様に係る自律走行型掃除機等によれば、絨毯目が揃うように掃除できる。
図1は、実施の形態に係る自律走行型掃除機を側方側から見た外観を示す斜視図である。 図2は、実施の形態に係る自律走行型掃除機を正面側から見た外観を示す斜視図である。 図3は、実施の形態に係る自律走行型掃除機の外観を示す底面図である。 図4は、実施の形態に係る自律走行型掃除機の特徴的な機能構成を示すブロック図である。 図5は、実施の形態に係る自律走行型掃除機が保持する地図の一例を示す図である。 図6は、掃除情報の一例を示す図である。 図7は、実施の形態に係る自律走行型掃除機が実行する処理を示すフローチャートである。 図8は、掃除情報と対応する地図の一例を示す図である。 図9は、実施の形態に係る自律走行型掃除機が絨毯目を揃えない領域での掃除パターンの一例を示す図である。 図10は、実施の形態に係る自律走行型掃除機が絨毯目を揃える領域での掃除パターンの第1例を示す図である。 図11は、実施の形態に係る自律走行型掃除機が絨毯目を揃える領域での掃除パターンの第2例を示す図である。 図12は、実施の形態に係る自律走行型掃除機が絨毯目を揃える領域での掃除パターンの第3例を示す図である。
以下では、本発明に係る自律走行型掃除機等の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、ステップ、ステップの順序等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。
なお、当業者が本発明を十分に理解するために添付図面及び以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化される場合がある。
また、以下の実施の形態においては、略三角形等の「略」を用いた表現を用いている。例えば、略三角形とは、完全に三角形であることを意味するだけでなく、実質的に三角形である、すなわち、例えば角丸な三角形等も含むことも意味する。他の「略」を用いた表現についても同様である。
また、以下の実施の形態においては、所定の空間のフロアを走行して掃除する自律走行型掃除機を鉛直上方側から見た場合を上面視とし、鉛直下方側から見た場合を底面視として記載する場合がある。
(実施の形態)
[構成]
まず、実施の形態に係る自律走行型掃除機100の構成について、図1~図4を参照しながら説明する。
図1は、実施の形態に係る自律走行型掃除機100の外観を示す側面図である。図2は、実施の形態に係る自律走行型掃除機100の外観を示す正面図である。図3は、実施の形態に係る自律走行型掃除機100の外観を示す底面図である。
自律走行型掃除機100は、所定の空間を自律走行して掃除する自律走行型掃除機である。
まず、自律走行型掃除機100は、図示しないカメラ等を用いて所定の空間内を撮像しながら走り回ることで、所定の空間内の地図(例えば、図5に示す地図300)を示す地図情報(データ)を生成する。
次に、自律走行型掃除機100は、生成した地図情報に基づいて、所定の空間を掃除する際に走行する走行経路を算出する。次に、自律走行型掃除機100は、算出した走行経路で、所定の空間内を走行して掃除する。
自律走行型掃除機100は、所定の空間内の様子をカメラ、及び、クリフセンサ等のセンサを用いて観測することにより、フロア上に存在する物体(障害物)を避けるかを自律的に判定し、障害物が存在する場合には算出した走行経路から離脱して当該障害物を避けながら走行して掃除する。
自律走行型掃除機100は、例えば、SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)により、掃除する所定の空間の地図情報の生成と、生成した地図情報に示される地図における自律走行型掃除機100の自己位置の推定とを行う。
自律走行型掃除機100は、例えば、本体部10と、2つの車輪20と、2つのサイドブラシ30と、レーザ測距計40と、メインブラシ50と、を備える。
本体部10は、自律走行型掃除機100が備える各構成要素を収容する筐体である。本実施の形態では、本体部10は、上面視において、略円形である。なお、本体部10の上面視における形状は、特に限定されない。本体部10の上面視形状は、例えば、略矩形状でもよいし、略三角形状でもよい。図3に示すように、本体部10は、底面に吸込口11を有する。
2つの車輪20は、自律走行型掃除機100を走行させるための車輪である。
サイドブラシ30は、本体部10の下面に設けられ、所定の空間のフロア(以下、単にフロアともいう)を掃除するためのブラシである。本実施の形態では、自律走行型掃除機100は、2つのサイドブラシ30を備える。自律走行型掃除機100が備えるサイドブラシ30の数は、1つでもよし、3つ以上でもよく、特に限定されない。
レーザ測距計40は、自律走行型掃除機100と、所定の空間内における物体、壁面等との距離を測定するためのセンサである。レーザ測距計40は、例えば、いわゆるLIDAR(Light Detection and Ranging)である。レーザ測距計40は、例えば、本体部10の上部に設けられている。
メインブラシ50は、本体部10の下面に設けられている開口である吸込口11に配置され、フロアのゴミを吸引するためのブラシである。
図4は、実施の形態に係る自律走行型掃除機の特徴的な機能構成を示すブロック図である。
図4に示すように、自律走行型掃除機100は、センサデータ取得部110と、地図情報取得部120と、掃除情報取得部130と、自己位置検出部140と、計画生成部150と、制御部160と、記憶部170と、吸引部180と、駆動部190と、清掃部200と、を備える。
センサデータ取得部110は、レーザ測距計40等の自律走行型掃除機100が備える各種センサから、当該各種センサにより検出されたセンサデータを取得する処理部である。センサデータ取得部110は、例えば、当該各種センサと制御線等によりセンサデータが取得可能に接続されている。
自律走行型掃除機100は、例えば、各種センサとして、レーザ測距計40以外にも、自律走行型掃除機100の周囲を撮像するカメラ、自律走行型掃除機100が設置されている位置からフロア面までの距離を計測するクリフセンサ、自律走行型掃除機100の移動を検知するスリップセンサ、自律走行型掃除機100から任意の物体までの距離を検知する超音波センサ等を備えてもよい。また、例えば、自律走行型掃除機100は、自律走行型掃除機100が進行する方向を算出するために用いられるオドメトリ情報を検出するためのセンサを備えてもよい。
地図情報取得部120は、所定の空間の地図を示す地図情報を取得する処理部である。例えば、地図情報取得部120は、例えば、地図情報をSLAMにより生成する。
図5は、実施の形態に係る自律走行型掃除機100が保持する地図情報が示す地図300の一例を示す図である。
図5に示すように、地図300(具体的には、地図情報)には、境界部301と、走行可能領域302と、走行不可能領域303と、を示す情報が含まれている。
走行可能領域302は、自律走行型掃除機100が走行可能な空間を示す情報である。走行可能領域302は、例えば、所定の空間におけるフロアが位置する場所を示す情報である。
走行不可能領域303は、自律走行型掃除機100が走行不可能な空間を示す情報である。走行不可能領域303は、例えば、所定の空間における建屋の壁又は柱等が位置する場所を示す情報である。
境界部301は、走行可能領域302と走行不可能領域303との境界の位置を示す情報である。境界部301は、例えば、建屋の壁面等が位置する場所であり、自律走行型掃除機100が走行できない場所を示す情報である。
なお、地図情報取得部120は、外部の通信機器等から地図情報を取得してもよい。この場合、地図情報取得部120は、例えば、外部の通信装置等と通信するための、アンテナ、通信回路等の通信インターフェースを備える。また、地図情報は、例えば、予め記憶部170に記憶されていてもよい。この場合、地図情報取得部120は、記憶部170から地図情報を取得する。
掃除情報取得部130は、所定の空間に配置された絨毯の絨毯目に関する情報である掃除情報171を取得する処理部である。掃除情報171とは、所定の空間に配置された絨毯に関する情報である。具体的には、掃除情報171は、所定の空間に配置された絨毯のうち、絨毯目(絨毯の毛の向き)を揃える必要がある絨毯に関する情報である。
絨毯は、毛の長さ、編み方等によっては、いろいろな方向から掃除をすることで絨毯目が揃わず、掃除の出来栄え(言い換えると、見た目)が悪くなる場合がある。そこで、自律走行型掃除機100は、絨毯目の向きを揃える必要がある絨毯について、絨毯目の向きを揃えるように掃除及び走行(以下、単に掃除走行ともいう)を行う。
掃除情報171は、例えば、所定の空間における、絨毯目の向きを揃える必要がある絨毯が配置された領域に関する領域情報と、絨毯目の向きを示す向き情報とを含む。
図6は、掃除情報171の一例を示す図である。
掃除情報171は、例えば、ID情報172と、領域情報173と、向き情報174と、を含む。
ID情報172は、絨毯領域を区別するための情報である。所定の空間内に複数の絨毯領域が存在する場合、絨毯領域ごとに異なるID情報172が予め紐づけられている。
領域情報173は、所定の空間において絨毯領域が位置する場所を示す情報である。例えば、地図300には、互いに直交する軸であるX軸及びY軸が予め定められている。領域情報には、例えば、2つのXY座標(X、Y)が含まれる。例えば、領域情報173として(X、Y)=(x1、y1)及び(X、Y)=(x2、y2)が含まれている場合、絨毯領域は、(X、Y)=(x1、y1)及び(X、Y)=(x2、y2)の2つを頂点とする矩形領域である。
向き情報174は、絨毯領域における、絨毯目の向きを示す情報である。
自己位置検出部140は、所定の空間における自律走行型掃除機100の自己位置を検出(算出)する処理部である。例えば、自己位置検出部140は、例えば、自律走行型掃除機100が備える各種センサから得られるセンサデータ、レーザ測距計40から得られるデータ、地図情報等に基づいて、SLAMにより、所定の空間(具体的には、地図情報が示す地図)における自己位置を算出する。
計画生成部150は、掃除情報取得部130で取得した掃除情報171と、自己位置検出部140で検出した自己位置と、地図情報取得部120で取得した地図情報と、に基づいて、吸引部180、駆動部190、及び、清掃部200の制御態様を示す掃除計画(計画情報)を生成する処理部である。ここで、計画情報とは、例えば、自律走行型掃除機100の走行経路、及び、吸引モータ181の強弱等の掃除態様を示す情報である。具体的には、計画情報は、制御部160が吸引部180、駆動部190、及び、清掃部200をどのように制御するかを示す、つまり、制御態様を示す情報である。
計画生成部150が生成する計画情報は、特に限定されない。
上記したように、例えば、掃除情報171は、所定の空間における絨毯が位置する絨毯領域に関する領域情報173と、絨毯目の向きを示す向き情報174とを含む。この場合、計画生成部150は、自律走行型掃除機100が絨毯領域では、絨毯目の向きと自律走行型掃除機100が進行する向きとが一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合には、吸引部180に吸引させ、一致しないと判定した場合には、吸引部180に吸引させない計画情報を生成する。
また、例えば、計画生成部150は、絨毯領域以外を自律走行型掃除機100に走行させる場合には、自律走行型掃除機100に弓型走行させ、絨毯領域を自律走行型掃除機100に走行させる場合には、自律走行型掃除機100に櫛型走行させる計画情報を生成する。
また、例えば、計画生成部150は、絨毯領域においては、絨毯目の向きにのみ自律走行型掃除機100を走行させる計画情報を生成する。
また、例えば、計画生成部150は、絨毯領域において、絨毯目の向きと逆向きに走行する逆向き経路を決定し、自律走行型掃除機100に、(i)逆向き経路を走行させ、且つ、絨毯領域における逆向き経路以外の箇所を絨毯目の向きと同じ方向に走行させ掃除させることで、絨毯領域における逆向き経路以外の箇所を走行させ掃除させた後で、(ii)逆向き経路を絨毯目の向きと同じ方向に走行させ掃除させる計画情報を生成する。
また、例えば、計画生成部150は、自律走行型掃除機100に、所定の空間全体を走行させ掃除させた後で、絨毯領域について、掃除情報171に基づいて走行させ掃除させる計画情報を生成する。
制御部160は、掃除情報171と、自己位置と、地図情報とに基づいて、吸引部180、駆動部190、及び、清掃部200を制御することで、自律走行型掃除機100に所定の空間を走行させ掃除させる処理部である。具体的には、制御部160は、計画生成部150が生成した計画情報に基づいて、自律走行型掃除機100に所定の空間を掃除走行させる処理部である。具体的には、制御部160は、計画生成部150が生成した計画情報に基づいて、吸引部180、駆動部190、及び、清掃部200を制御することで、自律走行型掃除機100に所定の空間を走行させ掃除させる。
センサデータ取得部110と、地図情報取得部120と、掃除情報取得部130と、自己位置検出部140と、計画生成部150と、制御部160との各種処理部は、例えば、上記した処理を実行するための制御プログラムと、当該制御プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)とから実現される。センサデータ取得部110と、地図情報取得部120と、掃除情報取得部130と、自己位置検出部140と、計画生成部150と、制御部160との各種処理部は、1つ又は複数のCPUで実現されてもよい。
記憶部170は、掃除情報171を記憶するメモリである。記憶部170は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。また、記憶部170には、例えば、制御部160等の各種処理部が実行する制御プログラムが記憶されている。
吸引部180は、本体部10に配置され、吸込口11を介してゴミを吸引するための機構である。具体的には、吸引部180は、所定の空間のフロア面を吸引することで、当該フロア面のゴミを吸引する。吸引部180は、例えば、吸引モータ181を備える。
吸引モータ181は、フロア面のゴミを吸引するためのモータである。吸引モータ181は、例えば、ファンと接続され、当該ファンを回転させるモータである。
駆動部190は、本体部10に配置され、自律走行型掃除機100を走行させるための機構である。駆動部190は、例えば、車輪モータ191を備える。
車輪モータ191は、車輪20と接続され、車輪20を回転させるモータである。
自律走行型掃除機100は、駆動部180が有する2つの車輪の回転が独立して制御されることで、直進、後退、左回転、右回転等、自在に走行することができる。なお、自律走行型掃除機100は、車輪モータ191により回転させない車輪(補助輪)をさらに備えてもよい。
清掃部200は、フロア面を清掃するための機構である。具体的には、ゴミを集めるためのブラシ(例えば、メインブラシ50)を駆動するための機構である。清掃部200は、例えば、ブラシモータ201を備える。
ブラシモータ201は、メインブラシ50等のブラシを駆動させるためのモータである。
[処理手順]
続いて、自律走行型掃除機100の処理手順について、図7~図10を参照しながら説明する。
図7は、実施の形態に係る自律走行型掃除機の処理手順を示すフローチャートである。図8は、掃除情報171と対応する地図300の一例を示す図である。具体的には、図8は、図5に示す、自律走行掃除機100が保持する(例えば、記憶部150に記憶されている)地図300に、XY座標及び掃除情報171に示される絨毯領域401を模式的に示す図である。
自律走行型掃除機100は、地図300中の任意の位置から掃除を開始する。
自律走行型掃除機100の位置は、例えば、図8に示すように、地図300の左上を座標の原点として記述したときのピクセル値又は距離で表された(X、Y)座標で表現されるとする。自律走行型掃除機100の掃除開始時の位置は、ユーザが設定した任意の位置から開始される。自律走行型掃除機100は、掃除開始位置から所定の空間を順次領域ごとに掃除することで掃除領域全体(ここでは、走行可能領域302)を走行して掃除を行う。
図7に示すように、まず、掃除情報取得部120は、記憶部170に格納された掃除情報171と、地図情報とを取得する(ステップS101)。
地図情報は、外部の通信装置から通信することで取得してもよいし、SLAMにより自律走行型掃除機100が生成してもよい。
また、ステップS101では、例えば、計画生成部150は、地図情報に基づいて、走行経路を算出する。
次に、自己位置検出部140は、センサデータ取得部110で取得したセンサデータと地図情報取得部120で取得した地図情報とを用いて、自己位置、つまり、自律走行型掃除機100の所定の空間(地図300)における位置を検出(算出)する(ステップS102)。自己位置検出部140は、例えば、自律走行型掃除機100が走行している間、繰り返し自己位置を検出する。
次に、計画生成部150は、ステップS102で算出した自己位置と、地図情報と、ステップS101で取得した掃除情報171とを用いて、自律走行型掃除機100が絨毯領域に位置しているか否かを判定する(ステップS103)。
計画生成部150は、自律走行型掃除機100が絨毯領域に位置していると判定した場合(ステップS103でYes)、計画情報として絨毯領域用の走行パターンを設定する(ステップS104)。言い換えると、計画生成部150は、自己位置に基づいて自律走行型掃除機100が絨毯領域に位置していると判定した場合、掃除情報171及び地図情報に基づいて計画情報を生成する。
ここで、絨毯領域用の走行パターンとは、絨毯領域における自律走行型掃除機100の走行経路である。例えば、自律走行型掃除機100は、絨毯領域では、櫛型走行し、絨毯領域以外では、弓型走行する。櫛型走行とは、自律走行型掃除機100が往復する際に、往路と復路との走行経路が同じである場合の走行を示す。一方、弓型走行とは、自律走行型掃除機100が往復する際に、往路と復路との走行経路が異なる場合の走行を意味する。
このようにステップS104では、例えば、計画生成部150は、絨毯領域について、櫛型走行するように、走行経路を算出し直す。
図9は、実施の形態に係る自律走行型掃除機100が絨毯目を揃えない領域(非絨毯領域400)での掃除パターンの一例を示す図である。なお、図9は、非絨毯領域400を斜め上から見た場合の斜視図である。また、図9では、非絨毯領域400にハッチングを付している。
図10は、実施の形態に係る自律走行型掃除機100が絨毯目を揃える領域(絨毯領域401)での掃除パターンの一例を示す図である。なお、図10は、絨毯領域401を斜め上から見た場合の斜視図である。また、図10では、絨毯領域401にハッチングを付している。
図9に示すように、例えば、制御部160は、計画生成部150が絨毯領域401と判定しない非絨毯領域400においては、吸引部180を駆動して吸引させながら、駆動部190を駆動して自律走行型掃除機100を弓型走行させる。
一方、図10に示すように、例えば、制御部160は、計画生成部150が絨毯領域401と判定した領域においては、絨毯目の向き(図10においては、吸引している場合の自律走行型掃除機100の進行する向きと同じ向き)に自律走行型掃除機100を走行させている場合に、吸引部180を駆動して吸引させながら、駆動部190を駆動して自律走行型掃除機100を走行させる。例えば、制御部160は、計画生成部150が絨毯領域401と判定した領域においては、絨毯目と異なる向き(図10においては、吸引している場合の自律走行型掃除機100の進行する向きと異なる向き)に自律走行型掃除機100を走行させている場合に、吸引部180を駆動させず、駆動部190を駆動して自律走行型掃除機100を走行させる。
このように、自律走行型掃除機100は、絨毯領域401を走行する際の走行パターンを示す第1走行モードと、絨毯領域401以外の非絨毯領域400を走行する際の走行パターンを示す第2走行モードをと、自己位置、地図情報、及び、掃除情報171(より具体的には、領域情報173及び向き情報174)に基づいて切り替えて走行する。具体的には、例えば、計画生成部150は、非絨毯領域400を自律走行型掃除機100に走行させる場合には、自律走行型掃除機100に弓型走行させ、絨毯領域401を自律走行型掃除機100に走行させる場合には、自律走行型掃除機100に櫛型走行させる計画情報を生成する。
なお、走行パターンの種別は、弓型走行及び櫛型走行に限定されない。例えば、走行パターンとして、絨毯領域401では、絨毯目の向きに合わせて一方向にのみ走行するように、所定の空間を周回するようにしてもよい。
図11は、実施の形態に係る自律走行型掃除機100が絨毯目を揃える領域での掃除パターンの第2例を示す図である。
図11に示すように、例えば、計画生成部150は、絨毯領域401において、絨毯目の向きにのみ自律走行型掃除機100を走行させるように、絨毯領域401以外の領域を自律走行型掃除機100に走行させることで、所定の空間内を例えば周回させることで、駆動部190を制御する制御を制御部160にさせる計画情報を生成する。
このように、計画生成部150は、絨毯領域401の走行パターンを決定する際には、非絨毯領域400を走行経路に含めて、当該走行経路を算出し直してもよい。
また、例えば、自律走行型掃除機100は、絨毯領域401において、絨毯目と逆向きに走行する経路を1つ決定し、当該決定した箇所と用いて絨毯領域401内を周回し、最後に当該経路を絨毯目の向きに合わせて走行してもよい。
図12は、実施の形態に係る自律走行型掃除機100が絨毯目を揃える領域での掃除パターンの第3例を示す図である。なお、図12は、例えば、図8に示す地図300の絨毯領域401を拡大して示す図である。
図12に示すように、例えば、計画生成部150は、絨毯領域401において、絨毯目の向きと逆向きに走行する逆向き経路(逆向き経路領域402)を決定し、逆向き経路を走行することで、絨毯領域401における逆向き経路以外の箇所を絨毯目の向きと同じ方向に走行して掃除し、絨毯領域401における逆向き経路以外の箇所を走行して掃除した後で、逆向き経路を絨毯目の向きと同じ方向に走行させるように、駆動部190、吸引部180、及び、清掃部200を制御する制御を制御部160にさせる計画情報を生成する。制御部160は、例えば、駆動部190を駆動することで、自律走行型掃除機100に、まず、図12に実線矢印で示す第1経路500を走行させ、次に、図12に一点鎖線矢印で示す第2経路501を走行させる。このように、例えば、計画生成部150は、絨毯領域401において、絨毯目の向きと逆向きに走行する逆向き経路を決定し、自律走行型掃除機100に、逆向き経路を走行させ、且つ、絨毯領域401における逆向き経路以外の箇所を絨毯目の向きと同じ方向に走行させ掃除させることで、絨毯領域401における逆向き経路以外の箇所を走行させ掃除させた後で、逆向き経路を絨毯目の向きと同じ方向に走行させ掃除させる計画情報を生成する。
再び図7を参照し、次に、計画生成部150は、絨毯目の向きと自律走行型掃除機100が走行する向きとが一致するか否かを判定する(ステップS105)。
計画生成部150は、絨毯目の向きと自律走行型掃除機100が走行する向きとが一致すると判定した場合(ステップS105でYes)、又は、自己位置が非絨毯領域に位置している場合(ステップS103でNo)、吸引モータ181を回転させる設定にする(ステップS106)。
一方、計画生成部150は、絨毯目の向きと自律走行型掃除機100が走行する向きとが一致しないと判定した場合(ステップS105でNo)、吸引モータ181を停止させる、つまり、吸引モータ181を回転させない設定にする(ステップS107)。
このように、例えば、計画生成部150は、自律走行型掃除機100が絨毯領域401では、絨毯目の向きと自律走行型掃除機100が進行する向きとが一致するか否かを判定(ステップS105)し、一致すると判定した場合(ステップS105でYes)には、吸引部180に吸引させ(ステップS106)、一致しないと判定した場合(ステップS105でNo)には、吸引部180に吸引させない(ステップS107)計画情報を生成する。
次に、制御部160は、ステップS106又はステップS107における計画生成部150の設定内容(つまり、計画情報)に基づいて吸引部180、駆動部190、及び、清掃部200を制御することで、掃除走行を実行させる(ステップS108)。ステップS108では、例えば、制御部160は、駆動部190を駆動させることで、走行経路に従って、所定の移動距離(例えば、30cm)だけ自律走行型掃除機100を移動させる。所定の移動距離は、予め任意に定められてよく、記憶部170に記憶されていればよい。
次に、計画生成部150は、所定の領域内の掃除が完了したか否かを判定する(ステップS109)。例えば、計画生成部150は、算出した走行経路を一巡したか否かを、所定の領域内の掃除が完了したか否かとして判定する。
計画生成部150は、所定の領域内の掃除が完了していないと判定した場合、(ステップS109でNo)、処理をステップS102に戻し、所定の空間内の掃除走行を継続する。
一方、制御部160は、計画生成部150が所定の領域内の掃除が完了したと判定した場合(ステップS109でYes)、駆動部190を制御することで図示しない充電器等の所定の位置まで自律走行型掃除機を移動させて掃除を終了する。
なお、自律走行型掃除機100が絨毯領域401を掃除走行する際の走行パターンを決定するタイミングは、特に限定されない。例えば、計画生成部150は、所定の空間全体の走行経路を算出する際に、絨毯領域401における走行経路及び掃除態様を含む所定の領域全体の走行経路及び掃除態様を示す計画情報を生成してもよい。
また、自律走行型掃除機100が絨毯領域401を所定の走行パターンで走行して掃除するタイミングは、特に限定されない。例えば、自律走行型掃除機100は、所定の空間を掃除する途中で、絨毯領域401を走行して掃除してもよい。或いは、自律走行型掃除機100は、所定の空間全体を走行して掃除した後で、さらに、絨毯領域401について、掃除情報171に基づいて走行して掃除してもよい。つまり、計画生成部150は、自律走行型掃除機100に、所定の空間全体を走行させ掃除させた後で、絨毯領域401について、掃除情報171に基づいて走行させ掃除させる計画情報を生成してもよい。
[効果等]
以上のように、実施の形態に係る自律走行型掃除機100は、所定の空間を自律走行して掃除する自律走行型掃除機であって、底面に吸込口11を有する本体部10と、本体部10に配置され、吸込口11を介してゴミを吸引する吸引部180と、本体部10に配置され、自律走行型掃除機100を走行させる駆動部190と、ゴミを集めるためのブラシ(例えば、メインブラシ50)を駆動する清掃部200と、所定の空間に配置された絨毯の絨毯目に関する情報である掃除情報171を取得する掃除情報取得部170と、所定の空間における自律走行型掃除機100の自己位置を検出する自己位置検出部140と、所定の空間の地図300を示す地図情報を取得する地図情報取得部120と、掃除情報171と、自己位置と、地図情報とに基づいて、吸引部180、駆動部190、及び、清掃部200を制御することで、自律走行型掃除機100に所定の空間を走行させ掃除させる制御部160と、を備える。
これによれば、例えば、制御部160は、掃除情報171に基づいて、所定の空間に位置する絨毯に対して、絨毯以外の位置とは異なるように、走行経路、及び、吸引部180の制御内容等を変更できる。そのため、制御部160は、掃除情報171に基づいて、走行経路、及び、吸引部180の制御等を適切に制御することで、所定の空間に配置された絨毯の絨毯目が揃うように掃除できる。
また、例えば、自律走行型掃除機100は、さらに、掃除情報171と、自己位置と、地図情報とに基づいて、吸引部180、駆動部190、及び、清掃部200の制御態様を示す計画情報を生成する計画生成部150を備える。この場合、例えば、制御部160は、計画生成部150が生成した計画情報に基づいて、吸引部180、駆動部190、及び、清掃部200を制御する。
これによれば、制御部160は、計画情報に基づいて、吸引部180、駆動部190、及び、清掃部200を制御することで、所定の空間に配置された絨毯の絨毯目が揃うように、自律走行型掃除機100に所定の空間を走行させ掃除させることができる。
また、例えば、掃除情報171は、所定の空間における絨毯が位置する絨毯領域に関する領域情報173と、絨毯目の向きを示す向き情報174とを含む。この場合、計画生成部150は、自律走行型掃除機100が絨毯領域では、絨毯目の向きと自律走行型掃除機100が進行する向きとが一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合には、吸引部180に吸引させ、一致しないと判定した場合には、吸引部180に吸引させない計画情報を生成する。
これによれば、制御部160は、計画情報に基づいて、絨毯目の向きに合わせて吸引部190を制御できる。そのため、制御部160は、絨毯目の向きに合わせてきれいに絨毯目が揃うように自律走行型掃除機100に掃除させることができる。
また、例えば、計画生成部150は、絨毯領域401以外(非絨毯領域400)を自律走行型掃除機100に走行させる場合には、自律走行型掃除機100に弓型走行させ、絨毯領域401を自律走行型掃除機100に走行させる場合には、自律走行型掃除機100に櫛型走行させる計画情報を生成する。
これによれば、制御部160は、絨毯領域401において、絨毯目の向きに合わせて掃除走行し、且つ、隙間なく、つまり、掃除漏れがなく絨毯領域401を掃除できる。また、制御部160は、絨毯領域401以外の領域である非絨毯領域400において、弓型走行させることで、櫛型走行させる場合と比較して素早く掃除できる。
また、例えば、計画生成部150は、絨毯領域401においては、絨毯目の向きにのみ自律走行型掃除機100を走行させる計画情報を生成する。
これによれば、例えば、図11に示すように、所定の空間が周回可能な空間である場合、制御部160は、絨毯領域401において、自律走行型掃除機100に吸引させずに走行させることができる。そのため、車輪20の跡等を絨毯に付けることが抑制され得る。
また、例えば、計画生成部150は、絨毯領域401において、絨毯目の向きと逆向きに走行する逆向き経路(逆向き経路領域402)を決定し、自律走行型掃除機100に、(i)逆向き経路を走行させ、且つ、絨毯領域401における逆向き経路以外の箇所を絨毯目の向きと同じ方向に走行させ掃除させることで、絨毯領域401における逆向き経路以外の箇所を走行させ掃除させた後で、(ii)逆向き経路を絨毯目の向きと同じ方向に走行させ掃除させる計画情報を生成する。
これによれば、制御部160は、周回等走行経路を長くすることなく、絨毯領域401において、吸引せずに走行することを少なくできる。そのため、自律走行型掃除機100は、車輪20の跡等を絨毯に付けることを抑制し、且つ、短時間で掃除できる。
また、例えば、計画生成部150は、自律走行型掃除機100に、所定の空間全体を走行させ掃除させた後で、絨毯領域401について、掃除情報171に基づいて走行させ掃除させる計画情報を生成する。
これによれば、例えば、所定の空間に絨毯領域401が複数あるような場合に、制御部160は、吸引部180、駆動部190、及び、清掃部200の制御内容を何度も変更しながら掃除走行することを抑制できる。つまり、制御内容を簡素化できる。
また、実施の形態に係る自律走行型掃除機100の制御方法は、所定の空間を自律走行して掃除する自律走行型掃除機100の制御方法であって、所定の空間に配置された絨毯の絨毯目に関する情報である掃除情報171を取得する掃除情報取得ステップ(ステップS101)と、自律走行型掃除機100の自己位置を検出する自己位置検出ステップ(ステップS102)と、所定の空間の地図300を示す地図情報を取得する地図情報取得ステップ(ステップS101)と、掃除情報171と、自己位置と、地図情報とに基づいて、自律走行型掃除機100に所定の空間を走行させ掃除させる制御ステップ(ステップS108)と、を含む。
これによれば、例えば、掃除情報171に基づいて、所定の空間に位置する絨毯に対して、絨毯以外の位置とは異なるように、走行経路、及び、吸引部180の制御等を変更できる。そのため、走行経路、及び、吸引部180の制御等を適切に設定することで、絨毯目が揃うように掃除できる。
なお、本発明は、上記自律走行型掃除機100の制御方法に含まれるステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現されてもよい。
具体的には、本発明に係るプログラムは、所定の空間を自律走行する自律走行型掃除機100の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、所定の空間に配置された絨毯の絨毯目に関する情報である掃除情報171を取得する掃除情報取得ステップ(ステップS101)と、自律走行型掃除機100の自己位置を検出する自己位置検出ステップ(ステップS102)と、所定の空間の地図300を示す地図情報を取得する地図情報取得ステップ(ステップS101)と、掃除情報171と、自己位置と、地図情報とに基づいて、自律走行型掃除機100を走行させ掃除させる制御ステップ(ステップS107)と、をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
また、本発明は、上記プログラムを記録したコンピュータによって読み取り可能なCD-ROM等の非一時的な記録媒体として実現されてもよい。また、本発明は、上記プログラムを示す情報、データ又は信号として実現されてもよい。そして、上記プログラム、情報、データ及び信号は、インターネット等の通信ネットワークを介して配信されてもよい。
(その他の実施の形態)
以上、本発明に係る自律走行型掃除機等について、上記各実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記各実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、障害物データベース及び走行パターンデータベースを記憶する記憶部は、自律走行掃除機が備えるとして説明した。障害物データベース及び走行パターンデータベースは、自律走行掃除機と通信可能なサーバ装置等に記憶されていてもよい。この場合、自律走行掃除機は、例えば、当該サーバ装置と通信するための無線通信回路等の通信インターフェースを備える。障害物管理部は、例えば、当該通信インターフェースを介して障害物データベースに含まれる回数情報を更新してもよい。また、例えば、計画生成部は、当該通信インターフェースを介して障害物データベース及び走行パターンデータベースに含まれる情報を取得して、計画情報を生成してもよい。
また、例えば、上記実施の形態では自律走行型掃除機100が備える計画生成部150及び制御部160等の処理部は、それぞれCPUと制御プログラムとによって実現されると説明した。例えば、それぞれの当該処理部の構成要素は、それぞれ1つ又は複数の電子回路で構成されてもよい。1つ又は複数の電子回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。1つ又は複数の電子回路には、例えば、半導体装置、IC(Integrated Circuit)、又は、LSI(Large Scale Integration)等が含まれてもよい。IC又はLSIは、1つのチップに集積されてもよく、複数のチップに集積されてもよい。ここでは、IC又はLSIと呼んでいるが、集積の度合いによって呼び方が変わり、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又は、ULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれるかもしれない。また、LSIの製造後にプログラムされるFPGA(Field Programmable Gate Array)も同じ目的で使うことができる。
また、本発明の全般的又は具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路又はコンピュータプログラムで実現されてもよい。或いは、当該コンピュータプログラムが記憶された光学ディスク、HDD(Hard Disk Drive)若しくは半導体メモリ等のコンピュータ読み取り可能な非一時的記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
本発明は、自律移動しながら掃除する自律走行型掃除機に広く利用可能である。
10 本体部
11 吸込口
20 車輪
30 サイドブラシ
40 レーザ測距計
50 メインブラシ
100 自律走行型掃除機
110 センサデータ取得部
120 地図情報取得部
130 掃除情報取得部
140 自己位置検出部
150 計画生成部
160 制御部
170 記憶部
171 掃除情報
172 ID情報
173 領域情報
174 向き情報
180 吸引部
181 吸引モータ
190 駆動部
191 車輪モータ
200 清掃部
201 ブラシモータ
300 地図
301 境界部
302 走行可能領域
303 走行不可能領域
400 非絨毯領域
401 絨毯領域
402 逆向き経路領域
500 第1経路
501 第2経路

Claims (8)

  1. 所定の空間を自律走行して掃除する自律走行型掃除機であって、
    底面に吸込口を有する本体部と、
    前記本体部に配置され、前記吸込口を介してゴミを吸引する吸引部と、
    前記本体部に配置され、前記自律走行型掃除機を走行させる駆動部と、
    ゴミを集めるためのブラシを駆動する清掃部と、
    前記所定の空間に配置された絨毯の絨毯目に関する情報である掃除情報を取得する掃除情報取得部と、
    前記所定の空間における前記自律走行型掃除機の自己位置を検出する自己位置検出部と、
    前記所定の空間の地図を示す地図情報を取得する地図情報取得部と、
    前記掃除情報と、前記自己位置と、前記地図情報とに基づいて、前記吸引部、前記駆動部、及び、前記清掃部を制御することで、前記自律走行型掃除機に前記所定の空間を走行させ掃除させる制御部と、を備え、
    前記掃除情報は、前記所定の空間における前記絨毯が位置する絨毯領域に関する領域情報と、前記絨毯目の向きを示す向き情報とを含み、
    前記制御部は、前記絨毯領域において、前記自律走行型掃除機に、(i)前記絨毯目の向きと逆向きに走行する逆向き経路を走行させ、且つ、前記絨毯領域における前記逆向き経路以外の箇所を前記絨毯目の向きと同じ方向に走行させ掃除させることで、前記絨毯領域における前記逆向き経路以外の箇所を走行させ掃除させた後で、(ii)前記逆向き経路を前記絨毯目の向きと同じ方向に走行させ掃除させる
    自律走行型掃除機。
  2. さらに、前記掃除情報と、前記自己位置と、前記地図情報とに基づいて、前記吸引部、前記駆動部、及び、前記清掃部の制御態様を示す計画情報を生成する計画生成部を備え、
    前記制御部は、前記計画生成部が生成した前記計画情報に基づいて、前記吸引部、前記駆動部、及び、前記清掃部を制御する
    請求項1に記載の自律走行型掃除機。
  3. 前記計画生成部は、前記自律走行型掃除機が前記絨毯領域では、前記絨毯目の向きと前記自律走行型掃除機が進行する向きとが一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合には、前記吸引部に吸引させ、一致しないと判定した場合には、前記吸引部に吸引させない前記計画情報を生成する
    請求項2に記載の自律走行型掃除機。
  4. 前記計画生成部は、前記絨毯領域以外を前記自律走行型掃除機に走行させる場合には、前記自律走行型掃除機に弓型走行させる前記計画情報を生成する
    請求項2又は3に記載の自律走行型掃除機。
  5. 前記計画生成部は、前記絨毯領域において、前記逆向き経路を決定し、前記自律走行型掃除機に、(i)前記逆向き経路を走行させ、且つ、前記絨毯領域における前記逆向き経路以外の箇所を前記絨毯目の向きと同じ方向に走行させ掃除させることで、前記絨毯領域における前記逆向き経路以外の箇所を走行させ掃除させた後で、(ii)前記逆向き経路を前記絨毯目の向きと同じ方向に走行させ掃除させる前記計画情報を生成する
    請求項2~4のいずれか1項に記載の自律走行型掃除機。
  6. 前記計画生成部は、前記自律走行型掃除機に、前記所定の空間全体を走行させ掃除させた後で、前記絨毯領域について、前記掃除情報に基づいて走行させ掃除させる前記計画情報を生成する
    請求項2~5のいずれか1項に記載の自律走行型掃除機。
  7. 所定の空間を自律走行して掃除する自律走行型掃除機の制御方法であり、かつ、コンピュータに実行させる自律走行型掃除機の制御方法であって、
    前記自律走行型掃除機は、
    底面に吸込口を有する本体部と、
    前記本体部に配置され、前記吸込口を介してゴミを吸引する吸引部と、
    前記本体部に配置され、前記自律走行型掃除機を走行させる駆動部と、
    ゴミを集めるためのブラシを駆動する清掃部と、
    掃除情報取得部と、
    自己位置検出部と、
    地図情報取得部と、
    制御部と、を備え、
    前記自律走行型掃除機の制御方法は、
    前記掃除情報取得部が、前記所定の空間に配置された絨毯の絨毯目に関する情報である掃除情報を取得する掃除情報取得ステップと、
    前記自己位置検出部が、前記自律走行型掃除機の自己位置を検出する自己位置検出ステップと、
    前記地図情報取得部が、前記所定の空間の地図を示す地図情報を取得する地図情報取得ステップと、
    前記制御部が、前記掃除情報と、前記自己位置と、前記地図情報とに基づいて、前記吸引部、前記駆動部、及び、前記清掃部を制御することで、前記自律走行型掃除機に前記所定の空間を走行させ掃除させる制御ステップと、を含み、
    前記掃除情報は、前記所定の空間における前記絨毯が位置する絨毯領域に関する領域情報と、前記絨毯目の向きを示す向き情報とを含み、
    前記制御ステップでは、前記制御部が、前記絨毯領域において、前記自律走行型掃除機に、(i)前記絨毯目の向きと逆向きに走行する逆向き経路を走行させ、且つ、前記絨毯領域における前記逆向き経路以外の箇所を前記絨毯目の向きと同じ方向に走行させ掃除させることで、前記絨毯領域における前記逆向き経路以外の箇所を走行させ掃除させた後で、(ii)前記逆向き経路を前記絨毯目の向きと同じ方向に走行させ掃除させる
    自律走行型掃除機の制御方法。
  8. 所定の空間を自律走行して掃除する自律走行型掃除機の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記自律走行型掃除機は、
    底面に吸込口を有する本体部と、
    前記本体部に配置され、前記吸込口を介してゴミを吸引する吸引部と、
    前記本体部に配置され、前記自律走行型掃除機を走行させる駆動部と、
    ゴミを集めるためのブラシを駆動する清掃部と、
    掃除情報取得部と、
    自己位置検出部と、
    地図情報取得部と、
    制御部と、を備え、
    前記自律走行型掃除機の制御方法は、
    前記掃除情報取得部が、前記所定の空間に配置された絨毯の絨毯目に関する情報である掃除情報を取得する掃除情報取得ステップと、
    前記自己位置検出部が、前記自律走行型掃除機の自己位置を検出する自己位置検出ステップと、
    前記地図情報取得部が、前記所定の空間の地図を示す地図情報を取得する地図情報取得ステップと、
    前記制御部が、前記掃除情報と、前記自己位置と、前記地図情報とに基づいて、前記吸引部、前記駆動部、及び、前記清掃部を制御することで、前記自律走行型掃除機に前記所定の空間を走行させ掃除させる制御ステップと、を含み、
    前記掃除情報は、前記所定の空間における前記絨毯が位置する絨毯領域に関する領域情報と、前記絨毯目の向きを示す向き情報とを含み、
    前記制御ステップでは、前記制御部が、前記絨毯領域において、前記自律走行型掃除機に、(i)前記絨毯目の向きと逆向きに走行する逆向き経路を走行させ、且つ、前記絨毯領域における前記逆向き経路以外の箇所を前記絨毯目の向きと同じ方向に走行させ掃除させることで、前記絨毯領域における前記逆向き経路以外の箇所を走行させ掃除させた後で、(ii)前記逆向き経路を前記絨毯目の向きと同じ方向に走行させ掃除させる
    プログラム。
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