JP7349176B2 - 治療用アプリケーションの機能を制限するためのシステム、装置、方法及びプログラム - Google Patents

治療用アプリケーションの機能を制限するためのシステム、装置、方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は治療用アプリケーション(治療用アプリ)の機能を制限するためのシステム、装置、方法及びプログラムに関する。
近年、ユーザの健康に関連する行動を改善したり、疾病の治療や、体調管理などのために用いられる、スマートフォン等のユーザ端末において動作する治療用アプリが開発されている(先行文献1)。先行文献1に開示されたシステムは、個人から収集したデータに基づいて、健康に関する悪い行動を改善するための行動変容メッセージを、一日単位で順に個人に提供するシステムが開示されている。
特開2001-92876号
これらの治療用アプリは、各アプリケーションが対象とする疾病の治療等のために設計されており、他のアプリケーションとの相互作用等については考慮されていない。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、以下のような特徴を有している。すなわち、本発明の一実施態様におけるシステムは、ユーザ端末のユーザである患者の治療を行うための治療用アプリケーションの機能を制限するためのシステムであって、第1の治療用アプリケーションに関連して生成された情報に基づいてユーザに関連付けられた、制限されるアプリケーションの機能を判定するために用いられる制限関連情報を記録する診療記録情報記憶部と、前記制限関連情報に基づいて、第2の治療用アプリケーションの機能が制限対象であるか否かを判定する制限対象判定部と、制限対象であると判定された第2の治療用アプリケーションの機能を制限する機能制限部と、を備える。
また、前記システムはサーバ及びユーザ端末を備え、サーバは、診療記録情報記憶部の少なくとも一部を含み、さらに、所定のタイミングでユーザ端末へ前記制限関連情報を送信する制限関連情報送信部を含み、ユーザ端末は、制限対象判定部の少なくとも一部及び前記機能制限部を含むようにしてもよい。
ユーザ端末は、第2の治療用アプリケーションを実行する際、制限関連情報要求をサーバに送信する制限関連情報要求部をさらに備え、前記所定のタイミングは、サーバが前記制限関連情報要求を受信したタイミングを含むことができる。
前記所定のタイミングは、前記第1の治療用アプリケーションに関連する情報に基づいて制限関連情報が更新されるタイミングを含んでもよい。
第1及び第2の治療用アプリケーションがユーザ端末において実行され、ユーザ端末は、第1の治療用アプリケーションに関連する制限関連情報の少なくとも一部を記録する診療記録情報記憶部の少なくとも一部と、第1の治療用アプリケーションに関連する制限関連情報をサーバに送信する制限関連情報送信部と、をさらに含み、前記サーバの制限関連情報送信部は、前記所定のタイミングにおいて、第1の治療用アプリケーションに関連する制限関連情報要求をユーザ端末に送信し、ユーザ端末から受信した第1の治療用アプリケーションに関連する制限関連情報に基づいて、ユーザ端末へ制限関連情報を送信するようにしてもよい。
前記システムはサーバ及びユーザ端末を備え、サーバは、診療記録情報記憶部の少なくとも一部及び制限対象判定部の少なくとも一部を含み、さらに、制限対象であると判定された第2の治療用アプリケーションの機能の制限を指示する制限指示情報をユーザ端末へ送信する制限指示情報送信部を備え、ユーザ端末は前記機能制限部を含み、前記機能制限部は、前記制限指示情報に基づいて、制限対象であると判定された第2の治療用アプリケーションの機能を制限することができる。
前記制限対象であるか否かを判定することは、前記第2の治療用アプリケーションを示す識別子が、当該ユーザに対して使用制限の対象であるアプリケーションの識別子として前記制限関連情報に含まれているか否かを判定することを含み、前記第2の治療用アプリケーションの機能を制限することは、当該第2の治療用アプリケーションが使用できないように設定することを含んでもよい。
前記制限対象判定部は、さらに、第2の治療用アプリケーションに関連する制限関連情報に基づいて、第2の治療用アプリケーションの機能が制限対象であるか否かを判定してもよい。
前記制限対象であるか否かを判定することは、前記第2の治療用アプリケーションを用いてユーザに提示される治療情報が制限対象情報として前記制限関連情報に含まれているか否かを判定することを含み、前記第2の治療用アプリケーションの機能を制限することは、制限対象情報として含まれていると判定された治療情報を含まないように、当該第2の治療用アプリケーションに基づくユーザへの治療情報提示処理を実行してもよい。
前記制限対象であるか否かを判定することは、制限関連情報に含まれる、第1の治療用アプリケーションによって規定された治療情報によって示される行動をユーザが実行すべき実行時間が、第2の治療用アプリケーションによって規定された治療情報によって示される行動をユーザが実行すべき実行時間と少なくとも一部重複するか否かを判定することと、少なくとも一部の実行時間が重複すると判定されると、第1の治療用アプリケーションによって規定された行動に関連付けられた優先度と、第2の治療用アプリケーションによって規定された行動に関連付けられた優先度とを比較し、実行時間が重複しないように、より低い優先度に関連付けられた治療用アプリケーションによって規定された治療情報を変更することと、を含むことができる。
また、一つの実施形態におけるユーザ端末は、ユーザ端末のユーザである患者の治療を行うための治療用アプリケーションの機能を制限するためのユーザ端末であって、第1の治療用アプリケーションに関連して生成された情報に基づいてユーザに関連付けられた制限関連情報を記録する診療記録情報記憶部と、前記制限関連情報に基づいて、第2の治療用アプリケーションの機能が制限対象であるか否かを判定する制限対象判定部と、制限対象であると判定された第2の治療用アプリケーションの機能を制限する機能制限部と、を備える。
また、別の実施形態におけるユーザ端末は、ユーザ端末のユーザである患者の治療を行うための治療用アプリケーションの機能を制限するためのユーザ端末であって、第1の治療用アプリケーションに関連して生成された情報に基づいてユーザに関連付けられた、制限されるアプリケーションの機能を示す制限関連情報を記録する診療記録情報記憶部と、所定のタイミングでユーザ端末へ前記制限関連情報を送信する制限関連情報送信部と、前記制限関連情報に基づいて判定された制限指示情報を受信する通信部と、前記制限指示情報に基づいて、第2の治療用アプリケーションの機能を制限する機能制限部と、を備えることができる。
一つの実施形態におけるサーバは、ユーザ端末のユーザである患者の治療を行うための治療用アプリケーションの機能を制限するためのサーバであって、第1の治療用アプリケーションに関連して生成された情報に基づいてユーザに関連付けられた制限関連情報を受信し、制限指示情報を送信する通信部と、前記受信された制限関連情報に基づいて、第2の治療用アプリケーションの機能が制限対象であるか否かを判定して、前記制限指示情報を生成する制限対象判定部と、を備える。
一つの実施形態における方法は、ユーザ端末のユーザである患者の治療を行うための治療用アプリケーションの機能を制限するための1以上のコンピュータによって実行される方法であって、第1の治療用アプリケーションに関連して生成された情報に基づいてユーザに関連付けられた制限関連情報を記録する段階と、前記制限関連情報に基づいて、第2の治療用アプリケーションの機能が制限対象であるか否かを判定する段階と、制限対象であると判定された第2の治療用アプリケーションの機能を制限する段階と、を備える。
また、一つの実施形態におけるプログラムは、前述の方法を1以上のコンピュータに実行させるものである。
本発明を用いることにより、他の治療用アプリに関連して行われる治療の効果を弱めたり、実行不可能であったり、他の治療用アプリが対象としている疾病等との関係において使用不可であるなどの悪影響を与える治療用アプリの機能を制限することを可能とする。
本発明の一実施形態に係るシステムの構成図である。 本発明の一実施形態に係るユーザ端末、サーバ及び医療従事者端末のハードウェア構成図である。 本発明の一実施形態に係るユーザ端末、サーバ及び医療従事者端末の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係るフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るフローチャートである。
[第1の実施形態]
図1は本発明のシステム構成図の一例を示す。システム100は治療用アプリの機能を制限するために使用されるものであり、ネットワーク110、これに接続されるユーザ端末120、サーバ130及び医療従事者端末140を備える。さらに、ユーザ端末120に接続される治療に関連する測定器150を含んでもよい。例えば、治療用アプリの指示に従って一酸化炭素濃度測定を行うための一酸化炭素濃度測定器や脂肪肝治療用アプリの指示に従って体重を測定するための体重計を含むことができる。これらの測定器150は例えばユーザ端末120と無線接続されることにより、治療用アプリと協働して動作することができる。
また、本実施形態において治療用アプリは、ユーザの健康に関連する行動を改善したり、疾病の治療や体調管理に用いられるアプリケーションを意味するが、ユーザの健康状態を改善するために用いられるものであればどのようなアプリケーションであってもかまわない。治療用アプリは、医療従事者によって提供されたり、医療従事者の管理下において使用されるアプリケーションに限定されない。また、各治療用アプリは、同一メーカーによって作成されたものである必要はなく、2以上のメーカーによって作成されたものであってもかまわないし、メーカーとは異なる者によって管理されるアプリ提供用サーバ等からダウンロードできるようにしてもよい。
図2は本発明の一実施形態によるユーザ端末120、サーバ130、医療従事者端末140のハードウェア構成を示すブロック図である。ユーザ端末120は、プロセッサ121、表示装置122、入力装置123、記憶装置124及び通信装置125を備える。これらの各構成装置はバス128によって接続される。なお、バス128と各構成装置との間には必要に応じてインタフェースが介在しているものとする。本実施形態において、ユーザ端末120はスマートフォンである。ただし、ユーザ端末120は、上記の構成を備えるものであれば、パーソナルコンピュータ、タブレット型コンピュータ、タッチパッドなどの情報端末とすることができる。
サーバ130及び医療従事者端末140もまた同様に、プロセッサ131、141,表示装置132、142、入力装置133、143、記憶装置134、144及び通信装置135、145を備える。これらの各構成装置はバス138、148によって接続される。なお、バス138、148と各構成装置との間には必要に応じてインタフェースが介在しているものとする。本実施形態においてサーバ130及び医療従事者端末140はコンピュータによって実現される。
プロセッサ121、131、141は、ユーザ端末120、サーバ130及び医療従事者端末140全体の動作を制御するものであり、例えばCPUである。プロセッサ121、131、141は、記憶装置124、134、144に格納されているプログラムやデータを読み込んで実行することにより、様々な処理を実行する。1つの例では、プロセッサ121、131、141は、複数のプロセッサから構成される。
表示装置122、132、142は、プロセッサ121、131、141の制御に従って、アプリケーション画面などをユーザ端末120のユーザ(患者)、サーバ130のユーザ(管理者)及び医療従事者端末140のユーザ(医療従事者)に表示する。好ましくは液晶ディスプレイであるが、有機ELを用いたディスプレイやプラズマディスプレイ等であってもよい。
入力装置123、133、143は、ユーザ端末120、サーバ130及び医療従事者端末140に対するユーザからの入力を受け付けるユーザインタフェースであり、例えば、タッチパネル、タッチパッド、キーボード、又はマウスである。本実施形態においてユーザ端末120はスマートフォンであるため、ユーザ端末120は入力装置123としてタッチパネルを備え、タッチパネルは表示装置122としても機能し、表示装置122と入力装置123は一体となった構造である。表示装置122と入力装置123は、別の位置に配置される別個の形態であってもよい。ここでは、サーバ130及び医療従事者端末140はコンピュータであるため、入力装置としてキーボード及びマウスを備え、表示装置として液晶ディスプレイを備えるものとする。
記憶装置124、134、144は、揮発性メモリであるRAM及び不揮発性メモリであるROMを含む、一般的なスマートフォンないしコンピュータが備える記憶装置である。記憶装置124、134、144は、外部メモリを含むこともできる。例えば記憶装置124、144は、本実施形態を実施するためのユーザアプリケーションを記憶し、記憶装置134はサーバアプリケーションを記憶する。ユーザアプリケーションは、治療用アプリケーションのユーザプログラム及び該ユーザプログラム実行時に参照する各種データを含む。医療従事者端末140のための治療用アプリケーションとして、電子カルテを操作するためのアプリケーションを用いることができる。ユーザプログラムは、ユーザ端末120に対するユーザの操作に応じて起動され、ユーザ端末120が予め実装するオペレーティングシステム(OS)上で実行される。サーバ用アプリケーションはクライアントである各ユーザ端末120においてユーザからの入力の受付及びユーザに対する情報の提示がユーザプログラムによって適切に実行されるようにするための機能及び各種データを含む。
1つの例では、記憶装置124、134、144は、主記憶装置及び補助記憶装置を含む。主記憶装置は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、プロセッサ121、131、141が情報を処理する際の記憶領域及び作業領域として用いられる。補助記憶装置は、様々なプログラムや、各プログラムの実行に際してプロセッサ121、131、141が使用するデータを格納する。補助記憶装置は、例えばハードディスク装置であるが、情報を格納できるものであればいかなる不揮発性ストレージ又は不揮発性メモリであってもよく、着脱可能なものであっても構わない。補助記憶装置は、例えば、オペレーティングシステム(OS)、ミドルウェア、アプリケーションプログラム、これらのプログラムの実行に伴って参照され得る各種データなどを格納する。
通信装置125、135、145は、ネットワーク110(図2においては省略)を介して他の装置との間でデータの授受を行う。例えば通信装置125、135、145は、移動体通信や無線LAN等の無線通信を行い、ネットワーク110へ接続する。ユーザ端末120及び医療従事者端末140は通信装置125及び135をそれぞれ用いることで、ネットワークを介してサーバ130と通信を行う。通信装置125、135、145は、イーサネット(登録商標)ケーブル等を用いた有線通信を行ってもよい。
図3は本発明の一実施形態によるユーザ端末120、サーバ130及び医療従事者端末140の機能ブロック図の一例を示す。ユーザ端末120は、制御部321、入力部322、表示部323、通信部326、第1アプリ機能部350及び第2アプリ機能部370を備え、サーバ130は、制御部331、入力部332、表示部333、制限関連情報送信部334、診療記録情報記憶部335、通信部336、制限対象判定部337を備え、医療従事者端末140は、制御部341、入力部342、表示部343、制限関連情報送信部344、診療記録情報記憶部345、通信部346を備える。
本実施形態においては、プロセッサ121、131、141がプログラムを実行することによりこれらの機能が実現される。例えば実行されるプログラムは、記憶装置124、134、144に記憶されているプログラムである。また、第1アプリ機能部350及び第2アプリ機能部370は第1及び第2の治療用アプリケーションが実行されることによりそれぞれ実現される。このように、各種機能がプログラム読み込みにより実現されるため、1つのパート(機能)の一部又は全部を他のパートが有していてもよい。各機能の一部又は全部を実現するための電子回路等を構成することによりハードウェアによってこれらの機能を実現してもよい。
ユーザ端末120の制御部321は、本実施形態において実行される情報処理の制御処理を行う。入力部322は、ユーザ端末120のユーザからの入力を受け付ける。表示部323は、アプリケーションの機能を制御するためのアプリ用画面を表示し、アプリケーションの機能やユーザ操作に応じたアプリ用画面を表示する。本実施形態においては、入力部322及び表示部323を備えたタッチパネルを用いることとし、タッチ検出機能によって操作受付部を実現する。通信部326は、他のユーザ端末120、サーバ130及び医療従事者端末140等と有線及び無線通信によって通信を行う。
第1及び第2アプリ機能部350、370は、それぞれ、アプリ制御部351、371、制限対象判定部352、372、機能制限部353、373、制限関連情報送信部354、374、診療記録情報記憶部355、375及び制限関連情報要求部356、376を備える。
アプリ制御部351、371は、本実施形態における各治療用アプリによって実行される情報処理の制御処理を行う。制限対象判定部352、372は、診療記録情報に含まれる制限関連情報に基づいて、治療用アプリの機能が制限対象であるか否かを判定する。機能制限部353、373は、制限対象であると判定された治療用アプリの機能を制限する。制限される機能は、治療用アプリ全体であってもよいし、治療用アプリの一部の機能であってもよい。例えば、治療用アプリによって実行される治療処理のうちの一部は実行できないものとし、他の実行可能な治療処理に変更することができる。
制限関連情報送信部354、374は、制限関連情報を送信する機能を有する。制限関連情報は、制限の対象となる治療用アプリの機能を判定するために用いられる情報であり、ユーザに対して使用すべきでないアプリケーションを示す情報、インストールされるアプリやインストール済のアプリを識別する情報、ユーザに対して行ってはならない治療処理を示す情報、他の治療処理と実行時間が重複してはならない時間を示す情報等を含むことができる。本実施形態においては、制限関連情報送信部354、374は、制限関連情報要求に応答して、制限関連情報を送信するものとするが、所定のタイミングで、送信することもできる。例えば、予め定められた時刻になった際や、アプリ登録情報の登録の際、制限関連情報が更新された際などに送信するようにしてもよい。
診療記録情報記憶部355、375は治療用アプリに関連して生成された情報に基づいてユーザに関連付けられた診療記録情報を記録する。診療記録情報は、例えば、患者であるユーザの性別、年齢、体重、薬歴、既往歴や治療履歴等を含むことができる。診療記録情報はさらに、制限される治療用アプリの機能を判定するために用いられる制限関連情報を含むことができる。制限関連情報要求部356、376は、制限関連情報を要求するための信号である制限関連情報要求を送信する。
サーバ130の制御部331は、ユーザ端末120及び医療従事者端末140において実行されるアプリケーションのための処理を行う。1つの例では、制御部331は、ユーザ端末120においてアプリケーションが実行されると、定期的に、又は必要に応じてデータの送受信を行い、ユーザ端末120においてアプリケーションの機能を実現させる。入力部332は、サーバ130のユーザからの入力を受け付ける。表示部333は、必要に応じてサーバ管理者のための管理画面を表示装置132に表示する。
制限関連情報送信部334は、制限関連情報を送信する機能を有する。診療記録情報記憶部335は治療用アプリに関連して生成された情報に基づいてユーザに関連付けられた診療記録情報を記録する。診療記録情報には制限関連情報を含むことができる。通信部336は、ユーザ端末120及び医療従事者端末140等と有線及び無線通信によって通信を行う。
医療従事者端末140の制御部341は、医療従事者端末140において実行されるアプリケーション、例えば電子カルテ用アプリケーションのための処理を行う。入力部342は、医療従事者端末140のユーザからの入力を受け付ける。表示部343は、アプリケーションの機能を制御するためのアプリ用画面を表示し、アプリケーションの機能やユーザ操作に応じたアプリ用画面を表示する。通信部346は、ユーザ端末120、サーバ130及び他の医療従事者端末140等と有線及び無線通信によって通信を行う。
制限関連情報送信部344は、制限関連情報を送信する機能を有する。診療記録情報記憶部345は治療用アプリに関連して生成された情報に基づいてユーザに関連付けられた診療記録情報を記録する。診療記録情報は制限関連情報を含むことができる。通信部346は、他のユーザ端末120、サーバ130及び医療従事者端末140等と有線及び無線通信によって通信を行う。
ユーザ端末120、サーバ130及び医療従事者端末140の診療記録情報記憶部335、345、355、375は各治療用アプリケーションに基づいて入力された、制限関連情報を含む診療記録情報を記憶することもできるし、サーバ130の診療記録情報記憶部345においてすべての診療記録情報を記録、管理し、ユーザ端末120及び医療従事者端末140においては、一部のみを記録、管理、または全く記録、管理しない態様としてもよいし、サーバ130においては、一方のアプリ機能部から送信された制限関連情報を他方の治療用アプリ機能部へ送信し、一部のみを記録、管理、または全く記録、管理しない態様とすることもできる。
本システムの制限対象判定部は複数の装置内に備えることができる。本実施形態においては、ユーザ端末120の第1アプリ機能部350、第2アプリ機能部370に含まれるものとするが、後述する実施形態においては、サーバ130において備えるものとする。ユーザ端末120及びサーバ130の両方において備えられるものとしてもよい。同様に診療記録情報記憶部もユーザ端末120、サーバ130及び医療従事者端末140を含む複数の装置において分散して配置されることができる。この意味において、各装置が制限対象判定部の少なくとも一部を含むと表現し、診療記憶情報記憶部の少なくとも一部を含む、と表現することがある。その他の構成要素についても同様に、複数の装置において分散して配置されることができる。「少なくとも一部」と記載されてない場合であっても、複数の装置において分散して配置された場合の一部であることを意味することができるものとし、他の装置がその構成を常に包含しないことを意味するわけではない。
次に、図4を用いて、本実施形態における処理の流れを説明する。ここでは、うつ病の治療用アプリを使用しているユーザがさらに、禁煙治療用アプリの使用を開始する場合を例にとって説明するが、他の治療用アプリに関連して行われる治療の効果を弱めたり、実行不可能であったり、他の治療用アプリが対象としている疾病等にとって禁忌であるなどの悪影響を与える治療用アプリ同士であればどのような疾患に対する場合であってもかまわない。
疾患は、腎機能障害、高血圧や精神疾患など医学的な疾患に加えて、身体的、精神的に好ましくない状態であれば、医学的な意味での疾患である必要はない。治療は、身体的、精神的に好ましくない状態を改善するためのものであればどのようなものでもよく、予防医療であってもよい。患者は本発明を用いて体調の改善を試みる者をいい、医療従事者の指導のもと疾患の治療を行っている患者である必要はない。
図4においては、うつ病治療用アプリケーションである第1の治療用アプリケーション(第1アプリ)の機能を実行するための第1アプリ機能部350及び禁煙治療用アプリケーションである第2の治療用アプリケーション(第2アプリ)の機能を実行するための第2アプリ機能部370を、説明のために離間して記載しているが、本実施形態においては、一つのユーザ端末120にインストールされて、実現されるものとする。2つのユーザ端末120に別々にインストールされて、それぞれのユーザ端末において実現されてもかまわない。
まず、うつ病を煩っている患者であるユーザが医師から第1アプリとしてうつ病治療用アプリを処方され、自己のユーザ端末120へインストールする(S401)。インストールによって実現された第1アプリ機能部350の制御部351は、アプリ登録情報をサーバ130へ送信する(S402)。アプリ登録情報は、例えば、当該ユーザを識別するためのユーザID、第1アプリのアプリID及び制限関連情報を含む。アプリIDを制限関連情報の一部とすることもできる。
第1アプリのアプリIDは、第1アプリのインストールの際に第1アプリ機能部のアプリ制御部351に記憶されてもよいし、第1アプリの制限関連情報の一部として診療記録情報記憶部355に記憶されてもよい。アプリIDは、例えば、複数のメーカーのアプリをダウンロード可能とするために用意されたアプリ提供サイトによって割り当てられる当該アプリのための識別子とすることができる。本システムを利用可能とするために予めアプリ毎に割り当てられた識別子としてもよい。
制限関連情報は、第1の治療用アプリに関連する治療に反する他の治療用アプリのアプリIDを含むことができる。また、アプリ登録情報に、制限関連情報以外の診療記録情報を含めて送信してもかまわない。インストールの際に、第1アプリ機能部の診療記録情報記憶部355に制限関連情報を記憶してもよい。さらに、制限関連情報以外の診療記録情報を診療記録情報記憶部355に記憶することができる。
医療従事者の判断によってうつ病患者に対して所定の禁煙治療用アプリを使用すべきでないとされる場合があり、ここでは、制限関連情報としてうつ病患者に対して使用が制限されるべきと判断された所定の禁煙治療用アプリのアプリIDを含むものとする。なお、うつ病患者に対して常に禁煙治療用アプリが制限されるべきであるわけではない。すべての禁煙治療用アプリやその他の治療用アプリを使用できる場合もあるし、所定の治療用アプリの使用が制限される場合もある。制限関連情報は、予め第1アプリに設定されているものとする。医師から治療用アプリを処方する際に設定されてもよい。
サーバ130は、受信したアプリ登録情報に基づいて、当該ユーザのアプリ登録を行う(S421)。アプリ登録においては、診療記録情報記憶部335に記憶された診療記録情報に含まれる、ユーザ対アプリテーブルにおいて、ユーザIDと第1アプリのアプリIDとを紐付けて記憶するとともに、ユーザ対制限関連情報テーブルにおいて、ユーザIDと制限関連情報とを紐付けて記憶することができる。本実施形態においては、以下の表1及び2に示すように、第1アプリとしてうつ病アプリのアプリIDが登録され、制限関連情報として使用が制限されるべきである所定の禁煙治療用アプリのアプリIDを登録する。
Figure 0007349176000001
Figure 0007349176000002
表1及び2において、ユーザID=0028は本実施形態を用いているユーザのユーザIDであり、アプリID=0928はうつ病治療用アプリのアプリIDであり、アプリID=0571は使用が制限されるべきと判断された所定の禁煙治療用アプリのアプリIDであるものとする。表1においては、ユーザID=0809及び0028はアプリID=0521及び0928のアプリをそれぞれ使用していることを示している。ステータスがアクティブである場合には現在もインストールされ、使用されていることを示し、非アクティブの場合にはアンインストールされた場合など、現在は使用されていないことを意味する。使用をやめたアプリについては、ユーザ対アプリテーブルから当該アプリのアプリIDを削除してもよい。表2は、ユーザID=0028が使用しているアプリID=0928のうつ病治療用アプリは、アプリID=0571の禁煙治療用アプリを制限対象としていることを示している。アプリIDがユーザ対アプリテーブルにおいてインアクティブとされた場合にはユーザ対制限関連情報テーブルにおいて当該アプリIDに関連する制限関連情報を削除する。
ユーザが、第1アプリによる問診に対する応答としてのユーザ端末120への入力操作に基づいて、新たな制限関連情報が生成された場合には、ユーザID、アプリIDとともにこれをサーバ130へ送信し(S404)、これを受信したサーバ130は、ユーザIDと制限関連情報とを紐付けて診療記録情報記憶部335に記憶する。制限関連情報送信の際に、第1アプリ機能部の診療記録情報記憶部355に制限関連情報を記憶してもよい。問診に対する応答として得られた診療記録情報を診療記録情報記憶部355に記憶することもできる。
さらに、ユーザがユーザ端末120に第2アプリをインストールすると(S441)、第2アプリの制限関連情報要求部376がユーザIDとともに、制限関連情報要求を送信する(S442)。ここでインストールは、治療用アプリケーションが完全にインストールされる場合に限られず、アプリケーションが治療処理を実行する前に、制限対象判定処理を実行できる機能までをインストールする場合も含まれる。
サーバ130はこれを受信すると、診療記録情報記憶部335のユーザ対制限関連情報テーブルから当該ユーザIDに紐付けられた制限関連情報を読み出して、第2アプリ機能部370へ送信する(S424)。本実施形態においては、当該ユーザIDに対して紐付けられた使用が制限されるべき所定の禁煙治療用アプリのアプリIDが読み出されて、第2アプリ機能部370へ送信される。
これを受信した第2アプリ機能部370の制限対象判定部372は、受信した制限関連情報に基づいて、第2アプリが制限対象アプリケーションであるか否かを判定する(S444)。例えば、制限関連情報に含まれるアプリIDと第2アプリのアプリIDとを比較し、一致する場合には制限対象アプリであると判定する。本実施形態においては、制限関連情報に所定の禁煙治療用アプリのアプリIDが含まれ、これと第2アプリのアプリIDとを比較すると、両者が一致するから、第2アプリは制限対象アプリであると判定する。第2アプリのアプリIDは、第2アプリのインストールの際に第2アプリ機能部のアプリ制御部371に記憶されてもよいし、第2アプリの制限関連情報の一部として診療記録情報記憶部375に記憶されてもよい。
制限対象アプリであると判定された場合には、第2アプリを非アクティブ化する(S446)。非アクティブ化とは、アプリケーションを使用不可の状態に設定することを意味し、インストールされたアプリケーションを使用できないようにするだけでなく、インストールを中断したり、アンインストールすることなどを含む。
また、非アクティブ化として、アプリケーションを一時的に使用不可の状態に設定するものの、医療従事者等による許可入力がなされることによって、アクティブ化できるようにしてもよい。例えば、非アクティブ化された場合には、「本アプリの使用のためには医師の許可が必要です。医師にご相談ください。」とのメッセージをユーザ端末120の表示部323に表示し、医師の診断の上、使用可能であると判断された場合には、医師がユーザ端末120を操作して、パスコード等を入力して許可入力を行い、これをユーザ端末120が受け付けることでアクティブ化することが可能となる。アクティブ化された後は、S450以降の処理が実行されることができる。その他、医療従事者端末140へ許可を求めるための許可要求信号が送信され、医療従事者による入力に基づいて医療従事者端末から送信された許可応答信号をユーザ端末が受信した場合に、アクティブ化するなど、医療従事者等の許可を示す情報に基づいて、アクティブ化することができる。このような態様とすることで、例えば、うつ病を患っているユーザであっても、所定の禁煙治療用アプリが常に制限されるわけではないものとし、医療従事者の許可があれば使用できるようにすることができるようになる。制限関連情報に使用制限レベル情報を含ませ、使用制限レベルに基づいて、常に使用禁止とするか、医師の許可に基づいて使用可能とするかを判定することもできる。例えば、使用制限レベル=1の場合には、非アクティブ化の後、医師による許可入力に基づいて、アクティブ化を可能とし、使用制限レベル=2の場合には、非アクティブ化され、医師の許可入力も受け付けないようにすることができる。
制限対象ではないと判定された場合には、第2アプリをアクティブ化する(S448)。第2アプリ機能部の診療記録情報記憶部375に制限関連情報を記憶してもよい。アクティブ化は、アプリケーションを使用可能な状態にすることを意味し、限定的な機能のみがインストールされた後に、残りの機能のインストールの完了などを含む。既にインストールが完了し、使用可能な状態になっている場合には、追加の処理を実行しなくともよい。
さらに、第1アプリのインストール時と同様に、第2アプリのためのアプリ登録情報送信を行う(S450)。アプリ登録情報にはユーザID、第2アプリのアプリID及び制限関連情報が含まれる。アプリ登録情報を受信したサーバ130は、アプリ登録を行う(S426)。すなわち、ユーザ対アプリテーブル及びユーザ対制限関連情報テーブルにおいて、ユーザIDに対して、第2アプリのアプリID及び制限関連情報を紐付けて記憶する。アプリ登録情報送信の際に、第2アプリ機能部の診療記録情報記憶部375に制限関連情報を記憶してもよい。さらに、第2アプリに関連するその他の診療情報を記憶してもよい。
サーバ130の診療記録情報記憶部345にユーザIDに紐付けて新たなアプリ情報が記憶されたタイミングにおいて、サーバ130の制限関連情報送信部344は、新たな制限関連情報を、当該ユーザIDに紐付けて既に登録されていた他のアプリのアプリ機能部である第1アプリ機能部350へ送信する。新たなアプリ登録情報に従って、ユーザに対する制限関連情報が更新されたタイミングで、制限関連情報を送信することができる。
第1アプリ機能部の制限対象判定部352は受信した制限関連情報に基づいて、第2アプリ機能部370と同様の手順により、第1アプリが制限対象であるか否かを判定する(S406)。第1アプリのアプリIDが制限関連情報に含まれるアプリIDと一致する場合には、これは使用が制限されるアプリであり第1アプリを非アクティブ化し(S408)、含まれていない場合には、第1アプリをアクティブのままに維持する。
第1アプリが非アクティブ化された場合には、サーバ130へ非アクティブ化されたことを示す情報を送信し(S408)、サーバ130における診療記録情報において、当該ユーザIDに対して紐付けられた第1アプリのステータスを非アクティブに変更する。または、非アクティブ化されたアプリのアプリIDに関連する情報を削除してもよい。
本実施形態において制限関連情報として個別のアプリIDを用いたが、アプリの種別を識別するアプリ種別IDを用いることもできる。例えば、禁煙治療用アプリが複数ある場合に、アプリIDにアプリ種別識別IDを含ませることとし、制限関連情報としてはアプリ種別IDである禁煙治療用アプリの種別を示す種別IDを用いることができる。そして、制限対象判定処理は、アプリIDに含まれる種別IDと制限関連情報である種別IDとを比較することにより実行することができる。他の実施形態においても同様である。
本実施形態においては、第1アプリをインストールした際には、制限対象判定処理を実行しないものとしたが、アプリ登録情報送信(S402)に先立って、S442、424、444~448と同様の処理を実行し、制限対象判定処理を実行するようにしてもよい。
本実施形態においては、アプリ機能部から制限関連情報要求を受信した場合、及び、サーバ130の診療記録情報記憶部に新たなアプリ及び制限関連情報がユーザIDに紐付けて記憶された場合に、制限関連情報をアプリ制御部に送信するものとした。制限関連情報の送信は、その他の所定のタイミングで行うことができるようにすることができ、例えば、予め定められた時間になった際に送信するようにしてもよい。また、制限関連情報要求への応答ではなく、アプリ登録情報を受けて、制限関連情報を送信するようにしてもよい。
本実施形態を用いることにより、他の治療用アプリケーションに関連して行われる治療の効果を弱めたり、他の治療用アプリケーションが対象としている疾病等にとっては悪影響を与えたり、使用が制限されるべきである治療用アプリケーションを使用不可とすることができる。所定の使用が禁止されるべき治療用アプリケーションの実行を防止することで、ユーザが重大な疾患状態に陥ることを防止したり、他の治療への悪影響を未然に防ぐことができる。
本実施形態においては、制限対象であると判定されたアプリケーションを非アクティブ化したが、一つの変形例として、各アプリケーションの優先度を示すスコアに基づいて優先度の低いアプリケーションを非アクティブ化してもよい。例えば、各アプリ登録情報にスコアを含ませ、制限対象判定処理において、第2アプリが第1アプリの制限関連情報に含まれると判断された場合には、第1及び第2アプリのスコアを比較する。
そして、第2アプリのスコアの方が低ければ、第2アプリを非アクティブ化する。第1アプリのスコアの方が低ければ、第2アプリはアクティブ化しつつ、第1アプリを非アクティブ化するための非アクティブ化指示をサーバ130を介して第2アプリへ送信する。これを受信した第2アプリは非アクティブ化処理を実行することができる。
これによって、より優先度の高い治療用アプリケーションの使用が優先され、患者であるユーザの健康改善に寄与することを可能とする。
さらに別の変形例としては、第1及び第2アプリのいずれかが制限対象アプリであるとの判定がなされると、その判定結果に基づいて、第1及び第2アプリのいずれかが制限対象アプリであることを示す情報をユーザに提示し、または、その判定結果を医療従事者端末140へ送信して、医療従事者に提示し、いずれを非アクティブ化するかを選択させるようにしてもよい。ユーザ又は医療従事者によるユーザ端末または医療従事者端末140への選択入力に基づいて、選択されたアプリをアクティブ化することができる。
これによって、ユーザ又は医療従事者によって、ユーザに適切なアプリケーションの使用が選択され、患者であるユーザの健康改善に寄与することを可能とする。
さらなる変形例としては、制限関連情報として、ユーザが既に使用中の治療用アプリがあるか否かを示すだけの情報を用い、使用中の治療用アプリがある場合には、他の治療用アプリの使用が制限されるようにしてもよい。この場合、第1アプリの登録の際には、第1アプリ機能部350はアプリ登録情報として第1アプリのアプリIDを送信し、サーバ130はアプリ登録として第1アプリが使用中であることを登録してもよいが(S421)、当該ユーザが何らかの治療用アプリを使用中であることを登録できれば十分である。第1アプリ機能部350から第1アプリIDを送信する必要はないし、どのようなアプリが使用制限の対象であるかを示す情報も必要ない。サーバ130は当該ユーザがどのアプリを使用中であるかを記憶する必要もない。第2アプリのインストール処理を開始すると、サーバ130の制限関連情報送信部334は、既にユーザが治療用アプリを使用中であることを示す情報を制限関連情報として送信する(S424)。そして、制限関連情報が使用中のアプリがあることを示すと判定されると、第2アプリは制限対象であると判定され(S444)、非アクティブ化を行う(S446)。これにより、一つの治療用アプリが使用中である場合には、他の治療用アプリの使用を禁止することができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態は、制限関連情報として、制限の対象となるアプリのアプリIDを用いるのではなく、ユーザが使用中のアプリのアプリID、及び、制限される側のアプリが制限されるための使用中の他のアプリのアプリIDを用いる点で第1の実施形態と異なる。以下、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
本実施形態においては、第1の実施形態と同様に第1アプリがインストールされて、サーバ130にアプリ登録がされる。ここでの制限関連情報は、インストールされてユーザが使用中である第1アプリのアプリIDである。この場合、新たな制限関連情報の登録はなされないから、S404及びS422は省略してもよい。
第2アプリがインストールされると制限関連情報要求がなされ(S422)、サーバ130から制限関連情報として第1アプリのアプリIDが送信される(S424)。第2アプリは制限関連情報として自アプリのアプリIDと、自アプリが制限されるための使用中のアプリIDを含むものとする。ここでは、所定の禁煙治療用アプリのインストールの際に、第2アプリの制限関連情報において、自アプリが制限されるための使用中のアプリIDとしてうつ病治療用アプリである第1アプリのアプリIDが含まれるものとする。
制限対象判定処理(S444)において、第2アプリ機能部370の制限対象判定部372は、受信した制限関連情報と、制限対象判定処理の対象となっている第2アプリの制限関連情報に基づいて、第2アプリが制限対象であるか否かを判定することができる。例えば、受信した制限関連情報に含まれる使用中アプリIDと、第2アプリが制限されるための使用中アプリのアプリIDとを比較し、一致する場合には第2アプリは制限対象であると判定する。ここでは、所定の禁煙治療用アプリを制限対象とする所定のうつ病治療用アプリである第1アプリが使用中であるから、禁煙治療用アプリである第2アプリは制限対象であると判定され、第2アプリは非アクティブ化される(S446)。
第2アプリが制限対象ではないと判定された場合には、第2アプリがアクティブ化され(S448)、アプリ登録情報の一部として第2アプリのアプリIDがサーバ130へ送信され(S450)、アプリ登録され(S426)、制限関連情報として第2アプリのアプリIDが第1アプリ機能部350へ送信される(S428)。制限関連情報を送信するという場合には、制限関連情報の一部のみが送信される場合を含むものとする。
第2アプリと同様に、第1アプリは、使用中のアプリである第2アプリのアプリIDと、第1アプリの制限関連情報における、第1アプリが制限されるための使用中のアプリIDとを比較することで、第1アプリが制限対象であるか否かを判定することができる。
本実施形態においては、アプリ機能部からサーバへ送信される制限関連情報は、自アプリのアプリIDだけとしたが、自アプリが制限対象とされるための使用中のアプリIDも含めて送信してもよい。サーバにおける制限対象判定部が制限対象を判定する後述するような態様においては、これらの情報に基づいて制限対象判定を行うことが可能となる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態は、図5に示すとおり、第1アプリ機能部350に代えて、医療従事者端末140が、制限関連情報をサーバ130へ送信する点で、第1の実施形態と異なる。以下、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
本実施形態においては、医療従事者端末140に、第1アプリとして電子カルテアプリケーションがインストールされているものとする。そして、医療従事者がユーザ端末120のユーザである患者との問診を通じて電子カルテアプリケーションに入力した情報に基づいて、制限関連情報が生成されて、サーバ130にユーザID、アプリIDとともに制限関連情報が送信される(S501)。例えば、医療従事者端末140に入力されて制限関連情報を記憶した診療記録情報記憶部345に記憶された、患者であるユーザの性別、年齢、体重、薬歴、既往歴や治療履歴等の診療記録情報に基づいて、制限関連情報が生成される。
サーバ130は、第1の実施形態と同様に、受信した制限関連情報に基づいて、ユーザIDに制限関連情報を紐付けて、表2と同様のユーザ対制限関連情報テーブルとして診療記録情報記憶部335に記憶する。ここでは、ユーザ対アプリテーブルにおいてユーザIDに対して電子カルテアプリケーションのアプリIDが登録されているものとする。電子カルテアプリケーションはユーザ端末120において使用されていないから、ユーザ対アプリテーブルに登録しなくともよい。
そして、ユーザ端末120において、第2アプリがインストールされると、第1の実施形態と同様の手順により、制限関連情報要求に応答して受信された制限関連情報に基づいて、当該アプリが制限対象であるか否かを判定し、制限対象である場合には非アクティブ化し、制限対象ではないと判定された場合には、アプリ登録を実行する(S524、S541~S550)。
例えば、うつ病の外来診療において医師との問診に際して、医師が電子カルテアプリケーションを通じて、当該患者がうつ病であることをユーザIDとともに入力して診療記録情報記憶部345に記憶させると、電子カルテアプリケーションがうつ病を識別する疾病IDに関連付けて記憶される使用が制限されるべきアプリである所定の禁煙治療用アプリのアプリIDを制限関連情報として生成し、サーバ130へ送信する。そして、第2アプリとして、当該ユーザが、禁煙治療用アプリをインストールしようと試みると、禁煙治療用アプリIDを含む制限関連情報が受信され、これに基づく制限対象判定によって、当該禁煙治療用アプリが制限対象アプリであると判定され、アプリの使用が不可とされる。
制限関連情報として疾病IDを医療従事者端末140からサーバ130へ送信し、サーバ130において、疾病IDに対する使用不可アプリIDのテーブルを記憶し、これに基づいて、疾患IDに対する使用が制限されるべきアプリのアプリIDを決定して、ユーザ対制限対象テーブルに記憶してもよい。
本実施形態を用いることにより、ユーザ端末120と異なる医療従事者端末140にインストールされた治療用アプリケーションを介して制限関連情報が送信された場合であっても、第1の実施形態と同様に、ユーザにとって悪影響のあるアプリがイントスールされることを防止し、ユーザが重大な疾患状態に陥ることを未然に防ぐことができる。
また、第2の実施形態のように、制限される側のアプリが制限されるための疾病IDを示す制限関連情報を用いることもできる。例えば、医師が電子カルテアプリケーションを通じて、当該患者がうつ病であることをユーザIDとともに入力して医療従事者端末140の診療記録情報記憶部345に記憶させると、サーバ130へ制限関連情報としてうつ病IDが送信される。禁煙治療用アプリである第2アプリの制限関連情報としてうつ病IDが含まれ、制限対象判定部は、第1アプリに関連する制限関連情報であるうつ病IDと、第2アプリに関連する制限関連情報であるうつ病IDとを比較して、これらが一致するから、第2アプリは制限対象アプリであると判定することができる。
また、既に治療中の疾病がある場合には、治療用アプリのインストールを禁止してもよい。例えば、医師が電子カルテアプリケーションを通じて、当該患者がうつ病であることをユーザIDとともに入力して医療従事者端末140の診療記録情報記憶部345に記憶させると、サーバ130へ制限関連情報としてうつ病IDが送信され、サーバ130は診療記録情報記憶部355に治療中の疾患があることを示す情報を記録する。サーバ130は制限関連情報として、治療中の疾病があることを示す情報を第2アプリ機能部370へ送信し(S522)、第2アプリ機能部370は、治療中の疾病がある場合には、非アクティブ化(S546)することができる。
[第4の実施形態]
第4の実施形態は、第1及び第2アプリ機能部の制限対象判定部を用いず、制限対象判定処理をアプリ機能部ではなく、サーバ130の制限対象判定部337において実行する点で、第1の実施形態と異なる。以下、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
図6に示すとおり、ユーザ端末120において第1アプリがインストールされ、制限関連情報が送信されると、サーバ130においてアプリ登録及び制限関連情報登録がなされ(S601~S604、S621~S622)、ユーザ端末120において第2アプリがインストールされると、制限関連情報要求がなされることなく、アプリ登録情報がサーバ130へ送信される(S642)。
サーバ130の制限対象判定部337は、診療記録情報記憶部335に記憶された診療記録情報及び第2アプリ機能部370から送信されたアプリ登録情報に基づいて、制限対象判定処理を実行する(S624)。より具体的には、第2アプリ機能部370から送信されたアプリ登録情報に含まれるユーザIDに基づいて、ユーザ対制限関連情報テーブルにおける制限関連情報を読み出し、第2アプリ機能部370から送信されたアプリ登録情報に含まれる第2アプリのアプリIDを示す情報が制限関連情報に含まれるか否かを判定する。
第2アプリのアプリIDを示す情報が診療記録情報の制限関連情報に含まれると判定された場合には、第2アプリは制限対象のアプリであると判定され、含まれない場合には制限対象アプリではないと判定される。
さらに、本実施形態においては、第2アプリが制限対象ではないと判定された場合、第1アプリが制限対象であるか否かの判定を行うものとする。第2アプリ機能部370から送信されたアプリ登録情報は制限関連情報を含み、制限対象判定部337は、サーバ130に記憶されたユーザ対アプリテーブルにおいてユーザIDに紐付けて記憶されているアプリIDを示す情報を読み出す。読み出されたアプリIDが第2アプリ機能部370からの制限関連情報に含まれるか否かを判定する。
また、第1及び第2アプリに優先度を示すスコアを与え、アプリ登録情報に含ませて、制限対象判定処理に先立って、第1及び第2アプリのスコア比較処理を行い、スコアの低いアプリから順に制限対象となっているかを判定してもよい。または、第1及び第2アプリが制限対象アプリであることを示す情報をユーザ端末120の表示部323に提示し、いずれを非アクティブ化するかを入力部322を介して選択させるようにしてもよい。医療従事者端末140へ判定結果情報を送信して、医療従事者端末の表示部343に表示して、医療従事者に選択させてもよい。
制限対象判定処理が実行された後、判定結果に基づいて、サーバの制限指示情報送信部338がアプリ機能部へ制限指示情報を送信する。第2アプリ機能部370に対しては、アクティブ化または非アクティブ化の指示を示す情報を送信し、第2アプリ機能部370はこれに基づいて、第2アプリのアクティブ化または非アクティブ化を実行する(S644)。
一方、第1アプリ機能部350に対しては、判定結果が、第1アプリ機能部350を非アクティブ化するとの結果の場合のみ、非アクティブ化指示を送信することができる。そして、非アクティブ化指示を示す制限指示情報を受信した第1アプリ機能部350は、第1アプリの非アクティブ化を実行する(S608、S610)。
サーバ130は、制限指示情報を送信した後、アプリ登録処理を実行する(S628)。第2アプリをアクティブ化した場合には、ユーザIDと第2アプリのアプリIDを紐付けて登録する。第2アプリを非アクティブ化すると判定した場合にも、ユーザIDと第2アプリのアプリIDを紐付けて登録するとともに、ステータスを非アクティブとして登録してもよい。また、第1アプリを非アクティブ化した場合には、診療記録情報においてユーザIDに紐付けて記憶されている第1アプリのアプリIDを削除してもよいし、ステータスを非アクティブとしてもよい。
本実施形態を用いることにより、サーバ130において制限対象判定処理を実行されるから、ユーザ端末120における処理負荷を軽減することができる。
[第5の実施形態]
第5の実施形態においては、アプリの機能の一部を制限する点において、アプリそのものを非アクティブ化する第1の実施形態と異なる。ここでは機能制限処理として治療制限処理を行うものとする。以下、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。本実施形態においては、第1及び第2アプリが既にユーザ端末120においてインストールされて、ともにアクティブ化されているものとする。第1及び第2アプリはそれぞれ高血圧治療用アプリ及び脂肪肝治療用アプリであるものとする。
図7に示すように、第1アプリである高血圧治療用アプリの問診機能において、ユーザが高血圧治療用の抗凝固剤の1つである抗凝固剤Xを服用していることを示す情報がユーザ端末120を介して入力され、高血圧治療用アプリは当該抗凝固剤Xを示す情報を薬歴情報として診療記録情報記憶部355に記憶する。そして、この薬歴情報に基づいて制限関連情報を生成し、サーバ130へ送信する(S701)。
例えば、表3に示すように、抗凝固剤Xと併用することが好ましくない薬、食材及び栄養素等を示す情報を抗凝固剤Xを示す薬IDに紐付けて制限対象情報として第1アプリ機能部350が記憶し、抗凝固剤Xを服用していることを示す情報の入力に基づいて、これらの好ましくない薬、食材及び栄養素等を示す制限対象情報を制限関連情報として、サーバ130へ送信する。
Figure 0007349176000003
表3においては、薬IDに対して制限対象IDが紐付けられている。制限対象IDは、制限対象となる食材等を識別する制限対象IDとする。この制限対象IDはシステム全体において共有されていることが好ましいが、異なる識別形態を使用する部分が含まれる場合には、例えば、変換テーブル等によって相互に変換して使用することができる。
薬ID=0001が抗凝固剤XのIDであるものとし、その制限関連情報として制限対象ID=0582、0923及び1200はそれぞれ納豆、青汁及び高ビタミンK食材に対応するIDであるものとする。ここでは、高ビタミンKの食材を摂取すると抗凝固剤Xの効果が薄れるものとし、抗凝固剤Xを服用している患者に対しては高ビタミンKの食材は食べ合わせが良くないと考えられているものとする。したがって、抗凝固剤Xに対して、これらの好ましくない食材を示す情報が表3に登録されている。
本実施形態においては、診療記録情報に含まれる抗凝固剤Xを服用しているという薬歴情報に基づいて、抗凝固剤XのIDに基づいて表3より、納豆、青汁及び高ビタミンK食材を示すIDを読み出して、制限関連情報としてサーバ130へ送信するものとする。サーバ130においては、ユーザIDに紐付けて受信した制限関連情報を診療記録情報記憶部335に記憶するとともに(S721)、第2アプリ機能部370へ制限関連情報を送信する(S722)。サーバ130においては、例えば、表2に記載したユーザ対制限関連情報テーブルとして、診療記録情報記憶部335に、ユーザIDに対して、第1アプリのアプリIDとともに制限関連情報としての制限対象IDを紐付けて、記憶することができる。
第2アプリである脂肪肝治療用アプリを実現する第2アプリ機能部370は、制限関連情報を受信すると、診療記録情報記憶部375に記憶する(S741)。その後、所定のタイミングにおいて治療処理を実行する(S742)。所定のタイミングは例えば、ユーザが食欲を感じ、第2アプリを起動してユーザ端末120の表示部323に表示されたナースコールボタンにタッチすることにより、第2アプリからのアドバイスを求めたタイミングとすることができる。
第2アプリは、その時の時刻に基づいて、食欲衝動が抑制されるべきであるか否か判定し、必要がないと判定された場合には、「適正な食欲ですので、適度な食事をとってもよいですよ。高タンパク、低カロリーな食材、例えば、納豆を食べると良いですよ」という指導メッセージを表示部323に表示することによる治療処理を実行することを決定するものとする。
第2アプリ機能部370は、実行する治療処理が制限対象に該当するか否かを判定する(S744)。本実施形態においては、実行することを決定した指導メッセージが制限関連情報に含まれる情報を含むか否かを判定する。ここでは、制限関連情報には納豆を示す制限対象ID=0582が含まれ、指導メッセージには「納豆」が含まれるから、当該指導メッセージは制限対象であると判定される。本判定においては、例えば、第2アプリ機能部370において、各指導メッセージを識別する指導メッセージIDに対して、その指導メッセージに含まれる制限対象IDを紐付けて記憶しておき、診療記録情報記憶部375に記憶された制限対象IDと比較することにより判定することできる。
実行する治療処理が制限対象であると判定されると、治療制限処理が実行される(S746)。ここでは、ユーザに提示する指導メッセージを制限関連情報を含まない「食事を摂っても良いですが、食べるときはゆっくりよくかんで食べましょう。」という他の指導メッセージに変更して、表示部323に表示することで代替治療処理を実行して、治療情報提示処理を行う(S748)。制限対象ではないと判定された場合には、第2アプリ機能部370によって決定されていた指導メッセージを表示部323に表示することにより治療処理を実行する(S748)。
治療制限処理によって、そのタイミングにおいては治療処理を実行しないこともできる。また、制限対象判定処理の前に実行のための治療処理を決定せずに、制限関連情報に基づいて、制限対象となる治療処理を予め排除して、制限対象とならない治療処理から実行する治療処理を選択して実行してもよい。
ユーザ端末120において実現された第1アプリ機能部350に代えて、医療従事者端末140において電子カルテアプリケーションを介して制限関連情報をサーバ130へ送信する場合であっても、同様の手順により本実施形態を実行可能であることは、当業者には当然に理解される。例えば、電子カルテアプリケーションを介して、ユーザがナッツアレルギーを有することが入力された場合に、制限関連情報として、ナッツを示す制限対象IDをユーザIDに紐付けてサーバ130に登録するとともに、第2アプリ機能部370へ送信することができる。そして、ナッツを含む指導情報が表示されることを制限し、他の指導情報が表示されるように治療制限処理を実行することができる。
本実施形態を用いることにより、2以上の治療用アプリケーションが併用して使用されている場合に、他の治療用アプリケーションに関連して行われる治療の効果を弱めたり、他の治療用アプリケーションが対象としている疾病等にとって禁忌であるなどの悪影響を与える治療用アプリケーションの機能を制限しつつ、それぞれのアプリが目的とする治療を行うことを可能とする。
また、本実施形態においては、サーバ130は、第1アプリ機能部350から受信した制限関連情報をサーバの診療記録情報記憶部335に記憶するものとしたが、一時的な記憶にとどめて、第2アプリ機能部370へ送信し、サーバ130内においては記憶して保持しないようにしてもよい。小さい記憶領域を有するサーバ130でも本発明を実現することを可能とする。
制限関連情報として、好ましくない薬、食材及び栄養素等を示す情報を用いるのではなく、薬歴情報等の診療記録情報を示す情報、及び、制限される側のアプリが制限されるための薬歴情報等に関連付けられた制限対象機能を示す情報を用いることができる。例えば、第1アプリの制限関連情報として、服薬している薬IDを用い、第2アプリの制限関連情報として、第2アプリに関連する制限対象となる好ましくない薬、食材及び栄養素等を示す表3のようなテーブルを用い、第2アプリにおいて制限されるべき機能を判定することができる。
[第6の実施形態]
第6の実施形態においては、制限関連情報は制限関連情報要求に応答して送信する点において、第5の実施形態と異なる。以下、第5の実施形態と異なる点を中心に説明する。
図8に示すように、第1アプリである高血圧治療用アプリの問診機能において、ユーザが高血圧治療用の抗凝固剤Xを服用していることを示す薬歴情報がユーザ端末120を介して入力され、高血圧治療用アプリは当該抗凝固剤Xを示す情報に基づいて制限関連情報を生成し、第1アプリ機能部350の診療記録情報記憶部355においてこれを記憶する(S801)。
第2アプリである脂肪肝治療用アプリを実現する第2アプリ機能部370が、所定のタイミングにおいて治療実行命令に基づいて治療処理を実行すると(S841)、制限関連情報要求をサーバ130に送信する(S842)。これを受信したサーバ130は、第1アプリ機能部350へさらに制限関連情報要求を送信する(S821)。制限関連情報要求を受信すると第1アプリ機能部350は、制限関連情報をサーバ130へ送信し(S802)、サーバ130はこれをさらに第2アプリ機能部へ送信する(S822)。
第2アプリ機能部は、受信した制限関連情報に基づいて第5の実施形態と同様の手順により、制限対象判定、治療制限処理及び治療実行処理を行う(S844~S848)。
本実施形態を用いることにより、サーバは全てのユーザIDのための制限関連情報を記憶、管理する必要がなくなり、サーバ負荷の軽減を測ることができる。
[第7の実施形態]
第7の実施形態においては、制限対象判定処理として、実行時間重複検出処理を行い、機能制限処理として重複解消処理を実行する点において、第5の実施形態と異なる。以下、第5の実施形態と異なる点を中心に説明する。本実施形態においては、第3の実施形態と同様に、サーバ130が制限対象判定部337を用いるものとする。第1及び第2アプリが既にユーザ端末120においてインストールされて、ともにアクティブ化されているものとする。第1及び第2アプリはそれぞれ禁煙治療用アプリ及び脂肪肝治療用アプリであるものとする。
図9に示すように、第1アプリが実行すべき治療処理を決定し(S901)、これに基づく制限関連情報をサーバ130へ送信し(S902)、サーバ130は、制限関連情報として登録する(S921)。例えば、第1アプリである禁煙治療用アプリの問診機能を通じて、禁煙治療の一つとして、朝の通勤時間である7時30分の前、7時00分から7時30分まで日記を書くというタスクが決定され(S901)、制限関連情報に含まれる治療情報として、ユーザIDとともに、タスク内容を示すタスクID、タスク割り当て時間及びスコアをサーバ130へ送信する。サーバ130は、これを受信すると、ユーザIDに紐付けて診療記録情報記憶部335に制限関連情報を登録する(S921)。
同様に、第2アプリもまた実行すべき治療処理を決定し(S941)、これに基づく制限関連情報をサーバ130へ送信し(S942)、サーバ130は制限関連情報に含まれる治療情報としてこれを登録する(S922)。本実施形態においては、脂肪肝治療の一つとして、朝の出勤時間を30分早めて、一駅区間を30分歩く、すなわち、7時00分~7時30分まで歩く、というタスクが割り当てられ、制限関連情報として送信されるものとする。
ここでは、サーバ130の診療記録情報記憶部335には制限関連情報として表4に示すユーザ対タスクテーブルが記憶されているものとする。
Figure 0007349176000004
スコアは、タスクの優先度を示す値であり、スコアが高いほど優先度が高いことを意味する。例えば、医学的に重要なタスクであるほど高いスコアが与えられる。医療従事者等によって予め各スコアに対して値を定めることができる。また、診療記録情報に基づいてユーザの状態に応じて適宜、調整、決定されてもよい。
サーバ130の制限対象判定部337は、所定のタイミングで、制限関連情報に基づいて、一つのタスクの実行時間が他のタスクの実行時間と重複していないかを判定する(S924)。所定のタイミングは例えばユーザ対タスクテーブルに新たなタスクが登録されたタイミングとすることができるが、その他、毎日12時などの決まった時間としてもよい。
本実施形態においては、ユーザ対タスクテーブルが一つのユーザIDに対して1以上のタスクを含んでいる際に、そのユーザIDに対して新たなタスクが登録されると、実行時間重複検出処理を実行する。第1アプリによる制限関連情報が送信されて、タスクテーブルに1つめのタスクが登録され、第2アプリによる制限関連情報が送信された、タスクテーブルに新たなタスクが登録されることで、実行時間重複検出処理が実行される。
サーバ130の制限対象判定部337は、ユーザ対タスクテーブルを参照して同じユーザIDに対して割り当てられたタスクの割り当て時間同士を比較し、重複していないか否かを判定する。ここで重複は、完全に重複している場合だけでなく、一部の時間が重複している場合を含むことができる。
重複が検出されると、機能制限処理として、重複解消処理が実行される(S926)。ここで重複解消処理は、例えば、一方のタスクを維持しつつ、他方のタスクをキャンセルしたり、他方のタスクを他の時間へ変更したり、他の時間に実行される他のタスクに変更する処理が含まれる。この際、いずれのタスクを維持するかをスコアに基づいて決定することができる。例えば、より高いスコアを有するタスクを維持し、より低いスコアを有するタスクをキャンセルすることができる。また、両方のタスクの時間をずらしたり、短くして重複を解消することもできる。
ここでは、タスクID=0235である「日記を書く」というタスクと、タスクID=0215である「歩く」というタスクが割り当て時間=0700:0730で重複していることが検出される(S924)。そして、「日記を書く」タスクのスコアは30であり、「歩く」タスクのスコアは25であるから、「日記を書く」タスクはそのまま維持され、「歩く」タスクは実行時間の重複しない他のタスクへ変更されるものとする(S926)。サーバ130においては、ユーザ対タスクテーブルから「歩く」タスクについての情報を削除し、変更された他のタスクを新たに登録する。
重複解消処理が実行され、変更されるタスクIDを割り当てたアプリに対して、重複解消指示を送信する(S928)。ここでは、「歩く」タスクが変更されるタスクとして決定されたから、これを割り当てた第2アプリ機能部370に対して、重複解消指示を送信する。
重複解消指示を受信したアプリ機能部は、重複解消処理を実行する(S904、S944)。ここでは、例えば、単に「歩く」タスクをキャンセルしてもよいし、「歩く」タスクの実行時間を帰宅時の18時00分~18時30分に変更してもよい。
本実施形態を用いることにより、2以上の治療用アプリケーションが併用して使用されている場合に、他の治療用アプリケーションに関連して行われる治療の効果を弱めたり、他の治療用アプリケーションが対象としている疾病等にとって禁忌であるなどの悪影響を与える治療用アプリケーションの機能を制限しつつ、それぞれのアプリが目的とする治療を行うことを可能とする。
変形例としては、重複解消処理として、ユーザ端末120または医療従事者端末140へ、タスクが重複したことを示す情報を送信して、ユーザ又は医療従事者に提示し、いずれかのタスクを選択させることもできる。
これによって、ユーザ又は医療従事者によって、ユーザに適切なアプリケーションの使用が選択され、患者であるユーザの健康改善に寄与することを可能とする。
以上に説明した処理又は動作において、あるステップにおいて、そのステップではまだ利用することができないはずのデータを利用しているなどの処理又は動作上の矛盾が生じない限りにおいて、処理又は動作を自由に変更することができる。また以上に説明してきた各実施例は、本発明を説明するための例示であり、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない限り、種々の形態で実施することができる。
100 :システム
110 :ネットワーク
120 :ユーザ端末
121 :プロセッサ
122 :表示装置
123 :入力装置
124 :記憶装置
125 :通信装置
128 :バス
130 :サーバ
131 :プロセッサ
132 :表示装置
133 :入力装置
134 :記憶装置
135 :通信装置
138 :バス
140 :医療従事者端末
141 :プロセッサ
142 :表示装置
143 :入力装置
144 :記憶装置
145 :通信装置
148 :バス
150 :測定器
321 :制御部
322 :入力部
323 :表示部
326 :通信部
331 :制御部
332 :入力部
333 :表示部
334 :制限関連情報送信部
335 :診療記録情報記憶部
336 :通信部
337 :制限対象判定部
338 :制限指示情報送信部
341 :制御部
342 :入力部
343 :表示部
344 :制限関連情報送信部
345 :診療記録情報記憶部
346 :通信部
350 :第1アプリ機能部
351 :第1アプリ制御部
352 :制限対象判定部
353 :機能制限部
354 :制限関連情報送信部
355 :診療記録情報記憶部
356 :制限関連情報要求部
370 :第2アプリ機能部
371 :アプリ制御部
372 :制限対象判定部
373 :機能制限部
374 :制限関連情報送信部
375 :診療記録情報記憶部
376 :制限関連情報要求部

Claims (15)

  1. ユーザ端末のユーザである患者の治療を行うための治療用アプリケーションの機能を制限するためのシステムであって、
    第1の治療用アプリケーションに関連して生成された情報に基づいてユーザに関連付けられた、制限されるアプリケーションの機能を判定するために用いられる制限関連情報を記録する診療記録情報記憶部と、
    前記制限関連情報に基づいて、第2の治療用アプリケーションの機能が制限対象であるか否かを判定する制限対象判定部と、
    制限対象であると判定された第2の治療用アプリケーションの機能を制限する機能制限部と、
    を備えるシステム。
  2. 前記システムはサーバ及びユーザ端末を備え、
    サーバは、診療記録情報記憶部の少なくとも一部を含み、さらに、
    所定のタイミングでユーザ端末へ前記制限関連情報を送信する制限関連情報送信部を含み、
    ユーザ端末は、制限対象判定部の少なくとも一部及び前記機能制限部を含む、
    請求項1に記載のシステム。
  3. ユーザ端末は、第2の治療用アプリケーションを実行する際、制限関連情報要求をサーバに送信する制限関連情報要求部をさらに備え、
    前記所定のタイミングは、サーバが前記制限関連情報要求を受信したタイミングを含む、
    請求項2に記載のシステム。
  4. 前記所定のタイミングは、前記第1の治療用アプリケーションに関連する情報に基づいて制限関連情報が更新されるタイミングを含む、
    請求項2または3に記載のシステム。
  5. 第1及び第2の治療用アプリケーションがユーザ端末において実行され、
    ユーザ端末は、
    第1の治療用アプリケーションに関連する制限関連情報の少なくとも一部を記録する診療記録情報記憶部の少なくとも一部と、
    第1の治療用アプリケーションに関連する制限関連情報をサーバに送信する制限関連情報送信部と、
    をさらに含み、
    前記サーバの制限関連情報送信部は、前記所定のタイミングにおいて、第1の治療用アプリケーションに関連する制限関連情報要求をユーザ端末に送信し、
    ユーザ端末から受信した第1の治療用アプリケーションに関連する制限関連情報に基づいて、ユーザ端末へ制限関連情報を送信する、
    請求項2から4のいずれか1項に記載のシステム。
  6. 前記システムはサーバ及びユーザ端末を備え、
    サーバは、診療記録情報記憶部の少なくとも一部及び制限対象判定部の少なくとも一部を含み、さらに、
    制限対象であると判定された第2の治療用アプリケーションの機能の制限を指示する制限指示情報をユーザ端末へ送信する制限指示情報送信部を備え、
    ユーザ端末は前記機能制限部を含み、
    前記機能制限部は、前記制限指示情報に基づいて、制限対象であると判定された第2の治療用アプリケーションの機能を制限する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載のシステム。
  7. 前記制限対象であるか否かを判定することは、前記第2の治療用アプリケーションを示す識別子が、当該ユーザに対して使用制限の対象であるアプリケーションの識別子として前記制限関連情報に含まれているか否かを判定することを含み、
    前記第2の治療用アプリケーションの機能を制限することは、当該第2の治療用アプリケーションが使用できないように設定することを含む、
    請求項1から6のいずれか1項に記載のシステム。
  8. 前記制限対象判定部は、さらに、第2の治療用アプリケーションに関連する制限関連情報に基づいて、第2の治療用アプリケーションの機能が制限対象であるか否かを判定する、
    請求項1から7のいずれか1項に記載のシステム。
  9. 前記制限対象であるか否かを判定することは、前記第2の治療用アプリケーションを用いてユーザに提示される治療情報が制限対象情報として前記制限関連情報に含まれているか否かを判定することを含み、
    前記第2の治療用アプリケーションの機能を制限することは、制限対象情報として含まれていると判定された治療情報を含まないように、当該第2の治療用アプリケーションに基づくユーザへの治療情報提示処理を実行する、
    請求項1から8のいずれか1項に記載のシステム。
  10. 前記制限対象であるか否かを判定することは、
    制限関連情報に含まれる、第1の治療用アプリケーションによって規定された治療情報によって示される行動をユーザが実行すべき実行時間が、第2の治療用アプリケーションによって規定された治療情報によって示される行動をユーザが実行すべき実行時間と少なくとも一部重複するか否かを判定することと、
    少なくとも一部の実行時間が重複すると判定されると、第1の治療用アプリケーションによって規定された行動に関連付けられた優先度と、第2の治療用アプリケーションによって規定された行動に関連付けられた優先度とを比較し、
    実行時間が重複しないように、より低い優先度に関連付けられた治療用アプリケーションによって規定された治療情報を変更することと、
    を含む、請求項1~9のいずれか1項に記載のシステム。
  11. ユーザ端末のユーザである患者の治療を行うための治療用アプリケーションの機能を制限するためのユーザ端末であって、
    第1の治療用アプリケーションに関連して生成された情報に基づいてユーザに関連付けられた制限関連情報を記録する診療記録情報記憶部と、
    前記制限関連情報に基づいて、第2の治療用アプリケーションの機能が制限対象であるか否かを判定する制限対象判定部と、
    制限対象であると判定された第2の治療用アプリケーションの機能を制限する機能制限部と、
    を備えるユーザ端末。
  12. ユーザ端末のユーザである患者の治療を行うための治療用アプリケーションの機能を制限するためのユーザ端末であって、
    第1の治療用アプリケーションに関連して生成された情報に基づいてユーザに関連付けられた、制限されるアプリケーションの機能を示す制限関連情報を記録する診療記録情報記憶部と、
    所定のタイミングでユーザ端末へ前記制限関連情報を送信する制限関連情報送信部と、
    前記制限関連情報に基づいて判定された制限指示情報を受信する通信部と、
    前記制限指示情報に基づいて、第2の治療用アプリケーションの機能を制限する機能制限部と、
    を備えるユーザ端末。
  13. ユーザ端末のユーザである患者の治療を行うための治療用アプリケーションの機能を制限するためのサーバであって、
    第1の治療用アプリケーションに関連して生成された情報に基づいてユーザに関連付けられた制限関連情報を受信し、制限指示情報を送信する通信部と、
    前記受信された制限関連情報に基づいて、第2の治療用アプリケーションの機能が制限対象であるか否かを判定して、前記制限指示情報を生成する制限対象判定部と、
    を備えるサーバ。
  14. ユーザ端末のユーザである患者の治療を行うための治療用アプリケーションの機能を制限するための1以上のコンピュータによって実行される方法であって、
    第1の治療用アプリケーションに関連して生成された情報に基づいてユーザに関連付けられた制限関連情報を記録する段階と、
    前記制限関連情報に基づいて、第2の治療用アプリケーションの機能が制限対象であるか否かを判定する段階と、
    制限対象であると判定された第2の治療用アプリケーションの機能を制限する段階と、
    を備える方法。
  15. 請求項14に記載の方法を1以上のコンピュータに実行させるためのプログラム。
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