JP7349134B2 - ゴルフクラブのフィッティング用機器、フィッティングシステム、コンピュータプログラム及びフィッティング方法 - Google Patents

ゴルフクラブのフィッティング用機器、フィッティングシステム、コンピュータプログラム及びフィッティング方法 Download PDF

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Description

本発明は、ユーザに適したゴルフクラブを決定するゴルフクラブのフィッティング用機器、フィッティングシステム、コンピュータプログラム及びフィッティング方法に関する。
ゴルフをプレイするユーザ(ゴルファー)は、自身に最適なゴルフクラブを求めている。ゴルフクラブの販売店等においては、形状等が異なる複数のゴルフクラブを用いてゴルファーが試打を行った際の情報をカメラ撮影等により収集し、収集した情報に基づいてゴルファーに適したゴルフクラブを提案するサービスが提供されている。
特許文献1においては、ゴルファーにとって最適なゴルフクラブを選定する上で有利となるゴルフクラブの選定方法が提案されている。この選定方法では、ゴルフクラブをスイングしてゴルフボールを打つことでカメラによる撮影が行われ、撮影した画像データに基づいてクラブヘッドの挙動を再現した3次元形状モデルの位置及び向きの時系列データが算出される。算出したデータから上下左右進入角及び打撃時フェース角が求められ、これらの情報に基づいてスイングのタイプが分類され、分類されたタイプに応じてゴルフクラブが選定される。
特開2011-110165号公報
特許文献1に記載のゴルフクラブの選定方法では、特別なマーカがヘッドに設けられたゴルフクラブを用いてゴルファーがゴルフボールを打った際の撮影画像に基づいて、このゴルファーに最適なゴルフクラブが選定される。しかしながら、このときに用いた特別なゴルフクラブがゴルファーに適したものである保証はなく、ゴルファーに適していないゴルフクラブを用いて得られたデータに基づいてゴルフクラブを選定しても、選定されたゴルフクラブがゴルファーに適しているとは限らない。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、ゴルファーに適したゴルフクラブをより確実に選定することが期待できるゴルフクラブのフィッティング用機器、フィッティングシステム、コンピュータプログラム及びフィッティング方法を提供することにある。
本発明に係るゴルフクラブのフィッティング用機器は、FP(フェースプログレッション)値及びライ角の組み合わせがそれぞれ異なる複数のゴルフクラブのヘッドと、前記FP値及び前記ライ角の組み合わせに応じて、複数の前記ヘッドを収納する収納器とを備える。
また、本発明に係るフィッティング用機器は、前記収納器が、前記複数のヘッドを個別に収納する複数の収納部と、前記収納部に対してそれぞれ設けられ、前記FP値及び前記ライ角を示した表示部とを有する。
また、本発明に係るフィッティング用機器は、前記収納器を収容する運搬用のバッグを備える。
また、本発明に係るフィッティング用機器は、複数の前記ヘッドには、前記FP値及び前記ライ角の組み合わせを区別するための刻印が形成され、複数の前記ヘッドの刻印は、それぞれ異なる着色がなされている。
また、本発明に係るフィッティングシステムは、上述のフィッティング用機器と、前記フィッティング用機器に含まれるヘッドが装着されたゴルフクラブを用いた試打におけるインパクトロフトを測定する測定装置とを備える。
また、本発明に係るフィッティングシステムは、前記フィッティング用機器が、ゴルフクラブのモデル毎に用意される。
また、本発明に係るフィッティングシステムは、前記測定装置の測定結果と、前記FP値及び前記ライ角の組み合わせとを対応付けて表示する表示装置を備える。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、ゴルフクラブを用いた試打におけるインパクトロフトの測定結果を表示し、前記測定結果に対応付けて、FP値及びライ角の組み合わせの1つを表示する処理を実行させる。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、前記FP値及び前記ライ角の入力を受け付け、受け付けた前記FP値及び前記ライ角を、前記測定結果に対応付けて表示する。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、前記FP値及び前記ライ角の組み合わせをマトリクス表示し、表示したマトリクスから一の要素の選択を受け付けることで、前記FP値及び前記ライ角の入力を受け付ける。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、前記FP値及び前記ライ角に対応付けて、複数の測定結果を対比して表示する。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、前記測定結果に対応付けて、前記FP値、前記ライ角及びバウンス角の組み合わせの1つを表示する。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、前記FP値及び前記ライ角の複数の組み合わせに対応する複数の測定結果に基づいて、前記FP値及び前記ライ角の組み合わせの1つを決定する。
また、本発明に係るゴルフクラブのフィッティング方法は、FP値及びライ角の組み合わせがそれぞれ異なる複数のゴルフクラブのヘッドを用意し、前記ヘッドが装着されたゴルフクラブを用いた試打におけるインパクトロフトを測定し、前記FP値及び前記ライ角の複数の組み合わせに対応する複数の測定結果に基づいて、前記FP値及び前記ライ角の組み合わせの1つを決定する。
また、本発明に係るフィッティング方法は、前記ライ角を決定し、決定したライ角のヘッドが装着されたゴルフクラブを用いた試打におけるインパクトロフトを測定し、測定結果に応じてFP値を決定する。
また、本発明に係るフィッティング方法は、所定のゴルフクラブを用いた試打におけるインパクトロフトの測定結果に基づいて、前記ヘッドを装着するゴルフクラブのシャフトを決定し、決定した前記シャフトに、前記複数のヘッドのいずれかを装着する。
また、本発明に係るフィッティング方法は、複数の前記ヘッドに採用される前記FP値の数と、前記ライ角の数とが同じである。
また、本発明に係るフィッティング方法は、前記FP値及び前記ライ角が異なる複数のヘッドを、複数のバウンス角についてそれぞれ用意し、前記FP値、前記ライ角及び前記バウンス角の組み合わせを決定する。
また、本発明に係るフィッティング方法は、前記FP値及び前記ライ角を決定し、決定した前記FP値及び前記ライ角のヘッドが装着されたゴルフクラブを用いた試打におけるインパクトロフトを測定し、測定結果に応じてバウンス角を決定する。
本発明においては、FP値及びライ角の組み合わせがそれぞれ異なる複数のゴルフクラブのヘッドを用意し、これら複数のヘッドを収納器に収納したものをゴルフクラブのフィッティング用機器とする。ゴルファーは、フィッティング用機器に含まれる複数のヘッドから1つを選択して試打を行い、ヘッドを交換して別のFP値及びライ角のヘッドでの試打を行うことを繰り返すことで、自身に適したFP値及びライ角のヘッドを選び出すことができる。
また本発明においては、収納器には複数のヘッドを個別に収納する複数の収納部と、各収納部についてFP値及びライ角を示した表示部とが設けられる。これにより複数のヘッドを用いて試打を行うゴルファーは、ヘッドの交換作業を行う際に、各ヘッドのFP値及びライ角を容易に確認することができる。
また本発明においては、収納器を収容する運搬用のバッグを備える。これにより、例えば練習場又はゴルフ場等の種々の場所を移動して試打を行うことが容易化される。
また本発明においては、複数のヘッドにはFP値及びライ角の組み合わせを区別するための刻印が形成され、複数のヘッドの刻印はそれぞれ異なる着色がなされる。これによりゴルファーは、複数のヘッドとFP値及びライ角の組み合わせとを容易に把握することができる。
また本発明においてフィッティングシステムは、上記のフィッティング用機器と、試打におけるインパクトロフトを測定する測定装置とを備える。これにより、ゴルファーは、FP値及びライ角の組み合わせが異なる複数のヘッドを用いた試打の結果を測定装置の測定結果として確認することができ、自身に適したゴルフクラブの選定をより確実に行うことができる。
また本発明においては、複数のヘッドを有するフィッティング用機器が、ゴルフクラブのモデル毎に用意される。これによりゴルファーは、自分の好みのモデルの中から自身に適したゴルフクラブの選定を行うことができる。
また本発明においては、測定装置による測定結果と、FP値及びライ角の組み合わせとを対応付けて表示する表示装置を備える。これにより試打を行ったゴルファーは、FP値及びライ角と測定結果との対応を容易に把握することができる。
また本発明においては、測定装置にて測定したインパクトロフトの測定結果と、FP値及びライ角の組み合わせの1つとをコンピュータに表示する。これにより、試打を行ったゴルファーは、FP値及びライ角と測定結果との対応を容易に把握することができる。
また本発明においては、FP値及びライ角の入力を受け付けて、受け付けたこれらの情報を測定結果に対応付けて表示する。これによりゴルファーは、試打に用いたゴルフクラブのヘッドのFP値及びライ角を入力して測定結果と対応付けることができる。
また本発明においては、FP値及びライ角の組み合わせをマトリクス表示で示し、このマトリクスから一の要素の選択を受け付けることで、FP値及びライ角の入力を受け付ける。これによりゴルファーは、FP値及びライ角の入力を容易に行うことができる。
また本発明においては、FP値及びライ角に対応付けて複数の測定結果を対比して表示する。これによりゴルファーは、FP値及びライ角の組み合わせが異なる複数のヘッドで試打を行った測定結果を比較することができ、自身に適したゴルフクラブの選定をより確実に行うことができる。
また本発明においては、FP値及びライ角に加えてバウンス角の組み合わせの1つを測定結果に対応付けて表示する。これによりゴルファーは、更にバウンス角を考慮したゴルフクラブの選定を行うことができる。
また本発明においては、FP値及びライ角の複数の組み合わせに対応する複数の測定結果に基づいて、FP値及びライ角の組み合わせの1つをコンピュータが決定する。ヘッドを変えて行った複数の試打の測定結果に基づいて、ゴルファーに適したゴルフクラブをコンピュータが自動的に決定することにより、ゴルファーは自身に適したゴルフクラブを容易に選定することができる。
また本発明においては、FP値及びライ角の組み合わせがそれぞれ異なる複数のゴルフクラブのヘッドを用意し、このヘッドが装着されたゴルフクラブを用いた試打におけるインパクトロフトを測定し、FP値及びライ角の複数の組み合わせに対応する複数の測定結果に基づいて、FP値及びライ角の組み合わせの1つを決定する。これによりゴルファーは、ゴルフクラブの2つの特性値、FP値及びライ角の組み合わせを変更して試打を行うことができ、より自身に適したゴルフクラブの選定を行うことができる。
また本発明においては、まずライ角を変化させて試打及び測定を行ってヘッドのライ角を決定し、その後にFP値を変化させて試打及び測定を行ってFP値を決定する。これによりFP値及びライ角の全ての組み合わせについて試打及び測定を行う必要がなくなるため、ゴルフクラブの選定を容易化できる。
また本発明においては、まず所定のゴルフクラブを用いた試打におけるインパクトロフトの測定結果に基づいてゴルフクラブのシャフトを決定し、決定したシャフトにFP値及びライ角の組み合わせが異なる複数のヘッドを装着して試打及び測定を行う。これにより、ゴルファーに適したシャフトを用いてFP値及びライ角の異なるヘッドを用いた試打及び測定を行うことができる。
また本発明においては、変更可能なFP値の数とライ角の数とが同じである。例えば、複数のヘッドにより変更可能なFP値の数がN個である場合、変更可能なライ角の数はN個であり、FP値及びライ角の組み合わせはN×N個となる(N=1,2,3,…)。これにより、ゴルフクラブの選定に際してFP値及びライ角の両方について偏りなく検討することができる。
また本発明においては、FP値及びライ角の組み合わせが異なる複数のヘッドを、バウンス角を変化させて複数用意する。これによりゴルファーは、FP値、ライ角及びバウンス角が異なるヘッドを用いた試打を行うことができ、より自身に適したゴルフクラブの選定を行うことができる。
また本発明においては、試打及び測定を行うことでまずFP値及びライ角を決定し、その後にバウンス角を変化させて試打及び測定を行ってバウンス角を決定する。これによりFP値、ライ角及びバウンス角の全ての組み合わせについて試打及び測定を行う必要がなくなるため、ゴルフクラブの選定を容易化できる。
本発明による場合は、ゴルファーに適したゴルフクラブをより確実に選定することが期待できる。
本実施の形態に係るゴルフクラブのフィッティングシステムの概要を説明するための模式図である。 ゴルフクラブのFP値を説明するための模式図である。 ゴルフクラブのFP値を説明するための模式図である。 ゴルフクラブのライ角を説明するための模式図である。 本実施の形態に係るフィッティングシステムにおけるフィッティングの手順を説明するためのフローチャートである。 本実施の形態に係るフィッティング用機器の構成を示す模式図である。 本実施の形態に係るコンピュータの構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係るコンピュータが表示するFP値及びライ角の組み合わせの選択画面の一例を示す模式図である。 本実施の形態に係るコンピュータが表示する測定結果の表示画面の一例を示す模式図である。 本実施の形態に係るコンピュータが表示する測定結果の表示画面の一例を示す模式図である。 本実施の形態に係るコンピュータが行う処理の手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係るコンピュータが行う測定結果表示処理の手順を示すフローチャートである。 ゴルフクラブのバウンス角を説明するための模式図である。 実施の形態2に係るフィッティングシステムにおけるフィッティングの手順を説明するためのフローチャートである。 実施の形態3に係るコンピュータが行うFP値及びライ角の決定処理の手順を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係るゴルフクラブのフィッティングシステムの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<システム構成>
図1は、本実施の形態に係るゴルフクラブのフィッティングシステムの概要を説明するための模式図である。本実施の形態に係るゴルフクラブのフィッティングシステムは、フィッティング用機器1、コンピュータ2及び測定装置3等を備えて構成されている。フィッティング用機器1は、ゴルファー100が試打に用いるゴルフクラブ101の交換用のヘッドを集めたものである。本実施の形態に係るフィッティング用機器1は、9種類のヘッドを1つのセットとしたものである。ゴルファー100が用いる試打用のゴルフクラブ101は、シャフト部分からヘッドを取り外して交換することが可能である。ゴルファー100は、9種類のヘッドを交換しながら試打を行うことができる。
コンピュータ2は、測定装置3の制御、及び、測定装置3による測定結果の表示等を行うための装置である。測定装置3は、例えばゴルファー100がゴルフクラブ101を用いた試打を行う際のスイングをカメラにて撮影し、撮影により得られた画像を解析することによって、ゴルフボールに対するヘッドのインパクトロフト、軌道及び入射角等を測定する。測定装置3の測定項目には種々のものが採用され得るが、本実施の形態においては少なくとも測定装置3はインパクトロフトを測定するものとする。測定装置3は、通信ケーブル等を介してコンピュータ2に接続されており、コンピュータ2の制御により測定を実施し、測定結果をコンピュータ2へ送信する。ただし、コンピュータ2及び測定装置3は、別の装置である必要はなく、一体の装置であってもよい。
本実施の形態に係るフィッティングシステムでは、ゴルフクラブのFP(フェースプログレッション)値及びライ角の組み合わせに着目し、3通りのFP値と3通りのライ角とにより3×3=9種類の組み合わせに対応する9種類のヘッドをフィッティング用機器1として用意している。図2及び図3は、ゴルフクラブ101のFP値を説明するための模式図である。図2に示すように、FP値は、ゴルフクラブ101のシャフトの中心線と、ヘッドのリーディングエッジとの間の距離である。本実施の形態においては、FP値が所定値のものをノーマルとし、このノーマルに対してプラス2mmのものと、マイナス2mmのものとの3通りのFP値がフィッティング用機器1のヘッドに採用されている。図3の左側にはFP値がマイナス2mmのヘッドを示し、中央にはFP値がノーマルのヘッドを示し、右側にはFP値がプラス2mmのヘッドを示している。
図4は、ゴルフクラブ101のライ角を説明するための模式図である。ライ角は、ゴルフクラブ101のヘッドを地面に付けたときの、シャフトの中心線と地面との間の角度である。本実施の形態においては、ライ角が所定角度のものをノーマルとし、このノーマルに対してプラス2°のものと、マイナス2°のものとの3通りのライ角がフィッティング用機器1のヘッドに採用されている。
なお上記のFP値及びライ角は、一例であって、これに限るものではない。FP値及びライ角は、それぞれ2通り又は4通り以上のものが用意されてもよい。FP値及びライ角の組み合わせは、8通り以下又は10通り以上であってよい。またFP値を2mmの刻みで3種類としたが、これに限るものではなく、FP値は例えば0.5mm、1mm又は5mm等の刻みで複数種類設けられてもよい。同様に、ライ角を2°の刻みで3種類としたが、これに限るものではなく、ライ角は例えば0.5°、1°又は5°等の刻みで複数種類設けられてもよい。
本実施の形態においてフィッティング用機器1が備える9種類のヘッドは、以下の通りである。
(1)FP値:プラス2mm、ライ角:プラス2°
(2)FP値:プラス2mm、ライ角:ノーマル
(3)FP値:プラス2mm、ライ角:マイナス2°
(4)FP値:ノーマル、ライ角:プラス2°
(5)FP値:ノーマル、ライ角:ノーマル
(6)FP値:ノーマル、ライ角:マイナス2°
(7)FP値:マイナス2mm、ライ角:プラス2°
(8)FP値:マイナス2mm、ライ角:ノーマル
(9)FP値:マイナス2mm、ライ角:マイナス2°
また本実施の形態においては、これら9種を区別するための刻印がヘッドに形成されている。刻印は、例えばFP値及びライ角の値としてもよく、また例えば9種を区別する1~9の番号等としてもよい。また本実施の形態においては、各ヘッドの刻印には、異なる9種類の着色がなされている。刻印の色は、例えば白、黒、赤、青、黄色、緑、紫、オレンジ及び金色等の9色とすることができる。着色は、ゴルフクラブのメーカー又はモデル等のロゴマークの刻印に対して行われてもよい。これによりゴルファー100は、9種類のヘッドの区別を容易に行うことができる。また詳細は後述するが、コンピュータ2が表示する選択画面においては、FP値及びライ角の組み合わせの選択を受け付けるアイコンが設けられ、このアイコンは上記の刻印の色と同じ色分けで表示が行われる。
本実施の形態に係るフィッティングシステムでは、FP値及びライ角の組み合わせが異なる9種類のヘッドを、同一のシャフトに装着して、同じ条件下でゴルファー100が打ち較べを行いながら、最適なFP値及びライ角の組み合わせを決定するためのシステムである。ヘッドを交換して測定したインパクトロフト等の測定結果をコンピュータ2及び測定装置3にて提供することによって、ゴルファー100又はゴルフクラブのフィッティングに関するサポートを行う人(フィッター)が、測定結果に基づいて最適なFP値及びライ角の組み合わせを決定することができる。
最適なFP値及びライ角のゴルフクラブを使用することによって、ゴルファー100は、最大飛距離、最適打ち出し角、最適スピン量、方向性の安定及びミート率のアップ等の効果を得ることが期待できる。従来、ゴルフクラブのフィッティングにおいてFP値を調整することは行われていなかったが、本願の発明者は、FP値の調整が上記の効果を得るために大きな影響を及ぼすことを見出し、フィッティングにFP値の調整を導入した。
図5は、本実施の形態に係るフィッティングシステムにおけるフィッティングの手順を説明するためのフローチャートである。なお本手順では、ゴルファー100に最適なゴルフクラブの選択を、フィッティングをサポートするフィッターが行うものとする。まず、フィッターは、ゴルファー100とのカウンセリング等を行い、ゴルファー100の要求又は悩み等を聞き、フィッティングの方向性を決める。またフィッターは、ゴルファー100が現在使用しているゴルフクラブの長さ、重量、振動数、バランス、ロフト角、ライ角及びFP値等を計測する。
その後、フィッターはゴルファー100に自身のゴルフクラブでの試打を行わせ、このときのインパクトロフト等の測定を測定装置3にて行う(ステップS1)。このときの測定装置3による測定項目は、例えばボール打ち出し角、ボール初速及びスピン量等の弾道計測、並びに、ヘッドスピード、ヘッド入射角、インパクトロフト角、ヘッド軌道及びヘッドローテーション等のヘッド軌道計測等が含まれ得る。また更に、スイング中の重心移動及び体重配分のパターン計測、並びに、ゴルファー100の身体テスト等を行ってもよい。また更に、ゴルフクラブの挙動をアドレスからフォローに至るまで計測してもよく、シャフトのしなり幅、フェース角及びロフト等を細かく計測してもよく、スイングの特性及びパターン等を計測してもよい。
ステップS1の測定結果を踏まえて、フィッターが推奨する所定のゴルフクラブを用いてゴルファー100に試打を行わせ、同様に測定装置3での測定を行う(ステップS2)。このときの所定のゴルフクラブには、例えばシャフトの長さ及び重さ等が異なる複数のゴルフクラブが用いられる。フィッターは、ステップS2の測定結果及びゴルファー100による所定のゴルフクラブでの試打の印象等に基づいて、ゴルファー100に最適なシャフトを決定する(ステップS3)。
次いでフィッターは、フィッティング用機器1の9種類のヘッドのうち、FP値がノーマルである3種類のヘッドの中から、いずれかのライ角のものを選択する(ステップS4)。フィッターは、選択したライ角のヘッドをゴルフクラブ101に装着してゴルファー100に試打を行わせ、測定装置3での測定を行う(ステップS5)。フィッターは、FP値がノーマルであり、ライ角が異なる3つのヘッドについて、全ライ角での測定を完了したか否かを調べる(ステップS6)。全ライ角での測定を完了していない場合(S6:NO)、フィッターは、ステップS4の手順へ戻り、別のライ角のヘッドを選択する。全ライ角での測定を完了した場合(S6:YES)、フィッターは、3種類のライ角での測定結果に基づいて、ゴルファー100に最適なライ角を決定する(ステップS7)。
次いでフィッターは、フィッティング用機器1の9種類のヘッドのうち、ステップS7にて決定したライ角の3種類のヘッドの中から、いずれかのFP値のものを選択する(ステップS8)。フィッターは、選択したFP値のヘッドをゴルフクラブ101に装着してゴルファー100に試打を行わせ、測定装置3での測定を行う(ステップS9)。フィッターは、ライ角がステップS7にて決定したライ角であり、FP値が異なる3つのヘッドについて、全FP値での測定を完了したか否かを調べる(ステップS10)。全FP値での測定を完了していない場合(S10:NO)、フィッターは、ステップS8の手順へ戻り、別のFP値のヘッドを選択する。全FP値での測定を完了した場合(S10:YES)、フィッターは、3種類のFP値での測定結果に基づいて、ゴルファー100に最適なFP値を決定し(ステップS11)、フィッティングを終了する。
なお本フローチャートに示す手順では、先にライ角の決定を行い、その後にFP値を決定している。ただし、先にFP値の決定を行い、その後にライ角の決定を行う手順が採用されてもよい。また本手順では、フィッターがヘッド及びシャフト等の選択、並びに、ライ角及びFP値の決定等を行っているが、これらをコンピュータ2が行ってもよい。コンピュータ2は、本フローチャートの手順に従って、例えばゴルファー100に対してシャフトの指定、ヘッドの装着又は交換等の指示、試打を行う指示等をディスプレイに表示することで、フィッターの役割を担うことができる。
<装置構成>
図6は、本実施の形態に係るフィッティング用機器1の構成を示す模式図である。本実施の形態に係るフィッティング用機器1は、上述のように9種類のヘッド10を備えており、更にこの9種類のヘッドを収納するための収納器11と、この収納器11を収容するキャリーバッグ13とを備えている。収納器11は、例えばポリウレタン等の合成樹脂を発泡成形した緩衝材(いわゆるスポンジ)を扁平な直方体状としたものである。収納器11には、9つのスリット12が2列の千鳥配置で形成されている。各スリット12は、細長い長方形状であり、収納器11の表裏を貫通するように形成されている。各スリット12にそれぞれヘッド10が挿入され、9つのスリット12に9種類のヘッド10が収納される。図6においては、1つのヘッド10が1つのスリット12に収納された状態が図示されている。
また収納器11の各スリット12の近傍には、FP値及びライ角の組み合わせを示すラベルがそれぞれ付されている。ラベルは文字、数値又は図形等を用いて表現され、9つのラベルはそれぞれ異なる。ラベルは、各スリット12に収納するヘッド10のFP値及びライ角を示すものである。例えば「FP値:ノーマル、ライ角:プラス2°」のヘッド10を収納するスリット12の近傍には、「FP±0、ライ角+2」のラベルが付される。これにより、各スリット12に収納されたヘッド10のFP値及びライ角を容易に認識することができる。
なお、図示の例では9つのスリット12を2列の千鳥配置で形成しているが、スリット12の配置は図示の配置に限らない。例えば9つのスリットを3×3のマトリクス状に配置してもよい。この場合、後述の画面表示(図8参照)と同じ配置となるように、FP値及びライ角のラベルを各スリット12に設けることが好ましい。
また各スリット12に対して設けられるFP値及びライ角のラベルは、対応するヘッド10に形成された刻印の色と同じ色に着色されることが好ましい。
キャリーバッグ13は、収納器11を収容する本体部分に、ゴルファー100又はフィッター等が把持するための持ち手を設けた構成である。キャリーバッグ13の本体部分は、収納器11より大きな直方体状であり、その一面が蓋としてファスナーにより開閉可能な構成とされている。キャリーバッグ13に収容された収納器11は、ファスナーにより蓋が閉じられた状態において、スリット12の開放部分が存在する表裏面がキャリーバッグ13の内面に覆われ、スリット12に収納されたヘッド10が脱落することが防止される。
なお、図6に示した収納器11及びキャリーバッグ13の素材、形状及び構成等は一例であってこれに限るものではない。収納器11はどのような素材であってもよく、スリット12はどのような形状であってもよい。キャリーバッグ13のファスナーを用いた開閉の構成も一例であり、これに限るものではない。収納器11は、9種類のヘッド10を収納可能であれば、どのようなものであってもよく。キャリーバッグ13は、収納器11を収容できるものであれば、どのようなものであってもよい。
また本実施の形態に係るフィッティングシステムでは、上記のようなフィッティング用機器1が複数用意され得る。複数のフィッティング用機器1は、例えばゴルフクラブのメーカー又はモデル等が異なるものであってよい。例えばA社のaモデルについてFP値及びライ角の組み合わせが異なる9種類のヘッド10を揃えたフィッティング用機器1と、B社のbモデルについてFP値及びライ角の組み合わせが異なる9種類のヘッド10を揃えたフィッティング用機器1とを用意し、ゴルファー100のメーカー又はモデルの好みに応じてフィッティング用機器1を選択する。
この場合に、収納器11及びキャリーバッグ13は、2種類以上のモデルについてのヘッド10を収納可能な構成であってよい。例えば、モデル毎に収納器11を用意して、1つのキャリーバッグ13に複数の収納器11を収容可能な構成とすることができる。この場合に各収納器11には、いずれのモデルのヘッド10が収納されているかを示すラベルが付され得る。
また例えば、複数のフィッティング用機器1は、ゴルフクラブの素材又は製造方法等が異なるものであってよい。例えば軟鉄鍛造製のヘッド10を揃えたフィッティング用機器1、軟鉄鋳造製のヘッド10を揃えたフィッティング用機器1、及び、ソフトステンレス鋳造製のヘッド10を揃えたフィッティング用機器1の3種類のフィッティング用機器1を用意してもよい。
また例えば、複数のフィッティング用機器1は、例えばゴルフクラブのヘッド10の特性、バウンス角等が異なるものであってよい。例えばバウンス角がノーマル値のヘッド10を揃えたフィッティング用機器1、バウンス角がプラス2°のヘッド10を揃えたフィッティング用機器1、及び、バウンス角がマイナス2°のヘッド10を揃えたフィッティング用機器1の3種類のフィッティング用機器1を用意してもよい。フィッティング用機器1のキャリーバッグ13には、収納している複数のヘッド10のバウンス角の数値が判別できるように、バウンス角を記載したラベル等が付される。
図7は、本実施の形態に係るコンピュータ2の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係るコンピュータ2は、処理部(プロセッサ)21、記憶部(ストレージ)22、通信部(トランシーバ)23、表示部(ディスプレイ)24及び操作部25等を備えて構成されている。処理部21は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro-Processing Unit)等の演算処理装置を用いて構成されている。処理部21は、記憶部22に記憶されたプログラム22aを読み出して実行することにより、特典コードの受け付け及び特典付与の要求等に係る種々の処理を行う。
記憶部22は、ハードディスクなどの磁気記憶装置又はフラッシュメモリなどの不揮発性のメモリ素子を用いて構成されている。記憶部22は、処理部21が実行する各種のプログラム、及び、処理部21の処理に必要な各種のデータを記憶する。本実施の形態において記憶部22は、処理部21が実行するプログラム22aを記憶している。本実施の形態においてプログラム22aは遠隔のサーバ装置等により配信され、これをコンピュータ2が通信にて取得し、記憶部22に記憶する。ただしプログラム22aは、例えばコンピュータ2の製造段階において記憶部22に書き込まれてもよい。例えばプログラム22aは、メモリカード又は光ディスク等の記録媒体99に記録されたプログラム22aをコンピュータ2が読み出して記憶部22に記憶してもよい。例えばプログラム22aは、記録媒体99に記録されたものを書込装置が読み出してコンピュータ2の記憶部22に書き込んでもよい。プログラム22aは、ネットワークを介した配信の態様で提供されてもよく、記録媒体99に記録された態様で提供されてもよい。
通信部23は、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格の通信ケーブルを介して測定装置3に接続され、この通信ケーブルを介して測定装置3との間で種々のデータの送受信を行う。通信部23は、処理部21から与えられたデータを測定装置3へ送信すると共に、測定装置3から受信したデータを処理部21へ与える。なお通信部23は、通信ケーブルを介した有線通信を行うのではなく、無線通信を行う構成であってもよい。
表示部24は、液晶ディスプレイ等を用いて構成されており、処理部21の処理に基づいて種々の画像及び文字等を表示する。操作部25は、例えばキーボード若しくはマウス等の入力デバイス、又は、表示部24の表面に設けられたタッチパネル等の入力デバイスによりユーザの操作を受け付け、受け付けた操作を処理部21へ通知する。
また本実施の形態に係るコンピュータ2は、記憶部22に記憶されたプログラム22aを処理部21が読み出して実行することにより、測定処理部21a、選択受付部21b及び表示処理部21c等がソフトウェア的な機能部として実現される。測定処理部21aは、測定装置3による測定の制御及び測定結果の取得等の処理を行う。測定処理部21aは、通信部23を介して測定装置3に測定項目の指定及び測定の開始指示等を送信することによって、測定装置3にゴルファー100の試打に関する種々の測定を行わせる。また測定処理部21aは、測定装置3により行われた測定の結果のデータを、通信部23を介して測定装置3から取得し、記憶部22に記憶する。
選択受付部21bは、操作部25に対してなされたユーザの操作を受け付けることによって、ゴルファー100が測定の際に使用するゴルフクラブのヘッド10のFP値及びライ角の選択を受け付ける処理を行う。選択受付部21bが選択を受け付けたFP値及びライ角の情報は、測定処理部21aが測定装置3から取得した測定結果に対応付けて記憶部22に記憶される。
表示処理部21cは、表示部24の種々の文字及び画像等を表示する処理を行う。表示処理部21cは、測定処理部21aが取得した試打の測定結果と、選択受付部21bが選択を受け付けたFP値及びライ角の組み合わせとを対応付けて表示部24に表示する。本実施の形態において表示処理部21cは、少なくとも測定装置3にて測定されたインパクトロフトの測定結果を表示することができる。表示処理部21cは、複数の測定結果を表示部24に並べて又は重ねて表示することができ、この際にはいずれの測定結果がいずれのFP値及びライ角の組み合わせに対応するものであるかが判別できるよう、各測定結果にFP値及びライ角の組み合わせを対応付けて表示する。また表示処理部21cは、選択受付部21bがFP値及びライ角の組み合わせの選択を受け付けるための選択画面を表示部24に表示する。
<画面表示>
図8は、本実施の形態に係るコンピュータ2が表示するFP値及びライ角の組み合わせの選択画面の一例を示す模式図である。本実施の形態に係る選択画面には、3×3のマトリクス状に、9つのアイコン110が並べて表示されている。各アイコン110は、略正方形であり、FP値及びライ角の組み合わせを示すラベルが付されている。FP値及びライ角の組み合わせと、アイコン110のラベルとの対応を以下に示す。
(1)FP値:プラス2mm、ライ角:プラス2°→ラベル「FP+2mm、Lie+2°」
(2)FP値:プラス2mm、ライ角:ノーマル→ラベル「FP+2mm、Lie Normal」
(3)FP値:プラス2mm、ライ角:マイナス2°→ラベル「FP+2mm、Lie-2°」
(4)FP値:ノーマル、ライ角:プラス2°→ラベル「FP Normal、Lie+2°」
(5)FP値:ノーマル、ライ角:ノーマル→ラベル「Normal Position」
(6)FP値:ノーマル、ライ角:マイナス2°→ラベル「FP Normal、Lie-2°」
(7)FP値:マイナス2mm、ライ角:プラス2°→ラベル「FP-2mm、Lie+2°」
(8)FP値:マイナス2mm、ライ角:ノーマル→ラベル「FP-2mm、Lie Normal」
(9)FP値:マイナス2mm、ライ角:マイナス2°→ラベル「FP-2mm、Lie-2°」
なお、本実施の形態に係る選択画面においては、マトリクス状に並べられた9つのアイコン110のうち、中央に配置される1つのアイコン110、即ち「Normal Position」のラベルが付されたアイコン110は、他の8つのアイコンと異なる表示態様とすることで強調表示がなされている。本例では、中央の略正方形のアイコン110を45°傾けて表示し、アイコン110の形状を略ひし形に見せることで強調表示を行っている。これにより、中央のアイコン110が、FP値及びライ角の組み合わせの標準又は基準等を示すことを、ゴルファー100又はフィッター等に認識させることができる。
またコンピュータ2は、9つのアイコン110にそれぞれ異なる色付けをして表示する。各アイコン110の色は、対応するヘッド10の刻印の色と同じである。これにより、試打に用いるヘッド10の選択と、選択画面におけるアイコン110の選択とを色によって対応付けることができ、ゴルファー100及びフィッター等による選択を容易化することができる。
また本例の選択画面には、9つのアイコン110の右側に、マトリクス状に配置された9つのアイコン110は上下方向にライ角が変化するよう並べられていることを示すラベルが表示されている。このラベルは上下方向に長い形状であり、上端付近に「Lie Upright」の文字が示され、下端付近に「Lie Flat]の文字が示されており、上側へ行くほどライ角が増加し、下側へ行くほどライ角が減少することが示されている。
同様に、本例の選択画面には、9つのアイコン110の下側に、マトリクス状に配置された9つのアイコン110は左右方向にFP値が変化するよう並べられていることを示すラベルが表示されている。このラベルは左右方向に長い形状であり、左端付近に「FP Onset」の文字が示され、右端付近に「FP Offset」の文字が示されており、左側へ行くほどFP値が増加し、右側へ行くほどFP値が減少することが示されている。
コンピュータ2の選択受付部21bは、選択画面に表示された9つのアイコン110に対するマウスでのクリック操作又はタッチパネルでのタップ操作等に応じて、ユーザによるいずれか1つのアイコン110の選択を受け付ける。これにより選択受付部21bは、アイコン110に記載されたFP値及びライ角の組み合わせが選択されたものとして、FP値及びライ角の組み合わせの選択を受け付けることができる。
図9は、本実施の形態に係るコンピュータ2が表示する測定結果の表示画面の一例を示す模式図である。図示の測定結果の表示画面には、測定を行った際にゴルファー100が使用したゴルフクラブ101のヘッドのFP値及びライ角を示す条件表示領域111と、測定結果を示す結果表示領域112と、表示切替の操作を受け付ける操作受付領域113とが設けられている。条件表示領域111に表示されるFP値及びライ角は、図8に示した選択画面にて選択されたFP値及びライ角である。本例では、「FP値:ノーマル、ライ角:プラス2°での測定結果」の文字列が条件表示領域111に表示されている。
本実施の形態においてコンピュータ2は、条件表示領域111の背景色又は文字色を、図8に示した選択画面において対応するアイコン110に対して付した色と同じ色で表示する。即ち、条件表示領域111の背景色又は文字色は、対応するヘッド10の刻印の色と同じ色である。
また本例の結果表示領域112には、ゴルフクラブのヘッド及びゴルフボールを模した画像に対して、測定結果の数値が示されている。本例ではインパクトロフト、ラウンチアングル、アタックアングル及びバックスピン量の測定結果が示されている。インパクトロフトは、ゴルファー100がゴルフクラブで実際にゴルフボールを打った際のロフト角であり、本例では27.9°の測定結果が示されている。ラウンチアングルは、ゴルフボールの打ち出し角であり、本例では18.4°の測定結果が示されている。アタックアングルは、ゴルフクラブの入射角であり、本例では3.7°の測定結果が示されている。バックスピン量は、打ち出されたゴルフボールの回転量であり、本例では5761rpmの測定結果が示されている。
操作受付領域113には、図8の選択画面にて示した9つのアイコンと同様の形状、配置及び色付けがなされた測定結果の選択アイコン群と、一括表示アイコン及び選択表示アイコンとが設けられている。測定結果の選択アイコン群は、図8の選択画面を縮小した態様の9つのアイコンである。コンピュータ2は、現在表示している測定結果のFP値及びライ角の組み合わせに対応するアイコンを強調表示する(図9において濃いハッチングを付して示している)。またコンピュータ2は、既に試打の測定結果を取得しているFP値及びライ角の組み合わせに対応するアイコンを強調表示する(図9において薄いハッチングを付して示している)。アイコンの強調表示は、例えばアイコンの色の濃度又は輝度等を変化させることで行われてもよく、例えばアイコンを点滅表示等させることで行われてもよく、また例えばアイコンのサイズを変化させることで行われてもよく、これら以外の方法で行われてもよい。
一括表示アイコンに対する操作がなされた場合、コンピュータ2は、試打の測定済みのFP値及びライ角の組み合わせの全てについて、測定結果を表示する。
また測定結果の選択アイコン群に対する操作がなされ、一又は複数の測定結果が選択状態となった後、コンピュータ2は、選択表示アイコンに対する操作を受け付ける。選択表示アイコンに対する操作がなされた場合、コンピュータ2は、選択された一又は複数の測定結果を表示する。
なお本例において表示される測定項目及び測定値は一例であって、これに限るものではない。例えばコンピュータ2は、ゴルファー100又はフィッター等から表示する測定項目の選択を受け付けて、選択された測定項目を表示する。結果表示領域112に表示されるゴルフクラブのヘッド及びゴルフボールを模した画像は、表示する測定項目に応じて、予め記憶された複数の画像の中から適宜に選択される。
図10は、本実施の形態に係るコンピュータ2が表示する測定結果の表示画面の一例を示す模式図である。図示の測定結果の表示画面は、複数の測定結果を対比して表示する場合の例であり、例えば図9の表示画面において一括表示アイコンに対する操作がなされた場合に表示されるものである。
本例では、FP値がノーマルであり、ライ角がプラス2°、ノーマル及びマイナス2°である3つの測定結果が表示されている。コンピュータ2は、複数の測定結果を、それぞれの測定結果について条件表示領域111及び結果表示領域112を対応付け、表示部24の縦横に並べて表示する。本例では3つの測定結果が並べて表示されているが、FP値及びライ角の組み合わせの全てに対応させて、9つの測定結果を並べて表示してもよい。図9の場合と同様に、コンピュータ2は、各条件表示領域111の背景色又は文字色を、対応するアイコン110の色、対応するヘッド10の刻印の色と同じ色で表示する。このため、並べて表示される複数の条件表示領域111は、それぞれ異なる色で表示される。
またコンピュータ2は、これら複数の測定結果と共に、図9と同様の操作受付領域113を表示して、測定結果の表示の切り替えに関する操作を受け付ける。
コンピュータ2に表示された一又は複数の測定結果を確認することで、ゴルファー100又はフィッター等は、試打を行ったゴルファー100に最適なFP値及びライ角の組み合わせを決定することができる。例えば、測定結果のインパクトロフトに基づいて、最適なFP値及びライ角の組み合わせを決定することができる。例えば7番アイアンのインパクトロフトは25°~27°の範囲であることが好ましいことが予め判明している場合、測定結果のインパクトロフトがこの範囲内であったFP値及びライ角の組み合わせを選ぶことで、最適なFP値及びライ角の組み合わせを決定することができる。
図11は、本実施の形態に係るコンピュータ2が行う処理の手順を示すフローチャートである。本実施の形態に係るコンピュータ2の処理部21の表示処理部21cは、図8に示したFP値及びライ角の組み合わせの選択を受け付けるための選択画面を表示部24に表示する(ステップS21)。処理部21の選択受付部21bは、選択画面に表示されたアイコン110のいずれかが選択されたか否かにより、FP値及びライ角の組み合わせが選択されたか否かを判定する(ステップS22)。FP値及びライ角の組み合わせが選択されていない場合(S22:NO)、処理部21は、ステップS21へ処理を戻し、選択画面の表示を継続する。
FP値及びライ角の組み合わせが選択された場合(S22:YES)、処理部21の測定処理部21aは、測定装置3を用いたゴルファー100の試打に関する測定を実施する(ステップS23)。その後、測定処理部21aは、測定装置3から測定結果を取得する(ステップS24)。測定処理部21aは、ステップS22にて選択されたFP値及びライ角の組み合わせに対応付けて、ステップS24にて取得した測定結果を記憶部22に記憶する(ステップS25)。
表示処理部21cは、記憶部22に記憶されたFP値及びライ角の組み合わせと測定結果とに基づいて、図9又は図10に示した測定結果の表示画面を表示部24に表示する(ステップS26)。その後、処理部21は、例えば図示しないメニュー画面等において測定終了の項目が選択されたか否か等に応じて、測定を終了するか否かを判定する(ステップS27)。測定を終了しない場合(S27:NO)、処理部21は、ステップS21へ処理を戻し、上述の処理を繰り返し行う。測定を終了する場合(S27:YES)、処理部21は、処理を終了する。
図12は、本実施の形態に係るコンピュータ2が行う測定結果表示処理の手順を示すフローチャートであり、図11に示したフローチャートのステップS26にて行われる処理の詳細である。本実施の形態に係るコンピュータ2の処理部21の表示処理部21cは、まず、記憶部22に記憶された最新の測定結果を、図9に示した単独の測定結果の表示態様で表示部24に表示する(ステップS31)。
次いで処理部21は、測定結果の表示画面中に設けられたアイコン等に対する操作に応じて、測定結果の表示の切替操作がなされたか否かを判定する(ステップS32)。表示の切替操作がなされた場合(S32:YES)、表示処理部21cは、表示する測定結果の選択を受け付けるための選択画面を表示部24に表示する(ステップS33)。処理部21は、表示する測定結果の選択が終了したか否かを判定する(ステップS34)。選択が終了していない場合(S34:NO)、処理部21は、ステップS33へ処理を戻し、選択画面の表示を継続する。
選択が終了した場合(S34:YES)、表示処理部21cは、選択画面において選択された一又は複数の測定結果を記憶部22から読み出し、一又は複数の測定結果を表示部24に表示し(ステップS35)、ステップS32へ処理を戻す。このときに表示処理部21cは、選択された測定結果が1つである場合には図9の表示態様で測定結果を表示し、選択された測定結果が複数である場合には図10の表示態様で複数の測定結果を並べて表示する。
表示の切替操作がなされていない場合(S32:NO)、処理部21は、測定結果の表示画面中に設けられたアイコン等に対する操作に応じて、表示の終了操作がなされたか否かを判定する(ステップS36)。表示の終了操作がなされていない場合(S36:NO)、処理部21は、ステップS32へ処理を戻す。表示の終了操作がなされた場合(S36:YES)、処理部21は、測定結果の表示処理を終了する。
<まとめ>
以上の構成の本実施の形態に係るゴルフクラブのフィッティングシステムでは、FP値及びライ角の組み合わせがそれぞれ異なる複数のヘッド10を用意し、これら複数のヘッド10を収納器11に収納したものをフィッティング用機器1とする。ゴルファー100は、フィッティング用機器1に含まれる複数のヘッド10から1つを選択し、選択したヘッド10をシャフトに装着してゴルフボールの試打を行う。ゴルファー100は、ヘッド10を交換して別のFP値及びライ角の組み合わせのヘッド10での試打を行うことを繰り返すことで、自身に適したFP値及びライ角の組み合わせのヘッド10を選び出すことができる。
また本実施の形態に係るフィッティング用機器1の収納器11には、複数のヘッド10を個別の収納する複数のスリット12と、各スリット12についてFP値及びライ角の組み合わせ示したラベルとが設けられる。これにより、複数のヘッド10を用いて試打を行うゴルファー100は、ヘッド10の交換作業を行う際に、各ヘッド10のFP値及びライ角の組み合わせを容易に確認することができる。
また本実施の形態に係るフィッティング用機器1は、収納器11を収容するキャリーバッグ13を備える。これにより、例えば練習場又はゴルフ場等の種々の場所を移動して試打を行うことが容易化される。
また本実施の形態に係るフィッティングシステムは、上記のフィッティング用機器1と、試打におけるインパクトロフト等の測定を行う測定装置3とを備える。これによりゴルファー100は、FP値及びライ角の組み合わせが異なる複数のヘッド10を用いた試打の結果を測定装置3の測定結果として確認することができ、自身に適したゴルフクラブの選定をより確実に行うことができる。
また本実施の形態に係るフィッティングシステムでは、複数のヘッド10を有するフィッティング用機器1が、ゴルフクラブのモデル毎、メーカー毎又は素材毎に用意される。これによりゴルファー100は、自身の好みのモデル、メーカー又は素材等の中から、自身の適したゴルフクラブの選定を行うことができる。
また本実施の形態に係るフィッティングシステムでは、測定装置3にて測定したインパクトロフト等の測定結果と、FP値及びライ角の組み合わせの1つとをコンピュータ2が表示部24に表示する。これにより試打を行ったゴルファー100は、FP値及びライ角の組み合わせと、測定結果との対応関係を容易に把握することができる。
また本実施の形態においてコンピュータ2は、FP値及びライ角の組み合わせの入力を受け付けて、受け付けたこれらの情報を測定結果に対応付けて表示する。これによりゴルファー100は、試打に用いたゴルフクラブのヘッド10のFP値及びライ角を入力して測定結果と対応付けることができる。
また本実施の形態においてコンピュータ2は、FP値及びライ角の組み合わせに対応する複数のアイコン110をマトリクス状に配置して表示し、このマトリクス表示された複数のアイコン110から1つのアイコン110の選択を受け付けることで、FP値及びライ角の入力を受け付ける。これによりゴルファー100は、FP値及びライ角の入力を容易に行うことができる。
また本実施の形態においてコンピュータ2は、FP値及びライ角の組み合わせに対応付けて複数の測定項目を対比して表示する。これによりゴルファー100は、FP値及びライ角の組み合わせが異なる複数のヘッド10で試打を行った測定結果を比較することができ、自身に適したゴルフクラブの選定をより確実に行うことができる。
また本実施の形態においては、まずライ角を変化させて試打及び測定を行うことでゴルフクラブのヘッドのライ角を決定し、その後にFP値を変化させて試打及び測定を行ってFP値を決定する。これによりFP値及びライ角の全ての組み合わせについて試打を行う必要がなくなるため、ゴルフクラブの選定を容易化できる。
また本実施の形態においては、まず所定のゴルフクラブを用いた試打におけるインパクトロフト等の測定結果に基づいて、ゴルフクラブのシャフトを決定する。その後、決定したシャフトにFP値及びライ角の組み合わせが異なる複数のヘッド10を装着して試打及び測定を行う。これによりゴルファー100は、FP値及びライ角の組み合わせが異なる複数のヘッド10を用いた試打及び測定を、自身に適したシャフトを用いて行うことができる。
また本実施の形態においては、変更可能なFP値の数とライ角の数とが同じである。例えば、変更可能なFP値の数は3通りであり、変更可能なライ角の数は同じく3通りであり、FP値及びライ角の組み合わせは3×3=9通りである。これによりゴルファー100は、ゴルフクラブの選定に際してFP値及びライ角の両方について偏りなく検討することができる。
なお本実施の形態においては、変更可能なFP値及びライ角をそれぞれ3通りとしたが、これに限るものではない。例えばFP値及びライ角をそれぞれ2通りとし、2×2=4通りのヘッド10を用意してもよい。また例えばFP値及びライ角をそれぞれ4通りとし、4×4=16通りのヘッド10を用意してもよい。また、FP値及びライ角の変更数は同じでなくてもよく、例えばFP値を3通りとし、ライ角を2通りとし、3×2=6通りのヘッド10を用意してもよい。
<実施の形態2>
実施の形態2に係るゴルフクラブのフィッティングシステムでは、FP値及びライ角の調整に加えて、バウンス角の調整が行われる。図13は、ゴルフクラブ101のバウンス角を説明するための模式図である。ゴルフクラブのシャフトを垂直にした場合に、リーディングエッジを通る水平面に対して、ソールの下方へ突出している部分がバウンスである。水平面に対するバウンスの傾斜角度がバウンス角である。
実施の形態2に係るフィッティングシステムのフィッティング用機器1には、3通りのFP値、3通りのライ角、及び、3通りのバウンス角の組み合わせにより、3×3×3=27通りのヘッド10が備えられる。例えば、実施の形態2においてフィッティング用機器1が備える27種類のヘッドは、以下の通りである。
(1)バウンス角:プラス2°、FP値:プラス2mm、ライ角:プラス2°
(2)バウンス角:プラス2°、FP値:プラス2mm、ライ角:ノーマル
(3)バウンス角:プラス2°、FP値:プラス2mm、ライ角:マイナス2°
(4)バウンス角:プラス2°、FP値:ノーマル、ライ角:プラス2°
(5)バウンス角:プラス2°、FP値:ノーマル、ライ角:ノーマル
(6)バウンス角:プラス2°、FP値:ノーマル、ライ角:マイナス2°
(7)バウンス角:プラス2°、FP値:マイナス2mm、ライ角:プラス2°
(8)バウンス角:プラス2°、FP値:マイナス2mm、ライ角:ノーマル
(9)バウンス角:プラス2°、FP値:マイナス2mm、ライ角:マイナス2°
(10)バウンス角:ノーマル、FP値:プラス2mm、ライ角:プラス2°
(11)バウンス角:ノーマル、FP値:プラス2mm、ライ角:ノーマル
(12)バウンス角:ノーマル、FP値:プラス2mm、ライ角:マイナス2°
(13)バウンス角:ノーマル、FP値:ノーマル、ライ角:プラス2°
(14)バウンス角:ノーマル、FP値:ノーマル、ライ角:ノーマル
(15)バウンス角:ノーマル、FP値:ノーマル、ライ角:マイナス2°
(16)バウンス角:ノーマル、FP値:マイナス2mm、ライ角:プラス2°
(17)バウンス角:ノーマル、FP値:マイナス2mm、ライ角:ノーマル
(18)バウンス角:ノーマル、FP値:マイナス2mm、ライ角:マイナス2°
(19)バウンス角:マイナス2°、FP値:プラス2mm、ライ角:プラス2°
(20)バウンス角:マイナス2°、FP値:プラス2mm、ライ角:ノーマル
(21)バウンス角:マイナス2°、FP値:プラス2mm、ライ角:マイナス2°
(22)バウンス角:マイナス2°、FP値:ノーマル、ライ角:プラス2°
(23)バウンス角:マイナス2°、FP値:ノーマル、ライ角:ノーマル
(24)バウンス角:マイナス2°、FP値:ノーマル、ライ角:マイナス2°
(25)バウンス角:マイナス2°、FP値:マイナス2mm、ライ角:プラス2°
(26)バウンス角:マイナス2°、FP値:マイナス2mm、ライ角:ノーマル
(27)バウンス角:マイナス2°、FP値:マイナス2mm、ライ角:マイナス2°
図14は、実施の形態2に係るフィッティングシステムにおけるフィッティングの手順を説明するためのフローチャートである。なお実施の形態2に係るフィッティングの手順は、図5に示したフローチャートのステップS1~S11の後にステップS41~S44を追加したものである。このため図14においては、ステップS1~S11については一部の図示を省略している。ステップS1~S11において、ゴルファー100に適したライ角及びFP値が決定される。
ステップS11にてFP値を決定した後、フィッターは、フィッティング用機器1の27種類のヘッドのうち、ステップS7にて決定したライ角且つステップS11にて決定したFP値を有する3種類のヘッドの中から、いずれかのバウンス角のものを選択する(ステップS41)。フィッターは、選択したバウンス角のヘッドをゴルフクラブ101に装着してゴルファー100に試打を行わせ、測定装置3でインパクトロフト及びヘッドの入射角等の測定を行う(ステップS42)。フィッターは、ライ角がステップS7にて決定したライ角であり、FP値がステップS11にて決定したFP値であり、バウンス角が異なる3つのヘッドについて、全バウンス角での測定を完了したか否かを調べる(ステップS43)。全バウンス角での測定を完了していない場合(S43:NO)、フィッターは、ステップS41の手順へ戻り、別のバウンス角のヘッドを選択する。全バウンス角での測定を完了した場合(S43:YES)、フィッターは、3種類のバウンス角でのインパクトロフト及びヘッドの入射角等の測定結果に基づいて、ゴルファー100に最適なバウンス角を決定し(ステップS44)、フィッティングを終了する。
なお本フローチャートに示す手順では、先にライ角及びFP値の決定を行い、その後にバウンス角を決定している。ただし、先にバウンス角の決定を行い、その後にライ角又はFP値の決定を行う手順が採用されてもよい。ライ角、FP値及びバウンス角の決定は、どのような順序で行われてもよい。
実施の形態2に係るコンピュータ2は、FP値、ライ角及びバウンス角の入力をゴルファー100又はフィッター等から受け付ける。例えばコンピュータ2は、FP値、ライ角及びバウンス角の組み合わせに対応する27個のアイコン110を表示して、1つのアイコンの選択を受け付けることによって、FP値、ライ角及びバウンス角の入力を受け付けてもよい。また例えばコンピュータ2は、FP値、ライ角及びバウンス角の入力をそれぞれ個別に受け付けてもよい。
コンピュータ2は、入力を受け付けたFP値、ライ角及びバウンス角と、測定装置3から取得した測定結果とを対応付けて記憶部22に記憶する。またコンピュータ2は、記憶部22に記憶した情報に基づいて、FP値、ライ角及びバウンス角と、測定結果とを対応付けて表示部24に表示する。このときにコンピュータ2が表示する測定結果の表示画面に含まれる条件表示領域111には、FP値、ライ角及びバウンス角が表示される。コンピュータ2は、複数の測定結果を並べて表示してもよい。
以上の構成の実施の形態2に係るゴルフクラブのフィッティングシステムでは、FP値及びライ角の組み合わせが異なる複数のヘッドを、バウンス角を変化させて複数用意する。即ち実施の形態2に係るフィッティング用機器1には、FP値、ライ角及びバウンス角の組み合わせが異なる複数のヘッドが備えられる。これによりゴルファー100は、FP値、ライ角及びバウンス角が異なるヘッド10を用いた試打を行うことができ、より自身に適したゴルフクラブの選定を行うことができる。
また実施の形態2に係るフィッティングシステムでは、試打及び測定を行うことでまずライ角、FP値を決定し、その後にバウンス角を変化させて試打及び測定を行い、バウンス角を決定する。これにより、FP値、ライ角及びバウンス角の全ての組み合わせについて試打及び測定を行う必要がなくなるため、ゴルフクラブの選定を容易化できる。
また実施の形態2に係るコンピュータ2は、FP値及びライ角に加えてバウンス角の組み合わせの1つを測定結果に対応付けて表示する。これによりバウンス角を考慮したゴルフクラブの選定を容易化できる。
なお実施の形態2に係るフィッティングシステムのその他の構成は、実施の形態1に係るフィッティングシステムと同様であるため、同様の箇所には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
<実施の形態3>
実施の形態3に係るゴルフクラブのフィッティングシステムでは、ゴルファー100の試打の測定結果に基づいて、コンピュータ2がこのゴルファー100に適したFP値及びライ角の組み合わせを決定する。実施の形態3に係るコンピュータ2は、ゴルファー100による試打及びこのときの測定装置3による測定が終了し、記憶部22に全ての測定結果を記憶した後、FP値及びライ角の組み合わせを決定する処理を行う。
実施の形態3に係るコンピュータ2は、例えばインパクトロフトの測定結果に基づいて、FP値及びライ角の組み合わせを決定する。このためコンピュータ2は、インパクトロフトの判定基準となる値を予め記憶している。例えばインパクトロフトは25°~27°の範囲であることが好ましいことが予め判明している場合、コンピュータ2は、判定基準として26°の値を記憶している。コンピュータ2は、記憶部22に記憶した複数の測定結果の中から、インパクトロフトの値が判定基準の26°に最も近いものを選択し、このときのFP値及びライ角の組み合わせをゴルファー100に適したFP値及びライ角の組み合わせと決定する。
また実施の形態3に係るコンピュータ2は、例えばヘッドの入射角の測定結果に基づいて、FP値及びライ角の組み合わせを決定してもよい。このためコンピュータ2は、入射角の判定基準となる値を予め記憶している。コンピュータ2は、記憶部22に記憶した複数の判定結果の中から、ヘッドの入射角の値が判定基準に最も近いものを選択し、このときのFP値及びライ角の組み合わせをゴルファー100に適したFP値及びライ角の組み合わせと決定することができる。
なおコンピュータ2によるFP値及びライ角の組み合わせの決定方法は、上記の方法に限らず、これ以外の種々の方法で行ってよい。FP値及びライ角の組み合わせの決定は、インパクトロフト以外の測定結果に基づいて行われてもよく、複数の測定結果(例えばインパクトロフト及びラウンチアングル)に基づいて行われてもよい。
図15は、実施の形態3に係るコンピュータ2が行うFP値及びライ角の決定処理の手順を示すフローチャートである。図示のフローチャートは、コンピュータ2が測定結果のインパクトロフト及びヘッドの入射角の2項目に基づいて、ゴルファー100に適したFP値及びライ角の組み合わせを決定する場合のものである。
コンピュータ2の処理部21は、記憶部22に記憶したゴルファー100の試打に関する測定結果を読み出す(ステップS51)。ここで読み出される測定結果は、FP値及びライ角の組み合わせに対して、少なくともインパクトロフト及びヘッドの入射角の測定値が紐付けられたデータである。また処理部21は、例えば記憶部22に記憶されたインパクトロフトの判定基準を読み出す(ステップS52)。ここで読み出されるインパクトロフトの判定基準は、例えば25°~27°のような角度の範囲であるものとする。
処理部21は、ステップS51にて読み出した複数の測定結果の中から、インパクトロフトの測定値がステップS52にて読み出した判定基準の範囲内である測定結果を抽出する(ステップS53)。
次いで処理部21は、記憶部22に記憶されたヘッドの入射角の判定基準を読み出す(ステップS54)。ここで読み出される入射角の判定基準は、角度の範囲ではなく、1つの角度の値であるものとする。
処理部21は、ステップS53にて抽出した測定結果の入射角と、ステップS54にて読み出した判定基準の入射角とを比較し、入射角が判定基準に最も近い測定結果を1つ選択する(ステップS55)。処理部21は、ステップS55にて選択した1つの測定結果に対応するFP値及びライ角の組み合わせを、ゴルファー100に適したものとして決定したFP値及びライ角の組み合わせとして表示し(ステップS56)、処理を終了する。
なお本実施の形態においては、コンピュータ2は測定結果に基づいてゴルファー100に適したFP値及びライ角の組み合わせを1つ決定しているが、これに限るものではない。コンピュータ2は、FP値及びライ角の組み合わせの候補を複数決定してもよい。この場合にコンピュータ2は、複数の候補を順位付けて表示してもよい。例えばコンピュータ2は、インパクトロフトが所定範囲内、且つ、ヘッドの入射角が所定範囲内となる測定結果が複数存在する場合、これら複数の測定結果に対応するFP値及びライ角の複数の組み合わせを候補とすることができる。これら複数の候補について、コンピュータ2は、例えばインパクトロフト及びヘッドの入射角以外の測定項目に基づいて順位付けを行うことができる。
以上の構成の実施の形態3に係るゴルフクラブのフィッティングシステムでは、FP値及びライ角の組み合わせに対応する複数の測定結果に基づいて、ゴルファー100に適したFP値及びライ角の組み合わせをコンピュータ2が決定する。これによりゴルファー100及びフィッター等は、FP値及びライ角の組み合わせの決定をコンピュータ2に任せることができるため、ゴルフクラブの選定を容易に行うことができる。
なお実施の形態3においては、コンピュータ2がFP値及びライ角の組み合わせを決定したが、更にバウンス角の決定を行ってもよい。
また実施の形態3に係るフィッティングシステムのその他の構成は、実施の形態1に係るフィッティングシステムと同様であるため、同様の箇所には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 フィッティング用機器
2 コンピュータ
3 測定装置
10 ヘッド
11 収納器
12 スリット
13 キャリーバッグ
21 処理部
21a 測定処理部
21b 選択受付部
21c 表示処理部
22 記憶部
22a プログラム
23 通信部
24 表示部
25 操作部
99 記録媒体
100 ゴルファー
101 ゴルフクラブ
110 アイコン
111 条件表示領域
112 結果表示領域

Claims (16)

  1. 第1種類数のFP(フェースプログレッション)値及び第2種類数のライ角を組み合わせた、第1種類数×第2種類数に相当する第3種類数のゴルフクラブのヘッドと、
    前記第3種類数のヘッドを収納する収納器と
    を備え
    複数の前記ヘッドには、前記FP値及び前記ライ角の組み合わせを区別するための刻印が形成され、
    複数の前記ヘッドの刻印は、それぞれ異なる着色がなされている、
    ゴルフクラブのフィッティング用機器。
  2. 前記収納器は、
    複数の前記ヘッドを個別に収納する複数の収納部と、
    前記収納部に対してそれぞれ設けられ、前記FP値及び前記ライ角を示した表示部と
    を有する、請求項1に記載のフィッティング用機器。
  3. 前記収納器を収容する運搬用のバッグを備える、請求項1又は請求項2に記載のフィッティング用機器。
  4. 請求項1乃至請求項のいずれか1つに記載のフィッティング用機器と、
    前記フィッティング用機器に含まれるヘッドが装着されたゴルフクラブを用いた試打におけるインパクトロフトを測定する測定装置と
    を備える、ゴルフクラブのフィッティングシステム。
  5. 前記フィッティング用機器が、ゴルフクラブのモデル毎に用意される、請求項に記載のフィッティングシステム。
  6. 前記測定装置の測定結果と、前記FP値及び前記ライ角の組み合わせとを対応付けて表示する表示装置を備える、請求項又は請求項に記載のフィッティングシステム。
  7. コンピュータに、
    第1種類数のFP値及び第2種類数のライ角による前記第1種類数×前記第2種類数に相当する第3種類数の組み合わせを、前記第1種類数×前記第2種類数のマトリクスで表示し、
    表示したマトリクスから一の要素の選択を受け付けることで、前記FP値及び前記ライ角の入力を受け付け、
    前記第1種類数のFP値及び前記第2種類数のライ角を組み合わせた前記第3種類数のゴルフクラブのヘッドから選択された一のヘッドが装着されたゴルフクラブを用いた試打におけるインパクトロフトの測定結果を取得し、
    入力を受け付けた前記FP値及び前記ライ角と、取得した前記測定結果対応付けて表示する
    処理を実行させる、コンピュータプログラム。
  8. 前記マトリクスの行方向又は列方向のいずれか一方に沿って、前記FP値又は前記ライ角のいずれか一方が増減し、
    前記行方向又は列方向の他方に沿って、前記FP値又は前記ライ角の他方が増減するように、
    前記FP値及び前記ライ角の前記第3種類数の組み合わせをマトリクス状に配置して表示する、
    請求項7に記載のコンピュータプログラム
  9. 前記マトリクスの中央に前記FP値及び前記ライ角の基準を配置し、
    前記基準を強調して表示する、
    請求項8に記載のコンピュータプログラム
  10. 複数の前記ヘッドには前記FP値及び前記ライ角の組み合わせを区別するための刻印が形成され、複数の前記ヘッドの刻印はそれぞれ異なる着色がなされており、
    マトリクス状に配置した前記FP値及び前記ライ角の組み合わせを、対応する前記刻印と同じ色で表示する、
    請求項7乃至請求項9のいずれか1つに記載のコンピュータプログラム
  11. 前記FP値及び前記ライ角に対応付けて、複数の測定結果を対比して表示する、
    請求項8乃至請求項10のいずれか1つに記載のコンピュータプログラム。
  12. 前記測定結果に対応付けて、前記FP値、前記ライ角及びバウンス角の組み合わせの1つを表示する、
    請求項8乃至請求項11のいずれか1つに記載のコンピュータプログラム。
  13. 前記FP値及び前記ライ角の複数の組み合わせに対応する複数の測定結果に基づいて、前記FP値及び前記ライ角の組み合わせの1つを決定する、
    請求項8乃至請求項12のいずれか1つに記載のコンピュータプログラム。
  14. コンピュータに、
    第1種類数のFP値及び第2種類数のライ角を組み合わせた、第1種類数×第2種類数に相当する第3種類数のゴルフクラブのヘッドから選択された一のヘッドが装着されたゴルフクラブを用いた試打におけるインパクトロフトの測定に基づき、前記第1種類数のうちの1つのFP値と、前記第2種類数のライ角とを組み合わせた前記第2種類数の測定結果を取得し、
    取得した前記第2種類数の測定結果に基づいて1つのライ角を決定し、
    前記第1種類数のFP値と、決定した前記ライ角とを組み合わせた前記第1種類数の測定結果を取得し、
    取得した前記第1種類数の測定結果に基づいて1つのFP値を決定する、
    処理を実行させる、コンピュータプログラム
  15. コンピュータが、
    第1種類数のFP値及び第2種類数のライ角による前記第1種類数×前記第2種類数に相当する第3種類数の組み合わせを、前記第1種類数×前記第2種類数のマトリクスで表示し、
    表示したマトリクスから一の要素の選択を受け付けることで、前記FP値及び前記ライ角の入力を受け付け、
    前記第1種類数のFP値及び前記第2種類数のライ角を組み合わせた前記第3種類数のゴルフクラブのヘッドから選択された一のヘッドが装着されたゴルフクラブを用いた試打におけるインパクトロフトの測定結果を取得し、
    入力を受け付けた前記FP値及び前記ライ角と、取得した前記測定結果とを対応付けて表示する
    ゴルフクラブのフィッティング方法
  16. コンピュータが、
    第1種類数のFP値及び第2種類数のライ角を組み合わせた、第1種類数×第2種類数に相当する第3種類数のゴルフクラブのヘッドから選択された一のヘッドが装着されたゴルフクラブを用いた試打におけるインパクトロフトの測定に基づき、前記第1種類数のうちの1つのFP値と、前記第2種類数のライ角とを組み合わせた前記第2種類数の測定結果を取得し、
    取得した前記第2種類数の測定結果に基づいて1つのライ角を決定し、
    前記第1種類数のFP値と、決定した前記ライ角とを組み合わせた前記第1種類数の測定結果を取得し、
    取得した前記第1種類数の測定結果に基づいて1つのFP値を決定する
    ゴルフクラブのフィッティング方法
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