JP7348734B2 - 車両の運転情報提供装置、車両の運転情報提供方法及びプログラム - Google Patents

車両の運転情報提供装置、車両の運転情報提供方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、車両の情報提供装置、車両の情報提供方法及びプログラムに関する。
従来、例えば下記の特許文献1には、運転者の技能レベルに応じたアドバイスを警報装置に表示することが記載されている。
特開2003-99897号公報
近時においては、自動車などの車両を自動運転する技術の開発が進められている。一方、ドライバが手動運転を行う場面は、引き続き多く存在する。ドライバが過去に手動運転をあまり行っていない場合、手動運転の技能が低下してしまうことが想定される。上記特許文献1には、運転者の技能レベルに応じたアドバイスを表示することは想定しているものの、手動運転の技能低下を抑制することに関しては何ら考慮していなかった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ドライバの手動運転の技能の低下を抑制することが可能な、新規かつ改良された車両の情報提供装置、車両の情報提供方法及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、車両のドライバの手動運転の運転履歴を取得する運転履歴取得部と、前記ドライバの運転の熟練度を取得する熟練度取得部と、前記運転履歴と前記熟練度に基づいて、前記ドライバに手動運転を薦める運転推奨部と、を備え、前記運転履歴は、最後に手動運転を行ってから経過した経過期間、又は過去の所定期間内における累計手動運転期間であり、前記運転推奨部は、前記経過期間が前記熟練度に応じて定まる第1のしきい値を超えた場合、又は前記累計手動運転期間の逆数が前記熟練度に応じて定まる第2のしきい値を超えた場合に、前記ドライバに手動運転を薦める、車両の運転情報提供装置が提供される。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、車両のドライバの手動運転の運転履歴を取得する運転履歴取得部と、前記ドライバの運転の熟練度を取得する熟練度取得部と前記運転履歴と前記熟練度に基づいて、前記ドライバに自動運転を薦める運転推奨部と、を備え、前記運転履歴は、最後に手動運転を行ってから経過した経過期間であり、前記運転推奨部は、前記経過期間が所定値を超えた場合は、前記熟練度に応じて定まる第3のしきい値を超えた場合に、前記ドライバに自動運転を薦める、車両の運転情報提供装置が提供される。
また、前記熟練度が高いほど前記第1のしきい値又は前記第2のしきい値が大きくなるものであっても良い。
また、前記運転推奨部は、前記経過期間が所定値を超えた場合は、前記熟練度に応じて定まる第3のしきい値を超えた場合に、前記ドライバに自動運転を薦めるものであっても良い。
また、前記熟練度が高いほど前記第3のしきい値が大きくなるものであっても良い。
また、前記ドライバの認証を行うドライバ認証部と、前記運転履歴及び前記熟練度を記憶した記憶部と、を備え、前記運転履歴取得部は、前記ドライバの認証結果に基づいて、前記記憶部から前記運転履歴を取得し、前記熟練度取得部は、前記ドライバの認証結果に基づいて、前記記憶部から前記熟練度を取得するものであっても良い。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータが、車両のドライバの手動運転の運転履歴を取得するステップと、前記ドライバの運転の熟練度を取得するステップと、前記運転履歴と前記熟練度に基づいて、前記ドライバに手動運転を薦めるステップと、を実行し、前記運転履歴は、最後に手動運転を行ってから経過した経過期間、又は過去の所定期間内における累計手動運転期間であり、前記コンピュータは、前記経過期間が前記熟練度に応じて定まる第1のしきい値を超えた場合、又は前記累計手動運転期間の逆数が前記熟練度に応じて定まる第2のしきい値を超えた場合に、前記ドライバに手動運転を薦める、車両の運転情報提供方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、車両のドライバの手動運転の運転履歴を取得する手段、前記ドライバの運転の熟練度を取得する手段、前記運転履歴と前記熟練度に基づいて、前記ドライバに手動運転を薦める手段、としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、前記運転履歴は、最後に手動運転を行ってから経過した経過期間、又は過去の所定期間内における累計手動運転期間であり、前記ドライバに手動運転を薦める手段において、前記経過期間が前記熟練度に応じて定まる第1のしきい値を超えた場合、又は前記累計手動運転期間の逆数が前記熟練度に応じて定まる第2のしきい値を超えた場合に、前記ドライバに手動運転を薦めることを前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラムが提供される。
本発明によれば、ドライバの手動運転の技能の低下を抑制することが可能な車両の情報提供装置、車両の情報提供方法及びプログラムを提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る車両システムの構成を示す模式図である。 車両のドライバが熟練者であるかを判定する処理を示すフローチャートである。 車両のドライバが熟練者であるかを判定する処理を示すフローチャートである。 図3のステップS16でヨーレートが最大値(ピーク値)となるタイミングの前後Z秒間の操舵角を示す特性図である。 Z秒間の操舵角速度の分布から求まる、熟練者と非熟練者の標準偏差を示す特性図である。 最後の手動運転からの経過日数D(横軸)と、ドライバの熟練度(縦軸)に基づく、手動運転の推奨方法を示す模式図である。 過去3か月の累計手動運転時間Tと、ドライバの熟練度(縦軸)に基づく、手動運転の推奨方法を示す模式図である。 図5に対し、最後の手動運転からの経過日数Dが所定値DTHを超えた場合に、自動運転を推奨するためのしきい値TH3を追加した模式図である。 ドライバの熟練度と、経過日数D、累計手動運転時間Tに基づいて、ドライバに手動運転、自動運転を薦める処理を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両システム1000の構成を示す模式図である。車両システム1000は、基本的には自動車などの車両に構成されるシステムである。本実施形態では、特に、自動運転と手動運転の双方が可能な車両を想定する。図1に示すように、車両システム1000は、車外センサ100、車両センサ200、操舵角センサ300、個人認証装置350、制御装置400、車内表示装置500、車外表示装置600、ナビゲーション装置700、通信装置800、スピーカ900を有して構成されている。
車外センサ100は、ステレオカメラ、単眼カメラ、ミリ波レーダ、赤外線センサ等から構成され、自車両周辺の人や車両などの位置、速度を測定する。車外センサ100がステレオカメラから構成される場合、ステレオカメラは、CCDセンサ、CMOSセンサ等の撮像素子を有する左右1対のカメラを有して構成され、車両外の外部環境を撮像し、撮像した画像情報を制御装置400へ送る。一例として、ステレオカメラは、色情報を取得可能なカラーカメラから構成され、車両のフロントガラスの上部に設置される。
車両センサ200は、車両の速度、加速度、角速度、ヨーレートなど、車両内のCAN(Controller Area Network)で通信されている情報を取得する。なお、これらの情報は、各種センサから取得することができる。操舵角センサ300は、ステアリングホイールに装着され、ステアリングホイールの操舵角を検出する。
個人認証装置350は、ドライバの個人認証を行う際にドライバとのインタフェースとなる装置である。個人認証装置350には、ドライバの個人認証のため、ドライバの名前やIDが入力される。また、個人認証装置350は、ドライバの個人認証のため、ドライバの顔画像、ドライバの声、虹彩などを取得しても良い。個人認証装置350は、スマートフォンなどの装置であっても良く、通信装置800を介して制御装置400と通信を行うものであっても良い。
制御装置400は、車両のドライバの運転の熟練度と運転履歴に基づいて、ドライバへ手動運転を薦める。このため、制御装置400は、熟練度判定部(熟練度取得部)402、運転履歴取得部404、運転推奨部406、ドライバ認証部410、運転履歴記憶部412、を有している。熟練度判定部402は、車両のドライバの運転の熟練度を判定する。熟練度判定部402は、運転履歴記憶部412に記憶されたドライバの熟練度を取得して、ドライバの熟練度を判定するものであっても良い。運転履歴取得部404は、過去のドライバの運転履歴を取得する。運転推奨部406は、熟練度と運転履歴に基づいて、ドライバに対して手動運転又は自動運転を推奨する。
また、運転推奨部406は、車内表示装置500またはスピーカ900による情報の提供を制御し、手動運転又は自動運転を推奨する情報をドライバに提示する。ドライバ認証部410は、個人認証装置350から入力された情報に基づいて、車両を運転するドライバの認証を行う。なお、認証方法の一例として、ドライバの個人情報(氏名、IDなど)を取得して認証する、ドライバの顔、指紋、虹彩などの画像を取得して認証する方法が挙げられるが、認証方法としては様々な手法を用いることができる。運転履歴記憶部412は、個々のドライバ毎に、運転履歴を記憶する。運転履歴記憶部412は、ドライバが着座し、車両を起動してから停止させるまでの時間、日時、運転の熟練度などを記憶する。運転履歴記憶部412は、制御装置400の外に設けられていても良く、例えばドライバが所有するスマートフォン、または外部のサーバなどに構成されていても良い。これらのスマートフォン、サーバ等を制御装置400と無線通信可能に構成しておくことで、ドライバが自身の車両以外を運転した場合であっても、本実施形態による手動運転、自動運転の推奨が可能である。なお、制御装置400の各構成要素は、回路(ハードウェア)、またはCPUなどの中央演算処理装置とこれを機能させるためのプログラム(ソフトウェア)によって構成されることができる。
車内表示装置500は、例えば車内のダッシュパネル、メータ周り等に表示を行う装置である。車外表示装置600は、車両外部に向けて表示を行う装置である。なお、車内表示装置500、車外表示装置600は、HUD(Head-up Display)装置から構成されていても良い。HUD(Head-up Display)装置は、人間の視野に直接情報を映し出す表示装置であって、自動車のフロントガラスやリアガラスなどのガラス上に実像または虚像を表示する。
通信装置800は、車両外部と通信を行い、渋滞情報、道路情報などの各種情報を受信する。ナビゲーション装置700は、地図情報に基づいて、現在地から目的地までの経路を検索する。このため、ナビゲーション装置700は、グローバル・ポジショニング・システム(GPS:Global Positioning System)等により車両の現在位置を取得することができる。また、ナビゲーション装置700は現在地まで車両が走行してきた経路を記憶している。
図2及び図3は、車両のドライバが熟練者であるかを判定する処理を示すフローチャートである。図2及び図3の処理は、制御装置400により所定の周期毎に行われ、主に熟練度判定部402によって行われる。図2は、カーブ走行区間に基づいて、ドライバの熟練度を判定する処理を示している。なお、カーブは単一のカーブであっても良いし、複数のカーブを平均しても良い。
先ず、ステップS10では、車両センサ200が検出した車両のヨーレートに基づいて、車両がカーブを走行したか否かを判定する。具体的に、ステップS10では、ヨーレートが第1のしきい値X1よりも大きく、第2のしきい値X2よりも小さい場合は、車両がカーブを走行したと判定する。車両がカーブを走行した場合はステップS12へ進み、車両がカーブを走行していない場合は、処理を終了する。
ステップS12では、車両がカーブを走行している時間t1が一定時間継続したか否かを判定する。具体的に、ステップS12では、車両がカーブを走行している時間t1がしきい値Yを超えているか否かを判定し、車両がカーブを走行している時間t1がしきい値Yを超えている場合は、車両がカーブを走行している時間t1が一定時間継続したと判定し、ステップS16へ進む。
ステップS16では、車センサ200が検出した車両のヨーレートに基づいて、車両がカーブを走行している時間t1の中で、ヨーレートが最大値(ピーク値)となるタイミングの前後Z秒間の操舵角を取得する。次のステップS18では、Z秒間における操舵角速度αまたは操舵角加速度βを算出する。次のステップS20では、操舵角速度αまたは操舵角加速度βの標準偏差σを算出する。
次のステップS22では、標準偏差σの値が所定のしきい値Tよりも大きいか否かを判定し、標準偏差σが所定のしきい値Tよりも大きい場合はステップS24へ進む。ステップS24へ進んだ場合は、操舵角速度αまたは操舵角加速度βのバラツキが比較的大きいため、操舵が不安定であると考えられる。従って、ステップS24では、車両のドライバが非熟練者であると判定する。次のステップS28では、ドライバの個人認証を行う。次のステップS29では、ドライバの熟練度、運転履歴(運転時間、日時など)を運転履歴記憶部412に記録する。運転履歴は、手動運転、自動運転に関する履歴を含む。熟練度、および運転履歴は、ドライバの認証結果と対応付けて記録される。従って、運転履歴記憶部412には、個々のドライバの識別情報(顔、指紋、名前など)と、熟練度、運転履歴が対応付けて記録されている。ステップS29の後は処理を終了する。
一方、ステップS22で標準偏差σの値が所定のしきい値T以下の場合は、ステップS26へ進む。ステップS26へ進んだ場合は、操舵角速度αまたは操舵角加速度βのバラツキが比較的小さいため、操舵が安定していると考えられる。従って、ステップS26では、車両のドライバが熟練者であると判定する。ステップS26の後はステップS28に進み、以降の処理を上記と同様に行う。なお、しきい値Tを複数用意して、熟練度を多段階で判定しても良い。
図4Aは、ステップS16でヨーレートが最大値(ピーク値)となるタイミングの前後Z秒間の操舵角を示す特性図である。また、図4Bは、Z秒間の操舵角速度の分布から求まる、熟練者と非熟練者の標準偏差を示す特性図である。図4Bに示すように、熟練者の方が非熟練者よりも操舵角速度の分布が狭くなり、標準偏差の値が小さくなる。
図3は、直線走行区間に基づいて、ドライバの熟練度を判定する処理を示している。この処理では、直線でのふらつきを横加速度の標準偏差から評価し、熟練度を判定する。先ず、ステップS30では、車両センサ200が検出した車両のヨーレートに基づいて、車両が直線を走行したか否かを判定する。具体的に、ステップS30では、ヨーレートが所定のしきい値Xよりも小さい場合は、車両が直線を走行したと判定する。車両が直線を走行した場合はステップS32へ進み、車両が直線を走行していない場合は、処理を終了する。
ステップS32では、車両が直線を走行している時間t1が一定時間継続したか否かを判定する。具体的に、ステップS32では、車両が直線を走行している時間t1がしきい値Yを超えているか否かを判定し、車両が直線を走行している時間t1がしきい値Yを超えている場合は、車両が直線を走行している時間t1が一定時間継続したと判定し、ステップS36へ進む。
ステップS36では、車両センサ200が取得した車両の横加速度に基づいて、車両が直線を走行している時間t1の中で、直線走行区間の横加速度を取得する。次のステップS38では、ステップS36で取得した横加速度の標準偏差γを算出する。
次のステップS40では、標準偏差γの値が所定のしきい値Sよりも大きいか否かを判定し、標準偏差γが所定のしきい値Sよりも大きい場合はステップS42へ進む。ステップS42へ進んだ場合は、横加速度のバラツキが比較的大きいため、車両挙動が不安定であると考えられる。従って、ステップS42では、車両のドライバが非熟練者であると判定する。次のステップS46では、ドライバの個人認証を行う。次のステップS48では、ドライバの熟練度、運転履歴を運転履歴記憶部412に記録する。ステップS48の後は処理を終了する。
一方、ステップS40で標準偏差γの値が所定のしきい値S以下の場合は、ステップS44へ進む。ステップS44へ進んだ場合は、横加速度のバラツキが比較的小さいため、車両挙動が安定していると考えられる。従って、ステップS44では、車両のドライバが熟練者であると判定する。ステップS44の後はステップS46に進み、以降の処理を同様に行う。
熟練度判定部402は、予め熟練度が判明しているドライバについては、ドライバ認証部410による認証の結果に基づいて熟練度を判定しても良い。例えば、過去に非熟練者として判定したドライバAが車両を運転する場合に、ドライバ認証部410によってドライバAであることが認証されると、図2、図3に示した処理を行うことなく、ドライバAを非熟練者と判定することができる。
また、ドライバの熟練度の判定方法として、図2及び図3に示した方法以外の方法を用いても良い。例えば、加減速の滑らかさをアクセル開度変化率の標準偏差から評価し、ドライバの熟練度を判定しても良い。また、直線でのふらつきを、GPSまたは白線検知などから得られる走行軌跡に基づいて評価し、ドライバの熟練度を判定しても良い。また、走行軌跡以外にも、操舵角速度の周波数解析結果、操舵角速度の絶対値が所定値を超えた時間(または回数)、ヨーレートの標準偏差、車線逸脱回数などをしきい値で評価しても良い。更に、車間の取り方を衝突余裕時間の標準偏差から評価し、ドライバの熟練度を評価しても良い。
以上のような車両のドライバの熟練度の判定に基づいて、本実施形態では、ドライバの手動運転に関する履歴を示すパラメータに応じて、ドライバに手動運転を薦め、ドライバの手動運転の技能を維持、向上させる。
具体的には、手動運転に関する履歴を示すパラメータとして、最後の手動運転からの経過日数Dと、例えば過去3か月の累計手動運転時間Tを用いる。この際、最後の手動運転からの経過日数Dの値が大きいほど、ドライバの手動運転の感覚が鈍るため、より手動運転を薦めるようにする。また、例えば過去3か月の累計手動運転時間Tの値が小さいほど、ドライバの手動運転の感覚が鈍るため、より手動運転を薦めるようにする。なお、本実施形態では、過去3か月の期間を例示して説明するが、この期間は一例であって、他の期間(例えば、6か月、一年など)を適宜用いることもできる。
更に、本実施形態では、経過日数D、累計手動運転時間Tに加えて、ドライバの熟練度を考慮して手動運転を推奨する。 図5は、最後の手動運転からの経過日数D(横軸)と、ドライバの熟練度(縦軸)に基づく、手動運転の推奨方法を示す模式図である。図5中に破線で示すしきい値TH1に基づいて、手動運転の推奨が行われる。しきい値TH1は、ドライバの熟練度に応じて定められ、熟練度が低いほど、手動運転がより推奨されるように定められる。
上述したように、最後の手動運転からの経過日数Dの値が大きいほど、ドライバの手動運転の感覚が鈍るため、より手動運転を薦めるようにする。また、ドライバの熟練度が低い場合は、熟練度が高い場合に比べて、経過日数Dに応じた手動運転の感覚の低下がより大きくなる。このため、図5に示すように、ドライバの熟練度が低いほど、また、経過日数Dが長いほど、手動運転をより推奨するようにする。図5に示すように、経過日数Dが、ドライバの熟練度に応じて定まるしきい値TH1を超えると、手動運転が推奨される。
図6は、過去3か月の累計手動運転時間Tと、ドライバの熟練度(縦軸)に基づく、手動運転の推奨方法を示す模式図である。図6中に破線で示すしきい値TH2に基づいて、手動運転の推奨が行われる。しきい値TH2は、ドライバの熟練度に応じて定められ、熟練度が低いほど、手動運転がより推奨されるように定められる。
上述したように、過去3か月の累計手動運転時間Tの値が小さいほど、ドライバの手動運転の感覚が鈍るため、より手動運転を薦めるようにする。また、ドライバの熟練度が低い場合は、熟練度が高い場合に比べて、累計手動運転時間Tに応じた手動運転の感覚の低下がより大きくなる。このため、図6に示すように、ドライバの熟練度が低いほど、また、累計手動運転時間Tの逆数1/Tが大きいほど、手動運転をより推奨するようにする。図6に示すように、累計手動運転時間Tの逆数1/Tが、ドライバの熟練度に応じて定まるしきい値TH2を超えると、手動運転が推奨される。
また、最後の手動運転からの経過日数Dが非常に長い場合は、手動運転の感覚が大きく低下していると考えられる。このような場合、手動運転を薦めて技能向上を図るよりも、自動運転を薦めることが好適である。図7は、図5に対し、最後の手動運転からの経過日数Dが所定値DTHを超えた場合に、自動運転を推奨するためのしきい値TH3を追加した模式図である。図7に示すように、最後の手動運転からの経過日数Dが所定値DTHを超えた場合は、経過日数Dに応じて自動運転を推奨するようにする。この際に、ドライバの熟練度が低いほど、手動運転の感覚がより大きく低下していることが想定されるため、しきい値TH3は、ドライバの熟練度が低いほど自動運転がより推奨されるように定められる。図7に示すように、経過日数Dが所定値DTHを超えた場合は、経過日数Dがドライバの熟練度に応じて定まるしきい値TH3を超えると、自動運転が推奨される。
以上のように本実施形態では、経過日数D、累計手動運転時間T、ドライバの熟練度に応じて、手動運転、自動運転の推奨が行われる。図8は、ドライバの熟練度と、経過日数D、累計手動運転時間Tに基づいて、ドライバに手動運転、自動運転を薦める処理を示すフローチャートである。
先ず、ステップS50では、ドライバ認証部410が個人認証を行う。なお、個人認証は、ドライバが車両に乗り込む際などに行っても良い。次のステップS52では、認証結果に基づいてドライバの熟練度を判定する。次のステップS54では、ドライバの過去3か月の運転履歴を参照する。なお、上述したように、運転履歴記憶部412には、個々のドライバの識別情報と、熟練度、運転履歴が対応付けて記録されている。従って、認証結果に基づいて、運転履歴記憶部412を参照することで、ドライバの熟練度を判定することができ、また、運転履歴を取得することができる。
次のステップS56では、ドライバの運転履歴に基づいて、最後の手動運転からの経過日数Dと、過去3か月の累計手動運転時間Tを取得する。次のステップS58では、経過日数Dが所定値DTHを超えたか否かを判定し、経過日数Dが所定値DTHを超えていない場合はステップS60へ進む。ステップS60では、経過日数Dまたは累計手動運転時間Tの逆数1/Tが、図5及び図6に示した熟練度に応じて定まるしきい値TH1,TH2を超えたか否かを判定する。そして、経過日数Dが熟練度に応じて定まるしきい値TH1を超えた場合、または、累計手動運転時間Tの逆数1/Tが熟練度に応じて定まるしきい値TH2を超えた場合は、ステップS62へ進み、運転推奨部406がドライバに対して手動運転を薦める。ステップS62の後は処理を終了する。
また、ステップS60で経過日数Dが熟練度に応じて定まるしきい値TH1を超えておらず、且つ、累計手動運転時間Tの逆数1/Tが熟練度に応じて定まるしきい値TH2を超えていない場合は、手動運転を薦めることなく処理を終了する。
また、ステップS58で経過日数Dが所定値DTHを超えた場合は、ステップS64へ進む。上述したように、経過日数Dが所定値DTHを超えた場合は、手動運転の技術が大きく低下していると考えられる。従って、ステップS64に進んだ場合は、熟練度に応じて自動運転を薦めるため、経過日数Dが熟練度に応じたしきい値TH3を超えたか否かを判定する。そして、経過日数Dが熟練度に応じたしきい値TH3を超えた場合は、ステップS66へ進み、運転推奨部406がドライバに対して自動運転を薦める。ステップS66の後は処理を終了する。
また、ステップS64で、経過日数Dが熟練度に応じて定まるしきい値TH3を超えていない場合は、自動運転を薦めることなく処理を終了する。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
400 制御装置
402 熟練度判定部
404 運転履歴取得部
406 運転推奨部
410 ドライバ認証部
412 運転履歴記憶部

Claims (8)

  1. 車両のドライバの手動運転の運転履歴を取得する運転履歴取得部と、
    前記ドライバの運転の熟練度を取得する熟練度取得部と、
    前記運転履歴と前記熟練度に基づいて、前記ドライバに手動運転を薦める運転推奨部と、
    を備え、
    前記運転履歴は、最後に手動運転を行ってから経過した経過期間、又は過去の所定期間内における累計手動運転期間であり、
    前記運転推奨部は、前記経過期間が前記熟練度に応じて定まる第1のしきい値を超えた場合、又は前記累計手動運転期間の逆数が前記熟練度に応じて定まる第2のしきい値を超えた場合に、前記ドライバに手動運転を薦めることを特徴とする、車両の運転情報提供装置。
  2. 車両のドライバの手動運転の運転履歴を取得する運転履歴取得部と、
    前記ドライバの運転の熟練度を取得する熟練度取得部と、
    前記運転履歴と前記熟練度に基づいて、前記ドライバに自動運転を薦める運転推奨部と、
    を備え、
    前記運転履歴は、最後に手動運転を行ってから経過した経過期間であり、
    前記運転推奨部は、前記経過期間が所定値を超えた場合は、前記熟練度に応じて定まる第3のしきい値を超えた場合に、前記ドライバに自動運転を薦めることを特徴とする、車両の運転情報提供装置。
  3. 前記熟練度が高いほど前記第1のしきい値又は前記第2のしきい値が大きくなることを特徴とする、請求項1に記載の車両の運転情報提供装置。
  4. 前記運転推奨部は、前記経過期間が所定値を超えた場合は、前記熟練度に応じて定まる第3のしきい値を超えた場合に、前記ドライバに自動運転を薦めることを特徴とする、請求項1に記載の車両の運転情報提供装置。
  5. 前記熟練度が高いほど前記第3のしきい値が大きくなることを特徴とする、請求項2又は4に記載の車両の運転情報提供装置。
  6. 前記ドライバの認証を行うドライバ認証部と、
    前記運転履歴及び前記熟練度を記憶した記憶部と、を備え、
    前記運転履歴取得部は、前記ドライバの認証結果に基づいて、前記記憶部から前記運転履歴を取得し、
    前記熟練度取得部は、前記ドライバの認証結果に基づいて、前記記憶部から前記熟練度を取得することを特徴とする、請求項1~5のいずれかに記載の車両の運転情報提供装置。
  7. コンピュータが、
    車両のドライバの手動運転の運転履歴を取得するステップと、
    前記ドライバの運転の熟練度を取得するステップと、
    前記運転履歴と前記熟練度に基づいて、前記ドライバに手動運転を薦めるステップと、
    を実行し、
    前記運転履歴は、最後に手動運転を行ってから経過した経過期間、又は過去の所定期間内における累計手動運転期間であり、
    前記コンピュータは、前記経過期間が前記熟練度に応じて定まる第1のしきい値を超えた場合、又は前記累計手動運転期間の逆数が前記熟練度に応じて定まる第2のしきい値を超えた場合に、前記ドライバに手動運転を薦めることを特徴とする、車両の運転情報提供方法。
  8. 車両のドライバの手動運転の運転履歴を取得する手段、
    前記ドライバの運転の熟練度を取得する手段、
    前記運転履歴と前記熟練度に基づいて、前記ドライバに手動運転を薦める手段、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
    前記運転履歴は、最後に手動運転を行ってから経過した経過期間、又は過去の所定期間内における累計手動運転期間であり、
    前記ドライバに手動運転を薦める手段において、前記経過期間が前記熟練度に応じて定まる第1のしきい値を超えた場合、又は前記累計手動運転期間の逆数が前記熟練度に応じて定まる第2のしきい値を超えた場合に、前記ドライバに手動運転を薦めることを前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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