JP7348679B2 - 駆動装置およびその製造方法 - Google Patents

駆動装置およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7348679B2
JP7348679B2 JP2022014937A JP2022014937A JP7348679B2 JP 7348679 B2 JP7348679 B2 JP 7348679B2 JP 2022014937 A JP2022014937 A JP 2022014937A JP 2022014937 A JP2022014937 A JP 2022014937A JP 7348679 B2 JP7348679 B2 JP 7348679B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
gear
driven gear
tooth surface
spur gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022014937A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023112913A (ja
Inventor
美隆 赤井
伸行 西
Original Assignee
株式会社赤井工作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社赤井工作所 filed Critical 株式会社赤井工作所
Priority to JP2022014937A priority Critical patent/JP7348679B2/ja
Publication of JP2023112913A publication Critical patent/JP2023112913A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7348679B2 publication Critical patent/JP7348679B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Gear Transmission (AREA)

Description

本発明は、駆動装置およびその製造方法に関し、特に前記駆動装置を備えたアンテナに関する。
人工衛星との通信用のアンテナなどに用いられる駆動装置は、正回転と逆回転の切り替えに高い精度が求められる。
特許文献1では、バックラッシュを軽減する方法として、従動歯車と、従動歯車に噛合する2つの動力歯車と、を備えた駆動装置を開示している。この2つの動力歯車は、無負荷時において、一方の動力歯車の歯面が従動歯車の一方の歯面に当接し、他方の動力歯車の歯面が従動歯車の同一側の歯面から離間するように設けられている。
これは、2つの動力歯車の位相を異ならせることで、バックラッシュを低減しようとするものである。
特開2013-197855号公報
しかし、従来技術では、従動歯車と駆動歯車とのバックラッシュを十分に解消することができないという問題がある。
そこで、上記課題を解決する手段として、本発明に係る駆動装置は、動力発生部と、前記動力発生部から動力を伝える2つの動力歯車と、前記動力歯車と噛合しながら回転する従動歯車と、前記動力歯車のうち、少なくとも1つを可動動力歯車として、前記可動動力歯車を前記従動歯車の周面に沿って移動可能とする移動手段と、を有することを特徴とする。
また、前記動力歯車の歯面が前記従動歯車の周方向一方側の歯面に当接し、前記可動動力歯車の歯面が前記従動歯車の周方向他方側の歯面に当接するよう配設されたこととしてもよい。
さらに、前記可動動力歯車は、ベースに取り付けられてなり、前記移動手段は、前記ベースを、弾性部材を介して押圧することで、前記可動動力歯車を移動可能とすることとしてもよい。
さらにまた、前記移動手段は、前記ベースを一定以上の移動ができないように移動制限手段を有することとしてもよい。
また、前記動力発生部には、GPS衛星電波により時刻を取得するGPS時計部と、前記GPS時計部が取得した時間情報により駆動速度及び駆動方向を演算する演算部と、前記演算部から演算結果を取得し、前記演算結果に基づいて、前記速度及び方向で前記動力発生部に駆動命令を出力する制御部と、が接続されてなることとしてもよい。
さらに、本発明に係るアンテナは、前記駆動装置を備えることを特徴とする。
さらにまた、本発明に係る駆動装置の製造方法は、動力発生部と、前記動力発生部から動力を伝える2つの動力歯車と、前記動力歯車と噛合しながら回転する従動歯車と、前記動力歯車のうち、少なくとも1つを可動動力歯車として、前記可動動力歯車を前記従動歯車の周面に沿って移動可能とする移動手段と、を有し、前記動力歯車の歯面を前記従動歯車の歯面に当接させ、前記可動動力歯車の歯面を前記従動歯車の歯面に当接させることを特徴とする。
また、本発明に係る駆動装置の整備方法は、動力発生部と、前記動力発生部から動力を伝える2つの動力歯車と、前記動力歯車と噛合しながら回転する従動歯車と、前記動力歯車のうち、少なくとも1つを可動動力歯車として、前記可動動力歯車を前記従動歯車の周面に沿って移動可能とする移動手段と、を有する駆動装置の整備方法であって、前記動力歯車の歯面を前記従動歯車の歯面に当接させる動力歯車当接工程と、動力歯車当接工程の後に、前記可動動力歯車を前記移動手段で移動させることにより、前記可動動力歯車の歯面を前記従動歯車の歯面に当接させる可動動力歯車移動工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、バックラッシュのない駆動装置を提供することができる。
本実施形態に係る、全体の概略を表す図である。 本実施形態に係る、駆動部200および従動歯車3の概略図である。 本実施形態に係る、第1動力歯車207と従動歯車3との噛合を表した図(a)である。また、本実施形態に係る、第2動力歯車213と従動歯車3との噛合を表した図(b)である。 本実施形態に係る、図1のA-A断面図である。 本実施形態に係る、図1のB-B断面図である。 本実施形態に係る、図1のC-C断面図である。 本実施形態に係る、第2動力歯車213を第6伝達軸212の軸方向に見た図である。移動手段8と、移動制限手段220と、ベース214の関係を説明するため、ボルト取付部材222とベース214については、押しボルト217と移動制限手段220の軸に沿って部分的に切断している。なお、ベース214の部分であっても、第2減速機211または第2動力歯車213が表されている部分については、ベース214は切断されていない。 押しボルト217、プッシャ218、皿バネ219、ベース214、ボルト取付部材222の関係を説明するための図である。
以下、本発明に係る実施の形態を、図を参照しながら詳しく説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。また、本発明に係る実施の形態に関する記載は、いずれも本発明の実施形態の一例を示したものであり、本発明の技術的範囲はこれに限定されるものではない。
なお、エレベーション駆動部200とエレベーション従動歯車3は、アジマス駆動部4とアジマス従動歯車5と、同様の構成である。したがって、相違している部分を除き、アジマス駆動部4とアジマス従動歯車5の説明は省略する。また、同様の構成である場合には、エレベーション駆動部200は、単に「駆動部200」といい、エレベーション従動歯車3は、単に「従動歯車3」という。
本明細書および特許請求の範囲において「移動手段8」とは、動力歯車を前記従動歯車の周面に沿って移動可能とする移動機構をいう。さらにまた、「可動動力歯車」とは、従動歯車の周面に沿って移動可能とする移動手段8をもった動力歯車のことをいう。また、「不動動力歯車」とは、移動手段8をもたない動力歯車のことをいう。
(アンテナの概略構成)
本実施形態に係るアンテナ1は、人工衛星との通信用のアンテナである。アンテナ1は地上に設置され、地球の軌道上を周回する人工衛星とデータを送受信するために用いられる。
図1を用いて、概略的な全体構成を説明する。アンテナ1は、パラボラアンテナ11と、パラボラアンテナ11を支える支柱12と、支柱12の下部に接続しアンテナ1全体を支持する基台13を含んで構成される。
パラボラアンテナ11の後端部には、駆動装置7が接続されている。駆動装置7は、エレベーション駆動部200、エレベーション従動歯車3および情報処理部6を含んでなる。具体的には、パラボラアンテナ11の後端部には、エレベーション従動歯車3が接続され、エレベーション従動歯車3には、エレベーション従動歯車3に噛合して動力を伝えるエレベーション駆動部200が接続されている。情報処理部6は、エレベーション駆動部200に対し、駆動の方向及び速度を指定する司令を伝達する。
パラボラアンテナ11と、これに接続するエレベーション従動歯車3とは、支柱12に対し直交する軸線J1を中心に、回転可能に支持される。軸線J1は地面に対して水平であるため、パラボラアンテナ11は、軸線J1を回転中心として、エレベーション方向(上下方向)に回転する。
図2を用いて、アンテナ1をエレベーション方向に回転させる機構を説明する。
パラボラアンテナ11をエレベーション方向に回転させるには、まず、情報処理部6から動力発生部201に対し、駆動の方向及び速度を指定する司令が伝達される。エレベーション駆動部200の動力発生部201が回転動力を発生し、この回転動力が不動動力歯車である第1動力歯車207と可動動力歯車である第2動力歯車213に対して、B1方向に回転するように伝達される。第1動力歯車207はエレベーション従動歯車3の歯面に当接しながら噛合しているため、エレベーション従動歯車3に動力を伝達する。動力を伝達されたエレベーション従動歯車3は軸線J1を中心に回転する。すると、従動歯車3と一体となっているパラボラアンテナ11も軸線J1を中心にエレベーション方向D1に回転する。
同様の回転機構は、支柱12と基台13との間にも設けられている。すなわち、支柱12にはアジマス従動歯車5が設けられ、基台13にはアジマス駆動部4が設けられている。
アジマス従動歯車5は、軸線J2を中心に設けられる。軸線J2は垂直であるため、アジマス従動歯車5を回転させると、アジマス従動歯車5を有する支柱12はアジマス方向(左右方向)に回転する。
アジマス駆動部4は、エレベーション駆動部200と同様に、1つのモーターと、2つの動力歯車を含んでなり、一方の動力歯車が可動動力歯車である。
支柱12をアジマス方向に回転させるためには、まず、情報処理部6からアジマス駆動部4のモーターに対し、駆動の方向及び速度を指定する司令が伝達される。アジマス駆動部4のモーターが回転し、この回転が不動動力歯車である第1動力歯車と、可動動力歯車である第2動力歯車に伝達される。第1動力歯車はアジマス従動歯車5の歯面と当接しながら噛合するように設けられており、アジマス従動歯車5に動力を伝達する。動力を伝達されたアジマス従動歯車5は軸線J2を回転中心として回転する。すると、アジマス従動歯車5と一体となっている支柱12も軸線J2を回転中心としてアジマス方向に回転する。
(本駆動装置7の具体的構成および製造方法について)
以下、本実施形態に係る駆動装置7の具体的構成について説明する。
図4を用いて、本実施形態を構成する要素を説明する。
本駆動装置7は、駆動部200と、駆動部200から動力が伝達される従動歯車3と、駆動部200に対し駆動の方向及び速度を指定する司令を伝達する情報処理部6によって構成される。
駆動部200は、図4に示すように、動力発生部201を備え、動力発生部201から第1減速機205、及び第1減速機205に接続された第2減速機211に動力が伝達されるように接続されている。第1減速機205には第1動力歯車207が設けられ、第2減速機211には第2動力歯車213が設けられている。さらに、第2減速機211には、第2減速機211を従動歯車3の周面に沿って移動可能とするベース214が装着されている。なお、図4において、第1減速機205と第2減速機211の内部構造は省略している。
動力発生部201と第1減速機205との間には、動力発生部201の動力が伝達される第1伝達軸202と、第1伝達軸202に連結された第1カップリング203と、第1カップリング203に連結され、第1減速機205に動力を伝達する第2伝達軸204と、が設けられている。
第1減速機205と第2減速機211との間には、第1動力歯車から出力され、第2伝達軸204と同軸かつ同速で回転する第4伝達軸208と、第4伝達軸208に連結された第2カップリング209と、第2カップリング209に連結され、第2減速機211に動力を伝達する第5伝達軸210と、が設けられている。
第1減速機205と第1動力歯車207との間には、第1減速機205により回転方向を変換され、かつ、減速された動力を伝える第3伝達軸206が設けられている。第1動力歯車207は第3伝達軸の動力を受けて回転する。
第2減速機211と第2動力歯車213との間には、第2減速機211により回転方向を変換され、かつ、減速された動力を伝える第6伝達軸212が設けられている。第2動力歯車213は、第6伝達軸212の動力を受けて回転する。
第1伝達軸202と、第2伝達軸204と、第4伝達軸208と、第5伝達軸210と、は同方向に同速度で回転する。
第1動力歯車207と第2動力歯車213とは、従動歯車3に噛合可能に設けられている。第1動力歯車207と、第2動力歯車213とは、同方向に同速度で同期回転するように設けられる。
第1伝達軸202と、第2伝達軸204と、第4伝達軸208と、第5伝達軸210と、は同軸線上に設けることとしてもよい。
ここで、動力発生部201から発生された回転動力は、第1減速機205により、回転速度が減速されて第3伝達軸206に伝達され、かつ、第3伝達軸206の回転軸が、動力発生部201の回転軸に対して直角になるように回転方向を変換されるように構成してもよい。
同様に、動力発生部201から発生された回転動力は、第2減速機211により、回転速度が減速されて第6伝達軸212に伝達され、かつ、第6伝達軸212の回転軸が、動力発生部201の回転軸に対して直角になるように回転方向を変換されるように構成してもよい。
また、第2動力歯車213は、従動歯車の周面に沿って(図4矢印X1、X2方向に)移動自在な移動手段8(図5)を有する。本実施形態においては、第2動力歯車213に固定されたベース214を従動歯車の周面に沿った方向に押圧することで、ベース214を摺動させ、第2動力歯車213を移動させる。このように構成すれば、押圧する力や位置によって第2動力歯車213の位置を任意に決定できる。また、ベース214を摺動させることにより、第2動力歯車213の摩耗を防ぐことができるという利点もある。
このように、動力発生部201と、動力発生部201から動力を伝えられる第1動力歯車207および第2動力歯車213と、これら2つの動力歯車と噛合しながら回転する従動歯車3と、を含み、前記動力歯車のうち、少なくとも第2動力歯車を可動動力歯車として、従動歯車3の周面に沿って移動可能とする移動手段8を有する駆動装置7は、以下に説明するように設置することにより、バックラッシュ無く回転運動を反転させることができる。
具体的な駆動装置7の機構を、図3を用いて説明する。
使用者は、第1動力歯車207の図3の紙面に対して左側の歯面207aと、従動歯車3の右側の歯面3aとを、当接させる。次に、従動歯車3の歯に挿し入れられた第2動力歯車213を、移動手段8によって第1動力歯車207と反対方向に移動させることにより、第2動力歯車213の右側の歯面213bと、従動歯車3の左側の歯面3bを当接させる。
換言して説明すると、使用者は、第1動力歯車207のX1側(図4)の歯面207aと、従動歯車3のX2側(図4)の歯面3aとを、当接させる。次に、従動歯車3の歯に挿し入れられた第2動力歯車213を、移動手段8によってX2方向(図4)に移動させることにより、第2動力歯車213のX2側(図4)の歯面213bと、従動歯車3のX1側(図4)の歯面3bを当接させる。
さらに換言して説明すると、使用者は、第1動力歯車207の歯面を従動歯車3の周方向一方側の歯面に当接させる。次に、第2動力歯車213を、従動歯車3の周面に沿って移動させ、第2動力歯車213の歯面が従動歯車3の周方向他方側の歯面に当接させる。すなわち、従動歯車3の歯面には、第1動力歯車207および第2動力歯車213の互いに反対側の歯面が当接している。
このように構成すれば、以下の作用により、バックラッシュなく従動歯車3の回転方向を変更することができる。図2、図3a、図3bおよび図4を用いて説明する。
まず、従動歯車3を図2のD1方向に回転させるとする。そのためには、図2に示すようにまず、情報処理部6の制御部63から動力発生部201に対し、A1方向に回転させる司令が伝達される。動力発生部201からの動力の伝達により、第1伝達軸202、第1カップリング203,第2伝達軸204、第4伝達軸208、第2カップリング209および第5伝達軸210は、A1方向に回転する。このとき、第1減速機205および第2減速機211には、A1方向の回転が入力されている。第2伝達軸204から第1減速機205に入力された動力は、減速され、かつ、回転方向をB1方向に変換され、図4に示す第3伝達軸206に伝達される。第3伝達軸206に伝達されたB1方向の回転は、第1動力歯車207に伝達される。第5伝達軸210から第2減速機211に入力された動力は、減速され、かつ、回転方向をC1方向に変更されて図4に示す第6伝達軸212に伝達される。第6伝達軸212に伝達されたC1方向の回転は、第2動力歯車213に伝達される。この構成のため、第2動力歯車213は、第1動力歯車207と同期して、同方向に同速度で回転する。ここで、第1動力歯車207の図3の紙面に対して左側の歯面207a(図3)は、従動歯車の右側の歯面3a(図3)と当接するよう整備しているため、第1動力歯車207がB1方向に回転すると、従動歯車3を押す力によって、従動歯車3に回転動力を伝えることができる。このとき、第2動力歯車は右側の歯面213b(図3)が従動歯車3と当接し続けてC1方向に回転しているため、従動歯車3に回転動力を伝えない。
ここで、D1方向に正回転していた従動歯車3を、D2方向に逆回転させるとする。図2に示すように、情報処理部6の制御部63から動力発生部201に対し、A2方向に回転させる司令が伝達される。動力発生部201をA2方向に逆回転させる事により、第1伝達軸202、第1カップリング203,第2伝達軸204、第4伝達軸208、第2カップリング209および第5伝達軸210も、A2方向に逆回転する。このとき第1減速機205および第2減速機211にはA2方向の回転が入力されている。第2伝達軸204から第1減速機205に入力された動力は、減速され、かつ、回転方向をB2方向に変換され、第3伝達軸206に伝達される。第3伝達軸206に伝達されたB2方向の回転は、第1動力歯車207に伝達される。第5伝達軸210から第2減速機211に入力された動力は、減速され、かつ、回転方向をC2方向に変更されて第6伝達軸212に伝達される。第6伝達軸212に伝達されたC2方向の回転は、第2動力歯車213に伝達される。このように、第1動力歯車207および第2動力歯車213は、B2およびC2方向に逆回転する。
ここで、第2動力歯車は、すでに右側の歯面213bが従動歯車の左側の歯面3bと当接している。
したがって、第2動力歯車213をC2方向に回転させると、従動歯車3をバックラッシュ無く正回転(D1)から逆回転(D2)に反転させることができる。このとき、第1動力歯車207はD1回転時と同様に左側の歯面207aと従動歯車3の右側の歯面3aとが、当接し続けているため、従動歯車3に動力を伝えること無くB2方向に回転している。
さらに、D2方向に回転していた従動歯車3をD1方向に正回転させるとする。
情報処理部6の制御部63からの司令により、従動歯車3をD1方向に正回転させるために動力発生部201をA1方向に正回転させる。動力発生部201が正回転すると、第1動力歯車207もB1方向に正回転する。
ここで、すでに第1動力歯車207は左側の歯面207aが、従動歯車3の右側の歯面3aと当接している。
したがって、第1動力歯車207をB1方向に回転させたとしても、従動歯車3をバックラッシュ無く逆回転(D2)から正回転(D1)に反転することができる。このとき、第2動力歯車213は右側の歯面213bと従動歯車3の左側の歯面3bとが、当接し続けているため、従動歯車3に動力を伝えること無くB1方向に回転している。
従動歯車3を停止する場合は、情報処理部6の制御部63から、動力発生部201に対して、回転を停止する司令が伝達される。これにより、第1動力歯車207及び第2動力歯車213の回転も停止する。この場合であっても、第1動力歯車207の左側の歯面207aと従動歯車の右側の歯面3aとが当接しており、第2動力歯車213の右側の歯面213bと従動歯車の左側の歯面3bとが当接している。したがって、ここから従動歯車3を正回転(D1)させても、逆回転(D2)させても、バックラッシュは起きない。
このような構成であれば、動力発生部201の駆動方向が切り替わったとしても、バックラッシュ無く従動歯車3の回転方向を変更することができる。
なお、本駆動装置7の製造時点において、動力発生部201と、第1動力歯車207と、第2動力歯車213と、移動手段8を有する駆動装置7の組み立て工程の後に、第1動力歯車207の歯面を従動歯車3の歯面に当接させる工程を行い、更にその後、第2動力歯車の歯面を従動歯車3の歯面に当接させる工程を行えば、製造時点でバックラッシュが起こらない駆動装置7を製造することができる。
さらに、動力発生部201と、第1動力歯車207と、第2動力歯車213と、移動手段8を有する駆動装置7について、第1動力歯車207の歯面を従動歯車3の歯面に当接させる工程を行い、更にその後、第2動力歯車の歯面を従動歯車3の歯面に当接させる工程を行えば、バックラッシュが起こらない駆動装置7を整備することができる。
このような構成は、アジマス駆動部4と、アジマス従動歯車5とにより、アンテナ1をアジマス方向に回転するためにも用いられる。
動力発生部201には、電動機、外燃機関、内燃機関等の動力を発生させるものを採用することができる。さらに具体的には、サーボモーターを採用するとなお良い。電動機であれば、比較的電気的に制御しやすく、特にサーボモーターであれば、例えばステッピングモーターと比べて、高精度に動作させることができる。しかし、動力発生部201はこれらに限られず、回転動力を発生させるもの、または、何らかの動力を発生させて回転動力に変換するものから適宜採用することができる。
図4に示す第2カップリング209には、少なくとも、従動歯車3の歯溝の幅と同程度の軸方向の変位を許容できるものを採用することが好ましい。このような構成であれば、第2動力歯車213の移動は、従動歯車3の歯溝の間に限られるため、第2動力歯車213が移動しても、本駆動装置7が壊れることなく、動作させることができる。
また、従動歯車3の歯溝の幅が、カップリングが許容できる軸方向の変位よりも大きい場合は、第2カップリング209を複数連結させることとしてもよい。このような構成であれば、複数のカップリングにより単体のカップリングよりも大きな軸方向の変位が許容できるため、第2動力歯車213が移動しても、本駆動装置7が壊れることなく、動作させることができる。
第1減速機205および第2減速機211には、ウォーム減速機や傘歯車減速機などにより構成できる。特に、ウォーム減速機を用いて構成することが好ましい。ウォーム減速機には、ウォーム(入力側)からウォームホイール(出力側)への伝達は容易であるが、ウォームホイール(出力側)からウォーム(入力側)への伝達はしにくいという特性(セルフロック機能)がある。ウォーム減速機を用いて構成すれば、セルフロック機能により、駆動部200の停止時に、従動歯車が慣性で回転することや、重力の影響によって回転することなどを防止できる。
(可動動力歯車の移動手段8および移動制限手段220について)
図5をもちいて、本実施形態に記載の、可動動力歯車の移動手段8について説明する。これは、実施形態の一例であって、移動手段8の構成はこれに限られるものではない。
本実施形態に係る移動手段8は、第2減速機211の基端に取り付けられたベース214、ならびに、固定台215に固定されたボルト取付部材222に従動歯車3の周面に沿った方向に平行な位置に螺合した押しボルト217、押しボルト217の先端に取り付けられたT字型のプッシャ218およびプッシャ218が貫通するように設けられ、ベース214と当接している皿バネ219とを含んで実現される。
図8を用いて具体的に説明する。使用者が押しボルト217を螺入または螺出させ、押しボルト217を従動歯車3の周面に沿った方向に平行な向きに、ベース214に向かってまたは離れる方向に移動させる。すると、押しボルト217に押されたプッシャ218と、プッシャ218に押された皿バネ219も従動歯車3の周面に沿った方向に平行な向きに、ベース214に向かう方向に、または離れる方向に移動する。このとき、ベース214は皿バネ219により加圧され、従動歯車3の周面に沿った方向に移動する。
図7に示すように、移動手段8のための押しボルト217、プッシャ218および皿バネ219は、一端側と他端側に2か所ずつ、合計4か所設けている。このような構成であれば、第2動力歯車213を従動歯車3の周面に沿った方向に正確に移動させることができる。
本実施形態において、ベース214は皿バネ219にのみによって加圧され、プッシャ218には加圧されない(図8)。このように弾性部材を介してベースを押圧する構成であれば、第2動力歯車213または従動歯車3に内外的要因による衝撃が与えられても、皿バネ219が衝撃を吸収するため、第2動力歯車213と従動歯車3との当接部分が破損することを防止できる。
なお、移動手段8に押しボルト217を用いる場合、押しボルト217の螺入および螺出は、使用者の手動で行ってもよいし、機械的な制御で行っても良い。
また、弾性部材は皿バネに限られず、板バネ、ツルマキバネ、ゴム、空気圧シリンダ等であってもよい。
また、弾性部材への加圧は、押しボルト217およびプッシャ218に限られない。例えば、弾性部材へ加圧する加圧壁の面で押すという構成であってもよい。
また、弾性部材をベース214に直接押し付けるという構成であってもよい。
なお、第2動力歯車213の移動手段8はこれに限られない。例えば、ベース214を省いて第2動力歯車を押圧するという構成でもよい。このように構成すれば、部品を少なく構成することができるという利点がある。
さらに、他の移動手段8として、例えば、第2動力歯車213をベルトコンベアの上に載せ、そのベルトコンベアを循環駆動させることで第2動力歯車213を移動するという構成であっても良い。このように構成すれば、回転速度及び方向を制御可能なベルトコンベアを使うことで、第2動力歯車213を任意の位置に自在に決定することができる。
更にまた、他の移動手段8として、例えば、ラック・アンド・ピニオン機構を採用することもできる。すなわち、第2動力歯車213に取り付けた小径の歯車と、従動歯車3の周面に沿った方向に渡された、小径の歯車に噛合するネジ溝の入ったシャフト体と、小径の歯車に動力を伝える減速機付きモーターを用いる構成をとってもよい。このような構成では、減速機付きモーターが回転動力を発生させることで、小径の歯車がシャフト体のネジ溝に噛み合って回転し、これにより小径の歯車が移動する。第2動力歯車213は小径の歯車に取り付けられているから、第2動力歯車213も同様にネジ状のシャフト体に沿って移動させることができる。
また、移動手段8は人に手によって押圧することで第2動力歯車213の移動を実現してもよい。この場合、第2動力歯車213の位置を固定する機構を採用すれば、本発明の目的を達成することができる。
移動手段8は、その他、スライダ・クランク機構その他のリンク機構を用いた構成も採用できる。なお、移動手段8はこれらに限られることなく、第2動力歯車213を移動させることができる機構を適宜採用することができる。
また、移動手段8には、移動制限手段220を含んでもよい。
図7を用いて、本実施形態に係る可動動力歯車である第2動力歯車213の移動制限手段220について説明する。
本実施形態においては、移動制限手段220は、固定台215に取り付けられたボルト取付部材222に螺合したボルト(以下、「ストッパボルト」という。)により実現される。ストッパボルトは、ベース214の一端側と他端側のそれぞれに2か所ずつ、合計4つ設けられている。ストッパボルトは、ストッパボルトの端部がベース214から離間して設けられる。ベース214は、ストッパボルトの間であれば自由に移動することができるが、ベース214と当接するところまで移動すると、それ以上の移動を制限される。使用者は、ストッパボルトをボルト取付部材222に対して螺入または螺出させることにより、ストッパボルトを移動させ、ベース214の移動範囲を拡大縮小することができる。
このように移動制限手段220を設け、移動制限手段220を適切に整備すれば、第2動力歯車213および従動歯車3に対して、歯車が破損するような圧力をかけることなくなり、歯の折損等で壊れにくくなる。
また、このように移動制限手段220を実現するためにストッパボルトを一端側に2つ設けることで、ストッパボルトからの圧力がベース214の一点に集まることを防ぎ、駆動装置7が壊れにくくなる。
なお、本実施形態において、移動制限手段220は、ストッパボルトを用いて実現したが、これは一例であって、同様の目的を達成することができる他の構成を採用してよい。例えば、移動を制限する移動制限壁によってベースの移動を制限してもよい。また、固定台215に凸部を設け、ベース214の移動を制限してもよい。他にも、ガイド216に凸部を設け、ベース214の移動を制限してもよい。
なお、移動制限手段220にストッパボルトを用いる場合、ストッパボルトを移動させるための螺入または螺出は、使用者の手動で行ってもよいし、機械的な制御で行ってもよい。
本実施形態においては、移動手段8に用いられる押しボルト217とストッパボルトとは、同じボルト取付部材222に受けられている。このような構成であれば、押しボルト217とストッパボルトを別々の部材に受ける場合と比べて部品数が少なくなるという利点がある。
また、図6に示すように、本実施形態においては第2動力歯車213の移動を案内するガイド216が設けられている。ガイド216はベース214の側面と、上面の一部が接するように設けられている。このようにガイド216を設けることによりベース214を図6における歯面に垂直な方向へ安定して移動させることができる。
また、図6に示すように、ベース214とガイド216および固定台215の間に、摺動部材として樹脂板221を設けても良い。このように構成すれば、ベース214とガイド216との間、およびベース214と固定台215との間の摩耗を軽減できることや、ベース214を移動した際の振動を抑えることができること等の効果がある。
樹脂板には、ポリアセタール(POM)、ポリアミド(PA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、エラストマー系、ポリオレフィン系、熱硬化性樹脂等の素材を選択的に用いることができる。しかし、樹脂板に用いられる素材はこれらに限られず、他のものであってもよい。また、本実施形態では、摺動部材として樹脂板を用いたが、金属やセラミックス等を用いてもよい。
(移動制限手段220の整備方法について)
移動制限手段220の整備方法について説明する。以下のように移動制限手段220を設けることで、ベース214の一定以上の移動を制限することによって、歯車の折損等が起きにくくなる。なお、以下に示す整備方法は、移動制限手段にストッパボルトを使用した際の一例である。他の要素によって移動制限手段220を実現する場合は、同様の効果を発揮できる方法を採用することができる。
あらかじめ、使用者は、前記駆動装置7の第1動力歯車207および第2動力歯車213の歯を、従動歯車3の歯に差し入れ、噛合可能な状態にする。そして、第1動力歯車207の歯面と第2動力歯車213との歯面を従動歯車3の歯面に当接させる。
次に、使用者は、ストッパボルトをボルト取付部材222に対して螺入または螺出させることにより、ストッパボルトを移動させ、第2動力歯車213の動く範囲を位置決めする。具体的には、一端側のストッパボルトと他端側のストッパボルトとの距離が、ベース214の幅の長さよりも大きくなるように位置を固定する。
このように、第2動力歯車213の可動範囲に遊びを作る構成であれば、第2動力歯車213または従動歯車3に対する内外的要因による衝撃を皿バネ219が吸収するため、第2動力歯車213と従動歯車3との当接部分の破損を防止できる。
また、一端側のストッパボルトとベース214との遊びの距離と、他端側のストッパボルトとベース214との遊びの距離とは、略同じとすることが好ましい。
さらに、一端側のストッパボルトと他端側のストッパボルトとの距離が、ベース214の幅の長さと従動歯車3の歯幅の長さとを足した長さよりわずかに短くなるように位置決めすると好ましい。
このように構成すれば、従動歯車3の歯と第2動力歯車213と歯に対して、破損させるような圧力をかけることなくなり、駆動装置7が歯車の折損等で壊れにくくなる。
この整備方法は、本駆動装置7の製造工程において行ってもよい。
本実施形態においては、移動制限手段220を実現するためにストッパボルトを使用したが、このような構成に限らず、例えば、ストッパボルトの代わりに移動制限壁を移動させてベース214の移動範囲を制限してもよい。
なお、固定台215やガイド216に凸部を設けることにより移動制限手段220を実現する場合、この整備方法は不要である。すなわち、固定台215やガイド216の製造工程において凸部を形成するため、凸部の位置は製造工程において位置決めすればよい。また、凸部は固定台215やガイド216に固定されるため、移動させる必要もない。
(情報処理部について)
本実施形態に係る情報処理部6は、受信したGPS衛星電波により時間情報を取得するGPS時計部61と、GPS時計部が取得した時間情報により駆動速度及び駆動方向を演算する演算部62と、演算部62から演算結果を取得し、前記演算結果に基づいて、前記動力発生部を駆動させるべき速度及び方向を取得し、前記速度及び方向で前記動力発生部201に駆動命令を出力する制御部63とを含んで構成される。
情報処理部6はコンピュータで実現することとしてもよい。
このようにGPS時計部を含んで構成すれば、単なる内部時計と比べて、時刻の誤差を小さくすることができ、より高精度な駆動が可能となる。
(変形例について)
本実施形態に係る変形例を説明する。本発明は変形例のように適宜変更して実施してもよい。なお、本発明の技術的範囲は明示的に示した変形例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載により定められる。
本実施形態においては、2つの動力歯車のうち1つのみを可動動力歯車とした。しかし、第2の実施形態として、両方の動力歯車を可動動力歯車とする構成であってもよい。このような構成にあっても、本発明の目的を達成できる。また、このような構成であれば、一方の動力歯車を移動させて従動歯車3の一側の歯面に当接させた後、他方の動力歯車を移動させて従動歯車3の他側の歯面に当接させることによって、バックラッシュを解消することもできる。
本実施形態においては、第1動力歯車207の歯面207aが従動歯車3の周方向一方側(図2X2側)の歯面3aと当接し、第2動力歯車213の歯面213bが従動歯車3の周方向他方側(図2X1側)の歯面3bと当接するように整備する。しかし、第3の実施形態として、第1動力歯車207の歯面が従動歯車3の周方向他方側(図2X1側)の歯面と当接し、第2動力歯車213の歯面が従動歯車3の周方向一方側(図2X2側)の歯面と当接するように構成しても良い。このような場合であっても、従動歯車3をD1方向へ正回転させるときは、第2動力歯車213が従動歯車3に動力を伝え、従動歯車3をD2方向へ逆回転するときは第1動力歯車207が従動歯車3に動力を伝えるため、バックラッシュ無く回転方向を反転することができる。
本実施形態において、第1動力歯車207と第2動力歯車213とは、従動歯車3に対して小さく、また動力歯車同士が従動歯車3の円周上の近い位置に設けられたため、第2動力歯車213の移動方向は第1伝達軸、第2伝達軸、第4伝達軸、第5伝達軸の軸方向と同じ方向であった。
しかし、第4の実施例として、第1動力歯車207と第2動力歯車213とは、従動歯車3の円周上に設けられており、動力歯車の移動方向は第1伝達軸202、第2伝達軸204、第4伝達軸208、第5伝達軸210の全てと平行でない構成としてもよい。例を上げて説明する。
まず、従動歯車3について円形の歯車を採用する。そして、第1動力歯車207と第2動力歯車213とをそれぞれ従動歯車3の中心を通る一直線上であって、従動歯車3の円周と交差する点に設ける。加えて、第2カップリング209に第4伝達軸208と第5伝達軸210との偏心の誤差を許容できるカップリングを採用する。このように構成した場合であれば、第2動力歯車213の移動方向と伝達軸の方向は平行でないものの、本実施形態と同様の効果を奏することができる。
この場合において、第2動力歯車213の移動手段8の移動方向は、従動歯車の周面に沿って、すなわち前記中心線と略直角な方向に移動させることとなる。
なお、本実施形態において、駆動装置7はアンテナ1に用いた。しかし、本駆動装置7の利用分野はこれに限られない。例えば、工作機械、産業用ロボットのアーム、ベルト式搬送装置、自動ドア、無線操縦装置、電気自動車等にも利用可能である。駆動装置7は、これらの機器に利用してもバックラッシュによるロストモーションを解消することができ、駆動装置7を利用しない場合と比べて、高精度な駆動や位置決めが可能となる。なお、利用分野はこれらに限られず、正回転と逆回転をする動力発生装置を有する機器であれば、採用することができる。
また、駆動装置7は、動力発生部201を人間の手が担うことによって、例えば腕時計等のアナログ時計にも利用することができる。腕時計に本駆動装置7を利用すれば、時刻を合わせる場合に際して、使用者が反時計回りに針を位置決めしたとしても、針を時刻に合わせて進めたときにバックラッシュが生じないので、針が時計回り方向へずれることがない。
1 アンテナ
200 駆動部
201 動力発生部
205 第1減速機
207 第1動力歯車
211 第2減速機
213 第2動力歯車
214 ベース
220 移動制限手段
3 従動歯車
6 情報処理部
7 駆動装置
8 移動手段

Claims (8)

  1. 動力発生部と、
    前記動力発生部から動力を伝える2つの動力歯車と、
    前記動力歯車と噛合しながら回転する従動歯車と、
    前記動力歯車のうち、少なくとも1つを可動動力歯車として、前記可動動力歯車を前記従動歯車の周面に沿って移動可能とする移動手段と、を有する
    ことを特徴とする駆動装置。
  2. 前記動力歯車の歯面が前記従動歯車の周方向一方側の歯面に当接し、
    前記可動動力歯車の歯面が前記従動歯車の周方向他方側の歯面に当接するよう配設された
    ことを特徴とする、請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記可動動力歯車は、ベースに取り付けられてなり、
    前記移動手段は、前記ベースを、弾性部材を介して押圧することで、前記可動動力歯車を移動可能とする
    ことを特徴とする、請求項1または2に記載の駆動装置。
  4. 前記移動手段は、前記ベースを一定以上の移動ができないように移動制限手段を有する
    ことを特徴とする、請求項3に記載の駆動装置。
  5. 前記動力発生部には、
    GPS衛星電波により時刻を取得するGPS時計部と、
    前記GPS時計部が取得した時間情報により駆動速度及び駆動方向を演算する演算部と、
    前記演算部から演算結果を取得し、前記演算結果に基づいて、前記駆動速度及び駆動方向で前記動力発生部に駆動命令を出力する制御部と、が接続されてなる
    ことを特徴とする、請求項1~4のいずれか1つに記載の駆動装置。
  6. 請求項1~5のいずれか1つに記載の駆動装置を備える
    ことを特徴とする、アンテナ。
  7. 動力発生部と、
    前記動力発生部から動力を伝える2つの動力歯車と、
    前記動力歯車と噛合しながら回転する従動歯車と、
    前記動力歯車のうち、少なくとも1つを可動動力歯車として、前記可動動力歯車を前記従動歯車の周面に沿って移動可能とする移動手段と、を有し、
    前記動力歯車の歯面を前記従動歯車の歯面に当接させ、
    前記可動動力歯車の歯面を前記従動歯車の歯面に当接させる
    ことを特徴とする、駆動装置の製造方法。
  8. 動力発生部と、
    前記動力発生部から動力を伝える2つの動力歯車と、
    前記動力歯車と噛合しながら回転する従動歯車と、
    前記動力歯車のうち、少なくとも1つを可動動力歯車として、前記可動動力歯車を前記従動歯車の周面に沿って移動可能とする移動手段と、を有する駆動装置の整備方法であって、
    前記動力歯車の歯面を前記従動歯車の歯面に当接させる動力歯車当接工程と、
    動力平歯車当接工程の後に、前記可動動力歯車を前記移動手段で移動させることにより、前記可動動力歯車の歯面を前記従動歯車の歯面に当接させる可動動力歯車移動工程と、を含む
    ことを特徴とする、駆動装置の整備方法。
JP2022014937A 2022-02-02 2022-02-02 駆動装置およびその製造方法 Active JP7348679B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022014937A JP7348679B2 (ja) 2022-02-02 2022-02-02 駆動装置およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022014937A JP7348679B2 (ja) 2022-02-02 2022-02-02 駆動装置およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023112913A JP2023112913A (ja) 2023-08-15
JP7348679B2 true JP7348679B2 (ja) 2023-09-21

Family

ID=87565479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022014937A Active JP7348679B2 (ja) 2022-02-02 2022-02-02 駆動装置およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7348679B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000039057A (ja) 1998-07-23 2000-02-08 Oki Electric Ind Co Ltd 減速装置
US20170025752A1 (en) 2015-07-20 2017-01-26 Viasat, Inc. Hemispherical azimuth and elevation positioning platform

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000039057A (ja) 1998-07-23 2000-02-08 Oki Electric Ind Co Ltd 減速装置
US20170025752A1 (en) 2015-07-20 2017-01-26 Viasat, Inc. Hemispherical azimuth and elevation positioning platform

Also Published As

Publication number Publication date
JP2023112913A (ja) 2023-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS60256643A (ja) 減速装置
CN108953503B (zh) 旋转减速传递装置
CN102794662A (zh) 一种六自由度位置姿态全解耦可调夹具
KR20130043564A (ko) 로백래쉬 기어기구 및 장치
KR20110112652A (ko) 기어 장치
WO2021015165A1 (ja) 波動歯車装置
JPWO2009125585A1 (ja) シリンダ装置
GB2443833A (en) Nested coil springs having cam means
JP7470477B2 (ja) 遊星歯車段を有する遊星歯車装置、該装置を有する位置センサシステム、および該装置のバックラッシ低減方法
JP7348679B2 (ja) 駆動装置およびその製造方法
US8567278B2 (en) Zero backlash preload gears
US10207334B2 (en) Vibratory machining device
EP3887691B1 (en) Angle transmission device
JP7129267B2 (ja) 減速装置
US8141452B2 (en) Rotational motion-positioning apparatus
RU2123627C1 (ru) Редуктор с циклоидальным зацеплением
US4811619A (en) Motorized control for mirror mount apparatus
JP2020026804A5 (ja)
JP2017160963A (ja) ロボットの減速伝達装置
KR200363847Y1 (ko) 인덱싱 테이블의 위치결정용 고정장치
CA3037534A1 (en) Positioning device
JPS62220748A (ja) 制御用変速装置
JP7039097B1 (ja) 波動歯車装置
JP6344153B2 (ja) 負荷感応型減速装置
JP2006101605A (ja) 平行軸型歯車減速機付き電動機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230418

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230822

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230901

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7348679

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150