JP7347031B2 - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現像装置及び画像形成装置に関する。
内部の空気を排出する圧抜き孔が形成されたハウジングと、圧抜き孔に連結された排気ダクトと、排気ダクトの内部に配設された静電フィルタとを備えた現像装置現像装置が知られている(特許文献1)。
現像剤を収容する現像剤収容容器と、現像剤収容容器の開口部に像保持体と対向して回転するよう配置され、現像剤を保持する現像剤保持体と、現像剤収容容器内の空気を外部に排出する排気通路と、排気通路を通過する排気中のトナーを捕捉する捕捉部材と、現像剤収容容器に基端部が保持され、開口部の現像剤保持体の回転方向に沿った下流側において現像剤収容容器と現像剤保持体に保持された現像剤とにより先端部が挟持されて隙間を閉塞する閉塞部材と、を備える現像装置も知られている(特許文献2)。
特開2016-3396号公報 特開2018-49118号公報
本発明は、トナークラウドの噴出を抑制することができる現像装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の現像装置は、
現像剤を収容する現像容器と、
前記現像容器に支持され、前記現像剤を外表面に保持して回転する現像剤保持体と、
前記現像剤保持体の外表面に沿って、前記現像容器内から前記現像容器外へ空気を排出する排出路と、
前記排出路における前記空気の流れを変える壁部と、前記壁部より前記空気の流れ方向下流側に位置し、前記空気の流れを変える第2の壁部と、を備えた、
ことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の現像装置において、
前記壁部は、前記排出路において前記壁部の先端が前記現像剤保持体の隣接する同極性の反発磁極による前記現像剤のピックオフ位置に向かって突出している、
ことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2に記載の現像装置において、
前記壁部の先端は、前記現像剤保持体の外表面における前記ピックオフ位置の接線に対して90度よりも小さい角度をなして前記ピックオフ位置に向かって突出し、前記第2の壁部の先端は、その延長が前記現像剤保持体の外表面に到達する仮想点における接線に対して90度よりも小さい角度をなして前記現像剤保持体に向かって突出している、
ことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の現像装置において、
前記壁部及び前記第2の壁部は、前記空気の流れに向かう面が凹状の円弧面を有する流線型に形成されている、
ことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の現像装置において、
前記壁部及び前記第2の壁部の先端は、前記現像剤保持体の外表面における前記現像剤の穂立ちの先端から0.7mm以上離隔している、
ことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないしのいずれか1項に記載の現像装置において、
前記現像剤保持体の回転方向は、前記空気の流れに対して反対方向である、
ことを特徴とする。
前記課題を解決するために、請求項に記載の画像形成装置は、
潜像を保持する像保持体と、
前記潜像を現像する請求項1ないしのいずれか1項に記載の現像装置と、を含む、
ことを特徴とする。
請求項1、に記載の発明によれば、現像装置内部の内圧を低減しつつ、クラウドトナーを現像装置内に戻しトナークラウド噴出を抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、空気流に含まれるクラウドトナーをピックオフ後の撹拌される現像剤に混ぜることができる。
請求項3に記載の発明によれば、クラウドトナーをピックオフ後の撹拌される現像剤の流れに追従させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、排出路における空気の滞留渦の発生を抑制し、空気の流れを規制することができる。
請求項5に記載の発明によれば、壁部と現像剤の衝突を抑制し、空気が詰まることなく現像装置内部の内圧を低減することができる。
請求項に記載の発明によれば、クラウドトナーを現像剤保持体で搬送される現像剤の流れに追従させることができる。
画像形成装置の内部構成を示す断面模式図である。 (a)は現像装置の全体構成を示す斜視図、(b)は現像剤排出部側の底面側に視点をおいた部分斜視図である。 感光体ドラムを含む現像装置の縦断面図である。 排出路の構成を示す断面模式図である。 排出路における空気の流れを説明する縦断面図である。 感光体ドラムを含む変形例に係る現像装置の縦断面図である。 変形例に係る現像装置の排出路の構成を示す断面模式図である。 変形例に係る現像装置の排出路における空気の流れを説明する縦断面図である。 排出路に壁部が設けられていない比較例1の現像装置における空気の流れを説明する断面模式図である。 排出路に現像剤収容室内の空気を外部に向かって排出する排出路が設けられている比較例2の現像装置における空気の流れを説明する断面模式図である。
次に図面を参照しながら、以下に実施形態及び具体例を挙げ、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施形態及び具体例に限定されるものではない。
また、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
尚、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とする。
(1)画像形成装置の全体構成及び動作
図1は本実施形態に係る画像形成装置1の内部構成を示す断面模式図である。
以下、図面を参照しながら、画像形成装置1の全体構成及び動作を説明する。
画像形成装置1は、制御装置10、給紙装置20、感光体ユニット30、現像装置40、転写装置50、定着装置60、を備えて構成されている。画像形成装置1の上面(Z方向)には、画像が記録された用紙が排出・収容される排出トレイ1aが形成されている。
制御装置10は、画像形成装置1の動作を制御する画像形成装置制御部11と、印刷処理要求に応じた画像データを準備するコントローラ部12、露光装置LHの点灯を制御する露光制御部13、電源装置14等を有する。電源装置14は、後述する帯電ローラ32、現像ローラ42、一次転写ローラ52、二次転写ローラ53等に高圧電圧を印加するとともに、露光装置LH、給紙装置20、定着装置60及び備えられた各センサ等に電力を供給する。
コントローラ部12は、外部の情報送信装置(例えばパーソナルコンピュータ等)から入力された印刷情報を潜像形成用の画像情報に変換して予め設定されたタイミングで、駆動信号を露光装置LHに出力する。本実施形態の露光装置LHは、複数の発光素子(LED:Light Emitting Diode)が主走査方向に沿って線状に配列されたLEDヘッドにより構成されている。
画像形成装置1の底部には、給紙装置20が設けられている。給紙装置20は、用紙積載部21を備え、用紙積載部21には多数の記録媒体としての用紙Pが積載される。用紙積載部21に積載され、規制板(不図示)で幅方向位置が決められた用紙Pは、上側から1枚ずつ用紙引き出し部22により前方(-X方向)に引き出された後、レジストローラ対23のニップ部まで搬送される。
感光体ユニット30は、給紙装置20の上方(Z方向)に、それぞれが並列して設けられ、回転駆動する感光体ドラム31を備えている。感光体ドラム31の回転方向に沿って、帯電ローラ32、露光装置LH、現像装置40、一次転写ローラ52、クリーニングブレード34が配置されている。帯電ローラ32には、帯電ローラ32の表面をクリーニングするクリーニングローラ33が対向、接触して配置されている。
現像装置40は、内部に現像剤が収容される現像ハウジング41を有する。現像ハウジング41内には、感光体ドラム31に対向して配置された現像剤保持体としての現像ローラ42と、この現像ローラ42の背面側斜め下方には現像剤を現像ローラ42側へ撹拌搬送する一対の撹拌オーガ44A、供給オーガ44Bが配設されている。現像ローラ42には、現像剤の層厚を規制する層厚規制部材46が近接配置されている。
現像装置40各々は、現像ハウジング41に収容される現像剤を除いて略同様に構成され、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
回転する感光体ドラム31の表面は、帯電ローラ32により帯電され、露光装置LHから出射する潜像形成光により静電潜像が形成される。感光体ドラム31上に形成された静電潜像は現像ローラ42によりトナー像として現像される。
転写装置50は、各感光体ユニット30の感光体ドラム31にて形成された各色トナー像が多重転写される中間転写ベルト51、各感光体ユニット30にて形成された各色トナー像を中間転写ベルト51に順次転写(一次転写)する一次転写ローラ52を備えている。さらに、中間転写ベルト51上に重畳して転写された各色トナー像を記録媒体である用紙Pに一括転写(二次転写)する二次転写ローラ53、中間転写ベルト51上に付着している残留トナーを除去する中間転写ベルトクリーナ54を備えて構成されている。
各感光体ユニット30の感光体ドラム31に形成された各色トナー像は、画像形成装置制御部11により制御される電源装置14等から所定の転写電圧が印加された一次転写ローラ52により中間転写ベルト51上に順次静電転写(一次転写)され、各色トナーが重畳された重畳トナー像が形成される。
中間転写ベルト51上の重畳トナー像は、中間転写ベルト51の移動に伴って二次転写ローラ53が配置された領域(二次転写部TR)に搬送される。重畳トナー像が二次転写部TRに搬送されると、そのタイミングに合わせて給紙装置20から用紙Pが二次転写部TRに供給される。そして、二次転写ローラ53には、画像形成装置制御部11により制御される電源装置14等から所定の転写電圧が印加され、レジストローラ対23から送り出され、搬送ガイドにより案内された用紙Pに中間転写ベルト51上の多重トナー像が一括転写される。
感光体ドラム31表面の残留トナーは、クリーニングブレード34により除去され、廃トナー回収容器(不図示)に回収される。感光体ドラム31の表面は、帯電ローラ32により再帯電される。尚、クリーニングブレード34で除去しきれず帯電ローラ32に付着した残留物は、帯電ローラ32に接触して回転するクリーニングローラ33表面に捕捉され、蓄積される。
定着装置60は加熱モジュール61と加圧モジュール62を有し、加熱モジュール61と加圧モジュール62の圧接領域によって定着ニップ部N(定着領域)が形成される。
転写装置50においてトナー像が転写された用紙Pは、トナー像が未定着の状態で搬送ガイドを経由して定着装置60に搬送される。定着装置60に搬送された用紙Pは、一対の加熱モジュール61と加圧モジュール62により、加熱と圧着の作用でトナー像が定着される。
定着トナー像が形成された用紙Pは、排出ローラ対69から画像形成装置1上面の排出トレイ1aに排出される。
(2)現像装置の構成及び作用
図2(a)は現像装置40の全体構成を示す斜視図、(b)は現像剤排出部側の底面側に視点をおいた部分斜視図、図3は感光体ドラム31を含む現像装置40の縦断面図、図4は排出路の構成を示す断面模式図、図5は排出路における空気の流れを説明する縦断面図である。
以下、図面を参照しながら現像装置40の構成と作用について説明する。
(2.1)現像装置の全体構成
現像装置40は、現像ハウジング41の両側板41A、41Bに現像剤保持体の一例としての現像ローラ42が回転可能に支持されている。
現像ハウジング41は、図3に示すように、現像剤収容室43を有し、現像剤収容室43内には、撹拌オーガ44A、供給オーガ44Bが回転可能に支持されている。現像剤収容室43の断面視中央部には、撹拌オーガ44A、供給オーガ44Bを離隔する仕切壁47が立設されている。
現像ハウジング41の一端側には、現像剤収容室43に収容された現像剤へトナーを供給するトナー供給口48が形成され、画像形成装置1本体内に装着されたトナーカートリッジ(図1参照)からトナー供給装置(不図示)を介してトナーが供給され、撹拌オーガ44Aで磁性キャリアと非磁性トナーとを有する現像剤とともに撹拌されながら、供給オーガ44Bで搬送されて現像ローラ42へ組み上げられ保持される。
トナー供給口48の底面側には、トナーともに供給された現像剤のうち、現像剤収容室43内で余剰となった現像剤が排出される現像剤排出口49が設けられている。
(2.1)現像ローラ
図3に示すように、現像ローラ42は、現像ハウジング41に形成された開口部を通じて感光体ドラム31の外周面と対向配置されている。また、現像ローラ42は、現像ハウジング41に対して回転可能に支持された円筒状の現像スリーブ42Aと、現像スリーブ42Aの内部空間に設けられ現像ハウジング41に対して固定された円柱状の磁石部材としてのマグネット42Bと、を備えている。
現像スリーブ42Aは、マグネット42Bの磁力によって現像剤Dが外周面に保持され、現像スリーブ42Aの回転により現像剤Dを感光体ドラム31の静電潜像へ搬送供給するように構成されている。
マグネット42Bは、図3に示すように、現像スリーブ42Aの回転方向(図3中 矢印A参照)に沿って、S3、N2、S1、N1、S2の順で磁極が形成され、図4に模式的に示すように、S3磁極で汲み上げられた現像剤Dは、層厚規制部材46と対向するN2磁極で層厚規制部材46で規制された現像剤Dを保持する。
S1磁極は、感光体ドラム31に対向して配置されており、現像スリーブ42Aの回転によりN2磁極から搬送された現像剤Dを保持するようになっている。現像スリーブ42Aと感光体ドラム31の間には、画像形成装置1本体の電源装置14から現像バイアス電圧が印加されて電界が形成されており、現像剤D中のトナーが感光体ドラム31へ移動し、現像剤D中のキャリアは、S1磁極によって保持され、感光体ドラム31への付着が抑制されている。
N1磁極は、現像ローラ42の上部に配置されており、現像スリーブ42Aの回転によりS1磁極側から搬送された現像剤Dを保持する。
S2磁極は、搬送オーガ44の上方に配置されており、現像スリーブ42Aの回転によりN1磁極側から搬送された現像剤Dを現像スリーブ42Aから剥離させる。具体的には、同極であるS2磁極及びS3磁極の各々へ向かう磁界同士の反発力により、現像スリーブ42A上の磁力が略0とされ、現像でトナーが消費された現像スリーブ42A上の現像剤Dが剥離される。
(2.3)層厚規制部材
層厚規制部材46は、現像ローラ42の回転方向における感光体ドラム31よりも上流側であって、感光体ドラム31及び現像ローラ42の下側において、現像ローラ42の外周面と定められた間隙を保持して現像ハウジング41に固定されている。
層厚規制部材46は、円柱状に形成された磁性体で構成されている。磁性体としては、一般的な低炭素鋼や、フェライト系のステンレス鋼が挙げられる。
層厚規制部材46は、磁性体の磁力により現像剤Dを保持する保持力が発生し、この保持力によって、現像ローラ42に保持された現像剤Dの一部が削られて、現像剤層の厚みが、予め定められた厚みに規制される。
(2.4)排出路
蓋部材45は、現像ローラ42の外周面に沿って現像ローラ42の回転軸方向に延び現像ローラ42の一部を覆うとともに、現像剤収容室43の上側を塞いで現像剤収容室43の内部から外部へ空気を排出する排出路450を形成する。
蓋部材45の内壁面には、排出路450における空気の流れを変える壁部45Aが排出路450内に突出するように設けられている。排出路450は、感光体ドラム31側に向かって排出口451を有し、現像装置40内の空気は排出口451から現像装置40の外部に排出されるようになっている。
図4に示すように、壁部45Aは、排出路450における空気の流れ方向における途中で、現像ローラ42の上方となる位置で蓋部材45の内壁面から排出路450に突出して、空気の流れに向かう面が凹状の円弧面45Aaを有する流線型に形成されている。
具体的には、図4に示すように、壁部45Aは、排出路450において壁部45Aの先端45Abが現像ローラ42の隣接する同極性の反発磁極S2、S3による現像剤Dのピックオフ位置に向かって突出している。
また、図4に示すように、壁部45Aの先端45Abは、現像ローラ42の外表面におけるピックオフ位置の接線Tに対して90度よりも小さい角度(図4中 θで図示)をなしてピックオフ位置に向かって突出している。そして、壁部45Aの先端45Abは、現像ローラ42の外表面における現像剤Dの穂立ちの先端から0.7mm以上離隔している(図4中 hで図示)。
(2.5)排出路における空気の流れ
図9は、排出路450に壁部45Aが設けられていない比較例1の現像装置40Aにおける空気の流れを説明する断面模式図である。
現像装置40Aにおいては、現像ローラ42において感光体ドラム31へとトナーを供給する領域よりも現像ローラ42の回転方向下流側に空気流路450Aがある。現像ローラ42が矢印A方向に回転するのに伴い、流入口450Aa周辺の空気が空気流路450A内に流入し(図9中 矢印R1参照)、流出口450Abから現像剤収容室43内に流入する。
このように現像剤収容室43内に空気が流入すると、現像剤収容室43内の内圧が上昇する。この内圧は、画像形成装置1において画像形成速度(プロセススピード)を速くし、現像ローラ42の回転速度を速くするほど上昇する。そして、内圧が上昇すると、図9に矢印R2で示すように、空気流路450A内で現像ローラ42の回転方向と反対方向の空気の逆流が発生する。この逆流する空気には、現像剤収容室43内のクラウドトナーが含まれ、空気流路450Aの流入口450Aaから多量のクラウドトナーが噴出する虞があった。
図10は、排出路450に現像剤収容室43内の空気を外部に向かって排出する排出路450Bが設けられている比較例2の現像装置40Bにおける空気の流れを説明する断面模式図である。
現像装置40Bにおいては、現像剤収容室43内の内圧が上昇すると、図10に矢印R2で示すように、排出路450B内を外部に向かって空気の流れが発生する。この排出路450B内から排出される逆流空気には、現像剤収容室43内のクラウドトナーも含まれ、排出路450Bの流出口450Baからクラウドトナーも噴出する虞があった。また、排出路450Bの流路が狭い場合には、流通する空気に含まれるクラウドトナーが排出路450B内に詰まる虞もあった。
本実施形態に係る現像装置40は、排出路450における空気の流れを変える壁部45Aが排出路450内に突出するように設けられている。壁部45Aは、排出路450における空気の流れ方向における途中で、空気の流れに向かう面が凹状の円弧面45Aaを有する流線型に形成されている。
そのために、図5に矢印R1で示すように、排出路450内で蓋部材45の内壁面に沿って排出口451に向かって流通する空気流は、壁部45Aの凹状の円弧面45Aaで滞留渦の発生を抑制しながら、現像ローラ42の外表面に向かうように流れの向きが変わる。
また、壁部45Aは、排出路450において壁部45Aの先端45Abが現像ローラ42の隣接する同極性の反発磁極S2、S3による現像剤Dのピックオフ位置に向かって、現像ローラ42の外表面におけるピックオフ位置の接線Tに対して90度よりも小さい角度(図4中 θで図示)をなして突出している。
これにより、図5に矢印R2で示すように、空気流に含まれるクラウドトナーをピックオフ後の撹拌される現像剤Dに混ぜながら、現像剤Dの流れに追従させることができる。クラウドトナーを殆ど含まない空気は排出口451から現像装置40の外部へ排出される(図5中 矢印R3参照)。
また、壁部45Aの先端45Abは、現像ローラ42の外表面における現像剤Dの穂立ちの先端から0.7mm以上離隔しているために、壁部45Aと現像ローラ42で搬送される現像剤Dの衝突を抑制し、空気が詰まることなく現像装置40内部の内圧を低減することができる。
このように、現像装置40においては、排出路450における空気の流れを変える壁部45Aを排出路450内に突出するように設けることで、現像装置40内部の内圧を低減しつつ、クラウドトナーを現像装置40内に戻しトナークラウド噴出を抑制することができる。
「変形例」
図6は感光体ドラム31を含む変形例に係る現像装置40の縦断面図、図7は変形例に係る現像装置40の排出路の構成を示す断面模式図、図8は変形例に係る現像装置40Aの排出路450における空気の流れを説明する縦断面図である。
以下、図面を参照しながら変形例に係る現像装置40の構成と作用について説明する。
現像装置40は、図6に示すように、蓋部材45の内壁面に、排出路450における空気の流れを変える壁部45Aが排出路450内に突出するように設けられ、更に、壁部45Aより空気の流れ方向下流側に位置し、空気の流れを変える第2の壁部45Bを備えている。
第2の壁部45Bは、壁部45Aと同様に、空気の流れに向かう面45Baが凹状の円弧面を有する流線型に形成され、排出路450の排出口451において先端45Bbが現像ローラ42の外表面に向かって突出している。
また、図7に示すように、第2の壁部45Bの先端45Bbは、その延長が現像ローラ42の外表面に到達する仮想点における接線Tに対して90度よりも小さい角度(図7中 θで図示)をなして現像ローラ42に向かって突出している。そして、第2の壁部45Bの先端45Bbは、現像ローラ42の外表面における現像剤Dの穂立ちの先端から0.7mm以上離隔している(図7中 hで図示)。
このように、排出路450に、空気の流れを変える壁部45A及び第2の壁部45Bが設けられた現像装置40においては、図8に矢印R1で示すように、排出路450内で蓋部材45の内壁面に沿って排出口451に向かって流通する空気流は、壁部45Aの凹状の円弧面45Aaで滞留渦の発生を抑制しながら、現像ローラ42の外表面に向かうように流れの向きが変わる。
これにより、図8に矢印R2で示すように、空気流に含まれるクラウドトナーをピックオフ後の撹拌される現像剤Dに混ぜながら、現像剤Dの流れに追従させることができる。
また、壁部45Aの先端45Abと現像ローラ42の外表面における現像剤Dの穂立ちの間隙を通過する空気は、図8に矢印R3で示すように、蓋部材45の内壁面に沿って排出口451に向かって流通するが、第2の壁部45Bで現像ローラ42の外表面に向かうように流れの向きが変わる。そして、空気流に含まれるクラウドトナーは現像ローラ42のN1磁極で搬送される現像剤Dの流れに追従する。
これにより、第2の壁部45Bの先端45Bbと現像ローラ42の外表面における現像剤Dの穂立ちの間隙を通過する空気は、図8に矢印R4で示すように、殆どクラウドトナーを含まず排出口451から現像装置40Aの外部に排出される。
1・・・画像形成装置
10・・・制御装置
20・・・給紙装置
30・・・感光体ユニット
40、40A、40B・・・現像装置
41・・・現像ハウジング
42・・・現像ローラ
42A・・・現像スリーブ
42B・・・マグネット
43・・・現像剤収容室
44A・・・撹拌オーガ
44B・・・搬送オーガ
45・・・蓋部材
450、450A、450B・・・排出路
451・・・排出口
45A・・・壁部
45B・・・第2の壁部
46・・・層厚規制部材
50・・・転写装置
60・・・定着装置

Claims (7)

  1. 現像剤を収容する現像容器と、
    前記現像容器に支持され、前記現像剤を外表面に保持して回転する現像剤保持体と、
    前記現像剤保持体の外表面に沿って、前記現像容器内から前記現像容器外へ空気を排出する排出路と、
    前記排出路における前記空気の流れを変える壁部と、前記壁部より前記空気の流れ方向下流側に位置し、前記空気の流れを変える第2の壁部と、を備えた、
    ことを特徴とする現像装置。
  2. 前記壁部は、前記排出路において前記壁部の先端が前記現像剤保持体の隣接する同極性の反発磁極による前記現像剤のピックオフ位置に向かって突出している、
    ことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記壁部の先端は、前記現像剤保持体の外表面における前記ピックオフ位置の接線に対して90度よりも小さい角度をなして前記ピックオフ位置に向かって突出し、前記第2の壁部の先端は、その延長が前記現像剤保持体の外表面に到達する仮想点における接線に対して90度よりも小さい角度をなして前記現像剤保持体に向かって突出している、
    ことを特徴とする請求項2に記載の現像装
  4. 前記壁部及び前記第2の壁部は、前記空気の流れに向かう面が凹状の円弧面を有する流線型に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の現像装置。
  5. 前記壁部及び前記第2の壁部の先端は、前記現像剤保持体の外表面における前記現像剤の穂立ちの先端から0.7mm以上離隔している、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の現像装置。
  6. 前記現像剤保持体の回転方向は、前記空気の流れに対して反対方向である、
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の現像装置。
  7. 潜像を保持する像保持体と、
    前記潜像を現像する請求項1ないしのいずれか1項に記載の現像装置と、を含む、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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