JP7346809B2 - データ取引システム及びデータ取引方法 - Google Patents

データ取引システム及びデータ取引方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7346809B2
JP7346809B2 JP2018215268A JP2018215268A JP7346809B2 JP 7346809 B2 JP7346809 B2 JP 7346809B2 JP 2018215268 A JP2018215268 A JP 2018215268A JP 2018215268 A JP2018215268 A JP 2018215268A JP 7346809 B2 JP7346809 B2 JP 7346809B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
transaction
digital content
target data
trading system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018215268A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020086562A (ja
Inventor
昌希 内田
拓也 生駒
錬 松山
直之 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2018215268A priority Critical patent/JP7346809B2/ja
Publication of JP2020086562A publication Critical patent/JP2020086562A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7346809B2 publication Critical patent/JP7346809B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、データ取引システム及びデータ取引方法に関する。
従来、音楽データ等のコンテンツを、インターネット上で販売又は購入するシステムが開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2002-314980号公報
インターネット上では、近年、音楽データに限定されず、イラスト、動画、小説、ブログ等の多くの自作コンテンツが取引されるようになっている。しかし、正規のルートで取引されていない、いわゆる海賊版が多く存在している現状がある。そのため、コンテンツの創作者に対して正当な報酬が支払われていないという問題がある。
海賊版が多く存在する理由として、コンテンツは複製が容易であること、また、正規品であるか否かの区別がつきにくいことが一因として挙げられる。
本発明は、正規なものを区別することができるデータ取引システム、サーバ及びデータ取引方法を提供することを目的とする。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
第1の発明は、複数の装置が通信可能に接続されたデータ取引システムであって、取引されるデータである取引対象データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記取引対象データを送受信する取引対象データ受渡手段と、前記取引対象データ受渡手段により前記取引対象データを送受信した場合に、前記取引対象データを識別するデータ識別情報と、送受信した装置を識別する装置識別情報と、取引日時とを対応付けた取引履歴を送信する取引履歴送信手段と、を備えるデータ取引システムである。
第2の発明は、第1の発明のデータ取引システムにおいて、前記データ識別情報を生成するデータ識別情報生成手段と、前記取引対象データを複製し、複製した前記取引対象データに前記データ識別情報生成手段によって生成した前記データ識別情報を付加するデータ複製手段と、を備えること、を特徴とするデータ取引システムである。
第3の発明は、第2の発明のデータ取引システムにおいて、前記データ識別情報生成手段により生成する前記データ識別情報の総数を設定する識別数設定手段を備えること、を特徴とするデータ取引システムである。
第4の発明は、第3の発明のデータ取引システムにおいて、前記データ識別情報生成手段は、前記識別数設定手段により設定された総数分の前記データ識別情報を生成し、前記データ複製手段は、総数分の前記取引対象データを予め複製し、複製した総数分の前記取引対象データの各々に、前記データ識別情報生成手段により生成した異なる前記データ識別情報を付加すること、を特徴とするデータ取引システムである。
第5の発明は、第2の発明又は第3の発明のデータ取引システムにおいて、前記データ識別情報生成手段は、取引の都度、前記データ識別情報を生成し、前記データ複製手段は、取引の都度、前記取引対象データを複製し、複製した複数の前記取引対象データの各々に、前記データ識別情報生成手段により生成した前記データ識別情報を付加すること、を特徴とするデータ取引システムである。
第6の発明は、第2の発明から第5の発明までのいずれかのデータ取引システムにおいて、前記データ識別情報は、前記取引対象データの一部に組み込まれて表示可能なものであること、を特徴とするデータ取引システムである。
第7の発明は、第2の発明から第5の発明までのいずれかのデータ取引システムにおいて、前記データ識別情報は、表示不可能なものであり、前記取引対象データに対応付けられていること、を特徴とするデータ取引システムである。
第8の発明は、第1の発明から第7の発明までのいずれかのデータ取引システムにおいて、前記取引対象データの価値を、取引に応じて設定するデータ価値設定手段と、前記データ価値設定手段により設定された前記価値に対する対価を、前記取引対象データの創作者へ送信する対価付与手段と、を備えること、を特徴とするデータ取引システムである。
第9の発明は、第8の発明のデータ取引システムにおいて、前記データ価値設定手段は、前記取引対象データに対する取引回数及び取引期間に基づいて、前記価値を設定すること、を特徴とするデータ取引システムである。
第10の発明は、第1の発明から第9の発明までのいずれかのデータ取引システムにおいて、前記取引対象データの取引照会を受け付ける取引照会受付手段と、前記取引照会受付手段により受け付けた前記取引照会に対応する前記取引対象データの前記取引履歴に基づいて、取引を追跡可能な追跡データを生成する追跡データ生成手段と、前記追跡データ生成手段により生成された前記追跡データを、前記取引照会をした装置に送信する追跡データ送信手段と、を備えること、を特徴とするデータ取引システムである。
第11の発明は、第1の発明から第10の発明までのいずれかのデータ取引システムにおいて、前記取引対象データは、デジタルコンテンツであること、を特徴とするデータ取引システムである。
第12の発明は、第1の発明から第10の発明までのいずれかのデータ取引システムにおいて、前記取引対象データは、プライバシー情報を含む個人情報であること、を特徴とするデータ取引システムである。
第13の発明は、第1の発明から第12の発明までのいずれかのデータ取引システムにおいて、前記記憶手段は、前記取引対象データを管理する装置が備え、前記取引履歴送信手段により送信された前記取引履歴を、各装置が記憶すること、を特徴とするデータ取引システムである。
第14の発明は、第1の発明から第12の発明までのいずれかのデータ取引システムにおいて、前記記憶手段は、前記取引対象データを管理する装置であるサーバが備え、前記取引履歴送信手段により送信された前記取引履歴を、前記サーバが記憶すること、を特徴とするデータ取引システムである。
第15の発明は、第14の発明のデータ取引システムが備える前記サーバである。
第16の発明は、取引されるデータである取引対象データを記憶するデータ記憶ステップと、データ記憶ステップにより記憶された前記取引対象データを送受信する取引対象データ受渡ステップと、前記取引対象データ受渡ステップにより前記取引対象データを送受信した場合に、前記取引対象データを識別するデータ識別情報と、送受信した装置を識別する装置識別情報と、取引日時とを対応付けた取引履歴を送信する取引履歴送信ステップと、を含むデータ取引方法である。
本発明によれば、正規なものを区別することができるデータ取引システム、サーバ及びデータ取引方法を提供することができる。
本実施形態に係るデジタルコンテンツ取引システムの全体構成図である。 本実施形態に係る記憶処理装置の機能ブロック図である。 本実施形態に係る端末の機能ブロック図である。 本実施形態に係る売手側端末と記憶処理装置との間での処理を説明するための図である。 本実施形態に係る記憶処理装置のデジタルコンテンツ取引処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係るデジタルコンテンツ取引システムのデジタルコンテンツ販売処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係るデジタルコンテンツ取引システムの取引成立時処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係るデジタルコンテンツ取引システムのデジタルコンテンツ照会処理を示すフローチャートである。 変形形態に係るデジタルコンテンツ取引システムの全体構成図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図を参照しながら説明する。なお、これは、あくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
(実施形態)
<デジタルコンテンツ取引システム100の全体構成>
図1は、本実施形態に係るデジタルコンテンツ取引システム100の全体構成図である。
図2は、本実施形態に係る記憶処理装置1の機能ブロック図である。
図3は、本実施形態に係る端末5の機能ブロック図である。
図1に示すデジタルコンテンツ取引システム100(データ取引システム)は、記憶処理装置1(装置)と、売手側端末5A及び買手側端末5Bを含む端末5(装置)とを備える。そして、記憶処理装置1と、端末5とは、通信ネットワークNを介して接続可能になっている。
デジタルコンテンツ取引システム100は、記憶処理装置1が、売手側端末5Aから受け付けたデジタルコンテンツ(取引対象データ)の取引(売買)に関する管理を行う。
デジタルコンテンツ取引システム100は、記憶処理装置1が、端末5から受信した取引照会に基づいて、デジタルコンテンツの取引履歴から生成された追跡データを、照会要求のあった端末5に送信する。
また、デジタルコンテンツ取引システム100は、記憶処理装置1が、端末5から受信した取引要求が、取引規約データ(取引規約情報)の内容を満たす場合に、デジタルコンテンツを複製して生成した正規品であるデジタルコンテンツを、端末5(買手側端末5B)に送信する。
<記憶処理装置1>
記憶処理装置1は、売手側端末5Aからデジタルコンテンツを受信して記憶することで、デジタルコンテンツを管理する。記憶処理装置1は、売手側端末5Aからデジタルコンテンツと共に、デジタルコンテンツの取引に関する事項を含む取引規約データを、受信して記憶してもよい。また、記憶処理装置1は、端末5からデジタルコンテンツの取引に関する要求や照会を受信した場合に、端末5に対して受信内容に応じた処理結果データを送信する。
記憶処理装置1は、例えば、サーバである。
図2に示すように、記憶処理装置1は、制御部10と、記憶部30と、通信インタフェース部39とを備える。
制御部10は、記憶処理装置1の全体を制御する中央処理装置(CPU)である。制御部10は、記憶部30に記憶されているオペレーティングシステム(OS)やアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部10は、データ受信処理部11と、取引要求受信部13と、取引規約照合部14と、データ複製部16(識別数設定手段、データ識別情報生成手段、データ複製手段)と、複製データ受渡部17(取引対象データ受渡手段、対価付与手段)と、取引履歴処理部18と、取引照会受信部20(取引照会受付手段)と、追跡データ生成部21(追跡データ生成手段)と、追跡データ送信部22(追跡データ送信手段)とを備える。
データ受信処理部11は、売手側端末5Aからデジタルコンテンツを受信する。また、データ受信処理部11は、売手側端末5Aからデジタルコンテンツに関する取引規約データを受信する。そして、データ受信処理部11は、デジタルコンテンツと、取引規約データとを対応付けて、取引対象データ記憶部32(記憶手段)に記憶させる。
ここで、デジタルコンテンツとは、例えば、動画、小説、ブログ、イラスト、音楽等の通信ネットワーク上で送受信が可能なコンテンツであり、創作者が生み出したオリジナルなものをいう。よって、創作者は、デジタルコンテンツの著作権(権利)を有する。
また、取引規約データは、取引数量(総数)等の取引形式や、取引価格の設定方法を含む。取引規約データは、その他、取引する同一のデジタルコンテンツでの識別情報である部数ID(IDentification)(データ識別情報)の設定方法や設定位置を含んでもよい。部数IDは、例えば、デジタルコンテンツを一意に定めるシリアルナンバ等のエディション番号である。そして、部数IDは、デジタルコンテンツを表示させた際に確認できるように、デジタルコンテンツに付加される。また、取引規約データは、デジタルコンテンツの二次利用に関する指定を含んでもよい。
取引要求受信部13は、買手側端末5Bからデジタルコンテンツの取引要求を受信する。取引要求には、デジタルコンテンツを特定可能な、例えば、コンテンツID(データ識別情報)を含む。
取引規約照合部14は、取引要求受信部13が受信した取引要求の内容と、取引規約データの内容とを照合する。そして、取引規約照合部14は、取引要求の内容が、取引規約データの内容を満たす場合に限り、取引を成立させる。
例えば、取引規約データには、デジタルコンテンツの取引数量の上限が10と規定されており、10のデジタルコンテンツが既に取引済になっている場合に、取引規約照合部14は、取引要求の内容が取引規約データの内容を満たさないと判断し、取引を不成立にする。
また、取引規約照合部14は、データ価値設定部15(データ価値設定手段)を備える。データ価値設定部15は、デジタルコンテンツの価値を設定する。データ価値設定部15は、例えば、複数のデジタルコンテンツの取引回数と、取引期間とに基づいて、デジタルコンテンツの価値を設定する。
なお、取引規約照合部14は、データ価値設定部15が設定した価値に対する価格(対価)に関する情報を含む取引確認データを、買手側端末5Bに送信してもよい。
例えば、取引規約データの内容としてデジタルコンテンツの取引数量の上限が100と規定された2つの異なるデジタルコンテンツがあり、同一の期間で、一方のデジタルコンテンツが10個取引済であり、他方のデジタルコンテンツが80個取引済である場合を検討する。このような場合に、データ価値設定部15は、10個取引済のデジタルコンテンツの価値を、80個取引済のデジタルコンテンツの価値より低く設定する。これは、同じ期間に多く取引が成立した方がより人気があり、価値が高いと考えられるためである。
また、例えば、取引規約データの内容としてデジタルコンテンツの取引数量が設定されていないデジタルコンテンツの場合を検討する。このような場合に、データ価値設定部15は、取引開始からの時間が経過すればするほど、デジタルコンテンツの価値をより低く設定する。これは、一般的な消費財の消耗度と同じ考えに基づく。
なお、価値を設定するために必要な取引回数と、取引期間とに用いる係数は、取引規約データに含めておいてもよい。
データ複製部16は、デジタルコンテンツを複製して、デジタルコンテンツを得る。また、データ複製部16は、取引規約データの内容に含まれる部数IDの設定方法及び設定位置に関する情報に基づいて、部数IDを生成し、生成した部数IDをデジタルコンテンツに付加する。取引規約データに含まれる部数IDの設定方法が、シリアルナンバを用いる内容である場合には、データ複製部16は、シリアルナンバを挿入するデジタルコンテンツの位置に、例えば、1からの連番を付加する。よって、データ複製部16がデジタルコンテンツを複製する都度、デジタルコンテンツに付加されるシリアルナンバは、1ずつ大きな番号のものになる。そして、シリアルナンバによって、デジタルコンテンツを一意に定めることができる。
複製データ受渡部17は、データ複製部16により複製されたデジタルコンテンツを、取引要求をした買手側端末5Bに受け渡す。
また、複製データ受渡部17は、データ価値設定部15が設定した価値に対する価格を、デジタルコンテンツの創作者(売手)に対して送信する。ここで、複製データ受渡部17は、デジタルコンテンツの創作者を識別する売手側端末5Aの端末ID(創作者識別情報)に、価格を対応付けて記憶部30に記憶しておいてもよい。そして、複製データ受渡部17は、デジタルコンテンツを受け渡した都度、又は、一定のタイミングで定期的に、記憶部30に記憶させた価格を、売手側端末5Aに送信してもよい。なお、端末IDに代えて、創作者を識別するユーザID等であってもよい。
取引履歴処理部18は、複製データ受渡部17により買手側端末5Bがデジタルコンテンツを受領した場合に、買手側端末5Bが送信した取引履歴を受信し、取引履歴記憶部33に記憶させる。取引履歴は、例えば、コンテンツID及び部数IDと、買手側端末5Bを識別する端末ID(装置識別情報)と、取引日時とを含む。なお、端末IDに代えて、買手を識別するユーザID等であってもよい。
取引照会受信部20は、端末5からデジタルコンテンツの取引に関する照会を受信する。
追跡データ生成部21は、取引履歴記憶部33を参照し、取引照会受信部20が受信した照会対象のデジタルコンテンツに対する取引履歴から追跡データを生成する。追跡データは、デジタルコンテンツの遷移を、端末5で表示可能なデータである。追跡データは、1つの部数IDが付されたデジタルコンテンツの履歴でもよいし、複数の部数IDが付されたデジタルコンテンツの履歴でもよい。
追跡データ送信部22は、追跡データ生成部21により生成した追跡データを、照会をした端末5に送信する。
記憶部30は、制御部10が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶領域である。
記憶部30は、プログラム記憶部31と、取引対象データ記憶部32と、取引履歴記憶部33とを備える。
プログラム記憶部31は、各種のプログラムを記憶するための記憶領域である。プログラム記憶部31は、記憶処理装置1の制御部10の各種機能を実行するためのアプリケーションプログラムであるプログラム31aを記憶している。
取引対象データ記憶部32は、売手側端末5Aから受信したデジタルコンテンツと、このデジタルコンテンツの取引規約を定めた取引規約データとを対応付けて記憶する記憶領域である。
取引履歴記憶部33は、デジタルコンテンツの取引に係る取引履歴を記憶する記憶領域である。取引履歴記憶部33は、少なくともデジタルコンテンツの取引がなされた際の取引履歴を記憶する。
通信インタフェース部39は、通信ネットワークNを介して、複数の端末5(売手側端末5A及び買手側端末5Bを含む)との間で通信を行うためのインタフェースである。
<端末5>
図1に戻り、端末5は、デジタルコンテンツ取引システム100によるサービスを利用するために各ユーザが用いる端末である。端末5は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)である。端末5は、その他、スマートフォンに代表されるコンピュータの機能を併せ持った携帯電話機や、タブレット端末等の携帯型の端末であってもよい。
端末5は、図3に示すように、制御部50と、記憶部60と、入力部66と、表示部67と、通信インタフェース部69とを備える。
制御部50は、端末5の全体を制御するCPUである。制御部50は、記憶部60に記憶されているOSやアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部50は、取引要求送信部51と、取引内容確認部52と、取引要求結果処理部53(取引対象データ受渡手段、取引履歴送信手段)と、取引照会送信部55と、照会結果受信部56とを備える。
取引要求送信部51は、記憶処理装置1に対してデジタルコンテンツに係る取引要求を送信する。
取引内容確認部52は、記憶処理装置1から取引規約データに基づく取引確認データを受信して、表示部67に表示させる。ここで、取引確認データとは、デジタルコンテンツの価格や、二次利用の可否、予定取引数量等をいう。そして、取引内容確認部52は、確認結果を記憶処理装置1に送信する。ここで、確認結果とは、端末5のユーザが入力した取引を継続するか否かを示すデータをいう。
取引要求結果処理部53は、取引要求に対応したデジタルコンテンツを受信する。また、取引要求結果処理部53は、取引履歴を記憶処理装置1に対して送信する。
取引照会送信部55は、デジタルコンテンツの取引に関する照会データを、記憶処理装置1に送信する。照会データは、デジタルコンテンツのコンテンツIDを含む。また、照会データは、さらに部数IDを含んでもよい。
照会結果受信部56は、照会データに対応するデジタルコンテンツの追跡データを受信する。ここで、照会データにデジタルコンテンツの部数IDを含む場合、照会結果受信部56が受信した追跡データは、デジタルコンテンツIDと部数IDとが一致する取引履歴から生成されたデータである。他方、照会データに部数IDを含まない場合、照会結果受信部56が受信した追跡データは、デジタルコンテンツIDが一致する取引履歴から生成されたデータであり、複数の部数IDのデータを含む。
記憶部60は、制御部50が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶領域である。
記憶部60は、プログラム記憶部61を備える。
プログラム記憶部61は、各種のプログラムを記憶するための記憶領域である。プログラム記憶部61は、端末5の制御部50の各種機能を実行するためのアプリケーションプログラムである制御プログラム61aを記憶している。ここで、制御プログラム61aは、デジタルコンテンツを受信した場合に、確実に取引履歴を記憶処理装置1に送信するプログラムである。
入力部66は、例えば、キーボードやマウス等の入力装置である。
表示部67は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置である。
なお、入力部66及び表示部67の機能を有するタッチパネルディスプレイであってもよい。
通信インタフェース部69は、通信ネットワークNを介して、記憶処理装置1との間で通信を行うためのインタフェースである。
なお、買手側端末5Bは、上述した端末5の機能部のうち、取引要求送信部51と、取引内容確認部52と、取引要求結果処理部53との各機能部を少なくとも有する。
<処理の説明>
次に、デジタルコンテンツ取引システム100での処理について説明する。
まず、売手側端末5Aと記憶処理装置1との間での処理について説明する。
図4は、本実施形態に係る売手側端末5Aと記憶処理装置1との間での処理を説明するための図である。
創作者は、自らが創作したデジタルコンテンツを取引しようとする場合に、売手側端末5Aを用いて、記憶処理装置1に対して依頼する。
(1)に示すように、売手側端末5Aは、記憶処理装置1に対して、デジタルコンテンツ41と、取引規約データ42とを送信する。この例の場合、デジタルコンテンツ41は、イラストである。また、取引規約データ42は、創作者が指定した取引数量や価格に関するものや、部数IDの付加に関するもの、二次利用の可否に関するもの等である。
デジタルコンテンツ41と、取引規約データ42とを受信した記憶処理装置1の制御部10(データ受信処理部11)は、(2)に示すように、デジタルコンテンツ41と、取引規約データ42とを対応付けて、取引対象データ記憶部32に記憶させる。その際、データ受信処理部11は、デジタルコンテンツ41を識別するデジタルコンテンツIDを、デジタルコンテンツ41に付与する。
そして、(3)に示すように、記憶処理装置1の制御部10(データ複製部16)は、取引規約データ42に基づいて、デジタルコンテンツ41からデジタルコンテンツを複製する。この例では、取引数量の上限が10であり、10の取引要求を受信した場合であって、データ複製部16は、複数のデジタルコンテンツ43-1~43-10を複製している。複製したデジタルコンテンツ43-1~43-10の各々は、取引規約データ42に基づいて、シリアルナンバ44-1~44-10が、規定された位置45に付加されている。この例では、シリアルナンバ44-1~44-10は、「n/10(nは、1~10)」の形式である。
以下の説明において、デジタルコンテンツ43-1~43-10のいずれかを特定しない場合には、単にデジタルコンテンツ43と記載し、シリアルナンバ44-1~44-10のいずれかを特定しない場合には、単にシリアルナンバ44と記載する。
このように、デジタルコンテンツ41と、デジタルコンテンツ43とは、シリアルナンバ44が付加されているか否かを除いて、同一の内容である。
なお、シリアルナンバ44を付加したデジタルコンテンツ43からシリアルナンバ44を取り除く作業は、手間のかかるものである。よって、このような処理を施してデジタルコンテンツ43を複製することによって、不正利用をされにくくできる。
次に、上述した図4の(3)に示す処理を含むデジタルコンテンツの取引に関する処理について説明する。
図5は、本実施形態に係る記憶処理装置1のデジタルコンテンツ取引処理を示すフローチャートである。
図6は、本実施形態に係るデジタルコンテンツ取引システム100のデジタルコンテンツ販売処理を示すフローチャートである。
図7は、本実施形態に係るデジタルコンテンツ取引システム100の取引成立時処理を示すフローチャートである。
図8は、本実施形態に係るデジタルコンテンツ取引システム100のデジタルコンテンツ照会処理を示すフローチャートである。
図5の処理は、端末5の制御部50(取引要求送信部51)が取引要求を送信し、又は、端末5の制御部50(取引照会送信部55)が取引照会を送信し、記憶処理装置1が、端末5からデータを受信したことを契機として、開始される。
図5のステップS(以下、「S」という。)10において、記憶処理装置1の制御部10(取引要求受信部13)は、端末5から取引要求を受信したか否かを判断する。端末5から取引要求を受信した場合(S10:YES)には、制御部10は、処理をS11に移す。他方、取引要求を受信していない場合(S10:NO)には、制御部10は、処理をS12に移す。
S11において、制御部10は、デジタルコンテンツ販売処理を行う。
ここで、デジタルコンテンツ販売処理について、図6に基づいて説明する。
図6のS20において、制御部10(取引規約照合部14)は、要求に対応したデジタルコンテンツの取引規約データを確認する。
S21において、制御部10は、取引規約データの確認の結果、価値の設定が必要であるか否かを判断する。ここで、制御部10は、価値の設定が必要であるか否かを、取引規約データに基づいて判断する。価値の設定が必要である場合(S21:YES)には、制御部10は、処理をS22に移す。他方、価値の設定が必要ではない場合(S21:NO)には、制御部10は、処理をS23に移す。
S22において、制御部10(データ価値設定部15)は、要求に対応したデジタルコンテンツの価値を設定する。具体的には、データ価値設定部15は、デジタルコンテンツから複製された複数のデジタルコンテンツの取引回数と、直近での取引期間とに基づいて、デジタルコンテンツの価値を設定する。複数のデジタルコンテンツの取引回数と、直近での取引期間とは、取引履歴記憶部33を参照して取得できる。ここで、取引数量が決まっているものであって、残りの数量が少ない場合、短期間に多く取引されていれば、データ価値設定部15は、価値を高く設定し、長期間にわたって取引しており直近での取引数が少なくなっていれば、データ価値設定部15は、価値を低く設定してもよい。
そして、取引規約照合部14は、設定した価値に基づいてデジタルコンテンツの価格を設定する。
S23において、制御部10(取引規約照合部14)は、デジタルコンテンツの価格に関する情報を含む取引確認データを、端末5に送信する。
S24において、端末5の制御部50(取引内容確認部52)は、記憶処理装置1から取引確認データを受信する。そして、制御部50は、受信した取引確認データを、表示部67に出力する。端末5のユーザは、取引要求に対応した取引条件を、表示部67に表示された情報に基づいて確認する。
そして、端末5のユーザが、入力部66を介して確認結果を入力することで、S25において、制御部50(取引内容確認部52)は、確認結果を記憶処理装置1に送信する。その後、端末5の制御部50は、本処理を終了する。
S26において、記憶処理装置1の制御部10(取引規約照合部14)は、端末5から受信した確認結果が、取引を継続する旨のものであるか否かを判断する。取引を継続する旨のものである場合(S26:YES)には、制御部10は、処理をS37に移す。他方、取引を継続する旨のものではない場合(S26:NO)には、制御部10は、処理をS28に移す。
S27において、制御部10は、次に説明する取引成立時処理を行い、その後、本処理を終了する。
他方、S28において、制御部10は、取引不成立の旨を端末5に送信した後、本処理を終了する。なお、端末5は、取引不成立の旨を受信した後、表示部67にその旨を表示してもよい。
次に、取引成立時処理について、図7に基づいて説明する。
図7のS40において、記憶処理装置1の制御部10(データ複製部16)は、取引対象データ記憶部32に記憶されたデジタルコンテンツを用いて、デジタルコンテンツを複製する。
S41において、制御部10(データ複製部16)は、複製したデジタルコンテンツに、部数IDを付加する。制御部10は、取引規約データに含まれるデジタルコンテンツに付加する部数IDの方法等にしたがって、複製したデジタルコンテンツに、部数IDを付加する。
S42において、制御部10(複製データ受渡部17)は、部数IDを付加後のデジタルコンテンツを、端末5(買手側端末5B)に送信する。また、制御部10(複製データ受渡部17)は、データ価値設定部15が設定した価値に対する価格を、売手側端末5Aの端末IDに対応付ける。
S43において、端末5(買手側端末5B)の制御部50(取引要求結果処理部53)は、デジタルコンテンツを受信する。そして、制御部50は、取引履歴を記憶処理装置1に送信し、本処理を終了する。
S44において、制御部10(取引履歴処理部18)は、端末5から取引履歴を受信し、取引履歴記憶部33に取引履歴を記憶させる。その後、制御部10は、本処理を終了する。
図5に戻り、S12において、記憶処理装置1の制御部10(取引照会受信部20)は、端末5から取引照会を受信したか否かを判断する。端末5から取引照会を受信した場合(S12:YES)には、制御部10は、処理をS13に移す。他方、取引照会を受信していない場合(S12:NO)には、制御部10は、本処理を終了する。
S13において、制御部10は、デジタルコンテンツ照会処理を行う。
ここで、デジタルコンテンツ照会処理について、図8に基づいて説明する。
図8のS50において、記憶処理装置1の制御部10(追跡データ生成部21)は、取引照会に対応したデジタルコンテンツの追跡データを生成する。ここで、取引照会にデジタルコンテンツIDと部数IDとを含む場合には、制御部10は、該当の部数IDのデジタルコンテンツについての追跡データを生成する。他方、取引照会にデジタルコンテンツIDのみを含む場合には、制御部10は、複数の部数IDのデジタルコンテンツについての追跡データを生成する。
S51において、制御部10(追跡データ送信部22)は、生成した追跡データを、取引照会をした端末5に対して送信する。その後、制御部10は、本処理を終了する。
S52において、端末5の制御部50(照会結果受信部56)は、追跡データを受信し、表示部67に追跡データを出力する。これにより、照会をしたユーザは、正規品であるデジタルコンテンツを追跡できる。逆に、追跡データに含まれないデジタルコンテンツは、不正に利用されたり、無断で転売されたりした不正品であるため、正規品と以外とを区別できる。その後、制御部50は、本処理を終了する。
このように、本実施形態のデジタルコンテンツ取引システム100によれば、以下のような効果がある。
(1)デジタルコンテンツと、取引規約データとを対応付けておき、取引規約データの内容に基づいて取引が成立した場合に、記憶処理装置1は、デジタルコンテンツを買手側端末5Bに送信する。よって、取引規約データは、デジタルコンテンツごとに異なるものであってもよく、例えば、創作者の意向を反映したものにすれば、デジタルコンテンツの取引を、創作者の意向に合ったものにできる。
また、デジタルコンテンツを買手側端末5Bが受信した場合には、買手側端末5Bは、取引履歴を送信する。取引履歴は、コンテンツID及び部数IDと、買手側端末5Bの端末IDと、取引日時とを含むので、正規に取引がされたデジタルコンテンツの取引履歴を確実に記憶させることができる。
(2)デジタルコンテンツの取引照会を端末5から受信した場合に、記憶処理装置1は、取引履歴から追跡データを生成して端末5に送信する。よって、端末5では、正規なデジタルコンテンツの取引履歴を表示することで、ユーザは、正規なデジタルコンテンツの状況を確認でき、デジタルコンテンツが正規品か不正品かの判断をすることができる。
(3)記憶処理装置1は、デジタルコンテンツを複製する際に、デジタルコンテンツに部数IDを付加するので、複製したデジタルコンテンツを一意に定めることができ、追跡を容易にできる。
(4)デジタルコンテンツに付加する部数IDをシリアルナンバにし、デジタルコンテンツの一部に組み込んで端末5で表示が可能なようにするので、デジタルコンテンツをユーザが一見して識別可能にできる。
(5)デジタルコンテンツの取引に応じて、デジタルコンテンツの価値を設定するので、記憶処理装置1は、取引規約データに規定されていれば、設定した価値に基づく価格でデジタルコンテンツを取引できる。よって、創作者の意向を反映させたデジタルコンテンツの価格を設定できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)本実施形態では、デジタルコンテンツ取引システムは、記憶処理装置が各種の処理を行うものを例に説明したが、これに限定されない。例えば、ブロックチェーン技術を用いた分散型のシステムであってもよい。
図9は、変形形態に係るデジタルコンテンツ取引システム200の全体構成図である。
デジタルコンテンツ取引システム200は、複数の端末205によって、デジタルコンテンツの取引及び照会を可能にするためのシステムである。複数の端末205の一部は、売手側端末205A又は買手側端末205Bを兼ねる。そして、各端末205が備える記憶部260(260A、260Bを含む)が、記憶処理装置201の役割を果たしている。より具体的には、各記憶部260が記憶手段の機能を備え、取引履歴を分散して記憶する。端末205は、取引履歴をハッシュ化して各記憶部260に記憶させてもよい。また、取引履歴は、買手側端末205Bと売手側端末205Aとの両方の端末IDを含む。
(2)本実施形態では、デジタルコンテンツのデータ価値を、取引回数と、取引期間とによって設定するものを例に説明したが、これに限定されない。例えば、シリアルナンバを使用した部数IDを付加するデジタルコンテンツの場合、各シリアルナンバの需要に応じてデータ価値を設定してもよい。具体的には、例えば、1番や77番等のゾロ目の番号は人気があるので、そのような番号が付加されたデジタルコンテンツの場合には、データ価値を高くしてもよい。
(3)本実施形態では、複製したデジタルコンテンツに、部数IDとしてシリアルナンバを付加するものを例に説明したが、これに限定されない。電子透かしの技術によって部数IDが付加されたものであってもよい。電子透かしは、例えば、人間には知覚できない音声や画像データに情報を埋め込む特殊な処理を行うものである。これにより、デジタルコンテンツの美観を損なわず、かつ、デジタルコンテンツを一意に特定できる。
(4)本実施形態では、取引が発生する都度デジタルコンテンツを複製するものを例に説明したが、これに限定されない。設定された取引数量分のデジタルコンテンツを予め複製しておき、取引対象データ記憶部に記憶させておいてもよい。そのようにすることで、取引の都度、複製する手間を省くことができ、取引処理に係る時間を短縮できる。
(5)本実施形態では、売手側端末からデジタルコンテンツと取引規約データとを受信するものを例に説明したが、これに限定されない。取引規約データは、受信しなくてもよい。その場合には、例えば、予め記憶処理装置が有する取引規約に基づいて取引すればよい。
(6)本実施形態では、取引履歴を確実に記憶させるために、制御プログラムを用いるものを例に説明したが、これに限定されない。例えば、送受信するデータに電子署名を付与して、正当性を確認するものであってもよい。
(7)本実施形態では、デジタルコンテンツとしてイラストを例に説明したが、これに限定されない。音声、小説等の他のデジタルコンテンツであってもよい。また、権利を有し価値のあるデータであって、通信ネットワークを介して取引可能なものであればよく、例えば、プライバシー情報を含む個人データ(個人情報)であってもよい。
1,201 記憶処理装置
5,205 端末
10,50 制御部
11 データ受信処理部
15 データ価値設定部
16 データ複製部
17 複製データ受渡部
18 取引履歴処理部
20 取引照会受信部
21 追跡データ生成部
22 追跡データ送信部
30,60,260 記憶部
32 取引対象データ記憶部
33 取引履歴記憶部
41 デジタルコンテンツ
42 取引規約データ
43,43-1~43-10 デジタルコンテンツ
44,44-1~44-10 シリアルナンバ
53 取引要求結果処理部
100,200 デジタルコンテンツ取引システム
N 通信ネットワーク

Claims (14)

  1. 複数の装置が通信可能に接続されたデータ取引システムであって、
    取引されるデータである取引対象データを、前記取引対象データを特定するコンテンツIDに対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記取引対象データを複製し、同一のコンテンツIDで示される複製した前記取引対象データに対して同一のコンテンツIDでの識別情報である部数IDを付加するデータ複製手段と、
    前記データ複製手段が複製した前記取引対象データを送信する取引対象データ受渡手段と、
    前記取引対象データ受渡手段が送信した前記取引対象データを受信した場合に、前記コンテンツID及び前記部数IDからなるデータ識別情報と、受信した装置を識別する装置識別情報と、取引日時とを対応付けた取引履歴を送信する取引履歴送信手段と、
    を備えるデータ取引システム。
  2. 請求項1に記載のデータ取引システムにおいて、
    前記部数IDの総数を設定する識別数設定手段を備えること、
    を特徴とするデータ取引システム。
  3. 請求項2に記載のデータ取引システムにおいて、
    前記データ複製手段は、総数分の前記取引対象データを予め複製し、前記識別数設定手段により設定された総数分の前記部数IDを生成し、複製した総数分の前記取引対象データの各々に、生成した異なる前記部数IDを付加すること、
    を特徴とするデータ取引システム。
  4. 請求項1又は請求項2に記載のデータ取引システムにおいて、
    前記データ複製手段は、取引の都度、前記取引対象データを複製し、前記部数IDを生成し、複製した複数の前記取引対象データの各々に、生成した前記部数IDを付加すること、
    を特徴とするデータ取引システム。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のデータ取引システムにおいて、
    前記データ識別情報の前記部数IDは、前記取引対象データの一部に組み込まれて表示可能なものであること、
    を特徴とするデータ取引システム。
  6. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のデータ取引システムにおいて、
    前記データ識別情報の前記部数IDは、表示不可能なものであり、前記取引対象データに対応付けられていること、
    を特徴とするデータ取引システム。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載のデータ取引システムにおいて、
    前記取引対象データの価値を、取引に応じて設定するデータ価値設定手段と、
    前記データ価値設定手段により設定された前記価値に対する対価を、前記取引対象データの創作者へ送信する対価付与手段と、
    を備えること、
    を特徴とするデータ取引システム。
  8. 請求項7に記載のデータ取引システムにおいて、
    前記データ価値設定手段は、前記取引対象データに対する取引回数及び取引期間に基づいて、前記価値を設定すること、
    を特徴とするデータ取引システム。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載のデータ取引システムにおいて、
    前記取引対象データの取引照会を受け付ける取引照会受付手段と、
    前記取引照会受付手段により受け付けた前記取引照会に対応する前記取引対象データの前記取引履歴に基づいて、取引を追跡可能な追跡データを生成する追跡データ生成手段と、
    前記追跡データ生成手段により生成された前記追跡データを、前記取引照会をした装置に送信する追跡データ送信手段と、
    を備えること、
    を特徴とするデータ取引システム。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか一項に記載のデータ取引システムにおいて、
    前記取引対象データは、デジタルコンテンツであること、
    を特徴とするデータ取引システム。
  11. 請求項1から請求項9までのいずれか一項に記載のデータ取引システムにおいて、
    前記取引対象データは、プライバシー情報を含む個人情報であること、
    を特徴とするデータ取引システム。
  12. 請求項1から請求項11までのいずれか一項に記載のデータ取引システムにおいて、
    前記記憶手段は、前記取引対象データを管理する装置が備え、
    前記取引履歴送信手段により送信された前記取引履歴を、各装置が記憶すること、
    を特徴とするデータ取引システム。
  13. 請求項1から請求項11までのいずれか一項に記載のデータ取引システムにおいて、
    前記記憶手段は、前記取引対象データを管理する装置であるサーバが備え、
    前記取引履歴送信手段により送信された前記取引履歴を、前記サーバが記憶すること、
    を特徴とするデータ取引システム。
  14. コンピュータが実行するデータ取引方法であって、
    取引されるデータである取引対象データを、前記取引対象データを特定するコンテンツIDに対応付けて記憶するデータ記憶ステップと、
    データ記憶ステップにより記憶された前記取引対象データを複製し、同一のコンテンツIDで示される複製した前記取引対象データに対して同一のコンテンツIDでの識別情報である部数IDを付加するデータ複製ステップと、
    前記データ複製ステップが複製した前記取引対象データを送信する取引対象データ受渡ステップと、
    前記取引対象データ受渡ステップが送信した前記取引対象データを受信した場合に、前記コンテンツID及び前記部数IDからなるデータ識別情報と、受信した装置を識別する装置識別情報と、取引日時とを対応付けた取引履歴を送信する取引履歴送信ステップと、
    を含むデータ取引方法。
JP2018215268A 2018-11-16 2018-11-16 データ取引システム及びデータ取引方法 Active JP7346809B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018215268A JP7346809B2 (ja) 2018-11-16 2018-11-16 データ取引システム及びデータ取引方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018215268A JP7346809B2 (ja) 2018-11-16 2018-11-16 データ取引システム及びデータ取引方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020086562A JP2020086562A (ja) 2020-06-04
JP7346809B2 true JP7346809B2 (ja) 2023-09-20

Family

ID=70908083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018215268A Active JP7346809B2 (ja) 2018-11-16 2018-11-16 データ取引システム及びデータ取引方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7346809B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002230377A (ja) 2001-01-31 2002-08-16 Seiko Epson Corp 画像データ販売システムおよび価格決定方法
JP2002297817A (ja) 2001-03-29 2002-10-11 Toshiba Corp コンテンツダウンロードシステム
US20030110126A1 (en) 2001-12-10 2003-06-12 Dunkeld Bryan C. System & method for unique digital asset identification and transaction management
JP2003303295A (ja) 2002-04-11 2003-10-24 Nippon Telegraph & Telephone West Corp コンテンツ配信方法および装置とコンテンツ配信プログラムおよび該プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体
JP2005157688A (ja) 2003-11-25 2005-06-16 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> コンテンツ受信端末、履歴検索装置、履歴データ生成方法、履歴検索方法、履歴データ生成プログラム及び履歴検索プログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002230377A (ja) 2001-01-31 2002-08-16 Seiko Epson Corp 画像データ販売システムおよび価格決定方法
JP2002297817A (ja) 2001-03-29 2002-10-11 Toshiba Corp コンテンツダウンロードシステム
US20030110126A1 (en) 2001-12-10 2003-06-12 Dunkeld Bryan C. System & method for unique digital asset identification and transaction management
JP2003303295A (ja) 2002-04-11 2003-10-24 Nippon Telegraph & Telephone West Corp コンテンツ配信方法および装置とコンテンツ配信プログラムおよび該プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体
JP2005157688A (ja) 2003-11-25 2005-06-16 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> コンテンツ受信端末、履歴検索装置、履歴データ生成方法、履歴検索方法、履歴データ生成プログラム及び履歴検索プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020086562A (ja) 2020-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5052673B2 (ja) ネットワークにおけるトランザクションセキュリティ
US7849020B2 (en) Method and apparatus for network transactions
JPWO2020080537A1 (ja) 取扱管理装置
US7673794B2 (en) Personal information verification program, method and apparatus
US20070179883A1 (en) System and method and computer readable code for visualizing and managing digital cash
CN111902814A (zh) 以基于区块链的文档传递、协作和传播为动力的去中心化的市场和生态系统
CN1592907A (zh) 提供许可和内容的安全递送的系统和方法
JP6973840B1 (ja) 取引システム、取引方法及びプログラム
WO2020209056A1 (ja) 作品オーナー権取引管理システム
KR101693404B1 (ko) 중고 디지털 콘텐츠 매매 시스템 및 방법
Chen et al. A new NFT model to enhance copyright traceability of the off-chain data
Rodrigo et al. UniCon: Universal and scalable infrastructure for digital asset management
JP7346809B2 (ja) データ取引システム及びデータ取引方法
Girasa Technology Underlying Cryptocurrencies and Types of Cryptocurrencies
Ribadu et al. A generic framework for e-commerce requirements to comply with Sharia in business-to-consumer perspective
WO2018092443A1 (ja) デジタルコンテンツ商取引管理装置、デジタルコンテンツ商取引管理方法およびプログラム
CN115131034A (zh) 一种基于区块链的权益数字藏品的核销方法及设备
Aizenman The Art World of Digital Assets: How Non-Fungible Tokens Create a Loophole in Anti-Money Laundering Regulations
US20150186622A1 (en) Print to eBook Conversion
CN111292086A (zh) 存储介质、数据交易处理装置和数据交易处理方法
US20110166960A1 (en) Digital content recycling system
Novoselova et al. Prospective applications of new technologies and artificial intelligence for systematizing the results of intellectual activity
JP7357974B2 (ja) 情報処理装置及びプログラム
TW201508664A (zh) 能於銷售通路中隱藏原始商品代碼之交易系統及方法
Zhu NFT Sneaker Marketplace Design, Testing, and Challenges

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230627

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230630

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230808

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230821

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7346809

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150