一態様では、方法は、ユーザ機器(UE)デバイスによって、無線ネットワークを介してデータを送信又は受信することに関連付けられたオフセット時間長を判定することと、UEデバイスによって、オフセット時間長のインジケーションを無線ネットワークに送信することと、第1の時間間隔中にUEデバイスによって、第1の無線リンクを介して無線ネットワークとの間でデータの第1の部分を送信又は受信することと、第2の時間間隔中にUEデバイスによって、第2の無線リンクを介して無線ネットワークとの間でデータの第2の部分を送信又は受信することと、を含む。第1の時間間隔の終了は、オフセット時間長だけ、第2の時間間隔の開始からオフセットされる。
この態様の実装形態は、以下の機能のうちの1つ以上を含むことができる。
いくつかの実装形態では、データの第1の部分は、データの第2の部分と同一であり得る。
いくつかの実装形態では、データの第1の部分は第1の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)に対応し得、データの第2の部分は第2のPDSCHに対応し得る。
いくつかの実装形態では、第1の無線リンクは、UEデバイスの第1のアンテナアレイによって生成された第1のビームに対応し得、第2の無線リンクは、第1のアンテナアレイによって生成された第2のビームに対応し得る。
いくつかの実装形態では、第1の無線リンクは、UEデバイスの第1のアンテナアレイによって生成された第1のビームに対応し得、第2の無線リンクは、UEデバイスの第2のアンテナアレイによって生成された第2のビームに対応し得る。
いくつかの実装形態では、データの第1の部分及びデータの第2の部分は、時間領域に対して同一スロット内で送信され得る。
いくつかの実装形態では、データの第1の部分及びデータの第2の部分は、時間領域に対して異なるそれぞれのスロットの間に送信され得る。
いくつかの実装形態では、オフセット時間長は、ネットワーク送信シンボルの数として表され得る。
いくつかの実装形態では、オフセット時間長は、時間単位で表すことができる。
いくつかの実装形態では、オフセット時間長の判定は、複数の候補オフセット時間長からオフセット時間長を選択することを含み得る。
いくつかの実装形態では、オフセット時間長は、第1の無線リンク及び第2の無線リンクの1つ以上の特性に基づいて判定され得る。
いくつかの実装形態では、オフセット時間長は、第1の無線リンク及び第2の無線リンクが、UEデバイスの1つ以上のアンテナアレイに関する共通の論理グループ化に関連付けられているという判定に基づいて判定され得る。
いくつかの実装形態では、オフセット時間長は、第1の無線リンク及び第2の無線リンクが、UEデバイスの1つ以上のアンテナアレイに関する異なるそれぞれの論理グループ化に関連付けられているという判定に基づいて判定され得る。
いくつかの実装形態では、方法は、データの第2の部分を送信又は受信することに続いて、UEデバイスによって、オフセット時間長を修正することと、UEデバイスによって、修正されたオフセット時間長のインジケーションを無線ネットワークに送信することと、第3の時間間隔中にUEデバイスによって、第3の無線リンクを介して無線ネットワークとの間でデータの第3の部分を送信又は受信することと、第4の時間間隔中にUEデバイスによって、第4の無線リンクを介して無線ネットワークとの間でデータの第4の部分を送信又は受信することと、を更に含み得る。第3の時間間隔の終了は、少なくとも修正されたオフセット時間長だけ、第4の時間間隔の開始からオフセットされ得る。
いくつかの実装形態では、本方法は、UEデバイスによって、無線ネットワークを介してデータを受信することに関連付けられた第2のオフセット時間長を判定することを更に含み得る。UEデバイスによって、第2のオフセット時間長のインジケーションを無線ネットワークに送信することと、第3の時間間隔中にUEデバイスによって、第3の無線リンクを介して無線ネットワークにデータの第3の部分を受信することと、第4の時間間隔中にUEデバイスによって、第4の無線リンクを介して無線ネットワークにデータの第4の部分を受信することと、を更に含み得る。第3の時間間隔の終了は、少なくとも第2オフセット時間長だけ、第4の時間間隔の開始からオフセットされ得る。
別の態様では、方法は、基地局によって、無線ネットワークを介してユーザ機器(UE)デバイスから、無線ネットワークを介してデータを送信又は受信することに関連付けられたオフセット時間長のインジケーションを受信することと、第1の時間間隔中に基地局によって、第1の無線リンクを介して無線ネットワークを介してUEデバイスとの間でデータの第1の部分を送信又は受信することと、第2の時間間隔中に基地局によって、第2の無線リンクを介して無線ネットワークを介してUEデバイスとの間でデータの第2の部分を送信又は受信することと、を含む。第1の時間間隔の終了は、オフセット時間長だけ、第2の時間間隔の開始からオフセットされる。
この態様の実施形態には、以下の機能のうちの1つ以上を含むことができる。
いくつかの実装形態では、データの第1の部分は、データの第2の部分と同一であり得る。
いくつかの実装形態では、データの第1の部分は第1の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)に対応し得、データの第2の部分は第2のPDSCHに対応する。
いくつかの実装形態では、第1の無線リンクは、UEデバイスの第1のアンテナアレイによって生成された第1のビームに対応し得、第2の無線リンクは、第1のアンテナアレイによって生成された第2のビームに対応し得る。
いくつかの実装形態では、第1の無線リンクは、UEデバイスの第1のアンテナアレイによって生成された第1のビームに対応し得、第2の無線リンクは、UEデバイスの第2のアンテナアレイによって生成された第2のビームに対応し得る。
いくつかの実装形態では、データの第1の部分及びデータの第2の部分は、時間領域に対して同一スロット内で送信され得る。
いくつかの実装形態では、データの第1の部分及びデータの第2の部分は、時間領域に対して異なるそれぞれのスロットの間に送信され得る。
いくつかの実装形態では、オフセット時間長は、ネットワーク送信シンボルの数として表され得る。
いくつかの実装形態では、オフセット時間長は、時間単位で表すことができる。
いくつかの実装形態では、UEデバイスは、複数の候補オフセット時間長からオフセット時間長を選択することによって、オフセット時間長を判定し得る。
いくつかの実装形態では、UEデバイスは、オフセット時間長を、第1の無線リンク及び第2の無線リンクの1つ以上の特性に基づいて判定し得る。
いくつかの実装形態では、UEデバイスは、第1の無線リンク及び第2の無線リンクが、UEデバイスの1つ以上のアンテナアレイに関する共通の論理グループ化に関連付けられているという判定に基づいて、オフセット時間長を判定し得る。
いくつかの実装形態では、UEデバイスは、第1の無線リンク及び第2の無線リンクが、UEデバイスの1つ以上のアンテナアレイに関する異なるそれぞれの論理グループ化に関連付けられているという判定に基づいて、オフセット時間長を判定し得る。
いくつかの実装形態では、方法は、データの第2の部分を送信又は受信することに続いて、基地局によってUEデバイスから、修正されたオフセット時間長のインジケーションを受信することと、第3の時間間隔中に基地局によって、第3の無線リンクを介して無線ネットワークを介してUEデバイスとの間でデータの第3の部分を送信又は受信することと、第4の時間間隔中に基地局によって、第4の無線リンクを介して無線ネットワークを介してUEデバイスとの間でデータの第4の部分を送信又は受信することと、を更に含み得る。第3の時間間隔の終了は、少なくとも修正されたオフセット時間長だけ、第4の時間間隔の開始からオフセットされ得る。
いくつかの実装形態では、方法は、局によってUEデバイスから、無線ネットワークを介してデータを受信することに関連付けられた第2のオフセット時間長のインジケーションを受信することと、第3の時間間隔中に基地局によって、第3の無線リンクを介して無線ネットワークを介してUEデバイスからデータの第3の部分を受信することと、第4の時間間隔中に基地局によって、第4の無線リンクを介して無線ネットワークからUEデバイスからデータの第4の部分を受信することと、を更に含み得る。第3の時間間隔の終了は、少なくとも第2オフセット時間長だけ、第4の時間間隔の開始からオフセットされ得る。
別の態様では、方法は、ユーザ機器(UE)デバイスによって無線ネットワークから、無線ネットワークへのデータの送信又は無線ネットワークからのデータの受信のうちの少なくとも1つのスケジューリングを示す制御情報を受信することを含む。データの送信又は受信は、第1のビームによるデータの第1の部分の送信又は受信、及び第2のビームによるデータの第2の部分の送信又は受信を含む。本方法はまた、UEデバイスによって、スケジューリングがUEデバイスの能力を超えると判定することと、スケジューリングがUEデバイスの能力を超えると判定したことに応じて、UEデバイスによって、修正されたスケジューリングに従って無線ネットワークにデータを送信すること、又はUEデバイスによって、修正されたスケジューリングに従って無線ネットワークからデータを受信すること、のうちの少なくとも1つを実行することと、を含む。
この態様の実装形態は、以下の機能のうちの1つ以上を含むことができる。
いくつかの実装形態では、制御情報は、データの第1の部分が第1の時間間隔の間に送信され、データの第2の部分が第2の時間間隔の間に送信されるというインジケーションを含み得る。第1の時間間隔の終了は、オフセット時間長だけ、第2の時間間隔の開始からオフセットされ得る。スケジューリングがUEデバイスの能力を超えていると判定することは、オフセット時間長が、UEデバイスに関連付けられた最小オフセット時間長より小さいと判定することを含み得る。
いくつかの実装形態では、制御情報は、データの第1の部分が第1の時間間隔の間に受信され、データの第2の部分が第2の時間間隔の間に受信されるというインジケーションを含み得る。第1の時間間隔の終了は、オフセット時間長だけ、第2の時間間隔の開始からオフセットされ得る。スケジューリングがUEデバイスの能力を超えていると判定することは、オフセット時間長が、UEデバイスに関連付けられた最小オフセット時間長より小さいと判定することを含み得る。
いくつかの実装形態では、修正されたスケジューリングに従って無線ネットワークにデータを送信することは、制御データによって示されるスケジューリングに従って、データの第1の部分を無線ネットワークに送信することと、データの第2の部分を無線ネットワークに送信しないこととを含み得る。
いくつかの実装形態では、修正されたスケジューリングに従って無線ネットワークからデータを受信することは、制御データによって示されるスケジューリングに従って、データの第1の部分を無線ネットワークから受信することと、無線ネットワークからデータの第2の部分を受信しないこととを含み得る。
いくつかの実装形態では、修正されたスケジューリングに従って無線ネットワークにデータを送信することは、共通ビームに従ってデータの第1の部分及びデータの第2の部分を送信することを含むことができる。いくつかの実装形態では、共通ビームは、無線ネットワークに関して使用するように構成された複数のCORESETの中からの最低論理インデックスを有する制御リソースセット(CORESET)、無線ネットワークからの送信を監視するためにUEデバイスによって最後に使用されたCORESET、又はUEデバイスの複数のTCI状態のうちの最低論理インデックスを有するアクティブ送信構成インジケータ(TCI)状態、のうちの少なくとも1つに基づいて選択され得る。
いくつかの実装形態では、修正されたスケジューリングに従って無線ネットワークからデータを受信することは、共通ビームに従ってデータの第1の部分及びデータの第2の部分を受信することを含むことができる。いくつかの実装形態では、共通ビームは、無線ネットワークによって使用されるように構成された別の複数のCORESETからの最低論理インデックスを有する制御リソースセット(CORESET)、無線ネットワークからの送信を監視するためにUEデバイスによって最後に使用されたCORESET、又はUEデバイスの複数のTCI状態のうちの最低論理インデックスを有するアクティブ送信構成インジケータ(TCI)状態、のうちの少なくとも1つに基づいて選択され得る。
いくつかの実装形態では、データの第1の部分は第1の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)に対応し得、データの第2の部分は第2のPDSCHに対応し得る。
別の態様では、方法は、基地局によってユーザ機器(UE)デバイスに無線ネットワークを介して、無線ネットワークへのデータの送信又は無線ネットワークからのデータの受信のうちの少なくとも1つのスケジューリングを示す制御情報を送信することを含む。データの送信又は受信は、第1のビームによるデータの第1の部分の送信又は受信と、第2のビームによるデータの第2の部分の送信又は受信を含む。方法はまた、スケジューリングがUEデバイスの能力を超えるとUEデバイスが判定したことに応じて、基地局によって、修正されたスケジューリングに従って無線ネットワークを介してUEデバイスにデータを送信すること、又は基地局によって、修正されたスケジューリングに従って無線ネットワークを介してUEデバイスにデータを受信すること、のうちの少なくとも1つを実行することを含む。
この態様の実施形態には、以下の機能のうちの1つ以上を含むことができる。
いくつかの実装形態では、制御情報は、データの第1の部分が第1の時間間隔の間に送信され、データの第2の部分が第2の時間間隔の間に送信されるというインジケーションを含み得、第1の時間間隔の終了は、オフセット時間長だけ第2の時間間隔の開始からオフセットされる。UEデバイスは、オフセット時間長がUEデバイスに関連付けられた最小オフセット時間長より小さいと判定することによって、スケジューリングがUEデバイスの能力を超えているとし得る。
いくつかの実装形態では、制御情報は、データの第1の部分が第1の時間間隔の間に受信され、データの第2の部分が第2の時間間隔の間に受信されるというインジケーションを含み得、第1の時間間隔の終了は、オフセット時間長だけ第2の時間間隔の開始からオフセットされる。UEデバイスは、オフセット時間長がUEデバイスに関連付けられた最小オフセット時間長より小さいと判定することによって、スケジューリングがUEデバイスの能力を超えているとし得る。
いくつかの実装形態では、データの第1の部分は第1の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)に対応し得、データの第2の部分は第2のPDSCHに対応し得る。
別の態様では、方法は、第1のネットワークデバイスから第2のネットワークデバイスに、ネットワークスケジュールに従って、無線ネットワークを介してデータシーケンスの送信を開始することを含む。ネットワークスケジュールによれば、データの一部は、複数回定期的に送信される。この方法はまた、第2のネットワークデバイスから第1のネットワークデバイスによって、データシーケンスの送信を終了するためのインジケーションを受信することと、インジケーションを受信したことに応じて、第1のネットワークデバイスによって、第2のネットワークデバイスへのシーケンスデータの送信を終了することと、を含む。
この態様の実装形態は、以下の機能のうちの1つ以上を含むことができる。
いくつかの実装形態では、データシーケンスの送信を終了することは、データの一部の定期的な送信を終了することを含むことができる。
いくつかの実装形態では、インジケーションは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を介して受信され得る。
いくつかの実装形態では、インジケーションは、無線ネットワーク上のデータの正常な受信を示すように構成された物理チャネルを介して受信され得る。
いくつかの実装形態では、インジケーションは、第2のネットワークデバイスによって送信されたダウンリンク制御情報(DCI)を介して受信され得る。
別の態様では、方法は、ユーザ機器(UE)デバイスによって、データが、第1の送信方式に従って無線ネットワークに送信されると判定することを含む。第1の送信方式に従って、データの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスは、時間領域に関して第1のスロット内で送信され、データの第1のインスタンスは、データの第2のインスタンスと同一である。この方法はまた、UEデバイスによって、データの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスは第1のスロット内で完全には送信され得ないと判定することと、データの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスが第1のスロット内で完全には送信され得ないと判定したことに応じて、修正された送信方式に従ってデータの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスを送信することと、を含む。
この態様の実装形態は、以下の機能のうちの1つ以上を含むことができる。
いくつかの実装形態では、データの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスは第1のスロット内で完全には送信され得ないと判定することは、データの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスの送信が第1のスロットの時間長を超えると判定することを含むことができる。
いくつかの実装形態では、修正された送信方式に従ってデータの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスを送信することは、第1のスロットの間にデータの第1のインスタンスのみを送信することを含むことができる。
いくつかの実装形態では、修正送信方式に従ってデータの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスを送信することは、第1のスロットの間にデータの第1のインスタンスを送信することと、第1のスロットと、第1のスロットの直後の時間領域に関する第2のスロットの間に、データの第2のインスタンスを送信することと、を含むことができる。
いくつかの実装形態では、修正された送信方式に従ってデータの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスを送信することは、第1のスロットの間にデータの第1のインスタンスを送信することと、データの第2のインスタンスを切り捨てることと、第1のスロットの間にデータの切り捨てられた第2のインスタンスを送信することと、を含み得る。
別の態様では、方法は、ユーザ機器(UE)デバイスによって、データが、第1の送信方式に従って無線ネットワークから受信されると判定することを含む。第1の送信方式に従って、データの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスは、時間領域に関して第1のスロット内で受信され、データの第1のインスタンスは、データの第2のインスタンスと同一である。この方法は更に、UEデバイスによって、データの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスは第1のスロット内で完全には受信され得ないと判定することと、データの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスが第1のスロット内で完全には受信され得ないと判定したことに応じて、修正された受信方式に従ってデータの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスを受信することと、を含む。
この態様の実装形態は、以下の機能のうちの1つ以上を含むことができる。
いくつかの実装形態では、データの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスは第1のスロット内で完全には受信され得ないと判定することは、データの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスの受信が第1のスロットの時間長を超えると判定することを含むことができる。
いくつかの実装形態では、修正された送信方式に従ってデータの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスを受信することは、第1のスロットの間にデータの第1のインスタンスのみを受信することを含むことができる。
いくつかの実装形態では、修正送信方式に従ってデータの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスを受信することは、第1のスロットの間にデータの第1のインスタンスを受信することと、第1のスロットと、第1のスロットの直後の時間領域に関する第2のスロットの間に、データの第2のインスタンスを受信することと、を含むことができる。
別の態様では、方法は、ユーザ機器(UE)デバイスによって、無線ネットワークへのデータの送信に関する制御情報を受信することを含む。制御情報は、送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、送信に関連付けられた送信方式のインジケーションと、を含む。送信方式は、時間領域に関して同一スロット内でデータが複数回送信される第1の送信方式、又は時間領域に関して異なるそれぞれのスロットの間にデータが複数回送信される第2の送信方式、のうちの1つである。方法は、制御情報に基づいてUEデバイスによって、データが、送信方式に従って、及びダイナミックポイント選択(DPS)構成に従って送信されると判定することと、送信方式に従って、かつDPS構成に従ってデータを送信又は受信することと、を更に含む。
この態様の実装形態は、以下の機能のうちの1つ以上を含むことができる。
いくつかの実装形態では、送信方式及びDPS構成に従ってデータを送信又は受信することは、UEデバイスによって、1つ以上の品質メトリックに基づいて無線ネットワークの複数の基地局の中から基地局を選択することと、UEデバイスが1つ以上のアンテナアレイを使用することによって、選択された基地局に向けられたビームを生成することと、UEデバイスによって、ビームを使用し、送信方式に従って、選択された基地局との間でデータを送信又は受信することと、を含み得る。
いくつかの実装形態では、制御情報は、第1の送信方式、1つのTCI状態、及び1つ以上のCDMグループが送信に関連付けられていることを示すことができる。更に、UEデバイスは、制御情報に基づいて、データが、第1の送信方式に従って、及びDPS構成に従って送信又は受信されると判定することができる。
いくつかの実装形態では、制御情報は、データを送信するための繰り返し数のインジケーションを更に含むことができ、繰り返し数は1に等しい。更に、UEデバイスは、制御情報に基づいて、データが、第1の送信方式に従って、及びDPS構成に従って送信又は受信されると判定することができる。
いくつかの実装形態では、制御情報は、第2の送信方式、1つのTCI状態、及び1つ以上のCDMグループが送信に関連付けられていることを示すことができる。UEデバイスは、制御情報に基づいて、データが、第2の送信方式に従って、及びDPS構成に従って送信又は受信されると判定することができる。
いくつかの実装形態では、制御情報は、データを送信するための繰り返し数のインジケーションを更に含むことができ、繰り返し数は1より大きい。UEデバイスは、制御情報に基づいて、データが、第2の送信方式に従って、及びDPS構成に従って送信又は受信されると判定することができる。
別の態様では、方法は、基地局からユーザ機器(UE)デバイスに、無線ネットワークへのデータの送信に関する制御情報を送信することを含む。制御情報は、送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーションと、送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーションと、送信に関連付けられた送信方式のインジケーションと、を含む。送信方式は、時間領域に関して同一スロット内でデータが複数回送信される第1の送信方式、又は時間領域に関して異なるそれぞれのスロットの間にデータが複数回送信される第2の送信方式、のうちの1つである。
方法はまた、送信方式に従って、及びダイナミックポイント選択(DPS)構成に従って、データを、無線ネットワークを介して基地局においてUEデバイスから受信すること、又は、無線ネットワークを介して基地局からUEデバイスに送信すること、を含む。
この態様の実装形態は、以下の機能のうちの1つ以上を含むことができる。
いくつかの実装形態では、送信方式及びDPS構成に従ってデータを送信又は受信することは、UEデバイスによって、1つ以上の品質メトリックに基づいて無線ネットワークの複数の基地局の中から基地局を選択することと、UEデバイスが1つ以上のアンテナアレイを使用することによって、選択された基地局に向けられたビームを生成することと、UEデバイスによって、ビームを使用し、送信方式に従って、選択された基地局との間でデータを送信又は受信することと、を含み得る。
いくつかの実装形態では、制御情報は、第1の送信方式、1つのTCI状態、及び1つ以上のCDMグループが送信に関連付けられていることを示すことができる。更に、UEデバイスは、制御情報に基づいて、データが、第1の送信方式に従って、及びDPS構成に従って送信又は受信されると判定することができる。
いくつかの実装形態では、制御情報は、データを送信するための繰り返し数のインジケーションを更に含むことができ、繰り返し数は1に等しい。更に、UEデバイスは、制御情報に基づいて、データが、第1の送信方式に従って、及びDPS構成に従って送信又は受信されると判定することができる。
いくつかの実装形態では、制御情報は、第2の送信方式、1つのTCI状態、及び1つ以上のCDMグループが送信に関連付けられていることを示すことができる。UEデバイスは、制御情報に基づいて、データが、第2の送信方式に従って、及びDPS構成に従って送信又は受信されると判定することができる。
いくつかの実装形態では、制御情報は、データを送信するための繰り返し数のインジケーションを更に含むことができ、繰り返し数は1より大きい。UEデバイスは、制御情報に基づいて、データが、第2の送信方式に従って、及びDPS構成に従って送信又は受信されると判定することができる。
他の実装形態は、本明細書に記載の技術を実行するための命令を含むシステム、デバイス、及び非一時的なコンピュータ可読媒体を対象とする。
本明細書に記載の技法は、セルラー電話、タブレットコンピュータ、ウェアラブルコンピューティングデバイス、ポータブルメディアプレーヤ、及び様々な他のコンピューティングデバイスのうちのいずれかを含むがそれらに限定されないいくつかの異なるタイプのデバイスにおいて実装されてもよく、及び/又はこれらと共に使用されてもよい。
この発明の概要は、本書に記載の主題のいくつかの簡易的な概要を提供することが意図されている。したがって、上記の特徴は、単に例であり、本明細書に記載の主題の範囲又は精神をなんら狭めると解釈されるべきでないことが理解されよう。本明細書に記載の主題の他の特徴、態様、及び利点は、以下の詳細な説明、図、及び特許請求の範囲から明らかになる。
各種実施形態の以下の詳細な説明が、以下の図面と共に考察されたときに、本主題のより良い理解が得られ得る。
用語
以下は、本開示で使用されている用語の用語集である。
メモリ媒体-各種の非一時的メモリデバイス又は記憶デバイス。用語「メモリ媒体」は、例えば、CD-ROM、フロッピーディスク、又はテープデバイスなどのインストール媒体、DRAM、DDR RAM、SRAM、EDO RAM、Rambus RAMなどのコンピュータシステムメモリ又はランダムアクセスメモリ、フラッシュ、ハードドライブなどの磁気媒体、又は光学記憶装置などの不揮発性メモリ、レジスタ、又は他の類似のタイプのメモリ要素などを含むことが意図されている。メモリ媒体は、他のタイプの非一時的メモリも含んでもよく、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。加えて、メモリ媒体は、プログラムが実行される第1のコンピュータシステムにおいて位置してもよく、又はインターネットなどのネットワークを介して第1のコンピュータシステムに接続する第2の異なるコンピュータシステムにおいて位置してもよい。後者の事例では、第2のコンピュータシステムは、実行するために、プログラム命令を第1のコンピュータに提供することができる。用語「メモリ媒体」は、異なる場所において、例えば、ネットワークを介して接続された異なるコンピュータシステムにおいて存在し得る2つ以上のメモリ媒体を含んでもよい。メモリ媒体は、1つ以上のプロセッサによって実行され得る(例えば、コンピュータプログラムとして具現化された)プログラム命令を記憶してもよい。
キャリア媒体-上記のメモリ媒体、並びにバス、ネットワークなどの物理的伝達媒体、及び/又は電気信号、電磁信号、若しくはデジタル信号などの信号を伝達する他の物理的伝達媒体。
プログラム可能ハードウェア要素-プログラム可能相互接続を介して接続された複数のプログラム可能機能ブロックを備える様々なハードウェアデバイスを含む。例として、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)、プログラム可能論理デバイス(Programmable Logic Device、PLD)、フィールドプログラム可能オブジェクトアレイ(Field Programmable Object Array、FPOA)、及び複合PLD(Complex PLD、CPLD)が挙げられる。プログラム可能機能ブロックは、細かい粒度のもの(組み合わせ論理又はルックアップテーブル)から粗い粒度のもの(演算論理装置又はプロセッサコア)にまで及ぶことができる。プログラム可能ハードウェア要素はまた、「再構成可能な論理」と称されることがある。
コンピュータシステム-パーソナルコンピュータシステム(personal computer、PC)、メインフレームコンピュータシステム、ワークステーション、ネットワークアプライアンス、インターネットアプライアンス、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)、テレビシステム、グリッドコンピューティングシステム、又は他のデバイス若しくはデバイスの組み合わせを含む、各種のコンピューティング又は処理システム。一般的に、用語「コンピュータシステム」は、メモリ媒体からの命令を実行する少なくとも1つのプロセッサを有する任意のデバイス(又はデバイスの組み合せ)を包含するように広義に定義することができる。
ユーザ機器(UE)(又は「UEデバイス」)-モバイル又はポータブルであり無線通信を実行する様々なタイプのコンピュータシステムデバイスのうちのいずれか。UEデバイスの例としては、携帯電話若しくはスマートフォン(例えば、iPhone(商標)、Android(商標)ベースの電話)、ポータブルゲーミングデバイス(例えば、Nintendo DS(商標)、PlayStation Portable(商標)、Gameboy Advance(商標)、iPhone(商標))、ラップトップコンピュータ、ウェアラブルデバイス(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス)、PDA、ポータブルインターネットデバイス、音楽プレーヤ、データ記憶デバイス、又は他のハンドヘルドデバイスなどが挙げられる。一般に、用語「UE」又は「UEデバイス」は、ユーザによって容易に持ち運ばれ、無線通信が可能なあらゆる電子、コンピューティング及び/又は電気通信デバイス(又はデバイスの組み合せ)を包含するように広義に定義することができる。
基地局-用語「基地局」は、基地局の通常の意味の全範囲を有し、少なくとも、固定の場所に設置されており、無線電話システム又は無線システムの一部分として通信するために使用される無線通信局を含む。
処理要素-ユーザ機器又はセルラーネットワークデバイス等のデバイス内で機能を実行することが可能な、様々な要素又は要素の組み合わせを指す。処理要素は、例えば、プロセッサ及び関連付けられたメモリ、個々のプロセッサコアの一部分又は回路、プロセッサコア全体、プロセッサアレイ、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)などの回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などのプログラム可能ハードウェア要素、並びに上記のものの様々な組み合わせのうちのいずれかを含み得る。
チャネル-送信側(送信機)から受信機に情報を伝達するために使用される媒体。「チャネル」の特性は、異なる無線プロトコルに従って異なり得るため、本明細書で使用されるとき、用語「チャネル」は、この用語がそれを参照して使用されるデバイスのタイプの規格に合致するように使用されるとして考えられることに留意されたい。いくつかの規格では、チャネル幅は、(例えば、デバイス能力、帯域条件などに依存して)可変であることができる。例えば、LTEは、1.4MHz~20MHzのスケーラブルなチャネル帯域幅をサポートすることができる。対照的に、WLANのチャネルは、22MHzの幅とすることができ、その一方で、Bluetooth(登録商標)のチャネルは、1MHzの幅とすることができる。他のプロトコル及び規格は、チャネルの異なる定義を含み得る。更に、いくつかの規格は、複数のタイプのチャネル、例えば、アップリンク若しくはダウンリンクのための異なるチャネル、及び/又は、データ、制御情報などの異なる使用のための異なるチャネルを定義及び使用することができる。
帯域-用語「帯域」は、帯域の通常の意味の全範囲を有し、少なくとも、チャネルが同一の目的で使用される又は除外されるスペクトルの部分(例えば、無線周波数スペクトル)を含む。
自動的に-ユーザ入力がアクション又は動作を直接指定又は実行することなく、コンピュータシステム(例えば、コンピュータシステムによって実行されるソフトウェア)又はデバイス(例えば、回路、プログラム可能ハードウェア要素、ASIC等)によって実行されるアクション又は動作を指す。したがって、用語「自動的に」は、ユーザが入力を提供して動作を直接実行する、ユーザによって手動で実行又は指定される動作とは対照的である。自動手順は、ユーザによって提供された入力によって開始され得るが、「自動的に」実行される後続のアクションは、ユーザによって指定されない、すなわち、ユーザが、実行するアクションのそれぞれを指定する「手動で」実行されない。例えば、ユーザが、フィールドのそれぞれを選択することと、情報を指定する入力を提供することとによって(例えば、情報をタイピングすること、チェックボックスを選択すること、無線選択(radio selections)などによって)電子フォームに記入することは、コンピュータシステムがユーザアクションに応じてフォームを更新しなければならないが、フォームに手動で記入することである。フォームは、コンピュータシステムによって自動的に記入され得、ここで、コンピュータシステム(例えば、コンピュータシステムで実行するソフトウェア)は、フォームのフィールドを分析し、フィールドへの回答を指定するユーザ入力なしにフォームに記入する。上記のように、ユーザは、フォームの自動記入を呼び出すことができるが、フォームの実際の記入には関与しない(例えば、ユーザは、フィールドへ回答を手動で指定しているのではなく、むしろ、回答は自動的に完了されている)。本明細書は、ユーザが取ったアクションに応じて自動的に実行される動作の様々な例を提供する。
おおよそ-ほとんど正確又は精密である値を指す。例えば、おおよそとは、精密な(又は所望の)値の1~10パーセント以内である値を指し得る。しかしながら、実際の閾値(又は許容差)は、用途に依存し得ることに留意されたい。例えば、いくつかの実施形態では、「おおよそ」は、ある指定された又は所望の値の0.1%以内を意味し得、他の各種実施形態では、閾値は、所望に応じて、又は特定の用途による必要に応じて、例えば、2%、3%、5%などであり得る。
同時-タスク、プロセス、又はプログラムが少なくとも部分的に重なり合うように実行される、並列の実行又は実施を指す。例えば、同時実行は、タスクがそれぞれの計算要素で並列に(少なくとも部分的に)実行される「強い」若しくは厳密な並列を使用して実行され得、又は、タスクがインターリーブ式で、例えば、実行スレッドの時分割多重化によって実行される「弱い並列」を使用して実行され得る。
様々な構成要素は、タスク(単数又は複数)を実行する「ように構成されている(configured to)」と記載され得る。このようなコンテキストにおいて、「ように構成されている」は、動作中にタスク(単数又は複数)を実行する「構造を有する」ことを一般に意味する広範な記載である。したがって、構成要素は、構成要素がタスクを現在実行していないときでも、このタスクを実行するように構成され得る(例えば、導電体のセットは、2つのモジュールが接続されていないときでも、モジュールを別のモジュールに電気的に接続するように構成され得る)。いくつかのコンテキストにおいて、「ように構成されている」は、動作中にタスク(単数又は複数)を実行する「回路を有する」ことを一般に意味する構造の広範な記載であってもよい。したがって、構成要素は、構成要素が現在オンでないときでも、タスクを実行するように構成され得る。一般に、「ように構成されている」に対応する構造を形成する回路は、ハードウェア回路を含み得る。
様々な構成要素が、説明における便宜上、タスク(単数又は複数)を実行するとして記載され得る。このような説明は、語句「ように構成されている」を含むとして解釈されるべきである。1つ以上のタスクを実行するように構成されている構成要素の記載は、この構成要素について米国特許法第112条(f)の解釈を実施しないことが、明示的に意図されている。
例示的な通信システム
図1は、簡略化された例示的な無線通信システムを示す。図1のシステムは、単に、可能なシステムの一例であり、本開示の特徴は、様々なシステムのうちのいずれかにおいて、所望に応じて、実装されてもよいことに留意されたい。
図に示すように、例示的な無線通信システムは、基地局102Aを含み、基地局102Aは、伝達媒体を介して、1つ以上のユーザデバイス106A、106Bなど~106Nと通信する。ユーザデバイスのそれぞれは、本明細書では、「ユーザ機器」(UE)と称され得る。したがって、ユーザデバイス106は、UE又はUEデバイスと称される。
基地局(BS)102Aは、ベーストランシーバ局(base transceiver station、BTS)又はセルサイト(cellular base station、「セルラー基地局」)であってもよく、UE106A~106Nとの無線通信を可能にするハードウェアを含み得る。
基地局の通信領域(又は、カバレッジ領域)は、「セル」と称され得る。基地局102A及びUE106は、(例えば、WCDMA、又はTD-SCDMAエアインタフェースに関連付けられた)GSM、UMTS、LTE、LTEアドバンスト(LTE-Advanced、LTE-A)、5G新無線(5G New Radio、5G NR)、HSPA、3GPP2 CDMA2000(例えば、1xRTT、1xEV-DO、HRPD、eHRPD)などの、無線通信技術又は電気通信規格とも称される様々な無線アクセス技術(Radio Access Technology、RAT)のうちのいずれかを使用して、伝達媒体を介して通信するように構成され得る。基地局102AがLTEのコンテキストにおいて実装される場合、基地局102Aは、代替として、「eNodeB」又は「eNB」と称されることがあることに留意されたい。基地局102Aが5G NRのコンテキストにおいて実装される場合、基地局102Aは、代替として、「gNodeB」又は「gNB」と称されることがあることに留意されたい。
図に示すように、基地局102Aはまた、ネットワーク100(例えば、様々な可能性の中でもとりわけ、セルラーサービスプロバイダのコアネットワーク、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network、PSTN)などの電気通信ネットワーク、及び/又はインターネット)と通信するように装備されてもよい。したがって、基地局102Aは、ユーザデバイス間の通信、及び/又は、ユーザデバイスとネットワーク100との間の通信を容易にすることができる。特に、セルラー基地局102Aは、音声、SMS、及び/又はデータサービスなどの様々な電気通信能力をUE106に提供することができる。
同一の又は異なるセルラー通信規格に従って動作する基地局102A及び他の同様の基地局(基地局102B、102Nなど)は、したがって、1つ以上のセルラー通信規格を介して、地理的エリアにわたってUE106A~106N及び同様のデバイスに連続性のある又はほぼ連続性のある重複するサービスを提供することができる、セルのネットワークとして提供され得る。
したがって、図1に示すように、基地局102Aは、UE106A~106Nについて「サービングセル」として機能することができ、UE106の各々はまた、信号を、「近隣のセル」と称され得る(基地局102B~102N及び/又は任意の他の基地局によって提供され得る)1つ以上の他のセルから(可能な場合、これらの通信範囲内で)受信することが可能である。このようなセルはまた、ユーザデバイス間の通信、及び/又はユーザデバイスとネットワーク100との間の通信を容易にすることが可能である。このようなセルは、「マクロ」セル、「マイクロ」セル、「ピコ」セル、及び/又はサービスエリアサイズの様々な他の粒度のうちのいずれかを提供するセルを含んでもよい。例えば、図1に示す基地局102A~102Bは、マクロセルであってもよく、基地局102Nは、マイクロセルであってもよい。他の構成がまた、可能である。
いくつかの実施形態では、基地局102Aは、次世代基地局、例えば、5G新無線(5G NR)基地局、又は「gNB」であってよい。いくつかの実施形態では、gNBは、旧式進化型パケットコア(Evolved Packet Core、EPC)ネットワーク、及び/又はNRコア(NR Core、NRC)ネットワークに接続されてもよい。加えて、gNBセルは、1つ以上の送信及び受信点(transmission and reception point、TRP)を含むことができる。加えて、5G NRに従って動作することが可能であるUEは、1つ以上のgNB内の1つ以上のTRPに接続されてもよい。
UE106は、複数の無線通信規格を使用して通信することが可能であり得ることに留意されたい。例えば、UE106は、少なくとも1つのセルラー通信プロトコル(例えば、GSM、(例えば、WCDMA又はTD-SCDMAエアインタフェースに関連付けられた)UMTS、LTE、LTE-A、5G NR、HSPA、3GPP2 CDMA2000(例えば、1xRTT、1xEV-DO、HRPD、eHRPD)など)に加えて、無線ネットワークプロトコル(例えば、Wi-Fi(登録商標))及び/又はピアツーピア無線通信プロトコル(例えば、Bluetooth、Wi-Fiピアツーピアなど)を使用して通信するように構成され得る。UE106は、加えて又は代替として、1つ以上のグローバルナビゲーション衛星システム(Global Navigational Satellite System、GNSS、例えば、GPS又はGLONASS)、1つ以上のモバイルテレビ放送規格(例えば、ATSC-M/H又はDVB-H)、及び/又は、所望であれば、任意の他の無線通信プロトコルを使用して通信するように構成され得る。(3つ以上の無線通信規格を含む)無線通信規格の他の組み合わせがまた、可能である。
図2は、基地局102と通信するユーザ機器106(例えば、デバイス106A~106Nのうちの1つ)を示している。UE106は、携帯電話、ハンドヘルドデバイス、コンピュータ若しくはタブレット、又は実質上任意のタイプの無線デバイスなどのセルラー通信能力を有するデバイスであってもよい。
UE106は、メモリに記憶されたプログラム命令を実行するように構成されているプロセッサを含んでもよい。UE106は、このような記憶された命令を実行することによって、本明細書に記載の方法実施形態のうちのいずれかを実行することができる。代替として又は加えて、UE106は、本明細書に記載の方法実施形態のうちのいずれか、又は本明細書に記載の方法実施形態のうちのいずれかの任意の部分を実行するように構成されている、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などのプログラム可能ハードウェア要素を含んでもよい。
UE106は、1つ以上の無線通信プロトコル又は技術を使用して通信するための1つ以上のアンテナを含み得る。いくつかの実施形態では、UE106は、例えば、単一の共用無線機を使用するCDMA2000(1xRTT/1xEV-DO/HRPD/eHRPD)若しくはLTEを使用して、及び/又は、単一の共用無線機を使用するGSM若しくはLTEを使用して、通信するように構成され得る。共用無線機は、無線通信を実行するために、単一のアンテナに結合してもよく、又は(例えば、MIMOについて)複数のアンテナに結合してもよい。一般に、無線機は、ベースバンドプロセッサ、(例えば、フィルタ、ミキサ、発振器、増幅器などを含む)アナログRF信号処理回路、又は(例えば、デジタル変調及び他のデジタル処理のための)デジタル処理回路の任意の組み合わせを含み得る。類似して、無線機は、上記のハードウェアを使用して1つ以上の受信及び送信チェーンを実装してもよい。例えば、UE106は、上記の技術などの複数の無線通信技術間で、受信及び/又は送信チェーンの1つ以上の部分を共用し得る。
いくつかの実施形態では、UE106は、UE106がそれで通信するように構成されている無線通信プロトコルのそれぞれについて、(例えば、別個のアンテナ及び他の無線機構成要素を含む)別個の送信及び/又は受信チェーンを含んでもよい。更なる可能性として、UE106は、複数の無線通信プロトコル間で共用される1つ以上の無線機、及び単一の無線通信プロトコルによってのみ使用される1つ以上の無線機を含み得る。例えば、UE106は、LTE又は5G NR(又は、LTE、又は1xRTT、又はLTE、又はGSM)のいずれかを使用して通信するための共用無線機と、Wi-Fi及びBluetoothのそれぞれを使用して通信するための別個の無線機と、を含み得る。他の構成がまた、可能である。
例示的なユーザ機器
図3は通信デバイス106の例示的な簡略化されたブロック図を示す。図3の通信デバイスのブロック図は、可能な通信デバイスの一例のみであることに留意されたい。実施形態によれば、通信デバイス106は、他のデバイスの中でもとりわけ、ユーザ機器(UE)デバイス、モバイルデバイス若しくは移動局、無線デバイス若しくは無線局、デスクトップコンピュータ若しくはコンピューティングデバイス、モバイルコンピューティングデバイス(例えば、ラップトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、又はポータブルコンピューティングデバイス)、タブレット、及び/又はデバイスの組み合わせであってもよい。図に示すように、通信デバイス106は、コア機能を実行するように構成されている構成要素のセット300を含むことができる。例えば、構成要素のこのセットは、システムオンチップ(System On Chip、SOC)として実装されてもよく、SOCは、様々な目的での部分を含むことができる。代替として、構成要素のこのセット300は、様々な目的での別個の構成要素又は構成要素のグループとして実装されてもよい。構成要素のセット300は、通信デバイス106の様々な他の回路に結合(例えば、通信可能に、直接又は間接的に)結合されてもよい。
例えば、通信デバイス106は、(例えば、NANDフラッシュ310を含む)様々なタイプのメモリと、(例えば、コンピュータシステム、ドック、充電ステーション、マイクロフォン、カメラ、キーボードなどの入力デバイス、スピーカなどの出力デバイスなどに接続するための)コネクタI/F320などの入出力インタフェースと、通信デバイス106と一体化されてもよく又は通信デバイス106の外部にあってもよいディスプレイ360と、5G NR、LTE、GSMなどのためのセルラー通信回路330と、近中距離無線通信回路329(例えば、Bluetooth(登録商標)及びWLAN回路)と、を含んでもよい。いくつかの実施形態では、通信デバイス106は、例えばイーサネットのためのネットワークインタフェースカードなどの有線通信回路(図示せず)を含むことができる。
セルラー通信回路330は、図に示すように、アンテナ335及び336などの1つ以上のアンテナに(例えば、通信可能に、直接又は間接的に)結合することができる。近中距離無線通信回路329はまた、図に示すように、アンテナ337及び338などの1つ以上のアンテナに(例えば、通信可能に、直接又は間接的に)結合することができる。代替として、近中距離無線通信回路329は、アンテナ337及び338に(例えば、通信可能に、直接又は間接的に)結合することに加えて又はこの代わりに、アンテナ335及び336に(例えば、通信可能に、直接又は間接的に)結合することができる。近中距離無線通信回路329及び/又はセルラー通信回路330は、多重入出力(Multiple-Input Multiple Output)(MIMO)構成などにおける複数の空間ストリームを受信及び/又は送信するための複数の受信チェーン及び/又は複数の送信チェーンを含んでもよい。
いくつかの実施形態では、以下で更に説明するように、セルラー通信回路330は、複数のRATのための(例えば、に通信可能に、直接又は間接的に含む及び/又は結合されている。専用プロセッサ及び/又は無線機)専用受信チェーン(例えば、LTEのための第1の受信チェーン、及び5G NRのための第2の受信チェーン)を含んでもよい。加えて、いくつかの実施形態では、セルラー通信回路330は、特定のRATに専用の無線機間で切り替えられ得る単一の送信チェーンを含むことができる。例えば、第1の無線機は、第1のRAT、例えばLTEに専用であってもよく、専用の受信チェーン、及び追加の無線機、例えば第2の無線機と共用される送信チェーンと通信することができ、第2の無線機は、第2のRAT、例えば5G NRに専用であってもよく、専用の受信チェーン及び共用される送信チェーンと通信することができる。
通信デバイス106はまた、1つ以上のユーザインタフェース要素を含む、及び/又は1つ以上のユーザインタフェース要素との使用のために構成され得る。ユーザインタフェース要素は、(タッチスクリーンディスプレイであってもよい)ディスプレイ360、(分離キーボードであってもよく、又はタッチスクリーンディスプレイの一部分として実装されてもよい)キーボード、マウス、マイクロフォン、及び/若しくはスピーカ、1つ以上のカメラ、1つ以上のボタン、並びに/又は情報をユーザに提供すること及び/又はユーザ入力を受信若しくは解釈することが可能である様々な他の要素のうちのいずれかなどの様々な要素のうちのいずれかを含んでもよい。
通信デバイス106は、1つ以上のスマートカード345を更に含んでもよく、スマートカード345は、1つ以上のユニバーサル集積回路カード(Universal Integrated Circuit Card、UICC)などの加入者識別モジュール(Subscriber Identity Module、SIM)機能を含む。
図に示すように、SOC300は、通信デバイス106のためのプログラム命令を実行することができるプロセッサ(単数又は複数)302と、グラフィック処理を実行することができ、表示信号をディスプレイ360に提供することができる表示回路304と、を含んでもよい。プロセッサ(単数又は複数)302は、メモリ管理ユニット(Memory Management Unit、MMU)340に結合されてもよく、MMU340は、アドレスをプロセッサ(単数又は複数)302から受信し、これらのアドレスを、メモリ(例えば、メモリ306、読み出し専用メモリ(Read Only Memory、ROM)350、NANDフラッシュメモリ310)における場所に変換し、並びに/又は表示回路304、近距離無線通信回路229、セルラー通信回路330、コネクタI/F320、及び/若しくはディスプレイ360などの他の回路若しくはデバイスに変換する、ように構成され得る。MMU340は、メモリ保護及びページテーブル変換又はセットアップを実行するように構成され得る。いくつかの実施形態では、MMU340は、プロセッサ(単数又は複数)302の一部分として含まれてもよい。
上記のように、通信デバイス106は、無線及び/又は有線通信回路を使用して通信するように構成され得る。通信デバイス106は、第1のRATに従って動作する第1のネットワークノードに接続する(attach)要求を送信し、無線デバイスが第1のネットワークノード及び第2のRATに従って動作する第2のネットワークノードとの実質的に同時接続を維持することが可能であるというインジケーションを送信する、ように構成され得る。無線デバイスはまた、第2のネットワークノードに接続する(attach)ための要求を送信するように構成され得る。要求は、無線デバイスが第1のネットワークノード及び第2のネットワークノードとの実質的に同時接続を維持することが可能であるというインジケーションを含んでもよい。更に、無線デバイスは、第1のネットワークノード及び第2のネットワークノードとのデュアルコネクティビティが確立されたというインジケーションを受信するように構成されてもよい。
通信デバイス106は、本明細書で説明する機能を実現するためのハードウェア構成要素及びソフトウェア構成要素を含んでもよい。通信デバイス106のプロセッサ302は、例えば、メモリ媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体)に記憶されたプログラム命令を実行することによって、本明細書に記載の特徴のうちの一部分又は全てを実装するように構成され得る。代替として(又は加えて)、プロセッサ302は、フィールドプログラム可能ゲートアレイFPGAなどのプログラム可能ハードウェア要素として、又は特定用途向け集積回路ASICとして構成されていてもよい。代替として(又は加えて)、通信デバイス106のプロセッサ302は、他の構成要素300、304、306、310、320、329、330、340、345、350、360のうちの任意の1つ以上と共に、本明細書に記載の特徴のうちの一部分又は全てを実装するように構成され得る。
加えて、本明細書に記載されているように、プロセッサ302は、1つ以上の処理要素を含むことができる。したがって、プロセッサ302は、プロセッサ302の機能を実行するように構成されている1つ以上の集積回路(Integrated Circuit、IC)を含むことができる。加えて、集積回路のそれぞれは、プロセッサ(単数又は複数)302の機能を実行するように構成されている回路(例えば、第1の回路、第2の回路など)を含んでもよい。
更に、本明細書に記載されているように、セルラー通信回路330及び近距離無線通信回路329はそれぞれ、1つ以上の処理要素を含むことができる。換言すれば、1つ以上の処理要素は、セルラー通信回路330内に含められてもよく、類似して、1つ以上の処理要素は、近距離無線通信回路329内に含められてもよい。したがって、セルラー通信回路330は、セルラー通信回路330の機能を実行するように構成されている1つ以上の集積回路(IC)を含むことができる。加えて、集積回路のそれぞれは、セルラー通信回路230の機能を実行するように構成されている回路(例えば、第1の回路、第2の回路など)を含むことができる。類似して、近距離無線通信回路329は、近距離無線通信回路32の機能を実行するように構成されている1つ以上のICを含むことができる。加えて、集積回路のそれぞれは、近距無線離通信回路329の機能を実行するように構成されている回路(例えば、第1の回路、第2の回路など)を含むことができる。
例示的な基地局
図4は、いくつかの実施形態による基地局102の例示的なブロック図を示す。図4の基地局は、単に、可能な基地局の一例であることに留意されたい。図に示すように、基地局102は、基地局102のためのプログラム命令を実行することができるプロセッサ(単数又は複数)404を含んでもよい。プロセッサ(単数又は複数)404はまた、メモリ管理ユニット(MMU)440に結合されてもよく、MMU440は、アドレスをプロセッサ(単数又は複数)404から受信し、これらのアドレスをメモリ(例えば、メモリ460及び読み出し専用メモリ(ROM)450)又は他の回路若しくはデバイスにおける場所に変換する、ように構成され得る。
基地局102は、少なくとも1つのネットワークポート470を含んでもよい。ネットワークポート470は、電話網に結合し、図1及び図2における上記のように、電話網へのアクセスをUEデバイス106などの複数のデバイスに提供する、ように構成され得る。
ネットワークポート470(又は追加のネットワークポート)は、加えて又は代替として、セルラーネットワーク、例えばセルラーサービスプロバイダのコアネットワークに結合するように構成され得る。コアネットワークは、モビリティ関連サービス及び/又は他のサービスを、UEデバイス106などの複数のデバイスに提供することができる。一部の場合、ネットワークポート470は、コアネットワークを介して電話網に結合することができ、及び/又はコアネットワークは、(例えば、セルラーサービスプロバイダによってサービス提供される他のUEデバイスとの間で)電話網を提供することができる。
いくつかの実施形態では、基地局102は、次世代基地局、例えば、5G新無線(5G NR)基地局、又は「gNB」であってもよい。このような実施形態では、基地局102は、旧式進化型パケットコア(EPC)ネットワーク及び/又はNRコア(NRC)ネットワークに接続されてもよい。加えて、基地局102は、5G NRセルと見なすことができ、1つ以上の送信及び受信点(TRP)を含むことができる。加えて、5G NRに従って動作することが可能であるUEは、1つ以上のgNB内の1つ以上のTRPに接続されてもよい。
基地局102は、少なくとも1つのアンテナ434、可能な場合、複数のアンテナを含んでもよい。少なくとも1つのアンテナ434は、無線送受信機として動作するように構成されてもよく、無線機430を介してUEデバイス106と通信するように更に構成されてもよい。アンテナ434は、通信チェーン432を介して無線機430と通信する。通信チェーン432は、受信チェーン、送信チェーン、又は両方であってもよい。無線機430は、5G NR、LTE、LTE-A、GSM、UMTS、CDMA2000、Wi-Fiなどを含むがこれらには限定されない様々な無線通信規格を介して通信するように構成され得る。
基地局102は、複数の無線通信規格を使用して無線通信するように構成され得る。いくつかの事例では、基地局102は、複数の無線機を含むことができ、複数の無線機は、基地局102が複数の無線通信技術に従って通信することを可能にし得る。例えば、1つの可能性として、基地局102は、LTEに従って通信を実行するためのLTE無線機、及び5G NRに従って通信するための5G NR無線機を含んでよい。このような場合、基地局102は、LTE基地局及び5G NR基地局の両方として動作することが可能であってもよい。別の可能性として、基地局102は、マルチモード無線機を含むことができ、マルチモード無線機は、複数の無線通信技術(例えば、5G NR及びWi-Fi、LTE及びWi-Fi、LTE及びUMTS、LTE及びCDMA2000、UMTS及びGSMなど)のうちのいずれかに従って、通信を実行することが可能である。
本明細書に以下に更に記載されているように、基地局102は、本明細書に記載の特徴を実装する又はこれらの実装形態をサポートするためのハードウェア及びソフトウェア構成要素を含むことができる。基地局102のプロセッサ404は、例えば、メモリ媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体)に記憶されたプログラム命令を実行することによって、本明細書に記載の方法のうちの一部分又は全てを実装する又はこれらの実装形態をサポートするように構成され得る。代替として、プロセッサ404は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などのプログラム可能ハードウェア要素として、又は特定用途向け集積回路(ASIC)として、又はこれらの組み合わせとして構成され得る。代替として(又は加えて)、局102のプロセッサ404は、他の構成要素430、432、434、440、450、460、470のうちの任意の1つ以上と共に、本明細書に記載の特徴のうちの一部分又は全てを実装する又はこれらの実装形態をサポートするように構成され得る。
加えて、本明細書に記載されているように、プロセッサ(単数又は複数)404は、1つ以上の処理要素から構成されてもよい。換言すれば、1つ以上の処理要素は、プロセッサ(単数又は複数)404内に含められてもよい。したがって、プロセッサ(単数又は複数)404は、プロセッサ(単数又は複数)404の機能を実行するように構成されている1つ以上の集積回路(Integrated Circuit、IC)を含むことができる。加えて、各集積回路は、プロセッサ(単数又は複数)404の機能を実行するように構成されている回路(例えば、第1の回路、第2の回路など)を含んでもよい。
更に、本明細書に記載されているように、無線機430は、1つ以上の処理要素から構成されてもよい。換言すれば、1つ以上の処理要素は、無線機430内に含められてもよい。したがって、無線機430は、無線機430の機能を実行するように構成されている1つ以上の集積回路(IC)を含むことができる。加えて、集積回路のそれぞれは、無線機430の機能を実行するように構成されている回路(例えば、第1の回路、第2の回路など)を含むことができる。
例示的なセルラー通信回路
図5は、いくつかの実施形態によるセルラー通信回路の例示的な簡略化されたブロック図を示す。図5のセルラー通信回路のブロック図は、可能なセルラー通信回路の一例のみであることに留意されたい。実施形態によれば、セルラー通信回路330は、上記の通信デバイス106などの通信デバイス内に含まれてもよい。上記のように、通信デバイス106は、他のデバイスの中でもとりわけ、ユーザ機器(UE)デバイス、モバイルデバイス若しくは移動局、無線デバイス若しくは無線局、デスクトップコンピュータ若しくはコンピューティングデバイス、モバイルコンピューティングデバイス(例えば、ラップトップ、ノートブック、又はポータブルコンピューティングデバイス)、タブレット、及び/又はデバイスの組み合わせであってもよい。
セルラー通信回路330は、(図3に)示すように、アンテナ335a~335b及び336などの1つ以上のアンテナに、(例えば、通信可能に、直接又は間接的に)結合することができる。いくつかの実施形態では、セルラー通信回路330は、複数のRAT(例えば、LTEのための第1の受信チェーン、及び5G NRのための第2の受信チェーン)のための(例えば、に通信可能に、直接又は間接的に含む及び/又は結合されている。専用プロセッサ及び/又は無線機)専用の受信チェーンを含むことができる。例えば、図5に示すように、セルラー通信回路330は、モデム510及びモデム520を含んでもよい。モデム510は、第1のRAT、例えば、LTE又はLTE-Aなどに従った通信のために構成されてもよく、モデム520は、第2のRAT、例えば、5G NRなどに従った通信のために構成されてもよい。
図に示すように、モデム510は、1つ以上のプロセッサ512、及びプロセッサ512と通信するメモリ516を含んでもよい。モデム510は、無線周波数(Radio Frequency、RF)フロントエンド530と通信してもよい。RFフロントエンド530は、無線信号を送信及び受信するための回路を含んでもよい。例えば、RFフロントエンド530は、受信回路(Receive Circuitry、RX)532及び送信回路(Transmit Circuitry、TX)534を含んでもよい。いくつかの実施形態では、受信回路532は、ダウンリンク(Downlink、DL)フロントエンド550と通信してもよく、DLフロントエンド550は、アンテナ335aを介して無線信号を受信するための回路を含んでもよい。
類似して、モデム520は、1つ以上のプロセッサ522、及びプロセッサ522と通信するメモリ526を含んでもよい。モデム520は、RFフロントエンド540と通信してもよい。RFフロントエンド540は、無線信号を送信及び受信するための回路を含んでもよい。例えば、RFフロントエンド540は、受信回路542及び送信回路544を含んでもよい。いくつかの実施形態では、受信回路542は、DLフロントエンド560と通信してもよく、DLフロントエンド560は、アンテナ335bを介して無線信号を受信するための回路を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、スイッチ570は、送信回路534をアップリンク(Uplink、UL)フロントエンド572に結合してもよい。加えて、スイッチ570は、送信回路544をULフロントエンド572に結合してもよい。ULフロントエンド572は、アンテナ336を介して無線信号を送信するための回路を含んでもよい。したがって、セルラー通信回路330が(例えば、モデム510を介してサポートされるように)第1のRATに従って送信するための命令を受信したときに、スイッチ570は、モデム510が第1のRATに従って信号を(例えば、送信回路534及びULフロントエンド572を含む送信チェーンを介して)送信することを可能にする第1の状態に切り替えられてもよい。類似して、セルラー通信回路330が(例えば、モデム520を介してサポートされるように)第2のRATに従って送信するための命令を受信したときに、スイッチ570は、モデム520が第2のRATに従って信号を(例えば、送信回路544及びULフロントエンド572を含む送信チェーンを介して)送信することを可能にする第2の状態に切り替えられてもよい。
いくつかの実施形態では、セルラー通信回路330は、第1のシステム帯域幅で動作する第1のセルとの第1の無線リンクを、第1の無線アクセス技術(RAT)に従って確立し、第2のシステム帯域幅で動作する第2のセルとの第2の無線リンクを、第2の無線アクセス技術(RAT)に従って確立する、ように構成されてもよい。更に、セルラー通信回路330は、セルラー通信回路330が第1のRAT及び第2のRATの両方に従ってスケジューリングされたアップリンク活動を有するかどうか判定し、アップリンク活動が第1のRAT及び第2のRATの両方に従ってスケジューリングされている場合、第1のRATのためのアップリンクデータ及び第2のRATのためのアップリンクデータを時分割多重化(Time Division Multiplexing、TDM)することによって第1のRAT及び第2のRATの両方についてのアップリンク活動を実行する、ように構成され得る。いくつかの実施形態では、アップリンク活動が第1のRAT及び第2のRATの両方に従ってスケジューリングされている場合、第1のRATのためのアップリンクデータ及び第2のRATのためのアップリンクデータを時分割多重化(TDM)することによって第1のRAT及び第2のRATの両方についてのアップリンク活動を実行するために、セルラー通信回路330は、第1のRATに従った送信のための第1のULサブフレームの割り当て、及び第2のRATに従った送信のための第2のULサブフレームの割り当てを受信するように構成され得る。いくつかの実施形態では、アップリンクデータのTDMは、セルラー通信回路330の物理層において実行されてもよい。いくつかの実施形態では、セルラー通信回路330は、第1又は第2のRATのうちの1つに従った制御シグナリングのためのULサブフレームのそれぞれの一部分の割り当てを受信するように更に構成され得る。
モデム510は、本明細書で説明する上記の機能を実現するためのハードウェア構成要素及びソフトウェア構成要素を含んでもよい。プロセッサ512は、例えば、メモリ媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体)に記憶されたプログラム命令を実行することによって、本明細書に記載の特徴のうちの一部分又は全てを実装するように構成されてもよい。代替として(又は、加えて)、プロセッサ512は、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)などのプログラム可能なハードウェア要素として、又はASIC(特定用途向け集積回路)として構成されてもよい。代替として(又は加えて)、プロセッサ512は、他の構成要素530、532、534、550、570、572、335、及び336のうちの任意の1つ以上と共に、本明細書に記載の特徴のうちの一部分又は全てを実装するように構成されてもよい。
加えて、本明細書で説明するように、プロセッサ512は、1つ以上の処理要素を含んでもよい。よって、プロセッサ512は、プロセッサ512の機能を実行するように構成されている1つ以上の集積回路(IC)を含んでもよい。加えて、各集積回路は、プロセッサ512の機能を実行するように構成されている回路(例えば、第1の回路、第2の回路など)を含んでもよい。
モデム520は、本明細書で説明する機能を実現するためのハードウェア構成要素及びソフトウェア構成要素を含んでもよい。プロセッサ522は、例えば、メモリ媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体)に記憶されたプログラム命令を実行することによって、本明細書に記載の特徴のうちの一部分又は全てを実装するように構成されてもよい。代替として(又は加えて)、プロセッサ522は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などのプログラム可能ハードウェア要素として、又は特定用途向け集積回路(ASIC)として構成され得る。代わりに(又は、加えて)、プロセッサ522は、他の構成要素540、542、544、550、570、572、335、及び336のうちの1つ以上と共に、本明細書で説明する特徴の一部又は全てを実装するように構成されてもよい。
加えて、本明細書に記載されているように、プロセッサ522は、1つ以上の処理要素を含んでもよい。したがって、プロセッサ522は、プロセッサ522の機能を実行するように構成されている1つ以上の集積回路(IC)を含んでもよい。加えて、集積回路のそれぞれは、プロセッサ522の機能を実行するように構成されている回路(例えば、第1の回路、第2の回路など)を含んでもよい。
ユーザ機器デバイスによる切り替え遅延時間の報告
いくつかの実施形態では、UEデバイス106は、マルチ送信及び受信ポイント(マルチTRP)通信プロトコルに従って1つ以上の基地局102と通信することができる。例えば、無線ネットワークの各基地局は、1つ以上のTRP(例えば、1つ以上のアンテナ又はアンテナアレイ)を含むことができ、UEデバイスは、無線ネットワークを介してデータを送信及び/又はデータを受信するために(例えば、同一基地局又は異なる基地局において)、複数の異なるTRPに順次又は同時に接続することができる。これは、例えば、UEデバイス106が、ある範囲の異なる条件下で、(例えば、各TRPと個別に通信することに関連する経路損失又は信号減衰の影響を緩和することによって)無線ネットワークと迅速かつ確実に通信することを可能にする際に有益であり得る。
いくつかの実施形態では、UEデバイス106及び基地局102の各々は、特定のスケジュールに従ってデータの送信及び/又は受信を調整することができる。例えば、スケジュールは、特定の時間に、ネットワークリソースの特定の割り当て(例えば、特定の周波数領域及び/又は時間領域リソース割り当てスロット)を使用して、UEデバイスと基地局の特定のTRPとの間で送信されるデータを指定することができる。いくつかの実施形態では、スケジューリング情報は、UEデバイスと基地局との間の制御チャネル(例えば、物理ダウンリンク制御チャネル、PDCCH)を介して送信されるダウンリンク制御情報(DCI)メッセージの形態で、UEデバイスと基地局との間で交換することができる。いくつかの実施形態では、単一のDCIメッセージは、UEデバイスが複数のTRPとの間のデータの送信及び/又は受信をスケジュールすることを可能にするスケジューリング情報を含むことができる。これは、単一DCIマルチTRP通信プロトコルと称され得る。
いくつかの実施形態では、デバイス(例えば、基地局102)は、同一データを別のデバイス(例えば、UEデバイス106)に繰り返し複数回送信することができる。一例として、デバイスは、一定期間にわたって(例えば、定期的なスケジュールに従って)同一データを2回、3回、4回、又はそれより多く送信することができる。これは、例えば、送信の忠実度を向上させるのに有益であり得る。
いくつかの実施形態では、同一データを複数の異なる時間に送信することができるが、送信されたデータの各インスタンスは、異なる符号化方式に従って符号化することができる。一例として、第1のデバイスは、第1の符号化方式に従ってデータの特定の部分(例えば、データパケット)を符号化し、符号化されたデータを第2のデバイスに送信することができる。更に、第1のデバイスは、第2の符号化方式に従ってデータの部分を符号化し、異なる符号化されたデータを第2のデバイスに送信することができる。したがって、同一基礎データが第2のデバイスに送信される(例えば、データの「同一」インスタンスがデバイス間で送信される)。しかしながら、異なる符号化方式の使用に起因して、デバイス間で送信される実際の信号は異なり得る。
いくつかの実施形態では、デバイスは、同一スロット(例えば、同一周波数領域及び/又は時間リソース割り当てスロット)内で同一データを別のUEデバイスに複数回送信することができる。これは、5G New Radio(5G NR)規格に従ってスロット内繰り返し又は「方式3」と称されることがある。データの各インスタンス(例えば、PDSCH又はPUSCHデータ)は、スロット内で同一の長さ又は持続時間を有することができる。更に、データの連続するインスタンスは、特定のオフセット時間長だけ互いに分離することができる。いくつかの実施形態では、オフセット時間長は、無線リソース制御(RRC)パラメータ(例えば、「StartingSymbolOffsetK」)によってシグナリングされ得る。オフセット時間長は、時間単位(例えば、ミリ秒)又はシンボルの数でシグナリングされ得る。
いくつかの実施形態では、デバイスは、異なるそれぞれのスロット内で同一データを別のデバイスに複数回送信することができる(例えば、データの1つのインスタンスが、いくつかの周波数領域及び/又は時間領域リソース割り当てスロットの各々に含まれる)。これは、5G NR規格に従ってスロット間繰り返し又は「方式4」と称されることがある。いくつかの実施形態では、データの各インスタンスは、各スロット(例えば、同一開始及び長さインジケータ値SLIVに従って)内の同一の時間領域リソース割り当て(TDRA)に従って送信することができる。いくつかの実施形態では、繰り返し数は、DCIで信号シグナリングされ得る。例えば、繰り返し数は、「URLLCRepNum」パラメータを介してDCIのTDRAでシグナリングすることができる。
マルチTRP送信プロトコルに従ってデータを送信するための例示的なシステム600が図6Aに示されている。システム600は、UEデバイス106と、2つの基地局102A及び102Bとを含む。基地局102Aは、2つのTRP600a及び600b(例えば、2つの異なるアンテナ又はアンテナアレイ)を含む。基地局102Bは、2つのTRP600c及び600d(例えば、2つの異なるアンテナ又はアンテナアレイ)を含む。図6Aは、各々2つのTRPを有する2つの基地局を示しているが、これは単なる例示である。実際には、各々が任意の数のTRPを有する任意の数の基地局が存在し得る。
図6Aに示す例では、基地局102Aは、TRP600aを使用して、データの第1のインスタンス602aをUEデバイス106に送信する。例えば、基地局102Aは、TRP600a(例えば、TRP600aによって放射される無線信号の強め合う及び弱め合う干渉のパターンによって形成される指向性又は空間的に「成形」されたビーム)を使用してUEデバイス106に向けられたビーム604aを形成し、ビーム604aを使用してデータの第1のインスタンス602aを送信することができる。UEデバイスは、第1のアンテナアレイ606aを起動し、第1のアンテナアレイ606aを使用してビーム604aの特性を測定し、測定値からデータの第1のインスタンス602aを復号することによって、データの第1のインスタンス602aを受信する。
その後、基地局102Bは、TRP600cを使用して、データの第2のインスタンス602bをUEデバイス106に送信する。例えば、基地局102Bは、TRP600c(例えば、TRP600cによって放射される無線信号の強め合う及び弱め合う干渉のパターンによって形成される指向性又は空間的に「成形」されたビーム)を使用してUEデバイス106に向けられたビーム604bを形成し、ビーム604bを使用してデータの第2のインスタンス602bを送信することができる。UEデバイスは、第1のアンテナアレイ606aを使用してビーム604bの特性を測定し、測定値からデータの第2のインスタンス602bを復号することによって、データの第2のインスタンス602bを受信する。
上述したように、データの第1のインスタンス602a及び第2のインスタンス602bは同一であり得る(例えば、データ送信の忠実度を向上させるために)。一例として、データの第1のインスタンス602a及び第2のインスタンス602bは、同一の符号化方式に従って符号化された同一データ(例えば、データパケット)を含むことができる。別の例として、データの第1のインスタンス602a及び第2のインスタンス602bは、(例えば、異なる符号化方式に従って符号化されたにもかかわらず、基礎となるデータが同一であるように)異なるそれぞれの符号化方式に従って符号化された同一のデータを含むことができる。更に、データ送信のスケジューリングは、基地局とUEデバイスとの間で送信されるDCIメッセージを使用して指定することができる。
図6Aに示すように、データの第1のインスタンス602aの送信と、データの第2のインスタンス602b送信は、切り替え遅延時間tswitchによってオフセットされている。切り替え遅延時間tswitchは、UEデバイス106の能力及び/又はそれが通信するTRPの能力に基づいて選択することができる。いくつかの実施形態では、切り替え遅延時間tswitchは、UEデバイス106が同一のアンテナアレイ(例えば、アンテナアレイ606a)を使用してあるビーム(例えば、ビーム604a)の特性の測定から別のビーム(例えば、ビーム604b)の特性の測定に切り替えるのに必要な時間量に基づいて選択することができる。
いくつかの実施形態では、切り替え遅延時間tswitchは、UEデバイス106が第1のアンテナアレイを使用してあるビームの特性を測定することから、第2のアンテナアレイを使用して別のビームの特性を測定することに切り替えるのに必要な時間量に基づいて選択することができる。例えば、図6Bを参照すると、基地局102Aは、(例えば、TRP600aを使用してUEデバイス106に向けられたビーム604aを形成することによって)TRP600aを使用してデータの第1のインスタンス602aをUEデバイス106に送信することができる。UEデバイスは、第1のアンテナアレイ606aを起動し、第1のアンテナアレイ606aを使用してビーム604aの特性を測定し、測定値からデータの第1のインスタンス602aを復号することによって、データの第1のインスタンス602aを受信し得る。その後、基地局102Bは、(例えば、TRP600dを使用してUEデバイス106に向けられたビーム604bを形成することによって)TRP600dを使用してデータの第2のインスタンス602bをUEデバイス106に送信することができる。UEデバイスは、第2のアンテナアレイ606bを起動し、第2のアンテナアレイ606bを使用してビーム604bの特性を測定し、測定値からデータの第2のインスタンス602bを復号することによって、データの第2のインスタンス602bを受信することができる。図6Bに示すように、データのインスタンスの送信間の切り替え遅延時間tswitchは、第1のアンテナアレイ606aの使用と第2のアンテナアレイ606bの使用とを切り替えるのに必要な時間のために(例えば、第2のアンテナアレイ606bを起動して第2のアンテナアレイ606bの使用に切り替えるための追加の時間を考慮するために)、図6Aに示すものと比較して長くなる。
図6A及び図6Bは、UEデバイス106が同一のアンテナアレイを使用して送信を受信するか、又は異なるアンテナアレイを使用して送信を受信するかに応じて変化する切り替え遅延時間tswitchを示しているが、これは単なる例示である。実際には、切り替え遅延時間tswitchは、他の要因に基づいて変化することもできる。例として、切り替え遅延時間tswitchは、アンテナアレイがアクティブ状態にあるか休止状態にあるかに応じて変化し得る(例えば、スリープ状態又は省電力状態)。
いくつかの実施形態では、UEデバイス106は、他のデバイスがUEデバイス106の能力と一致する方法でUEデバイス106からデータを送信及び/又は受信することができるように、無線ネットワークの1つ以上の他のデバイス(例えば、1つ以上の基地局102)に切り替え遅延時間tswitchを報告することができる(例えば、データのインスタンス間の少なくとも切り替え遅延時間tswitchでデータの送信及び/又は受信をスケジュールする)。いくつかの実施形態では、UEデバイス106は、UEデバイス106と通信するときに使用される単一の切り替え遅延時間tswitchを報告することができる。いくつかの実施形態では、UEデバイス106は、UEデバイスの現在の状態又は予想される状態に応じて、ある期間にわたって異なる切り替え遅延時間tswitchを動的に報告することができる。
いくつかの実施形態では、UEデバイス106は、UEデバイス106と通信するときに使用される適切な切り替え遅延時間tswitchを動的に判定することができる(例えば、データが同一アンテナアレイ又は異なるアンテナアレイを使用して送信又は受信されるべきかどうかなど、データが送信又は受信される条件を判定することによって)。適切な切り替え遅延時間tswitchを判定すると、UEデバイス106は、無線ネットワークを介して切り替え遅延時間tswitchのインジケーションを送信することができる(例えば、無線リソース制御/MAC制御要素/レベル1であるRRC/MAC-CE/L1メッセージを介した1つ以上の基地局への切り替え遅延時間tswitchのインジケーション)。いくつかの実施形態では、UEデバイス106は、時間単位の絶対時間長(例えば、ミリ秒)として切り替え遅延時間tswitchを表すことができる。いくつかの実施形態では、UEデバイス106は、(例えば、パラメータ「StartSymbolOffsetK」に対して特定の値を指定することによって)切り替え遅延時間tswitchをシンボルの数として表すことができる。いくつかの実施形態では、UEデバイス106は、候補切り替え遅延時間のプール(例えば、0、1、2、3、4、5、6、又は7個のシンボル)の中から切り替え遅延時間tswitchを選択することができる。いくつかの実施形態では、UEデバイス106は、任意の切り替え遅延時間tswitch(例えば、任意の数のシンボル)を選択することができる。
いくつかの実施形態では、切り替え遅延時間tswitchを使用して、スロット内送信方式(例えば、「方式3」)に従って送信間の時間長を判定することができる。例えば、切り替え遅延時間tswitchは、1つのデータインスタンスの送信の終了と、同一スロット内の別のデータインスタンスの送信の開始との間の時間量を指定することができる。いくつかの実施形態では、切り替え遅延時間tswitchは、1つのデータインスタンスの送信の終了と、同一スロット内の別のデータインスタンスの送信の開始との間の最小許容時間とすることができる。
いくつかの実施形態では、切り替え遅延時間tswitchを使用して、スロット間送信方式(例えば、「方式4」)に従って送信間の時間長を判定することができる。例えば、切り替え遅延時間tswitchは、1つのスロット内の1つのデータインスタンスの送信の終了と、別のスロット内の別のデータインスタンスの送信の開始との間の時間量を指定することができる。いくつかの実施形態では、切り替え遅延時間tswitchは、1つのスロット内の1つのデータインスタンスの送信の終了と、別のスロット内の別のデータインスタンスの送信の開始との間の最小許容時間とすることができる。
いくつかの実装形態では、UEデバイス106は、異なるタイプのビームを異なる論理グループ(例えば、「論理パネルID」)にグループ化し、各論理グループに異なる切り替え遅延時間tswitchを割り当てることができる。論理グループの各々は、それらのビームを生成及び/又は受信するために使用されるビーム及び/又はアンテナの特性に基づくことができる。一例として、ビームは、ビームに関連する送信構成インジケータ(TCI)、ビーム間の空間的関係、ビームに関連するサウンディング基準信号(SRS)グループ、ビームに関連するチャネルステータス情報基準信号(CSI-RS)グループ、ビームに関連するポートグループ、ビームに関連する報告グループ、又はビーム及び/若しくはアンテナアレイに関連する任意の他の特性などの要因に基づいて、グループ化することができる。更に、UEデバイス106は、それらの特性に基づいて、各論理グループに異なる切り替え遅延時間tswitchを割り当てることができる。
いくつかの実施形態では、切り替え遅延時間tswitchはまた、第1のビーム及び後続の第2のビームが同一論理グループに関連付けられているかどうか(例えば、比較的短い切り替え遅延時間を必要とする可能性がある同一論理グループ内のビーム切り替え)、又は第1のビーム及び後続の第2のビームが異なる論理グループに関連付けられているかどうか(例えば、比較的長い切り替え遅延時間を必要とする可能性がある異なる論理グループにわたるビーム切り替え)に依存し得る。いくつかの実施形態では、UEデバイス106は、切り替え遅延時間を動的に更新し、(例えば、RRC/MAC-CE/L1メッセージを介して切り替え遅延時間tswitchのインジケーションを1つ以上の基地局に送信することによって)更新された切り替え遅延時間をネットワークの他のデバイスに示すことができる。
(例えば、図6A及び図6Bに関して)上述した例では、UEデバイス106は、1つ以上の基地局102からUEデバイス106にダウンリンクデータを送信するための切り替え遅延時間tswitchを指定する。しかしながら、いくつかの実施形態では、UEデバイス106は、上述したのと同様の方法で、UEデバイス106から1つ以上の基地局102にアップリンクデータを送信するための切り替え遅延時間tswitchを指定することができる。いくつかの実施形態では、UEデバイス106は、アップリンクデータ及びダウンリンクデータをそれぞれ送信するための異なる切り替え遅延時間tswitchを指定することができる。いくつかの実施形態では、UEデバイス106は、アップリンクデータ及びダウンリンクデータを送信するために同一の切り替え遅延時間tswitchが使用されることを指定することができる。
ビーム切り替えに関するデフォルトのユーザ機器挙動
本明細書で説明されるように、UEデバイス106は、(例えば、異なるビーム及び/又は異なるアンテナアレイ間で切り替えるのに必要な時間に起因して)異なるビームを使用するデータの連続するインスタンスの送信又は受信の間に特定の切り替え遅延時間tswitchを必要とする場合がある。更に、本明細書で説明されるように、UEデバイス106は、UEデバイス106と通信するときに使用される適切な切り替え遅延時間tswitchを報告することができる。
しかしながら、いくつかの実施形態では、無線ネットワークの他のデバイスは、UEデバイス106の能力を超える方法でデータ送信又は受信をスケジュールすることがある。例えば、図7Aを参照すると、スケジュールは、UEデバイス106が、UEデバイス106によって達成され得る最小切り替え遅延時間tswitch,scheduledよりも短いスケジュールされた切り替え遅延時間tswitchで、2つの異なるビームを使用してデータ702a及び702bの2つのインスタンスを送信又は受信することを指定することができる。別の例として、図7Bを参照すると、スケジュールは、UEデバイス106が、重複する期間中に、2つの異なるビームを使用してデータの2つのインスタンス702a及び702bを送信又は受信することを指定することがある。
いくつかの実施形態では、スケジュールがUEデバイス106の能力を超える場合、UEデバイス106は、事前定義された「デフォルト」の方式に従ってデータの送信又は受信に戻ることができる。これは、例えば、ネットワーク上のデバイスがより予測可能な方法(例えば、それによってデータ処理の不整合を低減する)でデータ送信又は受信を処理することを可能にするため、有用であり得る。
いくつかの実施形態では、スケジュールがUEデバイス106の能力を超える場合、UEデバイス106は、データの最初のインスタンスの送信又は受信を処理し、データの後続のインスタンスの送信又は受信をドロップすることができる(例えば、データの後続のインスタンスを送信も受信もしない)。いくつかの実施形態では、UEデバイス106は、(例えば、適切なメッセージを1つ以上の基地局へ送信することによって)データの後続インスタンスの送信又は受信をドロップしたというインジケーションを送信することができる。
いくつかの実施形態では、スケジュールがUEデバイス106の能力を超える場合、UEデバイス106は、異なるビームを使用して送信又は受信されることを示すスケジュールにもかかわらず、同一のビームを使用してデータのインスタンスの送信又は受信を処理することができる。いくつかの実施形態では、UEデバイス106は、データの第1のインスタンスを送信するようにスケジュールされたビームを使用して、データの各インスタンスを送信又は受信することができる。いくつかの実施形態では、UEデバイス106は、スケジュールされた方式に従うのではなく、このようにデータを送信又は受信しているというインジケーションを送信することができる。
いくつかの実施形態では、スケジュールがUEデバイス106の能力を超える場合、UEデバイス106は、無線ネットワークへの制御情報を受信するために以前に使用された制御リソースセット(CORESET)に関連付けられたビームを使用して、データのインスタンスの送信又は受信を処理することができる。CORESETは、例えば、時間領域及び周波数領域(例えば、連続する周波数の範囲及び連続する時間の範囲に及ぶリソースブロック又はスロット)におけるネットワークリソースの割り当てである。
いくつかの実施形態では、UEデバイス106による使用のために利用可能な各CORESETには、対応するCORESET ID(例えば、数値などの論理インデックス)を割り当てることができる。スケジュールがUEデバイス106の能力を超える場合、UEデバイス106は、最低CORESET IDを有するCORESETに関連付けられたビームを使用して、データの1つ以上のインスタンスの送信又は受信を処理することができる。いくつかの実施形態では、UEデバイス106は、スケジュールされた方式に従うのではなく、このようにデータを送信又は受信しているというインジケーションを送信することができる。
いくつかの実施形態では、UEデバイス106による使用のために利用可能な各CORESETには、対応するCORESET ID(例えば、数値などの論理インデックス)を割り当てることができる。スケジュールがUEデバイス106の能力を超える場合、UEデバイス106は、最後に監視されたスロットにおいて最低CORESET IDを有するCORESET(例えば、無線ネットワークからの送信を監視するためにUEデバイスによって最後に使用されたCORESET)に関連付けられたビームを使用して、データの1つ以上のインスタンスの送信又は受信を処理することができる。いくつかの実施形態では、UEデバイス106は、スケジュールされた方式に従うのではなく、このようにデータを送信又は受信しているというインジケーションを送信することができる。
いくつかの実施形態では、UEデバイス106は、ネットワークと通信するときに、複数の異なる送信構成インジケータ(TCI)状態のうちの1つに従って動作することができる。更に、各TCI状態には、対応するTCI ID(例えば、数値などの論理インデックス)を割り当てることができる。スケジュールがUEデバイス106の能力を超える場合、UEデバイス106は、最低TCI IDを有するアクティブTCI状態に関連付けられたビームを使用して、データの1つ以上のインスタンスの送信又は受信を処理することができる。一例として、TCI IDは、シーケンス内の3ビットで提示され得る。000のTCI IDを有するアクティブTCI状態に関連付けられたビームは、データのインスタンスのうちの1つ以上を送信するように選択することができる。いくつかの実施形態では、UEデバイス106は、スケジュールされた方式に従うのではなく、このようにデータを送信又は受信しているというインジケーションを送信することができる。
スロット内繰り返し又はスロット間繰り返し中のデータ繰り返しの早期終了
本明細書に説明するように、デバイスは、異なるスロット内で同一データを別のデバイスに複数回送信することができる(例えば、データの1つのインスタンスが、いくつかの周波数領域及び/又は時間領域リソース割り当てスロットの各々に含まれる)。これは、5G NR規格に従ってスロット間繰り返し又は「方式4」と称されることがある。これは、例えば、送信の忠実度を向上させるのに有益であり得る。
いくつかの実施形態では、受信デバイスは、受信デバイスに送信されるデータの繰り返しを選択的に終了することができる。例えば、図8を参照すると、送信がスケジュールされ得、それにより、同一データ800a,800b,...,800nのいくつかのインスタンスが、基地局102から、いくつかの異なるスロット(例えば、16個の異なるスロット内の同一データの16個のインスタンス)でUEデバイス106に送信され得る。データ800nの最終インスタンスを受信する前に、106は、(例えば、データの既に受信されたインスタンスに基づいて)データの復号に成功したと判定し、データのインスタンスの更なる送信を終了するためにメッセージ802を送信デバイスに送信することができる。メッセージ802を受信すると、基地局102は、UEデバイス102へのデータの更なるインスタンスの送信を終了する。これは、例えば、ネットワークを介してデータを送信するのに必要なリソース及び/又は時間を低減するのに有益であり得る。
図8は、基地局からUEデバイスへの繰り返されるデータ送信(例えば、ダウンリンクデータ)を終了することを示しているが、(例えば、基地局からUEデバイスへ適切なメッセージ802を送信することによって)UEデバイスから基地局への繰り返されるデータ送信(例えば、アップリンクデータ)も同様に終了することができる。
いくつかの実施形態では、メッセージ802は、ダウンリンク送信(例えば、基地局からUEデバイスへのダウンリンク送信)の繰り返しを終了するために送信され得る。一例として、UEデバイスは、UEデバイスと基地局との間に確立された物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を介して、肯定応答(ACK)又は否定応答(NAK)インジケーションの形態でメッセージ802を送信することができる。
いくつかの実施形態では、メッセージ802は、アップリンク送信(例えば、UEデバイスから基地局へのアップリンク送信)の繰り返しを終了するために送信され得る。一例として、基地局は、メッセージ802(例えば、ACK又はNAK)を含むDCI情報をUEデバイスに(例えば、将来のデータ送信又は受信をスケジュールするために)送信することができる。いくつかの実施形態では、メッセージ802は、以前のデータの送信又は受信をスケジュールするために使用されたものと同一のプロセスIDを有する、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)に含まれ得るが、以前のデータが正常に受信されたことを示す、0から1又は1から0などの反転された新規データインジケータ(NDI)ビットを有する。いくつかの実施形態では、メッセージ802(例えば、ACK又はNAK)は、無線ネットワークを介したデータの正常な受信を示すように構成された物理チャネルで送信することができる(例えば、UEデバイスの基地局間で確立された物理チャネル)。いくつかの実施形態では、メッセージ802(例えば、ACK又はNAK)は、基地局とUEデバイスとの間に確立された物理ハイブリッドインジケーションチャネル(PHICH)で送信することができる。
スロット内に不十分な数のシンボルが存在する場合の送信及び受信の処理
いくつかの実施形態では、デバイスは、同一スロット(例えば、同一周波数領域及び/又は時間領域リソース割り当てスロット)内で同一データを別のUEデバイスに複数回送信することができる。これは、5G NR規格に従ってスロット内繰り返し又は「方式3」と称されることがある。データの各インスタンス(例えば、PDSCH又はPUSCHデータ)は、スロット内で同一の長さ又は持続時間を有することができる。更に、データの連続するインスタンスは、特定のオフセット時間長だけ互いに分離することができる。
しかしながら、いくつかの実施形態では、スロットの長さは、データの2つのインスタンスの送信及び適切な切り替え遅延時間tswitchに対応するには短すぎる場合がある。例えば、図9を参照すると、スロットは特定の数のシンボルを割り当てられ得るが、データ902a及び902bの2つのインスタンスの長さと切り替え遅延時間tswitchとの合計は、スロットに割り当てられたシンボルの数を超え得る。
いくつかの実施形態では、スロットの長さがそのスロット内のデータの2つのインスタンスを送信又は受信するのに不十分である場合、UEデバイスは、事前定義された「デフォルト」の方式に従ってデータの送信又は受信に戻ることができる。これは、例えば、ネットワーク上のデバイスがより予測可能な方法(例えば、それによってデータ処理の不整合を低減する)でデータ送信又は受信を処理することを可能にするため、有用であり得る。
いくつかの実施形態では、スロットの長さがそのスロット内のデータの2つのインスタンスを送信又は受信するのに不十分である場合、UEデバイス106は、データの最初のインスタンスの送信又は受信を処理し、データの後続のインスタンスの送信又は受信をドロップすることができる(例えば、データの後続のインスタンスを送信も受信もしない)。いくつかの実施形態では、UEデバイス106は、(例えば、適切なメッセージを1つ以上の基地局へ送信することによって)データの後続インスタンスの送信又は受信をドロップしたというインジケーションを送信することができる。
いくつかの実施形態では、スロットの長さがそのスロット内でデータの2つのインスタンスを送信又は受信するのに不十分である場合、UEデバイス106は、スロットの境界にわたる送信又は受信を処理することができる(例えば、時間的に次のスロットの間に、少なくとも部分的にデータの第2のインスタンスを送信又は受信する)。いくつかの実施形態では、UEデバイス106は、スケジュールされた方式に従うのではなく、このようにデータを送信又は受信しているというインジケーションを送信することができる。
いくつかの実施形態では、スロットの長さがそのスロット内のデータの2つのインスタンスを送信又は受信するのに不十分である場合、UEデバイス106は、データの両方のインスタンスがスロットの境界内で送信又は受信され得るように、後続のスロットの境界を超えるデータのインスタンスの任意の部分を切り捨てることができる。更に、UEデバイスは、データのインスタンスの送信又は受信をスロットに適合させるために、レートマッチング又はパンクチャリングを実行することができる。いくつかの実施形態では、UEデバイス106は、スケジュールされた方式に従うのではなく、このようにデータを送信又は受信しているというインジケーションを送信することができる。
繰り返しによるダイナミックポイント選択(DPS)
いくつかの実施形態では、デバイスは、ダイナミックポイント選択(DPS)通信プロトコルを使用して無線ネットワークを介して送信することができる。DPS通信プロトコルによれば、送信デバイスは、受信デバイスにデータを送信することができる複数の利用可能なTRPを識別する。送信デバイスは、1つ以上の品質メトリック(例えば、信号強度、経路損失、待ち時間など)に基づいてTRPのうちの1つを選択し、選択されたTRPを介してデータを受信デバイスに送信する。更に、送信デバイスは、1つ以上の品質メトリックの変化に応じて、経時的に異なるTRPを動的に選択することができる。
いくつかの実施形態では、DPS通信プロトコルは、スロット内、又はスロット間繰り返しと組み合わせて使用することができる。一例として、UEデバイスは、無線ネットワークを介してデータがどのように送信されるべきかに関する制御情報を取得することができる。UEデバイスは、制御情報が特定の基準が満たされたことを示す場合、スロット内繰り返し、又はスロット間繰り返しのいずれかのDPS通信プロトコルを選択的に使用することができる。
一例として、UEデバイスは、送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数、送信に関連する符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーション、データを送信する繰り返し数のインジケーション、及び/又は送信に関連する送信方式(例えば、スロット内繰り返し又はスロット間繰り返しのいずれか)のインジケーションに関する制御情報を取得することができる。(i)TCI状態の数が1であり、(ii)CDMグループの数が1以上であり、(iii)スロット内繰り返し送信方式(「方式3」)が示され、(iv)繰り返し数が示されないか、又は1である場合、UEデバイスは、スロット内繰り返しを有するDPS通信プロトコルを選択し、選択された方式を使用してデータをネットワークに送信することができる。
一例として、UEデバイスは、送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数、送信に関連する符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーション、データを送信する繰り返し数のインジケーション、及び/又は送信に関連する送信方式(例えば、スロット内繰り返し又はスロット間繰り返しのいずれか)のインジケーションに関する制御情報を取得することができる。(i)TCI状態の数が1であり、(ii)CDMグループの数が1以上であり、(iii)送信に関連付けられた送信方式が示されないか、又はスロット間繰り返し送信方式(「方式4」)として示され、(iv)繰り返し数が1より大きい場合、UEデバイスは、スロット間繰り返しを有するDPS通信プロトコルを選択し得、選択された方式を使用してデータをネットワークに送信することができる。
一例として、UEデバイスは、送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数、送信に関連する符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーション、データを送信する繰り返し数のインジケーション、及び/又は送信に関連する送信方式(例えば、スロット内繰り返し又はスロット間繰り返しのいずれか)のインジケーションに関する制御情報を取得することができる。(i)TCI状態の数が1であり、(ii)CDMグループの数が1以上であり、(iii)スロット内繰り返し送信方式(「方式3」)が示される場合、UEデバイスは、スロット内繰り返しを有するDPS通信プロトコルを選択し、選択された方式を使用してデータをネットワークに送信することができる。
一例として、UEデバイスは、送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数、送信に関連する符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーション、データを送信する繰り返し数のインジケーション、及び/又は送信に関連する送信方式(例えば、スロット内繰り返し又はスロット間繰り返しのいずれか)のインジケーションに関する制御情報を取得することができる。(i)TCI状態の数が1であり、(ii)CDMグループの数が1以上であり、(iii)送信に関連付けられた送信方式が示されないか、又はスロット内繰り返し送信方式(「方式3」ではない)として示されない、(iv)繰り返し数が1より大きい場合、UEデバイスは、スロット間繰り返しを有するDPS通信プロトコルを選択し得、選択された方式を使用してデータをネットワークに送信することができる。
例示的なプロセス
図10Aは、無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための例示的なプロセス1000を示す。プロセス1000は、本明細書に記載のデバイスのうちの1つ以上によって実行することができる。一例として、プロセス1000は、基地局102との間でデータを送信及び/又は受信するためにUEデバイス160によって実行することができる。
プロセス1000によれば、UEデバイスは、無線ネットワークを介してデータを送信又は受信することに関連付けられたオフセット時間長を判定する(ステップ1002)。
いくつかの実施形態では、オフセット時間長は、ネットワーク送信シンボルの数として表され得る。いくつかの実施形態では、オフセット時間長は、時間単位(例えば、ミリ秒)で表され得る。いくつかの実施形態では、オフセット時間長は、複数の候補オフセット時間長からオフセット時間長を選択することによって判定することができる。
UEデバイスは、オフセット時間長のインジケーションを無線ネットワークに送信する(ステップ1004)。
UEデバイスは、第1の時間間隔中に、第1の無線リンクを介して無線ネットワークとの間でデータの第1の部分を送信又は受信する(ステップ1006)。一例として、UEデバイスは、データの第1の部分を無線ネットワークの基地局に送信し、又は無線ネットワークの基地局からデータの第1の部分を受信することができる。
UEデバイスは、第2の時間間隔中に、第2の無線リンクを介して無線ネットワークとの間でデータの第2の部分を送信又は受信する(ステップ1008)。一例として、UEデバイスは、データの第2の部分を無線ネットワークの基地局に送信し、又は無線ネットワークの基地局からデータの第2の部分を受信することができる。第1の時間間隔の終了は、オフセット時間長だけ、第2の時間間隔の開始からオフセットされる。
いくつかの実施形態では、データの第1の部分は、データの第2の部分と同一であり得る。例えば、データの第1の部分及びデータの第2の部分は各々、同一の符号化方式に従って符号化された同一データ(例えば、同一データパケット)を含むことができる。別の例として、データの第1の部分及びデータの第2の部分は各々、同一データを含み得るが、異なる符号化方式に従って符号化され得る。したがって、同一基礎データを送信及び/又は受信することができる(例えば、データの「同一の」インスタンスが送信又は受信される)。しかしながら、異なる符号化方式の使用に起因して、デバイス間で送信される実際の信号は異なり得る。
いくつかの実施形態では、データの第1の部分は第1の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)に対応し得、データの第2の部分は第2のPDSCHに対応し得る。
いくつかの実施形態では、第1の無線リンクは、UEデバイスの第1のアンテナアレイによって生成された第1のビームに対応し得、第2の無線リンクは、第1のアンテナアレイによって生成された第2のビームに対応し得る。
いくつかの実施形態では、第1の無線リンクは、UEデバイスの第1のアンテナアレイによって生成された第1のビームに対応し得、第2の無線リンクは、UEデバイスの第2のアンテナアレイによって生成された第2のビームに対応し得る。
いくつかの実施形態では、データの第1の部分及びデータの第2の部分は、(例えば、スロット内繰り返し送信方式に従って)時間領域に関して同一スロット内で送信され得る。いくつかの実施形態では、データの第1の部分及びデータの第2の部分は、(例えば、スロット間繰り返し送信方式に従って)時間領域に関して異なるそれぞれのスロットの間に送信され得る。
いくつかの実施形態では、オフセット時間長は、第1の無線リンク及び第2の無線リンクの1つ以上の特性に基づいて判定され得る。例えば、オフセット時間長は、第1の無線リンク及び第2の無線リンクが、UEデバイスの1つ以上のアンテナアレイに関する共通の論理グループ化に関連付けられているという判定に基づいて判定され得る。別の例では、オフセット時間長は、第1の無線リンク及び第2の無線リンクが、UEデバイスの1つ以上のアンテナアレイに関する異なるそれぞれの論理グループ化に関連付けられているという判定に基づいて判定され得る。
いくつかの実施形態では、データの第2の部分を送信又は受信することに続いて、UEデバイスは、オフセット時間長を修正し、修正されたオフセット時間長のインジケーションを無線ネットワークに(例えば、無線ネットワークの1つ以上の基地局に)送信することができる。更に、UEデバイスは、第3の時間間隔中に第3の無線リンクを介して無線ネットワークとの間でデータの第3の部分を送信又は受信し得る。更に、UEデバイスは、第4の時間間隔中に第4の無線リンクを介して無線ネットワークとの間でデータの第4の部分を送信又は受信し得る。第3の時間間隔の終了は、少なくとも修正されたオフセット時間長だけ、第4の時間間隔の開始からオフセットされ得る。
いくつかの実施形態では、UEデバイスは、無線ネットワークを介してデータを受信することに関連付けられた第2のオフセット時間長を判定し、第2のオフセット時間長のインジケーションを無線ネットワークに送信することができる。更に、UEデバイスは、第3の時間間隔中に、第3の無線リンクを通して無線ネットワークにデータの第3の部分を受信することができる。更に、UEデバイスは、第4の時間間隔中に第4の無線リンクを介して無線ネットワークにデータの第4の部分を受信し得る。第3の時間間隔の終了は、少なくとも第2オフセット時間長だけ、第4の時間間隔の開始からオフセットされ得る。
図10Bは、無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための別の例示的なプロセス1010を示す。プロセス1010は、本明細書に記載のデバイスのうちの1つ以上によって実行することができる。一例として、プロセス1010は、UEデバイス106との間でデータを送信及び/又は受信するために基地局102によって実行することができる。
プロセス1010によれば、基地局は、無線ネットワークを介してUEデバイスから、無線ネットワークを介してデータを送信又は受信することに関連付けられたオフセット時間長のインジケーションを受信する(ステップ1012)。いくつかの実施形態では、オフセット時間長は、ネットワーク送信シンボルの数として表され得る。いくつかの実施形態では、オフセット時間長は、時間単位(例えば、ミリ秒)で表される。
基地局は、第1の時間間隔中に、第1の無線リンクを介して無線ネットワークを介してUEデバイスとの間でデータの第1の部分を送信又は受信する(ステップ1014)。
基地局は、第2の時間間隔中に、第2の無線リンクを介して無線ネットワークを介してUEデバイスとの間でデータの第2の部分を送信又は受信する(ステップ1016)。第1の時間間隔の終了は、オフセット時間長だけ、第2の時間間隔の開始からオフセットされる。
いくつかの実施形態では、データの第1の部分は、データの第2の部分と同一であり得る。例えば、データの第1の部分及びデータの第2の部分は各々、同一の符号化方式に従って符号化された同一データ(例えば、同一データパケット)を含むことができる。別の例として、データの第1の部分及びデータの第2の部分は各々、同一データを含み得るが、異なる符号化方式に従って符号化され得る。したがって、同一基礎データを送信及び/又は受信することができる(例えば、データの「同一の」インスタンスが送信又は受信される)。しかしながら、異なる符号化方式の使用に起因して、デバイス間で送信される実際の信号は異なり得る。
いくつかの実施形態では、データの第1の部分は第1の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)に対応し得、データの第2の部分は第2のPDSCHに対応し得る。
いくつかの実施形態では、第1の無線リンクは、UEデバイスの第1のアンテナアレイによって生成された第1のビームに対応し得、第2の無線リンクは、第1のアンテナアレイによって生成された第2のビームに対応し得る。
いくつかの実施形態では、第1の無線リンクは、UEデバイスの第1のアンテナアレイによって生成された第1のビームに対応し得、第2の無線リンクは、UEデバイスの第2のアンテナアレイによって生成された第2のビームに対応し得る。
いくつかの実施形態では、データの第1の部分及びデータの第2の部分は、(例えば、スロット内繰り返し送信方式に従って)時間領域に関して同一スロット内で送信され得る。いくつかの実施形態では、データの第1の部分及びデータの第2の部分は、(例えば、スロット間繰り返し送信方式に従って)時間領域に関して異なるそれぞれのスロットの間に送信され得る。
いくつかの実施形態では、UEデバイスは、複数の候補オフセット時間長からオフセット時間長を選択することによって、オフセット時間長を判定し得る。
いくつかの実施形態では、UEデバイスは、オフセット時間長を、第1の無線リンク及び第2の無線リンクの1つ以上の特性に基づいて判定し得る。
いくつかの実施形態では、UEデバイスは、第1の無線リンク及び第2の無線リンクが、UEデバイスの1つ以上のアンテナアレイに関する共通の論理グループ化に関連付けられているという判定に基づいて、オフセット時間長を判定し得る。
いくつかの実施形態では、UEデバイスは、第1の無線リンク及び第2の無線リンクが、UEデバイスの1つ以上のアンテナアレイに関する異なるそれぞれの論理グループ化に関連付けられているという判定に基づいて、オフセット時間長を判定し得る。
いくつかの実施形態では、プロセス1010は、データの第2の部分を送信又は受信することに続いて、基地局によってUEデバイスから、修正されたオフセット時間長のインジケーションを受信することと、第3の時間間隔中に基地局によって、第3の無線リンクを介して無線ネットワークを介してUEデバイスとの間でデータの第3の部分を送信又は受信することと、第4の時間間隔中に基地局によって、第4の無線リンクを介して無線ネットワークを介してUEデバイスとの間でデータの第4の部分を送信又は受信することと、を更に含み得る。第3の時間間隔の終了は、少なくとも修正されたオフセット時間長だけ、第4の時間間隔の開始からオフセットされ得る。
いくつかの実施形態では、プロセス1010は、局によってUEデバイスから、無線ネットワークを介してデータを受信することに関連付けられた第2のオフセット時間長のインジケーションを受信することと、第3の時間間隔中に基地局によって、第3の無線リンクを介して無線ネットワークを介してUEデバイスからデータの第3の部分を受信することと、第4の時間間隔中に基地局によって、第4の無線リンクを介して無線ネットワークからUEデバイスからデータの第4の部分を受信することと、を更に含み得る。第3の時間間隔の終了は、少なくとも第2オフセット時間長だけ、第4の時間間隔の開始からオフセットされ得る。
図10Cは、無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための別の例示的なプロセス1020を示す。プロセス1020は、本明細書に記載のデバイスのうちの1つ以上によって実行することができる。一例として、プロセス1020は、基地局102との間でデータを送信及び/又は受信するためにUEデバイス160によって実行することができる。
プロセス1020によれば、UEデバイスは、無線ネットワークへのデータの送信、又は無線ネットワークからのデータの受信のうちの少なくとも1つのスケジューリングを示す制御情報を受信する(ステップ1022)。データの送信又は受信は、第1のビームによるデータの第1の部分の送信又は受信、及び第2のビームによるデータの第2の部分の送信又は受信を含む。
UEデバイスは、スケジューリングがUEデバイスの能力を超えると判定する(ステップ1024)。
スケジューリングがUEデバイスの能力を超えると判定することに応じて、UEデバイスは、(i)修正されたスケジューリングに従って無線ネットワークにデータを送信すること、又は(ii)修正されたスケジューリングに従って無線ネットワークからデータを受信すること、のうちの少なくとも1つを実行する。(ステップ1026)。
いくつかの実施形態では、修正されたスケジューリングに従って無線ネットワークにデータを送信することは、制御データによって示されるスケジューリングに従って、データの第1の部分を無線ネットワークに送信することと、
データの第2の部分を無線ネットワークに送信しないことと、を含み得る。
いくつかの実施形態では、修正されたスケジューリングに従って無線ネットワークからデータを受信することは、制御データによって示されるスケジューリングに従って、データの第1の部分を無線ネットワークから受信することと、無線ネットワークからデータの第2の部分を受信しないこととを含み得る。
いくつかの実施形態では、修正されたスケジューリングに従って無線ネットワークにデータを送信することは、共通ビームに従ってデータの第1の部分及びデータの第2の部分を送信することを含むことができる。共通ビームは、(i)無線ネットワークに関して使用するように構成された複数のCORESETの中からの最低論理インデックスを有する制御リソースセット(CORESET)、(ii)無線ネットワークからの送信を監視するためにUEデバイスによって最後に使用されたCORESET、又は(iii)UEデバイスの複数のTCI状態のうちの最低論理インデックスを有するアクティブ送信構成インジケータ(TCI)状態、のうちの少なくとも1つに基づいて選択され得る。
いくつかの実施形態では、修正されたスケジューリングに従って無線ネットワークからデータを受信することは、共通ビームに従ってデータの第1の部分及びデータの第2の部分を受信することを含むことができる。共通ビームは、(i)無線ネットワークによって使用されるように構成された別の複数のCORESETからの最低論理インデックスを有する制御リソースセット(CORESET)、(ii)無線ネットワークからの送信を監視するためにUEデバイスによって最後に使用されたCORESET、又は(iii)UEデバイスの複数のTCI状態のうちの最低論理インデックスを有するアクティブ送信構成インジケータ(TCI)状態、のうちの少なくとも1つに基づいて選択され得る。
いくつかの実施形態では、制御情報は、データの第1の部分が第1の時間間隔の間に送信され、データの第2の部分が第2の時間間隔の間に送信されるというインジケーションを含み得、第1の時間間隔の終了は、オフセット時間長だけ第2の時間間隔の開始からオフセットされる。更に、スケジューリングがUEデバイスの能力を超えていると判定することは、オフセット時間長が、UEデバイスに関連付けられた最小オフセット時間長より小さいと判定することを含み得る。
いくつかの実施形態では、制御情報は、データの第1の部分が第1の時間間隔の間に受信され、データの第2の部分が第2の時間間隔の間に受信されるというインジケーションを含み得、第1の時間間隔の終了は、オフセット時間長だけ第2の時間間隔の開始からオフセットされる。更に、スケジューリングがUEデバイスの能力を超えていると判定することは、オフセット時間長が、UEデバイスに関連付けられた最小オフセット時間長より小さいと判定することを含み得る。
いくつかの実施形態では、データの第1の部分は第1の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)に対応し得、データの第2の部分は第2のPDSCHに対応し得る。
図10Dは、無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための別の例示的なプロセス1030を示す。プロセス1030は、本明細書に記載のデバイスのうちの1つ以上によって実行することができる。一例として、プロセス1030は、UEデバイス160との間でデータを送信及び/又は受信するために基地局102によって実行することができる。
プロセス1030によれば、基地局によって、無線ネットワークを介してユーザ機器(UE)デバイスに、無線ネットワークへのデータの送信又は無線ネットワークからのデータの受信のうちの少なくとも1つのスケジューリングを示す制御情報を送信する(ステップ1032)。データの送信又は受信は、第1のビームによるデータの第1の部分の送信又は受信、及び第2のビームによるデータの第2の部分の送信又は受信を含む。
UEデバイスが、スケジューリングがUEデバイスの能力を超えると判定することに応じて、基地局は、(i)修正されたスケジューリングに従って無線ネットワークを介してUEデバイスにデータを送信すること、又は(ii)修正されたスケジューリングに従って無線ネットワークを介してUEデバイスにデータを受信すること、のうちの少なくとも1つを実行する。(ステップ1034)。
いくつかの実施形態では、制御情報は、データの第1の部分が第1の時間間隔の間に送信され、データの第2の部分が第2の時間間隔の間に送信されるというインジケーションを含み得る。第1の時間間隔の終了は、オフセット時間長だけ、第2の時間間隔の開始からオフセットされ得る。更に、UEデバイスは、オフセット時間長がUEデバイスに関連付けられた最小オフセット時間長より小さいと判定することによって、スケジューリングがUEデバイスの能力を超えていると判定し得る。
いくつかの実施形態では、制御情報は、データの第1の部分が第1の時間間隔の間に受信され、データの第2の部分が第2の時間間隔の間に受信されるというインジケーションを含み得る。第1の時間間隔の終了は、オフセット時間長だけ、第2の時間間隔の開始からオフセットされ得る。UEデバイスは、オフセット時間長がUEデバイスに関連付けられた最小オフセット時間長より小さいと判定することによって、スケジューリングがUEデバイスの能力を超えているとし得る。
いくつかの実施形態では、データの第1の部分は第1の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)に対応し得、データの第2の部分は第2のPDSCHに対応し得る。
図10Eは、無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための別の例示的なプロセス1040を示す。プロセス1040は、本明細書に記載のデバイスのうちの1つ以上によって実行することができる。一例として、プロセス1040は、UEデバイス160との間でデータを送信及び/又は受信するために基地局102によって実行することができる。
プロセッサ1040によれば、第1のネットワークデバイスは、ネットワークスケジュールに従って、無線ネットワークを介して第2のネットワークデバイスへのデータシーケンスの送信を開始する(ステップ1042)。
第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスから、データシーケンスの送信を終了するためのインジケーションを受信する(ステップ1044)。いくつかの実施形態では、インジケーションは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を介して受信され得る。いくつかの実施形態では、インジケーションは、無線ネットワーク上のデータの正常な受信を示すように構成された物理チャネルを介して受信され得る。いくつかの実施形態では、インジケーションは、第2のネットワークデバイスによって送信されたダウンリンク制御情報(DCI)を介して受信され得る。
インジケーションを受信することに応じて、第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスへのデータシーケンスの送信を終了する(ステップ1046)。いくつかの実施形態では、データシーケンスの送信を終了することは、データの一部の定期的な送信を終了することを含むことができる。
図10Fは、無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための別の例示的なプロセス1050を示す。プロセス1050は、本明細書に記載のデバイスのうちの1つ以上によって実行することができる。一例として、プロセス1050は、基地局102との間でデータを送信及び/又は受信するためにUEデバイス160によって実行することができる。
プロセス1050によれば、UEデバイスは、データが第1の送信方式に従って無線ネットワークに送信されると判定する(ステップ1052)。第1の送信方式に従って、データの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスは、時間領域に関して第1のスロット内で送信され、データの第1のインスタンスは、データの第2のインスタンスと同一である(例えば、スロット内繰り返し送信方式)。
例えば、データの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスは各々、同一の符号化方式に従って符号化された同一データ(例えば、同一データパケット)を含むことができる。別の例として、データの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスは各々、同一データを含み得るが、異なる符号化方式に従って符号化され得る。したがって、同一基礎データを送信及び/又は受信することができる(例えば、データの「同一の」インスタンスが送信又は受信される)。しかしながら、異なる符号化方式の使用に起因して、デバイス間で送信される実際の信号は異なり得る。
UEデバイスは、データの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスは、第1のスロット内で完全には送信され得ないと判定する(ステップ1054)。いくつかの実施形態では、この判定は、データの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスの送信が第1のスロットの時間長を超えると判定することによって行うことができる。
データの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスは第1のスロット内で完全には送信され得ないと判定することに応じて、UEデバイスは、データの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスを、修正された送信方式に従って送信する(ステップ1056)。
いくつかの実施形態では、修正された送信方式に従ってデータの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスを送信することは、第1のスロットの間にデータの第1のインスタンスのみを送信することを含むことができる。
いくつかの実施形態では、修正送信方式に従ってデータの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスを送信することは、第1のスロットの間にデータの第1のインスタンスを送信することと、第1のスロットと、第1のスロットの直後の時間領域に関する第2のスロットの間に、データの第2のインスタンスを送信することと、を含むことができる。
いくつかの実施形態では、修正送信方式に従ってデータの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスを送信することは、第1のスロットの間にデータの第1のインスタンスを送信すること、データの第2のインスタンスを切り捨てることと、第1のスロットの間にデータの切り捨てられた第2のインスタンスを送信することと、を含むことができる。
図10Gは、無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための別の例示的なプロセス1060を示す。プロセス1060は、本明細書に記載のデバイスのうちの1つ以上によって実行することができる。一例として、プロセス1060は、基地局102との間でデータを送信及び/又は受信するためにUEデバイス160によって実行することができる。
プロセス1060によれば、UEデバイスは、データが第1の送信方式に従って無線ネットワークから受信されると判定する(ステップ1062)。第1の送信方式に従って、データの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスは、時間領域に関して第1のスロット内で受信され、データの第1のインスタンスは、データの第2のインスタンスと同一である(例えば、スロット内繰り返し送信方式)。
例えば、データの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスは各々、同一の符号化方式に従って符号化された同一データ(例えば、同一データパケット)を含むことができる。別の例として、データの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスは各々、同一データを含み得るが、異なる符号化方式に従って符号化され得る。したがって、同一基礎データを送信及び/又は受信することができる(例えば、データの「同一の」インスタンスが送信又は受信される)。しかしながら、異なる符号化方式の使用に起因して、デバイス間で送信される実際の信号は異なり得る。
UEデバイスは、データの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスは、第1のスロット内で完全には受信され得ないと判定する(ステップ1064)。いくつかの実施形態では、この判定は、データの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスの受信が第1のスロットの時間長を超えると判定することによって行うことができる。
データの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスは第1のスロット内で完全には受信され得ないと判定することに応じて、UEデバイスは、データの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスを、修正された受信方式に従って受信する(ステップ1066)。
いくつかの実施形態では、修正された送信方式に従ってデータの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスを受信することは、第1のスロットの間にデータの第1のインスタンスのみを受信することを含むことができる。
いくつかの実施形態では、修正送信方式に従ってデータの第1のインスタンス及びデータの第2のインスタンスを受信することは、第1のスロットの間にデータの第1のインスタンスを受信することと、第1のスロットと、第1のスロットの直後の時間領域に関する第2のスロットの間に、データの第2のインスタンスを受信することと、を含むことができる。
図10Hは、無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための別の例示的なプロセス1070を示す。プロセス1070は、本明細書に記載のデバイスのうちの1つ以上によって実行することができる。一例として、プロセス1070は、基地局102との間でデータを送信及び/又は受信するためにUEデバイス160によって実行することができる。
方法1070によれば、UEデバイスは、無線ネットワークへのデータの送信に関する制御情報を受信する(ステップ1072)。制御情報は、少なくとも(i)送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーション、(ii)送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーション、及び(iii)送信に関連付けられた送信方式のインジケーションを含む。送信方式は、(i)時間領域に関して同一スロット内でデータが複数回送信される第1の送信方式(例えば、スロット内繰り返し送信方式)、又は(ii)時間領域に関して異なるそれぞれのスロットの間にデータが複数回送信される第2の送信方式(例えば、スロット間繰り返し送信方式)のうちの1つである。
制御情報に基づいてUEデバイスは、データは、送信方式に従って、及びダイナミックポイント選択(DPS)構成に従って送信されると判定する(ステップ1074)。
UEデバイスは、送信方式に従って、かつDPS構成に従ってデータを送信又は受信する(ステップ1076)。いくつかの実施形態では、送信方式及びDPS構成に従ってデータを送信又は受信することは、1つ以上の品質メトリックに基づいて無線ネットワークの複数の基地局の中から基地局を選択することと、1つ以上のアンテナアレイを使用して、選択された基地局に向けられたビームを生成することと、ビームを使用し、送信方式に従って、選択された基地局との間でデータを送信又は受信することと、を含み得る。
いくつかの実施形態では、制御情報は、第1の送信方式、1つのTCI状態、及び1つ以上のCDMグループが送信に関連付けられていることを示すことができる。更に、UEデバイスは、制御情報に基づいて、データが、第1の送信方式に従って、及びDPS構成に従って送信又は受信されると判定することができる。
いくつかの実施形態では、制御情報は、データを送信するための繰り返し数のインジケーションを更に含むことができ、繰り返し数は1に等しい。更に、UEデバイスは、制御情報に基づいて、データが、第1の送信方式に従って、及びDPS構成に従って送信又は受信されると判定することができる。
いくつかの実施形態では、制御情報は、第2の送信方式、1つのTCI状態、及び1つ以上のCDMグループが送信に関連付けられていることを示すことができる。更に、UEデバイスは、制御情報に基づいて、データが、第2の送信方式に従って、及びDPS構成に従って送信又は受信されると判定することができる。
いくつかの実施形態では、制御情報は、データを送信するための繰り返し数のインジケーションを更に含むことができ、繰り返し数は1より大きい。更に、UEデバイスは、制御情報に基づいて、データが、第2の送信方式に従って、及びDPS構成に従って送信又は受信されると判定することができる。
図10Iは、無線ネットワークを介してデータを送信及び/又は受信するための別の例示的なプロセス1080を示す。プロセス1080は、本明細書に記載のデバイスのうちの1つ以上によって実行することができる。一例として、プロセス1080は、UEデバイス160との間でデータを送信及び/又は受信するために基地局102によって実行することができる。
方法1060によれば、基地局は、UEデバイスに、無線ネットワークへのデータの送信に関する制御情報を送信する(ステップ1082)。制御情報は、少なくとも(i)送信に関連付けられた送信構成インジケーション(TCI)状態の数のインジケーション、(ii)送信に関連付けられた符号分割多重化(CDM)グループの数のインジケーション、及び(iii)送信に関連付けられた送信方式のインジケーションを含む。送信方式は、(i)時間領域に関して同一スロット内でデータが複数回送信される第1の送信方式(例えば、スロット内繰り返し送信方式)、又は(ii)時間領域に関して異なるそれぞれのスロットの間にデータが複数回送信される第2の送信方式(例えば、スロット間繰り返し送信方式)のうちの1つである。
基地局は、送信方式に従って、及びダイナミックポイント選択(DPS)構成に従って、データを、無線ネットワークを介してUEデバイスから受信すること、又は、無線ネットワークを介してUEデバイスに送信する(ステップ1084)。いくつかの実施形態では、送信方式及びDPS構成に従ってデータを送信又は受信することは、UEデバイスによって、1つ以上の品質メトリックに基づいて無線ネットワークの複数の基地局の中から基地局を選択することと、UEデバイスが1つ以上のアンテナアレイを使用することによって、選択された基地局に向けられたビームを生成することと、UEデバイスによって、ビームを使用し、送信方式に従って、選択された基地局との間でデータを送信又は受信することと、を含み得る。
いくつかの実施形態では、制御情報は、第1の送信方式、1つのTCI状態、及び1つ以上のCDMグループが送信に関連付けられていることを示すことができる。更に、UEデバイスは、制御情報に基づいて、データが、第1の送信方式に従って、及びDPS構成に従って送信又は受信されると判定することができる。
いくつかの実施形態では、制御情報は、データを送信するための繰り返し数のインジケーションを更に含むことができ、繰り返し数は1に等しい。更に、UEデバイスは、制御情報に基づいて、データが、第1の送信方式に従って、及びDPS構成に従って送信又は受信されると判定することができる。
いくつかの実施形態では、制御情報は、第2の送信方式、1つのTCI状態、及び1つ以上のCDMグループが送信に関連付けられていることを示すことができる。更に、UEデバイスは、制御情報に基づいて、データが、第2の送信方式に従って、及びDPS構成に従って送信又は受信されると判定することができる。
いくつかの実施形態では、制御情報は、データを送信するための繰り返し数のインジケーションを更に含むことができ、繰り返し数は1より大きい。更に、UEデバイスは、制御情報に基づいて、データが、第2の送信方式に従って、及びDPS構成に従って送信又は受信されると判定することができる。
ユーザのプライバシー
個人特定可能な情報の使用は、ユーザのプライバシーを維持するための業界又は政府の要件を満たす又は超えるとして一般に認識されているプライバシーポリシー及びプラクティスに従うべきであることが十分に理解される。特に、個人特定可能な情報データは、意図されていない又は許可されていないアクセス若しくは使用のリスクを最小にするように管理及び処理されるべきであり、許可された使用の性質はユーザに明確に示されるべきである。
本開示の実施形態は、任意の様々な形態で実現されてもよい。例えば、いくつかの実施形態は、コンピュータにより実施される方法、コンピュータ可読メモリ媒体、又はコンピュータシステムとして実現することができる。他の実施形態は、ASICなどの1つ以上のカスタム設計されたハードウェアデバイスを使用して実現されてもよい。更なる他の実施形態は、FPGAなどの1つ以上のプログラム可能ハードウェア要素を使用して実現されてもよい。
いくつかの実施形態では、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体は、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体がプログラム命令及び/又はデータを記憶するように構成されてもよく、プログラム命令は、コンピュータシステムによって実行された場合、コンピュータシステムに、方法、例えば、本明細書に記載の方法実施形態のうちのいずれか、又は本明細書に記載の方法実施形態の任意の組み合わせ、又は本明細書に記載の方法実施形態のうちのいずれかの任意のサブセット、又はこのようなサブセットの任意の組み合わせを実行させる。
いくつかの実施形態では、デバイス(例えば、UE 106)は、プロセッサ(又はプロセッサのセット)及びメモリ媒体を含むように構成され得、メモリ媒体は、プログラム命令を記憶し、プロセッサは、プログラム命令をメモリ媒体から読み込み及びプログラム命令を実行するように構成されており、プログラム命令は、本明細書に記載の各種方法実施形態のうちのいずれか(又は、本明細書に記載の方法実施形態の任意の組み合わせ、又は本明細書に記載の方法実施形態のいずれかの任意のサブセット、又はこのようなサブセットの任意の組み合わせ)を実装するように実行可能である。デバイスは、様々な形態のうちのいずれかで実現されてもよい。
上記の実施形態は、かなり詳細に記載されているが、上記の開示が完全に理解されれば、多数の変形及び修正が当業者には明らかになる。以下の特許請求の範囲は、全てのこのような変形及び修正を包含すると解釈されることが意図されている。