JP7343676B1 - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】購入を希望する出荷物が、希望する期限までに配送され得るかを買い手に認識させる。【解決手段】情報処理装置3は、出荷物の売り手から、出荷物の出荷場所を特定するための情報を含む出荷物情報を取得する第1取得部331と、出荷物の買い手から、買い手が選択した出荷物である選択出荷物を識別するための情報と、選択出荷物の配送エリアを特定するための情報とを取得する第2取得部334と、選択出荷物を選択出荷物の出荷場所から配送エリアに輸送する一以上の輸送手段それぞれの出発時刻を参照し、選択出荷物の出荷場所から配送エリアへの選択出荷物の配送が可能な配送可能時間帯を買い手に提示する買い手提示部336と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
従来、生鮮青果物等(以下、「出荷物」という。)が、市場を介さずに買い手と出荷物の生産者との間において直接取り引きされている。特許文献1には、買い手と生産者とがインターネット網を通じて出荷物を取り引きするための技術が開示されている。
特開2002-334223号公報
しかしながら、買い手には、出荷物が配送される希望の期限がある場合があり、買い手が生産者と直接出荷物を取り引きしても、取り引きした出荷物が買い手の希望する期限までに配送されない場合があった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、購入を希望する出荷物が、希望する期限までに配送され得るかを買い手に認識させることを目的とする。
本発明の第1の態様にかかる情報処理装置は、出荷物の売り手から、前記出荷物の出荷場所を特定するための情報を含む出荷物情報を取得する第1取得部と、前記出荷物の買い手から、前記買い手が選択した前記出荷物である選択出荷物を識別するための情報と、前記選択出荷物の配送エリアを特定するための情報とを取得する第2取得部と、前記選択出荷物を前記選択出荷物の前記出荷場所から前記配送エリアに輸送する一以上の輸送手段それぞれの出発時刻を参照し、前記選択出荷物の前記出荷場所から前記配送エリアへの前記選択出荷物の配送が可能な配送可能時間帯を前記買い手に提示する買い手提示部と、を有する。
前記第2取得部は、前記買い手提示部が前記配送可能時間帯を前記買い手に提示した後に、前記買い手から、前記買い手が前記出荷物を注文した内容を示す注文情報を取得してもよいし、前記情報処理装置は、前記出荷物を注文した前記買い手の配送場所を前記売り手に提示する売り手提示部をさらに有してもよいし、前記第1取得部は、前記売り手から、前記買い手が注文した前記出荷物である注文出荷物を配送するために前記売り手が予約した前記輸送手段の出発予定時刻を示すための情報を取得してもよいし、前記買い手提示部は、前記出発予定時刻と、前記注文出荷物の前記出荷場所と、前記配送場所とに基づいて、前記注文出荷物が前記配送場所に配送される配送予定時刻を前記買い手に提示してもよい。
前記情報処理装置は、前記輸送手段の輸送経路における気象情報及び前記輸送経路における交通情報のうちの少なくともいずれかの情報を取得する第3取得部をさらに有してもよいし、前記買い手提示部は、さらに前記第3取得部が取得した情報に基づいて算出された前記配送予定時刻を前記買い手に提示してもよい。
前記買い手提示部は、前記配送予定時刻を前記買い手に提示した後において、前記出発予定時刻が遅延したことによって前記配送予定時刻が遅延する場合、前記注文出荷物の注文を取り消すか否かを前記買い手に提示してもよい。
前記買い手提示部は、前記一以上の輸送手段それぞれの貨物の空き状況を参照し、前記選択出荷物の配送が可能な前記出発時刻に基づく前記配送可能時間帯を前記買い手に提示してもよい。
前記第1取得部は、前記出荷物情報を取得する前に、前記売り手から前記出荷物の種別を取得してもよいし、前記情報処理装置は、前記出荷物の種別が取得された取得日において前記出荷物と同一の種別の前記出荷物を出荷する他の売り手が出荷する前記出荷物の数量を前記売り手に提示する売り手提示部をさらに有してもよい。
前記第1取得部は、前記売り手から前記出荷物の種別を取得してもよいし、前記情報処理装置は、前記出荷場所とは異なる他の出荷場所であって前記出荷物と同一の種別の前記出荷物を出荷する他の売り手が前記出荷物を出荷する前記他の出荷場所の気象情報と、前記他の売り手が過去において前記出荷物の種別が取得された取得日と同じ時期に出荷した前記出荷物の数量とを取得する第3取得部と、前記気象情報と過去の前記出荷物の数量とに基づいて、前記取得日において前記他の売り手が出荷する前記出荷物の数量の予想を、前記売り手に提示する売り手提示部と、をさらに有してもよい。
前記買い手提示部は、前記配送可能時間帯において前記選択出荷物が前記配送エリアに配送される確度を示すための情報を、前記配送可能時間帯とともに前記買い手に提示してもよい。
前記情報処理装置は、前記第2取得部が前記選択出荷物を識別するための情報を取得した取得時刻と、前記一以上の輸送手段それぞれの出発時刻とに基づいて、前記配送可能時間帯に前記選択出荷物を配送するための注文期限を算出する算出部をさらに有してもよいし、前記買い手提示部は、前記注文期限を、前記配送可能時間帯とともに前記買い手に提示してもよい。
前記情報処理装置は、前記一以上の輸送手段それぞれの輸送経路における気象情報及び前記輸送経路における交通情報のうちの少なくともいずれかの情報を取得する第3取得部をさらに有してもよいし、前記買い手提示部は、さらに前記第3取得部が取得した情報に基づいて算出された前記配送可能時間帯を前記買い手に提示してもよい。
本発明の第2の態様にかかる情報処理方法は、コンピュータが実行する、出荷物の売り手から、前記出荷物の出荷場所を特定するための情報を含む出荷物情報を取得するステップと、前記出荷物の買い手から、前記買い手が選択した前記出荷物である選択出荷物を識別するための情報と、前記選択出荷物の配送エリアを特定するための情報とを取得するステップと、前記選択出荷物を前記選択出荷物の前記出荷場所から前記配送エリアに輸送する一以上の輸送手段それぞれの出発時刻を参照し、前記選択出荷物の前記出荷場所から前記配送エリアへの前記選択出荷物の配送が可能な配送可能時間帯を前記買い手に提示するステップと、を有する。
本発明の第3の態様にかかるプログラムは、コンピュータを、出荷物の売り手から、前記出荷物の出荷場所を特定するための情報を含む出荷物情報を取得する第1取得部、前記出荷物の買い手から、前記買い手が選択した前記出荷物である選択出荷物を識別するための情報と、前記選択出荷物の配送エリアを特定するための情報とを取得する第2取得部、及び前記選択出荷物を前記選択出荷物の前記出荷場所から前記配送エリアに輸送する一以上の輸送手段それぞれの出発時刻を参照し、前記選択出荷物の前記出荷場所から前記配送エリアへの前記選択出荷物の配送が可能な配送可能時間帯を前記買い手に提示する提示部、として機能させる。
本発明によれば、購入を希望する出荷物が、希望する期限までに配送され得るかを買い手に認識させることができるという効果を奏する。
情報処理システムの概要を説明するための図である。 情報処理装置の構成を示す図である。 出荷物管理データベースの構成の一例を示す図である。 小売物管理データベースの構成の一例を示す図である。 選択出荷物の販売画面を模式的に表した図である。 情報処理システムの処理の流れを示すシーケンス図である。
[情報処理システムSの概要]
図1は、情報処理システムSの概要を説明するための図である。情報処理システムSは、売り手と買い手との間における出荷物の販売を管理する販売サービスを提供するためのシステムである。出荷物は、生産者によって生産された品であり、例えば、水産物(例えば、魚、貝、海藻等)、農作物(例えば、野菜び果物等)、畜産物(例えば、牛肉、豚肉、鶏肉、牛乳及び卵等)等である。売り手は、例えば、出荷物の生産者、又は出荷物の生産地において出荷物を管理する組合(例えば、漁業協同組合、農業協同組合等)等である。買い手は、例えば、小売業者である。買い手は、例えば、販売サービスを介して売り手から出荷物を注文し、出荷物を注文した日のうちに出荷物を消費者に提供する。なお、買い手は、小売業者に限らず、消費者であってもよい。情報処理システムSは、売り手側端末1と、買い手側端末2と、情報処理装置3とを有する。
売り手側端末1は、出荷物の売り手が使用する端末であり、例えば、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ等である。売り手側端末1は、情報を表示するディスプレイ等の表示部を有する。売り手側端末1は、ネットワークを介して情報処理装置3と通信可能である。
買い手側端末2は、買い手が使用する端末であり、例えば、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ等である。買い手側端末2は、情報を表示するディスプレイ等の表示部を有する。買い手側端末2は、ネットワークを介して情報処理装置3と通信可能である。
情報処理装置3は、出荷物の販売サービスを管理するために用いられる装置であり、例えば、サーバである。情報処理装置3は、売り手に関する情報と、買い手に関する情報とを管理している。売り手に関する情報は、例えば、販売サービスにおいて売り手を識別するための識別情報(ID:identifier)と、売り手が出荷物を出荷する出荷場所(例えば、売り手の自宅、漁港、圃場等)を示す情報(例えば、住所、施設名等)とが関連付けられた情報である。買い手に関する情報は、例えば、販売サービスにおける買い手のIDと、買い手が購入した出荷物を配送する配送場所(例えば、買い手が出荷物を保管する倉庫、買い手が出荷物を販売する店舗等)を示す情報(例えば、住所、施設名等)とが関連付けられた情報である。買い手に関する情報は、小売業者(買い手)が商品を販売する販売エリアをさらに含んでもよい。情報処理装置3は、ネットワークを介して売り手側端末1及び買い手側端末2と通信可能である。
以下において、情報処理システムSが出荷物の販売サービスを提供するために実行する処理について説明する。まず、売り手が、売り手側端末1において、出荷物の販売サービスが提供される出荷物提供サイトにログインする操作を行うと、情報処理装置3は、出荷物を登録するための登録画面を売り手側端末1に表示させる。
売り手が、売り手側端末1に表示された登録画面おいて、生産した出荷物に関する情報(例えば、出荷物の種別、出荷物の数量、出荷物の重量、出荷物の販売価格及び出荷物の撮像画像等)を入力すると、売り手側端末1は、出荷物情報を情報処理装置3に送信する(図1における(1))。出荷物の数量は、販売可能な単位であり、例えば、魚の数、又は複数の魚が含まれるケースの数等である。出荷物の数量がケースの数である場合、売り手側端末1は、ケースごとの重量を含む出荷物情報を情報処理装置3に送信してもよい。
出荷物情報は、例えば、出荷物の出荷場所を特定するための情報と、出荷物に関する情報とを含む。出荷場所を特定するための情報は、例えば、売り手がログインするために入力した売り手のIDであるが、これに限らず、登録画面おいて入力された住所又は施設名等であってもよい。情報処理装置3は、売り手側端末1から出荷物情報を取得すると、出荷物を登録する(図1における(2))。
出荷物が登録された後において、買い手が、買い手側端末2において、出荷物提供サイトにログインする操作を行うと、情報処理装置3は、出荷物を販売するための出荷物販売画面を買い手側端末2に表示させる。例えば、出荷物販売画面には、各売り手によって販売される出荷物の一覧が表示されており、買い手が、買い手側端末2において出荷物の一覧の中から1つの出荷物を選択する操作を行うと、買い手側端末2は、買い手が選択した出荷物(以下、「選択出荷物」という。)のIDを情報処理装置3に送信する。
情報処理装置3は、買い手側端末2から選択出荷物のIDと、出荷物の配送エリアを特定するための特定情報とを取得する(図1における(3))。出荷物の配送エリアは、例えば、買い手の配送場所、又は当該配送場所を含む範囲(例えば、都道府県、市区町村等)である。なお、出荷場所の配送エリアは、予め買い手に関する情報に含まれていてもよい。出荷物の配送エリアを特定するための情報は、例えば、買い手がログインするために入力した買い手のIDであるが、これに限らず、出荷物販売画面において買い手が入力した住所、郵便番号又は電話番号であってもよい。
情報処理装置3は、買い手側端末2から選択出荷物のIDと、出荷物の配送エリアを特定するための情報とを取得すると、選択出荷物に関する情報を買い手に提示する(図1における(4))。上記のとおり、買い手が販売サービスを介して注文した出荷物を、注文した日のうちに消費者(例えば、買い手が販売する商品を購入する者)に提供することを望む場合、注文した出荷物が、買い手によって定められた希望期限(例えば、買い手である小売業者が出荷物を消費者に提供するための期限として定めた希望期限)までに買い手の配送場所に配送される必要がある。そのため、出荷物が希望期限までに所定の場所に配送され得るか否かを判断するための情報を買い手に提示することが求められる。そこで、情報処理装置3は、出荷物の配送可能時間帯を買い手に提示する。
具体的には、情報処理装置3は、選択出荷物の出荷場所から買い手の配送エリアに輸送する一以上の輸送手段それぞれの出発時刻を参照し、選択出荷物の出荷場所から配送エリアへの選択出荷物の配送が可能な配送可能時間帯を含む選択出荷物に関する情報を買い手に提示する。このようにすることで、情報処理システムSは、買い手が購入を希望する出荷物が、買い手の希望期限までに買い手の配送場所に配送され得るかを買い手に認識させることができる。これにより、買い手は、提示される配送可能時間帯を頼りにして、希望期限までに配送場所に配送され得る出荷物を探すことができる。その結果、情報処理システムSは、買い手が購入を希望する出荷物であって、当該買い手の希望期限までに配送され得る出荷物を取り引きさせることができる。
その後、買い手が、買い手側端末2において、希望期限までに配送され得る出荷物を見つけ、当該出荷物を注文する操作を行うと、買い手側端末2は、注文情報を情報処理装置3に送信する。注文情報は、買い手のIDと、買い手が注文した出荷物(以下、「注文出荷物」という。)とを含む。情報処理装置3は、買い手側端末2から注文情報を取得すると、注文出荷物の売り手の売り手側端末1に買い手の配送場所(例えば、買い手のIDに関連付けられている配送場所)を送信する。そして、売り手は、売り手側端末1に表示された配送場所に注文出荷物を配送する手続きを行い、注文出荷物を配送させる。
以下、情報処理装置3の構成について説明する。
[情報処理装置3の構成]
図2は、情報処理装置3の構成を示す図である。情報処理装置3は、通信部31と、記憶部32と、制御部33とを有する。制御部33は、第1取得部331と、登録部332と、売り手提示部333と、第2取得部334と、算出部335と、買い手提示部336と、第3取得部337とを有する。
通信部31は、ネットワークに接続するためのインターフェイスであり、例えば通信コントローラを含んで構成されている。記憶部32は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びハードディスク等の記憶媒体である。記憶部32は、制御部33が実行するプログラムを記憶している。
記憶部32は、売り手に関する情報と、買い手に関する情報とを記憶している。また、記憶部32は、出荷物の輸送手段ごとに時刻表を記憶している。輸送手段は、1つの輸送手段(例えば、航空輸送又はトラック輸送等)であってもよいし、複数の輸送手段の組み合わせ(例えば、航空輸送及びトラック輸送の組み合わせ等)であってもよい。時刻表には、例えば、輸送手段の出発時刻と、輸送手段の出発地と、輸送手段の目的地と、輸送手段が出発地から目的地までの移動にかかる移動時間とが関連付けられている。
また、記憶部32は、出荷物に関する情報を管理する出荷物管理データベースと、小売業者(売り手から出荷物を注文した買い手)が売り手(例えば生産者)に注文した出荷物(以下、「小売物」という。)に関する情報を管理する小売物管理データベースとを記憶している。
図3は、出荷物管理データベースの構成の一例を示す図である。図3に示す例において、出荷物管理データベースは、出荷物IDと、売り手IDと、出荷物の種別と、出荷物の数量と、出荷物の重量と、出荷物の販売価格と、登録日とを関連付けて記憶している。登録日は、出荷物を登録した日付である。なお、出荷物管理データベースの構成は、図3に示す例に限らず、例えば、生産日(例えば水揚げ日又は収穫日)及び出荷場所等をさらに記憶してもよい。
図4は、小売物管理データベースの構成の一例を示す図である。図4に示す例において、小売物管理データベースは、業者IDと、出荷物IDと、配送予定時刻と、種別と、重量と、ナンバーと、消費者IDとを関連付けて記憶している。業者IDは、小売業者(買い手)のIDである。ナンバーは、消費者に小売物を販売する単位である。消費者IDは、関連付けられているナンバーの小売物を注文した消費者のIDである。なお、小売物管理データベースの構成は、図4に示す例に限らず、例えば、売り手の出荷場所から買い手(小売業者)の配送場所に配送する配送状況を示す情報及び消費者の配送場所等をさらに記憶してもよい。
図2に戻り、制御部33は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部33は、記憶部32に記憶されたプログラムを実行することにより、第1取得部331、登録部332、売り手提示部333、第2取得部334、算出部335、買い手提示部336及び第3取得部337として機能する。第1取得部331、登録部332、売り手提示部333、第2取得部334、算出部335、買い手提示部336及び第3取得部337それぞれが実行する処理の詳細については後述する。
[登録処理の説明]
まず、情報処理システムSが出荷物を登録するために実行する登録処理について説明する。第1取得部331は、出荷物の売り手から、出荷物の出荷場所を特定するための情報を含む出荷物情報を取得する。
例えば、まず、売り手が、売り手側端末1において出荷物提供サイトにログインする操作を行うと、売り手提示部333は、出荷物を登録するための登録画面を売り手側端末1に表示させる。登録画面には、例えば、出荷物に関する情報を入力するための入力項目が設けられている。この場合において、まず、売り手が売り手側端末1に表示された登録画面において入力項目に情報を入力すると、売り手側端末1は、入力された出荷物に関する情報と、出荷物の出荷場所を特定するための情報とを含む出荷物情報を情報処理装置3に送信する。そして、第1取得部331は、売り手側端末1から出荷物情報を取得する。
登録部332は、第1取得部331が出荷物情報を取得すると、出荷物を登録する。登録部332は、例えば、出荷物のIDを生成し、生成した出荷物のIDに出荷物情報を関連付けて出荷物管理データベースに記憶させる。
情報処理装置3は、売り手による出荷物の販売価格の決定に参考となる参考情報を提供してもよい。売り手提示部333は、例えば、売り手に対して、他の売り手が出荷(販売)する出荷物に関する情報を参考情報として提示してもよい。他の売り手は、参考情報の提示を受ける売り手とは異なる者であって、売り手が販売する出荷物と同一の種別の出荷物を販売する者である。
具体的には、第1取得部331が出荷物情報を取得する前に出荷物の種別を取得すると、売り手提示部333は、出荷物の種別が取得された日(以下、「取得日」という。)において他の売り手が出荷する出荷物の数量を売り手に提示する。
例えば、売り手提示部333は、売り手が売り手側端末1に表示された登録画面において出荷物の種別を入力すると、当該出荷物の種別に対応する他の売り手の出荷物の数量を登録画面に表示させる。売り手提示部333は、他の売り手の出荷物の数量とともに、過去における他の売り手の出荷物の数量(例えば、前日における他の売り手の出荷物の数量、又は1年前における他の売り手の出荷物の数量)をさらに登録画面に表示させてもよい。また、売り手提示部333は、他の売り手の出荷物の数量とともに、他の売り手の出荷物の販売価格をさらに登録画面に表示させてもよい。
このようにすることで、情報処理装置3は、売り手が出荷物の販売価格を決定しやすくさせることができる。例えば、売り手は、他の売り手の出荷物の数量が少ない場合、出荷物の販売価格を高く設定し、他の売り手の出荷の数量が多い場合、出荷物の販売価格を低く設定することができる。
ところで、各売り手が出荷物情報を入力するタイミングが近くなり得るため、売り手(参考情報を提供する売り手)が情報を入力するタイミングの方が、他の売り手が情報を入力するタイミングより早い場合がある。この場合、情報処理装置3は、他の売り手が出荷する出荷物の数量を売り手に提示することができないため、参考情報として他の情報を売り手に提示することが求められている。そこで、売り手提示部333は、他の売り手が出荷する出荷物の数量の予想を参考情報として売り手に提示してもよい。
具体的には、まず、第1取得部331は、売り手から出荷物情報を取得する前に、売り手から出荷物の種別を取得する。第3取得部337は、他の売り手が過去において取得日(第1取得部331が出荷物の種別を取得した日)と同じ時期に出荷した出荷物の数量を取得する。第3取得部337は、例えば、出荷物管理データベースにおいて、他の売り手のIDと、取得日と同じ時期の過去の登録日とに関連付けて記憶されている出荷物の数量を取得する。そして、売り手提示部333は、過去の出荷物の数量に基づいて、取得日において他の売り手が出荷する出荷物の数量の予想を、売り手に提示する。出荷物の数量の予想は、例えば、取得日の1年前において他の売り手が出荷(販売)した出荷物の数量、取得日と同じ過去の時期に出荷された複数の出荷物の数量の統計値(例えば、平均値、中央値又は最頻値等)等である。このようにすることで、情報処理装置3は、まだ他の売り手から出荷物情報を取得していなくても、売り手に参考情報を提示することができる。
売り手提示部333は、さらに他の出荷場所の気象情報を考慮した出荷物の数量の予想を売り手に提示してもよい。気象情報は、例えば、他の出荷場所の天気を示す情報である。他の出荷場所は、売り手の出荷場所とは異なる場所であって、他の売り手が出荷物を出荷する場所である。
具体的には、まず、第3取得部337は、さらに他の出荷場所における気象情報を取得する。そして、売り手提示部333は、さらに気象情報に基づき、他の売り手が出荷する出荷物の数量の予想を、売り手に提示する。
売り手提示部333は、例えば、他の売り手が過去において取得日と同じ時期(例えば、取得日を基準として前後数日、前後1週間、前後1か月等)に出荷した複数の出荷物の数量のうち、第3取得部337が取得した気象情報によって示される他の出荷場所の天候と一致する日の出荷物の数量を、出荷物の数量の予想として売り手に提示する。天候が一致する日は、例えば、台風の有無、強風、波浪、落雷等の漁船の出航可否に影響を与え得る気象、又は晴れ、曇り、気温、降水量等の漁獲高に影響を与え得る気象等のうちの少なくともいずれかが一致する日である。売り手提示部333は、他の売り手が過去において取得日と同じ時期に出荷した複数の出荷物の数量のうち、第3取得部337が取得した気象情報によって示される他の出荷場所の天候と一致する複数の日の出荷物の数量の統計値を、出荷物の数量の予想として売り手に提示してもよい。このようにすることで、情報処理装置3は、他の売り手出荷する出荷物の数量を予想する精度を向上させることができる。
売り手提示部333は、他の出荷場所から出荷される出荷物の出荷先となる出荷先エリアごとに、当該出荷先エリアに出荷される出荷物の数量の統計値と、出荷先エリアごとに定められた基準値と比較し、出荷物の数量が多くなるか否かの予想を売り手に提示してもよい。この場合、情報処理装置3は、売り手が上記予想を参照することによって指定した出荷先エリアと、当該出荷先エリアにおいて販売する出荷物の数量と、当該出荷先エリアにおいて販売する出荷物の販売価格とを取得し、指定された出荷先エリアに含まれる配送エリアの買い手に対して、出荷物の数量と出荷物の販売価格とを提示してもよい。また、情報処理装置3は、指定された出荷先エリアに含まれない配送エリアの買い手に対して、出荷物の数量及び出荷物の販売価格を提示しないようにしてもよい。
売り手提示部333は、さらに他の売り手の出荷物の販売価格の予想を売り手に提示してもよい。売り手提示部333は、例えば、他の売り手が取得日と同じ過去の日(例えば、昨年、2年前又は3年前の取得日と同日等)に出荷した出荷物の販売価格を、出荷物の販売価格の予想として売り手に提示する。売り手提示部333は、他の売り手が過去において取得日と同じ時期に出荷した複数の出荷物の販売価格のうち、第3取得部337が取得した気象情報によって示される他の出荷場所の天候と一致する日の出荷物の販売価格を、出荷物の販売価格の予想として売り手に提示してもよい。また、売り手提示部333は、他の売り手が過去において取得日と同じ時期に出荷した複数の出荷物の販売価格のうち、第3取得部337が取得した気象情報によって示される他の出荷場所の天候と一致する複数の日の出荷物の販売価格の統計値に基づいて、出荷物の販売価格の予想価格を売り手に提示してもよい。
売り手提示部333は、例えば、売り手から出荷物の種別が取得されたときにおいて、他の売り手から出荷物情報が取得されている場合に、当該出荷物情報に含まれる出荷物の数量及び出荷物の販売価格のうちの少なくともいずれかを売り手に提示し、売り手から出荷物の種別が取得されたときにおいて、他の売り手から出荷物情報が取得されていない場合に、出荷物の数量の予想及び出荷物の販売価格の予想のうちの少なくともいずれかを売り手に提示する。
売り手提示部333は、参考情報として他の売り手が出荷する出荷物に関する情報を売り手に提示する例を説明したが、これに限らない。例えば、売り手提示部333は、売り手が過去に出荷した出荷物に関する情報を参考情報として売り手に提示してもよい。売り手提示部333は、例えば、売り手が過去において取得日と同じ時期に出荷した出荷物の数量を売り手に提示する。
売り手提示部333は、売り手が出荷する種別の出荷物の販売価格を参考情報として売り手に提示してもよい。売り手提示部333は、例えば、売り手が取得日と同じ過去の日に出荷した出荷物の販売価格を売り手に提示する。売り手提示部333は、出荷物の出荷先エリアごとに、売り手が過去において取得日と同じ時期において当該出荷先エリアに出荷した複数の出荷物の販売価格のうち、売り手が入力した出荷物の数量との差が予め定められた閾値未満である数量の出荷物を出荷した日の出荷物の販売価格を売り手に提示してもよい。
売り手提示部333は、他の売り手が出荷する出荷物の数量及び販売価格に基づいて算出された売り手が出荷する出荷物において推奨される販売価格を売り手に提示してもよい。例えば、まず、算出部335は、売り手が過去において出荷した出荷物の数量及び販売価格と、他の売り手が過去において出荷した出荷物の数量及び販売価格との関係に基づいて、売り手が出荷する出荷物において推奨される販売価格を算出する。算出部335は、さらに他の出荷場所の気象情報に基づいて、売り手が出荷する出荷物において推奨される販売価格を算出してもよい。
例えば、記憶部32には、売り手の出荷物の数量と、他の売り手の出荷物の数量と、他の売り手の出荷物の販売価格と、他の出荷場所の気象情報とが入力されると、売り手の出荷物の販売価格が出力される機械学習モデルが記憶されている。機械学習モデルは、例えば、売り手が過去に出荷した出荷物の数量と、売り手が過去に出荷した出荷物の販売価格と、他の売り手が過去に出荷した出荷物の数量と、他の売り手が過去に出荷した出荷物の販売価格と、他の出荷場所の過去の気象情報とを含む教師データを用いて学習されたモデルである。
算出部335は、売り手の出荷物の数量と、他の売り手の出荷物の数量と、他の売り手の出荷物の販売価格と、他の出荷場所の気象情報とを機械学習モデルに入力することによって機械学習モデルが出力した販売価格を取得することにより、売り手が出荷する出荷物の販売価格を算出する。算出部335が機械学習モデルに入力する他の売り手の出荷物の数量及び販売価格は、第1取得部331が他の売り手から取得した出荷物情報に含まれる出荷物の数量及び販売価格、又は出荷物の数量の予想値及び販売価格の予想値である。算出部335が機械学習モデルに入力する売り手の出荷物の数量は、例えば、売り手が入力した情報である。そして、売り手提示部333は、算出部335が算出した出荷物の販売価格である出荷物において推奨される販売価格を参考情報として売り手に提示する。このようにすることで、情報処理装置3は、出荷物の販売価格を決定しやすくさせることができる。
[第1の取引処理の説明]
続いて、情報処理システムSが売り手と買い手との間において出荷物を取り引きするために実行する第1の取引処理について説明する。第2取得部334は、出荷物の買い手から、買い手が選択した出荷物である選択出荷物のIDと、選択出荷物の配送エリアを特定するための情報とを取得する。
例えば、まず、買い手が、買い手側端末2において出荷物提供サイトにログインする操作を行うと、買い手提示部336は、出荷物を販売するための出荷物販売画面を買い手側端末2に表示させる。出荷物販売画面には、出荷物の一覧が表示されており、買い手が買い手側端末2において複数の出荷物の中から1つの出荷物を選択する操作を行うと、買い手側端末2は、選択出荷物のIDを情報処理装置3に送信する。
また、買い手側端末2は、出荷物提供サイトにログインする際に買い手が入力した買い手のIDを選択出荷物の配送エリアを特定するための情報として情報処理装置3に送信する。そして、第2取得部334は、買い手側端末2から選択出荷物のIDと買い手のIDとを取得する。第2取得部334は、選択出荷物のIDと買い手のIDとを同じタイミングで取得してもよいし、それぞれ異なるタイミングで取得してもよい。
上記において、選択出荷物の配送エリアを特定するための情報が、買い手のIDである例を説明したが、これに限らない。例えば、選択出荷物の配送エリアを特定するための情報は、住所、郵便番号又は電話番号であってもよい。例えば、出荷物販売画面には、住所、郵便番号又は電話番号を入力するための入力項目が設けられており、第2取得部334は、買い手が当該入力項目に入力した情報を選択出荷物の配送エリアを特定するための情報として取得する。
買い手提示部336は、選択出荷物を選択出荷物の出荷場所から配送エリアに輸送する一以上の輸送手段それぞれの出発時刻を参照し、選択出荷物の出荷場所から配送エリアへの選択出荷物の配送が可能な配送可能時間帯を買い手に提示する。具体的には、まず、算出部335は、記憶部32に記憶されている各輸送手段の時刻表において、選択出荷物の出荷場所に対応する出発地と、配送エリアに対応する目的地とに関連付けられている複数の出発時刻の中から、第2取得部334が選択出荷物のIDを取得した取得時刻の直近の各輸送手段の出発時刻を特定する。
選択出荷物の出荷場所は、例えば、選択出荷物の売り手のIDに関連付けられている出荷場所である。配送エリアは、例えば、買い手のIDに関連付けられている配送場所を含むエリアである。出荷場所に対応する出発地は、例えば、出荷場所から出発地までの距離が予め定められている閾距離以内である出発地、又は出荷場所から出発地までの移動にかかる時間が予め定められている閾時間以内である出発地等である。配送エリアに対応する目的地は、例えば、配送エリアから目的地までの距離が予め定められている閾距離以内である目的地、又は配送エリアから目的地までの移動にかかる時間が予め定められている閾時間以内である目的地等である。取得時刻の直近の出発時刻は、例えば、取得時刻から所定の時間(例えば、出荷物を配送するための準備にかかる時間として予め定められた時間)が経過した直後の出発時刻である。取得時刻の直近の出発時刻は、取得時刻の直後の出発時刻であってもよい。
算出部335は、特定した各輸送手段の出発時刻と、各輸送手段の時刻表において特定された出発時刻に関連付けられている移動時間とに基づいて、出発時刻に出発した場合に配送エリアに到着する時間帯を配送可能時間帯として算出する。配送可能時間帯は、例えば、輸送手段が出発時刻に出発した場合に配送エリアに到着する予定の時刻を基準時刻として、基準時刻の予め定められた時間前の時刻から、基準時刻の予め定められた時間後の時刻までの時間帯である。例えば、第1の輸送手段(例えば航空輸送)の方が第2輸送手段(例えばトラック輸送)よりも配送エリアに到着する時間帯が早い場合、算出部335は、第1の輸送手段が配送エリアに到着する時間帯の開始時刻から、第2の輸送手段が配送エリアに到着する時間帯の終了時刻までの時間帯を配送時間帯として算出してもよい。
そして、買い手提示部336は、算出部335が算出した配送可能時間帯と、選択出荷物に関する情報とを含む選択出荷物情報を買い手側端末2に送信する。その後、買い手側端末2は、情報処理装置3から取得した配送可能時間帯を含む選択出荷物情報が表示された出荷物販売画面を表示部に表示させる。
買い手提示部336は、輸送手段の貨物の空き状況が考慮された配送可能時間帯を買い手に提示してもよい。具体的には、買い手提示部336は、一以上の輸送手段それぞれの貨物の空き状況を参照し、選択出荷物の配送が可能な出発時刻に基づく配送可能時間帯を買い手に提示する。
例えば、まず、第3取得部337は、各輸送手段の出発便ごとの貨物の空き状況を、外部のサーバから取得する。外部のサーバは、例えば、輸送手段における貨物の輸送の予約を管理するサーバである。算出部335は、記憶部32に記憶されている各輸送手段の時刻表において、選択出荷場所の出荷場所に対応する出発地と、配送エリアに対応する目的地とに関連付けられている複数の出発時刻の中から、選択出荷物を積むための空きがある出発便の出発時刻であって、第2取得部334が選択出荷物のIDを取得した取得日時の直近の各輸送手段の出発時刻を特定する。そして、買い手提示部336は、算出部335が特定した各輸送手段の出発時刻と、各輸送手段の時刻表において特定された出発時刻に関連付けられている移動時間とに基づいて算出した配送可能時間帯を買い手側端末2に送信する。このようにすることで、情報処理装置3は、買い手に提示した配送可能時間帯に対応する出発時刻に出発する出発便に出荷物を積むことができない事態の発生を低減することができる。
買い手提示部336は、輸送手段による出荷物の配送に影響し得る要因が考慮された配送可能時間帯を買い手に提示してもよい。輸送手段による出荷物の配送に影響し得る要因は、例えば、輸送手段の輸送経路における天気の状態及び交通の状態等である。
具体的には、まず、第3取得部337は、一以上の輸送手段それぞれの輸送経路における気象情報及び輸送経路における交通情報のうちの少なくともいずれかの情報を取得する。そして、買い手提示部336は、さらに第3取得部が取得した情報(気象情報及び交通情報のうちの少なくともいずれかの情報)に基づいて算出された配送可能時間帯を買い手に提示する。
例えば、輸送経路における気象情報が悪天候(例えば、雨又は雪等)を示す場合、算出部335は、算出した配送可能時間帯の終了時刻に対して、悪天候に対応する係数であって、算出した配送可能時間帯の終了時刻を遅延させる係数を適用することにより、算出した配送可能時間帯を補正する。また、例えば、輸送経路における交通情報が混雑していることを示す場合、算出部335は、算出した配送可能時間帯の終了時刻に対して、輸送経路の混雑の度合い(例えば、渋滞の距離)に応じた追加時間を追加することにより、算出した配送可能時間帯を補正する。例えば、輸送経路の渋滞の距離ごとに追加時間が定められており、算出部335は、算出した配送可能時間帯の終了時刻に対して、交通情報によって示される渋滞の距離に対応する追加時間を追加することにより、算出した配送可能時間帯を補正する。そして、買い手提示部336は、補正された配送可能時間帯を買い手に提示する。このようにすることで、情報処理装置3は、出荷物の配送が、買い手に提示した配送可能時間帯を超えてしまう事態の発生を低減させることができる。
買い手提示部336は、配送可能時間とともに、様々な情報を買い手に提示してもよい。具体的には、買い手提示部336は、配送可能時間帯において選択出荷物が配送エリアに配送される確度を示すための確度情報を、配送可能時間帯とともに買い手に提示する。確度情報は、例えば、確率、〇△×をはじめとする符号、又は確率に対応するメッセージ等である。
具体的には、買い手提示部336は、輸送手段における貨物の空き状況に基づく確度情報を、買い手に提示する。より具体的には、買い手提示部336は、輸送手段に積むことができる貨物の数が多いほど高い確度を示す確度情報を買い手に提示し、輸送手段に積むことができる貨物の数が少ないほど低い確度を示す確度情報を買い手に提示する。
買い手提示部336は、例えば、第3取得部337が取得した輸送手段の貨物の空き状況によって示される輸送手段に積むことができる貨物の数が閾貨物数以上である場合、高い確度を示す確度情報(例えば「〇」)を買い手に提示する。閾貨物数は、例えば、予め定められた数値である。また、買い手提示部336は、例えば、輸送手段に積むことができる貨物の数が閾貨物数未満であり、かつ輸送手段に積むことができる貨物の数が0よりも大きい場合、低い確度を示す確度情報(例えば「△」)を買い手に提示する。また、買い手提示部336は、例えば、輸送手段に積むことができる貨物の数が0である場合、配送が不能であることを示す確度情報(例えば「×」)を買い手に提示する。
買い手提示部336は、選択出荷物の在庫状況に基づく確度情報を、買い手に提示してもよい。具体的には、買い手提示部336は、選択出荷物の在庫が多いほど高い確度を示す確度情報を買い手に提示し、選択出荷物の在庫が少ないほど低い確度を示す確度情報を買い手に提示する。
買い手提示部336は、例えば、選択出荷物の在庫数が閾在庫数以上である場合、高い確度を示す確度情報(例えば「〇」)を買い手に提示する。閾在庫数は、例えば、予め定められた数値である。また、買い手提示部336は、例えば、選択出荷物の在庫数が閾在庫未満であり、かつ選択出荷物の在庫数が0よりも大きい場合、低い確度を示す確度情報(例えば「△」)を買い手に提示する。また、買い手提示部336は、例えば、選択出荷物の在庫数が0である場合、配送が不能であることを示す確度情報(例えば「×」)を買い手に提示する。このようにすることで、情報処理装置3は、配送可能時間帯において出荷物が配送場所に配送される確率の高さを買い手に認識させることができる。
買い手提示部336は、注文期限をさらに買い手に提示してもよい。具体的には、算出部335は、第2取得部334が選択出荷物のIDを取得した取得時刻と、一以上の輸送手段それぞれの出発時刻とに基づいて、配送可能時間帯に選択出荷物を配送するための注文期限を算出する。
算出部335は、例えば、算出した配送可能時間帯に選択出荷物を配送するために特定した輸送手段の出発時刻から所定の時間(例えば、出荷物を配送するための準備にかかる時間として予め定められた時間)前の時刻を、注文期限として算出する。そして、買い手提示部336は、算出部335が算出した注文期限を、配送可能時間帯とともに買い手に提示する。
図5は、選択出荷物の販売画面を模式的に表した図である。図5に示す販売画面には、選択出荷物として「かつお」に関する情報が表示されている。図5に示す販売画面には、3つの表示領域(R1、R2、R3)が表示されている。表示領域R1には、かつおの画像と、かつおの産地と、かつおの重量と、かつおの販売価格等のかつおに関する情報が表示されている。表示領域R2には、配送可能時間帯(例えば、三陸から東京都までの配送にかかる時間を考慮した到着予定時刻の幅)と、当該配送時間帯にかつおを配送するための注文期限とを含むメッセージが表示されている。表示領域R3には、確度情報が表示されており、図5に示す例においては、確度が低いことを示す「△」と、表示領域R2に表示されている配送時間帯に対する確度の根拠を示すメッセージとが表示されている。このように、注文期限が買い手に提示されることで、情報処理装置3は、いつまでに出荷物を注文すればよいかを買い手に認識させることができる。
買い手提示部336は、買い手が出荷物を注文した場合、当該出荷物が配送場所に配送される配送予定時刻を買い手に提示してもよい。具体的には、情報処理装置3は、下記4つのステップを実行することにより、配送予定時刻を買い手に提示する。
第1のステップとして、第2取得部334は、買い手提示部336が配送可能時間帯を買い手に提示した後に、買い手から、買い手が出荷物を注文した内容を示す注文情報と、買い手のIDとを取得する。注文情報は、例えば、注文した出荷物のIDと、注文した出荷物の数量とを含む。
例えば、まず、買い手が買い手側端末2に表示された出荷物販売画面において出荷物を注文する内容を入力すると、買い手側端末2は、買い手が入力した注文情報と買い手のIDとを情報処理装置3に送信する。そして、第2取得部334は、注文情報と買い手のIDとを買い手側端末2から取得する。
第2のステップとして、売り手提示部333は、出荷物を注文した買い手の配送場所と、注文出荷物(買い手が注文した出荷物)の数量とを売り手に提示する。具体的には、売り手提示部333は、少なくとも注文情報の一部を、注文出荷物を販売する売り手の売り手側端末1に送信する。売り手提示部333は、注文出荷物のIDと、買い手に提示した配送可能時間帯に対応する輸送手段の出発時刻又は当該出発時刻に出発する出発便を示す情報とをさらに売り手に提示してもよい。
第3のステップとして、第1取得部331は、売り手から、注文出荷物を配送するために売り手が予約した輸送手段の出発予定時刻を示すための情報を取得する。例えば、まず、売り手が、買い手に提示された配送可能時間帯に対応する輸送手段の出発時刻に出発する出発便の予約を行い、売り手側端末1において予約した出発便を示す情報を入力すると、売り手側端末1は、入力された出発便を示す情報を情報処理装置3に送信する。売り手側端末1は、売り手が予約した出発便の出発予定時刻を情報処理装置3に送信してもよい。そして、第1取得部331は、出発便を示す情報を、売り手が予約した輸送手段の出発予定時刻を示すための情報として取得する。
第4のステップとして、買い手提示部336は、出発予定時刻と、注文出荷物の出荷場所と、配送場所とに基づいて、注文出荷物が配送場所に配送される配送予定時刻を買い手に提示する。例えば、まず、算出部335は、出発便の出発予定時刻に対して、売り手が予約した輸送手段の時刻表を参照し、出発便の出発予定時刻と、注文出荷物の出荷場所に対応する出発地と、配送場所に対応する目的地とに関連付けられている移動時間を加算した時刻を配送予定時刻として算出する。そして、買い手提示部336は、算出部335が算出した配送予定時刻を買い手側端末2に送信する。
買い手提示部336は、注文出荷物の配送が開始された後において、出発地から目的地までの経路に含まれる所定のポイントごとに、輸送手段(例えば、自動車(トラック)、鉄道(貨車)、船(貨物船)、航空機(貨物機)等)が当該ポイントを通過した時刻が予定通りであるか否かを示す情報と、輸送手段が当該ポイントを通過した時刻に基づいて更新した確度を示す確度情報(例えば、注文出荷物が配送予定時刻までに配送場所に配送される確率を示す情報)を買い手に提示してもよい。所定のポイントは、例えば、空港、高速道路の出入口、高速道路のインターチェンジ、高速道路のサービスエリア、一般道路の特定の交差点等である。
例えば、まず、算出部335は、出発地から目的地までの経路に含まれる所定のポイントごとに、輸送手段が当該ポイントを通過する通過予定時刻を算出する。そして、買い手提示部336は、注文出荷物の配送が開始された後において、輸送手段が所定のポイントを通過するごとに、算出部335が算出した通過予定時刻と輸送手段が当該ポイントを通過した通過時刻とに基づいて輸送手段が当該ポイントを通過した時刻が予定通りであるか否かを示す情報を提示し、直前に提示した配送予定時刻と通過時刻に基づく新たな配送予定時刻との差に基づいて更新した確度を示す確度情報を提示する。買い手提示部336は、例えば、直前に提示した配送予定時刻より通過時刻に基づく新たな配送予定時刻の方が遅い場合に、低い確度に更新した確度情報を提示する。買い手提示部336は、直前に提示した配送予定時刻より通過時刻に基づく新たな配送予定時刻の方が遅く、かつ直前に提示した配送予定時刻と通過時刻に基づく新たな配送予定時刻との差が所定の閾値以上である場合に、低い確度に更新した確度情報を提示してもよい。
第2取得部334が注文情報と買い手のIDとを取得すると、登録部332は、買い手のIDと、注文情報と、算出部335が算出した配送予定時刻とを関連付けて小売物管理データベースに記憶させる。
買い手提示部336は、輸送手段による出荷物の配送に影響し得る要因が考慮された配送予定時刻を買い手に提示してもよい。具体的には、まず、第3取得部337は、輸送手段の輸送経路における気象情報及び輸送経路における交通情報のうちの少なくともいずれかの情報を取得する。そして、買い手提示部336は、さらに第3取得部337が取得した情報に基づいて算出された配送予定時刻を買い手に提示する。
例えば、輸送経路における気象情報が悪天候(例えば、雨又は雪等)を示す場合、算出部335は、算出した配送予定時刻に対して、悪天候に対応する係数であって、算出した配送予定時刻を遅延させる係数を適用することにより、算出した配送予定時刻を補正する。また、例えば、輸送経路における交通情報が混雑していることを示す場合、算出部335は、算出した配送予定時刻に対して、輸送経路の混雑の度合い(例えば、渋滞の距離)に応じた追加時間を追加することにより、算出した配送予定時刻を補正する。例えば、輸送経路の渋滞の距離ごとに追加時間が定められており、算出部335は、算出した配送予定時刻に対して、交通情報によって示される渋滞の距離に対応する追加時間を追加することにより、算出した配送予定時刻を補正する。
そして、買い手提示部336は、補正された配送予定時刻を買い手に提示する。このようにすることで、情報処理装置3は、出荷物の配送が、買い手に提示した配送予定時刻を超えてしまう事態の発生を低減させることができる。
買い手提示部336は、配送予定時刻を買い手に提示した後において、出発予定時刻が遅延したことによって配送予定時刻が遅延する場合、注文出荷物の注文を取り消すか否かを買い手に提示してもよい。例えば、まず、第3取得部337は、所定の間隔で、輸送手段の輸送経路における気象情報及び輸送経路における交通情報のうちの少なくともいずれかの情報を取得する。そして、買い手提示部336は、第3取得部337が取得した情報に基づいて算出された新たな配送予定時刻が買い手に提示した配送予定時刻よりも遅い場合、注文出荷物の注文を取り消すか否かを買い手に提示する。
なお、情報処理装置3は、出荷物の注文時に、買い手が受け取りを希望する受取時間帯に出荷物を受け取ることができない場合にキャンセルするか否かの選択を受け付けてもよい。この場合において、例えば、情報処理装置3は、買い手の受取時間帯に出荷物を受け取ることができない場合にキャンセルすることが選択され、新たに算出された配送予定時刻が買い手の受取時間帯より遅くなった場合に、注文出荷物をキャンセルする処理(例えば、買い手及び輸送手段の運転手にキャンセルした旨を通知する処理等)を実行する。
買い手提示部336は、新たな配送予定時刻が買い手に提示した配送予定時刻よりも遅く、かつ新たな配送予定時刻と買い手に提示した配送予定時刻との差が予め定められた閾時間以上である場合に、注文出荷物の注文を取り消すか否かを買い手に提示してもよい。このようにすることで、情報処理装置3は、買い手の希望期限までに注文出荷物が配送できないことによって買い手にとって不要になってしまった注文出荷物を引き取ることができる。
[第2の取引処理の説明]
続いて、情報処理システムSが小売業者(第1の取引処理における買い手)と消費者との間において出荷物を取り引きするために実行する第2の取引処理について説明する。第2の取引処理は、第1の取引処理が実行された後に実行される処理である。買い手提示部336は、消費者提示部としてさらに機能し、小売物(第1の取り引き処理における注文出荷物)に関する情報を消費者に提示する。
例えば、まず、消費者が、当該消費者によって使用される不図示の消費者端末おいて、小売物提供サイトにログインする操作を行うと、消費者端末は、消費者が存在する存在エリアを特定するための情報(例えば、ログインするために消費者が入力した消費者のID)を情報処理装置3に送信する。第2取得部334が消費者の存在エリアを特定するための情報を取得すると、買い手提示部336は、消費者の存在エリアにおいて小売物を販売する小売業者を特定し、小売物管理データベースにおいて特定した小売業者のIDに関連付けて記憶されている小売物に関する情報を消費者端末に送信する。そして、消費者端末は、情報処理装置3から取得した小売物に関する情報を表示させる。このようにすることで、情報処理装置3は、小売物が小売業者の配送場所に配送される前(小売物の配送中)に、小売業者が消費者に小売物を販売させることができる。
情報処理装置3は、小売業者が売り手からの出荷物を注文した場合に、当該出荷物(小売物)が販売されたことを消費者に通知してもよい。具体的には、登録部332が、買い手のIDと、注文情報と、算出部335が算出した配送予定時刻とを関連付けて小売物管理データベースに記憶させた場合に、買い手提示部336は、小売物が販売されたことを、記憶部32に情報が記憶されている消費者の消費者端末に通知する。このようにすることで、情報処理装置3は、早期に小売物を販売させることができる。
上記において、情報処理装置3が小売物に関する情報を消費者に提示する例を説明したが、これに限らない。例えば、買い手側端末2又は小売業者が管理するサーバが、小売物に関する情報を消費者に提示してもよい。
[情報処理システムSの処理]
続いて、情報処理システムSの処理の流れについて説明する。図6は、情報処理システムSの処理の流れを示すシーケンス図である。本処理は、売り手側端末1が、売り手によって入力された売り手のIDを含む出荷物情報を情報処理装置3に送信したことを契機として開始する(S1)。第1取得部331が出荷物情報を取得すると、登録部332は、出荷物のIDを生成し、生成した出荷物のIDに出荷物情報を関連付けて出荷物管理データベースに記憶させることにより、出荷物を登録する(S2)。
出荷物が登録された後において、買い手側端末2は、買い手のIDと、買い手が複数の出荷物の中から選択した選択出荷物のIDとを情報処理装置3に送信する(S3)。第2取得部334が買い手のIDと選択出荷物のIDとを取得すると、算出部335は、記憶部32に記憶されている各輸送手段の時刻表において、選択出荷物の出荷場所に対応する出発地と、配送エリアに対応する目的地とに関連付けられている複数の出発時刻の中から、第2取得部334が選択出荷物のIDを取得した取得時刻の直近の各輸送手段の出発時刻を特定する(S4)。算出部335は、特定した各輸送手段の出発時刻と、各輸送手段の時刻表において特定された出発時刻に関連付けられている移動時間とに基づいて、出発時刻に出発した場合に配送エリアに到着する時間帯を配送可能時間帯として算出する(S5)。
そして、買い手提示部336は、算出部335が算出した配送可能時間帯と、選択出荷物に関する情報とを含む選択出荷物情報を買い手側端末2に送信する(S6)。その後、買い手側端末2は、情報処理装置3から取得した配送可能時間帯を含む選択出荷物情報が表示された出荷物販売画面を表示部に表示させる。
<変形例1>
上記において、情報処理装置3は、買い手が選択した選択出荷物の配送可能時間帯を買い手に提示する例を説明したが、これに限らない。例えば、情報処理装置3は、買い手が指定した指定時間帯に配送可能な出荷物を買い手に提示してもよい。例えば、出荷物の一覧が表示される出荷物販売画面には、買い手が指定時間帯を指定可能な入力項目が設けられている。
この場合において、まず、第2取得部334は、出荷物販売画面において買い手が指定した指定時間帯を取得する。算出部335は、出荷物ごとに、記憶部32に記憶されている各輸送手段の時刻表において、当該出荷物の出荷場所に対応する出発地と、配送エリアに対応する目的地とに関連付けられている複数の出発時刻の中から、第2取得部334が指定時間帯を取得した取得時刻の直近の各輸送手段の出発時刻を特定し、特定した各輸送手段の出発時刻と、各輸送手段の時刻表において特定された出発時刻に関連付けられている移動時間とに基づいて、出発時刻に出発した場合に配送エリアに到着する時間帯を配送可能時間帯として算出する。
そして、買い手提示部336は、複数の出荷物のうち、指定時間帯が含まれる配送可能時間帯に対応する一以上の出荷物に関する情報を買い手側端末2に送信する。その後、買い手側端末2は、情報処理装置3から取得した一以上の出荷物に関する情報が表示された出荷物販売画面を表示部に表示させる。このようにすることで、情報処理装置3は、指定時間帯に配送可能な出荷物の中から購入を希望する出荷物を選ばせることができる。
<変形例2>
上記において、情報処理システムSが、第1の取引処理を実行した後に、第2の取り引き処理を実行する例について説明したが、これに限らない。例えば、情報処理システムSは、第2の取引処理を実行した後に、第1の取り引き処理を実行してもよい。
具体的には、まず、情報処理装置3は、消費者から出荷物の注文を受け付ける。そして、情報処理装置3は、消費者から出荷物の注文を受け付けたことを小売業者に通知し、通知した小売業者から出荷物(消費者が注文した出荷物)の注文を受け付ける。
情報処理装置3は、消費者からさらに注文する出荷物の受け取りを希望する受取希望時間帯を受け付けてもよい。この場合、情報処理装置3は、さらに消費者の受取希望時間帯を小売業者に通知し、通知した小売業者が配送可能時間帯を参照して選択した出荷物の注文を受け付ける。
[本実施の形態における効果]
以上説明したとおり、情報処理装置3は、複数の出荷物の中から買い手が選択した選択出荷物の出荷場所から買い手の配送エリアへの選択出荷物の配送が可能な配送可能時間帯を買い手に提示する。このようにするで、情報処理装置3は、買い手が購入を希望する出荷物が、買い手の希望期限までに買い手の配送場所に配送され得るかを買い手に認識させることができる。これにより、買い手は、提示される配送可能時間帯を頼りにして、希望期限までに配送場所に配送され得る出荷物を探すことができる。その結果、情報処理装置3は、買い手が購入を希望する出荷物であって、当該買い手の希望期限までに配送され得る出荷物を取り引きさせることができる。
なお、本発明により、国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)の目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」に貢献することが可能となる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
1 売り手側端末
2 買い手側端末
3 情報処理装置
31 通信部
32 記憶部
33 制御部
331 第1取得部
332 登録部
333 売り手提示部
334 第2取得部
335 算出部
336 買い手提示部
337 第3取得部
S 情報処理システム

Claims (13)

  1. 出荷物の売り手から、前記出荷物の出荷場所を特定するための情報を含む出荷物情報を取得する第1取得部と、
    前記出荷物の買い手である小売業者から、前記小売業者が選択した前記出荷物である選択出荷物を識別するための情報と、前記選択出荷物の配送エリアを特定するための情報とを取得する第2取得部と、
    輸送手段ごとの時刻表であって、当該輸送手段の出発時刻と、当該輸送手段の出発地と、当該輸送手段の目的地と、当該輸送手段が前記出発地から前記目的地までの移動にかかる移動時間とが関連付けられている前記時刻表を参照し、前記選択出荷物の出荷場所に対応する前記出発地と前記選択出荷物の配送エリアに対応する前記目的地とが関連付けられている前記出発時刻と前記移動時間とに基づいて、前記選択出荷物が前記配送エリアに到着する時間帯を配送可能時間帯として算出する算出部と、
    前記算出部が算出した前記配送可能時間帯を前記小売業者に提示する買い手提示部と、
    を有し、
    前記第2取得部は、前記配送可能時間帯が表示された前記出荷物のうち前記小売業者によって注文された出荷物である注文出荷物の注文情報を取得し、
    前記買い手提示部は、取得された前記注文情報に基づいて、前記小売業者によって販売されている前記注文出荷物に関する情報を消費者に提示する、
    情報処理装置。
  2. 前記第2取得部は、前記買い手提示部が前記配送可能時間帯を前記小売業者に提示した後に、前記小売業者から前記注文情報を取得し、
    前記出荷物を注文した前記小売業者の配送場所を前記売り手に提示する売り手提示部をさらに有し、
    前記第1取得部は、前記売り手から、前記注文出荷物を配送するために前記売り手が予約した前記輸送手段の出発予定時刻を示すための情報を取得し、
    前記買い手提示部は、前記売り手が予約した前記輸送手段に対応する前記時刻表を参照し、前記出発予定時刻と、前記移動時間と、前記注文出荷物の前記出荷場所と、前記配送場所とに基づいて、前記注文出荷物が前記配送場所に配送される配送予定時刻を前記買い手に提示する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記輸送手段の輸送経路における気象情報及び前記輸送経路における交通情報のうちの少なくともいずれかの情報を取得する第3取得部をさらに有し、
    前記買い手提示部は、さらに前記第3取得部が取得した情報に基づいて算出された前記配送予定時刻を前記小売業者に提示する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記買い手提示部は、前記配送予定時刻を前記小売業者に提示した後において、前記出発予定時刻が遅延したことによって前記配送予定時刻が遅延する場合、前記注文出荷物の注文を取り消すか否かを前記小売業者に提示する、
    請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 前記買い手提示部は、一以上の前記輸送手段それぞれの貨物の空き状況を参照し、前記選択出荷物の配送が可能な前記出発時刻に基づく前記配送可能時間帯を前記小売業者に提示する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記出荷物情報は、前記出荷物の販売価格をさらに含み、
    前記第1取得部は、前記出荷物情報に含まれる前記出荷物の販売価格を取得する前に、前記売り手から前記出荷物の種別を取得し、
    前記出荷物の種別が取得された取得日において前記出荷物と同一の種別の前記出荷物を出荷する他の売り手が出荷する前記出荷物の数量を、前記出荷物の販売価格の参考情報として前記売り手に提示する売り手提示部をさらに有する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記出荷物情報は、前記出荷物の販売価格をさらに含み、
    前記第1取得部は、前記出荷物情報に含まれる前記出荷物の販売価格を取得する前に、前記売り手から前記出荷物の種別を取得し、
    前記出荷場所とは異なる他の出荷場所であって前記出荷物と同一の種別の前記出荷物を出荷する他の売り手が前記出荷物を出荷する前記他の出荷場所の気象情報と、前記他の売り手が過去において前記出荷物の種別が取得された取得日と同じ時期に出荷した前記出荷物の数量とを取得する第3取得部と、
    前記気象情報と過去の前記出荷物の数量とに基づいて、前記取得日において前記他の売り手が出荷する前記出荷物の数量の予想を、前記出荷物の販売価格の参考情報として前記売り手に提示する売り手提示部と、
    をさらに有する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記買い手提示部は、前記配送可能時間帯において前記選択出荷物が前記配送エリアに配送される確度を示すための情報を、前記配送可能時間帯とともに前記小売業者に提示する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記第2取得部が前記選択出荷物を識別するための情報を取得した取得時刻と、一以上の前記輸送手段それぞれの出発時刻とに基づいて、前記配送可能時間帯に前記選択出荷物を配送するための注文期限を算出する算出部をさらに有し、
    前記買い手提示部は、前記注文期限を、前記配送可能時間帯とともに前記買い手に提示する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 一以上の前記輸送手段それぞれの輸送経路における気象情報及び前記輸送経路における交通情報のうちの少なくともいずれかの情報を取得する第3取得部をさらに有し、
    前記買い手提示部は、さらに前記第3取得部が取得した情報に基づいて算出された前記配送可能時間帯を前記小売業者に提示する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  11. 前記情報処理装置は、前記小売業者が商品を販売する販売エリアを示す情報を記憶する記憶部をさらに有し、
    前記第2取得部は、前記消費者から、前記消費者が存在する存在エリアを特定するための情報を取得し、
    前記買い手提示部は、前記販売エリアに含まれる前記存在エリアにおいて商品を販売する前記小売業者を特定し、特定した前記小売業者によって販売されている前記注文出荷物に関する情報を前記消費者に提示する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  12. コンピュータが実行する、
    出荷物の売り手から、前記出荷物の出荷場所を特定するための情報を含む出荷物情報を取得するステップと、
    前記出荷物の買い手である小売業者から、前記小売業者が選択した前記出荷物である選択出荷物を識別するための情報と、前記選択出荷物の配送エリアを特定するための情報とを取得するステップと、
    輸送手段ごとの時刻表であって、当該輸送手段の出発時刻と、当該輸送手段の出発地と、当該輸送手段の目的地と、当該輸送手段が前記出発地から前記目的地までの移動にかかる移動時間とが関連付けられている前記時刻表を参照し、前記選択出荷物の出荷場所に対応する前記出発地と前記選択出荷物の配送エリアに対応する前記目的地とが関連付けられている前記出発時刻と前記移動時間とに基づいて、前記選択出荷物が前記配送エリアに到着する時間帯を配送可能時間帯として算出するステップと、
    算出した前記配送可能時間帯を前記小売業者に提示するステップと、
    前記配送可能時間帯が表示された前記出荷物のうち前記小売業者によって注文された出荷物である注文出荷物の注文情報を取得するステップと、
    取得した前記注文情報に基づいて、前記小売業者によって販売されている前記注文出荷物に関する情報を消費者に提示するステップと、
    を有する情報処理方法。
  13. コンピュータを、
    出荷物の売り手から、前記出荷物の出荷場所を特定するための情報を含む出荷物情報を取得する第1取得部、
    前記出荷物の買い手である小売業者から、前記小売業者が選択した前記出荷物である選択出荷物を識別するための情報と、前記選択出荷物の配送エリアを特定するための情報とを取得する第2取得部、
    輸送手段ごとの時刻表であって、当該輸送手段の出発時刻と、当該輸送手段の出発地と、当該輸送手段の目的地と、当該輸送手段が前記出発地から前記目的地までの移動にかかる移動時間とが関連付けられている前記時刻表を参照し、前記選択出荷物の出荷場所に対応する前記出発地と前記選択出荷物の配送エリアに対応する前記目的地とが関連付けられている前記出発時刻と前記移動時間とに基づいて、前記選択出荷物が前記配送エリアに到着する時間帯を配送可能時間帯として算出する算出部、及び
    前記算出部が算出した前記配送可能時間帯を前記小売業者に提示する買い手提示部、
    として機能させ、
    前記第2取得部は、前記配送可能時間帯が表示された前記出荷物のうち前記小売業者によって注文された出荷物である注文出荷物の注文情報を取得し、
    前記買い手提示部は、取得された前記注文情報に基づいて、前記小売業者によって販売されている前記注文出荷物に関する情報を消費者に提示する、
    プログラム。
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