JP3535331B2 - 自動電算卸売競売装置 - Google Patents

自動電算卸売競売装置

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JP3535331B2 JP33637596A JP33637596A JP3535331B2 JP 3535331 B2 JP3535331 B2 JP 3535331B2 JP 33637596 A JP33637596 A JP 33637596A JP 33637596 A JP33637596 A JP 33637596A JP 3535331 B2 JP3535331 B2 JP 3535331B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産地により消費地
へ個別直送の物流を実現する生鮮及び生命商品の先物通
信入札による自動電算卸売競売装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、生鮮・生命商品の卸売取引の流通
の大宗を成すものは、各地に点在する卸売市場での取扱
いであって、これは原則的には現物のみを取扱い、出荷
者は競売日時の定時に間に合う様に商品の出荷を行な
い、市場側はこれを上場し、買参人側は定時に参集して
現物を観察した上でのせり買付けに参加するのが通例で
あった。
【0003】この場合、鮮魚、青果物、活魚、花卉等生
鮮・生命商品は、自然界から採捕収穫する所謂天然のも
のでも、農場・養殖池等で生産、増殖する栽培養殖もの
でも、気象・災害等の自然条件の影響を受け易いために
品質にむらが生じ、等級が多くの階層に分かれ、この多
様性の表示方法として個人選別品、生産者組合選別(所
謂共選)品を問わず、例えば秀・優・良・可或いは特級
・1等・2等・3等、等やや抽象的で比較論的な区分の
みが従来生産者側の自主的表示として認められていたに
過ぎず、結局は購入者の卸売市場での現品観察評価に基
づくせり結果の落札価格に依って、客観的な絶対値とし
ての等級格付けを与えられる状況に過ぎなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自動車
型社会の中で、大規模量販小売店の郊外沿道型多店舗展
開等、小売商業の巨大企業化が進んだ結果、生鮮・生命
商品の中で、就中、青果物・鮮魚等の生鮮食品を中心
に、一企業の仕込量が巨大化し、卸売流通分野での顧客
としての発言権が増大した結果、企業内小口包装及び物
流搬送時間を確保するための早時取引、大量希望量の確
保、価格の相対取引化等、事実上先物取引が発生し、こ
れが今や習慣化して、本来の卸売現物市場としての競売
による公正な価格形成が機能する状態でなく、適正価格
の判断に不明確性も潜在する状況に陥っていると言って
過言ではない。
【0005】又、産地事情としては、農林水産の生産業
の企業合理化競争に因り、一企業一商品化の規模の拡大
が進み、生鮮品としての市況の消長に、経営と採算が大
きく左右される危険率が大巾に高まって来つつある。
【0006】このために、単一品目の大規模生産者は、
地方の小規模市場への分荷は、物流配車の繁雑困難性と
合わせて、価格の支持困難の危険が高いので、大都市の
大型の市場へ傾斜出荷して、安定市況の環境で販売の委
託を行なおうとする傾向が著増して来ている。
【0007】上記の大規模小売チェーン店等の大規模仕
入れの必要性は、この大都市大規模出荷の生産者側の希
望と一見合致する合理性があるように考え勝ちである
が、これらの大型出荷から大型買付けに至る大型物流に
就いては、下記のような重大な問題が発生している。
【0008】即ち、大都市大規模市場への出荷を、広域
のすべての大規模生産者のみならず、中小規模の生産者
も同様の理由で希望し、過度に集中する結果、大都市の
大型市場といえども、その本来の合理的輸送コスト範囲
の商圏の消費購買力を遙かに超えた大量の集中出荷とな
る傾向となる。これを荷捌きして、市況を支えるために
は、大規模市場には大型小売業者の仕入陣の他に、多数
の仲卸業者が介在して、地方の中小卸売市場(又は大口
卸店)等に対して販売委託型の取引か、又は定価売付け
取引のいずれかで転送出荷する取引が発生している。
【0009】この際、遠距離の相手に対しては、大都市
市場から更に一日の転送時間が加わるので、その間の一
段の追加の運賃負担が到着原価に加算されること、又そ
れよりも輸送一日増による品質低下の損失が莫大であ
る。
【0010】更に、これよりも重大な問題は、大都市市
場から地方へ転送される商品は、大都市市場での競売上
場を経ないものでも、市場側は販売手数料を徴収した上
で定価売り付けが原則となっている上、又上場又は相対
取引を経て仲卸経由の取引となったものは、更に仲卸業
者の扱い料も含めた原価で転送側は採算を考えることと
なるので、大都市市場の仲卸業者とこれを荷受けする地
方市場との間の取引の、相互の損益勘定の問題として、
もし地方市場の定価買付けであれば、これを競売で売ら
ざるを得ない地方市場側に、又もし大都市仲卸業者の委
託出荷であれば、転送運賃と委託販売手数料を徴収され
る仲卸業者の夫々が、極めて厳しい採算上の危険負担を
強いられることとなり、又この両者の損害を回避するた
めの、地方市場での高値販売指向は、地方市場から仕入
れる地方小売店の経営圧迫となり、又大都市に比して保
鮮度で相当に落ちる商品を逆に割高に買わされる地方消
費者は、大都市消費者と比較して著しい不利益を被る結
果となる。
【0011】又この様な危険性を孕む取引の根源となる
大都市市場の仲卸の買付け値段は低めに低めにと配慮さ
れる結果、余程の品不足の品目やシーズンを除いては、
大都市市場での市況は、大規模小売企業の先取りによっ
て形骸化した価格形成機能の曖昧さとも相俟って、大規
模生産者が狙いとする適正価格による常時安定市況確保
の目的から外れて、安値傾向持続の弊害も発生してい
る。
【0012】以上の様な生産者の市況低落による不利益
と地方消費者の購入価格の上昇被害発生の全ての根源
は、流通機能全体での多段階取引機構の存在に基づいて
いる。即ち、具体的には、例えば我が国の場合個人生産
者→農協→各都道府県経済連→(更に若しくは全農協
連)→大都市卸売市場→仲卸→地方中小卸売市場→(更
に若しくは卸業者)→小売店→消費者の通例に見る通
り、生産者と消費者の間に実に6乃至8段階の縦の階層
の仲介者が介在している。農協団体も単一段階に集約可
能と考えられるが、卸売市場部分即ち農協系統団体と小
売店との間も、1乃至2段階程度の縦階層への集約化は
緊急の課題である。
【0013】更に、これ以上に深刻且つ重大な問題は、
この様な現在の大都市大規模市場中心の流通状況は、全
国又は世界の産地からの船舶、航空機、就中トラックに
よる極めて大規模広汎で不合理不経済な交錯輸送が、広
域の大小産地から大都市大規模市場への集中出荷のため
に惹起され、西のものは東まで、東のものは西までと、
錯綜した物流が現実のものとして発生して居り、これは
我が国の場合では、生鮮・生命商品については、輸送時
間の緊急度から見て、すべて大型ジーゼルトラックが中
心の輸送手段となって居り、これらの無駄な物流により
発生する経済上の損失、運転手不足、交通事故の危険
性、道路渋滞、排気ガス発生公害等、国民経済上の損失
と、地球に対する公害の放出等の加害元凶的状況は測り
知れないものがある。又大規模小売店大手企業が大都市
大型市場から集中仕入れをして、地方の多数の小売店ま
で企業内配送をする物流も、同様に国民経済上及び公害
防止上、市場転送と同様に問題が大きい。
【0014】運輸関係の民間業者や行政庁に於いて、ト
ラック輸送から船舶、鉄道、航空機等への、輸送機関の
切り換え(モーダルシフト)について、盛んに叫ばれて
いるが、量的に多く且つ短時間輸送を必要とする生鮮・
生命商品の中には、冷蔵等保鮮設備利用の不適なものも
数多く、結局現在の科学技術と輸送業態としては、やは
り当分の間トラック輸送から別機関へのシフト転換は不
可能のものが主流を占めている。
【0015】以上を考察するとき、生鮮・生命商品につ
いては、大都市大規模市場への現在の超過度の集中出荷
を避け無駄に交錯する大規模な流通取引を調整統合する
ことのみが、この生産者・消費者の損害の回避と、物流
錯綜による重大な社会問題を解消する途と考えられる。
【0016】大都市大規模市場に生鮮・生命商品が超過
度に集中することの根本原因は、生産者に全広域流通の
市況、出荷量等を含めた、全流通体系の情報の提供が極
めて不十分にしか行なわれていないためである。
【0017】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、社会的国家的宿命的課題を解決するための、先物取
引による自動電算卸売競売装置を開発し、生鮮・生命商
品卸売取引の合理化・情報化による改革を図って多段階
流通機構の排除による生産者価格の引上げと消費者価格
の引き下げを期すると共に、物流の産地−消費地間の直
送単純化を狙って国民経済上、環境保全上の利益増大を
目標とした自動電算卸売競売装置を提供することを目的
とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の自動電算卸売競
売装置は、生鮮商品、生命商品の卸売取引において、出
荷者側端末機から品目毎に出荷予定日、銘柄、品質(又
は等級)、一梱入数(又は容量)、並びに基準価格情報
を受信する出荷情報受信手段と、購入者側端末機から同
一品目、規格、着荷日の銘柄群毎に、銘柄の選択指定と
少なくとも基準価格に対する必需率情報を受信する購入
情報受信手段と、上記出荷情報受信手段で受信した個別
の出荷情報を集合して、多段階に階層化した基準価格帯
別、出荷予定の日別に類別した上で、同一品目、規格、
同一着荷日別に、各銘柄を集合した集団に分類抽出する
分類手段と、指値率情報を保持する指値率保持手段と、
上記出荷情報受信手段で受信した基準価格情報と上記指
値率保持手段に保持した指値率情報とを乗算して最低販
売価格情報を算出するための最低販売価格情報算出手段
とを具備し、上記購入情報受信手段で受信した必需率を
乗算した入札価格の高値順、数量大口順、先着順等の一
定の優先順位の規定による自動電算処理を行い、品目毎
に落札者、落札価格、落札数量を決定することを特徴と
する。
【0019】
【作用】生鮮生命商品の卸売市場に於いて、本システム
による先物取引を行なうことにより、当日到着のみでな
く翌日到着予定品や又翌々日到着予定品についても、出
荷の申し出又は購入入札の申込みが可能となり、この結
果、出荷情報、販売、配送に時差処理を導入することが
出来る。又、取引全体に情報と物流の時間的シフト体制
が確立され、市況の激変を回避しながら、出荷者側にと
っては価格維持上安定度の高い販売体制となり、又購入
者側にとっては過剰在庫による腐敗変質枯死又は斃死等
の商品損失を避け、最小限度の必要なものを適量入手で
きると共に、目的のものを目標の予定日時に必ず入手す
ることができる。
【0020】また、生鮮・生命商品の先物取引は、結果
として取引先決定後に産地から消費地までの直送を行う
関係上、特定の生産者のものを特定の購入者に向けて保
鮮・保命の良好な品質状態の内に個別の物流を行うこと
が可能となる。また、一般的に生鮮商品の卸売市場にお
いては、出荷者は「指値」といわれる最低販売希望価格
を設定して市場に上場するが、本発明は、出荷者が直接
的に指値を決定するものでなく、例えば市場を管理する
管理者側のシステムホストに保持された指値率に基づい
て最低販売価格を決定可能としている。さらに、システ
ムホストは、落札の優先順位に反映する必需率情報を購
入者側端末から受けることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。本発明は、産地より消費地への個
別直送の物流を実現する生鮮及び生命商品の先物通信入
札による自動電算卸売競売システムであり、図1のフロ
ーチャートに示すように、(1)例えば流通ヴァンシス
テムを利用し、ホスト電算機を運用して本システムを制
御管理する流通主管者(システムホストと呼称する)、
(2)商品生産者又は出荷者、(3)商品卸・小売業
者、の3つの系統からなっている。上記図1は、本発明
の一実施形態に係る自動電算卸売競売システムの全体的
な処理の流れを示したものである。
【0022】商品生産者又は出荷者は、本システムに加
入し、端末機例えば予め本システムの処理プログラム、
例えば出荷情報発信処理、落札情報受信処理等の処理プ
ログラムをメモリに格納したパソコンにより、出荷情報
を通信装置を介してホスト電算機へ送信し、あるいはフ
ァクシミリ、OCR等を利用して出荷情報をシステムホ
スト側に送信し、その後、ホスト電算機から落札情報を
受信する。
【0023】商品卸・小売業者は、本システムに加入
し、端末機例えば予め本システムの処理プログラム、例
えば整理出荷情報受信処理、入札登録情報発信処理、落
札情報受信処理等の処理プログラムをメモリに格納した
パソコンにより通信装置を介してシステムホスト側とア
クセスし、商品情報の照会、入札登録情報の発信、落札
情報の受信等に関する処理を行なう。
【0024】上記商品生産者又は出荷者側におけるパソ
コン(端末機)、及び商品卸・小売業者側のパソコン
(端末機)は、例えば中央処理装置(CPU)、キーボ
ード、表示装置、プリンタ、各種内部メモリ、ハードデ
ィスク装置、フロッピーディスク装置、通信装置等によ
り構成されている。
【0025】システムホスト側の電算機は、中央処理装
置(CPU)、キーボード、表示装置、プリンタ、各種
内部メモリ、ハードディスク装置、フロッピーディスク
装置、通信装置等からなり、予めメモリに格納している
本システムの処理プログラムに従って、商品生産者又は
出荷者からの出荷情報を編集し、また、商品卸・小売業
者からの商品情報の照会、入札等に応じて落札電算処理
を行なうもので、例えば図16に示すように構成されて
いる。
【0026】図16において、11は中央処理装置(C
PU)で、この中央処理装置11には、通信制御用コン
トローラ(図示せず)を介してモデム12a、12b
…、FAXアダプタ13、OCRアダプタ14a、14
bが接続される。上記モデム12a、12b…は、本シ
ステムに加入している商品生産者等の出荷者側の端末
機、並びに商品卸・小売業者等の購入者側の端末機とデ
ータ通信回線を介して接続される。上記FAXアダプタ
13にはFAX(ファクシミリ)が接続され、OCRア
ダプタ14a、14bにはOCR(光学読取装置)が接
続される。
【0027】また、上記中央処理装置11には、エラー
表示ユニット15a、15bが接続され、必要に応じて
ホスト情報がプリンタ16a、16bにより出力され
る。更に中央処理装置11には、OCR入力制御用バッ
ク端末17が接続されると共に、コントローラを介して
ハードディスク装置、フロッピーディスク装置等(図示
せず)が接続される。
【0028】また、上記中央処理装置11には、マルチ
ポートトランシーバ(情報入出力端子整流制御装置)1
8を介してコミュニケーションサーバー19a、19b
が接続される。
【0029】コミュニケーションサーバー19aには、
ホスト情報入出力用の端末A、B、C、Dが接続される
と共に、OCR制御端末21を介してCPU側OCR2
2が接続される。
【0030】また、コミュニケーションサーバー19a
には、手動入力端末31a、31b、ディスプレイ制御
端末33a、33bが接続される。上記手動入力端末3
1a、31bには、モニタディスプレイ32a、32b
が接続され、ディスプレイ制御端末33a、33bに
は、ディスプレイユニット34a、34bが接続され
る。また、コミュニケーションサーバー19bには、ラ
ベルプリンタ35a、35bが接続される。
【0031】上記のように構成されたホスト電算機は、
出荷者側の端末機とアクセスする通信制御用コントロー
ラにより、出荷者側から送られてくる出荷情報の受信処
理、出荷者に対する落札情報の発信処理等を中央処理装
置11の制御のもとに実行する。また、商品卸・小売業
者等の購入者側の端末機とアクセスする通信制御用コン
トローラにより、購入者に対する整理出荷情報の発信処
理、購入者からの入札登録情報の受信処理を行なうと共
に、購入者に対する落札結果情報の発信処理等を中央処
理装置11の制御のもとに実行する。中央処理装置11
は、出荷者から送られてくる出荷情報を整理し、購入者
からの入札登録情報に基づいて落札処理を実行する。
【0032】次に、図1のフローチャートを参照して本
発明に係る自動電算卸売競売システムの全体的な処理動
作について説明する。鮮魚、青果物等の生鮮商品と、活
魚、花卉等の生命商品の卸売取引において、出荷者は出
荷日6日前から出荷当日の間に、図2に示す出荷予告表
に各品目毎に出荷予定日、産地、銘柄(出荷者名)、品
種、寸法(又は重量)、品質(又は等級)、一梱入数
(又は容量)、並びに卸売の基準価格(販売最低価格
付)等諸種の規格明細を列記し、この出荷予告表をその
まま或いは図3に示す出荷情報シートに転記してファク
シミリ、OCR等を利用してシステムホスト側へ送出
し、又は図4に示すようにシステム専用ソフト(処理プ
ログラム)を入れた端末機から流通ヴァンシステムのホ
スト電算機にオフラインで送信する。
【0033】本システムのホスト電算機は、上記入力情
報に基づいて、図5に示す処理を実行し、出荷情報編
集、基準価格調整、商品取揃情報の提供、競売入札入力
処理、落札電算処理等を行なう。ホスト電算機は、自動
落札に関する各種ファイルを備え、出荷情報に基づい
て、1.上場日、上場販売区分・回次、2.発着地パス
ワードチエック、3.規格別、4.等級別、5.基準価
格帯別、6.出荷者(銘柄別)群別、等に関する上場品
目情報を得る。即ち、ホスト電算機は、上記商品生産者
又は出荷者から送られてくる諸規格毎に細分化された個
別情報を集合して、図6に示すように多段階に階層化し
た基準価格帯別に、又出荷予定の日別時間帯別に、更に
は一昼夜物流圏等産地消費地間の輸送所要時間で限定さ
れる取引可能地域帯別に類別した上で、同一品目、規
格、同一着荷日・時間帯別に、各地銘柄を集合した集団
に分類抽出する電算処理をし、通信による自動電算競売
での価格形成に適する品目毎の一回の上場数量の適量化
集成を行なう。この際、図7に示すように出荷情報、現
品チェック付価リストの表示、図8に示す出荷品調整表
示リスト等を表示して出荷品を調整する。
【0034】これに対し、商品卸・小売業者等の購入者
側は、本システムネットの端末機により、商品情報照会
を行ない、その中から必要な情報をダウンロードして採
り入れ、図9の表示画面に示すように同一品目、規格、
着荷日・時間帯の銘柄群毎に、銘柄の選択指定と基準価
格に対する必需率(最高購入価格付)、並びに購入希望
数量を入力し、同端末機より本システムのホスト電算機
にオフラインで送信する。
【0035】ホスト電算機では、上記購入者側からの入
札情報に従って図10に示すように遠隔通信入札状況リ
ストを画面上に表示する。ホスト電算機を運用して本シ
ステムを制御管理する流通主管者(システムホスト)
は、現品を観察判断することなしに先物取引に参加する
購入者側の情報不足を補足するために、出荷品個々の基
準価格帯配属変更、並びに最低販売価格率の変更等をホ
スト電算機で調整操作出来るものとする。
【0036】そして、ホスト電算機では、購入申し込み
の入札締切り時刻到達と同時に、図5のフローチャート
に示すように高値順、数量大口順、先着順等一定の優先
順位の規定による自動電算処理が行なわれ、各品目毎に
落札者、落札価格、落札数量が決定され、その落札結果
リストが内部の出荷者ファイル、購入者ファイルに記憶
されると共に、図11に示すように画面表示される。
【0037】出荷者側と購入申し込み者は、例えば図1
2に示す落札情報照会シート等を使用し、端末のファク
シミリ又は電算機によりオンライン又はオフラインで落
札結果をホスト電算機への通信アクセスにより知ること
が出来る。
【0038】また、上記落札結果は、図13、図14に
示す案内文書により出荷者及び買参人に通知される。図
13は売立報告書(出荷者に対する落札情報案内文書)
を示し、図14は納品報告書(買参人に対する落札情報
案内文書)を示している。
【0039】以上の過程により購入者側の現品観察によ
る評価を省いて、先物の通信入札による自動電算競売を
広範な地域範囲で成立させることにより、広域単一の情
報取引市場を開発し、産地生産者から消費地購入者まで
生鮮・生命商品の個別直送を実現することができる。
【0040】更に、上記自動電算卸売競売システムの詳
細について説明する。 [1]本発明の基本的技術の要点 (1)生鮮・生命商品の品質評価役務の生産者自体への
転移 本発明では、生産者は自己の氏名・銘柄等を明示した上
で、自ら附与する等級に具体性絶対値性を持たせた「級
価」とも言うべき金額表示の項目を設け、これに自ら評
価記入し、購入者側のせり参加の際の参考的品評基準と
して位置付ける。この「級価」は次項の通り、競売に於
ける入札の電算処理に於いては、落札者を決定する際の
基本因子の一つであり、これを「基準価格」(S)と呼
称する。
【0041】基準価格Sの設定を一定の条件付きとは言
え生産者自らに自主的に認めることは、市況との若干の
乖離はあっても、生産者の自己責任の取り方も含めた生
産者の人格と品質とを一体とした新しい観察評価方式の
導入である。
【0042】(2)購入者の必需率の入札設定 購入者側は上記の基準価格Sを数値1と見傲した時の、
これに対する比率で必要希望の程度を通信入力で表示す
る。これを「必需率」(R)と呼称する。即ち、競売は
入札方式であり、入札価格をPとすれば次の算式が成立
する。 P=RS
【0043】(3)出荷者側の基準価格等設定機能の詳
細 1)出荷者側の基準価格Sの自主的決定権の行使 略毎日同一品目を一定量以上継続的に出荷し、且つ品質
規格の均一な安定性を維持、又法外な高値を表示はする
ことの少ない自己評価能力と信頼し得る人格を保有する
と見込まれる出荷者に対しては、基準価格Sの自主決定
権を附与するものとする。これと同類の出荷者の集団を
Aグループとする。
【0044】逆に出荷量が断続的で一定せず、品質の均
一性も乏しく、又は市況相応の付加価格水準よりも外れ
た法外な価格を表示する等、見識並びに人格の点で劣る
と見込まれる出荷者に対しては、基準価格Sの自主決定
権の附与を保留し、これと同類の出荷者の集団をBグル
ープとする。
【0045】このBグループの出荷者は、事前に無作為
で抽出した複数の見本品を、システムホスト側に基準価
格案を添示しつつ提出してもらうこととし、システムホ
スト側は、公正な審査により基準価格Sを査定する。
【0046】上記A、B両グループ夫々への分別所属
は、長期に固定不変のものではなく、Aグループで一定
の実績の認められないもの、Bグループで逆に一定の実
績のあるものは、相互に随時所属転換をする。
【0047】2)指値率(r)の規定 指値とは、生鮮・生命商品卸売市場に於いて、出荷者が
最低販売価格(L)を指定した場合の価格で最低販売価
格L未満では販売の停止を求めることができる条件設定
であるが、本システムの場合は出荷者が最低販売価格L
の数値を規定するのではなく、ホスト側に於いて基準価
格Sに対する指値Lの比率(r)を例えば0.8等に予
め決定し、その旨を出荷者に予告して置くものとする。
数式としては以下の通りとなる。 L=rS
【0048】Aグループの出荷者は算出される最低販売
価格Lを勘案しながら、基準価格Sを自主決定すること
となる。
【0049】生鮮・生命商品は、売れ残ると品質の低下
並びに委託保管費等出荷者側の自己負担の損害が直ちに
発生するので、万一、市況と品質から見て過大な割高の
基準価格Sを表示すると、指値率rは一定であるために
最低販売価格Lが割高となり、売れ残りの危険性が高ま
るので、損害発生に近づく公算が大となる。
【0050】この指値率rをホスト側において一定値に
保つことにより指値Lが基準価格Sの関数として連動す
ることは、法外な高値の基準価格Sの値付けをしようと
した場合に、売れ残りが発生する恐れが大となること
で、基準価格Sの不当高を自動的に抑止する効果機能を
持たせている。
【0051】又逆の観点から見れば、このL条件の確実
な作動により、市況暴落時の購入者による買叩き傾向へ
の歯止め機能が発揮され、品質が急低落する恐れが少な
い時間、期間中の後売り(例えば一日数回の上場競売を
行なう場合の後場上場)等で再販売する機会も得られ
る。
【0052】Bグループ出荷者に対しても、Aグループ
出荷者の自己管理と同様の視点により、ホスト側に於い
て市況と売れ残り回避のための指値率rを配慮しなが
ら、適正な基準価格Sを見出し、出荷者の負託に応え
る。
【0053】基準価格S及び指値率は市況が急低落し当
面回復の兆しの認められない場合等に緊急売り急ぎのた
めにはホスト側に於いて随時数値の下方修正が行なえる
機能を持ち、出荷者との契約によりホスト側はこれを行
使する。
【0054】(4)購入者側の必需率等設定機能の詳細 購入者側は出荷者又はホストの提示する各品目の基準価
格Sに対して必需率Rを設定し、この両者を乗じたもの
が入札価格Pとなる。この必需率Rは1を基準とし必要
度に応じて上方へは無制限に数値投入できるが、下方へ
は出荷者側の指値率rまでが投入の限界となる。但し、
指値率rを下回る必需率Rの指定をした場合にも、シス
テム内ではメモリには記録が残り、完売前に指値率rを
出荷者又はホスト側の手により必需率R以下に下げた場
合には、メモリ上の必需率Rは顕在化して有効に作動
し、新指値率r値の範囲内で落札必需率Rとなり新しい
状況に即応する。
【0055】この様に出荷者側に品評権を附与し、その
提案基準価格Sと購入者側提示の必需率Rと二つの因数
を設定し、夫々独自の機能を持たせた上で、且つこの両
者を乗じたものをもって、高値優先の原則による自動落
札メカニズムに於ける入札価格に位置づけることは非常
に重要である。
【0056】購入者は等級、規格サイズ等在来の習慣的
な表示と基準価格Sとして示される品質に関する具体的
値付表示と、その自己採点を行なう出荷者の人格、見識
から認められる人間性との両方を判断しながら、且つ広
域市況をも勘案しながら、各品目に対して電算通信によ
る入札申込みを行なう。
【0057】必需率Rが1以下の小数点の場合でも、指
値率r以上の値の場合は有効とし、但し購入申込み数量
に最低限度数を設けるか、又は販売単位を10個、10
0個等一定の複数に格上げ限定することが選択出来るも
のとし、又入札が必需率同率の場合は情報入力の先着順
よりも、大口申込者を優先するメカニズムとすることに
より、各品目が大量に出荷された場合の大口需要者に対
して従来の現物卸売市場では比較的に困難であった割安
大量買付けの優遇という経済の原則を保証実現する途を
設ける。上記に併せて更に必需率Rを負(−)のみの記
入で数値を入れずに入札入力した場合は、指値率rまで
の範囲で、最下位の必需率Rの入札者より10%引きの
価格で同一上場品の残量全部の購入を申し込んだものと
して機能させるものとする。最下位Rとの差が10%未
満であっても、指値率rに接触した場合も同様とする。
これは申込み量小口でありながら、指値率限度の最低位
附近で購入しようとする競売参加者を排除し、小口申込
み者は応分の必需率Rを投入しなければ商品入手の機会
が無い様にして、適正な必需率Rの形成促進の役割をす
るリーダー群の方に廻って貰うためである。
【0058】又購入者側で、価格は多少割高となっても
特定の商品をどうしても入手要望したい場合に対処し
て、必需率Rは正(プラス)で、数値を入れずに空欄の
入札入力をした場合は、最高位の必需率入札者より10
%増しの価格で希望量の最優先落札の資格を与えるもの
とする。この場合にその品目について他の必需率投入者
が全く無い場合は当然に基準価格Sの10%増の価格
が、この白紙必需率による特別買付価格となる。
【0059】但し、この白紙落札者の購入可能数量は、
各品目毎に一率又は個々の率で全体量の例えば3分の2
以内に制限する等の買占め限界を設け、通常の競争入札
者の真剣な姿勢に対して機会均等の恩恵が得られる様、
全体の公正さを図るものとする。
【0060】購入者は、基準価格Sを基にした必需率R
の投入による入札価格の設定とは別に購入の最高限度価
格(H)を設定することも出来るものとする。これは率
とせず具体的な価格表示とする。これは通常の必需率投
入、又は白紙の必需率投入等各規定の中で最優先の制御
機能として作動するものとし、購入者としての衝動的な
高値買いに暴走する傾向に対する自主的な歯止めの役割
を果たす。
【0061】これは後述の品目毎に銘柄群を一括して入
札する場合に、各個別銘柄毎に異なる基準価格Sであっ
ても、同一桁位の価格を21段階に区分する級価ランク
に整理統合した上場とするために、発生する端数整理上
平均6〜7%まで購入希望者の本来の想定より落札価格
が高まる場合があるので、厳密な購入価格を維持管理し
たい場合等にも最も強い制御機能を発揮するものであ
る。
【0062】(5)競売自動落札のメカニズム 1)競売及落札演算管理上の入力データ環境 電算通信競売開始時刻より入札締切後の落札者決定のた
めの演算時間帯は、指値率r、基準価格S、必需率R、
最高購入価格Hの4つの数値の変更訂正は、演算プログ
ラム上不可能とするものとし、又これは商取引の信義上
も不適当である。従ってこの間は上記数値類の変更は全
く行なわず、演算時のデータ環境としては不変の静止状
況となる。
【0063】2)落札優先順位決定の基準 (a)落札の優先順位は第一位に必需率Rの高値順とす
る。 (b)必需率同一の場合は、その中で申込み数量の大口
者順とする。 (c)申込み数量も同一の場合は入札受信入力先着順と
する。
【0064】[2]遠隔通信競売成立のための品目別上
場量の適量化集中分散処理技術 多数の出荷者(銘柄)の多種多様の且つ膨大な量の出荷
予定情報を遠隔通信競売の場に乗せ、通信で参加する入
札者各人に操作処理上適量でやり甲斐のある充実感を与
え、且つホスト側としては適数の入札参加人員を確保し
て、競売の価格形成機能の確立を図り、効率的な競売市
場の運営を実現するためには、全体の規格区分の適正化
と各区分の適量化を図ることが極めて重要な課題であ
る。
【0065】(1)品目毎の銘柄区分と銘柄群集成の自
動化 同一品目又は品種で、同一の規格、同一の基準価格帯
(級価ランク)(後述)で、且つ同一の販売単位(容量
又は入数)のものは生産者(銘柄)が異なってもなるべ
く一群として一括上場する。この群形成の意味は、出荷
者側については、小口数量の同一規格の同一品目の荷口
で内容の大同小異のものは、一括により購入者側の目に
止まり易くなる効果が得られると共に、その微妙な差異
もグループ化による一画面での隣接列記により、比較し
易く表示することが出来る。又購入者側については、各
銘柄群の内容が量的に増大することにより、入札参加者
も増大して価格形成機能を高めると共に、大口希望者の
多量買付けの能率化、及び小口希望者の特定銘柄選択等
の細密な購入行動も併せて可能としたものである。
【0066】このために形成した一群内の落札システム
としては、一群中の個々の銘柄について、夫々の必需率
Rと数量の指定申込みをして銘柄別の入札を行なう機能
を持つと共に、又一群中の一銘柄にその銘柄の上場数量
を上回る数量の入札申込みを可能として、当該銘柄の落
札の成否を問わず、その銘柄から過剰となった申込み量
は、一群中で上場数量の多い順に他の銘柄に移転させ、
必需率Rが転移先で競合する他の入札者の全てよりも高
ければ、その転移先銘柄に対する申込み量を優先落札す
ることが出来るものとする。
【0067】従って、一群内の単数又は複数の特定銘柄
に絞って入札することも出来るが、又その一群中いずれ
かの一銘柄を代表指定して数量過剰の申込みをすること
で、一群の一部又は全部を一括落札することも出来る。
【0068】これは品質の現物観察無しに銘柄への信頼
感を判断の主力とする遠隔通信入札にとって、小口の特
定銘柄への集中申込みと多少の品質の差に拘らず平均的
な思考で大量の購入希望のある場合の効率的な買付け申
込みとを、迅速に能率的に、併存両立させるための処理
技術である。
【0069】尚、上記の処理基準の基本的考え方と同様
に、一群内の銘柄の販売品リストとしてのディスプレイ
画面または印刷出力の際の出力順としては、当基準価格
帯(級価ランク)内での前回落札時の落札必需率の高値
順とし、同率のものは出荷数量の多い順、数量も同数の
場合は出荷情報入力の先着順とし、新規銘柄の出力順は
既出銘柄の後に、数量大口順、次に先着入力順とする。
これによってリスト上途中数量が微細になってから又大
口量に戻るところで一群内での新旧銘柄の区別が自然に
明瞭化する。
【0070】(2)基準価格帯(級価ランク)区分 品質の評価区分を主体に、その他に品種規格容量(入
数)等価格に影響力のある全ての詳細規定を総合的に評
価して定める前述の基準価格Sについて、同一桁位(位
取り)の価格数値範囲のものを概ね10〜15%前後間
隔の刻みに、次表1のように21段階の階層ランクに総
合整理した級価帯に分割し、同一銘柄の同一品目であっ
ても、総合的品質区分により、この基準価格帯に属する
各群に分けて別々に上場をする。
【0071】
【表1】
【0072】上記表1は、一括上場価格ランク表であ
り、1桁、2桁、3桁等、同じ桁数の近似範囲の基準価
格で上場された同一品目(品名、品種、規格、等級、同
一のも)の群を一括扱いで一グループとして競売に掛け
るため、区分価格帯を21段階とし、基準価格Sの実効
数値の桁数は3桁とする。この実効数値は、各桁数に合
わせた位取りに読み替える。尚、1桁換算の場合の1.7
、2.2 、2.7 の3ランクは、本来これらに夫々0.05を
加えた1.75、2.25、2.75を中心とするランク範囲である
が、略称的に0.05を省いている。
【0073】そして、上記表1は、前述の通り、各品目
の等級を品質の秀優良可等のやや主観的で漠然とした比
較論程度のものから、客観的で且つ具体的な数値で表示
し、全国市況との乖離発生に注意しつつ、遠隔通信入札
での品質判断に資すると共に、近似範囲の品質または価
値のものを統合して上場量を重厚にすることにより、各
品目の同一水準群の量的充実性を増し、価格形成を実現
する競売性能を高めることに狙いを置くためである。
【0074】自己評価資格のないBグループ出荷者のも
のについては、現物の点検の結果、もし価格帯を移動せ
ざるを得ない場合は、落札者の購入後クレーム処理の場
合も含めてシステムホスト側による価格帯の格下げ変更
を行なう場合もあり得る。
【0075】(3)出荷情報の入力及び競売入札入力の
時間帯区分 1)需給情報入力の事前化と随時化 本システムへの出荷情報入力は、発送日の6日前から、
又購入入札入力は発送日の前日から受信し、先物取り引
きを実施可能とする。
【0076】又、本システムは1日の中で複数回断続的
に通信競売を可能とする。従って、出荷者の情報入力
は、日付の他に当日の何回目かの指定もするものとし、
又売れ残りは自動的に次の回に繰り入れられる様にす
る。これにより随時日付、回次による出荷調整を行な
い、システム全体では各回毎に競売価格形成機能が発揮
出来る適正な上場品目数量が蓄積され、市場としての出
荷量、品目の自立調整機能を発揮する。
【0077】購入者は先物取引として発送前日より日
付、回次別の上場情報の中から自由に希望品を選定し、
ホストの落札処理締切り時間帯以外は、随時入札入力す
ることが出来るので日中の突然の需要発生にも即応出来
る状態となる。
【0078】2)市況情報の即時公開 毎回の競売の落札価格、数量、一日全体の品目別合計数
量、平均市況等も、電算処理直後より刻々のデータベー
スとして関心者の通信アクセスの求めに応じ公開発表
し、需給両者夫々が取引きの好機を把握するのに役立た
せる。
【0079】3)競合者追い抜きによる競り上げ方式の
遠隔通信競売実現の現在の技術的限界の中で、単純理論
的には、通信ホストを介した多数の電算ターミナル機相
互間のフォーラムとして、BBSパソコン通信のチッャ
ティングルームを設け、競合者の値付け状況を見ながら
リアルタイムに競り上げて行く競売システムの場を設け
ることは可能であるが、これには参加者全員と同数の通
信回線を必要とするため、専用のホストCPUも超高度
性能が要求され、又例えば人工衛星通信ネット又はIS
DN回線等を用いても通信速度はより一層の短縮を必要
とし、現状ではデータ通信及び表示の速度が遅いため通
信競売への参加時間も長引き、通信費も嵩む等、購入者
側の所用時間と費用は膨大となって経済的現実性が認め
られない。従って、これに代るのが本システムのオフラ
イン専用プログラムによる出荷情報のダウンロード方式
であるので、これをリアルタイムの通信競り上げ方式の
機能に近づけるために、競売入札入力時間を一定時間内
に限定細分化し、競売を多回化することと、その間に各
回の市況等の即時公開を行なうこととする。
【0080】本システムに先物取引を実現し、又一日を
複数回次に分けて適正な競売規模の通信競売機能の成立
を図る、この時間帯区分の導入は、重要な要件となって
いる。
【0081】(4)需給両者の取引成立可能の地域帯区
分 生鮮・生命商品の保鮮又は保命上許される輸送所要時間
並びに運賃の負担能力から見て、例えば一昼夜以内等、
自動車、航空機等の輸送手段毎に設定される発着二地点
組合せの地域帯の分布範囲の指定を行なうこととし、こ
の範囲外では本システムの参加者同志であっても、物流
の時間的制約上相互間の取引成立は不能として、各輸送
手段毎に指定の地域間相互以外では、出荷情報をみるこ
とは出来ても入札入力は不可能とするパスワード条件指
定を行なう。
【0082】これを例えばトラック便での日本列島全地
域の中の各地域相互間で見れば、別図15に示すように
各地帯毎に地区コードを設定し、図の斜線指定地区相互
間を組合せたアクセスパスワードは、入札入力除外とす
る措置を取る。上記図15において、白抜き部分は翌午
前便の配達エリア、点による網目状部分は翌午後便の配
達エリア、斜線部分は3日目の配達エリアを示してい
る。
【0083】航空機輸送の高額運賃に耐える高級商品に
ついては、航空便網のある限りに於いての、全世界及び
我国国内での相互通信取引地域網を広げることが出来る
が、空港周辺から約1〜2時間以内程度の自動車交通の
便の良い地域相互間に限定されるので、この取引可能ネ
ット地域分布は文字通り網の目状に随所に交通不便な箇
所の穴の開いた様な図面となって指定されることとな
る。
【0084】以上の観点は、情報化された広域単一のマ
ーケットの成立を可能とする本システムの各品目毎の情
報空間の広大な拡まりの中で、遠隔の適産地で量産され
ている自然産品を、全国消費地に効率的に限りなく分布
させる機能を持つと共に、より現実的な機能として、逆
にローカル地域内指向をも促進し、平素慣れ親しんでい
る近隣地の銘柄や品種を、割安な運賃負担で取引を活発
化させ、大同小異の同類品が情報不足のために遠隔地相
互間を無駄な物流の発生を伴いつつ、交錯交流する愚を
防止する手段としても有効である。従って、地域的観点
で規定することは、本システム全体について、業務上極
めて重要な配慮である。
【0085】[3]本発明に含まれるその他の重要な要
件 (1)システムホスト側での対処点 特定の購入者側の端末回線からの入札通信入力は、随時
購入者のコードを指定して通信入力を不能とする様に、
パスワードの一時受信閉鎖等の措置ができる様にする。
これは主として、購入品代金の支払い遅延者に対する販
売停止措置実施を目的としたものである。
【0086】(2)出荷者及び購入者側での対応点 1)入札品目の諸規格の隣接規格までの複合指定 入札に際し、級価ランク、等級、規格サイズ、輪株サイ
ズ等について単一の規格ランク等への指定の他に、条件
選択により若し第一申し込みの規格のものが落札できな
かった場合に、上下隣接のランクの片方又は両方を第
二、第三の補欠指定として入札申し込みが連動する様に
システム化する。
【0087】2)落札結果の通信による報告 落札結果は、出荷者及び購入者の端末の電算機又はファ
クシミリよりの問い合わせに対して、オンラインにてシ
ステムホストより自動で回答する。この回線による通信
回答に長時間を要し、次回通信競売に対する出荷情報入
力等と時間が重複して回線の混雑が発生する場合は、前
回落札結果情報の問い合わせ及び回答のためには、演算
処理装置(CPU)、ハードディスクを大型化して相当
数の複数専用回線を設けるか、又は全く別個の演算処理
装置(CPU)のハードディスクに情報をLAN転換
し、これをホストとして専用の通信回線で対応する。
【0088】3)注文システムの創設 近い将来、商品の種類によっては、本システムの基本的
構図でもある自然商品に一般的な出荷者側の出荷情報の
登録、それに対応する購入者側の競争入札という売手市
場的発想の販売システムでは不適当となり、逆方向の発
想パターンとして自然商品といえども、先ず購入者側が
注文情報を、例えば本システムホストを通じて、広域の
不特定の生産者、出荷可能者等にパソコン通信のオンラ
イン又はオフラインBBS(掲示板システム)に表示
し、全国又は全世界のこれに対応する納品出荷希望者の
納品可能情報を入力回答して貰い、その際、全出荷希望
者が出精価格で安値競争受注入札を行ない、ホスト側の
品質判断と出荷者側の入札価格とのバランスによって購
入者側が銘柄を選考する、いわば売り込み入札型の取引
システムが適合する買手市場時代の到来も有り得ると見
込まれるので、今回の本システムの中に、上記の新シス
テムへの発展の萌芽を含ませた生鮮生命商品の注文・受
注システムを、出荷情報購入者通信入札システムの中に
発注受注のコード化自動対応の処理で繰り入れるものと
する。
【0089】[4]先物取引システムの導入と流通地域
の広域化の条件 本システムに於いて、現物の観察評価なしに商品価格を
推定判断し、購入者が必需率等により自らの購入価格を
決定する方法が商習慣として定着した場合に、更に生産
者側の協力により生産者又は出荷者が出荷日の6日前よ
り少なくも前日までに、予定出荷情報をシステムホスト
に通信入力することを励行し、全国又は全世界からの出
荷予定情報を一括統合体系化出来ることとなれば、全国
又は全世界の広域の購入希望者による出荷前の先物情報
競売を行ない、落札価格数量、発送仕向先等をシステム
ホストが自動決定して、この先物落札情報をホストより
出荷者に出荷前に即日通報することにより、産地から消
費地の購入者まで、航空便、宅配トラック便を利用して
産地直送することが成立する。
【0090】本発明に含まれる先物通信競売実現のため
の種々の要件を統合して指向するところは、この広域規
模の生産者から広域規模の購入者への個々の小口の物流
による産地直送の卸売り流通を実現することにあり、こ
のためには出荷前の先物情報を、広域に一元的に統括管
理することが前提となる。このため例えば保冷をしても
商品価値の下がっていく自然食品や、保冷も出来ない生
命商品等について、商品価値の著しい低下の不安のない
僅少輸送時間(例えば一昼夜以内等)に合わせた、先物
取引の約定日(情報)と着荷引渡日(物流)との時差
は、1日乃至2日以内程度の設定を可能とするが、この
程度までであれば、出荷者・購入者両者共1日乃至2日
前からの出荷及び入札情報の準備と発信入力の励行は、
生産及び販売事業に附帯する業務条件として、対処処理
可能なものと見込んで居るものである。
【0091】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、次
に示す効果が得られる。 (1)システム導入の地域的マーケットに於ける効果 従来の現物のみを取り扱って来た生鮮生命商品の卸売市
場に於いて、本システムによる先物取引を行なうことに
より、当日到着のみでなく翌日到着予定品や又翌々日到
着予定品についても、出荷の申し出又は購入入札の申込
みが可能となり、この結果、出荷情報、販売、配送に時
差処理を導入することが出来、取引全体に情報と物流の
時間的シフト体制が確立され、市況の激変を回避しつ
つ、出荷者側にとっては、価格維持上安定度の高い販売
体制となり得、又購入者側にとっては、過剰在庫による
腐敗変質枯死又は斃死等の商品損失を避け、最小限度の
必要なものを適量入手する経済的利益と共に、目的のも
のを競売入札ではありながら目標の予定日時に如何に大
量でも必ず入手出来る仕入れの確実性を確保することが
できる。
【0092】(2)システム導入による広域的一元管理
の市場成立の効果 生鮮・生命商品の先物取引は、結果として取引先決定後
に産地から消費地までの直送を行なう関係上、特定の生
産者のものを特定の購入者に向けて保鮮・保命の良好な
品質状態の内に個別の物流を行なうことが可能となるの
で、ミクロ的には、需給双方にとって、従来の商習慣に
無かった例えば銘柄指定価格保証に対する現品増量サー
ビス等、個別の新しい取引条件を創出することが出来
る。
【0093】又マクロ的には、この様な競売取引を輸送
日程が許す範囲で、高速自動車道トラック便、又は航空
便を利用することにより、その輸送範囲の限りで広く全
国、又全世界範囲の単一化情報流通のマーケットの形成
を可能とし、この広大な取引の場に於いて、需給双方の
相互交流の活性化を生み出し、取引の大口統合化が、小
口個別化と完全に併行両立し得る、生鮮生命商品の卸売
業務における大規模広域的合理化を実現できる。又、本
発明によれば、市場を管理する管理者側のシステムホス
トに保持された指値率に基づいて最低販売価格を決定可
能としたことによって、例えば、法外な高値の基準価格
の値付けをした出荷者に対しては売れ残りが発生する畏
れが大となり、基準価格の不当高を自動的に抑制するこ
とが可能となる。更に、本発明によれば、購入者が必要
希望の程度を任意に必需率で指定し、落札に反映させる
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る自動電算卸売競売シ
ステムを説明するためのフローチャートである。
【図2】出荷情報をシステムホスト側に送るための出荷
予告表を示す図である。
【図3】ファクシミリ入力、光学読取用出荷情報シート
を示す図である。
【図4】出荷者端末機の出荷情報登録画面を示す図であ
る。
【図5】上場品落札情報自動電算処理の論理体系を示す
フローチャートである。
【図6】出荷情報編集の調整ファイル分別、抽出、集成
処理を示すフローチャートである。
【図7】ホスト電算機側の出荷情報現品チェック付価リ
ストを示す図である。
【図8】ホスト電算機側の出荷品調整表示リストを示す
図である。
【図9】買参人端末機の入札登録アップロードの表示画
面を示す図である。
【図10】ホスト電算機側の遠隔通信入札状況リストを
示す図である。
【図11】ホスト電算機側の遠隔せり落札表示リストを
示す図である。
【図12】出荷者及び買参人側の落札情報照会シートを
示す図である。
【図13】出荷者に対する売立報告を表わす図である。
【図14】買参人に対する納品報告を表わす図である。
【図15】需給両者の取引成立可能の地域帯区分を示す
図である。
【図16】本発明の一実施形態に係るシステム構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
11 中央処理装置(CPU) 12a、12b モデム 13 FAXアダプタ 14a、14b OCRアダプタ 15a、15b エラー表示ユニット 16a、16b プリンタ 17 OCR入力制御用バック端末 18 マルチポートトランシーバ 19a、19b コミュニケーションサーバー 21 OCR制御端末 22 CPU側OCR 31a、31b 手動入力端末 32a、32b モニタディスプレイ 34a、34b ディスプレイユニット 35a、35b ラベルプリンタ
フロントページの続き (56)参考文献 朝日新聞,1990年11月25日,第1面 読売新聞,1991年 3月28日,第27面 食肉市場流通改善パイロット事業,新 市場取引調査検討会報告書,社団法人 日本食肉市場卸売協会,1993年 3月 売買情報提供システム 操作マニュア ル(テナント用),中部食肉部分肉流通 センター,1991年11月,第1版 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 JICSTファイル(JOIS)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生鮮商品、生命商品の卸売取引におい
    て、 出荷者側端末機から品目毎に出荷予定日、銘柄、品質
    (又は等級)、一梱入数(又は容量)、並びに基準価格
    情報を受信する出荷情報受信手段と、 購入者側端末機から同一品目、規格、着荷日の銘柄群毎
    に、銘柄の選択指定と少なくとも基準価格に対する必需
    率情報を受信する購入情報受信手段と、 上記出荷情報受信手段で受信した個別の出荷情報を集合
    して、多段階に階層化した基準価格帯別、出荷予定の日
    別に類別した上で、同一品目、規格、同一着荷日別に、
    各銘柄を集合した集団に分類抽出する分類手段と、 指値率情報を保持する指値率保持手段と、 上記出荷情報受信手段で受信した基準価格情報と上記指
    値率保持手段に保持した指値率情報とを乗算して最低販
    売価格情報を算出するための最低販売価格情報算出手段
    とを具備し、 上記購入情報受信手段で受信した必需率を乗算した入札
    価格の高値順、数量大口順、先着順等の一定の優先順位
    の規定による自動電算処理を行い、品目毎に落札者、落
    札価格、落札数量を決定することを特徴とする自動電算
    卸売競売装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動電算卸売競売装置
    において、 上記最低販売価格算出手段にて算出された上記最低販売
    価格情報により示される最低販売価格を上記必需率を乗
    算した入札価格が上回るときに高値順による自動電算処
    理を行うことを特徴とする自動電算卸売競売装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の自動電算卸売競売装置
    において、 上記最低販売価格は、基準価格に対する比率で決定され
    ることを特徴とする自動電算卸売競売装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の自動電算卸売競売装置
    において、 上記比率は一定であることを特徴とする自動電算卸売競
    売装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の自動電算卸売競売装置
    において、 上記必需率が1以下の場合には、購入希望数量は予め設
    定された最低限度数以上で送信されることを特徴とする
    自動電算卸売競売装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の自動電算卸売競売装置
    において、 上記必需率が同率であるときは、大口申込者を優先して
    落札者とすることを特徴とする自動電算卸売競売装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の自動電算卸売競売装置
    において、 上記必需率が数値でなく入力されたときは、最高位の必
    需率入札者よりも予め決められた高い特別買付価格でそ
    の入力をした購入者の入札価格とすることを特徴とする
    自動電算卸売競売装置。
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