JP7342967B2 - 超音波プローブ、超音波診断システム、超音波診断プログラム、超音波通信方法 - Google Patents

超音波プローブ、超音波診断システム、超音波診断プログラム、超音波通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、超音波プローブ、超音波診断システム、超音波診断プログラム、超音波通信方法に関する。
近年では、超音波プローブの小型化やワイヤレス化が進んでおり、超音波プローブ内で信号処理を実施して画像化し、タブレット等の端末装置に無線で超音波画像データを送信する形態が普及しつつある。
特表2012-522570公報 特開2017-99785号公報
上述した従来の超音波プローブは、ケーブルが不要であるため、使いやすさが向上するが、有線通信と異なり、通信が途切れる可能性がある。
開示の技術は、上記の点に鑑みてなされたもので、超音波プローブと端末装置との無線通信を良好に行うことを目的とする。
開示の技術は、探触子により受信された超音波に基づく超音波画像データに、前記超音波画像データを特定するための識別情報を付与する識別情報付与部と、それぞれが、前記識別情報が付与された前記超音波画像データを並行して端末装置へ送信する、複数の無線通信部と、を有する超音波プローブである。
超音波プローブと端末装置との無線通信を良好に行うことができる。
第一の実施形態の超音波診断システムのシステム構成の一例を示す図である。 Wi-Fiの2.4GHz帯と5GHz帯でのチャンネルの割り当ての例を示す図である。 超音波画像データの送受信のタイミングを説明する図である。 超音波プローブの動作を説明する第一のフローチャートである。 端末装置の動作を説明する第一のフローチャートである。 第一の実施形態の端末装置の表示例を示す図である。 超音波プローブの動作を説明する第二のフローチャートである。 端末装置の動作を説明する第二のフローチャートである。 端末装置の動作を説明する第三のフローチャートである。 超音波画像データを送信する際のパケットの例を示す図である。 第二の実施形態の超音波診断システムのシステム構成の一例を示す図である。 第三の実施形態の超音波診断システムのシステム構成の一例を示す図である。 第三の実施形態の端末装置の表示例を示す図である。 端末装置の変形例を示す図である。
(第一の実施形態)
以下に図面を参照して、第一の実施形態について説明する。図1は、第一の実施形態の超音波診断システムのシステム構成の一例を示す図である。
本実施形態の超音波診断システム100は、超音波プローブ(超音波診断装置)200と、端末装置300とを有する。超音波プローブ200と、端末装置300とは、無線通信を行う。
はじめに、本実施形態の超音波プローブ200について説明する。本実施形態の超音波プローブ200は、探触子210、制御部220、パルサ・スイッチ部230、AMP(amplifier)・ADC(analog to digital converter)部240、デジタル信号処理部250、画像番号付与部260、無線通信部270、無線通信部280、無線通信部290を有する。
探触子210は、超音波を生体(被検体)Pに送信(照射)し、その反射波を受信する。
制御部220は、超音波プローブ200の全体を制御する。
パルサ・スイッチ部230は、スイッチ部により探触子210を選択してパルス信号を探触子210に送信し、探触子210から超音波を生体Pに照射させる。
生体Pは、超音波が照射されると、音響インピーダンスが異なる境界においてその超音波を反射する。生体Pから反射された反射波は、探触子210によって受信され、パルサ・スイッチ部230のスイッチ部により選択されたAMP・ADC部240に出力される。
AMP・ADC部240は、パルサ・スイッチ部230から出力された超音波の反射波を、アンプ(AMP)により増幅して、ADCによりデジタル信号に変換して、デジタル信号処理部250に出力する。
デジタル信号処理部250は、AMP・ADC部240から出力されたデジタル信号に対して各種の処理を行って、超音波画像データを取得し、画像番号付与部260へ出力する。
具体的には、デジタル信号処理部250で行われる処理は、パルサ・スイッチ部230から反射波が出力されたタイミングからの遅延分を揃える処理、平均化(整相加算)処理、生体P内での減衰を加味したゲイン補正処理、輝度情報を取り出す為の包絡線処理等を含む。
画像番号付与部260は、デジタル信号処理部250から出力された超音波画像データに対して、画像番号を付与する。したがって、画像番号付与部260は、超音波画像データに、超音波画像データの識別情報を付与する識別情報付与部の一例である。
本実施形態の画像番号は、超音波画像データを特定するための識別情報であり、例えば、超音波画像データに対して、超音波画像データが生成された順を示す連番となるように付与されても良い。本実施形態では、このように、画像番号を連番とすることで、端末装置300に受信されなかった超音波画像データの有無を判断することができる。
そして、画像番号付与部260は、画像番号が付与された超音波画像データを、無線通信部280と無線通信部290のそれぞれへ出力する。
無線通信部270、280、290は、端末装置300との通信を行う。具体的には、無線通信部270は、Bluetooth(登録商標)等に規格に応じた無線通信によって、端末装置300から、超音波プローブ200の動作を指示する制御信号を受信する。受信された制御信号は、制御部220へ出力される。
無線通信部280と無線通信部290は、例えば、端末装置300と、Wi-Fi(登録商標:無線LAN(Local Area Network))等の規格に応じた無線通信を行う。また、無線通信部280と無線通信部290とは、それぞれが、画像番号付与部260において画像番号が付与された超音波画像データを、端末装置300へ送信する。
本実施形態では、無線通信部280は、Wi-Fiの2.4GHz帯を使用し、無線通信部290は、Wi-Fiの5.0GHz帯を使用するものとする。尚、無線通信に用いられる規格は、Wi-Fiに限定されず、他の規格であっても良い。
尚、超音波プローブ200は、図示しないバッテリーを有しており、このバッテリーから各部品に電力が供給されても良い。また、超音波プローブ200は、外部電源を使用して動作してもよく、この場合、バッテリーを持たなくてもよい。
次に、本実施形態の端末装置300について説明する。
本実施形態の端末装置300は、CPU(Central Processing Unit)310、メモリ320、ディスプレイ330、無線通信部340、無線通信部350、無線通信部360を有する。
CPU310は、端末装置300の全体の動作を制御する。メモリ320は、超音波プローブ200から受信した超音波画像データや、CPU310による演算の結果のデータ等が格納される。
また、本実施形態のCPU310は、画像選択部331を有する。画像選択部331は、無線通信部350が受信した超音波画像データと、無線通信部360が受信した超音波画像データとから、ディスプレイ330に表示させる超音波画像データを選択する。画像選択部331の機能は、端末装置300のCPUが実行する制御プログラムにより実現される。以下の説明では、画像選択部331の機能を実現する制御プログラムを、アプリケーションと呼ぶ場合がある。
ディスプレイ330は、超音波プローブ200から受信した超音波画像データ等が表示される。
無線通信部340は、例えば、Bluetooth(登録商標)等に規格に応じた無線通信によって、超音波プローブ200の動作を制御する制御信号を超音波プローブ200へ送信する。
無線通信部350と無線通信部360は、例えば、Wi-Fi等の規格に応じた無線通信を行う。具体的には、本実施形態では、無線通信部350は、Wi-Fiの2.4GHz帯を使用し、無線通信部280から送信される画像番号が付与された画像データを受信する。また、本実施形態では、無線通信部360は、Wi-Fiの5.0GHz帯を使用し、無線通信部290から送信される画像番号が付与された画像データを受信する。
本実施形態の以下の説明では、データを送信する無線通信部と、送信されたデータを受信する無線通信部との対を、通信系統と呼ぶ場合がある。
具体的には、Wi-Fiの2.4GHz帯を使用して、超音波画像データの送受信を行う無線通信部280と無線通信部350とを第一の通信系統10と呼び、無線通信部280と無線通信部350との通信を第一の通信系統10による通信と呼ぶ場合がある。
また、本実施形態の以下の説明では、Wi-Fiの5.0GHz帯を使用して、超音波画像データの送受信を行う無線通信部290と無線通信部360を第二の通信系統20と呼び、無線通信部290と無線通信部360との通信を第二の通信系統20による通信と呼ぶ場合がある。
また、本実施形態では、制御信号の送受信を行う無線通信部270と無線通信部340とを制御用通信系統30と呼ぶ場合がある。
尚、第一の通信系統10で使用する帯域と、第二の通信系統20で使用する帯域とは、上述した帯域に限定されない。例えば、第一の通信系統10と第二の通信系統20は、両方が2.4GHz帯を使用しても良いし、両方が5.0GHz帯を使用しても良い。
また、本実施形態では、第一の通信系統10と第二の通信系統20は、同じ帯域を使用する場合は、異なるチャンネルを使用しても良い。
このように、本実施形態では、超音波プローブ200が、同一の画像データを複数系統の無線通信によって端末装置300へ送信することで、超音波プローブ200と端末装置300との通信を良好に行わせる。超音波プローブ200は、同一の画像データを複数系統の無線通信によって並行して端末装置300へ送信する。また、超音波プローブ200は、同一の画像データを複数系統の無線通信によって同時に端末装置300へ送信する。
また、本実施形態の超音波診断システム100では、超音波プローブ200から、無線通信によって、超音波画像データを端末装置300へ送信する。したがって、本実施形態によれば、超音波プローブ200を生体Pに走査させる際に、超音波プローブ200の操作者の動きが通信用のケーブル等によって制限されることがない。
尚、本実施形態の端末装置300は、例えば、タブレット型の端末装置であっても良く、その場合には、ディスプレイ330は、タッチパネル等を備えるものになる。
また、本実施形態では、第一の通信系統10で使用する帯域と、第二の通信系統20で使用する周波数帯域とを異ならせたが、これに限定されない。例えば、第一の通信系統10と第二の通信系統20の両方が2.4GHz帯を使用しても良いし、5.0GHz帯を使用しても良い。
また、本実施形態では、超音波診断システム100は、2つの通信系統を有するものとしたが、これに限定されない。超音波診断システム100は、2以上の通信系統を有していれば良い。具体的には、超音波プローブ200と端末装置300のそれぞれが、2つ以上の無線通信部を有していれば良い。
超音波診断システム100が有する通信系統の数が多くなるほど、通信を途切れにくくすることができる。
次に、図2を参照して、Wi-Fiの2.4GHz帯と5GHz帯でのチャンネルの割り当てについて説明する。図2は、Wi-Fiの2.4GHz帯と5GHz帯でのチャンネルの割り当ての例を示す図である。
Wi-Fiの2.4GHz帯では、帯域幅が22MHzの14個のチャンネル(1ch-14ch)が、14chを除いて5MHzずつ離れて割り当てられる。各チャンネルは、隣接する所定数のチャンネルと帯域が重複する。
尚、以下の説明では、各チャンネルの帯域幅(22MHz)に帯域の中心が含まれる他のチャンネルを重複すると定義する。例えば、1chは、2ch、3chと帯域が重複し、2chは、1ch、3ch、4chと帯域が重複する。3chは、1ch、2ch、4ch、5chと帯域が重複する。13chは、11ch、12chと帯域が重複する。
また、2.4GHz帯では、を使用する機器は非常に多い為、空いているチャンネルはほぼ無い状態となっている。
また、Wi-Fiの5GHz帯では、帯域幅が20MHzの19個のチャンネルが、5.2GHz帯(W52)、5.3GHz帯(W53)、5.6MHz帯(W56)毎に20MHzずつ離れて割り当てられる。このため、5GHz帯では、チャンネルの帯域は重複せず、チャンネル間の干渉は発生しない。
しかしながら、5.3GHz帯(W53)、5.6MHz帯(W56)を使用する場合には、DFS(Dynamic Frequency Selection)機能が必要とされる。
DFS機能とは、レーダなど既存機器との干渉を検出し、干渉検出時に使用しているチャンネルを他のチャンネルに変更する機能である。また、遷移先のチャンネルでは、60秒間レーダ等と干渉が検出されない場合に、データ通信が再開される。
このように、Wi-Fiによる通信では、データ通信が途切れる要因が、帯域混雑だけでは無く、DFS機能により起こる場合もある。
本実施形態では、上述した状況において、超音波プローブ200と端末装置300とは、同一のデータを複数の通信系統で送受信することで、データ通信が途切れることを抑制する。
以下に、図3を参照して、本実施形態の超音波プローブ200と端末装置300との超音波画像データの送受信のタイミングについて説明する。図3は、超音波画像データの送受信のタイミングについて説明する図である。
図3の例では、第一の通信系統10における無線通信部350と、第二の通信系統20における無線通信部360とが、超音波プローブ200から超音波画像データを受信するタイミングと、受信した超音波画像データがディスプレイ330に表示されるタイミングとを示す。
図3において、無線通信部350と無線通信部360とは、タイミングt1において、画像番号「1」が付与された超音波画像データである「画像1」を受信する。続いて、無線通信部350と無線通信部360とは、タイミングt2において、超音波画像データ「画像1」の受信が完了し、画像番号「2」が付与された超音波画像データである「画像2」の受信を開始する。
ここで、超音波画像データ「画像1」は、無線通信部350と無線通信部360の両方によって受信されている。この場合、本実施形態の端末装置300は、画像選択部331により、第一の通信系統10によって送受信された超音波画像データを選択し、ディスプレイ330に表示させる。
したがって、端末装置300は、超音波画像データ「画像1」の受信が完了したタイミングt2において、画像選択部331により、無線通信部350が受信した超音波画像データ「画像1」を選択し、ディスプレイ330に表示させる。
無線通信部350と無線通信部360とは、タイミングt2において、画像「2」の超音波画像データの受信を開始する。続いて、無線通信部350と無線通信部360とは、タイミングt3において、超音波画像データ「画像2」の受信を完了し、画像番号「3」が付与された超音波画像データである「画像3」の受信を開始する。
超音波画像データ「画像2」も、無線通信部350と無線通信部360の両方によって受信されている。したがって、画像選択部331は、第一の通信系統10によって送受信された超音波画像データ「画像2」を選択し、ディスプレイ330に表示させる。
次に、第二の通信系統20の無線通信部360は、タイミングt4において、超音波画像データ「画像3」の受信を完了し、画像番号「4」が付与された超音波画像データである「画像4」の受信を開始する。
これに対し、第一の通信系統10の無線通信部350は、タイミングt4において、超音波画像データ「画像3」の受信が完了しておらず、超音波画像データ「画像4」の受信が開始されていない。
このため、端末装置300は、画像選択部331により、タイミングt4では、第二の通信系統20によって送受信された超音波画像データ「画像3」を選択し、ディスプレイ330に表示させる。
また、第二の通信系統20の無線通信部360は、タイミングt5において超音波画像データ「画像4」の受信を完了し、画像番号「5」が付与された超音波画像データである「画像5」の受信を開始する。
また、第一の通信系統10の無線通信部350は、タイミングt5では、超音波画像データ「画像4」は受信しないまま、超音波画像データ「画像5」の受信を開始する。
したがって、端末装置300は、画像選択部331により、タイミングt5において、第二の通信系統20で受信された超音波画像データ「画像4」を選択し、ディスプレイ330に表示させる。
次に、無線通信部350と無線通信部360は、共に、タイミングt6において、超音波画像データ「画像5」の受信を完了する。
したがって、端末装置300は、タイミングt6では、画像選択部331により、第一の通信系統10で送受信された超音波画像データ「画像5」を選択し、ディスプレイ330に表示させる。
このように、本実施形態の画像選択部331は、無線通信部350と無線通信部360とが、同じタイミングで、同一の超音波画像データの受信を完了した場合には、無線通信部350が受信した超音波画像データを選択する。また、画像選択部331は、無線通信部350と無線通信部360とが、同じタイミングで超音波画像データの受信しなかった場合には、先に受信が完了した無線通信部が受信した超音波画像データを選択する。
このように、本実施形態の端末装置300は、複数の通信系統によって、超音波プローブ200から送信される超音波画像データを受信するため、例えば、何れかの通信系統において通信が途切れた場合でも、他の通信系統によって、超音波画像データを受信することができる。
次に、本実施形態の超音波診断システム100の有する各装置の動作について説明する。図4は、超音波プローブの動作を説明する第一のフローチャートである。図4では、超音波プローブ200がWi-Fiに接続されるまでの動作を示している。
超音波プローブ200において、電源がオンされると(ステップS401)、無線通信部280と無線通信部290は、それぞれが接続するアクセスポイントを検出して立ち上げ(ステップS402)、Wi-Fiへの接続を完了する(ステップS403)。
図5は、端末装置の動作を説明する第一のフローチャートである。図5では、端末装置300がWi-Fiを介して超音波プローブ200と接続されるまでの動作を示している。
端末装置300は、電源がオンされ(ステップS501)、アプリケーションが起動されると(ステップS502)、無線通信部350及び無線通信部360によって、電源がオンの状態となっている超音波プローブ200を検出し、検出された超音波プローブ200のリストをディスプレイ330に表示させる(ステップS503)。
具体的には、端末装置300は、超音波プローブ200の無線通信部280と無線通信部290のそれぞれと対応するSSID(Service Set Identifier)の両方、又は、何れかを認識した場合に、超音波プローブ200を、電源がオンの状態とである超音波プローブ200として検出する。
続いて、端末装置300は、表示されたリストから、超音波プローブ200が選択されたか否かを判定する(ステップS504)。ステップS504において、超音波プローブ200が選択されない場合、端末装置300は、超音波プローブ200が選択されるまで待機する。
ステップS504において、超音波プローブ200が選択された場合、端末装置300の無線通信部350、無線通信部360は、選択された超音波プローブ200と、Wi-Fiを介して接続し(ステップS505)、超音波プローブ200への接続を完了する(ステップS506)。
このとき、端末装置300は、選択された超音波プローブ200の無線通信部280と無線通信部290がWi-Fiと接続されていた場合には、無線通信部350を無線通信部280とを接続させ、無線通信部360と無線通信部290とを接続させる。
つまり、本実施形態では、選択された超音波プローブ200において、複数の無線通信部がWi-Fiと接続されていた場合には、選択された超音波プローブ200と端末装置300とは、自動的に複数の通信系統にて接続される。
以下に、図6を参照して、端末装置300の表示例について説明する。図6は、第一の実施形態の端末装置の表示例を示す図である。図6では、図5のステップS503で端末装置300のディスプレイ330に表示される画面の例を示している。
画面61の表示欄62には、電源がオンの状態の超音波プローブ200の一覧であるプローブリスト63と、操作ボタン64とが表示されている。
本実施形態では、例えば、プローブリスト63からプローブ1が選択され、操作ボタン64が操作されると、端末装置300は、プローブ1として認識された超音波プローブ200と接続する。
ここで、端末装置300は、プローブ1として認識された超音波プローブ200の複数の無線通信部のそれぞれがWi-Fiと接続されていた場合には、端末装置300の各無線通信部のそれぞれをWi-Fiに接続させる。
尚、プローブリスト63は、超音波プローブ200を識別するためのプローブIDの一覧が表示されても良い。プローブIDとは、例えば、超音波プローブ20の制御部220に含まれる記憶装置等に格納されていても良い。また、プローブIDは、Wi-Fiのアクセスポイントを識別するSSIDの一部を含んでも良い。
このように、
また、本実施形態の端末装置300によれば、1つの超音波プローブ200に対して接続の操作を行うことで、自動的に、同じ超音波プローブ200の二系統のWi-Fiと接続する。したがって、本実施形態によれば、端末装置300の二系統のWi-Fiが、それぞれ別の超音波プローブ200に接続されることがなく、誤った接続となることを防止できる。
また、本実施形態によれば、超音波プローブ200の利用者に、複数の通信系統を用いることを意識させず、簡単な操作で、超音波プローブ200と端末装置300とを複数の通信系統で接続することができる。
次に、図7を参照して、本実施形態の超音波プローブ200が超音波画像データを送信する動作について説明する。図7は、超音波プローブの動作を説明する第二のフローチャートである。
本実施形態の超音波プローブ200は、第一の通信系統10の無線通信において、端末装置300と接続し(ステップS701)、続いて、第二の通信系統20の無線通信において、端末装置300と接続する(ステップS702)。
具体的には、超音波プローブ200は、無線通信部280と無線通信部350を接続させ、無線通信部290と無線通信部360を接続させる。
続いて、超音波プローブ200は、デジタル信号処理部250等の処理によって超音波画像データの生成を開始する(ステップS703)。
続いて、超音波プローブ200は、超音波画像データの生成が開始されると、画像番号付与部260により、画像番号Xの初期値「1」とする(ステップS704)。
続いて、超音波プローブ200は、1枚の超音波画像を示す超音波画像データが完成したか否かを判定する(ステップS705)。ステップS705において、超音波画像データが完成していない場合、超音波プローブ200は、超音波画像データが完成するまで待機する。
ステップS705において、超音波画像データが完成した場合、超音波プローブ200は、画像番号付与部260により、超音波画像データに画像番号Xを付与する。そして、超音波プローブ200は、無線通信部280、無線通信部290のそれぞれによって、端末装置300へ、画像番号が付与された超音波画像データを送信する(ステップS706)。
続いて、超音波プローブ200は、画像番号付与部260により、画像番号Xの値をカウントアップし、X=X+1とする(ステップS707)。
続いて、超音波プローブ200は、電源がオフされたか否かを判定する(ステップS708)。ステップS708において、電源がオフされない場合、超音波プローブ200は、ステップS705へ戻る。ステップS708において、電源がオフされた場合、超音波プローブ200は、処理を終了する。
次に、図8A及び図8Bを参照して、本実施形態の端末装置300が超音波画像データを受信する動作について説明する。図8Aは、端末装置の動作を説明する第二のフローチャートである。
本実施形態の端末装置300は、第一の通信系統10による通信において、超音波プローブ200と接続し(ステップS801)、続いて、第二の通信系統20による通信において、超音波プローブ200と接続する(ステップS802)。
具体的には、端末装置300は、無線通信部350無線通信部280を接続させ、無線通信部360と無線通信部290を接続させる。
続いて、端末装置300は、無線通信部350及び無線通信部360により、超音波画像データの受信を開始する(ステップS803)。
続いて、端末装置300は、画像選択部331により、超音波画像データを選択する際に参照する変数Y1<を設定し(ステップS804)、図8Bに示すステップS805へ進む。
具体的には、本実施形態では、第一の通信系統10による通信で受信される超音波画像データに付与された画像番号をY1とし、第二の通信系統20による通信で受信された超音波画像データに付与された画像番号をY2とする。言い換えれば、本実施形態では、無線通信部350が受信した超音波画像データに付与された画像番号をY1とし、無線通信部360が受信した超音波画像データに付与された画像番号をY2とする。また、本実施形態では、画像選択部331が選択した超音波画像データに付与された画像番号をZとする。言い換えれば、ディスプレイ330に表示される超音波画像データに付与された表示画像番号をZとする。そして、画像選択部331は、ここで、Y1=0、Y2=0、Z=0とする。
続いて、端末装置300は、ステップS805からステップS807までの処理と、ステップS808からステップS809までの処理を並列に実行する。
具体的には、端末装置300は、第一の通信系統10に含まれる無線通信部350により、超音波画像データと画像番号とを受信する(ステップS805)。続いて、端末装置300は、画像選択部331により、無線通信部350による超音波画像データの受信が完了したか否かを判定する(ステップS806)。
ステップS806において、受信が完了していない場合、端末装置300は、ステップS805に戻る。ステップS806において、受信が完了した場合、端末装置300は、画像選択部331により、超音波画像データと共に受信した画像番号を変数Y1の値とすし(ステップS807)、後述するステップS811へ進む。
また、端末装置300は、第二の通信系統20に含まれる無線通信部360により、超音波画像データと画像番号とを受信する(ステップS808)。続いて、端末装置300は、画像選択部331により、無線通信部360による超音波画像データの受信が完了したか否かを判定する(ステップS809)。
ステップS809において、受信が完了していない場合、端末装置300は、ステップS808に戻る。ステップS809において、受信が完了した場合、端末装置300は、画像選択部331により、超音波画像データと共に受信した画像番号を変数Y2の値とすし(ステップS810)、後述するステップS811へ進む。
端末装置300は、画像選択部331により、変数Y1と変数Y2の関係が、Y1≧Y2を満たすか否かを判定する(ステップS811)。
つまり、ここでは、画像選択部331は、無線通信部350は、無線通信部360により受信された超音波画像データと同一の超音波画像データを受信済みであるか否かを判定している。言い換えれば、画像選択部331は、無線通信部350と無線通信部360とが、共に同一の超音波画像データの受信を完了したか否かを判定している。
また、さらに言い換えれば、ここでは、画像選択部331は、複数の通信系統の中から、受信した超音波画像データを採用する通信系統を選択している。
ステップS811において、Y1≧Y2を満たす場合、端末装置300は、画像選択部331により、変数Y1と変数Zとの関係が、Y1>Zを満たすか否か判定する(ステップS812)。
つまり、ここでは、画像番号Y1の超音波画像データが、既にディスプレイ330に表示された表示済みの超音波画像データであるか否かを判定している。
ステップS812において、Y1>Zを満たさない場合、つまり、変数Y1の値が変数Z以下である場合、画像選択部331は、ステップS805へ戻る。尚、Y1>Zを満たさない場合とは、画像番号Y1の超音波画像データは、最新の超音波画像データではなく、既に表示済みの超音波画像データであることを示す。
ステップS812において、Y1>Zを満たす場合、画像選択部331は、画像番号Y1の超音波画像データを、ディスプレイ330に表示させる超音波画像データとして選択する(ステップS813)。
続いて、画像選択部331は、表示画像番号である変数Zの値を、ディスプレイ330に表示させる超音波画像データに付与された画像番号Y1とし(ステップS814)、後述するステップS818へ進む。
ステップS811において、Y1≧Y2を満たさない場合、端末装置300は、画像選択部331により、変数Y2と変数Zとの関係が、Y2>Zを満たすか否か判定する(ステップS815)。
つまり、ここでは、画像番号Y2の超音波画像データが、既にディスプレイ330に表示された表示済みの超音波画像データであるか否かを判定している。
ステップS815において、Y2>Zを満たさない場合、つまり、変数Y2の値が変数Z以下である場合、画像選択部331は、ステップS808へ戻る。尚、Y2>Zを満たさない場合とは、画像番号Y2の超音波画像データは、最新の超音波画像データではなく、既に表示済みの超音波画像データであることを示す。
ステップS815において、Y2>Zを満たす場合、画像選択部331は、画像番号Y2の超音波画像データを、ディスプレイ330に表示させる超音波画像データとして選択する(ステップS816)。
続いて、画像選択部331は、表示画像番号である変数Zの値を、ディスプレイ330に表示させる超音波画像データに付与された画像番号Y2とし(ステップS817)、後述するステップS818へ進む。
続いて、端末装置300は、画像選択部331によって選択された超音波画像データをディスプレイ330に表示させる(ステップS818)。
続いて、端末装置300は、超音波画像データの受信が終了したか否かを判定する(ステップS819)。
具体的には、端末装置300は、一定時間の間、超音波画像データが受信されない場合に、超音波画像データの受信が終了したものと判定しても良い。また、端末装置300は、超音波プローブ200の電源がオフされたことを検出して、超音波画像データの受信が終了したものと判定しても良い。また、端末装置300は、端末装置300の電源がオフされた場合に、超音波画像データの受信が終了したものと判定しても良い。
ステップS819において、超音波画像データの受信が終了していない場合、端末装置300は、ステップS805及びステップS808へ戻る。
ステップS819において、超音波画像データの受信が終了した場合、端末装置300は、処理を終了する。
次に、図9を参照して、超音波画像データを送受信する際のパケットについて説明する。図9は、超音波画像データを送信する際のパケットの例を示す図である。
本実施形態の超音波プローブ200は、1フレームの超音波画像データを複数のパケットとして送信する。このとき、超音波プローブ200は、パケットのヘッダに、画像番号付与部260により付与された画像番号を含める。これにより、超音波プローブ200は、画像番号が付与された超音波画像データを端末装置300に送信することができる。
以上のように、本実施形態の端末装置300では、第一の通信系統10と第二の通信系統20の両方において、同一の超音波画像データを受信した場合には、第一の通信系統10において受信した超音波画像データをディスプレイ330に表示させる。
また、本実施形態の端末装置300では、第一の通信系統10又は第二の通信系統20のうち、受信した超音波画像データを表示用に採用する通信系統に選択された通信系統において、受信された超音波画像データのうち、最新の超音波画像データをディスプレイ330に表示させる。
このように、本実施形態によれば、複数の通信系統を用いて超音波画像データの送受信を行うため、―方の通信系統による通信が途切れても、他方の通信系統による通信が途切れていなければ、そちらで超音波画像データの送受信を行うことができる。したがって、本実施形態によれば、通信の途切れを低減させ、超音波プローブと端末装置との無線通信を良好に行うことができる。
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して、第二の実施形態について説明する。第二の実施形態では、超音波画像データの送受信を行う通信系統が、制御用通信系統を兼ねる点が、第一の実施形態と相違する。よって、以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点について説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図10は、第二の実施形態の超音波診断システムのシステム構成の一例を示す図である。
本実施形態の超音波診断システム100Aは、超音波プローブ200Aと、端末装置300Aとを含む。
超音波プローブ200Aは、探触子210、制御部220A、パルサ・スイッチ部230、AMP・ADC部240、デジタル信号処理部250、画像番号付与部260、無線通信部280A、無線通信部290Aを有する。
端末装置300Aは、CPU310A、メモリ320、ディスプレイ330、無線通信部350A、無線通信部360Aを有する。
本実施形態の超音波診断システム100Aでは、無線通信部280Aと、無線通信部350Aとが第一の通信系統10含まれ、無線通信部290Aと無線通信部360Aとが第二の通信系統20に含まれる。
本実施形態では、端末装置300Aから超音波プローブ200Aに送信される制御信号も、第一の通信系統10及び第二の通信系統20を用いて送受信される。つまり、第一の通信系統10と第二の通信系統20は、制御用通信系統も兼ねる。
具体的には、端末装置300AのCPU310Aは、制御信号を、無線通信部350Aと無線通信部360Aとによって、超音波プローブ200Aへ送信させる。言い換えれば、端末装置300Aは、複数の通信系統を用いて、制御信号を超音波プローブ200Aへ送信する。
本実施形態の超音波プローブ200Aにおいて、無線通信部280Aは、無線通信部350Aから送信される制御信号を受信して、受信した制御信号を制御部220へ出力する。無線通信部290Aは、無線通信部360Aから送信される制御信号を受信して、受信した制御信号を制御部220へ出力する。
つまり、本実施形態の超音波プローブ200Aでは、複数の通信系統を用いて、端末装置300Aから制御信号を受信している。
本実施形態の制御部220Aは、制御コマンド選択部221を有する。制御コマンド選択部221は、画像選択部331と同様に、無線通信部280Aと無線通信部290Aのそれぞれが受信した制御信号から、超音波プローブ200Aの制御に用いる制御信号を選択する。
具体的には、例えば、端末装置300AのCPU310Aは、制御信号に信号番号を付与し、無線通信部350A及び無線通信部360Aによって、信号番号が付与された同一の制御信号を超音波プローブ200Aへ送信する。
超音波プローブ200Aの制御コマンド選択部221は、無線通信部280Aで受信した制御信号に付与された制御番号と、無線通信部290Aで受信した制御信号に付与された制御番号とが同じである場合には、無線通信部280Aで受信した制御信号を選択し、制御部220Aへ渡しても良い。
また、制御コマンド選択部221は、無線通信部290Aが受信した制御信号に付与された信号番号と、信号番号が一致する制御信号を、無線通信部280Aが受信していない場合、無線通信部290Aが受信した制御信号を選択し、制御部220Aへ渡しても良い。
このように、本実施形態では、第一の通信系統10と第二の通信系統20とを用いて、超音波画像データと制御信号とを送受信することができる。したがって、本実施形態によれば、制御信号の送受信を行うための無線通信部を、超音波プローブと端末装置のそれぞれから削減することができる。
(第三の実施形態)
以下に、図面を参照して、第三の実施形態について説明する。第三の実施形態では、超音波プローブにおいて、使用する通信系統をスイッチにて切り替える点が、第一の実施形態と相違する。よって、以下の第三の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点について説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第一の実施形態の説明で用いた符号を付与し、その説明を省略する。
図11は、第三の実施形態の超音波診断システムのシステム構成の一例を示す図である。
本実施形態の超音波診断システム100Bは、超音波プローブ200Bと、端末装置300とを有する。
本実施形態の超音波プローブ200Bは、探触子210、制御部220、パルサ・スイッチ部230、AMP・ADC部240、デジタル信号処理部250、画像番号付与部260、無線通信部270、無線通信部280、無線通信部290、切替スイッチ295、無線設定部296を有する。
本実施形態の超音波プローブ200Bでは、切替スイッチ295により、超音波画像データの送受信に使用する通信系統を二系統と一系統とで切り替える。言い換えれば、超音波プローブ200Bは、切替スイッチ295により、無線通信に用いる無線通信部を、無線通信部280とするか、無線通信部290とするか、又は、無線通信部280及び無線通信部290とするか、が選択される。つまり、切替スイッチ295は、超音波画像データの送信に使用する無線通信部を選択するためのスイッチと言える。
本実施形態の切替スイッチ295は、例えば、超音波プローブ200Bの筐体等に設けられたスイッチであり、超音波プローブ200Bの利用者によって操作されても良い。
本実施形態の無線設定部296は、切替スイッチ295によって選択された無線通信部に対して電力が供給されるようにする。
具体的には、例えば、切替スイッチ295によって、無線通信部280が、無線通信に用いる無線通信部として選択されていた場合、無線設定部296は、無線通信部290に供給される電力を遮断しても良い。また、無線設定部296は、無線通信部290を、低消費電力モードとしても良い。
このように、本実施形態の超音波プローブ200Bでは、無線通信に使用する無線通信部の数を1又は複数に切り替えることができる。したがって、本実施形態によれば、超音波プローブ200Bの消費電力を削減したい場合等に有用である。
また、本実施形態では、端末装置300は、超音波プローブ200Bとの通信が、複数の通信系統で行われているのか、又は、一系統で行われているのか、を示す情報をディスプレイ330に表示させても良い。
図12は、第三の実施形態の端末装置の表示例を示す図である。図12に示す画面61Aは、端末装置300が超音波プローブ200Bと無線通信を行っている最中に、ディスプレイ330に表示される画面の一例である。
画面61Aは、表示欄65、66、67を含む。表示欄65は、超音波プローブ200Bから受信した超音波画像データが示す超音波画像が表示される。表示欄66は、各種の設定ボタン等が表示される。
表示欄67には、超音波プローブ200Bとの通信系統の数を示す情報68が表示される。情報68は、例えば、切替スイッチ295を操作することによって選択できる通信系統数の一覧と、現在選択されている通信系統の数とを示す情報を含む。
表示欄67では、選択できる通信系統数は、一系統か二系統であり、現在二系統が選択されていることがわかる。
尚、本実施形態の超音波診断システム100Bでは、超音波プローブ200Bと端末装置300との通信が、第一の通信系統10と第二の通信系統20とによって行われるものとしたが、これに限定されない。
例えば、超音波プローブが、超音波画像データの送受信を行う無線通信部を3つ有する場合には、表示欄67に表示される情報68には、選択できる通信系統数の一覧として、「一系統、二系統、三系統」が表示される。
本実施形態では、このように、選択できる通信系統数と、現在選択されている通信系統数とを、超音波診断システム100Bの利用者に提示することができる。
次に、図13を参照して、端末装置300の変形例について説明する。図13は、端末装置の変形例を示す図である。
図13に示す端末装置300Bは、無線通信部350とCPU310Bと、メモリ320とディスプレイ330とを有し、CPU310Bは、画像選択部331Aを有する。
また、端末装置300Bは、USB(Universal Serial Bus)接続によって、無線LANアダプタ400と接続されている。より具体的には、端末装置300BのCPU310Bは、無線LANアダプタ400の有する無線通信部360Bと、USBを介して接続されている。
CPU310Bにおいて、画像選択部331Aは、無線通信部350によって受信した超音波画像データと、無線通信部360Bによって受信した超音波画像データのうち、何れか一方を選択して、ディスプレイ330に表示させる。
このように、無線LANアダプタ400を用いることで、無線通信部を一系統しか有していない端末装置であっても、上述した各実施形態に適用できるようになる。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100、100A、100B 超音波診断システム
200、200A、200B 超音波プローブ
210 探触子
220 制御部
230 パルサ・スイッチ部
240 AMP・ADC部
250 デジタル信号処理部
260 画像番号付与部
270、280、290、340、350、360、360A 無線通信部
295 切替スイッチ
296 無線設定部
300、300A、300B 端末装置
310 CPU
320 メモリ
330 ディスプレイ
331 画像選択部
400 無線LANアダプタ

Claims (13)

  1. 探触子により受信された超音波に基づく超音波画像データに、前記超音波画像データを特定するための識別情報を付与する識別情報付与部と、
    それぞれが、前記識別情報が付与された前記超音波画像データを並行して端末装置へ送信する、複数の無線通信部と、を有する超音波プローブ。
  2. 前記複数の無線通信部に含まれる各無線通信部は、
    前記識別情報が付与された前記超音波画像データを、同時に前記端末装置へ送信する、請求項1記載の超音波プローブ。
  3. 前記識別情報は、
    前記超音波画像データが生成される順に付与される連番の番号である、請求項1又は2記載の超音波プローブ。
  4. 前記複数の無線通信部のうち、前記超音波画像データの送信に用いる無線通信部を選択させるスイッチを有する、請求項1乃至3の何れか一項に記載の超音波プローブ。
  5. 前記複数の無線通信部は、それぞれが、互いに異なる周波数帯域を用いて前記識別情報が付与された前記超音波画像データを送信する、請求項1乃至4の何れか一項に記載の超音波プローブ。
  6. 超音波プローブと、端末装置とを含む超音波診断システムであって、
    前記超音波プローブは、
    探触子により受信された超音波に基づく超音波画像データに、前記超音波画像データを特定するための識別情報を付与する識別情報付与部と、
    それぞれが、前記識別情報が付与された前記超音波画像データを、前記端末装置へ送信する複数の無線通信部と、を有し、
    前記端末装置は、
    前記複数の無線通信部のそれぞれから送信された、前記識別情報が付与された前記超音波画像データを受信する、前記複数の無線通信部と対となる複数の無線通信部と、
    前記対となる複数の無線通信部のそれぞれが受信した前記超音波画像データから、前記識別情報に基づき、表示装置に表示させる超音波画像データを選択する画像選択部と、を有する、超音波診断システム。
  7. 超音波プローブの有する複数の無線通信部のそれぞれから送信された、識別情報が付与された超音波画像データを、前記複数の無線通信部と対となる複数の無線通信部により受信し、
    前記対となる複数の無線通信部のそれぞれが受信した前記超音波画像データから、前記識別情報に基づき、表示装置に表示させる超音波画像データを選択する、処理をコンピュータに実行させる、超音波診断プログラム。
  8. 前記超音波画像データに付与された前記識別情報に基づき、前記対となる複数の無線通信部のそれぞれが、同一の超音波画像データを受信済みであるか否かを判定し、
    受信済みである場合、前記対となる複数の無線通信部の何れか一の無線通信部を選択する、処理を前記コンピュータに実行させる、請求項7記載の超音波診断プログラム。
  9. 前記超音波画像データに付与された前記識別情報に基づき、選択された前記一の無線通信部が受信した超音波画像データが、前記表示装置に表示されたことがある表示済みの超音波画像データであるか否かを判定し、
    前記表示装置に表示されたことがない超音波画像データである場合に、前記一の無線通信部が受信した超音波画像データを、前記表示装置に表示させる、処理を前記コンピュータに実行させる、請求項8記載の超音波診断プログラム。
  10. 無線通信が可能な超音波プローブの一覧を表示させ、
    前記一覧において、超音波プローブの選択を受け付けて、
    選択された超音波プローブの有する前記複数の無線通信部と、前記対となる複数の無線通信部と、を接続させる、処理を前記コンピュータに実行させる、請求項7乃至9の何れか一項に記載の超音波診断プログラム。
  11. 前記対となる複数の無線通信部の数と、
    前記対となる複数の無線通信部のうち、前記超音波画像データの受信に使用されている無線通信部と、を示す情報を前記表示装置に表示させる、処理を前記コンピュータに実行させる、請求項7乃至10の何れか一項に記載の超音波診断プログラム。
  12. 超音波プローブによる超音波通信方法であって、前記超音波プローブが、
    探触子により受信された超音波に基づく超音波画像データに、前記超音波画像データを特定するための識別情報を付与し、
    前記識別情報が付与された前記超音波画像データを、複数の無線通信部のそれぞれにより、並行して端末装置へ送信する、超音波通信方法。
  13. 超音波プローブと、端末装置とを含む超音波診断システムによる超音波通信方法であって、
    前記超音波プローブが、
    探触子により受信された超音波に基づく超音波画像データに、前記超音波画像データを特定するための識別情報を付与し、
    前記識別情報が付与された前記超音波画像データを、複数の無線通信部のそれぞれにより、前記端末装置へ送信し、
    前記端末装置が、
    前記複数の無線通信部のそれぞれから送信された、前記識別情報が付与された前記超音波画像データを、前記複数の無線通信部と対となる複数の無線通信部により受信し、
    前記対となる複数の無線通信部のそれぞれが受信した前記超音波画像データから、前記識別情報に基づき、表示装置に表示させる超音波画像データを選択する、超音波通信方法。
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