JP7339656B2 - X線遮蔽ガラス及びガラス部品 - Google Patents

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Description

本発明は、X線遮蔽ガラス及びガラス部品に関する。
病院のレントゲン室等の医療施設、研究施設、又は原子力発電所などの放射線を取り扱う施設においては、仕事のし易さの観点、及び施設内の人々を放射線から保護する観点から、放射線遮蔽ガラスが使用されている。このようなガラスには、一般に、高い可視光透過性(透明性)と、放射線に対する高い遮蔽能力(吸収能力)とが要求される。そして、遮蔽能力はガラスの質量吸収係数及び密度に比例することから、放射線遮蔽ガラスとしては、昔から密度の大きい鉛ガラスが使われていた。
しかしながら、鉛成分は有害物質である。そのため、鉛成分を多量に含む放射線遮蔽ガラスは、その製造、加工、及び廃棄をする際に環境対策上の措置を講ずる必要があり、その結果としてコストが高くなるという問題を有していた。また、鉛成分を多量に含む放射線遮蔽ガラスにおいては、ガラス表面の汚れを落とすために表面をクリーニングした際、ガラス表面に「ヤケ」が発生し、この「ヤケ」により、ガラスの透明性が著しく低下することも問題となっていた。
従って、上述した問題への対処として、鉛成分を含まない放射線遮蔽ガラスの開発が進められている。
そのようなガラスとして、例えば、特許文献1には、SiO-BaO系で密度が3.01g/cm以上である放射線遮蔽ガラスが開示されている。また、特許文献2には、P-WO系で放射線遮蔽能が高いガラスが開示されている。また、特許文献3及び特許文献4には、B-La系の高い放射線遮蔽性能を有するガラスが開示されている。
また、近年、特定の医療分野においては、放射線の中でも特に、管電圧が150kV以下のX線に対する高い遮蔽能力が求められている。
特開平6-127973号公報 特開2013-220984号公報 特開2008-088019号公報 特開2008-088021号公報
しかしながら、上述した特許文献1~4に記載のガラスは、いずれも、管電圧が150kV以下のX線に対しては遮蔽能力が十分ではなかった。特に、特許文献1に記載の放射線遮蔽ガラスは、密度が小さいため、X線遮蔽性能自体が十分でなかった。また、特許文献2に記載のガラスは、黄色や青色に着色しており、可視光透過性が低いことから、X線を使用する装置内部の観察が難しいとされていた。
そこで、本発明は、上記の問題を有利に解決するものであり、管電圧が150kV以下のX線に対して高い遮蔽能力を有するX線遮蔽ガラスを提供することを目的とする。また、本発明は、上述したX線遮蔽ガラスを用いた、管電圧が150kV以下のX線に対して高い遮蔽能力を有するガラス部品を提供することを目的とする。
本発明者らは、前記目的を達成するため鋭意検討を重ねたところ、例えば、特許文献3及び特許文献4に記載のガラスにおいては、分子量が比較的小さいZnO、TiO、LiO等を一定量含有させていることから、X線遮蔽性能の向上に寄与する成分の割合が少なく、X線、特には管電圧が150kV以下のX線に対する遮蔽能力が十分ではないことを突き止めた。
そして、本発明者らは、更に鋭意検討を重ねた結果、B、La、Gd、及びWOを必須成分とし、且つ、所定の金属酸化物を含有する特定組成のガラスが、管電圧が150kV以下のX線に対して高い遮蔽能力を有することを見出し、本発明をするに至った。
即ち、本発明のX線遮蔽ガラスは、
:15~25質量%、
La:7~50質量%、
Gd:7~50質量%、
WO:10~25質量%、
SiO:0~7質量%、
ZrO:0~10質量%、
Nb:0~8質量%、
Ta:0~10質量%、
Bi:0~5質量%、
CeO:0~3質量%、及び
Sb:0~1質量%
を含有する組成を有し、
ZnOを含有せず、
La及びGdの合計含有量が45~65質量%であり、
厚み3mmとした当該ガラスにおいて、X線管の管電圧60kVのX線透過率が0.0050%以下であり、且つ、X線管の管電圧100kVのX線透過率が0.1500%以下である、ことを特徴とする。かかるX線遮蔽ガラスは、管電圧が150kV以下のX線に対して高い遮蔽能力を有する。
本発明のX線遮蔽ガラスは、密度が5.00g/cm以上であることが好ましい。
本発明のX線遮蔽ガラスは、屈折率(nd)が1.855以下であることが好ましい。
本発明のX線遮蔽ガラスは、モル%で、La、Gd及びWOの合計含有量が36モル%以上であることが好ましい。
また、本発明のガラス部品は、上述したX線遮蔽ガラスを素材として用いたことを特徴とする。かかるガラス部品は、管電圧が150kV以下のX線に対して高い遮蔽能力を有する。
本発明によれば、管電圧が150kV以下のX線に対して高い遮蔽能力を有するX線遮蔽ガラスを提供することができる。また、本発明によれば、上述したX線遮蔽ガラスを用いた、管電圧が150kV以下のX線に対して高い遮蔽能力を有するガラス部品を提供することができる。
(X線遮蔽ガラス)
以下、本発明の一実施形態のX線遮蔽ガラス(以下、「本実施形態のガラス」と称することがある。)を具体的に説明する。本実施形態のガラスは、組成の要件として、
:15~25質量%、
La:7~50質量%、
Gd:7~50質量%、
WO:10~25質量%、
SiO:0~7質量%、
ZrO:0~10質量%、
Nb:0~8質量%、
Ta:0~10質量%、
Bi:0~5質量%、
CeO:0~3質量%、及び
Sb:0~1質量%
を含有する組成を有し、
ZnOを含有せず、
La及びGdの合計含有量が45~65質量%である、ことを一特徴とする。また、本実施形態のガラスは、特性の要件として、厚み3mmとした当該ガラスにおいて、X線管の管電圧60kVのX線透過率が0.0050%以下であり、且つ、X線管の管電圧100kVのX線透過率が0.1500%以下である、ことを一特徴とする。
なお、本実施形態のガラスは、X線管の管電圧が60kV及び100kVのX線の遮蔽のみに限定されるものではなく、150kV以下の任意の管電圧から放出されるX線の遮蔽に有効である。また、本実施形態のガラスの遮蔽対象となるX線管の管電圧は、130kV以下の管電圧であることがより好ましく、120kV以下の管電圧であることが更に好ましい。
上記のガラス組成は、実験の繰り返しにより見出されたものであり、各成分の範囲限定の理由は次の通りである。
<B
は、ガラス形成を可能にする酸化物であり、La、Gd等の希土類酸化物を多量に含有する本実施形態のガラスにおいて、失透がなく透明性の高いガラスを得るのに重要な必須成分である。ここで、Bの含有量が15質量%未満であると、ガラスの安定性が十分に向上せず、ガラス化しない。一方、Bの含有量が25質量%を超えると、ガラスの化学耐久性が低下するとともに、X線遮蔽性能の向上に寄与する成分の割合が低くなって、X線遮蔽性能が十分に向上しない。よって、本実施形態のガラスにおいては、Bの含有量を15~25質量%の範囲とした。同様の観点から、本実施形態のガラスにおけるBの含有量は、16質量%以上であることが好ましく、また、24質量%以下であることが好ましい。
<La
Laは、ガラスの密度を大きくし、ガラスに高いX線遮蔽能力を付与することができる、本発明の目的を達成するのに重要な必須成分である。また、Laは、ガラスの化学的耐久性を向上させる効果を有する。ここで、Laの含有量が7質量%未満であると、ガラスのX線遮蔽能力を十分に高めることができない。一方、Laの含有量が50質量%を超えると、放射線エネルギー帯の吸収端の影響が大きく作用するため、X線遮蔽能力が悪化する。よって、本実施形態のガラスにおいては、Laの含有量を7~50質量%の範囲とした。同様の観点から、本実施形態のガラスにおけるLaの含有量は、10質量%以上であることが好ましく、また、49質量%以下であることが好ましい。
<Gd
Gdは、Laと同様、ガラスの密度を大きくし、ガラスに高いX線遮蔽能力を付与することができる、本発明の目的を達成するのに重要な必須成分である。また、Gdは、Laと同様、ガラスの化学的耐久性を向上させる効果を有する。ここで、Gdの含有量が7質量%未満であると、ガラスのX線遮蔽能力を十分に高めることができない。一方、Gdの含有量が50質量%を超えると、放射線エネルギー帯の吸収端の影響が大きく作用するため、X線遮蔽能力が悪くなる。よって、本実施形態のガラスにおいては、Gdの含有量を7~50質量%の範囲とした。同様の観点から、本実施形態のガラスにおけるGdの含有量は、8質量%以上であることが好ましく、また、48質量%以下であることが好ましい。
<La+Gd
上述の通り、La及びGdはいずれも、ガラスの密度を大きくし、ガラスに高いX線遮蔽能力を付与することができる成分であるが、それぞれの成分を単独で用いるよりも、それぞれある程度の量を併用することで、ガラスのX線遮蔽能力及び耐失透性を効果的に向上させることができる。本実施形態のガラスにおいては、このような効果的な向上を得る観点から、La及びGdの合計含有量を45~65質量%の範囲とした。また、本実施形態のガラスにおけるLa及びGdの合計含有量は、50質量%以上であることが好ましく、また、62質量%以下であることが好ましい。
<WO
WOは、管電圧が150kV以下のX線に対する遮蔽能力を高めることができる、本発明の目的を達成するのに重要な必須成分である。また、WOは、ガラスの安定性及び化学耐久性を向上させるのに大きな効果がある。ここで、WOの含有量が10質量%未満であると、管電圧が150kV以下のX線に対する遮蔽能力を十分に高めることができない。一方、WOの含有量が25質量%を超えると、かえってガラスの安定性が低下し、ガラス化しなくなる。よって、本実施形態のガラスにおいては、WOの含有量を10~25質量%の範囲とした。同様の観点から、本実施形態のガラスにおけるWOの含有量は、24質量%以下であることが好ましい。
<La+Gd+WO(モル%)>
本実施形態のガラスは、モル%で、La、Gd及びWOの合計含有量が36モル%以上であることが好ましい。上記合計含有量が36モル%以上であれば、X線遮蔽性能の向上に寄与するLa、Gd及びWOの質量比及びモル比の両方の割合が十分に高く、ガラスのX線遮蔽能力を一層向上させることができる。同様の観点から、本実施形態のガラスにおけるLa、Gd及びWOの合計含有量は、36.5モル%以上であることがより好ましい。
<SiO
SiOは、ガラス形成を可能にする酸化物であり、また、失透に対する安定性を向上させ、ガラスの化学的耐久性を改善させることができる成分である。しかしながら、SiOの含有量が7質量%を超えると、熔融性が悪化し、未熔物が生じ易くなる。よって、本実施形態のガラスにおいては、SiOの含有量を0~7質量%の範囲とした。同様の観点から、本実施形態のガラスにおけるSiOの含有量は、6質量%以下であることが好ましく、5質量%以下であることがより好ましい。また、本実施形態のガラスにおけるSiOの含有量は、ガラスの熔融性、安定性及び化学的耐久性を向上させる観点から、0質量%超であることが好ましく、1質量%以上であることがより好ましく、2質量%以上であることが更に好ましい。
<ZrO
ZrOは、X線遮蔽能力及び化学的耐久性の向上に効果があるため、本実施形態のガラスに用いることができる成分である。しかしながら、ZrOの含有量が10質量%を超えると、失透に対する安定性が悪化する虞がある。よって、本実施形態のガラスにおいては、ZrOの含有量を0~10質量%の範囲とした。同様の観点から、本実施形態のガラスにおけるZrOの含有量は、9質量%以下であることが好ましく、8質量%以下であることがより好ましい。また、本実施形態のガラスにおけるZrOの含有量は、X線遮蔽能力及び化学的耐久性をより向上させる観点から、0質量%超であることが好ましく、1質量%以上であることがより好ましく、2質量%以上であることが更に好ましい。
<Nb
Nbは、X線遮蔽性能の向上に効果があるため、本実施形態のガラスに用いることができる成分である。しかしながら、Nbの含有量が8質量%を超えると、失透に対する安定性が悪化する虞がある。よって、本実施形態のガラスにおいては、Nbの含有量を0~8質量%の範囲とした。同様の観点から、本実施形態のガラスにおけるNbの含有量は、7質量%以下であることが好ましく、6質量%以下であることがより好ましい。また、本実施形態のガラスにおけるNbの含有量は、X線遮蔽能力をより向上させる観点から、0質量%超であることが好ましく、0.5質量%以上であることがより好ましく、1質量%以上であることが更に好ましい。
<Ta
Taは、X線遮蔽性能の向上に効果があるため、本実施形態のガラスに用いることができる成分である。しかしながら、Taは、非常に高価な原料であることから、多量の使用に適さない。よって、本実施形態のガラスにおいては、Taの含有量を0~10質量%の範囲とした。同様の観点から、本実施形態のガラスにおけるTaの含有量は、8質量%以下であることが好ましい。
<Bi
Biは、特に管電圧100kV超えのX線に対して高い遮蔽効果があるため、本実施形態のガラスに用いることができる成分である。しかしながら、Biを多量に用いたとしても、管電圧が150kV以下のX線に対する遮蔽能力については大きな向上がみられない。また、Biの含有量が5質量%を超えると、紫外域~可視域の光の透過率が低下する。よって、本実施形態のガラスにおいては、Biの含有量を0~5質量%の範囲とした。
<CeO
CeOは、X線照射によるガラス着色の低減に効果があるため、本実施形態のガラスに用いることができる成分である。しかしながら、CeOを多量に用いると、ガラスの紫外域~可視域での吸収端が長波長側にシフトし、可視光透過性の低下をもたらす。よって、本実施形態のガラスにおいては、CeOの含有量を0~3質量%の範囲とした。
<Sb
Sbは、ガラス熔融の際の脱泡を目的として用いることができる成分である。本実施形態のガラスにおいては、必要最小限の量で脱泡効果を得る観点から、Sbの含有量を0~1質量%の範囲とした。
<その他の成分>
本実施形態のガラスは、目的を外れない限り、上述した成分以外のその他の成分、例えば、CsO、SrO、BaO、Y、Ybなどを適宜含有することができる。
なお、ZnOは、ガラスの熔融性の向上に効果的な成分ではあるものの、本実施形態のガラスにおいては、X線遮蔽性能の向上に大きく寄与しないことが判明した。また、ZnOは、分子量が比較的小さいため、少量用いた場合であっても、X線遮蔽性能の向上に寄与するLa、Gd、WOの割合が不所望に低減する。従って、本実施形態のガラスには、X線遮蔽性能の向上に寄与するLa、Gd、WOの割合を保持する観点から、ZnOを含有させないこととした。
また、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Ag及びMo等の遷移金属(La、Gd、W、Zr、Nb、Ta及びCeを除く)を有する成分は、それぞれを単独で又は組み合わせて少量用いた場合であっても、ガラスが着色し、可視域の特定の波長に吸収を生じさせる。特に、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni及びCuは、分子量が比較的小さいため、それぞれを単独で又は組み合わせて少量用いた場合であっても、X線遮蔽性能の向上に寄与するLa、Gd、WOの割合が不所望に低減する。従って、本実施形態のガラスは、上述した遷移金属を有する成分を実質的に含有しないことが好ましい。
なお、本明細書において「実質的に含有しない」とは、当該成分が不純物として不可避的に混入する、具体的には、当該成分が0.2質量%以下の割合で含有する場合を包含するものとする。
また、Pb、Th、Cd、Tl又はOsを有する各成分は、近年有害な化学物資として使用を控える傾向にあるため、ガラスの製造、加工、及び廃棄をする際に環境対策上の措置が必要とされる。従って、本実施形態のガラスは、Pb、Th、Cd、Tl又はOsを有する各成分を実質的に含有しないことが好ましい。
また、フッ素成分は、ガラス熔融の際に揮発するという問題があり、更に脈理発生の原因となる。従って、本実施形態のガラスは、フッ素成分を実質的に含有しないことが好ましい。
また、Li、Na、K、Be、Mg及びCaは、分子量が小さいため、それぞれを単独で又は組み合わせて少量用いた場合であっても、X線遮蔽性能の向上に寄与するLa、Gd、WOの割合が不所望に大きく低減する。従って、本実施形態のガラスは、Li、Na、K、Be、Mg又はCaを有する各成分を実質的に含有しないことが好ましい。
そして、本実施形態のガラスは、所望の特性をより確実に発現させる観点から、上述した必須成分及び任意成分のみからなる組成(B、La、Gd及びWOを必須成分とするとともに、SiO、ZrO、Nb、Ta、Bi、CeO及びSbから選択される成分のみを含み得る組成)を有することが好ましい。
なお、本明細書において「上述した成分のみからなる」とは、当該成分以外の不純物成分が不可避的に混入する、具体的には、不純物成分の割合が0.2質量%以下である場合を包含するものとする。
次に、本実施形態のガラスの諸特性について説明する。
本実施形態のガラスは、密度が5.00g/cm以上であることが好ましい。ガラスの密度が大きいほどX線遮蔽能力は高くなる傾向にあるため、ガラスの密度が5.00g/cm以上であれば、X線遮蔽能力をより優れたものとすることができる。同様の観点から、本実施形態のガラスの密度は、5.05g/cm以上であることがより好ましく、5.10g/cm以上であることが更に好ましい。
なお、ガラスの密度は、例えば、ガラスに含有させる成分の種類及び/又は含有量を適宜調節することにより調整することができる。また、密度が5.00g/cm以上であるガラスは、通常は、上述したガラス組成の要件を満たすことで得られる。
上述した密度は、実施例に記載の方法により測定することができる。
本実施形態のガラスは、厚み3mmにおいて、X線管の管電圧60kVのX線透過率が0.0050%以下であり、且つ、X線管の管電圧100kVのX線透過率が0.1500%以下である。本実施形態のガラスは、上述した特性を有するため、管電圧が150kV以下のX線に対して高い遮蔽能力を発揮することができる。
なお、X線管の管電圧60kVのX線透過率及びX線管の管電圧100kVのX線透過率は、例えば、ガラスに含有させる成分の種類及び/又は含有量を適宜調節することにより調整することができる。また、X線管の管電圧60kVのX線透過率が0.0050%以下であり、且つ、X線管の管電圧100kVのX線透過率が0.1500%以下であるガラスは、通常は、上述したガラス組成の要件を満たすことで得られる。特に、X線管の管電圧60kVのX線透過率が0.0050%以下であり、且つ、X線管の管電圧100kVのX線透過率が0.1500%以下であるガラスは、上述したガラス組成の要件を満たす上、La、Gd及びWOの合計含有量を36モル%以上とすることで、より確実に得られる。
上述したX線透過率は、実施例に記載の方法により測定することができる。
本実施形態のガラスは、厚み10mmにおいて、波長400nmの光の透過率が40%以上であることが好ましい。上述した透過率であれば、より優れた可視光透過性を発揮することができる。同様の観点から、本実施形態のガラスは、波長400nmの光の透過率が50%以上であることがより好ましく、55%以上であることが更に好ましい。
また、本実施形態のガラスは、厚み10mmにおいて、波長550nmの光の透過率が80%以上であることが好ましい。上述した透過率であれば、より優れた可視光透過性を発揮することができる。
なお、上述した可視光透過率は、例えば、ガラスに含有させる成分の種類及び/又は含有量を適宜調節することにより調整することができる。また、上述した好ましい範囲の透過率を有するガラスは、通常は、上述したガラス組成の要件を満たすことで得られる。
上述した可視光透過率は、実施例に記載の方法により測定することができる。
本実施形態のガラスは、屈折率(nd)が1.855以下であることが好ましい。上述した屈折率であれば、ガラスに入射した光の表面反射を十分に抑えることができ、より実用的である。
なお、ガラスの屈折率は、例えば、ガラスに含有させる成分の種類及び/又は含有量を適宜調節することにより調整することができる。また、屈折率(nd)が1.855以下であるガラスは、通常は、上述したガラス組成の要件を満たすことで得られる。
上述した屈折率は、実施例に記載の方法により測定することができる。
<ガラスの製造方法>
次に、本実施形態のガラスの製造方法について説明する。
ここで、本実施形態のガラスは、上述した組成の要件及び特性の要件を満足していればよく、その製造方法については特に限定されることなく、従来の製造方法に従って製造することができる。
例えば、まず、本実施形態のガラスに含まれ得る各成分の原料として、各種酸化物を所定の割合で秤量し、十分混合したものを調合原料とする。次いで、この調合原料を、当該原料と反応性のない熔融容器(例えば貴金属製の坩堝)に投入して、電気炉にて1100~1500℃に加熱して熔融する。その際、適時撹拌することで、清澄・均質化を図る。次いで、適当な温度に予熱しておいた金型内に鋳込んだ後、徐冷して歪みを取り除くことで、本実施形態のガラスを得ることができる。
(ガラス部品)
本発明の一実施形態のガラス部品(以下、「本実施形態のガラス部品」と称することがある。)は、上述したX線遮蔽ガラスを素材として用いたことを特徴とする。別の言い方をすると、本実施形態のガラス部品は、上述したX線遮蔽ガラスを備えることを特徴とする。本実施形態のガラス部品は、上述したX線遮蔽ガラスを素材として用いているため、管電圧が150kV以下のX線に対して高い遮蔽能力を有する。
ガラス部品としては、特に限定されないが、球面レンズ、非球面レンズ、マイクロレンズ、ロッドレンズ等の各種レンズ;マイクロレンズアレイ等の各種レンズのレンズアレイ;プリフォーム用素材;ファイバー用素材;などが挙げられる。
以下、実施例及び比較例を挙げて、本発明のX線遮蔽ガラスを具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例及び比較例のガラスは、以下の方法で製造した。
(実施例1~14、比較例1~9)
表1及び表2に記載の組成における各成分の原料として、各々相当する酸化物を使用し、所望の割合となるよう秤量して、十分混合したものを調合原料とした。次に、調合原料を白金製の坩堝に投入し、電気炉にて1100~1500℃の温度で数時間熔融しながら、白金製の撹拌棒で適時撹拌することで、均質化を図り、清澄させた。その後、適当な温度に予熱しておいた金型に鋳込み、徐冷することにより、透明で均質なガラスを得た(但し、比較例5及び比較例8においては、ガラスが得られなかった)。
なお、比較例1,2は、特許文献3(特開2008-088019号公報)に記載の実施例1,2の組成にそれぞれ対応させた例であり、比較例3は、特許文献4(特開2008-088021号公報)に記載の実施例1の組成に対応させた例である。
また、表1及び表2は、質量基準の組成を示すものであるが、参考までに、これらをモル基準の組成に換算したものを、それぞれ表3及び表4に示す。
得られた各ガラスについて、以下の手順により、X線透過率(X線管の管電圧:60kV及び100kV)の算出、並びに、密度、屈折率(nd)、及び可視光透過率(波長:550nm及び400nm)の測定を行った。結果を表1及び表2(並びに表3及び表4)に示す。
<X線透過率>
X線をガラスに入射させた場合、当該X線の一部はガラスに吸収され、残りは透過して出射するが、X線透過率は、入射X線の強度に対する出射X線の強度の割合として算出した。より具体的には、Tuckerらの式により入射X線スペクトルを算出し、次に、測定物(ガラス)を構成する元素の質量%及び密度の情報を元に、各エネルギー毎の減弱係数を、NIST(National Institute of Standards and Technology)に示されるデータを参考にして算出した。算出した入射X線スペクトルのうち測定物を透過したX線を透過X線としたとき、(透過X線/入射X線)×100をX線透過率(%)として定義した。
なお、X線透過率の算出では、厚み3mmに加工したガラスを用いることとし、また、X線管の管電圧60kV及び100kVのX線を用いて、それぞれの透過率を算出した。
<密度>
ガラスの密度は、ミラージュ貿易株式会社製「ED-120T」を用い、「JIS Z 8807:2012 固体の密度及び比重の測定方法」に準拠して測定した。
<屈折率(nd)>
ガラスの屈折率(nd)は、カルニュー光学工業株式会社製「KPR-2000」を用い、「JIS B 7071-2:2018 光学ガラスの屈折率測定方法-第2部:Vブロック法」に準拠して測定した。
<可視光透過率>
ガラスの可視光透過率は、得られたガラスを厚さ10mmの対面平行研磨品に加工し、株式会社日立製作所製「U-4100」を用いて、日本光学硝子工業会規格の「JOGIS 02-2003 光学ガラスの着色度の測定方法」に準拠して測定した。但し、本開示においては、着色度ではなく透過率を示した。具体的には、JIS Z 8722に準拠し、200~800nmの分光透過率を測定し、400nmにおける透過率及び550nmにおける透過率をそれぞれ求めた。これらの透過率の値が大きいほど、可視光透過性が高いことを示す。
Figure 0007339656000001
Figure 0007339656000002
Figure 0007339656000003
Figure 0007339656000004
表1より、本発明に従う実施例1~14のガラスは、いずれも、所定のガラス組成の要件を満たすとともに、X線管の管電圧60kVのX線透過率が0.0050%以下であり、且つ、X線管の管電圧100kVのX線透過率が0.1500%以下であった。そのため、実施例1~14のガラスは、管電圧が150kV以下のX線に対して高い遮蔽能力を発揮できることが分かる。なお、実施例1~14のガラスは、いずれも、密度5.00g/cm以上、及び、屈折率(nd)1.855以下を達成していた。
一方、表2より、比較例1のガラスは、X線管の管電圧100kVでのX線透過率が0.1500%を超えていた。これは、分子量が小さいZnO、TiO等をガラス中に含有させていることから、X線遮蔽性能の向上に寄与するLa、Gd、WOの割合が少なくなっていたこと等に因るものと考えられる。また、比較例1のガラスは、屈折率(nd)が1.855を超えていたため、入射光の表面反射が懸念される。これは、ガラス中にTiOを含有させたこと等に因るものと考えられる。
比較例2のガラスは、X線管の管電圧60kVでのX線透過率が0.0050%を超え、管電圧100kVでのX線透過率が0.1500%を超えていた。更に、比較例2のガラスは、密度が5.00g/cm未満であった。これは、分子量が小さいZnO、TiO、LiO等をガラス中に含有させていることから、X線遮蔽性能の向上に寄与するLa、Gd、WOの割合が少なくなっていたこと等に因るものと考えられる。
比較例3のガラスは、X線管の管電圧60kVでのX線透過率が0.0050%を超え、管電圧100kVでのX線透過率が0.1500%を超えていた。更に、比較例3のガラスは、密度が5.00g/cm未満であった。これは、分子量が小さいZnO等をガラス中に含有させていることから、X線遮蔽性能の向上に寄与するLa、Gd、WOの割合が少なくなっていたこと等に因るものと考えられる。
比較例4のガラスは、X線管の管電圧100kVでのX線透過率が0.1500%を超えていた。これは、Bの含有量が多すぎたこと等に因るものと考えられる。
比較例5においては、ガラス化しなかった。これは、Bの含有量が少なすぎたこと、及びSiOの含有量が多すぎたこと等に因るものと考えられる。
比較例6のガラスは、X線管の管電圧100kVでのX線透過率が0.1500%を超えていた。これは、Laの含有量が多すぎた(且つ、Gdの含有量が少なすぎた)ことで、Laの放射線エネルギー帯の吸収端の影響が大きく作用したこと等に因るものと考えられる。
比較例7のガラスは、X線管の管電圧60kVでのX線透過率が0.0050%を超えていた。これは、Gdの含有量が多すぎた(且つ、Laの含有量が少なすぎた)ことで、Gdの放射線エネルギー帯の吸収端の影響が大きく作用したこと等に因るものと考えられる。
比較例8においては、ガラス化しなかった。これは、WOの含有量が多すぎたこと等に因るものと考えられる。
比較例9のガラスは、X線管の管電圧60kVでのX線透過率が0.0050%を超え、管電圧100kVでのX線透過率が0.1500%を超えていた。これは、WOの含有量が少なすぎたこと等に因るものと考えられる。
本発明によれば、管電圧が150kV以下のX線に対して高い遮蔽能力を有するX線遮蔽ガラスを提供することができる。また、本発明によれば、上述したX線遮蔽ガラスを用いた、管電圧が150kV以下のX線に対して高い遮蔽能力を有するガラス部品を提供することができる。

Claims (5)

  1. Pbを含有しないX線遮蔽ガラスであって、
    :15~25質量%、
    La:7~50質量%、
    Gd:7~50質量%、
    WO:10~25質量%、
    SiO:0~7質量%、
    ZrO:0~10質量%、
    Nb:0~8質量%、
    Ta:0~10質量%、
    Bi:0~5質量%、
    CeO:0~3質量%、及び
    Sb:0~1質量%
    を含有する組成を有し、
    ZnOを含有せず、
    La及びGdの合計含有量が45~65質量%であり、
    厚み3mmとした当該ガラスにおいて、X線管の管電圧60kVのX線透過率が0.0050%以下であり、且つ、X線管の管電圧100kVのX線透過率が0.1500%以下である、ことを特徴とする、X線遮蔽ガラス。
  2. 密度が5.00g/cm以上である、請求項1に記載のX線遮蔽ガラス。
  3. 屈折率(nd)が1.855以下である、請求項1又は2に記載のX線遮蔽ガラス。
  4. モル%で、La、Gd及びWOの合計含有量が36モル%以上である、請求項1~3のいずれかに記載のX線遮蔽ガラス。
  5. 請求項1~4のいずれかに記載のX線遮蔽ガラスを素材として用いたことを特徴とする、ガラス部品。
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