JP7339582B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
現在、ゲーム内で、ガチャと呼ばれる抽選を行うことが可能なゲームが知られている。抽選を行うことで、ユーザは、新たなキャラクタやアイテムを入手することができる。
例えば、特許文献1には、ユーザの入力操作に応じてゲームを進行させ、予め定められた項目がユーザのゲームプレイにより達成されることにより、達成された項目に応じてゲームポイントをユーザに付与し、ユーザに付与されるゲームポイントが一定量に到達する都度、抽選権をユーザに付与するゲームが開示されている。
特開2018-011891号公報
ユーザが抽選権を得るためにゲームをプレイする際、ゲームを上手にプレイできた結果、多くの抽選回数を得ることができたユーザと、上手にプレイできず、少ない抽選回数しか得ることができなかったユーザとの間で不公平感が生じる可能性がある。
そこで、本発明は、抽選回数を決めるためのゲームにおいて、ユーザ間での不公平感が発生することを抑制することが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る情報処理装置は、ユーザの操作に応じてスコアが決定される特定ゲームを実行する実行部と、特定ゲームが終了した後、特定ゲームのスコアの確定要否の指示を受け付ける受付部と、ユーザから、特定ゲームのスコアを確定する確定指示を受け付けた場合、確定されたスコアに応じた回数の抽選を可能とする権利をユーザに付与する付与部と、を有する。
本発明によれば、抽選回数を決めるためのゲームにおいて、ユーザ間での不公平感が発生することを抑制することが可能な技術を提供することができる。
本実施形態に係るゲームシステムのシステム構成の一例を示す図である。 ゲームサーバ及び端末のハードウェア構成例を示す図である。 ゲームサーバの機能ブロック構成例を示す図である。 ユーザ管理DBの一例を示す図である。 端末の機能ブロック構成例を示す図である。 ゲームサーバが行う処理手順の一例を示すフローチャートである。 端末に表示される画面の表示例を示す図である。
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
<システム構成>
図1は、本実施形態に係るゲームシステム1のシステム構成の一例を示す図である。図1に示すゲームシステム1は、ゲームサーバ10(ゲーム装置)と、複数の端末20とを備える。ゲームサーバ10及び端末20は、インターネット、イントラネット、無線LAN又は移動通信等の通信ネットワークNを介して互いに通信可能に接続されている。
ゲームサーバ10は、例えば、ユーザに関する各種情報を管理したり、ゲームの一部の処理を実行したりする等、端末20がゲームを提供する上でその一部の機能を担う装置である。ゲームサーバ10は、1又は複数の情報処理装置から構成されていてもよいし、仮想的なサーバ(クラウドサーバ等)を用いて構成されていてもよい。
端末20は、ゲームをユーザに提供する情報処理装置であり、ユーザは、端末20を操作することで本実施形態に係るゲームを実行することができる。端末20は、例えば、携帯電話(スマートフォンを含む)、タブレット、パーソナルコンピュータ、アーケードゲーム装置、又は、コンシューマゲーム装置等のコンピュータである。端末20は、GPS(Global Positioning System)等を用いて検出した自身の位置をゲームサーバ10に通知するようにしてもよい。
<ゲーム概要>
続いて、本実施形態に係るゲームシステム1が提供するゲームの概要を説明する。ゲームシステム1が提供するゲーム(以下、「メインゲーム」と言う。)では、ユーザは、所有している複数のキャラクタの中から選択したキャラクタでデッキを編成し、編成したデッキを用いてクエストをクリアすることで、新たなキャラクタやアイテムを入手することができる。また、ユーザは、入手した複数のキャラクタを合成することでより強いキャラクタに成長させたり、アイテムを用いてキャラクタの属性を強化したりすることで、より難易度の高いクエストに挑戦することができる。
ここで、クエストとは、予め定められた一定の条件を満たすことでクリア可能な課題を意味する用語である。クエストは、一般的には、探索、課題及びミッションと呼ばれることもある。クエストに参加したユーザは、当該一定の条件を満たすことでクエストをクリアすることができ、クエストをクリアすると、ユーザに報酬が与えられたり、本ゲームのストーリーが進行したりする。
デッキとは、複数のキャラクタを組み合わせたグループを意味する用語である。ユーザは、クエストを実行する際、当該クエストをクリアするために適した能力を持つキャラクタを選択してデッキを編成してクエストを実行する。本実施形態では、ユーザがクエスト等を「実行」することを、クエスト等を「プレイ」すると称してもよい。
クエストは、複数のユーザにより共同で実行することができる。以下、クエストを複数のユーザにより共同で実行することを「マルチプレイ」と言う。マルチプレイでは、各ユーザは、デッキを編成する複数のキャラクタのうち、自身に割り当てられたキャラクタを操作する。マルチプレイを招集したユーザは、ホストと呼ばれる。
ユーザは、メインゲーム中の様々な場面(例えばクエストをクリアした場合等)でキャラクタを入手することができる。また、ユーザは、名ゲームの中で、任意のキャラクタ又はアイテムが当たる抽選を行う(くじを引く)ことができる。ユーザは、抽選を行うことで、任意のキャラクタ又はアイテムを受け取る(獲得する)ことができる。任意のキャラクタ又はアイテムが当たる抽選を行う(くじを引く)ことは、「ガチャ」とも呼ばれる。ユーザは、課金をすることで、又は、抽選券を消費することで、当該抽選を行うことができる。
ユーザは、メインゲームにて受け取れる挑戦券を使用することで、ユーザの操作に応じてスコアが決定されるゲーム(以下、「サブゲーム」と言う。)を実行することができる。ユーザは、サブゲームで取得したスコアに応じて、1又は複数回の抽選を行うことができる権利(くじを引くことができる権利)を得ることができる。なお、サブゲームは、ユーザがスコアに納得できない場合、繰り返し実行可能である。
例えば、サブゲームでは、1スコアにつき1回抽選可能な権利が与えられると仮定する。もし、ユーザが、サブゲームをプレイすることで、スコア100を得たとする。この場合、ユーザには、メインゲームにて100回抽選可能な権利が与えられる。なお、ユーザに抽選可能な権利が与えられることは、ユーザに対し、1枚につき1回抽選を行うことが可能な抽選券が付与されることを意味してもよい。例えば、スコア100を得たユーザには、100枚の抽選券が付与されることであってもよい。また、スコアそのものが、抽選券と同義であってもよい。また、本実施形態は、スコアに応じて得られる権利は、抽選券に限定されない。例えば、スコアに応じてアイテムやキャラクタを得られることとしてもよいし、スコアに応じて、キャラクタのステータスが増加したり回復したりすることであってもよい。
本実施形態におけるメインゲーム及びサブゲームは、これまでの説明に関わらず、どのようなゲームであってもよい。また、メインゲームとサブゲームとは以下に示す相違点のうち1以上の相違点を有していてもよい。1.ユーザは、メインゲームでは、抽選で受け取ったキャラクタを使用可能であるが、サブゲームでは、ユーザは抽選で受け取ったキャラクタを使用することはできない。2.メインゲームには、ユーザが操作可能なキャラクタが存在するが、サブゲームには、ユーザが操作可能なキャラクタは存在しない。若しくは、メインゲームにおいてユーザが操作可能なキャラクタ数と、サブゲームにおいてユーザが操作可能なキャラクタ数は、サブゲームの方が少ない。3.メインゲームは、ユーザが通常プレイするゲームであり、サブゲームは、メインゲームにおいて特定の条件を満たした場合(例えば挑戦券を使用する等)のみ実行可能なゲームである。
<ハードウェア構成>
図2は、ゲームサーバ10及び端末20のハードウェア構成例を示す図である。ゲームサーバ10及び端末20は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphical processing unit)等のプロセッサ11、メモリ、HDD(Hard Disk Drive)及び/又はSSD(Solid State Drive)等の記憶装置12、有線又は無線通信を行う通信IF(Interface)13、入力操作を受け付ける入力デバイス14、及び情報の出力を行う出力デバイス15を有する。入力デバイス14は、例えば、キーボード、タッチパネル、マウス及び/又はマイク等である。出力デバイス15は、例えば、ディスプレイ、タッチパネル及び/又はスピーカ等である。
<機能ブロック構成>
図3は、ゲームサーバ10の機能ブロック構成例を示す図である。ゲームサーバ10は、記憶部100と、ゲーム制御部110とを含む。記憶部100は、ゲームサーバ10が備える記憶装置12を用いて実現することができる。また、ゲーム制御部110は、ゲームサーバ10のプロセッサ11が、記憶装置12に記憶されたプログラムを実行することにより実現することができる。また、当該プログラムは、記憶媒体に格納することができる。当該プログラムを格納した記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体(Non-transitory computer readable medium)であってもよい。非一時的な記憶媒体は特に限定されないが、例えば、USBメモリ又はCD-ROM等の記憶媒体であってもよい。
記憶部100は、ユーザ管理DB100aを記憶する。
図4は、ユーザ管理DB100aの一例を示す図である。ユーザ管理DB100aは、ユーザ毎のゲームデータを管理する。ユーザ管理DBには、例えば、ユーザを一意に識別するID(ユーザID)、ユーザの呼び名(ニックネーム)、ユーザが利用する端末20の現在位置、ユーザが所持しているキャラクタを示す情報(所持キャラクタ情報)、各ユーザのデッキに設定されているキャラクタを示す情報(デッキ情報)、ユーザが所持しているサブゲーム挑戦券の枚数、及び、ユーザが所持している抽選券の枚数等が格納される。
図3に戻り説明を続ける。ゲーム制御部110は、本ゲームを実行するために必要な各種の機能を提供する。ゲーム制御部110は、実行部111と、受付部112と、付与部113と、表示制御部114とを含む。
実行部111は、ユーザの操作に応じて、メインゲーム及びサブゲーム(特定ゲーム)を実行する。
受付部112は、ユーザから各種の選択等を受け付ける。また、受付部112は、サブゲームが終了した後、サブゲームのスコアの確定要否の指示を受け付ける。また、受付部112は、サブゲームのスコアの確定要否の指示として、サブゲームのスコアを確定せずにサブゲームを再プレイするための指示(以下、「再プレイ指示」と言う。)をユーザから受け付けるようにしてもよい。再プレイ指示を受けた場合、実行部111は、サブゲームを再実行する。
付与部113は、受付部112にて、サブゲームのスコアを確定する確定指示を受け付けた場合、確定されたスコアに応じた回数の抽選を可能とする権利をユーザに付与する。
表示制御部114は、メインゲーム及びサブゲームに関する各種のゲーム画面を、端末20の出力デバイス15(ディスプレイ)に表示させる。
図5は、端末20の機能ブロック構成例を示す図である。端末20は、記憶部200と、通信部201と、UI(User Interface)部202と、ゲーム制御部203とを含む。記憶部200は、端末20が備える記憶装置12を用いて実現することができる。また、通信部201と、UI部202と、ゲーム制御部203とは、端末20のプロセッサ11が、記憶装置12に記憶されたプログラムを実行することにより実現することができる。また、当該プログラムは、記憶媒体に格納することができる。当該プログラムを格納した記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体であってもよい。非一時的な記憶媒体は特に限定されないが、例えば、USBメモリ又はCD-ROM等の記憶媒体であってもよい。
記憶部200は、ゲーム制御部203がメインゲーム及びサブゲームを実行するために必要なゲームデータを記憶する。ゲームデータには、キャラクタの画像データ、ゲームシナリオ等が格納される。
通信部201は、通信IF13を用いてゲームサーバ10との間で各種の通信を行う機能を有する。
UI部202は、プレイヤから各種の入力を受け付ける処理と、ディスプレイに各種のゲーム画面を表示させる機能とを有する。また、UI部202は、ゲームサーバ10の指示に従い、端末20の出力デバイス15(ディスプレイ)にゲーム画面を表示する。
ゲーム制御部203は、ゲームサーバ10と連携することで、メインゲーム及びサブゲームを実行するために必要な各種の機能を提供する。例えば、ゲーム制御部203は、メインゲーム及びサブゲームの画面に描画するための各種の情報(アイコン画像データ、テキストデータ等)をゲームサーバ10から取得する機能等を提供する。
以上説明した機能ブロック構成について、ゲームサーバ10に含まれる実行部111と、受付部112と、付与部113と、表示制御部114とのうち全部又は一部を、端末20のゲーム制御部203に備える構成とするようにしてもよい。
<処理手順>
図6は、ゲームサーバ10が行う処理手順の一例を示すフローチャートである。図6に示すフローチャートは、ユーザがサブゲームを実行し、スコアを確定するまでの一連の処理手順を示している。
ステップS10で、受付部112は、ユーザから、サブゲームの実行を受け付ける。サブゲームの実行を受け付けることは、挑戦券を所持しているユーザから挑戦券を使用するとの指示を受け付けると同義であってもよい。つまり、本実施形態では、ユーザが挑戦券
(対価)を所持していることが、サブゲームをプレイする条件となっている。
ステップS11で、実行部111は、サブゲームを実行する。また、実行部111は、サブゲームの実行が完了すると、ステップS12に遷移する。実行部111は、ユーザが、サブゲームにおいてスコアのカウント条件を満たす操作を行った回数に応じてスコアを決定するようにしてもよい。例えば、実行部111は、スコアのカウント条件を満たす操作が行われた場合、スコアのカウント条件を満たす操作が行われたと判定してユーザのスコアを増加させる処理を行うようにしてもよい。
スコアのカウント条件を満たす操作は、例えば、サブゲームのゲーム画面内の複数の領域のうち、指定された少なくとも1つの領域に対して操作(例:タップ操作等)が行われることであってもよい。
実行部111は、サブゲームのゲーム画面内の複数の領域のうち、指定された少なくとも1つの領域に対して操作が1回行われると、スコアを1増加させるようにしてもよい。また、当該領域に対する操作の回数と増加させるスコアの数は、1対1であってもよいし、1対N(Nは正の整数)であってもよいし、N対1(Nは正の整数)であってもよい。また、実行部111は、ユーザが、指定された1以上の領域を、所定時間内に操作した回数に応じてスコアを決定するようにしてもよい。
サブゲームのゲーム画面内の複数の領域のうち指定された少なくとも1つの領域は、ユーザが当該領域を操作した回数が所定回数に達した場合、他の領域に移動することとしてもよい。また、所定回数及び/又は移動先の領域はランダムに変更されてもよい。所定回数がランダムに変更されることで、スコアがカウントアップすると判定される領域の位置も、ランダムなタイミングで変更されることになる。これにより、ユーザが、指定された少なくとも1つの領域を自動的に操作するツール等を利用し、サブゲームのスコアを不正に上昇させるといった行為を抑制することが可能になる。
また、実行部111は、複数の領域のうち、指定された少なくとも1つの領域以外の領域に対して操作が所定回数以上行われた場合、ユーザのスコアを減少させる処理を行うようにしてもよい。これにより、ユーザが、当該領域を自動的に操作するツール等を利用することで、サブゲームのスコアを不正に上昇させるといった行為を抑制することが可能になる。
また、実行部111は、複数の領域のうち、指定された少なくとも1つの領域及び当該領域以外の領域の両方に対して操作が行われた場合、スコアをカウントしないようにしてもよい。これにより、ユーザが、当該複数の領域の全てを自動的に操作するツール等を利用することで、サブゲームのスコアを不正に上昇させるといった行為を抑制することが可能になる。
また、実行部111は、所定のボーナス条件を満たした場合(例えば、サブゲームが終了するまでの残り時間が所定時間を切った場合など)、複数の領域のうち、指定された少なくとも1つの領域に対して操作が行われた場合に増加するスコアの数を、所定のボーナス条件を満たさない場合と比較して増加させるようにしてもよい。例えば、実行部111は、サブゲームが終了するまでの残り時間が10秒を切るまでの間、領域が1回操作されるたびにスコアを1増加させ、サブゲームが終了するまでの残り時間が10秒を切った後、領域が1回操作されるたびにスコアを3増加させる(つまり、スコアを3倍にする)ようにしてもよい。
また、実行部111は、複数の領域のうち、指定された少なくとも1つの領域に対して操作が行われた場合にスコアを増加させることに代えて、複数の領域のうち、ユーザが、指定された少なくとも1つの領域に対して操作を所定回数行うまでに要した時間に応じて、スコアを増加させるようにしてもよい。例えば、実行部111は、指定された領域を100回操作するまでに要した時間が短いほど、多くのスコアをユーザに付与するようにしてもよい。
また、スコアのカウント条件を満たす操作は、ユーザによって選択された複数の文字を並べた文字列の中に、何らかの単語が存在することであってもよい。例えば、実行部111は、単語が1つ存在する場合にはスコアを1増加させ、単語が2つ存在する場合にはスコアを2増加させるようにしてもよい。
ステップS12で、受付部112は、サブゲームが終了した後、ユーザから、サブゲームのスコアを確定するか否かの指示を受け付ける。ユーザからスコアを確定せずにサブゲームを再度プレイするとの指示(再プレイ指示)を受けた場合、ステップS13の処理手順に進む。一方、ユーザからスコアを確定するとの指示を受けた場合、ステップS14の処理手順に進む。
ステップS13で、実行部111は、サブゲームを再実行する条件を満たしているか否かを判定する。サブゲームを再実行する条件を満たしている場合、実行部111は、ステップS11の処理手順に進むことでサブゲームを再実行する。一方、サブゲームを再実行する条件を満たしていない場合、実行部111は、サブゲームを再実行せずにステップS12の処理手順に戻る。
ここで、サブゲームを再実行する条件は、サブゲームに関する情報をSNS(Social Networking Service)やブログ等に投稿することであってもよい。サブゲームに関する情報とは、ユーザが獲得したスコアを示す情報であってもよいし、サブゲームの広告等であってもよい。すなわち、実行部111は、再プレイ指示を受け付けた場合、更に、サブゲームに関する情報を投稿するための操作を受け付けた場合に、サブゲームを再度実行可能とするようにしてもよい。これにより、サブゲームへの再挑戦を許可する際に、サブゲームに関する情報を外部に発信することが可能になる。
また、サブゲームを再実行する条件は、メインゲーム又はメインゲーム以外のゲームにおいて所定条件を満たした場合としてもよい。すなわち、実行部111は、再プレイ指示を受け付けた場合、更に、ユーザがサブゲームとは異なる他のゲームにおいて所定条件を満たした場合に、サブゲームを再度実行するようにしてもよい。
所定条件を満たした場合とは、メインゲームにてゲーム媒体(所定のアイテム)を消費することであってもよい。また、ゲーム媒体の消費量は、再プレイ回数が増えるほど増加するようにしてもよい。例えば実行部111は、1回目の再プレイでは、ゲーム媒体を1つ消費し、2回目の再プレイでは、ゲーム媒体を2つ消費するようにしてもよい。
また、実行部111は、ゲーム媒体の消費量に応じて、ユーザにとって再プレイが有利な条件になるようにサブゲームの内容を変更するようにしてもよい。例えば、サブゲームは、ゲーム画面内の複数の領域のうち、指定された少なくとも1つの領域に対して操作が行われた回数に応じてスコアが決まるゲームであると仮定する。この場合、実行部111は、ユーザから、ゲーム媒体を1つ消費すると指示を受けた場合、複数の領域が4つ存在するゲーム画面とし、ゲーム媒体を2つ消費すると指示を受けた場合、複数の領域が2つに限定されたゲーム画面とするようにしてもよい。
また、所定条件を満たした場合とは、メインゲームにて所定のクエスト(指定されたクエスト)を実行することであってもよい。また、所定条件を満たした場合とは、メインゲームにて所定のクエストをマルチプレイで実行することであってもよい。所定条件が、メインゲームにて所定のクエストをマルチプレイで実行することである場合、マルチプレイに参加した他のユーザも、サブゲームを再実行する権利を得られることとしてもよい。これにより、各ユーザに対して、マルチプレイを促進させることが可能になる。
ステップS14で、実行部111は、サブゲームのスコアを確定する。ここで、実行部111は、サブゲームを再実行した場合、前回サブゲームを実行した際にユーザが獲得したスコアを削除し、サブゲームを再実行したことによりユーザが獲得したスコアに更新するようにしてもよい。つまり、ユーザが獲得するスコアは、最後に実行したサブゲームにより獲得したスコアになるようにしてもよい。
また、実行部111は、サブゲームを再実行した場合(つまり、ユーザがサブゲームを複数回プレイした場合)、複数のスコアの中からいずれか1つのスコアを、サブゲームのスコアとして確定するようにしてもよい。ここで、いずれか1つのスコアは、ユーザにより選択された1つのスコアであってもよいし、最も高いスコアであってもよいし、ランダムに選択したスコアであってもよい。また、実行部111は、当該複数のスコアの平均値をサブゲームのスコアとして確定するようにしてもよい。
また、実行部111は、サブゲームをプレイすることでユーザが獲得したスコアから、再実行回数に応じたスコア(例えば再実行回数×3など)を減算するようにしてもよい。つまり、サブゲームを何度も実行するほど、高いスコアを獲得しにくくなることから、スコアを早期に確定させることが可能になる。
実行部111は、ステップS12の処理手順でサブゲームのスコアを確定するとの操作を受け付けた後、サブゲームを実行するために必要な挑戦券(対価)を、ユーザが所持する挑戦券から減算するようにしてもよい。これにより、通信異常など、サブゲームの実行が困難になる状況が生じた場合であっても、スコアが確定する前に、ユーザが所持する挑戦券が消費されてしまうことを抑制することが可能になる。
<画面表示例>
図7は、端末10に表示される画面の表示例を示す図である。画面S10は、ユーザからサブゲームの実行を受け付ける画面である。ウィンドウW10には、ユーザが所持している挑戦券の枚数が表示される。ボタンB10をタップする操作がなされると、画面S11に遷移し、サブゲームが開始される。ウィンドウW20には、ゲーム終了までの残り時間が表示される。また、ウィンドウW21には、スコアに応じた抽選可能な回数(抽選券の枚数)が表示される。つまり、表示制御部114は、サブゲームの実行中に、ユーザが獲得したスコアに応じた、抽選が可能な回数を画面に表示させる。ウィンドウW22には、ユーザが行うべきアクションを示す文字列(光るボタンを連打してください)が表示される。
表示制御部114は、ボタンB20~ボタンB23(複数の領域)のうち、ランダムに選択されたいずれか1つのボタン(指定された領域)を、他の3つのボタンよりも明るい色で表示する。実行部111は、ボタンが表示された領域に対してタップ操作がなされると、当該ボタンが押下されたと判定する。また、実行部111は、明るい色で表示されたボタン(指定された領域)が押下された場合、押下された回数をスコアに加算する。なお、明るい色で表示されたボタンは1つに限らず、2つ又は3つであってもよい。また、実行部111は、明るい色で表示されたボタン以外のボタン(指定された領域以外の領域)が所定回数以上押下された場合、スコアを減算するようにしてもよい。
ゲーム開始後、所定時間が経過すると、ウィンドウW22が消去され、画面S12に遷移する。ゲーム終了までの時間が所定時間未満になると、画面S13に遷移する。画面S13では、実行部111は、明るい色で表示されたボタンが押下された場合、押下された回数に所定の倍数を乗算した数をスコアに加算する。画面S13の例では、ボタンB23に「×2」が表示されている。これは、所定の倍数は2倍であることを示している。
ゲーム終了までの残り時間が0になると(つまりゲームが終了すると)、画面S14に遷移する。画面S14にてボタンB30が押下された場合(つまりユーザがゲームの再実行を希望した場合)、画面S15に遷移する。また、ボタンB30が押下された場合(つまりユーザがスコア確定を希望した場合)、画面S16に遷移する。画面S16で、ボタンB60が押下されると、スコアが確定される。
画面S15で、ボタンB50が押下されると、サブゲームに関する情報(例えばユーザが獲得した抽選権の枚数等)が自動入力された、SNS又はブログ等の投稿画面が表示される。当該情報がSNS又はブログに投稿されると、画面S11に遷移して再度サブゲームが開始される。ボタンB51が押下されると、画面S14に戻る。
なお、画面S14の右上にあるボタンB40が押下された場合も、SNS又はブログ等にサブゲームに関する情報が投稿される。ここで、ボタンB40が押下された場合と、ボタンB50が押下された場合とでは、異なる内容の情報がSNS又はブログ等の投稿画面に自動入力されることとしてもよい。例えば、ユーザが獲得したスコアを表示する画面S14(スコア通知画面)のボタンB40(投稿ボタン)が押下された場合、サブゲームを宣伝するメッセージが自動入力され、サブゲームの再プレイを指示するボタンB50が押下された場合、ユーザが獲得したスコア又は獲得した抽選権の枚数を示すメッセージが自動入力されることとしてもよい。
<まとめ>
以上説明した実施形態によれば、抽選回数を決めるためのゲームにおいて、ユーザ間での不公平感が発生することを抑制することが可能になる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態で説明したフローチャート、シーケンス、実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
<付記>
<付記1>
ユーザの操作に応じてスコアが決定される特定ゲームを実行する実行部と、
前記特定ゲームが終了した後、前記特定ゲームのスコアの確定要否の指示を受け付ける受付部と、
前記ユーザから、前記特定ゲームのスコアを確定する確定指示を受け付けた場合、確定されたスコアに応じた回数の抽選を可能とする権利を前記ユーザに付与する付与部と、
を有する情報処理装置。
付記1によれば、抽選回数を決めるためのゲームにおいて、ユーザ間での不公平感が発生することを抑制することが可能になる。
<付記2>
前記受付部は、前記特定ゲームのスコアの確定要否の指示として、前記特定ゲームのスコアを確定せずに前記特定ゲームを再プレイするための再プレイ指示を前記ユーザから受け付け、
前記実行部は、前記再プレイ指示を受け付けた場合、前記特定ゲームを再度実行する、
付記1に記載の情報処理装置。
付記2によれば、ユーザは、スコアに満足できない場合、特定ゲームに再挑戦することが可能になる。
<付記3>
前記実行部は、前記再プレイ指示を受け付けた場合、更に、前記特定ゲームに関する情報を投稿するための操作を受け付けた場合に、前記特定ゲームを再度実行可能とする、
付記2に記載の情報処理装置。
付記3によれば、特定ゲームへの再挑戦を許可する際、特定ゲームに関する情報を発信させることが可能になる。
<付記4>
前記実行部は、前記再プレイ指示を受け付けた場合、更に、前記ユーザが特定ゲームとは異なる他のゲームにおいて所定条件を満たした場合に、前記特定ゲームを再度実行する、
付記2または3に記載の情報処理装置。
付記4によれば、特定ゲームへの再挑戦を許可する際、ユーザに他のゲームを実行させることが可能になる。
<付記5>
前記実行部は、前記特定ゲームのスコアを確定するとの操作を受け付けた後、前記特定ゲームを実行するために必要な対価を、前記ユーザが所持する対価から減算する、
付記1~4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
付記5によれば、特定ゲームの実行が困難になる状況が生じた場合に、ユーザが所持する対価が消費されてしまうことを抑制することが可能になる。
<付記6>
前記特定ゲームの実行中に、前記ユーザが獲得したスコアに応じた、前記抽選が可能な回数を画面に表示させる表示制御部、を有する、
付記1~5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
付記6によれば、特定ゲームをプレイしている間、現時点で何回抽選が可能であるかをユーザに認識させることが可能になる。
<付記7>
前記実行部は、前記ユーザが、前記特定ゲームにおいてスコアのカウント条件を満たす操作を行った回数に応じてスコアを決定する、
付記1~6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
付記7によれば、ゲーム画面にてユーザが行う操作の回数に応じてスコアを付与することが可能になる。
<付記8>
前記実行部は、ゲーム画面内の複数の領域のうち、指定された少なくとも1つの領域に対して操作が行われた場合、前記スコアのカウント条件を満たす操作が行われたと判定して前記ユーザのスコアを増加させる処理を行い、指定された少なくとも1つの領域以外の領域に対して操作が所定回数以上行われた場合、前記ユーザのスコアを減少させる処理を行う、
付記7に記載の情報処理装置。
付記8によれば、ゲーム画面に対して不正な操作が行われることを抑制することが可能になる。
<付記9>
情報処理装置が行う情報処理方法であって、
ユーザの操作に応じてスコアが決定される特定ゲームを実行するステップと、
前記特定ゲームが終了した後、前記特定ゲームのスコアの確定要否の指示を受け付けるステップと、
前記ユーザから、前記特定ゲームのスコアを確定する確定指示を受け付けた場合、確定されたスコアに応じた回数の抽選を可能とする権利を前記ユーザに付与するステップと、
を含む情報処理方法。
付記9によれば、抽選回数を決めるためのゲームにおいて、ユーザ間での不公平感が発生することを抑制することが可能になる。
<付記10>
ユーザの操作に応じてスコアが決定される特定ゲームを実行するステップと、
前記特定ゲームが終了した後、前記特定ゲームのスコアの確定要否の指示を受け付けるステップと、
前記ユーザから、前記特定ゲームのスコアを確定する確定指示を受け付けた場合、確定されたスコアに応じた回数の抽選を可能とする権利を前記ユーザに付与するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
付記10によれば、抽選回数を決めるためのゲームにおいて、ユーザ間での不公平感が発生することを抑制することが可能になる。
1…ゲームシステム、10…ゲームサーバ、11…プロセッサ、12…記憶装置、13…通信IF、14…入力デバイス、15…出力デバイス、20…端末、100…記憶部、110…ゲーム制御部、111…実行部、112…受付部、113…付与部、114…表示制御部、200…記憶部、201…通信部、202…UI部、203…ゲーム制御部

Claims (4)

  1. プロセッサを備え、前記プロセッサは、
    ユーザが所有しているゲーム媒体を用いてプレイするメインゲームを実行可能とし、
    前記メインゲームとは異なるサブゲームの実行中の制限時間内に前記ユーザからタッチパネルに対して入力されたタップ操作の回数に応じて、前記ユーザが実行可能な抽選回数を増加させ、
    前記サブゲームの制限時間の終了後に、前記抽選回数の確定要否の指示を受け付け、
    前記ユーザから、前記抽選回数を確定する確定指示を受け付けた場合、前記ユーザに対して前記抽選回数の抽選を可能に制御し、
    前記抽選回数を確定せずに前記サブゲームの再挑戦の指示を受け付けた場合、前記ユーザが実行可能な抽選回数をリセットする、
    情報処理装置。
  2. プロセッサが、ユーザが所有しているゲーム媒体を用いてプレイするメインゲームを実行可能とし、
    プロセッサが、前記メインゲームとは異なるサブゲームの実行中の制限時間内に前記ユーザからタッチパネルに対して入力されたタップ操作の回数に応じて、前記ユーザが実行可能な抽選回数を増加させ、
    プロセッサが、前記サブゲームの制限時間の終了後に、前記抽選回数の確定要否の指示を受け付け、
    プロセッサが、前記ユーザから、前記抽選回数を確定する確定指示を受け付けた場合、前記ユーザに対して前記抽選回数の抽選を可能に制御し、
    プロセッサが、前記抽選回数を確定せずに前記サブゲームの再挑戦の指示を受け付けた場合、前記ユーザが実行可能な抽選回数をリセットする、
    情報処理方法。
  3. ユーザが所有しているゲーム媒体を用いてプレイするメインゲームを実行可能とし、
    前記メインゲームとは異なるサブゲームの実行中の制限時間内に前記ユーザからタッチパネルに対して入力されたタップ操作の回数に応じて、前記ユーザが実行可能な抽選回数を増加させ、
    前記サブゲームの制限時間の終了後に、前記抽選回数の確定要否の指示を受け付け、
    前記ユーザから、前記抽選回数を確定する確定指示を受け付けた場合、前記ユーザに対して前記抽選回数の抽選を可能に制御し、
    前記抽選回数を確定せずに前記サブゲームの再挑戦の指示を受け付けた場合、前記ユーザが実行可能な抽選回数をリセットする、
    処理をプロセッサに実行させるためのプログラム。
  4. サーバと、端末とを備え、
    前記サーバは、
    ユーザが所有しているゲーム媒体を用いてプレイするメインゲームを前記端末において実行可能とし、
    前記メインゲームとは異なるサブゲームの実行中の制限時間内に前記ユーザから前記端末のタッチパネルに対して入力されたタップ操作の回数に応じて、前記ユーザが実行可能な抽選回数を増加させ、
    前記サブゲームの制限時間の終了後に、前記抽選回数の確定要否の指示を前記端末から受け付け、
    前記端末から、前記抽選回数を確定する確定指示を受け付けた場合、前記ユーザに対して前記抽選回数の抽選を可能に制御し、
    前記抽選回数を確定せずに前記サブゲームの再挑戦の指示を受け付けた場合、前記ユーザが実行可能な抽選回数をリセットする、
    ゲームシステム。
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[追記:3/4]「映画ドラえもん のび太の月面探査記」とのコラボ開催を記念して「お宝もらえる!キャンペー,モンスターストライク公式サイト,2019年03月04日,https://www.monster-strike.com/news/20190228_7.html,[2022年8月2日検索]
2021年初旬に『モンスト』コラボ第3弾の開催が決定!このあと10月3日13時よりコラボ第3弾降臨クエストの先行配信も 『コトダマン』生放送まとめ[XFLAG PARK 2020],ファミ通App [online],2020年10月03日,https://app.famitsu.com/20201003_1706081/,[検索日 2023年7月10日]
かんたんゲームボックス/楽とくゲームの解説/攻略,POI-MI.COM,2020年07月06日,https://poi-mi.com/pointsite/games/kantan-gb/,[2022年8月2日検索]

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