JP7339153B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、アンテナが内蔵された看板広告などの照明器具に関する。
従来、光を照射する光源と、光源が取り付けられる取付面を有するベース部と、無線通信を行うアンテナとを備えた照明器具が知られている。
従来の照明器具100の構成を図13および図14に示す。図13は従来の照明器具100の平面図、図14はa-a線で切断したa-a断面図で示す下面図である。
これらの図に示す従来の照明器具100は、横長の直方体状とされており、横長の矩形リング状の基部110と、基部110の上面の開口を閉塞するよう取り付けられた蓋部111と、基部110の下部に装着されている光源が取り付けられる基板112とから構成されている。基板112により、基部110の下面の開口が閉塞されいる。基板112の表面には4個の縦列とされた発光素子112aが2列所定位置に平行に設けられている。基部110および蓋部111は、透光性の合成樹脂製とされ、内部からの光を外部へ放射できるようにされている。すなわち、発光素子112aから放射された光が基部110および蓋部111を透過して外部へ放射される。
また、蓋部111の内側には通信用のアンテナ112bが取り付けられており、アンテナ112bは矩形パッチのアンテナとされ、給電用のケーブル112cが接続されている。アンテナ112bは、無線基地局などにおける送受信用の通信アンテナとして用いられている。
特開2019-145415号公報
図13および図14に示す照明器具100では、蓋部111の内側にアンテナ112bが取り付けられているため、発光素子112aが点灯した際にアンテナ112bが影になって透過光が減少することから、図15に示すように蓋部111を前面側から視認した際に蓋部111の面にアンテナ112bの影Sが生じるようになる。
このような影は光量ムラとなり、照明器具には光量ムラがないことが求められることから、アンテナによる光量の低下を抑制することのできる従来の照明器具が提案されている(特許文献1参照)。この従来の照明器具200の構成を示す分解斜視図を図16に示す。
図16に示す従来の照明器具200は、透光性のカバー部材103と、複数の発光素子162が配線163間に設けられた発光モジュール360と、無線モジュールのアンテナ311を備えている。発光モジュール360は、金属製の基台140の配置面141に設けられている。
アンテナ部311の第1部分311aは、第1挿通孔261及び第2挿通孔241に挿通され、第2部分311bが配線基板161とカバー部材103との間の部分で屈曲されて、複数の発光素子162の並びに沿って延びている。具体的には、アンテナ部311は、第1挿通孔261及び第2挿通孔241を挿通した第1部分311aと、L字状に屈曲され、1以上の発光素子162の上方に配置され、複数の発光素子162の並びに沿って延在している第2部分311bとからなる。アンテナ部311は、無線制御部に第1部分311aを介して接続される。また、電源部170が基台140の裏面に設けられている。
従来の照明器具200では、アンテナ部311を白色に塗装することで、発光素子162が発した光を、白色に塗装されたアンテナ部311が反射する。このため、アンテナ部311の存在による光量の低下を抑制することができる。
しかしながら、アンテナ部を線状のアンテナに替えてパッチ状のアンテナとすると、アンテナの占有面積が大きいことから発光素子の上にあるパッチ状のアンテナの部分だけは、発光素子からの光が遮られて光量が低下するようになってしまう。すなわち、カバー部材103を前面側から視認した際に、アンテナの影が生じることになる。
そこで、本発明は、照明器具に内蔵されたアンテナをパッチ状のアンテナとしても、アンテナの影が生じることがなく照明器具の光量ムラを抑制することができる照明器具を提供することを目的としている。
上記本発明の目的を達成することができる本発明の照明器具は、透光性の表示部を有する基部と、前記表示部の背面側に前記表示部と間隔をあけて配置した基板と、前記基板の前記表示部側の面に配置された発光手段及び通信用のパッチ状のアンテナとを備え、前記発光手段から放射された光が前記表示部を透過して外部へ放射される際に、前記アンテナによる光量ムラが生じにくいことを最も主要な特徴としている。
また、上記本発明の目的を達成することができる本発明の照明器具は、上面が少なくとも開口している枠状とされた透光性の基部と、該基部の上面を閉塞するように前記基部の上面に装着される透光性の蓋部と、前記基部の下部に配置される基板と、該基板の一面に配置された照明用とされる複数の発光手段と、前記基板の一面に配置された通信用のパッチ状のアンテナとを備え、前記発光手段から放射された光が前記基部および蓋部を透過して外部へ放射される際に、前記アンテナによる光量ムラが生じにくいことを最も主要な特徴としている。
上記本発明の照明器具において、前記パッチ状のアンテナは、導電性とされた平板状の地板と、該地板の上方に所定間隔で配置された導電性とされた放射器として機能する平板とから構成され、前記地板および前記平板との少なくとも上面に光を反射する処理が施されている。
また、上記本発明の照明器具において、設計周波数の周波数帯域における任意の周波数の波長をλとした際に、前記パッチ状のアンテナの上端と前記基板との間隔Hが、約0.77λ以下とされている。
さらに、上記本発明の照明器具において、前記パッチ状のアンテナは、前記基板のほぼ中央に配置されており、設計周波数の周波数帯域における任意の周波数の波長をλとした際に、縦と横で同じ寸法とされる上記アンテナの幅W1が約1.23λ以下とされ、前記アンテナの中心と前記発光手段との間隔P3が約1.2λ以上とされている。
さらにまた、上記本発明の照明器具において、前記基部の下部には複数の桟部が設けられており、該複数の桟部の上に前記基板が取り付けられている。
さらにまた、上記本発明の照明器具において、前記基部の両側端部に、該両側端部に対向する前記蓋部の両側端部が回転可能に支持されており、前記基部の両側端部を回転中心として前記蓋部を回転させて開くことができる。
本発明の照明器具は、照明器具に内蔵されたパッチ状のアンテナが複数の発光手段が配置されている基板の同じ面に配置されていることから、発光素子からの光をアンテナが遮ることがなく照明器具の光量ムラを抑制することができる。また、アンテナの地板および平板の少なくとも上面に光を反射する処理を施すことにより、照明器具の光量ムラをより抑制することができる。
本発明の実施例の照明器具の構成を示す斜視図である。 本発明の実施例の照明器具の構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施例の照明器具を壁に取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明の実施例の照明器具を壁に取り付けて、蓋部を開けた状態を示す斜視図である。 本発明の実施例の照明器具における基部の構成を示す平面図である。 本発明の実施例の照明器具における基部の構成を断面図で示す下面図である。 本発明の実施例の照明器具における基部の構成を断面図で示す側面図である。 本発明の実施例の照明器具におけるアンテナの構成を示す上面図、下面図、側面図である。 本発明の実施例の照明器具の構成および寸法を示す平面図である。 本発明の実施例の照明器具における内部の発光の状態を蓋部を透視して示す平面図である。 本発明の実施例の照明器具における内部の発光の状態を断面図で示す下面図である。 本発明の実施例の照明器具における内部の発光の状態を示す側面図である。 従来の照明器具の構成を示す平面図である。 従来の照明器具の構成を断面図で示す下面図である。 従来の照明器具の発光の状態を示す斜視図である。 従来の他の照明器具の構成を示す分解斜視図である。
[本発明の実施例]
本発明にかかる実施例の照明器具1の構成を図1および図2に示す。図1は照明器具1の構成を示す斜視図であり、図2は照明器具1の構成を示す分解斜視図である。
これらの図に示す本発明の実施例の照明器具1は、横長の直方体状とされており、横長の矩形リング状の基部10と、基部10の上面の開口を閉塞するよう取り付けられた蓋部11と、基部10の下部に収納された光源が設けられる基板12とを備えている。基部10は、基部10の4つの角部の高さ方向とされる4つの縦辺と下面の4辺とに沿って図示しない金属製のアングル材が基部10の内部に取り付けられて照明器具1を壁等に支持可能とされている。そして、基板12が取り付けられる3本の桟部10bが上記アングル材に設けられて、基部10の下部の内側に基部10の短辺にほぼ平行に配置されている。基板12の表面には8個の縦列とされた発光素子12aが基板12の長辺にほぼ平行に所定間隔で2列設けられており、基板12の発光素子12aが設けられた同じ面のほぼ中央にアンテナ12bが設けられている。基部10および蓋部11は、発光素子12aから放射された光が外部へ効率よく透過する合成樹脂製とされ、上記2列の発光素子12aから放射された光が、基部10および蓋部11を透過する際に拡散されて外部へほぼ一様に放射される。すなわち、発光素子112aから放射された光が基部110および蓋部111を透過して外部へ放射される。
基部10および蓋部11は、発光素子12aから放射された光を外部へ効率よく放射できるように白色や他の薄い彩色の合成樹脂製とすることができる。なお、図1,図2に示す照明器具1は直方体状とされているが、照明器具1の使用の態様に応じて幅に比べて高さが低くされた立方体状、多角柱状、円柱状、楕円柱状等とすることができる。また、発光素子12aの列は7個以下あるいは9個以上の発光素子から構成することができる。さらに、桟部10bの数は2本としてもよいし、4本以上としてもよい。
次に、本発明にかかる実施例の照明器具1を壁面01に取り付けた状態の構成を示す斜視図を図3に、本発明にかかる実施例の照明器具1を壁面01に取り付けて蓋部11を開けた状態の構成を示す斜視図を図4に示す。
これらの図に示す本発明の実施例の照明器具1は、下面が壁面01に接するように壁面01に取り付けられている。この場合、上記したアングル材に挿通した複数本のアンカーボルト等を壁面01に螺着することにより照明器具1が壁面01に図3に示すように取り付けられる。
壁面01に取り付けた状態における蓋部11の上端部の両側が、該蓋部11の上端部に対向する基部10の上端部の両側に回転可能に支持されており、基部10の上端部を結ぶ上縁を回転中心として蓋部11を回転させて基部10から開けることができる。蓋部11を回転させて開けた状態を図4に示しており、この状態において発光素子12aの列やアンテナ12bのメンテナンスを行うことができる。この場合、図示していないが基部10と蓋部11との間に折り畳み可能なアームが設けられており、蓋部11を回転させて基部10に対して開けていくと、折り畳まれたアームが伸びてきて伸びきった状態において固定される。これにより、蓋部11を基部10に対して開けた状態を保持できるようになる。この場合、アームは同様の形状の2本の部材から構成され、一方の部材の一端が基部10内側面に回転可能に支持され他端が他方の部材の一端に約180°回転可能に支持され、他方の部材の他端が蓋部11の内側面に回転可能に支持されている。蓋部11を開けた状態において、アームに折り畳む方向に力を加えることにより、アームが折り畳まれていって蓋部11を基部10に対して閉じることができ、アームは照明器具1内に収容される。また、蓋部11が閉じた状態を保持するように、蓋部11を基部10にロックするロックネジを設けることができる。
次に、本発明の実施例の照明器具1における基部10の構成を図5ないし図7に示す。図5は基部10の構成を示す平面図であり、図5は基部10の構成を示すA-A線で切断したA-A断面図で示す下面図であり、図7は基部10の構成を示すB-B線で切断したB-B断面図で示す側面図である。
これらの図に示す基部10は、横長の矩形リング状とされた透光性の合成樹脂製とされた基枠10aと、基枠10aの下部に配置され複数本の桟部10bに取付ネジ等で固着された横長の矩形状とされた基板12とを備えている。基板12の表面には8個の縦列とされた発光素子12aが基板12の長辺にほぼ平行に、それぞれ中心線から所定間隔で2列設けられており、基板12のほぼ中央に通信用のアンテナ12bが設けられている。基板12は絶縁性あるいは導電性とされており、金属製とすることにより発光素子12aの放熱板として機能させることができる。この基板12の表面に光を反射する処理、例えばクロムメッキやニッケルメッキによる光沢処理を施したり、白色の塗装を施すことにより、基板12を発光素子12aから放射される光の反射板として利用することができる。アンテナ12bには、給電用のケーブル12cが接続されてケーブル12cの端部は図示しない通信機モジュールに接続されている。このアンテナ12bは送信専用アンテナ、受信専用アンテナあるいは送受信用アンテナとして使用可能とされており、例えば3.6GHz~4.6GHzに代表される第5世代移動通信システム(5G)に適用可能とされている。アンテナ12bおよび通信機モジュールを5Gに適用すると、照明器具1を5Gの基地局として兼用することができる。発光素子12aの列における発光素子12aのそれぞれはLED(Light Emitting Diode)とされている。
図6および図7に示すように、桟部10bは基枠10aの下面から若干上とされる下部に設けられており、該桟部10bの上に基板12が固着されていることから、2列の発光素子12aの列およびアンテナ12bは、基枠10aの下部に配置されている。また、2列の発光素子12aの列およびアンテナ12bは、基板12の一面である表面の同一面状に設けられることになる。
次に、アンテナ12bの構成を図8(a)~(c)に示す。図8(a)はアンテナ12bの構成を示す上面図であり、図8(b)はアンテナ12bの構成を示す下面図であり、図8(c)はアンテナ12bの構成を示す側面図である。
これらの図に示すアンテナ12bは、正方形状とされる金属製の地板22と、地板22の上方に所定間隔で配置された放射器として機能する矩形状の金属製とされた方形パッチ21とを備えている。方形パッチ21は、方形パッチ21の4隅に配置された4本のスペーサ23により、地板22の上方に所定間隔で配置されるようになる。そして、4本のネジ24を方形パッチ21の4隅に形成された挿通孔に挿通してスペーサ23に螺着することにより方形パッチ21は地板22上に固着されている。方形パッチ21には給電点21aが所定の位置に形成されており、この給電点21aに、ケーブル12cの中心導体の先端がハンダ付け等により接続され、中心導体は地板22の挿通孔に挿通されて下面に引き出されている。ケーブル12cにおいて中心導体を所定間隔で取り囲むアース導体は地板22の裏面にハンダ付け等により接続されており、地板22の裏面から引き出されたケーブル12cは図示していないが、照明器具1に内蔵されている通信モジュールに接続されている。方形パッチ21および地板22の寸法は、設計周波数に応じて決定される。
なお、方形パッチ21と地板22の少なくとも上面あるいは表面全体には光を反射する処理が施されている。例えば、方形パッチ21と地板22にはクロムメッキやニッケルメッキによる光沢処理が施されたり、白色の塗装が施されて光を反射できるようにされている。また、スペーサ23の表面にもクロムメッキまたはニッケルメッキや白色の塗装がされて光が反射されるようにしてもよい。
次に、本発明の実施例の照明器具1の構成および寸法を示す平面図を図9に示す。
図9に示すように、発光素子12aの列において発光素子12aの間の横方向の間隔はすべて同一の間隔P2とされ、発光素子12aの間の縦方向の間隔はすべて同一の間隔P1とされている。発光素子12aの一方または他方の列の中心線からアンテナ12bの中心までの間隔はP1/2とされ、アンテナ12bは基板12のほぼ中心に配置されている。また、アンテナ12bの地板22の寸法は縦と横とで同じ幅W1とされ、方形パッチ21の寸法は縦と横とで同じ幅W2とされている。さらに、アンテナ12bの中心から見て最も近くに配置されている発光素子12aとアンテナ12bの中心との間隔はP3とされている。なお、後述するがアンテナ12bの上端と基板12の表面との間隔はHとされている。
これらの寸法の一例について述べると、アンテナ12bの設計周波数が3.6GHz~4.6GHzの周波数帯とされた場合は、地板22の幅W1が約80mmとなり、方形パッチ21の幅W2が約33mmとなる。最も低い周波数FLである3.6GHzの自由空間波長をλLとすると、幅W1は約0.96λLとなり、幅W2は約0.4λLとなる。また、間隔P1は約200mmとされ、間隔P2は約150mmとされている。すなわち、発光素子12aの列の幅は約1050mmとされる。また、間隔P3の最小間隔は約100mmとされ、約1.2λLとなっている。なお、後述する間隔Hは約50mmとされ、約0.6λLとなっている。
さらに、最も高い周波数FHである4.6GHzの自由空間波長をλHとすると、幅W1は約1.23λHとなり、幅W2は約0.51λHとなる。また、間隔P3は約1.53λHとなり、間隔Hは0.77λHとなる。以上のことから、設計周波数の周波数帯域における任意の周波数の波長をλとした際に、幅W1は約1.23λ以下とされ、間隔P3は約1.2λ以上とされ、間隔Hは約0.77λ以下とされるのが望ましい。
次に、本発明の実施例の照明器具1における発光状態を図10ないし図12に示す。図10は本発明の実施例の照明器具1の内部の発光の状態を蓋部11を透視して示す平面図であり、図11は照明器具1の内部の発光の状態をC-C線で切断したC-C断面図で示す平面図であり、図12は照明器具1の内部の発光の状態をD-D線で切断したD-D断面図で示す側面図である。
図11に示すように、アンテナ12bの上端と基板12の表面との間隔はHとされている。また、図10ないし図12に示すように、基板12上に配置された発光素子12aの列における各発光素子12aからは周囲全体の方向および上方である基部10および蓋部11に向かって光が放射されている。この各発光素子12aから放射された光のうちアンテナ12bに向かった光は、アンテナ12bに光を反射する処理が施されていることからアンテナ12bにより効率よく反射されていろいろな方向に向かって光が進んでいくようになる。また、各発光素子12aから放射された光の大部分は基部10および蓋部11を透過して外部へ放射され、光の一部は基部10および蓋部11の内面で反射されて基板12やアンテナ12bに向かって進んでいく。そして、基板12およびアンテナ12bには光を反射する処理が施されていることから基板12およびアンテナ12bにより効率よく反射されて再び基部10および蓋部11に向かって光が進んでいくようになる。すなわち、基部10および蓋部11の内面で反射された光は、照明器具1の内部で反射を繰り返して最終的には基部10および蓋部11を透過して極力減衰することなく外部へ放射されるようになる。この結果、各発光素子12aから放射された光のほとんどが基部10および蓋部11を効率よく透過して外部へ放射されていくようになる。本発明の実施例にかかる照明器具1によれば、各発光素子12aから放射された光が効率よく外部へ放射されて、照明器具1から放射される光の光量にムラが生じにくくなり、そして、上記したように、アンテナ12bおよび基板12に光を反射する処理が施されていることから、照明器具1にアンテナ12bの影が生じることを防止することができるようになる。
以上説明した本発明にかかる実施例の照明器具において、アンテナの設計周波数帯域や寸法、および、発光素子の配列数や寸法などの値は、上記記載した値に限定されるものではなく、照明器具において上記記載した機能および作用と同等の機能および作用を奏することができる値とされていれば、上記記載した値に限定されるものではない。すなわち、寸法の値には、上記記載した値の上下に許容範囲があり、この許容範囲は照明器具において上記記載した機能および作用と同等の機能および作用を奏する範囲とされている。
以上説明した本発明の照明器具において、基部および蓋部においては光が透過する際に光が拡散して外部へ放射される材質とするのが好適とされている。また、基板にはパッチ状のアンテナを1つだけ設けるようにしたが、これに限ることはなく複数のパッチ状のアンテナを基板上に設けるようにしてもよい。さらに、発光素子はLEDとして説明したが、これに限ることはなく電球、蛍光灯、高輝度放電灯(HID)などの光源として用いられている発光手段とすることができる。さらにまた、本発明の照明器具において、蓋部を開けた際には各発光素子やアンテナの交換作業や配線作業を簡易に行うことができるようになる。
以上説明した本発明の照明器具は、照明装置として使用できるがおもて面などに図や文字を描くことにより看板広告や表示板などとして使用することができる。そして、この看板広告や表示板を携帯電話システムの基地局として用いることができるようになる。
01 壁面、1 照明器具、10 基部、10a 基枠、10b 桟部、11 蓋部、12 基板、12a 発光素子、12b アンテナ、12c ケーブル、21 方形パッチ、21a 給電点、22 地板、23 スペーサ、24 ネジ、100 照明器具、103 カバー部材、110 基部、111 蓋部、112 基板、112a 発光素子、112b アンテナ、112c ケーブル、140 基台、141 配置面、161 配線基板、162 発光素子、163 配線、170 電源部、200 照明器具、241 第1挿通孔、261 第2挿通孔、311 アンテナ、311 アンテナ部、311a 第1部分、311b 第2部分、360 発光モジュール

Claims (7)

  1. 透光性の表示部を有する基部と、
    前記表示部の背面側に前記表示部と間隔をあけて配置した基板と、
    前記基板の前記表示部側の面に配置された発光手段と、
    前記基板の前記表示部側の一面に配置された通信用のパッチ状のアンテナとを備え、
    前記発光手段から放射された光が前記表示部を透過して外部へ放射される際に、前記アンテナによる光量ムラが生じにくいことを特徴とする照明器具。
  2. 上面が少なくとも開口している枠状とされた透光性の基部と、
    該基部の上面を閉塞するように前記基部の上面に装着される透光性の蓋部と、
    前記基部の下部に配置される基板と、
    該基板の一面に配置された照明用とされる複数の発光手段と、
    前記基板の一面に配置された通信用のパッチ状のアンテナと、
    を備え、前記発光手段から放射された光が前記基部および蓋部を透過して外部へ放射される際に、前記アンテナによる光量ムラが生じにくいことを特徴とする照明器具。
  3. 前記パッチ状のアンテナは、導電性とされた平板状の地板と、該地板の上方に所定間隔で配置された導電性とされた放射器として機能する平板とから構成され、前記地板および前記平板との少なくとも上面に光を反射する処理が施されていることを特徴とする請求項1または2に記載の照明器具。
  4. 設計周波数の周波数帯域における任意の周波数の波長をλとした際に、前記パッチ状のアンテナの上端と前記基板との間隔Hが、約0.77λ以下とされていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の照明器具。
  5. 前記パッチ状のアンテナは、前記基板のほぼ中央に配置されており、設計周波数の周波数帯域における任意の周波数の波長をλとした際に、縦と横で同じ寸法とされる上記アンテナの幅W1が約1.23λ以下とされ、前記アンテナの中心と前記発光手段との間隔P3が約1.2λ以上とされていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の照明器具。
  6. 前記基部の下部には複数の桟部が設けられており、該複数の桟部の上に前記基板が取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の照明器具。
  7. 前記基部の両側端部に、該両側端部に対向する前記蓋部の両側端部が回転可能に支持されており、前記基部の両側端部を回転中心として前記蓋部を回転させて開くことができることを特徴とする請求項2に記載の照明器具。
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