JP7339088B2 - 振れ補正機能付き光学ユニット及びその検査方法 - Google Patents
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Description
まず、本発明に係る振れ補正機能付き光学ユニットの構成を図1~図4に基づいて以下に説明する。
図2に示すように、可動体10は、レンズ11などの光学素子を備えた光学モジュール12と、該光学モジュール12を保持するホルダフレーム13を備えている。そして、ホルダフレーム13の反被写体側端部(図3の下端部)には、図3に示すように、矩形プレート状のベース部13Aが一体に形成されており、このベース部13Aの外周の四辺からは矩形プレート状のコイル保持部13Bが被写体方向(図3の上方)に向かって一体に立設されている。なお、図示しないが、ホルダフレーム13の内側には、撮像素子が配置されており、この撮像素子は、信号出力用のフレキシブル配線基板(FPC)14の一端部に直接または不図示の実装基板を介して実装されている。ここで、レンズ11と不図示の撮像素子は、当該可動体10に備えられた前記光学モジュール12を構成している。
図1に示すように、固定体20は、矩形ボックス状の部材であって、Z軸方向(上下方向)に重ねられた角筒状の第1ケース21及び第2ケース22と、第1ケース21の上面開口部を覆う矩形プレート状のカバー23によって構成されている。ここで、カバー23の中心部には、円孔状の開口部23a(図1、図3参照)が形成されており、この開口部23aからは、可動体10に備えられたレンズ11(図2参照)が視認される。
可動体10を固定体20に対して揺動可能に支持するジンバル機構30は、図3に示すように、可動体10のホルダフレーム13の円筒部13Cとコイル保持部13Bとの間に配置された可動枠31を備えている。ここで、可動枠31は、矩形枠として構成されており、光軸L周りに4つの角部を有している。そして、可動枠31の図1に示す第1軸線R1方向において対角を成す2つの角部に不図示の第1揺動支点がそれぞれ設けられ、第1軸線R1に直交する第2軸線R2方向において対角を成す2つの角部に不図示の第2揺動支点がそれぞれ設けられている。
可動体10を固定体20に対して相対変位させる駆動機構40は、図3に示すように、可動体10のホルダフレーム13と固定体20の第1ケース21との間に配置されている。この駆動機構40は、可動体10の4つの側面にそれぞれ設けられた計4つのコイル41と固定体20の第1ケース21の内面の各コイル41に対向する位置にそれぞれ固定された板状の4つの磁石(永久磁石)42を備えている。すなわち、互いに対向配置されたコイル41と磁石42は、図2に示すように、光軸Lを通り互いに直交する2軸であるX軸上とY軸上に各2組ずつ計4組配置されている。ここで、各磁石42は、異なる磁極(N極とS極)が分割して着磁された2つの着磁部42a,42bで構成されており、両着磁部42a,42bは、光軸L方向に重ねて並設されている。なお、本実施の形態では、各磁石42を1枚の板材として構成したが、互いに異なる磁極が着磁された2枚の板材を組み合わせて各磁石42を構成してもよい。
本発明に係る光学ユニット1においては、図3に示すように、角度センサ15を可動体10の磁石42に対向する位置に配置したことを特徴としている。本実施の形態では、図3に示すように、各磁石42の互いに磁極が異なる2つの着磁部42a,42bの着磁分極線Mに対向する位置に角度センサ15が配置されている。このように構成することによって、磁石42の両着磁部42a,42bの着磁分極線Mを中心とする可動体10の振れを角度センサ15によって高精度に測定することができる。この場合、4つの磁石42の各着磁分極線Mは、光軸L方向において互いに同一位置に配置されている。
以上のように構成された光学ユニット1によって静止画像を撮影する際に例えばユーザーの振れが角度センサ15によって検出されると、その結果が図1及び図2に示すフレキシブル配線基板14を経て不図示の制御用ICに送信され、その検出結果を受信した制御用ICは、駆動機構40を駆動制御する。すなわち、制御用ICは、角度センサ15によって検出された振れをキャンセルするような駆動電流を、フレキシブル配線基板14を経て4つの各コイル41にそれぞれ供給し、供給される駆動電流のバランスを制御する。この結果、可動体10は、固定体20に対して図1に示す第1軸線R1および第2軸線R2の回りに揺動して振れが補正される。なお、図5に示すように、振れ検出センサとして、光軸Lを通る直交2軸であるX軸上とY軸上に角度センサ15とホール素子16を各1つずつ計4つ配置した光学ユニット1においては、可動体10の固定体20に対する振れ検出を従来と同様にホール素子16で行ってもよく、或いは角度センサ15とホール素子16の双方で行ってもよい。
次に、本発明に係る光学ユニット1の検査方法を図6~図8に基づいて以下に説明する。
次に、本発明に係る光学ユニット1の検査方法の別形態について説明する。
10 可動体
11 レンズ
12 光学モジュール
13 ホルダフレーム
14 フレキシブル配線基板(FPC)
15 角度センサ
16 ホール素子
20 固定体
21 第1ケース
22 第2ケース
23 カバー
24 ストッパ部材
30 ジンバル機構(揺動支持機構)
31 可動枠
40 駆動機構
41 コイル
42 磁石
43 フレキシブル配線基板(FPC)
L 光軸
M 着磁分極線
R1 第1軸線
R2 第2軸線
Claims (5)
- 光学モジュールを備える可動体と、
該可動体を内部に備える固定体と、
前記可動体を前記固定体に対して揺動可能に支持する揺動支持機構と、
前記可動体と前記固定体の何れか一方に設けられた磁石と、前記可動体と前記固定体の何れか他方に設けられたコイルとを対向配置して構成され、前記コイルと前記磁石によって発生する磁気駆動力によって、前記可動体を前記固定体に対して揺動させて振れをキャンセルする駆動機構と、
を備える振れ補正機能付き光学ユニットであって、
前記駆動機構の前記コイルが設けられた前記可動体または前記固定体に、角度センサを前記磁石に対向させて配置し、該角度センサに対向する前記磁石の対向面に直交する面を有する他の磁石の振れを当該角度センサによって検出し、
前記駆動機構の前記磁石と前記コイルは、前記光学モジュールの光軸を通り互いに直交する2軸上にそれぞれ2組ずつ計4組配置され、前記角度センサは、前記直交2軸の各軸上において、各軸上に配置される2個の前記磁石の一方に対向する各1箇所にそれぞれ配置され、前記直交2軸の各軸上において、各軸上に配置される2個の前記磁石の他方に対向する各1箇所にホール素子がそれぞれ配置されることを特徴とする振れ補正機能付き光学ユニット。 - 光学モジュールを備える可動体と、
該可動体を内部に備える固定体と、
前記可動体を前記固定体に対して揺動可能に支持する揺動支持機構と、
前記可動体と前記固定体の何れか一方に設けられた磁石と、前記可動体と前記固定体の何れか他方に設けられたコイルとを対向配置して構成され、前記コイルと前記磁石によって発生する磁気駆動力によって、前記可動体を前記固定体に対して揺動させて振れをキャンセルする駆動機構と、
を備える振れ補正機能付き光学ユニットであって、
前記駆動機構の前記コイルが設けられた前記可動体または前記固定体に、角度センサを前記磁石に対向させて配置し、該角度センサに対向する前記磁石の対向面に直交する面を有する他の磁石の振れを当該角度センサによって検出し、
前記駆動機構の前記磁石と前記コイルは、前記光学モジュールの光軸を通り互いに直交
する2軸上にそれぞれ配置され、前記角度センサは、前記直交2軸の各軸上において、各軸上に配置される前記磁石に対向する各1箇所にそれぞれ配置されており、
前記磁石を磁極が異なる2つの着磁部で構成するとともに、両着磁部を光軸方向に重ねて並設し、両着磁部の着磁分極線に対向する位置に前記角度センサを配置することを特徴とする振れ補正機能付き光学ユニット。 - 複数の前記磁石の前記各着磁分極線は、光軸方向において同位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
- 前記角度センサは、TMRセンサであることを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
- 請求項1~4の何れかに記載の振れ補正機能付き光学ユニットの検査方法であって、
前記コイルに通電しつつ、前記角度センサの出力を検出して前記振れ補正機能付き光学ユニットの特性の良否を判定することを特徴とする振れ補正機能付き光学ユニットの検査方法。
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JP2019167798A JP7339088B2 (ja) | 2019-09-13 | 2019-09-13 | 振れ補正機能付き光学ユニット及びその検査方法 |
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JP2010286236A (ja) | 2007-09-20 | 2010-12-24 | Alps Electric Co Ltd | 原点検出装置 |
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CN107357026A (zh) | 2016-05-10 | 2017-11-17 | 台湾东电化股份有限公司 | 镜头系统 |
JP2018189816A (ja) | 2017-05-08 | 2018-11-29 | 日本電産サンキョー株式会社 | 振れ補正機能付き光学ユニット |
JP2019082445A (ja) | 2017-10-31 | 2019-05-30 | Tdk株式会社 | 磁気センサおよび位置検出装置 |
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