JP7338581B2 - 移動体認識システム、移動体認識方法、及びプログラム - Google Patents

移動体認識システム、移動体認識方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7338581B2
JP7338581B2 JP2020127649A JP2020127649A JP7338581B2 JP 7338581 B2 JP7338581 B2 JP 7338581B2 JP 2020127649 A JP2020127649 A JP 2020127649A JP 2020127649 A JP2020127649 A JP 2020127649A JP 7338581 B2 JP7338581 B2 JP 7338581B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
total amount
area
closed space
blind spot
moving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020127649A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021111324A (ja
Inventor
大作 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to US17/109,539 priority Critical patent/US11210536B2/en
Priority to CN202011611100.XA priority patent/CN113077620A/zh
Priority to EP21150256.2A priority patent/EP3846077A1/en
Publication of JP2021111324A publication Critical patent/JP2021111324A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7338581B2 publication Critical patent/JP7338581B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

本発明は、移動体を認識する移動体認識システム、移動体認識方法、及びプログラムに関する。
車車間などのインフラ通信により取得した通信機の位置情報と、車両のセンサによって検出された移動体の位置情報と、に基づいて、センサの死角に存在する移動体を認識する移動体認識システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017-173948号公報
しかしながら、上記移動体認識システムにおいては、例えば、移動体が通信機を搭載していない場合、通信機の位置情報を取得できず、死角に存在する移動体を認識できない虞がある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、死角に存在する移動体を認識できる移動体認識システム、移動体認識方法、及びプログラムを提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、
移動体を検知するセンサの検知領域と、該検知領域外の領域であり該検知領域間に形成された死角領域と、により閉空間が構成され、該閉空間に対する移動体の入退出を検出する閉空間入退出検出手段と、
前記閉空間入退出検出手段により検出された移動体の入退出に基づいて、前記閉空間内における移動体の総量である閉空間総量を算出する閉空間総量算出手段と、
前記検知領域に対する移動体の入退出を検出する領域入退出検出手段と、
前記領域入退出検出手段により検出された移動体の入退出に基づいて、前記検知領域内における移動体の総量である領域総量を算出する領域総量算出手段と、
前記閉空間総量算出手段により算出された閉空間総量から前記領域総量算出手段により算出された領域総量を減算することで、前記検知領域以外の領域である死角領域における移動体の総量である死角総量を算出する死角総量算出手段と、
を備える、ことを特徴とする移動体認識システム
である。
この一態様において、前記死角領域内に建物の出入口が設けられており、該出入口に、前記出入口から前記死角領域内へ人の進入および前記死角領域から出入口への人の退出を検出する人検出手段が配置されており、前記死角総量算出手段は、前記閉空間総量算出手段により算出された閉空間総量から前記領域総量算出手段により算出された領域総量を減算した減算結果に対し、人検出手段により検出された人の進入者数を加算及び退出者数を減算して、最終的な死角総量を算出してもよい。
この一態様において、前記死角総量算出手段は、死角領域内の車両における乗降者数を推測し、前記閉空間総量算出手段により算出された閉空間総量から前記領域総量算出手段により算出された領域総量を減算した減算結果に対し、該推測した降者数を加算及び乗者数を減算して最終的な死角総量を算出してもよい。
この一態様において、各検知領域の領域総量および各死角領域の死角総量を前記各領域内に進入してくる移動体に対して夫々通知する通知手段を更に備えていてもよい。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、
移動体を検知するセンサの検知領域と、該検知領域外の領域であり該検知領域間に形成された死角領域と、により閉空間が構成され、該閉空間に対する移動体の入退出を検出するステップと、
前記検出された移動体の入退出に基づいて、前記閉空間内における移動体の総量である閉空間総量を算出するステップと、
前記検知領域に対する移動体の入退出を検出するステップと、
前記検出された移動体の入退出に基づいて、前記検知領域内における移動体の総量である領域総量を算出するステップと、
前記算出された閉空間総量から前記算出された領域総量を減算することで、前記死角領域における移動体の総量である死角総量を算出するステップと、
を含む、ことを特徴とする移動体認識方法
であってもよい。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、
移動体を検知するセンサの検知領域と、該検知領域外の領域であり該検知領域間に形成された死角領域と、により閉空間が構成され、該閉空間に対する移動体の入退出を検出する処理と、
前記検出された移動体の入退出に基づいて、前記閉空間内における移動体の総量である閉空間総量を算出する処理と、
前記検知領域に対する移動体の入退出を検出する処理と、
前記検出された移動体の入退出に基づいて、前記検知領域内における移動体の総量である領域総量を算出する処理と、
前記算出された閉空間総量から前記算出された領域総量を減算することで、前記死角領域における移動体の総量である死角総量を算出する処理と、
をコンピュータに実行させる、ことを特徴とするプログラム
であってもよい。
本発明によれば、死角に存在する移動体を認識できる移動体認識システム、移動体認識方法、及びプログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る移動体認識システムの概略的なシステム構成を示すブロック図である。 直線道路の任意の区間に構成された閉空間の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る移動体認識方法の処理フローを示すフローチャートである。 単体のセンサの検知領域内に構成された閉空間の一例を示す図である。 交差点に構成された閉空間の一例を示す図である。 死角領域に建物の出入口がある場合および死角領域内の車両で人の乗降がある場合の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。交通事故を低減する目的としてインフラに設置されるセンサは、例えば、交差点内などで、いかなる設置条件、交通状況においても死角がないように設置されるのが望ましい。しかしながら、場所やコスト等の制約から、死角が全く無いようにセンサを設置するのは、現実的には不可能に近い。
本発明の一実施形態に係る移動体認識システムは、そのようなセンサの死角が存在した場合でも、その死角に存在する移動体を認識することで、安全性を向上させるものである。
図1は、本実施形態に係る移動体認識システムの概略的なシステム構成を示すブロック図である。本実施形態に係る移動体認識システム1は、閉空間に対する移動体の入退出を検出する閉空間入退出検出部2と、移動体の閉空間総量を算出する閉空間総量算出部3と、センサの検知領域に対する移動体の入退出を検出する領域入退出検出部4と、移動体の領域総量を算出する領域総量算出部5と、移動体の死角総量を算出する死角総量算出部6と、死角総量の通知を行う通知部7と、を備えている。
なお、移動体認識システム1は、例えば、演算処理等を行うCPU(Central Processing Unit)、CPUによって実行される演算プログラム等が記憶されたROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)からなるメモリ、外部と信号の入出力を行うインターフェイス部(I/F)、などからなるマイクロコンピュータを中心にして、ハードウェア構成されている。CPU、メモリ、及びインターフェイス部は、データバスなどを介して相互に接続されている。
閉空間入退出検出部2は、閉空間入退出検出手段の一具体例である。閉空間は、移動体を検知するセンサの検知領域と、センサの死角領域と、によって構成されている。移動体は、人や動物、自動車などの動的物体である。センサは、超音波センサ、レーダセンサ、カメラなどの距離センサである。上記センサの検知領域は、閉空間において、センサが物体を検知できる領域である。一方で、上記センサの死角領域は、閉空間においてセンサの検知領域外であり、検知領域間に形成されたセンサが物体を検知できない領域である。
例えば、図2に示す如く、閉空間Aは、直線道路の任意の区間において、センサa1の検知領域S1と、センサa2の検知領域S2と、センサa1及びセンサa2の間に形成された、センサa1及びセンサa2の検知領域外の死角領域UAと、によって構成されている。閉空間Bは、直線道路の任意の区間において、センサa3の検知領域S3と、センサa4の検知領域S4と、センサa3及びセンサa4との間に形成されたセンサa3及びセンサa4の死角領域UBと、によって構成されている。
図2において、道路上に2つの閉領域A及びBが構成されているが、これに限定されない。例えば、道路上に1つ、あるいは3つ以上の閉領域が構成されてもよい。閉空間Aと閉空間Bは連続的に構成されているが、これに限定されない。閉空間は道路上に断続的に構成されていてもよい。
閉領域Aに2つのセンサa1、a2が設けられ、閉領域Bに2つのセンサa3、a4が設けられているが、これに限定されない。閉領域A及び閉領域Bに3つ以上のセンサがそれぞれ設けられてもよく、閉領域A及び閉領域Bに設けられるセンサの数は任意でよい。また、閉領域A及び閉領域Bには、同数のセンサが設けられているが、異なる数のセンサが設けられていてもよい。
閉空間入退出検出部2は、センサa1及びセンサa2から出力される距離情報に基づいて、閉空間Aに対する移動体の入退出を検出することができる。例えば、閉空間入退出検出部2は、センサa1から出力される距離情報に基づいて、閉空間Aの外形を構成する辺L1、L2から閉空間A内に進入する移動体を検出する。閉空間入退出検出部2は、センサa1から出力される距離情報に基づいて、閉空間Aの辺L1、L2から閉空間A外へ退出する移動体を検出する。また、閉空間入退出検出部2は、センサa2から出力される距離情報に基づいて、閉空間Aの外形を構成する辺L3、L4から閉空間A内に進入する移動体を検出する。閉空間入退出検出部2は、センサa2から出力される距離情報に基づいて、閉空間Aの辺L3、L4から閉空間A外へ退出する移動体を検出する。
同様に、閉空間入退出検出部2は、センサa3及びセンサa4から出力される距離情報に基づいて、閉空間Bに対する移動体の入退出を検出することができる。例えば、閉空間入退出検出部2は、センサa3から出力される距離情報に基づいて、閉空間Bの外形を構成する辺L5、L6から閉空間B内に進入する移動体を検出する。閉空間入退出検出部2は、センサa3から出力される距離情報に基づいて、閉空間Aの辺L5、L6から閉空間B外へ退出する移動体を検出する。また、閉空間入退出検出部2は、センサa4から出力される距離情報に基づいて、閉空間Bの外形を構成する辺L7、L8から閉空間B内に進入する移動体を検出する。閉空間入退出検出部2は、センサa4から出力される距離情報に基づいて、閉空間Bの辺L7、L8から閉空間B外へ退出する移動体を検出する。
閉空間入退出検出部2は、検出した閉空間に対する移動体の入退出の結果を閉空間総量算出部3に出力する。
閉空間総量算出部3は、閉空間総量算出手段の一具体例である。閉空間総量算出部3は、閉空間内における移動体の総量である閉空間総量を算出する。閉空間総量算出部3は、閉空間入退出検出部2から出力された移動体の入退出の結果に基づいて、移動体の閉空間内の総量である閉空間総量を算出する。
閉空間総量算出部3は、閉空間入退出検出部2から出力された移動体の入退出の結果に基づいて、カウンタを、閉空間に進入する移動体の数だけカウントアップし、閉空間から退出する移動体の数だけ、カウントダウンすることで、閉空間内に存在する移動体の総量を示す閉空間総量を算出する。なお、カウンタは、初期設定で0に設定されていてもよく、ユーザにより任意の値に設定変更可能である。
例えば、閉空間Aに進入する移動体の数が25であり、閉空間Aから退出する移動体の数20である場合、閉空間総量算出部3は、カウンタを25だけカウントアップし、さらに、20だけカウントダウンし、閉空間Aにおける移動体の閉空間総量を5として算出する。閉空間総量算出部3は、算出した移動体の閉空間総量を死角総量算出部6に出力する。
領域入退出検出部4は、領域入退出検出手段の一具体例である。領域入退出検出部4は、検知領域に対する移動体の入退出を検出する。例えば、図2に示す如く、領域入退出検出部4は、センサa1から出力される距離情報に基づいて、検知領域S1に対する移動体の入退出を検出する。領域入退出検出部4は、センサa2から出力される距離情報に基づいて、検知領域S2に対する移動体の入退出を検出する。領域入退出検出部4は、センサa3から出力される距離情報に基づいて、検知領域S3に対する移動体の入退出を検出する。領域入退出検出部4は、センサa4から出力される距離情報に基づいて、検知領域S4に対する移動体の入退出を検出する。領域入退出検出部4は、検出した検知領域に対する移動体の入退出の結果を領域総量算出部5に出力する。
領域総量算出部5は、領域総量算出手段の一具体例である。領域総量算出部5は、閉空間内の全検知領域内における移動体の数である領域総量を算出する。領域総量算出部5は、閉空間内の各検知領域内における移動体の数を算出し、算出した各検知領域内における移動体の数を加算して領域総量を算出する。
領域総量算出部5は、領域入退出検出部4から出力される閉空間の検知領域の移動体の入退出の結果に基づいて、カウンタを、検知領域に進入する移動体の数だけカウントアップし、検知領域から退出する移動体の数だけ、カウントダウンすることで、検知領域内における移動体の数を算出する。なお、カウンタは、初期設定で0に設定されていてもよく、ユーザにより任意の値に設定変更可能である。
例えば、領域総量算出部5は、領域入退出検出部4から出力される閉空間Aの検知領域S1の移動体の入退出の結果に基づいて、検知領域S1内における移動体の数を算出する。同様に、領域総量算出部5は、領域入退出検出部4から出力される閉空間Aの検知領域S2の移動体の入退出の結果に基づいて、検知領域S2内における移動体の数を算出する。そして、領域総量算出部5は、算出した検知領域S1内の移動体の数と、検知領域S2内の移動体の数と、を加算して、閉空間Aの移動体の領域総量を算出する。
同様に、領域総量算出部5は、領域入退出検出部4から出力される閉空間Bの検知領域S3の移動体の入退出の結果に基づいて、検知領域S3内における移動体の数を算出する。領域総量算出部5は、領域入退出検出部4から出力される閉空間Bの検知領域S4の移動体の入退出の結果に基づいて、検知領域S4内における移動体の数を算出する。そして、領域総量算出部5は、算出した検知領域S3内の移動体の数と、検知領域S4内の移動体の数と、を加算して、閉空間Bの移動体の領域総量を算出する。領域総量算出部5は、算出した閉空間の移動体の領域総量を死角総量算出部6に出力する。
死角総量算出部6は、死角総量算出手段の一具体例である。死角総量算出部6は、閉空間内の死角領域における移動体の総量である死角総量を算出する。死角総量算出部6は、閉空間総量算出部3により算出された閉空間総量から、領域総量算出部5により算出された領域総量を減算することで、死角総量を算出する。
例えば、図2に示す如く、死角総量算出部6は、閉空間総量算出部3により算出された閉空間総量Saから、領域総量算出部5により算出された領域総量Xaを減算することで、閉空間Aの死角領域UAにおける死角総量Ua(Ua=Sa-Xa)を算出する。
死角総量算出部6は、閉空間総量算出部3により算出された閉空間総量Sbから、領域総量算出部5により算出された領域総量Xbを減算することで、閉空間Bの死角領域UBにおける死角総量Ub(Ub=Sb-Xb)を算出する。
死角総量算出部6は、閉空間総量算出部3又は領域総量算出部5におけるカウント数に不整合が生じていると判断した場合、経過時間に基づいてカウント数をリセットするなどの整合処理を行ってもよい。これにより、死角総量をより高精度に算出することができる。
例えば、閉空間Aと閉空間Bとを合わせた全閉空間内における移動体の総量をTとする。閉空間入退出検出部2は、センサa1から出力される距離情報に基づいて、全閉空間の外形を構成する辺L1、L2から、全閉空間内に進入および全閉空間から退出する移動体を検出する。閉空間入退出検出部2は、センサa4から出力される距離情報に基づいて、全閉空間の辺L7、L8から全閉空間内に進入、および全閉空間から退出する移動体を検出する。閉空間総量算出部3は、閉空間入退出検出部2から出力された移動体の入退出の結果に基づいて、カウンタを、全閉空間に進入する移動体の数だけカウントアップし、全閉空間から退出する移動体の数だけ、カウントダウンすることで、全閉空間の移動体の総量Tを算出する。
上記カウント数が正確であれば、全閉空間の移動体の総量Tは、閉空間Aの移動体の総量である閉空間総量Saと、閉空間Bの移動体の総量である閉空間総量Sbと、を加算した加算結果に等しくなる。すなわち、T=Sa+Sbが成立する。したがって、死角総量算出部6は、T=Sa+Sbが成立しない場合、上記カウント数に不整合が生じていると判断できる。
また、上記カウント数が正確であれば、全閉空間の移動体の総量Tは、閉空間Aの領域総量Xaおよび死角総量Uaと、閉空間Bの領域総量Xbおよび死角総量Ubと、を加算した加算結果に等しくなる。すなわち、T=Xa+Ua+Xb+Ubが成立する。したがって、死角総量算出部6は、T=Xa+Ua+Xb+Ubが成立しない場合、上記カウント数に不整合が生じていると判断できる。
死角総量算出部6は、上述のようにカウント数に不整合が生じていると判断した場合、この判断時から所定時間経過後に、カウントの整合処理を行ってもよい。所定時間は、死角総量算出部6などに予め設定されている。死角総量算出部6は、例えば、T=Sa+SbあるいはT=Xa+Ua+Xb+Ubが成立するように、閉空間総量算出部3または領域総量算出部5のカウンタのカウント値を補正する整合処理を行う。死角総量算出部6は、算出した死角総量を通知部7に出力する。
通知部7は、各検知領域の領域総量および各死角領域の死角総量を夫々通知してもよい。例えば、通知部7は、各検知領域S1、S2の領域総量および死角領域UAの死角総量を各領域内に進入してくる移動体に対して夫々通知する。通知部7は、スピーカなどにより音声を出力させる、あるいは、移動体の表示部に領域総量及び死角総量を表示させる、ことで通知を行う。これにより、ユーザは、各検知領域および各死角領域内の移動体の総量を認識することができるため、安全性の向上に繋がる。
次に、本実施形態に係る移動体認識方法の処理フローを詳細に説明する。図3は、本実施形態に係る移動体認識方法の処理フローを示すフローチャートである。
閉空間入退出検出部2は、センサから出力される距離情報に基づいて、閉空間に対する移動体の入退出を検出し、検出した閉空間に対する移動体の入退出の結果を閉空間総量算出部3に出力する(ステップS101)。
閉空間総量算出部3は、閉空間入退出検出部2から出力された移動体の入退出の結果に基づいて、移動体の閉空間総量を算出し、算出した移動体の閉空間総量を死角総量算出部6に出力する(ステップS102)。
領域入退出検出部4は、センサから出力される距離情報に基づいて、検知領域に対する移動体の入退出を検出し、検出した検知領域に対する移動体の入退出の結果を領域総量算出部5に出力する(ステップS103)。
領域総量算出部5は、領域入退出検出部4から出力される移動体の入退出の結果に基づいて、領域総量を算出し、算出した移動体の領域総量を死角総量算出部6に出力する(ステップS104)。
死角総量算出部6は、閉空間総量算出部3により算出された閉空間総量から、領域総量算出部5により算出された領域総量を減算することで、死角領域の死角総量を算出し、算出した死角総量を通知部7に出力する(ステップS105)。
通知部7は、各検知領域および死角領域における移動体の総量を各領域内に進入してくる移動体に対して通知する(ステップS106)。
以上、本実施形態に係る移動体認識システム1は、閉空間に対する移動体の入退出を検出する閉空間入退出検出部2と、閉空間内における移動体の閉空間総量を算出する閉空間総量算出部3と、検知領域に対する移動体の入退出を検出する領域入退出検出部4と、検知領域内における移動体の領域総量を算出する領域総量算出部5と、閉空間総量から領域総量を減算することで死角領域における移動体の死角総量を算出する死角総量算出部6と、を備える。これにより、死角領域における移動体の死角総量を算出し、死角に存在する移動体を認識できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他のさまざまな形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
上記実施形態において、図4に示す如く、単体のセンサa5の検知領域S5内に死角領域UAが構成されてもよい。例えば、センサa5から見て自動車などの移動体の影に死角領域UAが形成される場合が想定される。検知領域S5の外辺によって、閉領域Cが構成され、閉領域Cと検知領域S5の外辺と、が一致している。この場合も、死角領域UAに存在する移動体の死角総量Uc=閉空間総量Sc-領域総量Xcとなる。
上記実施形態において、図5に示す如く、交差点などに閉空間が構成されてもよい。3つのセンサa6、a7、a8の検知領域S1、S2、S3と、死角領域UCと、により閉空間が構成される。死角領域UCは、検知領域S1、S2、S3の間に囲われるように形成された領域であって、検知領域S1、S2、S3外の領域となっている。閉空間の死角領域UCに存在する移動体の死角総量Ucは、以下の式から算出することができる。
Uc=閉空間総量-領域総量(検知領域S1内の移動体数Xa+検知領域S2内の移動体数Xb+検知領域S3内の移動体数Xc)
上記実施形態において、死角領域において、移動体が増減してもよい。例えば、図6に示す如く、死角領域に建物の出入口がある場合や、死角領域内の車両で人の乗降がある場合がある。この場合、死角領域内において、人などの移動体の増減がある。
死角領域に建物の出入口がある場合、予め出入口付近に、出入口から死角領域内へ進入する人(進入者)および死角領域から出入口へ退出する人(退出者)を検出するセンサを配置してもよい。センサは、人検出手段の一具体例である。センサは、カメラなどで構成されている。
死角総量算出部6は、上記算出した死角総量に、センサにより検出された人の進入者数を加算及び退出者数を減算して、最終的な死角総量を算出する。死角領域には複数の出入口が設けられていてもよい。この場合、死角総量算出部6は、上記算出した死角総量に、各出入口のセンサにより検出された人の進入者数を加算及び退出者数を減算して、最終的な死角総量を算出する。これにより、死角領域内の建物の出入口における人の入退出を考慮して、移動体の死角総量をより高精度に算出できる。
死角総量算出部6は、死角領域内における車両の乗降者数を加味して最終的な死角総量を算出してもよい。例えば、死角総量算出部6は、死角領域内において車両からの降車する人の数(降者数)及び車両へ乗車する人の数(乗者数)を推測する。
例えば、死角総量算出部6は、カメラにより撮影された死角領域内へ進入する車両の画像に基づいて、その車両内にいる人の数を認識する。さらに、死角総量算出部6は、カメラにより撮影された死角領域内から退出する車両の画像に基づいて、その車両内にいる人の数を認識する。そして、死角総量算出部6は、死角領域内の進入および退出間でのその車両内の人の数の増減から、その車両における降者数及び乗者数を推測することができる。
死角総量算出部6は、上記算出した死角総量に、上記推定した降者数を加算し、あるいは、乗者数を加算することで、最終的な死角総量を算出する。これにより、死角領域内における車両の乗降者数を考慮して、移動体の死角総量をより高精度に算出できる。
死角領域内の車両からの人の乗降がある場合、死角総量算出部6は、車両の速度情報に基づいて、車両の停車を予測し、車両からの人の乗降を予測してもよい。死角総量算出部6は、上記算出した死角総量に、予測した人の乗降による増減を加味して最終的な死角総量を算出する。
死角総量算出部6は、車両の停車を予測した場合、死角領域内における人の存在可能性の度合を上昇させておき、死角領域の車両における人の乗降が、ある時間範囲内で生じなければ、時変的にその度合を下げていきリセットしてもよい。
本発明は、例えば、図3に示す処理を、CPUにコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。
プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
上述した各実施形態に係る移動体認識システム1を構成する各部は、プログラムにより実現するだけでなく、その一部または全部を、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)などの専用のハードウェアにより実現することもできる。
1 移動体認識システム、2 閉空間入退出検出部、3 閉空間総量算出部、4 領域入退出検出部、5 領域総量算出部、6 死角総量算出部、7 通知部

Claims (8)

  1. 直線道路の任意の区間において、移動体を検知するセンサの検知領域と、該検知領域外の領域であり該検知領域間に形成された死角領域と、により閉空間が構成され、該閉空間に対する移動体の入退出を前記センサから出力される距離情報に基づいて検出する閉空間入退出検出手段と、
    予め設定された前記閉空間内における移動体の数を、前記閉空間入退出検出手段により検出された移動体の入退出の数で増減させることで、前記閉空間内における移動体の総量である閉空間総量を算出する閉空間総量算出手段と、
    前記検知領域に対する移動体の入退出を検出する領域入退出検出手段と、
    前記領域入退出検出手段により検出された移動体の入退出に基づいて、前記検知領域内における移動体の総量である領域総量を算出する領域総量算出手段と、
    前記閉空間総量算出手段により算出された閉空間総量から前記領域総量算出手段により算出された領域総量を減算することで、前記死角領域における移動体の総量である死角総量を算出する死角総量算出手段と、
    を備える、ことを特徴とする移動体認識システム。
  2. 移動体を検知するセンサの検知領域と、該検知領域に形成された死角領域と、により閉空間が構成され、該閉空間に対する移動体の入退出を前記センサから出力される距離情報に基づいて検出する閉空間入退出検出手段と、
    予め設定された前記閉空間内における移動体の数を、前記閉空間入退出検出手段により検出された移動体の入退出の数で増減させることで、前記閉空間内における移動体の総量である閉空間総量を算出する閉空間総量算出手段と、
    前記検知領域に対する移動体の入退出を検出する領域入退出検出手段と、
    前記領域入退出検出手段により検出された移動体の入退出に基づいて、前記検知領域内における移動体の総量である領域総量を算出する領域総量算出手段と、
    前記閉空間総量算出手段により算出された閉空間総量から前記領域総量算出手段により算出された領域総量を減算することで、前記死角領域における移動体の総量である死角総量を算出する死角総量算出手段と、
    を備える、ことを特徴とする移動体認識システム。
  3. 移動体を検知するセンサの検知領域と、該検知領域外の領域であり該検知領域に囲われるように形成された死角領域と、により閉空間が構成され、該閉空間に対する移動体の入退出を前記センサから出力される距離情報に基づいて検出する閉空間入退出検出手段と、
    予め設定された前記閉空間内における移動体の数を、前記閉空間入退出検出手段により検出された移動体の入退出の数で増減させることで、前記閉空間内における移動体の総量である閉空間総量を算出する閉空間総量算出手段と、
    前記検知領域に対する移動体の入退出を検出する領域入退出検出手段と、
    前記領域入退出検出手段により検出された移動体の入退出に基づいて、前記検知領域内における移動体の総量である領域総量を算出する領域総量算出手段と、
    前記閉空間総量算出手段により算出された閉空間総量から前記領域総量算出手段により算出された領域総量を減算することで、前記死角領域における移動体の総量である死角総量を算出する死角総量算出手段と、
    を備える、ことを特徴とする移動体認識システム。
  4. 請求項1乃至3のうちいずれか1項記載の移動体認識システムであって、
    前記死角領域内に建物の出入口が設けられており、該出入口に、前記出入口から前記死角領域内へ人の進入および前記死角領域から出入口への人の退出を検出する人検出手段が配置されており、
    前記死角総量算出手段は、前記閉空間総量算出手段により算出された閉空間総量から前記領域総量算出手段により算出された領域総量を減算した減算結果に対し、人検出手段により検出された人の進入者数を加算及び退出者数を減算して、最終的な死角総量を算出すること、
    を特徴とする移動体認識システム。
  5. 請求項1乃至4のうちいずれか1項記載の移動体認識システムであって、
    前記死角総量算出手段は、死角領域内の車両における乗降者数を推測し、前記閉空間総量算出手段により算出された閉空間総量から前記領域総量算出手段により算出された領域総量を減算した減算結果に対し、該推測した降者数を加算及び乗者数を減算して最終的な死角総量を算出すること、
    を特徴とする移動体認識システム。
  6. 請求項1乃至のうちいずれか1項記載の移動体認識システムであって、
    各検知領域の領域総量および各死角領域の死角総量を前記各領域内に進入してくる移動体に対して夫々通知する通知手段を更に備えること、
    を特徴とする移動体認識システム。
  7. 直線道路の任意の区間において、移動体を検知するセンサの検知領域と、該検知領域外の領域であり該検知領域間に形成された死角領域と、により閉空間が構成され、該閉空間に対する移動体の入退出を前記センサから出力される距離情報に基づいて検出するステップと、
    予め設定された前記閉空間内における移動体の数を、前記検出された移動体の入退出の数で増減させることで、前記閉空間内における移動体の総量である閉空間総量を算出するステップと、
    前記検知領域に対する移動体の入退出を検出するステップと、
    前記検出された移動体の入退出に基づいて、前記検知領域内における移動体の総量である領域総量を算出するステップと、
    前記算出された閉空間総量から前記算出された領域総量を減算することで、前記死角領域における移動体の総量である死角総量を算出するステップと、
    を含む、ことを特徴とする移動体認識方法。
  8. 直線道路の任意の区間において、移動体を検知するセンサの検知領域と、該検知領域外の領域であり該検知領域間に形成された死角領域と、により閉空間が構成され、該閉空間に対する移動体の入退出を前記センサから出力される距離情報に基づいて検出する処理と、
    予め設定された前記閉空間内における移動体の数を、前記検出された移動体の入退出の数で増減させることで、前記閉空間内における移動体の総量である閉空間総量を算出する処理と、
    前記検知領域に対する移動体の入退出を検出する処理と、
    前記検出された移動体の入退出に基づいて、前記検知領域内における移動体の総量である領域総量を算出する処理と、
    前記算出された閉空間総量から前記算出された領域総量を減算することで、前記死角領域における移動体の総量である死角総量を算出する処理と、
    をコンピュータに実行させる、ことを特徴とするプログラム。
JP2020127649A 2020-01-06 2020-07-28 移動体認識システム、移動体認識方法、及びプログラム Active JP7338581B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US17/109,539 US11210536B2 (en) 2020-01-06 2020-12-02 Moving object recognition system, moving object recognition method, and program
CN202011611100.XA CN113077620A (zh) 2020-01-06 2020-12-30 移动体识别系统、移动体识别方法及程序
EP21150256.2A EP3846077A1 (en) 2020-01-06 2021-01-05 Moving object recognition system, moving object recognition method, and program

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020000311 2020-01-06
JP2020000311 2020-01-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021111324A JP2021111324A (ja) 2021-08-02
JP7338581B2 true JP7338581B2 (ja) 2023-09-05

Family

ID=77060043

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020127649A Active JP7338581B2 (ja) 2020-01-06 2020-07-28 移動体認識システム、移動体認識方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7338581B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017173948A (ja) 2016-03-22 2017-09-28 三菱電機株式会社 移動体認識システム
JP2018101295A (ja) 2016-12-20 2018-06-28 トヨタ自動車株式会社 物体検知装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09330494A (ja) * 1996-06-11 1997-12-22 Toyota Motor Corp 路上監視装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017173948A (ja) 2016-03-22 2017-09-28 三菱電機株式会社 移動体認識システム
JP2018101295A (ja) 2016-12-20 2018-06-28 トヨタ自動車株式会社 物体検知装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021111324A (ja) 2021-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2541506A1 (en) Method and system for managing a flow of passengers on a platform
JP4753320B2 (ja) エスカレータ監視システム
US10290162B2 (en) Information processing apparatus, information processing method, and storage medium
JP5191658B2 (ja) エレベータの制御装置
JP4504825B2 (ja) 災害時誘導システム、災害時誘導方法およびプログラム
JP5748468B2 (ja) ホーム状況検知装置
JP5917327B2 (ja) エスカレータ監視システム
WO2021180060A1 (zh) 一种通道闸机的控制方法、装置及系统
US10331140B2 (en) Moving body
JP2009102166A (ja) 人数検知装置及びエレベータ
CN111292459A (zh) 一种应用于地铁的刷脸认证方法及装置
JP5241461B2 (ja) 乗客コンベアの乗客検出装置
KR20170001083A (ko) 재실자 유무 판단 시스템 및 방법
JP6435215B2 (ja) エレベータシステム
JPWO2017169068A1 (ja) 列車降車人数予測システム、混雑可視化・評価システム、および乗車可能人数算出システム
US11210536B2 (en) Moving object recognition system, moving object recognition method, and program
JP7338581B2 (ja) 移動体認識システム、移動体認識方法、及びプログラム
JP6469139B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP5064846B2 (ja) 監視システム
WO2018220782A1 (ja) エレベータ装置
JP2011068469A (ja) エレベータ制御装置、監視システム、検索再生プログラム、入退室管理システム
JP5454395B2 (ja) 乗客コンベアの利用者倒れ検知装置
JP2022012683A (ja) 乗客コンベアの利用者密集度低減装置及び乗客コンベアの利用者密集度低減方法
JP2012181631A (ja) 歩行者数推定装置および歩行者数推定方法
JP2019159947A (ja) 行列計測システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220622

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230704

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230725

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230807

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7338581

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151