JP7337433B2 - クロマトグラフィシステムなどの分離システムのための連結デバイス - Google Patents

クロマトグラフィシステムなどの分離システムのための連結デバイス Download PDF

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Description

本発明は、例えばクロマトグラフィシステムに対してクロマトグラフィカラムを連結するためなど、分離システムに対して分離デバイスを連結するための連結デバイスに関する。さらに、本発明は、クロマトグラフィカラムと、クロマトグラフィシステムなどの分離システムとに関する。
プレパッククロマトグラフィカラムは、バイオ医薬品製造業において重要な分離デバイスである。これらのカラムは、複数の製剤を製造するために使用され、したがって種々のプロセスで使用され得るが、好ましくは、種々の製剤の生産に同一のカラムを使用する場合にクロスコンタミネーションのリスクから余儀なくされる洗浄および衛生化を増強することが必要となるのを回避するために、単一のバイオ医薬品製剤のみを製造するために使用される。したがって、プレパックカラムは、シングルユースカラムとしてしばしば使用され、クロマトグラフィシステム内のシングルユース流路、シングルユース流体保管バッグ、シングルユースチューブ等の他のシングルユース技術製品と共に使用される。
既述のように、シングルユース技術(SUT)流体ハンドリング装置を使用する利点は、主として、SUT装置が単一の製剤のみに対して使用される場合に、生産バッチ同士の間および生産系列同士の間におけるクロスコンタミネーションが軽減または完全に解消される点である。SUT装置は、使用後に処分されるが、この使用後というのは、単一の工程、単一のバッチ、または複数の工程および複数のバッチからなる系列の後があり得る。事前滅菌済みまたはバイオバーデン管理されたSUT装置が用意される場合には、初期の洗浄および衛生化(例えば水酸化ナトリウム溶液を流路に接触させることなどによる)または滅菌が回避され得る。単一の工程または単一のバッチのみに対してこのSUTを使用する場合には、使用後の洗浄も省くことができる。これらの特徴により、SUT装置は、効率性、安全性、および利便性の改善をもたらす。
しかし、単一の製剤のみまたは複数の製剤に対してプレパックカラムを使用するかにかかわらず、主にコスト上の理由により複数の生産工程、複数のバッチ、および複数の生産系列において同一のカラムを使用することが典型的に必要となる。したがって、カラムに流体流を供給し制御するクロマトグラフィシステムに対してまたはクロマトグラフィシステムの種々のSUT流路に対してカラムを連結解除するおよび再連結することが、前記複数の生産バッチおよび/または複数の生産系列の間において一般的には必要とされ、カラムは、同一もしくは異なるクロマトグラフィシステムまたは種々の流路に対してカラムを再連結する前に保管される場合がある。
複数のバッチおよび複数の生産系列におけるカラムの使用を可能にするために、これらのカラムおよび/または分離システムは、カラムとシステムとの接合部においてステンレス鋼弁を用いてしばしば取り付けられ、それにより保管中にはカラムを封鎖し、後にはクロマトグラフィシステムに対してカラムを連結することが可能となり、その後の生産工程のためにカラムを使用することが可能となっている。しかし、これらのステンレス鋼弁は、洗浄および衛生化を必要とし、単一のカラムおよび単一のバイオ医薬品製品のみに対して使用する場合には高コストとなる。
本発明の1つの目的は、例えばクロマトグラフィシステムに対してクロマトグラフィカラムを連結するなど、分離システムに対して分離デバイスを連結するための連結デバイスを提供すること、またはデバイスとシステムとの容易な連結、連結解除、および/または再連結を助長し、衛生化性能を改善するかかる連結デバイスを備える分離デバイスもしくは分離システムを提供することである。
本発明のさらなる目的は、分離システムに対して分離デバイスを連結するための連結デバイスを提供すること、または分離デバイスと分離システムとの連結、連結解除、および/または再連結を助長し、分離デバイスに空気を通過させるフラッシングを伴わない分離システムと分離デバイスとの間の連結部における空気除去を助長し、これにより衛生化性能と、分離デバイスおよび分離システムの使用における効率性とを改善するかかる連結デバイスを備えるかかる連結デバイスを備える分離デバイスもしくは分離システムを提供することである。
本発明のさらなる目的は、限定数の製剤および/または製造工程のみに対して使用されるプレパッククロマトグラフィカラムおよび/またはシングルユースクロマトグラフィカラムならびにシングルユースシステムに対する適合化に適した費用対効果の高い連結デバイスを提供することである。
これは、独立請求項に記載の連結デバイス、分離デバイス、および分離システムにより実現される。
本発明の一態様によれば、分離デバイスに分離システムを連結するように構成された連結デバイスが提供される。前記連結デバイスは、
分離デバイス入口に対して連結するように構成された分離デバイス入口連結部と、
分離デバイス出口に対して連結するように構成された分離デバイス出口連結部と、
分離システム入口に対して連結するように構成された分離システム入口連結部と、
分離システム出口に対して連結するように構成された分離システム出口連結部と、
分離デバイス出口連結部に分離システム入口連結部を連結する第1の流路と、
分離デバイス入口連結部に分離システム出口連結部を連結する第2の流路と、
分離システム出口連結部に分離システム入口連結部を連結するバイパス流路と、
分離デバイス入口連結部と連通状態にある第2の流路内に設けられた入口弁であって、前記入口弁が、流体流が分離デバイス入口連結部を通過するのを可能にする開状態と、流体流が分離デバイス入口連結部を通過するのを防止する閉状態とを実現するように動作可能である、入口弁と、
分離デバイス出口連結部と連通状態にある第1の流路内に設けられた出口弁であって、前記出口弁が、流体流が分離デバイス出口連結部を通過するのを可能にする開状態と、流体流が分離デバイス出口連結部を通過するのを防止する閉状態とを実現するように動作可能である、出口弁と、
バイパス流路内に設けられた少なくとも1つのバイパス弁であって、少なくとも1つのバイパス弁が、流体流がバイパス流路を通過するのを可能にする開状態と、流体流がバイパス流路を通過するのを防止する閉状態とを実現するように動作可能である、少なくとも1つのバイパス弁と
を備え、
流体が、分離システム出口連結部からバイパス流路を通過して分離システム入口連結部へ流されることが可能である一方で、連結された分離デバイスが、入口弁および出口弁の少なくとも一方が閉状態におかれ、少なくとも1つのバイパス弁が開状態におかれる場合に迂回される。
本発明の別の態様によれば、分離デバイス入口および分離デバイス出口、ならびに分離デバイス入口および分離デバイス出口に対して連結された本発明による連結デバイスを備える分離デバイスが提供される。
本発明の別の態様によれば、分離システム入口および分離システム出口、ならびに分離システム入口および分離システム出口に対して連結された本発明による連結デバイスを備える分離システムが提供される。
これにより、分離システム出口連結部に分離システム入口連結部を連結するバイパス流路と、分離デバイスおよびバイパス流路を通過する流体流を制御する弁とによって、分離デバイスと分離システムとの間に連結を確立しこの連結部を衛生化する場合に流路に誘導された空気の除去が、例えばクロマトグラフィベッドなどの分離デバイスをフラッシングする必要を伴わずに実現可能となる。クロマトグラフィベッドは、前回の工程後にあらかじめ衛生化されていてもよく、空気のフラッシング、衛生化液体の追加、および潜在的汚染物の入口連結部から出口連結部へのフラッシングが省略されることにより、プロセス安全性および製品安全性、ならびに作業効率が上昇し、全体的な複雑性および時間的要件が低下する。さらに、入口弁および出口弁は、種々の生産系列同士の間において保管のためにカラムを封鎖することが可能である。これにより、効率的な保管、再利用、および衛生化が可能である、クロマトグラフィカラムなどのハンドリングの容易な分離デバイスが実現される。さらに、多大な時間を要する作業となり、ベッドの完全性を損なう場合があり、空気のフラッシング後にベッドの追加的な衛生化を必要とし得る、クロマトグラフィベッドに空気を通過させることを必要とすることなく、空気はバイパス流路を経由して除去されることが可能となる。連結中の汚染を効率的に防止し、ベッドに空気を通過させるフラッシングを必要とせずにバイパスを介して連結部の確立中に導入された空気を除去することを可能にするために、連結デバイスは、連結デバイスと分離システムとの間に、および/または連結デバイスと分離デバイスとの間に無菌コネクタを備えてもよい。
連結デバイスは、汚染リスクをさらに低下させるために例えばガンマ放射線またはオートクレーブなどにより適切に事前滅菌され得る。事前滅菌され無菌コネクタを有して提供される場合には、連結デバイス、および/または連結された連結デバイス、分離デバイス、および/または分離システムのアセンブリ、すなわちその流路は、使用前の洗浄および衛生化をまったく必要としなくなり得る。
本発明の一実施形態では、少なくとも1つのバイパス弁は、ダイヤフラムタイプである。
本発明の一実施形態では、バイパス弁は、第1の流路および/または第2の流路から第1の流路、第2の流路、および/またはバイパス流路の直径の3倍以下、2倍以下、または1倍以下の距離をおいてバイパス流路内に位置決めされる。
本発明の一実施形態では、入口弁および出口弁は、ダイヤフラムタイプである。
本発明の一実施形態では、入口弁および出口弁は、第1の流路および第2の流路とバイパス流路との間の合流部から第1のライン、第2のライン、および/またはバイパス流体ラインの直径の3倍以下、2倍以下、または1倍以下の距離をおいて位置決めされる。
本発明の一実施形態では、連結デバイスは、事前滅菌され、分離デバイス入口連結部および分離デバイス出口連結部は、無菌コネクタを備える。
本発明の一実施形態では、連結デバイスは、事前滅菌され、分離システム入口連結部および分離システム出口連結部は、無菌コネクタを備える。
本発明の一実施形態では、前記入口弁、前記出口弁、および前記少なくとも1つのバイパス弁は、開状態および閉状態へと手動により制御可能である。
本発明の一実施形態では、連結デバイスは、少なくとも1つのモニタリングデバイスを備え、このモニタリングデバイスは、入口弁、出口弁、および/または少なくとも1つのバイパス弁に対して連結され、入口弁、出口弁、および少なくとも1つのバイパス弁の状態を示す。
本発明の一実施形態では、連結デバイスは、入口弁、出口弁、または少なくとも1つのバイパス弁のうちの少なくとも1つの開状態および/または閉状態を検出するために連結デバイス内に配置された少なくとも1つのセンサをさらに備える。
本発明の一実施形態では、連結デバイスは、組合せ制御デバイスを備え、この組合せ制御デバイスは、入口弁、出口弁、および少なくとも1つのバイパス弁に対して連結され、第1の位置においては、入口弁および出口弁が開状態になるように、ならびに少なくとも1つのバイパス弁が閉状態になるように制御し、第2の位置においては、入口弁および出口弁が閉状態になるように、ならびに少なくとも1つのバイパス弁が開状態になるように制御する。
本発明の一実施形態では、連結デバイスは、1つのバイパス弁を備え、前記入口弁、前記出口弁、および前記バイパス弁は、1つの弁アセンブリパーツへと一体化される。
本発明の一実施形態では、連結デバイスは、第1のバイパス弁および第2のバイパス弁を備え、連結デバイスは、入口弁および第2のバイパス弁を備える入口弁アセンブリパーツと、出口弁および第1のバイパス弁を備える出口弁アセンブリパーツとを備え、前記バイパス流路は、第1のバイパス弁と第2のバイパス弁との間に設けられる。
本発明の一実施形態では、分離デバイスは、クロマトグラフィカラムである。
本発明の一実施形態では、分離デバイスは、クロマトグラフィ媒体のベッドでプレパックされる。
本発明の一実施形態では、連結デバイスは、バーブ連結部、Barblock連結部、TC連結部、または溶接連結部により分離デバイス入口および分離デバイス出口に対して連結される。
本発明の一実施形態では、前記連結デバイスは、分離デバイスと一体である。
本発明の一実施形態では、前記バイパス流路は、分離デバイスの端部ユニットと一体で提供される。
本発明の一実施形態では、前記分離デバイスは、事前滅菌され、連結デバイスの前記分離システム入口連結部および前記分離システム出口連結部は、無菌コネクタを備える。
本発明の一実施形態では、連結デバイスは、バーブ連結部、Barblock連結部、TC連結部、または溶接連結部により分離システム入口および分離システム出口に対して連結される。
本発明の一実施形態では、前記連結デバイスは、分離システムと一体である。
分離デバイスに分離システムを連結する本発明の一実施形態による連結デバイスの概略図である。 分離デバイスに分離システムを連結する本発明の別の実施形態による連結デバイスの概略図である。 分離デバイスに対して連結された本発明の一実施形態による連結デバイスの概略図である。 図2aに示すものと同一の連結デバイスの一部の斜視図である。 図2aに示すものと同一の連結デバイスの一部の断面図である。 分離デバイスに対して連結された本発明の一実施形態による連結デバイスの概略図である。 本発明の一実施形態による連結デバイスの概略図である。 本発明の一実施形態による連結デバイスの概略断面図である。 連結および分離デバイス組合せ体のさらなる実施形態を示す図である。 連結および分離デバイス組合せ体のさらなる実施形態を示す図である。 連結および分離デバイス組合せ体のさらなる実施形態を示す図である。 連結および分離デバイス組合せ体のさらなる実施形態を示す図である。
図1aは、分離デバイス5に分離システム3を連結する本発明の一実施形態による連結デバイス1を概略的に示す。本発明によるこの連結デバイス1は、例えばクロマトグラフィカラムにクロマトグラフィシステムを連結するために使用され得るが、ビード多孔構造体、膜および/または膜吸収体、モノリシック構造体、フィルタ、繊維ベース構造体、および/またはハイブリッド構造体からなるベッドなどのクロマトグラフィ分離性能を促進する任意のタイプの固定ベッドフォーマットなどである別のタイプのクロマトグラフィ分離デバイスを分離システムに連結するために使用することも可能である。しかし、以降の詳細な説明においては、クロマトグラフィシステムおよびクロマトグラフィカラムを用いた例が主として参照される。本発明によれば、連結デバイス1は、例えば効率的な衛生化を確保するTC(Tri-Clamp)連結部またはBarblock(St Gobain)連結部などにより分離デバイス5(クロマトグラフィカラム5とも呼ばれる)および分離システム3(クロマトグラフィシステム3とも呼ばれる)に対して連結される別個のパーツであることが可能である。連結デバイスが、事前滅菌済みで用意され、以降の衛生化を必要としない場合には、すなわち連結デバイスの内部の連結部について従来のバーブ連結部を使用することも可能である。
しかし、本発明の別の実施形態によれば、連結デバイス1またはこの連結デバイスのいくつかのパーツは、代わりに分離デバイス(クロマトグラフィカラム)の一体パーツであることも可能である。本発明のさらなる実施形態では、連結デバイス1またはこの連結デバイスのいくつかのパーツは、代わりに分離システムの一体パーツであることも可能である。本発明のさらなる実施形態では、連結デバイス1またはこの連結デバイスのいくつかのパーツは、代わりにフローキットの一体パーツであることも可能である。
実施形態に応じて、本発明による連結デバイスにより提供される特徴および改良点の度合いおよび使用は変更され得る。
例えば、分離デバイス5(クロマトグラフィカラム)は、ビードパック、モノリシック膜、または修飾膜のベッドを備えることが可能である。分離デバイス5は、クロマトグラフィ媒体ベッドでプレパックされ得る。本発明による連結デバイス1は、分離システム3に対する分離デバイスの連結を可能にする。連結デバイス1は、分離デバイス5の分離デバイス入口9に対して連結されるように構成された分離デバイス入口連結部7を備える。さらに、連結デバイス1は、分離デバイス5の分離デバイス出口13に対して連結されるように構成された分離デバイス出口連結部11を備える。これらの連結部は、例えばTC連結部またはBarblock連結部などであることが可能である。しかし、連結デバイス1が分離デバイス5と一体である別の実施形態では、連結デバイスの分離デバイス出口連結部11は、代わりに分離デバイス出口13と一体化され、連結デバイスの分離デバイス入口連結部7は、分離デバイス入口9と一体化され得ることによって、特定のコネクタの必要性がなくなる。種々の構成が可能であり、例えば、分離デバイス出口13は、カラムの底部側におよびベッドの出口側に隣接して位置決めされ、これに応じてデバイスの分離デバイス出口連結部11は、この底部にてまたはベッドおよびカラムにて13と一体化され得る。連結デバイスの他の要素を位置決めするための、または例えばカラムの側部に位置するもしくはシステムの側部に位置する連結部などのようにカラムと連結デバイスとの間の連結部を連結するおよび/または一体化するための、他の構成もまた実現可能である。
さらに、連結デバイス1は、分離システム3の分離システム入口17および分離システム出口21に対してそれぞれ連結されるように構成された、分離システム入口連結部15および分離システム出口連結部19を備える。上述のように、これらの連結部は、例えばTC連結部またはBarblock連結部であることが可能である。本発明の一実施形態では、連結デバイス1または連結デバイス1のパーツは、分離システム3と一体化される。この実施形態では、連結デバイスの分離システム出口連結部19は、分離システム出口21と一体化され、連結デバイスの分離システム入口連結部15は、分離システム入口17と一体化され得ることによって、特定のコネクタの必要性がなくなる。
さらに、連結デバイス1は、分離デバイス出口連結部11に分離システム入口連結部15を連結する第1の流路23と、分離デバイス入口連結部7に分離システム出口連結部19を連結する第2の流路25とを備える。第1の流路23および第2の流路25は、個別の可撓性プラスチックチューブとして、より高い秩序度および剛性度を実現するチューブハーネスもしくはガイドデバイスに含まれる可撓性プラスチックチューブとして、または(半)剛性プラスチックブロックに組み込まれた導管として形成され得る。
本発明によれば、さらに、連結デバイス1は、第1の流路23および第2の流路25の一部を介して分離システム出口連結部19に分離システム入口連結部15を連結するバイパス流路27を備える。すなわちこの実施形態では、バイパス流路27は、分離デバイス入口/出口連結部と分離システム入口/出口連結部との間である第1の流路23および第2の流路25の位置にて、第2の流路25に第1の流路23を連結するように設けられる。バイパス流路27は、可撓性プラスチックチューブとして、より高い秩序度および剛性度を実現するチューブハーネスもしくはガイドデバイスに含まれる可撓性プラスチックチューブとして、または(半)剛性プラスチックブロックに組み込まれた導管として形成され得る。本発明の一実施形態では、バイパス流路27は、分離デバイス5の端部ユニット40に組み込まれることも可能である。
さらに、入口弁31が、分離デバイス入口連結部7と連通状態にある第2の流路25中に設けられる。前記入口弁31は、分離デバイス入口連結部7に流体流を通過させ得る開状態と、分離デバイス入口連結部7に流体流が通過するのを防止する閉状態とを実現するように動作可能である。出口弁33が、分離デバイス出口連結部11と連通状態にある第1の流路23中に設けられる。前記出口弁33は、分離デバイス出口連結部11から出る流体流を通過させ得る開状態と、分離デバイス出口連結部11に流体流が通過するのを防止する閉状態とを実現するように動作可能である。バイパス流路27は、分離システム入口/出口連結部15、19と入口/出口弁31、33との間の位置にて第1の流路23および第2の流路25のそれぞれに対して連結される。ベッドの封鎖を可能にする入口/出口弁31、33は、流体の効率的なフラッシングを困難にし得るデッドレッグの形成を回避するために、第1の流路23および第2の流路25とバイパス流路27との間の合流部81a、81bの付近に適切に位置決めされる。入口弁31および出口弁33とバイパスライン27への流体合流部81a、81bとの間におけるデッドレッグは、好ましくは流路23、25、および/または27の直径の3倍未満、2倍未満、または1倍未満である。
本発明によれば、少なくとも1つのバイパス弁が、バイパス流路27中に設けられる。前記少なくとも1つのバイパス弁は、バイパス流路27に流体流が通過するのを可能にする開状態と、バイパス流路27に流体流が通過するのを防止する閉状態とを実現するように動作可能である。図1aに示すような本発明の実施形態では、2つのバイパス弁35a、35bは、バイパス流路27中に設けられる。第1のバイパス弁35aが、第1の流路23の付近に設けられ、第2のバイパス弁35bが、第2の流路25の付近に設けられる。付近とは、例えば流路23、25、および/または27の直径の3倍未満、この直径の2倍未満、あるいはこの直径の1倍未満である距離であり得る。
これにより、流体は、入口弁31および出口弁33の少なくとも一方が閉状態にあり、この少なくとも1つのバイパス弁35a、35bが開状態にある場合に、分離システム出口連結部19からバイパス流路27を通り分離システム入口連結部15まで流れることが可能となり、一方で連結された分離デバイス5は迂回される。これにより、空気は、クロマトグラフィベッドに空気を通過させる必要性を伴うことなくバイパス流路27を経由して除去され得る。さらに、分離システム入口連結部15および分離システム出口連結部19、ならびに第1の流路23および第2の流路25とバイパス流路27との一部が衛生化され得る。第1の流路23および第2の流路25の付近にならびに場合によってはさらに入口弁31および出口弁33の付近にバイパス弁35a、35bを設けることにより、流体が滞留して流体の効率的なフラッシングが不可能となり得るデッドレッグの形成が回避され得る。さらに、これにより、例えば水酸化ナトリウム溶液などの衛生化剤をバイオバーデンの低下および管理のために適用する場合に、使用ごとの間における連結デバイスの良好な衛生化が実現され得る。
図1bは、例えばクロマトグラフィカラム5にクロマトグラフィシステム3を連結するなど、分離デバイス5に分離システム3を連結する、本発明の別の実施形態による連結デバイス101を概略的に示す。多くの詳細が、図1aに関連して上述した実施形態におけるものと同一であり、また同一の参照番号が与えられており、これらについては再度詳述しない。本実施形態における相違点は、1つのみのバイパス弁35がバイパス流路27中に設けられる点である。
図1aおよび図1bに関連して説明される両実施形態に関して、少なくとも1つのバイパス弁35、35a、35bは、例えばダイヤフラムタイプであることが可能である。さらに、入口弁31および出口弁33がダイヤフラムタイプであることが可能である。別の実施形態では、バイパス弁35、35a、35bおよび/または入口弁31および出口弁33は、回転弁として設けられ得る。回転弁の実施形態では、複数の弁ポートおよび機能が、1つまたは複数の弁本体に組み込まれ得る。例えば、この弁の回転により、弁35が開かれることによってバイパスライン27が開かれ、それと同時に弁31、33が閉じられることによりベッドが封鎖され得る、およびその逆となり得る。少なくとも1つの回転弁の回転により流路を開くおよび/または閉じる複数の他の組合せが実現可能である。
別の実施形態では、弁31、33および/または35、35a、35bは、ピンチ弁タイプのものであることが可能であり、可撓性チューブが、可撓性壁部セクションを挟みチューブの内部を封止することによって閉じられる。
連結デバイス1の全体は、例えばガンマ放射線などによる事前滅菌に適しておりしたがってシングルユース技術(SUT)に適合化された、適切な使い捨て材料から作製され得る。
本発明による連結デバイス1、101は、分離デバイス5に対する連結のための無菌コネクタを、および場合によっては分離システム3に対する連結のための無菌コネクタを適切に備えることが可能である。連結デバイス1、101が分離デバイス5の一体部分である場合には、分離システム3に対する連結のための無菌コネクタを適切に備えることが可能である。連結デバイス1、101は、適切に事前滅菌されることが可能であり、この連結デバイス1、101が連結される対象であるプレパック分離デバイス5もまた、連結デバイス1、101に対する連結のための無菌コネクタを適切に備える。分離デバイスは、事前滅菌されるかまたはバイオバーデン管理されることが可能である。これにより、例えば分離デバイスのクロマトグラフィベッドは、初回の使用前に衛生化される必要がなくなる。
また、連結デバイス1、101が、分離システムに対する連結のための無菌コネクタを備える場合には、空気の除去は、バイパス流路を介したシステムに対する連結後に実施することが可能となり、さらに使用前におけるクロマトグラフィベッドおよびシステムに対するコネクタのさらなる衛生化は不要となる。
連結デバイス1、101とシステムとの間の無菌連結は、例えばReadyMateなどの無菌コネクタ、例えばMilliporeのLynxマルチコネクタなどの無菌マルチコネクタ、または溶接などによるものが可能である。また、熱可塑性チューブは、溶接機(フューザ)により連結(融合)されることが可能であり、これにより無菌連結が実現され得る。また、溶接可能チューブは、閉じられ(封止され)、シーラ(熱シーラ)により連結解除され得る。しかし、溶接による2つのチューブの連結および/または封止によるチューブの連結解除には、補強されない熱可塑性チューブを使用することが典型的に必要となる(非編組補強)。非補強チューブの使用により、動作圧力範囲が限定される場合があり、非補強チューブとしてのカラム、連結デバイス、およびシステムの使用は、1バール超の動作圧力に耐えることが一般的にはできず、バイオ医薬品製造におけるプレパッククロマトグラフィカラムの典型的な動作圧力は、最大で4~6バールの範囲であり得る。したがって、数バールの動作圧力に対する耐性を与えるために、溶接可能な非補強チューブが、剛性のエクソスケルトンまたはシェルにより支持されてもよく、このエクソスケルトンまたはシェルは、溶接作業の実施後に高圧に耐えるために溶接されたチューブに対して取り付けられ得る。これにより、所望の動作圧力に耐え得るシェルが、チューブの周囲に設けられる。かかるシェルは、例えば入れ子機能によりまたは相互に係合され得るセグメントにより長さを調節可能とすることが可能であり、種々のチューブ長さへと調節されるように可変長さに対して適用され得ることにより、チューブおよびカラムの連結解除および再連結の場合に繰り返される溶接動作に対して結果がもたらされ得る。これにより、2つのチューブ間の連結の溶接位置は、スケルトンを備えることが可能となり、それにより、連結部が形成されるチューブの部分に対して非補強チューブが使用される場合でも高い流体圧力に対して耐えることが可能となる。
前記入口弁31、前記出口弁33、および前記少なくとも1つのバイパス弁35、35a、35bは、開状態および閉状態へと手動により制御可能なものであることが可能である。例えばこれらの弁がダイヤフラム弁である場合には、アクチュエータは、例えば1つの開状態および1つの閉状態を有するねじなどにより主導によって制御され得る。ダイヤフラム弁は、開弁位置と閉弁位置との間で変位される可撓性ダイヤフラム(または膜)を備え、閉弁位置は、典型的には弁座へとダイヤフラム(膜)を移動しそれにより流体流を閉じることにより対応される。本発明の一実施形態では、連結デバイス1は、少なくとも1つのモニタリングデバイス51(図1aにのみ示すが図1bにも適用可能である)を備え、このモニタリングデバイス51は、入口弁31、出口弁33、および/または少なくとも1つのバイパス弁35、35a、35bに対して連結され、入口弁、出口弁、および少なくとも1つのバイパス弁の状態を示す。これにより、分離デバイスが連結されるまたは迂回されることを外部から確認することが容易になる。さらに、連結デバイス1は、入口弁31、出口弁33、または少なくとも1つのバイパス弁35、35a、35bのうちの少なくとも1つの開状態および/または閉状態を検出するために連結デバイス内に配置された少なくとも1つのセンサ53(図1aにのみ示すが図1bにも適用可能である)を備え得る。
別の実施形態では、モニタリングデバイス51は、オペレータに対して視覚フィードバック、聴覚フィードバック、または触覚フィードバックを供給し得る。
本発明の一実施形態では、連結デバイス1は、組合せ制御デバイス55(図1aにのみ示すが図1bにも適用可能である)を備え、この組合せ制御デバイス55は、入口弁31、出口弁33、および少なくとも1つのバイパス弁35、35a、35bに対して連結され、第1の位置においては入口弁31および出口弁33が開状態になるように、ならびに少なくとも1つのバイパス弁35、35a、35bが閉状態になるように制御し、第2の位置においては入口弁31および出口弁33が閉状態になるように、ならびに少なくとも1つのバイパス弁35、35a、35bが開状態になるように制御する。これにより、制御の容易な連結デバイスが実現される。
制御デバイス55は、弁位置間における依存性を規定し、レバーを回す、ノブを回転させる、またはシステム制御要素をオンに切り替えるなどのオペレータまたは制御システムのわずかな動作と組み合された作動による複数の弁の同時的な作動に対応した、機械的解決策、電子的解決策、または他の解決策として提供され得る。
制御デバイス55は、弁位置、作動、およびオペレータ介入をモニタリングするための特徴部(モニタリングデバイス51)をさらにまたはそれのみを備え得る。感知機能は、分離システムと連係した制御システムあるいは高レベル制御および/またはモニタリングシステムに対して有線接続または無線接続により読取り信号を出力し得る。
制御デバイス55は、独立デバイスとして具現化されてもよく、またはユニット動作レベル(例えばクロマトグラフィシステム)もしくは工場レベル(例えば生産実行システム、MES)で制御および/またはモニタリングデバイスと一体化されてもよい。
図2aは、分離デバイス5に対して連結された本発明の一実施形態による連結デバイス1を概略的に示し、本例では、この分離デバイス5はクロマトグラフィカラム5である。この例において、分離デバイスの入口9は、分離デバイスの上方端部ユニットに設けられ、出口13は、分離デバイスの下方端部ユニットに設けられる。カラムを通過する入口から出口への流れは、順流モードと呼ばれる。しかし、分離デバイスは、逆流モードに対しても使用することが可能であり、カラム、連結デバイス、および連結システムの入口および出口、ならびにそれぞれの要素およびバイパスラインにおける流れ方向に関する術語は、それに応じて変更される。この場合には、入口は出口として使用され、出口は入口として使用される。細部の大半が、図1aに示す実施形態におけるものと同一であり、また同一の参照番号が与えられており、これらについては再度詳述しない。本実施形態では、連結デバイス1は、入口弁31および第2のバイパス弁35bを備える入口弁アセンブリパーツ41と、出口弁33および第1のバイパス弁35aを備える出口弁アセンブリパーツ43とを備え、前記バイパス流路27は、第1のバイパス弁35aと第2のバイパス弁35bとの間に設けられる。この実施形態では、TC連結部45が、連結デバイス1内の第1の流路23、第2の流路25、およびバイパス流路27に対して入口弁アセンブリパーツ41および出口弁アセンブリパーツ43を連結するために使用される。しかし、Barblock連結などの他のタイプの連結部を代わりに使用することも可能である。入口弁アセンブリパーツ41および出口弁アセンブリパーツ43は、図2bおよび図2cを参照としてさらに詳細に説明される。図2aでは、入口弁アセンブリパーツ41は断面で示され、出口弁アセンブリパーツ43は断面では示されない。これらの2つのパーツ41、43は同一であることが可能である。
図2bは、図2aに示すような連結デバイス1の入口弁アセンブリパーツ41および出口弁アセンブリパーツ43の斜視図である。この実施形態では、入口弁アセンブリパーツ41および出口弁アセンブリパーツ43は、上述のようにTC連結部45によりバイパス流路27に対して連結される。さらに、入口弁アセンブリパーツ41および出口弁アセンブリパーツ43は、2つのTCコネクタ45により第1の流路23または第2の流路25のいずれかに対しても連結される。入口弁アセンブリパーツ41および出口弁アセンブリパーツ43は、入口弁31および出口弁33と、第1のバイパス弁35aおよび第2のバイパス弁35bとを備える。この実施形態では、弁31、33、35a、35bのすべてがダイヤフラム弁であり、ダイヤフラムが弁を閉じるまたは開く。アクチュエータ47が、各弁31、33、35a、35bのダイヤフラムの位置を制御するために設けられる。この実施形態では、アクチュエータ47は、ねじ46により制御される。しかし、アクチュエータ47を制御するためにねじ以外の他の制御部材を設けることが可能である。
図2cは、図2aおよび図2bに示すような同一の連結デバイス1の入口弁アセンブリパーツ41または出口弁アセンブリパーツ43の断面図である。入口弁座48aまたは出口弁座48bが、入口弁31または出口弁33内に設けられ、入口ダイヤフラム49aまたは出口ダイヤフラム49bが、流体流に対して入口弁座48aまたは出口弁座48bを閉じるまたは開くために設けられる。さらに、第1のバイパス弁座48cまたは第2のバイパス弁座48dが、第1のバイパス弁35aまたは第2のバイパス弁35b内に設けられ、バイパスダイヤフラム49cまたは49dが、流体流に対して第1のバイパス弁座48cまたは第2のバイパス弁座48dを閉じるまたは開くために設けられる。入口ダイヤフラム49a、出口ダイヤフラム49b、バイパスダイヤフラム49c、49dは、上述のようにアクチュエータ47により制御される。
本発明によれば、入口弁アセンブリパーツ41内の入口弁座48aおよび第2のバイパス弁座48c(および同様に出口弁アセンブリパーツ43内の出口弁座48bおよび第1のバイパス弁座48d)は、デッドレッグの形成を防止するために、すなわちその時点では使用されない連結デバイス1のパーツ内において流体が滞留するのを防止するために、相互に対して近くに設けられる。近くにとは、例えば上述のようなバイパス流路27などのシステムの流路の中の1つの直径の3倍未満である距離を意味し得る。本発明の一実施形態では、入口弁座48aと第2のバイパス弁座48cとの間の距離(および出口弁アセンブリパーツ43における出口弁座と第1のバイパス弁座との間の距離)は、連結デバイス1内の流路の直径の2倍未満またはさらには1倍未満である。
図3は、分離デバイス5に対して連結された本発明の一実施形態による連結デバイス1'を概略的に示す。本実施形態における細部の多くが、図1aおよび図2aに示す実施形態に関して上述したものと同一であり、これらの細部は、また同一の参照番号が与えられており、再度詳述しない。本実施形態では、連結デバイス1'は、分離デバイス5と一体化される、すなわち工場での製造中にカラムに対して取り付けられる。
図4aは、本発明の一実施形態による連結デバイス101を概略的に示す。この連結デバイス101は、上記で図1bに関連して説明したようなタイプのものであり、すなわち1つのみのバイパス弁35が設けられる。本実施形態では、弁アセンブリパーツ42が設けられ、これは、入口弁31、出口弁33、およびバイパス弁35のすべてを備える。これにより、バイパス流路27は、弁アセンブリパーツ42自体の中にのみ設けられる。
図4bは、本発明の一実施形態による連結デバイス101の断面を概略的に示す。これは、図4aに関連して説明されたものと同一の連結デバイス101であり得るが、本実施形態では、弁アセンブリパーツ42は、図4aに示すようなTC連結部45によって第1の流路23および第2の流路25に対しては連結されるのではなく、代わりに被溶接タイプのものであり得る別のタイプの一体型コネクタによって連結される。この断面図においては、入口弁座48a、出口弁座48b、およびバイパス弁座48cが見える。入口ダイヤフラム49aが、入口弁座48aを通る流体流に対して閉じるまたは開くために設けられ、出口ダイヤフラム49bが、出口弁座48bを通る流体流に対して閉じるまたは開くために設けられ、バイパスダイヤフラム49cが、バイパス弁座48cを通る流体流に対して閉じるまたは開くために設けられる。他の実施形態に関して上述したように、これらのダイヤフラムは、図4aに示すようなねじ46などの適切な制御デバイスにより制御されるアクチュエータによって制御され得る。
図4aおよび図4bに示す実施形態の弁アセンブリパーツ42、ならびに図2a~図2cおよび図3に示すような実施形態の入口弁アセンブリパーツ41および出口弁アセンブリパーツ43は、例えばBarblock連結部(図2a~図2bで示すような)もしくはTCコネクタ(図2aおよび図2cのいくつかの連結部で示すような)を用いて連結されることが可能であり、または代わりに分離デバイス5と一体化されることも可能である。さらに、バイパス流路27、入口弁31および出口弁33、ならびにバイパス弁35、35a、35bは、例えばカラムの端部ユニットになど分離デバイス5に組み込まれることが可能であり、または場合によってはカラムの端部ユニットに対して取り付けられる分離ユニットに組み込まれることが可能である。これらのコネクタは、適切な無菌コネクタであることが可能である。代替的には、無菌コネクタは、上述のような溶接により設けられることが可能である。
これらの図に示され上記に示した連結デバイスは、本来的にコンパクトである必要があるシングルユースプレパック分離デバイスに対する特定の有用性を有する。この場合に、例えば以下において説明されるように分離デバイスに連結デバイスを組み合わせることが可能となる。
図5aおよび図5bならびに図6aおよび図6bはそれぞれ、入口弁および出口弁ならびにバイパスなどの流体連結部が図示する分離デバイスへと組み合わせられた点を除いては上述のデバイス1および101と同様である連結デバイス(102、102')を組み込んだ分離デバイス(150、150')を示す。
さらに詳細には、図5aは、積層された同様の分離ユニット50から形成された分離デバイス150と、対向側に位置するヘッダ57および59により形成された一体型連結デバイス102とを示す。図5bは、図5aに示すデバイス150の断面を示し、各分離ユニット50は、入口52、出口54、ならびに入口52と出口54との間の流体分配および収集流路58との間の分離材料56を有する。これらの入口および出口は、共通入口経路53および共通出口経路55を形成するために相互に隣接するように配置される。
連結デバイス102は、2つのヘッダ57および59により形成される。ヘッダ57および59は、前記共通入口および前記共通出口を介して積層された分離ユニット50に対して流体的に連結され、したがって例えば上述のシステム3などの分離システムに連結するように構成される。この連結デバイスは、3方入口弁131および3方出口弁133をさらに備え、これらの弁はそれぞれ、弁の機能が上述の弁31および33の機能と同一になるように上述のように動作可能である。この場合に、これらの弁は、それぞれのヘッダの外部上のノブにより回転可能であるが、他の弁タイプもまた使用され得る。
したがって、連結デバイス102は、分離デバイス共通入口53に対して連結するように構成された分離デバイス入口連結部107と、分離デバイス共通出口55に対して連結するように構成された分離デバイス出口連結部111と、分離システム入口(図示せず)に対して連結するように構成された分離システム入口連結部115と、分離システム出口(図示せず)に対して連結するように構成された分離システム出口連結部119と、分離デバイス出口連結部111に分離システム入口連結部115を連結するためのバイパス流路123とを有することが分かる。分離ユニット50にバイパス流路123を組み込むことにより、バイパス流路123の長さが分離デバイス内に設置された分離ユニット数に比例して変化するため、最適なホールドアップボリュームを有するコンパクトな設計が実現される。
図6aおよび図6bは、図5aおよび図5bのそれぞれの構成と同様の分離デバイスおよび連結デバイスの組合せ体150'を示し、結果として連結デバイス102'が、一方のヘッダとして作成されることが可能となり、フットピース59'が、ユニットスタック50'の下方端部を閉じるために、およびこのスタックの底部へと流体を誘導して空気の混入を回避するために使用される。図6bは、分離デバイスが種々の配向で使用され得ることを示すために垂直方向位置に配置された分離デバイスおよび分離ユニットを示す。さらに、分離デバイスの入口連結部および出口連結部は、ヘッダ(図示せず)の様々な代替的な位置に位置決めされてもよく、流体導管は、概略図により示されるものとは別様にひきとおされてもよい。実際には、入口連結部および出口連結部ならびに流体導管は、流体ホールドアップボリュームが最小化され得るように位置決めされ、および/または分離デバイスからの空気のパージが最適な様式で促進される。
図5aおよび図6aの実施形態では、一体型バイパスが使用されるが、実際には、上述のような2つの2方弁を使用し、外部パイパスを使用することが可能である。外部バイパスの場合には、可撓性チューブの使用により、異なる個数の分離ユニットに対して、およびこれにより積層された分離ユニットの高さの変化に対して分離デバイスを適合化することが可能となる。各実施形態について、クランプ力が、ユニットのスタックを一体的に保持するために使用されることが可能であり、この力の除去により、ヘッダ57、59、57'およびフットピース59'を必要に応じて定位置に残しながらユニットの取外しが可能となる。オーバーモールド成形により形成されたOリングまたは封止表面などの封止構成体は、ここには図示しないが、ヘッダと分離ユニットと分離システムの間の連結部を封止するために適切に適用される。
また、本発明による連結デバイスは、例えばろ過システムまたは流動床システム等のクロマトグラフィシステム以外のタイプの分離システムと共に使用することも可能である。
1 連結デバイス
1' 連結デバイス
3 分離システム、クロマトグラフィシステム
5 分離デバイス、クロマトグラフィカラム
7 分離デバイス入口連結部
9 分離デバイス入口
11 分離デバイス出口連結部
13 分離デバイス出口
15 分離システム入口連結部
17 分離システム入口
19 分離システム出口連結部
21 分離システム出口
23 第1の流路
25 第2の流路
27 バイパス流路、バイパスライン
31 入口弁
33 出口弁
35 バイパス弁
35a 第1のバイパス弁
35b 第2のバイパス弁
40 端部ユニット
41 入口弁アセンブリパーツ
42 弁アセンブリパーツ
43 出口弁アセンブリパーツ
45 TC連結部
46 ねじ
47 アクチュエータ
48a 入口弁座
48b 出口弁座
48c 第1のバイパス弁座
48d 第2のバイパス弁座
49a 入口ダイヤフラム
49b 出口ダイヤフラム
49c バイパスダイヤフラム
49d バイパスダイヤフラム
50 分離ユニット
50' ユニットスタック
51 モニタリングデバイス
52 入口
53 センサ、共通入口経路、分離デバイス共通入口
54 出口
55 組合せ制御デバイス、共通出口経路、分離デバイス共通出口
56 分離材料
57 ヘッダ
57' ヘッダ
58 収集流路
59 ヘッダ
59' フットピース
81a 合流部
81b 合流部
101 連結デバイス
102 連結デバイス、一体型連結デバイス
102' 連結デバイス
107 分離デバイス入口連結部
111 分離デバイス出口連結部
115 分離システム入口連結部
119 分離システム出口連結部
123 バイパス流路
131 3方入口弁
133 3方出口弁
150 分離デバイス
150' 分離デバイス、分離デバイスおよび連結デバイスの組合せ体

Claims (23)

  1. 分離デバイス(5)に分離システム(3)を連結するように構成された連結デバイス(1、101)であって、前記連結デバイス(1、101)は、
    分離デバイス入口(9)に対して連結するように構成された分離デバイス入口連結部(7)と、
    分離デバイス出口(13)に対して連結するように構成された分離デバイス出口連結部(11)と、
    分離システム入口(17)に対して連結するように構成された分離システム入口連結部(15)と、
    分離システム出口(21)に対して連結するように構成された分離システム出口連結部(19)と、
    前記分離デバイス出口連結部(11)に前記分離システム入口連結部(15)を連結する第1の流路(23)と、
    前記分離デバイス入口連結部(7)に前記分離システム出口連結部(19)を連結する第2の流路(25)と、
    前記分離システム出口連結部(19)に前記分離システム入口連結部(15)を連結するバイパス流路(27)と、
    前記分離デバイス入口連結部(7)と連通状態にある前記第2の流路(25)内に設けられた入口弁(31)であって、前記入口弁(31)は、流体流が前記分離デバイス入口連結部(7)を通過するのを可能にする開状態と、流体流が前記分離デバイス入口連結部(7)を通過するのを防止する閉状態とを実現するように動作可能である、入口弁(31)と、
    前記分離デバイス出口連結部(11)と連通状態にある前記第1の流路(23)内に設けられた出口弁(33)であって、前記出口弁(33)は、流体流が前記分離デバイス出口連結部(11)を通過するのを可能にする開状態と、流体流が前記分離デバイス出口連結部(11)を通過するのを防止する閉状態とを実現するように動作可能である、出口弁(33)と、
    前記バイパス流路(27)内に設けられた少なくとも1つのバイパス弁(35、35a、35b)であって、前記少なくとも1つのバイパス弁(35、35a、35b)は、流体流が前記バイパス流路(27)を通過するのを可能にする開状態と、流体流が前記バイパス流路(27)を通過するのを防止する閉状態とを実現するように動作可能である、少なくとも1つのバイパス弁(35、35a、35b)と
    を備え、流体が、前記分離システム出口連結部(19)から前記バイパス流路(27)を通過して前記分離システム入口連結部(15)へ流されることが可能である一方で、連結された分離デバイス(5)は、前記入口弁(31)および前記出口弁(33)の少なくとも一方が閉状態におかれ、前記少なくとも1つのバイパス弁(35、35a、35b)が開状態におかれる場合に迂回される、連結デバイス。
  2. 前記少なくとも1つのバイパス弁(35、35a、35b)は、ダイヤフラムタイプである、請求項1に記載の連結デバイス。
  3. 前記バイパス弁は、前記第1の流路(23)および/または前記第2の流路(25)から前記第1の流路(23)、前記第2の流路(25)、および/または前記バイパス流路(27)の直径の3倍以下、2倍以下、または1倍以下の距離をおいて前記バイパス流路(27)内に位置決めされる、請求項1または2に記載の連結デバイス。
  4. 前記入口弁(31)および前記出口弁(33)は、ダイヤフラムタイプである、請求項1または2に記載の連結デバイス。
  5. 前記入口弁(31)および前記出口弁(33)は、前記第1の流路(23)および前記第2の流路(25)とバイパス流路(27)との間の合流部(81a、81b)から前記第1の流路(23)、前記第2の流路(25)、および/または前記バイパス流路(27)の直径の3倍以下、2倍以下、または1倍以下の距離をおいて位置決めされる、請求項1から4のいずれか一項に記載の連結デバイス。
  6. 事前滅菌され、前記分離デバイス入口連結部(7)および前記分離デバイス出口連結部(11)は無菌コネクタを備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の連結デバイス。
  7. 事前滅菌され、前記分離システム入口連結部(15)および前記分離システム出口連結部(19)は無菌コネクタを備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の連結デバイス。
  8. 前記入口弁(31)、前記出口弁(33)、および前記少なくとも1つのバイパス弁(35、35a、35b)は、開状態および閉状態へと手動により制御可能である、請求項1から7のいずれか一項に記載の連結デバイス。
  9. 少なくとも1つのモニタリングデバイス(51)を備え、前記モニタリングデバイス(51)は、前記入口弁(31)、前記出口弁(33)、および/または前記少なくとも1つのバイパス弁(35、35a、35b)に対して連結され、前記モニタリングデバイス(51)は、前記入口弁、前記出口弁、および前記少なくとも1つのバイパス弁の状態を示す、請求項1から8のいずれか一項に記載の連結デバイス。
  10. 前記連結デバイスは、前記入口弁(31)、前記出口弁(33)、または前記少なくとも1つのバイパス弁(35、35a、35b)のうちの少なくとも1つの開状態および/または閉状態を検出するために前記連結デバイス(1、101)内に配置された少なくとも1つのセンサ(53)をさらに備える、請求項1から9のいずれか一項に記載の連結デバイス。
  11. 組合せ制御デバイス(55)を備え、前記組合せ制御デバイス(55)は、前記入口弁(31)、前記出口弁(33)、および前記少なくとも1つのバイパス弁(35、35a、35b)に対して連結され、第1の位置においては、前記入口弁および前記出口弁が開状態になるように、ならびに前記少なくとも1つのバイパス弁が閉状態になるように制御し、第2の位置においては、前記入口弁および前記出口弁が閉状態になるように、ならびに前記少なくとも1つのバイパス弁が開状態になるように制御する、請求項1から10のいずれか一項に記載の連結デバイス。
  12. 前記連結デバイスは、1つのバイパス弁(35)を備え、前記入口弁(31)、前記出口弁(33)、および前記バイパス弁(35)は、1つの弁アセンブリパーツ(42)へと一体化される、請求項1から11のいずれか一項に記載の連結デバイス。
  13. 前記連結デバイス(1)は、第1のバイパス弁(35a)および第2のバイパス弁(35b)を備え、前記連結デバイスは、前記入口弁(31)および前記第2のバイパス弁(35b)を備える入口弁アセンブリパーツ(41)と、前記出口弁(33)および前記第1のバイパス弁(35a)を備える出口弁アセンブリパーツ(43)と、を備え、前記バイパス流路(27)は、前記第1のバイパス弁(35a)と前記第2のバイパス弁(35b)との間に設けられる、請求項1から11のいずれか一項に記載の連結デバイス。
  14. 分離デバイス入口(9)および分離デバイス出口(13)、ならびに前記分離デバイス入口および前記分離デバイス出口に対して連結された請求項1から13のいずれか一項に記載の連結デバイス(1、101)を備える分離デバイス(5)。
  15. 前記分離デバイスは、クロマトグラフィカラムまたはクロマトグラフィユニットのスタックである、請求項14に記載の分離デバイス。
  16. 前記分離デバイスは、クロマトグラフィ媒体のベッドでプレパックされる、請求項14または15に記載の分離デバイス。
  17. 前記連結デバイス(1、101)は、バーブ連結部、バーブロック連結部、TC連結部、または溶接連結部により前記分離デバイス入口および前記分離デバイス出口に対して連結される、請求項14から16のいずれか一項に記載の分離デバイス。
  18. 前記連結デバイス(1、101)は、前記分離デバイスと一体である、請求項14から16のいずれか一項に記載の分離デバイス。
  19. 前記バイパス流路(27)は、前記分離デバイスの端部ユニット(40)と一体で提供されるか、またはユニットのスタックのための少なくとも1つのヘッダ(57、59、57')の形態で提供され、前記ヘッダは弁を備える、請求項18に記載の分離デバイス。
  20. 前記分離デバイスは、事前滅菌され、前記連結デバイス(1、101)の前記分離システム入口連結部(15)および前記分離システム出口連結部(19)は、無菌コネクタを備える、請求項14から19のいずれか一項に記載の分離デバイス。
  21. 分離システム入口(17)および分離システム出口(21)、ならびに前記分離システム入口および前記分離システム出口に対して連結された請求項1から13のいずれか一項に記載の連結デバイス(1、101)を備える分離システム(3)。
  22. 前記連結デバイス(1、101)は、バーブ連結部、バーブロック連結部、TC連結部、または溶接連結部により前記分離システム入口および前記分離システム出口に対して連結される、請求項21に記載の分離システム(3)
  23. 前記連結デバイス(1、101)は、前記分離システムと一体である、請求項21に記載の分離システム(3)
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