JP7337413B2 - 人工呼吸器監視プログラム、人工呼吸器監視装置及びマイクカバー - Google Patents

人工呼吸器監視プログラム、人工呼吸器監視装置及びマイクカバー Download PDF

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Description

本発明は、人工呼吸器の換気動作によって生じるガスの排気音に基づいて、コンピュータに人工呼吸器の換気動作を監視させるための人工呼吸器監視プログラムと、この人工呼吸器監視プログラムをインストールしたコンピュータにマイクを電気的に接続した人工呼吸器監視装置と、前記マイクに好適なマイクカバーとに関する。
従来から患者の換気を補助又は代行するために人工呼吸療法が行われている。人工呼吸療法には、機械的換気手段として人工呼吸器が用いられる。人工呼吸器は、所定のサイクルで患者の肺にガス(空気、酸素又は空気と酸素の混合気体)を供給する。肺にガスが供給される吸気相において患者の肺内圧は陽圧となり、呼気相において肺内圧を減少させることにより、呼吸(酸素化と換気)が人工的に行われる。
ここで、例えば、患者の生命維持が危機的状況にある場合、酸素投与のみでは酸素化が不十分である場合、又は強い呼吸努力や呼吸困難感がある場合には、人工呼吸管理が必要となる。人工呼吸管理は、一般に人工呼吸器及びパルスオキシメータ等の生体情報モニタによって行われる。人工呼吸器は、患者及び人工呼吸器自体の異常を報知するアラーム機能を備える。一方、パルスオキシメータは、プローブを指先や耳などに装着して、患者の脈拍数及び経皮的動脈血酸素飽和度をリアルタイムでモニタし、これらの値の異常を報知する。
特許第5299978号公報
近年の人工呼吸器は、CPU(Central Processing Unit)によってプログラム制御される精密電子機器であり、患者及び人工呼吸器自体の異常に対して二重、三重の安全策が講じられている。しかし、精密電子機器であるが故に、ソフトウェア又はハードウェアに不具合が生じる可能性があり、アラームによる報知が実行されない異常事態も万が一に起こり得る。例えば、プログラムのバグや欠陥によって、アラームによる報知が実行されずに換気が停止する可能性もゼロとはいえない。
また、人工呼吸器の換気動作に不具合が生じた場合は、患者の脈拍数及び経皮的動脈血酸素飽和度に影響が表れ、結果的にパルスオキシメータが異常を報知することになる。しかし、患者の容態が悪化したときでは、異常を報知するタイミングが遅すぎる。人工呼吸器の異常が生じた場合は、可能な限り短時間のうちにアラームによる報知が実行されることが望まれる。
さらに、上述したように、近年の人工呼吸器は、極めて高い安全性能を備えており、装置の信頼性が高い。このため、本願の特許出願時において、人工呼吸器自体の異常を監視する装置は、現実に未だ存在していない。これに加え、二重、三重の安全策が講じられている人工呼吸器の万が一の異常事態を検出するために、複雑かつ高価な装置は必要ない。逆に、簡易かつ安価で、手軽に入手可能な装置であれば、実際の人工呼吸管理に広く普及することが期待できる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、パーソナルコンピュータ、スマートフォン又はタブレット型端末など、一般に広く普及している汎用デバイスによって、極めて簡易に人工呼吸器の状態を監視して異常を報知することが可能な人工呼吸器監視プログラム及び人工呼吸器監視装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、上記の人工呼吸器監視プログラム及び人工呼吸器監視装置を実施するに際し、人工呼吸器の換気動作によって生じるガスの排気音を検出するための小型マイクに好適なマイクカバーを提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するために、本発明の人工呼吸器監視プログラムは、人工呼吸器の換気動作によって生じるガスの排気音に基づいて、コンピュータに人工呼吸器の換気動作を監視させるための人工呼吸器監視プログラムであって、マイクから入力された音のレベルを数値化すること、前記音のレベルを示す数値をあらかじめ設定された閾値と比較すること、前記音のレベルを示す数値が前記閾値以下の場合に、経過時間をカウントすること、前記音のレベルを示す数値が前記閾値を超える場合に、前記経過時間のカウントをリセットすること、前記経過時間があらかじめ設定された所定時間に達した場合に、画像及び/又は音によって異常を報知すること、を含む処理を前記コンピュータに実行させるようにする。
(2)好ましくは、上記(1)の人工呼吸器監視プログラムは、インターネットを通じて前記コンピュータにダウンロードすることが可能なようにする。
(3)好ましくは、上記(1)又は(2)の人工呼吸器監視プログラムは、前記コンピュータがタッチパネルを備え、前記タッチパネルの操作により、前記閾値及び/又は前記所定時間を設定することが可能なようにする。
(4)上記目的を達成するために、本発明の人工呼吸器監視装置は、上記(1)~(3)のいずれかの人工呼吸器監視プログラムをコンピュータにインストールし、マイクから入力された音のレベルに基づいて、人工呼吸器の換気動作を監視する構成としてある。
(5)好ましくは、上記(4)の人工呼吸器監視装置において、前記コンピュータが、パーソナルコンピュータ、スマートフォン又はタブレット型端末である構成とする。
(6)好ましくは、上記(4)の人工呼吸器監視装置において、前記コンピュータが、専用デバイスである構成とする。
(7)上記目的を達成するために、本発明のマイクカバーは、小型マイクに装着されるマイクカバーであって、弾性変形可能な素材からなる集音チューブと、前記集音チューブの長手方向に沿って配され、前記集音チューブを一定の形状に保持する金属ワイヤと、前記集音チューブの一端開口を覆い、排気されたガスを受けて振動する薄膜カバーと、前記集音チューブの他端側に前記マイクを保持するアダプタと、を備えた構成としてある。
(8)好ましくは、上記(7)のマイクカバーにおいて、前記アダプタが、長手方向に沿って設けられたスリットを有し、かつマイク付きイヤホンに付属する小型マイクと、イヤホン本体とを保持することが可能な長さの全長を有する構成とする。
本発明の人工呼吸器監視プログラム及び人工呼吸器監視装置によれば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン又はタブレット型端末など、一般に広く普及している汎用デバイスによって、極めて簡易に人工呼吸器の換気動作を監視して異常を報知することが可能となる。
また、本発明のマイクカバーは、上記の人工呼吸器監視プログラム及び人工呼吸器監視装置を実施するに際し、人工呼吸器の換気動作によって生じるガスの排気音を検出するための小型マイクに好適であり、以下の作用効果を奏する。
第一に、小型マイクによって、人工呼吸器の換気動作によって生じるガスの排気音を効率的に検出することが可能となる。すなわち、排気されたガスが、集音チューブの一端に設けられた薄膜カバーに吹き付けられると、薄膜カバーが振動して、排気されたガスの流量に応じたレベルの音を生じさせる。この音は、集音チューブによって集音され、集音チューブの他端に保持された小型マイクに入力される。
第二に、金属ワイヤによって、集音チューブを自由に変形させ、薄膜カバーが設けられた集音チューブの一端を、音の検出に最適な任意の位置に配置することが可能である。
第三に、マイクカバーは、排気されたガスに含まれる湿気から小型マイクを保護し、長期にわたる正確な音レベルの測定を可能とする。
図1は、本発明の一実施形態に係る人工呼吸器監視装置を示す概略図である。図1(a)は、呼吸回路の呼気弁の排気音を監視する構成を示す。図1(b)は、呼吸回路のリークポートの排気音を監視する構成を示す。 図2は、上記の人工呼吸器監視装置を構成するコンピュータを示す機能ブロック図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る人工呼吸器監視プログラムを示す機能ブロック図である。 図4は、上記の人工呼吸器監視プログラムを実行させたときに表示される画像を示すものである。図4(a)は、人工呼吸器を監視しているときの画像を示す。図4(b)は、人工呼吸器の異常を報知しているときの画像を示す。 図5は、呼吸回路の呼気弁の排気音を監視するための小型マイクに入力された音のレベルと時間(sec)との関係を模式的に示したグラフである。図5(a)は、人工呼吸器が正常に換気動作しているときの状態を示す。図5(b)は、人工呼吸器の換気動作に異常が生じたときの状態を示す。 図6は、上記の人工呼吸器監視プログラムの各種設定処理の流れを示すフローチャートである。 図7は、上記の人工呼吸器監視プログラムの人工呼吸器監視処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、本発明の第一実施形態に係るマイクカバーを示すものである。図8(a)は、マイクカバーを小型マイクに装着した状態を示す概略図である。図8(b)は、マイクカバーを分解した状態を示す断面図である。図8(c)は、マイクカバーの集音チューブを変形させた状態を示す概略図である。 図9は、本発明の第二実施形態に係るマイクカバーを示すものである。図9(a)は、マイクカバーをマイク付きイヤホンの小型マイクに装着する前の状態を示す概略図である。図9(b)は、マイクカバーをマイク付きイヤホンの小型マイクに装着した状態を示す概略図である。
以下、本発明の人工呼吸器監視プログラム、人工呼吸器監視装置及びマイクカバーの実施形態について、図面を参照して説明する。
<人工呼吸器、呼吸回路及びマスク>
まず、本実施形態の人工呼吸監視装置の監視対象となる人工呼吸器、呼吸回路及びマスクについて、図1(a)を参照して説明する。
図1(a)において、人工呼吸監視装置1は、主として、人工呼吸器40の換気動作を監視する。人工呼吸器40は、例えば、1分間に10回又は20回といった所定のサイクル(図5(a)を参照)で患者の肺にガスを供給する。患者の肺内圧は、ガスが供給される吸気相において陽圧となり、呼気相において肺内圧を減少させることにより、呼吸が人工的に行われる。人工呼吸器40の換気動作に異常が生じた場合は、呼吸回路50からのガスの排気が停止又は減少する。本実施形態の人工呼吸器監視装置1は、このような人工呼吸器40の換気動作によって生じるガスの排気の停止又は減少による排気音の変化に基づいて、人工呼吸器40の換気動作の異常を検出するのである。
なお、人工呼吸器40の換気動作によって生じるガスには、人工呼吸器40から患者の肺に供給される吸気ガス(例えば、空気、酸素又は空気と酸素の混合気体)と、患者の肺から体外に出された呼気ガス(吸気ガスの二酸化炭素濃度が高まったガス)との一方又は両方が含まれる。
呼吸回路50は、Lアダプタ51、Yピース52、第一蛇管53、第二蛇管54、呼気弁55及び呼気弁駆動チューブ56を含む。Yピース52は、三つ又の管であり、Lアダプタ51、第一蛇管53及び第二蛇管54が接続されている。Lアダプタ51は、患者に装着されたマスク60に接続されている。第一蛇管53は、人工呼吸器40のガス供給口に接続されている。人工呼吸器40の換気動作のうち、吸気相において人工呼吸器40から供給されるガスは、第一蛇管53、Yピース52及びLアダプタ51を通ってマスク60内に達し、患者の肺に送り込まれる。一方、呼気相では、マスク60、Lアダプタ51、Yピース52及び第二蛇管54を通って外部に排気される。第二蛇管54の出口には、呼気弁55が接続されている。呼気弁55は、呼気弁駆動チューブ56から伝わる圧により開閉が調節され、人工呼吸器40の吸気相において閉状態となり、人工呼吸器40の呼気相において開状態となる。呼気弁55が開状態となると、吸気相において陽圧で供給されたガスが排気口55aから排気される。
<人工呼吸監視装置>
次に、本実施形態の人工呼吸器監視装置1について、図1(a)及び図2を参照して説明する。なお、本実施形態の人工呼吸器監視装置1は、後述する本実施形態の人工呼吸器監視プログラム100及びマイクカバー30を含む。
<<概要>>
図1(a)において、本実施形態の人工呼吸器監視装置1は、人工呼吸器40の換気動作によって生じるガスの排気音に基づいて、コンピュータに人工呼吸器40の換気動作を監視させるものであり、コンピュータとしてのスマートフォン10、小型マイク20及びマイクカバー30で構成される。
マイクカバー30の一端側は、呼吸回路50のガスの排気口55aに配置されている。人工呼吸器40の換気動作によって生じるガスの排気音は、マイクカバー30によって集音され、小型マイク20に入力される。小型マイク20は、入力された音のレベルに応じた電気信号を出力する。小型マイク20から出力された信号は、スマートフォン10に入力される。スマートフォン10には、後述する本実施形態の人工呼吸器監視プログラム100がインストールされている。人工呼吸器監視プログラム100を起動させることにより、スマートフォン10は、入力された音のレベルに基づいて、人工呼吸器40の換気動作を監視する。
<<スマートフォン>>
図2は、人工呼吸器40の換気動作を監視するスマートフォン10の構成を示す。図2に示すように、スマートフォン10は、制御部11、タッチパネル12、記憶部13、操作部14、無線通信部15、入出力端子16、音声出力部17を含む。
制御部11は、CPUであり、スマートフォン10全体の制御処理を実行する。タッチパネル12は、主として、画像表示部12Aの表面に位置入力部12Bを積層した構成となっており、画面に表示された画像に触れることで直感的な操作が可能である。記憶部13は、スマートフォン10に内蔵されたRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)、マイクロSDカードなどの外部メモリを含む記憶手段の総称である。記憶部13には、オペレーティングシステム(OS)13A、及び本実施形態の人工呼吸器監視プログラム100が記憶されている。
操作部14は、例えば、ホームボタンやナビゲーションボタンなどであり、タッチパネル12から独立した操作手段である。なお、操作部14は、本実施形態の人工呼吸器監視プログラム100を動作させるための必須の構成ではない。実施形態の人工呼吸器監視プログラム100は、操作部14を有しないスマートフォン、例えば、全ての操作をタッチパネル12で行うスマートフォンでも実施することが可能である。
無線通信部15は、3G、4G及びLTE(Long Term Evolution)等のモバイルデータ通信、Wi-Fi通信、Bluetooth(登録商標)などを含む無線通信手段の総称である。本実施形態の人工呼吸器監視プログラム100は、例えば、無線通信部15を介して、スマートフォン10にダウンロードされる。
入出力端子16は、マイクロUSB、Lightning(登録商標)、イヤホンジャックなどを含む有線接続手段の総称である。スマートフォン10は、入出力端子16に接続された電気ケーブルを介して、外部機器と信号の入出力を行う。この入出力端子16には、小型マイク20が電気的に接続される。音声出力部17は、音声信号に基づいて外部に音を出力するためのアンプ及びスピーカを含む。
<<人工呼吸器監視プログラム>>
次に、本実施形態の人工呼吸器監視プログラム100について、図3及び図4を参照して説明する。図3に示すように、人工呼吸器監視プログラム100は、設定手段110、人工呼吸器監視手段120、画像制御手段130及び音声制御手段140を含む。このうち、画像制御手段130及び音声制御手段140は、人工呼吸器監視プログラム100を実行するための前提となるプログラムである。人工呼吸器監視プログラム100の主たる機能は、設定手段110及び人工呼吸器監視手段120によって実現される。
画像制御手段130は、図4(a)、(b)に示すような、人工呼吸器監視プログラム100の実行に必要な画像を、スマートフォン10のタッチパネル12に表示させる。音声制御手段140は、例えば、人工呼吸器監視プログラム100の実行に伴う異常を報知するためのアラーム等の音声を、スマートフォン10の入出力端子16又は音声出力部17に出力させる。
図3において、設定手段110は、音レベル閾値設定手段111、時間設定手段112及び音声出力設定手段113を含む。
音レベル閾値設定手段111は、人工呼吸器40の換気動作によって生じるガスの排気音のレベルの正常、異常を判別するための閾値を設定するためのプログラムである。音レベル閾値設定手段111は、画像制御手段130を介して、図4(a)、(b)に示す音レベル閾値152及び閾値設定スライダ153を、スマートフォン10のタッチパネル12に表示させる。ユーザーは、タッチパネル12に触れ、画面上の閾値設定スライダ153を左右方向に移動させることで、音レベル閾値152を所定の値に設定することができる。
ここで、音レベル閾値152の選定について、図5(a)を参照して説明する。人工呼吸器40は、所定のサイクルで、ガスが供給される吸気相と肺内圧を減少させる呼気相とを繰り返し、正常な換気動作を行う。一方、小型マイク20には、吸気相及び呼気相の排気音が連続的に入力される。したがって、人工呼吸器40が正常に換気動作しているときのガスの排気音のレベルは、図5(a)に示すとおりに所定のサイクルで変動する。
音レベル閾値152を選定するには、人工呼吸器40が正常に換気動作しているときのガスの排気音のレベル変動を観察し、「最大レベル」の大まかな値を特定する。ガスの排気音のレベルは、図4(a)、(b)に示すタッチパネル12の音レベル151の値を参照すればよい。そして、音レベル閾値152は、例えば、「最大レベル」の値の「-5」を目安に設定するとよい。図4(a)、(b)に示す具体例では、呼気の排気音の「最大レベル」が67程度であったので、音レベル閾値152を「62」に設定した。
図3において、時間設定手段112は、人工呼吸器40の正常、異常を判別するための所定時間t(図5(b)を参照)を設定するためのプログラムである。時間設定手段112は、画像制御手段130を介して、図4(a)、(b)に示す設定時間156及び時間設定スライダ157を、スマートフォン10のタッチパネル12に表示させる。ユーザーは、タッチパネル12に触れ、画面上の時間設定スライダ157を左右方向に移動させることで、設定時間156を所定の値に設定することができる。
本実施形態の人工呼吸器監視プログラム100では、人工呼吸器40の換気動作によって生じるガスの排気音のレベルが、所定時間連続して音レベル閾値152以下となった場合に、人工呼吸器40が異常であると判別される。所定時間tは、人工呼吸器40の換気動作によって生じるガスの排気音のレベルが音レベル閾値152以下となってからの経過時間である。
このような所定時間tを設定する理由は、音レベル閾値152だけでは、人工呼吸器40の正常、異常を判別することができないからである。図5(a)に示すように、人工呼吸器40が正常に換気動作しているときのガスの排気音のレベルは、音レベル閾値152を跨いで変動する。つまり、ガスの排気音のレベルは、所定のサイクルで音レベル閾値152以下になる(例えば、図5(a)に模式的に示された吸気時間t)。このため、音レベル閾値152だけで、人工呼吸器40の正常、異常を判別しようとすれば、ガスの排気音のレベルが音レベル閾値152以下となる度に、人工呼吸器40が異常であると判別してしまう。そこで、図5(b)に示す所定時間tを設定し、ガスの排気音のレベルが音レベル閾値152以下となってから所定時間tを経過した場合に、人工呼吸器40が異常であると判別するようにした。
ここで、図5(b)において、所定時間tは、ガスの排気音のレベルが音レベル閾値152以下となる吸気時間tよりも長い時間であって、かつ人工呼吸器40が正常に換気動作しているときに誤報しない最も短い時間とすることが好ましい。例えば、所定時間tは、吸気時間tと呼気時間tとの合計時間とすることができる。また、誤報が生じないのであれば、所定時間tは、吸気時間tと呼気時間tとの合計時間よりも短い時間とすることができる。図4(a)、(b)に示す具体例では、設定時間156(図5(b)の所定時間tに相当する)を10(sec)に設定してある。
図3において、音声出力設定手段113は、人工呼吸器40が異常であると判別された場合のアラームの出力先を設定するためのプログラムである。音声出力設定手段113は、画像制御手段130を介して、図4(a)、(b)に示す音声出力切替スイッチ158を、スマートフォン10のタッチパネル12に表示させる。ユーザーは、タッチパネル12に触れ、画面上の音声出力切替スイッチ158を左右方向に移動させることで、アラームの出力先を、図2に示す入出力端子16又は音声出力部17のいずれかに設定することができる。
図3において、人工呼吸監視手段120は、音レベル数値化手段121、音レベル比較手段122、時間カウント手段123、カウントリセット手段124及び報知手段125を含む。
音レベル数値化手段121は、小型マイク20から入力された音のレベル(電気信号)を数値化するためのプログラムである。音レベル数値化手段121は、画像制御手段130を介して、図4(a)、(b)に示す音レベル151を、スマートフォン10のタッチパネル12に表示させる。音のレベル151は、小型マイク20から入力された音のレベルの増加に伴い数値が上昇する。
図3において、音レベル比較手段122は、音レベル数値化手段121によって数値化された音のレベル151を、音レベル閾値設定手段111によって設定された音レベル閾値152と比較し、音のレベル151が音レベル閾値152を超えるか否か判断する。音レベル比較手段122は、音のレベル151が音レベル閾値152以下であると判別した場合に、画像制御手段130を介して、図4(a)、(b)に示す下向きの矢印表示154を、スマートフォン10のタッチパネル12に表示させる。
図3において、時間カウント手段123は、音レベル比較手段122によって、音のレベル151が音レベル閾値152以下であると判別された場合に、経過時間をカウントするためのプログラムである。時間カウント手段123は、画像制御手段130を介して、図4(a)、(b)に示す経過時間155を、スマートフォン10のタッチパネル12に表示させる。
図3において、カウントリセット手段124は、音レベル比較手段122によって、音のレベル151が音レベル閾値152を超えたと判別された場合に、時間カウント手段123がカウントした経過時間155をリセットするためのプログラムである。カウントリセット手段124は、画像制御手段130を介して、図4(a)、(b)に示す経過時間155の表示を「0.0」にリセットする。
図3において、報知手段125は、時間カウント手段123がカウントした経過時間155が、設定時間156(図5(b)の所定時間t)に達したときに、人工呼吸器40の異常を報知する。報知手段125は、画像制御手段130を介して、図4(b)に示す警報表示159を、スマートフォン10のタッチパネル12に表示させる。本実施形態では、警報表示159として「音が小さいです」及び「Quiet」の文字が表示される。また、報知手段125は、音声出力設定手段113の設定に従い、図2に示す入出力端子16又は音声出力部17のいずれかに音声信号を出力させ、人工呼吸器40の異常を報知するアラームを鳴らす。
<人工呼吸監視プログラムに基づく制御処理>
図2において、上述した本実施形態の人工呼吸監視プログラム100は、スマートフォン10のオペレーティングシステム13Aによって動作されるアプリケーションソフトウエアであり、制御部11によって実行される。人工呼吸監視プログラム100に基づく制御処理には、上述した図3の設定手段110による各種設定処理と、人工呼吸監視手段120による人工呼吸器監視処理とが含まれる。以下、人工呼吸監視プログラム100に基づく各種設定処理、人工呼吸器監視処理について、図6及び図7を参照して説明する。
<<各種設定処理>>
まず、図6の各種設定処理について説明する。ステップS1において、制御部11は、閾値設定スライダ153が操作されたか否かを判断する。閾値設定スライダ153が操作された(YES)と判別した場合、制御部11は、ステップS2に進み、閾値設定スライダ153の操作に従って、音レベル閾値152の設定値を変更する。その後、制御部11は、ステップS3に進む。
一方、ステップS1において、閾値設定スライダ153が操作されていない(NO)と判別した場合、制御部11は、ステップS3に進み、時間設定スライダ157が操作されたか否かを判断する。時間設定スライダ157が操作された(YES)と判別した場合、制御部11は、ステップS4に進み、時間設定スライダ157の操作に従って、設定時間156(図5(b)の所定時間t)を変更する。
一方、ステップS3において、時間設定スライダ157が操作されていない(NO)と判別した場合、制御部11は、ステップS5に進み、音声出力切替スイッチ158が操作されたか否かを判断する。音声出力切替スイッチ158が操作された(YES)と判別した場合、制御部11は、ステップS6に進み、音声出力切替スイッチ158の操作に従って、アラームの出力先を、図2に示す入出力端子16又は音声出力部17のいずれかに設定する。その後、制御部11は、再びステップS1に戻り、上述したステップS1~S6の各種設定処理を繰り返す。
一方、ステップS5において、音声出力切替スイッチ158が操作されていない(NO)と判別した場合、制御部11は、再びステップS1に戻り、上述したステップS1~S6の各種設定処理を繰り返す。
<<人工呼吸器監視処理>>
次に、図7の人工呼吸器監視処理について説明する。ステップS11において、制御部11は、小型マイク20から入力された音のレベル(電気信号)を数値化する。その後、ステップS12に進み、制御部11は、数値化された音のレベル151を、設定された音レベル閾値152と比較し、音のレベル151が音レベル閾値152を超えるか否か判断する。
ステップS12において、音のレベル151が音レベル閾値152を超える(YES)と判別した場合、制御部11は、ステップS13に進み、経過時間155のカウント中か否か判断する。経過時間155のカウント中である(YES)と判別した場合、制御部11は、ステップS14に進み、経過時間155のカウントをリセットして、最初のステップS11の処理に戻る。一方、経過時間155のカウント中でない(NO)と判別した場合、制御部11は、そのまま最初のステップS11の処理に戻る。
一方、ステップS12において、音のレベル151が音レベル閾値152を超えない(NO)、つまり、音のレベル151が音レベル閾値152以下であると判別した場合、制御部11は、ステップS15に進み、経過時間155のカウント中か否か判断する。経過時間155のカウント中である(YES)と判別した場合、制御部11は、ステップS17に進み、経過時間155が設定時間156(図5(b)の所定時間t)に達したか否かを判断する。一方、経過時間155のカウント中でない(NO)と判別した場合、制御部11は、ステップS16に進み、経過時間155のカウントを開始する。その後、制御部11は、ステップS17に進み、経過時間155が設定時間156に達したか否かを判断する。
ステップS17において、経過時間155が設定時間156に達していない(NO)と判別した場合、制御部11は、最初のステップS11の処理に戻る。一方、経過時間155が設定時間156に達した(YES)と判別した場合、制御部11は、ステップS18に進み、経過時間155のカウントをリセットする。次いで、制御部11は、ステップS19に進み、人工呼吸器40の異常を報知する。すなわち、制御部11は、スマートフォン10のタッチパネル12に「音が小さいです」及び「Quiet」の警報表示159を表示させる。また、制御部11は、入出力端子16又は音声出力部17のいずれかに音声信号を出力させ、人工呼吸器40の異常を報知するアラームを鳴らす。
その後、ステップS20において、制御部11は、あらかじめ定められた一定時間が経過したか否かを判断する。一定時間が経過していない(NO)と判別した場合、制御部11は、ステップS20の判断を繰り返す。一方、一定時間が経過した(YES)と判別した場合、制御部11は、ステップS21に進み、人工呼吸器40の異常の報知を終了させ、最初のステップS11の処理に戻る。
<人工呼吸器監視装置の作用効果>
本実施形態の人工呼吸器監視装置1によれば、万が一、人工呼吸器40のアラームによる報知が実行されない換気動作の異常が発生した場合でも、発生から設定時間156の経過後に報知することが可能である。したがって、患者の容態が悪化する前のタイミングで、人工呼吸器40の異常を報知することができる。
また、本実施形態の人工呼吸器監視プログラム100は、インターネットを経由して、一般に広く普及しているスマートフォン10に手軽にダウンロードすることができる。さらに、本実施形態の人工呼吸器監視装置1は、スマートフォン10や小型マイク20といった、一般大衆の多くが所持する汎用デバイスで構成することができる。この結果、本実施形態の人工呼吸器監視装置1及び人工呼吸器監視プログラム100は、実際の人工呼吸管理の補助的手段として広く普及することが期待できる。
<マイクカバー>
次に、本実施形態のマイクカバー30について、図8及び図9を参照して説明する。図8(a)~(c)は、第一次実施形態に係るマイクカバー30を示す。図9(a)、(b)は、第二実施形態に係るマイクカバー30を示す。第一及び第二実施形態のマイクカバー30は、人工呼吸器40の換気動作によって生じるガスの排気音を効率的に検出し、かつガスに含まれる湿気から小型マイク20を保護するように設計されている。
<<第一実施形態>>
まず、第一実施形態のマイクカバー30について、図8(a)~(c)を参照して説明する。図8(a)、(b)に示すように、マイクカバー30は、集音チューブ31、金属ワイヤ32、薄膜カバー33及びアダプタ34で構成される。
集音チューブ31は、弾性変形可能な素材からなる細長い円筒体である。金属ワイヤ32は、集音チューブ31の長手方向に沿って配され、集音チューブ31を一定の形状に保持する。薄膜カバー33は、集音チューブ31の一端開口を覆う。薄膜カバー33の前面33aは、排気されたガスを受けて振動し、ガスの流量に応じたレベルの音を生じさせる。アダプタ34は、集音チューブ31よりも大径の弾性変形可能な素材からなる円筒体である。アダプタ34の一端開口には、集音チューブ31の他端が挿入され、弾性的に保持される。一方、アダプタ34の他端開口には、小型マイク20の集音部側が挿入され、弾性的に保持される。
図8(c)に示すように、集音チューブ31は、自由に変形させることが可能であり、薄膜カバー33で覆われた集音チューブの一端を、ガスの排気音の検出に最適な任意の位置に配置することが可能である。例えば、図1(a)に示すように、集音チューブ31の一端は、呼吸回路50を構成する呼気弁55の排気口55aの中に配置する。
<<第二実施形態>>
次に、第二実施形態のマイクカバー30について、図9(a)、(b)を参照して説明する。図9(a)に示すように、第二実施形態のマイクカバー30は、マイク付きイヤホン200を保持することが可能な、アダプタ35を備えた構成となっている。アダプタ35以外の構成は、上述した第一実施形態と同様であり、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図9(a)において、アダプタ35は、弾性変形可能な素材からなる円筒体であり、第一実施形態のアダプタ34よりも全長が長い。アダプタ35の円筒状の外壁には、長手方向に沿ってスリット35aが設けてあり、円筒状の外壁を開くことが可能となっている。
図9(b)に示すように、アダプタ35の一端開口には、集音チューブ31の他端が挿入され、弾性的に保持される。アダプタ35の中央には、マイク付きイヤホン200に付属する小型マイク201が収納され、スマートフォン10に向かうコードをアダプタ35の他端開口から引き出す。イヤホン本体の棒状部分側のコードは、アダプタ35の一端側からスリット35aの外に配され、アダプタ35の他端開口にイヤホン本体の棒状部分とともに挿入され、弾性的に保持される。
<マイクカバーの作用効果>
小型マイク20、201によって、人工呼吸器40の換気動作によって生じるガスの排気音を効率的に検出することが可能となる。すなわち、排気されたガスが、集音チューブ31の一端に設けられた薄膜カバー33の前面33aに吹き付けられると、前面33aが振動して、ガスの流量に応じたレベルの音を生じさせる。この音は、集音チューブ31によって集音され、集音チューブ31に保持された小型マイク20、201に入力される。
金属ワイヤ32によって、集音チューブ31を自由に変形させ、薄膜カバー33が設けられた集音チューブ31の一端を、音の検出に最適な任意の位置に配置することが可能である。また、マイクカバー30は、排気されたガスに含まれる湿気から小型マイク20、201を保護し、長期にわたる正確な音レベルの測定を可能とする。
<その他の変更>
本発明の人工呼吸器監視プログラム、人工呼吸器監視装置及びマイクカバーは、上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、図1(a)に示す人工呼吸器監視装置1の実施形態では、呼吸回路50を構成する呼気弁55の排気口55aに小型マイク20を配置したが、この構成に限定されるものではない。図1(b)に示すように、呼吸回路50がガスを排気するための第二蛇管54を含まない場合は、呼吸回路50のいずれかに設けられたリークポート51aに小型マイクを配置する構成としてもよい。
また、上述した実施形態では、人工呼吸器監視プログラム100を実行させるコンピュータをスマートフォン10としたが、この構成に限定されるものではない。例えば、人工呼吸器監視プログラム100は、パーソナルコンピュータやタブレット型端末など、一般に広く普及している汎用デバイスに実行させることが可能である。さらに、汎用デバイスの代わりに専用デバイスを用いて、簡易かつ安価に人工呼吸器監視装置を提供することも可能である。
さらに、上述した実施形態では、スマートフォン10の入出力端子16に有線接続した小型マイク20によって、人工呼吸器の換気動作によって生じるガスの排気音を検出する構成としたが、この構成に限定されるものではない。例えば、ガスの排気音を検出するためのマイクは、Bluetooth(登録商標)などの無線によってコンピュータに接続されるマイクであってもよい。またさらに、本発明の実施に用いられるマイクは、外付けのマイクに限らず、パーソナルコンピュータ、スマートフォンやタブレット型端末などの汎用デバイスに内蔵されたマイクであってもよい。この場合は、排気されたガスが、汎用デバイスに内蔵されたマイクに直接吹き付けられないように保護すればよい。
1 人工呼吸器監視装置
10 スマートフォン(コンピュータ)
11 制御部
12 タッチパネル
12A 画像表示部
12B 位置入力部
13 記憶部
13A オペレーティングシステム(OS)
14 操作部
15 無線通信部
16 入出力端子
17 音声出力部
20 小型マイク
30 マイクカバー
31 集音チューブ
32 金属ワイヤ
33 薄膜カバー
33a 前面
34、35 アダプタ
35a スリット
40 人工呼吸器
50 呼吸回路
51 Lアダプタ
51a リークポート
52 Yピース
53 第一蛇管
54 第二蛇管
55 呼気弁
55a 排気口
56 呼気弁駆動チューブ
60 マスク
100 人工呼吸器監視プログラム
110 設定手段
111 音レベル閾値設定手段
112 時間設定手段
113 音声出力設定手段
120 人工呼吸器監視手段
121 音レベル数値化手段
122 音レベル比較手段
123 時間カウント手段
124 カウントリセット手段
125 報知手段
130 画像制御手段
140 音声制御手段
151 音レベル
152 音レベル閾値
153 閾値設定スライダ
154 下向きの矢印表示
155 経過時間
156 設定時間
157 時間設定スライダ
158 音声出力切替スイッチ
159 警報表示
200 マイク付きイヤホン
201 小型マイク

Claims (2)

  1. 人工呼吸器の換気動作によって生じるガスの排気音のレベルに応じた電気信号を人工呼吸器監視装置に出力するための小型マイクに装着されるマイクカバーであって、
    弾性変形可能な素材からなる集音チューブと、
    前記集音チューブの長手方向に沿って配され、前記集音チューブを一定の形状に保持する金属ワイヤと、
    前記集音チューブの一端開口を覆い、排気された前記ガスを受けて振動する薄膜カバーと、
    前記集音チューブの他端側に、少なくとも前記マイクの集音部を保持するアダプタと、
    を備えたマイクカバー。
  2. 前記アダプタが、長手方向に沿って設けられたスリットを有し、かつマイク付きイヤホンに付属する小型マイクと、イヤホン本体とを保持することが可能な長さの全長を有する請求項に記載のマイクカバー。
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