JP2003180661A - 気道内圧監視装置 - Google Patents
気道内圧監視装置Info
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- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 気道内圧監視装置、特に人工呼吸器を取付け
た患者の気道内圧を監視する装置に係り、人工呼吸器に
備えられた監視機能の設定の状況や監視状況の如何に拘
わらず気道内圧を良好に監視することのできる監視装置
を提供する。 【解決手段】 人工呼吸器を取付けた患者の気道内圧を
監視する気道内圧監視装置であって、人工呼吸器から患
者に供給される空気等の気体の圧力を測定する圧力測定
手段と、その圧力測定手段で測定した圧力の最大値が所
定の許容範囲内にあるか否かを判定する手段とを備え、
上記測定値が上記許容範囲を超えたとき警報を出すよう
にしたことを特徴とする。この場合、上記許容範囲の上
限値と下限値とは自動的に設定できるようにするとよ
く、例えば前記人工呼吸器から患者に供給される呼吸用
気体の圧力を複数回測定してその平均値を算定し、その
平均値に基づいて上限値と下限値を設定する。
た患者の気道内圧を監視する装置に係り、人工呼吸器に
備えられた監視機能の設定の状況や監視状況の如何に拘
わらず気道内圧を良好に監視することのできる監視装置
を提供する。 【解決手段】 人工呼吸器を取付けた患者の気道内圧を
監視する気道内圧監視装置であって、人工呼吸器から患
者に供給される空気等の気体の圧力を測定する圧力測定
手段と、その圧力測定手段で測定した圧力の最大値が所
定の許容範囲内にあるか否かを判定する手段とを備え、
上記測定値が上記許容範囲を超えたとき警報を出すよう
にしたことを特徴とする。この場合、上記許容範囲の上
限値と下限値とは自動的に設定できるようにするとよ
く、例えば前記人工呼吸器から患者に供給される呼吸用
気体の圧力を複数回測定してその平均値を算定し、その
平均値に基づいて上限値と下限値を設定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、気道内圧監視装置
に関する。更に詳しくは、人工呼吸器から患者に供給さ
れる気体の圧力、ひいては患者の気道内圧を監視する気
道内圧監視装置に関するものである。
に関する。更に詳しくは、人工呼吸器から患者に供給さ
れる気体の圧力、ひいては患者の気道内圧を監視する気
道内圧監視装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、呼吸機能が不全もしくは不充分な
患者に呼吸を促す手段として人工呼吸器が用いられてい
る。図７は従来の人工呼吸器の使用状態の一例を示す概
略構成の説明図であり、人工呼吸器１から送気管２を介
して図に省略した患者の口あるいは気道に空気もしくは
酸素を増量した空気等の気体を間欠的に供給して呼吸を
促すものである。なお患者から排出された呼気は例えば
図のような分岐管３を介して排出口４から大気中に放出
される。
患者に呼吸を促す手段として人工呼吸器が用いられてい
る。図７は従来の人工呼吸器の使用状態の一例を示す概
略構成の説明図であり、人工呼吸器１から送気管２を介
して図に省略した患者の口あるいは気道に空気もしくは
酸素を増量した空気等の気体を間欠的に供給して呼吸を
促すものである。なお患者から排出された呼気は例えば
図のような分岐管３を介して排出口４から大気中に放出
される。
【０００３】この場合、人工呼吸器１から供給される気
体の圧力は、常時ほぼ一定になるように設定すると共
に、所定の許容範囲を超えないように常時監視するよう
にしている。例えば、図７のように送気管２の患者側の
端部近傍に連通させた圧力測定用チューブ５を介して人
工呼吸器１内に設けた圧力測定手段（不図示）で上記の
圧力を常時測定し、その測定圧力が所定許容範囲以上も
しくは以下になったとき警報ランプを点灯もしくは点滅
させたり、警報音を発するようにしている。
体の圧力は、常時ほぼ一定になるように設定すると共
に、所定の許容範囲を超えないように常時監視するよう
にしている。例えば、図７のように送気管２の患者側の
端部近傍に連通させた圧力測定用チューブ５を介して人
工呼吸器１内に設けた圧力測定手段（不図示）で上記の
圧力を常時測定し、その測定圧力が所定許容範囲以上も
しくは以下になったとき警報ランプを点灯もしくは点滅
させたり、警報音を発するようにしている。
【０００４】ところが、上記許容範囲の上限値や下限値
は、従来一般に人工呼吸器に設けたダイヤル等で手動で
設定するものであるから作業が煩雑かつ面倒であると共
に、設定を忘れたり、設定が不適切であると、良好な監
視操作できないおそれがある。また人工呼吸器が故障し
て送気圧力が変動したり、回路の外れや漏れが生じた場
合には患者が呼吸不全となったり、呼吸不能になる等の
問題があった。
は、従来一般に人工呼吸器に設けたダイヤル等で手動で
設定するものであるから作業が煩雑かつ面倒であると共
に、設定を忘れたり、設定が不適切であると、良好な監
視操作できないおそれがある。また人工呼吸器が故障し
て送気圧力が変動したり、回路の外れや漏れが生じた場
合には患者が呼吸不全となったり、呼吸不能になる等の
問題があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
に鑑みて提案されたもので、人工呼吸器の設定の如何に
拘わらず人工呼吸器から患者に供給される気体の圧力ひ
いては患者の気道内圧を良好に監視することのできる監
視装置を提供することを目的とする。
に鑑みて提案されたもので、人工呼吸器の設定の如何に
拘わらず人工呼吸器から患者に供給される気体の圧力ひ
いては患者の気道内圧を良好に監視することのできる監
視装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明による気道内圧監視装置は、以下の構成とし
たものである。すなわち、人工呼吸器を取付けた患者の
気道内圧を監視する気道内圧監視装置であって、人工呼
吸器から患者に供給される空気等の気体の圧力を測定す
る圧力測定手段と、その圧力測定手段で測定した圧力の
最大値が所定の許容範囲内にあるか否かを判定する手段
とを備え、上記測定値が上記許容範囲を超えたとき警報
を出すようにしたことを特徴とする。
めに本発明による気道内圧監視装置は、以下の構成とし
たものである。すなわち、人工呼吸器を取付けた患者の
気道内圧を監視する気道内圧監視装置であって、人工呼
吸器から患者に供給される空気等の気体の圧力を測定す
る圧力測定手段と、その圧力測定手段で測定した圧力の
最大値が所定の許容範囲内にあるか否かを判定する手段
とを備え、上記測定値が上記許容範囲を超えたとき警報
を出すようにしたことを特徴とする。
【０００７】また上記許容範囲の上限値と下限値とを自
動的に設定するようにしたもので、例えば前記人工呼吸
器から患者に供給される気体の圧力を前記圧力測定手段
により複数回測定してその平均値を算定し、その平均値
に基づいて前記許容範囲の上限値と下限値を自動的に設
定するものである。
動的に設定するようにしたもので、例えば前記人工呼吸
器から患者に供給される気体の圧力を前記圧力測定手段
により複数回測定してその平均値を算定し、その平均値
に基づいて前記許容範囲の上限値と下限値を自動的に設
定するものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
に基づいて具体的に説明する。図１は本発明による気道
内圧監視装置の使用状態の一例を説明図、図２はその監
視装置の拡大正面図、図３は監視装置の概略構成を示す
ブロック図である。
に基づいて具体的に説明する。図１は本発明による気道
内圧監視装置の使用状態の一例を説明図、図２はその監
視装置の拡大正面図、図３は監視装置の概略構成を示す
ブロック図である。
【０００９】図において、１は人工呼吸器、２は送気
管、３は分岐管、４は排出口、５は圧力測定用チューブ
で、以上の構成は前記従来例と同様である。本実施形態
は上記送気管２の途中にアダプタ６を介して接続用チュ
ーブ７を連通され、その接続用チューブ７の他端に監視
装置１０を接続した構成である。
管、３は分岐管、４は排出口、５は圧力測定用チューブ
で、以上の構成は前記従来例と同様である。本実施形態
は上記送気管２の途中にアダプタ６を介して接続用チュ
ーブ７を連通され、その接続用チューブ７の他端に監視
装置１０を接続した構成である。
【００１０】その監視装置１０内には、上記人工呼吸器
１から患者側に供給される空気等の気体の圧力を測定す
る圧力測定手段１１と、その圧力測定手段１１で測定し
た送気圧力が所定の許容範囲内にあるか否かを監視する
ＣＰＵ等の監視制御手段１２とが内蔵されている。
１から患者側に供給される空気等の気体の圧力を測定す
る圧力測定手段１１と、その圧力測定手段１１で測定し
た送気圧力が所定の許容範囲内にあるか否かを監視する
ＣＰＵ等の監視制御手段１２とが内蔵されている。
【００１１】上記圧力測定手段１１は、上記人工呼吸器
１から患者側に気体を供給する供給管２内の圧力を、そ
の供給管２内に連通する前記の接続用チューブ７を介し
て測定する構成であり、その測定圧力は図２および図３
に示す圧力表示手段１３で常時表示するように構成され
ている。
１から患者側に気体を供給する供給管２内の圧力を、そ
の供給管２内に連通する前記の接続用チューブ７を介し
て測定する構成であり、その測定圧力は図２および図３
に示す圧力表示手段１３で常時表示するように構成され
ている。
【００１２】また前記監視制御手段１２は、上記圧力測
定手段１１で測定した圧力に基づいて、患者側に供給さ
れる気体の圧力の許容範囲の上限値および下限値を自動
的に設定する機能も有しており、図２に示す自動設定ボ
タン１４を押すことにより、例えば図４に示すようなサ
イクルで人工呼吸器１から患者側に供給される気体の圧
力、特にピーク圧力Ｐｘを複数回、本実施形態において
は３回測定して、その平均値を算出し、その平均値に基
づいて上限値と下限値が設定されるように構成されてい
る。
定手段１１で測定した圧力に基づいて、患者側に供給さ
れる気体の圧力の許容範囲の上限値および下限値を自動
的に設定する機能も有しており、図２に示す自動設定ボ
タン１４を押すことにより、例えば図４に示すようなサ
イクルで人工呼吸器１から患者側に供給される気体の圧
力、特にピーク圧力Ｐｘを複数回、本実施形態において
は３回測定して、その平均値を算出し、その平均値に基
づいて上限値と下限値が設定されるように構成されてい
る。
【００１３】その上限値および下限値の設定方法は、例
えば上記の平均値に所定の数値を加減する、或いは所定
の比率を掛けて設定する等その他適宜である。具体的に
は、例えば上記の平均値に約９８〜１９６Ｐａ(１０〜
２０ｍｍＨ２Ｏ）を加えた値を上限値とし、平均値から
約４９〜９８Ｐａ(５〜１０ｍｍＨ２Ｏ）を引いた値を
下限値として設定すればよい。なお上記の数値は一例で
あり、例えば人工呼吸器の種類や性能もしくは患者の容
体等によって適宜変更することもできる。
えば上記の平均値に所定の数値を加減する、或いは所定
の比率を掛けて設定する等その他適宜である。具体的に
は、例えば上記の平均値に約９８〜１９６Ｐａ(１０〜
２０ｍｍＨ２Ｏ）を加えた値を上限値とし、平均値から
約４９〜９８Ｐａ(５〜１０ｍｍＨ２Ｏ）を引いた値を
下限値として設定すればよい。なお上記の数値は一例で
あり、例えば人工呼吸器の種類や性能もしくは患者の容
体等によって適宜変更することもできる。
【００１４】また本実施形態における監視装置１０は、
上記の上限値および下限値を手動でも設定できるように
構成されており、監視装置１０の正面には、図２に示す
ように手動設定と自動設定とを切り換える手動・自動切
換スイッチ１５と、上限値手動設定ダイヤル１６および
下限値手動設定ダイヤル１７とが設けられている。
上記の上限値および下限値を手動でも設定できるように
構成されており、監視装置１０の正面には、図２に示す
ように手動設定と自動設定とを切り換える手動・自動切
換スイッチ１５と、上限値手動設定ダイヤル１６および
下限値手動設定ダイヤル１７とが設けられている。
【００１５】さらに上記監視装置１０には、図に省略し
た電源スイッチを入れた状態で何らかの理由で外部電源
が遮断された場合、例えばコンセントを誤って抜いてし
まった場合や停電の場合などに内部電源（不図示）によ
って点灯する電源アラーム１８と、前記圧力測定手段１
１で測定した圧力が所定の上限値以上になったことを表
示する上限警報ランプ１９と、所定の下限値以下になっ
たことを表示する下限警報ランプ２０とが設けられ、そ
れらのアラーム１８および警報ランプ１９，２０が点灯
した際には同時に警報音を発する警報器等が内蔵されて
いるが図には省略した。
た電源スイッチを入れた状態で何らかの理由で外部電源
が遮断された場合、例えばコンセントを誤って抜いてし
まった場合や停電の場合などに内部電源（不図示）によ
って点灯する電源アラーム１８と、前記圧力測定手段１
１で測定した圧力が所定の上限値以上になったことを表
示する上限警報ランプ１９と、所定の下限値以下になっ
たことを表示する下限警報ランプ２０とが設けられ、そ
れらのアラーム１８および警報ランプ１９，２０が点灯
した際には同時に警報音を発する警報器等が内蔵されて
いるが図には省略した。
【００１６】なお図中、２１は下限警報遅延設定ダイヤ
ルであり、通常気道内圧は患者の呼吸の度毎に下限設定
値を下回り、その度毎に下限警報ランプ２０が点灯した
り、警報音が発っせられるのを防ぐためのもので、本実
施形態においては測定値が下限値以下になってから警報
を発するまでの時間を０．５秒から６０秒まで任意に設
定できるように構成されている。また図中２２は測定値
が下限値以下になったときの警報音を操作者が必要に応
じて一時的に消音するための下限警報消音スイッチで、
本実施形態においては該消音スイッチ２２を押すと２分
間だけ警報音が停止され、その間に警報を発する原因が
解消されないと再び警報音を発するように構成されてい
る。
ルであり、通常気道内圧は患者の呼吸の度毎に下限設定
値を下回り、その度毎に下限警報ランプ２０が点灯した
り、警報音が発っせられるのを防ぐためのもので、本実
施形態においては測定値が下限値以下になってから警報
を発するまでの時間を０．５秒から６０秒まで任意に設
定できるように構成されている。また図中２２は測定値
が下限値以下になったときの警報音を操作者が必要に応
じて一時的に消音するための下限警報消音スイッチで、
本実施形態においては該消音スイッチ２２を押すと２分
間だけ警報音が停止され、その間に警報を発する原因が
解消されないと再び警報音を発するように構成されてい
る。
【００１７】上記のように構成された監視装置によって
人工呼吸器を取付けた患者の気道内圧を監視するにあた
っては、該監視装置１０を前記図１のように配置した状
態で人工呼吸器１から患者側に供給される気体の圧力を
測定し、それによって患者の気道内圧を間接的に監視す
るもので、以下その監視操作を自動で行う場合の操作手
順の一例を順を追って説明する。
人工呼吸器を取付けた患者の気道内圧を監視するにあた
っては、該監視装置１０を前記図１のように配置した状
態で人工呼吸器１から患者側に供給される気体の圧力を
測定し、それによって患者の気道内圧を間接的に監視す
るもので、以下その監視操作を自動で行う場合の操作手
順の一例を順を追って説明する。
【００１８】図５は患者側に供給する気体の圧力の許容
上限値と下限値とを自動設定して監視する場合のプロセ
スを示すもので、先ず、人工呼吸器１から患者側に気体
が供給されている状態で図に省略した電源スイッチを投
入し（ステップＳ１）、前記の手動・自動切換スイッチ
１５を自動（ＡＵＴＯ）側に切換えると共に、自動設定
ボタン１４を押す（ステップＳ２）。
上限値と下限値とを自動設定して監視する場合のプロセ
スを示すもので、先ず、人工呼吸器１から患者側に気体
が供給されている状態で図に省略した電源スイッチを投
入し（ステップＳ１）、前記の手動・自動切換スイッチ
１５を自動（ＡＵＴＯ）側に切換えると共に、自動設定
ボタン１４を押す（ステップＳ２）。
【００１９】すると、前記圧力測定手段１１によって人
工呼吸器１から患者側に供給される気体の圧力が順次測
定され、その測定値が監視制御手段１２を経て圧力表示
手段１３で表示される。また監視制御手段１２は複数の
呼吸期間、本実施形態においては３呼吸期間の最大圧力
Ｐｘの平均値を算出し、その平均値に基づいて前記許容
範囲の上限値と下限値を設定する（ステップＳ３）。そ
の上限値と下限値は、本実施形態においては圧力表示手
段１３に上記の測定圧力とは別の色で表示するように構
成されている。
工呼吸器１から患者側に供給される気体の圧力が順次測
定され、その測定値が監視制御手段１２を経て圧力表示
手段１３で表示される。また監視制御手段１２は複数の
呼吸期間、本実施形態においては３呼吸期間の最大圧力
Ｐｘの平均値を算出し、その平均値に基づいて前記許容
範囲の上限値と下限値を設定する（ステップＳ３）。そ
の上限値と下限値は、本実施形態においては圧力表示手
段１３に上記の測定圧力とは別の色で表示するように構
成されている。
【００２０】上記のようにして患者側に供給される送気
圧力の許容上限値と下限値とを設定した後は、引き続き
圧力測定手段１１で患者側に供給される送気圧力の最大
値が連続的に測定され（ステップＳ４）、その測定値が
上記の許容上限値以上であるか否かを前記監視制御手段
１２で判別し（ステップＳ５）、許容上限値以上である
場合には上限警報ランプ１９が点灯すると共に、図に省
略した警報器等から警報音が発せられる（ステップＳ
６）。
圧力の許容上限値と下限値とを設定した後は、引き続き
圧力測定手段１１で患者側に供給される送気圧力の最大
値が連続的に測定され（ステップＳ４）、その測定値が
上記の許容上限値以上であるか否かを前記監視制御手段
１２で判別し（ステップＳ５）、許容上限値以上である
場合には上限警報ランプ１９が点灯すると共に、図に省
略した警報器等から警報音が発せられる（ステップＳ
６）。
【００２１】また上記測定値が許容上限値以下である場
合には、さらに上記測定値が前記の許容下限値以下であ
るか否かを監視制御手段１２で判別し（ステップＳ
７）、許容上限値以上である場合には下限警報ランプ２
０を点灯すると共に、図に省略した警報器等から警報音
が発せられる（ステップＳ８）。
合には、さらに上記測定値が前記の許容下限値以下であ
るか否かを監視制御手段１２で判別し（ステップＳ
７）、許容上限値以上である場合には下限警報ランプ２
０を点灯すると共に、図に省略した警報器等から警報音
が発せられる（ステップＳ８）。
【００２２】上記のようにして測定圧力が所定の上限値
以上もしくは下限値以下になったとき警報ランプ１９、
２０が点灯すると共に、警報音が発せられることによっ
て、患者もしくは管理者に異常を知らせることができる
ものである。
以上もしくは下限値以下になったとき警報ランプ１９、
２０が点灯すると共に、警報音が発せられることによっ
て、患者もしくは管理者に異常を知らせることができる
ものである。
【００２３】なお上記の監視操作の途中で、時間の経過
とともに患者の気道内圧が変動した場合や適時必要に応
じて前記の自動設定ボタンを再度押すことによって前記
の平均値や上限値および下限値を再設定することが可能
であり、以後その設定値に基づいて引き続き監視動作が
実行される。
とともに患者の気道内圧が変動した場合や適時必要に応
じて前記の自動設定ボタンを再度押すことによって前記
の平均値や上限値および下限値を再設定することが可能
であり、以後その設定値に基づいて引き続き監視動作が
実行される。
【００２４】また本実施形態においては、前述のように
送気圧力の許容範囲の上限値および下限値を手動でも設
定できるように構成されており、手動で設定する場合に
は、手動・自動切換スイッチ１５を手動（ＭＡＮＵ）側
に切換えると共に、上限値手動設定ダイヤル１６と下限
値手動設定ダイヤル１７をそれぞれ回動して所望の値に
設定すれば、その上限値および下限値に基づいて上記と
同様の要領で監視動作を実行させることができるもので
ある。
送気圧力の許容範囲の上限値および下限値を手動でも設
定できるように構成されており、手動で設定する場合に
は、手動・自動切換スイッチ１５を手動（ＭＡＮＵ）側
に切換えると共に、上限値手動設定ダイヤル１６と下限
値手動設定ダイヤル１７をそれぞれ回動して所望の値に
設定すれば、その上限値および下限値に基づいて上記と
同様の要領で監視動作を実行させることができるもので
ある。
【００２５】なお上記実施形態は、圧力測定用チューブ
５をアダプタ６を介して送気管２の人工呼吸器１に近い
位置に連通させたが、図６のように患者により近い送気
管２内もしくはその近傍に連通させるようにしてもよ
い。
５をアダプタ６を介して送気管２の人工呼吸器１に近い
位置に連通させたが、図６のように患者により近い送気
管２内もしくはその近傍に連通させるようにしてもよ
い。
【００２６】
【発明の効果】以上のように本発明による気道内圧監視
装置は、人工呼吸器に備えられた監視機能とは別に監視
するものであるから、人工呼吸器の監視機能と相まっ
て、信頼性を大幅に向上させることができる。また人工
呼吸器を取付けた患者の気道内圧を、人工呼吸器から患
者に実際に供給される空気等の気体の圧力を測定して監
視するものであるから、より確実な監視操作を行うこと
が可能となる。しかも人工呼吸器の監視機能の設定が不
充分であったり、設定忘れ等があっても本発明による監
視装置により良好に監視することができるから、不慮の
事故を未然に防止することができる。
装置は、人工呼吸器に備えられた監視機能とは別に監視
するものであるから、人工呼吸器の監視機能と相まっ
て、信頼性を大幅に向上させることができる。また人工
呼吸器を取付けた患者の気道内圧を、人工呼吸器から患
者に実際に供給される空気等の気体の圧力を測定して監
視するものであるから、より確実な監視操作を行うこと
が可能となる。しかも人工呼吸器の監視機能の設定が不
充分であったり、設定忘れ等があっても本発明による監
視装置により良好に監視することができるから、不慮の
事故を未然に防止することができる。
【００２７】また人工呼吸器から患者に供給される気体
圧力の許容範囲の上限値と下限値とを自動的に設定す
る、例えば人工呼吸器から患者に供給される気体の圧力
を複数回測定してその平均値を算出し、その平均値に基
づいて上記許容圧力の上限値と下限値を自動的に設定す
るようにすれば、設定操作を更に簡略化することができ
るものである。
圧力の許容範囲の上限値と下限値とを自動的に設定す
る、例えば人工呼吸器から患者に供給される気体の圧力
を複数回測定してその平均値を算出し、その平均値に基
づいて上記許容圧力の上限値と下限値を自動的に設定す
るようにすれば、設定操作を更に簡略化することができ
るものである。
【図１】本発明による監視装置の使用状態の一例を示す
概略構成の説明図。
概略構成の説明図。
【図２】上記監視装置の拡大正面図。
【図３】上記監視装置の概略構成を示すブロック図。
【図４】人工呼吸器から患者側に供給される気体の圧力
波形の一例を示す図。
波形の一例を示す図。
【図５】上記監視装置による監視操作の一例を示すフロ
ーチャート図。
ーチャート図。
【図６】本発明による監視装置の使用状態の他の例を示
す概略構成の説明図。
す概略構成の説明図。
【図７】従来の人工呼吸器の使用状態の一例を示す概略
構成の説明図。
構成の説明図。
１ 人工呼吸器
２ 送気管
３ 分岐管
３ａ 排出口
４ 圧力測定用チューブ
５ アダプタ
６ 接続用チューブ
１０ 監視装置
１１ 圧力測定手段
１２ 監視制御手段
１３ 圧力表示手段
１４ 自動設定ボタン
１５ 手動・自動切換スイッチ
１６ 上限値手動設定ダイヤル
１７ 下限値手動設定ダイヤル
１８ 電源アラーム
１９ 上限警報ランプ
２０ 下限警報ランプ
Claims (3)
- 【請求項１】 人工呼吸器を取付けた患者の気道内圧を
監視する気道内圧監視装置であって、人工呼吸器から患
者に供給される空気等の気体の圧力を測定する圧力測定
手段と、その圧力測定手段で測定した圧力の最大値が所
定の許容範囲内にあるか否かを判定する手段とを備え、
上記測定値が上記許容範囲を超えたとき警報を出すよう
にしたことを特徴とする気道内圧監視装置。 - 【請求項２】 前記許容範囲の上限値と下限値を自動的
に設定するようにした請求項１記載の気道内圧監視装
置。 - 【請求項３】 前記人工呼吸器から患者に供給される気
体の圧力を前記圧力測定手段により複数回測定してその
平均値を算定し、その平均値に基づいて前記許容範囲の
上限値と下限値を自動的に設定するようにした請求項２
記載の気道内圧監視装置。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001379373A JP2003180661A (ja) | 2001-12-13 | 2001-12-13 | 気道内圧監視装置 |
| PCT/JP2001/011068 WO2003050497A1 (fr) | 2001-12-13 | 2001-12-18 | Dispositif de surveillance de la pression interieure d'une voie aerienne |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001379373A JP2003180661A (ja) | 2001-12-13 | 2001-12-13 | 気道内圧監視装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003180661A true JP2003180661A (ja) | 2003-07-02 |
Family
ID=19186775
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001379373A Withdrawn JP2003180661A (ja) | 2001-12-13 | 2001-12-13 | 気道内圧監視装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003180661A (ja) |
| WO (1) | WO2003050497A1 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007016335A1 (en) * | 2005-07-30 | 2007-02-08 | Cookgas, Llc | Inflatable airways with pressure monitoring devices |
| WO2012169610A1 (ja) * | 2011-06-10 | 2012-12-13 | 日機装株式会社 | 血液浄化装置 |
| JP2019111174A (ja) * | 2017-12-25 | 2019-07-11 | 株式会社Ｔｋｂ | 人工呼吸器監視プログラム、人工呼吸器監視装置及びマイクカバー |
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|---|---|---|---|---|
| CN102654427A (zh) * | 2012-05-15 | 2012-09-05 | 中国葛洲坝集团股份有限公司 | 预埋锚锥承载力监测报警装置 |
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-
2001
- 2001-12-13 JP JP2001379373A patent/JP2003180661A/ja not_active Withdrawn
- 2001-12-18 WO PCT/JP2001/011068 patent/WO2003050497A1/ja active Application Filing
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| JP2012254252A (ja) * | 2011-06-10 | 2012-12-27 | Nikkiso Co Ltd | 血液浄化装置 |
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| JP7111328B2 (ja) | 2017-12-25 | 2022-08-02 | 株式会社Tkb | 人工呼吸器監視プログラム、人工呼吸器監視装置及びマイクカバー |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| WO2003050497A1 (fr) | 2003-06-19 |
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