JP7336094B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7336094B2
JP7336094B2 JP2019021935A JP2019021935A JP7336094B2 JP 7336094 B2 JP7336094 B2 JP 7336094B2 JP 2019021935 A JP2019021935 A JP 2019021935A JP 2019021935 A JP2019021935 A JP 2019021935A JP 7336094 B2 JP7336094 B2 JP 7336094B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light source
subject
hollow body
imaging device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019021935A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020127638A (ja
Inventor
俊哉 中口
隆雄 並木
光一 坂上
久男 春日
恒太郎 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chiba University NUC
Takano Co Ltd
Original Assignee
Chiba University NUC
Takano Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chiba University NUC, Takano Co Ltd filed Critical Chiba University NUC
Priority to JP2019021935A priority Critical patent/JP7336094B2/ja
Publication of JP2020127638A publication Critical patent/JP2020127638A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7336094B2 publication Critical patent/JP7336094B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

本開示は、第1の光源及び第2の光源の少なくともいずれかを用いて被写体を撮像する撮像装置に関する。
従来より、例えばヒトの特定の部位(例えば、舌や足首など)を撮影し、その撮影された画像から外観から得られる大きさや形状の変化などの情報に基づいて診断するための撮像装置が知られていた。特許文献1には、ヒトの舌を撮影し、撮影された舌画像から舌の外観から得られる舌の大きさ、形状の変化等を抽出し舌診断するのに用いられる撮像装置が記載されている。
しかし、ただ単に被写体の外観のみを撮像したのでは、部位によっては得られる画像中に含まれる注目領域を鮮明に把握することが困難であり、診断に用いるには利便性があまり高くないことがあった。
特開2015-226154号公報
そこで、上記のような技術を踏まえ、本開示では、様々な実施形態により、より利便性の高い画像を得ることが可能な撮像装置を提供することを課題とする。
本開示の一態様によれば、「略球状に形成された内面と、開口とを有する中空体と、第1の周波数帯の光を前記中空体内に向けて照射する第1の光源と、
前記第1の周波数帯とは異なる第2の周波数帯の光を前記中空体内に向けて照射する第2の光源と、前記第1の光源及び前記第2の光源のうちの少なくともいずれかから照射された照射光が、前記開口から前記中空体の内部に挿入されるか、前記開口付近に位置された被写体に反射した反射光によって被写体像を撮像するカメラと、を含む撮像装置」が提供される。
本開示の様々な実施形態によれば、より利便性の高い画像を得ることが可能な撮像装置を提供することができる。
なお、上記効果は説明の便宜のための例示的なものであるにすぎず、限定的なものではない。上記効果に加えて、または上記効果に代えて、本開示中に記載されたいかなる効果や当業者であれば明らかな効果を奏することも可能である。
図1Aは、本開示の第1実施形態に係る撮像装置1を示す正面図である。 図1Bは、本開示の第1実施形態に係る撮像装置1を示す側面図である。 図2は、本開示の第1実施形態に係る撮像装置1の構成を示すブロック図である。 図3は、本開示の第1実施形態に係る撮像装置1の構成を概念的に示す図である。 図4は、本開示の第1実施形態に係る第2の光源140の構成を示す図である。 図5Aは、本開示の第1実施形態に係る撮像装置1で撮影された画像の例を示す図である。 図5Bは、本開示の第1実施形態に係る撮像装置1で撮影された画像の例を示す図である。 図6は、本開示の第2実施形態に係る撮像装置1000を示す斜視図である。
添付図面を参照して本開示の様々な実施形態を説明する。なお、図面における共通する構成要素には同一の参照符号が付されている。
<第1実施形態>
1.撮像装置1の構成
本開示において、撮像装置1は、ヒトの診断に用いられる。特に、被写体として、ヒトの特定の部位(例えば、舌、足首、前腕、手のひら、顔面、眼瞼結膜など)を撮像して得られた被写体画像を観察して診断するのに用いられる。撮像に際しては、被写体に照射する光の光源として、互いに異なるピーク波長帯域を有する2種類の光源を使用する。したがって、本開示に係る撮像装置1を用いることによって、被写体の光の吸収・反射の違いによって、2種類の異なる被写体画像を得ることができ、より利便性の高い画像を得ることが可能になる。
一例としては、撮像装置1は、ヒトの舌裏に含まれる静脈を撮像し、その「お血」(おけつ)の状態を診断するために用いられる。お血は、主に東洋医学において、血液の流れが滞った状態のことを意味している。血液の流れが滞ることによって、毛細血管への血液の循環が不十分となり、皮膚や関節や各器官への栄養の伝達が不十分となる。そのため、冷え、のぼせ、こりや痛みの原因の一つとして知られている。また、これらに加えて、高血圧、低血圧、貧血、脳血管障害、虚血性心疾患、痔疾などの症状を引き起こすことも知られている。
お血は、一般的には、舌裏の表面に見える静脈の色や、静脈の形状、蛇行具合、静脈の怒張具合などを総合的に判断することによって診断される。
ここで、本開示の撮像装置1は、被写体に例えば可視光を照射することが可能な第1の光源と、被写体に例えば近赤外光を照射することが可能な第2の光源とを含む。したがって、可視光の波長帯域にピーク波長を有する光は、被写体の皮膚表面で反射されやすい。したがって、被写体の撮像対象となる部位の外観(大きさ、形状、色など)の観察に非常に優れた画像を得ることが可能となる。一方、近赤外光の波長帯域にピーク波長を有する光は、被写体の皮膚表面を透過し、血管やリンパ管などの体内組織で反射されやすい。したがって、被写体の撮像対象となる部位に含まれる血管の状態(形状、蛇行、怒張など)の観察に非常に優れた画像を得ることが可能となる。
図1Aは、本開示の第1実施形態に係る撮像装置1を示す正面図である。図1Bは、本開示の第1実施形態に係る撮像装置1を示す側面図である。図1A及び図1Bによると、本開示に係る撮像装置1は、中空体101、カバー102、開口103、制御ユニット110(図1A及び図1Bにおいて図示しない)、第1の光源130、第2の光源140、及びカメラ150を含む本体部100と、台座201、支持柱202、顎載置台203、及び額固定板204を含む支持部200を含む。
中空体101は、略球状に中空に形成された内面を有する部材である。中空体101の内面には、光を反射、拡散するのに適した塗料などが塗布され、中空体101の内部に向かって照射された光を中空体101の内部全体に十分に反射、拡散させることが可能である。一例としては、積分球が中空体101として用いられる。中空体101には、開口103に加えて、第1の光源130からの光を照射するための開口、被写体からの反射光をカメラ150の方向に通過させるための開口など、複数の開口を含む。
開口103は、中空体101の球状に形成された内面の中心を通る垂線を軸に、被写体からの反射光をカメラ150の方向に通過させるための開口と相対する位置に形成される。図1A及び図1Bにおいては、縦長トラック形状に形成された開口103が示されているが、楕円形、円形、長方形、正方形、その他の多角形など、縦長トラック形状以外の形状であってもよい。その大きさは、開口103の内部にヒトの舌を挿入するか、舌裏を撮影するのに十分な大きさであれば良い。ただし、舌裏撮像時に、自然光が開口103を通じて過剰に中空体101の内部に取り込まれないように、舌又は舌周辺の部位によって十分被覆できる程度の大きさに留めるのが好ましい。撮像装置1の使用時には、開口103に被写体を挿入するか、開口103の近傍に被写体を位置させる。
カバー102は、開口103の形状に対応するように形成される。カバー102の少なくとも一端が中空体101の外面に軸支されている。未使用時には当該カバー102によって開口103を被覆し、中空体101の内部にゴミやほこりなどの異物の侵入を防止する。一方、使用時には軸支されたカバー102を回転させることによって、開口103を通じて被写体の撮像を可能にする。
カメラ150は、被写体からの反射光をカメラ150の方向に通過させるための開口を介して、中空体101に接続される。本実施形態においては、カメラ150は、中空体101の内面によって形成された球の中心を通る水平線上に好ましくは配置される。カメラ150は、開口103に挿入された被写体、又は開口103の近傍に位置された被写体に反射した反射光を検出して、被写体像を生成するために用いられる。
台座201は、その一端が中空体101にビスなどによって固定され、中空体101を含む本体部100を支持する。また、台座201には、水平方向に伸延した一対の支持柱202が設けられている。当該支持柱202には、被験者の顎を載置するための顎載置台203が上下方向に移動可能に連結されている。顎載置台203は、被験者の被写体(例えば、舌裏)が開口103に対応する高さに位置するように、支持柱202に沿って上下方向に調節される。また、支持柱202の上端には被験者の額固定板204が連結されている。額固定板204は、被験者の額に沿うような形状をし、顎載置台203に被験者の顎を載置した際に、被験者の額が接するように構成されている。額固定板204は、被験者の頭が前後左右に動くのを規制することが可能である。
制御ユニット110は、本実施形態に係る撮像装置1の各機能ブロックを制御するためのプロセッサ111等を含み、カメラ150、第1の光源130、第2の光源140等と電気的に接続されている。なお、図1A及び図1Bにおいては具体的に制御ユニット110が図示されていないが、撮像装置1の入出力端子を介して各構成要素と制御ユニット110とが接続されている。その具体的な構成等については、図2において説明する。
第1の光源130及び第2の光源140は、被写体に所定の波長帯域の光を照射するために用いられる。その具体的な構成等については、図3及び4において説明する。
図2は、本開示の第1実施形態に係る撮像装置1の構成を示すブロック図である。図2によると、撮像装置1は、プロセッサ111、メモリ112を少なくとも含む制御ユニット110、第1の光源130、第2の光源140、カメラ150、及びディスプレイ230を含む。これらの各構成要素は、制御ライン及びデータラインを介して互いに電気的に接続される。なお、撮像装置1は、図2に示す構成要素の全てを備える必要はなく、一部を省略した構成をとることも可能であるし、他の構成要素を加えることも可能である。例えば、各構成要素を駆動するための電源装置、使用者が各構成要素に対する指示入力をするための入力インターフェイス、カメラによって撮像された画像等の情報を外部に送信するための通信インターフェイスなどを含むことが可能である。
制御ユニット110のプロセッサ111は、メモリ112に記憶されたプログラムに基づいて撮像装置1の他の構成要素・部品の制御を行う制御部として機能する。具体的には、プロセッサ111は、メモリ112に記憶されたプログラムに基づいて、第1の光源130、第2の光源140、カメラ150の駆動を制御する。また、プロセッサ111は、カメラ150によって撮像された被写体画像のディスプレイ230への表示を制御する。
メモリ112は、RAM、ROM、不揮発性メモリ、HDD等から構成され、記憶部として機能する。メモリ112は、本実施形態に係る撮像装置1の様々な制御のための指示命令をプログラムとして記憶する。メモリ112には、当該プログラムのほかに、一例として、カメラ150で撮像された被写体画像などが適宜記憶される。
カメラ150は、一例としては、CMOSイメージセンサが搭載され、被写体に反射した光を検出して被写体画像を生成する撮像部として機能する。カメラ150は、第1の光源130から照射された光による反射光と、第2の光源140から照射された光による反射光のいずれをも検出することが可能である。カメラ150は、使用者からの指示入力によって、第1の光源130を使用した撮像モードと、第2の光源140を使用した撮像モードとを切り替えて撮像する。しかし、これに代えて、時分割で両撮像モードを切り替えて、使用者のからの指示入力によらずに、両撮像モードで撮像を可能にしてもよい。なお、カメラ150に搭載されるイメージセンサは、CMOSイメージセンサに限らず、CCDイメージセンサ等を用いることも可能である。
ディスプレイ230は、カメラ150によって撮像された被写体画像を表示するための表示部として機能する。一例としては、液晶パネルによって構成され、第1の光源130を利用して撮像された画像と、第2の光源140を利用して撮像された画像とを対比可能に、左右に並べて表示する。なお、ディスプレイ230は、液晶パネルに限らず、有機ELディスプレイやプラズマディスプレイ等から構成されていてもよい。
2.第1の光源130及び第2の光源140の構成
図3は、本開示の第1実施形態に係る撮像装置1の構成を概念的に示す図である。具体的には、図3は、中空体101の中心を含む垂直面(図1AのA-A’で示された面)において、中空体101の断面を概略的に示す図である。
図3によると、中空体101の内面は、略球状に形成されている。また、中空体101には、開口103に加えて、第1の光源130からの光を照射するための開口、被写体からの反射光をカメラ150の方向に通過させるための開口など、複数の開口が形成されている。また、カメラ150は、中空体101の内面を形成する球体の中心Cを水平方向に通る線分B-B’上に配置されている。また、開口103は、線分B-B’上であって、当該中心Cを中心にカメラ150に相対する位置に形成される。
第1の光源130は、第1の光源130からの光を照射するための開口を介して中空体101に接続される。本実施形態においては、第1の光源130は中空体101の下部に配置される。第1の光源130は、一例としては可視光の波長帯域に少なくとも一つのピーク波長を有する光を出射可能な光源131が用いられる。具体的には、光源131は、赤色の光を出射するLED、青色の光を出射するLED、緑色の光を出射するLEDを有し、これらのLEDから光が出射されることによって全体として可視光の波長帯域をカバーする光が出射される。第1の光源130から出射した光は、開口を介して中空体101の内部に向けて照射され、中空体101の内面によって反射、拡散され、その少なくとも一部が開口103の被写体に到達する。
第1の光源130は、各LEDから光が照射される方向に赤外線カットフィルター132を含むことも可能である。当該赤外線カットフィルター132は、第1の光源130から出射される光が可視光成分を主成分とし、近赤外光成分を除去するために用いられる。
第2の光源140は、中空体101の内部に配置される。本実施形態においては、第2の光源140は、被写体からのカメラ150に入射する光路、すなわち被写体からの反射光をカメラ150の方向に通過させるための開口の周囲に配置される。すなわち、本実施形態においては、開口103、中空体101の内面に形成される球の中心、第2の光源140、及びカメラ150が、それぞれ同一軸線(線分B-B’)上に配置される。第2の光源140は、一例としては近赤外光の波長帯域にピーク波長を有する光を出射可能な光源が用いられる。第2の光源140は、当該光源から照射された光を、中空体101の内部に拡散させるための拡散板や光学特性を持つ光学素子143を含むことが可能である。
図4は、本開示の第1実施形態に係る第2の光源140の構成を示す図である。図4によると、第2の光源140は、基板142と、当該基板142上に配置された複数のLED141-1~141-8とを含む。基板142は、カメラ150に被写体からの反射光が入射する光路を確保するために、当該光路に対応する位置に開口144が形成されている。また、基板142は、ビス(図示しない)などによって、中空体101に固定される。
複数のLED141-1~141-8は、基板142上に、開口144に沿って環状に配置されている。つまり、複数のLED141-1~141-8は、中空体101の内面が形成する球の中心を水平方向に通る線分B-B’を中心にして、それぞれが対称な位置に配置されている。これによって、中空体101の内部に均一な光を出射することが可能となる。なお、本実施形態では、合計8個のLEDを用いたが、この数には限定されない。例えば、光源として、1個のLEDのみを用いることも可能であるし、8個以上のLEDを用いることも可能である。なお、本実施形態では、基板142に開口144が形成される例について説明した。しかし、基板142によって光路が遮られなければいずれの形状や形態であってもよく、基板142をC字状に形成したり、基板142を被写体からの反射光を透過可能な素材で形成したりすることも可能である。また、いずれの場合においても、第2の光源140として用いられる光源は、被写体からの反射光がカメラ150に入射する光路を遮らないように、その周囲に配置される。
本実施形態では、第1の光源130と第2の光源140は、使用者からの指示入力に基づいて、切り替えられ、同時又はほぼ同時のタイミングで両光源を利用した画像が撮像される。しかし、これに限らず、例えば一定周期で第1の光源130と第2の光源140とを自動的に切り替えるようにしてもよい。また、第1の光源130と第2の光源140は、それぞれ異なる周波数帯域の光が出射できれば良い。したがって、物理的に二つの異なる光源を設ける必要はなく、例えば同じLEDを光源として用いて、時分割で出射する光の周波数を切り替えて、一定周期で第1の光源130及び第2の光源140として機能するようにしてもよい。
3.第1の光源130及び第2の光源140を利用して撮像された画像の例
図5A及び図5Bは、本開示の第1実施形態に係る撮像装置1で撮像された画像の例を示す図である。具体的には、図5Aは、第1の光源130(可視光)を用いてカメラ150によって撮像された舌裏の画像を示す。また、図5Bは、第2の光源140(近赤外光)を用いてカメラ150によって撮像された舌裏の画像を示す。
図5Aによると、第1の光源130からは可視光の帯域にピーク波長を有する光が照射される。したがって、このような光は、舌裏表面で反射されるため、舌裏表面の色味や、舌裏表面に浮かび上がる静脈の色味をより鮮明に把握することが可能となる。例えば、舌裏静脈の色が青紫色に近いほど、お血の可能性が高いと診断される。
図5Bによると、第2の光源140からは近赤外光の帯域にピーク波長を有する光が照射される。したがって、このような光は、舌裏表面を透過し、生体内部の血管やリンパ管に反射されるため、舌裏の静脈をより鮮明に把握することが可能となる。図5Bには白の破線で囲んだ領域に静脈が含まれているが、図5Bからも明らかなとおり、図5Aの可視光で撮像した画像に比して、毛細血管の先端まで鮮明に撮像されている。また、毛細血管と他の組織との境界も鮮明になっており、毛細血管の形状、蛇行具合、太さをより正確に把握することが可能となる。この近赤外光を利用した近赤外光画像によって、静脈の形状、蛇行具合、静脈の怒張具合を判断し、図5Aに示す可視光画像と共に用いることで、より正確にお血の診断をすることが可能となる。
以上、本実施形態においては、第1の光源130と第2の光源140を備える撮像装置1を用いることによって、より利便性の高い画像を得ることが可能となる。具体的には、第1の光源130を利用して可視光画像を得るとともに、第2の光源140を利用して、当該可視光画像と略同じタイミングで撮像された近赤外光画像を得ることによって、舌裏静脈の色味、形状、蛇行具合、怒張具合をより鮮明に把握でき、お血のより正確な診断が可能となる。
<第2実施形態>
第1実施形態では、支持部200に顎載置台203や額固定板204を含み、被験者の顎を顎載置台203に載せて、開口103の近傍又は開口103内に被写体(舌裏)を位置させて撮像する撮像装置1について説明した。第2実施形態においては、被験者が例えばベッドの上などに横たわった状態で被写体の撮像が可能な撮像装置1000について説明する。なお、本実施形態は、以下で具体的に説明する点を除いて、第1実施形態における構成と同様である。したがって、それらの事項の詳細な説明は省略する。
図6は、本開示の第2実施形態に係る撮像装置1000を示す斜視図である。図6に示す撮像装置1000は、支持部2000によって支持された本体部1100を含む。本体部1100は、第1実施形態の本体部100と同様に、開口1103、カメラ1150、第1の光源1130、第2の光源1140等を含むが、その配置が異なる。すなわち、開口1103は、中空体1101の下側に形成され、カメラ1150はその反対側の上側に配置されている。つまり、本実施形態においては、中空体1101の下方に位置する被写体を上方に位置するカメラ150によって撮像することが可能となる。
本実施形態に係る撮像装置1000は、例えば、被験者をベッドの上などに横たわった状態にし、撮像対象となる所望の部位の情報に撮像装置1000を移動させて撮像することが可能となる。したがって、第1実施形態においては、主に舌裏の静脈を撮像するのに用いられたが、舌裏に限らず、足首、前腕、手のひら、顔面、眼瞼結膜などの静脈を観察し、症状の診断をするのに好適に用いることが可能となる。
以上、本実施形態においては、第1の光源1130と第2の光源1140を備える撮像装置1000を用いることによって、より利便性の高い画像を得ることが可能となる。具体的には、第1の光源1130を利用して可視光画像を得るとともに、第2の光源1140を利用して、当該可視光画像と略同じタイミングで撮像された近赤外光画像を得ることによって、様々な部位の静脈の色味、形状、蛇行具合、怒張具合をより鮮明に把握でき、症状のより正確な診断が可能となる。
1 撮像装置
100 本体部
110 制御ユニット
130 第1の光源
140 第2の光源
150 カメラ
1000 撮像装置
1100 本体部
1130 第1の光源
1140 第2の光源
1150 カメラ

Claims (7)

  1. 略球状に形成された内面と、開口とを有する中空体と、
    第1の周波数帯の光を前記中空体内に向けて照射する第1の光源と、
    前記第1の周波数帯とは異なる第2の周波数帯の光を前記中空体内に向けて照射する第2の光源と、
    前記第1の光源及び前記第2の光源のうちの少なくともいずれかから照射された照射光が、前記開口から前記中空体の内部に挿入されるか、前記開口付近に位置された被写体に反射した反射光によって被写体像を撮像するカメラと、
    を含み、
    前記被写体及び前記被写体像はヒトの舌裏の静脈を含む、撮像装置。
  2. 略球状に形成された内面と、開口とを有する中空体と、
    第1の周波数帯の光を前記中空体内に向けて照射する第1の光源と、
    前記第1の周波数帯とは異なる第2の周波数帯の光を前記中空体内に向けて照射する第2の光源と、
    前記第1の光源及び前記第2の光源のうちの少なくともいずれかから照射された照射光が、前記開口から前記中空体の内部に挿入されるか、前記開口付近に位置された被写体に反射した反射光によって被写体像を撮像するカメラと、
    を含み、
    前記被写体及び前記被写体像はヒトの舌裏の静脈を含み、
    前記カメラによって撮像された前記被写体像に基づいて、ヒトの舌裏の静脈のお血の診断をするための、撮像装置
  3. 前記第1の周波数帯の光は可視光である、請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記第2の周波数帯の光は近赤外光である、請求項1~のいずれか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記第2の光源は、近赤外光を照射するためのLEDを含む、請求項1~のいずれか一項に記載の撮像装置。
  6. 前記第2の光源は、前記カメラに前記反射光が入射する光路に対応する位置に開口が形成された基板と、前記基板上であって前記基板に形成された開口の周囲に環状に配置された近赤外光を照射するための複数のLEDと、を含む、請求項1~のいずれか一項に記載の撮像装置。
  7. 前記第2の光源は、当該光源から照射された光を拡散するための光学素子を含む、請求項1~のいずれか一項に記載の撮像装置。
JP2019021935A 2019-02-08 2019-02-08 撮像装置 Active JP7336094B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019021935A JP7336094B2 (ja) 2019-02-08 2019-02-08 撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019021935A JP7336094B2 (ja) 2019-02-08 2019-02-08 撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020127638A JP2020127638A (ja) 2020-08-27
JP7336094B2 true JP7336094B2 (ja) 2023-08-31

Family

ID=72175135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019021935A Active JP7336094B2 (ja) 2019-02-08 2019-02-08 撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7336094B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000083933A (ja) 1998-07-17 2000-03-28 Nippon Koden Corp 生体組織中吸光物質濃度測定装置
JP2011206513A (ja) 2010-03-09 2011-10-20 Shiseido Co Ltd 画像解析方法、評価方法、画像解析装置、及び画像解析プログラム
JP2013212247A (ja) 2012-04-02 2013-10-17 Sharp Corp 皮膚測定システム
JP2015526948A (ja) 2012-06-20 2015-09-10 ビオメリューBiomerieux カメラと絞りとを含む光学デバイス
JP2016150024A (ja) 2015-02-16 2016-08-22 コニカミノルタ株式会社 器官画像撮影装置
WO2017181293A1 (en) 2016-04-22 2017-10-26 Fitskin Inc. Systems and method for skin analysis using electronic devices

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000083933A (ja) 1998-07-17 2000-03-28 Nippon Koden Corp 生体組織中吸光物質濃度測定装置
JP2011206513A (ja) 2010-03-09 2011-10-20 Shiseido Co Ltd 画像解析方法、評価方法、画像解析装置、及び画像解析プログラム
JP2013212247A (ja) 2012-04-02 2013-10-17 Sharp Corp 皮膚測定システム
JP2015526948A (ja) 2012-06-20 2015-09-10 ビオメリューBiomerieux カメラと絞りとを含む光学デバイス
JP2016150024A (ja) 2015-02-16 2016-08-22 コニカミノルタ株式会社 器官画像撮影装置
WO2017181293A1 (en) 2016-04-22 2017-10-26 Fitskin Inc. Systems and method for skin analysis using electronic devices

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020127638A (ja) 2020-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2601886T3 (es) Aparato y método para obtener imágenes de un ojo
ES2461552T3 (es) Cámara ocular digital
CN209611102U (zh) 适配器和包含适配器的眼底照相系统
EP3148403B1 (en) Optical equipment for observation of the iridocorneal zone
EP1791462B1 (en) Pupillometer
US20160139039A1 (en) Imaging system and imaging method
CN109008985A (zh) 多光谱医学成像装置及其方法
JP2016522711A (ja) マイボーム腺分析のためにマイボーム腺を画像化するための眼瞼照射システムおよび方法
US20230137387A1 (en) System and method for visualization of ocular anatomy
CN106580244A (zh) 一种便携式红外光偏心摄影验光系统
CN115151181A (zh) 用于眼科装置的个性化患者接口
JP4495154B2 (ja) 哺乳動物での動的な熱力学的過程を同定し分類してそれらを識別するシステム
JP7336094B2 (ja) 撮像装置
KR101189889B1 (ko) 얼굴 피부 촬영용 카메라장치
JP4169881B2 (ja) 全視野光刺激装置
JPH08154924A (ja) 測定機能を有する眼底カメラ
CN109662692B (zh) 一种中医多模望诊仪
JP4652643B2 (ja) 高解像度ダイナミックデジタル赤外線イメージングのための方法および装置
TWI435704B (zh) 口腔光學診斷裝置及其運作方法
JP2004329879A (ja) 眼球検査装置及び眼球検査方法
KR102578122B1 (ko) 얼굴 피부 진단기기 및 이를 이용하는 얼굴 피부 진단 방법
JP7212063B2 (ja) 眼科装置
US10905325B2 (en) Ophthalmologic apparatus
JP2004041411A (ja) Mriにおける視覚刺激呈示方法及びmri装置
EP4117505A1 (en) Illumination of an eye fundus using non-scanning coherent light

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211101

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230413

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230718

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230809

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7336094

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150