JP7334581B2 - 合成樹脂容器 - Google Patents

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Description

この発明は、合成樹脂容器に関するものである。
改ざん防止機能を有する合成樹脂容器として、例えば、次のようなものが知られている。
当社の現行品を図9~図14に示す。図9は、現行蓋を現行容器本体に嵌める前の現行合成樹脂容器の斜視図である。図10は、現行蓋を現行容器本体に嵌め、現行蓋を閉める前の現行合成樹脂容器の斜視図である。図11は、現行蓋を現行容器本体に嵌め、閉めた後、蓋止め部を内側に折る前の現行合成樹脂容器の斜視図である。図12は、現行蓋を現行容器本体に嵌め、閉めた後、蓋止め部を内側に折った状態の現行合成樹脂容器の上部の斜視図である。図13は、蓋止め部を内側に折った後、楔で封印する前の現行合成樹脂容器の上部の斜視図である。図14は、蓋止め部を内側に折った後、楔で封印した後の現行合成樹脂容器の上部の斜視図である。
現行品の合成樹脂容器は、現行容器本体5と、現行容器本体5に螺子係合する現行蓋6と、現行容器本体5と現行蓋6を封印にするための現行楔7とから成る。
現行容器本体5は、円形底部(図示しない)と、該円形底部の周辺に立設されたほぼ円筒状の現行周壁部51とを有している。
現行容器本体5の現行周壁部51には、上端から、外側に水平方向に延在する現行フランジ52がある。また、上端から下がった位置に、現行容器本体5の外周面を取り巻くように、且つ、外周面から水平状に突設された現行第1水平リブ53が形成される。現行第1水平リブ53から下がった位置に現行雄螺子54が形成されている。現行雄螺子54は、後述する現行蓋6に形成される雌螺子に合するように構成されている。現行雄螺子54は外周の四分の一の長さで周方向に外周面に4つ形成されている。
現行雄螺子54の直ぐ下に、現行容器本体5の外周面を取り巻くように、且つ、外周面から水平状に突設された現行第2水平リブ55がある。現行第2水平リブ55の下方に形成された、同じく、現行容器本体5の外周面を取り巻くように、且つ、外周面から水平状に突設された現行第3水平リブ56がある。現行第3水平リブ56の下方に形成された、同じく、現行容器本体5の外周面を取り巻くように、且つ、外周面から水平状に突設された現行第4水平リブ57がある。
現行第1水平リブ53と現行第2水平リブ55を垂直に連結する現行第1縦リブ58が外周面に等間隔で8箇所ある。4箇所は、2つの現行雄螺子54の端と連結しており、他の4箇所の各々は、4箇所の現行雄螺子54の周方向のほぼ中央を横断している。
また、現行第1縦リブ58の周方向の同じ位置に、現行第2水平リブ55と現行第3水平リブ56を垂直に連結する現行第2縦リブ59と、現行第3水平リブ56と現行第4水平リブ57を垂直に連結する現行第3縦リブ510が、各8箇所ある。
楔を通すための現行容器本体孔81を有する垂直縦板8が、現行周壁部51上に、現行第4水平リブ57に垂直に立設して設けられている。垂直縦板8は、8つの現行第2縦リブ59と8つの現行第3縦リブ510のうち、一つ置きに4つに所定の距離を置いて左側対抗して、設けられている。現行周壁部51に接する垂直縦板8の縦辺の上端は、第2水平リブ55のやや下にあり、現行周壁部51に接していない縦辺の上端は、現行第3水平リブ56のやや上にあり、従って、それらの上端を結ぶ辺は、外側に向けて下がっている。楔を通すための現行容器本体孔81は、それらの上端を結ぶ辺と現行第3水平リブ56との間に設けられている。
現行第3水平リブ56は、後述する蓋止め部9が内側に折れるように、垂直板81に連結する部分が、欠けた状態になっている。
現行容器本体5に螺子係合する現行蓋6は、現行円形天井部61と、現行円形天井部61の周辺から立ち上がった現行段部62と、現行段部62の外周に沿って下方に垂下した現行外周部63とを有している。
現行外周部63の下縁には、蓋止め部9が接合している。蓋止め部9は、一辺が、現行外周部63の下縁上に水平にあり、該一辺に対向する辺が現行外周部63の下縁より下にある縦に長い矩形状の第1板91を有している。第1板91は、現行外周部63の下縁のやや下に溝になっている現行脆弱部94を有し、それにより現行外周部63の下縁より下の第1板91の部分が、内側に折れるようになっている。
また、蓋止め部9は、第1板91の下側の水平辺から外側に突接した矩形状の第2板92と第1板91の右側辺から外側に突接した矩形状の第3板93を有している。第3板93には、楔を通すための現行蓋孔95があいている。
現行蓋6を締め切った後、蓋止め部9を現行脆弱部94により内側に曲げたとき、蓋止め部9の現行蓋孔95と垂直縦板8の現行容器本体孔81が重なり、現行楔7を通すことにより改ざんを防止することができる。
蓋を開けるときは、現行脆弱部94をカッターなどで切断して開ける。
特開2001-287760号公報には、容器本体に形成された雌板部材には嵌合孔を形成するとともに、蓋に形成された雄部材には係止雄部を形成し、該係止雄部を上記嵌合孔に圧入することにより、係止雄部を上記雌板部材に係止するようにしたことを特徴とする合成樹脂製ペール缶が開示されている。また、特許文献1は、雄部材に、容器本体に形成された係合垂直リブを挟み込む一対の回動阻止板部を配設することにより蓋の回動を阻止している。
特開2001-287760号公報
当社の現行品は、現行楔7を打ち込む現行容器本体孔81が、現行蓋6の現行外周部63の下縁と現行第3水平リブ56にはさまれた狭い部分において現行楔7を周方向に打ち込む位置にあるため、打ち込みにくく、機械による自動化には不向きである。
また、特開2001-287760号公報の発明においては、蓋に形成された雄部材に、係止雄部を形成しているため、係止雄部がなんらかの衝撃で破損した場合、蓋ごととりかえる必要があった。
本発明は、自動化が容易で、蓋と容器本体の係止部が破損しても係止部の取替えのみですむとともに、簡易に蓋の回動を阻止する手段を有する合成樹脂容器を提供する。また、さらに、改ざん防止を確実にする合成樹脂容器を提供する。
即ち、本発明の第1の発明は、
(1)容器本体1と、容器本体1に螺子係合する蓋2と、容器本体1と蓋2を封印するための楔3とを有し、容器本体1は、蓋2を受ける円筒状の周壁部11と、楔3を通すための容器本体孔112がある面が周壁部11の外周面上に空間を置いて対向している本体ロック部111と、蓋の後戻りを防止するための突起部113を有し、
蓋2は、円形の外周に沿って下方に垂下した外周部23と、外周部23の下縁に接合し、蓋がしまったとき、容器本体孔112と対向する蓋孔25がある蓋ロック部26を有する、合成樹脂容器である。また、第2の発明は、
(2)蓋ロック部26が、蓋孔25に楔3が撃ち込まれたとき、楔3の傘部32を囲むように存在する、輪郭部28を有する(1)記載の合成樹脂容器である。さらに、第3の発明は、
(3)輪郭部28にスリット29がある(2)記載の合成樹脂容器である。
本発明によれば、楔3を通すための容器本体孔112がある面が周壁部11の外周面上に空間を置いて対向している本体ロック部111を有しているので、自動化による生産が容易であり、蓋2と容器本体1の係止部である楔3が破損しても楔3の取替えのみですむとともに、簡易に蓋2の回動を阻止する手段を有する合成樹脂容器を提供できる。
また、さらに、改ざん防止を確実にする合成樹脂容器を提供できる。
図1は、蓋を容器本体に嵌める前の本発明の合成樹脂容器の斜視図である。 図2は、蓋を容器本体に嵌め、蓋を閉める前の本発明の合成樹脂容器の斜視図である。 図3は、蓋を容器本体に嵌め、閉めた後、楔で封印する前の本発明の合成樹脂容器の斜視図である。 図4は、蓋と容器本体を楔で封印した後の本発明の合成樹脂容器の斜視図である。 図5は、蓋を容器本体に嵌め、閉めた後、楔で封印する前の本体ロック部付近と蓋ロック部付の近本発明の合成樹脂容器の拡大図である。 図6は、蓋と容器本体を楔で封印した後の本体ロック部付近と蓋ロック部付近の本発明の合成樹脂容器の拡大図である。 図7は、蓋と容器本体を楔で封印した後の楔での封印状態がわかる本発明の合成樹脂容器の縦方向断面図である。 図8は、本発明の合成樹脂容器の楔の一例の側面図である。 図9は、現行蓋を現行容器本体に嵌める前の現行合成樹脂容器の斜視図である。 図10は、現行蓋を現行容器本体に嵌め、現行蓋を閉める前の現行合成樹脂容器の斜視図である。 図11は、現行蓋を現行容器本体に嵌め、閉めた後、蓋止め部を内側に折る前の現行合成樹脂容器の斜視図である。 図12は、現行蓋を現行容器本体に嵌め、閉めた後、蓋止め部を内側に折った状態の現行合成樹脂容器の上部の斜視図である。 図13は、蓋止め部を内側に折った後、楔で封印する前の現行合成樹脂容器の上部の斜視図である。 図14は、蓋止め部を内側に折った後、楔で封印した後の現行合成樹脂容器の上部の斜視図である。 図15は、第2、第3の発明を説明するための蓋ロック部26の斜視図である。 図16は、蓋ロック部26に楔3を打ち付けた状態の図である。 図17は、改ざんされた時の様子を示した図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の第1の発明について説明する。図1は、蓋を容器本体に嵌める前の合成樹脂容器の斜視図である。
本発明に係わる合成樹脂容器は、容器本体1と、容器本体1に螺子係合する蓋2と、容器本体1と蓋2を封印にするための楔3とから成る。
容器本体1は、円形底部(図示しない)と、該円形底部の周辺に立設されたほぼ円筒状の周壁部11とを有している。容器本体1の周壁部11は、上方に向かって僅かに拡開させるのが好ましく、それによって合成樹脂製容器本体1どうしを互いに入子積みすることができる。
容器本体1の周壁部11には、上端から、外側に水平方向に延在するフランジ12がある。また、上端から下がった位置に、容器本体1の外周面を取り巻くように、且つ、外周面から水平状に突設された第1水平リブ13が形成される。第1水平リブ13から下がった位置に雄螺子14が形成されている。雄螺子14は、後述する蓋2に形成される雌螺子に合するように構成されている。雄螺子14は周方向の四分の一の外周面に4つ形成されている。
雄螺子14の直ぐ下に、容器本体1の外周面を取り巻くように、且つ、外周面から水平状に突設された第2水平リブ15がある。第2水平リブ15の下方に形成された、同じく、容器本体1の外周面を取り巻くように、且つ、外周面から水平状に突設された第3水平リブ16がある。第3水平リブ16の下方に形成された、同じく、容器本体1の外周面を取り巻くように、且つ、外周面から水平状に突設された第4水平リブ17がある。
第1水平リブと第2水平リブを垂直に連結する第1縦リブ18が外周面に等間隔で8箇所ある。4箇所は、2つの雄螺子14の端と連結しており、他の4箇所の各々は、4箇所の雄螺子14の周方向のほぼ中央を横断している。
また、第1縦リブ18の周方向の同じ位置に、第2水平リブ15と第3水平リブ16を垂直に連結する第2縦リブ19と、第3水平リブ16と第4水平リブを垂直に連結する第3縦リブ110が、各8箇所ある。
本体ロック部111は、縦長の長方形状の部材で、楔3を通すための容器本体孔112を有する面が周壁部11の外周面に対向している。本体ロック部111の周壁部11の外周面に対向している面は、容器本体孔112に楔3を打ったとき、楔3が容器本体1の周壁部11にぶつからないように周壁部の外面上に周壁部11から空間をおいて離れてある。容器本体孔112の位置は、蓋2が容器本体1にしまったとき、後述する蓋孔25と重なるように設けられる。本実施態様では、第3水平リブ16のやや上に設けられている。
突起部113は、蓋を閉めたとき蓋の後戻りを防止するために設けられる。上から見たとき、ほぼ三角状で、蓋を閉める方向に対しては、後述する蓋ロック部26が容易に乗り越え、閉めやすいように鋭角であり、後戻り方向に対しては、蓋が後戻りしないようにほぼ直角となっている。その位置は、後述する蓋ロック部26が、蓋2を締め切ったとき、突起部113にあたり、蓋の後もどりができないように、設けられる。即ち、蓋2を閉め切ったとき、蓋ロック部26の右側辺(外から内を見たとき)が、突起部113に当たり、後戻りできないように設けられ、蓋ロック部26の右側辺(外から内を見たとき)が突起部113に接した状態になることが好ましい。本実施態様では、高さ方向の位置は、第3水平リブの高さの位置にある。また、周方向の位置は、本実施態様では、記述した三角状の直角部が、本体ロック部111の縦方向の両辺のうち内側に向かって右の縦辺付近にあるが、本体ロック部111、蓋ロック部26の周方向に長さに依存し、本体ロック部111上であったり、第3水平リブ上であったりする。
本実施態様では、本体ロック部111の水平方向の上辺は、第2水平リブ15と第3水平リブ16の間にあり、縦方向の両辺は、第3水平リブ16を垂直に横断し、水平方向の下辺は、第4水平リブ17に連結している。縦方向の両辺のうち内側に向かって右の縦辺は、第2縦リブ19と第3リブ110と周方向が同じ位置に一つおきに4箇所設けられている。
本体ロック部111の第3水平リブ16と第4水平リブ17の間にある縦方向の両辺から容器本体1の外周部11に向かって、垂直に二つの第1壁114が形成され、外周部11と第3水平リブ16と第4水平リブ17に連結している。二つの第1壁114のうち、内側に向かって右側の壁は、第3縦リブと兼用となる。また、本体ロック部111の水平方向の上辺から容器本体1の外周部11に向かって、上斜め方向に外周部11に連結し、斜め板115が形成されている。
斜め板115の縦方向の両辺と、本体ロック部111の第2水平リブ15と第3水平リブ16の間にある縦方向の両辺から、容器本体1の外周部11に垂直に向かって、外周部11に連結し、第2壁116が形成される。二つの第2壁116のうち、内側に向かって右側の壁は、第2縦リブ19と連結し、一部が第2縦リブ19と兼用となる。
容器本体1に螺子係合する蓋2は、円形天井部21と、円形天井部21の周辺から立ち上がった段部22と、段部22の外周に沿って下方に垂下した外周部23とを有している。
合成樹脂製蓋体2の外周部23には、上端から下外方に傾斜した傾斜面231が形成されるとともに該傾斜面231から下がった位置の内周面に合成樹脂製容器本体1の雄螺子14に螺合する雌螺子232が形成されている。
外周部23の下縁に、蓋2が閉まったとき、容器本体孔112と対向する蓋孔25がある矩形状の蓋ロック部26が接合している。
蓋ロック部26には、外周部23の下縁よりやや下の位置が溝になっている脆弱部24がある。容器本体1と蓋2を楔3で封印した後、蓋を開けるとき、該脆弱部24をカッターなどで切断し、開ける。
蓋孔25は、楔3を通すためのほぼ円形の孔で、その周囲には、厚さが、蓋ロック部26の厚さより、やや薄い円形のへこみ部27がある。へこみ部27は、後述する楔3の傘部32が楔3を蓋孔25に打ち込んだ際、収まるようになっている。
図2は、蓋2を容器本体1に嵌め、蓋3を閉める前の合成樹脂容器の斜視図である。
図3は、蓋2を容器本体1に嵌め、閉めた後、楔3で封印する前の合成樹脂容器の斜視図である。図5は、蓋を容器本体に嵌め、閉めた後、楔で封印する前の本体ロック部付近と蓋ロック部付近の拡大図である。図3、図5において、本体ロック部111の容器本体孔112と蓋ロック部26の蓋孔25が、楔3で封印されるように重なった状態になっている。
図4は、蓋2と容器本体1を楔3で封印した後の斜視図である。図6は、蓋2と容器本体1を楔3で封印した後の本体ロック部111付近と蓋ロック部26付近の拡大図である。図7は、蓋2と容器本体1を楔3で封印した後の楔3での封印状態がわかる縦方向断面図である。
図8は、楔3の一例の側面図である。楔3は、楔を打ち込むための矢部31と楔のうちこみを止めるための傘部32とを有している。
合成樹脂製容器本体1、蓋2及び楔3は、例えばポリエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂でつくられる。
第2、第3の発明について、説明する。
容器本体1と蓋2を楔3で封印するが、楔3の封印があまいと、蓋ロック部26が、脆弱部24をもとに、上に強引に折り曲げられると、楔3が取れてしまう場合がある。そして、改ざんされた後、再度、楔3で止められると、改ざんが判別しにくい場合がある。これを防ごうと、楔3による封印をきつくすると、楔3が容器本体孔112、蓋孔25に打ちにくくなってしまう。第2、第3の発明は、このような不具合を阻止し、改ざん防止を確実に阻止するものである。
図15は、第2、第3の発明を説明するための蓋ロック部26の斜視図である。蓋ロック部は、へこみ部27のさらに外側にへこみ部27を囲むように、スリット29が2本ある輪郭部28を有している。輪郭部28は、へこみ部27よりさらに、薄肉でできており、楔3を強引に上に折り曲げようとしたとき破壊されるように設計される。スリット29は、必ずしも必要ではないが、輪郭部の破壊がより容易になるようにあった方が、好ましい。スリットの大きさ、位置、数は、適宜きめうるが、本実施態様では、円状の輪郭部28の円周上に,長さが、円周の約1/6のスリット29が対抗するように2か所存在している。
輪郭部28のさらに外側に蓋ロック部の厚さより出っ張っている凸部210が輪郭部28を囲んで存在している。これは、へこみ部27に収まっている楔3の傘部32に衝撃が加わらないようにするためである。
図16は、蓋ロック部26に楔3を打ち付けた状態の図である。輪郭部28の形状は任意であるが、通常、円状で、楔3が蓋孔25に撃ち込まれたときに楔3の傘部32の覆いの外側で傘部32を囲むように存在している必要がある。蓋ロック部26が、強引に上に持ち上げられたとき、輪郭部28が、壊れ、傘部32で止められた輪郭部28の内側が、容器本体1に残り、改ざんがわかるようにするためである。
図17は、改ざんされた時の様子を示した図である。蓋ロック部26の輪郭部28の内側が壊れ、へこみ部27が楔3ともに容器本体1に残っているのがわかる。
1 容器本体
11 周壁部
12 フランジ
13 第1水平リブ
14 雄螺子
15 第2水平リブ
16 第3水平リブ
17 第4水平リブ
18 第1縦リブ
19 第2縦リブ
110 第3縦リブ
111 本体ロック部
112 容器本体孔
113 突起部
114 第1壁
115 斜め板
116 第2壁
2 蓋
21 円形天井部
22 段部
23 外周部
24 脆弱部
25 蓋孔
26 蓋ロック部
27 へこみ部
28 輪郭部
29 スリット
210 凸部
3 楔
31 矢部
32 傘部
5 現行容器本体
51 現行周壁部
52 現行フランジ
53 現行第1水平リブ
54 現行雄螺子
55 現行第2水平リブ
56 現行第3水平リブ
57 現行第4水平リブ
58 現行第1縦リブ
59 現行第2縦リブ
510 現行第3縦リブ
6 現行蓋
61 現行円形天井部
62 現行段部
63 現行外周部
7 現行楔
8 垂直板
81 現行容器本体孔
9 蓋止め部
91 第1板
92 第2板
93 第3板
94 現行脆弱部
95 現行蓋孔

Claims (1)

  1. 容器本体(1)と、容器本体(1)に螺子係合する蓋(2)と、容器本体(1)と蓋(2)を封印するための楔(3)とを有し、
    容器本体(1)は、蓋(2)を受ける円筒状の周壁部(11)と、楔(3)を通すための容器本体孔(112)がある面が周壁部(11)の外周面上に空間を置いて対向している本体ロック部(111)と、蓋の後戻りを防止するための突起部(113)を有し、
    蓋(2)は、円形の外周に沿って下方に垂下した外周部(23)と、外周部(23)の下縁に接合し、蓋がしまったとき、容器本体孔(112)と対向する蓋孔(25)がある蓋ロック部(26)を有し、
    蓋ロック部(26)が、蓋孔(25)に楔(3)が撃ち込まれたとき、楔(3)の傘部(32)を囲むように存在する、輪郭部(28)を有し、
    輪郭部(28)にスリット(29)がある
    成樹脂容器。
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