JP7333957B2 - ばね及びこれを用いた弁装置 - Google Patents
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Description
平坦な中央部と、
前記中央部から外側に延在する複数の梁部と、
前記梁部の外方端を連結する周方向に連続した周辺部と、を備え、
前記周辺部に対して前記中央部は、板厚方向に位置しており、
前記周辺部の内側が前記梁部に支持された状態で、板厚方向に沿って前記中央部に所定の荷重が印加されたときに、前記周辺部の外側が反り返るように変形することを特徴とする。
前記支点に連結され前記力点から離間する側に延在する支点拘束部を備え、前記支点拘束部は、前記力点で所定の荷重を受けた時、前記力点が変位する方向とは逆方向に変位しつつ、荷重方向に交差する方向における前記力点に対する前記支点の相対移動を制限し、
前記支点に対する前記荷重方向における前記力点の相対変位量が第1の値と第2の値の間にあるときは、前記相対変位量が前記第1の値以下、もしくは前記第2の値を超えているときよりも、前記荷重の増加分に対する前記相対変位量を増大させる。
図1は、第1の実施形態に係るばね12を備えた弁装置10の断面図である。図2は、第1の実施形態に係るばね12を備えた弁装置10の分解図である。弁装置10またはばね12の軸線をLとする。
弁装置10の動作について説明する。図1において実線で示すばね12は、変形前の状態を示し、点線で示すばね12は、変形後の状態を示す。
図5は、ばね12の荷重変位モデルを示す図であり、図6は、ばね12の荷重変位特性を示す図である。ここでは、支点をツバ部12bと梁部12cとの境界に設けた小湾曲部12iとし、力点を環状凸部14dに対応する中央部12aとして、力点に荷重y(例えば流体の圧力に環状凸部14dとパッキン13とが接触する部分の面積を乗じてなる押圧力に対応する)を印加する。なお、支点に連結され力点から離間する側に延在する支点拘束部は、ツバ部12bにより構成する。
図6(a)において、上蓋11に小湾曲部12iが支持された状態で板厚方向(軸線方向)に沿って中央部12aに印加する荷重yを縦軸にとり、荷重yを印加した際の上蓋11に対する中央部12aの相対変位量xを横軸にとって、両者の関係を関数y=f(x)で表している。
(dy1/dx1)>(dy2/dx2)・・・(1)
(dy3/dx3)>(dy2/dx2)・・・(2)
(dy1/dx1)>|(dy2/dx2)|・・・(3)
(dy3/dx3)>|(dy2/dx2)|・・・(4)
(dy1/dx1)/2>(dy2/dx2)・・・(5)
(dy3/dx3)/2>(dy2/dx2)・・・(6)
図8(a)は、ばね12Aの変形例にかかる図3と同様な平面図である。ばね12Aは、第1の実施形態に対し、梁部12Acにその長手方向に延在するスリット12jを形成した点が異なる。スリット12jの長さ及び幅を変更することで、ばね12Aの荷重変位特性を変更可能である。それ以外の構成は、第1の実施形態と同様であるため、同じ符号を付して重複する説明を省略する。なお、スリットの代わりに梁部12Acにリブを設けてもよい。
図8(b)は、ばね12Bの変形例にかかる図3と同様な平面図である。ばね12Bは、第1の実施形態に対し、梁部12Bcの幅が均一ではなく、中央部12a側で狭く且つツバ部12b側で広くした点が異なる。梁部12Bcを変更することで、ばね12Bの荷重変位特性を変更可能である。それ以外の構成は、第1の実施形態と同様であるため、同じ符号を付して重複する説明を省略する。
図9は、ばね12Cの変形例にかかる図4と同様な断面図である。本変形例では、円形の中央部12Caと、環状のツバ部12Cbとが、軸線方向に直交する同じ面上に形成され、中央部12Caとツバ部12Cbとを連結する梁部12Ccが略半円筒形状を有する。つまり、ツバ部12Cbに対して中央部12Caは板厚方向にシフトしていないが、梁部の12Ccが板厚方向にはみ出ている。このようなばね12Cでも、図6に示す荷重変位特性と同様な特性を得ることができる。ただし、梁部12Ccの高さは、環状凸部14dの高さ以下である必要がある。
図10は、第2の実施形態に係るばね12Dを備えた弁装置10Dの断面図である。図11は、第2の実施形態に係るばね12Dを備えた弁装置10Dの分解図である。
図12は、ばね12Eの平面図である。図13は、図12のB-B線における断面を側面視したものを示す図である。ばね12Eは、第2の実施形態に対し、中央部12Eaの中央に、ツバ部12b側から離間するように突出する円形凸部12kを形成し、環状凸部14d(図10,11)に当接させるようにした点が異なる。このような円形凸部12kは、ばね12Eをプレス成形する際に、同時に形成できる。それ以外の構成は、第1又は第2の実施形態と同様であるため、同じ符号を付して重複する説明を省略する。
11 上蓋
12、12A、12B、12C、12D、12E ばね
13 パッキン
14 ケース
Claims (10)
- 板材で形成されたばねであって、
平坦な中央部と、
前記中央部から外側に延在する複数の梁部と、
前記梁部の外方端を連結する周方向に連続した周辺部と、を備え、
前記周辺部に対して前記中央部は、板厚方向に位置しており、
前記周辺部の内側が前記梁部に支持された状態で、板厚方向に沿って前記中央部に所定の荷重が印加されたときに、前記周辺部の外側が反り返るように変形することを特徴とするばね。 - 前記梁部は外凸状に湾曲していることを特徴とする請求項1に記載のばね。
- 前記梁部は、前記中央部の周方向に等間隔に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のばね。
- 前記中央部は円形であり、前記周辺部は、前記中央部に対して同軸の環状であることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載のばね。
- 前記中央部に、パッキンを装着するための開口を形成したことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載のばね。
- 請求項1~4のいずれか一項に記載のばねと、
前記ばねの中央部に対向する流体口と、前記ばねの周辺部を支持する支持部を備えたケースと、を有し、
前記ばねが弾性変形することにより、前記中央部が前記流体口に接近または離間することを特徴とする弁装置。 - 前記中央部に装着されたパッキンを有し、
前記ばねが弾性変形することにより、前記パッキンが前記流体口を開放または閉止することを特徴とする請求項6に記載の弁装置。 - 板材で形成され、支点で支持され、力点で荷重を受けて弾性変形するばねであって、
前記支点に連結され前記力点から離間する側に延在する支点拘束部を備え、前記支点拘束部は、前記力点で所定の荷重を受けた時、前記力点が変位する方向とは逆方向に変位しつつ、荷重方向に交差する方向における前記力点に対する前記支点の相対移動を制限し、
前記支点に対する前記荷重方向における前記力点の相対変位量が第1の値と第2の値の間にあるときは、前記相対変位量が前記第1の値以下、もしくは前記第2の値を超えているときよりも、前記荷重の増加分に対する前記相対変位量を増大させることを特徴とするばね。 - 板厚方向に沿って前記力点から印加する荷重yと、前記荷重yを印加した際の前記支点に対する前記力点の相対変位量xとの関係が、関数y=f(x)で表され、
前記関数において、前記第1の値以下である変位量x1に荷重y1=f(x1)が対応するときの第1微分値(dy1/dx1)と、前記第1の値を超え、前記第2の値以下である変位量x2に荷重y2=f(x2)が対応するときの第2微分値(dy2/dx2)と、前記第2の値を超える変位量x3に荷重y3=f(x3)が対応するときの第3微分値(dy3/dx3)とが、以下の式を満たすことを特徴とする請求項8に記載のばね。
(dy1/dx1)>(dy2/dx2)・・・(1)
(dy3/dx3)>(dy2/dx2)・・・(2) - 前記第1微分値(dy1/dx1)及び前記第3微分値(dy3/dx3)は正、前記第2微分値(dy2/dx2)は正、ゼロまたは負であることを特徴とする請求項9に記載のばね。
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JP2020009146A Active JP7333957B2 (ja) | 2020-01-23 | 2020-01-23 | ばね及びこれを用いた弁装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007100740A (ja) | 2005-09-30 | 2007-04-19 | Saginomiya Seisakusho Inc | 電磁比例弁 |
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