JP7333937B2 - 酸素ルーム - Google Patents

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Description

本発明は、酸素ルームに関するものである。
従来では、標準気圧よりも高い気圧にする制御と、標準気圧よりも低い気圧にする制御とを行う酸素ルームが知られている(例えば、特許文献1)。このような酸素ルームは、利用者が収容される収容部の内部の気圧を標準気圧よりも高い気圧とすることにより、利用者の健康や、美容に関する効果が期待できる。一方で、収容部の内部の気圧を標準気圧よりも低い気圧とすることで、高地トレーニングを想定したトレーニングルームとして利用することができる。
特開2003-210637号公報
しかしながら、このような酸素ルームは、収容部の内部の気圧を変化させる場合において、利用者の身体に負担がかかる虞がある。具体的には、収容部の内部の気圧を標準気圧よりも高い気圧に昇圧する処理を行う場合においては、利用者の耳の鼓膜に負担がかかる虞がある。一方で、収容部の内部の気圧を標準気圧よりも低い気圧に降圧する処理を行う場合においては、潜水病になってしまう虞がある。
本発明は、このような問題点に鑑み、利用者の身体に負担がかかることを防止することが可能な酸素ルームを提供することを目的とする。
このような課題を解決するために、本発明に係る酸素ルームは、利用者を内部に収容可能な金属製の収容部と、前記収容部に形成された開口部と、前記開口部を閉塞可能な扉部と、前記収容部の内部の気圧を補正するための複数の開閉弁と、前記収容部の内部の気圧を標準気圧と比較して低い低気圧にする制御を行う低圧制御部と、を備え、前記低圧制御部は、単位時間に対して単位気圧で設定された気圧まで降圧させる降圧処理と、該降圧処理による降圧条件が充足された場合、現在の気圧を維持する気圧維持処理と、を実行し、前記降圧処理、及び前記気圧維持処理を交互に実行することにより、前記収容部の内部の気圧を設定された低気圧まで低圧させる制御を行い、前記単位時間に対して設定された前記単位気圧で降圧されているかを判断し、前記単位気圧にズレがある場合には該ズレの大きさに応じて前記複数の開閉弁を順次解放して設定された前記単位気圧に補正することを特徴とする。
また、本発明に係る酸素ルームは、利用者を内部に収容可能な金属製の収容部と、前記収容部に形成された開口部と、前記開口部を閉塞可能な扉部と、前記収納部の内部の気圧を補正するための複数の開閉弁と、前記収容部の内部の気圧を標準気圧と比較して高い高気圧にする制御を行う高圧制御部と、を備え、前記高圧制御部は、単位時間に対して単位気圧で設定された気圧まで昇圧させる昇圧処理と、該昇圧処理による昇圧条件が充足された場合、現在の気圧を維持する気圧維持処理と、を実行し、前記昇圧処理、及び前記気圧維持処理を交互に実行することにより、前記収容部の内部の気圧を設定された高気圧まで昇圧させる制御を行い、前記単位時間に対して設定された前記単位気圧で昇圧されているかを判断し、前記単位気圧にズレがある場合には該ズレの大きさに応じて前記複数の開閉弁を順次解放して設定された前記単位気圧に補正することを特徴とする。
また、本発明に係る酸素ルームは、利用者を内部に収容可能な金属製の収容部と、前記収容部に形成された開口部と、前記開口部を閉塞可能な扉部と、前記収容部の内部の気圧を補正するための複数の開閉弁と、前記収容部の内部の気圧を制御する気圧制御部と、を備え、前記気圧制御部は、単位時間に対して単位気圧を設定された気圧まで降圧させる降圧処理と、前記降圧処理により前記収容部の内部の気圧が降圧された後、単位時間に対して単位気圧で標準気圧に復圧する復圧処理と、該復圧処理による復圧条件が充足された場合に、現在の気圧を維持する気圧維持処理と、を実行し、前記復圧処理、及び前記気圧維持処理を交互に実行することにより、前記収容部の内部の気圧を標準気圧に復圧させる制御を行い、前記単位時間に対して設定された前記単位気圧で復圧されているかを判断し、前記単位気圧にズレがある場合には該ズレの大きさに応じて前記複数の開閉弁を順次解放して設定された前記単位気圧に補正することを特徴とする。
また、本発明に係る酸素ルームは、利用者を内部に収容可能な金属製の収容部と、前記収容部に形成された開口部と、前記開口部を閉塞可能な扉部と、前記収容部の内部の気圧を補正するための複数の開閉弁と、前記収容部の内部の気圧を制御する気圧制御部と、を備え、前記気圧制御部は、単位時間に対して単位気圧を設定された気圧まで昇圧させる昇圧処理と、前記昇圧処理により前記収容部の内部の気圧が昇圧された後、単位時間に対して単位気圧で標準気圧まで復圧する復圧処理と、該復圧処理による復圧条件が充足された場合に、現在の気圧を維持する気圧維持処理と、を実行し、前記復圧処理、及び前記気圧維持処理を交互に実行することにより、前記標準気圧に復圧する制御を行い、前記単位時間に対して設定された前記単位気圧で復圧されているかを判断し、前記単位気圧にズレがある場合には該ズレの大きさに応じて前記複数の開閉弁を順次解放して設定された前記単位気圧に補正することを特徴とする。
本発明によれば、利用者の身体に負担がかかることを防止することが可能な酸素ルームを提供することができる。
酸素ルームの外観斜視図の一例を示す図である。 気圧制御部のブロック図の一例を示す図である。 気圧制御部における処理の一例を示す図である。 昇圧時処理のサブルーチンの一例を示す図である。 降圧時処理のサブルーチンの一例を示す図である。 復圧時処理のサブルーチンの一例を示す図である。 割込処理の一例を示す図である。 降圧から復圧までの気圧の推移を表すグラフの一例を示す図である。 昇圧から復圧までの気圧の推移を表すグラフの一例を示す図である。 降圧から復圧までの液晶表示装置の表示態様の一例を示す図である。 昇圧から復圧までの液晶表示装置の表示態様の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
(酸素ルーム1の外観斜視図)
まず、図1を用いて、本発明における酸素ルーム1の構成について具体的に説明を行う。なお、図1は、開口部3が開放された状態の酸素ルーム1の外観斜視図である。
(酸素ルーム1)
本発明における酸素ルーム1は、収容部2と、気圧制御部6と、濃縮酸素装置7により構成される。
(収容部2)
収容部2は、収容部2の底面に設けられている板状の底面板と、収容部2の正面視左側面に設けられている板状の左側面板と、収容部2の正面視右側面に設けられている板状の右側面板と、収容部2の正面側に設けられている板状の正面板と、収容部2の背面側に設けられている板状の背面板と、収容部2の天井側に設けられている板状の天井板とにより構成されており、溶接、ビス止め等により結合されることで箱形状に形成されている。また、収容部2は、酸素ルーム1を利用する利用者を収容可能な空間を内部に有している。
また、収容部2の材質は、強度に優れた金属製(例えば、鋼、鉄)となっている。これにより、収容部2の耐重圧性、耐衝撃性が向上するので、収容部2の内部にいる利用者の安全性が向上する。なお、収容部2の材質は、強度に優れた材質であればどのような材質であってもよい。
ここで、本実施形態において、収容部2は、奥行き(D)が120cm、幅(W)が260cm、高さ(H)が150cm程度の大きさとなっており、酸素ルーム1の利用者を複数人収容可能となっているが、収容部2の大きさは、少なくとも1人の利用者を収容可能な大きさであればどのような大きさであってもよい。
(開口部3)
開口部3は、収容部2の正面板に設けられており、酸素ルーム1の利用者が収容部2の内部に出入り可能な大きさにより形成されている。ここで、開口部3の大きさは、利用者が出入り可能な大きさであれば、どのような大きさであってもよい。また、開口部3が設けられる位置は、正面板ではなく、他の位置に設けられていてもよい。例えば、開口部3が左側面板や、右側面板、背面板、天井板に設けられていてもよい。
(扉部4)
扉部4は、収容部2の正面板に設けられており、開口部3を開放可能、及び閉塞可能に設けられている。具体的には、扉部4は、収容部2の内部方向に可動することにより開口可能な加圧用の内扉と、収容部2の外部方向に可動することにより開口可能な減圧用の外扉とにより構成されている。ここで、本実施形態における扉部4の大きさは、開口部3よりも大きくなっている。
また、扉部4が設けられる位置は、開口部3が設けられている位置に合わせて、別の位置に設けられていてもよい。なお、本実施形態において、扉部4は、開き戸となっているが、これに限定されることはなく、例えば、引き戸や、折れ戸であってもよい。
(窓部5)
窓部5は、収容部2の正面板に設けられており、収容部2の外部から収容部2の内部を視認可能とするために設けられている。また、窓部5を設けることにより、収容部2の内部にいる利用者の閉塞感を軽減することができる。ここで、窓部5は、正面板以外の位置(例えば、左側面板、右側面板、背面板)に設けられていてもよく、複数設けられていてもよい。なお、窓部5の大きさは、どのような大きさであってもよい。
(気圧制御部6)
気圧制御部6は、収容部2や、濃縮酸素装置7と接続されており、収容部2の内部の気圧を制御するために設けられている。なお、気圧制御部6については、後で図2を用いて詳述する。
(濃縮酸素装置7)
濃縮酸素装置7は、気圧制御部6と接続されており、空気中の窒素、及び二酸化炭素を取り除くためのゼオライト(図示せず)を有している。
(外側酸素排出弁8)
外側酸素排出弁8は、正面板に設けられており、収容部2の内部の気圧を標準気圧にするために設けられている。ここで、収容部2の外側から外側酸素排出弁8が操作されることにより、収容部2の内部の気圧が標準気圧(「1.0」気圧)に戻ることとなる。
(内側酸素排出弁9)
内側酸素排出弁9は、正面板に設けられており、外側酸素排出弁8と同様に、収容部2の内部の酸素を排出するために設けられている。ここで、利用者は、収容部2の内部から内側酸素排出弁9が操作されることにより、収容部2の内部の気圧が標準気圧に戻ることとなる。
(気圧制御部6のブロック図)
次に、図2を用いて、気圧制御部6のブロック図について説明を行う。
気圧制御部6は、CPU6aと、ROM6bと、RAM6cと、電源鍵部10と、開始ボタン11と、終了ボタン12と、一時停止ボタン13と、緊急停止ボタン14と、タッチパネル15と、気圧計16と、受話器17と、液晶表示装置18と、加圧開閉弁20と、減圧開閉弁21と、大気開放弁22と、第1開閉弁23と、第2開閉弁24と、第3開閉弁25と、第4開閉弁26とを備えている。
また、気圧制御部6には、濃縮酸素装置7と、加圧ポンプ27と、減圧ポンプ28とが接続されている。
(CPU6a)
CPU6aは、気圧制御部6の制御を行うために設けられており、ROM6bに記憶されているプログラムを読み込み、所定の演算処理を行うことにより、濃縮酸素装置7、受話器17、加圧ポンプ27、減圧ポンプ28に対して所定の信号を送信する。
また、CPU6aは、ROM6bに記憶されているプログラムを読み込み、所定の演算処理を行うことにより、受話器17、液晶表示装置18、加圧開閉弁20、減圧開閉弁21、大気開放弁22、第1開閉弁23、第2開閉弁24、第3開閉弁25、第4開閉弁26の制御を行う。
また、CPU6aは、濃縮酸素装置7、電源鍵部10、開始ボタン11、終了ボタン12、一時停止ボタン13、緊急停止ボタン14、タッチパネル15、気圧計16から所定の信号を入力し、入力した信号に応じた処理を行う。
(ROM6b)
ROM6bは、CPU6aにより実行される制御プログラム、データテーブル、濃縮酸素装置7、受話器17、加圧ポンプ27、減圧ポンプ28に対する信号を送信するためのデータ等を記憶するために設けられている。
(RAM6c)
RAM6cは、CPU6aによるプログラムの実行により決定された各種データを格納するために設けられている。また、RAM6cには、気圧制御部6の運転状態を示すステータス格納領域が設けられている。
(電源鍵部10)
電源鍵部10は、気圧制御部6に電力を供給する操作を検出するために設けられている。また、電源鍵部10は、図示しない鍵が挿入されて所定方向に回動される操作を検出することにより、電源がONとなる。一方で、図示しない鍵が挿入されて所定方向に回動されている状態において、所定方向と逆方向に回動される操作を検出することにより、電源がOFFとなる。
(開始ボタン11)
開始ボタン11は、選択された気圧に対して昇圧、または降圧を開始するために設けられている。また、開始ボタン11は、図示しない開始スイッチを備えている。
(終了ボタン12)
終了ボタン12は、気圧制御部6が収容部2の内部の気圧を制御している状態において、収容部2の内部の気圧の制御を終了する操作を検出するために設けられている。また、終了ボタン12は、図示しない終了スイッチを備えている。
(一時停止ボタン13)
一時停止ボタン13は、気圧制御部6が収容部2の内部の気圧を昇圧、または降圧している状態において、収容部2の内部の気圧の昇圧や、降圧を一時停止する操作を検出するために設けられている。また、一時停止ボタン13は、図示しない一時停止スイッチを備えている。
(緊急停止ボタン14)
緊急停止ボタン14は、気圧制御部6が収容部2の内部の気圧を制御している状態において、収容部2の内部の気圧の制御を緊急停止する操作を検出するために設けられている。また、緊急停止ボタン14は、図示しない緊急停止スイッチを備えている。
(タッチパネル15)
タッチパネル15は、液晶表示装置18の表面、及び/または裏面に設けられており、収容部2の内部の気圧を選択するための操作や、気圧制御部6の運転時間を選択するための操作、昇圧時間を選択するための操作、降圧時間を選択するための操作などを検出するために設けられている。
(気圧計16)
気圧計16は、収容部2の内部の気圧を計測するために設けられている。ここで、本実施形態において、気圧計16は、加圧開閉弁20や、減圧開閉弁21の近傍に設けられているが、収容部2の内部の気圧を計測することが可能な位置であれば、どこに設けられていてもよい。例えば、収容部2の内部に設けられていてもよい。
(受話器17)
受話器17は、収容部2の内部に設けられている受話器と通話を行うために設けられている。
(液晶表示装置18)
液晶表示装置18は、初期画面や、モード選択画面等を表示するために設けられている。
(加圧開閉弁20)
加圧開閉弁20は、加圧ポンプ27を駆動して収容部2の内部の気圧を昇圧する際には開放され、減圧ポンプ28を駆動して収容部2の内部の気圧を降圧する際には閉塞される。
(減圧開閉弁21)
減圧開閉弁21は、減圧ポンプ28を駆動して収容部2の内部の気圧を降圧する際には開放され、加圧ポンプ27を駆動して収容部2の内部の気圧を昇圧する際には閉塞される。
(大気開放弁22)
大気開放弁22は、電源がONとなったときに閉塞され、電源がOFFになったときや、緊急停止ボタン14が操作されたときに開放される。また、大気開放弁22が開放されると、収容部2の内部の気圧が標準気圧に復圧することとなる。
(第1開閉弁23)
第1開閉弁23は、昇圧、降圧、圧力保持、及び復圧の制御を行う際に、収容部2の内部の気圧を補正するために設けられている。
(第2開閉弁24)
第2開閉弁24は、第1開閉弁23と同様に、昇圧、降圧、圧力保持、及び復圧の制御を行う際に、収容部2の内部の気圧を補正するために設けられている。
(第3開閉弁25)
第3開閉弁25は、第1開閉弁23や第2開閉弁24と同様に、昇圧、降圧、圧力保持、及び復圧の制御を行う際に、収容部2の内部の気圧を補正するために設けられている。
(第4開閉弁26)
第4開閉弁26は、第1開閉弁23~第3開閉弁25と同様に、昇圧、降圧、圧力保持、及び復圧の制御を行う際に、収容部2の内部の気圧を補正するために設けられている。
(加圧ポンプ27)
加圧ポンプ27は、昇圧、及び圧力保持の制御を行う際に、収容部2の内部の気圧を加圧するために設けられている。
(減圧ポンプ28)
減圧ポンプ28は、降圧、及び圧力保持の制御を行う際に、収容部2の内部の気圧を減圧するために設けられている。
(気圧制御部6における処理)
次に、図3を用いて、気圧制御部6における処理について説明を行う。
(ステップS1)
ステップS1において、CPU6aは、電源がONとなったか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、図示しない鍵が電源鍵部10に挿入されて所定方向に回動される操作を検出したか否かを判定する処理を行う。そして、電源がONとなったと判定された場合には(ステップS1=YES)、ステップS2に処理を移行する。一方で、電源がONとなっていないと判定された場合には(ステップS1=NO)、電源がONとなるまでステップS1の処理を繰り返し実行することとなる。
(ステップS2)
ステップS2において、CPU6aは、電源投入時処理を行う。具体的には、CPU6aは、液晶表示装置18に初期画面を表示する処理を行った後、モード選択画面を表示する処理を行う。また、電源投入時処理において、CPU6aは、大気開放弁22を閉塞する処理や、RAM6cに設けられているステータス格納領域に「1(停止)」をセットする処理を行う。そして、ステップS2の処理が終了すると、ステップS3に処理を移行する。
(ステップS3)
ステップS3において、CPU6aは、電源がOFFとなったか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、図示しない鍵が電源鍵部10に挿入されて所定方向と逆方向に回動される操作を検出したか否かを判定する処理を行う。そして、電源がOFFとなったと判定された場合には(ステップS3=YES)、ステップS4に処理を移行する。一方で、電源がOFFとなっていないと判定された場合には(ステップS3=NO)、ステップS5に処理を移行する。
(ステップS4)
ステップS4において、CPU6aは、電源断時処理を行う。具体的には、CPU6aは、大気開放弁22を開放する処理や、RAM6cに設けられているステータス格納領域に「1(停止)」をセットする処理を行う。そして、ステップS4の処理が終了すると、ステップS1に処理を移行する。
(ステップS5)
ステップS5において、CPU6aは、ステータスが「1(停止)」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、RAM6cに設けられているステータス格納領域の値が「1(停止)」であるか否かを判定する処理を行う。そして、ステータスが「1(停止)」であると判定された場合には(ステップS5=YES)、ステップS6に処理を移行する。一方で、ステータスが「1(停止)」ではないと判定された場合には(ステップS5=NO)、ステップS7に処理を移行する。
(ステップS6)
ステップS6において、CPU6aは、停止時処理を行う。具体的には、CPU6aは、液晶表示装置18にモード選択画面が表示されている状態において、タッチパネル15により、圧力(気圧)を選択する操作や、運転時間を選択する操作、昇圧時間や降圧時間を選択する操作を検出する処理を行う。また、CPU6aは、圧力(気圧)、運転時間、及び昇圧時間が選択されている場合において、設定完了操作が検出された場合に、RAM6cに設けられているステータス格納領域に「2(昇圧)」をセットする処理や、選択された圧力(気圧)、運転時間、及び昇圧時間をRAM6cに記憶する処理を行う。また、CPU6aは、圧力(気圧)、運転時間、及び降圧時間が選択されている場合において、設定完了操作が検出された場合に、RAM6cに設けられているステータス格納領域に「3(降圧)」をセットする処理や、選択された圧力(気圧)、運転時間、及び降圧時間をRAM6cに記憶する処理を行う。そして、ステップS6の処理が終了すると、ステップS3に処理を移行する。
(ステップS7)
ステップS7において、CPU6aは、ステータスが「2(昇圧)」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、RAM6cに設けられているステータス格納領域の値が「2(昇圧)」であるか否かを判定する処理を行う。そして、ステータスが「2(昇圧)」であると判定された場合には(ステップS7=YES)、ステップS8に処理を移行する。一方で、ステータスが「2(昇圧)」ではないと判定された場合には(ステップS7=NO)、ステップS9に処理を移行する。
(ステップS8)
ステップS8において、CPU6aは、後で図4を用いて詳述する昇圧時処理を行う。当該処理において、CPU6aは、収容部2の内部の気圧を昇圧する処理を行う。そして、ステップS8の処理が終了すると、ステップS3に処理を移行する。
(ステップS9)
ステップS9において、CPU6aは、ステータスが「3(降圧)」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、RAM6cに設けられているステータス格納領域の値が「3(降圧)」であるか否かを判定する処理を行う。そして、ステータスが「3(降圧)」であると判定された場合には(ステップS9=YES)、ステップS10に処理を移行する。一方で、ステータスが「3(降圧)」ではないと判定された場合には(ステップS9=NO)、ステップS11に処理を移行する。
(ステップS10)
ステップS10において、CPU6aは、後で図5を用いて詳述する降圧時処理を行う。当該処理において、CPU6aは、収容部2の内部の気圧を降圧する処理を行う。そして、ステップS10の処理が終了すると、ステップS3に処理を移行する。
(ステップS11)
ステップS11において、CPU6aは、ステータスが「4(圧力保持)」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、RAM6cに設けられているステータス格納領域の値が「4(圧力保持)」であるか否かを判定する処理を行う。そして、ステータスが「4(圧力保持)」であると判定された場合には(ステップS11=YES)、ステップS12に処理を移行する。一方で、ステータスが「4(圧力保持)」ではないと判定された場合には(ステップS11=NO)、ステップS13に処理を移行する。
(ステップS12)
ステップS12において、CPU6aは、圧力保持時処理を行う。具体的には、CPU6aは、設定されている運転時間が経過した場合に、RAM6cに設けられているステータス格納領域に「5(復圧)」をセットする処理を行う。また、CPU6aは、終了ボタン12の操作が検出された場合には、RAM6cに設けられているステータス格納領域に「5(復圧)」をセットする処理を行う終了ボタン操作時処理を行い、一時停止ボタン13の操作が検出された場合には、収容部2の内部の気圧を維持する一時停止ボタン操作時処理を行い、緊急停止ボタン14の操作が検出された場合には、大気開放弁22を開放し、RAM6cに設けられているステータス格納領域に「1(停止)」をセットする処理を行う緊急停止ボタン操作時処理を行い、設定されている気圧が標準気圧よりも高い場合において、設定変更操作が検出された場合には、RAM6cに設けられているステータス格納領域に「6(加圧調整)」をセットする処理を行う加圧設定変更操作検出時処理を行い、設定されている気圧が標準気圧よりも低い場合において、設定変更操作が検出された場合には、RAM6cに設けられているステータス格納領域に「7(減圧調整)」をセットする処理を行う減圧設定変更操作検出時処理を行う。そして、ステップS12の処理が終了すると、ステップS3に処理を移行する。
(ステップS13)
ステップS13において、CPU6aは、ステータスが「5(復圧)」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、RAM6cに設けられているステータス格納領域の値が「5(復圧)」であるか否かを判定する処理を行う。そして、ステータスが「5(復圧)」であると判定された場合には(ステップS13=YES)、ステップS14に処理を移行する。一方で、ステータスが「5(復圧)」ではないと判定された場合には(ステップS13=NO)、ステップS15に処理を移行する。
(ステップS14)
ステップS14において、CPU6aは、後で図6を用いて詳述する復圧時処理を行う。当該処理において、CPU6aは、収容部2の内部の気圧を標準気圧に復圧する処理を行う。そして、ステップS14の処理が終了すると、ステップS3に処理を移行する。
(ステップS15)
ステップS15において、CPU6aは、ステータスが「6(加圧調整)」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、RAM6cに設けられているステータス格納領域の値が「6(加圧調整)」であるか否かを判定する処理を行う。そして、ステータスが「6(加圧調整)」であると判定された場合には(ステップS15=YES)、ステップS16に処理を移行する。一方で、ステータスが「6(加圧調整)」ではないと判定された場合には(ステップS15=NO)、ステップS17に処理を移行する。
(ステップS16)
ステップS16において、CPU6aは、加圧調整時処理を行う。具体的には、CPU6aは、収容部2の内部の気圧が変更された圧力(気圧)に到達した場合に、RAM6cに設けられているステータス格納領域に「4(圧力保持)」をセットする処理を行う。また、CPU6aは、終了ボタン12の操作が検出された場合には、RAM6cに設けられているステータス格納領域に「5(復圧)」をセットする処理を行う終了ボタン操作時処理を行い、一時停止ボタン13の操作が検出された場合には、収容部2の内部の気圧を維持する一時停止ボタン操作時処理を行い、緊急停止ボタン14の操作が検出された場合には、大気開放弁22を開放し、RAM6cに設けられているステータス格納領域に「1(停止)」をセットする処理を行う緊急停止ボタン操作時処理を行う。そして、ステップS16の処理が終了すると、ステップS3に処理を移行する。
(ステップS17)
ステップS17において、CPU6aは、ステータスが「7(減圧調整)」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、RAM6cに設けられているステータス格納領域の値が「7(減圧調整)」であるか否かを判定する処理を行う。そして、ステータスが「7(減圧調整)」であると判定された場合には(ステップS17=YES)、ステップS18に処理を移行する。一方で、ステータスが「7(減圧調整)」ではないと判定された場合には(ステップS17=NO)、ステップS19に処理を移行する。
(ステップS18)
ステップS18において、CPU6aは、減圧調整時処理を行う。具体的には、CPU6aは、収容部2の内部の気圧が変更された圧力(気圧)に到達した場合に、RAM6cに設けられているステータス格納領域に「4(圧力保持)」をセットする処理を行う。また、CPU6aは、終了ボタン12の操作が検出された場合には、RAM6cに設けられているステータス格納領域に「5(復圧)」をセットする処理を行う終了ボタン操作時処理を行い、一時停止ボタン13の操作が検出された場合には、収容部2の内部の気圧を維持する一時停止ボタン操作時処理を行い、緊急停止ボタン14の操作が検出された場合には、大気開放弁22を開放し、RAM6cに設けられているステータス格納領域に「1(停止)」をセットする処理を行う緊急停止ボタン操作時処理を行う。そして、ステップS18の処理が終了すると、ステップS3に処理を移行する。
(ステップS19)
ステップS19において、CPU6aは、ステータスが「8(異常)」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、RAM6cに設けられているステータス格納領域の値が「8(異常)」であるか否かを判定する処理を行う。そして、ステータスが「8(異常)」であると判定された場合には(ステップS19=YES)、ステップS20に処理を移行する。一方で、ステータスが「8(異常)」ではないと判定された場合には(ステップS19=NO)、ステップS3に処理を移行する。
(ステップS20)
ステップS20において、CPU6aは、異常時処理を行う。具体的には、CPU6aは、収容部2の内部の気圧を標準気圧に復圧する処理を行い、収容部2の内部の気圧が標準気圧となった場合に、RAM6cに設けられているステータス格納領域に「1(停止)」をセットする処理を行う。そして、ステップS20の処理が終了すると、ステップS3に処理を移行する。
(昇圧時処理のサブルーチン)
次に、図4を用いて、昇圧時処理のサブルーチンについて説明を行う。
(ステップS8-1)
ステップS8-1において、CPU6aは、終了ボタン12の操作が検出されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、図示しない終了スイッチにより、終了ボタン12の操作が検出されたか否かを判定する処理を行う。そして、終了ボタン12の操作が検出されたと判定された場合には(ステップS8-1=YES)、ステップS8-2に処理を移行する。一方で、終了ボタン12の操作が検出されていないと判定された場合には(ステップS8-1=NO)、ステップS8-3に処理を移行する。
(ステップS8-2)
ステップS8-2において、CPU6aは、終了ボタン操作時処理を行う。具体的には、CPU6aは、RAM6cに設けられているステータス格納領域に「5(復圧)」をセットする処理を行う。そして、ステップS8-2の処理が終了すると、昇圧時処理のサブルーチンを終了し、気圧制御部6における処理のステップS3に処理を移行する。
(ステップS8-3)
ステップS8-3において、CPU6aは、一時停止ボタン13の操作が検出されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、図示しない一時終了スイッチにより、一時停止ボタン13の操作が検出されたか否かを判定する処理を行う。そして、一時停止ボタン13の操作が検出されたと判定された場合には(ステップS8-3=YES)、ステップS8-4に処理を移行する。一方で、一時停止ボタン13の操作が検出されていないと判定された場合には(ステップS8-3=NO)、ステップS8-5に処理を移行する。
(ステップS8-4)
ステップS8-4において、CPU6aは、一時停止ボタン操作時処理を行う。具体的には、CPU6aは、収容部2の内部の気圧を維持する処理を行う。そして、ステップS8-4の処理が終了すると、昇圧時処理のサブルーチンを終了し、気圧制御部6における処理のステップS3に処理を移行する。
(ステップS8-5)
ステップS8-5において、CPU6aは、緊急停止ボタン14の操作が検出されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、図示しない緊急停止スイッチにより、緊急停止ボタン14の操作が検出されたか否かを判定する処理を行う。そして、緊急停止ボタン14の操作が検出されたと判定された場合には(ステップS8-5=YES)、ステップS8-6に処理を移行する。一方で、緊急停止ボタン14の操作が検出されていないと判定された場合には(ステップS8-5=NO)、ステップS8-7に処理を移行する。
(ステップS8-6)
ステップS8-6において、CPU6aは、緊急停止ボタン操作時処理を行う。具体的には、CPU6aは、大気開放弁22を開放し、RAM6cに設けられているステータス格納領域に「1(停止)」をセットする処理を行う。そして、ステップS8-6の処理が終了すると、昇圧時処理のサブルーチンを終了し、気圧制御部6における処理のステップS3に処理を移行する。
(ステップS8-7)
ステップS8-7において、CPU6aは、設定変更操作が検出されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、タッチパネル15により、設定変更操作が検出されたか否かを判定する処理を行う。そして、設定変更操作が検出されたと判定された場合には(ステップS8-7=YES)、ステップS8-8に処理を移行する。一方で、設定変更操作が検出されていないと判定された場合には(ステップS8-7=NO)、ステップS8-9に処理を移行する。
(ステップS8-8)
ステップS8-8において、CPU6aは、設定変更操作検出時処理を行う。具体的には、CPU6aは、現在設定されている気圧が標準気圧よりも高い場合には、RAM6cに設けられているステータス格納領域に「6(加圧調整)」をセットする加圧設定変更操作検出時処理を行う。一方で、現在設定されている気圧が標準気圧よりも低い場合には、RAM6cに設けられているステータス格納領域に「7(減圧調整)」をセットする減圧設定変更操作検出時処理を行う。そして、ステップS8-8の処理が終了すると、昇圧時処理のサブルーチンを終了し、気圧制御部6における処理のステップS3に処理を移行する。
(ステップS8-9)
ステップS8-9において、CPU6aは、昇圧処理を行う。具体的には、CPU6aは、加圧ポンプ27を駆動することにより、収容部2の内部の気圧を昇圧させる処理を行う。そして、ステップS8-9の処理が終了すると、ステップS8-10に処理を移行する。
(ステップS8-10)
ステップS8-10において、CPU6aは、単位気圧分の昇圧が行われたか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、単位気圧(「0.1」気圧)分の昇圧が行われたか否かを判定する処理を行う。そして、単位気圧分の昇圧が行われたと判定された場合には(ステップS8-10=YES)、ステップS8-11に処理を移行する。一方で、単位気圧分の昇圧が行われていないと判定された場合には(ステップS8-10=NO)、ステップS8-13に処理を移行する。
(ステップS8-11)
ステップS8-11において、CPU6aは、待機処理を行う。具体的には、CPU6aは、まず、RAM6cのタイマカウンタの値がセットされていない場合には、セットされている昇圧時間に基づいて、タイマカウンタの値をセットする処理を行う。また、CPU6aは、タイマカウンタの値がセットされている場合には、タイマカウンタの値から「1」減算する処理を行う。また、CPU6aは、第1開閉弁23~第4開閉弁26の開閉を行うことにより、現在の気圧を維持する制御を行う。そして、ステップS8-11の処理が終了すると、ステップS8-12に処理を移行する。
(ステップS8-12)
ステップS8-12において、CPU6aは、待機時間が終了したか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、ステップS8-11の待機処理により、タイマカウンタの値から「1」減算する処理を行った結果、タイマカウンタの値が「0」となったか否かを判定することにより、待機時間が終了したか否かを判定する処理を行う。そして、待機時間が終了したと判定された場合には(ステップS8-12=YES)、ステップS8-13に処理を移行する。一方で、待機時間が終了していないと判定された場合には(ステップS8-12=NO)、ステップS8-11に処理を移行する。
(ステップS8-13)
ステップS8-13において、CPU6aは、昇圧処理を行う。具体的には、CPU6aは、加圧ポンプ27を駆動することにより、収容部2の内部の気圧を昇圧させる処理を行う。そして、ステップS8-13の処理が終了すると、ステップS8-14に処理を移行する。
(ステップS8-14)
ステップS8-14において、CPU6aは、単位気圧分の昇圧が行われたか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、単位気圧(「0.1」気圧)分の昇圧が行われたか否かを判定する処理を行う。そして、単位気圧分の昇圧が行われたと判定された場合には(ステップS8-14=YES)、ステップS8-15に処理を移行する。一方で、単位気圧分の昇圧が行われていないと判定された場合には(ステップS8-14=NO)、ステップS8-13に処理を移行する。
(ステップS8-15)
ステップS8-15において、CPU6aは、選択された気圧まで昇圧したか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、ステップS8-13の昇圧処理を行った結果、選択された気圧まで昇圧したか否かを判定する処理を行う。そして、選択された気圧まで昇圧したと判定された場合には(ステップS8-15=YES)、ステップS8-16に処理を移行する。一方で、選択された気圧まで昇圧していないと判定された場合には(ステップS8-15=NO)、ステップS8-11に処理を移行する。
(ステップS8-16)
ステップS8-16において、CPU6aは、ステータスに「4(圧力保持)」をセットする処理を行う。具体的には、CPU6aは、RAM6cのステータス格納領域に「4(圧力保持)」をセットする処理を行う。そして、ステップS8-16の処理が終了すると、昇圧時処理のサブルーチンを終了し、気圧制御部6における処理のステップS3に処理を移行する。
(降圧時処理のサブルーチン)
次に、図5を用いて、降圧時処理のサブルーチンについて説明を行う。
(ステップS10-1)
ステップS10-1において、CPU6aは、終了ボタン12の操作が検出されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、図示しない終了スイッチにより、終了ボタン12の操作が検出されたか否かを判定する処理を行う。そして、終了ボタン12の操作が検出されたと判定された場合には(ステップS10-1=YES)、ステップS10-2に処理を移行する。一方で、終了ボタン12の操作が検出されていないと判定された場合には(ステップS10-1=NO)、ステップS10-3に処理を移行する。
(ステップS10-2)
ステップS10-2において、CPU6aは、終了ボタン操作時処理を行う。具体的には、CPU6aは、RAM6cに設けられているステータス格納領域に「5(復圧)」をセットする処理を行う。そして、ステップS10-2の処理が終了すると、降圧時処理のサブルーチンを終了し、気圧制御部6における処理のステップS3に処理を移行する。
(ステップS10-3)
ステップS10-3において、CPU6aは、一時停止ボタン13の操作が検出されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、図示しない一時終了スイッチにより、一時停止ボタン13の操作が検出されたか否かを判定する処理を行う。そして、一時停止ボタン13の操作が検出されたと判定された場合には(ステップS10-3=YES)、ステップS10-4に処理を移行する。一方で、一時停止ボタン13の操作が検出されていないと判定された場合には(ステップS10-3=NO)、ステップS10-5に処理を移行する。
(ステップS10-4)
ステップS10-4において、CPU6aは、一時停止ボタン操作時処理を行う。具体的には、CPU6aは、収容部2の内部の気圧を維持する処理を行う。そして、ステップS10-4の処理が終了すると、降圧時処理のサブルーチンを終了し、気圧制御部6における処理のステップS3に処理を移行する。
(ステップS10-5)
ステップS10-5において、CPU6aは、緊急停止ボタン14の操作が検出されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、図示しない緊急停止スイッチにより、緊急停止ボタン14の操作が検出されたか否かを判定する処理を行う。そして、緊急停止ボタン14の操作が検出されたと判定された場合には(ステップS10-5=YES)、ステップS10-6に処理を移行する。一方で、緊急停止ボタン14の操作が検出されていないと判定された場合には(ステップS10-5=NO)、ステップS10-7に処理を移行する。
(ステップS10-6)
ステップS10-6において、CPU6aは、緊急停止ボタン操作時処理を行う。具体的には、CPU6aは、大気開放弁22を開放し、RAM6cに設けられているステータス格納領域に「1(停止)」をセットする処理を行う。そして、ステップS10-6の処理が終了すると、降圧時処理のサブルーチンを終了し、気圧制御部6における処理のステップS3に処理を移行する。
(ステップS10-7)
ステップS10-7において、CPU6aは、設定変更操作が検出されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、タッチパネル15により、設定変更操作が検出されたか否かを判定する処理を行う。そして、設定変更操作が検出されたと判定された場合には(ステップS10-7=YES)、ステップS10-8に処理を移行する。一方で、設定変更操作が検出されていないと判定された場合には(ステップS10-7=NO)、ステップS10-9に処理を移行する。
(ステップS10-8)
ステップS10-8において、CPU6aは、設定変更操作検出時処理を行う。具体的には、CPU6aは、現在設定されている気圧が標準気圧よりも高い場合には、RAM6cに設けられているステータス格納領域に「6(加圧調整)」をセットする加圧設定変更操作検出時処理を行う。一方で、現在設定されている気圧が標準気圧よりも低い場合には、RAM6cに設けられているステータス格納領域に「7(減圧調整)」をセットする減圧設定変更操作検出時処理を行う。そして、ステップS10-8の処理が終了すると、降圧時処理のサブルーチンを終了し、気圧制御部6における処理のステップS3に処理を移行する。
(ステップS10-9)
ステップS10-9において、CPU6aは、降圧処理を行う。具体的には、CPU6aは、減圧ポンプ28を駆動することにより、収容部2の内部の気圧を降圧させる処理を行う。そして、ステップS10-9の処理が終了すると、ステップS10-10に処理を移行する。
(ステップS10-10)
ステップS10-10において、CPU6aは、単位気圧分の降圧が行われたか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、単位気圧(「0.1」気圧)分の降圧が行われたか否かを判定する処理を行う。そして、単位気圧分の降圧が行われたと判定された場合には(ステップS10-10=YES)、ステップS10-11に処理を移行する。一方で、単位気圧分の降圧が行われていないと判定された場合には(ステップS10-10=NO)、ステップS10-13に処理を移行する。
(ステップS10-11)
ステップS10-11において、CPU6aは、待機処理を行う。具体的には、CPU6aは、まず、RAM6cのタイマカウンタの値がセットされていない場合には、セットされている降圧時間に基づいて、タイマカウンタの値をセットする処理を行う。また、CPU6aは、タイマカウンタの値がセットされている場合には、タイマカウンタの値から「1」減算する処理を行う。また、CPU6aは、第1開閉弁23~第4開閉弁26の開閉を行うことにより、現在の気圧を維持する制御を行う。そして、ステップS10-11の処理が終了すると、ステップS10-12に処理を移行する。
(ステップS10-12)
ステップS10-12において、CPU6aは、待機時間が終了したか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、ステップS10-11の待機処理により、タイマカウンタの値から「1」減算する処理を行った結果、タイマカウンタの値が「0」となったか否かを判定することにより、待機時間が終了したか否かを判定する処理を行う。そして、待機時間が終了したと判定された場合には(ステップS10-12=YES)、ステップS10-13に処理を移行する。一方で、待機時間が終了していないと判定された場合には(ステップS10-12=NO)、ステップS10-11に処理を移行する。
(ステップS10-13)
ステップS10-13において、CPU6aは、降圧処理を行う。具体的には、CPU6aは、減圧ポンプ28を駆動することにより、収容部2の内部の気圧を降圧させる処理を行う。そして、ステップS10-13の処理が終了すると、ステップS10-14に処理を移行する。
(ステップS10-14)
ステップS10-14において、CPU6aは、単位気圧分の降圧が行われたか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、単位気圧(「0.1」気圧)分の降圧が行われたか否かを判定する処理を行う。そして、単位気圧分の降圧が行われたと判定された場合には(ステップS10-14=YES)、ステップS10-15に処理を移行する。一方で、単位気圧分の降圧が行われていないと判定された場合には(ステップS10-14=NO)、ステップS10-13に処理を移行する。
(ステップS10-15)
ステップS10において、CPU6aは、選択された気圧まで降圧したか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、ステップS10-13の降圧処理を行った結果、選択された気圧まで降圧したか否かを判定する処理を行う。そして、選択された気圧まで降圧したと判定された場合には(ステップS10-15=YES)、ステップS10-16に処理を移行する。一方で、選択された気圧まで降圧していないと判定された場合には(ステップS10-15=NO)、ステップS10-11に処理を移行する。
(ステップS10-16)
ステップS10-16において、CPU6aは、ステータスに「4(圧力保持)」をセットする処理を行う。具体的には、CPU6aは、RAM6cのステータス格納領域に「4(圧力保持)」をセットする処理を行う。そして、ステップS10-16の処理が終了すると、昇圧時処理のサブルーチンを終了し、気圧制御部6における処理のステップS3に処理を移行する。
(復圧時処理のサブルーチン)
次に、図6を用いて、復圧時処理のサブルーチンについて説明を行う。
(ステップS14-1)
ステップS14-1において、CPU6aは、復圧処理を行う。具体的には、CPU6aは、第1開閉弁23~第4開閉弁26の開閉を行うことにより、収容部2の内部の気圧を標準気圧に復圧する処理を行う。そして、ステップS14-1の処理が終了すると、ステップS14-2に処理を移行する。
(ステップS14-2)
ステップS14-2において、CPU6aは、単位気圧分の復圧が行われたか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、単位気圧(「0.1」気圧)分の復圧が行われたか否かを判定する処理を行う。そして、単位気圧分の復圧が行われたと判定された場合には(ステップS14-2=YES)、ステップS14-3に処理を移行する。一方で、単位気圧分の復圧が行われていないと判定された場合には(ステップS14-2=NO)、ステップS14-1に処理を移行する。
(ステップS14-3)
ステップS14-3において、CPU6aは、待機処理を行う。具体的には、CPU6aは、まず、RAM6cのタイマカウンタの値がセットされていない場合には、セットされている昇圧時間や、降圧時間に基づいて、タイマカウンタの値をセットする処理を行う。また、CPU6aは、タイマカウンタの値がセットされている場合には、タイマカウンタの値から「1」減算する処理を行う。また、CPU6aは、第1開閉弁23~第4開閉弁26の開閉を行うことにより、現在の気圧を維持する制御を行う。そして、ステップS14-3の処理が終了すると、ステップS14-4に処理を移行する。
(ステップS14-4)
ステップS14-4において、CPU6aは、待機時間が終了したか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、ステップS14-3の待機処理により、タイマカウンタの値から「1」減算する処理を行った結果、タイマカウンタの値が「0」となったか否かを判定することにより、待機時間が終了したか否かを判定する処理を行う。そして、待機時間が終了したと判定された場合には(ステップS14-4=YES)、ステップS14-5に処理を移行する。一方で、待機時間が終了していないと判定された場合には(ステップS14-4=NO)、ステップS14-3に処理を移行する。
(ステップS14-5)
ステップS14-5において、CPU6aは、標準気圧まで復圧したか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、ステップS14-1の復圧処理を行った結果、標準気圧まで復圧したか否かを判定する処理を行う。そして、標準気圧まで復圧したと判定された場合には(ステップS14-5=YES)、ステップS14-6に処理を移行する。一方で、標準気圧まで復圧していないと判定された場合には(ステップS14-5=NO)、ステップS14-1に処理を移行する。
(ステップS14-6)
ステップS14-6において、CPU6aは、ステータスに「1(停止)」をセットする処理を行う。具体的には、CPU6aは、RAM6cのステータス格納領域に「1(停止)」をセットする処理を行う。そして、ステップS14-6の処理が終了すると、復圧時処理のサブルーチンを終了し、気圧制御部6における処理のステップS3に処理を移行する。
(割込処理)
次に、図7を用いて、割込処理について説明を行う。
ここで、割込処理は、気圧制御部6における処理(図3参照)に対して、所定の周期(例えば、2ms)ごとに割り込んで行われる処理である。
(ステップS101)
ステップS101において、CPU6aは、気圧閾値に到達したか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、気圧計16による計測の結果と、ROM6bに記憶されている気圧閾値とを比較することにより、収容部2の内部の気圧が気圧閾値に到達したか否かを判定する処理を行う。そして、気圧閾値に到達したと判定された場合には(ステップS101=YES)、ステップS102に処理を移行する。一方で、気圧閾値に到達していないと判定された場合には(ステップS101=NO)、ステップS104に処理を移行する。
ここで、「気圧閾値」は、加圧用の気圧閾値と、減圧用の気圧閾値が設けられている。具体的には、本実施形態における加圧用の気圧閾値は、「1.8」気圧であって、減圧用の気圧閾値は「0.6」気圧である。即ち、ステップS101の処理においては、収容部2の内部の気圧が、加圧用の気圧閾値である「1.8」気圧に到達したか否かを判定する処理と、減圧用の気圧閾値である「0.6」気圧に到達したか否かを判定する処理とが行われることとなる。
(ステップS102)
ステップS102において、CPU6aは、警告処理を行う。具体的には、CPU6aは、液晶表示装置18に警告画像を表示する処理や、気圧制御部6により警告音を出音する処理を行う。そして、ステップS102の処理が終了すると、ステップS103に処理を移行する。
(ステップS103)
ステップS103において、CPU6aは、警告時ステータス変更処理を行う。具体的には、CPU6aは、RAM6cに設けられているステータス格納領域に「8(異常)」をセットする処理を行う。そして、ステップS103の処理が終了すると、割込処理を終了し、割込処理を開始する前の処理に処理を移行する。
(ステップS104)
ステップS104において、CPU6aは、監視処理を行う。具体的には、CPU6aは、所定の単位時間あたりの加圧量や、減圧量を監視する処理を行う。そして、ステップS104の処理が終了すると、ステップS105に処理を移行する。
(ステップS105)
ステップS105において、CPU6aは、補正時であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、ステップS104の監視処理により、単位時間あたりの加圧量や、減圧量に所定量のズレが生じているか否かを判定する処理を行う。そして、補正時であると判定された場合には(ステップS105=YES)、ステップS106に処理を移行する。一方で、補正時ではないと判定された場合には(ステップS105=NO)、ステップS107に処理を移行する。
(ステップS106)
ステップS106において、CPU6aは、補正処理を行う。具体的には、CPU6aは、単位時間あたりの加圧量や、減圧量に所定量のズレが生じている場合に(ステップS105=YES)、第1開閉弁23~第4開閉弁26の一または複数を開放することにより、所定量のズレを補正する処理を行う。そして、ステップS106の処理が終了すると、割込処理を終了し、割込処理を開始する前の処理に処理を移行する。
ここで、ステップS106の補正処理をより具体的に説明すると、CPU6aは、加圧量や、減圧量のズレが第1の量である場合には、第1開閉弁23を開放する制御を行うことにより、気圧のズレを補正する処理を行う。また、CPU6aは、加圧量や、減圧量のズレが第1の量よりも大きな量である第2の量である場合には、第1開閉弁23、及び第2開閉弁24を開放する制御を行うことにより、気圧のズレを補正する処理を行う。
また、CPU6aは、加圧量や、減圧量のズレが第2の量よりも大きな量である第3の量である場合には、第1開閉弁23、第2開閉弁24、及び第3開閉弁25を開放する制御を行うことにより、気圧のズレを補正する処理を行う。また、CPU6aは、加圧量や、減圧量のズレが第3の量よりも大きな量である第4の量である場合には、第1開閉弁23、第2開閉弁24、第3開閉弁25、及び第4開閉弁26を開放する制御を行うことにより、気圧のズレを補正する処理を行う。
(ステップS107)
ステップS107において、CPU6aは、エラーを検出したか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU6aは、例えば、ステップS106の補正処理を行ったものの、所定時間以内に気圧のズレを補正することができなかったか否かを判定する処理を行う。そして、エラーを検出したと判定された場合には(ステップS107=YES)、ステップS108に処理を移行する。一方で、エラーを検出していないと判定された場合には(ステップS107=NO)、割込処理を終了し、割込処理を開始する前の処理に処理を移行する。
(ステップS108)
ステップS108において、CPU6aは、エラー時処理を行う。具体的には、CPU6aは、液晶表示装置18にエラー画像を表示する処理を行う。また、CPU6aは、RAM6cに設けられているステータス格納領域に「8(異常)」をセットする処理を行う。そして、ステップS108の処理が終了すると、割込処理を終了し、割込処理を開始する前の処理に処理を移行する。
(降圧から復圧までの気圧の推移を表すグラフ)
次に、図8を用いて、降圧から復圧までの気圧の推移を表すグラフの説明を行う。
まず、図8(A)のタイミングにおいて、気圧制御部6は、モード選択画面が表示されている状態で、圧力として「0.70気圧」が選択され、運転時間として「60分」が選択され、降圧時間として「ゆっくり」が選択され、設定完了操作が検出され、開始ボタン11が操作されると、減圧開閉弁21が開放し、減圧ポンプ28が駆動することにより、収容部2の内部の気圧が降圧されることとなる。
ここで、降圧時間について説明を行う。降圧時間として「標準」が選択されている場合においては、「2」分で単位気圧(「0.1」気圧)降圧する。そして、単位気圧分の降圧がされた後、現在の気圧を「1」分間維持する待機時間となる。一方で、降圧時間として「ゆっくり」が選択されている場合においては、「3」分で単位気圧(「0.1」気圧)降圧する。そして、単位気圧分の降圧がされた後、現在の気圧を「2」分間維持する待機時間となる。
次に、図8(A)から図8(B)の間のタイミングにおいて、気圧制御部6は、収容部2の内部の気圧を、標準気圧である「1.0」気圧から、「3」分間かけて単位気圧である「0.1」気圧降圧させる制御を行う。この結果、収容部2の内部の気圧が「1.0」気圧から「0.9」気圧となる。その後、待機時間により、「0.9」気圧が「2」分間維持されることとなる。
次に、図8(B)から図8(C)の間のタイミングにおいて、気圧制御部6は、収容部2の内部の気圧を、「0.9」気圧から、「3」分間かけて単位気圧である「0.1」気圧降圧させる制御を行う。この結果、収容部2の内部の気圧が「0.9」気圧から「0.8」気圧となる。その後、待機時間により、「0.8」気圧が「2」分間維持されることとなる。
次に、図8(C)から図8(D)の間のタイミングにおいて、気圧制御部6は、収容部2の内部の気圧を、「0.8」気圧から、「3」分間かけて単位気圧である「0.1」気圧降圧させる制御を行う。この結果、収容部2の内部の気圧が「0.8」気圧から「0.7」気圧となる。その後、待機時間により、「0.7」気圧が「2」分間維持されることとなる。
次に、図8(D)から図8(E)の間のタイミングにおいて、気圧制御部6は、収容部2の内部の気圧を、選択された気圧で選択された運転時間の間、維持する制御を行う。具体的には、選択された運転時間である「60」分間、選択された気圧である「0.7」気圧を維持する制御を行う。
次に、図8(E)から図8(F)の間のタイミングにおいて、気圧制御部6は、収容部2の内部の気圧を、「0.7」気圧から、「3」分間かけて単位気圧である「0.1」気圧復圧させる制御を行う。この結果、収容部2の内部の気圧が「0.7」気圧から「0.8」気圧となる。その後、待機時間により、「0.8」気圧が「2」分間維持されることとなる。
次に、図8(F)から図8(G)の間のタイミングにおいて、気圧制御部6は、収容部2の内部の気圧を、「0.8」気圧から、「3」分間かけて単位気圧である「0.1」気圧復圧させる制御を行う。この結果、収容部2の内部の気圧が「0.8」気圧から「0.9」気圧となる。その後、待機時間により、「0.9」気圧が「2」分間維持されることとなる。
次に、図8(G)から図8(H)の間のタイミングにおいて、気圧制御部6は、収容部2の内部の気圧を、「0.9」気圧から、「3」分間かけて単位気圧である「0.1」気圧復圧させる制御を行う。この結果、収容部2の内部の気圧が「0.9」気圧から標準気圧である「1.0」気圧となる。その後、待機時間により、「1.0」気圧が「2」分間維持され、標準気圧に復圧したので、気圧制御部6による制御が終了することとなる。
なお、図8(C)から図8(D)の間のタイミングは、「2」分間の待機時間がある。これにより、運転時間として「60」分が選択されたとしても、選択された気圧である「0.7」気圧が維持される時間が「62」分となる。
このため、図8(C)から図8(D)の間のタイミングにおいては、待機時間を設けないこととしてもよい。この場合において、気圧制御部6は、収容部2の内部の気圧を、「0.8」気圧から、「5」分間かけて単位気圧である「0.1」気圧降圧させる制御を行うこととしてもよい。
これにより、選択された気圧が維持される時間を、選択された運転時間とすることができる。また、設定された気圧に降圧する場合において、最後の単位気圧分の降圧を行うときに、緩やかに降圧させることができるので、利用者の身体に負担がかかることをより防止することができる。
なお、図8(G)から図8(H)の間のタイミングは、「2」分間の待機時間がある。このため、復圧時間が「15」分であったとしても、実際には、「13」分で復圧することとなる。
このため、図8(G)から図8(H)の間のタイミングにおいては、待機時間を設けないこととしてもよい。この場合において、気圧制御部6は、収容部2の内部の気圧を、「0.9」気圧から、「5」分間かけて単位気圧である「0.1」気圧復圧させる制御を行う。
これにより、復圧までの時間を「15」分とすることができる。また、最後の単位気圧分の復圧を行うときに、緩やかに復圧させることができるので、利用者の身体に負担がかかることをより防止することができる。
(昇圧から復圧までの気圧の推移を表すグラフ)
次に、図9を用いて、昇圧から復圧までの気圧の推移を表すグラフの説明を行う。
まず、図9(A)のタイミングにおいて、気圧制御部6は、モード選択画面が表示されている状態で、圧力として「1.5気圧」が選択され、運転時間として「60分」が選択され、昇圧時間として「標準」が選択され、設定完了操作が検出され、開始ボタン11が操作されると、加圧開閉弁20が開放し、加圧ポンプ27が駆動することにより、収容部2の内部の気圧が昇圧されることとなる。
ここで、昇圧時間について説明を行う。昇圧時間として「標準」が選択されている場合においては、「2」分で単位気圧(「0.1」気圧)昇圧する。そして、単位気圧分の昇圧がされた後、現在の気圧を「1」分間維持する待機時間となる。一方で、昇圧時間として「ゆっくり」が選択されている場合においては、「3」分で単位気圧(「0.1」気圧)昇圧する。そして、単位気圧分の昇圧がされた後、現在の気圧を「2」分間維持する待機時間となる。
次に、図9(A)から図9(B)の間のタイミングにおいて、気圧制御部6は、収容部2の内部の気圧を、標準気圧である「1.0」気圧から、「2」分間かけて単位気圧である「0.1」気圧昇圧させる制御を行う。この結果、収容部2の内部の気圧が「1.0」気圧から「1.1」気圧となる。その後、待機時間により、「1.1」気圧が「1」分間維持されることとなる。
次に、図9(B)から図9(C)の間のタイミングにおいて、気圧制御部6は、収容部2の内部の気圧を、「1.1」気圧から、「2」分間かけて単位気圧である「0.1」気圧昇圧させる制御を行う。この結果、収容部2の内部の気圧が「1.1」気圧から「1.2」気圧となる。その後、待機時間により、「1.2」気圧が「1」分間維持されることとなる。
次に、図9(C)から図9(D)の間のタイミングにおいて、気圧制御部6は、収容部2の内部の気圧を、「1.2」気圧から、「2」分間かけて単位気圧である「0.1」気圧昇圧させる制御を行う。この結果、収容部2の内部の気圧が「1.2」気圧から「1.3」気圧となる。その後、待機時間により、「1.3」気圧が「1」分間維持されることとなる。
次に、図9(D)から図9(E)の間のタイミングにおいて、気圧制御部6は、収容部2の内部の気圧を、「1.3」気圧から、「2」分間かけて単位気圧である「0.1」気圧昇圧させる制御を行う。この結果、収容部2の内部の気圧が「1.3」気圧から「1.4」気圧となる。その後、待機時間により、「1.4」気圧が「1」分間維持されることとなる。
次に、図9(E)から図9(F)の間のタイミングにおいて、気圧制御部6は、収容部2の内部の気圧を、「1.4」気圧から、「2」分間かけて単位気圧である「0.1」気圧昇圧させる制御を行う。この結果、収容部2の内部の気圧が「1.4」気圧から「1.5」気圧となる。その後、待機時間により、「1.5」気圧が「1」分間維持されることとなる。
次に、図9(F)から図9(G)の間のタイミングにおいて、気圧制御部6は、収容部2の内部の気圧を、選択された気圧で選択された運転時間の間、維持する制御を行う。具体的には、選択された気圧である「1.5」気圧で、選択された運転時間である「60」分間維持する制御を行う。
次に、図9(G)から図9(H)の間のタイミングにおいて、気圧制御部6は、収容部2の内部の気圧を、「1.5」気圧から、「2」分間かけて単位気圧である「0.1」気圧復圧させる制御を行う。この結果、収容部2の内部の気圧が「1.5」気圧から「1.4」気圧となる。その後、待機時間により、「1.4」気圧が「1」分間維持されることとなる。
次に、図9(H)から図9(I)の間のタイミングにおいて、気圧制御部6は、収容部2の内部の気圧を、「1.4」気圧から、「2」分間かけて単位気圧である「0.1」気圧復圧させる制御を行う。この結果、収容部2の内部の気圧が「1.4」気圧から「1.3」気圧となる。その後、待機時間により、「1.3」気圧が「1」分間維持されることとなる。
次に、図9(I)から図9(J)の間のタイミングにおいて、気圧制御部6は、収容部2の内部の気圧を、「1.3」気圧から、「2」分間かけて単位気圧である「0.1」気圧復圧させる制御を行う。この結果、収容部2の内部の気圧が「1.3」気圧から「1.2」気圧となる。その後、待機時間により、「1.2」気圧が「1」分間維持されることとなる。
次に、図9(J)から図9(K)の間のタイミングにおいて、気圧制御部6は、収容部2の内部の気圧を、「1.2」気圧から、「2」分間かけて単位気圧である「0.1」気圧復圧させる制御を行う。この結果、収容部2の内部の気圧が「1.2」気圧から「1.1」気圧となる。その後、待機時間により、「1.1」気圧が「1」分間維持されることとなる。
次に、図9(K)から図9(L)の間のタイミングにおいて、気圧制御部6は、収容部2の内部の気圧を、「1.1」気圧から、「2」分間かけて単位気圧である「0.1」気圧復圧させる制御を行う。この結果、収容部2の内部の気圧が「1.1」気圧から「1.0」気圧となる。その後、待機時間により、「1.0」気圧が「1」分間維持され、その後、標準気圧に復圧したので、気圧制御部6による制御が終了することとなる。
なお、図9(E)から図9(F)の間のタイミングは、「1」分間の待機時間がある。これにより、運転時間として「60」分が選択されたとしても、選択された気圧である「1.5」気圧が維持される時間が「61」分となる。
このため、図9(E)から図9(F)の間のタイミングにおいては、待機時間を設けないこととしてもよい。この場合において、気圧制御部6は、収容部2の内部の気圧を、「1.4」気圧から、「3」分間かけて単位気圧である「0.1」気圧昇圧させる制御を行う。
これにより、選択された気圧が維持される時間を、選択された運転時間とすることができる。また、設定された気圧に昇圧する場合において、最後の単位気圧分の昇圧を行うときに、緩やかに昇圧させることができるので、利用者の身体に負担がかかることをより防止することができる。
なお、図9(K)から図9(L)の間のタイミングは、「1」分間の待機時間がある。このため、復圧時間が「15」分であったとしても、実際には、「14」分で復圧することとなる。
このため、図9(K)から図9(L)の間のタイミングにおいては、待機時間を設けないこととしてもよい。この場合において、気圧制御部6は、収容部2の内部の気圧を、「0.9」気圧から、「3」分間かけて単位気圧である「0.1」気圧復圧させる制御を行う。
これにより、復圧までの時間を「15」分とすることができる。また、最後の単位気圧分の復圧を行うときに、緩やかに復圧させることができるので、利用者の身体に負担がかかることをより防止することができる。
(降圧から復圧までの液晶表示装置18の表示態様)
次に、図10を用いて、降圧から復圧までの液晶表示装置18の表示態様について説明を行う。
まず、図10(A)に示す通り、液晶表示装置18には、モード選択画面が表示されている。また、図10(A)は、圧力選択として「0.70」気圧が選択されており、運転時間として「60」分が選択されており、降圧時間として「ゆっくり」が選択されている。
ここで、本実施形態においては、圧力選択として、「1.3」気圧、「1.4」気圧、「1.5」気圧、「1.6」気圧、「1.7」気圧、「0.90」気圧、「0.85」気圧、「0.80」気圧、「0.75」気圧、及び「0.70」気圧を選択可能である。なお、図10(A)に示す圧力選択はあくまで一例であって、他の圧力を選択可能としてもよい。
また、本実施形態においては、運転時間として、「30」分、「60」分、「90」分、「120」分、及び「180」分を選択可能となっている。なお、図10(A)に示す運転時間はあくまで一例であって、他の運転時間を選択可能としてもよい。例えば、運転時間として、「無限」を選択可能としてもよい。
また、本実施形態においては、降圧時間として、「通常」、及び「ゆっくり」を選択可能となっている。なお、図10(A)に示す降圧時間はあくまで一例であって、他の降圧時間を選択可能としてもよい。
また、本実施形態において、降圧時間として、「通常」が選択された場合には、復圧時間も「通常」となり、「ゆっくり」が選択された場合には、復圧時間も「ゆっくり」となる。即ち、降圧時間と、復圧時間とが同じ時間となるが、降圧時間と、復圧時間とを異なる時間とすることもできる。例えば、降圧時間の方が、復圧時間よりも長い時間とすることもできるし、復圧時間の方が、降圧時間よりも長い時間とすることもできる。
そして、液晶表示装置18の表示態様が図10(A)に示されている表示態様である場合において、「設定完了」に対応する領域のタッチパネル15が操作される設定完了操作が検出され、開始ボタン11が操作されると、収容部2の内部の気圧が降圧されることとなる。
次に、図10(B)は、収容部2の内部の気圧が降圧されている状態における液晶表示装置18の表示態様を示している。また、図10(B)は、圧力選択として「0.70」気圧が選択されていることを示しており、運転時間として「60」分が選択されていることを示しており、降圧時間として「15」分が選択されていることを示しており、復圧時間が「15」分であることを示している。
また、図10(B)は、運転状態が「降圧」であることを示しており、経過時間が「07」分「30」秒であることを示しており、現在の収容部2の内部の気圧が「0.9」気圧であることを示している。
また、図10(B)のタイミングにおいては、収容部2の内部の気圧の推移を示すグラフが表示される。なお、このグラフは、選択された運転時間と、降圧時間と、復圧時間とを加算した値に、「5」分の余剰時間を加算した分のグラフが表示されることとなる。
なお、図10(B)のタイミングにおいて、設定変更操作を行うことにより、選択された「0.7」気圧から他の気圧に変更することができる。
次に、図10(C)は、単位気圧である「0.1」気圧降圧した後の待機時間であることを示しており、経過時間が「08」分「30」秒であることを示しており、現在の収容部2の内部の気圧が「0.8」気圧であることを示している。
なお、図10(C)のタイミングにおいては、図10(B)と同様に、収容部2の内部の気圧の推移を示すグラフが表示されることとなる。
次に、図10(D)は、選択された圧力である「0.7」気圧で圧力を保持していることを示しており、経過時間が「15」分「01」秒であることを示しており、現在の収容部2の内部の気圧が「0.7」気圧であることを示している。
なお、図10(D)のタイミングにおいては、図10(B)~図10(C)と同様に、収容部2の内部の気圧の推移を示すグラフが表示されることとなる。
次に、図10(E)は、選択された運転時間の運転が終了すると、収容部2の内部の気圧が復圧することとなる。ここで、液晶表示装置18には、運転状態が「復圧」であることを示しており、経過時間が「76」分「30」秒であることを示しており、現在の収容部2の内部の気圧が「0.7」気圧であることを示している。
なお、図10(E)のタイミングにおいては、図10(B)~図10(D)と同様に、収容部2の内部の気圧の推移を示すグラフが表示されることとなる。
次に、図10(F)は、単位気圧である「0.1」気圧復圧した後の待機時間であることを示しており、経過時間が「79」分「00」秒であることを示しており、現在の収容部2の内部の気圧が「0.8」気圧であることを示している。
なお、図10(F)のタイミングにおいては、図10(B)~図10(E)と同様に、収容部2の内部の気圧の推移を示すグラフが表示されることとなる。
(昇圧から復圧までの液晶表示装置18の表示態様)
次に、図11を用いて、昇圧から復圧までの液晶表示装置18の表示態様について説明を行う。
まず、図11(A)に示す通り、液晶表示装置18には、モード選択画面が表示されている。また、図11(A)は、圧力選択として「1.5」気圧が選択されており、運転時間として「60」分が選択されており、昇圧時間として「通常」が選択されている。
また、本実施形態においては、昇圧時間として、「通常」、及び「ゆっくり」を選択可能となっている。なお、図11(A)に示す昇圧時間はあくまで一例であって、他の昇圧時間を選択可能としてもよい。
また、本実施形態において、昇圧時間として、「通常」が選択された場合には、復圧時間も「通常」となり、「ゆっくり」が選択された場合には、復圧時間も「ゆっくり」となる。即ち、昇圧時間と、復圧時間とが同じ時間となるが、昇圧時間と、復圧時間とを異なる時間とすることもできる。例えば、昇圧時間の方が、復圧時間よりも長い時間とすることもできるし、復圧時間の方が、昇圧時間よりも長い時間とすることもできる。
そして、液晶表示装置18の表示態様が図11(A)に示されている表示態様である場合において、「設定完了」に対応する領域のタッチパネル15が操作される設定完了操作が検出され、開始ボタン11が操作されると、収容部2の内部の気圧が昇圧されることとなる。
次に、図11(B)は、収容部2の内部の気圧が昇圧されている状態における液晶表示装置18の表示態様を示している。また、図11(B)は、圧力選択として「1.5」気圧が選択されていることを示しており、運転時間として「60」分が選択されていることを示しており、降圧時間として「15」分が選択されていることを示しており、復圧時間が「15」分であることを示している。
また、図11(B)は、運転状態が「昇圧」であることを示しており、経過時間が「07」分「30」秒であることを示しており、現在の収容部2の内部の気圧が「1.2」気圧であることを示している。
また、図11(B)のタイミングにおいては、収容部2の内部の気圧の推移を示すグラフが表示される。なお、このグラフは、選択された運転時間と、昇圧時間と、復圧時間とを加算した値に、「5」分の余剰時間を加算した分のグラフが表示されることとなる。
なお、図11(B)のタイミングにおいて、設定変更操作を行うことにより、選択された「1.5」気圧から他の気圧に変更することができる。
次に、図11(C)は、単位気圧である「0.1」気圧昇圧した後の待機時間であることを示しており、経過時間が「08」分「30」秒であることを示しており、現在の収容部2の内部の気圧が「1.3」気圧であることを示している。
なお、図11(C)のタイミングにおいては、図11(B)と同様に、収容部2の内部の気圧の推移を示すグラフが表示されることとなる。
次に、図11(D)は、選択された圧力である「1.5」気圧で圧力を保持していることを示しており、経過時間が「15」分「01」秒であることを示しており、現在の収容部2の内部の気圧が「1.5」気圧であることを示している。
なお、図11(D)のタイミングにおいては、図11(B)~図11(C)と同様に、収容部2の内部の気圧の推移を示すグラフが表示されることとなる。
次に、図11(E)は、選択された運転時間の運転が終了すると、収容部2の内部の気圧が復圧することとなる。ここで、液晶表示装置18には、運転状態が「復圧」であることを示しており、経過時間が「76」分「30」秒であることを示しており、現在の収容部2の内部の気圧が「1.5」気圧であることを示している。
なお、図11(E)のタイミングにおいては、図11(B)~図11(D)と同様に、収容部2の内部の気圧の推移を示すグラフが表示されることとなる。
次に、図11(F)は、単位気圧である「0.1」気圧復圧した後の待機時間であることを示しており、経過時間が「77」分「30」秒であることを示しており、現在の収容部2の内部の気圧が「1.3」気圧であることを示している。
なお、図11(F)のタイミングにおいては、図11(B)~図11(E)と同様に、収容部2の内部の気圧の推移を示すグラフが表示されることとなる。
(その他の実施形態)
以下において、その他の実施形態について説明を行う。
上述した実施形態において、降圧時間、または昇圧時間として「標準」が選択されている場合には、待機時間が「1」分であり、降圧時間、または昇圧時間として「ゆっくり」が選択されている場合には、待機時間が「2」分であるが、これに限定されることはない。例えば、タッチパネル15により、暗証番号が入力されることで、任意の待機時間を設定可能とすることもできる。
また、降圧時間、または昇圧時間として「標準」が選択されている場合において、単位気圧を昇圧、または降圧するのに必要な時間は「2」分であり、「ゆっくり」が選択されている場合において、単位気圧である「0.1」気圧昇圧、または降圧するのに必要な時間は「3」分であるが、これに限定されることはない。例えば、タッチパネル15により、暗証番号が入力されることで、単位気圧を昇圧、または降圧するのに必要な時間を任意に設定可能とすることもできる。
また、選択された気圧に昇圧するまでの時間(以下、「選択昇圧時間」という)を設定可能とすることもできる。この場合において、CPU6aは、選択昇圧時間を、選択された気圧まで昇圧する単位気圧の数(以下、「昇圧回数」という。)で除算することで、単位気圧を昇圧させる時間と、待機時間との和を算出する処理を行う。
例えば、選択昇圧時間として「20」分が選択され、選択された圧力が「1.5」気圧であるとする。この場合において、標準気圧である「1.0」気圧から選択された圧力である「1.5」気圧まで昇圧させるためには、「0.5」気圧昇圧させる必要がある。このため、単位気圧である「0.1」気圧を「5」回昇圧する必要があるので、昇圧回数は「5」となる。
そして、選択昇圧時間である「20」分を、昇圧回数である「5」で除算すると、単位気圧を昇圧させる時間と、待機時間との和は「4」分となる。ここで、単位気圧を昇圧させる時間と、待機時間とをどのように割り振るかは、適宜設定可能である。例えば、単位気圧を昇圧させる時間と、待機時間との和である「4」分を「2」で除算することで、単位気圧を昇圧させる時間として、「2」分を設定し、待機時間として「2」分を設定することができる。
また、単位気圧を昇圧させる時間よりも、待機時間を長く設定することもできる。例えば、単位気圧を昇圧させる時間として「1」分を設定し、待機時間として「3」分を設定することもできる。一方で、待機時間よりも、単位気圧を昇圧させる時間を長く設定することもできる。例えば、待機時間として「1」分を設定し、単位気圧を昇圧させる時間として「3」分を設定することもできる。
また、選択された気圧に降圧するまでの時間(以下、「選択降圧時間」という)を設定可能とすることもできる。この場合において、CPU6aは、選択降圧時間を、選択された気圧まで降圧する単位気圧の数(以下、「降圧回数」という。)で除算することで、単位気圧を降圧させる時間と、待機時間との和を算出する処理を行う。
例えば、選択降圧時間として「10」分が選択され、選択された圧力が「0.8」気圧であるとする。この場合において、標準気圧である「1.0」気圧から選択された圧力である「0.8」気圧まで降圧させるためには、「0.2」気圧降圧させる必要がある。このため、単位気圧である「0.1」気圧を「2」回降圧する必要があるので、降圧回数が「2」となる。
そして、選択降圧時間である「10」分を、降圧回数である「2」で除算すると、単位気圧を降圧させる時間と、待機時間との和は「5」分となる。ここで、単位気圧を降圧させる時間と、待機時間とをどのように割り振るかは、適宜設定可能である。例えば、単位気圧を降圧させる時間と、待機時間との和である「5」分を「2」で除算することで、単位気圧を降圧させる時間として、「2」分「30」秒を設定し、待機時間として「2」分「30」秒を設定することができる。
また、単位気圧を降圧させる時間よりも、待機時間を長く設定することもできる。例えば、単位気圧を降圧させる時間として「2」分を設定し、待機時間として「3」分を設定することもできる。一方で、待機時間よりも、単位気圧を降圧させる時間を長く設定することもできる。例えば、待機時間として「2」分を設定し、単位気圧を降圧させる時間として「3」分を設定することもできる。
このように、本発明によれば、気圧制御部6は、収容部2の内部の気圧を降圧する降圧処理と、収容部2の内部の気圧を維持する待機処理とを交互に行うことにより、選択された気圧まで降圧する処理を行う。これにより、収容部2の内部の気圧が徐々に降圧することとなるので、利用者の身体に負担がかかることを防止することができる。
また、本発明によれば、気圧制御部6は、収容部2の内部の気圧を昇圧する昇圧処理と、収容部2の内部の気圧を維持する待機処理とを交互に行うことにより、選択された気圧まで昇圧する処理を行う。これにより、収容部2の内部の気圧が徐々に昇圧することとなるので、利用者の身体に負担がかかることを防止することができる。
また、本発明によれば、気圧制御部6は、収容部2の内部の気圧を降圧する降圧処理が行われた後、収容部2の内部の気圧を復圧する場合において、収容部2の内部の気圧を復圧する復圧処理と、収容部2の内部の気圧を維持する待機処理と、を交互に行うことにより、標準気圧まで復圧する処理を行う。これにより、収容部2の内部の気圧が徐々に復圧することとなるので、利用者の身体に負担がかかることを防止することができる。
また、本発明によれば、気圧制御部6は、収容部2の内部の気圧を昇圧する昇圧処理が行われた後、収容部2の内部の気圧を復圧する場合において、収容部2の内部の気圧を復圧する復圧処理と、収容部2の内部の気圧を維持する待機処理と、を交互に行うことにより、標準気圧まで復圧する処理を行う。これにより、収容部2の内部の気圧が徐々に復圧することとなるので、利用者の身体に負担がかかることを防止することができる。
(請求項1に係る発明)
請求項1に係る発明は、利用者を内部に収容可能な金属製の収容部(例えば、収容部2)と、前記収容部に形成された開口部(例えば、開口部3)と、前記開口部を閉塞可能な扉部(例えば、扉部4)と、前記収容部の内部の気圧を標準気圧と比較して低い低気圧にする制御を行う低圧制御部(例えば、気圧制御部6)と、を備え、前記低圧制御部は、前記収容部の内部の気圧を降圧する降圧処理(例えば、ステップS10-9の降圧処理や、ステップS10-13の降圧処理)と、所定の条件(例えば、単位気圧である「0.1」気圧降圧したこと)が充足された場合に、現在の気圧を維持する気圧維持処理(例えば、ステップS10-11の待機処理)と、を実行し、前記降圧処理、及び前記気圧維持処理を交互に実行することにより、前記低気圧にする制御を行うことを特徴とする酸素ルームである。
(請求項2に係る発明)
請求項2に係る発明は、利用者を内部に収容可能な金属製の収容部(例えば、収容部2)と、前記収容部に形成された開口部(例えば、開口部3)と、前記開口部を閉塞可能な扉部(例えば、扉部4)と、前記収容部の内部の気圧を標準気圧と比較して高い高気圧にする制御を行う高圧制御部(例えば、気圧制御部6)と、を備え、前記高圧制御部は、前記収容部の内部の気圧を昇圧する昇圧処理(例えば、ステップS8-9の昇圧処理や、ステップS8-13の昇圧処理)と、所定の条件(例えば、単位気圧である「0.1」気圧昇圧したこと)が充足された場合に、現在の気圧を維持する気圧維持処理(例えば、ステップS8-11の待機処理)と、を実行し、前記昇圧処理、及び前記気圧維持処理を交互に実行することにより、前記高気圧にする制御を行うことを特徴とする酸素ルームである。
(請求項3に係る発明)
請求項3に係る発明は、利用者を内部に収容可能な金属製の収容部(例えば、収容部2)と、前記収容部に形成された開口部(例えば、開口部3)と、前記開口部を閉塞可能な扉部(例えば、扉部4)と、前記収容部の内部の気圧を制御する気圧制御部(例えば、気圧制御部6)と、を備え、前記気圧制御部は、前記収容部の内部の気圧を降圧する降圧処理(例えば、ステップS10-9の降圧処理や、ステップS10-13の降圧処理)と、前記降圧処理により前記収容部の内部の気圧が降圧された後、標準気圧に復圧する復圧処理(例えば、ステップS14-1の復圧処理)と、所定の条件(例えば、単位気圧である「0.1」気圧復圧したこと)が充足された場合に、現在の気圧を維持する気圧維持処理(例えば、ステップS14-3の待機処理)と、を実行し、前記復圧処理、及び前記気圧維持処理を交互に実行することにより、前記標準気圧に復圧する制御を行うことを特徴とする酸素ルームである。
(請求項4に係る発明)
請求項4に係る発明は、利用者を内部に収容可能な金属製の収容部(例えば、収容部2)と、前記収容部に形成された開口部(例えば、開口部3)と、前記開口部を閉塞可能な扉部(例えば、扉部4)と、前記収容部の内部の気圧を制御する気圧制御部(例えば、気圧制御部6)と、を備え、前記気圧制御部は、前記収容部の内部の気圧を昇圧する昇圧処理(例えば、ステップS8-9の昇圧処理や、ステップS8-13の昇圧処理)と、前記昇圧処理により前記収容部の内部の気圧が昇圧された後、標準気圧に復圧する復圧処理(例えば、ステップS14-1の復圧処理)と、所定の条件(例えば、単位気圧である「0.1」気圧復圧したこと)が充足された場合に、現在の気圧を維持する気圧維持処理(例えば、ステップS14-3の待機処理)と、を実行し、前記復圧処理、及び前記気圧維持処理を交互に実行することにより、前記標準気圧に復圧する制御を行うことを特徴とする酸素ルームである。
なお、本発明の実施について図面を用いて説明したが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。また、各図面で示した実施形態は、その目的及び構成等に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。また、各図面の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図面を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
1 酸素ルーム
2 収容部
3 開口部
4 扉部
5 窓部
6 気圧制御部
6a CPU
6b ROM
6c RAM
7 濃縮酸素装置
8 外側酸素排出弁
9 内側酸素排出弁
10 電源鍵部
11 開始ボタン
12 終了ボタン
13 一時停止ボタン
14 緊急停止ボタン
15 タッチパネル
16 気圧計
17 受話器
18 液晶表示装置
20 加圧開閉弁
21 減圧開閉弁
22 大気開放弁
23 第1開閉弁
24 第2開閉弁
25 第3開閉弁
26 第4開閉弁
27 加圧ポンプ
28 減圧ポンプ

Claims (4)

  1. 利用者を内部に収容可能な金属製の収容部と、
    前記収容部に形成された開口部と、
    前記開口部を閉塞可能な扉部と、
    前記収容部の内部の気圧を補正するための複数の開閉弁と、
    前記収容部の内部の気圧を標準気圧と比較して低い低気圧にする制御を行う低圧制御部と、
    を備え、
    前記低圧制御部は、
    単位時間に対して単位気圧で設定された気圧まで降圧させる降圧処理と、
    該降圧処理による降圧条件が充足された場合、現在の気圧を維持する気圧維持処理と、
    を実行し、
    前記降圧処理、及び前記気圧維持処理を交互に実行することにより、前記収容部の内部の気圧を設定された低気圧まで低圧させる制御を行い、
    前記単位時間に対して設定された前記単位気圧で降圧されているかを判断し、
    前記単位気圧にズレがある場合には該ズレの大きさに応じて前記複数の開閉弁を順次解放して設定された前記単位気圧に補正することを特徴とする酸素ルーム。
  2. 利用者を内部に収容可能な金属製の収容部と、
    前記収容部に形成された開口部と、
    前記開口部を閉塞可能な扉部と、
    前記収納部の内部の気圧を補正するための複数の開閉弁と、
    前記収容部の内部の気圧を標準気圧と比較して高い高気圧にする制御を行う高圧制御部と、
    を備え、
    前記高圧制御部は、
    単位時間に対して単位気圧で設定された気圧まで昇圧させる昇圧処理と、
    該昇圧処理による昇圧条件が充足された場合、現在の気圧を維持する気圧維持処理と、
    を実行し、
    前記昇圧処理、及び前記気圧維持処理を交互に実行することにより、前記収容部の内部の気圧を設定された高気圧まで昇圧させる制御を行い、
    前記単位時間に対して設定された前記単位気圧で昇圧されているかを判断し、
    前記単位気圧にズレがある場合には該ズレの大きさに応じて前記複数の開閉弁を順次解放して設定された前記単位気圧に補正することを特徴とする酸素ルーム。
  3. 利用者を内部に収容可能な金属製の収容部と、
    前記収容部に形成された開口部と、
    前記開口部を閉塞可能な扉部と、
    前記収容部の内部の気圧を補正するための複数の開閉弁と、
    前記収容部の内部の気圧を制御する気圧制御部と、
    を備え、
    前記気圧制御部は、
    単位時間に対して単位気圧を設定された気圧まで降圧させる降圧処理と、
    前記降圧処理により前記収容部の内部の気圧が降圧された後、単位時間に対して単位気圧で標準気圧に復圧する復圧処理と、
    該復圧処理による復圧条件が充足された場合に、現在の気圧を維持する気圧維持処理と、
    を実行し、
    前記復圧処理、及び前記気圧維持処理を交互に実行することにより、前記収容部の内部の気圧を標準気圧に復圧させる制御を行い、
    前記単位時間に対して設定された前記単位気圧で復圧されているかを判断し、
    前記単位気圧にズレがある場合には該ズレの大きさに応じて前記複数の開閉弁を順次解放して設定された前記単位気圧に補正することを特徴とする酸素ルーム。
  4. 利用者を内部に収容可能な金属製の収容部と、
    前記収容部に形成された開口部と、
    前記開口部を閉塞可能な扉部と、
    前記収容部の内部の気圧を補正するための複数の開閉弁と、
    前記収容部の内部の気圧を制御する気圧制御部と、
    を備え、
    前記気圧制御部は、
    単位時間に対して単位気圧を設定された気圧まで昇圧させる昇圧処理と、
    前記昇圧処理により前記収容部の内部の気圧が昇圧された後、単位時間に対して単位気圧で標準気圧まで復圧する復圧処理と、
    該復圧処理による復圧条件が充足された場合に、現在の気圧を維持する気圧維持処理と、
    を実行し、
    前記復圧処理、及び前記気圧維持処理を交互に実行することにより、前記標準気圧に復圧する制御を行い、
    前記単位時間に対して設定された前記単位気圧で復圧されているかを判断し、
    前記単位気圧にズレがある場合には該ズレの大きさに応じて前記複数の開閉弁を順次解放して設定された前記単位気圧に補正することを特徴とする酸素ルーム。
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