JP7333890B2 - アクチュエータ - Google Patents

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Description

本開示は、アクチュエータに関する。
特許文献1には、アクチュエータが開示されている。この特許文献1に開示されたアクチュエータは、固定子に対して回転子を回転させることで、シャフトを軸方向に往復移動させるものである。当該アクチュエータにおいては、ハウジングに形成された貫通孔に、Oリングを介して、支持部材(キャップ)が取り付けられている。シャフトは、その支持部材内において軸方向に移動可能に支持されている。
特開2018-59494号公報
特許文献1に開示されたアクチュエータには、回転子の回転又はシャフトの移動に伴って、振動が発生する場合がある。このように、振動が発生すると、その振動が貫通孔に伝わる。この結果、支持部材が貫通孔から外れてしまうおそれがある。
また、特許文献1に開示されたアクチュエータを、外気の温度が大きく変化する環境下で、使用する場合、貫通孔は、その外気の温度変化に伴って、熱変形(例えば、熱膨張又は熱収縮)することがある。このように、貫通孔が熱変形すると、支持部材が貫通孔から外れてしまうおそれがある。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、シャフトを軸方向に移動可能に支持する支持部材がOリングを介して取り付けられる貫通孔に、振動又は熱変形が発生しても、支持部材の貫通孔からの脱落を防止することができるアクチュエータを提供することを目的とする。
本開示に係るアクチュエータは、シャフトの軸方向に延びる貫通孔と、貫通孔にOリングを介して取り付けられ、シャフトを軸方向に移動可能に支持し、弾性樹脂材料で形成される円筒状の支持部材と、貫通孔から径方向内側に向けて突出する段差部と、支持部材に形成され、径方向外側に向けて突出するフック形状を有し、段差部に係止するフック部とを備え、シャフトは、外径が、支持部材の貫通孔への差し込み方向側に向かうに従って、徐々に小さくなる円錐部を有し、円錐部は、段差部に載り上がったときのフック部の弾性変形を受けるものである。
本開示によれば、シャフトを軸方向に移動可能に支持する支持部材がOリングを介して取り付けられる貫通孔に、振動又は熱変形が発生しても、支持部材の貫通孔からの脱落を防止することができる。
実施の形態1に係るアクチュエータの構成を示す縦断面図である。 支持部材の構成を示す外観斜視図である。 支持部材の貫通孔への取り付け時において、支持部材のフック部が段差部に載り上がって円錐部の外周面に倣う状態を示す図である。 支持部材の貫通孔への取り付け時において、支持部材のフック部が段差部に係止した状態を示す図である。
以下、本開示をより詳細に説明するために、本開示を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
実施の形態1に係るアクチュエータ10について、図1から図4を用いて説明する。
図1は、実施の形態1に係るアクチュエータ10の構成を示す縦断面図である。図2は、支持部材44の構成を示す外観斜視図である。図3は、支持部材44の貫通孔42bへの取り付け時において、支持部材44のフック部44cが段差部42cに載り上がって円錐部11cの外周面に倣う状態を示す図である。図4は、支持部材44の貫通孔42bへの取り付け時において、支持部材44のフック部44cが段差部42cに係止した状態を示す図である。
図1に示すアクチュエータ10は、例えば、車両に搭載された車載用アクチュエータである。このアクチュエータ10は、内蔵したモータ12の回転運動からシャフト11の直線運動を生み出すものである。例えば、シャフト11の下端は、車両に搭載される、ターボチャージャ付きエンジンにおけるウェイストゲートバルブと機械的に接続されている。アクチュエータ10は、モータ12を回転させることで、シャフト11をその軸方向に往復移動させる。この結果、アクチュエータ10は、ウェイストゲートバルブを開閉させることができる。
図1に示すように、アクチュエータ10は、シャフト11、モータ12、シャフト支持部材13、及び、外装部材14を備えている。
モータ12は、固定子20及び回転子30を有している。このモータ12の中心部には、シャフト11が貫通して支持されている。なお、モータ12は、ブラシ付DCモータを想定しているが、シャフト11を軸方向に移動させるものであれば、どのようなモータであっても良い。
固定子20は、全体として、円筒状をなしている。この固定子20は、モータハウジング21、マグネット22、ヨーク23、ブラシ24,及び、軸受け25,26を有している。
モータハウジング21は、円筒状をなしている。このモータハウジング21は、例えば、樹脂材料で形成されている。マグネット22、ヨーク23、ブラシ24、及び、軸受け25,26は、そのモータハウジング21の内部に支持されている。マグネット22及びヨーク23は、共に円弧状をなしている。ヨーク23は、マグネット22よりも固定子20の径方向外側に配置されている。ブラシ24は、固定子20の上部に設けられている。このブラシ24は、マグネット22及びヨーク23よりも上方に配置されている。
軸受け25は、固定子20の上部に設けられている。この軸受け25は、マグネット22及びヨーク23よりも上方に配置されている。軸受け26は、固定子20の下部に設けられている。この軸受け26は、マグネット22及びヨーク23よりも下方に配置されている。軸受け25,26は、後述するロータシャフト34を回転可能に支持している。
回転子30は、固定子20の径方向内側に配置されており、当該固定子20に対して回転可能に支持されている。また、回転子30の中心部には、シャフト11が貫通している。この回転子30は、複数のロータコア31、複数のコイル32、整流子33、及び、ロータシャフト34を有している。
複数のロータコア31は、回転子30の周方向において、略等間隔で配置されている。各ロータコア31は、マグネット22及びヨーク23の径方向内側に設けられている。
複数のコイル32は、各ロータコア31にそれぞれ巻回されている。整流子33は、複数の電極を有している。これらの電極は、回転子30の周方向において、略等間隔で配置されている。各電極は、各コイル32にそれぞれ対応している。各コイル32の一端は、対応する電極と電気的に接続されている。
これに対して、上記ブラシ24は、整流子33の径方向外側に配置されており、当該整流子33の各電極に接触可能となっている。
ロータシャフト34は、円筒状に形成されている。このロータシャフト34は、複数のロータコア31によって形成された中心孔に挿入されて、固定されている。また、ロータシャフト34は、上記軸受け25,26に回転可能に支持されている。
ロータシャフト34は、雌ねじ部34aを有している。この雌ねじ部34aは、ロータシャフト34の内周面に形成されている。
これに対して、シャフト11は、ロータシャフト34の内部に配置されている。このシャフト11は、雄ねじ部11aを有している。雄ねじ部11aは、シャフト11の外周面に形成されている。雄ねじ部11aと雌ねじ部34aとは、噛み合っている。
このように、複数のロータコア31、複数のコイル32、整流子33、及び、ロータシャフト34は、例えば、樹脂材料等によって、一体的に形成されている。このため、ロータシャフト34が回転した場合、複数のロータコア31、複数のコイル32、及び、整流子33は、当該ロータシャフト34と共に回転する。
シャフト支持部材13は、モータ12の下部に設けられている。このシャフト支持部材13は、モータ12の回転子30から下方に向けて突出したシャフト11の一端側(下端側)を支持するものである。シャフト11の一端側は、シャフト支持部材13の中心部を貫通している。
また、シャフト支持部材13は、シャフトハウジング41、シャフトガイド部材42、Oリング43、及び、支持部材44を有している。シャフトガイド部材42、Oリング43、及び、支持部材44は、シャフトハウジング41の内部に設けられている。
シャフトハウジング41は、シャフト支持部材13の外郭を構成している。また、シャフトハウジング41は、下端側が先細りとなるような円筒状をなしている。このシャフトハウジング41の上部は、モータハウジング21の下部に対して、ボルト等によって固定されている。更に、シャフトハウジング41は、モータ12の回転子30から下方に向けて突出したシャフト11の一端側を覆うように配置されている。これに対して、シャフト11の下端は、シャフトハウジング41を貫通している。このような、シャフトハウジング41は、例えば、樹脂材料で形成されている。
シャフトガイド部材42は、円筒状をなしており、シャフトハウジング41の径方向内側に設けられている。このシャフトガイド部材42の上部は、固定子20の下部に固定されている。このような、シャフトガイド部材42は、例えば、樹脂材料で形成されている。また、シャフトガイド部材42は、ガイド孔42a、貫通孔42b、段差部42cを有している。
ガイド孔42aは、略四角形の孔である。これに対して、シャフト11は、回転規制部11bを有している。この回転規制部11bは、シャフト11の一端側に形成されており、その外形は、略四角形となっている。そして、回転規制部11bは、ガイド孔42aに収納され、当該ガイド孔42aの軸方向に沿って移動可能となっている。このように、シャフト11は、全体が円形の軸状となっており、その一端側の一部分に、外形が略四角形となる回転規制部11bを有している。このため、シャフト11は、軸心周りの回転が規制されることで、回転子30からの回転を自身の軸方向の移動に変換することができる。
貫通孔42bは、円形の孔であり、シャフトガイド部材42の下端に開口している。この貫通孔42bは、シャフト11の一端側を回転可能に支持している。
段差部42cは、貫通孔42bの上部に配置されており、当該貫通孔42bに連続して形成されている。この段差部42cは、貫通孔42bから径方向内側に向けて突出するように、環状に形成されている。
Oリング43は、貫通孔42bの内周面と支持部材44の外周面との間において、圧縮された状態で設けられている。このため、Oリング43は、それらの間を密閉している。また、Oリング43は、貫通孔42bと支持部材44との間で圧縮されているため、支持部材44は、そのOリング43の圧縮反力によって、シャフト11側に押し付けられる。このため、シャフト11と支持部材44との間は、気密性が維持される。
支持部材44は、貫通孔42bに対して、その下側開口部側から嵌め込まれて取り付けられている。また、支持部材44は、シャフト11を軸方向において移動可能に支持している。このとき、支持部材44は、段差部42cに引っ掛けられることで、Oリング43の貫通孔42bからの脱落を防止している。従って、シャフト11は、貫通孔42bに嵌め込まれた支持部材44によって、軸方向に支持されている。なお、支持部材44の詳細については、後述する。
外装部材14は、アクチュエータ10の上部に設けられており、固定子20の上部に固定されている。この外装部材14は、全体として、中空の円錐状に形成されている。外装部材14は、例えば、樹脂材料で形成されている。また、外装部材14は、位置センサ51、センサ用マグネット52、センサシャフト53、及び、コネクタ54を有している。
位置センサ51は、センサ用マグネット52の磁界の強さを計測し、この計測した磁界の強さに基づいて、シャフト11の軸方向位置を検出する。センサ用マグネット52は、センサシャフト53の上端に内蔵されている。
センサシャフト53の下端は、シャフト11の上端に当接可能となっている。また、センサシャフト53は、ばね(図示省略)によって、常に下方に向けて不勢された状態となっている。このため、センサシャフト53は、シャフト11を、常に下方に向けて押圧した状態となっている。この結果、センサ用マグネット52は、シャフト11が軸方向において往復移動すると、そのシャフト11の往復移動に連動して移動する。
これに対して、位置センサ51は、シャフト11の往復移動に連動するセンサ用マグネット52の磁界の強さを計測する。また、位置センサ51は、その計測した磁界の強さに基づいて、シャフト11の軸方向位置を検出する。
コネクタ54は、外装部材14の表面から外側に向けて開口している。このコネクタ54は、外部電源と接続可能となっており、その外部電源から電力が供給される。また、コネクタ54は、ブラシ24と電気的に接続されている。
従って、アクチュエータ10においては、電力がコネクタ54に供給されると、電流が、固定子20のブラシ24から回転子30の整流子33を経由して、各ロータコア31に巻回されるコイル32に流れる。このため、各ロータコア31は、N極とS極とに分極して磁化する。そして、回転子30の各ロータコア31は、固定子20のマグネット22の磁力に引き付けられる。このとき、固定子20においては、マグネット22とヨーク23とが磁気回路を構成する。この結果、回転子30は、固定子20対して回転する。
これに対応して、シャフト11は、その軸方向において往復移動する。このとき、ウェイストゲートバルブがシャフト11に対して機械的に接続される場合、当該ウェイストゲートバルブは、そのシャフト11の往復移動に伴って、開動作又は閉動作する。このように、アクチュエータ10は、電気エネルギーの入力に伴う回転子30の回転を、シャフト11の軸方向への移動に変換することにより、ウェイストゲートバルブを開閉可能としている。また、アクチュエータ10は、位置センサ51が検出したシャフト11の軸方向位置に基づいて、バルブ開度を検出する。
次に、支持部材44について、図2から図4を用いて説明する。
支持部材44は、高い摺動性を有する弾性樹脂材料で形成されている。支持部材44は、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)材で形成されている。図2に示すように、支持部材44は、台座44a、円筒部44b、フック部44c、及び、切り欠き44dを有している。
台座44aは、円板状をなしており、支持部材44の下部に設けられている。円筒部44bは、台座44aの上面に設けられている。この円筒部44bの先端には、複数の切り欠き44dを形成することで、複数のフック部44cが形成されている。図2は、円筒部44bの先端に、6つの切り欠き44dをその周方向に略等間隔で形成することにより、6つのフック部44cを有する例を示している。
フック部44cは、円筒部44bの径方向外側又は内側に向けて、弾性変形が可能となっている。また、フック部44cの先端は、径方向外側に向けて突出するフック形状に形成されている。このため、フック部44cは、支持部材44が貫通孔42bに挿入されたときに、段差部42cに対して、係止可能となっている。
切り欠き44dは、フック部44cが円錐部11cの傾斜に合わせて変形するために十分な幅を有している。各切り欠き44dの幅の総和は、支持部材44の内周の3分の1を占めている。
これに対して、シャフト11は、円錐部11c及びストッパ面11dを有している。円錐部11cとストッパ面11dとは、連続して形成されている。
円錐部11cは、回転規制部11bの下端側に形成されている。この円錐部11cの外周面は、外径が、支持部材44の貫通孔42bへの差し込み方向側に向かうに従って、徐々に小さくなる、傾斜面となっている。その円錐部11cにおける外周面の傾斜角度は、シャフト11の軸心に対して、20度以上25度以下となっている。この傾斜角度は、支持部材44を貫通孔42bに挿入するときに必要な、フック部44cの変形量に応じて設定される。また、円錐部11cの軸方向長さは、段差部42cの設置位置とOリング43の設置位置との間の長さよりも短い。
ストッパ面11dは、回転規制部11bの下面を構成している。このストッパ面11dは、シャフト11の軸心に対して直交する面となっている。シャフト11が下方に向けて移動する際、ストッパ面11dは、貫通孔42bに挿入されている支持部材44のフック部44cの先端と当接する。即ち、ストッパ面11dは、シャフト11のその一端側への移動を規制するストッパとして機能するものである。
従って、支持部材44を貫通孔42bに取り付ける場合には、先ず、シャフトハウジング41をモータハウジング21に固定する前に、シャフト11の回転規制部11bがガイド孔42aの下端に配置されるように、当該シャフト11を移動させる。なお、シャフト11の一端側には、予め、Oリング43が嵌合された支持部材44が取り付けられている。
次に、Oリング43と支持部材44とが、貫通孔42bに挿入される。このとき、支持部材44のフック部44cは、貫通孔42bの奥側において、段差部42cに当接する。続いて、図3に示すように、フック部44cは、弾性変形を利用して段差部42cに載り上がったときに、円錐部11c側に倒れ込み、その外周面に沿って移動する。そして、図4に示すように、フック部44cは、段差部42cを乗り越えた後、ストッパ面11dに当接する。このため、支持部材44の挿入が規制される。また、フック部44cは、段差部42cを乗り越えると、元の位置に戻り、その段差部42cに引っ掛かる。
よって、支持部材44は、貫通孔42bとの間で、Oリング43を保持しつつ、弾性変形を利用して、フック部44cを段差部42cに引っ掛けることができる。
以上、実施の形態1に係るアクチュエータ10は、シャフト11の軸方向に延びる貫通孔42bと、貫通孔42bにOリング43を介して取り付けられ、シャフト11を軸方向に移動可能に支持し、弾性樹脂材料で形成される円筒状の支持部材44と、貫通孔42bから径方向内側に向けて突出する段差部42cと、支持部材44に形成され、径方向外側に向けて突出するフック形状を有し、段差部42cに係止するフック部44cとを備える。このため、アクチュエータ10は、シャフト11を軸方向に移動可能に支持する支持部材44がOリング43を介して取り付けられる貫通孔42bに、振動又は熱変形が発生しても、支持部材44の貫通孔42bからの脱落を防止することができる。
アクチュエータ10においては、シャフト11は、外径が、支持部材44の貫通孔42bへの差し込み方向側に向かうに従って、徐々に小さくなる円錐部11cを有する。この円錐部11cは、段差部42cに載り上がったときのフック部44cの弾性変形を受ける。このため、アクチュエータ10においては、各フック部44cの弾性変形が一様となり、支持部材44の取り付けが容易に行われる。
アクチュエータ10においては、円錐部11cの軸方向長さは、段差部42cの設置位置とOリング43の設置位置との間の長さよりも短い。このため、アクチュエータ10においては、シャフト11と支持部材44とは、シャフト11の移動域で、常に互いに密着することができる。
アクチュエータ10においては、円錐部11cの外周面の傾斜角度は、シャフト11の軸心に対して、20度以上25度以下である。このため、フック部44cは、適切な変形量で弾性変形することができる。
アクチュエータ10においては、支持部材44は、周方向において、フック部44cと切り欠き44dとを交互に複数備える。このため、周方向において隣接するフック部44c同士は、弾性変形しても、接触することは無い。
アクチュエータ10においては、各切り欠き44dの幅の総和は、支持部材44の内周の3分の1を占める。このため、フック部44cは、弾性変形及び係止するための剛性を保持することができる。
アクチュエータ10においては、支持部材44を形成する弾性樹脂材料は、ポリテトラフルオロエチレンである。このため、支持部材44は、高い摺動性を有することができる。
なお、本開示はその開示の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
本開示に係るアクチュエータは、振動又は熱変形が発生しても、支持部材の貫通孔からの脱落を防止することができ、アクチュエータ等に用いるのに適している。
10 アクチュエータ、11 シャフト、11a 雄ねじ部、11b 回転規制部、11c 円錐部、11d ストッパ面、12 モータ、13 シャフト支持部材、14 外装部材、20 固定子、21 モータハウジング、22 マグネット、23 ヨーク、24 ブラシ、25,26 軸受け、30 回転子、31 ロータコア、32 コイル、33 整流子、34 ロータシャフト、34a 雌ねじ部、41 シャフトハウジング、42 シャフトガイド部材、42a ガイド孔、42b 貫通孔、42c 段差部、43 Oリング、44 支持部材、44a 台座、44b 円筒部、44c フック部、44d 切り欠き、51 位置センサ、52 センサ用マグネット、53 センサシャフト、54 コネクタ。

Claims (6)

  1. シャフトの軸方向に延びる貫通孔と、
    前記貫通孔にOリングを介して取り付けられ、前記シャフトを軸方向に移動可能に支持し、弾性樹脂材料で形成される円筒状の支持部材と、
    前記貫通孔から径方向内側に向けて突出する段差部と、
    前記支持部材に形成され、径方向外側に向けて突出するフック形状を有し、前記段差部に係止するフック部とを備え
    前記シャフトは、外径が、前記支持部材の前記貫通孔への差し込み方向側に向かうに従って、徐々に小さくなる円錐部を有し、
    前記円錐部は、前記段差部に載り上がったときの前記フック部の弾性変形を受ける
    ことを特徴とするアクチュエータ。
  2. 前記円錐部の軸方向長さは、前記段差部の設置位置と前記Oリングの設置位置との間の長さよりも短い
    ことを特徴とする請求項1記載のアクチュエータ。
  3. 前記円錐部の外周面の傾斜角度は、前記シャフトの軸心に対して、20度以上25度以下である
    ことを特徴とする請求項1記載のアクチュエータ。
  4. 前記支持部材は、周方向において、前記フック部と切り欠きとを交互に複数備える
    ことを特徴とする請求項1記載のアクチュエータ。
  5. 各切り欠きの幅の総和は、前記支持部材の内周の3分の1を占める
    ことを特徴とする請求項4記載のアクチュエータ。
  6. 前記支持部材を形成する弾性樹脂材料は、ポリテトラフルオロエチレンである
    ことを特徴とする請求項1記載のアクチュエータ。
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